JP4534936B2 - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、画質を改善するための画像処理、特に画像データに含まれる裏写り成分を除去するのに好適な画像処理の技術に関する。
両面に印刷された原稿をスキャンした場合や原稿を重ねてスキャンした場合に、ある原稿について得られたデジタル画像データに他の原稿の色が混入しまうという現象(いわゆる裏写り)がしばしば発生することが知られている。このため、画像データから裏写り成分を除去する方法が種々提案されている。例えば、下地除去処理といわれる画像処理技術がある。これは、原稿の下地レベル(原稿画像の下地部分の色値)を決定し、この下地レベルに基づいて画像データの階調を補正するというものである。しかしながら、この方法では下地以外の部分に発生した裏写り成分を除去することができない。また、原稿の両面をスキャンし、各面の画像データを比較することにより、画像データに混在している裏面の色成分を特定して除去するという方法もある。しかしながら、この方法は、裏表の各画像をスキャンする際に正確に原稿の読取り位置合わせを行うなどの必要があって、精度よく裏写りを除去することは困難である。
このような点に鑑み、各局所画像領域に対しエッジ領域であるか非エッジ領域であるかを判定し、非エッジ領域に対しては2色化を行って2色のうち明るい方の色を背景色として推定し、この領域内の画素を推定背景色に置換えるという方法が提案されている。
特開2001−169380号公報 特開2002−252766号公報 特開2002−232674号公報 特開2002−290748号公報 特開2002−300382号公報 特開2003−259105号公報 特開2003−274182号公報
しかしながら、上掲の特許文献に開示されている方法においては、画像データの非エッジ領域部分に対してのみ画像データの補正が行われるため、補正処理後の画像においてエッジ領域と非エッジ領域との境界部分で画像の乱れ(トーンギャップ)が発生し、結果として画質が劣化するという問題がある。また、当然ながらエッジ領域に発生した裏写りを除去することもできない。
本発明は上述した背景に鑑みてなされたものであり、エッジ構造といった画像特性に左右されること無く、画質を劣化させずに画像を補正する方法、特に裏写りの除去に好適な画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出ステップと、前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を定義する色空間定義ステップと、前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定ステップと、前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定ステップと、前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用い、所定の基準に基づいて前記色値候補の各々について真色値度を算出して、前記真色値度の最も高い色値候補を前記注目画素の真色値に決定する真色値決定ステップと、前記注目画素の画素値を前記真色値に置換するステップと、を有する画像処理方法を提供する。
本発明によれば、画像の領域ごとに画像処理方法を変更する必要がないため、画像処理の結果、トーンギャップが生じることがない。また、エッジ領域であっても適切な真色値を決定することができるため、画質を劣化させることなく画像の全ての領域に対して裏写りを除去することができる。
好ましい態様において、前記所定の基準として、(1)頻度値が大きい色値候補ほど大きな真色値度が与えられる;(2)前記注目画素の画素値との色差が小さい色値候補ほど大きな真色値度が与えられる;(3)前記注目画素のエッジ度が小さいほど、より高い明度の色値候補に対して大きな真色値度が与えられる;(4)前記注目画素Pの明度が高いほど、より明度の高い色値候補に対して大きな真色値度が与えられる、のうち少なくともいずれか一つ以上が採用される。
好ましい態様において、前記注目画素の明度が高いほど前記所定サイズの値を大きくを設定する。あるいは、前記注目画素のエッジ度が高いほど前記所定サイズの値を小さく設定してもよい。
本発明は、他の観点において、画像を入力する手段と、注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出手段と、前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を決定する色空間決定手段と、前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定手段と、前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定手段と、前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用い、所定の基準に基づいて前記色値候補の各々について真色値度を算出して、前記真色値度の最も高い色値候補を前記注目画素の真色値に決定する真色値決定手段と、前記注目画素の画素値を前記真色値に置換し、該置換変更された画像を出力する出力手段と、を有する画像処理装置を提供する。
本発明は、更に他の観点において、コンピュータに、注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出ステップと、前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を定義する色空間定義ステップと、前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定ステップと、前記部分色空間内に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定ステップと、前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用い、所定の基準に基づいて前記色値候補の各々について真色値度を算出して、前記真色値度の最も高い色値候補を前記注目画素の真色値に決定する真色値決定ステップと、前記注目画素の画素値を前記真色値に置換するステップと、を実行させるプログラムを提供する。
図1は、本発明の一実施例に係る画像処理装置1の機能構成を示す図である。同図に示すように、画像処理装置1は、画像入力部10、色ヒストグラム算出部20、色値候補選出部30、真色値決定部40、画像出力部50およびパラメータ入力部60から構成される。画像入力部10は、例えばスキャナ装置であり、原稿を読取ってデジタル画像データを取得する。色ヒストグラム算出部20、色値候補選出部30および真色値決定部40は画像処理プロセッサおよび、後述する処理を画像処理プロセッサに実行させるためのプログラムやパラメータデータなどを格納するためのRAMやROM等のメモリから構成される。色ヒストグラム算出部20は、画像データから色ヒストグラム(色空間における頻度分布)を算出する。色値候補選出部30は、注目画素の画素値を他の値に置き換える際に判断材料として使用する画素値(色値候補という)を選定する。真色値決定部40は、色値候補を用いて、注目画素の画素値を置き換えるべき色値(真色値という)を決定する。色ヒストグラム算出部20、色値候補選出部30および真色値決定部40にて行われる処理の詳細については、後述する。画像出力部50は、ディスプレイ、プリンタあるいは入出力インタフェースであって、画像処理が施された画像データを所定の態様で出力する。パラメータ入力部60は、キーボード等の入力装置であって、画像処理装置1のユーザが画像処理に使用する各種パラメータを入力するためのものである。
以下、図2ないし5を参照して画像処理装置1にて実行される画像処理を詳細に説明する。図2は画像処理装置1にて行われる処理の流れを示す図である。まず、複数の画素から構成される入力画像データから、処理対象となる画素(注目画素)Pを一つ選択する(図3を参照)。そして、この画素の近傍にウィンドウWを定義する(図2;ステップS10)。このウィンドウW(P)の定義の仕方は任意であるが、例えば、注目画素Pを中心としてn画素*n画素の正方形(nは自然数)とすることができる。図3には、W(P)が5画素*5画素の正方形である例を示している。
続いて、ウィンドウW内にある画素(図3の例では5*5=25画素)について、色ヒストグラム(すなわち色空間における頻度分布)を算出する(図2;ステップS20)。続いて、注目画素Pの画素値の色空間における位置の近傍に部分色空間を定義する(図2;ステップS30)。図4に、注目画素Pの画素値V(P)の色空間における位置を黒丸で示し、当該位置を一つの頂点とする立方体を部分色空間S(P)として定義した例を示す。同図中、W、C、G、Y、M、B、K、Rは、それぞれ白、シアン、緑、イエロー、マゼンダ、青、黒を表す。この部分色空間内は、注目画素Pの画素値を置き換えるべき色値(換言すれば裏写りがない真の色値)を探索する領域である。部分色空間S(P)の位置やサイズについては、固定値を用いてもよいし、画像データの特性、あるいは注目画素Pの画素値などに基づいて好適な値を設定することができる。ただし、通常、画素に裏写りが起きるとその画素の画素値は、原稿の裏側にある画像の色が紙を透過した色と原稿表側の画像の色との減法混色となることを考慮して、部分色空間S(P)の位置を決定するのが好ましい。図4においては、V(P)によりも明度が高い領域に部分色空間S(P)が位置している場合が描写されている。
また、この立方体のサイズ(一辺の長さ)については、例えば、注目画素の画素値に基づき、以下のようにして決定することができる。すなわち、注目画素Pの画素値V(P)の明度をB(P)、注目画素Pのエッジ度をE(P)とすると、一辺の長さLを以下の式に従って決定する。
L=f[B(P)];f[x]はxの単調増加関数 (1)
L=g[E(P)];g[x]はxの単調減少関数 (2)
例えば、f(x)=a*x^(n)である。ここで、aは正の定数、nは1以上の実数である。g(x)は、例えば−a*x^(n)である。あるいはg(x)=a*exp(−x^n)のような指数減少関数であってもよい。すなわち、式(1)においては、注目画素が明るいほど、部分色空間S(P)のサイズを大きく設定する。部分色空間部分色空間S(P)のサイズを大きくすれば、その中に含まれる画素の数も大きくなる。従って、注目画素の画素値から色値が離れた(すなわち色空間における距離が大きい)画素が候補として選択され得るようにするのである。これは、明度の高い画素ほど、より明度の高い色値に置き換えないと裏写りを完全に除去するのが難しくなるという経験的事実を考慮したものである。
また、式(2)においては注目画素Pのエッジ度が低いほど、部分色空間S(P)のサイズを大きく設定するのが好ましい。これは、エッジ度が高い(すなわちその画素がエッジ領域付近にある)場合は、注目画素の画素値V(P)から色値が大きく離れた画素を候補として選出することがないようにするためである。エッジ部においては、濃度変化が大きく、また真色値以外の色が存在する可能性が低くない。そのため、誤った色を真色値としないようにするためエッジ部において不当な色に置換してしまうと、エッジ情報が劣化して画質の低下に繋がる可能性が高いからである。なお、エッジ度の判定にあっては既知の技術を用いることができる。あるいは、明度およびエッジ度の両者を考慮し、以下の式に従って一辺の長さLを算出してもよい。
L=q1*f[B(P)]+q2*g[E(P)];q1、q2は重み係数 (3)
続いて、ステップS20にて算出した色ヒストグラムから、ピーク位置(すなわち頻度が局所最大値をとる画素値)およびその値(頻度ピーク値)を決定する。ピーク位置は、例えば、3次元色ヒストグラムの微分値および2次微分値を計算することにより決定することができる。そして、ピーク位置のうち部分色空間S(P)内に存在する画素値を抽出する(図2;ステップS40)。
続いて、抽出した画素値のなかから、所定数(例えば「3」)だけ選出し、これを色値候補とする処理を行う(図2;ステップS50)。選出方法としては、例えば3次元色ヒストグラムの2次微分値の値に基づきピークの鋭さが大きいものから順に選出する。あるいは、頻度ピーク値の大きいものから順に選出する。あるいは、抽出したピーク位置の数が所定数に達しない場合は、抽出して全てのピーク位置の画素値を色値候補として選出してもよい。図5には、2つの色値候補C1(P)およびC2(P)が選出された場合を示している。
続いて、色値候補に基づき、注目画素Pに対する真色値を一つ決定する(図2;ステップS60)。真色値は、以下の4つの基準の少なくともいずれか1つを採用することにより決定することができる。なお、以下ではn=1、2、・・・Nであって、Nは選出された色値候補の総数を表す。
(1)色値候補Cn(P)の頻度値:(具体的には、頻度値が大きい色値候補ほど真色値に近いと判定する)
(2)注目画素の画素値V(P)と色値候補Cn(P)の色値の差:(具体的には、注目画素の画素値V(P)との色差が小さいほど真色値に近いと判定する)
(3)注目画素のエッジ度E(P)と色値候補Cn(P)の明度との関係:(具体的には、注目画素のエッジ度E(P)が小さいほど、より高明度の色値候補が真色値に近いと判定する)
(4)注目画素の画素値V(P)のうちの明度値と色値候補Cn(P)の明度値との関係:(具体的には、注目画素Pの明度が高いほど、より明度の高い色値候補が真色値に近いと判定する)
上記基準(1)を採用する場合、例えば頻度値が最大の色値候補を真色値であると判定し、注目画素値の画素値V(P)をその色値候補Cn(P)に置換する。
また、上述した4つの基準を組み合わせて真色値を決定してもよい。具体的には、各色値候補Cn(P)に対し以下の数式で定義される真色値度Dn(P)を各々算出し、その中で最も高い真色値度D(=Max{D1(P)、D2(P)、・・・・DN(P)})を有する色値候補を真色値であると決定する。なお、Max(Xn)(n=1、2、・・・)は、X1、X2、・・・の最大値を表す。
Dn(P)=w*f[Sn(P)/Max(Sn(P))]+w*g[ABS(V(P)−Cn(P))]+w*g[E(P)]*f[Bn(P)]+w*f[B(P)]*f[Bn(P)] (4)
上記の式において、f[X](i=1〜4)はXの単調増加関数、g[X](j=1、2)はXの単調減少関数である。また、Sn(P)は色値候補Cn(P)の頻度値を、w(m=1〜4;w>0)はそれぞれ上記基準(1)ないし(4)に対応する重み係数をそれぞれ表す。また、B(P)およびBn(P)は、それぞれ注目画素Pの明度および色値候補Cn(P)の明度を表す。また、ABS(X)はXの絶対値を表す。
上式から判るように、第1項ないし第4項はそれぞれ上記基準(1)ないし(4)からの寄与を表している。なお、各基準に対応する重み係数wの値は任意であるが、例えば、w>w>w>w>となるように設定するのが好ましい。すなわち、この場合は、色値候補Cn(P)から真色値を選ぶに際し、基準(1)(すなわち色値候補Cn(P)の頻度値Sn(P))が相対的に最も重視され、基準(4)(すなわち注目画素の画素値V(P)のうちの明度値B(P)と色値候補Cn(P)の明度値Bn(P)との関係)が相対的に最も軽視されることになる。
また、色値候補のうちの一つを選択することにより真色値を決定するのではなく、複数の色値候補の中間色を真色値と決定してもよい。具体的には、注目画素Pに対応する真色値CT(P)の値を以下の数式に従って算出することができる。
Figure 0004534936
ここで、knは重み係数であって、例えば、全てのn(n=1、2、・・・N)に対しkn=1/Max{Sj(P)}である。上記数式から判るように、この態様においては、計N個の色値候補の各々につき、その色値にその頻度値を乗じて加算することにより、真色値CT(P)を算出する。この態様によれば、抽出した色値候補の全てを真色値に反映させることができる。上式の例は、上記基準(1)を採用したものであるが、これに限らず、上記(2)ないし(4)の少なくともいずれか一つを用いて算出した値を真色値と決定することができる。要は、選定した色値候補の情報(明度等の色値およびその色値の頻度値等)に基づいて、真色値を一つ決定することができればよい。
このようにして注目画素Pについて真色値が決定すると、注目画素を替えて(例えば隣の画素に替えて)同様の処理を行う。画像データを構成する全画素について真色値が決定すると、この画像データに係る画像処理が完了する。なお、本発明で使用するパラメータは、パラメータ入力部からユーザが入力することができる。あるいは、パラメータのセットと画像データの所定の特性を予めROM等の記憶しておき、入力画像データの特性に最も適合するパラメータセットをROM等から読み出してもよい。また、上記実施例においては、注目画素ごとにウィンドウWが定義され、その領域内の画素について色ヒストグラムの算出を行ったが、例えば複数の注目画素に対して同一のウィンドウ(従って同一の頻度ヒストグラム)を用いてもよい。例えば、ウィンドウ領域を100画素*100画素の領域とすれば、その中心付近の5*5=25個の画素(注目画素群)に対しては、全て当該ウィンドウW(およびそのウィンドウWから算出される色ヒストグラム)を使用する。こうのようにすれば、色ヒストグラム算出処理の回数を減らすことができ、全体の処理速度が向上する。この際、ウィンドウWのサイズが注目画素群のサイズに対して十分大きければ、算出される色ヒストグラムの誤差は無視できるので、裏写り除去能力を実質的に低下させずに済む。
以上説明したように、本発明によれば、エッジ、非エッジ領域の判定を行って、その判定結果に応じて画像処理方法を変更するといった必要がないため、処理後の画像にトーンギャップが生じることがない。また、エッジ領域であっても適切な真色値を決定して置換することができるため、画質を劣化させることなく、画像の全領域に対して裏写りを除去することができる。
本発明の一実施例に係る画像処理装置1の機能構成を示す図である。 画像処理装置1の動作例を示すフロー図である。 入力画像データを構成する各画素から画素および注目画素Pに係るウィンドウWを示す図である。 色空間における注目画素Pの画素値V(P)および部分色空間S(P)を示す図である。 部分色空間S(P)内から抽出された色値候補Cn(P)を示す図である。
符号の説明
1・・・画像処理装置、10・・・画像入力部、20・・・色ヒストグラム算出部、30・・・色値候補選出部、40・・・真色値決定部、50・・・画像出力部、60・・・パラメータ入力部。

Claims (13)

  1. 注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出ステップと、
    前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を定義する色空間定義ステップと、
    前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定ステップと、
    前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定ステップと、
    前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用い、所定の基準に基づいて前記色値候補の各々について真色値度を算出して、前記真色値度の最も高い色値候補を前記注目画素の真色値に決定する真色値決定ステップと、
    前記注目画素の画素値を前記真色値に置換するステップと、
    を有する画像処理方法。
  2. 記所定の基準は、頻度値が大きい色値候補ほど大きな真色値度が与えられるというものである
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  3. 記所定の基準は、前記注目画素の画素値との色差が小さい色値候補ほど大きな真色値度が与えられるというものである
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  4. 記所定の基準は、前記注目画素のエッジ度が小さいほど、より高い明度の色値候補に対して大きな真色値度が与えられるというものである
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  5. 記所定の基準は、前記注目画素の明度が高いほど、より明度の高い色値候補に対して大きな真色値度が与えられるというものである
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  6. 前記真色値決定ステップにおいて、各色値候補に対し以下の4つの基準:
    (1)頻度値が大きい色値候補ほど大きな真色値度が与えられる
    (2)前記注目画素の画素値との色差が小さい色値候補ほど大きな真色値度が与えられる
    (3)前記所定の基準は、前記注目画素のエッジ度が小さいほど、より高い明度の色値候補に対して大きな真色値度が与えられる
    (4)前記注目画素の明度が高いほど、より明度の高い色値候補対して大きな真色値度が与えられる
    に従ってそれぞれ真色値度を算出し、該真色値度に各々所定の重み係数を乗じて加算した値が最も大きい色値候補を前記真色値であると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  7. 注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出ステップと、
    前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を定義する色空間定義ステップと、
    前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定ステップと、
    前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定ステップと、
    前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用いて前記注目画素の真色値を決定する真色値決定ステップと、
    前記注目画素の画素値を前記真色値に置換するステップと、
    を有し、
    前記真色値決定ステップにおいて、
    各色値候補に対し、
    (1)前記色値候補の頻度値
    (2)前記注目画素の画素値と前記色値候補との色差
    (3)前記注目画素のエッジ度と前記色値候補の明度との関係
    (4)前記注目画素の明度と前記色値候補の明度との関係
    のうち少なくともいずれか1つに関する情報と、所定の重み係数とを乗算し、この乗算によって得られた値を加算して、前記注目画素の真色値を決定する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記注目画素の明度が高いほど前記所定サイズの値を大きく設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  9. 前記注目画素のエッジ度が高いほど前記所定サイズの値を小さく設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  10. 画像を入力する手段と、
    注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出手段と、
    前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を決定する色空間決定手段と、
    前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定手段と、
    前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定手段と、
    前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用い、所定の基準に基づいて前記色値候補の各々について真色値度を算出して、前記真色値度の最も高い色値候補を前記注目画素の真色値に決定する真色値決定手段と、
    前記注目画素の画素値を前記真色値に置換し、該置換変更された画像を出力する出力手段と、
    を有する画像処理装置。
  11. 画像を入力する手段と、
    注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出手段と、
    前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を決定する色空間決定手段と、
    前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定手段と、
    前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定手段と、
    前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用いて前記注目画素の真色値を決定する真色値決定手段と、
    前記注目画素の画素値を前記真色値に置換し、該置換変更された画像を出力する出力手段と、
    を有し、
    前記真色値決定手段は、
    各色値候補に対し、
    (1)前記色値候補の頻度値
    (2)前記注目画素の画素値と前記色値候補との色差
    (3)前記注目画素のエッジ度と前記色値候補の明度との関係
    (4)前記注目画素の明度と前記色値候補の明度との関係
    のうち少なくともいずれか1つに関する情報と、所定の重み係数とを乗算し、この乗算によって得られた値を加算して、前記注目画素の真色値を決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. コンピュータに、
    注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出ステップと、
    前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を定義する色空間定義ステップと、
    前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定ステップと、
    前記部分色空間内に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定ステップと、
    前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用い、所定の基準に基づいて前記色値候補の各々について真色値度を算出して、前記真色値度の最も高い色値候補を前記注目画素の真色値に決定する真色値決定ステップと、
    前記注目画素の画素値を前記真色値に置換するステップと、
    を実行させるプログラム。
  13. コンピュータに、
    注目画素を含む所定の画像領域について色ヒストグラムを算出する色ヒストグラム算出ステップと、
    前記注目画素の画素値を含む所定サイズの部分色空間を定義する色空間定義ステップと、
    前記色ヒストグラムの頻度ピーク位置の色値を特定する頻度ピーク特定ステップと、
    前記部分色空間の内部に存在する頻度ピーク位置の色値を特定し、その中の少なくとも一つを色値候補として選定する選定ステップと、
    前記色値候補の色値または頻度値の少なくともいずれか一つを用いて前記注目画素の真色値を決定する真色値決定ステップと、
    前記注目画素の画素値を前記真色値に置換するステップと、
    を実行させ、
    前記真色値決定ステップにおいて、
    各色値候補に対し、
    (1)前記色値候補の頻度値
    (2)前記注目画素の画素値と前記色値候補との色差
    (3)前記注目画素のエッジ度と前記色値候補の明度との関係
    (4)前記注目画素の明度と前記色値候補の明度との関係
    のうち少なくともいずれか1つに関する情報と、所定の重み係数とを乗算し、この乗算によって得られた値を加算して、前記注目画素の真色値を決定する
    ことを特徴とするプログラム。
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