JP4529188B2 - 分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置、その方法及びそのプログラム - Google Patents
分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置、その方法及びそのプログラム Download PDFInfo
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Description
配列Aに対して、配列Bの参照B(I+1,J+1,K)において、1次元目の添字が上方向に1要素、2次元目の添字が上方向に1要素、ずれており、
また配列Bの参照B(I+1,J−1,K)において、1次元目の添字が上方向に1要素、2次元目の添字が下方向に1要素、ずれているため、
配列Bの隣接する要素が分割配置されている計算ノード101間で、
配列Bの1次元目の上方向に幅1、
2次元目の下方向に幅1、上方向に幅1、
1次元目の上方向および2次元目の上方向(斜め方向)へ幅1、
1次元目の上方向および2次元目の下方向(斜め方向)へ幅1、
分の通信が必要となる。このような配列データの複数次元に沿った隣接要素間の通信を多次元シフト通信という。
配列Aに対して、配列Cの参照C(i−1,j,k+1)において、1次元目の添字が下方向に1要素、3次元目の添字が上方向に1要素、ずれているため、
配列Cの1次元目の上方向に幅1、下方向に幅1、
3次元目の下方向に幅1、上方向に幅1、
1次元目の上方向および3次元目の下方向(斜め方向)へ幅1、
1次元目の下方向および3次元目の上方向(斜め方向)へ幅1、
分の通信が必要となる。
前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールを、多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納する手段と、前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールのシフトパターンを多次元シフトパターンテーブルに格納する手段と、前記再利用される通信スケジュールを参照して、多次元シフト通信を行う手段を備え、前記シフトパターンの一致を判定する手段及び多次元シフト通信スケジュールを再利用する手段は、各次元、方向を単位とし、単位毎に独立して前記多次元シフト通信スケジュールの再利用を行うことを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信
高速化方式が提供される。
今回の当該次元、当該方向のための多次元シフト通信パターンを保存し、
通信スケジュール生成手段204の処理に進む。
ここで、図5に出現する配列A、B、Cは、大きさ64のプロセッサ構成P(4,4,4,)の各要素が、それぞれ1つの計算ノードに対応すると考えると、 プロセッサP(i,j,k) (1<=i,j,k<=4)に対応する計算ノード101の記憶部103上には、
また配列Bの参照B(I+1,J−1,K)において、1次元目の添字が上方向に1要素、2次元目の添字が下方向に1要素、ずれている。
1次元目の上方向に幅1、
2次元目の下方向に幅1、上方向に幅1、
1次元目の上方向および2次元目の上方向(斜め方向)へ幅1、
1次元目の上方向および2次元目の下方向(斜め方向)へ幅1、分の通信が必要となる。
配列Aに対して、配列Cの参照C(i−1,j,k+1)において、1次元目の添字が下方向に1要素、3次元目の添字が上方向に1要素、ずれている。
よって配列Cの1次元目の上方向に幅1、下方向に幅1、3次元目の下方向に幅1、上方向に幅1、1次元目の上方向および3次元目の下方向(斜め方向)へ幅1、1次元目の下方向および3次元目の上方向(斜め方向)へ幅1、分の通信が必要となる。
そして、1次元目上方向用の多次元シフト通信パターン、1次元目下方向用の多次元シフト通信パターン、3次元目上方向用の多次元シフト通信パターン、3次元目下方向用の多次元シフト通信パターンが、今回必要な多次元シフト通信パターンと一致することを検出する。
そして、3次元目多次元シフト通信パターンテーブル412に保存されている、前回の3次元目の下方向のシフトパターンが、3次元目下方向のシフト幅1、2次元目上方向のシフト幅0、2次元目下方向のシフト幅01次元目上方向のシフト幅1、1次元目下方向のシフト幅0であるため、今回の多次元シフトパターンと一致することを検出する。
101 計算ノード
102 計算部
103 記憶部
200 多次元シフト通信手段
201 マッピング解析手段
202 通信スケジュール再利用手段
203 多次元シフトパターンマッチング手段
204 通信スケジュール生成手段
205 多次元シフト通信実行手段
300 多次元シフト通信スケジュールテーブル
301 1次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
302 1次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
303 2次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
304 2次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
305 3次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
306 3次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
307 4次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
308 4次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
309 5次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
310 5次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
311 6次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
312 6次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
313 7次元目上方向シフト通信スケジュールテーブル
314 7次元目下方向シフト通信スケジュールテーブル
400 多次元シフト通信パターンテーブル
401 上方向多次元シフト通信パターンテーブル
402 下方向多次元シフト通信パターンテーブル
403 1次元目多次元シフト通信パターンテーブル
404 2次元目多次元シフト通信パターンテーブル
405 3次元目多次元シフト通信パターンテーブル
406 4次元目多次元シフト通信パターンテーブル
407 5次元目多次元シフト通信パターンテーブル
408 6次元目多次元シフト通信パターンテーブル
409 7次元目多次元シフト通信パターンテーブル
410 1次元目多次元シフト通信パターンテーブル
411 2次元目多次元シフト通信パターンテーブル
412 3次元目多次元シフト通信パターンテーブル
413 4次元目多次元シフト通信パターンテーブル
414 5次元目多次元シフト通信パターンテーブル
415 6次元目多次元シフト通信パターンテーブル
416 7次元目多次元シフト通信パターンテーブル
Claims (9)
- 分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置であって、
多次元シフト通信を行う配列データの分割配置方法を解析することにより当該配列データの分散メモリ型マルチプロセッサ上での分割配置を特定する手段と、
前記解析により特定した前記分割配置と同一の分割配置に対応する多次元シフト通信スケジュールを多次元シフト通信スケジュールテーブルより検索する手段と、
前記検索を行い、同一の分割配置に対する多次元シフト通信スケジュールが存在する場合には、前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールのシフトパターンが格納されているテーブルである多次元シフトパターンテーブルを検索しシフトパターンの一致を判定する手段と、
シフトパターンの一致する多次元シフト通信スケジュールが存在する場合には、該一致する多次元シフト通信スケジュールを再利用する手段と、
前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールを、多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納する手段と、
前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールのシフトパターンを多次元シフトパターンテーブルに格納する手段と、
前記再利用される通信スケジュールを参照して、多次元シフト通信を行う手段を備え、
前記シフトパターンの一致を判定する手段及び多次元シフト通信スケジュールを再利用する手段は、各次元、方向を単位とし、単位毎に独立して前記多次元シフト通信スケジュールの再利用を行うことを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置。 - 請求項1記載の分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置であって、
前記多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納する手段及び前記多次元シフトパターンテーブルに格納する手段は、各次元、方向を単位とし、単位毎に独立して前記多次元通信スケジュールおよび多次元通信スケジュールのシフトパターンを格納することを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置。 - 請求項1又は2に記載の分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置であって、
前記シフト通信時に、前記多次元シフトスケジュールテーブルに一致する多次元シフト通信スケジュールが存在しない場合には、新たに通信スケジュールの生成が必要となった部分についてのみ、新規に多次元シフト通信スケジュールを生成する手段を更に備えることを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置。 - 請求項3に記載の分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置であって、
前記多次元シフト通信に必要な多次元通信スケジュールを、多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納する手段と、
前記多次元シフト通信に必要な多次元通信スケジュールのシフトパターンを多次元シフトパターンテーブルに格納する手段は、
新たに通信スケジュールの生成がされた部分についてのみを対象として実行することを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置。 - 分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法であって、
多次元シフト通信を行う配列データの分割配置方法を解析することにより当該配列データの分散メモリ型マルチプロセッサ上での分割配置を特定するステップと、
前記解析により特定した前記分割配置と同一の分割配置に対する多次元シフト通信スケジュールを多次元シフト通信スケジュールテーブルより検索するステップと、
前記検索を行い、同一の分割配置に対する多次元シフト通信スケジュールが存在する場合には、前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールのシフトパターンが格納されているテーブルである多次元シフトパターンテーブルを検索しシフトパターンの一致を判定するステップと、
シフトパターンの一致する多次元シフト通信スケジュールが存在する場合には、該一致する多次元シフト通信スケジュールを再利用するステップと、
前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールを、多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納するステップと、
前記多次元シフト通信に必要な多次元シフト通信スケジュールのシフトパターンを多次元シフトパターンテーブルに格納するステップと、
前記再利用される通信スケジュールを参照して、多次元シフト通信を行うステップを備え、
前記シフトパターンの一致を判定するステップ及び多次元シフト通信スケジュールを再利用するステップでは、各次元、方向を単位とし、単位毎に独立して前記多次元シフト通信スケジュールの再利用を行うことを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法。 - 請求項5記載の分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法であって、
前記多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納するステップ及び前記多次元シフトパターンテーブルに格納するステップは、各次元、方向を単位とし、単位毎に独立して前記多次元通信スケジュールおよび多次元通信スケジュールのシフトパターンを格納することを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法。 - 請求項5又は6に記載の分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法であって、
前記シフト通信時に、前記多次元シフトスケジュールテーブルに一致する多次元シフト通信スケジュールが存在しない場合には、新たに通信スケジュールの生成が必要となった部分についてのみ、新規に多次元シフト通信スケジュールを生成するステップを更に備えることを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法。 - 請求項7に記載の分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法であって、
前記多次元シフト通信に必要な多次元通信スケジュールを、多次元シフト通信スケジュールテーブルに格納するステップと、
前記多次元シフト通信に必要な多次元通信スケジュールのシフトパターンを多次元シフトパターンテーブルに格納するステップは、
新たに通信スケジュールの生成がされた部分についてのみを対象として実行することを特徴とする分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化方法。 - 分散メモリ型マルチプロセッサシステムに請求項5乃至8の何れか1項に記載の方法を行わせるためのプログラム。
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JP2007014965A JP4529188B2 (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置、その方法及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007014965A JP4529188B2 (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 分散メモリ型マルチプロセッサシステムの多次元シフト通信高速化装置、その方法及びそのプログラム |
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JP2008181388A JP2008181388A (ja) | 2008-08-07 |
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---|---|---|---|---|
JPH0962639A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-07 | Ibm Japan Ltd | 並列計算機のプロセッサ間通信方法 |
JP2001092679A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Fujitsu Ltd | 並列実行制御装置 |
JP2006285588A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nec Corp | 分散メモリ型マルチプロセッサシステムのシフト通信方法および分散メモリ型マルチプロセッサシステム |
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2007
- 2007-01-25 JP JP2007014965A patent/JP4529188B2/ja not_active Expired - Fee Related
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