JP4520470B2 - 蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法及び活性化処理装置 - Google Patents

蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法及び活性化処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法に関し、特に水溶液・食品・植物・生け花・動物あるいは人の臓器、組織、細胞等の防腐、細胞の活性化、健康回復・増進、体質改善、創傷の治癒、美容、人の自然治癒力・免疫力の活性化、動植物の成長促進、組織再生・組織機能回復、生化学的反応及び化学反応(特に、水溶液中での化学反応)ならびに各種分子の重合・結晶化・自己組織化、あるいは各種物質・構造物・細胞等の自己組織化の促進等の各種機能を新たに蒸気、液体又は固体表面に持たせる活性化処理方法に関するものであって、かつ固体表面を超親水化させる固体表面の親水化処理方法に関する。
従来、磁界や光等を用いて液体、蒸気及び固体等の物質に新たな機能を持たせることが行われている。例えば、磁界や光を用いて液体としての水に新たな機能を持たせる技術としては、特許文献1あるいは特許文献2に記載の技術がある。
また、光を用いて固体表面に新たな機能を持たせる技術としては、光触媒をはじめとして特許文献3等に記載の技術がある。
さらに、光を用いて固体表面を親水化する技術としては、光触媒をはじめとして特許文献4等に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術では、水に可視光を照射することで、特定の活性あるいは機能を水に持たせている。例えば、水に赤色光を照射することで、動植物の成長を促進させる機能を水に持たせている。
また、特許文献2に記載の技術では、磁気処理と併用して水に遠赤外線を照射することにより、化学反応を促進させたり、食品の腐敗を防止させたりする機能を水に持たせている。
さらに、特許文献3等に記載の技術では、固体表面に光触媒コーティングを施し、その表面に光を照射することで、空気中の有機物を分解する活性酸素及びOHラジカルを発生させて固体に防汚、消臭及び抗菌等の機能を持たせている。
さらにまた、特許文献4等に記載の技術では、固体表面に光触媒コーティングを施し、その表面に光を照射することで、固体表面を親水性の状態に変化させて固体に防曇の機能を持たせている。
特開平2−211288号公報 特開2002−248470号公報 特開2003−320257号公報 特開2003−10696号公報
ところで、呼吸、発酵及び光合成におけるリン酸化反応によって生成されるアデノシン三リン酸(以下、ATPという)を筆頭とする高エネルギー結合を有する化合物は、生物の細胞中に必ず存在し、生体反応、特にエネルギー代謝には不可欠であり、すべての生命活動をつかさどる重要な化学物質である。しかしながら、従来の磁界や光を用いて物質に新たな機能を持たせる技術では、ATPをはじめとする高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性を物質に持たせることができない。
一方、酸素分子は自然界に広く存在し、生命エネルギーの生成に必須の分子で、その利用効率は生体機能の発現に大きく関わっている。また、ある種の酸化物は紫外線の照射下に殺菌作用をはじめとする化学的、生化学的機能を有することが知られており、光触媒等で広く利用されている。しかしながら、生体および非生物系における酸素の利用効率を促進する技術は未だ無く、非生物系である固体表面の光触媒作用についてみると、紫外線が当たっている間には機能が発現されるが、紫外線照射を止めればその効果は無く、また赤色等の長波長の可視光によってはその効果が得られない。なお、酸素の分子状態は、O2分子であってもその状態は極めて多様であり、蒸気、液体に溶存した状態、または固体表面でO2分子を利用する化学反応、生化学反応、生物学的反応及び生体において利用効率の高い分子状態をとらせる技術は知られていない。
また、リンパ球の10〜20%を占めるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、抗腫瘍作用、抗ウイルス作用など人体における生体防御機能の中心的役割を担っている。しかしながら、従来の磁界や光を用いて物質に新たな機能を持たせる技術では、NK細胞の活性を向上させる機能を物質に持たせることができない。また、リンパ球の増殖活性を促進させる機能を物質に持たせることもできない。
さらに、白血球(好中球)は、貪食能を有し、細菌感染、炎症あるいはガン等の人疾患の病因となる病原微生物の取り込みを行う。しかしながら、従来の磁界や光を用いて物質に新たな機能を持たせる技術では、白血球の貪食能を向上させる機能を再現性良く物質に持たせることができない。
さらにまた、従来の磁界や光を用いて物質に新たな機能を持たせる技術では、簡便に再現性良く物質に新たな機能を持たせることができないため、そのような機能を持たせた物質を用いても、一定の効果を確実に得ることができない。
また、固体表面の性質を超親水性に変えることはシリコン基板をはじめ多くの物質に広く利用されている。しかし、従来の光触媒コーティングを用いた親水化処理方法では、親水化の発現に光等の外部エネルギーの存在が不可欠であり、光の当たっていない状態では固体表面は親水化されず、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができない。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、ATP等の高エネルギー結合を有する化合物の持つ化学的・生化学的活性を蒸気、液体又は固体表面に持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することを第1の目的とする。
また、加えて本発明は、酸素分子を蒸気、液体中または固体表面において化学的、生化学的また生物学的に利用効率の高い分子状態に導き、O2を要する反応を促進することを可能とする蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することを第2の目的とする。
また、NK細胞の活性を向上させる機能等を蒸気、液体又は固体に持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することを第3の目的とする。
更に、白血球の貪食能を向上させる機能等を蒸気、液体又は固体に持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することを第4の目的とする。
更にまた、リンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能を蒸気、液体又は固体に持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することを第5の目的とする。
また、再現性良く蒸気、液体又は固体に新たな機能を持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することを第6の目的とする。
また、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることが可能な固体表面の活性化処理方法を提供することを第7の目的とする。
本発明者らは、上記状況に鑑み、白血球の貪食能を向上させる機能等を水に持たせる技術として、水に交流磁界を印加する技術(例えば特開2003−88592号、特開2003−88873号、特開2003−230887号及び特開2003−302377号に記載の技術)を既に提案している。しかしながら、上記技術では、白血球の貪食能を著しく向上させる機能等を再現性良く十分に水に持たせることができない。
以上の知見に基づき、本発明者らは物質の活性化処理方法における活性化処理条件について精査し、従来全く不明であった交流磁界以外の他の物理エネルギーの影響、すなわち物質の活性化処理における外部磁界の遮蔽効果、交流磁界と温度及び光との協調効果そして効果発現に必要な時間をはじめて解明して本発明に至った。上記目的を達成するために、本発明の蒸気又は液体の活性化処理方法は、外部磁界が遮蔽された遮蔽容器内で蒸気又は液体と前記蒸気又は液体が入れられた容器の温度を一定に保ち、前記蒸気又は液体と前記容器とに交流磁界を印加し、前記蒸気又は液体と前記容器とに光を照射することを特徴とする。ここで、前記蒸気又は液体と前記容器とに照射する光は、好ましくは光量が500〜10万ルクスの可視光である。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能を蒸気又は液体に持たせることができる。さらに、一定温度に保たれた蒸気又は液体と容器とに、交流磁界を印加し、可視光を照射するだけで、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を蒸気又は液体に持たせることができるので、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を簡易な人工的方法で蒸気又は液体に持たせることができる。
ここで、前記外部磁界が遮蔽され、かつ温度が一定に保たれた蒸気又は液体と容器とに、交流磁界を印加し、かつ光を照射してから所定の時間が経過するのを待って前記容器内表面の前記蒸気又は液体を抽出する。好ましくは、前記蒸気又は液体と前記容器との温度を20℃〜60℃に調節し、また、前記所定の時間は、12時間以上とする。
これによって、20℃〜60℃の温度下で12時間以上の間、光及び磁界を用いて蒸気又は液体を活性化処理するので、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を十分に蒸気又は液体に持たせることができる。さらに、容器内表面の蒸気又は液体を抽出して活性化処理された蒸気又は液体とするので、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を再現性良く蒸気又は液体に持たせることができる。
また、前記蒸気又は液体と前記容器とに印加する交流磁界の周波数は、好ましくは0.01ヘルツ〜1メガヘルツであり、前記蒸気又は液体と前記容器とに印加する交流磁界の強度は、0.1ミリガウス〜100ガウスである。
これによって、0.01ヘルツ〜1メガヘルツの周波数、0.1ミリガウス〜100ガウスの強度の磁界を用いて蒸気又は液体を活性化処理するので、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を更に再現性良く蒸気又は液体に持たせることができる。
また、本発明は、前記固体表面を蒸気又は液体で覆い、外部磁界が遮蔽された遮蔽容器内で前記蒸気又は液体と前記固体の温度を一定に保ち、前記蒸気又は液体と前記固体とに交流磁界を印加し、前記蒸気又は液体と前記固体とに光を照射することを特徴とする固体表面の活性化処理方法とすることもできる。ここで、前記蒸気又は液体と前記固体とに照射する光は、好ましくは光量が500〜10万ルクスの可視光である。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を固体表面に持たせることができる。さらに、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能を簡易な人工的方法で固体表面に持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。
ここで、前記外部磁界が遮蔽され、かつ温度が一定に保たれた蒸気又は液体と固体とに、交流磁界を印加し、かつ光を照射してから所定の時間が経過するのを待って前記固体表面から前記蒸気又は液体を除去する。好ましくは、前記蒸気又は液体と前記固体との温度を20℃〜60℃に調節し、また、前記所定の時間は、12時間以上とする。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を十分に固体表面に持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。
また、前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する交流磁界の周波数は、好ましくは0.01ヘルツ〜1メガヘルツであり、前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する交流磁界の強度は、0.1ミリガウス〜100ガウスである。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を再現性良く固体表面に持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。
また、本発明は、蒸気又は液体と固体表面とを活性化処理する装置であって、前記蒸気又は液体と前記固体とを取り囲み、外部磁界から遮蔽する磁界遮蔽手段と、前記磁界遮蔽手段で取り囲まれた空間に配設され、前記蒸気又は液体と前記固体を一定の温度に保つ温度調節手段と、前記蒸気又は液体と前記固体とに交流磁界を印加する磁界印加手段と、前記蒸気又は液体と前記固体とに光を照射する光照射手段とを含むことを特徴とする活性化処理装置とすることもできる。ここで、前記光照射手段は、好ましくは光量が500〜10万ルクスの可視光を前記蒸気又は液体と前記固体とに照射する。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を蒸気又は液体と固体表面とに同時に持たせることができる。さらに、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を簡易な人工的方法で蒸気又は液体と固体表面とに同時に持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。
ここで、前記温度調節手段は、前記蒸気又は液体と前記固体との温度を20℃〜60℃に調節し、前記磁界遮蔽手段は、強磁性体から構成される容器である。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を十分に蒸気又は液体と固体表面とに持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。
また、前記磁界印加手段は、好ましくは0.01ヘルツ〜1メガヘルツの周波数の交流磁界を前記蒸気又は液体と前記固体とに印加し、前記磁界印加手段は、0.1ミリガウス〜100ガウスの強度の交流磁界を前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する。
これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を再現性良く蒸気又は液体と固体表面とに持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。
本発明に係る蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法によれば、特定の低周波・微弱交流磁界を、光の存在のもとに、蒸気又は液体と固体表面とに印加することによって、再現性良く、例えば水をはじめとする水素結合をネットワークとした水分子クラスターにおいてプロトン共鳴現象が起こり(例えば、K. Mohri, M. Fukushima, “Gradual Decreasing Characteristics and Temperature Stability of Electric Resistivity in Water Triggered with Milligauss AC Field, “ IEEE Trans. Magn, Vol.38, No.5, pp. 3353-3355, 2002及びK. Mohri, M. Fukushima, “Milligauss Magnetic Field Triggered Reliable Self-Organization of Water with Long-Range Ordered Proton Transport Through Cyclotron Resonance, “ IEEE Trans. Magn, Vol.39, No.5, pp. 3328-3330, 2003参照)、ATPのリン酸エステル結合等の高エネルギー結合に蓄えられるのと同様な、生体分子、タンパク質、細胞に極めて利用されやすい自由エネルギーが蒸気又は液体クラスター分子中に蓄えられるので、活性化処理された蒸気、液体又は固体表面は、ATP等の生体高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性を代替できるようになる。つまり、これまで全く知られていなかった物理・化学的原理に基づいて、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性を簡易な人工的方法で蒸気、液体又は固体表面に持たせることができる。よって、ATP等の高エネルギー結合化合物が関与して起こる化学反応を非生物系で簡易に実現することが可能となる。すなわち、本発明は水素結合で自己集合したプロトン性ネットワーク構造の生成と効率の良い電子交換あるいはエネルギー移動を起こす長寿命の励起状態とを示す系を実現することを可能にする全く新しい分子プロトニクス技術である。
なお、蒸気、液体又は固体表面には、酸素分子が存在しており、多くの化学反応、生化学反応及び生体反応において必須の分子として利用され、様々な重要な機能の発現を可能にしているが、上述の如く本発明に係る蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法によれば、特定の低周波、微弱交流磁界を光の存在の下に、蒸気又は液体と固体表面とに印加することにより、再現性良く水をはじめとする水素結合をネットワークとした水分子クラスターにおいて、プロトン共鳴現象が起こり、エネルギー移動で溶存O2分子が他の分子との反応に極めて利用されやすい状態をとるようになる。つまり、これまで全く知られていなかった物理・化学的原理に基づいて蒸気、液体又は固体表面に存在するO2分子の利用効率を簡便な方法で高めて、O2が関わる化学反応、生化学反応及び生体反応を促進することを可能とする。
また、NK細胞の活性を向上させる機能を蒸気、液体又は固体表面に持たせることができる。よって、活性化処理された蒸気、液体又は固体表面を用いることで、人体における生体防御機能を増大させることが可能となる。
さらに、白血球の貪食能を向上させる機能を蒸気、液体又は固体表面に持たせることができる。よって、活性化処理された蒸気、液体又は固体を用いることで、人疾患に対する新たな治療方法をもたらすことが可能となる。
さらにまた、リンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等も蒸気、液体又は固体に持たせることができる。加えて、固体表面に常に超親水性の性質を持たせることができる。これは、水分子が固体表面で水素結合によってクラスターを形成して固体表面に吸着し(界面分子マクロクラスターの生成)、固体表面が超親水性となることに起因するものと考えられる。よって、シリコン基板をはじめ、幅広い工業的応用が可能となる。
また、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を再現性良く蒸気、液体又は固体に持たせることができる。よって、活性化処理された蒸気、液体又は固体表面を用いることで、人体における生体防御機能を増大させることをはじめ、人疾患に対する新たな治療方法をもたらすことが可能となる。
よって、本発明により、生命の維持に不可欠であるATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性と、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、生命反応に重要な各種細胞機能、例えば白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等とを蒸気、液体又は固体表面に持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法を提供することが可能となり、加えて様々な固体材料表面を超親水化する固体表面の活性化処理方法を提供することが可能となり、実用的価値は極めて高い。
本発明の実施の形態の活性化処理装置の概略構成図である。 同実施の形態の活性化処理装置による水及び容器内表面の活性化処理の工程を示すフローチャートである。 リン酸バッファー液(PBS)における人工培養細胞のカルシウムイオン(Ca++)チャネルの応答の測定結果を示す図である。 ルシフェリン−ルシフェラーゼ反応における発光量の測定結果を示す図である。 ルシフェリン−ルシフェラーゼ反応における発光量の測定結果を示す図である。 固体表面におけるルシフェリン−ルシフェラーゼ反応における発光を示す図である。 NK細胞の活性率の測定結果を示す図である。 白血球の貪食能の測定結果を示す図である。 リンパ球増殖の測定結果を示す図である。 (a)活性化処理されたガラス及び未処理のガラス上の水滴の写真である。(b)活性化処理されたガラス及び未処理のガラス上の水滴の接触角度の測定結果である。 (a)同実施の形態の活性化処理装置により活性化処理される板の外観図である。(b)同実施の形態の活性化処理装置により活性化処理される筒体の外観図である。(c)同実施の形態の活性化処理装置により活性化処理される球体の外観図である。(d)同実施の形態の活性化処理装置により活性化処理される球体の断面図である。
符号の説明
10 磁界遮蔽手段
11 空間
20 光照射手段
30 磁界印加手段
40 容器
41 水
80 板
81、85 表面
82 筒体
83 内部表面
84 球体
以下、本発明の実施の形態における液体又は固体表面の活性化処理方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の活性化処理装置の概略構成図である。この活性化処理装置は、液体としての水の活性化処理、固体表面としての容器内の表面の活性化処理を行う装置であって、磁界遮蔽手段10と、光照射手段20と、磁界印加手段30と、容器40とから構成される。
磁界遮蔽手段10は、例えばパーマロイ等の強磁性体から構成された遮蔽容器であり、地磁気及び電気製品からの磁気等の外部の磁気が数ミリガウス程度まで遮蔽された空間11を内部につくりだす。ここで、空間11の温度は、温度調節器等の温度調節手段(図外)により調節される。
光照射手段20は、光ファイバー等であり、光量が500〜10万ルクスの可視光を空間11に供給する。
磁界印加手段30は、空間11に配設された例えばヘルムホルツコイル等であり、空間11に0.01ヘルツ〜1メガヘルツの低周波数の交流磁界を発生させる。このとき、磁界印加手段30が発生させる磁界は、0.1ミリガウス〜100ガウスの強度の低磁界である。
容器40は、例えばガラスあるいはプラスチック等の非磁性体材料から構成された固形の容器、例えば試験管、ビーカ、ボトルあるいはコップであり、磁界遮蔽手段10で取り囲まれるように空間11に配設され、内部に活性化処理される水41を保持する。
図2は、図1に示される活性化処理装置による水及び容器内表面の活性化処理の工程を示すフローチャートである。
まず、容器40内表面が例えば水道水、イオン交換水、蒸留水あるいは超純水等の水41で浸されるように、容器40内に水41を入れる(ステップS20)。このとき、水41は高い酸素濃度を有することが好ましい。
次に、水41が入れられた容器40を空間11に配設し、水41及び容器40を磁界遮蔽手段10外部の磁界から遮蔽する(ステップS21)。
次に、温度調節手段により空間11の温度を調節して、水41及び容器40を20℃〜60℃、より好ましくは40℃の一定温度に保つ(ステップS22)。
次に、容器40及び水41に0.01ヘルツ〜1メガヘルツの周波数、0.1ミリガウス〜100ガウスの強度の交流磁界が印加されるように、磁界印加手段30により空間11に交流磁界を発生させる(ステップS23)。
次に、容器40及び水41に可視光が照射されるように、光照射手段20により空間11に可視光を供給する(ステップS24)。
なお、ステップS22、S23、S24で示される工程は、同時に又は異なる順序でおこなわれてもよい。すなわち、ステップS22、S24、S23の順、ステップS23、S24、S22の順、ステップS23、S22、S24の順、ステップS24、S22、S23の順、あるいはステップS24、S23、S22の順に水の活性化処理がおこなわれてもよい。
次に、磁界遮蔽手段10外部の磁界から遮蔽し、容器40及び水41を一定温度に保ち、さらに容器40及び水41に交流磁界を印加し、可視光を照射してから12時間以上、より好ましくは72時間以上の経過を待って、容器40内表面の水41(図1の点線で囲まれる容器40の内壁に近接するA部の水)を抽出する(ステップS25)。例えば、容器40の底にピペット等の先端を押し付けて水41を抽出する。
最後に、容器40表面から水が無くなるように、容器40内の水を除去する(ステップS26)。
このようにして活性化処理された水の機能について以下に説明する。
図3は、リン酸バッファー液(PBS)又は水における人工培養細胞のカルシウムイオン(Ca++)チャネルの応答の測定結果を示す図である。ここで、図3(a)は活性化処理された水が添加されたPBS又は活性化処理された水におけるものであり、図3(b)は活性化処理されていない水が添加されたPBS又は活性化処理されていない水におけるものであり、図3(c)はATPが添加されたPBS又はATPが添加された活性化処理されていない水におけるものであり、図3(d)は活性化処理された水及びATP受容体阻害剤であるスラミンが添加されたPBS又はスラミンが添加された活性化処理された水におけるものである。なお、図3において、横軸は時間を示し、縦軸はCa++濃度の増加率を示している。
図3(a)、(b)、(c)から、PBSに活性化処理されていない水を添加しても、活性化処理されていない水を添加してもCa++濃度は増加しないが、活性化処理された水を添加すると、ATPを添加した場合と同様にCa++濃度が増加することがわかる。また図3(d)から、この活性化処理された水によるCa++濃度の増加は、スラミンの添加により抑えられることがわかる。すなわち、活性化処理された水は、ATPの持つ化学的・生化学的活性を有していることがわかる。
図4及び図5は、ルシフェリン−ルシフェラーゼ反応における発光量の測定結果を示す図である。ここで、図4(a)は6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、40℃の温度下で可視光を照射して0、6、12、24、72時間活性化処理した純水を添加して反応させた場合におけるものであり、図4(b)は40℃の温度下で交流磁界を印加せず、光も照射しない状態で0、6、12、24、72時間放置した水を添加して反応させた場合におけるものであり、図4(c)は可視光を照射せずに6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、40℃の温度下で0、6、12、24、72時間活性化処理した水を添加して反応させた場合におけるものであり、図4(d)は交流磁界を印加せずに40℃の温度下で可視光を照射して0、6、12、24、72時間活性化処理した水を添加して反応させた場合におけるものであり、図4(e)は100キロヘルツ、300ミリガウスの交流磁界、40℃の温度下で可視光を照射して0、6、12、24、72時間活性化処理した水を添加して反応させた場合におけるものであり、図4(f)は100キロヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、40℃の温度下で可視光を照射して0、6、12、24、72時間活性化処理した水を添加して反応させた場合におけるものである。ここで、各時間における白塗り及び黒塗りのグラフのうちの左側に位置する白塗りのグラフは、容器内の中ほどから抽出した活性化処理した水を添加して反応させた場合におけるものであり、右側に位置する黒塗りのグラフは、容器の底の容器表面近傍(図1の点線で囲まれるA部分)から抽出した活性化処理した水を添加して反応させた場合におけるものである。また、図5の「◆」は反応において6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、4℃の温度下で可視光を照射して0、48、120、240時間活性化処理した水を添加した場合におけるものであり、「■」は反応において6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、20℃の温度下で可視光を照射して0、48、120、240時間活性化処理した水を添加した場合におけるものであり、「▲」は反応において6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、40℃の温度の下で可視光を照射して0、48、120、240時間活性化処理した水を添加した場合におけるものであり、「×」は反応において6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、60℃の温度の下で可視光を照射して0、48、120、240時間活性化処理した水を添加した場合におけるものである。なお、図5において、横軸は時間を示し、縦軸は発光量を示している。
図4(a)、(b)から、活性化処理されていない水を添加してもルシフェリン−ルシフェラーゼ反応において発光は起きないが、活性化処理された水を添加すると発光が起きることがわかる。ルシフェラーゼによるルシフェリンの発光にはATP、Mgそして酸素(O2)が必須であり、以下の反応式によって蛍光を発することが知られている。
そこで、上述した活性化処理した水は純水であって、ATP、Mg++はもちろんのこと添加物は一切無いものであことから、活性化処理された水は、ATPの持つ化学的・生化学的活性を有していることがわかる。また、事前に沸騰させて溶存酸素が除去された水においては、72時間の上記活性化処理でも効果を示さず、事前に沸騰させてから酸素を吹き込んだ後に上記活性化処理を再び行えばルシフェリン−ルシフェラーゼ反応による発光が起こることから、この活性化処理により水に溶存する酸素の利用性が同時に高められていることも考えられる。以上のことから本発明による活性化処理された水において、水分子クラスター及び容器内側表面の界面水分子マクロクラスターは、酵素ルシフェラーゼによって一重項励起状態のオキシルシフェリンを効率良く生成するような効率の良い電子変換ないしエネルギー移動を起こすプロトン性ネットワーク構造をとっていることがわかる。また図4(a)、(c)、(d)から、その発光量は、交流磁界が印加されずに、あるいは可視光が照射されずに活性化処理された水を添加した場合には、非常に小さくなると考えられる。さらに図4(a)、(e)、(f)から、発光量は、0.01ヘルツ〜1メガヘルツの範囲内、あるいは0.1ミリガウス〜100ガウスの範囲内で交流磁界の周波数あるいは強度を変化させて活性化処理した水を添加しても大きく変わらないことがわかる。さらにまた図4(a)から、発光量は、12時間以上の活性化処理により大きくなることがわかる。
図5から、ルシフェリン−ルシフェラーゼ反応における発光量は、20℃〜60℃の温度下で活性化処理をおこなった水を添加すると大きく、40℃の温度下で活性化処理をおこなった水を添加すると最も大きいことがわかる。すなわち、20℃〜60℃の温度下での約6時間以上の活性化処理は、ATPの持つ化学的・生化学的活性を十分に水に持たせることがわかる。また、40℃の温度下で約120時間の活性化処理をおこなった水を添加すると最も大きくなることがわかる。
次に、内部表面が活性化処理された容器の機能について説明する。
図6は、固体表面におけるルシフェリン−ルシフェラーゼ反応による発光を実証する写真である。ここで、図6(a)は、6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、40℃の温度下で可視光を照射して、72時間活性化処理した水を入れたポリプロピレン製容器等の写真であり、図6(b)は図6(.a)で示される活性化処理した容器等から水を除去後、常温下で乾燥させてからルシフェリン−ルシフェラーゼ溶液を浸した状態にあるポリプロピレン製容器等の写真であり、図6(c)は図6(a)、図6(b)の合成写真である。
図6(b)、(c)に示されるように、活性化処理したポリプロピレン性容器等表面は、ルシフェリン−ルシフェラーゼ反応における蛍光を著明に発光していることが明らかである。すなわち、本発明で示す活性化処理において、ルシフェリン−ルシフェラーゼ反応が固体表面、つまりポリプロピレン容器表面で起こることがわかる。すなわち、本発明で示すところの活性化処理された固体表面は、ATPの持つ化学的・生化学的活性を有し、かつO2分子の利用効率が高められていることがわかる。
図7は、NK細胞の活性率の測定結果を示す図である。ここで、図7において、「Control、S1:1」、「Control、T1:1」は表面活性化処理されていない容器内に癌細胞(K562)及びリンパ球が1:1の細胞数比で混合された液(液1)を入れた場合の活性率を示し、「Control、S5:1」、「Control、T5:1」は表面活性化処理されていない容器内に癌細胞及びリンパ球が5:1の細胞数比で混合された液(液2)を入れた場合の活性率を示し、S及びTは異なる被検体のリンパ球であることを示している。一方、「TUBE、S1:1」、「TUBE、T1:1」は表面活性化処理された容器内に液1を表面活性化処理された部分と接するように入れた場合の活性率を示し、「TUBE、S5:1」、「TUBE、T5:1」は表面活性化処理された容器内に液2を表面活性化処理された部分と接するように入れた場合の活性率を示し、S及びTは異なる被検体のリンパ球であることを示している。
図7の「Control、S1:1」と「TUBE、S1:1」、「Control、T1:1」と「TUBE、T1:1」、「Control、S5:1」と「TUBE、S5:1」、「Control、T5:1」と「TUBE、T5:1」をそれぞれ比較することにより、NK細胞の活性率が、表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するようにリンパ球を入れることで向上していることがわかる。すなわち、容器の表面活性化処理は、NK細胞の活性を向上させる機能を容器に持たせることがわかる。
図8は、白血球の貪食能の測定結果を示す図である。ここで、図8(a)、(b)において、「Control 1」、「Control 2」及び「Control 3」は白血球が入れられた液(液3)を表面活性化処理されていない容器内に入れた場合の白血球の貪食能を示し、「TUBE 1」、「TUBE 2」及び「TUBE 3」は液3を表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するように入れた場合の白血球の貪食能を示している。また、図8(a)、(b)は、それぞれ異なる被検体の白血球の貪食能を示している。
図8(a)、(b)の「Control 1」と「TUBE 1」、「Control 2」と「TUBE 2」、「Control 3」と「TUBE 3」をそれぞれ比較することにより、白血球の貪食能が、表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するように白血球を入れることで向上していることがわかる。すなわち、容器の表面活性化処理は、白血球の貪食能を向上させる機能を容器に持たせることがわかる。
図9は、リンパ球増殖の測定結果を示す図である。ここで、図9(a)において、「Tube」はリンパ球が入れられた液(液4)を10ミリガウスの交流磁界で表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するように入れて48時間保持した場合のリンパ球数を示し、「Control」は液4を表面活性化処理されていない容器内に入れて48時間保持した場合のリンパ球数を示している。また、図9(b)において、「Tube1」は液4を10ミリガウスの交流磁界で表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するように入れて24時間保持した場合のリンパ球数を示し、「Control1」は液4を表面活性化処理されていない容器内に入れて24時間保持した場合のリンパ球数を示し、「Tube2」は癌細胞(K562)が入れられた液(液5)を10ミリガウスの交流磁界で表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するように入れて24時間保持した場合のK562細胞数を示し、「Control2」は液5を表面活性化処理されていない容器内に入れて24時間保持した場合のK562細胞数を示している。
図9(a)、(b)の「Control」と「TUBE」、「Control 1」と「TUBE 1」をそれぞれ比較することにより、表面活性化処理された容器内に表面活性化処理された部分と接するようにリンパ球を48時間入れることでリンパ球が約3倍に増殖活性化し、24時間入れることで約2倍に増殖活性化していることがわかる。すなわち、容器の表面活性化処理は、リンパ球を増加させ、活性化させる機能を容器に持たせることがわかる。また、図9(b)の「Control1」及び「TUBE1」と、「Control 2」及び「TUBE 2」とを比較することにより、表面活性化処理された容器は、リンパ球等の正常細胞に対しては増殖活性化能を示すが、癌細胞等の異常細胞に対しては増殖活性化能を示さないことがわかる。
図10(a)は、表面活性化処理されたガラス及び未処理のガラス上に超純水を滴下した状態の写真であり、図10(b)は、表面活性化処理されたガラス及び未処理のガラス上の水滴の接触角度の測定結果を示す図である。ここで、表面活性化処理は、滅菌ガラスを水に浸してシャーレに沈め、6ヘルツ、10ミリガウスの交流磁界、40℃の温度下で可視光を照射し、72時間表面活性化処理した後、ガラスを取り出して完全にドライアップ(乾燥)することにより行った。また、ガラス上には200μlの超純水を滴下した。なお、図10(a)において、左図は表面活性化処理されたガラス上に超純水を滴下した状態の写真であり、右図は未処理のガラス上に超純水を滴下した状態の写真である。また同様に、図10(b)において、左図は表面活性化処理されたガラス上の水滴の接触角度の測定結果であり、右図は未処理のガラス上の水滴の接触角度の測定結果である。
図10から、表面活性化処理されたガラス上の水滴の接触角度は5.0度であり、未処理のガラス上の水滴の接触角度は15.0度であり、表面活性化処理によりガラス表面が超親水化されることがわかる。これは、ガラス表面だけでなく、樹脂、プラスチック、その他半導体基板表面及び金属板表面等に対しても適用が可能である。また、様々な形状の固体表面に対しても適用が可能である。
以上のように本実施の形態の活性化処理装置によれば、水及び容器を一定温度に保ち、その水及び容器に交流磁界を印加し、可視光を照射する。よって、本実施の形態の活性化処理装置は、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を水及び容器に同時に持たせることができる。加えて、固体表面に超親水性の性質を持たせることができる。
また、本実施の形態の活性化処理装置によれば、水及び容器を外部磁界から遮蔽する。よって、本実施の形態の活性化処理装置は、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を再現性良く水に持たせることができる。
また、本実施の形態の活性化処理装置によれば、一定温度に保たれた水及び容器に、交流磁界を印加し、可視光を照射するだけで、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を水及び容器に持たせることができる。よって、本実施の形態の活性化処理装置は、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を簡易な人工的方法で水及び容器に持たせることができる。加えて、固体表面に超親水性の性質を持たせることができる。
また、本実施の形態の活性化処理装置によれば、20℃〜60℃の温度下で6時間以上の間、光及び磁界を用いて水及び容器表面を活性化処理する。よって、本実施の形態の活性化処理装置は、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を十分に水及び容器に持たせることができる。加えて、固体表面に超親水性の性質を持たせることができる。
また、本実施の形態の活性化処理装置によれば、0.01ヘルツ〜1メガヘルツの周波数、0.1ミリガウス〜100ガウスの強度の磁界を用い、外部磁気から遮蔽された空間で水及び容器表面を活性化処理する。よって、本実施の形態の活性化処理装置は、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能を再現性良く水及び容器に持たせることができる。さらに、容器内表面の水を抽出して活性化処理された水とするので、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を更に再現性良く水に持たせることができる。加えて、固体表面に超親水性の性質を持たせることができる。
以上、本発明に係る活性化処理装置について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形または修正が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では、容器内表面の活性化処理を行ったが、有機物あるいは無機物から構成されるシート状あるいは筒状(チューブ状)の固体表面の活性化処理を行ってもよく、同様の効果が得られる。すなわち、図11(a)に示されるように、板80の表面81を活性化処理してもよいし、図11(b)に示されるように、筒体82の内部表面83を活性化処理してもよいし、図11(c)(d)に示されるように中空状の球体(ボール状体)84の表面85を活性化処理してもよい。これによって、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能及びNK細胞の活性を向上させる機能を持つ、生体に馴染む有機物から構成される板を実現することができるので、例えば表面活性化処理された板を腫瘍の近傍に埋め込むことで、ガン等の人疾患を治療することができる。また、ATP等の高エネルギー結合化合物の持つ化学的・生化学的活性、酸素(O2)分子の利用効率(反応性)を高める機能、白血球の貪食能を向上させる機能、NK細胞の活性を向上させる機能、及びリンパ球等の細胞の増殖活性を促進させる機能等を持つ、生体に馴染む有機物から構成される筒体を実現することができるので、例えば内部表面が活性化処理された筒体の内部に血液を通すことで、生体防御機能を増大させることができる。
また、上記実施の形態では、水の活性化処理及び容器内表面の活性化処理を同時に行ったが、水の活性化処理のみ、あるいは容器内表面の活性化処理のみを行ってもよく、同様の効果が得られる。水の活性化処理のみを行う場合には、図2のステップS26で示す工程を行うこと無く活性化処理が終了し、容器内表面の活性化処理のみを行う場合には、図2のステップS25で示す工程を行うこと無くステップS26で示す工程を行って活性化処理が終了する。
また、上記実施の形態では、活性化処理される液体として水を例示したが、これに限られず、活性化処理される液体は例えば水を溶媒とした溶液であってもよい。同様に表面が活性化処理される固体として容器を例示したが、これに限られない。
また、上記実施の形態では、容器に入れられて活性化処理される物質として液体を例示したが、これに限られず、活性化処理される物質は蒸気例えば水蒸気(水分を含む空気又は噴霧状の水分子)であってもよい。蒸気を活性化処理する場合には、容器40表面を覆う蒸気が容器40外部に逃げないように、容器40は蓋等を用いて密封容器とされる。
なお、活性化とは固体表面の超親水化を含む。
本発明は、蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法及び活性化処理装置に利用でき、特に健康回復・増進、創傷の治癒、人の自然治癒力・免疫力の活性化、動植物の成長促進、食品・生け花等の防腐、細胞の活性化、組織再生・組織機能回復、生化学的反応及び化学反応(特に、水溶液中での化学反応)の促進等の各種機能を蒸気、液体又は固体に持たせることが可能な蒸気、液体又は固体表面の活性化処理方法及び活性化処理装置等に利用することができる。また、本発明は、固体表面の親水化処理方法及び親水化処理装置に利用できる。

Claims (16)

  1. 外部磁界が遮蔽された遮蔽容器内で蒸気又は液体と前記蒸気又は液体が入れられた容器の温度を一定に保ち、
    前記蒸気又は液体と前記容器とに交流磁界を印加し、
    前記蒸気又は液体と前記容器とに光を照射し、
    前記外部磁界が遮蔽され、かつ温度が一定に保たれた蒸気又は液体と容器とに、交流磁界の印加及び光の照射を72時間以上行ってから、前記容器内表面の前記蒸気又は液体を抽出する
    ことを特徴とする蒸気又は液体の活性化処理方法。
  2. 前記蒸気又は液体と前記容器との温度を20℃〜60℃に調節する
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気又は液体の活性化処理方法。
  3. 前記蒸気又は液体と前記容器とに印加する交流磁界の周波数は、0.01ヘルツ〜1メガヘルツである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気又は液体の活性化処理方法。
  4. 前記蒸気又は液体と前記容器とに印加する交流磁界の強度は、0.1ミリガウス〜100ガウスである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸気又は液体の活性化処理方法。
  5. 前記蒸気又は液体と前記容器とに照射する光は、光量が500〜10万ルクスの可視光である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蒸気又は液体の活性化処理方法。
  6. 固体表面を蒸気又は液体で覆い、
    外部磁界が遮蔽された遮蔽容器内で前記蒸気又は液体と前記固体の温度を一定に保ち、
    前記蒸気又は液体と前記固体とに交流磁界を印加し、
    前記蒸気又は液体と前記固体とに光を照射し、
    前記外部磁界が遮蔽され、かつ温度が一定に保たれた蒸気又は液体と固体とに、交流磁界の印加及び光の照射を72時間以上行ってから、前記固体表面から前記蒸気又は液体を除去する
    ことを特徴とする固体表面の活性化処理方法。
  7. 前記蒸気又は液体と前記固体との温度を20℃〜60℃に調節する
    ことを特徴とする請求項6に記載の固体表面の活性化処理方法。
  8. 前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する交流磁界の周波数は、0.01ヘルツ〜1メガヘルツである
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の固体表面の活性化処理方法。
  9. 前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する交流磁界の強度は、0.1ミリガウス〜100ガウスである
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の固体表面の活性化処理方法。
  10. 前記蒸気又は液体と前記固体とに照射する光は、光量が500〜10万ルクスの可視光である
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の固体表面の活性化処理方法。
  11. 蒸気又は液体と固体表面とを活性化処理する装置であって、
    前記蒸気又は液体と前記固体とを取り囲み、外部磁界から遮蔽する磁界遮蔽手段と、
    前記磁界遮蔽手段で取り囲まれた空間に配設され、前記蒸気又は液体と前記固体を一定の温度に保つ温度調節手段と、
    前記蒸気又は液体と前記固体とに交流磁界を印加する磁界印加手段と、
    前記蒸気又は液体と前記固体とに光を照射する光照射手段とを含み、
    前記交流磁界の印加及び光の照射は、72時間以上行われる
    ことを特徴とする活性化処理装置。
  12. 前記磁界遮蔽手段は、強磁性体から構成される容器である
    ことを特徴とする請求項11に記載の活性化処理装置。
  13. 前記温度調節手段は、前記蒸気又は液体と前記固体との温度を20℃〜60℃に調節する
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の活性化処理装置。
  14. 前記磁界印加手段は、0.01ヘルツ〜1メガヘルツの周波数の交流磁界を前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の活性化処理装置。
  15. 前記磁界印加手段は、0.1ミリガウス〜100ガウスの強度の交流磁界を前記蒸気又は液体と前記固体とに印加する
    ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の活性化処理装置。
  16. 前記光照射手段は、光量が500〜10万ルクスの可視光を前記蒸気又は液体と前記固体とに照射する
    ことを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の活性化処理装置。
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