JP4541799B2 - データ送信方法、データ送信プログラム、データ送信装置、データ受信装置 - Google Patents

データ送信方法、データ送信プログラム、データ送信装置、データ受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信環境に応じて3次元オブジェクト情報を通信して表示するデータ送信方法、データ送信プログラム、データ送信装置、データ受信装置に関する。
近年のコンピュータの発展により、3次元オブジェクトなどのデータ容量の大きいコンテンツが利用できるようになってきた。3次元オブジェクトの利用方法の一例としては、設計図面を作成するときに使用するCAD(Computer Aided Design)が挙げられる。
以前は2次元図面を利用して設計情報を設計者から製造者へ伝達していたが、現在では設計作業の効率化のために3次元オブジェクトを使用した3次元図面を利用して設計情報を伝達する機会も多くなってきた。
しかし、現状のコンピュータの性能においても、複雑な形状をした製品の3次元オブジェクトであるとデータ容量がより大きくなるため、3次元オブジェクトを送信する際に時間がかかってしまい、3次元オブジェクトをスムーズに受け渡すことが困難となる。
ここで、本願に関連する特許文献について説明する。特許文献1では、3次元オブジェクトである設計モデルに対応する加工工程データベースを保存しておき、設計者が設計した3次元オブジェクトを加工工程データベースに保存された形状情報を利用して形状認識し、その結果から3次元オブジェクトモデルを複数の要素に分割し、加工工程情報の中から3次元オブジェクトの形状に応じた最適な加工用件を表示することで、設計図面の検図を効率化することが開示されている。
特許文献2では、サーバ・クライアント間の伝送通信路の輻輳状況を監視して、輻輳状況に応じて変化する利用可能な伝送速度の変化の度合いを算出して、クライアント装置に単位時間当たりに送信する3次元オブジェクトデータのデータ容量の上限値を設定して送信することで、3次元オブジェクトデータの伝送通信路の輻輳状況に対応させて送信することが開示されている。
特許文献3では、CG動作データをリアルタイムに送受信できる多次元ストリームデータを送信する装置に関する特許で、人間等の動作を複数種類の動作データに分類して、動作データに適した圧縮処理方法で動作ブロック単位ごとに圧縮することでCG動作データ容量を圧縮することが開示されている。
特許文献4では、データベースサーバに単一の形態のデータベースを格納しておき(高精細な3次元オブジェクトを一つだけデータベースに保存)、クライアントの通信速度や表示解像度などの情報処理環境を示す端末属性情報を取得して、端末属性情報と検索要求情報からデータベースの内容を検索して適切な精度の3次元オブジェクトデータをクライアント側へ送信することが開示されている。
特許文献5では、ポリゴンの面積、3次元オブジェクトのデータ特徴、視点位置情報等からポリゴン表示の重要度を決定し、3次元オブジェクトを通信する通信経路の環境に応じて、重要度順で3次元オブジェクトを構成するポリゴン情報を送信することが開示されている。
特許文献6では、ポリゴンの表示面積を算出し、表示面積が大きいポリゴンから順々に送信して表示していくことで、通信速度が遅い通信回線を利用しても3次元オブジェクトを高速に表示できるように送信することが開示されている。
特許文献7では、クライアント側が3次元オブジェクトの表示能力をサーバ側へ通知し、サーバ側は通知された情報を参照して、通知された表示能力に見合った形状詳細度に簡約化し、簡約した3次元オブジェクトを送信することが開示されている。
特許文献8では、従来のバウンディングボックス生成方法では、バウンディングボックスによる干渉チェックが有効に活用できないトリム曲面を利用した3次元オブジェクトにおいて、トリム曲面の構成制御点からバウンディングボックス用の新たな構成制御点を生成することにより、トリム曲面データ同士の干渉チェックをより正確に実行できるバウンディングボックスを生成することが開示されている。
特開2003−99482 特開2002−247585 特開2000−149039 特開平9−305472 特開平9−128563 特開平9−237354 特開平9−282249 特開2001−222559
特許文献1では、3次元オブジェクトの形状認識処理を実行し、加工工程データベース内に保持された設計モデルと比較することで、加工工程情報の中から3次元オブジェクトの形状に応じた最適な加工用件を表示して設計図面の検図を効率化することは可能であるが、3次元オブジェクトの通信処理に関して考慮されていないため、効率良く3次元オブジェクトを送信できない。
特許文献2では、サーバ・クライアント間の伝送通信路の輻輳状況に応じてクライアント装置に単位時間当たりに送信する3次元オブジェクトデータの上限値を設定することで、3次元オブジェクトを輻輳状況に合わせて送信することは可能であるが、送信する3次元オブジェクトとその他の3次元オブジェクトとの隣接部分に関して考慮していないため、3次元オブジェクトの送信時に隣接部分を高速に表示することができない。
特許文献3では、人間等の動作を複数種類の動作データに分類して圧縮することでCG動作データ容量を圧縮することは可能であるが、送信する3次元オブジェクトとその他の3次元オブジェクトとの隣接部分に関して考慮していないため、3次元オブジェクトの送信時に隣接部分を高速に表示することができない。
特許文献4では、情報処理環境を示す端末属性情報を取得して適切な精度の3次元オブジェクトデータに変換して送信することで情報処理環境に適した3次元オブジェクトを送信することは可能であるが、送信する3次元オブジェクトとその他の3次元オブジェクトとの隣接部分に関して考慮していないため、3次元オブジェクトの送信時に隣接部分を高速に表示することができない。
特許文献5では、ポリゴン表示の重要度をポリゴングループの面積・3次元オブジェクトのデータ特徴・視点位置情報等から指定して3次元オブジェクトを通信することで、通信経路の環境に応じて重要度順にポリゴン情報を送信することは可能であるが、重要度の決定要素に送信する3次元オブジェクトとその他の3次元オブジェクトとの隣接部分情報が考慮されていないため、3次元オブジェクトの送信時に隣接部分を高速に表示することができない。
特許文献6では、表示面積が大きいポリゴンから順々に送信して表示していくことで3次元オブジェクトの概観を高速に表示することは可能であるが、送信する3次元オブジェクトとその他の3次元オブジェクトとの隣接部分に関して考慮していないため、3次元オブジェクトの送信時に隣接部分を高速に表示することができない。
特許文献7では、クライアント端末の表示能力に見合った形状詳細度に簡約化し、簡約した3次元オブジェクトを送信することで、表示能力に適した3次元オブジェクトを送信可能であるが、送信する3次元オブジェクトとその他の3次元オブジェクトとの隣接部分に関して考慮していないため、3次元オブジェクトの送信時に隣接部分を高速に表示することができない。
特許文献8では、トリム曲面の構成制御点からバウンディングボックス用の新たな構成制御点を生成することで、トリム曲面データ同士の干渉チェックをより正確に実行可能であるが、3次元オブジェクトの通信処理に関して考慮されていないため、効率良く3次元オブジェクトを送信できない。
以上説明した特許文献に記載されているような3次元図面ではなく、2次元図面では、複雑な形状の製品であっても、データの受け渡しをほぼリアルタイムで実行できるため、遠隔地にいる設計者・製造者同士で意思疎通を円滑に行うことが可能である。
しかし、3次元オブジェクトを利用する3次元図面では、データの受け渡しに時間がかかるため、遠隔地にいる設計者・製造者同士で意思疎通を円滑に行うことができないという問題点がある。
例えば、商品展示等の用途で3次元オブジェクトを表示する場合、大まかな外観情報が高速に表示されるだけでも十分であるが、設計図面の用途で3次元オブジェクトを表示する場合には、3次元オブジェクト同士の接合状態等の情報が必要となるために、3次元オブジェクト同士の隣接部分を詳細に表示しなければならない。
しかしながら上記特許文献では隣接部分の表示に関して考慮されていないために、3次元オブジェクト同士の詳細な隣接部分の情報を高速に表示することができなかった。
本発明は、このような問題点に鑑み、送信先で3次元オブジェクトの隣接部分の情報を高速に表示することが可能な3次元オブジェクトのデータ送信方法、データ送信プログラム、データ送信装置、データ受信装置を提供することを目的とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記重要度指定段階は、前記構成要素の表示面積を算出する表示面積算出段階と、前記表示面積算出段階で算出された表示面積が閾値以上である構成要素の重要度を指定する第1の重要度指定段階とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、3次元のオブジェクトを表示するためのデータを送信するデータ送信装置であって、第1の3次元オブジェクトに第2の3次元オブジェクトを追加する3次元オブジェクト追加手段と、前記3次元オブジェクトを構成する構成要素に、前記3次元オブジェクトを分割する構成要素分割手段と、前記構成要素分割手段により分割された前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のうち、前記第1の3次元オブジェクトデータに隣接する構成要素を判定する隣接部分判定手段と、前記隣接部分判定手段による隣接部分の判定結果に基づき、前記第2の3次元オブジェクトデータの各構成要素に、送信する順番を定めるための重要度を指定する重要度指定手段と、前記重要度指定手段により指定された重要度に基づき、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータを送信するデータ送信手段とを有し、前記隣接部分判定手段は、前記第2の3次元オブジェクトの外形をボックス形状にしたバウンディングボックスを作成するバウンディングボックス作成手段と、前記バウンディングボックス作成手段により作成されたバウンディングボックスの頂点と前記第1の3次元オブジェクトとの距離を算出する第1の距離算出手段と、前記第1の距離算出手段で算出された距離の中で、相対的に短い距離が算出された複数の頂点を検出する頂点検出手段と、前記頂点検出手段で検出された頂点で定まる図形と前記各構成要素までの距離を算出する第2の距離算出手段と、前記第2の距離算出手段で算出された距離の中で、短い距離が算出された構成要素を隣接部分と判定する短距離判定手段と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、3次元のオブジェクトを表示するためのデータを送信するデータ送信装置であって、第1の3次元オブジェクトに第2の3次元オブジェクトを追加する3次元オブジェクト追加手段と、前記3次元オブジェクトを構成する構成要素に、前記3次元オブジェクトを分割する構成要素分割手段と、前記構成要素分割手段により分割された前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のうち、前記第1の3次元オブジェクトデータに隣接する構成要素を判定する隣接部分判定手段と、前記隣接部分判定手段による隣接部分の判定結果に基づき、前記第2の3次元オブジェクトデータの各構成要素に、送信する順番を定めるための重要度を指定する重要度指定手段と、前記重要度指定手段により指定された重要度に基づき、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータを送信するデータ送信手段と、を有し、前記隣接部分判定手段は、前記第1の3次元オブジェクトの重心位置を算出する第1の重心位置算出手段と、前記第2の3次元オブジェクトの重心位置を算出する第2の重心位置算出手段と、前記第1、第2の重心位置算出手段で算出された重心位置から直線を作成する直線作成手段と、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素と前記直線とが接する構成要素を検出する構成要素検出手段と、前記構成要素検出手段により検出された構成要素を隣接部分と判定する近傍判定手段と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記構成要素が送信されるネットワークの通信環境情報を取得する通信環境情報取得手段をさらに有し、前記データ送信手段は、前記通信環境情報取得手段により取得された通信環境情報に基づき、単位時間当たりに送信する前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータ量の上限値を設定し、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータを送信することを特徴とする。
本発明は以上説明したように、送信先で3次元オブジェクトの隣接部分の情報を高速に表示することが可能な3次元オブジェクトのデータ送信方法、データ送信プログラム、データ送信装置、データ受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。この実施の形態において、後述するコンピュータがデータ送信装置、データ受信装置に対応する。
3次元オブジェクトを用いた設計図面の情報伝達をするために利用する通信処理システム構成の一例を図1に示す。図1には2台のコンピュータA10と、コンピュータB11と、それらを接続するネットワーク12とが示されている。コンピュータA10は、3Dデータ13を有し、コンピュータB11は3Dデータ14を有する。
図1には、さらに、コンピュータA10が表示する画面15と、コンピュータB11が表示される画面16も示されている。これら画面15と画面16に示されているものは、3次元オブジェクトである。
表示される3次元オブジェクトのデータは、記録媒体上の3Dデータ13、14に保存されている。これにより、コンピュータA10とコンピュータB11において、画面の視点又は3次元オブジェクトの移動等を実行して設計図面の情報伝達する場合、コンピュータA10とコンピュータB11は、視点又は3次元オブジェクトの移動情報を送受信するだけで、3Dデータ13、14に保存された3次元オブジェクトのデータを利用して視点又は3次元オブジェクトの移動処理を実行できる。
このように、少量のデータ量を送受信するだけで視点又は3次元オブジェクトの移動処理が実行できるので、コンピュータA10とコンピュータB11との間の通信経路における情報伝達速度が低速であっても、設計図面の情報伝達は容易に実行できる。
しかし、新たな部品等を設計図面に追加する場合には、一方のコンピュータにしか部品の3次元オブジェクトデータが保存されていないので、他方のコンピュータへ追加した3次元オブジェクトデータを送信しなければならない。
また、設計図面等では、以前にあった3次元オブジェクトと追加した3次元オブジェクトとの隣接部分の状態表示が大切となる。そのため、送信するコンピュータは、追加した3次元オブジェクトのデータを送信して、受信するコンピュータは、隣接部分を高速に表示することが必要となる。
以下、コンピュータで行われる処理の詳細について説明するが、その説明に先立ち、コンピュータのハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、コンピュータのハードウェア構成を示す図である。
図2には、CPU(central processing unit)201と、SDRAM(Synchronous DRAM)202と、HDD(hard disk drive)203と、入力I/F(Interface)204と、表示I/F206と、ディスプレイ209と、記録装置207と、外部I/F208とが示されている。
CPU201は、後述するカプセル化ファイルの動作プログラムファイルを読み込んで各種の制御及び処理を行う。SDRAM202は、CPU201の作業領域として利用されるとともに、本実施の形態における動作処理を実行するための複数の動作プログラムや、その他制御プログラムなどの固定情報の記録領域として利用される。HDD203は、プログラムや3Dデータが格納される。入力I/F204は、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、ボタン等の入力インタフェースである。表示I/F206は、CRT(cathode ray tube)等のディスプレイ209のインタフェースである。記録装置207は、CD−RW (compact disk re-write-able)ドライブ等である。外部I/F208は、プリンタ等の外部機器やインターネット等の電気通信回線と有線又は無線接続するためのインタフェースである。
以上がコンピュータのハードウェア構成となっている。次に、カプセル化ファイルについて、図3を用いて説明する。カプセル化ファイルとは、画面上に表示する3次元オブジェクトのデータの送信や表示を行うプログラム等の動作処理プログラムが単一ファイルにカプセル化されているカプセル化ファイル形式のファイルである。
このようなカプセル化ファイル形式では、3次元オブジェクトのデータに対する動作処理を実行する動作プログラムが同一ファイル内に保存されているので、コンピュータ環境に依存せずに3次元オブジェクトを送受信したり表示することができる。カプセル化ファイル形式に関しては、特開2003−15941に詳細が記載されている。
カプセル化ファイルの詳細について説明する。図3に示されるように、カプセル化ファイル20は、コンテンツファイル30と動作プログラムファイル40で構成される。
コンテンツファイル30は、3次元オブジェクトデータ31が保存されている。この3次元オブジェクトデータ31としては、オブジェクトを構成する点群情報、ポリゴン情報、ポリゴン面上に貼り付けるテクスチャ情報、設計図面内にオブジェクトを配置する位置情報等が含まれる。必要に応じて、動画・静止画・音声・テキストデータなどを3次元オブジェクトデータ31としてコンテンツファイルに追加しても良い。設計図面を表示する際には、コンテンツファイル内にある3次元オブジェクトデータを動作プログラムが表示処理をする。
動作プログラム40は、3次元オブジェクト追加プログラム41、構成要素分割プログラム42、隣接部判定プログラム43、重要度指定プログラム44、3次元オブジェクト送信プログラム45、3次元オブジェクト受信プログラム46、3次元オブジェクト表示プログラム47を含むように構成されている。
また、図に示されるように、通信環境情報取得プログラム48を加えても良い。さらに3次元オブジェクト以外のデータ(動画・静止画等)を表示するプログラムを追加しても良い。
3次元オブジェクト追加プログラム41は、カプセル化ファイル20の外部にある3次元オブジェクトデータをカプセル化ファイル内に追加するプログラムである。この3次元オブジェクト追加プログラム41の動作については後に説明する。
構成要素分割プログラム42は、3次元オブジェクトを構成要素単位に分割するプログラムである。一つの3次元オブジェクトは複数の点群情報又はポリゴン情報から構成されているため、構成要素単位に分割することは容易にできる。
隣接部判定プログラム43は、3次元オブジェクト追加プログラム41によって追加された3次元オブジェクトと、以前からカプセル化ファイル内に保存され画面上に表示されている3次元オブジェクトとの隣接する部分を判定するプログラムである。隣接部判定方法の詳細に関しては後に記載する。
重要度指定プログラム44は、隣接部判定プログラム43によって判定された隣接部分結果を利用して3次元オブジェクトの構成要素の重要度を指定する。3次元オブジェクト送信プログラム45は、重要度指定プログラム44によって指定された重要度順に3次元オブジェクトの構成要素を送信する。
3次元オブジェクト受信プログラム46は、送信された3次元オブジェクトの構成要素を受け取り、受信側の記録媒体に保存する。3次元オブジェクト表示プログラム47は3次元オブジェクト受信プログラム46により受信した3次元オブジェクトの構成要素から順々に描画していく。通信環境情報取得プログラム48は、送信時に利用する通信回線の通信速度情報等の通信環境情報を取得する。
このようなカプセル化ファイル20を複製するプログラムを実行させることによって簡単にカプセル化ファイルの作成を実現できる。また、上記の例におけるカプセル化ファイル20は、コンテンツファイル30と動作プログラムファイル40が、一つのファイルにカプセル化された状態で配布されても、物理的に分割された状態で配布されても良い。
ただし、物理的に分割された状態でカプセル化ファイルを配布する場合には、コンテンツファイル30の動作処理を実行する動作プログラムファイル40との関連付けができるように、コンテンツファイル30へ動作プログラムファイル40の位置情報を追加するなどの工夫が必要となる。
上記カプセル化ファイル20を使用することで、物理的に分割された状態でカプセル化ファイルを配布しても、3次元オブジェクトの送受信又は表示処理がコンピュータ環境に依存せずに実行できるカプセル化ファイルを提供できる。
上述した3次元オブジェクト追加プログラム41は、3次元オブジェクト追加手段に対応する。構成要素分割プログラム42は、構成要素分割手段に対応する。隣接部分判定プログラム43は、隣接部分判定手段に対応する。重要度指定プログラム44は、重要度指定手段に対応する。3次元オブジェクト送信プログラム45は、データ送信手段に対応する。3次元オブジェクト受信プログラム46は、データ受信手段に対応する。3次元オブジェクト表示プログラム47は、3次元オブジェクト表示手段に対応する。通信環境情報取得プログラム48は、通信環境情報取得手段に対応する。
次に、上記3次元オブジェクト追加プログラム41の動作について、図4を用いて説明する。図4は、3次元オブジェクト追加プログラム41が3次元オブジェクトデータを追加する様子を示す図である。
図4は、カプセル化ファイル20へ外部の3次元オブジェクトファイル32内にある3次元オブジェクトデータC33を追加する様子を示すものである。この外部の3次元オブジェクトファイルを、以下の説明では外部ファイルと記すことにする。
カプセル化ファイル20には、2つの3次元オブジェクトデータA、Bを有するコンテンツファイル30が示されている。このコンテンツファイル30に、3次元オブジェクトデータC33が追加される。
3次元オブジェクト追加プログラム41は、3次元オブジェクトデータC33を追加することにより、コンテンツファイル30を、コンテンツファイル34に示されるような3つの3次元オブジェクトA、B、Cからなるコンテンツファイルとする。
カプセル化ファイル20と3次元オブジェクトファイル32が同一のコンピュータ内に保存されていれば、追加処理をほぼリアルタイムで実行可能である。これより、3次元オブジェクト追加プログラムによって、同一のコンピュータ内にある外部ファイルの3次元オブジェクトデータをカプセル化ファイルに追加できる。
以上のように、コンテンツファイルを表示する表示プログラムを一つのカプセルかファイルにカプセル化することによって、カプセル化ファイルのユーザはコンピュータ環境に依存せずコンテンツファイルを閲覧できるようになる。
上記処理では、コンテンツファイルと動作プログラムファイルを単一ファイルにカプセル化した例が記載されているが、この処理は、カプセル化ファイル構造のみに限定するものではなく、全てのファイルが分割された状態で提供されるものであっても良い。
次に、3次元オブジェクトデータが追加されたカプセル化ファイルを、コンピュータB11からコンピュータA10に送信する処理について、図5を用いて説明する。
ステップS101で、コンピュータB11の3次元オブジェクト追加プログラム41は、カプセル化ファイルへ3次元オブジェクトデータを追加する。ステップS102で、構成要素分割プログラム42は、追加した3次元オブジェクトデータを構成要素である複数のポリゴンに分割する。ステップS103で、隣接部分判定プログラムは、以前からカプセル化ファイル内に保存され、設計図面内に表示されている3次元オブジェクトと追加したオブジェクトとの隣接部分を判定する。隣接部分の判定方法に関しては後述する。
ステップS104で、重要度指定プログラム44は、隣接部分の判定結果から3次元オブジェクトの構成要素の重要度を指定する。重要度を指定方法に関しては後述する。ステップS105で、通信環境情報取得プログラム48は、必要に応じて3次元オブジェクトを送信する通信経路の通信環境情報を取得する。
ステップS106で、3次元オブジェクト送信プログラム45は、重要度順に3次元オブジェクトの構成要素を逐次的に送信する。この際に、取得した通信環境情報から3次元オブジェクトデータを単位時間当たりに送信するデータ量の上限値を設定して送信しても良い。
また、カプセル化ファイルへ外部ファイルの3次元オブジェクトを追加した際に、追加した3次元オブジェクトをコンピュータA10の画面上に表示することもできるが、送信し終わった3次元オブジェクトの構成要素から順々にコンピュータA10の画面上に表示することで、コンピュータB11の画面上に追加した3次元オブジェクトが表示されるタイミングとほぼ同時にコンピュータA10の画面上に3次元オブジェクトを表示することも可能となる。以上のフローで3次元オブジェクトの送信処理が行われる。
なお、上記フローチャートでの、ステップS101は、3次元オブジェクト追加段階に対応する。ステップS102は、構成要素分割段階に対応する。ステップS103は、隣接部分判定段階に対応する。ステップS104は、重要度指定段階に対応する。ステップS105は、通信環境情報取得段階に対応する。ステップS106は、データ送信段階に対応する。
次に、受信するコンピュータA10の処理を、図6を用いて説明する。ステップS201で、3次元オブジェクト受信プログラム46は、重要度順に送信された3次元オブジェクトの構成要素を受信する。
ステップS202で、コンピュータA10は、受信した3次元オブジェクトの構成要素をカプセル化ファイルに逐次的に保存していく。ステップS203で、3次元オブジェクト表示プログラム47は、カプセル化ファイル内に保存された順に画面上に表示していく。この表示処理は、3次元オブジェクトの構成要素が保存される度に実行しても良いし、構成要素数が例えば10個以上保存されたら表示処理を実行するように、構成要素がある程度保存されてから表示処理を実行しても良い。
以上の処理により、隣接部分にある3次元オブジェクトの構成要素を選択的に送信し、送信先で隣接部分の情報を高速に表示することが可能な3次元オブジェクトの送受信方法を提供すること可能である。
次に、追加された3次元オブジェクトと予めカプセル化ファイル内に保持されている設計図面内の3次元オブジェクトとの隣接部分を判定する判定処理を、図7のフローチャートを用いて説明する。
この処理は、追加される3次元オブジェクトの後述するバウンディングボックスから設計図面内の3次元オブジェクトとの距離を算出することで隣接部分を判定する処理である。
ステップS301では、追加した3次元オブジェクトのバウンディングボックスが作成される。ここでバウンディングボックスとは、3次元オブジェクトの外形をボックス形状にしたものである。バウンディングボックスの例を、図8を用いて説明する。
図8には、画面50と、3次元オブジェクト52と、追加した3次元オブジェクトとの外形をボックス形状にしたバウンディングボックス51とが示されている。このバウンディングボックス51に示されるように、バウンディングボックスは、3次元オブジェクトの外形をボックス形状にしたものである。
フローチャートの説明に戻る。ステップS302で、隣接部分判定プログラム43は、追加した3次元オブジェクトのバウンディングボックスから設計図面内の3次元オブジェクトまでの距離を算出する。この距離の算出方法について、図9を用いて説明する。
図9には、画面50と、3次元オブジェクト52と、バウンディングボックス51と、点53、54、55とが示されている。点53、54は、バウンディングボックス51の頂点である。点55は、3次元オブジェクト52上の点である。
隣接部分判定プログラム43は、バウンディングボックス51の頂点から、球を描いて、設計図面内の3次元オブジェクトと交差する位置を検出し、検出位置から頂点位置までの距離を算出する。
通常、バウンディングボックスの形状は、直方体であるので頂点数が八個となる。フローチャートのステップS303で、隣接部分判定プログラム43は、八個の頂点からの距離の中で、相対的に短い距離である距離が1番目に短い頂点と2番目に短い頂点を検出する。図9の場合、1番目に短くなる頂点は、点53であり、2番目に短くなる点は、点54である。
ステップS304で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS303で検出された頂点から直線を作成する。なお、ステップS303とステップS304では、隣接部分判定プログラム43は、3番目に短い距離となる点も検出し、3点が作る平面を作成しても良い。
ステップS305で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS304で作成した直線又は平面から3次元オブジェクトの構成要素までの距離を算出する。ステップS306で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS305で算出した距離の短い3次元オブジェクトの構成要素を隣接部分と判定する。以上の処理を実行することで、3次元オブジェクトの隣接部分を判定することが可能である。
上述したフローチャートにおいて、ステップS301は、バウンディングボックス作成段階に対応する。ステップS302は、第1の距離算出段階に対応する。ステップS303は、頂点検出段階に対応する。ステップS305は、第2の距離算出段階に対応する。ステップS306は、短距離判定段階に対応する。
次に、隣接部分の判定結果から3次元オブジェクトの構成要素の重要度を指定する指定処理フローチャートを、図10を用いて説明する。重要度の指定処理は、バウンディングボックスの頂点から作成された直線又は平面から3次元オブジェクトの構成要素までの距離に依存して重要度が指定される。
ステップS401で、重要度指定プログラム44は、隣接部判定プログラムにより算出した3次元オブジェクトの構成要素までの距離情報を取得する。ステップS402で、重要度指定プログラム44は、3次元オブジェクトの構成要素の表示面積を算出する。
ステップS403で、重要度指定プログラム44は、構成要素の表示面積の閾値を任意に設定し、閾値以上の表示面積を持つ構成要素に高い重要度を指定する。閾値の設定方法としては、構成要素数の10%が閾値以上の表示面積を持つように設定しても良いし、3次元オブジェクトの全体表示面積の1/100に設定しても良い。
ステップS404で、重要度指定プログラム44は、閾値以下の表示面積を持つ構成要素の距離情報から重要度を指定する。ここでは、構成要素の重要度は距離の短い順に高い重要度が指定される。
上述したフローチャートにおいて、ステップS401は、距離情報取得段階に対応する。ステップS402は、表示面積算出段階に対応する。ステップS403は、第1の重要度指定段階に対応する。ステップS404は、第2の重要度指定段階に対応する。
図11に構成要素の重要度指定結果の一例を示す。図11には、重要度を示す矢印と、閾値以上の表示面積を持つ構成要素61と、隣接部分の構成要素62と、表示面積が小さく隣接部分以外の構成要素63とが示されている。図11の場合、この順に重要度が低くなる。
以上の重要度の指定処理を実行することで、隣接部分の表示だけではなく、3次元オブジェクトの大まかな外観形状も高速に表示させることが可能となる。
次に、隣接部分をユーザの加筆情報から判定する場合の実施例について説明する。このユーザの加筆情報を、図12を用いて説明する。
図12には、画面50と3次元オブジェクト52と、バウンディングボックス51と、加筆情報56とが示されている。この加筆情報56は、例えばユーザがマウスをドラッグするなどして描かれたものである。
この場合での隣接部分の判定処理を、図13のフローチャートを用いて説明する。ステップS501で、隣接部分判定プログラム43は、追加した3次元オブジェクトのバウンディングボックスを作成し画面上に表示する(図8参照)。
ステップS502で、隣接部分判定プログラム43は、ユーザによってバウンディングボックス上に加筆された加筆情報の位置情報を検出する。ステップS503で、隣接部分判定プログラム43は、加筆された領域内にある3次元オブジェクトの構成要素を隣接部分と判定する。
以上の処理を実行することで、ユーザ加筆情報を取得することにより3次元オブジェクトの隣接部分を正確に判定することが可能となる。
上述したフローチャートにおいて、ステップS501は、バウンディングボックス作成段階に対応する。ステップS502は、加筆処理検出段階に対応する。ステップS503は、加筆位置隣接部分判定段階に対応する。
次に、3次元オブジェクトの重心位置を用いた隣接部分の判定について説明する。図14は、重心を用いて隣接部分を検出する様子を示す図である。図14には、画面50と、3次元オブジェクト52と、重心57と、重心58と、接点59とが示されている。重心57は、3次元オブジェクト52の重心である。重心58は、追加した3次元オブジェクトの重心である。接点59は、重心57と重心58とを通る直線と、追加した3次元オブジェクトとの接点である。
この接点となった部分が隣接部分と判定される。この処理を、図15のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601で、隣接部分判定プログラム43は、設計図面内の3次元オブジェクトの重心位置を算出する。ステップS602で、隣接部分判定プログラム43は、追加した3次元オブジェクトの重心位置を算出する。ステップS603で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS601とステップS602で算出した重心位置を結ぶ直線を作成する。
ステップS604で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS603で作成した直線と追加した3次元オブジェクトが接する位置にある構成要素を検出する。ステップS605で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS604で検出した構成要素の近くにある3次元オブジェクトの構成要素群を隣接部分と判定する。
なお、ステップS601、602では、3次元オブジェクトの重心位置を算出しているが、予め3次元オブジェクトのデータ内に重心位置を保存しておき、その情報を利用しても良い。以上の処理を実行することで、隣接部分の判定処理を高速に実行することが可能となる。
上述したフローチャートにおいて、ステップS601は、第1の重心位置算出段階に対応する。ステップS602は、第2の重心位置算出段階に対応する。ステップS603は、直線作成段階に対応する。ステップS604は、構成要素検出段階に対応する。ステップS605は、近傍判定段階に対応する。
次に、図3で説明したカプセル化ファイルとは異なる形式のカプセル化ファイルについて説明する。図16に示されるカプセル化ファイル20は、図3で説明したカプセル化ファイルと比較して、コンテンツファイル30の構成が異なる。
図16で示されるコンテンツファイル30は、新たに隣接部位情報71を含む構成となっている。この隣接部位置情報とは3次元オブジェクトの接合部分を指し示す情報である。この隣接部位置情報は、通常、設計図面等で使用される部品では、接合部分が予め決定されていることが多いために導入されたものである。
接合部分が予め決定されている部品の例を、図17を用いて説明する。図17は、ネジ80を示すものである。ネジ80の接合部分72に示されるように、一般的にネジは接合部分が予め決定されている。そのように、予め決定されている場合、接合部分を隣接位置とみなすことができる。
なお、この隣接部位置情報は、外部ファイルの3次元オブジェクトデータにも当然に保持されている。
この隣接部位置情報がコンテンツファイル30に含まれる場合に隣接部分を判定する処理を、図18のフローチャートを用いて説明する。
ステップS701で、隣接部分判定プログラム43は、追加した3次元オブジェクトデータから隣接部位置情報を取得する。ステップS702で、隣接部分判定プログラム43は、ステップS701で取得した隣接部位置情報を参照して、隣接部分となる3次元オブジェクトの構成要素を判定する。以上の処理を実行することで、予め保持されている3次元オブジェクトの隣接部位置情報を利用して、3次元オブジェクト同士の隣接部分を正確に判定することが可能となる。
上述した処理において、ステップS701は、隣接部位置情報取得段階に対応し、ステップS702は、隣接部位置情報判定段階に対応する。
本実施の形態に係るシステム構成を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成図である。 カプセル化ファイル構造を示す図である。 3次元オブジェクトデータを追加する様子を示す図である。 送信処理を示すフローチャートである。 受信処理を示すフローチャートである。 判定処理を示すフローチャートである。 バウンディングボックスを示す図である。 距離を算出する様子を示す図である。 重要度を指定する処理を示すフローチャートである。 重要度を示す図である。 加筆情報を示す図である。 判定処理を示すフローチャートである。 判定処理を示すフローチャートである。 重心を用いて隣接部分を検出する様子を示す図である。 カプセル化ファイル構造を示す図である。 3次元オブジェクトを示す図である。 判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 コンピュータA
11 コンピュータB
12 ネットワーク
13、14 3Dデータ
15、16、50 画面
20 カプセル化ファイル
30、34 コンテンツファイル
31 3次元オブジェクトデータ
32 3次元オブジェクトファイル
33 3次元オブジェクトデータC
40 動作プログラムファイル
41 3次元オブジェクト追加プログラム
42 構成要素分割プログラム
43 隣接部判定プログラム
44 重要度指定プログラム
45 3次元オブジェクト送信プログラム
46 3次元オブジェクト受信プログラム
47 3次元オブジェクト表示プログラム
48 通信環境情報取得プログラム
51 バウンディングボックス
52 3次元オブジェクト
53、54、55 点
56 加筆情報
57、58 重心
59 接点
61 閾値以上の表示面積を持つ構成要素
62 隣接部分の構成要素
63 表示面積が小さく隣接部分以外の構成要素
71 隣接部位置情報
72 接合部分
80 ネジ

Claims (3)

  1. 3次元のオブジェクトを表示するためのデータを送信するデータ送信装置であって、
    第1の3次元オブジェクトに第2の3次元オブジェクトを追加する3次元オブジェクト追加手段と、
    前記3次元オブジェクトを構成する構成要素に、前記3次元オブジェクトを分割する構成要素分割手段と、
    前記構成要素分割手段により分割された前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のうち、前記第1の3次元オブジェクトデータに隣接する構成要素を判定する隣接部分判定手段と、
    前記隣接部分判定手段による隣接部分の判定結果に基づき、前記第2の3次元オブジェクトデータの各構成要素に、送信する順番を定めるための重要度を指定する重要度指定手段と、
    前記重要度指定手段により指定された重要度に基づき、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータを送信するデータ送信手段と、を有し、
    前記隣接部分判定手段は、
    前記第2の3次元オブジェクトの外形をボックス形状にしたバウンディングボックスを作成するバウンディングボックス作成手段と、
    前記バウンディングボックス作成手段により作成されたバウンディングボックスの頂点と前記第1の3次元オブジェクトとの距離を算出する第1の距離算出手段と、
    前記第1の距離算出手段で算出された距離の中で、相対的に短い距離が算出された複数の頂点を検出する頂点検出手段と、
    前記頂点検出手段で検出された頂点で定まる図形と前記各構成要素までの距離を算出する第2の距離算出手段と、
    前記第2の距離算出手段で算出された距離の中で、短い距離が算出された構成要素を隣接部分と判定する短距離判定手段と
    を有することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 3次元のオブジェクトを表示するためのデータを送信するデータ送信装置であって、
    第1の3次元オブジェクトに第2の3次元オブジェクトを追加する3次元オブジェクト追加手段と、
    前記3次元オブジェクトを構成する構成要素に、前記3次元オブジェクトを分割する構成要素分割手段と、
    前記構成要素分割手段により分割された前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のうち、前記第1の3次元オブジェクトデータに隣接する構成要素を判定する隣接部分判定手段と、
    前記隣接部分判定手段による隣接部分の判定結果に基づき、前記第2の3次元オブジェクトデータの各構成要素に、送信する順番を定めるための重要度を指定する重要度指定手段と、
    前記重要度指定手段により指定された重要度に基づき、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータを送信するデータ送信手段と、を有し、
    前記隣接部分判定手段は、
    前記第1の3次元オブジェクトの重心位置を算出する第1の重心位置算出手段と、
    前記第2の3次元オブジェクトの重心位置を算出する第2の重心位置算出手段と、
    前記第1、第2の重心位置算出手段で算出された重心位置から直線を作成する直線作成手段と、
    前記第2の3次元オブジェクトの構成要素と前記直線とが接する構成要素を検出する構成要素検出手段と、
    前記構成要素検出手段により検出された構成要素を隣接部分と判定する近傍判定手段と
    を有することを特徴とするデータ送信装置。
  3. 前記構成要素が送信されるネットワークの通信環境情報を取得する通信環境情報取得手段をさらに有し、
    前記データ送信手段は、
    前記通信環境情報取得手段により取得された通信環境情報に基づき、単位時間当たりに送信する前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータ量の上限値を設定し、前記第2の3次元オブジェクトの構成要素のデータを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ送信装置。
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