JP4505520B2 - ディスクアレイ装置並びにその制御装置,制御方法および制御プログラム - Google Patents

ディスクアレイ装置並びにその制御装置,制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のディスクをそなえたディスクアレイ装置においてファイル制御を行なう技術に関し、例えば、種類の異なるディスクが混在してそなえられたディスクアレイ装置に用いて好適な技術に関する。
従来、RAID装置等のようなディスクアレイ装置には、FC(Fibre Channel)ディスクが用いられている。又、一般に、FCディスクは、520バイト(byte)のLBA(Logical Block Addressing)単位長で記憶制御される。
また、従来のディスクアレイ装置においては、上述したFCディスクの他に、SATA(Serial ATA;シリアルATA)ディスクが用いられる場合もある。このSATAディスクは、FCディスクと比較して、安価であるがアクセス性能(例えば、処理速度や信頼性)が低いことが一般的に知られている。
従って、従来のディスクアレイ装置においては、オンライン業務等のような、所定のアクセス性能が求められる用途にはFCディスクが用いられ、バックアップのような、アクセス性能があまり求められない用途にはSATAディスクが用いられる場合がある。そのため、この場合には、従来のディスクアレイ装置が、同一ループ上においてFCディスクとSATAディスクとが混在することもある。ここで、同一ループ上とは、ディスクアレイ装置に搭載されたCM(Control Module)から同一の経路を介してアクセス可能に接続されることをいう。
特開2006−146633号公報 特開2007−264917号公報
しかしながら、一般に、SATAディスクは、FCディスクとは異なり、512バイトのLBA単位長で記憶制御される。又、従来のディスクアレイ装置においては、上述したように、CMが520バイト単位でのディスクアクセスを基本としている場合が多い。
従って、このような従来のディスクアレイ装置における同一ループ上にFCディスクとSATAディスクとを混在させた場合には、CMにて520バイト単位で処理を行なったデータを、520バイト単位のそのままの状態でSATAディスクに記憶することができない。このような場合には、CMにて処理された520バイト単位のデータを、512バイト単位のデータに一旦変換してからSATAディスクに記憶する必要がある。なお、データの制御LBA単位長を変換する手法については、例えば、上記特許文献1,2が知られている。
また、FCディスクは、オンライン業務等のように、所定のアクセス性能を維持しなければならない重要な業務に用いられることが多い。従って、ディスクアレイ装置における同一ループ上にFCディスクとSATAディスクとが混在する場合であっても、FCディスクに対する処理を優先的に行なうことが望ましい。
しかしながら、上記特許文献1,2のいずれにおいても、上記の場合において、FCディスクへのアクセスに対する処理を優先的に行なうような手法を開示していない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、制御単位が異なる複数種類の記憶装置をそなえたディスクアレイ装置において、これらの記憶装置に対するアクセス性能を向上させる目的とする。
上記目的を達成するために、開示のディスクアレイ装置は、第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する制御部と、該制御部から該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該制御部から受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえ、該制御部は、該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部とをそなえている。
また、開示のディスクアレイ装置の制御装置は、第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえたディスクアレイ装置について、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御するディスクアレイ装置の制御装置であって、該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部とをそなえている。
さらに、開示のディスクアレイ装置の制御方法は、第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部と、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する制御部とをそなえたディスクアレイ装置の制御方法であって、該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視ステップと、該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視ステップにおいて監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択ステップと、該選択ステップにおいて該制御部が選択された場合に、該制御部が、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する変換ステップとをそなえている。
また、開示のディスクアレイ装置の制御プログラムは、第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえたディスクアレイ装置について、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する機能をコンピュータに実行させるためのディスクアレイ装置の制御プログラムであって、該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部として、該コンピュータを機能させている。
開示の技術によれば、制御単位が異なる複数種類の記憶装置をそなえたディスクアレイ装置において、これらの記憶装置に対するアクセス性能を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕本発明の一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態としてのRAID装置10の構成例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るRAID装置(ディスクアレイ装置)10は、例えば、図1に示すように、制御装置11,複数(図1に示す例では4つ)のFC(Fibre Channel)ディスク(第1の記憶装置)12a〜12d,複数(図1に示す例では3つ)のSATA(Serial ATA;シリアルATA)ディスク(第2の記憶装置)13a〜13c,複数(図1に示す例では3つ)のブリッジ(変換機;第1変換部)14a〜14cをそなえて構成されている。
なお、本実施形態においては、2つのFCディスク12a,12cが第0のRAIDグループを構成している。又、2つのFCディスク12b,12dが第1のRAIDグループを構成している。更に、3つのSATAディスク13a〜13cが第2のRAIDグループを構成している(いずれも図示省略)。
そして、第0および第1のRAIDグループのRAIDレベルは“RAID1”であり、第2のRAIDグループのRAIDレベルは“RAID5”である。なお、RAIDレベルは既知であるので、その詳細な説明を省略する。
なお、以下、FCディスクを示す符号としては、複数のFCディスクのうち1つを特定する必要があるときは符号12a〜12dを用いるが、任意のFCディスクを指すときには符号12を用いる。
また、以下、SATAディスクを示す符号としては、複数のSATAディスクのうち1つを特定する必要があるときは符号13a〜13cを用いるが、任意のSATAディスクを指すときには符号13を用いる。
FCディスク12やSATAディスク13は、制御装置11とアクセス可能な2本のFC経路(fc経路)15に接続されている。このFC経路15は、その一端が制御装置11に接続され、他端がFCポートに接続されている。なお、FC経路15の他端は、FCポートで終端するようになっている。
具体的には、図1に示すように、2つのFCディスク12a,12bおよび3つのSATAディスク13a,13b,13cのそれぞれが、2本のFC経路15a,15bに接続されている。そして、2本のFC経路15a,15bは、それぞれ、一端が制御装置11に接続されている。又、FC経路15aの他端がFCポート0(図1に示す“FC-Port0”参照)に接続されており、FC経路15bの他端がFCポート1(図1に示す“FC-Port0”参照)に接続されている。
同様に、2つのFCディスク12c,12dのそれぞれが、2本のFC経路15c,15dに接続されている。そして、2本のFC経路15c,15dは、それぞれ、一端が制御装置11に接続されている。又、FC経路15cの他端がFCポート2(図1に示す“FC-Port2”参照)に接続されており、FC経路15dの他端がFCポート3(図1に示す“FC-Port3”参照)に接続されている。
従って、2本のFC経路15は、FCディスク12やSATAディスク13のそれぞれに対してアクセス可能に接続されることで、1つのFCループ(FC-Loop)Pを構成するといえる。
図1に示す例では、2本のFC経路15a,15bが、2つのFCディスク12a,12bおよび3つのSATAディスク13a,13b,13cのそれぞれに対してアクセス可能に接続されることで、FCループP1を構成している。即ち、2つのFCディスク12a,12bおよび3つのSATAディスク13a,13b,13cは、同一のFCループP1上において並列に接続されている。これにより、FCループP1上において、FCディスク13とSATAディスク14とが混在するのである。
同様に、2本のFC経路15c,15dが、2つのFCディスク12c,12dのそれぞれに対してアクセス可能に接続されることで、FCループP2を構成している。即ち、2つのFCディスク12c,12dは、同一のFCループP2上において並列に接続されている。
なお、以下、FC経路を示す符号としては、複数のFC経路のうち1つを特定する必要があるときは符号15a〜15dを用いるが、任意のFC経路を指すときには符号15を用いる。
また、以下、FCループを示す符号としては、複数のFCループのうち1つを特定する必要があるときは符号P1,P2を用いるが、任意のFCループを指すときには符号Pを用いる。
そして、SATAディスク13は、ブリッジ14を介して制御装置11に対してアクセス可能に接続されている。
図1に示す例では、SATAディスク13aは、ブリッジ14aにアクセス可能に接続され、このブリッジ14aが、2本のFC経路15a,15bのそれぞれを介して制御装置11に対してアクセス可能に接続されている。又、SATAディスク13bは、ブリッジ14bにアクセス可能に接続され、このブリッジ14bが、2本のFC経路15a,15bのそれぞれを介して制御装置11に対してアクセス可能に接続されている。更に、SATAディスク13cは、ブリッジ14cにアクセス可能に接続され、このブリッジ14cが、2本のFC経路15a,15bのそれぞれを介して制御装置11に対してアクセス可能に接続されている。
なお、以下、ブリッジを示す符号としては、複数のブリッジのうち1つを特定する必要があるときは符号14a〜14cを用いるが、任意のブリッジを指すときには符号14を用いる。
また、ブリッジ14は、FCループPにおける制御装置11からSATAディスク13へのアクセス経路上に設けられるとともに、FCループPにおける制御装置11からFCディスク12へのアクセス経路上からはずれた位置に設けられている。
具体的には、例えば、図1に示すように、ブリッジ14a〜14cは、FCディスク12a,12bと共通のアクセス経路であるFC経路15a,15bからそれぞれ分岐して接続されている。即ち、FCループP1における制御装置11からFCディスク12へのアクセス経路上からはずれた位置とは、各SATAディスク13a〜13cへアクセスするために各FC経路15a,15bを接続する経路上を意味するのである。
図2は本発明の一実施形態としてのRAID装置10におけるFCディスク12およびSATAディスク13の特徴を説明するための図である。図3(a)は第1のLBA単位長L1で構成されるFC論理データXの構成例を模式的に示す図であり、図3(b)は第2のLBA単位長L2で構成されるSATA物理データYの構成例を模式的に示す図である。
FCディスク12は、後述するSATAディスク13と比較して性能が高いが高価なディスクである(図2参照)。従って、FCディスク12は、例えば、オンライン業務のような、所定のアクセス性能(例えば、処理速度や信頼性)が求められる用途に用いられる。
このFCディスク12は、図3(a)に示すように、第1のLBA(Logical Block Addressing)単位長(物理LBA長;第1の制御単位)L1でデータを記憶するようになっている。
具体的には、例えば、FCディスク12に記憶されるデータ(以下、FC論理データという場合もある;図3(a)の符号“X”参照)は、複数(図3(a)に示す例では64個)の第1単位データLBA1−0〜LBA1−63で構成されている。そして、各第1単位データLBA1−0〜LBA1−63は、それぞれ、第1のLBA単位長L1で構成されている。なお、本実施形態においては、第1のLBA単位長L1は、520バイト(byte)である。
なお、以下、第1単位データを示す符号としては、複数の第1単位データのうち1つを特定する必要があるときは符号LBA1−0〜LBA1−63を用いるが、任意の第1単位データを指すときには符号LBA1を用いる。
SATAディスク13は、FCディスク12と比較して安価であるが性能が低いディスクである(図2参照)。従って、SATAディスク13は、例えば、バックアップのような、アクセス性能があまり求められない用途に用いられる。
このSATAディスク13は、図3(b)に示すように、第1のLBA単位長L1とは異なる第2のLBA単位長(第2の制御単位)L2でデータを記憶するようになっている。
具体的には、例えば、SATAディスク13に記憶されるデータ(以下、SATA物理データという場合もある;図3(b)の符号“Y”参照)は、複数(図3(b)に示す例では65個)の第2単位データLBA2−0〜LBA2−64で構成されている。そして、各第2単位データLBA2−0〜LBA2−64は、それぞれ、第2のLBA単位長L2で構成されている。なお、本実施形態においては、第2のLBA単位長L2は、512バイトである。
なお、以下、第2単位データを示す符号としては、複数の第2単位データのうち1つを特定する必要があるときは符号LBA2−0〜LBA2−64を用いるが、任意の第2単位データを指すときには符号LBA2を用いる。
ブリッジ14は、SATAディスク13に記憶させるべきデータ(以下、記憶対象データという場合もある)を第1のLBA単位長L1の状態で制御装置11から受信した場合に、この受信した記憶対象データの制御単位を、第1のLBA単位長L1から第2のLBA単位長L2に変換する変換処理(Read Modify Write)を第1の変換方法を用いて行なうものである。即ち、ブリッジ14は、第1のLBA単位長L1で構成された記憶対象データをSATAディスク13に対して第2のLBA単位長L2で記憶する際に、第1の変換方法でSATAディスク13に記憶する記憶対象データの制御単位を変換するのである。そして、ブリッジ14は、第1の変換方法を用いて第2のLBA単位長L2に変換した記憶対象データを、対応するSATAディスク13に書き込む(記憶する)ようになっている。
ここで、第1の変換方法とは、第1のLBA単位長L1のデータの記憶対象領域となる第2のLBA単位長L2で記憶されるデータのみを読み出して変換する方法である。
図4は本発明の一実施形態としてのRAID装置10におけるブリッジ14の機能を説明するための図である。
以下、ブリッジ14が第1の変換方法を用いて変換処理を実行する場合の具体例について、図3(a),(b)および図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、ブリッジ14は、図3(a)に示すFC論理データXのうちの第1単位データLBA1−1の更新を行なう場合には、更新データとしての第1単位データLBA1−1を記憶対象データとして制御装置12から受信する(図4の符号“A1”参照)。ブリッジ14は、第1単位データLBA1−1を制御装置12から受信すると、対応するSATAディスク13に記憶されたSATA物理データY(図3(b)参照)のうちの、第1単位データLBA1−1に関するデータを記憶すべき記憶対象領域である複数(図3(b)に示す例では2つ)の第2単位データLBA2−1,LBA2−2を読み込む(図4の符号“A2”参照)。又、ブリッジ14は、受信した第1単位データLBA1−1に対して上記の変換処理を行なう。そして、ブリッジ14は、この内部のバッファ(図示省略)において、第1単位データLBA1−1に変換処理を施したデータと読みこんだ第2単位データLBA2−1,LBA2−2とをマージする(図4の符号“A3”参照)。ブリッジ14は、マージ完了後、SATAディスク13において第2単位データLBA2−1,LBA2−2が記憶されていた記憶対象領域に対して、第1単位データLBA1−1が反映されたマージ後のデータを書き込む(図4の符号“A4”参照)。
ここで、ブリッジ14は、受信した記憶対象データをシリアライズしてから上記の変換処理を実行するようになっている。複数のI/これは、ブリッジ14のハードウェアの制約上から多重処理が不可能であるためである。従って、ブリッジ14は、例えば、制御装置11から複数の書き込み要求(Write I/O)が多重発行された場合であっても、ブリッジ14内でシリアライズしてから、一の書き込み要求ずつ変換処理を実行するのである。
なお、ブリッジ14は、制御装置11から受信したデータが、SATAディスク13への書きこみ開始LBAが64の倍数でない書き込み処理(Write)、もしくは、SATAディスク13への書きこみLBA数(FC論理LBA数)が64の倍数でない書き込み処理に対してのみ、上述した第1の変換方法を用いた変換処理を実行する。これは、FCディスク12に記憶可能な第1のLBA単位長L1が520バイトであるのに対し、SATAディスク13に記憶可能な第2のLBA単位長L2が512バイトであるためである。
ここで、書きこみ開始LBAとは、ディスク内の記憶対象領域を構成するn(nは自然数)個のデータブロックLBA0〜n−1のうちの、書き込み処理を開始するデータブロックを特定するためのアドレス番号を意味する。例えば、上記のデータブロックLBA0〜n−1においては、書き込み開始LBAは、アドレス番号“0”〜“n−1”のいずれかの値を指す。即ち、「SATAディスク13への書きこみ開始LBAが64の倍数でない」とは、SATAディスク13に対して書き込み処理を開始するデータブロックを特定するための値が64の倍数でないことを意味するのである。
また、書きこみLBA数とは、ディスク内の記憶対象領域に対して書き込み処理を行なう際に、書き込み対象となるデータブロック数を意味する。即ち、「SATAディスク13への書きこみLBA数が64の倍数でない」とは、書き込み対象となるデータブロック数が64の倍数でないことを意味するのである。
従って、ブリッジ14は、更新データとして第2のLBA単位長L2で構成された記憶対象データを制御装置11から受信した場合には、この受信した記憶対象データを第2のLBA単位長L2の状態で通過させるようになっている。即ち、ブリッジ14は、制御装置11から512バイトのLBA長で構成された記憶対象データを受信した場合には、上述した第1の変換方法を用いた変換処理を実行することなく、この受信した記憶対象データをSATAディスク13にそのまま書き込むのである。
制御装置11は、上位装置(例えば、ホスト(Host);図示省略)から書き込み要求が発行されることにより、FCディスク12またはSATAディスク13に対するアクセスを制御するものであって、図1に示すように、CM(Control Module;制御部)16をそなえている。
CM16は、第1のLBA単位長L1でデータを管理し、FCディスク13およびSATAディスク14へのデータ記憶(データ書き込み)を制御するものである。このCM16は、管理情報格納部17,監視部18,選択部19およびCMファーム(第2変換部)20をそなえて構成されている。
図5は本発明の一実施形態としてのRAID装置10における管理情報格納部17に格納されているディスク構成情報d1の構成例を模式的に示す図、図6はその管理情報格納部17に格納されている管理テーブルd2の構成例を模式的に示す図である。
管理情報格納部17は、FCディスク13およびSATAディスク14に関する情報を格納するものであって、例えば、メモリ等の記憶装置により実現される。この管理情報格納部17は、例えば、図1に示すように、ディスク構成情報d1および管理テーブルd2をそなえて構成されている。
ディスク構成情報d1は、例えば、図5に示すように、RAID番号d1a,RAIDレベルd1b,ディスク種別d1c,構成ディスク数d1dおよびディスク位置d1eを、複数のRAIDグループ毎に管理するものである。
RAID番号d1aは、複数のRAIDグループを識別するためのシリアル番号を示すものである。図5に示す例では、RAID番号d1aは、第0のRAIDグループのシリアル番号として“00”を、第1のRAIDグループのシリアル番号として“01”を、第2のRAIDグループのシリアル番号として“02”を、それぞれ示している。なお、RAID番号d1aについては、本実施形態に限定されず、他の識別用の情報を用いることができる。
RAIDレベルd1bは、各RAIDグループのRAIDレベルを示すものである。例えば、RAIDレベルd1bは、“RAID0”,“RAID1”,“RAID1+0”,“RAID2”,“RAID3”,“RAID4”,“RAID5”および“RAID6”のうちいずれかのRAIDレベルを選択的に示すようになっている。
そして、RAIDレベルd1bは、複数のRAIDグループのそれぞれのRAIDレベルを、RAID番号d1aで示された各RAIDグループのそれぞれに対応するように(RAIDグループ毎に)示すようになっている。
図5に示す例では、RAIDレベルd1bは、第0のRAIDグループ(RAID番号“00”)に対応して“RAID1”を示している。以下同様に、RAIDレベルd1bは、第1のRAIDグループ(RAID番号“01”)に対応して“RAID1”を、第2のRAIDグループ(RAID番号“02”)に対応して“RAID5”を、それぞれ示している。
ディスク種別d1cは、各RAIDグループで使用されているディスク種別を示すものである。本実施形態においては、ディスク種別d1cは、“FC−Disk”および“SATA−Disk”のうちいずれかのディスク種別を選択的に示すようになっている。ここで、ディスク種別“FC−Disk”は、FCディスク12を示しており、ディスク種別“SATA−Disk”は、SATAディスク13を示している。
そして、ディスク種別d1cは、複数のRAIDグループのそれぞれのディスク種別を、RAID番号d1aで示された各RAIDグループのそれぞれに対応するように(RAIDグループ毎に)示すようになっている。
図5に示す例では、ディスク種別d1cは、第0のRAIDグループ(RAID番号“00”)に対応して“FC−Disk”を示している。以下同様に、ディスク種別d1cは、第1のRAIDグループ(RAID番号“01”)に対応して“FC−Disk”を、第2のRAIDグループ(RAID番号“02”)に対応して“SATA−Disk”を、それぞれ示している。
構成ディスク数d1dは、各RAIDグループで使用されているディスク数を示すものである。ここで、ディスクとは、各RAIDグループを構成するFCディスク12やSATAディスク13のことである。
そして、構成ディスク数d1dは、複数のRAIDグループのそれぞれのディスク数を示す値を、RAID番号d1aで示された各RAIDグループのそれぞれに対応するように(RAIDグループ毎に)示すようになっている。
図5に示す例では、構成ディスク数d1dは、第0のRAIDグループ(RAID番号“00”)に対応して“2”を示している。以下同様に、構成ディスク数d1dは、第0のRAIDグループ(RAID番号“01”)に対応して“2”を、第0のRAIDグループ(RAID番号“02”)に対応して“3”を、それぞれ示している。
ディスク位置d1eは、各RAIDグループで使用されているディスクの位置を特定するための情報(ディスク位置特定情報)を示すものである。
本実施形態においては、ディスク位置d1eは、該当するディスク(以下、該当ディスクという)が接続されている2本のFC経路15を識別するための識別情報(以下、FC経路識別情報という)として、これら2本のFC経路15の他端に接続されているFCポートを示している。更に、ディスク位置d1eは、これら2本のFC経路15において該当ディスクを特定するための識別情報(以下、ディスク識別情報という)を示している。従って、ディスク位置d1eは、FC経路識別情報とディスク識別情報とを組み合わせて示すことにより、該当ディスクのディスク位置を特定するようになっている。
図5に示す例では、ディスク位置d1eは、第0のRAIDグループ(RAID番号“00”)を構成するFCディスク12aのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port0”とディスク識別情報“Disk0”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port1”とディスク識別情報“Disk0”とを組み合わせて示している。又、ディスク位置d1eは、第0のRAIDグループを構成するFCディスク12cのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port2”とディスク識別情報“Disk0”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port3”とディスク識別情報“Disk0”とを組み合わせて示している。
また、同様に、ディスク位置d1eは、第1のRAIDグループ(RAID番号“01”)を構成するFCディスク12bのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port0”とディスク識別情報“Disk1”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port1”とディスク識別情報“Disk1”とを組み合わせて示している。又、ディスク位置d1eは、第1のRAIDグループを構成するFCディスク12dのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port2”とディスク識別情報“Disk1”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port3”とディスク識別情報“Disk1”とを組み合わせて示している。
さらに、同様に、ディスク位置d1eは、第2のRAIDグループ(RAID番号“02”)を構成するSATAディスク13aのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port0”とディスク識別情報“Disk2”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port1”とディスク識別情報“Disk2”とを組み合わせて示している。又、ディスク位置d1eは、第2のRAIDグループを構成するSATAディスク13bのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port0”とディスク識別情報“Disk3”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port1”とディスク識別情報“Disk3”とを組み合わせて示している。更に、ディスク位置d1eは、第2のRAIDグループを構成するSATAディスク13cのディスク位置として、FC経路識別情報“FC-Port0”とディスク識別情報“Disk4”とを組み合わせて示すとともに、FC経路識別情報“FC-Port1”とディスク識別情報“Disk4”とを組み合わせて示している。
管理テーブルd2は、FCディスク12へのアクセス数(アクセス状態(状況))を、複数のFC経路15a〜15d毎に管理するものである。
ここで、管理テーブルd2は、例えば、或るFC経路15上のFCディスク12に全くアクセスされていない場合には、このFC経路15に対応するアクセス数として“0×0000 0000”を示すようになっている(図6参照)。そして、管理テーブルd2は、或るFC経路15上のFCディスク12にアクセスされている場合には、このFC経路15に対応するアクセス数である“0×0000 0000”の値がインクリメントされた値を示すようになっている。
例えば、或るFC経路15に対応するアクセス数として“0×0000 0000”を示す状態で、このFC経路15上の1つのFCディスク12に対するアクセスが開始されると、管理テーブルd2は、“0×0000 0000”の値がインクリメントされて、“0×0000 0001”の値を示すようになっている。更に、このFC経路15上のFCディスク12に対するアクセスが追加されると、管理テーブルd2は、“0×0000 0001”の値がインクリメントされて、“0×0000 0002”の値を示すようになっている。又、この状態において、FCディスク12に対するアクセスが終了すると、管理テーブルd2は、値がデクリメントされて、“0×0000 0000”の値を示すようになっている。
監視部18は、FCディスク12に対するアクセス状態を監視するものである。本実施形態においては、監視部18は、管理テーブルd2を参照することにより、FCディスク12に対するアクセス数を複数のFC経路15a〜15d毎に監視するようになっている。
選択部19は、第1のLBA単位長L1で管理されている記憶対象データをSATAディスク13に記憶させる際に、監視部18により監視されたアクセス状態に基づいて、ブリッジ14および後述するCMファーム20のいずれかを選択するものである。
この選択部19は、監視部18により監視されたアクセス状態に基づいて、FCディスク12に対してアクセス中であると判断した場合に、ブリッジ14を選択するようになっている。具体的には、選択部19は、監視部18により監視されたアクセス数が1以上の場合、即ち、管理テーブルd2が“0×0000 0000”の値以外である場合に、FCディスク12に対してアクセス中であると判断するようになっている。なお、選択部19は、監視部18により監視されたアクセス状態に基づいて、FCディスク12に対してアクセス中ではないと判断した場合に、CMファーム20を選択するようになっている。
CMファーム20は、選択部19によりCMファーム20が選択された場合に、第1のLBA単位長L1で管理されている記憶対象データの制御単位を、第1のLBA単位長L1から第2のLBA単位長L2に変換する変換処理(Read Modify Write)を第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて行なうものである。即ち、CMファーム20は、第1のLBA単位長L1の記憶対象データをSATAディスク13に対して第2のLBA単位長L2で記憶する際に、第2の変換方法でSATAディスク13に記憶する記憶対象データの制御単位を変換するのである。そして、CMファーム20は、第2の変換方法を用いて第2のLBA単位長L2に変換した記憶対象データを、対応するSATAディスク13にブリッジ14を介して書き込む(記憶する)ようになっている。なお、本実施形態においては、CMファーム20は、第1のLBA単位長L1でのディスクアクセスを行なうようになっている。
ここで、第2の変換方法とは、第1のLBA単位長L1によるデータ長と第2のLBA単位長L2によるデータ長との公倍数単位で第1のLBA単位長L1のデータの記憶対象領域となる第2のLBA単位長L2で記憶されるデータを読み出して変換する方法である。
図7は本発明の一実施形態としてのRAID装置10におけるCMファーム20の機能を説明するための図である。
以下、CMファーム20が第2の変換方法を用いて変換処理を実行する場合の具体例について、図3(a),(b)および図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、CMファーム20は、図3(a)に示すFC論理データXのうちの第1単位データLBA1−1の更新を行なう場合には、対応するSATAディスク13に記憶されたSATA物理データY(図3(b)参照)を構成する全て(図3(b)に示す例では65個)の第2単位データLBA2−0〜LBA2−64の読み取り(Read)を行なう(図7の符号“B1”参照)。又、CMファーム20は、更新データとしての第1単位データLBA1−1に対して上記の変換処理を行なう。即ち、CMファーム20は、書き込み開始LBAが64の倍数、及び、書きこみLBA数が64の倍数となるように変換処理を実行するといえる。そして、CMファーム20は、この内部のバッファ(図示省略)において、第1単位データLBA1−1に変換処理を施した記憶対象データと読み取りを行なった第2単位データLBA2−0〜LBA2−64とをマージする(図7の符号“B2”参照)。CMファーム20は、マージ完了後、SATAディスク13においてSATA物理データYが記憶されていた記憶対象領域に対して、ブリッジ14を介して、マージ後のデータを書き込む(図7の符号“B3”参照)。即ち、本実施形態のRAID装置10においては、CMファーム20がブリッジ14の機能をそなえているといえる。従って、選択部19は、SATAディスク13へアクセスする際に、監視部18により監視されたアクセス状態に基づいて、第1の変換方法と第2の変換方法のいずれを用いてデータを変換するかを選択するといえる。
ここで、CMファーム20は、上述したブリッジ14における第1の変換方法とは異なり、上記の変換処理を実行するに際して、記憶対象データをシリアライズする必要がない。これは、CMファーム20が、FCディスク12に対してNCQ(Native Command Queuing)処理を行なうために、I/O要求(Disk I/O;Read/Write)の多重発行を行なう機能をそなえているためである。従って、CMファーム20は、マージ完了後、SATAディスク13における、FC論理データXを構成する全ての第1単位データLBA1−0〜1−63に対応する64ブロック分の記憶対象領域に対して、マージ後のデータを一度に書き込むことができる。
また、本実施形態においては、CMファーム20は、FCディスク12に対してデータを書き込む場合には、第1のLBA単位長L1のデータを第1のLBA単位長L1の状態でFCディスク12に出力するようになっている。更に、本実施形態においては、CMファーム20は、選択部19によりブリッジ14が選択された場合に、第1のLBA単位長L1で管理されている記憶対象データを第1のLBA単位長L1の状態でブリッジ14に送信するようになっている。
上述の如く構成された本発明の一実施形態に係るRAID装置10におけるファイル制御手法の一例について、図8に示すフローチャート(ステップS11〜S23)に従って説明する。
先ず、上位装置がRAID番号n(nは0以上の整数)に対する書き込み要求(I/O発行依頼)を発行すると(ステップS11)、CMファーム20は、ディスク構成情報d1のディスク位置d1eを参照することにより、アクセスすべきディスク(FCディスク12又はSATAディスク13)が属するFC経路15のFC経路識別情報を認識する(ステップS12)。
そして、CMファーム20は、ディスク構成情報d1のディスク位置d1eを参照することにより、認識したFC経路識別情報に対応するFC経路15にFCディスク12とSATAディスク13とが混在しているか否かを判定する(ステップS13)。
FCディスク12とSATAディスク13とが混在していない場合には(ステップS13の“NO”ルート参照)、CMファーム20は、ディスク構成情報d1を参照することにより、今回の書き込み要求が、SATAディスク14に対するものかFCディスク13に対するものかを判定する(ステップS14)。この判定は、ディスク構成情報d1において、アクセスすべきディスクのディスク位置d1eに対応するディスク種別d1cを認識することにより行なわれる。
今回の書き込み要求がFCディスク13に対するものである場合には(ステップS14の“FCディスク”ルート参照)、CMファーム18は、通常通りにFCディスク13に対して書き込み要求を発行し(ステップS15)、処理を終了する。
今回の書き込み要求がSATAディスク13に対するものである場合には(ステップS14の“SATAディスク”ルート参照)、CMファーム20による変換処理にて行ない(ステップS16)、処理を終了する。
FCディスク12とSATAディスク13とが混在している場合には(ステップS13の“YES”ルート参照)、CMファーム20は、ディスク構成情報d1を参照することにより、今回の書き込み要求が、FCディスク12に対するものであるかSATAディスク13に対するものであるかを判定する(ステップS17)。この判定は、ディスク構成情報d1において、アクセスすべきディスクのディスク位置d1eに対応するディスク種別d1cを認識することにより行なわれる。
今回の書き込み要求がFCディスク12に対するものである場合には(ステップS17の“FCディスク”ルート参照)、CMファーム20は、管理テーブルd2における、アクセスすべきディスクが属するFC経路(以下、アクセス対象FC経路という)15に対応するアクセス数の値をインクリメントする(ステップS18)。そして、CMファーム20は、通常通りにFCディスク12に対して書き込み要求を発行する(ステップS19)。書き込み要求に対する処理が完了した後、CMファーム20は、管理テーブルd2における、アクセス対象FC経路15に対応するアクセス数の値をデクリメントし(ステップS20)、処理を終了する。
今回の書き込み要求がSATAディスク13に対するものである場合には(ステップS17の“SATAディスク”ルート参照)、選択部19は、現在、同一のFC経路15上のFCディスク12にアクセス中か否か、即ち、管理テーブルd2における、アクセス対象FC経路に対応するアクセス数の値がゼロであるか否かを判断する(ステップS21)。
同一のFC経路15上のFCディスク12にアクセス中ではない場合には(ステップS21の“NO”ルート参照)、CMファーム20は、第2の変換方法を用いて変換処理を行ない(ステップS22)、処理を終了する。
同一のFCループ15上のFCディスク12にアクセス中である場合には(ステップS21の“YES”ルート参照)、CMファーム20は、変換処理を行なわずに、ブリッジ14にデータを転送する。そして、ブリッジ14は、第1の変換方法を用いて変換処理を行ない(ステップS23)、処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態としてのRAID装置10によれば、上位装置からの書き込み要求がSATAディスク13に対するものであり、このSATAディスク13と同一のFC経路15上にFCディスク12とSATAディスク13とが混在している場合において、同一のFC経路15上のFCディスク12にアクセス中ではない場合には、CMファーム20が第2の変換方法を用いて変換処理を行なう。一方、同一のFCループ15上のFCディスク12にアクセス中である場合には、ブリッジ14が第1の変換方法を用いて変換処理を行なう。
ここで、ブリッジ14は、受信した記憶対象データをシリアライズしてから上記の変換処理を実行するようになっている。そのため、ブリッジ14において変換処理を実行した場合には、CMファーム20による変換処理の場合に比べてアクセス性能が悪くなる(例えば、処理速度が遅くなる)。
また、CMファーム20は、上述したブリッジ14における第1の変換方法とは異なり、上記の変換処理を実行するに際して、記憶対象データをシリアライズする必要がない。そのため、CMファーム20は、書き込み開始LBAが64の倍数となるように変換処理を実行するとともに、書きこみLBA数が64の倍数となるように変換処理を実行することで、ブリッジ14による変換処理が発生しなくなり、ブリッジ14において変換処理を行なう場合に比べてアクセス性能がよくなる(例えば、処理速度が速くなる)。
しかしながら、CMファーム20において変換処理を実行した場合には、SATAディスク13に対して転送されるデータは、FCディスク12に対するアクセス経路と共通のFC経路15を通過(伝送)することになる。そのため、CMファーム20がFCディスク12とSATAディスク13とを同時にアクセスする場合には、性能面で問題が発生する場合がある。例えば、CMファーム20がFCディスク12へのアクセス中に同一のFCループP上のSATAディスク13にアクセスする場合において、CMファーム20が第2の変換方法を用いて変換処理を実行すると、FC経路15上に冗長なデータが転送されることになる。これにより、FCディスク12へのアクセス性能が悪くなる場合がある。従って、上述した具体例においては、FCディスク12に対するアクセス経路上に余分なデータ転送(例えば、第1単位データLBA1−1以外の第1単位データLBA1−0,1−2〜1−63)が行なわれることになるので、例えば、FC経路ネックの場合は、性能面で不利となる。
なお、上記の問題を考慮して、同一のFCループP上においてFCディスク12とSATAディスク13とが混在する場合において、SATAディスク13に対してアクセスする場合には、ブリッジ14による変換処理を固定で実行することも考えられる。しかしながら、ブリッジ14による変換処理を固定で実行すると、FCディスク12に対するアクセスがない場合に、SATAディスク13へのアクセス性能が悪くなる場合がある。
これに対し、本発明の一実施形態としてのRAID装置10によれば、FCディスク12に対するアクセスがない場合に、ブリッジ14において変換処理を行なう場合に比べて処理速度が速くなる。一方、FCディスク12に対してアクセス中である場合に、CMファーム20による変換処理のような、FC経路15上に冗長なデータが転送されることがなくなるので、FCディスク12に対する所定のアクセス性能を維持することができる。
従って、LBA単位長L1,L2が異なる複数種類のディスク12,13をそなえたRAID装置10において、これらのディスク12,13に対するアクセス性能を向上させることができる。
〔2〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、同一のFCループP上にFCディスク12とSATAディスク13とが混在する場合を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、同一のFCループP上にLBA単位長が異なる複数種類のディスクが混在する場合に適用することができる。
また、上記実施形態では、CM16が監視部18,選択部19およびCMファーム20を個別にそなえる場合を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、監視部18および選択部19の機能をCMファーム20に含めてもよい。
さらに、上記実施形態では、選択部19が、監視部18により監視されたアクセス数がゼロではない場合に、FCディスク12に対してアクセス中であると判断しているが、それに限定されるものではなく、例えば、選択部19が、監視部18により監視されたアクセス数が所定値以上の場合に、FCディスク12に対してアクセス中であると判断してもよい。なお、この場合においては、上記の所定値は、ユーザにより任意に決定することができる。従って、この場合においては、選択部19は、監視部18により監視されたアクセス数が所定値以上の場合に、第1の変換方法を選択することになる。
また、上記実施形態では、FCディスク12に対するアクセス数をFC経路15a〜15d毎に管理する場合について説明しているが、それに限定されるものではなく、例えば、FCディスク12に対するアクセス数をFCループP1,P2毎に管理してもよい。なお、この場合においては、例えば、CMファーム20は、管理テーブルd2における、一のFCループP(例えば、FCループP1)を構成する複数のFC経路(例えば、FC経路15a,15b)に対応する複数のアクセス数の値を同時にインクリメントしたりデクリメントしたりしてもよい。
そして、CM16にそなえられたCPU(図示省略)が、RAID装置10の制御プログラム(以下、制御プログラムという)を実行することにより、これらの監視部18,選択部19およびCMファーム20として機能するようになっている。
なお、これらの監視部18,選択部19およびCMファーム20としての機能を実現するための制御プログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD−DVD,ブルーレイディスク等),磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,半導体記憶装置等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,半導体記憶装置等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
監視部18,選択部19およびCMファーム20としての機能を実現する際には、内部記憶装置に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、制御装置11がコンピュータとしての機能を有しているのである。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク,半導体記憶装置のほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等のコンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができる。
〔3〕付記
(付記1) 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、
該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、
該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する制御部と、
該制御部から該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該制御部から受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえ、
該制御部は、
該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、
該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、
該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部とをそなえることを特徴とする、ディスクアレイ装置。
(付記2) 該第1変換部は、該第2の制御単位の該記憶対象データを制御部から受信した場合に、当該受信した記憶対象データを該第2の制御単位の状態で通過させることを特徴とする、付記1に記載のディスクアレイ装置。
(付記3) 該第2変換部は、該選択部により該第1変換部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該第1変換部に送信することを特徴とする、付記1または付記2に記載のディスクアレイ装置。
(付記4) 該第1変換部は、該制御部から該第1の記憶装置へのアクセス経路上からはずれた位置に設けられることを特徴とする、付記1に記載のディスクアレイ装置。
(付記5) 該選択部は、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断した場合に、該第1変換部を選択することを選択することを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載のディスクアレイ装置。
(付記6) 該監視部は、該第1の記憶装置に対するアクセス数を監視し、
該選択部は、該監視部により監視された該アクセス数が所定値以上の場合に、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断することを特徴とする、付記5に記載のディスクアレイ装置。
(付記7) 該第1の変換方法は、該第1の制御単位のデータの記憶対象領域となる第2の制御単位で記憶されるデータのみを読み出して変換するものであり、
該第2の変換方法は、該第1の制御単位によるデータ長と該第2の制御単位によるデータ長との公倍数単位で該第1の制御単位のデータの記憶対象領域となる第2の制御単位で記憶されるデータを読み出して変換するものであることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のディスクアレイ装置。
(付記8) 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえたディスクアレイ装置について、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御するディスクアレイ装置の制御装置であって、
該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、
該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、
該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部とをそなえることを特徴とする、ディスクアレイ装置の制御装置。
(付記9) 該第2変換部は、該選択部により該第1変換部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該第1変換部に送信することを特徴とする、付記8に記載のディスクアレイ装置の制御装置。
(付記10) 該選択部は、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断した場合に、該第1変換部を選択することを選択することを特徴とする、付記8または付記9に記載のディスクアレイ装置の制御装置。
(付記11) 該監視部は、該第1の記憶装置に対するアクセス数を監視し、
該選択部は、該監視部により監視された該アクセス数が所定値以上の場合に、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断することを特徴とする、付記10に記載のディスクアレイ装置の制御装置。
(付記12) 該第1の変換方法は、該第1の制御単位のデータの記憶対象領域となる第2の制御単位で記憶されるデータのみを読み出して変換するものであり、
該第2の変換方法は、該第1の制御単位によるデータ長と該第2の制御単位によるデータ長との公倍数単位で該第1の制御単位のデータの記憶対象領域となる第2の制御単位で記憶されるデータを読み出して変換するものであることを特徴とする、付記8〜11のいずれか1項に記載のディスクアレイ装置の制御装置。
(付記13) 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部と、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する制御部とをそなえたディスクアレイ装置の制御方法であって、
該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視ステップと、
該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視ステップにおいて監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択ステップと、
該選択ステップにおいて該制御部が選択された場合に、該制御部が、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する変換ステップとをそなえることを特徴とする、ディスクアレイ装置の制御方法。
(付記14) 該第2変換ステップにおいて、該選択ステップにおいて該第1変換部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該第1変換部に送信することを特徴とする、付記13に記載のディスクアレイ装置の制御方法。
(付記15) 該選択ステップにおいて、該監視ステップにおいて監視された該アクセス状態に基づいて、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断した場合に、該第1変換部を選択することを選択することを特徴とする、付記13または付記14に記載のディスクアレイ装置の制御方法。
(付記16) 該監視ステップにおいて、該第1の記憶装置に対するアクセス数を監視し、
該選択ステップにおいて、該監視ステップにおいて監視された該アクセス数が所定値以上の場合に、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断することを特徴とする、付記15に記載のディスクアレイ装置の制御方法。
(付記17) 該第1の変換方法は、該第1の制御単位のデータの記憶対象領域となる第2の制御単位で記憶されるデータのみを読み出して変換するものであり、
該第2の変換方法は、該第1の制御単位によるデータ長と該第2の制御単位によるデータ長との公倍数単位で該第1の制御単位のデータの記憶対象領域となる第2の制御単位で記憶されるデータを読み出して変換するものであることを特徴とする、付記13〜16のいずれか1項に記載のディスクアレイ装置の制御方法。
(付記18) 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえたディスクアレイ装置について、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する機能をコンピュータに実行させるためのディスクアレイ装置の制御プログラムであって、
該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、
該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、
該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、ディスクアレイ装置の制御プログラム。
本発明の一実施形態としてのRAID装置の構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としてのRAID装置におけるFCディスクおよびSATAディスクの特徴を説明するための図である。 (a)は本発明の一実施形態としてのRAID装置における第1のLBA単位長で構成されるFC論理データの構成例を模式的に示す図であり、(b)は本発明の一実施形態としてのRAID装置における第2のLBA単位長で構成されるSATA物理データの構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としてのRAID装置におけるブリッジの機能を説明するための図である。 本発明の一実施形態としてのRAID装置における管理情報格納部に格納されているディスク構成情報の構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としてのRAID装置における管理情報格納部に格納されている管理テーブルの構成例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としてのRAID装置におけるCMファームの機能を説明するための図である。 本発明の一実施形態としてのRAID装置におけるファイル制御手法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 RAID装置(ディスクアレイ装置)
11 制御装置
12,12a〜12d FCディスク(第1の記憶装置)
13,13a〜13c SATAディスク(第2の記憶装置)
14,14a,14b ブリッジ(第1変換部)
15,15a〜15d FC経路
16 CM(制御部)
17 管理情報格納部
18 監視部
19 選択部
20 CMファーム(第2変換部)
P,P1,P2 FCループ
L1 第1のLBA単位長(第1の制御単位)
L2 第2のLBA単位長(第2の制御単位)
X FC論理データ
Y SATA物理データ
LBA1,LBA1−0〜LBA1−63 第1単位データ
LBA2,LBA2−0〜LBA2−64 第2単位データ
d1 ディスク構成情報
d1a RAID番号
d1b RAIDレベル
d1c ディスク種別
d1d 構成ディスク数
d1e ディスク位置
d2 管理テーブル

Claims (8)

  1. 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、
    該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、
    該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する制御部と、
    該制御部から該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該制御部から受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえ、
    該制御部は、
    該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、
    該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、
    該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部とをそなえることを特徴とする、ディスクアレイ装置。
  2. 該第2変換部は、該選択部により該第1変換部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データを該第1の制御単位の状態で該第1変換部に送信することを特徴とする、請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  3. 該第1変換部は、該制御部から該第1の記憶装置へのアクセス経路上からはずれた位置に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  4. 該選択部は、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断した場合に、該第1変換部を選択することを選択することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスクアレイ装置。
  5. 該監視部は、該第1の記憶装置に対するアクセス数を監視し、
    該選択部は、該監視部により監視された該アクセス数が所定値以上の場合に、該第1の記憶装置に対してアクセス中であると判断することを特徴とする、請求項4に記載のディスクアレイ装置。
  6. 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえたディスクアレイ装置について、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御するディスクアレイ装置の制御装置であって、
    該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、
    該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、
    該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部とをそなえることを特徴とする、ディスクアレイ装置の制御装置。
  7. 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部と、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する制御部とをそなえたディスクアレイ装置の制御方法であって、
    該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視ステップと、
    該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視ステップにおいて監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択ステップと、
    該選択ステップにおいて該制御部が選択された場合に、該制御部が、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する変換ステップとをそなえることを特徴とする、ディスクアレイ装置の制御方法。
  8. 第1の制御単位でデータを記憶する第1の記憶装置と、該第1の制御単位とは異なる第2の制御単位でデータを記憶する第2の記憶装置と、該第2の記憶装置へのアクセス経路上に設けられ、該第2の記憶装置に記憶させるべき記憶対象データを該第1の制御単位の状態で受信した場合に、該記憶対象データの制御単位を、第1の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第1変換部とをそなえたディスクアレイ装置について、該第1の制御単位でデータを管理し、該第1の記憶装置および該第2の記憶装置へのデータ記憶を制御する機能をコンピュータに実行させるためのディスクアレイ装置の制御プログラムであって、
    該第1の記憶装置に対するアクセス状態を監視する監視部と、
    該第1の制御単位で管理されている該記憶対象データを該第2の記憶装置に記憶させる際に、該監視部により監視された該アクセス状態に基づいて、該制御部および該第1変換部のいずれかを選択する選択部と、
    該選択部により該制御部が選択された場合に、前記第1の制御単位で管理されている記憶対象データの制御単位を、該第1の変換方法とは異なる第2の変換方法を用いて該第2の制御単位に変換する第2変換部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、ディスクアレイ装置の制御プログラム。
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