JP4545676B2 - 光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非線形光学現象を利用し、光パルス列からスーパーコンティニュウム光を生成する光源装置に関する。
従来から、非線形光学現象を利用し、スーパーコンティニュウム光を生成する光源装置は、光周波数コムや超高密度波長多重分割装置等の光源装置として用いられている。
図8を用いて、特許文献1で開示される光源装置90を例に、従来の光源装置90について説明する。図8は、従来の光源装置90の概念図である。光源装置90は、光パルス発生器21、光増幅器23及び分散減少光ファイバー81を備える。
光パルス発生器21は、光増幅器23に接続する。光増幅器23は、分散減少光ファイバー81に接続する。
光パルス発生器21は、光パルス列を光増幅器23に出力する。光増幅器23は、光パルス列が非線形光学現象を発生する強度まで光パルス列を増幅する。非線形光学現象を発生する強度を有する光パルス列が入力されると、分散減少光ファイバー81は、分散減少光ファイバー81の非線形光学現象を利用しスーパーコンティニュウム光を生成する。
特開2004−163982号公報
光源装置90において、光パルス列が連続した状態なので、光パルス列の平均出力は、高い状態である。平均出力が高い光パルス列を増幅しても、光増幅器23は、光増幅器23内部での反転分布が減少して利得飽和が発生し、ピーク出力が高い光パルス列を得にくい。光増幅器23で利得飽和が発生すると、光源装置90は、非線形光学現象を発生する強度を有する光パルス列を得ることが難しくなる。よって、光源装置90は、利得飽和が発生する課題がある。
光源装置90は、前述したような利得飽和が発生しても高い出力が得られる高価な光増幅器23を備えるか又は複数の光増幅器23を直列に接続しないと、非線形光学現象を発生する強度を有する光パルス列を得ることが難しい。また、利得飽和によりピーク出力が高い光パルス列を得にくいので、光源装置90は、分散減少光ファイバー81を用いないと、スーパーコンティニュウム光を生成することができない。スーパーコンティニュウム光の生成効率を向上させる為に、分散減少光ファイバー81は、内部構造が長手方向に変化し、かつ、内部に応力が付与される特殊な加工が施された高価なものである。よって、光源装置90は、経済性が悪い課題がある。
前述した課題をまとめると、光源装置90は、増幅しようとする光パルス列の平均出力が高い為に、利得飽和が発生する課題がある。また、利得飽和が発生する為に、光源装置90は、高価な光増幅器23や分散減少光ファイバー81を用いる必要があり、経済性が悪くなる課題がある。
本発明は前記課題を解決する為になされたもので、経済性に優れ、効率が良い光源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、光パルス発生器、光シャッター、光増幅器及びスーパーコンティニュウム光を生成する光ファイバーを備える光源装置である。
具体的には、本願発明は、一定の時間間隔で光パルスが連続する光パルス列を出力する光パルス発生器と、前記光パルス発生器に接続され、前記光パルス列を遮蔽又は通過させ、一定の時間幅を有する複数の前記光パルス列を生成する光シャッターと、前記光シャッターに接続され、前記光シャッターを通過した前記光パルス列を増幅する光増幅器と、前記光増幅器に接続され、前記光増幅器で増幅した前記光パルス列からスーパーコンティニュウム光を生成する光ファイバーと、を備える光源装置である。
前記光シャッターは、一定の時間幅を有する前記複数の光パルス列を生成する。一定の時間幅を有することで、前記複数の光パルス列の平均出力は、低くなる。平均出力が低い前記複数のパルス列を増幅するので、前記光増幅器は、利得飽和が低減し、ピーク出力が高い前記光パルス列を容易に得ることができる。よって、前記光源は、高価で高出力な光増幅器を接続する必要はなく又は複数の光増幅器を直列に接続する必要はない。また、前記光パルス列のピーク出力が高いので、前記光源は、分散減少光ファイバーより安価な前記光ファイバーを備えることができる。従って、経済性に優れ、効率が良い光源装置を提供することを目的とする。
本願発明において、複数の前記光パルス列の繰返し時間間隔は、前記光パルス列の前記時間間隔より大きく、複数の前記光パルス列の時間幅は、前記光パルス列の前記時間間隔と前記繰返し時間間隔との間になることが好ましい。
複数の前記光パルス列の前記繰返し時間間隔が前記光パルス列の前記時間間隔より大きく、複数の前記光パルス列の時間幅が前記光パルス列の前記時間間隔と前記繰返し時間間隔との間になることで、前記光源装置は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置を提供することができる。
本願発明において、前記光パルス列の時間幅を前記光パルス列の繰返し時間間隔で除算した値が、1/10000以上、かつ、1/2以下であることが好ましい。
前記光パルス列の時間幅を前記光パルス列の繰返し時間間隔で除算した値が、1/10000未満となると、複数の前記光パルス列の間隔が大きくなりすぎる。複数の前記光パルス列の間隔が大きくなりすぎると、前記光パルス列の前記時間幅が大きくとれず、前記光パルス列に含まれる前記光パルスの数が少なくなる。前記光パルス列に含まれる前記光パルスの数が少なくなると、基準となる光周波数間隔の情報量が少なくなり、前記光源装置は、光スペクトルの品質が劣化したスーパーコンティニュウム光を生成することになる。また、前記光パルス列の時間幅を前記光パルス列の繰返し時間間隔で除算した値が、1/2を超えると、前記光パルス列の平均出力が高くなる。前記光パルス列の時間幅を前記光パルス列の繰返し時間間隔で除算した値が、1/10000以上、かつ、1/2以下であることで、前記光源装置は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置を提供することができる。
本願発明において、前記光増幅器は、希土類イオン添加型光ファイバー増幅器であることが好ましい。
前記希土類イオン添加型光ファイバー増幅器は、光ファイバーを用いた通信網で広く用いられている波長の光を増幅することができる。また、前記希土類イオン添加型光ファイバー増幅器は、増幅率が高く効率がよい。前記光増幅器が希土類イオン添加型光ファイバー増幅器であることで、前記光源装置は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置を提供することができる。
本願発明において、前記光ファイバーの零分散波長と前記光パルスの波長とが略等しいことが好ましい。
前記光ファイバーは、零分散波長で最も効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。前記光ファイバーの零分散波長と前記光パルスの波長が略等しいことで、前記光源装置は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置を提供することができる。
なお、前記光パルス列の時間間隔とは、当該光パルスが出力されてから直後の光パルスが出力されるまでの時間又は直前の光パルスが出力されてから当該光パルスが出力されるまでの時間の間隔をいう。
前記光パルス列の時間幅とは、光シャッターで複数の光パルス列が生成されている場合、当該光パルス列が生成されてから光シャッターで遮蔽されるまでの時間をいう。
前記光パルス列の繰返し時間間隔とは、光シャッターで複数の光パルス列が生成されている場合、当該光パルス列が生成されてから直後の光パルス列が生成されるまで時間又は直前の光パルス列が生成されてから当該光パルス列が生成されるまでの時間をいう。
本発明は、経済性に優れ、効率が良い光源装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものでない。
(実施の形態1)
本実施形態は、一定の時間間隔で光パルスが連続する光パルス列を出力する光パルス発生器と、前記光パルス発生器に接続され、前記光パルス列を遮蔽又は通過させ、一定の時間幅を有する複数の前記光パルス列を生成する光シャッターと、前記光シャッターに接続され、前記光シャッターを通過した前記光パルス列を増幅する光増幅器と、前記光増幅器に接続され、前記光増幅器で増幅した前記光パルス列からスーパーコンティニュウム光を生成する光ファイバーと、を備える光源装置である。
図1を用いて、本実施形態に係る光源装置10について説明する。図1は、光源装置10の概念図である。光源装置10は、光パルス発生器21、光シャッター22、光増幅器23及び光ファイバー24を備える。
光源装置10の構成について説明する。光パルス発生器21は、光パルスが連続する光パルス列を出力することができる。例えば、光パルス発生器21は、中心波長1550ナノメートル、時間間隔が10ピコ秒及び周波数間隔が25ギガヘルツの光パルス列を発生させてもよい。なお、光パルス列の中心波長、時間間隔及び周波数間隔は、上記に限定されるものではない。
光シャッター22は、光パルス発生器21に接続され、光パルス列を遮蔽又は通過させて複数の光パルス列を生成してもよい。例えば、光シャッター22としては、遮蔽板、偏光板若しくはプリズムを用いたMEMS型光シャッター又は液晶の性質を利用した液晶型光シャッターをあげることができる。
光増幅器23は、光シャッター22に接続され、光シャッター22を通過した光パルス列を増幅する。例えば、本実施形態において、光増幅器23は、40デシベルの増幅率を有するものである。なお、光増幅器23の増幅率は、上記に限定されるものではない。
光ファイバー24は、光増幅器23で増幅した光パルス列からスーパーコンティニュウム光を生成することができる。例えば、光ファイバー24としては、石英ガラス(SiO)を素材とし、零分散波長が本来の1300ナノメートル付近から1550ナノメートル付近に移された分散シフト光ファイバーをあげることができる。石英ガラスを素材とする光ファイバーのコアを大きくし、コアとクラッドの間の比屈折率を大きくすれば、1550ナノメートル付近に零分散波長を有する光ファイバー24を製造することができる。なお、光ファイバー24の零分散波長は、上記に限定されるものではない。
図1から図7を用いて、光源装置10が、経済性に優れる点について、スーパーコンティニュウム光を生成する過程に従って説明する。
図2は、一定の時間間隔71を有する光パルス列を示す概念図である。図2の縦軸は、光パルスの出力を示し、図2の横軸は、時間の経過を示す。図1の光パルス発生器21は、図2に示すような一定の時間間隔71で光パルスが連続する光パルス列を、図1の光シャッター22に出力する。
時間間隔71とは、当該光パルスが出力されてから直後の光パルスが出力されるまでの時間又は直前の光パルスが出力されてから当該光パルスが出力されるまでの時間の間隔をいう。言い換えると、図1の光パルス発生器21が光パルス列を構成する個々の光パルスを出力する時間の間隔となる。
図3は、一定の時間間隔71、繰り返し周期72及び時間幅73を有する光パルス列61a並びに61bを示す概念図である。図3の縦軸は、光パルスの出力を示し、図3の横軸は、時間の経過を示す。図1の光シャッター22は、光パルス列を遮蔽又は通過させ、図3に示す光パルス列61a及び61bを生成する。なお、光シャッター22が生成する光パルス列の数は、上記に限定されるものではない。
時間幅73とは、図1の光シャッター22で複数の光パルス列が生成されている場合、光パルス列61aが生成されてから光シャッター22で遮蔽されるまでの時間をいう。
繰り返し周期72とは、図1の光シャッター22で複数の光パルス列が生成されている場合、光パルス列61aが生成されてから光パルス列61bが生成されるまでの時間をいう。
図4は、図3の光パルス列61a及び61bのスペクトルを示す概念図である。図4の縦軸は、光パルスの出力を示し、図4の横軸は、周波数を示すものである。
図4において、光パルス列61aは、1/時間間隔71と等しい周波数間隔75、1/繰り返し周期72と等しい繰り返しパルス周波数77及び1/時間幅73と等しい周波数幅76を有する。
図5は、非線形光学現象を発生する強度まで増幅された光パルス列61a及び61bを示す概念図である。図5の縦軸は、光パルスの出力を示し、図5の横軸は、時間の経過を示す。
ピーク出力74とは、非線形光学現象を発生する強度まで増幅された光パルス列61a又は61bの最高出力をいう。
図3に示すような、一定の時間間隔71、繰り返し周期72及び時間幅73を有する光パルス列61a並びに61bを、図1の光増幅器23で非線形光学現象を発生する強度まで増幅する。すると、図5に示すように、光パルス列61a及び61bは、ピーク出力74を得ることができる。また、光パルス列が生成されていない時間があることで、光増幅器23は、光パルス列の平均出力を低くすることができる。光パルス列の平均出力が低くなると、光増幅器23は、利得飽和が発生しにくくなる。
図6は、光増幅器23の利得と出力の関係を示した図である。未利得飽和領域79は、光増幅器23で利得飽和が発生しにくい領域、利得飽和領域80は、光増幅器23で利得飽和が発生している領域である。図6は、光増幅器23の出力を高くする程、利得飽和が発生することが多くなることを示す。
図1の光増幅器23は、40デシベルの利得が得られれば、非線形光学現象を発生する強度まで光パルス列を増幅することができる。図6より、光増幅器23は、利得飽和が発生しにくい領域で光パルス列61a及び61bを増幅することができる。利得飽和が発生しにくいので、従来の光源装置90に比べ、光増幅器23は、光パルス列61a及び61bのピーク出力74を容易に高くすることができる。また、光源装置10は、高価で高出力な光増幅器を接続する必要はなく又は複数の光増幅器を直列に接続する必要はない。よって、光源装置10は、効率が良い。
また、光パルス列61a及び61bのピーク出力74が高いので、前述したような分散値を向上させる為の特殊な加工が施された分散減少光ファイバーが必要なく、光源装置10は、より安価な光ファイバー24を備えることができる。よって、光源装置10は、経済性に優れる。
図7は、スーパーコンティニュウム光を示す概念図である。図7の縦軸は、光パルスの出力を示し、図7の横軸は、周波数を示すものである。図1の光ファイバー24は、非線形光学現象を発生する強度を有する光パルス列からスーパーコンティニュウム光を生成することができる。
図7において、図1の光源装置10は、複数の光パルス列が、繰り返しパルス周波数77の周波数の間隔で、光周波数コム範囲78の周波数の範囲に繰り返し発生するようなスーパーコンティニュウム光を生成することができたことを示す。なお、図4に示す繰り返しパルス周波数77と図7に示す繰り返しパルス周波数77は、同じ値を有する。
従って、経済性に優れ、効率が良い光源装置を提供することができる。
本実施形態において、複数の前記光パルス列の繰返し時間間隔は、前記光パルス列の前記時間間隔より大きく、複数の前記光パルス列の時間幅は、前記光パルス列の前記時間間隔と前記繰返し時間間隔との間になることが好ましい。
図3に示すように、光パルス列61aの繰り返し周期72が、時間間隔71より大きく、光パルス列61aの時間幅73が、時間間隔71と繰り返し周期72との間になるように、光シャッター22は、光パルス列61a及び61bを生成してもよい。
光パルス列61a及び61bを光増幅器23で増幅させてから光ファイバー24に入射させると、光源装置10は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置を提供することができる。
本実施形態において、前記光パルス列の時間幅を前記光パルス列の繰返し時間間隔で除算した値が、1/10000以上、かつ、1/2以下であることが好ましい。
例えば、図3において、光パルス列61aの時間幅73を光パルス列61aの繰り返し周期72で除算した値が、1/10000未満となると、光パルス列61aと光パルス列61bとの間隔が大きくなりすぎる。光パルス列61aと光パルス列61bとの間隔が大きくなりすぎると、光パルス列61aと光パルス列61bとの時間幅73が大きくとれず、光パルス列61a及び61bに含まれる光パルスの数が少なくなる。光パルス列61a及び61bに含まれる光パルスの数が少なくなると、基準となる光周波数間隔の情報量が少なくなり、光源装置10は、光スペクトルの品質が劣化したスーパーコンティニュウム光を生成することになる。また、光パルス列61aの時間幅73を光パルス列61aの繰返し周期72で除算した値が、1/2を超えると、光パルス列61a及び61bの平均出力が高くなる。
そこで、光パルス列61aの時間幅73を光パルス列61aの繰り返し周期72で除算した値が、1/10000以上、かつ、1/2以下となるように、光シャッター22は、光パルス列61a及び61bを生成してもよい。
光パルス列61a及び61bを光増幅器23で増幅させてから光ファイバー24に入射させると、光源装置10は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置10を提供することができる。
本実施形態において、前記光増幅器は、希土類イオン添加型光ファイバー増幅器であることが好ましい。例えば、希土類イオンとしては、エルビウムを例示できる。
光増幅器23がエルビウム添加型光ファイバー増幅器であれば、光増幅器23は、波長が1550ナノメートル付近の光パルスを増幅させることができる。光ファイバーを用いた通信網において、波長が1550ナノメートルの光パルスは、広く用いられている。また、エルビウム添加型光ファイバー増幅器は、増幅率が高く効率がよい。光増幅器23がエルビウム添加型光ファイバー増幅器であれば、光源装置10は、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置10を提供することができる。
本実施形態において、前記光ファイバーの零分散波長と前記光パルスの波長とが略等しいことが好ましい。
光ファイバー24は、零分散波長で最も効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。例えば、図1の光ファイバー24の零分散波長を1550ナノメートル付近にすると、光ファイバーを用いた通信網で広く用いられる1550ナノメートルの波長を持つ光パルスから、効率よくスーパーコンティニュウム光を生成することができる。従って、効率が良い光源装置10を提供することができる。
本発明の光源装置は、光周波数コムや超高密度波長多重分割装置の光源として利用することができる。
本願発明の一の実施形態に係る光源装置の概念図である。 一定の時間間隔を有する光パルス列を示す概念図である。 一定の時間間隔、繰り返し周期及び時間幅を有する複数の光パルス列を示す概念図である。 複数の光パルス列のスペクトルを示す概念図である。 非線形光学現象を発生する強度まで増幅された複数の光パルス列を示す概念図である。 光増幅器の利得飽和領域を示した図である。 スーパーコンティニュウム光を示す概念図である。 従来の光源装置の概念図である。
符号の説明
10、90 光源装置
21 光パルス発生器
22 光シャッター
23 光増幅器
24 光ファイバー
61a、61b 光パルス列
71 時間間隔
72 繰り返し周期
73 時間幅
74 ピーク出力
75 周期数間隔
76 周波数幅
77 繰り返しパルス周波数
78 光周波数コム範囲
79 未利得飽和領域
80 利得飽和領域
81 分散減少光ファイバー

Claims (5)

  1. 一定の時間間隔で光パルスが連続する光パルス列を出力する光パルス発生器と、
    前記光パルス発生器に接続され、前記光パルス列を遮蔽又は通過させ、一定の時間幅を有する複数の前記光パルス列を生成する光シャッターと、
    前記光シャッターに接続され、前記光シャッターを通過した前記光パルス列を増幅する光増幅器と、
    前記光増幅器に接続され、前記光増幅器で増幅した前記光パルス列からスーパーコンティニュウム光を生成する光ファイバーと、を備える光源装置。
  2. 複数の前記光パルス列の繰返し時間間隔は、前記光パルス列の前記時間間隔より大きく、複数の前記光パルス列の時間幅は、前記光パルス列の前記時間間隔と前記繰返し時間間隔との間になることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光パルス列の時間幅を前記光パルス列の繰返し時間間隔で除算した値が、1/10000以上、かつ、1/2以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記光増幅器は、希土類イオン添加型光ファイバー増幅器であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光源装置。
  5. 前記光ファイバーの零分散波長と前記光パルスの波長とが略等しいことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光源装置。
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