JP4540759B2

JP4540759B2 - Work positioning device

Info

Publication number: JP4540759B2
Application number: JP07265398A
Authority: JP
Inventors: 利雄小播
Original assignee: Sanyo Machine Works Ltd
Current assignee: Sanyo Machine Works Ltd
Priority date: 1998-03-20
Filing date: 1998-03-20
Publication date: 2010-09-08
Anticipated expiration: 2018-03-20
Also published as: JPH11267870A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ溶接機や精密加工機等に使用されるワーク位置決め装置に関するもので、より詳しくは、テーブル上で平板状ワークの端面同士を突き合わせて位置決めする場合の位置決め部材を改良したものである。
【０００２】
【従来の技術】
たとえばレーザ溶接により鋼板の突合せ溶接をする場合、図５および図６に示すように、一対のワーク１，２を位置決めしてセットし得るセット部を並設したテーブル３を水平方向にスライド自在に設け、レーザ加工機１１の真下に位置する（紙面では右側の）セット部の第一ワーク１と第二ワーク２の溶接を実行する間に、他方の（紙面では左側の）セット部から溶接済みワークを搬出するとともに新たなワーク１，２の搬入を行う。レーザ加工機１１は、図６に符号Ｌで示した溶接線に沿ってトーチを移動させ、ワーク１，２の突合せ位置を溶接する。そして、前記溶接が終了すると、テーブル３を鎖線で示される位置に移動させて、溶接済みワークの搬出と新たなワークの搬入を行い、その間に前記他方のセット部のワーク１，２の溶接を実行する。
【０００３】
第一ワーク１と第二ワーク２は、たとえば板厚の異なる矩形の薄板鋼板で、テーブル３上の定位置で両者の端面同士を突き合わせて位置決めされる。図７に従って説明するならば、テーブル３には突合せ溶接の溶接線Ｌに対応して作業溝４が形成されており、作業溝４の両端部に位置決めピン１２が立設されてある。このピン１２は一般に円柱形で、その側面が溶接線Ｌを含む垂直平面に接する位置関係にある。そして、テーブル３上に幅広で板厚の大きい第一ワーク１を図示しないクランパで押し付けてテーブル３上を作業溝４の方向にスライドさせ、第一ワーク１の先端面をピン１２の側面に当接させ、第一ワーク１の先端面を溶接線Ｌに合わせる。次に、第二ワーク２をテーブル３上に別のクランパで押し付け、テーブル３上を作業溝４の方向にスライドさせて、第二ワーク２の先端面を第一ワーク１の先端面に突き当てる。このようにして、第一ワーク１と第二ワーク２の突合せ位置を溶接線Ｌに合致させる。この後、溶接線Ｌに沿ってワーク１，２の突合せ溶接が実行される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
テーブル３上の２枚のワーク１，２の突合せ位置が溶接線Ｌと正確に一致していないと溶接不良の原因となる。ところが、板厚１ｍｍ前後の薄肉鋼板のようなワーク１，２には歪みによる反りがある場合もあり、ワーク１，２をテーブル３上でスライドさせて端面同士を突き当てる方法では図８に示すような位置決め不良が発生することがある。すなわち、図８（Ａ）に示すように、第一ワーク１が上向きに反っている場合、第二ワーク２を第一ワーク１に突き合わせようとしても第一ワーク１の下に潜り込んでしまうことがある。また、図８（Ｂ）に示すように、第一ワーク１が下向きに反っている場合、第二ワーク２を第一ワーク１に突き合わせようとしても第二ワーク２が第一ワーク１の上に乗り上げてしまうことがある。
【０００５】
そこで、本発明の目的は、テーブル上で平板状のワークを突き合わせて位置決めする際に使用される位置決めピンを改良して、ワークに反りがあっても正確な位置決めが可能な位置決め装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明のワーク位置決め装置は、矩形の板状の第一ワーク（１）と第二ワーク（２）を、テーブル（３）上の所定の基準位置にて両者の端面同士を突き合わせた状態に位置決めするための装置であって、基準位置の幅方向両端に配置した一対の位置決め部材（５）（５）を備え、各位置決め部材（５）（５）が、基準位置を含む垂直平面内にあって第一ワーク（１）側に面したストッパ面（ｎ）と、ストッパ面（ｎ）の上端縁から第一ワーク（１）側に向かって延在し、ストッパ面（ｎ）から離れるにつれてテーブル（３）上面からの高さが増す傾斜したガイド面（ｍ）と、前記ガイド面（ｍ）とは逆向きの傾斜面で下端縁が前記ストッパ面（ｎ）と会合して前記第二ワーク（２）側に向かって延在するガイド面（ｍ'）を備え、前記ストッパ面（ｎ）と会合する前記ガイド面（ｍ'）の下端縁のテーブル（３）上面からの高さは第二ワーク（２）の板厚より大きく設定され、前記ストッパ面（ｎ）および前記ガイド面（ｍ）（ｍ'）はワーク幅方向で見た内側に向けて開放させてあり、第一ワーク（１）の先端面をストッパ面（ｎ）で位置決めし、次に第二ワーク（２）の先端面を第一ワーク（１）の先端面に当接させて位置決めすることを特徴とする。
【０００７】
位置決め部材のストッパ面は、基準位置を含む垂直平面内にあって、第一ワークの先端面を受け止めることによって基準位置に位置決めする。位置決め部材のガイド面は、第一ワークが上向きに反っている場合に、その先端部を押し下げて反りを修正ないし矯正する役割を果たす。
【０００８】
上向きに反った第一ワークの場合、先端部がテーブル上面から少し浮いた状態となるが、先端面がストッパ面に当たるまで押し進めることにより、ガイド面によって先端部が押し下げられ、反りが修正ないし矯正される。このようにして先端面を基準位置に揃えた第一ワークは、先端部がテーブル上面と接するか、あるいは僅かのすきましかない状態に保持されているため、第二ワークを突き合わせたとき第二ワークが第一ワークの下に潜り込むことはない。
【０００９】
第一ワークが下向きに反っている場合、先端面がストッパ面に当たることによって、先端部の上面がテーブル上面より下まで下がることを防止される。また、請求項２の発明のように、ストッパ面の下端縁をテーブル上面よりも下方に位置させることにより、第一ワークの下向きの反りが比較的大きい場合でも第一ワークの先端部がストッパ面により確実に規制され、テーブル上面から過度に下方に潜り込むことはない。したがって、第二ワークの先端面を突き合わせるとき、第二ワークが第一ワークの上に乗り上げることはない。
【００１０】
テーブル上面からガイド面の下端縁までの寸法は、第一ワークの先端部の厚さより大きく、第一ワークの厚さと第二ワークの厚さの和を越えない範囲に設定する（請求項３）。第一ワークの先端部に上向きの反りがある場合に、ガイド面によって下向き押し下げ、第一ワークの先端部の下面とテーブル上面との間に第二ワークの厚さを越えるすきまが生じないようにするためである。
【００１１】
位置決め部材の具体的な形状は別段限定されるものではないが、たとえば、テーブルに取り付けるためのベース部と、ベース部の先端に位置してガイド面とストッパ面を形成したヘッド部とを備え、テーブル上面と平行に配置される角棒状とすることができる（請求項４）。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、図１ないし図３に従い、レーザによる薄肉鋼板の突合せ溶接におけるワークの位置決めを例にとって、本発明の実施の形態を説明する。この場合、ワークの突合せ位置すなわち溶接線が基準位置となる。
【００１３】
図１に示すように、溶接線Ｌの両端部に溶接線Ｌと平行に設置された一対の位置決め部材５で位置決め装置が構成される。各位置決め部材５は概ね角棒状で、ベース部５ａとヘッド部５ｂを備える。図２に示すように、ヘッド部５ａは矩形の横断面を有し、下面がテーブル３の上面に接した状態でボルト等の固定手段によりテーブル３に固定される。位置決め部材５は、図１に示した位置と、互いに離反する向きに後退した退避位置との間でスライド可能になっている。また、位置決め部材５の溶接線Ｌ方向の位置は、ワークの大きさに応じて調節できるようになっている。
【００１４】
ヘッド部５ｂはベース部５ａを延長した形態ではあるが、下面の中央部に位置決め部材５の長手方向に延びる凸部５ｃを備えるとともに、ガイド面ｍ，ｍ'を備えている。凸部５ｃの幅は作業溝４内に収まる程度であればよいが、凸部５ｃの第一ワーク１側の側壁面は溶接線Ｌを含む垂直面であり、この垂直面は第一ワーク１の端面と当接するストッパ面ｎを構成する。なお、ガイド面ｍ，ｍ'とストッパ面nを具備していれば、位置決め部材５の形状は図面に例示した形状に限られず、その他の形状とすることも可能である。また、ガイド面ｍ，ｍ'と会合する位置決め部材５の垂直壁面をワーク１，２の幅方向の位置決めに利用することも可能である。
ここで、ガイド面ｍ，ｍ'と会合する位置決め部材５の垂直壁面とは位置決め部材５の長手方向に対して垂直な壁面であって、ガイド面ｍと会合する垂直壁面は、図１の上側の位置決め部材５の場合、第一ワーク１の上辺と平行な実線で示してあり、図１の下側の位置決め部材５の場合、第一ワーク１の下辺と平行な破線で示してある。同様に、ガイド面ｍ'と会合する垂直壁面は、図１の上側の位置決め部材５の場合、第二ワーク２の上辺と平行な破線で示してあり、図１の下側の位置決め部材５の場合、第二ワーク２の下辺と平行な実線で示してある。
また、図２（Ａ）では、図１の上側の位置決め部材５におけるガイド面ｍと会合する垂直壁面がガイド面ｍを斜辺とする直角三角形状に現われている。図２（Ｂ）では、同じく図１の上側の位置決め部材５におけるガイド面ｍ，ｍ'と会合する垂直壁面が、ガイド面ｍ，ｍ'を斜辺とする直角三角形状に現われている。図２（Ｃ）では、図１の下側の位置決め部材５におけるガイド面ｍ，ｍ'が実線と破線で示してあるが、同図は図１における線Ｃ−Ｃにおける断面であることから、ガイド面ｍ，ｍ'と会合する垂直壁面は現れていない。
図１および図２から明らかなとおり、上記垂直壁面はガイド面ｍ，ｍ'のベース部５ａ側にあり、位置決め部材５の先端側にはそのような垂直壁面はない。つまり、ガイド面ｍ，ｍ'およびストッパ面ｎはワーク幅方向で見た内側に向けて開放させてある。また、図１では、位置決め部材５の先端面からガイド面ｍ'の垂直壁面までの距離よりも位置決め部材５の先端面からガイド面ｍの垂直壁面までの距離の方が長い。これは、図１が、第一ワークの幅に比べて第二ワークの幅が小さいという寸法関係にあり、かつ、垂直壁面をワーク１，２の幅方向の位置決めに利用する場合の例を示した図であることによる。
このように、一対の位置決め部材５は、先端面を向かい合わせにして、ワーク１，２の幅方向の両端部に位置し、ストッパ面ｎおよびガイド面ｍ，ｍ'が溶接線Ｌと平行に延所する。
【００１５】
一方のガイド面ｍは、ストッパ面ｎの上端から第一ワーク１側に面した位置決め部材５の側面まで延在する傾斜面である。ガイド面ｍの傾斜角θは経験上求められる第一ワーク１の反りの度合いに基づいて定められるもので、通常、２０°〜４０°の範囲に設定される。ストッパ面ｎと会合するガイド面ｍの下端縁のテーブル３上面からの高さは、テーブル３の上面から第一ワーク１の下面までの距離が第二ワーク２の板厚よりも小さくなれば足り、通常、第一ワーク１の板厚より僅かに大きく設定される。言い換えるならば、テーブル上面からストッパ面の上端縁までの寸法は、第一ワークの先端部の厚さより大きく、第一ワークの厚さと第二ワークの厚さの和を越えない範囲とする。
【００１６】
他方のガイド面ｍ’は前記ガイド面ｍとは逆向きの傾斜面であり、ストッパ面ｎから第二ワーク２側に面した位置決め部材５の側面まで延在する。ガイド面ｍ’の傾斜角は上記ガイド面ｍと同等に設定することができる。ストッパ面ｎと会合するガイド面ｍ’の下端縁のテーブル３上面からの高さは、通常、第二ワーク２の板厚より僅かに大きく設定される。
【００１７】
テーブル３上での位置決め部材５によるワーク１，２の位置決めは次の要領で行われる。まず、テーブル３上の第一ワーク１を位置決め部材５に向けてスライドさせるのであるが、反りが全くないときは第一ワーク１は先端面１ｂがストッパ面ｎに当接するまでスムーズに進み、これにより先端面１ｂが溶接線Ｌに一致した状態に位置決めされる。第一ワーク１に上向き若しくは下向きの反りがある場合については次のとおりである。なお、第二ワーク２についても概ね同様であるためここでは第一ワーク１についてのみ述べる。
【００１８】
図３（Ａ）に示すように、第一ワーク１の先端部１ａが上向きに反っていてテーブル３の上面から少し浮き上がっている場合には、第一ワーク１の先端面１ｂの上辺エッジが位置決め部材５のガイド面ｍに当たり、ガイド面ｍに摺接しながら進むこととなる。その結果、第一ワーク１の先端部１ａの上向きの反りが下方に修正ないし矯正され、端面１ｂがストッパー面ｎに当接するに至る。このようにして、第一ワーク１の端面１ｂが溶接線Ｌに一致する。このようにして位置決めされた第一ワーク１の先端部１ａは、テーブル３の上面と接するか、仮に浮き上がっていても僅かな、つまり第二ワーク２の板厚より小さなすきましか存在しない状態となる。
【００１９】
逆に、図３（Ｂ）に示すように第一ワーク１の先端部１ａに下向きの反りがある場合には、テーブル３上を第一ワーク１が前進すると、その下向きの先端部１ａが作業溝４に潜り込もうとするが、ストッパ面ｎが作業溝４内にまで及んでいるため、このストッパ面ｎに先端面１ｂが当接して溶接線Ｌ上に位置決めされる。このようにして、作業溝４内への第一ワーク１の先端部１ａの過度の潜り込みが規制される。ここで、過度の潜り込みというのは、第一ワークの上面がテーブル３の上面よりも下になることを意味する。それによって第二ワーク２の乗り上げが起こり得るからである。
【００２０】
図４に示すように、上記突部５ｃの幅を拡張してテーブル３の上面とほぼ面一の上面を備えた支持片５ｄを形成させてもよい。これにより、とくにワーク１，２が下向きに反っている場合に、図４（Ｂ）に二点鎖線で示すように、反ったワーク先端部が支持片５ｄの上面で支えられるため、テーブル３上面より下位に潜り込むことが防がれる。
【００２１】
上述のように、第一ワーク１に反りがない場合、上向き又は下向きの反りがある場合のいずれであっても、第一ワーク１の先端面１ｂがストッパ面ｎで溶接線Ｌ上に位置決めされる。そして、上述の要領でテーブル３上に第一ワーク１を位置決めすると、次に第二ワーク２をテーブル３上に第一ワーク１に向けてスライドさせて、第二ワーク２の先端面を第一ワーク１の先端両１ｂに当接させて溶接線Ｌ上に位置決めする。第二ワーク２が第一ワーク１の下に潜り込むことなく、かつ、第一ワーク１上に乗り上げることなく、確実に第二ワーク２の先端面が第一ワーク１の先端面１ｂに突き合わされて、溶接線Ｌ上に位置決めされる。このように位置決めされたワーク１，２をクランパでテーブル３上に押し付けて固定した状態で、位置決め部材５を退避させて、溶接を実行するのである。
【００２２】
なお、本発明は、ここに例示したレーザによる突合せ溶接におけるワークの位置決めに限らず、その他の各種加工機や検査機等におけるワークの位置決めにも適用することができるものである。
【００２３】
【発明の効果】
本発明によれば、ワークに反りがあっても、ガイド面および／またはストッパ面によって反りが修正あるいは矯正され、第一ワークの先端面が基準位置に正確に位置決めされるので、第二ワークを突き合わせるとき第一ワークの下に潜り込んだり、上に乗り上げたりするといった問題が解消する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を説明するための平面図である。
【図２】（Ａ）は図１のＡ−Ａ線断面図、（Ｂ）は図１のＢ−Ｂ線断面図、（Ｃ）は図１のＣ−Ｃ線断面図である。
【図３】図２（Ｃ）と類似の断面図である。
【図４】別の実施の形態を示す図２（Ｂ）と類似の断面図である。
【図５】レーザ突合せ溶接に使用されるテーブルの概略正面図である。
【図６】図５のテーブルの平面図である。
【図７】（Ａ）は従来の技術を説明するための平面図、（Ｂ）は断面図である。
【図８】従来の技術を説明するための断面図である。
【符号の説明】
１第一ワーク
２第二ワーク
３テーブル
４作業溝
Ｌ溶接線（基準位置）
５位置決め部材
５ａベース部
５ｂヘッド部
５ｃ凸部
５ｄ支持片
ｍガイド面（第一ワーク用）
ｍ’ ガイド面（第二ワーク用）
ｎストッパ面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a workpiece positioning device used in a laser welding machine, a precision processing machine, or the like. More specifically, the present invention relates to an improved positioning member for positioning by aligning the end faces of flat plate workpieces on a table. is there.
[0002]
[Prior art]
For example, when performing butt welding of steel plates by laser welding, as shown in FIGS. 5 and 6, a table 3 provided with a set portion in which a pair of workpieces 1 and 2 can be positioned and set can be slid in a horizontal direction. Provided, while performing welding of the first work 1 and the second work 2 of the set part (on the right side in the drawing) located directly below the laser processing machine 11, the other set part (on the left side in the drawing) has been welded. The workpiece is unloaded and new workpieces 1 and 2 are loaded. The laser beam machine 11 moves the torch along the welding line indicated by the symbol L in FIG. And when the said welding is complete | finished, the table 3 is moved to the position shown by a chain line, and the welded work is carried out and a new work is carried in, during which the workpieces 1 and 2 of the other set part are welded. Execute.
[0003]
The first workpiece 1 and the second workpiece 2 are, for example, rectangular thin steel plates having different plate thicknesses, and are positioned by abutting both end surfaces at a fixed position on the table 3. If it demonstrates according to FIG. 7, the work groove | channel 4 is formed in the table 3 corresponding to the welding line L of butt welding, and the positioning pin 12 is standingly arranged by the both ends of the work groove | channel 4. FIG. The pin 12 is generally cylindrical and has a side surface in contact with a vertical plane including the weld line L. Then, the wide and thick first work 1 is pressed on the table 3 with a clamper (not shown) and is slid in the direction of the working groove 4 on the table 3 so that the tip surface of the first work 1 contacts the side surface of the pin 12. The tip surface of the first workpiece 1 is aligned with the weld line L. Next, the second workpiece 2 is pressed onto the table 3 with another clamper, and is slid in the direction of the work groove 4 on the table 3 so that the tip surface of the second workpiece 2 is abutted against the tip surface of the first workpiece 1. . In this way, the butting position of the first workpiece 1 and the second workpiece 2 is matched with the weld line L. Thereafter, butt welding of the workpieces 1 and 2 is performed along the weld line L.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
If the butting position of the two workpieces 1 and 2 on the table 3 does not exactly coincide with the weld line L, it causes welding failure. However, the workpieces 1 and 2 such as thin steel plates having a thickness of about 1 mm may be warped due to distortion, and a method of sliding the workpieces 1 and 2 on the table 3 and abutting the end surfaces is shown in FIG. Such a positioning failure may occur. That is, as shown in FIG. 8 (A), when the first workpiece 1 is warped upward, even if the second workpiece 2 is to be brought into contact with the first workpiece 1, the first workpiece 1 may sink under the first workpiece 1. is there. Further, as shown in FIG. 8B, when the first work 1 is warped downward, the second work 2 is placed on the first work 1 even if the second work 2 is to be abutted against the first work 1. You may get on.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a positioning device capable of accurate positioning even when the workpiece is warped by improving a positioning pin used when positioning a flat workpiece on the table. There is.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The workpiece positioning device of the present invention positions a rectangular plate-like first workpiece (1) and second workpiece (2) in a state in which both end faces are abutted at a predetermined reference position on a table (3). And a pair of positioning members (5) and (5) arranged at both ends in the width direction of the reference position, and each positioning member (5) and (5) is within a vertical plane including the reference position. The stopper surface (n) facing the first workpiece (1) side, the table extending from the upper edge of the stopper surface (n) toward the first workpiece (1) side, and moving away from the stopper surface (n) (3) An inclined guide surface (m) whose height from the upper surface is increased, and an inclined surface opposite to the guide surface (m), whose lower end edge is associated with the stopper surface (n) and the second workpiece (2) A guide surface (m ′) extending toward the side, the stopper The height from the upper surface of the table (3) of the lower edge of the guide surface (m ′) that meets the surface (n) is set to be greater than the plate thickness of the second workpiece (2), and the stopper surface (n) and the The guide surfaces (m) and (m ′) are opened toward the inside as viewed in the workpiece width direction, the tip surface of the first workpiece (1) is positioned by the stopper surface (n), and then the second workpiece ( It is characterized in that the front end surface of 2) is brought into contact with the front end surface of the first workpiece (1) for positioning.
[0007]
The stopper surface of the positioning member is in a vertical plane including the reference position, and is positioned at the reference position by receiving the tip surface of the first workpiece. When the first workpiece is warped upward, the guide surface of the positioning member plays a role of correcting or correcting the warp by pushing down the tip portion thereof.
[0008]
In the case of the first workpiece warped upward, the tip part is slightly lifted from the table upper surface, but by pushing the tip surface until it hits the stopper surface, the tip part is pushed down by the guide surface, and the warp is corrected or corrected. The The first workpiece with the tip surface aligned in the reference position in this way is held in a state where the tip portion is in contact with the table top surface or has a slight clearance. Will not sink under the first work.
[0009]
When the first workpiece is warped downward, the top surface of the tip portion is prevented from falling below the table top surface by the tip surface hitting the stopper surface. Further, as in the invention of claim 2, by positioning the lower end edge of the stopper surface below the table upper surface, even when the downward warping of the first workpiece is relatively large, the leading end of the first workpiece can be Is reliably controlled, and does not sink excessively downward from the upper surface of the table. Therefore, when the front end surface of the second workpiece is abutted, the second workpiece does not run on the first workpiece.
[0010]
The dimension from the upper surface of the table to the lower edge of the guide surface is set in a range larger than the thickness of the tip of the first workpiece and not exceeding the sum of the thickness of the first workpiece and the thickness of the second workpiece. . When there is upward warping at the tip of the first workpiece, it is pushed down by the guide surface so that there is no gap exceeding the thickness of the second workpiece between the lower surface of the tip of the first workpiece and the upper surface of the table. It is to do.
[0011]
The specific shape of the positioning member is not particularly limited.For example, the positioning member includes a base portion to be attached to the table, and a head portion that is located at the tip of the base portion and that forms a guide surface and a stopper surface. It can be made into the square-bar shape arrange | positioned in parallel with a table upper surface (Claim 4).
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3, taking as an example the positioning of a workpiece in butt welding of a thin steel plate by laser. In this case, the butt position of the workpiece, that is, the weld line becomes the reference position.
[0013]
As shown in FIG. 1, a positioning device is constituted by a pair of positioning members 5 installed in parallel to the welding line L at both ends of the welding line L. Each positioning member 5 has a generally square bar shape and includes a base portion 5a and a head portion 5b. As shown in FIG. 2, the head portion 5 a has a rectangular cross section, and is fixed to the table 3 by fixing means such as a bolt with the lower surface in contact with the upper surface of the table 3. The positioning member 5 is slidable between the position shown in FIG. 1 and the retracted position retracted in a direction away from each other. Further, the position of the positioning member 5 in the weld line L direction can be adjusted according to the size of the workpiece.
[0014]
Although the head portion 5b is a form in which the base portion 5a is extended, the head portion 5b is provided with a convex portion 5c extending in the longitudinal direction of the positioning member 5 and a guide surface m, m ′ at the center portion of the lower surface. The width of the convex portion 5c only needs to be within the working groove 4, but the side wall surface on the first workpiece 1 side of the convex portion 5c is a vertical surface including the weld line L, and this vertical surface is the first workpiece 1. The stopper surface n which contacts with the end surface of this is comprised. As long as the guide surfaces m and m ′ and the stopper surface n are provided, the shape of the positioning member 5 is not limited to the shape illustrated in the drawings, but may be other shapes. It is also possible to use the vertical wall surface of the positioning member 5 that meets the guide surfaces m and m ′ for positioning the workpieces 1 and 2 in the width direction.
Here, the vertical wall surface of the positioning member 5 associated with the guide surfaces m and m ′ is a wall surface perpendicular to the longitudinal direction of the positioning member 5, and the vertical wall surface associated with the guide surface m is the upper side of FIG. 1 is indicated by a solid line parallel to the upper side of the first workpiece 1, and in the case of the lower positioning member 5 of FIG. 1, it is indicated by a broken line parallel to the lower side of the first workpiece 1. Similarly, in the case of the upper positioning member 5 in FIG. 1, the vertical wall surface meeting with the guide surface m ′ is indicated by a broken line parallel to the upper side of the second workpiece 2, and the lower positioning member 5 in FIG. In this case, it is indicated by a solid line parallel to the lower side of the second workpiece 2.
In FIG. 2A, the vertical wall surface meeting the guide surface m in the upper positioning member 5 of FIG. 1 appears in a right triangle shape having the guide surface m as a hypotenuse. In FIG. 2B, vertical wall surfaces that meet the guide surfaces m and m ′ in the positioning member 5 on the upper side in FIG. 1 also appear in a right triangle shape having the guide surfaces m and m ′ as hypotenuses. In FIG. 2 (C), the guide surfaces m and m ′ of the lower positioning member 5 in FIG. 1 are indicated by solid lines and broken lines, but since this figure is a cross section taken along line CC in FIG. There is no vertical wall that meets the guide surfaces m and m ′.
As apparent from FIGS. 1 and 2, the vertical wall surface is on the base portion 5 a side of the guide surfaces m and m ′, and there is no such vertical wall surface on the distal end side of the positioning member 5. That is, the guide surfaces m and m ′ and the stopper surface n are opened toward the inside as viewed in the workpiece width direction. In FIG. 1, the distance from the distal end surface of the positioning member 5 to the vertical wall surface of the guide surface m is longer than the distance from the distal end surface of the positioning member 5 to the vertical wall surface of the guide surface m ′. This shows an example in which FIG. 1 has a dimensional relationship that the width of the second workpiece is smaller than the width of the first workpiece, and the vertical wall surface is used for positioning in the width direction of the workpieces 1 and 2. According to the figure.
Thus, the pair of positioning members 5 are positioned at both ends in the width direction of the workpieces 1 and 2 with the tip surfaces facing each other, and the stopper surface n and the guide surfaces m and m ′ are parallel to the weld line L. Extend.
[0015]
One guide surface m is an inclined surface extending from the upper end of the stopper surface n to the side surface of the positioning member 5 facing the first work 1 side. The inclination angle θ of the guide surface m is determined based on the degree of warpage of the first workpiece 1 that is empirically determined, and is usually set in the range of 20 ° to 40 °. The height from the upper surface of the table 3 to the lower end edge of the guide surface m meeting with the stopper surface n is sufficient if the distance from the upper surface of the table 3 to the lower surface of the first workpiece 1 is smaller than the plate thickness of the second workpiece 2. Usually, it is set slightly larger than the plate thickness of the first workpiece 1. In other words, the dimension from the upper surface of the table to the upper end edge of the stopper surface is larger than the thickness of the tip portion of the first workpiece and does not exceed the sum of the thickness of the first workpiece and the thickness of the second workpiece.
[0016]
The other guide surface m ′ is an inclined surface opposite to the guide surface m, and extends from the stopper surface n to the side surface of the positioning member 5 facing the second workpiece 2 side. The inclination angle of the guide surface m ′ can be set equal to the guide surface m. The height of the lower end edge of the guide surface m ′ meeting with the stopper surface n from the upper surface of the table 3 is usually set slightly larger than the plate thickness of the second workpiece 2.
[0017]
The positioning of the workpieces 1 and 2 by the positioning member 5 on the table 3 is performed as follows. First, the first work 1 on the table 3 is slid toward the positioning member 5, but when there is no warp, the first work 1 proceeds smoothly until the tip surface 1b contacts the stopper surface n. As a result, the front end surface 1b is positioned so as to coincide with the weld line L. The case where the first workpiece 1 has an upward or downward warp is as follows. Since the second workpiece 2 is generally the same, only the first workpiece 1 will be described here.
[0018]
As shown in FIG. 3A, when the tip 1a of the first workpiece 1 is warped upward and slightly lifted from the upper surface of the table 3, the upper edge of the tip 1b of the first workpiece 1 is positioned. It hits the guide surface m of the member 5 and moves while sliding on the guide surface m. As a result, the upward warping of the tip 1a of the first workpiece 1 is corrected or corrected downward, and the end surface 1b comes into contact with the stopper surface n. In this way, the end face 1b of the first workpiece 1 coincides with the weld line L. The tip 1a of the first workpiece 1 positioned in this manner is in contact with the upper surface of the table 3 or even if it is lifted up, there is a slight clearance, that is, there is only a clearance smaller than the plate thickness of the second workpiece 2. .
[0019]
On the contrary, as shown in FIG. 3B, when the tip 1a of the first workpiece 1 has a downward warp, when the first workpiece 1 moves forward on the table 3, the tip 1a of the first workpiece 1 works. Although the stopper surface n extends into the working groove 4, the tip surface 1 b comes into contact with the stopper surface n and is positioned on the weld line L. In this way, excessive entry of the tip 1a of the first workpiece 1 into the working groove 4 is restricted. Here, excessive dive means that the upper surface of the first workpiece is lower than the upper surface of the table 3. This is because the second workpiece 2 can be ridden.
[0020]
As shown in FIG. 4, the width of the protrusion 5c may be expanded to form a support piece 5d having an upper surface substantially flush with the upper surface of the table 3. Thereby, especially when the workpieces 1 and 2 are warped downward, the warped workpiece tip is supported by the upper surface of the support piece 5d as shown by a two-dot chain line in FIG. It is prevented from dive into lower levels.
[0021]
As described above, the tip surface 1b of the first workpiece 1 is positioned on the weld line L by the stopper surface n regardless of whether the first workpiece 1 is not warped or the warp is upward or downward. The And if the 1st workpiece | work 1 is positioned on the table 3 in the above-mentioned way, the 2nd workpiece | work 2 will be slid toward the 1st workpiece | work 1 on the table 3 next, and the front end surface of the 2nd workpiece | work 2 will be 1st. The workpiece 1 is brought into contact with both ends 1b of the workpiece 1 and positioned on the weld line L. The second work 2 is surely abutted against the front end face 1b of the first work 1 without the second work 2 entering the first work 1 and running on the first work 1. , Positioned on the weld line L. In a state where the workpieces 1 and 2 thus positioned are pressed and fixed on the table 3 with a clamper, the positioning member 5 is retracted and welding is performed.
[0022]
The present invention is not limited to the positioning of the workpiece in the laser butt welding exemplified here, but can also be applied to the positioning of the workpiece in other various processing machines, inspection machines, and the like.
[0023]
【The invention's effect】
According to the present invention, even if the workpiece is warped, the warpage is corrected or corrected by the guide surface and / or the stopper surface, and the tip surface of the first workpiece is accurately positioned at the reference position. The problem of sneaking under the first workpiece or climbing up is eliminated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view for explaining an embodiment of the present invention.
2A is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 1, FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 1, and FIG. 2C is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view similar to FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view similar to FIG. 2 (B) showing another embodiment.
FIG. 5 is a schematic front view of a table used for laser butt welding.
6 is a plan view of the table of FIG. 5. FIG.
7A is a plan view for explaining a conventional technique, and FIG. 7B is a cross-sectional view.
FIG. 8 is a cross-sectional view for explaining a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1 First work 2 Second work 3 Table 4 Working groove L Welding line (reference position)
5 Positioning member 5a Base part 5b Head part 5c Convex part 5d Support piece m Guide surface (for the first workpiece)
m 'guide surface (for second workpiece)
n Stopper surface

Claims

An apparatus for positioning a rectangular plate-like first work (1) and a second work (2) in a state in which both end faces are butted at a predetermined reference position on the table (3), A pair of positioning members (5) and (5) arranged at both ends in the width direction of the reference position are provided, and each positioning member (5) and (5) is within a vertical plane including the reference position and is on the first work (1) side. And the height from the upper surface of the table (3) extending from the upper end edge of the stopper surface (n) toward the first workpiece (1) and moving away from the stopper surface (n). The inclined guide surface (m) increases and the lower end edge of the inclined guide surface is opposite to the guide surface (m) and extends toward the second workpiece (2) by associating with the stopper surface (n). The guide surface having an existing guide surface (m ′) and meeting the stopper surface (n) The height of the lower edge of (m ′) from the upper surface of the table (3) is set larger than the plate thickness of the second work (2), and the stopper surface (n) and the guide surface (m) (m ′) are It is opened toward the inside as viewed in the workpiece width direction, the tip surface of the first workpiece (1) is positioned by the stopper surface (n), and then the tip surface of the second workpiece (2) is moved to the first workpiece ( 1. A workpiece positioning device that positions by contacting the tip surface of 1).

2. The workpiece positioning device according to claim 1, wherein the lower end edge of the stopper surface (n) is positioned below the upper surface of the table (3).

The dimension from the upper surface of the table (3) to the upper edge of the stopper surface (n) is larger than the thickness of the tip of the first work (1), and the thickness of the first work (1) and the thickness of the second work (2). 2. The workpiece positioning device according to claim 1, wherein the workpiece positioning device is set in a range not exceeding the sum of the lengths.

The positioning members (5) and (5) are in the shape of a square bar and are arranged in parallel with the upper surface of the table (3), and are attached to the table (3). The workpiece positioning apparatus according to claim 1, further comprising: a head portion (5b) (5b) formed at a tip of the head and having a guide surface (m) (m ') and a stopper surface (n) .