JP4546728B2 - ハンドピースを備えたジェットインゼクタ - Google Patents
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Description
薬剤を送給する代わりの方法が開発されてきた。1つの既知の方法は針無しインゼクタを使用して薬剤を送給することである。針無しインゼクタは小さなオリフィスを通る薬剤の強力で高圧の噴射を提供することにより薬剤を送給し、このオリフィスは薬剤の微細な流れを高速でオリフィスから出させて、薬剤が皮膚及び皮下の組織へ侵入するのを許容する。
世界の健康産業において、動物及び人間のある病気を防ぎ、撲滅するために、安全で、経済的で、高作業量の注射装置の要求がある。
図2はインゼクタ10の概略を示す。エネルギユニット12は調整器24に接続されたガスシリンダ22を有することができる。1つの実施の形態においては、ガスシリンダ22は再使用可能な二酸化炭素缶である。1つの実施の形態においては、調整器24はガス圧力を50ないし120psiに規制する。エネルギユニット12は規制され圧縮された空気又は他のガスをパワーユニット14へ提供する。これはコンプレッサ26(図3)又は予め充填されたシリンダにより達成することができる。コンプレッサ26は携帯式又は静止式とすることができる。携帯式のコンプレッサ26を使用した場合、バッテリー又は交流パワー接続が電力(図示せず)を供給する。可変量のガスを保持するために種々の寸法のガスシリンダ22を使用することができる。1つの実施の形態においては、ガスシリンダ22は液体二酸化炭素を保持する。
エネルギユニット12は パワーユニット14へエネルギを供給する。エネルギユニット12をパワーユニット14に接続するためにホース28を使用することができる。1つの実施の形態においては、エネルギユニット12とパワーユニット14との間のホースの長さはほぼ300mmである。
パワーユニット14は増幅器30と、空気分配装置32とを有する。増幅器30は供給瓶18からの薬剤を薬剤ユニット16に充填し、薬剤ユニット16からハンドピース20へ薬剤を分配するために薬剤ユニット16を加圧するように空気エネルギを液圧圧力に変換する。図4に示すように、増幅器30は再充填バネ38に接続されたパワーピストン36を有することができる。増幅器30により生じた圧力は調整器34(図2)を使用することにより可変の被験体寸法に適応するように変えることができる。一層高い作動圧力は薬剤を一層深く一層迅速に運ぶ。一層小さな圧力は投薬を一層浅く注射する。図4の増幅器30は組立て可能増幅器として使用することができる。図5は本発明の増幅器30の別の実施の形態を示す。図5の増幅器は所定の使用寿命として設計された使い捨て増幅器30とすることができる。
空気分配装置32は増幅器30に対して出入りする空気流を供給し、制御する。図6に示すように、ガスは供給ライン40を通って調整器34(図2)から空気分配装置32内へ進行し、最初に2つの位置を有する3方向パイロット弁42又は通気弁50へ入る。位置1においては、パイロット弁42はマフラー46を介して増幅器30から大気へ空気を排出する。位置2においては、パイロット弁42は増幅器30への出口ライン44へ空気を解放する。装置が加圧されていないとき、圧縮空気は、再充填量を制御する狭い通路52を通って、供給ライン40からパイロット室48内へ進行する。パイロット室48内のガスは通気弁50により制御される。通気弁50は増幅器30内のパワーピストン36の運動により機械的に起動される。
インゼクタ10が加圧されるとき、通気弁50が閉じ、調整器34からの空気はパイロット弁42へ進行する。インゼクタ10が加圧されるときにはパイロット弁42は第2の位置にあり、空気を増幅器30内のパワーピストン36の後側に導く。パワーピストン36が注射後にそのストロークの端部に到達したときには、パイロット弁42には圧力が残らず、パイロット弁42を第1の位置へ変更させ、増幅器30からの空気がマフラー46から排出されるのを許容する。次いで、通気弁50が閉じ、3方向パイロット弁42が第2の位置へ開いて、空気を増幅器30へ進行させる。
次いで、増幅器30は薬剤ユニット16に接続し、図1に示すように薬剤ユニット16と一体になることができる。薬剤ユニット16は薬剤ユニット16内で薬剤の運動を制御するピストンロッド76を有する。薬剤ユニット16は供給瓶18に取付けられるか又は接続される。供給瓶18は入口チューブ80及び標準の通気スパイク組立体(図示せず)を介して薬剤ユニット16に接続された普通の容積の薬剤瓶18とすることができる。代わりに、可撓性の薬剤小袋(図示せず)を利用することができ、この場合、不通気スパイク組立体のみが必要である。特定の薬剤のための専用の接続を提供するため、及び、薬剤が不良インゼクタ10と一緒に使用されないことを保証するために、通気スパイク組立体を修正することが可能である。
図7に示すように、薬剤ユニット16は入口チューブ80から薬剤を受け取るための入口弁82と、薬剤ユニット16から出てハンドピース20の高圧ホース68内へ入る薬剤の流れを制御するための出口弁84とを有する。ピストンロッド76により一端で閉じられた高圧室86は、薬剤ユニット16を充填した後で注射前に薬剤を貯蔵するために入口弁82と出口弁84との間に位置する。高圧室86の寸法は種々の投薬量に適応するように調整することができる。1つの実施の形態においては、高圧室86の直径は8mmであり、高圧ホース68の直径は2mmである。1つの実施の形態においては、高圧室86は被験体へ2mlの投薬量の薬剤を推進させるように寸法決めされる。
1つの実施の形態においては、薬剤ユニット16及び増幅器30のそれぞれのピストンロッド76、36は1つのユニットとして両方向(充填及び推進)へ移動する。例えば、圧力が空気分配ユニット32から増幅器30のピストン36に適用されたとき、薬剤ユニット16のピストン76もまた高圧室86内で引き戻され、供給瓶18からの薬剤を高圧室86内へ引き込ませ、注射のための加圧を生じさせる。インゼクタ10の起動時に、ピストンロッド76及びピストン36が解放されて、高圧室86内で加圧された薬剤を、出口弁84を通して、ハンドピース20への高圧ホース68内へ強制送給する。1つの実施の形態においては、高圧ホース68は10,000psi又はそれ以上の圧力能力を有する。更に別の実施の形態においては、薬剤ユニット16とハンドピース20との間に位置する高圧ホース68は1300mm±20mmの長さである。図8、9は本発明の薬剤ユニット16の別の実施の形態を示し、ここでは、入口弁82及び出口弁84は異なる形態で位置する。
図10は本発明のハンドピース20の一つの実施の形態を示す。ハンドピース20は本体88及びコア90を有する。本体88は開端96及び閉端98を備えたハウジング94を有する。本体88のハウジング94内に少なくとも部分的に位置するコア90は高圧ホース68を介して薬剤ユニット16に接続する。1つの実施の形態においては、ホース68はステンレス鋼で作られる。ハンドピース20の本体88は本体88内でのコア90の回転を阻止するためにハンドピース20の本体88上でホース68を位置決めするチャンネル99を有することができる。コア90はノズルナット92により適所に保持されたノズル102を備えた末端100と、基端106(図11)とを有する。全体のコア90は、ノズル102が注射すべき被験体に接触した場合にのみインゼクタ10が起動するように、ハウジング94内で摺動することができる。1つの実施の形態においては、異物がハウジング94へ入るのを阻止するためにベローズシール(図示せず)を利用することができる。
ノズル102はノズルナット92の末端に位置することができ、被験体内へ薬剤を解放するオリフィス104を有する。注射すべき薬剤の速度はオリフィス104の直径を変えることにより又は高圧室86内の圧力を変えることにより制御することができる。1つの実施の形態においては、オリフィス104は0.2−0.36mmの直径を有する。別の実施の形態においては、ノズル102はルビーオリフィス104を含む。
ノズル102の前面は組織表面を有することができる。例えば、図10に示す1つの実施の形態においては、ノズル102はスカラップ形にした表面を有する。スカラップ形のノズルは、ノズル102と被験体との間に相対運動が存在しないのを保証するように設計することができる。接種したり注射液を運動する被験体へ与えたりする試みを行う場合、これは特に重要である。1つの実施の形態においては、保護キャップ(図示せず)がノズル102を覆って、被験体からのごみや血液がオリフィス104を通してハンドピース20へ入るのを阻止する。
図11ないし13に示すように、コア90は更に薬剤ユニット16からハンドピース20への及びそこから出て被験体への薬剤の解放を制御するようにコア90内に位置する弁組立体110を有する。弁組立体110は前方のシールプラグ138と、針組立体118(図13)と、ボールロック組立体120(図12)と、後方のハウジングプラグ140とを有する。図12に示すように、ボールロック組立体120はコア90の基端106におけるボタン116と、前方のセパレータ128と、第1のボール係止体130と、中央のコアピン131と、第2のボール係止体132と、主バネ134と、複数の偏倚バネ144とを有する。ボールロック組立体120はボール係止フレーム129を介してコア90に取付けられる。主バネ134は前方のセパレータ128とボール係止フレーム129との間に位置する。
針組立体118はノズルナット92と前方のセパレータ128(図11)との間に位置する。コア90内での針組立体118の横方向運動はハンドピース20からの薬剤の解放を制御する。図13に更に詳細に示す針組立体118は、コア90のインサートスリーブ126内に収容された前方部分122と後方部分124とを有する。後方部分124は前方のセパレータ128に当接する。インゼクタ10が起動していないときは、前方部分は前方のシールプラグ138のサドル142に当接する。針組立体118は針組立体118を開くために加圧されねばならない加圧室146、148を有することができる。前方のシールプラグ138は、針組立体118が開いたときに、高圧ホース68からオリフィス104への薬剤のための出口を提供する。
針組立体118は高圧室86内の圧力を感知するように設計される。高圧室86が十分に加圧されていない場合(例えば、高圧室86が十分に定量供給されていない場合)、加圧室146、148は加圧されず、針組立体118は高圧ホース68からコア90への薬剤の通過を遮断し、薬剤を解放するようには開かない。針組立体118が高圧室86内で十分なレベルの圧力を感知したとき、針組立体118は高圧ホース68からハンドピース20を通ってノズル102から出る薬剤のための通路を提供する。
加圧室146、148が高圧ホース68から供給された液圧圧力により加圧された場合に、ボールロック組立体120の運動が針組立体118の開閉を制御する。ノズル120が被験体に対して押し付けられたときは、コア90はハウジング94の閉端98の方へ移動して、ボールロック組立体120のボタン116を後方のハウジングプラグ140に接触させ、ボタン116を押圧する。ボタン116は押し引きボタンコア概念により後方のハウジングプラグ140に接触する。図11−13に示す実施の形態においては、コア90はボタン116を後方のハウジングプラグ140内へ押し込む。後方のハウジングプラグ140に対しボタン116が押圧されると中央のコアピン131を末端100の方へ前方に移動させて、前方のボール係止体130がボール係止フレーム129内へ解放されるのを許容する。前方のボール係止体130の解放により、前方のセパレータ128が針組立体118の後方部分124を押している液圧圧力のためコア90の基端106の方へ移動することができる。ピン131が末端100に向かってストロークの端部に到達したとき、偏倚バネ144が中央のピン131を基端16の方へ後方に移動させ、第2のボール係止体132を解放し、ボタン116、前方のセパレータ128及び中央のピンが互いから独立に運動するのを許容する。コア90の基端106の方への後方部分124の運動は、針組立体118の前方部分122をサドル142から離れるように基端106の方へ移動させる。前方部分122がサドル142から離れるように移動したとき、薬剤はシールプラグ138を通って流れ、オリフィス104から出ることができる。
中央のピン131、前方のセパレータ128及びボタン116が独立に動く限り、インゼクタ10は再度起動できない。薬剤の流れは、加圧室146、148内の圧力が臨界レベル(ほぼ2000psi)以下に低下するまで、針弁118から出続ける。圧力がこのレベルに達すると、主バネ134は、前方部分122がシールプラグ138に到達するまで、前方のセパレータ128を針組立体118の後方部分124へ末端に向かって押し込み、オリフィス104への経路を閉じる。針組立体118の前方部分122がサドル142に当接した後、第1のボール係止体130がその初期の位置に再係合する。ハンドピース20が注射している患者から解放されたとき、ボールロック組立体120内の偏倚バネ144が解放され、第2のボール係止体132が係止位置へ戻る。ボタン116が再度解放されるまで、第1のボール係止体130は再度開くことができない。
上述したように、ボールロック組立体120は摺動するコア90でボタン116を押すことにより、作動する。代わりに、ボールロック組立体118はピンを引っ張ること(コアの引張り)により作動するように設計できる。コアの引っ張りにおいては、全体のコア90は運動しない。代わりに、コア90はベイル又はプッシュロッド(図示せず)でコア組立体から延びるピンに接続されたインゼクタ10の前部において摺動リングを有することができる。
インゼクタ10はハンドピース20が適正に保持された場合にのみ作動するように設計することができる。インゼクタ10は、注射液を被験体に与えるためには、ハンドピース20を被験体に対して押し付けねばならないように、設計することができる。正しい量の力は、インゼクタ10が薬剤を被験体内へ発射するのを可能にする。例えば、図11ないし13に示すように、摺動コア90は、ハンドピース20が被験体に対して保持されない場合に、薬剤の注入を阻止するための少なくとも1つのレベルの安全部として作用する。別の実施の形態においては、少なくとも1つの他の安全部が含まれ、この場合、インゼクタ10は、操作者がインゼクタ10の作動を許容するために安全部136(図10)を押さえつけることを要求することができ、このため、使用者がハンドピース20を落とした場合、インゼクタ10は発射しない。例えば、図11に示すように、安全部136は、インゼクタ10が使用されていない場合に、ボタン116の運動を邪魔するために本体88のハウジング94の外部からハウジング94の内部内へ延びる。操作者がインゼクタ10を使用する準備が整ったとき、操作者は安全部136を解放して、ボタン116の摺動運動を許容する。更に別の実施の形態においては、オン/オフ安全部をハンドピース20に含ませることができる。
ハンドピース20は被験体内への注射に適した任意の形状をとることができる。ハンドピース20のデザインは図面に示す実施の形態に制限されることを意図するものではない。1つの実施の形態においては、ハンドピース20は繰り返しの手運動及び疲れを最小化し、左手又は右手の操作に適する人間工学デザインを有する。人間工学のハンドピース20は使用を容易にするために操作者の手にフィットするように設計される。1つの実施の形態においては、ハンドピース20は各注射サイクルを計数するカウンタ(図示せず)を有することができる。カウンタは再設定可能なもの又は再設定不能なものとすることができる。
図示しない1つの実施の形態においては、インゼクタ10は右手又は左手での使用に適する調整可能なチョッキ内で組立てられ、貯蔵される。チョッキはすべての寸法及び身長の使用者に対して心地よい着装及び重量分布を保証するように設計することができる。チョッキは背部分に取付けられた2つの胸ストラップ及び腰部分を有することができる。チョッキは更に胸ストラップ及び腰部分を操作者に固定することができる。チョッキは更に増幅器30、ガスシリンダ22、任意の寸法の供給瓶18、マーカー、グローブ及び他の材料を収容するためのポケットを有することができる。当業者なら、個々の素子を収容するために任意の数のポケットを本発明と一緒に利用できることを認識できよう。更に、これらのポケットはチョッキ上の任意の位置に配置することができる。1つの実施の形態においては、1つのポケットは供給瓶18を保持するために各胸ストラップ上に位置し、2つのポケットは増幅器30及びガスシリンダ22を保持するために腰部分上に位置する。チョッキはまた、ハンドピース20を保持するクリップを有することができる。これに限定されないが、任意の形式のファスナー(ボタン、ジッパー、ひも等)により締結できる衣類に似たワンピースのチョッキ又は上述したものではあるがたった1つの胸ストラップを備えたチョッキを含む、任意の形式のチョッキが考えられる。
作動において、本発明のインゼクタ10は多数の作用を遂行できる。第1に、操作者は供給瓶18を薬剤ユニット16に取付ける。供給瓶18を接続すると、パワーユニット14は作動装置圧力に自動的に設定する。空気分配装置32のパイロット弁42は増幅器30のパワーピストン36に圧力を供給し、薬剤ユニット16の高圧室86を加圧する。高圧室86が500psi以上に加圧された後、操作者は被験体に近づくことができる。操作者は自分の手にハンドピース20を持って安全部136を解除し、所定の最小の力でハンドピース20を被験体に対して押し付ける。1つの実施の形態においては、所定の最小の力は2psiである。しかし、所定の最小の力は調整することができる。高圧室86内の圧力が作動圧力となり、ノズル102が操作者により被験体内へ押し付けられたとき、コア90はボタン116に圧力を供給し、中央のピン131を運動させ、第1のボール係止体130を係合解除する。サドル142に対して針組立体118の前方部分122を保持する力が解放され、針組立体118が開く。針組立体118が開くと、高圧室86内の薬剤は薬剤ユニット16の出口弁84を通り、高圧ホース68を通り、針組立体118を通って、オリフィス104から出るように流れることができる。
高圧室86内の流体が逃げると、空気分配装置32によりパワーピストン36が駆動され、それは注射中に高圧室86内に圧力を維持する。高圧室86内の圧力が最小圧力以下に落ちるまで、パワーピストン36は前方へ動き続けて所定量の薬剤を分配する。これは、パワーピストン36がストロークの端部に到達し、増幅器30内のパワーバネ38により後方へ押されるように引き戻しを開始するときに、生じる。高圧室86内の圧力が典型的には500psiである最小圧力以下に落ちるまで、弁組立体110は開き続ける。1つの実施の形態においては、針組立体118はほぼ100−200ミリ秒だけ開き続ける。高圧室86及び加圧室146、148内の圧力が最小以下に低下した後、針組立体118に対する主バネ134の力が室86、146、148内の最小圧力に打ち勝ち、ノズル102が被験体に対して押し付けられているか否かに拘わらず、閉じる。ハンドピース20は被験体の皮膚から取り外され、弁組立体110がリセットする。パワーピストン36が次の注射のためにその初期の位置へ戻ると、所定量の薬剤が供給瓶18から薬剤ユニット16へ引き出され、高圧室86が再び加圧され、インゼクタ10は次の注射の準備が整う。高圧室86内の圧力が最小圧力以下の場合、被験体に対するノズルナット92の押圧は弁組立体110を開かせない。その理由は、主バネ134の力が最小圧力に勝ち続けるからである。
次の例はいかなる方法でも制限されないものと解釈すべきである、本発明の方法及び装置を示す。
例1
次の研究の目的は、皮下注射による伝統的な注射と針無し注射装置との間の接種により生じる血清学的な応答、組織の反応及び一般的な健康関連安全性を比較するためのものである。
材料及び方法
2つの離乳した豚のグループを研究し、試験1及び試験2として指定した。豚は血を抜き取られ、名札を付けられ、入れ墨を入れられ、4−5週間の年齢で処理グループ(針無し、針有り、無制御)に無秩序に割り当てられた。皮下針注射に対して、ワクチンの筋肉内の埋蔵を保証するために18ゲージ×5/8インチ(約15.88mm)(第1の接種)又は1インチ(約25.4mm)(第2及び第3の接種)の針を使用した。針は少なくとも6匹の豚毎に変えた。針無し注射については、後の表1に記載したインゼクタを利用した。
豚は2回の投薬量の商業用マイコプラズマ・ヒョニューモニエ(Mycoplasmahyopneumoniae)(RespiSure(登録商標名)Pfizer Aminal Health)ワクチンを5−6週間の年齢で及びその後2週間後再度接種し、商業用擬似狂犬病ウイルスワクチン(PrVac+(登録商標名)Pfizer Aminal Health)を9−10週間の年齢で接種した。第2のマオコプラズマ接種後11−13日及びPRV接種後23−25日で血液サンプルを収集した。
安全評価については、豚の体重を定期的に測り、各接種の2日後に及び各出血時に注射箇所を観察し、触診した。更に、注射箇所を屠殺で完全に解剖した。統計学上の意義を決定するためにデータの相違を分析した。
血清学的なデータを表2に示す。接種前は、すべての豚はマイコプラズマ・ヒョニューモニエ及びPRVに対して血清反応陰性であった。注射の形式の拘わらず、接種した豚の血清学的反応は抑制豚よりも大幅に大きかった(P<0.05)。いずれかの接種により生じた血清学的反応に関して2つの注射形式間で差は無かった。
屠殺での注射箇所の評価は、3つの処置グループのいずれにおいても豚における注射箇所での傷害を示さなかった。3つの処置間で重量増加の差は無かった。
単一で例示的な実施の形態を参照して本発明を説明し、本発明を実施するために考えられる最良の形態を示し、説明したが、当業者なら、特に述べた以外のこの実施の形態の構造及び構成についての修正又は変更を達成できること、並びに、このような修正が本発明の全体の要旨内にあると考えるべきであることを理解すべきである。更に、本出願人に係る次の継続中の特許出願はあたかもここで完全に明らかにされたかのようにその全体を参照としてここに組み込まれることを理解すべきである:米国特許出願第09/685,499号;PCT/US00/41122号;米国特許出願第09/685,633号;PCT/US00/27991号;米国特許出願第09/717,548号;PCT/US00/32186号;米国特許出願第09/717,559号;PCT/US00/32187号;2001年10月12日に出願された米国仮特許出願第60/329,082号;及び2002年10月11日に出願された「針無し注射のための自動使い捨て特徴を備えた万能保護キャップ」という名称の米国特許出願第 号(代理人ドケット番号02033941)各明細書。
Claims (15)
- 被験体に薬剤を投与するためのジェットインゼクタにおいて、
本体を有するハンドピースと;
上記ハンドピースへ高圧で薬剤を供給するために当該ハンドピースに流体連通し、高圧室を有する薬剤ユニットと;
上記高圧室内に高圧を生じさせるように上記薬剤ユニットに接続され、増幅器及び空気分配装置を有するパワーユニットと;
ガス供給源を有し、上記パワーユニットの上記空気分配装置へガスを供給するエネルギユニットと;
を有し、
前記ハンドピースへ供給される高圧の薬剤は、薬剤を被験体に注射するためのジェットを生じさせるのに充分な圧力であることを特徴とするインゼクタ。 - 上記薬剤ユニットに連通する供給瓶を更に有し、上記供給瓶が当該薬剤ユニットへ薬剤を供給することを特徴とする請求項1に記載のインゼクタ。
- 上記ハンドピースが更に、上記薬剤ユニットから当該ハンドピースへの薬剤の解放を制御する弁組立体を有することを特徴とする請求項1に記載のインゼクタ。
- 上記弁組立体は、上記薬剤ユニット内の圧力に応じて薬剤の通路を開閉する針組立体、及び、当該針組立体の開閉動作を制御するボールロック組立体を有し、
上記ボールロック組立体の解除が上記ハンドピースから薬剤を解放するための上記針組立体の運動を提供することを特徴とする請求項3に記載のインゼクタ。 - 上記ボールロック組立体は、ボタンが作動するときに当該ボールロック組立体を解除させるボタンを有することを特徴とする請求項4に記載のインゼクタ。
- 上記ボールロック組立体が更に第1のボール係止体と、主バネと、第2のボール係止体とを有し、上記第1のボール係止体が上記主バネの解放を制御し、上記第2のボール係止体が上記インゼクタの再起動を制御することを特徴とする請求項5に記載のインゼクタ。
- 上記針組立体の運動が上記薬剤ユニットから上記ハンドピースへの薬剤の解放を制御することを特徴とする請求項4に記載のインゼクタ。
- 上記ハンドピースが更に上記ボタンに連通する安全部を有し、上記安全部が係合したとき、当該ボタンが上記ボールロック組立体を解除できないことを特徴とする請求項5に記載のインゼクタ。
- 前記ハンドピースは更にコアを有し、
上記コアが被験体に対して押し付けられたとき、当該コアが上記ボタンに接触することを特徴とする請求項5に記載のインゼクタ。 - 上記ハンドピースが上記弁組立体を開くために上記ボタンを押すように形状づけられることを特徴とする請求項9に記載のインゼクタ。
- 上記ハンドピースが上記弁組立体を開くために上記ボタンを引っ張るように形状づけられることを特徴とする請求項9に記載のインゼクタ。
- 薬剤を動物に針を使用することなく送給するためのキットにおいて、
ハンドピースと;
上記ハンドピースへ高圧で薬剤を供給するために当該ハンドピースに流体連通する薬剤ユニットであって、当該ハンドピースへ供給される高圧の薬剤は薬剤を動物に注射するためのジェットを生じさせるのに充分な圧力であり、高圧室を有する薬剤ユニットと;
上記高圧室内に高圧を生じさせるように上記薬剤ユニットに接続されたパワーユニットと;
ガスシリンダを有し、上記パワーユニットへガスを供給するエネルギユニットと;
上記ハンドピース、供給瓶、上記パワーユニット又は上記エネルギユニットのうちの少なくとも1つを保持するように形状づけられた少なくとも1つのポケットを有するチョッキと;
を有することを特徴とするキット。 - 上記チョッキが上記供給瓶、上記パワーユニット及び上記エネルギユニットの各々を保持するための少なくとも3つのポケットを有することを特徴とする請求項12に記載のキット。
- 上記チョッキが更に少なくとも1つの背中部分及び少なくとも1つの腰部分に接続された少なくとも1つの胸ストラップを有することを特徴とする請求項12に記載のキット。
- 上記チョッキが更に上記ハンドピースを保持するように形状づけられたクリップを有することを特徴とする請求項12に記載のキット。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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