JP4545153B2 - 真空にパッケージされたマイクロミラー配列素子およびその製造方法 - Google Patents

真空にパッケージされたマイクロミラー配列素子およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、パッケージされたマイクロミラー配列素子およびその製造方法に関する。この配列素子は、空間光変調器として用いられる。
電気力学的マイクロミラー素子は、空間光変調器(SLMs)としての応用があり、相当な関心をもたれている。空間光変調器は、かなりの数のマイクロミラー素子の配列素子を必要とする。一般に、空間変調素子は6万から数百万までの素子の数を必要とする。近年なされた著しい進歩にもかかわらず、電気力学的マイクロミラー素子の性能と製造分野にはまだまだ改良が必要である。
従来技術の初期の実施例は、米国特許第4,592,628号において開示されている。米国特許第4,592,628号は、基板上の光反射素子の配列素子について述べている。各々の素子は、中空の柱とそれに取り付けられた偏向可能な多角形のミラーを備えている。各々のミラーは、偏向可能な片もち梁として作用する。ミラーは、陰極線管からの電子線によって偏向する。米国特許第4,592,628号の図4は、陰極線管の真空にされた内部に入れられたマイクロミラー素子を示している。
第1世代のテキサス・インスツルメンツ社(TI)素子は、米国特許第4,662,746号に記載されている。マイクロミラーは、1つもしくは2つのヒンジによって懸架されている。1つのヒンジによって懸架される場合、マイクロミラーは片もち梁のようにまがる。2つのヒンジによって懸架される場合、マイクロミラーはねじり梁のようにまがる。アドレス電極はマイクロミラーの下に位置し、そして、アドレス回路はアドレス電極と同じ基板上にある。
第2世代のTI素子は、米国特許第5,583,688号に記載されている。第2世代のTI素子は、ねじりヒンジが反射ミラーと異なるレベルにある。米国特許第5,583,688号でさらに詳細に記載されているように、ミラーはミラー支持柱によって支持されており、それはヨークによってねじりヒンジに取り付けられている。米国特許第5,583,688号において、ミラーは、ミラーとアドレス電極間の静電力によって駆動される。ミラーの辺がアドレス電極に接触しないように素子は設計されている。その代わりに、ヨークの辺はヨーク着陸地点に接触する。CMOS回路およびねじりヒンジがミラーの下に隠されるので、光学的有効比率は比較的高くなる。金属のパッドは、電気接続を行うために配列素子の少なくとも一つの外縁エッジに沿って配置される。
米国特許第4,662,746号および米国特許第5,583,688号に記載されているマイクロミラーは、CMOS回路の上に製作される。マイクロミラーの製作と関連する製造課題が、CMOS回路の上に製造することにあると思われる。この問題は、米国特許第5,216,537号で述べられている。この特許では、CMOSチップの表面層が特定の人工製造物(すなわち、アルミニウム導線の端で酸化防止物におけるアルミニウム突起、ピンホール、非平坦面および急な側壁)を有することが述べられている。これらの課題に応答して、米国特許第5,216,537号は、エアギャップがCMOSチップおよびミラーアドレス電極面上の間で提供されるという改良された設計を開示している。この方法の更なる効果は、空気の低い誘電率のため、CMOSおよびマイクロミラー間の寄生的な結合が減少するということである。
マイクロミラーの下にCMOS回路を直接設置することは、また、感光性の課題の原因となる。米国特許第6,344,672号で述べられるように、CMOSメモリ・セルが高強度光源環境において不安定であることが判明している。特許は、光生成されたキャリアがアドレス電極に達する前に再結合することができる、活発なコレクタ領域を提供した。
Reflectivity社(サニーヴェール(カリフォルニア))もまた、マイクロミラー素子を開発していることは知られている。米国特許第5,835,256号にて開示されているように、CMOSおよびマイクロミラーを同じ基板に配置することと関連した前述の課題は、マイクロミラーおよびCMOSを異なる基板に配置することによって解決している。換言すれば、ヒンジおよびマイクロミラーは、マイクロミラーの光学的に反射する表面層が光学的に透明な基板とすぐ近くにあるように、光学的に透明な基板上に製作される。ミラーアドレス電極を含むアドレス回路は第2の基板(概してシリコン)に組み立てられ、2枚の基板はマイクロミラーおよびアドレス電極間の予め定められたギャップと共に結合される。
しかしながら、米国特許第5,835,256号の構造の問題点は、ミラーおよびミラーアドレス電極間のギャップを制御するのが困難であるということである。駆動力がこのすきまに非線形に依存しているので、同一の性能特性を得るために、全ての配列素子上に統一した隙間を形成することが必要であった。米国特許出願公開2003/0134449号において述べられるように、すきまを2回以上の調整することが製造プロセスにおいて必要であった。この種の調整は、製造プロセスをより複雑にするので、ミラーアドレス電極およびミラーが、同じ基板に配置されている設計することが、好ましい。
米国特許第6,538,800号は、除去層としてアモルファスシリコンを使う方法について述べている。アモルファスシリコンがTylan炉の石英管の中で低圧CVDによって付着することができることを示されている。また、キセノン・ジフルオライド・エッチング・プロセスにより100対1の選択性を有するアモルファスシリコンに選択エッチングができることが示されている。従って、アモルファスシリコンが、フォトレジスト、シリコン酸化物、窒化シリコンおよびシリコン・オキシ窒化物と同様に除去層としてうまく用いられることができる。
多くの場合、マイクロミラー素子のような微細電気力学的素子(MEMS素子)は真空に封じ込められる必要がある。マイクロミラー素子が真空にされた陰極線管に封じ込まれた前述の米国特許第4,592,628号の実施例がある。米国特許第6,479,320号は、MEMS素子(例えば赤外線ボロメータ、ジャイロおよび加速度計)の真空パッケージについて記載している。個々のチップをパッケージする代わりに、ウェーハー全体が、同時にパッケージされる。これは、次の工程によって達成される:
1)素子ウェーハー上にMEMS素子を組み立てる。
2)素子ウェーハー上の各々の型の周辺で密封リングを形成する。ここで、密封リングはチタンの第1の層、パラジウムの第2の層および金の第3の層から成る半田が続く窒化シリコン(下にある導線を電気的に絶縁するため)の層から成る。
3)同様に、密封リングを蓋ウェーハーの上に形成する。
4)蓋ウェーハーおよびウェーハー素子は、各々が位置整合配置され真空排気される。
5)両ウェーハーが封止されるように熱せられる。
米国特許第6,479,320号は、MEMS素子を素子ウェーハーに配置し、蓋ウェーハーにウェーハー素子を真空封止している点で注目に値する。
好ましい封止方法として、非平坦面上に漏れのない封止ができるという理由からガラスフリット封止がある。ガラスフリット組成物は、よく知られている技術である。通常、ガラスフリット組成物は、ガラス粉、溶媒、バインダおよび任意の他の添加物から成る。適切なガラス粉は、PbO、B、シリカ(SiO)、アルミナ(Al)その他を含む。アクリルはバインダとして用いられることができる。2枚の基板を封止する従来方法では、ガラスフリット組成物が一方または両方の基板上に所望の接着線上に皮膜される。ガラスフリット組成物を皮膜する方法は、ノズル・ディスペンサからの付着、スクリーン印刷、テープ貼り付け、成型、および押出がある。ガラスフリット組成物の調製は、接着線の所望の幅および厚みに、少なくとも部分的に依存する。
米国特許第6,583,079号は、5〜20分の比較的短い硬化時間を有し、410から430℃の比較的低い温度で封止することのできるガラスフリット組成物を記載している。米国特許第6,583,079号によるガラス粉は296から321℃の間のガラス転移温度と、338から398℃の間の軟化温度を有している。ガラス粉は基本的に75−90%のPbO、7−20%のB、0−8%のZnO、0−5%のSiOおよび0.1−8%のAl+Feから成る。
米国特許第6,537,892号は、MEMS素子(例えば加速度計、センサおよびアクチュエータ)のためのガラスフリットを封止する方法を開示している。その方法は、MEMS素子を含む素子ウェーハーと蓋ウェーハー間の封止の形成に関する。ガラスフリット組成物を硬化させる好適な方法が記載されている。本発明には2つの重要な特徴がある。第1に、ガラスフリット組成物は2枚のウェーハーの間の一定の間隔を確立する特定の充填材料を含む。ここで、充填材料はガラスフリットより高い融点を有する。第2に、ウェーハーは、過剰なガラスフリット材に対応するための凹部領域を接着線に隣接して備えている。2番目の特徴は、接着線が高価格で高い品質の素子ウェーハーの上に形成されるときに、接着線の幅を制限することは重要である。
概して、排気管は基板の周辺部に配置され、そのため排気管は接着線を横切る。まず最初に、溶媒およびバインダの削除のための、第1の熱処理がされる。第1の熱処理の温度はおよそ100から300℃の範囲であってもよく、すなわちその温度はバインダおよび溶媒を気化させるのに十分であるが、ガラス粉を溶解させない温度である。基板は、整列配置され、接着線および排気管周辺で封止するため、ガラスフリットを溶解させるために加熱される。添加物は排気管から排出されて、排出終了後、排気管は封止される。別の方式では、排出パイプは、基板裏側の外側の面を利用してガラスフリットで封止される。この種の方法は、例えば、米国特許第6,407,501号に記載されており、それはプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)のための封止方法を記載している。
排気管を使用しない封止方法が、開示されている。排気管を用いない方法は、製造ステップを減らし、電子素子のため利用可能なスペースのより効果的利用を可能とする。米国特許第6,129,603号は、低温ガラスフリットを使用している電界放出ディスプレイのための封止方法を開示する。200から250℃のガラス転移温度を有するガラスフリットは、2%〜4%のQ−Pac有機化合物とNEG(日本電気硝子社)製低温ガラスを混ぜ合わせることによって形成される。ガラスフリット組成物は1枚の基板上の接着線に沿って付着し、2枚の基板が接合される。接合は、真空オーブンにおいて真空にされ、それから、ガラスフリットを溶解させ封止を形成するために、300℃まで加熱される。
排気管を使用しない電界放出ディスプレイのための他の封止方法は、米国特許第5,997,378号によって開示される。適したガラスフリットは、日本電気硝子社製のLS−1014である。この方法では、ガラスフリット組成物は接着線に沿って付着する。さらに、ガラスフリットの圧縮可能な突出部が、接続線に沿って付着する。最適な実施例において、圧縮可能な突出部は、高さ約250ミクロン、間隔25mmである。圧縮可能な突出部間の空間は、ガスを排出する間、高いコンダクタンス排気路として動作する。ガスを排出する工程の後、ガラスフリットは高温工程で溶解され、封止がなされる。真空にされた室は2片のゲッター材(SAES社製のST−707ゲッター片)を含み、ディスプレイの端に沿って配置される。加熱されるときに、金属粒子は金属箔に付着する。ゲッターは、ディスプレイが使用されているときも、密封された空間中で圧力を減少させるように機能する。ゲッターが375℃以上で活性化することが見出された。
マイクロミラーが塵、粒子、ガス、湿気および他の環境要因に影響されることは知られている。通常、マイクロミラー配列素子に対する電気接続は、ワイヤーボンディングによって行われている。マイクロミラーおよびアドレス回路が同じ基板上(例えば米国特許第4,662,746号および米国特許第5,583,688号)にある従来技術において、ワイヤーボンディングが基板の周辺部で形成される際、保護層をマイクロミラー配列の上に形成することは、望ましい。しかしながら、ワイヤーボンディングの後で保護層を取り除くことが可能でないため、隣接したマイクロミラーを保護しない状態でワイヤーボンディングがなされなければならない。
CMOSおよびマイクロミラーが別々の基板上(例えば米国特許第5,835,256号)にあると、マイクロミラーは、ワイヤーボンディングする前に2枚の基板を封止することで保護されることができる。しかしながら、上記のように、CMOS回路およびマイクロミラーを分離板に配置することから起こる他の製造上の問題がある。
米国特許第6,507,082号では、CMOS回路とマイクロミラーが同じ基板の同じ側にあるという素子を、フリップチップ組立て方法が実現している。さらにまた、マイクロミラーは、フリップチップ組立ての間、保護層において保護されている。要約すると、米国特許第6,507,082号で概説される方法は、以下の通りである:
1)基板上にマイクロミラー配列素子およびアドレス回路を形成する;
2)マイクロミラー配列素子が保護され金属パッドが露出するように、保護層を基板の上に形成し、それをパターン化する;
3)金属的パッド上に半田球を付着する;
4)チップを単一化する;
5)セラミック基板の開口部にチップを入れフリップチップ組み立てをする;
6)ポリマーカプセルで半田接合間の空隙を充填する;
7)マイクロミラー配列素子から保護層を取り除く;そして、
8)パッケージ密閉のための基板に蓋をつける。
フリップチップ組み立てが用いられるという点で、この方法は改善しており、マイクロミラー配列素子は組み立てされる間保護されている。しかしながら、パッケージが密閉されるにもかかわらず、それが真空下でないという制限がある。チップおよびパッケージ間の接触領域がポリマーカプセルと半田球配列を含む点に留意する必要がある。この接触面は真空を維持することを目的としないため、内部を真空に保持することはこの特許は意図していない。
本発明は、従来技術のいくつかの限界を克服する、真空にパッケージされたマイクロミラー配列素子およびその製造方法を提供する。
本発明によれば、真空パッケージされた電気力学的マイクロミラー配列素子は、第1のパッケージ基板、第2のパッケージ基板、第1の表面層および第2の表面層を有する素子基板からなり、前記第1の表面層には制御回路が配置され、前記第2の表面層には複数のマイクロミラー素子が配置されている。真空パッケージされた配列素子は1次元(線形)か、2次元でもよくて、空間光変調器(SLMs)として使われることができる。素子基板は、それらの間の電気接続を有する第1のパッケージ基板上にある。マイクロミラー配列素子は、パッケージ基板によって真空状態で封入される。本発明によれば、真空パッケージされたマイクロミラー配列素子を製造する方法は、素子基板に第1の表面層および第2の表面層を製作すること、第1の表面層上には制御回路を製作し第2の表面層上にはマイクロミラーを製作すること、さらに、素子基板をフリップチップ組立てによって第1パッケージ基板に取り付けてガラスフリット封止によってパッケージ基板を封止すること、から一般的にはなる。好ましい実施例において、コントロール回路は、CMOS技術を使用して組み立てられる。他の好ましい例として、第1の表面層上の制御回路は、第2の表面層上のマイクロミラー製造中に、保護層によって保護されている。さらにもう一つの好ましい実施例において、素子基板は、シリコン−オン−絶縁物(SOI)基板である。さらにもう一つの好ましい実施例として、第1のパッケージ基板はセラミックまたはガラスのような絶縁基板であり、第2のパッケージ基板は電磁放射に対して透明である。
本発明の第1の効果は、それが制御回路およびマイクロミラー間の改良された電気絶縁を提供するということである。本発明の第2の効果は、制御回路領域の改良された光学隔離を提供する。マイクロミラー配列素子が空間光変調器(SLM)として使われ、第1の表面層(マイクロミラー側)が高強度の放射を浴びる時、これは特に効果がある。本発明の第3の効果は、制御回路の製造過程および、マイクロミラー配列素子の製造過程が各々実質的に分離されるため、それが改良された製造収率を提供するということである。その結果、付随して、製造歩留まりの改善、実使用における寿命期間で信頼性およびパフォーマンスを改善する。本発明のこれらの、そしてその他の効果は、以下の詳細な説明および請求項から明らかになる。
本発明は電気力学的マイクロミラー素子およびこの種の素子の配列に関する。電気力学的マイクロミラー素子(105、106、107および108)を形成しているこれらのデータおよびアドレス線の各々の交差とともに、直角データ線(101および102)および水平アドレス線(103および104)から成る配列100を、図1において図式的に示す。各々のマイクロミラー素子は、マイクロミラー(109、110、111および112)、アドレス電極(113、114、115および116)およびNMOSトランジスタ(117、118、119および120)を備えている。他のマイクロミラーがそれらの非偏向の状態にある一方で、マイクロミラー109は偏向した状態にあることを示す。マイクロミラーをアドレスすることが可能な方法は、以下の通りである。マイクロミラー(109、110、111および112)は接地点に電気的に接続している。マイクロミラーの偏向はマイクロミラーおよびそのアドレス電極間のバイアス電圧で決定される。所望のバイアス電圧は直角データ・ライン(101および102)の電圧によってセットされる。NMOSトランジスタはアドレス線(103および104)上へ低―高―低のパルスを送ることによってオン状態にされる。その結果、バイアス電圧がマイクロミラーおよびアドレス電極の間に加えられる。
配列100(図1)は4個のマイクロミラー素子から成るっているが、実際の配列素子は約60,000個を超えるマイクロミラー素子から成り、空間光変調器(SLM)として使われる。さらに、図1が2次元の配列に配置されている複数のマイクロミラー素子を示す一方、1次元の(線形)配列も可能である。
図1で示す回路は、以下のもので構成される:
1)マイクロミラー、
2)マイクロミラーアドレス電極、および
3)制御回路。
図1の特定のケースにおいて、制御回路は直角データ線(101および102)、水平アドレス線(103および104)、NMOSトランジスタ(117、118、119および120)およびそれらを結ぶ電気接続から成り、制御回路は、マイクロミラーおよびそのアドレス電極間のバイアス電圧の加圧を制御するために提供される回路としての手段である。図1に示すように、制御回路は、NMOSトランジスタからできている。しかしながら、制御回路はCMOS回路、PMOS回路、バイポーラートランジスタ回路、BiCMOS回路、DMOS回路、HEMT回路、アモルファスシリコン薄膜トランジスタ回路、ポリシリコン薄膜トランジスタ回路、SiGeトランジスタ回路、SiCトランジスタ回路、GaNトランジスタ回路、GaAsトランジスタ回路、InPトランジスタ回路、CdSeトランジスタ回路、有機トランジスタ回路および共役高分子トランジスタ回路を含む他方式の回路でもよいことを理解しなければならない。
本発明のいくつかの重要な概念は、図2において図式的に図示される。素子基板201は、底面に制御回路202が製作される。マイクロミラー203およびアドレス電極204および205は、基板201の上面に製作される。説明を簡単にするため、マイクロミラー203支持用の支持構造は示されていない。アドレス電極(203および204)および制御回路202間の電気接続は、電気経路線206および207によって結ばれる。電気経路線206および207は、貫通孔の中を金属で埋めた素子基板201のビアの形であってもよい。素子基板は、シリコン−オン−絶縁物(SOI)、シリコン、多結晶シリコン、ガラス、プラスチック、セラミック、ゲルマニウム、SiGe、SiC、サファイア、クォーツ、GaAsおよびInPの中から選ばれることができる。一般に、素子基板の選択は、制御回路技術の選択と整合していなければならない。例えば、シリコン−オン−絶縁物基板はCMOS回路に適しており、ガラス製基板はアモルファスシリコン薄膜トランジスタ回路に適している。
図1に関して述べられるように、マイクロミラー素子は制御回路、マイクロミラーおよびアドレス電極から成る。図3Aは、本発明の第1の実施例に従う、マイクロミラー素子300の一部の概略平面図である。マイクロミラー301は、その反射する側が読者側に面している。マイクロミラー301の反射する側は、凹凸のない実質的に平面である。マイクロミラー301は、ねじりヒンジ302によって支持される。マイクロミラー部300が空間光変調器(空間光変調器)の配列に配置されている場合には、矢印303は素子基板平面上の入射光線伝播を示す。マイクロミラー301は4つの辺を有するが、どの辺も光伝播方向の矢印303に対して直角でない点に注意する。図3Bは、ねじれヒンジ302からa−b線に沿った概略断面図である。マイクロミラー301およびねじりヒンジ302は支持構造304および305によって支持される。そして、それは素子基板306に配置されている。マイクロミラーがねじりによって偏向するので、マイクロミラーの回転軸線は矢印303に対してほぼ直角である。
図4Aは、本発明の第2の実施例に従う一部のマイクロミラー素子400の概略平面図である。マイクロミラー401の反射面は、読者の方に面している。マイクロミラー401の反射側は、凹凸のない実質的に平面である。マイクロミラー素子401は、梁402で支えられている。マイクロミラー素子400が空間光変調器(空間光変調器)として配置され、矢印403は素子基板平面上の入射光線伝播方向を示す。そのマイクロミラー401が4つの辺を備えているが、どの辺も矢印403に対して直角でない点に注意する。図4Bは、梁402から線c−dに沿った概略断面図である。梁402は支持構造404で支えられていて、それは素子基板406に配置されている。マイクロミラー301(図3Aおよび3B)とは対照的に、マイクロミラー401の回転軸線は、矢印403とほぼ平行である。
図5Aは、本発明の第3の実施例によるマイクロミラー素子500の一部の概略平面図である。マイクロミラー501の反射面は、読者に面している。マイクロミラー501の反射する側は、凹凸のない実質的に平面である。マイクロミラー素子500が空間光変調器(空間光変調器)方向の配列に配置されている場合には、矢印503は素子基板平面上の入射光線伝播方向を示す。図5Bは、線e−fに沿った概略断面図である。マイクロミラー501は支持構造504によって支持され、それは素子基板506に配置されている。マイクロミラー501の回転軸線は矢印503とほぼ平行である。
マイクロミラー素子400(図4Aおよび4B)とマイクロミラー素子500(図5Aおよび5B)の間の重要な相違は、素子400においては、支持構造404上に梁402を支えるマイクロミラー401がある一方、素子500では、マイクロミラーは支持構造504上に直接マイクロミラーが配置される。従って、図5Aで支持構造504の頂側部502は、平面的に見える。
図6Aから6Dは、立面図のいろいろなレベルにおける、本発明の第4の実施例に従ったマイクロミラー素子600の概略平面図である。図6Aは、マイクロミラー601の反射する側面(頂側部)である。マイクロミラー素子600が空間光変調器(SLM)方向の配列に配置されている場合には、矢印602は素子基板平面上の入射光線伝播ベクトル方向を示す。矢印602は、マイクロミラー601の4つのどの側面に対しても直角でない。矢印602は、マイクロミラー601の最先端からほぼ45度であることを示す。マイクロミラー601の反射する側面は、凹部も凸部もなく、実質的に平坦である。その結果、マイクロミラーの凹部または凸部によって生じる回折効果はない。
図6Bは、マイクロミラー601が取り外されたことを除いては、図6Aに類似している平面図である。アドレス電極603および604、マイクロミラー支持構造605およびねじりヒンジ606が見える。ねじりヒンジ606は、マイクロミラー支持構造605を支持する。アドレス電極603および604は、示されていない制御回路に電気的に接続している。マイクロミラー601は、それおよびアドレス電極603および604の一方または両方の間で、静電的な力によって駆動する。図6Cは、ミラー支持構造605を取り外した結果である。
図6Dは、ねじりヒンジ606を取り外した結果である。ねじりヒンジ支持構造607および605が、示されている。図7Aから7D、および図8Aから8Mは線g−hに沿って、断面図を使用してマイクロミラー素子の製作順序を示す。多くの場合に、マイクロミラー素子は、空間光変調器としての用途のため製造される。従って、図7Aから7Dおよび図8Aから8Mは、単一のマイクロミラー素子の製作を図示しているが、実際はマイクロミラー素子の配列が製作されることまで拡張されることを理解しなければならない。
図7Aから7Dは、制御回路側での製作順序を図示する。図7Aはシリコン−オン−絶縁物(SOI)基板700を示しており、この基板は、厚み約775マイクロメートルのシリコン最下層、概50ナノメートルから2マイクロメートルまでの厚みを有する中間絶縁体層702、および概50ナノメートルから600ナノメートルまでの厚みを有するシリコンエピタキシャル最上層703から成る。シリコン基板上のSOIの利点のうちの1つは、優れた誘電隔離性である。本発明の場合、SOI基板が、制御回路とマイクロミラー部の誘電隔離のために用いられている。
図7Bは、SOI基板700のエピタキシャル層703上に制御回路704が形成されるところを示している。一般的に、いかなる集積回路技術も、制御回路の製作のために考慮されることができる。例えば、CMOS回路が用いられることができる。しかしながら、高周波または高電圧が必要な場合では、BiCMOSまたはDMOS回路が、用いられることができる。
図7Cは、標準のパターニングおよび非等方性エッチングを用いて、溝705が表面のエピタキシャル・シリコン層703および絶縁体層702までを形成する工程である。溝705の最下層がシリコン層701に達する前に、非等方性エッチングは止められる。この後に、制御回路と溝の間の電気接続706を形成する金属付着およびパターニング工程(図7D)が続く。この金属として半導体の製作(例えばAl合金)において通常用いられるいかなる金属も可能であると理解されなければならない。そして、金属付着の方法として、スパッタリング、熱蒸着およびCVDがある。
この時点で、制御回路側上のプロセス工程は、終了する。保護層を制御回路側の上に形成することが望ましい。図8Aから8Mは、マイクロミラー側上の製作順序を図示する。制御回路側は、次の工程で裏面研磨し化学研磨(CMP)の工程(図8A)をするために、基板を安全に保ちキャリアに設置する。研磨は、中間の絶縁体層702を露出させるためシリコン層に対して行われる。
図8Bに示すように、絶縁体層702は溝801を形成するためパターン化され、このことにより図7Cに始まった経路は完了する。次に金属化(付着およびパターン化)工程(図8C)が行われ、経路801を通過して、制御回路704へ電気的に接続されるアドレス電極802が形成される。
アドレス電極802の形成の後、ねじりヒンジおよびその支持構造が形成される。この方法の実施例は、図8Dから8Hにおいて図示される。アモルファスシリコン除去層803は、低圧CVD(LPCVD)(図8D)によって付着される。アモルファスシリコンを付着させる他の適切な方法は、PECVD、触媒CVD(別名ホットワイヤーCVDとして知られている)およびスパッタリングである。背景技術のセクションで述べたように、キセノン・ジフロライドは100〜1の選択性をもってアモルファスシリコンをエッチングするために用いることができる。他の可能な除去層としては、フオトレジスト、シリコン酸化物、窒化シリコンおよびシリコン・オキシ窒化物がある。図8Eに示すように、写真平板パターン化と異方性のエッチング工程は、ねじりヒンジが形成される凹部804を形成するために実行される。それから、次のフォトリソグラフィーによるパターンニングと異方性エッチング工程(図8F)により、ねじりヒンジ支持構造用孔805および806を形成される。ねじりヒンジ支持構造のための孔805および806は、中間の絶縁体層に達する。
次に、図8Gに示すように、構造材料層807が付着される。この場合、構造材料は、0.2%のTi、1%のSiおよび残りAlから成るAl合金が好ましい。このAl合金を付着させる適した方法は、スパッタ付着である。マイクロミラーが接地電圧で保たれるように、適した金属が構造材料のために選択される。図8Hに示すように、構造材料層807は、ねじりヒンジ808とねじりヒンジ支持構造809および810を形成するためにパターン化される。ねじりヒンジ808とねじりヒンジ支持構造809および810は、除去的層803に少なくとも部分的に埋め込まれている。
マイクロミラー支持構造は、ねじり梁とマイクロミラーの間に配置される。図8Iに示すように、金属層が付着し、それから、ねじり梁808上のマイクロミラー支持構造811が得られるようにパターン化される。金属層は、0.2%のTi、1%のSiおよび残りAlから成るAl合金が望ましい。このAl合金を付着させるのに適した方法は、スパッタ付着である。マイクロミラー支持構造811が除去層803によって完全にカバーされるために、アモルファスシリコンによるさらなる付着が行われる(図8J)。次に、ケミカルメカニカルポリシング(CMP)プロセスが表面層を平坦化するために実行される。この際、以下の条件が満たされる必要がある。
1)マイクロミラー支持構造811の上部は、露出していて平面であること、
2)除去的層803は平面であること、そして、
3)マイクロミラー支持構造811の上部および除去的層803の上部は、同じレベルにある。
この明細書において、上部は、図面ページでは一番下を意味する。平坦化工程の結果は、図式的に図8Kに示される。
図8Lに示すようにマイクロミラー812を形成するために、金属層は付着して、パターン化される。金属は0.2%のTi、1%のSiおよび残りがAlから成るAl合金が望ましい。このAl合金を付着させるのに適した方法は、スパッタ付着である。マイクロミラー812は、マイクロミラー支持構造811へ結合されている。キセノン・ジフロライドが、アモルファスシリコン除去層(図8M)をエッチングで取り除くために使われる。
前述の考察において、適したマイクロミラーは、金属コーティングから出来ていた。しかしながら、高い屈折率と低い屈折率の誘電体層を交互に多層にしたマイクロミラーを製作することもまた可能である。これは、シリコン酸化物および窒化シリコンを用いて作ることができる。従って、Al鏡が92%の反射率を有する場合、最初に68ナノメートルの窒化シリコン(n=2.0)を付着させて、それから96ナノメートルの二酸化ケイ素(n=1.46)を付着させた構造のミラーによって、95%以上の反射率を得ることができる。
図8Gから8Mに関する前述の議論において、構造部材(ねじりヒンジ、ねじりヒンジ支持構造、マイクロミラー、マイクロミラー支持構造)の全ては、金属で出来ていた。しかし、米国特許第5,631,782号に記載されているように、構造部材として金属シースで覆われていた誘電体(例えば硬化したフオトレジスト、シリコン酸化物、窒化シリコン、シリコン・オキシ窒化物)を使用することは可能である。
典型例として、マイクロミラー素子は図9に示すように配列される。図9は、本発明の第5の実施例による長方形マイクロミラー(901、902、903および904)の2次元の配列900を示す。矢印906は、鏡平面(素子基板平面)上の入射光線伝播ベクトル方向を示す。マイクロミラーの反射する側では、矢印906に対して直角である辺を有さない。これは、光学システムの受理円錐への回折を減らす構成である。本発明の第6の実施例によれば、マイクロミラーのための他の可能な形状は、六角形(図10の配列1000に配置されて示される)である。ここでは、マイクロミラー1001、1002、1003、1004および1005がある。矢印1006は、鏡平面(素子基板平面)上の入射光線伝播ベクトル方向を示す。マイクロミラーの反射する側は、矢印1006に対して直角である辺を有しない。
本発明の第7の実施例は、図11Aおよび11Bを用いて説明される。図11Aはマイクロミラー素子1100の概略平面図であり、マイクロミラー1101およびマイクロミラー支持構造1104から成る。矢印1103は、マイクロミラー平面(素子基板平面)上の入射光線伝播ベクトル方向を示す。マイクロミラーの反射する側は、矢印1103に対して直角である辺を有しない。マイクロミラー1101の反射する側は、凹部も凸部もなく実質的に平面である。図11Bは図11Aの線i−jに沿った概略断面図である。アドレス電極1108はマイクロミラー1101の下に、素子基板1106の上に位置する。さらにまた、ストッパー1107が提供された。ストッパー1107の目的は、偏向によりマイクロミラー1101がアドレス電極1108に接触するのを妨げることである。この接触は、電気ショートの原因になる。その代わりに、マイクロミラー1101はストッパー1107と接触する。マイクロミラーが偏向していない状態から、2方向において偏向する場合、各々の方向の偏向のために1つずつ用意し、2つのストッパーを提供することができる。
図11Cは、本発明の第8の実施例に係るマイクロミラー素子1100を図示する。図11Cは、マイクロミラー素子1100の平面図であり、マイクロミラー1101、支持構造1104およびストッパー1107から成る。偏向していない状態において、マイクロミラー1101の反射面の辺は、矢印1103に対して直角である辺を有さない。マイクロミラー1101が駆動すると、支持構造1104に結合しているマイクロミラー1101のミラー領域1108は偏向する。従って、矢印1103に対して直角である辺は、領域1108に現れることがありうる。この辺からの回折効果を減らすために、領域1108を光吸収材料で被覆することは、可能である。好適な光吸収材料は、黒い染料である。
好ましい実施例において、マイクロミラー配列素子は真空パッケージでパッケージされ、電気的接続はフリップチップ組立てによって形成される。ガラスまたはセラミックのような絶縁基体が図12Aに示すように使われる。図12Aは第1のパッケージ基板1200の概略平面図である。基板1200は複数の金属電極1202および複数のリード線1201を有する。ここで、電極1202はマイクロミラー配列素子の制御回路の金属電極と合うように形成される。マイクロミラー配列素子が形成された素子ウェーハーはマイクロミラー配列素子チップに切断される。マイクロミラー配列素子チップは、第1パッケージ基板に位置合わせをしながら、フリップチップ組立てによってマウントされる。
図12Bは、マイクロミラー配列素子チップがマウントされ、ガラスフリット混合材が配列素子の周辺に塗布されたあとの、第1パッケージ基板1200の概略平面図を示す。マイクロミラー配列素子チップ1202は、第1パッケージ基板に制御回路の側が向き合い、マイクロミラーの側が読者側に向き合うように、第1パッケージ基板上にマウントされる。ガラスフリット混合材は、マイクロミラー配列素子チップ1202を囲む接着線1203上に塗布される。リード線1201の一部分は、接着線1203の外側に出る。排出管1204が形成され、ガラスフリット接着線は排出間の周辺(1205および1206)に形成される。
リード線1201の一部分は、接着線1203の外側に出る。リークに強い信頼性の高い封止を形成するため、リード線1201には材料デュメを使用することが好ましい。デュメは実質的にほぼ42%のニッケルおよび58%の鉄の合金である。しかし、シリコン、カーボンおよびマグネシウムのようなさまざまな要素の組合せの約1%またはそれ以下の混入があってもよい。デュメは、熱膨張係数が比較的高い(約90×10−7/℃)。デュメ線の表面は、ガラスフリットとの接着力を高めるために、故意に酸化することもできる。
図12Cは、組み立てられたパッケージ1208の図12Bの線klに沿った概略断面図である。第2のパッケージ基板1207(蓋基板)がパッケージを組み立てるために用いられる。図12Bにおいて、マイクロミラーは、読者に向いている。従って、第2のパッケージ基板1207(蓋基板)は、電磁放射に透明でなければならなく、好ましいのはガラス、クォーツまたはサファイアである。マイクロミラー配列素子が赤外線光を変調するために用いられる場合、第2のパッケージ基板としてシリコンを使用することも可能である。
通常、2枚のパッケージ基板間の一定の間隔を保持するようにすることが、好ましい。これは、フレーム(例えば、セラミックから作られる)を提供して、接着線1203にフレームを配置することによって達成される。フレームの厚みは、ほぼ基板間の一定の間隔を決定する。好ましくは、ガラスフリット混合剤はフレームの両側に塗布される。あるいは、2枚のパッケージ基板間の一定の間隔は、ガラスフリット混合剤を塗布し、溶媒およびバインダを除去するため混合剤を加熱し、ガラスフリット塗布層を平坦化することによっても固定することができる。あるいは、従来技術の項で説明したように、2枚のパッケージ基板間の一定の間隔は、ガラスフリットより高い融点を有する特定の充填材を混合したガラスフリット混合剤を用いてもよい。
2枚のパッケージ基板は、ガラスフリットを溶融する温度に加熱し、組み立てられる。組み立て工程として、パッケージ内部ガスを排出管から排気し、その後、排出管は封止される。
図12Bにおいて示される方法は、パッケージ基板間の排出管を示す。しかしながら、第1のパッケージ基板上の排出管を封止することもまた、可能である。背景技術の項で述べられるように、排出管を使用せずに真空組み立てをすることもまた、可能である。例えば、ガラスフリットを溶解する熱処理が接着線を封止する前に、真空排気してもよい。
圧力がおよそ1×10−4トールより低い真空パッケージを得ることは好ましく、そしておよそ1×10−6トールより低い真空を達成することもまた、好ましい。それは、配列素子の実使用期間の間、良好な真空を維持するために真空パッケージの内部にゲッター材を提供することが知られている。図12Bを参照すると、ゲッター材は、接着線1203内部の中のどこかに配置されなければならない。しかしながら、主に2つの理由から、マイクロミラー配列1202および第2のパッケージ基板(蓋基板)間の領域においてそれを配置することは、好ましくない。第1の理由は、マイクロミラー配列素子1202へ、あるいは、それからくる、光を遮断するかもしれないからであり、そして、第2の理由は、ゲッターが高温で活性化したときに、ゲッター材は昇華し、マイクロミラー上または配列素子の他の部分の上に付着するからである。
好ましい実施例において、接着線1203に囲まれている領域内部は、次の2つの領域に分けられなければならない。
1)マイクロミラー配列チップ1202によって占有される第1の領域と、そして、
2)ゲッター材によって占有される第2の領域とに分けられる。
通常、第1の領域は、第2の領域より実質的に大きくなければならない。2つの領域は非封止バリアによって分離され、領域間のガス拡散は許容される。
マイクロミラー素子の4ピクセルの配列素子のブロック線図であり、制御回路、アドレス電極およびマイクロミラーから成る。 本発明のマイクロミラー素子の概略断面図である。 3Aは、本発明の第1の実施例に従うマイクロミラー素子の概略平面図である。 図3Aのa−b線に沿った概略断面図である。 本発明の第2の実施例に従うマイクロミラー素子の概略平面図である。 図4Aのc−d線に沿った概略断面図である。 本発明の第3の実施例に従うマイクロミラー素子の概略平面図である。 図5Aのe−f線に沿った概略断面図である。 本発明の第4の実施例によるマイクロミラー素子の様々なレベルでの概略平面図である。 本発明の第4の実施例によるマイクロミラー素子の様々なレベルでの概略平面図である。 本発明の第4の実施例によるマイクロミラー素子の様々なレベルでの概略平面図である。 本発明の第4の実施例によるマイクロミラー素子の様々なレベルでの概略平面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第1の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第1の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第1の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第1の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第4の実施例に従って、第2の素子基板面上の製作工程を図示している断面図である。 本発明の第5の実施例に従って、矩形のマイクロミラーのマイクロミラー素子配列を図示している概略平面図である 本発明の第6の実施例に従って、六角形のマイクロミラーの素子配列を図示している概略平面図である。 本発明の第7の実施例に従うマイクロミラー素子の概略平面図である。 図11Aの線i−jに沿った概略断面図である。 本発明の第8の実施例に従うマイクロミラー素子の概略平面図である。 本発明の第1のパッケージ基板の概略平面図である。 本発明に従って、真空パッケージされたマイクロミラー配列素子の製作方法を示している概略平面図である。 本発明に従って、真空パッケージされたマイクロミラーの概略断面図である。

Claims (18)

  1. 素子基板と、第1のパッケージ基板と、第2のパッケージ基板と、で構成され、
    該素子基板は、第1の表面層および第2の表面層を有し、該第1の表面層には制御回路が、そして該第2の表面層にはマイクロミラーの配列素子が配置され、該マイクロミラーの配列素子は、マイクロミラーと、該マイクロミラーを支持する少なくとも1つの支持構造と、該マイクロミラーを駆動する少なくとも1つのアドレス電極と、を有し、該制御回路と該少なくとも1つのアドレス電極とを接続する該素子基板上の第1の表面層に形成された複数の電気的導電経路線体が配置され、該制御回路に電気的に接続された該素子基板の第1の表面層には第1の複数の金属電極が配置されるよう構成され、
    該第1のパッケージ基板は、第1の表面層と第2の表面層とを有し、該第1の表面層上には第2の複数の金属電極が配置され、該素子基板の第1の複数の金属電極と該パッケージ基板の第2の複数の金属電極とが複数の半田球で電気的に接続され、そして、マウントされた構成を有し、
    該第2のパッケージ基板は、該素子基板を囲むガラスフリット接着線で該第1のパッケージ基板の第1の表面層とで接着された構造を有し、該2つのパッケージ基板と該ガラスフリット接着線とによって仕切られた排気領域が構成された、
    真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  2. 前記制御回路と前記少なくとも1つのマイクロミラー部分のアドレス電極とを接続する少なくとも1つの電気的導電経路線体を有し、該電気的導電経路線体が前記素子基板を貫通しかつ該貫通部が金属で埋めたビアの形である、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  3. 前記第1の表面層および前記第2の表面層の間が絶縁層で構成された素子基板からなる、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  4. 前記素子基板の平面に入射する光伝播ベクトル方向に直角となる辺を有さない前記マイクロミラーで構成された、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  5. 前記マイクロミラー支持構造を支持するために配列されたねじりヒンジと、前記素子基板上の該ねじりヒンジを支持する一対の支持構造からなる前記マイクロミラー部分を有する、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  6. 前記マイクロミラー部が、前記マイクロミラーの回転を制限する、少なくとも1つの停止部材を有する、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  7. 第1の停止部材は第1の方向での前記マイクロミラー回転を制限し、第2の停止部材は第2の方向での前記マイクロミラー回転を制限する、少なくとも1つの停止部材を有する、請求項6記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  8. 前記第2のパッケージ基板が電磁放射に透明である、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  9. 前記ガラスフリット接着線を形成するために使われるガラスフリット混合材が、400℃、350℃又は300℃のいずれかより低いガラス遷移温度のガラスフリットである、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  10. 前記ガラスフリット接着線を形成するために使われるガラスフリット混合材が、450℃より低い軟化温度のガラスフリットである、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  11. 前記ガラスフリット接着線を形成するために使われるガラスフリット混合材が、45〜90重量%のPbOを含むガラスフリットから成る、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  12. 前記ガラスフリットによる接着線を形成するためのガラスフリット混合材が、ガラスフリットおよび前記ガラスフリットより高い融点を有する微粒子状の充填材料から成る、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  13. 排出管が前記パッケージ基板の間に配置された、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  14. 排出管が前記第1パッケージ基板の前記第2表面の開口部に封着された、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  15. 前記排気された領域の内部にゲッター材が配置された、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  16. 前記排気された領域は、第1の部分および第2の部分およびそれらの間を仕切る非封止バリアから成っていて、前記第1の部分は、前記素子基板を含み、前記第2の部分は、前記ゲッター材を含み、前記非封止バリアは、前記第1の部分および前記第2の部分間のガス拡散がなされる、請求項15記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  17. 前記排気された領域はほぼ1×10−4トール(ほぼ1.33×10−2Pa)又はほぼ1×10−6トール(ほぼ1.33×10−4Pa)より低い圧力からなる、請求項1記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子。
  18. 請求項1から請求項17のいずれかに記載の真空パッケージされたマイクロミラーの配列素子から成る空間光変調器(SLM)。
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