JP4520797B2 - フィルタープレスにおける濾過排水構造 - Google Patents

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本発明は、濾板間に濾枠を介在させたフィルタープレスにおける濾過排水構造に関する
従来、上記フィルタープレスにおいては、中央に原液通過孔を貫設すると共に、該原液
通過孔を除く両面に円形の通水網板を配置し、該通水網板の下端に対応する部位に集水孔
を設けて下端面に開口する排水孔と連通させた構成の濾板を用いている。
そして、原液通過孔を除く濾板の両面に通水網板を介して濾布を被着し、濾枠を濾板間
に介在させてフィルタープレスの一端部の濾板から押圧して加圧し、これにより濾枠と濾
板とで囲繞されて成る濾過室に原液通過孔を通じて原液を供給することにより、各濾過室
内の原液は濾布で濾過され、通水網板、集水孔を通って排水孔から排水されるのである(
例えば特許文献1)。
特開平8−126805号公報(図3、4)
上記の様な集水孔と排水孔を有する排水構造を濾板に形成するには、図6に示す様に、
先ず、濾板aの下部に凹型の切欠bを形成し、該切欠bに形状が略対応した排水路形成板
cを溶接することにより成し得る。
上記排水路形成板cは、任意の上下線上において、上端に凹部dを形成すると共に、下
端に排水孔eを設け、該排水孔eと凹部dとの連通路fを内部に設けて成り、上記切欠b
への溶接によって凹部dが集水孔gとなる。
従って、濾板aに濾過排水路(集水孔g、連通路f及び排水孔e)を形成するには、上
記構成の排水路形成板cを形成せねばならない上に、濾板aに上記切欠bを形成してその
切欠bに排水路形成板cを溶接せねばならないので、その形成作業に甚だ手間、時間を要
し、コスト高となる課題を有している。
本発明は、濾板を多数並列配置すると共に、濾板間に濾枠を介在配置するフィルタープレスにおいて、前記濾板には濾枠との当接部に交差する様に濾板の肉厚方向に貫設した貫通孔から成る濾過室内外連通溝を設け、該濾過室内外連通溝には、これの前記当接部との交差方向の各端部側に集水口と排水口と成る空隙を有する様にして該空隙同士を連通させると共に、濾板の肉厚及び濾過室内外連通溝の幅に対応した側面を有する筒体を嵌着することにより、濾板に簡単容易に濾過排水路を形成する様にして、上記課題を解決する。
要するに本発明は、濾板において、濾枠との当接部に交差する様に濾板の肉厚方向に貫設した貫通孔から成る濾過室内外連通溝に、これの前記当接部との交差方向の各端部側に集水口と排水口と成る空隙を有する様にして該空隙同士を連通させると共に、濾板の肉厚及び濾過室内外連通溝の幅に対応した側面を有する筒体を嵌着したので、濾過時に際し濾板と濾枠で気密的に囲繞されることにより形成される濾過室には、その内外の夫々に対応して設けられた集水口と排水口とが筒体のみを介して通ずる濾過排水路を、従来の様な溶接作業等の手間を要することなく簡単容易に形成でき、よってその形成作業を飛躍的に向上させて製造コストを低減できる等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の実施の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
図1は濾板の正面図、図2は図1の要部拡大図、図3は濾過状態の一部を示す断面図、
図4は図3の要部拡大図である。
濾板1は、フィルタープレスの長手方向で濾枠2を介在する様に多数並列配置されるも
のにして、その両面を面一の平面状と成した略正方形状に形成され、中央部に原液通過孔
3を貫設している。
濾板1にはその両面下方において、濾枠2との当接部(図1、2において二点鎖線で囲まれた円環状部位)1aに交差する濾過室内外連通溝4を設けている。
濾過室内外連通溝4は、上記当接部1aとの交差方向に長い細長矩形状にして濾板1の肉厚方向に貫設した貫通孔であり、該貫通孔(濾過室内外連通溝4)の四隅は円弧状に形成されている。
濾過室内外連通溝4には、この溝4の長手方向(当接部1aとの交差方向)の長さより短尺(溝4の円弧状の隅部を有する端部側を除いた長さに相当)で濾板1の肉厚及び溝4の幅(短手方向の長さ)に対応した側面を有する四角筒状の筒体5を嵌着している。
筒体5は、濾板1と同材質、又はその他の金属、或いはプラスチック製などから形成されており、上記の様に形状設定されていることにより、濾過室内外連通溝4に嵌着された状態では、該溝4において当接部1aとの交差方向の各端部側に集水口6と排水口7と成る空隙を有すると共に、筒体5において前記溝4より露出する一側面5aが当接部1aに面一と成り、前記空隙(集水口6及び排水口7)同士は筒体5の中空部5bを介して連通し、集水口6、中空部5b及び排水口7によって一連の濾過排水路Fを構成する。
尚、濾過室内外連通溝4及び筒体5の形状は上記に限定されず、例えば図5に示す様に、濾過室内外連通溝4を円形状に形成し、該溝4に対応する様に筒体5を横長に形成しても良い。
又、筒体5は濾過室内外連通溝4に嵌着した状態で濾板1と部分的に溶接、又は接着剤を用いて固定しても良い。
濾板1において濾枠2が当接する面には、外径が上記当接部1aより若干小径で中心に原
液通過孔3より大径な透孔を有する通水網板8を固着している。
又、濾板1の上方には、濾布9を吊り下げる濾布吊り装置10を装備している。
濾布吊り装置10は、濾板1の上部左右に濾布吊りアーム11を外側方へ突設し、該濾布吊
りアーム11の突端上部にガイド棒12を立設し、該ガイド棒12にコイル状のバネ材13を外嵌
すると共に、ガイド棒12の上端を横棒14の端部に摺動自在に挿通し、該横棒14に濾布9を
2つ折りに垂れ下げ、濾布9が濾板1の両面を覆う様に成している。
濾布9は、濾板1とほぼ同幅でその上方から下端へ至る大きさを有し、中央には原液通
過孔3と略同径な透孔を設けており、濾布吊り装置10にて吊り下られることにより、通水
網板8の上から濾板1を被覆し、該濾板1の原液通過孔3に挿通したフランジ管15のフラ
ンジと原液通過孔3周縁部との間に濾布9の透孔周縁部を挟持している。
そして、濾板1の左右側面上方には、フィルタープレスにおいて濾板1の並列方向に沿
って平行配置したレール16上を走行する支持アーム17を外側方に突設している。
濾枠2は、上記当接部1aに対応した合成ゴム製等の弾性材から成るリング体であり、該
リング体の外周を支持する外枠部18にて支持され、該外枠部18の左右には濾板1と同様な
支持アーム(図示せず)を設けている。
上記の様に濾布9と通水網板8とを装備した濾板1に濾枠2を介在してフィルタープレ
スのレール16に沿って多数支持整列させ、フィルタープレスの一端部に設けたシリンダ等
の締付装置(図示せず)の締め付けによって濾板1及び濾枠2を閉板状態と成し、これに
より濾枠2が濾板1の当接部1aに濾布9を介して気密的に密着し、濾板1及び濾枠2で囲
繞された濾過室19が順列形成されると共に、濾板1の原液通過孔3と濾枠2が連通して一
連の連通路が形成される。
又、上記濾過室19の形成状態では、筒体5の一側面5aは濾布9を介して濾枠2に密着し
、濾枠2を介して集水口6及び排水口7が濾過室19の内側と外側の夫々に存することに成
る。
そして、上記閉板状態を保持して各濾板1の原液通過孔3を通じて各濾過室19に原液S
を圧入することにより、各濾過室19内の濾布9で原液Sが濾過され、通水網板8を通って
濾過室19下端の濾過排水路Fにおける集水口6から中空部5bを通じて排水口7より外部へ
排水される。
濾過終了後は、濾板1及び濾枠2を開いて固まった濾滓を除去する。
濾板の正面図である。 図1の要部拡大図である。 濾過状態の一部を示す断面図である。 図2の要部拡大図である。 濾過室内外連通溝及び筒体の他例を示す拡大正面図である。 従来技術を示す要部拡大正面図である。
符号の説明
1 濾板
1a 当接部
2 濾枠
4 濾過室内外連通溝
5 筒体
6 集水口
7 排水口

Claims (1)

  1. 濾板を多数並列配置すると共に、濾板間に濾枠を介在配置するフィルタープレスにおいて、前記濾板には濾枠との当接部に交差する様に濾板の肉厚方向に貫設した貫通孔から成る濾過室内外連通溝を設け、該濾過室内外連通溝には、これの前記当接部との交差方向の各端部側に集水口と排水口と成る空隙を有する様にして該空隙同士を連通させると共に、濾板の肉厚及び濾過室内外連通溝の幅に対応した側面を有する筒体を嵌着したことを特徴とするフィルタープレスにおける濾過排水構造。
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