JP4527939B2 - 信号の測定 - Google Patents

信号の測定 Download PDF

Info

Publication number
JP4527939B2
JP4527939B2 JP2002516652A JP2002516652A JP4527939B2 JP 4527939 B2 JP4527939 B2 JP 4527939B2 JP 2002516652 A JP2002516652 A JP 2002516652A JP 2002516652 A JP2002516652 A JP 2002516652A JP 4527939 B2 JP4527939 B2 JP 4527939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
power
detector head
processing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002516652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004505575A (ja
Inventor
デービッド ポール オーウェン
ジョン ノーマン ウェルズ
Original Assignee
エアロフレックス インターナショナル リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エアロフレックス インターナショナル リミテッド filed Critical エアロフレックス インターナショナル リミテッド
Publication of JP2004505575A publication Critical patent/JP2004505575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4527939B2 publication Critical patent/JP4527939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/0007Frequency selective voltage or current level measuring
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06772High frequency probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • G01R21/01Arrangements for measuring electric power or power factor in circuits having distributed constants
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06766Input circuits therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【0001】
(発明の技術分野)
本発明は、無線信号のパラメータを測定するための装置およびその方法に関する。
【0002】
(発明の背景技術)
無線通信システムにおいて、送信機の測定は重要であり、送信機を設計および製造する段階で送信機のパラメータを検査する必要がある。一般的に、製造者は、0.1dBのオーダーの精度で送信機の性能を測定し、測定した性能と保証された性能との隔たりを最小化しなければならない。
【0003】
また、送信機の出力に欠陥があるかどうか測定する必要がある。この欠陥には、変調精度(深度、偏差、またはエラーベクトル振幅(EVM))、およびスプリアス放射(隣接チャネル電力、スプリアス信号、および広帯域ノイズ)が含まれる。
【0004】
一般的に、電力測定は、IFR6960等の専用のパワーメータ類を使用して行われる。図2に示すように、これらの装置はパワーヘッド10を用いるが、パワーヘッド10はその電力(二乗)検波領域で動作するダイオード検出器12を含む。テスト入力14を介してパワーヘッドに加えられた電力は、ダイオード検出器の出力で低周波数(すなわちDC)信号として検出されるが、DC電圧計機構16がこの信号を測定する。検出された信号レベルは一般的に非常に低いので、低い信号電力を測定するには、DC電圧計は非常に高感度でなければならない。信号調節回路18は、信号のリカバリを補助するために使用される。
【0005】
高データ転送速度を有し、時間の関数として急速に変化する出力を伴う変調方法を用いる無線システム向けに設計されたパワーメータは、検出器ダイオード配列の出力の測定にサンプリングシステムを用いてもよい。
【0006】
このように装備されたパワーメータは、基本的に非常にシンプルな装置である。しかし、実際には、ダイオード検出器の特性を補正することが複雑になり得る。ダイオードは、理想とする線形入力電力からの、温度、時間および周波数に依存するという線形出力電圧の特性への偏差を呈する。これらの誤差を補正する際は、誤差を正確にモデル化する必要がある。
【0007】
この種のパワーメータは、コードドメインパワーのような現代のCDMAシステム等に関連する測定の一部を行うことができない。これらのシステムにおいて、電力測定を行う信号は、検出器が必要な信号と区別することのできない別の信号を伴っている。
【0008】
これらの種のパワーメータはどれも、直線性およびゼロ入力電力基準の問題を来たしている。
【0009】
また、IFR2390等のスペクトラムアナライザ類は、送信機特性の測定に使用することが可能である。これらの装置には、図3に示すように、最初のアップコンバートステージ22を含む、交換入力減衰20、周波数変換(22、24)、および信号を測定する際の周波数である最終の中間周波数(IF)に到達するまでの増幅という多数のステージがある。ロングRFやマイクロ波チェインは、当該装置の電力精度が多数の要因によって制限および影響されることを意味する。
【0010】
最終のIFにおける検出器をデジタル変換器の類似物と取り替えることによってある程度の改善はなされる。また、それによって、スペクトル測定のほかに多少の変調測定を行うことも可能になる。
【0011】
IFR2310等の変調アナライザ類は電力測定も可能である。これらの装置でもまた交換減衰を利用するが、信号を測定する前には(スペクトラムアナライザに比べて)よりシンプルな周波数変換フロントエンドを用いる。この電力測定は、スペクトラムアナライザより高精度だが、パワーメータほどではない。
【0012】
(発明の概要)
本発明の目的は、改良型の信号測定装置を提供することにある。
【0013】
本発明の一つの特徴として、測定するテスト信号を受信する入力と、テスト信号の周波数をダウンコンバートするためのミキシング手段とを含む検出器ヘッドを備える信号電力測定システムを提供し、この信号電力測定システムは、さらに、デジタルドメインにおけるダウンコンバートした信号に動作する信号処理装置と、検出器ヘッドを信号処理装置に接続し、ダウンコンバートした信号を信号処理装置へ伝達するためのケーブルとを備える。
【0014】
本発明は、このようにして、信号処理装置から離れた位置で使用する、同じキャリア周波数を有する複数のCDMA信号に個別に電力測定を施すことを禁じられていない、検出器ヘッドを備えた電力測定システムを提供する。
【0015】
好ましい実施例として、ケーブルは多重信号を伝達する。例えば、ケーブルによって信号処理装置からミキサへダウンコンバート信号を導くことができる。代わりにもしくは補足的には、ケーブルによって検出器ヘッド(例えば、内蔵されたヒータ)へ電源を引き入れることが可能である。
【0016】
検出器ヘッドは、ミキシングする前にテスト信号のレベルを低減するためのアッテネータを含んでもよい。これにより、ダウンコンバートした信号は信号処理装置に適したレベルになる。
【0017】
検出器ヘッドは、ダウンコンバートした信号が信号処理装置に適したレベルになるようにダウンコンバートした信号を増幅する手段を含んでもよい。
【0018】
検出器ヘッドは、ミキシング手段周辺の環境条件の制御手段を備えていてもよい。このことは、装置の安定および信号測定装置による正確な測定に役立つ。増幅器をダウンコンバートした信号に使用する場合は、その増幅器を同一もしくは別個の制御環境に置いてもよい。
【0019】
前述の増幅器は信号処理装置に収容されていてもよい。
【0020】
信号処理装置はデジタルドメインにおけるダウンコンバートした信号に動作する。この信号処理装置は、電力、スペクトル、またはダウンコンバートした信号の変調の何れの測定が可能であってもよく、これらをテスト信号の対応するパラメータに戻って関連付けることができる。
【0021】
図1に示す信号測定装置100は、ケーブル114でメータ112に接続された検出器ヘッド110を使用する。ケーブル114によって、メータは電力およびRFローカル発振器(LO)信号を検出器ヘッド110に供給し、検出器ヘッド110は中間周波数(IF)をメータ112に送ることができる。
【0022】
検出器ヘッド110は、一般的にはN型同軸コネクタ116に、測定信号を受ける。そして、固定アッテネータパッド118を使用してコネクタの信号を減衰し、測定される最大の信号レベルから後段の回路によって処理可能な振幅へスケールダウンする。
【0023】
アッテネータの(周波数FINの)出力はRFミキサ120に取り込まれる。メータのローカル発振器入力(周波数FLO)はミキサに供給される。ミキサは周波数FLO±FINの出力信号を生成する。
【0024】
ローパスフィルタ122で高周波数FLO+FINの信号を取り除くと、FLO−FIN(FIN)コンポーネントがIF信号として残る。例えば、入力周波数(FIN)が1800MHzの場合は、LO周波数が1770MHzであれば、ミキサは30MHzの出力を生成する。ローパスフィルタ122の出力は、ケーブル114を通ってメータ112に送られる。メータに送られたら、信号はデジタル変換器124の類似物によってデジタル形式に変換される。
【0025】
ミキサ112は、検出器ヘッドにLO信号を供給するLO126、AD変換器124、およびIF信号を解析するためのデジタル信号処理手段128を含む。
【0026】
フィルタ122で出力されたIF信号は、フィルタ122の通過帯域に収まるようミックスダウンした入力信号の周波数範囲に相当する。メータはフィルタ122の出力に相当する入力信号の周波数範囲でのみ測定を行う。この意味において、メータが行うのは周波数限定の測定である。LO周波数を調整して、フィルタの出力が表す周波数範囲を制御することが可能である。それによって、メータは測定を行う入力信号の周波数範囲を選択できる。
【0027】
本装置で測定可能な最もシンプルなパラメータはRF電力である。IF信号のレベルは、116のポートに加わるRF信号の電力に正比例する。アッテネータ118の損失および検出器ヘッド110のミキサの構成を考慮に入れて、電力測定を補正しなければならない。この補正係数は、装置の製造工程で直接測定することによって得られる。要求される補正は周波数に依存するので、装置の周波数範囲全体に渡って測定を行わなくてはならない。
【0028】
まず、装置に測定信号を取得させる必要がある。これは、LO信号を掃引して、検出器ヘッド110のIF信号レベルにおける全ての変動を観測して行う。信号が検出されると、デジタル信号処理手段128でそれらの信号の周波数を測定する。応答の生成に使用されるLO信号の周波数を知っていると、入力信号周波数FINを導き出すことが可能である。差分信号と高調波サンプリング信号の和は多重応答を引き起こすが、最強の応答に注目することで周波数FINは得られる。あるいは、周波数FINは装置に手入力することが可能なので、所望の必要IF周波数の情報から、要求されるLO周波数を設定できる。
【0029】
信号レベルを測定する際は、AD変換器からデジタルデータを得て、その二乗平均平方根(RMS)、ピーク値または平均値(ユーザーが測定を望む方)を計算し、そこで、検出器ヘッドの挿入損失(すなわち減衰)に相当する要求される補正値を当てはめる。
【0030】
パワーメータ機能は、従来のパワーメータに期待されるものとほぼ同様の精度にすることができ、スペクトラムアナライザまたは(変調)送信機アナライザに期待されるものよりはるかに精度良くすることが可能である。
【0031】
固定アッテネータ118があるので、検出器ヘッド110への入力インピーダンスは、典型的なRFシステムのインピーダンス50Ωに近くなくてはならない。この点で、従来のパワーメータヘッドに類似している。スペクトラムアナライザもしくは送信機アナライザに対応するスイッチおよびその他の複合システムは全くないが、それによりインピーダンスは確実に常に同じとなる。
【0032】
アッテネータ118の後方にはRFミキサ120があり、RFミキサ120の挿入損失は、LO信号のレベルおよびミキサダイオードの特性に依存する。LO信号のレベルを慎重に管理して経時変化しないようにする必要があるが、そのためにはケーブル114が質の良いものでなくてはならない。
【0033】
ミキサ120を温度管理された環境130に入れることで、ミキサの変動性を緩和できる。メータ112からの電力は、ミキサ回路を特定温度に加熱するために使用される。制御システムは、温度を測定して、周辺温度にばらつきがあるにせよ、加熱システムが一定レベルで温度を保つように調整する。このように、周辺温度による挿入損失のばらつきは最小化される。ミキサ回路の容量は一般的に非常に小さいため、ミキサ回路を一定の温度に保つことが大量の電力を消費することにはならない。温度制御回路によりミキサ120の温度を安定させる一方で、メータ112を使って、検出器ヘッド110がまだ安定していないので最適な精度には達していないことをユーザに警告するようにできる。検出器110のウォームアップが完了したら、精度の高い電力測定が開始できる。
【0034】
一般的な実施の際は、それぞれに異なった電力もしくは周波数に最適化されている様々な検出器ヘッドをメータ112が受け入れられるような形で、検出器ヘッド110からメータ112に至るケーブル114を設置することが望ましい。最も重要な技術的必要条件は、LO信号を同軸導線を介して検出器ヘッドに供給して漏洩を防ぎ、良好なRF耐性および一定のLO振幅の維持を確実に行うことである。
【0035】
ミキサ120からのIF信号レベルが低すぎて、AD変換器124の全スケールを占められない可能性があるが、IF増幅器を用いて信号を増幅できる。増幅器利得因子は、IF周波数依存でもよいが、校正過程で考慮される。しかしながら、この利得は環境に依存してもよい。場合によっては、検出器ヘッド110にIF増幅器を含み、ミキサ120と同じ環境130でその温度を制御するか、あるいは、メータ112内に温度制御された環境を作ることが望ましい。
【0036】
従来のパワーメータに比べて、本システムは多くの特長を持っている。
【0037】
本装置では、ダイオードベースの検出器が必要とする標準的な検出器ゼロ設定機能をもはや必要としない。従来のパワーメータでは、信号が加わらない際の出力を規則的に監視して、DC検出器のエラーを除去する必要がある。装置100では、信号が加わらない際にはIF信号が発生しないため、このような欠陥が存在しない。実際のところ、DSPシステムはDC信号ではなくAC信号を測定するので、この種のDCエラーには影響されない。
【0038】
さらに、装置100はダイオード検出器に付随する非直線性を呈さない。直線性の欠陥は、メータのAD変換器124およびミキサ内の圧縮作用によるものだけに限られる。
【0039】
また、装置100は、はるかに高いダイナミックレンジの測定を行うことも可能である。+7dBmのローカル発振器で動作するよう設計されたミキサを使用する場合を一例として挙げる。そのようなミキサは、出力直線性の欠陥を小さく抑えながら、−10dBmまでの送出が可能である。ミキサの出力のサーマルノイズは、−174dBm/Hzとなる。デジタル信号処理システムが1MHzの残余帯域幅(従来のパワーメータに比べて広範である)で作動し、後段の回路の雑音指数が6dBであり、かつ3dBの許容量がミキサ画像応答に対して与えられた場合には、本装置では、従来のパワーメータが可能とする代表値70dBよりはるかに高い95dBのダイナミックレンジで、−105dBmのオーダーの信号レベルの分解が可能である。
【0040】
このようなダイナミックレンジにわたって測定を行うためには、AD変換器124は非常に精密な分解を可能とする必要がある。しかしながら、IF信号レベルが非常に低い場合には、変換器124ではIF信号を適正に分解できない。交換利得IF増幅器で信号を増幅できるかもしれないが、精度における妥協につながる恐れがある。本装置は、動作対象の各IF利得に合わせて補正する必要がある。分解能の問題は他の技術を使用して克服が可能である。
【0041】
変換器124へ伝わる信号レベルが低いと、変換器における量子化の影響により、デジタル信号処理手段128は正確な電力測定を行えなくなる。しかしながら、スペクトル的に測定信号とは異なる信号を変換器の入力に加えることが可能である。一例として、30MHzのIFの信号を測定する場合は、変換器の全スケールの半分を占める40MHzの信号を加えることが可能である。AD変換器124は、その出力コードのかなりの領域にわたって実行され、また、デジタル信号処理手段128は、測定される周波数コンポーネント(30MHz)を単に選択する計算ルーチンを適用できる。加えられた信号は正弦波または変調信号(帯域限定ノイズや変調キャリアを含む)になる。
【0042】
電力測定は周波数選択的なので、高調波信号の存在が引き起こすエラーは測定する電力に含まれない。ダイオード検出器パワーメータは、高調波電力を測定に含むため、高調波の存在に影響される。通信システムの送信機には、必要とするキャリアの電力のみが有用であるので、測定時に高調波電力はエラーとなる。
【0043】
検出器ヘッド110とメータ112との間のケーブル114の設計には注意が必要である。ケーブル114は、検出器ヘッド110のミキサの駆動に適したレベルのRF信号を伝えなければならない。RF信号が他のシステムを妨害しないようにスクリーンリードを用いることが可能である。受信機周波数(二重動作、二重オフセットである周波数差)とは異なる送信周波数を使用する無線システムを検査する場合には、二重オフセットと同じIF周波数を避けるのが賢明である。これにより、受信機との干渉を防ぐ。こういった理由で、本装置は様々なIF周波数で動作が可能であれば都合がよい。
【0044】
検出器ヘッド112がメータから離れていることにより、テストシステム内の所望の位置で難なく電力測定を行うことができるという点で、スペクトラムアナライザおよび変調アナライザよりも優位に立つ。このことは、コネクタおよびケーブルインタフェースにおけるケーブル損失および反射により生じる校正エラーを避けるので、有用である。また、多種多様に設計された検出器の使用により、様々な電力レベルおよび周波数の扱いが可能になる。
【0045】
本装置は、一般的に固定周波数の高精度RFソース(校正ソース)を備えてもよい。例えば、500MHzのソースを−10dBmの出力レベルでメータに設ける場合、検出器ヘッドをソースに接続して、メータが−10dBmを示すかどうか確認できる。該値を示さない場合は、本装置を補正して値を正しく示すようにできる。IFが変化するように、メータのLO信号の周波数を変更することが可能である。IF応答の補正がそこで確認できる。この工程は自動で行うことが可能である。
【0046】
本発明は、電力測定に加えて、変調およびスペクトル測定に利用可能である。
【0047】
次の解析に備えてIF信号の周波数範囲を選択するために、検出器ヘッドのIF信号には(例えば、デジタル信号処理手段128によりデジタル方式で)フィルタリングができる。あるいは、高速フーリエ変換(FFT)技術を利用して、スペクトルコンテンツを算出し、IF信号を解析することが可能である。低レベル信号が測定されるよう故意に生成されたいずれの信号も、ソフトウェア技術によって排除可能である。
【0048】
このようにスペクトル測定をすると、画像およびスプリアス信号がミキサから生成されるという一つの問題がある。英国特許2326724号に記載されているような技術を使用して、これらのスプリアス信号等の除去ができる。メータからのLO信号は変更可能であり、入力信号の性質にある曖昧さは除去される。
【0049】
同様の技術は、同調サンプリングミキサを伴って利用することが可能である。ミキサを同調サンプリングミキサと交換すると、高LO周波数を必要とせずに、高周波数信号の測定が可能になる。これにより、マイクロ波信号を同軸リードを下って検出器ヘッドに供給する等の問題なしに、周波数帯域をマイクロ波帯域まで拡張することが可能になる。
【0050】
また、デジタル信号処理手段を使用して変調測定を行い、IFR2310等の装置類で用いられるものと同様の技術を実行することが可能である。アナログ(FM、AM位相変調)やデジタル(CDMA、GSM)変調を伝送する信号の特性を解析し、変調におけるエラーの程度を導き出すことが可能である。また、デジタル変調方式の不完全な送信機は、意図した送信機帯域幅のすぐ隣の周波数帯域にまで電力を及ぼす傾向があるが、この電力は隣接チャネル電力(ACP)と呼ばれる。デジタル信号処理手段はこの不備の測定に利用できる。
【0051】
本装置の周波数範囲は多数の要因によって制御される。ミキサ120が従来の二重平衡ミキサである場合は、使用されるLO信号およびIF周波数の範囲によって周波数範囲は限定される。要求される測定周波数が低くなるにつれて、重大なスプリアス信号が生成される可能性が出てくる。例えば、30MHzのIFの場合、使用可能な最低のRF入力周波数は100MHzであってもよい。測定される入力周波数が更に低い場合には、IF周波数を下げることも可能であり、上記の例においては、10MHzのIFであれば、33MHzの信号の測定が可能である。DSP手段は、周波数選択的な電力を測定するよう設計されているので、ミキサからの和周波数の存在は、ダイナミックレンジに影響を与えるかもしれないが、測定を限定することにはならない。
【0052】
低周波数であっても、LOおよびIF信号を交換して、DC信号をミキサのIFポートに加えることが可能である。その際、ミキサはスイッチとして動作し、RF入力と同じ周波数で、RF入力信号をミキサのRFポートからAD変換器へ直接渡す。このような技術の利用により、電力測定をかなりの低周波数にまで施すことが可能である。LOおよびIF接続の切換は、検出器ヘッド110またはメータ112で行うことが可能である。
【0053】
従来の電力およびスペクトルのアナライザに比べて、本装置100は、振幅ひずみがほとんどない広帯域幅のRFパルス特性に対処できる。IFおよびAD変換器レートが高くなるほど、処理できるパルスの上昇/下降時間は早くなる。検出器ヘッドの設計において作動対象とされるIFは、高復調帯域幅が必要なアプリケーション向けに高くすることができ、信号を取り込むためにより早い(しかし、恐らく低分解能の)AD変換器を使用できる。メータの帯域幅は、正確なパルス特性が単安定素子効果で取り込まれることを意味するが、この特性は、ランダムサンプリングに依存する高速、最大パワーメータに一般的には利用できるものではない。
【0054】
新しいCDMAベースの通信システムでは、コードドメインパワーとして知られるパラメータを測定する必要がある。CDMAシステムには、単一RFキャリア上で実行される多種多様の信号があり、これら各信号に対して電力測定が施される。従来のパワーメータは、全信号の和しか分解できないため、このような測定を行うことができない。ここに特徴を述べた本発明によれば、デジタル信号処理システムを利用して、各コードチャネルに連結(「デスプレッド」)して、互いに独立した信号をそれぞれ測定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る、検出器ヘッドおよび信号処理装置を備えるシステムのブロック図である。
【図2】 従来の信号処理システムのブロック図である。
【図3】 従来の信号処理システムのブロック図である。
【符号の説明】
100 信号測定装置
110 検出器ヘッド
112 メータ
114 ケーブル
116 N型同軸コネクタ
120 RFミキサ
124 AD変換器

Claims (12)

  1. 測定テスト信号を受信する入力と、
    該テスト信号の周波数をダウンコンバートするミキシング手段と、を含む検出器ヘッドを備える信号電力測定システムは、更に、
    デジタルドメインにおけるダウンコンバートした信号に動作して、該テスト信号に電力測定を施す信号処理装置と、
    該検出器ヘッドを該信号処理装置に接続し、該ダウンコンバートした信号を該信号処理装置へ伝達するケーブルと、
    を備える。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記ケーブルは多重信号を伝達する構成とする。
  3. 請求項1又は2に記載のシステムにおいて、前記ケーブルは、前記テスト信号の周波数をダウンコンバートするために、前記テスト信号とミキシングするためのダウンコンバート信号を前記信号処理装置から前記ミキシング手段へ導く構成とする。
  4. 請求項1、2又は3に記載のシステムにおいて、前記ケーブルは前記検出器ヘッドへ電源を導く構成とする。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のシステムにおいて、前記検出器ヘッドは更に、ミキシング前のテスト信号のレベルを低減するためのアッテネータを備える。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のシステムは、更に、前記ダウンコンバートした信号を前記信号処理装置に適したレベルになるよう、前記ダウンコンバートした信号を増幅するための手段を備える。
  7. 請求項6に記載のシステムは、更に、前記増幅手段周辺の環境条件を制御するための手段を備える。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のシステムにおいて、前記検出器ヘッドは更に前記ミキシング手段周辺の環境条件を制御するための手段を備える。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のシステムにおいて、前記信号処理装置は、選択したCDMAコードに起因するテスト信号の電力測定を行う構成とする。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のシステムにおいて、前記信号処理装置は、前記テスト信号から選択された周波数もしくは選択された周波数範囲に測定を施す構成とする。
  11. 請求項10に記載のシステムにおいて、前記信号処理装置は前記ミキシング手段を制御して、少なくとも部分的に、前記テスト信号から前記選択された周波数もしくは前記選択された周波数範囲を決定する構成とする。
  12. 請求項10又は11に記載のシステムにおいて、前記信号処理装置は前記ダウンコンバートした信号を処理して、少なくとも部分的に、前記テスト信号から前記選択された周波数もしくは前記選択された周波数範囲を決定する構成とする。
JP2002516652A 2000-07-31 2001-07-31 信号の測定 Expired - Fee Related JP4527939B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0018762A GB2369264B (en) 2000-07-31 2000-07-31 Signal measurement
PCT/GB2001/003420 WO2002010776A1 (en) 2000-07-31 2001-07-31 Signal measurement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004505575A JP2004505575A (ja) 2004-02-19
JP4527939B2 true JP4527939B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=9896684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002516652A Expired - Fee Related JP4527939B2 (ja) 2000-07-31 2001-07-31 信号の測定

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20030176984A1 (ja)
EP (1) EP1305643B1 (ja)
JP (1) JP4527939B2 (ja)
DE (1) DE60114837T2 (ja)
GB (1) GB2369264B (ja)
WO (1) WO2002010776A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10134013A1 (de) * 2001-07-12 2003-01-30 Siemens Ag Überwachung eines Messsignals, insbesondere in der Automatisierungstechnik
US6970001B2 (en) 2003-02-20 2005-11-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Variable impedance test probe
DE102006004841A1 (de) 2006-02-02 2007-08-16 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Oszilloskop mit Frequenzversatz im Eingangsbereich
US8711760B2 (en) * 2010-03-26 2014-04-29 Intel Corporation Method and apparatus to adjust received signal
DE102010051432A1 (de) * 2010-11-15 2012-05-31 Rohde & Schwarz Gmbh & Co Kg Thermisch stabilisierter Leistungssensor
CN102680756B (zh) * 2012-06-05 2015-07-08 优利德科技(中国)有限公司 一种复合功能电子测量方法及装置
GB2551205B (en) * 2016-06-10 2020-05-06 Etl Systems Ltd A self-optimising RF amplifier
CN107844294B (zh) * 2017-11-17 2020-05-19 杭州溪塔科技有限公司 一种高可用的合约执行方法及系统
CN108536445B (zh) * 2018-03-28 2021-03-30 成都链安科技有限公司 面向区块链智能合约的高度自动化形式化验证系统及方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2481549A1 (fr) * 1980-04-25 1981-10-30 Thomson Brandt Dispositif de synthese et de demodulation combinees pour recepteurs d'ondes modulees en frequence et recepteur le comportant
US4803419A (en) * 1986-10-01 1989-02-07 Eip Microwave, Inc. Testing head device for a microwave network analyzer
US4887313A (en) * 1987-01-27 1989-12-12 Scientific Atlanta, Inc. Method and apparatus for making phase stable microwave measurements
US5033289A (en) * 1988-05-16 1991-07-23 Texaco Inc. Water cut monitoring means and method
US5231349A (en) * 1988-05-20 1993-07-27 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Millimeter-wave active probe system
US5233634A (en) * 1989-10-18 1993-08-03 Nokia Mobile Phones Ltd. Automatic gain control circuit in a radio telephone receiver
US5146171A (en) * 1990-03-13 1992-09-08 Wiltron Company Full reversing millimeter test set
JPH05176329A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Sony Corp 衛星放送受信システム
JPH08213881A (ja) * 1995-02-02 1996-08-20 Fujitsu Ltd 周波数制御回路
US6138000A (en) * 1995-08-21 2000-10-24 Philips Electronics North America Corporation Low voltage temperature and Vcc compensated RF mixer
GB2314735B (en) * 1996-06-28 2000-10-11 Int Mobile Satellite Org Storage and reproduction method and apparatus
JPH10142298A (ja) * 1996-11-15 1998-05-29 Advantest Corp 集積回路デバイス試験装置
US6091355A (en) * 1998-07-21 2000-07-18 Speed Products, Inc. Doppler radar speed measuring unit
JP2000216754A (ja) * 1998-11-18 2000-08-04 Advantest Corp W―cdma解析装置、w―cdma解析結果表示方法およびw―cdma解析結果表示プログラムを記録した記録媒体
EP1050124A1 (en) * 1998-11-30 2000-11-08 Nokia Corporation Test facility for transceiver station
US6104917A (en) * 1999-03-01 2000-08-15 Nokia Networks Oy Apparatus, and associated method, for maintaining circuitry of radio device above a threshold temperature

Also Published As

Publication number Publication date
GB0018762D0 (en) 2000-09-20
WO2002010776A1 (en) 2002-02-07
EP1305643B1 (en) 2005-11-09
US20030176984A1 (en) 2003-09-18
EP1305643A1 (en) 2003-05-02
GB2369264A (en) 2002-05-22
GB2369264B (en) 2004-05-05
DE60114837D1 (en) 2005-12-15
DE60114837T2 (de) 2006-06-29
JP2004505575A (ja) 2004-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100568708C (zh) 在移动收发机中的自动校准装置和方法
JP5073887B2 (ja) 自動周波数ステッピングノイズ測定テストシステム
US8537942B2 (en) System and method of maintaining correction of DC offsets in frequency down-converted data signals
CN106886002B (zh) 一种频谱分析仪的校准方法
JP4527939B2 (ja) 信号の測定
CN105490760B (zh) 用于至少提供射频信号参数的变频传感器和系统
US20080054880A1 (en) Measurement device, method, program, and recording medium
CN107395227A (zh) 非平稳宽带干扰下微波辐射源信号功率测量方法及装置
EP0877945B1 (en) A receiver for spectrum analysis
CN110018361A (zh) 一种相控阵天线增益噪声温度比值测量方法及系统
CN108847902B (zh) 一种噪声信号功率的测量电路和测量方法
US7756516B2 (en) High-frequency measuring system having spatially separated high-frequency modules
CN105897350A (zh) 一种发射机芯片的测试方法和装置
CN113300787A (zh) 用于测试被测设备的方法和测试系统
CN114487685B (zh) 具有高精度校准功能的信号分析仪及其高精度校准方法
CN106849982B (zh) 一种超外差接收机及提高其测量准确度的方法和装置
JP5776495B2 (ja) 利得測定回路、利得測定方法および通信装置
CN101368986A (zh) 一种宽频带射频功率检测装置
KR100339642B1 (ko) 스웹트 헤테로다인 분석을 이용한 고주파 감시 시스템
Thompson et al. The UK national standards of RF and microwave attenuation-a review.
TWI429922B (zh) 非接觸式之電磁干擾量測方法
US10739399B2 (en) Measurement apparatus for measurement of an RF signal
Briggs et al. Power measurements of OFDM signals
JP4297394B2 (ja) ネットワークアナライザ
Wu et al. The Effect of Nonlinear Characteristics of an Electric Field Probe on Detection Response to OFDMA Signal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091124

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees