JP4506862B2 - ナビゲーション装置、およびデータ処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、およびデータ処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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    • G01C21/3638Guidance using 3D or perspective road maps including 3D objects and buildings

Description

本発明は、ユーザに進路や目的地などへの誘導情報を提示するナビゲーション装置、およびデータ処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、3次元グラフィックスデータを適用したナビゲーション・システムにおいて、地形の高度変化を考慮したデータ処理を実行することによりルート情報や自車の位置情報などのデータ表示処理、さらにカメラ位置の設定などの各処理を3次元表示情報に対応する整合した処理として実行することを可能としたナビゲーション装置、およびデータ処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
ナビゲーション・システムは、比較的広範囲の地図情報をあらかじめ蓄積しておき、GPS(Global Positioning System)やその他の位置検出装置から得られる現在位置情報に基づいて該当する地図情報を読み出し、誘導情報としてユーザに提示する。
多くのナビゲーション・システムは、車両用に開発され、車載型として利用に供されている。この場合、時々刻々と変わる現在位置に応じて画面に表示される誘導情報は逐次、更新される。また、ユーザ(運転者)から入力された目的地やその他の運転情報に応じて、目的地までの進路に従った地図情報の表示を行なう。
さらに最近では、ナビゲーション・システムに3Dコンピュータ・グラフィックス技術を融合することにより、建物や道路などの構造物の3次元イメージをレンダリングして地図上の該当場所に配置し、3次元地図として誘導情報を提示するシステムも広く普及している。
さらに、目的地に至るルート情報を、3次元イメージデータ上にアニメーション表示したり、自車の位置情報をマーカーとして示す自車シンボルを表示したりする構成も提案されている。
また、ディスプレイに表示する3次元イメージデータの表示態様をドライバーの視線位置に設定したり、あるいはバードビューポジションといわれる高い位置からのイメージデータとするなどのモード設定を可能とし、3次元イメージデータの撮影カメラ位置であるカメラ視点を変更可能としたシステムも提案されている。カメラ視点位置の変更構成を開示した従来技術として例えば特許文献1がある。
しかしながら、これまでの3Dコンピュータ・グラフィックス技術を利用したナビゲーション・システムは、基本とする地図データ自体は2次元データを利用しており、2次元地図データに表示する建物などのグラフィックス表現として3次元データを適用するといった構成を用いているものがほとんどである。
自車の位置情報は、例えばGPS(Global Positioning System)情報などによって外部入力する位置情報を適用して取得するものであり、3次元イメージデータ上にアニメーション表示する自車シンボルは、この取得情報に基づいてディスプレイに表示され、さらに、その自車シンボルを起点とした目的地に至るルート情報が表示される。これまでのナビゲーション・システムでは、ルート情報や、自車シンボルの表示データは2次元データに基づいて生成され、このデータを建物などの3次元グラフィック表示データに併せて描画するといった処理が行なわれている。
建物などの表示には3次元データを適用し、その3次元データ上に2次元データに基づいて生成したルート情報や自車シンボルの表示を行なうと、ルート情報や、自車の位置情報が地面内部にめり込んでしまったり、あるいは地面から離れた空中に設定されてしまうといった現象が起こり、ディスプレイに表示されるこれらの情報が実際の状態とは全く異なってしまうといった事態が発生する。カメラ位置の設定も同様であり、高度情報を考慮しないカメラ設定を行うと、カメラ位置が道路内部にめり込んでしまったり、あるいは極端に高い位置に設定されてしまうといった現象が起こり、ユーザに提示される情報が適切な情報とならない場合が発生する。
特開2002−24862号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、3次元グラフィックスデータを適用したナビゲーション・システムにおいて、地形の高度変化を考慮したデータ処理を行なうことにより、ルート情報や、自車の位置情報などのデータ表示、カメラ位置などの設定を正確に実行し、正確な情報提示を可能とするナビゲーション装置、およびデータ処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の側面は、
地図情報に基づくナビゲーション情報を生成し提示するナビゲーション装置であり、
位置情報の取得処理を実行する位置情報取得手段と、
2次元地図データと、3次元グラフィックデータ、および経路としてのリンク上に設定されたノード各々の高度データを記録したノード対応高度データを格納した記憶手段と、
前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力するとともに、該入力位置情報に基づいて前記記憶手段からデータを取得し、ガイド領域の3次元表示情報を生成して表示段に出力するデータ処理部と、
前記データ処理部からの出力データを表示する表示手段とを有し、
前記記憶手段は、
前記ノード対応高度データに加えて、さらに、
隣接する2つのノード間に設定した補間点の高度データ中、高度差が予め定めた閾値以下である隣接補間点の一方を除外して残存する補間点に対応する高度データである補間点対応高度データを保持し、
前記データ処理部は、
前記記憶手段に格納されたノード対応高度データおよび補間点対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を含む3次元ルート情報を生成して表示手段に出力する構成を有することを特徴とするナビゲーション装置にある。
さらに、本発明のナビゲーション装置の一実施態様において、前記データ処理部は、さらに、前記位置情報取得手段の取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自己のシンボルデータを生成して前記表示手段に出力する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のナビゲーション装置の一実施態様において、前記データ処理部は、さらに、前記位置情報取得手段の取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、該設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成して前記表示手段に出力する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のナビゲーション装置の一実施態様において、前記記憶手段に格納されたノード対応高度データは、識別子の設定された経路であるリンク各々に含まれるノード毎の高度データを記録したデータであり、前記データ処理部は、目的地に至る特定のリンク識別子シーケンス情報を入力し、該リンク識別子に基づいて選択されるリンクに含まれる各ノードの高度データに基づいて高さ情報を反映した3次元ルート情報を生成して表示手段に出力する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のナビゲーション装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力し、進行方向に存在するガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されている場合には、ガイド地点の3次元データを生成して表示手段に出力し、ガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されていない場合には、前記記憶手段から2次元地図データを取得して表示手段に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
地図情報に基づくナビゲーション情報を生成し提示するデータ処理方法であり、
位置情報の取得処理を実行する位置情報取得ステップと、
前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力し、該入力位置情報に基づいて記憶手段から3次元表示情報の生成に適用するデータを取得して、ガイド領域の3次元表示情報を生成して表示手段に出力するデータ処理ステップと、
前記データ処理ステップにおいて生成したデータを表示する表示ステップとを有し、
前記データ処理ステップは、
前記記憶手段の格納データであるノード対応高度データ、すなわち、経路としてのリンク上に設定されたノード各々の高度データを記録したノード対応高度データと、隣接する2つのノード間に設定した補間点の高度データ中、高度差が予め定めた閾値以下である隣接補間点の一方を除外して残存する補間点に対応する高度データである補間点対応高度データとに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を含む3次元ルート情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とするデータ処理方法にある。
さらに、本発明のデータ処理方法の一実施態様において、前記データ処理ステップは、さらに、前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自己のシンボルデータを生成して前記表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のデータ処理方法の一実施態様において、前記データ処理ステップは、さらに、前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、該設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成して前記表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のデータ処理方法の一実施態様において、前記記憶手段に格納されたノード対応高度データは、識別子の設定された経路であるリンク各々に含まれるノード毎の高度データを記録したデータであり、前記データ処理ステップは、目的地に至る特定のリンク識別子シーケンス情報を入力し、該リンク識別子に基づいて選択されるリンクに含まれる各ノードの高度データに基づいて高さ情報を反映した3次元ルート情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のデータ処理方法の一実施態様において、前記データ処理ステップは、前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報を入力し、進行方向に存在するガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されている場合には、ガイド地点の3次元データを生成して表示手段に出力し、ガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されていない場合には、前記記憶手段から2次元地図データを取得して表示手段に出力する処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
地図情報に基づくナビゲーション情報を生成し提示する処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
位置情報の取得処理を実行する位置情報取得ステップと、
前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力し、該入力位置情報に基づいて記憶手段から3次元表示情報の生成に適用するデータを取得して、ガイド領域の3次元表示情報を生成して表示手段に出力するデータ処理ステップと、
前記データ処理ステップにおいて生成したデータを表示する表示ステップとを有し、
前記データ処理ステップは、
前記記憶手段の格納データであるノード対応高度データ、すなわち、経路としてのリンク上に設定されたノード各々の高度データを記録したノード対応高度データと、隣接する2つのノード間に設定した補間点の高度データ中、高度差が予め定めた閾値以下である隣接補間点の一方を除外して残存する補間点に対応する高度データである補間点対応高度データとに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を含む3次元ルート情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記データ処理ステップは、ノード間に設定した補間点の高度情報としての補間点対応高度データを前記記憶手段から取得し、該補間点対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、ナビゲーション装置において、例えば目的地までの経路情報として表示するルート情報を表示する際、経路を構成するリンク上のノード対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報を生成して表示する構成としたので、3次元描写されるデータと整合したルート表示が可能となり、ルート情報が空中に描写されたり、あるいは地中を貫通したりといった不自然な描写が行なわれることなく、背景データとしての3次元描写データと整合し、また高低差の認識可能なルート表示が実行可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、ナビゲーション装置における自車シンボルの表示処理において、GPSの取得した位置情報と、ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自車シンボルデータを生成してディスプレイに出力する処理を実行する構成としたので、自車シンボル表示位置が空中に表示されたり、地中に表示されてしまうということがなく、3次元描写データと整合し、道路に沿って表示することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、ナビゲーション装置を搭載した車の高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、その設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成してディスプレイに出力する処理を実行する構成としたので、カメラ視点位置設定高度は、かならず、自車の高度以上の位置に設定されることになり、カメラ視点位置が地中にめり込むといった不自然な設定状態が防止され、自然な位置から観察した3次元描写データを表示することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、記憶手段にノードの間に設定した補間点の高度情報を補間点対応高度データとして保持し、補間点対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を生成して表示手段に出力する構成としたので、ノード間の高さが変化する場合においても、実際の高さ情報を反映した3次元地図グラフィックデータ上に表示されるルート情報や自車シンボル位置が、地中に埋まってしまったり、あるいは地上に浮いてしまうといった不自然な描画処理が防止され、道路上の適切な位置に表示することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、記憶手段には、ノードの間に設定した補間点の高度情報中、隣接する補間点の高度が、予め定めた差分閾値以下の補間点の組の一方のみを、補間点対応高度データとして記憶する構成としたので、記憶データの削減が可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明のナビゲーション装置、およびデータ処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
まず、図1を参照して本発明のナビゲーション装置の概要について説明する。本発明のナビゲーション装置は、例えば自動車120に搭載したカーナビゲーション装置121として適用可能であり、また、PDAや携帯電話、携帯PCなどの携帯端末131において実現可能である。
カーナビゲーション装置121、携帯端末131には、位置情報取得手段としてのGPS(Global Positioning System)122,132が構成され、外部からの入力情報に基づいて位置情報を取得する。
カーナビゲーション装置121、携帯端末131のディスプレイには、図1に示すような3D情報が表示される。図1に示す3次元表示情報150は、本発明のナビゲーション装置を搭載した自動車が、ある交差点に向かう際の表示データ例を示したものである。
ディスプレイには、3次元グラフィックとして交差点近辺のビル群などが表示されるとともに、自車の位置を示す自己のシンボルデータ、すなわち自車シンボル151がアニメーション表示され、さらに、予めユーザが入力した目的地情報に従って生成されたルート情報152が道路に沿って表示される。なお、ここでは、自動車のカーナビゲーション装置を例にして説明するが、歩行者の持つ携帯端末においても、本発明は適用可能であり、この場合、自車シンボル151は、携帯端末131を保持するユーザの位置情報としてのユーザシンボルとして設定される。
自動車やユーザの位置情報は、例えばGPS(Global Positioning System)情報などによって外部入力する3次元位置情報を適用して取得する。3次元表示情報150上にアニメーション表示される自己のシンボルデータとしての自車シンボル151は、この取得情報に基づいて表示される。さらに、その自車シンボルを起点として目的地に至るルートを算出して、ルート情報152が表示される。
なお、図1に示す3次元表示情報150は、あるカメラ視点から見たイメージを3次元データとして表示しているが、カメラ視点は、例えばドライバーの位置に対応する視点であるドライバー視点や、上空からの視点に対応するバードビュー視点など、複数の視点位置に切り替え可能であり、設定された視点位置からみた3次元イメージデータが表示されることになる。
次に、図2を参照して本発明のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。本発明のナビゲーション装置は、GPS211、車速パルス情報入力部212、データ処理部200、記憶手段213、入力手段214、表示デバイス221を有する。
データ処理部200は、3Dグラフィック描画エンジン201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、CPU(Central Processing Unit)204、インターフェース205を含む。
GPS211は、現在位置情報を取得し、取得情報をデータ処理部200に入力する。車速パルス情報入力部212は車速を算出し、車速パルス情報をデータ処理部200に入力する。
データ処理部200は、これらの情報をインタフェース205を介して入力し、記憶手段213に格納された各種情報、および入力手段214を介して例えばユーザの入力した目的地情報などに基づいてデータ処理を実行し、表示データを生成する。
データ処理部200は、装置全体の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)204と、RAM(Random Access Memory)202と、ROM(Read Only Memory)203と、3Dグラフィック描画エンジン201と、外部デバイスとのインターフェース205とで構成される。
CPU204は、オペレーティング・システムが提供する実行環境下で、ナビゲーション・プログラムやその他のコンピュータ・プログラムを実行する。CPU204は、インターフェース205経由でGPS211から位置情報を取得し、車速パルス情報入力部212から車速パルス情報を取得し、さらに記憶手段213から地図情報や構造物の3次元幾何情報を読み出し、入力手段214を介したユーザ入力を取得し、これらの取得データに基づくデータ処理を実行する。
RAM202は、書き込み可能な半導体メモリ装置であり、CPU204の実行プログラム・コードをロードしたり、実行プログラムの作業データを一時格納したりするために使用される。ROM203は、読み出し専用の半導体メモリ装置であり、始動時プログラムや各ハードウェア操作用プログラム、製造情報などを恒久的に格納する。
3Dグラフィック描画エンジン201は、CPU204からの指示に従って、地図情報並びに構造物の3次元幾何情報を基に、レンダリングやその他の3次元グラフィック処理を行ない、生成された描画情報を表示デバイス221で画面出力するようになっている。
データ処理部200は、GPS211からの信号により、現在位置の緯度経度を把握し、その位置、あるいは進行方向のガイド領域に対応する地図情報、3次元グラフィックデータなどを記憶手段213から取得する。ユーザは入力手段214を介して描画モードなどのモード指定情報や、目的地情報などを指定する。データ処理部200は、地図情報などの各種情報を、一旦インターフェース205を介してRAM202に格納し、CPU204の実行するプログラムに従って、3次元データ表示に必要な各種のデータを生成し、この生成情報を3Dグラフィック描画エンジン201に送って描画させ、その結果が表示デバイス212に出力される。
CPU204の制御の下に生成されるデータは、図1を参照して説明したルート情報や自車シンボルの位置情報、さらにカメラの視点位置情報も含む。
次に、図3を参照して記憶手段に格納される情報の詳細について説明する。図3に示すように、例えばHDDなどによって構成される記憶手段213に格納される情報には、下記情報が含まれる。すなわち、
(a)2次元地図データ
(b)ルート探索用道路ネットワークデータ
(c)ノード対応高度データ
(d)ルート案内データ(道路案内板、お店アイコンなど)
(e)3次元グラフィックデータ(ビル壁面データを含む)
の各データが格納される。
(a)2次元地図データは、図に示すように一般的な2次元地図データ301であり、例えば地図製作会社の製作した地図情報である。
(b)ルート探索用道路ネットワークデータは、図に示すネットワークデータ302のように、道路の2次元形状のみからなるデータである。各ルート(道路)は、所定のノード(図中黒丸印)によって区切られたデータ単位から構成される。
(c)ノード対応高度データは、(b)ルート探索用道路ネットワークデータにおけるノードの高度データを記録したデータである。図に示すノード対応高度データ304は、(b)ルート探索用道路ネットワークデータ302の1つのルート303に対応する高度データを示している。(c)ルート対応高度データは、(b)ルート探索用道路ネットワークデータに含まれる全てのルート上のノードの高度データを保持している。ノード対応コードデータの詳細については、さらに後段で説明する。
(d)ルート案内データは、例えば道路案内板、標識、お店アイコンなどのデータである。
(e)3次元グラフィックデータは、ビルの形状、ビルの壁面情報などを含む3次元情報を持つ3次元グラフィックデータであり、図に示すような3次元グラフィクデータ305を描画するために使用される。
次に、(c)ノード対応高度データの詳細について、図4、図5を参照して説明する。図4は、ノード対応高度データの生成処理について説明する図である。ノード対応高度データは、高度データを含む3次元データ321と、高度データを含まない2次元データとして生成されているルート探索用道路ネットワークデータ322とに基づいて、ノード対応高度データ生成手段323が生成する。
生成されるノード対応高度データは図4(A)に示されるように、ルート探索用道路ネットワークデータ322に含まれるルート上の各ノードの高度データが対応付けられたデータである。
ルート探索用道路ネットワークデータ322に含まれるルートは、所定の単位のリンクによって区分される。リンクは、例えば図4(B)に示すように交差点Aから交差点Bまでのルート(道路)を1つのリンクとするなど、識別可能な区間毎に設定され、各リンクには識別子(リンクID)が設定される。図4(A)に示すノード対応高度データには、リンクID=106,112,113,114,116,117,118の各リンクが含まれ、これら各リンクに設定されたノードの高度データからなるデータである。
各リンクは、ノードによって区分される。ノードは、例えばリンクを構成する複数の直線部の連結部に対応して設定される。なお、ノード点の設定は、データの構成によって様々な設定が可能である。
高度データは、リンク上の各ノードに対応付けて記録される。例えば図4に示すリンクID106のノードa,b,c,dに対応して、それぞれ、
ノードa=高さ39m
ノードb=高さ42m
ノードc=高さ43m
ノードa=高さ45m
の各データが記録される。
具体的なノード対応高度データのデータ構成について、図5を参照して説明する。リンク数格納部401は、ある特定のデータに含まれるリンクの数が格納される。各リンクにはそれぞれリンク識別子としてのリンクIDが格納され、リンクID情報と、各リンクIDの設定されたリンク上のノードの高度データが格納されたメモリ位置までのオフセット情報がデータ格納部402に格納される。
データ格納部403は、リンクID−1に対応するリンクの情報であり、データ格納部404は、リンクID−2に対応するリンクの情報である。以下、各リンクに対応するデータが格納される。
データ格納部403には、リンクID−1に対応するリンクに含まれるノード数格納部411、さらに、リンクID−1のリンクから選択された1つの基準ノード情報格納部412が格納される。基準ノード情報格納部412は、
基準ノードの経度情報
基準ノードの緯度情報
基準ノードの高さ情報
を含む情報として設定される。
基準ノードの高さ情報は、例えば海抜=−1000mを基準(0)として設定し、10cm単位の情報として設定される。例えば海抜5mのノードであれば、
高さ情報=100500(cm)となる。
データ格納部413は、リンクID−1のリンク上の基準ノード以外の位置情報および高さ情報が格納される。このデータ各の部に格納される情報は、基準ノード情報格納部412に格納された基準ノードのデータに対するオフセット情報となる。
この図5に示すデータが記憶手段213に格納されるノード対応高度データの詳細である。前述したように、記憶手段213には、
(a)2次元地図データ
(b)ルート探索用道路ネットワークデータ
(c)ノード対応高度データ
(d)ルート案内データ
(e)3次元グラフィックデータ
の各データが格納され、本発明のナビゲーション装置は、これらのデータに基づいて、表示デバイス221に表示するデータを生成する。
図6以下を参照して、ナビゲーション装置の実行する表示データ生成処理の詳細について説明する。
図6は、本発明のナビゲーション装置の記憶手段213の格納データと、データ処理部200におけるデータ処理を説明する図である。
データ処理部200は、記憶手段213の格納データを必要に応じて入力し、さらにGPS211から入力される位置情報、車速パルス情報入力部212から入力される車速情報、入力手段214から入力される目的地情報などのユーザ入力情報に基づくデータ処理を実行して表示データ生成処理を行なう。
データ処理部200は、位置情報取得手段としてのGPS211の取得した位置情報を入力するとともに、入力位置情報に基づいて記憶手段から必要データを取得し、ガイド領域の3次元表示情報を生成してディスプレイに出力する。データ処理部200は、例えば記憶手段213の格納データであるノード対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報を生成してディスプレイに出力する。
さらに、データ処理部200は、GPS211の取得した位置情報と、ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自己のシンボルデータである自車シンボルを生成してディスプレイに出力する処理を実行する。さらに、データ処理部200は、ナビゲーション装置を搭載した車の高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、その設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成してディスプレイに出力する処理を実行する。
図6は、データ処理部200のCPU204の実行する処理を機能毎に区分して示してある。CPU204は、データ制御部501と、3Dグラフィック構成データ生成部504を有し、入出力制御部502において、記憶手段213の格納データ、GPS211からの位置情報、車速パルス情報入力部212からの車速情報、入力手段214からのユーザ入力情報を受領し、これらのデータを3Dグラフィック制御部503を介して3Dグラフィック構成データ生成部504に入力し、3Dグラフィック構成データ生成部504において3Dグラフィック構成データが生成される。さらに、このデータは3Dグラフィックエンジン505に出力されて、3次元データの描画処理がなされディスプレイに出力される。
データ処理部200は、GPS211からの信号により、現在位置の緯度経度を把握し、その位置を含む各種のデータ、すなわち、
(a)2次元地図データ
(b)ルート探索用道路ネットワークデータ
(c)ノード対応高度データ
(d)ルート案内データ
(e)3次元グラフィックデータ
を記憶手段213から取得し、車速パルス情報入力部212からの車速情報、入力手段214からのユーザ入力情報に基づいて目的地に至るルートを算出し、さらに、ルートに対応するノードの高度情報を取得し、これらの情報を3Dグラフィック構成データ生成部504に出力する。
3Dグラフィック構成データ生成部504は、データ制御部501から受領したデータに基づいて、描画処理に必要なデータ、すなわち3Dグラフィック構成データを生成する。この生成データには、カメラの視点位置情報、ルート情報、自車シンボル情報が含まれ、これらのデータはすべて高度情報を考慮したデータとして生成される。
図7、図8を参照して、高度情報を考慮してデータ処理部200において実行されるカメラ視点位置の設定処理、ルート情報の描画処理、自車シンボル情報の描画処理の詳細について説明する。
図7は、データ処理部200において実行するルート表示3次元データの描画処理プロセスを説明する図である。
データ処理部200は記憶手段213からノード対応高度データ521と、ルート情報522を取得する。ノード対応高度データ521は、GPS211の計測した現在位置を含む領域に対応する情報であり、このデータは、図4(A)に示すデータに相当する。ルート情報522はユーザの入力した目的地に至るルートに対応する情報でありリンクIDのシーケンスデータである。
データ処理部200は、これらのデータに基づいて、ルート表示3次元データ524を生成し、ディスプレイに対する表示データとして出力する。
例えば、図に示す例では、ルート情報522として入力されるリンクIDのシーケンスは、
[ID:113]→[ID:114]→[ID:117]
である。データ処理部200は、このリンクIDのシーケンスによって設定されるルート上のノードの高度情報を取得する。
図の例では、[ID:113]→[ID:114]→[ID:117]のルートに存在するノードa〜eの高度情報を取得する。具体的には、図5に示すノード対応高度データに基づいて、各ノードの高度を算出する。図の例では、
ノードa=高度:33m
ノードb=高度:36m
ノードc=高度:33m
ノードd=高度:37m
ノードe=高度:40m
となる。
データ処理部200は、これらの各ノードの高度データに基づいて、3次元グラフィック構成データを生成する。図7においては、これらの高度データに基づいて、3次元データ中にルート情報525を描画した例を示している。データ処理部200は、記憶手段213の格納データであるノード対応高度データに基づいて、ルート情報に高さデータを対応付け、高さ情報をパラメータとして持つ3次元ルート情報を生成してディスプレイに出力する。
ルート情報525は、図に示すように、ルート(道路)の高低変化に応じて高低変化をさせた形状で描画される。これは、ルート情報525の描画用構成データとして、ノードa〜eの高度情報を適用したことによるものである。従来は、ルート情報525の描画は2次元データによって実行していたため、3次元描写されるデータと整合させることができず、ルート情報が空中に描写されたり、あるいは地中を貫通したりといった不自然な描写が行なわれることがあったが、本発明の構成においては、ルート情報525を高度データ保持データとして構成したので、背景データとしての3次元描写データと整合し、3次元データとして高低差の認識可能なルート表示が実行されることになる。
次に、図8を参照して、データ処理部200において実行するカメラ視点位置の設定処理、自車シンボル情報の描画処理について説明する。これらの処理も、高度情報を考慮して実行される。カメラ612は仮想的な視点位置を意味し、設定した位置にあるカメラ612から観察した3次元データを生成して表示するものである。
本発明のナビゲーション装置においては、まず、自車の高度を算出する。図に示す自車シンボル611が自車に対応する。自車の高度は、ルートに沿って変化する。ルート高度621はルート上の2つのノードの高度を結ぶ直線に従って遷移する。すなわち、図8においてノードAからノードBに向かっているとき、自車の高度は、ノードAの高度[Ha]からノードBの高度[Hb]に変化することになる。
車の高度を[Hcar]
ノードAの高度を[Ha]
ノードBの高度を[Hb]
ノードAとノードB間の距離を[Lab]
ノードAと車の距離を[Lac]
としたとき、
車の高度:[Hcar]は、下記式によって算出される。
Hcar=Ha+(Hb−Ha)×(Lac/Lab)
である。
ノードAの高度[Ha]、ノードBの高度[Hb]は、先に説明したように記憶手段に格納されており既知であり、ノードAとノードB間の距離を[Lab]は地図データに基づいて取得可能であり、ノードAと車の距離を[Lac]は地図データおよびGPSから取得される車の現在位置情報に基づいて算出可能な値であり、上記式に従って、自車高度を算出することができる。
上記式に従って算出された自車高度データが、自車シンボル情報の描画処理に適用される。すなわち、データ処理部200は、上記式に従って算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自車シンボルデータを生成してディスプレイに出力する処理を実行する。
この結果として、図8(B)に示すように、自車シンボルが、背景データとしての3次元描写データと整合し、ルート(道路)上に沿った表示が実行される。すなわち、自車シンボル表示位置が空中に表示されたり、地中に表示されてしまうということがなく、道路に沿って表示される。
一方、カメラ位置は、図に示すカメラ視点位置設定高度[Hcamera]623が、自車高度[Hcar]622以上となるように設定する。すなわち、下記式、
Hcamera≧Hcar
を満足する高度をカメラ視点の設定許容位置とし、この設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成してディスプレイに出力する
この設定により、カメラ視点位置設定高度は、かならず、自車高度[Hcar]622以上の位置に設定されることになり、カメラ視点位置が地中にめり込むといった不自然な設定状態が防止される。
結果として、図8(A)に示すように、カメラ視点位置は、自車高度以上の位置に設定され、その設定位置から観察した3次元データが生成され表示されることになる。
次に、図9に示すフローチャートを参照して本発明のナビゲーション装置の実行する処理シーケンスについて説明する。
図9のフローは、すでにユーザにより目的地情報が入力され、定期的な車速情報の入力、GPS情報の入力があるナビゲーション装置において実行するデータ処理フローを示すものである。
まず、ステップS101で、GPSからの現在位置情報を取得する。ステップS102では、車の進行方向にガイドポイントがあるか否かを判定する。ここでガイドポイントとは、ディスプレイに新たに表示すべきデータが対応付けられた地図上の特定地点であり、例えば交差点などである。車の進行方向にガイドポイントがない場合は、ステップS101に戻り現在位置情報の取得を継続する。
車の進行方向にガイドポイントがあると判定すると、ステップS103に進み、ガイドポイント(例えば交差点)までの距離が予め設定された閾値距離以下となったか否かを判定する。これは、車の現在位置から閾値距離、例えば前方300mにガイドポイント(例えば交差点)が近づいたか否かを判定する処理である。閾値以下にガイドポイントが近づいていない場合は、ステップS101に戻り現在位置情報の取得を継続する。
ガイドポイントが閾値以下になったと判定すると、ステップS104に進み、ガイドポイントが3次元データ表示可能領域であるか否かを判定する。すなわち、3次元グラフィックデータが記憶部に格納されているガイドポイントであるか否かを判定する。
ガイドポイントが3次元データ表示可能領域でない場合には、ステップS111に進み、記憶手段に格納されている2次元データをディスプレイに表示する。
ガイドポイントが3次元データ表示可能領域である場合には、ステップS105に進み、ガイドポイント対応の3次元データの生成を開始する。3次元データの生成においては、ステップS106〜S110を実行する。
ステップS106〜S110の処理について、図10を参照して説明する。ステップS106は、自車位置の高度データに基づいてカメラ視点位置を設定する処理である。これは、先に図8を参照して説明したように、ノードの高度情報に基づいて自車の高度を算出し、自車の高度以上の地点にカメラ位置を設定する処理として実行する。図10(a)に示すように、カメラ721の位置が決定される。
次にステップS107において、設定したカメラ位置から観察したガイドポイント、例えば交差点の3次元データを生成し、表示する処理を実行する。図10(b)に示すようなガイドポイント(交差点)の3次元データがディスプレイに表示される。
次にステップS108において、3次元表示情報にルート情報をアニメーション表示する。これは、先に図7を参照して説明したように、ノード対応高度データとルート情報とに基づいてルート情報に対して高度情報をパラメータとして設定したルート情報の3次元データを生成して表示するものである。
すなわち、ノード対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報を生成して表示手段に出力する。この処理によって図10(c)に示すようなルート情報722が表示される。ルート情報722は、ディスプレイに表示される3次元データに整合したデータとなり、進行方向の昇り下りを正確に示したデータとして表示される。
次にステップS109において、3次元表示情報中に自車シンボルの表示を行なう。自車シンボルの表示は、先に図8を参照して説明した手順に従って実行される。すなわちノードの高度情報に基づいて自車の高度を算出し、算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した3次元表示情報としての自車シンボルデータを生成して、表示する。この結果、図10(d)に示すように3次元表示情報中のルート(道路)設定位置に整合した自車シンボル723の表示が実行される。
次に、ステップS110において、3次元データ中にお店アイコンや道路標識などの付属情報を表示する処理を実行する。図10(e)に示すようなアイコン724が表示される。
以上の処理によって、ルート情報、自車シンボルを含む3次元データの表示処理が終了する。なお、ステップS106〜S110の処理順序は、必ずしもこの順番である必要はなく、異なるシーケンスで実行してもよく、また並列処理として実行してもよい。
[ノード間に補間点を設定した構成例]
次に、ノード間に補間点を設定した構成例について説明する。上述した実施例では、リンクはノードによって区分され、ノードは、例えばリンクを構成する複数の直線部の連結部に対応して設定され、2次元地図データにおいて、折れ曲がりや、交差点などを抽出して、これらをノードとして設定し、設定ノードに対応する高度データを適用して処理を行なう例として説明した。
このようなノードの設定手法における問題点として、2つの隣接ノード間のルート内で大きな高さの変化がある場合、ディスプレイに表示されるルート情報や自車シンボル位置が、地上に浮いてしまったり、あるいは地中にもぐってしまう場合が発生するという問題がある。このような問題が発生する具体例について、図11を参照して説明する。
図11(a)は、2次元地図を示し、交差点、あるいは直線の変化点をノード(黒丸)として示している。例えばAB間は直線であり、その間に交差点等が存在しないので、ABの中間点にはノードが設定されない。高さ情報としては、ノードAの36mとノードBの36mが記録され、これらのノード情報に基づいて、3次元情報を表示したディスプレイにルート情報や自車シンボル位置が表示されることになる。
しかし、AB間の中央部が高くなった構成、例えば高さ方向に湾曲した橋である場合がある。図11(b)には、ノードAB間の高さの変化を示している。ノードの位置A,Bは双方とも36mの高さであるが、その中央部では、たとえば40mといったように、中央部が盛り上がった橋であるルートである場合がある。あるいはその逆の構成として、AB間が、地下のトンネルである場合などは、ABの中央部が端点A,Bより低い位置にあるルートとなる。
このような場合、ノードとして設定したA,Bの高さ情報、すなわち36mを適用して、ルート情報や自車シンボル位置を表示すると、AB間はすべて36mとして描画することになり、実際の高さ情報を反映した3次元地図グラフィックデータ上に表示されるルート情報や自車シンボル位置は地中に埋まってしまったり、あるいは地上に浮いてしまうといった不自然な描画処理がなされることになる。
このような不自然な描画処理を防止するための構成について、図12を参照して説明する。図12(a)は、リンクID218のノードABを含む2次元平面図を示している。
ノードAは、高さ34m
ノードBは、高さ28m
である。
ノードAB間の高さ情報を示すのが図12(b)のグラフである。この高さ情報は、3次元地図データから取得する。本実施例では、ノードAB間をある距離:Lで分割し、各分割点を補間点:xとして設定し、各補間点の高さ情報を保持する。図の例では、ノードAB間に9個の補間点が設定され、高さ情報は、A,Bの高さ情報2つと、補間点の高さ情報9個の計11個の高さ情報が保持されることになる。この補間点の高さ情報は、図2の記憶手段213に格納される。図3の構成においては、(c)ノード対応高度データに付随する補間点対応高度データとして、ノードの高度データに対応付けられて格納される。
実際の高さ情報を反映した3次元地図グラフィックデータ上に、ルート情報や自車シンボルを表示する場合は、ノードの高さ情報のみならず、補間点の高さ情報、すなわち、補間点対応高度データに基づいて表示位置を決定し表示する。この処理によって、実際の高さ情報を反映した3次元地図グラフィックデータ上に表示されるルート情報や自車シンボル位置が、地中に埋まってしまったり、あるいは地上に浮いてしまうといった不自然な描画処理が防止され、道路上の適切な位置に表示することが可能となる。
図12に示す例では、ノード間をある距離:Lで分割し、各分割点を補間点:xとして設定し、すべての補間点の高さ情報を記憶手段213(図2参照)に保持する例として説明した。記憶手段213に十分な容量がある場合には、このようなデータ記憶構成も可能であるが、記憶手段213の記憶容量には限りがあり、できる限り記憶データを削減することが望ましい。
データ削減構成について、図13を参照して説明する。図13(a)は、図12(b)を参照して説明したノードAB間に補間点を設定した例である。このデータの場合2つのノードABの高さ情報と9個の補間点の高さ情報、計11個の高さ情報を保持することになる。
図13(b)は、第1のデータ削減例を説明する図である。図13(b)では、1つの補間点(h8)の高さ情報H:43mを記憶対象から排除する。記憶対象から排除する高さ情報は、以下の基準によって選択される。補間点を2次元位置に沿ってシーケンシャルに並べて番号:nを設定する。ここでは、図に示すように、補間点No.を、[hn]とする。図の例では補間点No.は、h2〜h10である。
このとき、
|高さ(n+1)−高さ(n)|=0
を満足する2つの連続する補間点を抽出し、その一方、すなわち、nまたはn+1の番号の設定された補間点の高さ情報を記憶対象から除外する。すなわち、同一の高さ情報を持つ連続する補間点の一方を高さ情報の保持対象から除外する処理を実行する。
図13(b)に示す例では、h7とh8が上記式の条件、すなわち、同一の高さ情報を持つ連続する補間点であり、補間点h7または補間点h8のいずれかを高さ情報を保持する補間点対象から除外する。この処理によって、図13(a)では9個の補間点高さ情報を保持する必要があったが、図13(b)ではh8の補間点が高さ情報の記憶対象から除外され、8個の補間点高さ情報を保持するのみでよく記憶データの削減が実現される。
さらに、データ削減を実現する構成例について、図13(c)を参照して説明する。図13(c)の例は、
|高さ(n+1)−高さ(n)|≦a
を満足する2つの連続する補間点を抽出し、その一方、すなわち、nまたはn+1の番号の設定された補間点の高さ情報を記憶対象から除外する構成としたものである。aの値は予め定めた差分閾値であり、0以上の値に設定する。例えば1mとして設定した場合の高さ情報の削減例が図13(c)の例である。なお、図13(c)は、図13(b)の処理後の補間点のみを示しており、図13(b)の処理で削除された補間点(h8)の位置には補間点は設定されていない。
|高さ(n+1)−高さ(n)|≦1
を満足する2つの連続する補間点の一方を記憶対象から除外する処理とは、すなわち、1m以下の差分を持つ高さ情報を有している連続する補間点の一方を記憶対象から除外する処理に相当する。
図13(c)の例では、補間点h3=H:48mと、補間点h4=H:49mの連続する補間点が、差分1mであり、上記式を満足している。さらに、補間点h7=H:43mと、補間点h8=H:42mの連続する補間点が、差分1mであり、上記式を満足している。従って、補間点h3またはh4のいずれか一方の補間点と、補間点h7またはh8のいずれか一方の補間点の高さ情報を記憶対象から排除することが可能となる。
この処理の結果として、高さ情報を保持すべき補間点の数は6個に削減される。このようなデータ削減処理を行った場合は、残された補間点の高さ情報に基づいてルート情報や自車シンボル位置の表示位置が算出される。しかし、図13を参照した説明から理解されるように、記憶対象から削除される補間点は、隣接する補間点との高さの差分の小さい補間点であるため、表示データを生成するための高さ算出において、大きな誤差が発生することがなく、実際の高さ情報を反映した3次元地図グラフィックデータ上に表示されるルート情報や自車シンボル位置が大きくずれて地中に埋まってしまったり、あるいは地上に浮いてしまうといった不自然な描画処理がなされることは防止される。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、ナビゲーション装置において、例えば目的地までの経路情報として表示するルート情報を表示する際、経路を構成するリンク上のノード対応高度データに基づいて、ルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報を生成して表示する構成としたので、3次元描写されるデータと整合したルート表示が可能となり、ルート情報が空中に描写されたり、あるいは地中を貫通したりといった不自然な描写が行なわれることなく、背景データとしての3次元描写データと整合し、また高低差の認識可能なルート表示が実行される。
さらに、本発明の構成によれば、ナビゲーション装置における自車シンボルの表示処理において、GPSの取得した位置情報と、ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自車シンボルデータを生成してディスプレイに出力する処理を実行する構成としたので、自車シンボル表示位置が空中に表示されたり、地中に表示されてしまうということがなく、3次元描写データと整合し、道路に沿って表示することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、ナビゲーション装置を搭載した車の高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、その設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成してディスプレイに出力する処理を実行する構成としたので、カメラ視点位置設定高度は、かならず、自車の高度以上の位置に設定されることになり、カメラ視点位置が地中にめり込むといった不自然な設定状態が防止され、自然な位置から観察した3次元描写データを表示することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、記憶手段にノードの間に設定した補間点の高度情報を補間点対応高度データとして保持し、補間点対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を生成して表示手段に出力する構成としたので、ノード間の高さが変化する場合においても、実際の高さ情報を反映した3次元地図グラフィックデータ上に表示されるルート情報や自車シンボル位置が、地中に埋まってしまったり、あるいは地上に浮いてしまうといった不自然な描画処理が防止され、道路上の適切な位置に表示することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、記憶手段には、ノードの間に設定した補間点の高度情報中、隣接する補間点の高度が、予め定めた差分閾値以下の補間点の組の一方のみを、補間点対応高度データとして記憶する構成としたので、記憶データの削減が可能となる。
本発明のナビゲーション装置の概要および表示データ例について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置のハードウェア構成例について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置の記憶手段の格納データについて説明する図である。 本発明のナビゲーション装置において適用するノード対応高度データの生成処理について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置が保持する高度データの詳細構成について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置が実行するデータ処理について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置が実行するルート情報表示処理の詳細について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置が実行するカメラ位置の設定処理および自車シンボルの表示処理の詳細について説明する図である。 本発明のナビゲーション装置が実行する処理シーケンスを説明するフローチャートである。 本発明のナビゲーション装置が実行する処理によって生成される表示データ例を示す図である。 ノード間の高さ変化に起因する問題点について説明する図である。 ノード間に補間点を設定し、補間点の高さ情報を保持する構成例について説明する図である。 ノード間に補間点を設定し、補間点の高さ情報を保持する構成における、データ削減例について説明する図である。
符号の説明
120 自動車
121 カーナビゲーション装置
122 GPS
131 携帯端末
132 GPS
150 3次元表示情報
151 自車シンボル
152 ルート情報
200 データ処理部
201 3Dグラフィック描画エンジン
202 RAM(Random Access Memory)
203 ROM(Read Only Memory)
204 CPU(Central Processing Unit)
205 インターフェース
211 GPS
212 車速パルス情報入力部
213 記憶手段
214 入力手段
221 表示デバイス
301 2次元地図データ
302 ルート探索用道路ネットワークデータ
303 ルート
304 ノード対応高度データ
305 3次元表示情報
321 3次元データ
322 ルート探索用道路ネットワークデータ
323 ノード対応高度データ生成手段
401 リンク数格納部
402 データ格納部
403 データ格納部
404 データ格納部
411 ノード数格納部
412 基準ノード情報格納部
413 データ格納部
501 データ制御部
502 入出力制御部
503 3Dグラフィック制御部
504 3Dグラフィック構成データ生成部
505 3Dグラフィックエンジン
521 ノード対応高度データ
522 ルート情報
524 ルート表示3次元データ
525 ルート情報
611 自車シンボル
612 カメラ
621 ルート高度
622 自車高度
623 カメラ視点位置設定高度
721 カメラ
722 ルート情報
723 自車シンボル
724 お店アイコン

Claims (11)

  1. 地図情報に基づくナビゲーション情報を生成し提示するナビゲーション装置であり、
    位置情報の取得処理を実行する位置情報取得手段と、
    2次元地図データと、3次元グラフィックデータ、および経路としてのリンク上に設定されたノード各々の高度データを記録したノード対応高度データを格納した記憶手段と、
    前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力するとともに、該入力位置情報に基づいて前記記憶手段からデータを取得し、ガイド領域の3次元表示情報を生成して表示段に出力するデータ処理部と、
    前記データ処理部からの出力データを表示する表示手段とを有し、
    前記記憶手段は、
    前記ノード対応高度データに加えて、さらに、
    隣接する2つのノード間に設定した補間点の高度データ中、高度差が予め定めた閾値以下である隣接補間点の一方を除外して残存する補間点に対応する高度データである補間点対応高度データを保持し、
    前記データ処理部は、
    前記記憶手段に格納されたノード対応高度データおよび補間点対応高度データに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を含む3次元ルート情報を生成して表示手段に出力する構成を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記データ処理部は、さらに、
    前記位置情報取得手段の取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自己のシンボルデータを生成して前記表示手段に出力する構成であることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記データ処理部は、さらに、
    前記位置情報取得手段の取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、該設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成して前記表示手段に出力する構成であることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記記憶手段に格納されたノード対応高度データは、
    識別子の設定された経路であるリンク各々に含まれるノード毎の高度データを記録したデータであり、
    前記データ処理部は、
    目的地に至る特定のリンク識別子シーケンス情報を入力し、該リンク識別子に基づいて選択されるリンクに含まれる各ノードの高度データに基づいて高さ情報を反映した3次元ルート情報を生成して表示手段に出力する構成であることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記データ処理部は、
    前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力し、進行方向に存在するガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されている場合には、ガイド地点の3次元データを生成して表示手段に出力し、ガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されていない場合には、前記記憶手段から2次元地図データを取得して表示手段に出力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  6. 地図情報に基づくナビゲーション情報を生成し提示するデータ処理方法であり、
    位置情報の取得処理を実行する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力し、該入力位置情報に基づいて記憶手段から3次元表示情報の生成に適用するデータを取得して、ガイド領域の3次元表示情報を生成して表示手段に出力するデータ処理ステップと、
    前記データ処理ステップにおいて生成したデータを表示する表示ステップとを有し、
    前記データ処理ステップは、
    前記記憶手段の格納データであるノード対応高度データ、すなわち、経路としてのリンク上に設定されたノード各々の高度データを記録したノード対応高度データと、隣接する2つのノード間に設定した補間点の高度データ中、高度差が予め定めた閾値以下である隣接補間点の一方を除外して残存する補間点に対応する高度データである補間点対応高度データとに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を含む3次元ルート情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とするデータ処理方法。
  7. 前記データ処理ステップは、さらに、
    前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ情報を3次元表示情報のパラメータとして設定した自己のシンボルデータを生成して前記表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
  8. 前記データ処理ステップは、さらに、
    前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報と、前記ノード対応高度データとに基づいて、ナビゲーション装置またはナビゲーション装置を搭載した車の高さを算出し、該算出した高さ以上の高度をカメラ視点の設定許容位置とし、該設定許容位置内に設定したカメラ視点から観察した3次元データを生成して前記表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
  9. 前記記憶手段に格納されたノード対応高度データは、
    識別子の設定された経路であるリンク各々に含まれるノード毎の高度データを記録したデータであり、
    前記データ処理ステップは、
    目的地に至る特定のリンク識別子シーケンス情報を入力し、該リンク識別子に基づいて選択されるリンクに含まれる各ノードの高度データに基づいて高さ情報を反映した3次元ルート情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
  10. 前記データ処理ステップは、
    前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報を入力し、進行方向に存在するガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されている場合には、ガイド地点の3次元データを生成して表示手段に出力し、ガイド地点の3次元データが前記記憶手段に格納されていない場合には、前記記憶手段から2次元地図データを取得して表示手段に出力する処理を実行することを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
  11. 地図情報に基づくナビゲーション情報を生成し提示する処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    位置情報の取得処理を実行する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報取得手段の取得した位置情報を入力し、該入力位置情報に基づいて記憶手段から3次元表示情報の生成に適用するデータを取得して、ガイド領域の3次元表示情報を生成して表示手段に出力するデータ処理ステップと、
    前記データ処理ステップにおいて生成したデータを表示する表示ステップとを有し、
    前記データ処理ステップは、
    前記記憶手段の格納データであるノード対応高度データ、すなわち、経路としてのリンク上に設定されたノード各々の高度データを記録したノード対応高度データと、隣接する2つのノード間に設定した補間点の高度データ中、高度差が予め定めた閾値以下である隣接補間点の一方を除外して残存する補間点に対応する高度データである補間点対応高度データとに基づいてルートの各ポイントの高度を算出し、該算出した高度データをパラメータとして設定した3次元ルート情報または自車シンボル情報を含む3次元ルート情報を生成して表示手段に出力するステップを含むことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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