JP4504882B2 - 密閉型トンネルボーリングマシン工法 - Google Patents

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Description

本発明は、岩盤を対象とした山岳トンネルの施工において、多量湧水や高圧地下水を伴う地山までも対応可能とする密閉型トンネルボーリングマシン工法に関する。
非特許文献1に記載されているように、以前は、トンネルボーリングマシン(以下、TBMという。)とシールド掘進機とは明確に区分されていた。つまり、TBMは岩盤を対象とした山岳トンネルに対応するものであり、シールド掘進機は土砂地山を対象とする都市土木のトンネルに対応するものであった。
その後、山岳トンネルにおいて軟弱な不良地山に対応するために、TBMにシールド掘進機の要素を取り入れたシールド型のTBMが開発された(例えば、非特許文献1参照。)。このシールド型のTBMは、それ以前のオープン型のTBMにおいて、その本体構造を機長全長にわたって完全にシェル(胴体)で覆った構造としたものである。そして、図4に示すように、このTBM101の掘進は、オープン型のTBMと同様に、切羽30を開放しながら行われ、切羽30が自立することを前提としている。また、掘削ずりの搬出は、切羽30が開放された状態で、ベルトコンベヤ又はスクリューコンベヤによる輸送や、ジェットポンプを利用した流体輸送で行われる。
一方、都市土木のトンネルにおいて岩盤混じりの土砂地山に対応するため、TBMの要素を取り入れた岩盤対応シールド掘進機が開発された。この岩盤対応シールド掘進機は、例えば、それ以前の泥水式シールド掘進機に、TBMで用いるディスクカッタを適用するなどしたものである。そして、図5に示すように、このシールド掘進機102の掘進は、泥水式シールド掘進機と同様に、切羽圧A10(地山の土圧及び水圧)に対抗しながら、土砂地山や地下水を動かさないで行うことを基本としている。泥水による切羽30の押さえ(安定)は、切羽圧A10に対して、隔壁106で仕切られたチャンバ107内の泥水圧A11をA11=A10+αとして加圧することで行われる(一般的に、αは19.6kPa程度である。)。また、掘削土の搬出は、土砂を泥水中に取り込み溶け込んだ状態で配管を通して行われる。
「TBMハンドブック」,日本トンネル技術協会,2000年2月
しかし、多量湧水や高圧地下水を伴う地山に遭遇した場合には、シールド型のTBM101では、切羽30は開放されているため自立することができない。切羽30を自立させるためには、水抜きボーリングや薬液注入などの補助工法を施す必要があった。また、切羽30の開放面からの肌落ちや開放状態での大量の水抜きのため、地山が乱されTBM101を拘束することもあった。これを回避するためにも同様の補助工法が必要であった。このため、多量湧水や高圧地下水を伴う地山の施工区間が長くなったり多くなったりすると、上記のような原始的な山岳工法に頼ることが多くなり、多大の時間と費用を必要とし、トンネルの掘進工程、TBMの稼働率、施工の確実性などの施工性にかなりの問題を含んでいた。
一方、岩盤対応シールド掘進機102は、切羽圧A10よりも大きな圧力A11に加圧した泥水をチャンバ7内に満たすために、多量湧水や高圧地下水を伴う地山において切羽圧A10がシールド掘進機の耐圧を上回る場合には、全く対応できないシステムであった。
このように、TBMとシールド掘進機とは、互いに影響し合いその対応可能な地山の範囲が広くなりつつあるが、未だに、岩盤を対象とした山岳トンネルにおいて、多量湧水や高圧地下水を伴う地山に対応し効率的に施工することができる工法は、確立されていなかった。
本発明の課題は、岩盤を対象とする山岳トンネルを掘削する際に、多量湧水や高圧地下水を伴う地山があっても、トンネルボーリングマシンを用いて効率的に施工することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の密閉型トンネルボーリングマシン工法は、例えば図1から3に示すように、トンネルボーリングマシンを用いて山岳トンネルを掘進するトンネルボーリングマシン工法であって、前記トンネルボーリングマシンは、地山を掘削するカッタヘッド2の後方に設けられて外殻となる胴体(前胴4、後胴5)と、この胴体の前部を仕切る隔壁6と、この隔壁6と切羽30との間に形成され水が充満するとともに掘削ずりが取り込まれるチャンバ7と、前記隔壁6に接続されて前記チャンバ7内へ水を送水する送水手段(送水管12、送水ポンプ13など)及び前記チャンバ7内から水とともに掘削ずりを排出する排泥手段(排泥管17、排泥ポンプ18など)とを有しており、前記カッタヘッド2で地山を掘削し、前記チャンバ7内に前記送水手段で水を送水して充満させ、前記チャンバ7内から前記排泥手段で水とともに掘削ずりを排出しながら、前記トンネルボーリングマシン(密閉型トンネルボーリングマシン1)を掘進し、湧水を伴う地山に遭遇した際に、前記送水手段による送水量を減少させ前記チャンバ7内の水圧を切羽30の水圧よりも低く維持し、湧水を切羽30から前記チャンバ7内に流入させ排泥手段により排水することを特徴とする。
このように、トンネルボーリングマシンは、水が充満されたチャンバ7を形成し切羽30を開放せずに密閉していることにより、湧水を伴う地山に遭遇した場合に、切羽30からの肌落ちや切羽面での水の動きを抑制することができる。そして、送水手段によるチャンバ7内への送水量を減少させて、チャンバ7内の水圧を切羽30の水圧よりも低い圧力に減圧して維持する。チャンバ7内の水圧を切羽30の水圧よりも低くすることにより、チャンバ7内に切羽30から湧水が流入する。これにより、切羽30の水圧を低下させることができ、密閉型トンネルボーリングマシンの掘進を容易にすることができる。さらに、地山の水圧がトンネルボーリングマシンの耐圧を超えるものであっても、切羽30の水圧をその耐圧以下になるまで低下させることができ、トンネルボーリングマシンによって掘進することができる。
したがって、多量湧水や高圧地下水を伴う地山を掘進する際に、従来のように水抜きボーリングや薬液注入などの補助工法を施すことなく、トンネルボーリングマシンを用いて効率的に施工することができる。つまり、施工区間に多量湧水や高圧地下水を伴う地山を含む山岳トンネルであっても、そのトンネルの掘進工程が安定し、トンネルボーリングマシンの稼働率が向上し、施工の確実性が確保されることにより、施工期間を短縮し、施工費用を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の密閉型トンネルボーリングマシン工法において、湧水を伴う地山に遭遇した際に、前記カッタヘッド2による掘削ずりの発生量を減少させることを特徴とする。
このように、カッタヘッド2による掘削ずりの発生量を減少させることにより、排泥手段により排出すべき掘削ずりの量が減少し、その分排泥手段による排水量を増加させることができる。そして、排泥手段による排水量を増加させることにより、チャンバ7内の水圧をさらに低下させることができる。
本発明によれば、山岳トンネルを掘削する際に多量湧水や高圧地下水を伴う地山に遭遇しても、トンネルボーリングマシンに水が充満されたチャンバを形成しているので、切羽は開放されずに密閉され、切羽からの肌落ちや切羽面での水の動きの抑制が可能である。そして、チャンバ内への送水量を減少させてチャンバ内の水圧を切羽の水圧よりも低く維持し、切羽からチャンバ内に湧水を流入させて排泥手段により排水するので、切羽の水圧を低下させることが可能である。地山の水圧がトンネルボーリングマシンの耐圧を超えても、その耐圧以下にまで低下させることが可能である。したがって、従来のように水抜きボーリングや薬液注入などの補助工法を施すことなく、トンネルボーリングマシンを用いた効率的な施工が可能である。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る密閉型トンネルボーリングマシン1(以下、密閉型TBM1という。)の構成について説明する。この密閉型TBM1は、基本的には、周知のシールド型TBMの構成要素を備えている。さらに、切羽を開放させず密閉するために、周知の泥水式シールド掘進機における切羽保持のための構成要素が組み入れられている。
すなわち、図1に示すように、本実施形態に係る密閉型TBM1は、カッタモータ3で駆動され地山を掘削するカッタヘッド2と、このカッタヘッド2の後方に設けられて外殻となる伸縮可能な複胴構造の胴体(前胴4、後胴5)と、後胴5の後部でセグメント31をリング状に組み付けるエレクタ8と、後方で組み立てられたセグメント31で掘削反力を確保して推進力を発生させるシールドジャッキ9と、を装備している。その他、中折れジャッキ10、削孔機11などを装備している。
なお、本実施形態では、密閉型TBM1の機器構成を簡素化するために、周知のTBMが備える構成要素を省略している。すなわち、既設トンネルの内壁面に押し付け前胴4を位置保持するフロントグリッパと、既設トンネルの内壁面に押し付け後胴5を位置保持するメイングリッパと、メイングリッパで掘削反力を確保して推進力を発生させるスラストジャッキと、を装備していない。しかし、密閉型TBM1は、それらの構成要素を装備することが可能である。それらを装備した場合には、エレクタ8は後胴5の後部で支保、ライナーなども組み付ける機能を有する。また、スラストジャッキは主推進ジャッキとして、シールドジャッキ9は地盤が軟弱でメイングリッパにより掘削反力を確保することができない場合における補助ジャッキとしての機能を有する。
さらに、この密閉型TBM1は、前胴4の前部を仕切る隔壁6と、この隔壁6と切羽30との間に形成され泥水が充満するとともに掘削ずりが取り込まれるチャンバ7と、隔壁6に接続されてチャンバ7内へ泥水を送水する送水手段及びチャンバ7内から泥水と掘削ずりを排出する排泥手段と、を装備している。したがって、従来のTBMのような切羽30を開放した状態で排土する排土装置を装備していない。
図2に示すように、チャンバ7内の泥水と掘削ずりは、排泥手段により地上に設置した処理設備28まで流体輸送され、処理設備28により泥水と掘削ずりに分離される。分離された泥水は、地上に設置した調整槽29に貯留され、送水手段により再び循環される。
送水手段は、調整槽29から密閉型TBM1のチャンバ7まで配設される送水管12と、この送水管12に介装される送水ポンプ13、送水バルブ14、15などから構成されている。また、チャンバ7側の送水バルブ15には、コントロールバルブ16が並設されている。
排泥手段は、チャンバ7から処理設備28まで配設される排泥管17と、この排泥管17に介装されるクラッシャ21、排泥ポンプ18、排泥バルブ20などから構成されている。なお、トンネルの延長に応じて、排泥管17には中継ポンプ19が適宜増設される。また、隔壁6には、上記排泥管17とは別系統の予備排泥管22が接続されている。
送水管12と排泥管17との間には、これらを送水バルブ15と排泥バルブ20の近傍で連通させるバイパス管23が設けられている。このバイパス管23には、バイパスバルブ24が介装され、送水管12を介してチャンバ7内に供給される泥水の一部を、排泥管17側にバイパスさせて、チャンバ7内の圧力を所定値に保つ際に用いられる。
また、送水管12とクラッシャ21との間には、循環管25が設けられている。この循環管25には、循環ポンプ26が介装され、チャンバ7内に供給される泥水の一部を、クラッシャ21に供給できるようになっている。
次に、上記構成のTBMを用いた密閉型TBM工法について説明する。この密閉型TBM工法における掘進は、基本的にはカッタヘッド2で地山を掘削し、チャンバ7内に送水手段で泥水を送水して充満させ、チャンバ7内から排泥手段で泥水とともに掘削ずりを排出しながら行う。そして、地山が通常の岩盤である施工区間、軟弱な不良地山である施工区間、多量湧水や高圧地下水を伴う施工区間に分けて、チャンバ7内の泥水圧の管理方法を変更して行う。チャンバ7内の泥水圧の管理は、送水手段の送水量及び送水圧、カッタヘッド2の掘削土量、排泥手段の排水量を制御しながら行う。
まず、地山が通常の岩盤である施工区間では、切羽30が自立するので、チャンバ7内へ送水は、掘削ずりを排泥するために必要な水量として制御すればよい。したがって、切羽30を保持するためにチャンバ7内の泥水圧を制御する必要はない。
次に、地山が軟弱な不良地山である施工区間では、切羽30が自立しないので、従来の泥水式シールド工法によって掘進する。すなわち、切羽圧に対してチャンバ7内の泥水圧を高い圧力に加圧して、切羽30を安定させながら行う。チャンバ7内の泥水圧の制御は、送水ポンプ13の回転数を変化させたり、コントロールバルブ16の開口率を変化させたりして行う。
そして、地山が多量湧水や高圧地下水を伴う施工区間では、送水手段による送水量を減少させ、チャンバ7内の水圧を切羽30の水圧よりも低い圧力に減圧して所定の圧力で維持する。つまり、図3に示すように、チャンバ7内の水圧Aは、切羽30の水圧Aに対して、A=A−βとして制御される。βは、切羽30の水圧を低下させるための管理値である。チャンバ7内の水圧の制御範囲は、密閉型TBM1の耐圧範囲内とする。
チャンバ7内の水圧が切羽30の水圧よりも低いので、地山の湧水が切羽30からチャンバ7内に流入する。流入した湧水を、送水手段により送水された泥水とカッタヘッド2により掘削された掘削ずりとともに、排泥手段により排出する。
ここで、送水ポンプ13の送水量は、地山の湧水量が多くなるに従って減少させることになる。そして、送水ポンプ13の送水量がゼロになる場合には、掘削ずりの排出は湧水のみで行うことになる。さらに地山の湧水量が多くなる場合は、排泥ポンプ18の最大能力までチャンバ7内に湧水を流入させ掘削ずりとともに排出する。
地山の湧水量が排泥ポンプ18の最大能力を超える場合には、密閉型TBM1の掘進速度を落として、カッタヘッド2による掘削ずりの発生量を減少させる。排泥手段により排出すべき掘削ずりの量が減少し、その分排泥手段による排水量が増加する。
掘削ずりの排出量が少ない状態が長く続く場合や、あまりにも湧水が多く排水のみで排土できない場合には、予備排泥管22に別途排泥ポンプを接続して湧水の一部をトンネル坑外へ排出し、掘削ずりの排土を確保する。
以上の実施形態によれば、密閉型TBM工法では、切羽30を密閉して掘進を行うので、地山が多量湧水や高圧地下水を伴う地山に遭遇した場合に、切羽30からの肌落ちや切羽面での水の動きを抑制することができる。そして、排泥手段により湧水を排出することにより、切羽30の水圧を低下させることができ、密閉型TBM1の掘進を容易にすることができる。
さらに、カッタヘッド2による掘削ずりの発生量を減少させることにより、排泥手段により排出すべき掘削ずりの量が減少し、その分排泥手段による排水量を増加させることができ、チャンバ7内の水圧をさらに低下させることができる。また、地山の水圧が密閉型TBM1の耐圧を超えるものであっても、切羽30の水圧をその耐圧以下になるまで低下させることができ、密閉型TBM1によって掘進することができる。
したがって、従来のように水抜きボーリングや薬液注入などの補助工法を施すことなく、TBMを用いて効率的に施工することができる。すなわち、施工区間に多量湧水や高圧地下水を伴う地山を含む山岳トンネルであっても、そのトンネルの掘進工程が安定し、TBMの稼働率が向上し、施工の確実性が確保されることにより、施工期間を短縮し、施工費用を低減することができる。
また、岩盤を対象とした山岳トンネルにおける施工では、可燃性ガス(有毒ガス)の噴出や高温地山などが問題となる。しかし、この問題も切羽30が密閉されていることや水による冷却効果などによって解消することができる。
なお、以上の実施の形態においては、チャンバ7内の泥水圧を減圧するために、送水量を減少させた後に排泥量を増加させているが、本発明はこれに限定されるものではなく、排泥量を増加させた後に送水量を減少させても良い。
また、高圧地下水の急激な圧変動に制御が対応できず、チャンバ7内の泥水圧が密閉型TBM1の耐力を超える場合には、送水管12、チャンバ7などに緊急圧抜バルブ27を接続しておき、機械的な緊急圧抜きを行っても良い。
また、切羽30の水圧が著しく高く、ポンプ性能が大きくなって不経済となる場合には、削孔機11を用いて水抜きボーリングにより予め切羽30の水圧を下げておいても良い。その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した一実施の形態に係る密閉型TBMの構成を示す概略断面図である。 本発明を適用した一実施の形態に係る密閉型TBMにおける流体のフローを説明する図である。 本発明に係る密閉型TBMにおける切羽の水圧とチャンバ内の水圧との関係を説明するための模式図である。 従来のTBMにおける切羽の水圧とチャンバ内の水圧との関係を説明するための模式図である。 従来のシールド掘進機における切羽の水圧とチャンバ内の水圧との関係を説明するための模式図である。
符号の説明
1 密閉型トンネルボーリングマシン
2 カッタヘッド
3 カッタモータ
4 前胴(胴体)
5 後胴(胴体)
6 隔壁
7 チャンバ
8 エレクタ
9 シールドジャッキ
10 中折れジャッキ
11 削孔機
12 送水管(送水手段)
13 送水ポンプ(送水手段)
14、15 送水バルブ(送水手段)
16 コントロールバルブ(送水手段)
17 排泥管(排泥手段)
18 排泥ポンプ(排泥手段)
19 中継ポンプ(排泥手段)
20 排泥バルブ(排泥手段)
21 クラッシャ(排泥手段)
22 予備排泥管(排泥手段)
23 バイパス管
24 バイパスバルブ
25 循環管
26 循環ポンプ
27 緊急圧抜バルブ
28 処理設備
29 調整槽
30 切羽
31 セグメント
(山岳トンネルにおける)切羽の水圧
(密閉型TBMの)チャンバ内の泥水圧

Claims (2)

  1. トンネルボーリングマシンを用いて山岳トンネルを掘進するトンネルボーリングマシン工法であって、
    前記トンネルボーリングマシンは、地山を掘削するカッタヘッドの後方に設けられて外殻となる胴体と、この胴体の前部を仕切る隔壁と、この隔壁と切羽との間に形成され水が充満するとともに掘削ずりが取り込まれるチャンバと、前記隔壁に接続されて前記チャンバ内へ水を送水する送水手段及び前記チャンバ内から水とともに掘削ずりを排出する排泥手段とを有しており、
    前記カッタヘッドで地山を掘削し、前記チャンバ内に前記送水手段で水を送水して充満させ、前記チャンバ内から前記排泥手段で水とともに掘削ずりを排出しながら、前記トンネルボーリングマシンを掘進し、
    湧水を伴う地山に遭遇した際に、前記送水手段による送水量を減少させ前記チャンバ内の水圧を切羽の水圧よりも低く維持し、湧水を切羽から前記チャンバ内に流入させ排泥手段により排水することを特徴とする密閉型トンネルボーリングマシン工法。
  2. 湧水を伴う地山に遭遇した際に、前記カッタヘッドによる掘削ずりの発生量を減少させることを特徴とする請求項1に記載の密閉型トンネルボーリングマシン工法。
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