JP4523981B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、水素(燃料ガス、反応ガス)がアノードに、酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)がカソードに、それぞれ供給されることで発電する固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)等の燃料電池の開発が盛んである。
このような空気は、通常、コンプレッサから供給され、コンプレッサの回転速度(rpm)は、燃料電池に対しての発電要求量に基づいて制御される。すなわち、燃料電池に対しての発電要求量と、コンプレッサの回転速度とは比例関係にあり、発電要求量が大きくなると、カソードに大流量で空気を供給するべく、コンプレッサの回転速度は高められる。
特開2007−194177号公報
ところで、コンプレッサが作動すると、その羽根車やボディ(筐体)が振動し、コンプレッサは、その回転速度に対応して、羽根車の位相及びボディ(筐体)の位相が略一致し、騒音・振動が所定値よりも大きくなる第1回転速度領域と、羽根車の位相及びボディの位相がずれ、騒音・振動が前記所定値以下となる第2回転速度領域と、を有する。
そして、従来、発電要求量に基づいて算出されたコンプレッサの指令回転速度が第1回転速度領域内であったとしても、この算出された指令回転速度でコンプレッサが制御されていたので、コンプレッサから発せられる騒音・振動が所定値よりも大きくなる場合があった。このような振動・騒音は、エンジンを搭載しない燃料電池自動車等では、特に顕著となっていた。
そこで、本発明は、コンプレッサの騒音・振動を抑制可能な燃料電池システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、燃料電池と、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給すると共に、回転速度の上昇に伴って、騒音が所定値よりも大きくなる第1回転速度領域、及び、騒音が前記所定値以下となる第2回転速度領域を有するコンプレッサと、発電要求量に基づいて前記コンプレッサに指令する指令回転速度を算出し、当該コンプレッサを制御するコンプレッサ制御手段と、を備える燃料電池システムであって、前記コンプレッサ制御手段は、前記第1回転速度領域内の回転速度における前記コンプレッサの回転を禁止し、前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合、当該指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも上の第2回転速度領域の回転速度、又は、当該指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも下の第2回転速度領域の回転速度に変更することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、コンプレッサ制御手段が、第1回転速度領域内の回転速度におけるコンプレッサの回転を禁止し、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合、指令回転速度を第1回転速度領域よりも上の第2回転速度領域、又は、指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも下の第2回転速度領域の回転速度、に変更する。これにより、コンプレッサの指令回転速度が第1回転速度領域内にならず、コンプレッサの騒音を所定値以下に低減でき、コンプレッサの騒音を抑制できる。
また、燃料電池と、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給すると共に、回転速度の上昇に伴って、振動が所定値よりも大きくなる第1回転速度領域、及び、振動が前記所定値以下となる第2回転速度領域を交互に有するコンプレッサと、発電要求量に基づいて前記コンプレッサに指令する指令回転速度を算出し、当該コンプレッサを制御するコンプレッサ制御手段と、を備える燃料電池システムであって、前記コンプレッサ制御手段は、前記第1回転速度領域内の回転速度における前記コンプレッサの回転を禁止し、前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合、当該指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも上の第2回転速度領域の回転速度、又は、当該指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも下の第2回転速度領域の回転速度に変更することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、コンプレッサ制御手段が、第1回転速度領域内の回転速度におけるコンプレッサの回転を禁止し、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合、指令回転速度を第1回転速度領域よりも上の第2回転速度領域、又は、指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも下の第2回転速度領域の回転速度、に変更する。これにより、コンプレッサの指令回転速度が第1回転速度領域内にならず、コンプレッサの振動を所定値以下に低減でき、コンプレッサの振動を抑制できる。
また、前記燃料電池の発電を制御する発電制御手段と、前記燃料電池の発電電力を充放電するバッテリと、前記バッテリのSOC(State Of Charge、充電状態)を検出するSOC検出手段と、前記バッテリの充放電を制御するバッテリ制御手段と、を備え、前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上であるとき、前記コンプレッサ制御手段は前記指令回転速度を前記下の第2回転速度領域の回転速度に変更し、前記発電制御手段は前記燃料電池の発電電力を小さくし、前記バッテリ制御手段は前記燃料電池の不足電力を補うように前記バッテリを放電させ、前記SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上でないとき、前記コンプレッサ制御手段は前記指令回転速度を前記上の第2回転速度領域の回転速度に変更し、前記発電制御手段は前記燃料電池の発電電力を大きくし、前記バッテリ制御手段は前記燃料電池の余剰電力を前記バッテリに充電することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合において、SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上であるとき、コンプレッサ制御手段が指令回転速度を下の第2回転速度領域の回転速度に変更するので、コンプレッサの騒音・振動を所定値以下にできる。これに対応して、発電制御手段が燃料電池の発電電力を小さくするので、燃料電池において酸化剤ガスが不足することを防止できる。そして、バッテリ制御手段が、燃料電池の不足電力を補うようにバッテリを放電させるので、発電要求量に対応した電力が、燃料電池及びバッテリから出力される。
一方、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合において、SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上でないとき、コンプレッサ制御手段が指令回転速度を上の第2回転速度領域の回転速度に変更するので、コンプレッサの騒音・振動を所定値以下にできる。これに対応して、発電制御手段が燃料電池の発電電力を大きくするので、燃料電池に供給される酸化剤ガスが好適に消費される。そして、バッテリ制御手段が、燃料電池の余剰電力をバッテリに充電するので、発電要求量に対応した電力が、燃料電池及びバッテリから出力される。
また、前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記燃料電池が暖機中であるとき、前記コンプレッサ制御手段は、前記第1SOCを、当該第1SOCよりも大きい第2SOCに変更することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合において燃料電池が暖機中であるとき、コンプレッサ制御手段が、第1SOCを、第1SOCよりも大きい第2SOCに変更するので、コンプレッサの指令回転速度が上の第2回転速度領域の回転速度に変更されやすくなる。これと共に、発電制御手段によって制御される燃料電池の発電電力が大きくなりやすくなる。そして、このように燃料電池の発電電力が大きくなると、発電に伴う自己発熱が大きくなり、燃料電池の暖機を促進できる。
また、前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記バッテリが暖機中であるとき、前記コンプレッサ制御手段は、前記第1SOCを、当該第1SOCよりも小さい第3SOCに変更することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合においてバッテリが暖機中であるとき、コンプレッサ制御手段が、第1SOCを、第1SOCよりも小さい第3SOCに変更するので、コンプレッサの指令回転速度が下の第2回転速度領域の回転速度に変更されやすくなる。これと共に、バッテリ制御手段によって制御されるバッテリが放電しやすくなる。このようにバッテリが放電しやすくなると、放電に伴う自己発熱が大きくなり、バッテリの暖機を促進できる。
また、コンプレッサ制御手段は、システムの運転状態に基づいて、前記所定値を変更することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、コンプレッサ制御手段が、システムの運転状態に基づいて、所定値を変更するので、第1回転速度領域及び第2回転速度領域を適切に設定できる。
なお、システムの運転状態とは、例えば、燃料電池システムが燃料電池自動車に搭載された構成である場合、車速に基づく騒音・振動や、運転者が選択した許容可能な騒音・振動のレベル(後記する実施形態ではノーマルモードの第1NV、スポーツモードの第2NV)に基づくものであり、外部からの騒音・振動が大きく、また、許容可能な騒音・振動が大きくなると、所定値は高めに変更される。
また、前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段を備え、前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、当該指令回転速度が変更されるとき、前記燃料ガス供給手段は、変更後の指令回転速度に対応して、燃料ガスの流量及び/又は圧力を変更することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合において、指令回転速度が変更されるとき、燃料ガス供給手段が、変更後の指令回転速度に対応して、燃料ガスの流量及び/又は圧力を変更するので、燃料ガスを燃料電池に過不足なく供給できる。
本発明によれば、コンプレッサの騒音・振動を抑制可能な燃料電池システムを提供することができる。
本発明の一実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示す本実施形態に係る燃料電池システム1は、図示しない燃料電池自動車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排するアノード系(燃料ガス供給手段)と、燃料電池スタック10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排するカソード系と、燃料電池スタック10の発電電力を消費する電力消費系と、アクセルペダル51(Accelerator Pedal、AP)等と、これらを電子制御するECU60(Electronic Control Unit、電子制御装置)と、を備えている。
<燃料電池スタック>
燃料電池スタック10は、複数(例えば200〜400枚)の固体高分子型の単セル11が積層されることで構成されたスタックであり、複数の単セル11は電気的に直列で接続されている。単セル11は、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)と、これを挟み2枚の導電性を有するアノードセパレータ及びカソードセパレータと、を備えている。
MEAは、1価の陽イオン交換膜(例えばパーフルオロスルホン酸型)からなる電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟むアノード及びカソードとを備えている。アノード及びカソードは、カーボンペーパ等の導電性を有する多孔質体から主に構成されると共に、アノード及びカソードにおける電極反応を生じさせるための触媒(Pt、Ru等)を含んでいる。
アノードセパレータには、各MEAのアノードに対して水素を給排するため単セル11の積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セル11の面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔及び溝がアノード流路12(燃料ガス流路)として機能している。
カソードセパレータには、各MEAのカソードに対して空気を給排するため単セル11の積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セル11の面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔及び溝がカソード流路13(酸化剤ガス流路)として機能している。
そして、アノード流路12を介して各アノードに水素が供給されると、式(1)の電極反応が起こり、カソード流路13を介して各カソードに空気が供給されると、式(2)の電極反応が起こり、各単セル11で電位差(OCV(Open Circuit Voltage)、開回路電圧)が発生するようになっている。次いで、燃料電池スタック10と走行モータ41(燃料電池自動車の動力源)等の外部回路とが電気的に接続され、電流が取り出されると、燃料電池スタック10が発電するようになっている。
2H→4H+4e …(1)
+4H+4e→2HO …(2)
<アノード系>
アノード系は、水素が高圧で封入された水素タンク21(燃料ガス源)と、常閉型の遮断弁22と、減圧弁23(レギュレータ)と、エゼクタ26と、常閉型のパージ弁27(燃料ガス排出弁)とを備えている。
水素タンク21は、水素が高圧で封入されたタンクであり、配管21a、遮断弁22、配管22a、減圧弁23、配管23a、エゼクタ26、配管26aを介して、アノード流路12の入口に接続されている。そして、ECU60によって、遮断弁22が開かれると、水素タンク21の水素が配管22a等を介してアノード流路12に供給されるようになっている。
また、減圧弁23には、コンプレッサ31からカソード流路13に向かう空気の圧力が、オリフィス24が設けられた配管24aを介して、信号圧(パイロット圧)として入力されるようになっている。そして、減圧弁23は、入力された空気の圧力に基づいて、水素の圧力を制御する構成となっている。
さらに、配管24aは、配管25aを介して、インジェクタ25に接続されている。そして、インジェクタ25は、リリーフ弁(調圧弁)として機能し、ECU60からの開指令に従って開くと、配管25a及び配管24aの圧力、つまり、減圧弁23に入力されるパイロット圧が下がるようになっている。すなわち、ECU60が、インジェクタ25を制御することで、減圧弁23に入力されるパイロット圧が変化し、これにより、減圧弁23の二次側圧力、つまり、アノード流路12における水素の圧力が制御されるようになっている。
アノード流路12の出口は、配管26b(燃料ガス循環ライン)を介して、燃料電池スタック10の上流のエゼクタ26の吸込口に接続されている。これにより、アノード流路12(アノード)から排出された未消費の水素を含むアノードオフガスは、エゼクタ26に戻され、その結果、水素が循環するようになっている。
なお、配管26bには気液分離器(図示しない)が設けられており、この気液分離器によって、循環する水素に同伴する水分が分離されるようになっている。
配管26bは、その途中で、配管27a、パージ弁27、配管27bを介して、希釈器34に接続されている。パージ弁27は、燃料電池スタック10の発電時において、配管26bを循環する水素に同伴する不純物(水蒸気、窒素等)を排出(パージ)する場合、ECU60によって開かれる設定となっている。
なお、ECU60は、例えば、単セル11の電圧を検出するセル電圧モニタ(図示しない)から入力される最低セル電圧が、所定最低セル電圧以下となった場合、不純物を排出する必要があると判定し、パージ弁27を開く設定となっている。
<カソード系>
カソード系は、コンプレッサ31と、流量センサ32と、背圧弁33と、希釈器34とを備えている。
コンプレッサ31は、配管31aを介してカソード流路13の入口に接続されており、ECU60(コンプレッサ制御手段)から送られる指令回転速度に従って作動すると、酸素を含む空気を取り込み、これをカソード流路13に供給するようになっている。なお、コンプレッサ31の回転速度は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)が大きくなると、空気を大流量・高圧で供給するべく、高められる設定となっている。
また、コンプレッサ31は、ゴム製のマウント等(図示しない)を介して、燃料電池自動車のフレーム(図示しない)に固定されている。
さらに、コンプレッサ31が燃料電池自動車及び運転者等の外部に発するNV(Noise Vibration、騒音・振動)は、本実施形態では、図2に示すように、その回転速度の上昇に伴って、複数の凸凹状で増加した後、線形的に増加する傾向を有している。
図1に戻って説明を続ける。
流量センサ32は、コンプレッサ31からカソード流路13に供給される空気の質量流量(g/s)を検出するセンサであり、配管31aに設けられている。そして、流量センサ32は、検出した質量流量を、ECU60に出力するようになっている。ただし、流量センサ32の位置はこれに限定されず、例えば、コンプレッサ31の吸気側に設けてもよい。また、流量センサ32は、体積流量(L/s)を検出するセンサでもよい。
配管31aには、カソード流路13に向かう空気を加湿する加湿器(図示しない)が設けられている。この加湿器は、水分交換可能な中空糸膜を備えており、この中空糸膜を介して、カソード流路13に向かう空気と、多湿のカソードオフガスとの間で水分交換させるようになっている。
カソード流路13の出口は、配管33a、背圧弁33、配管33bを介して、希釈器34に接続されている。そして、カソード流路13(カソード)から排出された多湿のカソードオフガスは、配管33a等を介して希釈器34に排出され、希釈器34は、カソードオフガスによって、配管27bから導入されるアノードオフガス中の水素を希釈した後、配管34aを介して、車外に排出するようになっている。
背圧弁33は、バタフライ弁等から構成された常開型の弁であり、その開度はECU60によって制御される。詳細には、アクセルペダル51の踏み込み量が大きくなると、ECU60は、空気を高圧で供給するべく、背圧弁33の開度を小さくする。
<電力消費系>
電力消費系は、走行モータ41と、VCU42(Voltage Control Unit、電流制御手段)と、バッテリ43(充放電装置)と、SOCセンサ44(SOC検出手段)とを備えている。走行モータ41は、VCU42を介して、燃料電池スタック10の出力端子(図示しない)に接続されている。バッテリ43はVCU42に接続されている。なお、走行モータ41とVCU42との間に配置されているインバータ(PDU:Power Drive Unit)は省略している。
走行モータ41は、燃料電池自動車の動力源となる外部負荷である。
VCU42は、ECU60から送られる指令電流に従って、燃料電池スタック10の発電電力(出力電流、出力電圧)を制御(制限)する機器であり、DC/DCチョッパ、DC/DCコンバータ等の電子回路を備えている。すなわち、VCU42への指令電流が大きくなると、燃料電池スタック10から取り出される電流が大きくなり、燃料電池スタック10で消費される水素及び空気の消費量が多くなる。すなわち、燃料電池スタック10の発電を制御する発電制御手段は、VCU42とECU60とを備えて構成されている。
また、VCU42は、ECU60からの指令に従ってバッテリ43の電力を制御、つまり、バッテリ43の充電/放電を制御する電子回路も備えている。すなわち、バッテリ43の充放電を制御するバッテリ制御手段は、VCU42とECU60とを備えて構成されている。
バッテリ43は、例えば、複数のリチウムイオン型の二次電池を備えて構成されている。
SOCセンサ44は、バッテリ43のSOC(充電状態)を検出するセンサであり、例えば、バッテリ43の出力電圧を検出する電圧センサと、バッテリ43に充放電される電流を検出する電流センサと、を備えている。そして、SOCセンサ44は、検出した電圧と電流とに基づいて、バッテリ43のSOCを算出し、算出したSOCを、ECU60に出力するようになっている。
その他、SOCセンサ44が、電圧及び電流をECU60に出力し、ECU60がSOCを算出する構成でもよい。
<アクセルペダル等>
アクセルペダル51(Accelerator Pedal、AP)は、運転者が燃料電池自動車を加速させるために踏み込むペダルであり、運転席の足元に配置されている。そして、アクセルペダル51は、その踏み込み量(AP量)、つまり、運転者からの要求発電量をECU60に出力するようになっている。
車速センサ52は、燃料電池自動車の車速(燃料電池システム1の運転状態)を検出するセンサであり、適所に設けられている。そして、車速センサ52は、車速をECU60に出力するようになっている。
モードセレクタ53は、運転者が、燃料電池自動車(燃料電池システム1)の運転モードとして、ノーマルモード又はスポーツモード(いずれも燃料電池システム1の運転状態)を選択するためのセレクタであり、インストルメント・パネルに配置されている。そして、モードセレクタ53は、選択されているノーマルモード又はスポーツモードに対応した信号をECU60に出力するようになっている。
ノーマルモードとスポーツモードとでは、運転者が許容可能であるコンプレッサ31のNV(Noise Vibration、騒音・振動)の大きさが異なり、図2に示すように、スポーツモードにおいて運転者が許容可能な第1NV(所定値)は、ノーマルモードにおいて運転者が許容可能な第2NV(所定値)よりも高く設定されている。すなわち、ノーマルモードでは第1NVよりも大きいNVが、スポーツモードでは第2NVよりも大きいNVが、コンプレッサ31で発生すると、燃料電池自動車の静粛性が低下し、運転者が不快に感じるようになっている。つまり、ノーマルモードにおいてコンプレッサ31のNVが第1NV以下であり、スポーツモードにおいてコンプレッサ31のNVが第2NV以下であれば、燃料電池自動車の静粛性は維持され、運転者が不快に感じないようになっている。
なお、このような第1NV、第2NVは、コンプレッサ31の仕様(定格出力等)、燃料電池自動車に対してのコンプレッサ31のマウント状態等に関係し、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶されている。
ここで、本実施形態に係るコンプレッサ31が発するNVは、前記したように、回転速度の上昇に伴って、複数の凸凹状で増加した後、線形的に増加する(図2参照)。
そして、コンプレッサ31は、ノーマルモードにおいて、その発するNVが第1NVよりも大きくなる第1回転速度領域A1、A2、A3、A4と、その発するNVが第1NV以下となる第2回転速度領域B1、B2、B3、B4とを、回転速度の上昇に伴って交互に有している。これと同様に、コンプレッサ31は、スポーツモードにおいても、その発するNVが第2NVよりも大きくなる第1回転速度領域と、その発するNVが第2NV以下となる第2回転速度領域とを、回転速度の上昇に伴って交互に有している。
なお、図2では、ノーマルモードにおける第1回転速度領域と第2回転速度領域とを記載しており、スポーツモードにおける第1回転速度領域と第2回転速度領域とは省略している。
また、燃料電池自動車の車速が増加すると、コンプレッサ31以外からの走行音(タイヤ音、走行風音等)や、走行に伴う振動が増加するので、後記するように、車速に基づいて、第1NV及び第2NVが補正され、ノーマルモード及びスポーツモードにおいて、第1回転速度領域及び第2回転速度領域が適切に設定されるようになっている。すなわち、車速が増加した場合、第1NV及び第2NVが大きくなるように補正され、逆に、車速が減少した場合、第1NV及び第2NVが小さくなるように補正される。
<ECU>
ECU60は、燃料電池システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されている。そして、ECU60は、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種機器を適宜に制御するようになっている。
また、ECU60は、コンプレッサ31の第1回転速度領域及び第2回転速度領域を適宜に設定する機能を備えている。
さらに、ECU60は、第1回転速度領域内の指令回転速度が算出された場合、現在のSOCと、第1SOC、第2SOC及び第3SOCのいずれかの基準値とに基づいて、指令回転速度を上げる、又は、下げるか判定する機能を備えている。第1〜第3SOCは、燃料電池スタック10の補助及び回生電力の充電を考慮して設定される。
詳細には、第1SOCは、通常運転時に使用される基準値であり、例えば50%に設定される。
第2SOCは、燃料電池スタック10の暖機中に使用される基準値であり、バッテリ43を放電させず、燃料電池スタック10の発電電力を増加させるように、第1SOCよりも大きい基準値、例えば80%に設定される。つまり、燃料電池スタック10の暖機中、基準値は、第1SOCから第2SOCに変更される。
第3SOCはバッテリ43の暖機中に使用される基準値であり、バッテリ43の放電が増加するように、第1SOCよりも小さい基準値、例えば30%に設定される。つまり、バッテリ43の暖機中、基準値は第1SOCから第3SOCに変更される。
なお、このような第1〜第3SOCは、燃料電池スタック10及びバッテリ43の仕様に関係し、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶されている。ただし、第1〜第3SOCは、これら値に限定されず、適宜変更してよい。
≪燃料電池システムの動作≫
次に、燃料電池システム1の動作について、図3を主に参照して説明する。
なお、初期状態において、VCU42は、アクセルペダル51の踏み込み量(発電要求量)に応じて制御され、燃料電池スタック10は発電している。
ステップS101において、ECU60は、アクセルペダル51の踏み込み量(AP量)と、図4のマップとに基づいて、コンプレッサ31に指令する指令回転速度を算出する。図4のマップは、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶されている。図4に示すように、アクセルペダル51の踏み込み量が大きくなると、指令回転速度が高くなる関係となっている。
また、ECU60は、アクセルペダル51の踏み込み量(AP量)と、図4のマップとに基づいて、アノード流路12における目標水素圧力、カソード流路13における目標空気圧力、VCU42に指令する指令電流を算出する。図4に示すように、アノード流路12における目標水素圧力、カソード流路13における目標空気圧力は、アクセルペダル51の踏み込み量が大きくなると、高くなる関係となっている。また、ECU60がVCU42に指令する指令電流、つまり、燃料電池スタック10から取り出す電流も、アクセルペダル51の踏み込み量が大きくなると、大きくなる関係となっている。
ステップS102において、ECU60は、ステップS101で算出した指令回転速度が、所定回転速度(図2参照)以上であるか否か判定する。
所定回転速度は、図2示すように、コンプレッサ31のNVが線形的に増加する領域内の回転速度であって、このような領域の指令回転速度に対して、後記するステップS107〜S120の処理を行い、指令回転速度を下げ、指令電流を小さくしてしまうと、アクセルペダル51の踏み込み量(発電要求量)に対して、燃料電池スタック10の電力が小さくなりすぎ、不足電力を補うべく、バッテリ43を放電させたとしても、発電要求量に対応した電力が出力されず、燃料電池自動車の走行等に支障が発生する虞のある回転速度に設定される。なお、このような所定回転速度は、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶されている。
そして、ステップS101で算出した指令回転速度が所定回転速度以上であると判定した場合(S102・Yes)、ECU60の処理はステップS106に進む。一方、ステップS101で算出した指令回転速度が所定回転速度以上でないと判定した場合(S102・No)、ECU60の処理はステップS103に進む。
ステップS103において、ECU60は、基準NV(所定値)を選択し、補正する。基準NVとは、図2に示すように、コンプレッサ31の回転速度領域を、第1回転速度領域と第2回転速度領域とに、区分するための基準となるNVである。
具体的には、ECU60は、モードセレクタ53から入力される信号に基づいて、現在、ノーマルモード及びスポーツモードのいずれが選択されているか判定する。そして、ノーマルモードが選択されていると判定した場合、基準NVとして、第1NVを選択する。一方、スポーツモードが選択されていると判定した場合、基準NVとして、第2NVを選択する。
次に、ECU60は、車速センサ52から入力される車速に基づいて、基準NVとして選択した第1NV又は第2NVを補正する。具体的に例えば、現在の車速が基準車速(例えば20(km/h))のときに補正値を0(dB)とし、現在の車速が、基準車速よりも大きくなるほど補正値をプラス方向に大きくし、基準車速より小さくなるほどマイナス方向に大きくして、第1NV又は第2NVを補正する。
このようにして、基準NV(所定値)が、燃料電池システム1(燃料電池自動車)の運転状態に基づいて変更されることになる。
ステップS104において、ECU60は、コンプレッサ31の回転速度−NV曲線(図2参照)と、補正後の第1NV又は第2NVとに基づいて、第1回転速度領域(図3では第1領域)及び第2回転速度領域(図3では第2領域)を設定する。具体的には、コンプレッサ31のNVが、補正後の第1NV又は第2NVよりも大きくなる領域を、第1回転速度領域として設定し、補正後の第1NV又は第2NV以下となる領域を、第2回転速度領域として設定する。
ステップS105において、ECU60は、ステップS101で算出された指令回転速度が、ステップS104で設定された第1回転速度領域内であるか否か判定する。
指令回転速度が第1回転速度領域内であると判定した場合(S105・Yes)、ECU60の処理はステップS107に進む。一方、指令回転速度が第1回転速度領域内でないと判定した場合(S105・No)、ECU60の処理はステップS106に進む。
ステップS106において、ECU60は、燃料電池システム1を通常に制御する。
具体的には、ECU60は、ステップS101で算出された指令回転速度でコンプレッサ31を回転させる。また、ECU60は、ステップS101で算出された目標水素圧力となるようにインジェクタ25を開閉して、減圧弁23のパイロット圧力及び二次側圧力を制御する。さらに、ECU60は、ステップS101で算出された目標空気圧力となるように、背圧弁33の開度を制御する。そして、ECU60は、ステップS101で算出された指令電流をVCU42に出力し、VCU42が燃料電池スタック10の出力電流を入力された指令電流に制御する。
その後、ECU60の処理は、リターンを経由して、スタートに戻る。
ステップS107において、ECU60は、燃料電池スタック10が暖機中であるか否か判定する。燃料電池スタック10は暖機中であると判定した場合(S107・Yes)、ECU60の処理はステップS108に進む。一方、燃料電池スタック10は暖機中でないと判定した場合(S107・No)、ECU60の処理はステップS109に進む。
燃料電池スタック10が暖機中であるか否かの判定は、例えば、温度センサを配管26b及び/又は配管33aに設け、アノードオフガス及び/又はカソードオフガスの温度が、第1暖機完了温度(例えば30〜40℃)以上である場合、暖機は完了していると判定する構成とできる。その他、ECU60に内蔵されるクロックを利用して、燃料電池システム1の起動後、第1暖機完了時間(例えば3〜10分)経過した場合、暖機は完了していると判定する構成としてもよい。このような構成において、第1暖機完了温度や第1暖機完了時間は、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶される。
ステップS108において、ECU60は、SOCセンサ44から入力されるバッテリ43の現在のSOCが、第2SOC(例えば80%)以上であるか否か判定する。
現在のSOCが、第2SOC以上であると判定した場合(S108・Yes)、ECU60の処理はステップS112に進む。一方、現在のSOCが第2SOC以上でないと判定した場合(S108・No)、ECU60の処理はステップS117に進む。
ステップS109において、ECU60は、バッテリ43が暖機中であるか否か判定する。バッテリ43は暖機中であると判定した場合(S109・Yes)、ECU60の処理はステップS110に進む。一方、バッテリ43は暖機中でないと判定した場合(S109・No)、ECU60の処理はステップS111に進む。
なお、ステップS107の処理と、ステップS109の処理とを逆にしてもよい。
バッテリ43が暖機中であるか否かの判定は、例えば、バッテリ43に温度センサを取り付け、この温度センサが検出するバッテリ43の温度が、第2暖機完了温度(例えば10〜20℃)以上である場合、暖機は完了していると判定する構成とできる。その他、その他、ECU60に内蔵されるクロックを利用して、燃料電池システム1の起動後、第2暖機完了時間(例えば3〜10分)経過した場合、暖機は完了していると判定する構成としてもよい。このような構成において、第2暖機完了温度や第2暖機完了時間は、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶される。
ステップS110において、ECU60は、SOCセンサ44から入力されるバッテリ43の現在のSOCが、第3SOC(例えば30%)以上であるか否か判定する。
現在のSOCが、第3SOC以上であると判定した場合(S110・Yes)、ECU60の処理はステップS112に進む。一方、現在のSOCが第3SOC以上でないと判定した場合(S110・No)、ECU60の処理はステップS117に進む。
ステップS111において、ECU60は、SOCセンサ44から入力されるバッテリ43の現在のSOCが、第1SOC(例えば50%)以上であるか否か判定する。
現在のSOCが、第1SOC以上であると判定した場合(S111・Yes)、ECU60の処理はステップS112に進む。一方、現在のSOCが第1SOC以上でないと判定した場合(S111・No)、ECU60の処理はステップS117に進む。
<指令回転速度を下げるケース>
次に、ステップS108、S110、S111の判定結果がYesとなって進む、ステップS112を説明する。
ステップS112において、ECU60は、第1回転速度領域内である指令回転速度を、その下の第2回転速度領域内の回転速度の上限値に変更し、これを指令回転速度とする。次いで、ECU60は、この指令回転速度でコンプレッサ31を回転させる。すなわち、指令回転速度は下げられる。
これにより、コンプレッサ31が発するNVは、基準NVであって、ステップS103における補正後の第1NV又は第2NV以下となり、コンプレッサ31のNVは抑制される。その結果、燃料電池自動車の静粛性は確保され、運転者が不快に感じることもない。
さらに、具体的に説明すると、例えば、ノーマルモードが選択され、ステップS103における車速に基づく補正値が0であって、基準NVが第1NVである場合において、ステップS101で算出された指令回転速度が第1回転速度領域A2内であるとき(図2の符号R1)、この指令回転速度(R1)を、第1回転速度領域A2の下の第2回転速度領域B2内の回転速度の上限値(図2の符号R2)に変更し、これを指令回転速度とする。そして、ECU60は、変更後の指令回転速度(R2)でコンプレッサ31を回転させる。これにより、コンプレッサ31が発するNVは、第1NV以下となる。
ステップS113において、ECU60は、流量センサ32を介して、現在における空気の質量流量(g/s)を検出する。なお、ステップS112でコンプレッサ31の指令回転速度を下げているので、質量流量は小さくなっている。
その他、コンプレッサ31の回転速度に基づいて、質量流量を推定する構成としてもよい。
ステップS114において、ECU60は、現在における空気の質量流量(g/s)と、図5のマップとに基づいて、VCU42に指令する指令電流、つまり、燃料電池スタック10の出力電流を変更(補正)する。次いで、ECU60は、変更後の指令電流をVCU42に送り、この変更後の指令電流を燃料電池スタック10から取り出す。なお、図5のマップは、事前試験等により求められ、ECU60に予め記憶されている。また、図5に示すように、空気の質量流量が大きくなると、指令電流が線形的に大きくなる関係となっている。
ここで、前記したように、空気の質量流量は小さくなっているので、指令電流は、ステップS101で算出された値に対して、小さくなるように変更される。その結果、燃料電池スタック10の発電電力は、アクセルペダル51からの発電要求量に対して、不足した状態となる。
ステップS115において、ECU60は、変更後の指令電流と、図4のマップとに基づいて、アノード流路12における目標水素圧力と、カソード流路13における目標空気圧力とを変更する。次いで、ECU60は、変更後の目標水素圧力、目標空気圧力となるように、インジェクタ25、背圧弁33を制御する。
ここで、指令電流は小さくなるように変更されているので、目標水素圧力及び目標空気圧力は、低くなるように変更(補正)される。なお、このように目標水素圧力が低くなると、アノード流路12における水素流量が少なくなるように変更される。
ステップS116において、ECU60は、燃料電池スタック10の不足電力を補うべく、バッテリ43を放電させるように、VCU42を制御する。これにより、アクセルペダル51から発電要求量に対応した電力が、燃料電池スタック10及びバッテリ43から走行モータ41に供給され、燃料電池自動車は好適に走行する。
その後、ECU60の処理は、リターンを経由して、スタートに戻る。
<指令回転速度を上げるケース>
次に、ステップS108、S110、S111の判定結果がNoとなって進む、ステップS117を説明する。
ステップS117において、ECU60は、第1回転速度領域内である指令回転速度を、その上の第2回転速度領域内の回転速度の下限値に変更し、これを指令回転速度とする。次いで、ECU60は、この指令回転速度でコンプレッサ31を回転させる。すなわち、指令回転速度は上げられる。
これにより、コンプレッサ31が発するNVは、基準NVであって、ステップS103における補正後の第1NV又は第2NV以下となり、コンプレッサ31のNVは抑制される。その結果、燃料電池自動車の静粛性は確保され、運転者が不快に感じることもない。
なお、図2に示す、最高速側の第1回転速度領域A4内であって、所定回転速度以下の指令回転速度が算出されている場合、回転速度を上げることはできないので、指令回転速度を第2回転速度領域B4内に下げる。
さらに、具体的に説明すると、例えば、ノーマルモードが選択され、ステップS103における車速に基づく補正値が0であって、基準NVが第1NVである場合において、ステップS101で算出された指令回転速度が第1回転速度領域A2内であるとき(図2の符号R1)、この指令回転速度(R1)を、第1回転速度領域A2の上の第2回転速度領域B3内の回転速度の下限値(図2の符号R3)に変更し、これを指令回転速度とする。そして、ECU60は、変更後の指令回転速度(R3)でコンプレッサ31を回転させる。これにより、コンプレッサ31が発するNVは、第1NV以下となる。
ステップS118において、ECU60は、流量センサ32を介して、現在における空気の質量流量(g/s)を検出する。なお、ステップS112でコンプレッサ31の指令回転速度を上げているので、質量流量は大きくなっている。
ステップS119において、ECU60は、現在における空気の質量流量(g/s)と、図5のマップとに基づいて、VCU42に指令する指令電流、つまり、燃料電池スタック10の出力電流を変更(補正)する。次いで、ECU60は、変更後の指令電流をVCU42に送り、この変更後の指令電流を燃料電池スタック10から取り出す。
ここで、前記したように、空気の質量流量は大きくなっているので、指令電流は、ステップS101で算出された値に対して、大きくなるように変更される。その結果、燃料電池スタック10の発電電力は、アクセルペダル51からの発電要求量に対して、過剰な状態となる。
ステップS120において、ECU60は、変更後の指令電流と、図4のマップとに基づいて、アノード流路12における目標水素圧力と、カソード流路13における目標空気圧力とを変更する。次いで、ECU60は、変更後の目標水素圧力、目標空気圧力となるように、インジェクタ25、背圧弁33を制御する。
ここで、指令電流は大きくなるように変更されているので、目標水素圧力及び目標空気圧力は、高くなるように変更(補正)される。なお、このように目標水素圧力が高くなると、アノード流路12における水素流量が多くなるように変更される。
ステップS121において、ECU60は、燃料電池スタック10の過剰電力をバッテリ43に充電させるように、VCU42を制御する。これにより、アクセルペダル51から発電要求量に対応した電力が、燃料電池スタック10及びバッテリ43から走行モータ41に供給され、燃料電池自動車は好適に走行する。
その後、ECU60の処理は、リターンを経由して、スタートに戻る。
≪燃料電池システムの効果≫
このような燃料電池システム1によれば、次の効果を得る。
第1回転速度領域内の指令回転速度でコンプレッサ31が回転しないので、コンプレッサ31のNVは抑制される。これにより、燃料電池自動車の静粛性は確保され、運転者が不快に感じることもない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することができる。
前記した実施形態では、燃料電池スタック10の余剰電力をバッテリ43に充電する構成を例示したが、その他に例えば、余剰電力によって空調用のヒータや、その他機器を作動させる構成としてもよい。
前記した実施形態では、モードセレクタ53からの入力信号に基づいて、ECU60が、基準NVとして、第1NV(ノーマルモード)又は第2NV(スポーツモード)を選択する構成を例示したが、その他に例えば、ECU60が、アクセルペダル51の踏み込み量の変化量(Δθ/t)に基づいて、第1NV又は第2NVを選択する構成でもよい。すなわち、この構成では、アクセルペダル51の踏み込み量の変化量(Δθ/t)が、所定変化量以上である場合、ECU60が、基準NVとして、第2NVを選択するように設定される。
前記した実施形態では、燃料電池自動車に搭載された燃料電池システム1に、本発明を適用した場合を例示したが、その他に例えば、自動二輪車、列車、船舶に搭載された燃料電池システム、家庭用や業務用の据え置き型の燃料電池システムや、給湯システムに組み込まれた燃料電池システムに適用してもよい。また、その他のシステムに適用してもよい。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本実施形態に係るコンプレッサの回転速度とNVとの関係を示すマップである。 本実施形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 アクセルペダルの踏み込み量と、指令回転速度、水素・空気圧力、指令電流との関係を示すマップである。 空気流量と指令電流との関係を示すマップである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック(燃料電池)
12 アノード流路(燃料ガス流路)
13 カソード流路(酸化剤ガス流路)
21 水素タンク(燃料ガス供給手段)
22 遮断弁(燃料ガス供給手段)
23 減圧弁(燃料ガス供給手段)
25 インジェクタ(燃料ガス供給手段)
31 コンプレッサ
41 走行モータ(外部負荷)
42 VCU(発電制御手段、バッテリ制御手段)
43 バッテリ
44 SOCセンサ(SOC検出手段)
60 ECU(コンプレッサ制御手段、発電制御手段、バッテリ制御手段)
A1、A2、A3、A4 第1回転速度領域
B1、B2、B3.B4 第2回転速度領域

Claims (6)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池に酸化剤ガスを供給すると共に、回転速度の上昇に伴って、騒音が所定値よりも大きくなる第1回転速度領域、及び、騒音が前記所定値以下となる第2回転速度領域を有するコンプレッサと、
    発電要求量に基づいて前記コンプレッサに指令する指令回転速度を算出し、当該コンプレッサを制御するコンプレッサ制御手段と、
    前記燃料電池の発電を制御する発電制御手段と、
    前記燃料電池の発電電力を充放電するバッテリと、
    前記バッテリのSOCを検出するSOC検出手段と、
    前記バッテリの充放電を制御するバッテリ制御手段と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記コンプレッサ制御手段は、前記第1回転速度領域内の回転速度における前記コンプレッサの回転を禁止し
    前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上であるとき、前記コンプレッサ制御手段は前記指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも下の第2回転速度領域の回転速度に変更し、前記発電制御手段は前記燃料電池の発電電力を小さくし、前記バッテリ制御手段は前記燃料電池の不足電力を補うように前記バッテリを放電させ、
    前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上でないとき、前記コンプレッサ制御手段は前記指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも上の第2回転速度領域の回転速度に変更し、前記発電制御手段は前記燃料電池の発電電力を大きくし、前記バッテリ制御手段は前記燃料電池の余剰電力を前記バッテリに充電する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料電池と、
    前記燃料電池に酸化剤ガスを供給すると共に、回転速度の上昇に伴って、振動が所定値よりも大きくなる第1回転速度領域、及び、振動が前記所定値以下となる第2回転速度領域を交互に有するコンプレッサと、
    発電要求量に基づいて前記コンプレッサに指令する指令回転速度を算出し、当該コンプレッサを制御するコンプレッサ制御手段と、
    前記燃料電池の発電を制御する発電制御手段と、
    前記燃料電池の発電電力を充放電するバッテリと、
    前記バッテリのSOCを検出するSOC検出手段と、
    前記バッテリの充放電を制御するバッテリ制御手段と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記コンプレッサ制御手段は、前記第1回転速度領域内の回転速度における前記コンプレッサの回転を禁止し
    前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上であるとき、前記コンプレッサ制御手段は前記指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも下の第2回転速度領域の回転速度に変更し、前記発電制御手段は前記燃料電池の発電電力を小さくし、前記バッテリ制御手段は前記燃料電池の不足電力を補うように前記バッテリを放電させ、
    前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記SOC検出手段が検出したSOCが第1SOC以上でないとき、前記コンプレッサ制御手段は前記指令回転速度を前記第1回転速度領域よりも上の第2回転速度領域の回転速度に変更し、前記発電制御手段は前記燃料電池の発電電力を大きくし、前記バッテリ制御手段は前記燃料電池の余剰電力を前記バッテリに充電する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記燃料電池が暖機中であるとき、
    前記コンプレッサ制御手段は、前記第1SOCを、当該第1SOCよりも大きい第2SOCに変更する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、前記バッテリが暖機中であるとき、
    前記コンプレッサ制御手段は、前記第1SOCを、当該第1SOCよりも小さい第3SOCに変更する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  5. 前記コンプレッサ制御手段は、システムの運転状態に基づいて、前記所定値を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段を備え、
    前記第1回転速度領域内の前記指令回転速度が算出された場合において、当該指令回転速度が変更されるとき、
    前記燃料ガス供給手段は、変更後の指令回転速度に対応して、燃料ガスの流量及び/又は圧力を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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