JP4531630B2 - 文書管理システム - Google Patents

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本発明は、無線タグを用いた文書管理システムに関する。
事務の現場では、文書の電子化、ペーパーレス化が進行している。しかし、未だに紙面による書類をチェックする業務も存在する。そして、この紙面による書類をチェックする組織が、支店と本社というように物理的に離れている場合も少なくない、このような場合には、その書類の発送元が発送先へ、書類の到達の有無やチェックの状況などを問い合わせることが頻繁に発生すると想定される。このような問合せは書類を整理する担当者へ電話などによる連絡であり、本来の業務を中断する。またこの種の問合せは、現時点での書類の存在場所という単純な回答を求めているものが多い。
他方で、無線タグ(RFIDタグ)を用いた人の出入り監視や物品の位置検出などは実現(非特許文献1参照)されている。しかし、書類を扱う本件のケースでは、無線タグを取り付けた対象物(書類)が、日常的に頻繁に生成され、かつ、持ち運ばれるという状況がある。このような条件、即ち無線タグの取り付けと設定登録、およびその後の移動の追尾、それらの情報へのユーザのアクセスをどれも簡便に対応可能にする必要がある。
また,電波で位置を特定するにはリーダ(受信器)の設置台数を増やして行われる。しかし無線で位置を特定するにしてもその精度には限界がある。おおよそリーダの設置間隔の1/10程度が最も理想的な精度であり、数mが限界である。さらに位置をリアルタイムで補足するには常に無線タグの電波を出し続ける必要がある。このように常に電波を送信し続けることは、電池を早く消耗することにつながる。
森嶋健平、今野貴洋、渡部修平、"特集/ユビキタス社会を支えるRFID技術 RFIDによる位置情報技術"NTT COMWARE TECHNOLOGY, pp.12-pp.15, 2004.(http://www.nttcom.co.jp/comtech/tech08/pdf/tech12_15・pdf)
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、紙面による文書の所在の把握を自動的に行うことを可能とする文書管理システムを提供することにある。また、この発明の他の目的は、文書の決裁が下されたか否かの状況を自動的に把握することができる文書管理システムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、発明は、文書に貼付され、内部のメモリ内のIDを電波に乗せて発信する無線タグと、前記文書を撮像し、撮像によって得られた画像データをサーバへ送信する撮像手段と、前記文書の通過経路の近傍に配置され、前記無線タグからのIDを受信し、受信したIDを自身の識別番号と共に前記サーバへ送信する複数のリーダと、前記リーダから受信したIDと、前記リーダの識別番号と、前記画像データとを対応付けて記憶部に記録し、記録したデータを端末装置からの要求を受けて該端末装置へ送信する前記サーバとを具備することを特徴とする文書管理システムである。
発明は、前記リーダは、前記無線タグからの電波の受信強度を前記サーバへ送信し、前記サーバは、複数の前記リーダからの前記受信強度に基づいて前記文書の位置を検出し、検出した位置を前記記憶部に記録することを特徴とする。
発明は、前記無線タグ内の前記メモリに決裁済みを示すデータを書き込む書込装置をさらに具備し、前記無線タグは前記IDと共に前記決裁済みを示すデータを電波に乗せて発信し、前記リーダは前記IDと共に前記決裁済みを示すデータを受信して前記識別番号と共に前記サーバへ送信し、前記サーバは、前記IDと、前記リーダの識別番号と、前記画像データと、前記決裁済みを示すデータとを対応付けて記憶部に記録することを特徴とする。
発明は、前記書込装置は、前記文書の決裁箱に取り付けられていることを特徴とする。
発明は、前記サーバは、前記記憶部内のリーダの位置を示す情報に基づいて、部屋の見取り図に前記文書の移動経路を表示した移動経路図を作成する経路図作成手段を具備し、前記端末装置からの要求に応じて該移動経路図を前記端末装置へ送信することを特徴とする。
この発明によれば、紙面による文書の所在の把握を自動的に行うことができる効果がある。また、この発明によれば、文書の決裁が下されたか否かの状況を自動的に把握することができる効果がある。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の一実施の形態による文書管理システムの構成を示すブロック図であり、このシステムは例えば事業会社内に設置される。図において、1はコンピュータ室等に設置されたサーバであり、ネットワークNに接続されている。2は各社員の机上に設置されたパソコン(パーソナルコンピュータ)であり、ネットワークNに接続されている。4は会社内において移動される文書(この例では稟議書)であり、無線タグ5が取り付けれていると共にバーコード7が印刷されている。ここで、無線タグ5はアクティブ型の無線タグであり、内部に電池、送受信回路、メモリを有し、一定時間が経過する毎にメモリ内のID(Identification)を電波に乗せて発信する。また、バーコード7には上記IDが書き込まれている。
符号Aは営業部の室内に設置された無線タグリーダ、符号Bは経理部の室内に設置された無線タグリーダである。これらのリーダA、Bは文書4の無線タグ5が一定距離以内に接近した時、無線タグ5からの電波を受信して復調し、復調によって得られたIDをネットワークNを介してサーバ1へ送信する。9はディジタルカメラであり、撮像部および送信部を具備し、撮像部による撮像された画像データをネットワークNを介してサーバ1へ送信する。
このような構成において、文書4の発送者は、ここで説明の事例としては営業部に居て、その文書4と無線タグ5との紐付けを次のように行う。
1.発送者は、文書4の表紙をディジタルカメラ9によって撮像する。撮像された画像データはネットワークNを介してサーバ1へ送られる。
2.リーダAは文書4の無線タグ5から発信されたIDを読み取り、自身の識別番号と共にネットワークNを介してサーバ1へ送信する。
3.サーバ1は、画像データのバーコード7からIDを読み取り、リーダAから送信されたIDと照合する。そして、一致していれば、内部のメモリに設定されたテーブル1a(図1)に、ID、文書4の画像データを登録し、また、文書4の現在の場所としてリーダAの識別番号を登録する。
以上の過程で、サーバ1には文書4に取り付けられた無線タグ5のIDと文書4の画像と現在の場所が紐付けられて登録される。この図1のテーブル1aによれば、営業部にいる文書4の発送者は次のように登録したことになる。すなわち、無線タグ5のIDは“0001”、文書4の画像は“稟議書No.1”、登録時の現在の場所は“リーダAが無線タグの電波を受信できる所(すなわち営業部の室内)”と登録される。
このように、ユーザ(この例では、営業部に居る書類の発送者)は、簡単な操作で紙面による文書4と無線タグ5のIDとの紐付けを完了する。
なお、文書4と無線タグ5のIDとの紐付けを解くこと、すなわち登録の抹消の仕方としては2つの方法が考えられる。登録抹消の第1の仕方は、無線タグを再利用する場合に、既にテーブル1aに登録された文書4の画像データを上書きする。これにより先に登録されていた文書4の情報は抹消される。第2の登録抹消の仕方は、無線タグを再利用する/再利用しないに関係ないが、テーブル1aに登録された文書に関係するIDと画像データとその場所に関係する情報自体を削除することである。この処理にはパソコン2によってネットワークNを介してサーバ1にアクセスすることで直接することもできるし、後述する低周波(LF)信号によって無線タグのメモリの書込みする機構(後述では決裁処理をこの書類の抹消処理に転用して)を用いることが考えられる。
また、文書4の表紙には、ディジタル的な識別を行うための二次元バーコードを記載してもよい。二次元バーコードとして,PDF417(米国シンボルテクノロジー社),Maxi Code(米国UPS社),QRコード(国内ではデンソーウェーブ社)などがある。この中で特にQRコードは,読み取る機器の方向に依存せず読取れるよう工夫がされていたり,汚れなど部分的にコードが欠けた時も誤り訂正機能を持ちデータを復元できたり,様々な点で単なるバーコードに比べ優れている。そしてQRコードを用いると,後述するデジタルカメラで撮影された映像の情報からもQRコードの情報を読み出すことが可能となるので,文書を登録する際に無線タグのIDとの対応を取ることがより容易になる。これは映像の撮影以外に無線タグのIDとバーコードとの対応を別途行う必要を、QRコードを含む映像の撮影により自動的に対応を取るようなことを実現できるためである。
なお、次の参考文献が知られている。
参考文献(i):物流ラベルの国際標準化について(社)日本包装技術協会
http://www.metrologic.com/asia/jp/apply/bar2_10.html
参考文献(ii):QRコードの特徴 (株)デンソーウェーブ
http://www.denso-wave.com/qrcode/qrfeature.html
また、ディジタルカメラ9による文書4の表紙の撮像画像の代わりに、複写機によるコピーで文書管理番号台帳を作り、その管理番号を用いてもよいが、ユーザの手間が1つ増える。あるいは、ディジタルカメラ9の代わりに文書4をスキャナーによって走査し、画像を取り込むことは、表紙を撮像することと同じ手間と考えてよいし、同じ効果が得られる。
また、デジタルカメラとして,IPカメラが活用できる。このIPカメラはネットワークカメラ,WEBカメラとかインターネットライブカメラとも呼ばれることもある。IPカメラは,このカメラに対して直近に専用のパソコンを介さずにネットワーク接続できるメリットやカメラ操作をネットワーク経由で行うことができる。このため,今回の利用例では,登録時にIPカメラで撮影した画像をネットワーク経由で図1のテーブル1aへ取り込むようなシステムを簡単に構築できる。
参考文献(iii):ネットワークカメラの特徴、(株)インターネットオープンカレッジ
http://www.ioc.co.jp/tokutyo.html
なお、ディジタルカメラとして、カメラ付き携帯電話を使用してもよい。
次に、上記のように無線タグと紐付けられた書類が、現在どこにあるのか、この文書の所在をどのように把握するのかについて説明する。
現在、文書4がある所在の把握は、無線タグを貼り付けた物品管理の把握と同様に扱うことができる。すなわち、文書4に取り付けた無線タグ5のIDを受信したリーダの付近に、現在その書類があると特定できる。図1では、営業部に居る発送者が、その文書4(稟議書No.1)をサーバ1ヘ登録した。この場所の情報として、リーダAがその文書4に取り付けられた無線タグ5の電波を受信していることから、営業部の室内であることが特定される。もしリーダBがその無線タグからの電波を受信しているのなら経理部の室内へ移動したことが分かる。
さらにより精度の高い位置情報が必要であるならば、同じ一つの室内に、例えば図2に示すように、複数のリーダA−1〜A−3を設置し、各リーダA−1〜A−3の電波の受信強度から無線タグ5の位置、すなわち無線タグ5を取り付けた文書4の場所を測位することができる。すなわち、それぞれのリーダA−1〜A−3の受信強度から無線タグ5が営業部の室内のどの位置にあるのかが計算される。端的には電波受信感度が強いリーダに近く、受信感度が弱いリーダから遠い位置にあることが求まる。その他に室内の壁による電波の反射などが考慮されて位置が計算されて求められる。
なお、本技術(無線の受信感度の強度により測位する技術)としては次に挙げるような文献および先行出願がある。
(1)Hitoshi Hayashi, Toshimitsu Tsubaki, Tomoaki Ogawa, and Masashi Shimizu, "Asset Tracking System Using Long-life Active RFID Tags",NTT Technical Review, Vol.1, No.9, pp.19-pp.26, Dec. 2003.
(2)特開2004-53510号公報:位置検出システム日本電信電話株式会社 林等、ほか
(3)特開2002・236166 号公報:位置検出システム 日本電信電話株式会社 清水雅史、ほか
ここで挙げている各文献の概要については,文献(1)は無線タグによる測位の方法とそれを用いた物品管理システムについて述べている。また,先行出願(2)は無線の受信レベル(受信感度の強度)を用いた測位の基本的な原理を説明している。そして,先行出願(3)は同じ無線の受信レベルを用いた測位であるが,室内など無線の伝播が屋外のように均一でない状況としての環境係数を導入するなど,より正確な測位について説明している.
なお,文献(1)については,”NTT Technical Review Onlaine”のWebサイト(http://www.ntt.co.jp/tr/)から情報をダウンロードできる。
http://www.ntt.co.jp/tr/0312/files/ntr0412019.pdf
なお、図2では物理的に隣接する営業部と経理部の室内における書類の場所を特定する例であるが、支社と本社のように物理的に遠く離れていてもこのシステムはネットワークを介することでその機能を実現できる。またこのような適用の場合の方が、本システムは有効であり、ユーザの利便性が向上する。
上記のように文書4の場所が確認できても、その書類がどのようになっているのかが発送者にとっては重要なことが多い。通常、書類の発送者は、送り先の相手が確認したかどうかというような情報を最も気にする。会社内の書類であれば上司等が確認したか、その書類の決裁処理を通過しているか否かの確認が連絡等をしなくてもできると非常に有益である。決裁権限のある者の机や部屋には決裁用の書類未処理箱と既処理箱が置かれている。
そこで、この実施形態では、図3に示すように、未処理箱と既処理箱にそれぞれ低周波(LF)信号で無線タグ5に書き込み処理を行うLF書き込み機構11、12を備える。これらのLF書き込み機構11、12は、単に、決裁未処理箱の中に書類が入れられたか、決裁の既処理箱に書類が入れられたかという特定場所の情報を、数cmの距離しか送信できない無線信号により無線タグ5のメモリに書き込む。
既に電池を持ちアクティブ型の無線タグで,市販されているものには,LF回路が備わったものがある(参考文献(iv))。この無線タグのLF回路は,約120kHzの交流磁界を利用した近距離通信を行い,無線タグの動作内容を近接距離から設定可能である。
この実施形態では,さらにLF回路で無線タグのメモリに書込みを行う。ここで書き込む情報は,決裁箱を特定するID(このIDは無線タグのIDとは異なる)である。そして、この書き込む情報は,その文書の状況,つまりどの決裁処理での未処理箱側か?或いは既処理箱側か?というようなよりきめ細かな区別が可能な情報を持つIDが望ましい。
参考文献(iv):SecureTAG TW−100、セイコープレシジョン(株)
http://www.seiko-p.co.jp/wireless/wt-100/index.html
その書き込み情報を無線タグ5はIDと共に電波で送信し、送信された電波をリーダAが受信すれば、決裁通過有無の情報が得られる。この決裁通過有無の情報は、サーバ1ヘと送られて、何時にどの場所でどの書類に対しての決裁が実施されたかの情報として蓄積される。この情報を必要とする者、通常は書類の発送者は、パソコンを通じネットワークNを介してサーバ1に蓄積された情報を確認することで、決裁の有無という重要な書類の状況を問い合わせの連絡をわざわざすることなしに確認することができる。
ここで,無線タグ5のIDと共に電波で送信される書き込み情報と書類状況,すなわちどの決裁通過かという情報との対応については,予め決めておく必要がある。決裁箱を設置する段階で,上述した書き込み情報(例えば決裁箱を特定するID)がパソコン上でどのような書類状況であるかの対応が分かる情報を予め準備してある。
なお、決裁箱に備え付けられたLF書き込み機構11、12は常に動作していても良い。しかし、室内に例えば3個のリーダを設置すれば、文書4に取り付けられた無線タグ5により、文書4の位置が特定できるので、その決裁箱に対象の文書4が来た時点でLF書き込み機構11または12がLF信号を発生するように構成することができる。また、文書4に取り付けた無線タグ5に振動センサを装備させて、決済箱のある室内で文書4が運ばれ動いている時、すなわち、振動センサが動作して無線タグ5が発した電波をリーダが受信することで、LF信号を発生させれば、常にLF書き込み機構11、12を駆動状態にさせずに済ませることができる。
また、上記の図3に示した構成を用いれば、文書4が決裁箱にあるポイント位置情報がサーバ1において取得できる。すなわち、まず、文書4を置く場所に低周波(LF)信号で無線タグ5に書き込み処理を行う機構を備えておく。この無線タグ5ヘの書込み処理はこの機構を備えた所でしか実現できない。従って、その書き込み情報を無線タグ5が電波で発信し、リーダAがその無線タグ5の情報を受信し、サーバ1へ送信することにより、サーバ1において無線タグ5に書き込まれた情報が得られることになる。
このように、文書4に無線タグ5を取り付けて管理することで、先に図1の部屋単位や図2で説明した室内のある程度の場所の絞込み、そして、図3の構成によって特定の位置までも把握することができる。把握された位置をユーザ(主に書類の発送者)が見やすいユーザインタフェース(UIF)が必要である。そのUIFとして、直感的に理解しやすい部屋の見取り図を画面に表示し、その画面に、確認したい文書4の位置をX印で表示する表示画面を図4に示す。簡単な例ではあるが、この図4の例では、営業部と経理部の部屋が隣接してある。営業部には事務机と椅子が5つ並んでいて文書棚が部屋の扉付近にあり、隣の経理部の部屋には、事務机と椅子が1つと決裁用の箱が2つ未決、既決用としてある。また、営業部には無線タグ5の電波を受信するリーダA−1〜A−3が設置されている。いま、文書4を作成した発送者が文書4を登録したところである。この画面は図4の右図のように、パソコン2の画面で確認することができる。
さらに、この際に文書4の状況を時刻と共に表に示すUIFを持つことが望ましい。これは、サーバ1がリーダA、B、・・・から受信した情報をテーブル1aに書き込む時、同時に時刻を書き込むようにする。このテーブル1aの情報および部屋の見取り図をパソコン2によって受け、画面に表示すれば、図5に示すように、部屋の見取り図上で位置が確認できた文書4の情報として、過去から現在の時刻までにどのような状態であったかを示すログデータを見ることができる。これを見ることにより、現在の状態だけでなく過去に適切な決済処理を受けているなどの確認ができる。さらに、上述の図1から図2に示して説明した方法を組み合わせて用いると、文書の移動経路や現在位置の把握はより正確になる。
まず、図2、図4により文書の場所が把握できる。これを部屋の見取り図の上に、文書を特定した過去の場所の情報をトレースする様に描く。このトレースは図6の右図のように文書が運ばれた軌跡になって示される。この処理はサーバ1によって行われる。このトレースした線を示すことにより、新たな利点が生じる。それは仮に無線タグ5からの電波を常に受信できなくても、現在の文書の位置を想定することが可能になることである。このことは、リーダの設置箇所が必ずしも文書4が運ばれる全ての部屋や場所になくても、このシステムを運用するにより利用者がある程度は文書4の状況を把握できることを意味する。
また、仮に電池を節約するため、無線タグが十分に長い間隔で電波を発信する場合、常時は電波が受信できない状態であるが、最後に電波を受信した文書4の位置で十分の場合が多い。こうすれば無線タグの電池寿命を長くすることができる。さらに、加えて決裁状況も推定することが可能になる。これは決裁を受ける場所を、至急の場合など無線タグからの送信間隔より短い時間で通過し、無線タグ5からの電波をリーダが受けずして通過した場合などを想定して判断が可能になるため、完全で正確なシステムを構築しなくても情報を補完することができる。
この発明は、事業会社等において文書の流通を管理する場合に用いられる。特に,社内文書でも支店と本社のように遠隔に離れて文書による事務処理が行われている場合での利用が有効である。
この発明の一実施形態による文書管理システムの構成を示すブロック図である。 部屋に3個のリーダを設置する場合のシステム構成を示す図である。 決裁箱にLF書込み機構を設ける場合のシステム構成を示す図である。 部屋の見取り図と共に文書の所在位置を示す場合を説明するための図である。 ユーザのパソコンの画面に、文書の所在位置を時間の経過と共に示す場合を説明するための図である。 ユーザのパソコンの画面に文書の移動経路を表示する場合を説明するための図である。
符号の説明
1…サーバ
2…パソコン
4…文書
5…無線タグ
7…バーコード
9…ディジタルカメラ
11、12…LF書込み機構
A、B、A−1〜A−3…リーダ

Claims (6)

  1. IDが書き込まれたバーコードが記載された文書に貼付され、該IDが内部のメモリ内に記録されているとともに該メモリ内のIDを電波に乗せて発信する無線タグと、前記バーコードを含む前記文書の画像を撮像し、撮像によって得られた画像データを送信する撮像手段と、前記文書の通過経路の近傍に配置され、前記文書に貼付された無線タグが一定距離以内に接近した時に該無線タグからのIDを受信し、受信したIDを自身の識別番号と共に送信する複数のリーダと、記憶部を備え、前記撮像手段から送信された画像データおよび前記複数のリーダから送信された無線タグのIDとリーダの識別番号を受信するサーバと、前記サーバと互いに情報通信可能な端末装置とを備えた文書管理システムであって、
    前記サーバは、
    前記撮像手段から受信した前記文書の画像データのバーコードから読み取ったIDを前記リーダから受信したIDと照合し、一致した場合に、該画像データを該IDと対応付けて前記記憶部に記録することによって当該文書を登録する登録手段と、
    登録された前記文書に貼付された前記無線タグのIDと前記リーダの識別番号とを前記リーダから受信し、該文書の所在情報として受信したリーダの識別番号を受信したIDに対応付けて前記記憶部に記録する所在把握手段と、
    前記記憶部に記録したデータを前記端末装置からの要求を受けて該端末装置へ送信するデータ送信手段と、
    備えることを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記無線タグは、アクティブ型の無線タグであり、内部に電池、送受信回路、およびメモリを有し、一定時間が経過する毎にメモリ内の前記IDを電波に乗せて発信することを特徴とする請求項1に記載の文書管理システム。
  3. 前記リーダは、前記無線タグからの電波の受信強度を前記サーバへ送信し、
    前記所在把握手段は、複数の前記リーダからの前記受信強度に基づいて前記文書の位置を検出し、該検出した位置を該文書の所在情報としてリーダの識別番号の代わりに前記記憶部に記録することを特徴とする請求項1に記載の文書管理システム。
  4. 前記無線タグ内の前記メモリに決裁済みを示すデータを書き込む書込装置をさらに具備し、
    前記無線タグは前記IDと共に前記決裁済みを示すデータを電波に乗せて発信し、
    前記リーダは前記IDと共に前記決裁済みを示すデータを受信して前記識別番号と共に前記サーバへ送信し、
    前記所在把握手段は、
    登録された前記文書に貼付された無線タグのIDとリーダの識別番号前記決裁済みを示すデータとを前記リーダから受信し、受信したリーダの識別番号と前記決裁済みを示すデータとを受信したIDに対応付けて前記記憶部に記録することを特徴とする請求項1に記載の文書管理システム。
  5. 前記書込装置は、前記文書の決裁箱に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の文書管理システム。
  6. 前記サーバは、前記記憶部内の前記文書の所在情報に基づいて、部屋の見取り図に前記文書の移動経路を表示した移動経路図を作成する経路図作成手段を具備し、
    前記端末装置からの要求に応じて該移動経路図を前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の文書管理システム。
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