JP4520852B2 - 電気液圧式の車両ブレーキ装置のための主ブレーキシリンダユニット - Google Patents

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Description

背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された特徴を備えた、電気液圧式の車両ブレーキ装置のための主ブレーキシリンダユニットに関する。
電気液圧式の車両ブレーキ装置は公知である。電気液圧式の車両ブレーキ装置は、ブレーキのために必要なエネルギが、電動モータにより駆動される液圧ポンプに由来する外力ブレーキ装置(Fremdkraft−Bremsanlage)、いわゆる非人力ブレーキ装置である。一般に、液圧ポンプはブレーキ液をアキュムレータに圧送する。アキュムレータには、電磁弁の介在下で、ホイールブレーキシリンダが接続されている。圧力下にあるブレーキ液を蓄えるためのアキュムレータを介在することは、液圧ポンプが常時運転される必要がなくなり、それにもかかわらず、いつでも、圧力下にあるブレーキ液をブレーキのために供与可能であるという利点を有している。電磁弁により、ホイールブレーキシリンダ内のホイールブレーキ圧が調整される。ホイールブレーキシリンダ内のホイールブレーキ圧は、ドライバによりフットブレーキペダル、ハンドブレーキレバーまたはその他の形式で設定される目標値に関連して調整される。
目標値発生器として、多くの場合、シリンダ内を摺動可能な第1のピストンを備えた主ブレーキシリンダユニットが使用される。この種の主ブレーキシリンダユニットは、筋力操作される液圧式の車両ブレーキ装置から公知である。2系統式主ブレーキシリンダユニットまたはタンデム式主ブレーキシリンダユニットとして形成するために、主ブレーキシリンダユニットはさらに別のピストンを有していることもできる。電気液圧式の車両ブレーキ装置は各ブレーキ系統のための隔離弁の介在下で主ブレーキシリンダユニットに接続されている。ブレーキのために、隔離弁の閉弁により、主ブレーキシリンダユニットは液圧的に、それ以外の車両ブレーキ装置から隔離され、車両ブレーキ装置は外力操作、すなわち外的な力により操作される。ホイールブレーキシリンダ内のホイールブレーキ圧のための目標値として、フットブレーキペダルの踏み込みまたはハンドブレーキレバーの引っ張りにより主ブレーキシリンダユニット内に発生される圧力、フットブレーキペダルが踏み込まれるまたはハンドブレーキレバーが引っ張られる力またはフットブレーキペダルまたはハンドブレーキレバーが動かされるストロークが援用される。つまり、ブレーキのために必要なエネルギは液圧ポンプにより発生されるのであって、主ブレーキシリンダユニットにより発生されるわけではない。液圧ポンプの失陥時、電気液圧式の車両ブレーキ装置は筋力ブレーキ装置(Muskelkraft−Bremsanlage)、いわゆる「人力ブレーキ装置」と同じように主ブレーキシリンダユニットにより操作される。この場合、隔離弁は開弁された状態にとどまる。電気液圧式の車両ブレーキ装置の目標発生器として主ブレーキシリンダユニットを使用することは、車両ブレーキ装置を液圧ポンプの失陥時に筋力により操作することができるようにするという目的を有している。
外力ブレーキのために、隔離弁が閉弁されるので、ブレーキ液は主ブレーキシリンダユニットのシリンダから押しのけられず、その結果として、第1のピストンは摺動することがない、または摺動するにしても僅かである。フットブレーキペダルまたはその他の操作手段は高い力でもってしても、通常のストロークの一部分だけ踏み込まれるにすぎない。ペダルストロークとペダル力との間の、使い慣れた関連性をシミュレートするために、いわゆる「ペダルストロークシミュレータ」が公知である。ペダルストロークシミュレータは一種のアキュムレータである。このアキュムレータは主ブレーキシリンダユニットに接続されており、アキュムレータ内に、ブレーキ液が主ブレーキシリンダユニットから押しのけられることができる。アキュムレータは遮断弁を介して主ブレーキシリンダユニットに接続されていることができる。遮断弁は通電されていない状態では閉弁されており、外力ブレーキのために開弁される。そのような遮断弁は、筋力ブレーキ時にブレーキ液が主ブレーキシリンダユニットからアキュムレータ内に押しのけられることを防止する。そのような遮断弁は必ず必要というわけではなく、それゆえ、この事例では設置されていない。
発明の説明および利点
本発明による、請求項1の特徴部に記載された特徴を備えた主ブレーキシリンダユニットは、第1のピストンの他に、第2のピストンと連行装置とを有しており、この連行装置は、第1のピストンが、予め決められたピストンストローク分を摺動した後に、第2のピストンを第1のピストンと共に連動させる。その際、第1のピストンと第2のピストンとを合わせた、シリンダからのブレーキ液の押しのけのために有効なピストン面は、第1のピストンだけの、シリンダからのブレーキ液の押しのけのために有効なピストン面よりも大きい。つまり、第1のピストンと第2のピストンとが共に所定のストローク分を摺動する場合、第1のピストンだけが同じストローク分を摺動する場合に比べて、より大きなブレーキ液体積が主ブレーキシリンダユニットから押しのけられる。本発明による主ブレーキシリンダユニットの第2のピストンを、2系統式車両ブレーキ装置のための従来慣用の2系統式主ブレーキシリンダユニットまたはタンデム式主ブレーキシリンダユニットに設けられている、もう1つの別のピストンと混同してはならない。本発明による主ブレーキシリンダユニットの第2のピストンは場合によってはそのような別のピストンに対して付加的に存在している。2系統式主ブレーキシリンダユニットまたはタンデム式主ブレーキシリンダユニットの、第1のピストンとは無関係なブレーキ系統を負荷する、別のピストンとは異なり、本発明による主ブレーキシリンダユニットの第2のピストンは第1のピストンと同じブレーキ系統を負荷する。本発明による主ブレーキシリンダユニットの第2のピストンは、第1のピストンが所定のピストンストロークを超えて摺動させられたときに、ピストンストローク毎に押しのけられるブレーキ液の体積を拡大する目的を有している。第1のピストンが第2のピストンを伴わずにシリンダ内を摺動させられる所定のピストンストロークは、電気液圧式の車両ブレーキ装置の外力操作のために意図されている。その際、主ブレーキシリンダユニットは単数または複数の隔離弁の閉弁により液圧的に、それ以外の車両ブレーキ装置から隔離されており、専らブレーキ力のための目標値発生器として役立つ。ピストンストローク毎の、第1のピストン単独で押しのけられるブレーキ液が、第1のピストンおよび第2のピストン共同で押しのけられるブレーキ液よりも少ないので、本発明はペダルストロークシミュレータとしてより小さなアキュムレータを可能にする。本発明の別の利点は、第1のピストンによる迅速な圧力生成、ひいてはこれに関連して、ドライバのブレーキ要求が認識され易くなる点にある。主ブレーキシリンダ圧とピストンストロークとの間の関連性に関して、主ブレーキシリンダユニット内に場合によっては発生する空気封入も改善されている。
所定のピストンストロークの克服後に第1のピストンと共に連動させられる第2のピストンは、ピストンストローク毎に押しのけられるブレーキ液体積を拡大し、これにより、十分なブレーキ液体積を、液圧ポンプの失陥時の、電気液圧式の車両ブレーキ装置の筋力操作時に保証する。
従属請求項は、請求項1に記載された本発明の有利な構成および変化形を対象とする。
図面
以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。唯一の図面には、本発明による主ブレーキシリンダユニットの軸方向断面図が示されている。
実施例の説明
図面に示した本発明による主ブレーキシリンダユニット(マスタブレーキシリンダユニット)10は、その他の部分は図示されていない電気液圧式の車両ブレーキ装置のために意図されている。主ブレーキシリンダユニット10はシリンダ12および第1のピストン14を有している。第1のピストン14は軸方向でシリンダ12内を摺動可能である。第1のピストン14の摺動は自体公知の形式でプッシュロッド16を介して、例えば図示されていないフットブレーキペダルまたは図示されていないハンドブレーキレバーを用いて実施される。シリンダ12には、自体公知の形式で、ブレーキ力倍力装置、特に負圧式ブレーキ力倍力装置が取り付けられていることができる(図示せず)。そのようなブレーキ力倍力装置は主ブレーキシリンダユニット10の機能に影響を及ぼすものではない。
第1のピストン14の外径はシリンダ12の内径よりも小さく、リング状の中間室が第1のピストン14とシリンダ12との間に存在する。第1のピストン14は同軸的にシリンダ12内に配置されている。コイル圧縮ばねの形をした第1のばねエレメント18は、シリンダ12に嵌め込まれたリテーナリング20に支持されており、第1のピストン14およびプッシュロッド16を出発位置に向かって押圧する。
第1のピストン14に、第2のピストン22が被せ嵌められている。第2のピストン22は管形に形成されており、第1のピストン14とシリンダ12との間の中間室を充填する。第2のピストン22はシリンダ12と第1のピストン14との間を封止する。第2のピストン22は、内方に突出したフランジを、プッシュロッド16とは反対側の面に有している。この面は、第1のピストン14の、プッシュロッド16とは反対側の端面に覆い被さる。図面に示した出発位置で、フランジは第1のピストン14から軸方向に間隔を有している。第1のピストン14が主ブレーキシリンダユニット10の操作時に摺動させられると、第1のピストン14はまず、第2のピストン22のフランジからの軸方向の間隔に相当する、予め決められたピストンストロークの分だけ単独で第2のピストン22を伴わずに運動する。この所定のピストンストロークを克服した後、第1のピストン14は、第2のピストン22の、内方に突出したフランジに当接し、これにより、第2のピストン22を、第1のピストン14のさらなる摺動時に、第1のピストン14と共に連動させる。第2のピストン22の、内方に突出したフランジはストッパまたは連行装置24を形成する。ストッパまたは連行装置24は第2のピストン22を、第1のピストン14による所定のピストンストロークの克服後、第1のピストン14と共に連動させる。
その出発位置で、第2のピストン22は、シリンダ12に嵌め込まれたリテーナリング20に当て付けられている。コイル圧縮ばねとして形成されている第2のばねエレメント26は第2のピストン22をその出発位置に向かって運動させる。第2のばねエレメント26はシリンダ12内で第2のピストン22とさらに別のピストン28との間に配置されている。図面には、第1のピストン14および第2のピストン22寄りの一部分が示されているにすぎない、別のピストン28はいわゆる「フローティング・ピストン」である。フローティング・ピストンは、液圧式の車両ブレーキ装置の、従来慣用の主ブレーキシリンダにおいて一般的であり、そこから公知である。フローティング・ピストンとして形成された別のピストン28は、図示されていない電気液圧式の車両ブレーキ装置の2つのブレーキ系統を液圧的に互いに隔離している。このことは自体公知であり、本明細書での詳細な説明は省略する。別のピストン28を設けたことにより、主ブレーキシリンダユニット10は2系統式主ブレーキシリンダユニットまたはタンデム式主ブレーキシリンダユニット10として形成されている。
シリンダ12の外面には、ペダルストロークシミュレータ30を形成するアキュムレータが配置されている。ペダルストロークシミュレータ30は孔32によりシリンダ12に連通している。ペダルストロークシミュレータ30の容積が、第1のピストン14の、小さな作用面に基づいて、小さく維持されることができるので、ペダルストロークシミュレータ30を第2のピストン22の摺動時に液圧的に主ブレーキシリンダユニット10から隔離する遮断装置は省略されることができる。ペダルストロークシミュレータ30はシリンダ12とは別個に形成されていてもよい。ペダルストロークシミュレータ30の代わりに、例えば図面に破線で暗示した、ペダルストロークシミュレータとしての別個のアキュムレータ52が、シリンダ12の圧力接続部34に接続されていてもよい。
シリンダ12の圧力接続部34には自体公知の形式で隔離弁36を介して、残りの部分は図示されていない電気液圧式の車両ブレーキ装置が接続されている。隔離弁36は非通電の基本位置で開弁している2ポート2位置切換電磁弁である。さらに、圧力センサ38がシリンダ12の圧力接続部34に接続されている。
補充孔40により、シリンダ12は図示されていないブレーキ液貯蔵容器に接続されている。補充孔40は第1のピストン14とシリンダ12との間の中間室に開口している。第1のピストン14に設けられた軸方向の盲孔42と、この盲孔42に開口している横方向孔44とにより、補充孔40、ひいては図示されていないブレーキ液貯蔵容器はシリンダ12の圧力室46に、第1のピストン14および第2のピストン22の、プッシュロッド16とは反対側の面で連通している。圧力室46内には、第2のばねエレメント26が配置されている。第2のばねエレメント26は第2のピストン22をその出発位置に向かって押圧する。第1のピストン14に設けられた横方向孔44は、第1のピストン14の、短い摺動ストロークの後、第2のピストン22のシール50を越え、これにより閉鎖されるようになっている。これにより、図示されていないブレーキ液貯蔵容器は、第1のピストン14の、短い摺動ストロークの後、液圧的に圧力室46から隔離される。
本発明による主ブレーキシリンダユニット10の機能は以下の通りである。図示されていない電気液圧式のブレーキ装置の操作のために、例えば図示されていないフットブレーキペダルにより、プッシュロッド16が摺動させられ、プッシュロッド16により、第1のピストン14が摺動させられる。摺動の開始時、隔離弁36は閉弁されており、これにより、図示されていない電気液圧式の車両ブレーキ装置を液圧的にシリンダ12から隔離する。第1のピストン14の摺動により圧力室46内に発生される圧力は圧力センサ38により測定される。圧力センサ38は、ホイールブレーキシリンダ内の、電気液圧式の車両ブレーキ装置により生成したいホイールブレーキ圧のための目標値を形成する。ホイールブレーキ圧は、図示されていない、電気的に駆動される液圧ポンプにより生成され、電磁弁により調整される。このことは自体公知であり、本明細書での詳細な説明は省略する。主ブレーキシリンダユニット10は、電気液圧式の車両ブレーキ装置により生成したいホイールブレーキ圧のための目標値発生器として役立つ。ホイールブレーキ圧は主ブレーキシリンダユニット10により生成されるわけではない。主ブレーキシリンダユニット10は、閉弁された隔離弁36により液圧的に、電気液圧式の車両ブレーキ装置から隔離されている。
摺動時に、第1のピストン14はブレーキ液をシリンダ12の圧力室46からペダルストロークシミュレータ30へと押しのける。隔離弁36の閉弁時の、圧力室46からのブレーキ液の押しのけはシリンダ12の弾性およびブレーキ液の圧縮性により可能である。弾性および圧縮性が不十分であれば、ペダルストロークシミュレータ30が、例えばガス圧負荷されたダイヤフラムまたはばね負荷されたピストン(図示せず)を備えて形成されることができ、このことは自体公知である。第1のピストン14の、ブレーキ液の押しのけ時に有効な面がその小さな直径に基づいて小さいので、第1のピストン14は小さな軸方向力で高い圧力を生成する。これにより、第1のピストン14の摺動ストロークと軸方向力との間の、従来慣用の主ブレーキシリンダユニットにおいて一般的な関連性がほぼ達成され、ひいては、フットブレーキペダルの踏み込み時の、普段通りのペダルフィーリングがほぼ達成される。
シリンダ12内の気泡を検出するために、第1のピストン14の小さな直径およびこれにより生ぜしめられる、第1のピストン14に対する比較的小さな軸方向力での高い圧力生成は有利である。それというのも、より高い圧力生成はより良好に圧力センサ38により測定されるからである。押しのけ室46内での圧力生成の測定および第1のピストン14の摺動ストロークにより、シリンダ12内の空気封入が突き止められる。圧力室46内での圧力生成が、第1のピストン14の、所定の摺動ストローク時に、通常よりも低ければ、シリンダ12内の空気封入が推測される。空気封入は、第1のブレーキ系統の、図示の圧力室46内もしくはペダルストロークシミュレータ30内でも、第2のブレーキ系統の、図面に示されていない圧力室内でも起こり得る。
第1のピストン14の小さな直径、ひいてはブレーキ液の押しのけ時に有効な小さなピストン面に基づいて、第1のピストン14により押しのけられるブレーキ液体積は僅かである。その結果、小さなペダルストロークシミュレータ30で十分である。このことは構成サイズを減じる。
電気液圧式の車両ブレーキ装置の失陥時、隔離弁36は本発明による主ブレーキシリンダユニット10の操作時に閉弁されない。操作時に、第1のピストン14はまず、第2のピストン22の、連行装置24を形成する内方に突出したフランジに当接するまで摺動させられる。第1のピストン14をさらに摺動させると、第1のピストン14は連行装置24を介して第2のピストン22を連動させる。これにより、有効なピストン面は両ピストン14,22のピストン面の合計、ひいてはシリンダ12の内法の横断面積へと拡大されている。つまり、第1のピストン14と第2のピストン22とを同時に摺動させることにより、ピストンストローク毎に、相応に大きなブレーキ液体積がシリンダ12から押しのけられる。これにより、電気液圧式の車両ブレーキ装置を筋力により、液圧式の車両ブレーキ装置から公知の形式で操作することが可能になる。筋力は、自体公知の、図示されていないブレーキ力倍力装置、特に負圧式ブレーキ力倍力装置により倍力されることができる。
本発明による主ブレーキシリンダユニットの軸方向断面図である。

Claims (5)

  1. 電気液圧式の車両ブレーキ装置のための主ブレーキシリンダユニットであって、シリンダ内で摺動可能な第1のピストンと、シリンダに連通しているペダルストロークシミュレータとが設けられている形式のものにおいて、主ブレーキシリンダユニット(10)が、第2のピストン(22)と連行装置(24)とを有しており、該連行装置(24)が、第1のピストン(14)の、所定のピストンストローク分の摺動後に、第2のピストン(22)を第1のピストン(14)と共に連動させ、かつ両ピストン(14,22)を合わせた、シリンダ(12)からのブレーキ液の押しのけのために有効なピストン面が、第1のピストン(14)の、シリンダ(12)からのブレーキ液の押しのけのために有効なピストン面よりも大きいことを特徴とする、電気液圧式の車両ブレーキ装置のための主ブレーキシリンダユニット。
  2. 第1のピストン(14)が第2のピストン(22)内に位置している、請求項1記載の主ブレーキシリンダユニット。
  3. 前記第1のピストン(14)に前記第2のピストン(22)が被せ嵌められており、前記連行装置(24)が、前記第2のピストン(22)の、内方に突出したフランジとして形成されている、請求項1記載の主ブレーキシリンダユニット。
  4. 主ブレーキシリンダユニット(10)の非操作時に、シリンダ(12)がブレーキ液貯蔵容器に連通しており、かつブレーキ液貯蔵容器が、第1のピストン(14)の、短い摺動により、シリンダ(12)から隔離される、請求項1記載の主ブレーキシリンダユニット。
  5. 主ブレーキシリンダユニット(10)が、2系統式車両ブレーキ装置のためのタンデム式主ブレーキシリンダユニット(10)として形成されている、請求項1記載の主ブレーキシリンダユニット。
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