JP4526124B2 - 関節型成形品取出しロボット - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂成形機によって成形された成形品やスプールなどを型開した金型から取出すのに好適な関節型成形品取出しロボットに関するものである。
従来、樹脂成形機によって成形された成形品やスプールなどを型開した金型から取出す関節型成形品取出しロボットが以下の特許文献1において提案されている。
特開2000−158366号公報
前記特許文献1に記載された関節型成形品取出しロボットは、図8,図9および図10に示すように、関節型移載機構を備えたロボットは、1台のサーボモータ20Aおよび減速機20Bによって構成される数値制御が可能な駆動源20と、この駆動源20の水平方向の出力回転軸21に基端部を同時回転可能に固着した第1アーム22と、第1アーム22の先端部に出力回転軸21と平行かつ回転自在に支持された水平方向の第1関節軸23と、この第1関節軸23に基部を同時回転可能に固着した第2アーム24と、第2アーム24の先端部に第1関節軸23と平行かつ回転自在に支持された水平方向の第2関節軸25と、この第2関節軸25に基部を同時回転可能に固着した第3アーム26と、第3アーム26の先端部に取付けた把持部取付板27とを備え、この把持部取付板27には、射出成形機28(図11参照)で成形された成形品やスプールなど(図示省略)をたとえば吸着して金型から取出す複数個の把持部29が取付けられている。なお、この従来例では、第1アーム22と第2アーム24のアーム比を1対1に設定している。つまり、出力回転軸21の軸中心から第1関節軸23の軸中心までの距離と、第1関節軸23の軸中心から第2関節軸25の軸中心までの距離とを同じ大きさに設定している。
出力回転軸21の回転は、動力伝達機構30により逆方向の回転に変換して第1関節軸23に伝達される。動力伝達機構30は、スペーサ31を介して駆動源20における減速機20Bの前側に固定され、かつ中心部に出力回転軸21を回転自在に挿通した太陽歯車32と、第1アーム22の中間部に回転自在に支持されて太陽歯車32に噛み合いアイドラーとしての機能を併有する遊星歯車33と、第1関節軸23に同時回転可能に固着されて遊星歯車33に噛み合う従動歯車34とからなり、太陽歯車32と遊星歯車33および従動歯車34の歯数は、出力回転軸21の正方向回転角に対して第1関節軸23が逆方向に2倍の回転角で回転することができるように設定されている。このため、第2アーム24は第1アーム22の正方向の旋回角に対して2倍の旋回角で逆方向に旋回することになる。
第1関節軸23の回転は、姿勢制御機構35により逆方向の回転として第2関節軸25に伝達される。姿勢制御機構35は、スペーサ35Aを介して第1アーム22の先端部に固着されるとともに、第1関節軸23を回転自在に挿通した固定プーリ36と、第2関節軸25に同時回転可能に取付けられた回転プーリ37と、これら両プーリ36、37に掛け渡されたタイミングベルト38および第2アーム24とからなり、第1関節軸23の正方向回転角に対して第2関節軸25が方向に1/2倍の回転角で回転することができるように設定されている。このため、第3アーム26は第2アーム24の正方向の旋回角に対して1/2倍の旋回角で逆方向に旋回することになり、それに伴なって把持部取付板27と把持部29が第3アーム26と同じ旋回角で同じ方向に旋回することにより、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29の姿勢が制御される。
したがって、出力回転軸21が所定の回転角で反時計まわりに回転して、第1アーム22が所定の旋回転角で反時計まわりに旋回すると、第1関節軸23は前記所定の回転角の2倍の回転角で時計まわりに回転するとともに、第2アーム24は前記所定の旋回角の2倍の旋回角で時計まわりに旋回する。このように、第1関節軸23が出力回転軸21の回転角の2倍の回転角で時計まわりに回転し、かつ第2アーム24が第1アーム22の旋回角の2倍の旋回角で時計まわりに旋回すると、第2関節軸25は第1関節軸23の1/2倍の回転角で第1関節軸23の逆方向に回転する。つまり第2関節軸25は出力回転軸21と同じ回転角で同じ方向に回転し、第3アーム26が第2アーム24の旋回角の1/2倍の旋回角で逆方向に旋回することになる。図8において、39は制御手段を示し、この制御手段39から駆動源20のサーボモータ20Aに対して設定したプログラムに基づく制御信号が出力される。なお、図9および図11において、40は引き抜きユニットを示し、固定プラテン45の一側(反操作側)に配置され、この引き抜きユニット40に、プレート41およびベース42を介して駆動源20のサーボモータ20Aおよび減速機20Bが連結されており、引き抜きユニット40内に収容されたアクチュエータ(図示省略)の作動により、関節型成形品取出しロボットは図8の矢印Y1−Y2方向に進退移動する。
前記構成の作動を図12(a)〜(e)に基づいて説明する。なお、図12 (a)〜(e)では、挟着式(挟み式)の把持部29が使用されている。
図12(a)に示すように、第1アーム22と第2アーム24が鉛直方向で重なり合い、第3アーム26が水平方向右側にのびている状態において、制御手段39(図8参照)から出力される制御信号により、駆動源20の出力回転軸21が反時計まわり(進角方向)に45度の回転角で回転すると、第1アーム22は45度の旋回角で反時計まわりに旋回し、第1関節軸23は時計まわり(退角方向)に90度の回転角で回転し、かつ第2アーム24は90度の旋回角で時計まわりに旋回するとともに、第2関節軸25は反時計まわり(進角方向)に45度の回転角で回転し、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29は45度の旋回角で反時計まわりに旋回して、図12(b)のように水平姿勢に保持される。
図12(b)の状態から、さらに駆動源20の出力回転軸21が反時計まわり(進角方向)に45度の回転角で回転すると、第1アーム22は45度の旋回角で反時計まわりに旋回し、第1関節軸23は時計まわり(退角方向)に90度の回転角で回転し、かつ第2アーム24は90度の旋回角で時計まわりに旋回するとともに、第2関節軸25は反時計まわり(進角方向)に45度の回転角で回転し、第3アーム26は45度の旋回角で反時計まわりに旋回して、図12(c)のように、第1アーム22、第2アーム24、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29は一直線上で右方向にのびて水平姿勢に保持される。
すなわち、図11に示すように、関節型成形品取出しロボットをタイバー44に干渉させることなく型開している金型の間の中心位置に進入させて、把持部取付板27および把持部29を可動金型(図示省略)に保持されている成形品に対向させることができる。
つぎに、図11に示す引き抜きユニット40内に収容されたアクチュエータ (図示省略)の作動により、関節型成形品取出しロボットを図8の矢印Y1方向(可動金型に近付く方向)に移動させることにより、把持部29は成形品に接近した取出し位置に移行しここで成形品をたとえば吸着保持する。把持部29による成形品の吸着保持が完了すると、前記アクチュエータの作動により、関節型成形品取出しロボットを図8の矢印Y2方向(可動金型から離れる方向)に移動させて、把持部29を可動金型との対向位置に復帰させる。
図12(c)に示すように、第1アーム22、第2アーム24、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29が一直線上で右方向にのびて水平姿勢に保持されている状態において、制御手段39から出力される制御信号により、駆動源20の出力回転軸21が時計まわり(退角方向)に45度の回転角で回転すると、第1アーム22は45度の旋回角で時計まわりに旋回し、第1関節軸23は反時計まわり(進角方向)に90度の回転角で回転し、かつ第2アーム24は90度の旋回角で反時計まわりに旋回するとともに、第2関節軸25は時計まわり(退角方向)に45度の回転角で回転し、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29は45度の旋回角で時計まわりに旋回して、図12(d)のように水平姿勢に保持される。
図12(d)の状態から、さらに駆動源20の出力回転軸21が時計まわり (退角方向)に45度の回転角で回転すると、第1アーム22は45度の旋回角で時計まわりに旋回し、第1関節軸23は反時計まわり(進角方向)に90度の回転角で回転し、かつ第2アーム24は90度の旋回角で反時計まわりに旋回するとともに、第2関節軸25は時計まわり(退角方向)に45度の回転角で回転し、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29は45度の旋回角で時計まわりに旋回して、図12(e)のように第1アーム22と第2アーム24が一直線上で左方向にのびて水平姿勢に保持され、かつ、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29が第1アーム22と第2アーム24に重なって右側にのびた水平姿勢に保持される。したがって、関節型成形品取出しロボットをタイバー44に干渉させることなく型開している金型の間から退避させることができ、この位置で把持部29による成形品の吸着把持を解除して、関節型成形品取出しロボットから成形品を解放してコンベアーまたはシュータなどで受取って回収する。
ところで、前記従来の関節型成形品取出しロボットでは、把持部29が解放位置にある図12(e)では、該把持部29が出力回転軸21の手前側に重なって位置決めされることになる。このように把持部29が出力回転軸21の手前側に重なって位置決めされても、図11に示す横型の射出成形機では、成形品またはスプールは図12(e)において矢印G方向に落下することになるので、把持部29の下側に出力回転軸21、第1アーム22、駆動源20などのユニット類が存在しない。このため、把持部29の下側のスペースに成形品またはスプール回収コンベアーやシュータなどの設置が許容される。したがって、これらの回収に悪影響が及ぶことはない。しかし、たて型の射出成形機に前記従来の関節型成形品取出しロボットを使用すると、図12(e)では把持部29が出力回転軸21の上側に重なって位置決めされることになる。
たて型の射出成形機は、型開時に成形品が保持される固定下型と、型開時にスプールが保持される可動上型とを備えている。このような構造のたて型の射出成形機に、前記従来の関節型成形品取出しロボットを成形品取出機として適用して、固定下型から成形品を取出すと、把持部29によって取出された成形品は、図12(e)では、出力回転軸21の上側(反紙面側)で重なっている把持部29により出力回転軸21の方向(下向き)に突出して把持されることになる。この状態で成形品が解放されると、成形品が落下する把持部29の下側領域には、出力回転軸21、第1アーム22、駆動源20などのユニット類が存在しているので、これらユニット類が邪魔になって、成形品回収コンベアーやシュータなどの設置が困難であるため、成形品の回収が妨げられる問題点を有している。
一方、前記従来の関節型成形品取出しロボットを成形品取出機として適用して、可動上型からスプールを取出すと、把持部29によって取出されたスプールは、図12(e)では、出力回転軸21の上側(反紙面側)に重なっている把持部29により反出力回転軸21の方向(上向き)に指向した上向きの姿勢で把持されることになる。この状態でスプールが解放されると、スプールが落下する把持部29の下側領域には、出力回転軸21、第1アーム22、駆動源20などのユニット類が存在しているので、これらユニット類が邪魔になって、スプール回収コンベアーやシュータなどの設置が困難であるため、スプールの回収が妨げられる問題点を有しているばかりか、図12(e)において挟着式の把持部29により上向きの姿勢でスプールが挟着されていると、把持部29の挟着が解除されても、スプールが把持部29に保持されて残存する誤った状態を招くおそれを有している。
そこで、本発明は、たとえ、たて型の射出成形機に適用されても、ユニット類が邪魔にならずに被把持物を落下させることができるとともに、回収コンベアーやシュータなどの設置が許容されて、落下してきた被把持物を確実に回収することができる関節型成形品取出しロボットを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、金型の合わせ面に直交する方向の軸線を有する数値制御可能な駆動源の出力回転軸に基部が同時回転可能に固着された駆動アームと、このアームに前記軸線に平行な軸線を有する駆動側関節軸を介して基部を同時回転可能に固着した従動アームと、この従動アームに前記駆動側関節軸と平行な軸線を有して回転自在に支持された従動側関節軸と、この従動側関節軸に基部を同時回転可能に固着した第3アームおよび該第3アームの先端部に取付けた把持部とを有し、前記出力回転軸の回転を逆方向の回転に変換して前記駆動側関節軸に伝達するための動力伝達機構と、前記駆動側関節軸の回転により前記従動側関節軸を前記出力回転軸の回転と同じ方向および同じ回転角で回転させて前記把持部の姿勢を制御するための姿勢制御機構とを備えている関節型成形品取出しロボットにおいて、
前記第3アームには、前記従動側関節軸の軸線に直交する方向にのびる横軸と、該横軸を従動側関節軸の軸線に直交する軸線まわりに回転させる一つの駆動源と、前記横軸に同時回転可能に取付けられた駆動側傘歯車および従動側関節軸に同時回転可能に取付けられて前記駆動側傘歯車に噛み合う従動側傘歯車とからなり、前記第3アームおよび前記把持部を前記従動側関節軸の軸線回りに独自に旋回させる旋回手段を具備しているとともに、該旋回手段の横軸の先端部を把持部に挿入して該把持部を横軸と同時に前記従動側関節軸の軸線に直交する方向の軸線まわりに回転可能に連結した回転手段を設けてなることを特徴としている。
これによれば、たて型の射出成形機に適用されても、旋回手段に備わっている一つの駆動源により把持部を従動側関節軸の軸回りに独自に旋回させることで、把持部を出力回転軸、駆動アーム、駆動源などのユニット類の上側領域から退避させることができる。その結果、前記ユニット類に邪魔されることなく被把持物を落下させることができるとともに、被把持物が落下する把持部の下側領域に回収コンベアーやシュータなどの設置が許容されて、被把持物を確実に回収することができる。
また、回転手段を設けてなることにより、一つの駆動源によって従動側関節軸の軸線に直交する軸線まわりに回転する横軸と同時に把持部が従動側関節軸の軸線に直交する軸線まわりに回転するので、出力回転軸、駆動アーム、駆動源などのユニット類の上側領域から退避させた把持部の上下面を反転させることができる。その結果、上向きの姿勢で把持部に把持されている被把持物を下向きの姿勢に反転させて解放することができるので、被把持物が把持部に保持されて残存する不都合を確実に回避することができる。
本発明によれば、旋回手段に備わっている一つの駆動源により、出力回転軸、駆動アーム、駆動源などのユニット類に邪魔されることなく、かつ把持部に残存することなく被把持物を落下させることができるとともに、被把持物が落下する把持部の下側領域に回収コンベアーやシュータなどの設置が許容されるので、被把持物を確実に回収することができる。
図1は本発明に係る関節型成形品取出しロボットの実施形態を示す正面図、図2は側面図、図3は平面図であり、たて型の射出成形機に適用される。なお、数値制御が可能な駆動源20、出力回転軸21、第1アーム22、第1関節軸23、第2アーム24、第2関節軸25、第3アーム26、把持部取付板27、把持部29などの各部の構造は、図8,図9,図10で説明したものと同一であるので、これらの説明は省略し、以下では、各部の符号は図8,図9,図10と同一部分については同一の符号で示して説明する。ただし、本実施形態では、出力回転軸21、第1関節軸23および第2関節軸25は鉛直方向の軸線を有しているとともに、図1〜図3では、図8,図9,図10で説明した動力伝達機構30を構成しているスペーサ31、太陽歯車32、遊星歯車33、従動歯車34および姿勢制御機構35を構成しているスペーサ35A、固定プーリ36、回転プーリ37、タイミングベルト38などの図示は省略している。
図1〜図3において、関節型成形品取出しロボットは、支柱50に上下移動可能に組付けられており、シリンダからなる昇降手段51によって支柱50を案内に昇降して所定の位置での停止が可能に構成されている。また、把持部29としては挟着式のものを使用している。
一方、図4に示すように、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29を第2関節軸(従動側関節軸)25の鉛直方向の軸線C1の軸回りに独自に旋回させる旋回手段52が設けられている。旋回手段52は、第3アーム26に組付けられており、数値制御が可能なたとえばサーボモータからなる駆動源52A、この駆動源52Aによって前記鉛直方向の軸線C1に直交する水平方向の軸線C2まわりに回転する横軸52B、この横軸52Bに同時回転可能に取付けられた駆動側傘歯車52Cおよび該駆動側傘歯車52Cに噛み合って第2関節軸25に同時回転可能に取付けられた従動側傘歯車52Dを備えている。そして、把持部取付板27と把持部29は、水平方向の軸線C2を有して第3アーム26から側方にのびて固定されている。なお、図4において、37は回転プーリ(従動側プーリ、38はタイミングベルトを示す。
前記構成によれば、図4の旋回手段52を作動して、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29を第2関節軸(従動側関節軸)25の鉛直方向の軸線C1の軸回りに図12(e)において反時計方向へ180度旋回させることによって、図5に示すように、把持部29を出力回転軸21、第1アーム(駆動アーム)22、駆動源20などのユニット類の上側領域から退避させることができる。その結果、たて型の射出成形機における固定下型から把持部29によって把持されて取出された成形品を前記ユニット類に邪魔されることなく落下させることができるとともに、成形品が落下する把持部29の下側領域に回収コンベアーやシュータなどの設置が許容されるので、成形品を確実に回収することができる。
他方、図6に示すように、旋回手段52には、把持部取付板27および把持部29を第2関節軸(従動側関節軸)25の鉛直方向の軸線C1に直交する水平方向の軸線C2のまわりに回転させる回転手段53が設けられている。回転手段53は、横軸52Bの先端部52bを把持部取付板27に挿入して同時回転可能に連結することによって構成されている。なお、図6に示す旋回手段52おいて、図4と同一部分には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
このような構成であれば、図6の旋回手段52を作動して、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29を第2関節軸25の鉛直方向の軸線C1の軸回りに図12(e)において反時計方向へ90度旋回させることによって、図7(a)に示すように、把持部29を出力回転軸21、第1アーム(駆動アーム)22、駆動源20などのユニット類の上側領域から退避させることができるとともに、図6の回転手段53の作動によって、把持部取付板27および把持部29が水平方向の軸線C2まわりに90度回転して、把持部29が図7(a)に示すように横向きになる。
この状態から図6の旋回手段52の作動を継続して、第3アーム26、把持部取付板27および把持部29をさらに反時計方向へ90度旋回させることによって、図7(b)に示すように、把持部29を出力回転軸21、第1アーム(駆動アーム)22、駆動源20などのユニット類の上側領域から退避させることができるとともに、図6の回転手段53の作動によって、把持部取付板27および把持部29がさらに水平方向の軸線C2まわりに90度回転して、図7(b)に示すように把持部29の上下面を反転させることができる。その結果、たて型の射出成形機における可動上型から把持部29によって把持されて取出された上向きの姿勢のスプールを下向きの姿勢に反転させて解放することができるので、スプールが把持部29に保持されて残存する不都合を確実に回避することができる。
本発明に係る関節型成形品取出しロボットの実施形態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1の平面図である。 旋回手段の一実施形態を示す断面図である。 旋回手段による第3アーム、把持部取付板および把持部などの旋回状態を示す説明図である。 回転手段の一実施形態を示す断面図である。 回転手段による第3アーム、把持部取付板および把持部などの回転状態を示す説明図である。 従来例の平面図である。 図8のA−A矢視図である。 図8のB−B矢視図である。 横型射出成形機への取付状態の一例を示す説明図である。 関節型成形品取出しロボットの作動説明図である。
20 駆動源
21 駆動源の出力回転軸
22 第1アーム(駆動アーム)
23 第1関節軸(駆動側関節軸)
24 第2アーム(従動アーム)
25 第2関節軸(従動側関節軸)
26 第3アーム
29 把持部
30 動力伝達機構
35 姿勢制御機構
52 旋回手段
52A 駆動源
52B 横軸
52C 駆動側傘歯車
52D 従動側傘歯車
53 回転手段
C1 従動側関節軸の軸線
C2 従動側関節軸の軸線に直交する軸線

Claims (1)

  1. 金型の合わせ面に直交する方向の軸線を有する数値制御可能な駆動源の出力回転軸に基部が同時回転可能に固着された駆動アームと、このアームに前記軸線に平行な軸線を有する駆動側関節軸を介して基部を同時回転可能に固着した従動アームと、この従動アームに前記駆動側関節軸と平行な軸線を有して回転自在に支持された従動側関節軸と、この従動側関節軸に基部を同時回転可能に固着した第3アームおよび該第3アームの先端部に取付けた把持部とを有し、前記出力回転軸の回転を逆方向の回転に変換して前記駆動側関節軸に伝達するための動力伝達機構と、前記駆動側関節軸の回転により前記従動側関節軸を前記出力回転軸の回転と同じ方向および同じ回転角で回転させて前記把持部の姿勢を制御するための姿勢制御機構とを備えている関節型成形品取出しロボットにおいて、
    前記第3アームには、前記従動側関節軸の軸線に直交する方向にのびる横軸と、該横軸を従動側関節軸の軸線に直交する軸線まわりに回転させる一つの駆動源と、前記横軸に同時回転可能に取付けられた駆動側傘歯車および従動側関節軸に同時回転可能に取付けられて前記駆動側傘歯車に噛み合う従動側傘歯車とからなり、前記第3アームおよび前記把持部を前記従動側関節軸の軸線回りに独自に旋回させる旋回手段を具備しているとともに、該旋回手段の横軸の先端部を把持部に挿入して該把持部を横軸と同時に前記従動側関節軸の軸線に直交する方向の軸線まわりに回転可能に連結した回転手段を設けてなることを特徴とする関節型成形品取出しロボット。
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JP2000506789A (ja) * 1996-03-22 2000-06-06 ジェンマーク オートメーション インコーポレイテッド 多自由度ロボット

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