JP4546016B2 - データ通信システム、データ通信方法およびデータ通信プログラム - Google Patents

データ通信システム、データ通信方法およびデータ通信プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機や小型のパーソナルコンピュータ等を総称した情報端末に対して外部装置から任意のデータを伝送するデータ通信システム、データ通信方法およびデータ通信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants)あるいは小型のパーソナルコンピュータ等の小型の情報端末は持ち運びに便利であり、一般に広く使用されている。このような装置は、たとえば机上に置かれている固定型のパーソナルコンピュータ等の外部装置で作成した文書あるいはスケジュール表等のデータをコピーすることで、外出先でもこれらの文書あるいはデータを統一的に管理したり利用することができる。そこで、外部装置からこの種の情報端末にデータを転送することが従来から一般的に行われている。
【0003】
従来から行われているこのような通信技術の代表的なものとして、シリアル通信技術とパラレル通信技術を挙げることができる。ここでシリアル通信技術とは、データをシリアルデータとして通信する技術であり、通信に必要な接続線の数が最低1本で足りるものである。このシリアル通信技術は一般にコンピュータ機器を接続する方法の1つとして広く使用されている。このシリアル通信技術では、送信するデータをディジタル値に変換して、変換後のディジタル値を1ビットごとに直列に送るようにしている。直列に送られる信号を伝達する媒体は電気信号に限らない。たとえば電気信号を光の信号に変換して、光ファイバで伝送することは光通信の分野で広く使用されている。
【0004】
図19は、このような従来のデータ通信システムの一例を示したものである。
第1の情報端末101と第2の情報端末102は、それぞれ各種の制御を行う中央演算装置111と、これに対して各種操作を行う第1〜第Nの操作ボタン1121〜112Nを備えた操作デバイス113と、操作内容等の各種情報を表示する表示装置114と、中央演算装置111に所定の制御を行わせるための制御プログラムやこの制御の結果得られたデータ等の格納を行う記憶装置115と他の情報端末とデータの送受信を行うための送受信装置116とを備えている。第1の情報端末101と第2の情報端末102のそれぞれの送受信装置116の間には、送信用と受信用の一対のデータを伝送するためのシリアル通信ケーブル117が配置されている。
【0005】
第1の情報端末101と第2の情報端末102のそれぞれの送受信装置116には、シリアル通信ケーブル117によって送受信されるデータの処理を行うための図示しないシリアルインターフェース回路が配置されている。このようなシリアルインターフェース回路の規格については、米国電子工業会(EIA)が制定した規格「EIA-232-D/E」に基づいている。
【0006】
次にパラレル通信技術について説明する。パラレル通信技術とは、一方から他方に通信する際に必要な接続線の本数を複数本にして信号を送信できるようにした技術である。パラレル通信技術では、送信するデータをデジタル値に変換する点でシリアル通信技術と同様であるが、得られたデジタル値の各ビットを複数本の接続線に割り当てることで並列に伝送する点がシリアル通信技術と異なっている。代表的なパラレル通信技術として、情報端末とプリンタインターフェースの間を接続するパラレル通信接続の技術がある。
【0007】
図20はこのような情報端末とプリンタインターフェースの間を接続するパラレル通信接続によるデータ通信システムの一例を示したものである。情報端末131はその内部構成がその送受信装置141を除いて図19に示した第1の情報端末101あるいは第2の情報端末102と同一なので、これらの部分には図19に記したと同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。外部装置132の方は、送受信装置141と演算装置143および各種検出を行うセンサ144から構成されている。情報端末131と外部装置132のそれぞれの送受信装置141の間には、ストローブ信号やビジィ信号を通信する制御線146と、たとえば8ビットの通信データをパラレルに伝送する所定本数のパラレル通信接続線147が配置されている。
【0008】
この図20に示した通信技術では、一対の制御線146の一方の一端が一方の送受信装置141のストローブ信号端子に接続されており、他端が他方の送受信装置141のビジィ信号端子に接続されている。また、制御線146の他方の一端が前記した他方の送受信装置141のストローブ信号端子に接続されており、他端が前記した一方の送受信装置141のビジィ信号端子に接続されている。このパラレル通信技術では、パラレル通信接続線147にパラレルに信号が送出されるが、その送出タイミングを判別するためにストローブ信号とビジィ信号が使用されるようになっている。
【0009】
図21は、パラレル通信におけるこのような信号送出タイミングを説明するためのものである。同図(a)は情報端末131の送受信装置141から送出される8ビットの通信データを示しており、時刻t1から時刻t6までこの通信データが出力されており、時刻t6経過後から時刻t7までその出力がオフ(信号がオール“0”)となっている。また、それ以後は通信データが再びオンとなっている。このように順にオン・オフを繰り返しながら8ビットの通信データが次々と送出されることになる。
【0010】
同図(b)はこの情報端末131の送受信装置141から出力されるストローブ信号の送出タイミングを表わしており、同図(c)は外部装置132側の送受信装置141から出力されるストローブ信号の送出タイミングを表わしている。
時刻t1に信号所定の通信データがパラレル通信接続線147に現われると、それよりも僅かに遅れた時刻t2から時刻t6の僅か手前のt5までの時間帯に、ストローブ信号が信号“1”となる(同図(b))。これにより、外部装置132側の送受信装置141は送受信装置141から8ビットの通信データが出力されていることを認識する。そして、時刻t2よりも僅かに遅れた時刻t3から時刻t5のわずか手前の時刻t4までの時間帯に、これに応答する形で、同図(c)に示すようにストローブ信号を情報端末131側に返送すると共に、外部装置132側で情報端末131から送られてきたデータを取り込むことになる。
【0011】
このように図21に示したパラレル通信の技術では、ストローブ信号とビジィ信号の状態に従って、情報端末131と外部装置132が送受信を切り替えることで、両者の間で通信を実現する。たとえば情報端末131の送受信装置141は、8ビットの通信データの出力をまず開始させてから、そのストローブ信号を信号“1”の状態に変化させる。そして、情報端末131は外部装置132からのビジィ信号としてのストローブ信号の出力開始を待ち、時刻t4の時点でビジィ信号が元の信号“0”の状態に戻ったら、情報端末131のストローブ信号も信号“0”に戻して通信を完了する。これ以後は同様にして次のデータの通信が開始されることになる。
【0012】
図22は、パラレル通信におけるこれとは反対に情報端末が外部装置から通信データを受信するタイミングを表わしたものである。この場合には、同図(b)に示すようにたとえば時刻t11に外部装置132から8ビットの通信データが出力される。外部装置132は通信データが出力されたことを情報端末131に知らせるために、この時刻t11から僅かに遅れた時刻t12から図22(c)に示すようにストローブ信号(ビジィ信号)を信号“1”に変化させる。
【0013】
情報端末131はストローブ信号(ビジィ信号)が信号“1”に変化したのを検出すると、通信データの取り込みを行うために時刻t13からそのストローブ信号を信号“1”に変化させる。そして、通信データの取り込みが終了すると、それ以後の時刻t14にストローブ信号を元の信号“0”の状態に戻す。外部装置132側は情報端末131側のストローブ信号が信号“0”に変化したのを検出し、同図(c)に示すように時刻時刻t14から僅かに経過した時刻時刻t15にそのストローブ信号(ビジィ信号)を信号“0”に変化させ、これから僅かに経過した時刻t16に8ビットの通信データの送出を停止させる(同図(b))。以下同様に外部装置132側は同図(b)に示すようにストローブ信号(ビジィ信号)の信号状態を切り替えながら、情報端末131側に8ビットの通信データの受信を行わせることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上、図19あるいは図21で第1の情報端末101と第2の情報端末102の間、あるいは、図20あるいは図22で情報端末131と外部装置132の間の通信を説明した。このような従来の通信手法を採用するデータ通信システムあるいはデータ通信方法では、ストローブ信号あるいはビジィ信号を用いて各種のデータの通信が可能である。しかしながら、送信装置側が比較的単純な信号しか送出できないような場合には、受信側は同様に単純な信号しか復元することができない。したがって、たとえばゲーム端末のように操作ボタンの数が限られているような装置を使用した場合には、比較的複雑なデータを通信することができないという問題があった。
【0015】
また、操作ボタンの押下情報を送信側から受信する受信側装置を有するデータ通信システムでは、その操作ボタンに予め対応している情報を復元するだけが可能であり、これ以外の一般的なデータを復元することができないという問題があった。
【0016】
そこで本発明の目的は、操作ボタンが限られていたり、操作ボタンに対応するデータのみを受信するような場合でも、複雑なデータあるいは一般的なデータを通信可能なデータ通信システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)外部装置の検出手段から出力される検出データを情報端末の入力手段に対応した第一の通信データへ変換する変換方法を記載した変換テーブルと、変換テーブルを用いて検出データを第一の通信データに変換する変換手段とを備えた外部装置と、(ロ)第一の通信データから検出データへの復元方法を記載した復元テーブルと、受信した第一の通信データから復元テーブルを用いて検出データを復元する復元手段とを備えた情報端末とを具備し、(ハ)外部装置の検出データを第一の通信データに変換して情報端末へ送信するデータ通信システムであることを特徴としている。
【0018】
請求項2記載の発明では、(イ)外部装置の検出手段から出力される検出データを入力手段に対応した第一の通信データへ変換する変換方法を記載した変換テーブルと、変換テーブルを用いて検出データを第一の通信データに変換する変換手段とを備えた外部装置と、(ロ)通信データを検出データへ復元する復元方法を記載した復元テーブルと、第一の通信データから復元テーブルを用いて検出データを復元する復元手段とを備えた情報端末とを具備し、(ハ)外部装置から情報端末へ第一の通信データと外部装置の入力手段から入力される第二の通信データを送信するデータ通信システムであることを特徴としている。
【0019】
請求項8記載の発明では、(イ)外部装置の検出手段から出力される検出データを情報端末の入力手段に対応した第一の通信データへ変換する変換方法を記載した変換テーブルを用いて検出データを第一の通信データに変換する変換ステップと、(ロ)変換ステップで外部装置の変換した第一の通信データを情報端末へ送信する送信ステップと、(ハ)第一の通信データから検出データへの復元方法を記載した復元テーブルを用いて、送信ステップで情報端末の受信した第一の通信データから検出データを復元する復元ステップとをデータ通信方法に具備させる。
【0020】
請求項9記載の発明では、(イ)外部装置の検出手段から出力される検出データを入力手段に対応した第一の通信データへ変換する変換方法を記載した変換テーブルを用いて検出データを第一の通信データに変換する変換ステップと、(ロ)第一の通信データから検出データへの復元方法を記載した復元テーブルを用いて、情報端末の受信した第一の通信データから検出データを復元する復元ステップと、(ハ)外部装置から情報端末へ第一の通信データと外部装置の入力手段から入力される第二の通信データを送信する送信ステップとをデータ通信方法に具備させる。
【0021】
請求項15記載の発明のデータ通信実行プログラムでは、コンピュータに、(イ)外部装置の検出手段から出力される検出データを情報端末の入力手段に対応した第一の通信データへ変換する変換方法を記載した変換テーブルを用いて検出データを第一の通信データに変換する変換処理と、(ロ)検出データへの復元方法を記載した復元テーブルを用いて、第一の通信データから検出データを復元するための第一の通信データを情報端末に送信する送信処理とを実行させることを特徴としている。
【0022】
請求項16記載の発明のデータ通信実行プログラムでは、コンピュータに、(イ)外部装置の検出手段から出力される検出データを情報端末の入力手段に対応した第一の通信データへ変換する変換方法を記載した変換テーブルを用いて検出データを第一の通信データに変換する変換処理と、(ロ)検出データへの復元方法を記載した復元テーブルを用いて、第一の通信データから検出データを復元するための第一の通信データと外部装置の入力手段から入力される第二の通信データを情報端末に送信する送信処理とを実行させることを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】
【0038】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0039】
第1の実施例
【0040】
図1は本発明の第1の実施例におけるデータ通信システムの構成を表わしたものである。この図1で図19あるいは図20と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
【0041】
本実施例のデータ通信システムは、情報端末201と、これにデータを送出する外部装置202によって構成されている。情報端末201は、各種の制御を行う中央演算装置111と、これに対して各種入力操作を行う第1〜第Nの操作ボタン1121〜112Nを備えた操作デバイス113と、操作内容等の各種情報を表示する表示装置114と、中央演算装置111に所定の制御を行わせるための制御プログラムやこの制御の結果得られたデータ等の格納を行う記憶装置211と、外部装置202から送られてきたデータを受信する受信装置212と、データを復元するために用意された復元テーブル213と、この復元テーブル213と接続されデータの復元を行う復元装置214とを備えている。復元装置214も中央演算装置111と接続されている。
【0042】
一方、外部装置202は、各種入力操作を行う第1〜第Mの操作ボタン2211〜221Mを備えた入力装置222と、この入力装置222の入力データを変換する変換装置223を備えている。ここで数値Mは数値Nと共に整数であるが、両者は同じ値でも異なった値でもよい。変換装置223はセンサ224の出力する検出データを変換テーブル225を用いて、データ変換するようになっている。変換後のデータは送信装置226に入力され、ここから接続ケーブル231を介して情報端末201側の受信装置212に送られるようになっている。
【0043】
図2は、図1に示した情報端末と外部装置の接続状態の外観を表わしたものである。情報端末201は液晶あるいは有機EL(Electro luminescence)ディスプレイ等から構成される表示装置を前面に比較的大きな面積比で配置したゲーム端末であり、手で把持することができるサイズである。この情報端末201は第1〜第4の操作ボタン1121〜1124を配置した十字キー241と、第5〜第9の操作ボタン1125〜1129を同じく前面に配置している。
【0044】
情報端末201と接続ケーブル231によって着脱自在に接続された外部装置202は、本実施例でゲーム端末のコントローラであり、同じく手に持って操作することができるサイズである。この外部装置202は、第1〜第4の操作ボタン2211〜2214を配置した十字キー243と、第5〜第9の操作ボタン2215〜2219を上面に配置している。すなわち、この第1の実施例では数値Nと数値Mが共に数値“9”として等しい値となっている。
【0045】
図3は、本実施例の情報端末の操作の原理を説明するためのものである。情報端末の表示装置114の画面左下近傍の位置Aにはカーソル251が位置している。このカーソル251を、画面中央よりも僅かに上の位置Bまで移動させることを考える。この場合に、第1〜第9の操作ボタン1121〜1129を備えた操作デバイス113を順に次のように操作することによって、位置Bに到達させるものとする。具体的には、まず右水平方向(以下、方向aという。)に単位長だけカーソル251を動かし、次に上方向(以下、方向bという。)に単位長だけカーソル251を動かし、更に方向aおよび方向bに単位長だけ動かして、最後に左水平方向(以下、方向cという。)に単位長だけカーソル251を動かす。
【0046】
このような操作を行う場合に、移動方向を十字キー241の各方向に対応させる。具体的には、方向aの単位長の移動を第2の操作ボタン1122に対応付け、方向bの単位長の移動を第1の操作ボタン1121に対応付け、方向cの単位長の移動を第4の操作ボタン1124に対応付けるものとする。この場合には、次の▲1▼〜▲5▼の順に操作デバイス113を操作することによって、位置Aのカーソル251を位置Bまで移動させることができる。
【0047】
▲1▼第2の操作ボタン1122の押下、▲2▼第1の操作ボタン1121の押下、▲3▼第2の操作ボタン1122の押下、▲4▼第1の操作ボタン1121の押下、▲5▼第4の操作ボタン1124の押下。
【0048】
本実施例のように情報端末201と外部装置202を接続ケーブル231によって接続し(図2参照)、かつ外部装置202側にも情報端末201に対応する入力装置222を備えたとする。この場合には、上記したようなカーソル251の移動を外部装置202側の操作で同様に行うことができる。これを更に一般化して考えると、外部装置側の入力装置222を予め取り決めた約束に従って操作することで、接続ケーブル231によって接続された情報端末201に任意のデータの送信が可能になる。
【0049】
今、外部装置内のセンサ224の出力する検出データを情報端末201側に送信する場合を考える。センサ224は任意の数値データを発生するものとする。
発生した数値データは、変換装置223(図1参照)によって、入力装置222を構成する第1〜第9の操作ボタン2211〜2219の押下信号に変換されるようになっている。
【0050】
図4は、本実施例の変換装置に組み込まれた変換テーブルの内容を表わしたものである。本実施例では入力装置222を第1〜第9の操作ボタン2211〜2219で構成している。このため、変換テーブル225を構成するデータは8種類の数字を使用する8進数の表記に従う。したがって、第1の操作ボタン2211は8進数の数字“0”に対応し、以下同様にして第8の操作ボタン2218が8進数の数字“7”に対応する。第9の操作ボタン2219は、8進数表記でデータを構成する際の区切り文字として使用する。
【0051】
例えば、外部装置内のセンサ224(図1参照)の出力としての数値データが10進数表記で▲1▼“5201”、▲2▼“670”、▲3▼“496”と順に変化したものとする。これらは8進数表記で▲1▼“12121”、▲2▼“1236”、▲3▼“760”にそれぞれ対応する。図1で示した変換装置223は、センサ224の出力する10進数で表わされる数値データを、図4に示した変換テーブル225を使用してそれぞれ8進数データに変換する。そして、通信データとして情報端末201側に送信する場合には、データの先頭と末尾ならびに一区切りの数字の間に区切り文字を追加する。今、第1〜第9の操作ボタン2211〜2219の押下信号をそれぞれB1〜B9と表わすと、10進数表記で▲1▼“5201”、▲2▼“670”、▲3▼“496”と順に変化した信号は次の図5のように表わされる。ただし、上の段が8進数表記であり、これらに対応した下の段が送信装置226が送出する押下信号である。
【0052】
送信装置226が送出する押下信号は、図1に示した接続ケーブル231を介して情報端末側の受信装置212で受信される。受信装置212は受信した通信データを中央演算装置111に引き渡す。
【0053】
図6は、情報端末側の中央演算装置の処理の様子の一例を示したものである。
中央演算装置111は記憶装置211の所定の領域に格納された制御プログラムを実行することで受信データを図2に示した表示装置114に表示する等の各種制御を行うようになっている。このような中央演算装置111は図1に示した受信装置212が通信データを受信するのを待機している(ステップS301)。
通信データが受信されると(Y)、これを8進数の数値データに復元して記憶装置211の一次記憶用の領域に一旦格納する(ステップS302)。そして、外部装置202からの通信データの送信終了が区切り文字の検出によって判明したら(ステップS303:Y)、記憶装置211の一次記憶用の領域から通信データを読み出して復元装置214に順次引き渡す(ステップS304)。なお、通信データの送信終了は、区切り文字の検出後に次の8進数の数字の押下信号が所定時間以上到来しないことをもって判別してもよいし、通信システムによっては区切り文字をたとえば複数回連続して押下したときに通信が終了するものと取り決めてもよい。
【0054】
復元装置214による復元が完了したら(ステップS305:Y)、復元済みのデータを記憶装置211の表示用の一次格納領域に格納する(ステップS306)。そして、中央演算装置111はその内容をたとえば10進数表記で表示装置114に表示することになる(ステップS307)。表示装置114がそのような表示制御を行うものであってもよい。また、表示装置114内に表示用のメモリが存在するような場合には、復元済みのデータをこの表示用のメモリに直接格納するようにしてもよい。
【0055】
第2の実施例
【0056】
図7は、本発明の第2の実施例におけるデータ通信システムの機器構成を表わしたものである。第2の実施例のデータ通信システムは、情報端末401と、これにデータを送出する外部装置402とによって構成されている。本実施例の情報端末401は携帯電話機で構成されている。すなわち情報端末401は、ヒンジ部分403を中心に折り畳み自在に配置された上部筐体404と下部筐体405から構成されている。上部筐体404には、その中央に表示装置411が配置されている。また、下部筐体405には入力装置412が配置されている。入力装置412は、各種操作を行う第1〜第Mの操作ボタン4131〜413Mで構成されている。外部装置402は、コネクタ415をその端部から突出させており、これを携帯電話機の後位インターフェース部416に着脱自在に装着するようになっている。
【0057】
なお、本実施例のデータ通信システムも基本的な構成は先の第1の実施例のデータ通信システムと変わらない。そこで、図1に示したシステム構成で同一部分については、第2の実施例でもこれを適宜使用して説明を行う。ただし、混同を避けるために図1に示した構成部品を第2の実施例で使用する際には、これらを表わす数字の後に符号Aを付加することにする。
【0058】
図8および図9は、本実施例の情報端末の入力装置のボタン構成を具体的に示したものである。このうち図8はこれらのボタンの名称を示したものであり、図9は各ボタンの表面に刻印されている文字を表わしている。図8に示すように本実施例の入力装置412は、第1〜第20の操作ボタン4131〜41320と、1つの4方向ボタン41321とによって構成されている。ここで、4方向ボタン41321のみが上下左右4方向に押下方向を選択でき、4つのボタンで構成されている。このため、本実施例で操作ボタンの数を表わす数値Mは“24”となる。
【0059】
後位インターフェース部416(図7)を介して情報端末401に接続できる外部装置402は、最大で“24”種類の押下信号を発生することによって、24個の操作ボタンからなる入力装置412と同等の通信が可能になる。外部装置402の内部には図1で示したセンサ224Aが内蔵されている。今、入力装置412側の17個の操作ボタンに対応させて外部装置402から得られた数値データを情報端末201側に送信する場合を考える。
【0060】
図10はデータ通信に使用できる17個の操作ボタンの例を示したものであり、図12はこの例の変換テーブルの内容を示したものである。この例では第1〜第16の操作ボタン4131〜41316および第18の操作ボタン41318に対応させて、16進数で表わすデータ通信を行うものとする。図12に示すように、第1〜第16の操作ボタン4131〜41316は、16進数の“0”から“F”に順に対応している。第18の操作ボタン41318は、区切り文字に対応している。
【0061】
今、センサ224Aの出力する数値データが10進数表記で▲1▼“5201”、▲2▼“670”、▲3▼“496”と順に変化したものとする。これらは16進数表記で▲1▼“1451”、▲2▼“29E”、▲3▼“1F0”にそれぞれ対応する。外部装置402は、これらの数値データを変換装置223A(図1参照)で変換テーブル225A(図12)を用いて第1〜第16の操作ボタン4131〜41316および第18の操作ボタン41318に対応した押下信号に変換する。そしてこれを後位インターフェース部416を介して情報端末401側に送信する。今、第1〜第16および第18の操作ボタン4131〜41316および41318の押下信号をそれぞれB1〜B16およびB18と表わすと、16進数表記で▲1▼“1451”、▲2▼“29E”、▲3▼“1F0”と順に変化した信号は次の図11のように表わされる。ただし、上の段が16進数表記であり、これらに対応した下の段が第1〜第16の操作ボタン4131〜41316および第18の操作ボタン41318を表わした押下信号からなる通信データである。
【0062】
送信装置226Aが送出するこのような通信データは、図1に示した接続ケーブル231Aを介して情報端末側の受信装置212Aで受信される。受信装置212Aは受信した通信データを中央演算装置111Aに引き渡す。
【0063】
第1の実施例で使用した図6を用いて情報端末401側の中央演算装置111Aの処理の様子を説明する。中央演算装置111Aは受信装置212A(図1参照)が通信データを受信するのを待機している(ステップS301)。通信データが受信されると(Y)、これを16進数の数値データに復元して記憶装置211Aの一次記憶用の領域に一旦格納する(ステップS302)。そして、外部装置402からの通信データの送信終了が区切り文字の検出によって判明したら(ステップS303:Y)、記憶装置211Aの一次記憶用の領域から通信データを読み出して復元装置214Aに順次引き渡す(ステップS304)。なお、通信データの送信終了は、区切り文字の検出後に次の押下信号が所定時間以上到来しないことをもって判別してもよいし、通信システムによっては区切り文字が複数回連続して送られてきたときに通信が終了するものと取り決めてもよい。
【0064】
復元装置214Aによる復元が完了したら(ステップS305:Y)、復元済みのデータを記憶装置211Aの表示用の一次格納領域に格納する(ステップS306)。そして、中央演算装置111Aはその内容をたとえば10進数表記で表示装置411に表示することになる(ステップS307)。表示装置411がそのような表示制御を行うものであってもよい。また、表示装置411内に表示用のメモリが存在するような場合には、復元済みのデータをこの表示用のメモリに直接格納するようにしてもよい。
【0065】
第2の実施例の第1の変形例
【0066】
次に第2の実施例の第1の変形例として、入力装置412の24個の操作ボタンの一部が特定の機能のために予約されている場合の外部装置402からのデータ通信について説明する。この第1の変形例のデータ通信システムでは、第2の実施例の場合と同様に外部装置402が第1〜第20の操作ボタン4131〜41320と4方向ボタン41321とによって24個の操作ボタンを実現しており、これらの押下信号を発生することができる。そして、図1に示した後位インターフェース部416を介して情報端末401側にこの通信データを送信することができるものとする。
【0067】
なお、この第1の変形例のデータ通信システムも基本的な構成は先の第1の実施例のデータ通信システムと変わらない。そこで、図1に示したシステム構成で同一部分については、この変形例でもこれを適宜使用して説明を行う。ただし、混同を避けるために図1に示した構成部品をこの変形例で使用する際には、これらを表わす数字の後に符号Bを付加することにする。
【0068】
図13は、第1の変形例における情報端末の入力装置でデータ通信のために有効となる操作ボタンを示したものである。入力装置412のハッチングを施していない第2、第4、第5、第6、第8、第19および第20の7個の操作ボタン4132、4134、4135、4136、4138、41319および41320が、特定の機能の実現のために予約されている。ハッチングを施した残りの第1、第3、第7、第9〜第18の操作ボタン4131、4133、4137、4139〜41318および4方向ボタン41321が、データ通信に使用される押下情報となる。
【0069】
図14は、第1の変形例における変換テーブルを示したものである。変換テーブル225Bは、“0”から“F”までの16進数のデータと区切り文字をデータ通信に使用できる17個の操作ボタンの押下情報に変換するようにしている。
この変形例でも、センサ224Bの出力する数値データが10進数表記で▲1▼“5201”、▲2▼“670”、▲3▼“496”と順に変化したものとする。これらは16進数表記で▲1▼“1451”、▲2▼“29E”、▲3▼“1F0”にそれぞれ対応する。外部装置402は、これらの数値データを変換装置223B(図1参照)で変換テーブル225B(図14)を用いて第1、第3、第7、第9〜第18の操作ボタン4131、4133、4137、4139〜41318および4方向ボタン41321に対応した押下信号に変換する。そしてこれを後位インターフェース部416を介して情報端末401側に送信する。今、第1、第3、第7、第9〜第18の操作ボタン4131、4133、4137、4139〜41318の押下信号をそれぞれB1、B3、B7、B9〜B18と表わし、4方向ボタン41321の上、下、左、右をそれぞれBU、BD、BL、BRと表わすと、16進数表記で▲1▼“1451”、▲2▼“29E”、▲3▼“1F0”と順に変化した信号は次の図15のように表わされる。ただし、上の段が16進数表記であり、これらに対応した下の段が第1、第3、第7、第9〜第18の操作ボタン4131、4133、4137、4139〜41318および4方向ボタン41321を表わした押下信号からなる通信データである。
【0070】
送信装置226Bが送出するこのような通信データは、図1に示した接続ケーブル231Bを介して情報端末側の受信装置212Bで受信される。受信装置212Bは受信した通信データを中央演算装置111Bに引き渡す。
【0071】
第1の実施例で使用した図6を用いて情報端末401側の中央演算装置111Bの処理の様子を説明する。中央演算装置111Bは受信装置212B(図1参照)が通信データを受信するのを待機している(ステップS301)。通信データが受信されると(Y)、これを16進数の数値データに復元して記憶装置211Bの一次記憶用の領域に一旦格納する(ステップS302)。そして、外部装置402からの通信データの送信終了が区切り文字の検出によって判明したら(ステップS303:Y)、記憶装置211Bの一次記憶用の領域から通信データを読み出して復元装置214Bに順次引き渡す(ステップS304)。なお、通信データの送信終了は、区切り文字の検出後に次の押下信号が所定時間以上到来しないことをもって判別してもよいし、通信システムによっては区切り文字が複数回連続して送られてきたときに通信が終了するものと取り決めてもよい。
【0072】
復元装置214Bによる復元が完了したら(ステップS305:Y)、復元済みのデータを記憶装置211Bの表示用の一次格納領域に格納する(ステップS306)。そして、中央演算装置111Bはその内容をたとえば10進数表記で表示装置411に表示することになる(ステップS307)。表示装置411がそのような表示制御を行うものであってもよい。また、表示装置411内に表示用のメモリが存在するような場合には、復元済みのデータをこの表示用のメモリに直接格納するようにしてもよい。
【0073】
このように第1の変形例では、情報端末401が予め他の用途に予約されている操作ボタンを除いた14個の操作ボタン4131、4133、4137、4139〜41318および4方向ボタン41321の押下情報を用いることにしている(ただし、4方向ボタン41321を4個のボタンとして数えると17個)。したがって、情報端末401本来の入力操作と干渉することなく、外部装置402のセンサ224Bが出力する情報を得ることができる。このため、センサ224Bが出力する情報を表示装置411に表示することが可能になる。
【0074】
第2の実施例の第2の変形例
【0075】
次に第2の実施例の第2の変形例として、入力装置412の24個の操作ボタンの多くが特定の機能のために予約されている場合の外部装置402からのデータ通信について説明する。この第2の変形例のデータ通信システムでは、第2の実施例の場合と同様に外部装置402が第1〜第20の操作ボタン4131〜41320と4方向ボタン41321とによって24個の操作ボタンを実現しており、これらの押下信号を発生することができる。そして、図1に示した後位インターフェース部416を介して情報端末401側にこの通信データを送信することができるものとする。
【0076】
なお、この第2の変形例のデータ通信システムも基本的な構成は先の第1の実施例のデータ通信システムと変わらない。そこで、図1に示したシステム構成で同一部分については、この変形例でもこれを適宜使用して説明を行う。ただし、混同を避けるために図1に示した構成部品をこの変形例で使用する際には、これらを表わす数字の後に符号Cを付加することにする。
【0077】
図16は、第2の変形例における情報端末の入力装置でデータ通信のために有効となる操作ボタンを示したものである。入力装置412のハッチングを施している第13、第15、第16および第18の操作ボタン41313、41315、41316、41318のみが、データ通信に使用される押下情報となる。これ以外の操作ボタン4131〜41312、41314、41317、41319〜41320および4方向ボタン41321は、情報端末401の入力操作用として予約されており、これらを使用してデータ通信を行うことはできない。
【0078】
図17は、第2の変形例における変換テーブルを示したものである。変換テーブル225Cは、“0”から“D”までの14進数のデータと区切り文字をデータ通信に使用できる4個の操作ボタン41313、41315、41316、41318の単独あるいは複数の組み合わせによる15種類の押下情報に変換するようにしている。この変形例でも、センサ224Cの出力する数値データが10進数表記で▲1▼“5201”、▲2▼“670”、▲3▼“496”と順に変化したものとする。これらは14進数表記で▲1▼“1C77”、▲2▼“35C”、▲3▼“276”にそれぞれ対応する。外部装置402は、これらの数値データを変換装置223C(図1参照)で変換テーブル225C(図17)を用いて第13、第15、第16および第18の操作ボタン41313、41315、41316、41318に対応した押下信号に変換する。そしてこれを後位インターフェース部416を介して情報端末401側に送信する。今、第13、第15、第16および第18の操作ボタン41313、41315、41316、41318の押下信号をそれぞれB13、B15、B16、B18と表わし、同時に押下した場合に発生する押下信号を(B13)+(B15)のように表わす。この場合、14進数表記で▲1▼“1C77”、▲2▼“35C”、▲3▼“276”と順に変化した信号は次の図18のように表わされる。ただし、上の段が14進数表記であり、これらに対応した下の段が第13、第15、第16および第18の操作ボタン41313、41315、41316、41318を表わした押下信号からなる通信データである。
【0079】
送信装置226Cが送出するこのような通信データは、図1に示した接続ケーブル231Cを介して情報端末側の受信装置212Cで受信される。受信装置212Cは受信した通信データを中央演算装置111Cに引き渡す。
【0080】
第1の実施例で使用した図6を用いて情報端末401側の中央演算装置111Cの処理の様子を説明する。中央演算装置111Cは受信装置212C(図1参照)が通信データを受信するのを待機している(ステップS301)。通信データが受信されると(Y)、これを14進数の数値データに復元して記憶装置211Cの一次記憶用の領域に一旦格納する(ステップS302)。そして、外部装置402からの通信データの送信終了が区切り文字の検出によって判明したら(ステップS303:Y)、記憶装置211Cの一次記憶用の領域から通信データを読み出して復元装置214Cに順次引き渡す(ステップS304)。なお、通信データの送信終了は、区切り文字の検出後に次の押下信号が所定時間以上到来しないことをもって判別してもよいし、通信システムによっては区切り文字が複数回連続して送られてきたときに通信が終了するものと取り決めてもよい。
【0081】
復元装置214Cによる復元が完了したら(ステップS305:Y)、復元済みのデータを記憶装置211Cの表示用の一次格納領域に格納する(ステップS306)。そして、中央演算装置111Cはその内容をたとえば10進数表記で表示装置411に表示することになる(ステップS307)。表示装置411がそのような表示制御を行うものであってもよい。また、表示装置411内に表示用のメモリが存在するような場合には、復元済みのデータをこの表示用のメモリに直接格納するようにしてもよい。
【0082】
このように第2の変形例では、情報端末401が予め他の用途に予約されている操作ボタンを除いた4個の操作ボタン41313、41315、41316、41318の押下情報を用いることにしている。したがって、情報端末401本来の入力操作と干渉することなく、外部装置402のセンサ224Cが出力する情報を得ることができる。このため、センサ224Cが出力する情報を表示装置411に表示することが可能になる。
【0083】
なお、実施例および変形例では8進数、14進数あるいは16進数を使用して数値データの通信を行ったが、これ以外の数値の進数表示を使用して通信を行うことが可能であることはいうまでもない。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1、請求項2、請求項8、請求項9、請求項15および請求項16記載の発明によれば、情報端末が第一の通信データしか受け取れないような場合でも、復元テーブルを用意するだけで検出データを再現させることができる。したがって、ゲーム端末や携帯電話機等の各種端末を用いてこれらが本来使用するデータ以外のデータを受信させ、表示させる等によって各種の用途に供させることができる。
【0085】
また、請求項4、請求項11および請求項18記載の発明によれば、情報端末に備えられているボタンのうちデータ通信以外の用途に割り当てられたボタンを送信データの通信のために使用するので、情報端末をボタン操作している場合でもデータを競合なく受信することができる。
【0086】
更に、請求項6、請求項13あるいは請求項20記載の発明によれば、送信データとして数値データを扱うので、外部センサ等の出力を情報端末に表示させたり、情報端末を介してこれらを他の装置に伝送するといったことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ通信システムの構成を表わしたシステム構成図である。
【図2】第1の実施例の情報端末と外部装置の接続状態の外観を表わした平面図である。
【図3】第1の実施例の情報端末の操作の原理を示した原理図である。
【図4】第1の実施例の変換テーブルの内容を表わした説明図である。
【図5】第1の実施例で8進数表記と押下信号の対応関係を示した説明図である。
【図6】第1の実施例で情報端末側の中央演算装置の処理の様子を表わした流れ図である。
【図7】本発明の第2の実施例におけるデータ通信システムの機器構成を表わした平面図である。
【図8】第2の実施例における情報端末の入力装置のボタンの名称を示した説明図である。
【図9】第2の実施例における情報端末の入力装置の各ボタンの表面に刻印されている文字を表わした平面図である。
【図10】第2の実施例でデータ通信に使用できる17個の操作ボタンを示した入力装置の平面図である。
【図11】第2の実施例で16進数表記と押下信号の対応関係を示した説明図である。
【図12】第2の実施例における変換テーブルの内容を示した説明図である。
【図13】第1の変形例における情報端末の入力装置でデータ通信のために有効となる操作ボタンを示した平面図である。
【図14】第1の変形例における変換テーブルを示した説明図である。
【図15】第1の変形例で16進数表記と押下信号の対応関係を示した説明図である。
【図16】第2の変形例における情報端末の入力装置でデータ通信のために有効となる操作ボタンを示した平面図である。
【図17】第2の変形例における変換テーブルを示した説明図である。
【図18】第2の変形例で14進数表記と押下信号の対応関係を示した説明図である。
【図19】従来のデータ通信システムの一例を示したブロック図である。
【図20】情報端末とプリンタインターフェースの間を接続するパラレル通信接続によるデータ通信システムの一例を示したブロック図である。
【図21】従来のパラレル通信における信号送出タイミングを示した説明図である。
【図22】従来のパラレル通信における情報端末が外部装置から通信データを受信するタイミングを示した説明図である。
【符号の説明】
111 中央演算装置
112、221、413 操作ボタン
113 操作デバイス
114 表示装置
201、401 情報端末
202、402 外部装置
211 記憶装置
213 復元テーブル
214 復元装置
222、412 入力装置
223 変換装置
224、224A、224B、224C センサ
225、225A、225B、225C 変換テーブル
416 後位インターフェース部

Claims (21)

  1. 検出手段を備えた外部装置と情報端末で通信データを通信するデータ通信システムにおいて、前記検出手段より出力される検出データを前記情報端末の有する入力手段に対応した押下情報へ変換する変換方法を記載した変換テーブルと、前記変換テーブルを用いて前記検出データを前記押下情報に変換する変換手段と、
    前記押下情報を伝送するために前記通信データを送信する送信手段とを備えた前記外部装置と、
    前記通信データを受信する受信手段と、
    前記押下情報から前記検出データへの復元方法を記載した復元テーブルと、受信した前記押下情報から前記復元テーブルを用いて前記検出データを復元する復元手段とを備えた前記情報端末とを具備し、
    前記外部装置の前記検出データを前記押下情報に変換し、前記押下情報を伝送するために前記通信データを前記情報端末へ送信することを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記外部装置はさらに、入力手段を備え、 前記外部装置の入力手段を操作した際の押下情報と前記外部装置の検出手段より出力される検出データから変換した押下情報を伝送するために前記通信データを前記情報端末へ送信することを特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 前記入力手段は、ボタンであり、前記情報端末と外部装置はデータ通信時に所定の伝送手段で接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ通信システム。
  4. 前記ボタンは、前記情報端末に備えられた複数のボタンのうちデータ通信以外の用途に割り当てられたボタンを除いたボタンであることを特徴とする請求項3記載のデータ通信システム。
  5. 前記復元テーブルおよび前記変換テーブルは、前記ボタンを単独あるいは複数組み合わせて入力される押下情報と数値データの対応が1対1でとられるものであることを特徴とする請求項3記載のデータ通信システム。
  6. 前記押下情報は、前記検出データについて前記入力手段により入力される入力情報を基数にし、前記入力情報を数字表記として利用し構成される進数に変換されたデータであることを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載のデータ通信システム。
  7. 前記検出データは数値を表わした数値データであることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれかに記載のデータ通信システム。
  8. 検出手段を備えた外部装置と情報端末で通信データを通信するデータ通信方法において、前記検出手段より出力される検出データを前記情報端末の入力手段に対応した押下情報へ変換する変換方法を記載した変換テーブルを用いて前記押下情報に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップで変換した前記押下情報を伝送するために前記通信データを前記情報端末へ送信する送信ステップと、前記情報端末で前記通信データを受信する受信ステップと、
    前記押下情報から前記検出データへの復元方法を記載した復元テーブルを用いて、前記前記押下情報から前記検出データを復元する復元ステップと、
    を具備することを特徴とするデータ通信方法。
  9. 前記外部装置はさらに入力手段を備え、 前記外部装置の入力手段を操作した際の押下情報と前記外部装置の検出手段より出力される検出データから変換した押下情報を伝送するために前記通信データを前記情報端末へ送信する送信ステップとを具備することを特徴とする請求項8記載のデータ通信方法。
  10. 前記入力手段は、ボタンであり、前記情報端末と外部装置はデータ通信時に所定の伝送手段で接続されていることを特徴とする請求項8または請求項9記載のデータ通信方法。
  11. 前記ボタンは、前記情報端末に備えられた複数のボタンのうちデータ通信以外の用途に割り当てられたボタンを除いたボタンであることを特徴とする請求項10記載のデータ通信方法。
  12. 前記復元テーブルおよび前記変換テーブルは、前記ボタンを単独あるいは複数組み合わせて入力される押下情報と数値データの対応が1対1でとられるものであることを特徴とする請求項10記載のデータ通信方法。
  13. 前記押下情報は、前記検出データについて前記入力手段により入力される入力情報を基数にし、前記入力情報を数字表記として利用し構成される進数に変換されたデータであることを特徴とする請求項8乃至請求項12いずれかに記載のデータ通信方法。
  14. 前記検出データは数値を表わした数値データであることを特徴とする請求項8乃至請求項12いずれかに記載のデータ通信方法。
  15. 検出手段を備えた外部装置と情報端末で通信データを通信するデータ通信実行プログラムにおいて、コンピュータに、
    前記検出手段より出力される検出データを前記情報端末の入力手段に対応した押下情報へ変換する変換方法を記載した変換テーブルを用いて前記押下情報に変換する変換処理と、
    前記外部装置から前記情報端末へ前記押下情報を伝送するために前記通信データを送信する送信処理と
    前記情報端末で前記通信データを受信する受信処理と
    前記検出データへの復元方法を記載した復元テーブルを用いて、前記押下情報から前記検出データを復元する復元処理とを実行させ、
    前記外部装置の前記検出データから変換した前記押下情報を伝送するために前記通信データを情報端末へ送信することを特徴とするデータ通信実行プログラム。
  16. 前記外部装置はさらに入力手段を備え、前記外部装置から前記情報端末へ前記入力手段を操作した際の押下情報と前記外部装置の検出手段より出力される検出データから変換した押下情報を伝送するために前記通信データを情報端末へ送信することを特徴とする請求項15記載のデータ通信実行プログラム。
  17. 前記入力手段は、ボタンであり、前記情報端末と外部装置はデータ通信時に所定の伝送手段で接続されていることを特徴とする請求項15または請求項16記載のデータ通信実行プログラム。
  18. 前記ボタンは、前記情報端末に備えられた複数のボタンのうちデータ通信以外の用途に割り当てられたボタンを除いたボタンであることを特徴とする請求項17記載のデータ通信実行プログラム。
  19. 前記復元テーブルおよび前記変換テーブルは、前記ボタンを単独あるいは複数組み合わせて入力される押下情報と数値データの対応が1対1でとられるものであることを特徴とする請求項17記載のデータ通信実行プログラム。
  20. 前記押下情報は、前記検出データについて前記入力手段により入力される入力情報を基数にし、前記入力情報を数字表記として利用し構成される進数に変換されたデータであることを特徴とする請求項15乃至請求項19いずれかに記載のデータ通信実行プログラム。
  21. 前記検出データは数値を表わした数値データであることを特徴とする請求項15乃至請求項19いずれかに記載のデータ通信実行プログラム。
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