JP4536883B2

JP4536883B2 - Center pillar structure

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Publication number: JP4536883B2
Application number: JP2000241728A
Authority: JP
Inventors: 浩下山
Original assignee: Fuji Jukogyo KK
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 2000-08-09
Filing date: 2000-08-09
Publication date: 2010-09-01
Anticipated expiration: 2020-08-09
Also published as: JP2002053068A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、センタピラー構造に関し、特に、側面衝突時における最適な変形モードが得られるセンタピラー構造に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
図８に示されるように、センタピラー１は、車体の前席と後席とを隔てるように車体左右側面に立設されたサイドメンバであって、車体内側に配設されたインナパネル２と車体外側に配設されたアウタパネル３とによって閉断面に構成された内部には、センタピラー１を補剛するインナリンホース４が上下方向に沿って内嵌挿入されている。このセンタピラー１の上端部にルーフサイドレール５、下端部にサイドシル６がそれぞれ結合されることによって車体の横剛性が確保されるようになっている。
【０００３】
ところで、この従来のセンタピラー構造においては、側面衝突時の衝撃力によってセンタピラー１の窓肩部が車室内に容易に侵入するのを防止するため、アウタパネル３やリンホース４の板厚をより厚くしたり、ルーフサイドレール５やサイドシル６との結合部位をレーザ溶接を駆使して強固に結合固定することによって補剛する等の方法により、車体の横剛性を増加させている。
【０００４】
しかしながら、このような方法を採用した場合には、車両重量の増加につながって燃費低下や走行性が不利となる等の問題が発生してしまう。また、車体側方への衝撃力に対する剛性も増加することになるので、衝突等によって側方から衝撃力が加わった際にフロントドアやリヤドアがはめ込まれるドアリング（ドア開口部）７が変形しにくくなり衝撃の吸収能力が低下したり、フロントドア、或いはリヤドアの車室内への侵入量が増大してしまう虞がある。
【０００５】
この発明は、上記のような従来のセンタピラー構造が有している問題点を解決するためになされたものであって、センタピラーの構成に大きな変更を加えることなく、車体の横方向の剛性を保持させて乗員の安全性の向上を図るとともに、車体側方からの衝撃に対して車体が安定して変形し衝撃の吸収をすることのできるセンタピラー構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
車体の上下方向に沿って延設され、フロントドア開口部の後縁部を形成するセンタピラーのインナパネルとアウタパネルとの間にリンホースが内嵌挿入されるセンタピラー構造において、
前記リンホースは、車体外側に向かって略山型となるように突出された突出部が、上下方向に沿って略均一の断面幅を保持するように形成され、
前記リンホースは、前記突出部の前側及び後側に頂部が車体前後方向に延びる補強リブが複数形成されているとともに、これらの補強リブは、突出部を挟んだ状態で互い違いの高さ位置となるように形成されていることを特徴とする。
【０００７】
前記リンホースは、前記突出部と、この突出部を車体前後方向から挟んだ前，後板部とが上下方向に沿って一体的に折り曲げ形成され、
前記リンホースの前，後板部の前，後両側端部には、車体外側に向かって突出するようにそれぞれ折り曲げられた前，後側部が上下方向に沿って形成され、
前記各補強リブは、前記突出部と、前，後側部との間を繋ぐように形成されていることを特徴とする。
【０００８】
前記前，後板部の所定位置には、前記インナパネルと接合するように車体内側に向かって突出された所定大きさの接合面が、前記突出部を挟んだ状態で互い違いの高さ位置となるように複数形成されていることを特徴とする。
【０００９】
車体の上下方向に沿って延設され、フロントドア開口部の後縁部を形成するセンタピラーのインナパネルとアウタパネルとの間にリンホースが内嵌挿入されるセンタピラー構造において、
前記リンホースは、車体前後方向において２分割形成されており、それぞれ車体外側に向かって所定距離だけ突出され、突出面が直線形状面部と湾曲形状面部とが交互に形成された突出部と、この突出部の基端部を車体前方、或いは後方に折り曲げて前記インナパネルと接合するようにした接合面がそれぞれ長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前記接合面の側端部には、車体外側に向かって突出するように折り曲げられた縦壁部が長手方向に沿ってそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【００１０】
前記リンホースは、前記インナパネルの車体外側面に接合固定されるとともに、前記リンホースの上端部が、ルーフサイドレール近傍となる位置に固定され、下端部が、前記アウタパネルに形成された上下２箇所のうちの上方のリヤドアヒンジ取付部近傍となる位置に固定されることを特徴とする。
【００１１】
車体の上下方向に沿って延設され、フロントドア開口部の後縁部を形成するセンタピラーのインナパネルとアウタパネルとの間にリンホースが内嵌挿入されるセンタピラー構造において、
前記リンホースは、車体外側に向かって略山型になるように突出された突出部と、この突出部を車体前後方向から挟み、前記インナパネルと接合する前，後接合面とを備えるとともに、少なくとも上下方向中央部近傍において、前記アウタパネルより前記インナパネルに接近して配置され、前記インナパネルの車体外側面に設けられたベルトアンカ用ナットを前記突出部が車両前後方向に挟むようにして前，後接合面が前記インナパネルに接合されていることを特徴とする。
【００１２】
前記インナパネルは、中央部と、この中央部を車体前後方向から挟んだ前，後側部とが上下方向に沿って一体的に折り曲げ形成され、前記インナパネルの前，後側部の前，後側端部には、車体前，後方向に向かってそれぞれ折り曲げられた前，後側フランジが形成され、前記リンホースは、前記突出部が、少なくとも上下方向中央部近傍において、前記前，後側フランジよりも車体外側まで延出されることを特徴とする。
【００１３】
前記リンホースは、前記突出部と前，後接合面とが上下方向に沿って一体的に折り曲げ形成されていることを特徴とする。
【００１４】
前記リンホースの前，後接合面の前，後側縁部には、車体外側に向かって突出するようにそれぞれ折り曲げられた前，後側部が上下方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【００１５】
前記アウタパネルと前記リンホースとの間には、前記リンホースから所定間隔を設けてアッパリンホースが設けられていることを特徴とする。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したセンタピラー構造における第１の実施の形態について、図１（ａ），図２，３を用いて説明する。図１（ａ）は、第１の実施の形態のセンタピラー構造を説明するための分解斜視図、図２は、第１の実施の形態のセンタピラー構造を適用した車体を一側方から見た際の側面図、図３は、第１の実施の形態におけるセンタピラー構造の内部断面構造を説明するために図２中に示した各断面矢視図である。なお、センタピラーは、車体の左右両側に等しく設けられるものであるから、ここでは、車体左側のセンタピラー構造について説明するとともに、従来と同一の構成部材については、同一の符号を付すものとする。
【００１８】
図１（ａ），図２，３に示すように、第１の実施の形態におけるセンタピラー１０は、インナパネル１１，インナリンホース１２，リンホースアッパ１３およびアウタパネル１４から構成されている。
センタピラー１０の構成部材であるインナパネル１１は、車体の上下方向に沿って延設されているものであって、インナパネル１１の上方から下方に向かうのにしたがって短手方向の横幅が徐々に拡がっていく末広がり形状に形成されており、車体内側に向かって所定距離だけへこまされた中央部１１Ａと、この中央部１１Ａを車体前後方向から挟んだ前側部１１Ｂと後側部１１Ｃとが上下方向、つまり長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前側部１１Ｂおよび後側部１１Ｃの前，後両側端部には、車体前，後方向に向かってそれぞれ折り曲げられた前，後側フランジ１１Ｄ，１１Ｅが長手方向に沿って形成されていることによって、インナパネル１１は、車体外側に向かって開口した略ハット型断面形状を有している。
【００１９】
インナパネル１１の上方から下方に向かうのにしたがって短手方向の横幅が徐々に拡幅されていく中央部１１のへこみ距離は、図３（ａ）〜（ｃ）に示すように、インナパネル１１の上端部から中間部にかけては、へこみ距離が次第に増大される一方、図３（ｃ）〜（ｅ）に示すように、中間部から下端部にかけては、へこみ距離が次第に減少されるように形成されていて、長手方向に沿って異なるへこみ距離となるように設定されている。この中央部１１Ａの上端部から中間部、つまり窓肩対向部における上下方向に沿った所定位置には、ショルダアンカボルト（図示略）を挿通する挿通孔１１Ｆが上下に離間して２箇所形成されているとともに、ショルダアンカボルトと嵌合するウェルディングナット１１Ｇが中央部１１Ａの車体外側面に接合固定されるようになっている（図３に図示）。また、中央部１１Ａの下端部には、所定形状の切り欠きが形成されたジョグル部１１Ｈが設けられている。
【００２０】
インナパネル１１の車体外側に配置されるインナリンホース１２は、インナパネル１１の板厚よりも厚い平板部材が所定形状に折り曲げ形成されたものである。このインナリンホース１２の長手方向における長さ距離は、図２に示すように、インナリンホース１２の上端部をインナパネル１１の中央部１１Ａの上端部に略一致させて中央部１１Ａに沿って内嵌挿入すると、インナリンホース１２の下端部が、センタピラー１０の最外殻をなすアウタパネル１４の所定位置に形成された上部リヤドアヒンジ取付部１５のやや下方位置にあたるところまでとなるように設定されていて、下部リヤドアヒンジ取付部１６が形成された位置には到達してはいない。また、インナリンホース１２の短手方向における横幅は、図２，３に示すように、インナパネル１１の前側部１１Ｂ〜後側部１１Ｃ間の対向面内に内挿配置されるとともに、インナリンホース１２の上方から下方に向かうのにしたがって短手方向の横幅が徐々に拡幅されていく末広がり形状に形成されている。
【００２１】
このインナリンホース１２には、車体外側に向かって略山型に所定距離だけ突出された突出部１２Ａと、この突出部１２Ａを車体前後方向から挟み、インナパネル１１の中央部１１Ａと接合する前，後接合面１２Ｂ，１２Ｃとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前，後接合面１２Ｂ，１２Ｃの前，後両側端部には、車体外側に向かって突出するようにそれぞれ折り曲げられた前，後側部１２Ｄ，１２Ｅが長手方向に沿って形成されている。
【００２２】
インナリンホース１２の突出部１２Ａは、図３（ａ）〜（ｄ）に示すように、インナリンホース１２の上端部から中間部のやや下方位置にかけて短手方向の横幅が略一定に保持される一方、図３（ｄ）〜（ｅ）に示すように、インナリンホース１２の中間部のやや下方位置から下端部にかけては、次第に拡幅されている。また、インナパネル１１の中央部１１Ａの車体外側面にインナリンホース１２の前，後接合面１２Ｂ，１２Ｃの車体内側面を接合させた状態におけるインナリンホース１２の突出部１２Ａの突出距離は、図３（ａ）〜（ｄ）に示すように、インナリンホース１２の上端部から中間部のやや下方位置にかけて、インナパネル１１の前，後側フランジ１１Ｄ，１１Ｅよりもさらに車体外側に向かって突出しつつ、その突出距離が次第に増大される一方、図３（ｄ）〜（ｅ）に示すように、中間部のやや下方位置から下端部にかけては、インナパネル１１の前，後側フランジ１１Ｄ，１１Ｅよりも車体外側に向かって突出しつつ、突出部１２Ａの突出距離が急激に減少されるようになっている。
【００２３】
インナリンホース１２の車体外側に配置されるリンホースアッパ１３は、インナリンホース１２の板厚よりも厚めの平板部材を所定形状に折り曲げ形成されたものであり、このリンホースアッパ１３の長手方向における長さ距離は、図３に示すように、リンホースアッパ１３の上端部をインナパネル１１の上端部に略一致させた状態において、リンホースアッパ１３の下端部が、インナパネル１１の中間部からやや下方位置までとされるように設定されている。そして、リンホースアッパ１３の短手方向における横幅は、図３に示すように、リンホースアッパ１３の上方から下方に向かうのにしたがって、インナパネル１１の横幅と略同一となるように、徐々に拡幅されていく末広がり形状に形成されている。
【００２４】
このリンホースアッパ１３には、車体外側に向かって所定距離だけ突出された突出部１３Ａと、この突出部１３Ａを車体前後方向から挟んだ前，後側部１３Ｂ，１３Ｃとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前，後側部１３Ｂ，１３Ｃの前，後両側端部には、インナパネル１１の前，後側フランジ１１Ｄ，１１Ｅの車体外側面と接合するように、車体外側に向かってそれぞれ折り曲げられた前，後側フランジ１３Ｄ，１３Ｅが長手方向に沿って形成されている。このリンホースアッパ１３の突出部１３Ａは、図３（ａ）〜（ｄ）に示すように、リンホースアッパ１２の上端部から下端部にかけて短手方向の横幅が次第に拡幅されつつ、その突出距離も次第に増大されるように形成されている。
【００２５】
センタピラー１０の最外殻をなすアウタパネル１４は、インナパネル１１同様に薄い部材が所定形状に折り曲げ形成されたものである。アウタパネル１４の短手方向における横幅は、図３に示すように、アウタパネル１４の上方から下方に向かうのにしたがって、インナパネル１１の横幅と略同一となるように、徐々に拡幅されていく末広がり形状に形成されている。
このアウタパネル１４とインナパネル１１とからなる閉断面内にインナリンホース１２およびリンホースアッパ１３が内嵌挿入されるため、アウタパネル１４には、車体外側に向かって所定距離だけ突出するように形成された突出部１４Ａと、この突出部１１Ａを車体前後方向から挟んだ前側部１４Ｂと後側部１４Ｃとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前側部１４Ｂおよび後側部１４Ｃの前，後両側端部には、リンホースアッパ１３の前，後側フランジ１３Ｄ，１３Ｅの車体外側面と接合するため、車体前，後方向に向かってそれぞれ折り曲げられた前，後側フランジ１４Ｄ，１４Ｅが長手方向に沿って形成されている。
【００２６】
次に、センタピラー１０の結合構造について説明する。
センタピラー１０のインナパネル１１の上端部は、ルーフサイドレール５の構成部材であるルーフサイドレールインナ５Ａの所定位置に接合された状態で溶接により結合固定され、下端部は、サイドシル６の構成部材であるサイドシルインナ６Ａの所定位置に接合された状態で溶接により結合固定されている。この状態のインナパネル１１の車体外側には、インナリンホース１２，リンホースアッパ１３およびアウタパネル１４が対向配置されている。
【００２７】
インナパネル１１の中央部１１Ａの車体外側面には、インナリンホース１２の前，後接合面１２Ｂ，１２Ｃの車体内側面が当接するように配置され、その状態で、中央部１１Ａと前接合面１２Ｂおよび後接合面１２Ｃとの所定位置、たとえば中央部１１Ａと前接合面１２Ｂとにおけるスポット溶接位置と、中央部１１Ａと後接合面１２Ｃとにおけるスポット溶接位置とが互い違いの高さ位置となるように設定した溶接位置に、溶接用のスポットチップ（図示略）をインナパネル１１およびインナリンホース１２を挟んで対向配置させ、スポット溶接により互いに結合固定されている。この状態において、インナリンホース１２の短手方向の横幅である前側部１２Ｄ〜後側部１２Ｅ間は、インナパネル１１の前側部１１Ｂ〜後側部１１Ｅ間に納められていて、一部分を除きインナパネル１１の前側部１１Ｂとインナリンホース１２の前側部１２Ｂ、或いは、インナパネル１１の後側部１１Ｅとインナリンホース１２の後側部１２Ｅとはそれぞれ若干の離間距離があって接触はしていない。
【００２８】
インナリンホース１２が内嵌挿入された状態で結合固定されたインナパネル１１における前，後側フランジ１１Ｄ，１１Ｅの車体外側面には、リンホースアッパ１３の前，後側フランジ１３Ｄ，１３Ｅの車体内側面が当接するように配置されるとともに、このリンホースアッパ１３の前，後側フランジ１３Ｄ，１３Ｅの車体外側面には、アウタパネル１４の前，後側フランジ１４Ｄ，１４Ｅの車体内側面が当接配置された状態で、各部材の前側フランジ１１Ｄ，１３Ｄ，１４Ｄおよび後側フランジ１１Ｅ，１３Ｅ，１４Ｅの所定箇所が溶接により結合固定されることによって、アウタパネル１４の上端部〜下端部間は、リンホースアッパ１３を介してインナパネル１１の上部〜下端部間と接合されることとなる。
【００２９】
アウタパネル１４の上端部は、ルーフサイドレール５の構成部材であるルーフサイドレールアウタ５Ｂの所定位置に接合された状態で溶接により結合固定されている。下端部は、サイドシル６の構成部材であるサイドシルアウタ６Ｂの所定位置に接合された状態で溶接により結合固定されている。
なお、図３（ｅ）においては、アウタパネル１４は図示を省略しているとともに、符号１７は、ダブラセンタピラーインナを示している。
【００３０】
次に、センタピラー１０の結合構造を備えた車体の側方から衝撃が加わった場合について説明する。
厚板のインナリンホース１２の長手方向には、車体外側に向けて突出された突出部１２Ａと、その両脇に前，後側部１２Ｄ，１２Ｅを車体外側に向けて折り曲げ形成されていることによって、折り曲げ点の多い有効な断面係数が保持されている。このインナリンホース１２の車体外側には、厚板のリンホースアッパ１３がさらに配置されることによって、インナパネル１１の上部から中間部のやや下方位置にかけての抗力が増加されている。これに対し、センタピラー１０の最外殻をなすアウタパネル１４は、インナパネル１１同様に比較的薄い薄板を折り曲げ形成されていることによって、センタピラー１０の上〜中間部と中間〜下端部とでは強度差が生じることとなる。
【００３１】
そのことによって、車体の側方から衝撃が加わってセンタピラー１０がサイドドアやサイドシル６などの構造物とともに車体内側向かって変形進入する際に、まず薄板のアウタパネル１４が変形を開始するが、若干厚板のインナリンホース１２および厚板のリンホースアッパ１３によってセンタピラー１０の上〜中間部の剛性が増加されていることにより、インナパネル１１の上〜中間部の変形量は最小限に押しとどめられる。これに対し、インナリンホース１２が延設されていない中間部のやや下方位置から下端部にかけてのインナパネル１１の剛性はほとんど増加されておらず、従来と略同レベルの剛性を保持していることから、アウタパネル１４の中〜下端部にかけての変形量が増大されることとなる。
そして、上〜中間部、つまり窓肩対向部の変形が阻止されたインナパネル１１そのものが、車体の中心方向に進入しようとすると、インナパネル１１の前，後側部１１Ｂ，１１Ｃが、インナリンホース１２の前，後側部１２Ｄ，１２Ｅと対向しつつインナリンホース１２の断面の潰れを拘束するのみであるから、インナパネル１１は上下延伸方向での変形量が増大されることにより、側面衝突時の衝撃力が吸収されるとともに、インナパネル１１とルーフサイドレールインナ５Ａおよびサイドシルインナ６Ａとの結合構造に従来と変更はないので、インナパネル１１そのものの変形は抑えながらも安定的に車室内方向に進入することになる。
【００３２】
このように、本発明の第１の実施形態によれば、センタピラー１０のインナパネル１１は、車体内側に向かって所定距離だけへこまされた中央部１１Ａと、この中央部１１Ａを車体前後方向から挟んだ前側部１１Ｂと後側部１１Ｃとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されていて、車体外側に向かって開口した略ハット型断面形状を有している。この中央部１１Ａの長手方向に沿って内嵌挿入される若干板厚のインナリンホース１２の延設距離は、アウタパネル１４の所定位置に形成された上部リヤドアヒンジ取付部１５のやや下方位置にあたるところまでとなるように設定されており、インナパネル１１の上〜中間部のやや下方位置、つまり窓肩対向部の近傍を補剛することができる。しかも、このインナリンホース１２の長手方向には、車体外側に向かって所定距離だけ突出された突出部１２Ａと、車体外側に向かってそれぞれ折り曲げられた前，後側部１２Ｄ，１２Ｅとが形成されていることによって、側面衝突時における衝撃力が加わった際に、アウタパネル１４の形状に影響されることなく、それらの横断面が車体内側方向に向かって圧潰変形して衝撃力を吸収することができる。さらに、インナパネル１１とインナリンホース１２とのスポット溶接位置は、中央部１１Ａを挟んで車体前後方向で互い違いの高さ位置となっているので、インナリンホース１２は、圧潰変形が拘束されることなく、上下延伸方向での変形量を増大することができ、側面衝突時の衝撃力をさらに吸収することができる。さらに、このインナリンホース１２の車体外側には、厚板のリンホースアッパ１３が配置されることにより、インナパネル１１の上〜中間部のやや下方位置すなわちドアの窓肩に相当する位置にかけての抗力をさらに増加することができる。
【００３３】
それらのことにより、アウタパネル１０の最外殻をなすアウタパネル１４を薄板とすることができ、センタピラー１０の上〜中間部と中間〜下端部との強度差を生じさせるとともに、センタピラー１０とルーフサイドレール５およびサイドシル６との結合構造に大きな変更はないので、側面衝突時の衝撃力によってセンタピラー１０そのものが車体の中心方向へ進入しようとする場合でも、センタピラー１０の中間〜下端部にかけての変形量を増大させて衝撃力を吸収させるとともに、乗員の腰部より下部にあたる部位を車体内側方向に大きく変移させることにより、衝撃力が直接乗員に及ぶのを回避しつつ、センタピラー１０そのものの変形を抑えながら安定的に車体の中心方向に進入させることができるようになる。さらに、センタピラー１０の車体外側に配置される各部材の板厚をそれぞれ異なるように設定して不用に強固としないので、重量コストを低減することができ、しかも、サイドドア（フロントドア，リヤドア）と車体ボディとでバランス良く衝撃力を吸収することができるようになるので、側方から衝撃力が加わった際にサイドドアがはめ込まれるドアリングの過大な変形が防止され、衝突後のサイドドアの開扉性も向上させることができる。さらにまた、インナリンホース１２の前，後接合面１２Ｂ，１２Ｃのみをインナパネル１１の中央部１１Ａに接するように形成したので、作業性ならびに溶接精度の向上を図ることができる。
【００３４】
これらの結果、車体の側方からの衝撃力から車体を効果的に変形させることによって、乗員の安全性を向上させることができる。
【００３５】
次に、本発明を適用したセンタピラー構造における第２の実施の形態について、図１（ｂ），図４，５を用いて説明する。図１（ｂ）は、第２の実施の形態に係るインナリンホースを説明するための斜視図、図４は、第２の実施の形態のセンタピラー構造を適用した車体を一側方から見た際の側面図、図５は、第２の実施の形態におけるセンタピラー構造の内部断面構造を説明するために図４中に示した各断面矢視図である。なお、第２の実施の形態に係るインナリンホースは、第１の実施の形態に係るインナリンホース１２の代わりとしてセンタピラー１０に内嵌挿入されるものであるから、ここでは第２の実施の形態に係るインナリンホースについて説明するとともに、第１の実施形態に係るセンタピラー１０と同様の構成部材については、説明を省略するものとする。
【００３６】
図１（ｂ），図４，５に示すように、第２の実施の形態におけるセンタピラー１０は、インナパネル１１，インナリンホース１８，リンホースアッパ１３およびアウタパネル１４から構成されている。
厚板のインナリンホース１８は、第１の実施の形態に係るインナリンホース１２と略同一形態に形成されており、車体外側に向かって所定距離だけ突出された突出部１８Ａと、この突出部１８Ａを車体前後方向から挟み、インナパネル１１の中央部１１Ａと接合する前，後接合面１８Ｂ，１８Ｃとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前，後接合面１８Ｂ，１８Ｃの前，後両側端部には、車体外側に向かって突出するようにそれぞれ折り曲げられた前，後側部１８Ｄ，１８Ｅが長手方向に沿って形成されている。さらに、このインナリンホース１８の突出部１８Ａと前，後側部１８Ｄ，１８Ｅとの間にはチューニングリブ１８Ｆが、突出部１８Ａを挟んだ状態で互い違いの高さ位置となるように複数形成されている。そして、インナリンホース１８の前，後接合面１８Ｂ，１８Ｃの車体内側面には、インナパネル１１の中央部１１Ａの車体外側面が当接するように配置され、その状態で、中央部１１Ａと、上下に離間して配置されたチューニングリブ１８Ｆ間における前接合面１８Ｂ、或いは後接合面１８Ｃの所定位置に、溶接用のスポットチップを対向配置させ、スポット溶接により互いに結合固定される。
【００３７】
かかる構成によれば、インナリンホース１８には、車体外側に向けて突出された突出部１８Ａと前，後側部１８Ｄ，１８Ｅとが車体外側に向けて折り曲げ形成されるとともに、突出部１８Ａと前，後側部１８Ｄ，１８Ｅとの間にはチューニングリブ１８Ｆが互い違いの高さ位置となるように形成されている。
そのことにより、インナリンホース１８は、折り曲げ点の多い有効な断面係数が保持されて、センタピラー１０の上〜中間部の剛性を増加することができるとともに、チューニングリブ１８Ｆにより衝撃力による変形量を容易にチューニングしてインナリンホース１８を最適に変形させることができるようになる。それらの結果、第１の実施形態と同等の作用効果を得ることができ、安定した車体変形モードを得ることができる。
さらに、チューニングリブ１８Ｆを追加形成する構造としているので、センタピラー１０を補剛するために複数のリンホースを追加する場合と比較すると、部品点数の低減と、製造工程数の低減とが可能となる。
【００３８】
次に、本発明を適用したセンタピラー構造における第３の実施の形態について、図１（ｃ），図６，７を用いて説明する。図１（ｃ）は、第３の実施の形態に係るインナリンホースを説明するための斜視図、図６は、第３の実施の形態のセンタピラー構造を適用した車体を一側方から見た際の側面図、図７は、第３の実施の形態におけるセンタピラー構造の内部断面構造を説明するために図６中に示した各断面矢視図である。なお、第３の実施の形態に係るインナリンホースは、第１の実施の形態に係るインナリンホース１２の代わりとしてセンタピラー１０に内嵌挿入されるものであるから、ここでは第３の実施の形態に係るインナリンホースについて説明するとともに、第１の実施形態に係るセンタピラー１０と同様の構成部材については、説明を省略するものとする。
【００３９】
図１（ｃ），図６，７に示すように、第３の実施の形態におけるセンタピラー１０は、インナパネル１１，インナリンホース１９，リンホースアッパ１３およびアウタパネル１４から構成されている。
厚板のインナリンホース１９は、第１の実施の形態に係るインナリンホース１２と略同一形態に形成されており、車体外側に向かって所定距離だけ突出された突出部１９Ａと、この突出部１９Ａを車体前後方向から挟んだ前，後板部１９Ｂ，１９Ｃとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、前，後板部１９Ｂ，１９Ｃの前，後両側端部には、車体外側に向かって突出するようにそれぞれ折り曲げられた前，後側部１９Ｄ，１９Ｅが長手方向に沿って形成されている。
前，後板部１９Ｂ，１９Ｃの所定位置には、インナパネル１１の中央部１１Ａと接合するように車体内側に向かって突出された所定大きさの接合面１９Ｆが、突出部１９Ａを挟んだ状態で互い違いの高さ位置となるように複数形成されている。そして、インナリンホース１９の接合面１９Ｆの車体内側面とインナパネル１１の中央部１１Ａの車体外側面とを当接させた状態において、スポット溶接により互いに結合固定される。
【００４０】
かかる構成によれば、インナリンホース１９は、車体外側に向けて突出された突出部１９Ａと前，後側部１９Ｄ，１９Ｅとを車体外側に向けて折り曲げ形成するとともに、前，後板部１９Ｂ，１９Ｃの所定位置には接合面１９Ｆが互い違いの高さ位置となるように形成されている。
そのことにより、インナリンホース１９は、折り曲げ点の多い有効な断面係数が保持され、センタピラー１０の上〜中間部の剛性を増加することができるとともに、接合面１９Ｆにより容易にスポット位置が確認されるようになり、作業性ならびに溶接精度をさらに向上させることができる。それらの結果、第１の実施形態と同等の作用効果を得ることができ、安定した車体変形モードを得ることができる。なお、このインナリンホース１９に、第２の実施形態で示したチューニングリブ１８Ｆと略同形状のチューニングリブを追加形成するようにしてもよい。
【００４１】
次に、本発明を適用したセンタピラー構造における第４の実施の形態について、図１（ｄ），（ｅ）を用いて説明する。図１（ｄ）は、第４の実施の形態に係るインナリンホースを説明するための斜視図、（ｅ）は、第４の実施の形態におけるインナリンホースの断面構造を説明するために（ｄ）中に示した断面矢視図である。なお、第４の実施の形態に係るインナリンホースは、第１の実施の形態に係るインナリンホース１２の代わりとしてセンタピラー１０に内嵌挿入されるものであるから、ここでは第４の実施の形態に係るインナリンホースについて説明するとともに、第１の実施形態に係るセンタピラー１０と同様の構成部材については、説明を省略するものとする。
【００４２】
第４の実施の形態におけるセンタピラー１０は、インナパネル１１，インナリンホース２０，リンホースアッパ１３およびアウタパネル１４から構成される。
【００４３】
厚板のインナリンホース２０は、図１（ｄ）に示すように、車体前後方向において２分割形成されているものであって、それぞれ車体外側に向かって所定距離だけ突出され、突出面が直線形状面部と湾曲形状面部とが交互に形成された突出部２０Ａと、この突出部２０Ａの基端部を車体一側方向に折り曲げてインナパネル１１の中央部１１Ａと接合するようにした接合面２０Ｂとが長手方向に沿って一体的に折り曲げ形成されているとともに、接合面２０Ｂの側端部には、車体外側に向かって突出するように折り曲げられた縦壁部２０Ｃが長手方向に沿って形成されている。そして、インナリンホース２０の接合面２０Ｂの車体内側面とインナパネル１１の中央部１１Ａの車体外側面とを当接させた状態において、スポット溶接により互いに結合固定される。
【００４４】
かかる構成によれば、２分割形成されたインナリンホース２０は、車体外側に向けて突出された突出部２０Ａと縦壁部２０Ｃとを車体外側に向けて折り曲げ形成され、突出部２０Ａには、直線部と湾曲部とが交互に形成されている。
そのことにより、インナリンホース２０は、折り曲げ点の多い有効な断面係数が保持され、センタピラー１０の上〜中間部の剛性を増加することができるとともに、突出部２０Ａにより衝撃力による変形量が抑制されてインナリンホース２０を最適に変形させることができるようになる。それらの結果、第１の実施形態と同等の作用効果を得ることができ、安定した車体変形モードを得ることができる。
【００４５】
なお、このインナリンホース２０に、第２の実施形態で示したチューニングリブ１８Ｆと略同形状のチューニングリブ、或いは、第３の実施形態で示した接合面１９Ｆと略同形状の接合面をそれぞれ追加形成してもよい。
【００４６】
【発明の効果】
以上のように、本発明のセンタピラー構造によれば、センタピラーの構成に大きな変更を加えることなく、車体の横方向の剛性を保持させつつ乗員の安全性の向上を図るとともに、車体の側方からの衝撃に対して車体が安定して変形し衝撃の吸収をすることのできるセンタピラー構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）は、第１の実施の形態のセンタピラー構造を説明するための分解斜視図、（ｂ）は、第２の実施の形態に係るインナリンホースを説明するための斜視図、（ｃ）は、第３の実施の形態に係るインナリンホースを説明するための斜視図、（ｄ）は、第４の実施の形態に係るインナリンホースを説明するための斜視図、（ｅ）は、第４の実施の形態におけるインナリンホースの断面構造を説明するために（ｄ）中に示した断面矢視図である。
【図２】第１の実施の形態のセンタピラー構造を適用した車体を一側方から見た際の側面図である。
【図３】第１の実施の形態におけるセンタピラー構造の内部断面構造を説明するために図２中に示した各断面矢視図である。
【図４】第２の実施の形態のセンタピラー構造を適用した車体を一側方から見た際の側面図である。
【図５】第２の実施の形態におけるセンタピラー構造の内部断面構造を説明するために図４中に示した各断面矢視図である。
【図６】第３の実施の形態のセンタピラー構造を適用した車体を一側方から見た際の側面図である。
【図７】第３の実施の形態におけるセンタピラー構造の内部断面構造を説明するために図６中に示した各断面矢視図である。
【図８】従来のセンタピラー構造を説明する説明図である。
【符号の説明】
１０センタピラー
１１インナパネル
１１Ａ中央部
１１Ｂ前側部
１１Ｃ後側部
１１Ｄ前側フランジ
１１Ｅ後側フランジ
１１Ｈジョグル部
１２インナリンホース
１２Ａ突出部
１２Ｂ前接合面
１２Ｃ後接合面
１２Ｄ前側部
１２Ｅ後側部
１３リンホースアッパ
１４アウタパネル
１５上部リヤドアヒンジ取付部
１８インナリンホース
１８Ａ突出部
１８Ｂ前接合面
１８Ｃ後接合面
１８Ｄ前側部
１８Ｅ後側部
１８Ｆチューニングリブ
１９インナリンホース
１９Ａ突出部
１９Ｂ前板部
１９Ｃ後板部
１９Ｄ前側部
１９Ｅ後側部
１９Ｆ接合面
２０インナリンホース
２０Ａ突出部
２０Ｂ接合面
２０Ｃ縦壁部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a center pillar structure, and more particularly to a center pillar structure capable of obtaining an optimal deformation mode at the time of a side collision.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 8, the center pillar 1 is a side member erected on the left and right side surfaces of the vehicle body so as to separate the front seat and the rear seat of the vehicle body, and includes an inner panel 2 disposed inside the vehicle body. An inner hose 4 for stiffening the center pillar 1 is inserted into the inside of the outer panel 3 arranged on the outer side of the vehicle body along the vertical direction. A roof side rail 5 is coupled to the upper end portion of the center pillar 1 and a side sill 6 is coupled to the lower end portion, thereby ensuring the lateral rigidity of the vehicle body.
[0003]
By the way, in this conventional center pillar structure, the outer panel 3 and the phosphorus hose 4 are made thicker in order to prevent the window shoulder of the center pillar 1 from easily entering the vehicle interior due to the impact force at the time of a side collision. In addition, the lateral rigidity of the vehicle body is increased by a method of stiffening the joint portion of the roof side rail 5 and the side sill 6 by firmly joining and fixing using laser welding.
[0004]
However, when such a method is employed, problems such as a decrease in fuel consumption and disadvantageous running performance may occur due to an increase in vehicle weight. In addition, since the rigidity against the impact force to the side of the vehicle body also increases, the door ring (door opening) 7 into which the front door and the rear door are fitted when the impact force is applied from the side due to a collision or the like is deformed. There is a risk that the impact absorption capability will be reduced and the amount of the front door or rear door entering the vehicle compartment may increase.
[0005]
The present invention has been made in order to solve the problems of the conventional center pillar structure as described above, and it can be applied to the lateral rigidity of the vehicle body without greatly changing the structure of the center pillar. An object of the present invention is to provide a center pillar structure capable of improving the safety of passengers by holding the vehicle body and capable of stably deforming and absorbing the impact against the impact from the side of the vehicle body.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In the center pillar structure in which the phosphorus hose is fitted and inserted between the inner panel and the outer panel of the center pillar that extends along the vertical direction of the vehicle body and forms the rear edge of the front door opening,
  The phosphorus hose is formed so that a protruding portion that protrudes in a substantially mountain shape toward the outside of the vehicle body has a substantially uniform cross-sectional width along the vertical direction.,
The phosphorus hose has a plurality of reinforcing ribs whose apexes extend in the front-rear direction of the vehicle body on the front side and the rear side of the protruding portion, and these reinforcing ribs have alternate height positions with the protruding portion interposed therebetween. Is formed asIt is characterized by that.
[0007]
  The phosphorus hose sandwiches the protrusion and the protrusion from the front-rear direction of the vehicle body.Before and after the back plateIt is formed by bending along the vertical direction.,
  The front and rear sides of the phosphorus hose are formed along the vertical direction at the front and rear side ends of the phosphorus hose, which are bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body.
Each of the reinforcing ribs is formed so as to connect the protruding portion and the front and rear side portions.It is characterized by that.
[0008]
  At predetermined positions of the front and rear plate portions, a predetermined size of a joint surface that protrudes toward the inner side of the vehicle body so as to be joined to the inner panel, It is formed in plural so thatIt is characterized by that.
[0009]
  In the center pillar structure in which the phosphorus hose is fitted and inserted between the inner panel and the outer panel of the center pillar that extends along the vertical direction of the vehicle body and forms the rear edge of the front door opening,
The phosphorus hose is divided into two parts in the vehicle front-rear direction, each projecting a predetermined distance toward the outside of the vehicle body, and a projecting portion in which a linear surface portion and a curved surface portion are alternately formed. The joint surface formed by bending the base end portion of the portion forward or rearward of the vehicle body and joining to the inner panel is integrally bent along the longitudinal direction, and is formed at the side end portion of the joint surface. The vertical wall portions bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body are respectively formed along the longitudinal direction.It is characterized by that.
[0010]
  The phosphorus hose is bonded and fixed to the outer side surface of the inner panel of the inner panel, the upper end of the phosphorus hose is fixed at a position near the roof side rail, and the lower end is formed at two upper and lower positions formed on the outer panel. It is fixed at a position near the upper rear door hinge mounting part.It is characterized by that.
[0011]
  In the center pillar structure in which the phosphorus hose is fitted and inserted between the inner panel and the outer panel of the center pillar that extends along the vertical direction of the vehicle body and forms the rear edge of the front door opening,
  The phosphorus hose protrudes so as to have a substantially mountain shape toward the outside of the vehicle body.And the front and rear joint surfaces between the projecting portion and the inner panel,And at least in the vicinity of the central portion in the vertical direction, the outer panel is disposed closer to the inner panel.The front and rear joint surfaces are joined to the inner panel such that the projecting portion sandwiches the belt anchor nut provided on the outer surface of the vehicle body of the inner panel in the vehicle longitudinal direction.It is characterized by that.
[0012]
The inner panel is formed by integrally bending a central portion, a front side of the central portion from the front-rear direction of the vehicle body, and a rear side portion along the vertical direction, and the front of the inner panel, the front of the rear side portion, The rear end is formed with front and rear flanges that are bent toward the front and rear of the vehicle body, respectively, and the phosphorus hose has the protrusion at least in the vicinity of the center in the vertical direction. Extends to the outside of the car body from the flangeIt is characterized by that.
[0013]
  In the phosphorus hose, the protrusion and the front and rear joint surfaces are integrally bent along the vertical direction.It is characterized by that.
[0014]
  The front and rear sides of the phosphorus hose are formed along the vertical direction at the front and rear edges of the rear hose so as to protrude toward the outside of the vehicle body.It is characterized by that.
[0015]
  An upper hose is provided between the outer panel and the phosphorus hose at a predetermined interval from the phosphorus hose.It is characterized by that.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of a center pillar structure to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. 1A is an exploded perspective view for explaining the center pillar structure of the first embodiment, and FIG. 2 is a side view of a vehicle body to which the center pillar structure of the first embodiment is applied. FIG. 3 is a side view of the center pillar structure in the first embodiment. Since the center pillars are equally provided on both the left and right sides of the vehicle body, here, the center pillar structure on the left side of the vehicle body will be described, and the same components as those in the conventional art will be denoted by the same reference numerals. .
[0018]
As shown in FIGS. 1A, 2, and 3, the center pillar 10 in the first embodiment includes an inner panel 11, an inner phosphorus hose 12, a phosphorus hose upper 13, and an outer panel 14.
The inner panel 11 which is a constituent member of the center pillar 10 extends along the vertical direction of the vehicle body, and the lateral width in the short direction gradually increases from the upper side to the lower side of the inner panel 11. The center portion 11A is formed in a divergent shape that expands toward the inside of the vehicle body, and is depressed by a predetermined distance, and the front side portion 11B and the rear side portion 11C sandwiching the center portion 11A from the front-rear direction of the vehicle body The front side portion 11B and the rear side portion 11C are bent at the front and rear side ends at the front and rear sides, respectively, before being bent toward the front of the vehicle body and at the rear. By forming the rear flanges 11D and 11E along the longitudinal direction, the inner panel 11 has a substantially hat-shaped cross-sectional shape that opens toward the outside of the vehicle body. .
[0019]
As shown in FIGS. 3 (a) to 3 (c), the indentation distance of the central portion 11 in which the lateral width in the lateral direction is gradually widened from the upper side to the lower side of the inner panel 11 is as follows. While the dent distance is gradually increased from the upper end portion to the intermediate portion, as shown in FIGS. 3C to 3E, the dent distance is gradually decreased from the intermediate portion to the lower end portion. And different indentation distances are set along the longitudinal direction. Two insertion holes 11F through which shoulder anchor bolts (not shown) are inserted are formed at two positions at predetermined positions along the vertical direction from the upper end of the central portion 11A to the middle portion, that is, the window shoulder facing portion. In addition, a welding nut 11G to be fitted to the shoulder anchor bolt is joined and fixed to the outer surface of the vehicle body of the central portion 11A (shown in FIG. 3). Further, a jog portion 11H having a notch of a predetermined shape is provided at the lower end of the center portion 11A.
[0020]
The inner hose 12 disposed on the outer side of the inner panel 11 is formed by bending a flat plate member thicker than the inner panel 11 into a predetermined shape. As shown in FIG. 2, the inner hose 12 has a longitudinal distance along the center portion 11 </ b> A, with the upper end portion of the inner hose 12 approximately aligned with the upper end portion of the center portion 11 </ b> A of the inner panel 11. When the inner fitting hose 12 is inserted, the lower end portion of the inner hose 12 is set to a position slightly below the upper rear door hinge mounting portion 15 formed at a predetermined position of the outer panel 14 that forms the outermost shell of the center pillar 10. The position where the lower rear door hinge mounting portion 16 is formed has not been reached. Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the lateral width of the inner hose 12 in the short direction is interpolated and disposed in the facing surface between the front side portion 11 </ b> B to the rear side portion 11 </ b> C of the inner panel 11. As the hose 12 moves from the upper side to the lower side, the lateral width in the short side direction is gradually widened to form a divergent shape.
[0021]
The inner hose 12 includes a protrusion 12A that protrudes in a substantially mountain shape toward the outer side of the vehicle body by a predetermined distance, and the protrusion 12A that is sandwiched from the front-rear direction of the vehicle body and is joined to the central portion 11A of the inner panel 11 The rear joint surfaces 12B and 12C are integrally bent along the longitudinal direction, and the front and rear side end portions of the front and rear joint surfaces 12B and 12C protrude toward the outside of the vehicle body. The front and rear side portions 12D and 12E are bent along the longitudinal direction.
[0022]
As shown in FIGS. 3A to 3D, the projecting portion 12A of the inner hose 12 has a substantially uniform lateral width from the upper end of the inner hose 12 to a slightly lower position in the middle. On the other hand, as shown in FIGS. 3D to 3E, the inner portion of the inner hose 12 is gradually widened from a slightly lower position to a lower end portion. Further, the protruding distance of the protruding portion 12A of the inner hose 12 in a state where the front and rear connecting surfaces 12B and 12C of the inner hose 12 are bonded to the outer surface of the vehicle body of the central portion 11A of the inner panel 11 is as follows. As shown in FIGS. 3A to 3D, from the upper end of the inner hose 12 to a slightly lower position in the middle, further toward the outside of the vehicle body than the front and rear flanges 11D and 11E of the inner panel 11. While projecting, the projecting distance is gradually increased. On the other hand, as shown in FIGS. 3D to 3E, the front and rear flanges 11D, 11B, The projecting distance of the projecting portion 12A is drastically reduced while projecting toward the outside of the vehicle body from 11E.
[0023]
The phosphorus hose upper 13 disposed on the outer side of the inner hose 12 is formed by bending a flat plate member thicker than the inner hose 12 into a predetermined shape. As shown in FIG. 3, when the upper end of the phosphorus hose upper 13 is substantially coincident with the upper end of the inner panel 11, the lower distance of the phosphorus hose upper 13 is the middle part of the inner panel 11, as shown in FIG. It is set to be set to a slightly lower position. Then, as shown in FIG. 3, the lateral width of the phosphorus hose upper 13 in the short direction gradually increases so as to become substantially the same as the lateral width of the inner panel 11 from the upper side to the lower side of the phosphorus hose upper 13. It is formed into a widening shape that is widened.
[0024]
The phosphorus hose upper 13 has a protruding portion 13A that protrudes by a predetermined distance toward the outside of the vehicle body, and front and rear side portions 13B and 13C that sandwich the protruding portion 13A from the front-rear direction of the vehicle body along the longitudinal direction. In addition to being integrally bent, the front and rear side ends of the front and rear side portions 13B and 13C are joined to the front and rear flanges 11D and 11E of the inner panel 11 with the vehicle body outer surface. Front and rear flanges 13D and 13E that are bent toward the outside of the vehicle body are formed along the longitudinal direction. As shown in FIGS. 3A to 3D, the protruding portion 13A of the phosphorus hose upper 13 has its protruding distance while the lateral width in the lateral direction is gradually widened from the upper end portion to the lower end portion of the phosphorus hose upper 12. Is also formed to be gradually increased.
[0025]
The outer panel 14 that forms the outermost shell of the center pillar 10 is formed by bending a thin member into a predetermined shape like the inner panel 11. As shown in FIG. 3, the lateral width of the outer panel 14 in the short side direction is gradually widened so as to become substantially the same as the lateral width of the inner panel 11 from the upper side to the lower side of the outer panel 14. Is formed.
Since the inner hose 12 and the phosphorus hose upper 13 are fitted and inserted into the closed section formed by the outer panel 14 and the inner panel 11, the outer panel 14 is formed so as to protrude a predetermined distance toward the outside of the vehicle body. The projecting portion 14A, and the front side portion 14B and the rear side portion 14C sandwiching the projecting portion 11A from the longitudinal direction of the vehicle body are integrally bent along the longitudinal direction, and the front side portion 14B and the rear side portion 14C. The front and rear flanges 14D are joined to the front and rear flanges 14D at the front and rear side ends, respectively, so as to be joined to the front and rear flanges 13D and 13E. , 14E are formed along the longitudinal direction.
[0026]
Next, the coupling structure of the center pillar 10 will be described.
The upper end portion of the inner panel 11 of the center pillar 10 is joined and fixed by welding in a state where it is joined to a predetermined position of the roof side rail inner 5A that is a component member of the roof side rail 5, and the lower end portion is a component member of the side sill 6. The side sill inner 6A is joined and fixed by welding in a state of being joined to a predetermined position. In this state, an inner hose 12, a phosphorus hose upper 13, and an outer panel 14 are arranged opposite to each other outside the vehicle body of the inner panel 11.
[0027]
The inner side surface of the inner panel 11A of the inner panel 11 is disposed so that the front and rear joint surfaces 12B and 12C of the inner hose 12 are in contact with the inner surface of the vehicle body. 12B and a predetermined position with respect to the rear joining surface 12C, for example, a spot welding position at the center portion 11A and the front joining surface 12B and a spot welding position at the center portion 11A and the rear joining surface 12C are staggered height positions. The welding spot tips (not shown) are disposed opposite to each other with the inner panel 11 and the inner hose 12 interposed therebetween at the welding position set to, and are coupled and fixed to each other by spot welding. In this state, the width between the front side portion 12D and the rear side portion 12E, which is the lateral width of the inner hose 12, is accommodated between the front side portion 11B and the rear side portion 11E of the inner panel 11, except for a part. The front side portion 11B of the panel 11 and the front side portion 12B of the inner hose 12 or the rear side portion 11E of the inner panel 11 and the rear side portion 12E of the inner hose 12 are in contact with each other with a slight separation distance. Absent.
[0028]
The front and rear flanges 13D and 13E of the front and rear flanges 13D and 13E are provided on the outer side surfaces of the front and rear flanges 11D and 11E of the inner panel 11 that is coupled and fixed with the inner hose 12 inserted and inserted. The inner side surface of the body is in contact with the front and rear flanges 13D and 13E of the phosphorus hose upper 13, and the inner side surfaces of the front and rear flanges 14D and 14E of the outer panel 14 are in contact with the outer surface of the vehicle body. In a state of being in contact with each other, the predetermined positions of the front flanges 11D, 13D, and 14D and the rear flanges 11E, 13E, and 14E of each member are coupled and fixed by welding, so that between the upper end portion and the lower end portion of the outer panel 14 is It will be joined between the upper part and lower end part of the inner panel 11 via the phosphorus hose upper 13.
[0029]
The upper end portion of the outer panel 14 is coupled and fixed by welding in a state where it is joined to a predetermined position of the roof side rail outer 5B that is a component of the roof side rail 5. The lower end portion is coupled and fixed by welding in a state where the lower end portion is joined to a predetermined position of the side sill outer 6B, which is a component of the side sill 6.
In FIG. 3E, the outer panel 14 is not shown, and the reference numeral 17 indicates a doubler center pillar inner.
[0030]
Next, a case where an impact is applied from the side of the vehicle body having the coupling structure of the center pillar 10 will be described.
In the longitudinal direction of the thick inner hose 12, a protruding portion 12A protruding toward the outside of the vehicle body and front and rear side portions 12D and 12E are bent toward both sides of the protruding portion 12A. Thus, an effective section modulus with many bending points is maintained. A thick platen hose upper 13 is further disposed outside the inner hose 12 on the vehicle body, so that the drag from the upper part of the inner panel 11 to a slightly lower position in the middle part is increased. On the other hand, the outer panel 14 forming the outermost shell of the center pillar 10 is formed by bending a relatively thin thin plate like the inner panel 11, so that the center pillar 10 has an upper to middle portion and a middle to lower end portion. An intensity difference will occur.
[0031]
As a result, when an impact is applied from the side of the vehicle body and the center pillar 10 is deformed and entered toward the inside of the vehicle body together with structures such as the side door and the side sill 6, the thin outer panel 14 starts to deform first. The rigidity of the upper to middle part of the center pillar 10 is increased by the thick inner phosphorus hose 12 and the thick plate phosphorus hose upper 13, so that the deformation amount of the upper to middle part of the inner panel 11 is minimized. You can stay. On the other hand, the rigidity of the inner panel 11 from the slightly lower position to the lower end of the intermediate part where the inner hose 12 is not extended is hardly increased, and the rigidity is maintained at substantially the same level as the conventional one. For this reason, the amount of deformation from the middle to the lower end of the outer panel 14 is increased.
When the inner panel 11 itself, in which the deformation of the upper to middle portion, that is, the window shoulder facing portion is prevented, enters the center of the vehicle body, the front and rear side portions 11B and 11C of the inner panel 11 Since the inner panel 11 only restrains the cross-section of the inner hose 12 while facing the front and rear side portions 12D and 12E of the hose 12, the inner panel 11 is increased in the amount of deformation in the up-and-down extending direction. The impact force at the time of collision is absorbed, and the coupling structure between the inner panel 11 and the roof side rail inner 5A and the side sill inner 6A is not changed from the conventional structure. It will enter the indoor direction.
[0032]
As described above, according to the first embodiment of the present invention, the inner panel 11 of the center pillar 10 includes the central portion 11A that is recessed by a predetermined distance toward the inner side of the vehicle body and the central portion 11A in the vehicle longitudinal direction. The front side portion 11B and the rear side portion 11C sandwiched between the two are integrally bent along the longitudinal direction and have a substantially hat-shaped cross-sectional shape that opens toward the outside of the vehicle body. The extending distance of the inner hose 12 having a slightly plate thickness inserted and inserted along the longitudinal direction of the central portion 11A corresponds to a position slightly below the upper rear door hinge mounting portion 15 formed at a predetermined position of the outer panel 14. It can be stiffened in the slightly lower position of the upper to middle part of the inner panel 11, that is, the vicinity of the window shoulder facing part. In addition, in the longitudinal direction of the inner hose 12, a protruding portion 12A that protrudes a predetermined distance toward the outside of the vehicle body and front and rear side portions 12D and 12E that are bent toward the outside of the vehicle body are formed. Therefore, when an impact force at the time of a side collision is applied, the cross section of the cross section is deformed toward the inner side of the vehicle body to absorb the impact force without being affected by the shape of the outer panel 14. it can. Furthermore, since the spot welding positions of the inner panel 11 and the inner hose 12 are alternate height positions in the vehicle body front-rear direction across the center portion 11A, the inner hose 12 is restrained from being crushed. Therefore, the amount of deformation in the vertical stretching direction can be increased, and the impact force at the time of a side collision can be further absorbed. Furthermore, a thick phosphorus hose upper 13 is arranged on the outer side of the inner hose 12 on the vehicle body, so that the inner panel 11 has a slightly lower position between the upper and middle portions, that is, a position corresponding to the window shoulder of the door. The drag can be further increased.
[0033]
As a result, the outer panel 14 that forms the outermost shell of the outer panel 10 can be a thin plate, causing a difference in strength between the upper to middle portions and the middle to lower end portions of the center pillar 10, and the center pillar 10 and the roof. Since there is no major change in the coupling structure between the side rail 5 and the side sill 6, even when the center pillar 10 itself tries to enter the center of the vehicle body due to the impact force at the time of a side collision, it extends from the middle to the lower end of the center pillar 10. Of the center pillar 10 itself while avoiding the impact force from directly reaching the occupant by largely changing the portion below the lumbar of the occupant toward the inside of the vehicle body. It becomes possible to enter the vehicle body stably while suppressing deformation. Furthermore, since the thickness of each member arranged outside the vehicle body of the center pillar 10 is set differently and is not unnecessarily strengthened, the weight cost can be reduced, and the side doors (front door, rear door) can be reduced. ) And the vehicle body body can absorb the impact force in a well-balanced manner, preventing excessive deformation of the door ring into which the side door is fitted when the impact force is applied from the side. The door opening performance can also be improved. Furthermore, since only the front and rear joining surfaces 12B, 12C of the inner hose 12 are formed so as to contact the central portion 11A of the inner panel 11, workability and welding accuracy can be improved.
[0034]
As a result, the occupant's safety can be improved by effectively deforming the vehicle body from the impact force from the side of the vehicle body.
[0035]
Next, a second embodiment of the center pillar structure to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. FIG. 1B is a perspective view for explaining the inner hose according to the second embodiment, and FIG. 4 is a side view of a vehicle body to which the center pillar structure of the second embodiment is applied. FIG. 5 is a side view of the center pillar structure according to the second embodiment. The inner hose according to the second embodiment is inserted into the center pillar 10 in place of the inner hose 12 according to the first embodiment. The inner hose according to the embodiment will be described, and the description of the same components as those of the center pillar 10 according to the first embodiment will be omitted.
[0036]
As shown in FIGS. 1B, 4, and 5, the center pillar 10 according to the second embodiment includes an inner panel 11, an inner hose 18, a phosphorus hose upper 13, and an outer panel 14.
The thick plate inner hose 18 is formed in substantially the same form as the inner hose 12 according to the first embodiment, and a projecting portion 18A projecting a predetermined distance toward the outside of the vehicle body, and the projecting portion. 18A is sandwiched from the longitudinal direction of the vehicle body, and before and after joining the central portion 11A of the inner panel 11, the rear joint surfaces 18B and 18C are integrally bent along the longitudinal direction, and the front and rear joint surfaces 18B, Front and rear side portions 18D and 18E are formed along the longitudinal direction at the front and rear side end portions of 18C, which are bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body. Further, a plurality of tuning ribs 18F are formed between the projecting portion 18A of the inner hose 18 and the front and rear side portions 18D and 18E so as to be in alternate height positions with the projecting portion 18A interposed therebetween. ing. And the vehicle body inner surface of the inner part 11A of the inner panel 11 abuts the front and rear joint surfaces 18B, 18C of the inner hose 18 so that the outer surface of the vehicle body abuts. Spot spots for welding are arranged opposite to each other at predetermined positions on the front joint surface 18B or the rear joint surface 18C between the tuning ribs 18F that are spaced apart from each other in the vertical direction, and are coupled and fixed to each other by spot welding.
[0037]
According to this configuration, the inner hose 18 is formed with the protruding portion 18A protruding toward the outer side of the vehicle body and the front and rear side portions 18D and 18E being bent toward the outer side of the vehicle body, and the protruding portion 18A. Tuning ribs 18F are formed at alternate height positions between the front and rear side portions 18D and 18E.
As a result, the inner hose 18 has an effective section modulus with many bending points and can increase the rigidity of the upper and middle portions of the center pillar 10 and can be deformed by an impact force by the tuning rib 18F. The inner hose 18 can be optimally deformed by easily tuning. As a result, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and a stable vehicle body deformation mode can be obtained.
Furthermore, since the tuning rib 18F is additionally formed, the number of parts and the number of manufacturing steps can be reduced as compared with the case where a plurality of phosphorus hoses are added to stiffen the center pillar 10. .
[0038]
Next, a third embodiment of the center pillar structure to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. FIG. 1C is a perspective view for explaining the inner hose according to the third embodiment, and FIG. 6 is a side view of the vehicle body to which the center pillar structure of the third embodiment is applied. FIG. 7 is a side view of the center pillar structure according to the third embodiment. The inner hose according to the third embodiment is inserted into the center pillar 10 in place of the inner hose 12 according to the first embodiment. The inner hose according to the embodiment will be described, and the description of the same components as those of the center pillar 10 according to the first embodiment will be omitted.
[0039]
As shown in FIGS. 1C, 6, and 7, the center pillar 10 in the third embodiment includes an inner panel 11, an inner hose 19, a phosphorus hose upper 13, and an outer panel 14.
The thick plate inner hose 19 is formed in substantially the same form as the inner hose 12 according to the first embodiment, and a projecting portion 19A projecting a predetermined distance toward the outside of the vehicle body, and the projecting portion. The front plate 19B is sandwiched from the front and rear direction of the vehicle body, and the rear plate portions 19B and 19C are integrally bent along the longitudinal direction, and the front and rear plate portions 19B and 19C are provided at both front and rear side ends. Front and rear side portions 19D and 19E, which are bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body, are formed along the longitudinal direction.
In a predetermined position of the front and rear plate portions 19B and 19C, a bonding surface 19F having a predetermined size protruding toward the inside of the vehicle body so as to be bonded to the center portion 11A of the inner panel 11 sandwiches the protruding portion 19A. A plurality are formed so as to have alternate height positions. And in the state which contacted the vehicle body inner surface of the joint surface 19F of the inner hose 19 and the vehicle body outer surface of the center part 11A of the inner panel 11, it couple | bonds together by spot welding.
[0040]
According to this configuration, the inner hose 19 is formed by bending the protruding portion 19A protruding toward the outside of the vehicle body and the front and rear side portions 19D and 19E toward the outside of the vehicle body, and also at the front and rear plate portions 19B. , 19C are formed so that the joint surfaces 19F are at alternate height positions.
As a result, the inner hose 19 has an effective section modulus with a large number of bending points, can increase the rigidity of the upper and middle parts of the center pillar 10, and can easily confirm the spot position by the joint surface 19F. Thus, workability and welding accuracy can be further improved. As a result, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and a stable vehicle body deformation mode can be obtained. Note that a tuning rib having substantially the same shape as the tuning rib 18F shown in the second embodiment may be additionally formed on the inner hose 19.
[0041]
Next, a fourth embodiment in a center pillar structure to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. FIG.1 (d) is a perspective view for demonstrating the inner hose which concerns on 4th Embodiment, (e) is for demonstrating the cross-section of the inner hose in 4th Embodiment ( It is a cross-sectional arrow view shown in d). The inner hose according to the fourth embodiment is inserted into the center pillar 10 in place of the inner hose 12 according to the first embodiment. The inner hose according to the embodiment will be described, and the description of the same components as those of the center pillar 10 according to the first embodiment will be omitted.
[0042]
The center pillar 10 in the fourth embodiment includes an inner panel 11, an inner hose 20, a phosphorus hose upper 13, and an outer panel 14.
[0043]
As shown in FIG. 1 (d), the thick inner hose 20 is divided into two parts in the longitudinal direction of the vehicle body, and protrudes a predetermined distance toward the outside of the vehicle body. Protruding portions 20A in which shape surface portions and curved shape surface portions are alternately formed, and a joining surface 20B in which the base end portion of the projecting portion 20A is bent in one direction of the vehicle body and joined to the central portion 11A of the inner panel 11. And a vertical wall portion 20C bent along the longitudinal direction so as to protrude toward the outside of the vehicle body. Has been. And in the state which contacted the vehicle body inner surface of the joint surface 20B of the inner hose 20 and the vehicle body outer surface of the center part 11A of the inner panel 11, it couple | bonds together by spot welding.
[0044]
According to such a configuration, the inner hose 20 formed in two parts is formed by bending the protruding portion 20A and the vertical wall portion 20C protruding toward the outside of the vehicle body toward the outside of the vehicle body. Linear portions and curved portions are alternately formed.
As a result, the inner hose 20 has an effective section modulus with a large number of bending points, can increase the rigidity of the center pillar 10 from the top to the middle, and can be deformed by the impact force by the protrusion 20A. The inner hose 20 can be optimally deformed by being suppressed. As a result, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and a stable vehicle body deformation mode can be obtained.
[0045]
The inner hose 20 is provided with a tuning rib having substantially the same shape as the tuning rib 18F shown in the second embodiment, or a joining surface having substantially the same shape as the joining surface 19F shown in the third embodiment. Additional formation may be performed.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the center pillar structure of the present invention, the safety of the occupant is improved while maintaining the lateral rigidity of the vehicle body without greatly changing the configuration of the center pillar. Thus, it is possible to provide a center pillar structure in which the vehicle body can be stably deformed and absorb the impact against the impact from the direction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is an exploded perspective view for explaining a center pillar structure according to a first embodiment, and FIG. 1B is a diagram for explaining an inner hose according to a second embodiment. (C) is a perspective view for demonstrating the inner hose which concerns on 3rd Embodiment, (d) is a perspective view for demonstrating the inner hose which concerns on 4th Embodiment. FIG. 4E is a cross-sectional arrow view shown in FIG. 4D in order to explain the cross-sectional structure of the inner hose in the fourth embodiment.
FIG. 2 is a side view of the vehicle body to which the center pillar structure according to the first embodiment is applied as viewed from one side.
FIG. 3 is a cross-sectional arrow view shown in FIG. 2 for explaining the internal cross-sectional structure of the center pillar structure in the first embodiment.
FIG. 4 is a side view when a vehicle body to which a center pillar structure according to a second embodiment is applied is viewed from one side.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along arrows shown in FIG. 4 for explaining the internal cross-sectional structure of the center pillar structure in the second embodiment.
FIG. 6 is a side view of a vehicle body to which a center pillar structure according to a third embodiment is applied as viewed from one side.
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along arrows shown in FIG. 6 for explaining the internal cross-sectional structure of the center pillar structure in the third embodiment.
FIG. 8 is an explanatory diagram illustrating a conventional center pillar structure.
[Explanation of symbols]
10 Center pillar
11 Inner panel
11A center
11B front side
11C Rear side
11D Front flange
11E Rear flange
11H Joggle part
12 inner hose
12A Protrusion
12B Front joint surface
12C Rear joint surface
12D front side
12E Rear side
13 Lynn Horse Upper
14 Outer panel
15 Upper rear door hinge mounting part
18 Innerine Horse
18A Protrusion
18B Front joint surface
18C Rear joint surface
18D front side
18E rear side
18F tuning rib
19 Innerine Horse
19A Protrusion
19B Front plate
19C Rear plate
19D front side
19E Rear side
19F joint surface
20 inner hose
20A protrusion
20B joint surface
20C vertical wall

Claims

In the center pillar structure in which the phosphorus hose is fitted and inserted between the inner panel and the outer panel of the center pillar that extends along the vertical direction of the vehicle body and forms the rear edge of the front door opening,
The phosphorus hose is formed so that a protruding portion that protrudes in a substantially mountain shape toward the outside of the vehicle body has a substantially uniform cross-sectional width along the vertical direction,
The phosphorus hose has a plurality of reinforcing ribs whose apexes extend in the longitudinal direction of the vehicle body on the front side and the rear side of the protruding portion, and these reinforcing ribs have alternate height positions with the protruding portion interposed therebetween. A center pillar structure characterized by being formed as follows.

The phosphorus hose is formed by integrally bending the protrusion and the front and rear plate parts sandwiching the protrusion from the front-rear direction of the vehicle body along the vertical direction.
The front and rear sides of the phosphorus hose are formed along the vertical direction at the front and rear side ends of the phosphorus hose, which are bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body.
2. The center pillar structure according to claim 1, wherein each of the reinforcing ribs is formed so as to connect between the protruding portion and the front and rear side portions.

At predetermined positions of the front and rear plate portions, a joining surface of a predetermined size that protrudes toward the inside of the vehicle body so as to be joined to the inner panel has an alternate height position with the protruding portion interposed therebetween. The center pillar structure according to claim 2, wherein a plurality of the center pillar structures are formed.

In the center pillar structure in which the phosphorus hose is fitted and inserted between the inner panel and the outer panel of the center pillar that extends along the vertical direction of the vehicle body and forms the rear edge of the front door opening,
The phosphorus hose is divided into two parts in the vehicle front-rear direction, each projecting a predetermined distance toward the outside of the vehicle body, and a projecting portion in which a linear surface portion and a curved surface portion are alternately formed. The joint surface formed by bending the base end portion of the portion forward or rearward of the vehicle body and joining to the inner panel is integrally bent along the longitudinal direction, and is formed at the side end portion of the joint surface. The center pillar structure is characterized in that vertical wall portions bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body are formed along the longitudinal direction.

The phosphorus hose is joined and fixed to the outer surface of the vehicle body of the inner panel, the upper end of the phosphorus hose is fixed at a position near the roof side rail, and the lower end is formed at two locations on the outer panel. The center pillar structure according to claim 4, wherein the center pillar structure is fixed to a position near the upper rear door hinge mounting portion.

In the center pillar structure in which the phosphorus hose is fitted and inserted between the inner panel and the outer panel of the center pillar that extends along the vertical direction of the vehicle body and forms the rear edge of the front door opening,
The phosphorus hose includes a protruding portion that protrudes toward the outside of the vehicle body so as to be substantially mountain-shaped, and a front and rear bonding surfaces that sandwich the protruding portion from the front-rear direction of the vehicle body and are joined to the inner panel, and at least Near the center in the vertical direction, the belt is positioned closer to the inner panel than the outer panel, and a belt anchor nut provided on the outer surface of the inner panel of the inner panel is front and rear joined so that the protruding portion sandwiches the vehicle longitudinal direction. A center pillar structure characterized in that a surface is joined to the inner panel .

The inner panel is formed by integrally bending the center part and the front and rear side parts sandwiching the center part from the longitudinal direction of the vehicle body along the vertical direction.
Front and rear flanges are formed on the front, rear side, and rear end of the inner panel, respectively.
The center pillar structure according to claim 6, wherein the phosphorus hose has the protruding portion extending to the outside of the vehicle body from the front and rear flanges at least in the vicinity of the central portion in the vertical direction.

8. The center pillar structure according to claim 6 , wherein the phosphorus hose is formed by integrally bending the projecting portion and the front and rear joint surfaces along a vertical direction .

The front and rear sides of the phosphorus hose are formed along the vertical direction at the front and rear edges of the rear hose, and the front and rear sides are bent so as to protrude toward the outside of the vehicle body. The center pillar structure according to any one of claims 6 to 8 .

The center pillar structure according to any one of claims 6 to 9 , wherein an upper phosphorus hose is provided between the outer panel and the phosphorus hose at a predetermined interval from the phosphorus hose .