JP4504689B2 - 除草剤の標的としてのセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ - Google Patents
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Description
a)配列番号3に示される核酸配列を有する核酸配列;又は
b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号4に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列;又は
c)配列番号3に対して少なくとも91%の同一性を有する一部領域を含む、配列番号3の核酸配列の機能的等価物;並びに
以下を含む核酸配列:
a)配列番号7に示される核酸配列を有する核酸配列;又は
b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列;又は
c)配列番号7に対して少なくとも88%の同一性を有する一部領域を含む、配列番号7の核酸配列の機能的等価物、
を用いることにより達成されることを見出した。
これは、そのコード核酸配列を、通常のクローニング手法を用いて、直接又はリンカーにより本発明に係る核酸配列と融合させうるペプチド又はポリペプチドを指す。アフィニティタグは、全細胞抽出物からのアフィニティクロマトグラフィーによる組換え標的タンパク質の単離、濃縮及び/又は特定の精製に役立つ。上記リンカーは、プロテアーゼ切断部位(例えば、トロンビン又は第Xa因子の切断部位)を含むことが有利であり、それによりアフィニティタグは必要な場合に標的タンパク質から切り出すことができる。一般的なアフィニティタグの例は、例えばquiagen及びhilden製の「Hisタグ」、「Strepタグ」、「Mycタグ」(Invitrogen, Carlsberg)、キチン結合ドメイン及びインテインからなるNew England Biolabs製のタグ、New England Biolabs製のマルトース結合タンパク質(pMal)、及びNovagen製のCBDタグとして知られるタグがある。アフィニティタグは、標的タンパク質をコードする配列と共に、コード核酸配列の5’末端又は3’末端に結合させうる。
これは、遺伝子発現の抑制(低減)のための技術であり、抑制しようとする天然遺伝子の一部をコードする遺伝子(対象の実験において特定される)を、好適なプロモーターの制御下にて「センス」又は「アンチセンス」配向でモデル植物に形質転換するものである。一般に、天然遺伝子の転写の抑制は、適当な方法を用いて検出することができるが、この抑制の程度は、このようにして作出されたトランスジェニック植物においては種々の程度である。従って、この技術によって、生物に対する、発現が低減されている遺伝子の影響を研究することができる(概説については、Trends in Plant Science, 2000, 5(9), 394-396参照)。
酵素活性という用語は、酵素が基質をある産物に変換する能力をいう。酵素活性は、産物の増大、基質(若しくは出発物質)の低減、又は特定の補因子の低減、あるいは上記パラメータの少なくとも2つの組み合わせを、時間経過の関数として調べる活性アッセイとして知られている方法において測定することができる。
本発明の目的のため、上記用語は、成長及び生存能力がセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ、好ましくはグリオキシソームセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの存在により付与されることを意味する。グリオキシソームセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの生物学的活性を有するタンパク質の活性が阻害されると、植物の成長が抑制されたり、成長が停止したり又は死に至る。
発現カセットは、少なくとも1つの遺伝子制御配列(プロモーターなど)と機能的に連結した本発明に係る核酸配列、及び有利にはさらなる制御配列(ターミネーターなど)を含むものである。発現カセットの核酸配列は、例えばゲノムDNA配列若しくは相補的DNA配列、又はRNA配列とすることができ、半合成又は完全合成類似体であってもよい。これらの配列は、直鎖状又は環状で、染色体とは別に又はゲノム中に組み込まれて存在することができる。対象の核酸配列は、合成してもよいし若しくは天然に得てもよく、又は合成DNA成分と天然DNA成分との混合物であってもよい。あるいは、種々の生物に由来する種々の異種遺伝子断片から構成されるものであってもよい。
機能的(operable又はfunctional)連結は、調節配列の各々又は遺伝子制御配列の各々が、コード配列を発現させる場合に目的の機能を果たすような、調節配列又は遺伝子制御配列の配列の順序を意味するものと理解される。
これは、本明細書においては、配列番号3の核酸配列又は配列番号3の一部と標準的な条件下でハイブリダイズし、かつ、細胞又は生物において、SHMTの生物学的活性を有するポリペプチドを発現可能な核酸配列を意味する。従って、用語「機能的等価物」はまた、配列番号7の核酸配列又は配列番号7の一部とハイブリダイズし、かつ細胞又は生物においてSHMTの生物学的活性を有するポリペプチドを発現可能な核酸配列を含む。
用語「遺伝子制御配列」は、用語「調節配列」と同等であるとみなされる。これは、真核生物又は原核生物における、本発明に係る核酸の転写、及び適当であれば翻訳に影響を及ぼす配列である。その例としては、プロモーター又は「エンハンサー」配列として知られる配列である。これらの制御配列に加えて、又はこれらの配列の代わりに、これらの配列の天然の調節は、実際の構造遺伝子の前に依然として存在していてもよく、適当な場合には、天然の調節をなくして、標的遺伝子の発現が改変(すなわち増大又は低減)されるように遺伝的に改変してもよい。制御配列の選択は、宿主生物又は出発生物に応じて異なる。遺伝子制御配列は、さらに遺伝子の5’非翻訳領域、イントロン又は非コード3’領域を含みうる。制御配列は、さらに、相同組換え又は宿主生物ゲノムへの挿入を可能とする配列、あるいはゲノムからの除去を可能とする配列を意味するものと理解される。遺伝子制御配列は、さらにプロモーター、プロモーター配列又は最小プロモーター配列、発現に関する性質を改変することが可能な、クロマチン構造に影響を及ぼす配列(例えばマトリックス付着領域(MAR))を含みうる。従って、遺伝子制御配列は、例えば、組織特異的発現がさらに特定のストレス要因に依存するという事実にも影響を受ける。このような配列は、例えば、水ストレス、アブシジン酸(Lam E and Chua NH, J Biol Chem 1991; 266(26): 17131-17135)、高温及び低温ストレス(Plant Cell 1994, (6): 251-264)、並びに熱ストレス(Molecular & General Genetics, 1989, 217(2-3): 246-53)について記載されている。
2つの核酸配列又はポリペプチド配列間の「相同性」は、各々のケースで、配列全長にわたる核酸配列/ポリペプチド配列の同一性によって規定され、この同一性は、プログラムアルゴリズムBESTFIT(Wisconsin Package Version 10.0、ウィスコンシン大学、遺伝学コンピューターグループ(GCG)、Madison, USA)を用いたアラインメントによって、ポリペプチドについては下記のパラメーター:
ギャップ重み:8 長さ重み:2
平均マッチ:2912 平均ミスマッチ:−2003
核酸については下記のパラメーター:
ギャップ重み:50 長さ重み:3
平均マッチ:10.000 平均ミスマッチ:−9.000
を設定して、計算する。
核酸配列又はアミノ酸配列の「変異」は、1以上のヌクレオチド残基の置換、付加、欠失、逆転又は挿入を含み、これはまた1以上のアミノ酸の置換、挿入又は欠失により標的タンパク質の対応するアミノ酸配列の変化をもたらし、かつ標的タンパク質の機能的特性は、全体として本質的に保持されているものである。
これは、起源の生物における天然の染色体の遺伝子座を意味する。ゲノムライブラリーの場合には、核酸配列の天然の遺伝的環境は、少なくとも一部が保持されることが好ましい。この環境は、核酸配列の少なくとも5’又は3’に隣接し、少なくとも50bp、好ましくは少なくとも100bp、特に好ましくは少なくとも500bp、非常に特に好ましくは少なくとも1000bp、最も好ましくは少なくとも5000bpの配列の長さである。
本発明の目的において、「植物」は、植物細胞、植物組織、植物器官、又は植物個体、例えば種子、塊茎、花、花粉、果実、苗木、根、葉、茎、又は他の植物部分である。さらに、用語「植物」は、増殖部位、例えば種子、果実、苗木、挿木、塊茎、切枝又は根塊を意味するものと理解される。
これは、活性に関する有意な知見が得られるまで活性アッセイを行うのに必要な時間を意味し、アッセイで使用するタンパク質の特異的活性、及び採用する方法、及び使用する機器の感度に応じて異なる。当業者であれば、反応時間の決定を容易に理解できる。測光法に基づいて除草剤活性を有する化合物を同定する方法の場合には、反応時間は例えば0〜120分である。
これは、組換えDNA技術により作製されうるDNA配列の組み合わせを意味する。
これは、一般的に、DNA配列を融合するための既知の技術をいう(例えばSambrook et al., 1989, Cold Spring Harbor, NY, Cold Spring Harbor Laboratory Pressに記載されている)。
これは、微生物及び酵母における、本発明に係る発現カセット又はベクターの複製(倍化)を保証するものであり、例えば、大腸菌のpBR322 ori又はP15A ori(Sambrook et al.: “Molecular Cloning. A Laboratory Manual”, 2nd ed. Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY, 1989)、及び酵母のARS1 ori(Nucleic Acids Research, 2000, 28(10): 2060-2068)がある。
これは、容易に定量可能なタンパク質をコードする。形質転換効率又は形質転換の部位若しくは時期の評価は、これらの遺伝子を用いて、増殖アッセイ、蛍光アッセイ、化学発光アッセイ、生物発光アッセイ又は耐性アッセイにより、あるいは、光度測定(固有色)又は酵素活性によって、実施することができる。これに関しては、以下に挙げるようなリポータータンパク質が特に好ましい(Schenborn E, Groskreutz D. Mol Biotechnol. 1999;13(1):29-44)。「緑色蛍光タンパク質」(GFP)(Gerdes HH and Kaether C, FEBS Lett. 1996;389(1):44-47;Chui WL et al., Curr Biol 1996, 6:325-330;Leffel SM et al., Biotechniques. 23(5):912-8, 1997)、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ、ルシフェラーゼ(Giacomin, Plant Sci 1996, 116:59-72;Scikantha, J Bact 1996, 178:121;Millar et al., Plant Mol Biol Rep 1992 10:324-414)、及びルシフェラーゼ遺伝子、一般的にはβ−ガラクトシダーゼ遺伝子若しくはβグルコルニダーゼ遺伝子(Jefferson et al., EMBO J. 1987, 6, 3901-3907)、又はUra3遺伝子など。
これは抗生物質に対する耐性を付与する。これに関する例として、下記のものを挙げることができる:アミノグリコシド系の抗生物質であるネオマイシン(G418)、カナマイシン、及びパロマイシンに対する耐性を付与するネオマイシンホスホトランスフェラーゼ遺伝子(Deshayes A et al., EMBO J. 4(1985)2731-2737);hygro遺伝子(Marsh JL et al., Gene. 1984;32(3):481-485)、sul遺伝子(Guerineau F et al., Plant Mol Biol. 1990;15(1):127-136)、ハイグロマイシン遺伝子(GenBankアクセッション番号K01193)及びブレオマイシン抗生物質ゼオシンに対する耐性を付与する、She−ble遺伝子。選択マーカー遺伝子のさらに別の例として、2−デオキシグルコース−6−リン酸(WO98/45456号)又はホスフィノトリシンなどに対する耐性を付与する遺伝子、あるいは、代謝拮抗物質に対する耐性を付与するもの、例えば、dhfr遺伝子(Reiss, Plant Physiol.(Life Sci. Adv.)13(1994)142-149)が挙げられる。その他の好適な遺伝子として、trpB又はhisD(Hartman SC and Mulligan RC, Proc Natl Acad Sci USA. 85(1988)8047-8051)のような遺伝子がある。これら以外の好適な遺伝子としては、下記のものが挙げられる:マンノースリン酸イソメラーゼ遺伝子(WO94/20627号)、ODC(オルニチンデカルボキシラーゼ)遺伝子(McConlogue, 1987:Current Communications in Molecular Biology, Cold Spring Harbor Laboratory編)又はアスペルギルス・テレウスデアミナーゼ(Tamura K. et al., Biosci Biotechnol Biochem. 59(1995)2336-2338)。
これは、異種DNAを原核細胞又は真核細胞に導入する方法を意味する。形質転換細胞という用語は、形質転換方法自体の産物のみならず、形質転換により作製されたトランスジェニック生物のトランスジェニック子孫の全てを意味する。
これは、本発明に係る核酸配列によりコードされるポリペプチドであって、典型的には酵素の形態、又は、例えば、構造タンパク質、発生タンパク質、調節タンパク質(例:転写因子)、キナーゼ、ホスファターゼ、受容体、チャネルサブユニット、輸送タンパク質、酵素複合体に対して基質若しくは活性調節を付与する調節サブユニットなどの形態でありうる。標的又は作用部位の全ては、それらの機能的な存在が生存又は正常な発生及び成長に必須であるという特徴を有する。
これは、本発明に係る核酸配列、核酸配列を含む発現カセット若しくはベクター、又は上記核酸配列、発現カセット若しくはベクターで形質転換された生物を指し、トランスジェニックという用語は、標的タンパク質の核酸配列若しくは標的タンパク質の核酸配列と機能的に連結された遺伝的制御配列、又はこれらの可能な組み合わせのいずれかが天然の遺伝的環境にはないか又は組換え手法により改変されている、遺伝子操作方法により作製された構築物のすべてを意味する。これに関し、改変は、例えば、対象の核酸配列の1以上のヌクレオチド残基を変異することにより達成しうる。
a)配列番号3に示される核酸配列を有する核酸配列;又は
b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号4に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列;又は
c)配列番号3に対して少なくとも91%の同一性を有する一部領域を含む配列番号3の核酸配列の機能的等価物、
を含む。
a)配列番号7に示される核酸配列を有する核酸配列;又は
b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列;又は
c)配列番号7に対して少なくとも88%の同一性を有する、配列番号7の核酸配列の機能的等価物、
を含む。
下記属に属する双子葉の雑草:
カラシ(Sinapis)、マメグンバイナズナ(Lepidium)、ヤエムグラ(Galium)、ハコベ(Stellaria)、マトリカリア(Matricaria)、アンセミス(Anthemis)、ハキダメギク(Galinsoga)、アカザ(Chenopodium)、イラクサ(Urtica)、セネシオ(Senecio)、ヒユ(Amaranthus)、スベリヒユ(Portulaca)、オナモミ(Xanthium)、サンシキヒルガオ(Convolvulus)、サツマイモ(Ipomoea)、タデ(Polygonum)、セスバニア(Sesbania)、ブタクサ(Ambrosia)、キルシウム(Cirsium)、ヒレアザミ(Carduus)、ノゲシ(Sonchus)、ナス(Solanum)、イヌガラシ(Rorippa)、ロタラ(Rotala)、アゼトウガラシ(Lindernia)、オドリコソウ(Lamium)、クワガタソウ(Veronica)、イチビ(Abutilon)、イメックス(Emex)、チョウセンアサガオ(Datura)、スミレ(Viola)、チシマオドリコソウ(Galeopsis)、ケシ(Papaver)、ヤグルマギク(Centaurea)、シャジクソウ(Trifolium)、キンポウゲ(Ranunculus)、タンポポ(Taraxacum)
下記属に属する単子葉の雑草:
ヒエ(Echinochloa)、エノコログサ(Setaria)、キビ(Panicum)、ヒメシバ(Digitaria)、アワガエリ(Phleum)、イチゴツナギ(Poa)、ウシノケグサ(Festuca)、オヒシバ(Eleusine)、ビロードキビ(Brachiaria)、ライグラス(Lolium)、イヌムギ(Bromus)、カラスムギ(Avena)、カヤツリグサ(Cyperus)、モロコシ(Sorghum)、カモジグサ(Agropyron)、ギョウギシバ(Cynodon)、ミズアオイ(Monochoria)、テンツキ(Fimbristyslis)、オモダカ(Sagittaria)、ハリイ(Eleocharis)、フトイ(Scirpus)、スズメノヒエ(Paspalum)、カモノハシ(Ischaemum)、ナガボノウルシ(Sphenoclea)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium)、コヌカグサ(Agrostis)、スズメノテッポウ(Alopecurus)、セイヨウヌカボ(Apera)。
a)本発明に係る核酸配列と機能的に連結させた遺伝子制御配列;又は
b)さらなる機能的配列;又は
c)上記a)及びb)の組み合わせ、
を含む発現カセットに関する。
a)本発明に係る核酸配列;又は
b)配列番号3に対して少なくとも60%、好ましくは少なくとも61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%及び70%、好ましくは少なくとも71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、特に好ましくは少なくとも81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、非常に特に好ましくは少なくとも91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%の同一性を有する一部領域を含む、配列番号3の核酸配列の機能的等価物、
によりコードされるSHMTの使用に基づくものである。
i)セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ(好ましくはミトコンドリアセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ)の酵素活性、好ましくは生物学的活性を有するポリペプチドをコードする核酸分子、又は核酸分子によってコードされるポリペプチドを、1以上の試験化合物と、該試験化合物が該核酸分子又は該核酸によりコードされるポリペプチドと結合するような条件下で接触させるステップ;
ii)上記試験化合物が、上記i)のポリペプチドと結合するか否かを検出するステップ;又は
iii)上記試験化合物が、上記i)のポリペプチドの活性を低減又は阻止するか否かを検出するステップ;
iv)上記試験化合物が、上記i)の核酸の転写、翻訳又は発現を低減又は阻止するか否かを検出するステップ。
i)前述の核酸分子、又は核酸分子によってコードされるポリペプチドを、1以上の試験化合物と、該試験化合物が該核酸分子又は該核酸によりコードされるポリペプチドと結合するような条件下で接触させるステップ;
ii)上記試験化合物が、上記i)のポリペプチドと結合するか否かを検出するステップ;又は
iii)上記試験化合物が、上記i)のポリペプチドの活性を低減又は阻止するか否かを検出するステップ;
iv)上記試験化合物が、上記i)の核酸の転写、翻訳又は発現を低減又は阻止するか否かを検出するステップ。
a)本発明に係るトランスジェニック生物においてSHMTを発現させる、又は天然にSHMTを含む生物を成長させるステップ;
b)ステップa)の、トランスジェニック生物又は非トランスジェニック生物の細胞消化物における、部分的に精製された形態又は均質に精製された形態のSHMTを試験化合物と接触させるステップ;並びに
c)試験化合物とインキュベートしなかった場合のSHMT活性と比較して、試験化合物とインキュベートした場合のSHMT活性について、SHMT活性を低減又は阻止する化合物を選択するステップ。
a)トランスジェニック生物において、配列番号3に示される核酸配列を有する核酸配列、又は遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号4に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列、又は配列番号3に対して少なくとも91%の同一性を有する一部領域を含む配列番号3の核酸配列の機能的等価物、又は配列番号3に対して少なくとも60%の同一性を有する一部領域を含む核酸配列によりコードされるミトコンドリア植物セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼを発現させるか、あるいは
配列番号3に示される核酸配列を有する核酸配列、又は遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号4に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列、又は配列番号3に対して少なくとも91%の同一性を有する一部領域を含む配列番号3の核酸配列の機能的等価物、又は配列番号3に対して少なくとも60%の同一性を有する一部領域を含む核酸配列によりコードされる植物セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼを天然に含む生物を培養するステップ;
b)トランスジェニック生物又は非トランスジェニック生物の細胞消化物中のステップa)のセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼを、部分的に又は均質に精製した形態で、試験化合物と接触させるステップ;並びに
c)ステップa)のセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの活性を低減又は阻止する試験化合物を選択するステップであって、ここで試験化合物と共にインキュベートしたセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの活性を、試験化合物と共にインキュベートしていないセリンヒドロキシメチルトランスフェラーぜの活性と比較するものである、上記ステップ。
a)本発明に係るトランスジェニック生物を作出するステップ;
b)試験物質をa)のトランスジェニック生物及び同種の非トランスジェニック生物に適用するステップ;
c)該試験物質の適用後にトランスジェニック生物及び非トランスジェニック生物の成長又は生存を判定するステップ;
d)トランスジェニック生物の成長と比較して非トランスジェニック生物の成長の低減又は生存の低減をもたらす試験物質を選択するステップ。
タマネギ(Allium cepa)、パイナップル(Ananas comosus)、落花生(Arachis hypogaea)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、サトウダイコンアルチッシマ種(Beta vulgaris spec. altissima)、サトウダイコンラパ種(Beta vulgaris spec. rapa)、セイヨウアブラナ変種ナパス(Brassica napus var. napus)、セイヨウアブラナ変種ナポブラシカ(Brassica napus var. napobrassica)、アブラナ変種シルベストリス(Brassica rapa var. silvestris)、チャ(Camellia sinensis)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)、ヒッコリーイリノイネンシス(Carya illinoinensis)、レモン(Citrus limon)、オレンジ(Citrus sinensis)、アラビカコーヒー(Coffea arabica)(ロブスタコーヒー(Coffea canephora)、リベリカコーヒー(Coffea liberica))、キュウリ(Cucumis sativus)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、ニンジン(Daucus carota)、アブラヤシ(Elaeis guineensis)、エゾヘビイチゴ(Fragaria vesca)、ダイズ(Glycine max)、リクチワタ(Gossypium hirsutum)、(キワタ(Gossypium arboreum)、アジアワタ(Gossypium herbaceum)、ワタビチホリウム(Gossypium vitifolium))、ヒマワリ(Helianthus annuus)、パラゴムノキ(Hevea brasiliensis)、オオムギ(Hordeum vulgare)、ホップ(Humulus lupulus)、サツマイモ(Ipomoea batatas)、カシグルミ(Juglans regia)、レンズマメ(Lens culinaris)、アマ(Linum usitatissimum)、トマト(Lycopersicon lycopersicum)、リンゴ種(Malus spec.)、キャッサバ(Manihot esculenta)、アルファルファ(Medicago sativa)、バショウ種(Musa spec.)、タバコ(Nicotiana tabacum (N. rustica))、オリーブ(Olea europaea)、イネ(Oryza sativa)、ライマメ(Phaseolus lunatus)、サヤインゲン(Phaseolus vulgaris)、ヨーロッパトウヒ(Picea abies)、マツ種(Pinus spec.)、エンドウ(Pisum sativum)、セイヨウミザクラ(Prunus avium)、モモ(Prunus persica)、セイヨウナシ(Pyrus communis)、スグリ(Ribes sylvestre)、トウゴマ(Ricinus communis)、サトウキビ(Saccharum officinarum)、ライムギ(Secale cereale)、ジャガイモ(Solanum tuberosum)、モロコシ(Sorghum bicolor (s. vulgare))、カカオ(Theobroma cacao)、アカツメクサ(Trifolium pratense)、コムギ属アエスチバム(Triticum aestivum)、マカロニコムギ(Triticum durum)、ソラマメ(Vicia faba)、ブドウ(Vitis vinifera)、トウモロコシ(Zea mays)。
i)配列番号7に示される核酸配列を有する核酸配列;又は
ii)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列;又は
iii)配列番号7に対して少なくとも46%、47%、48%、49%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、好ましくは少なくとも60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%及び70%、好ましくは少なくとも71%、72%、73%、74%、75%、特に好ましくは少なくとも76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、非常に特に好ましくは少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%の同一性を有する、配列番号7の核酸配列の機能的等価物、
を含む核酸配列の変異体を作製するための方法は、下記のステップを含む:
a)異種系又は無細胞系における上記核酸によりコードされるタンパク質を発現させるステップ;
b)核酸の改変によるタンパク質のランダム突然変異誘発又は部位特異的突然変異誘発を行うステップ;
c)改変型遺伝子産物と除草剤との相互作用を測定するステップ;
d)相互作用をあまり示さないタンパク質の誘導体を同定するステップ;
e)除草剤を適用した後のタンパク質の生物学的活性をアッセイするステップ;
f)除草剤に対する生物学的活性が改変された核酸配列を選択するステップ。
a)配列番号7に示される核酸配列を有する核酸配列;又は
b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導されうる核酸配列;又は
c)配列番号7に対して少なくとも46%、47%、48%、49%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、好ましくは少なくとも60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%及び70%、好ましくは少なくとも71%、72%、73%、74%、75%、特に好ましくは少なくとも76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、非常に特に好ましくは少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%の同一性を有する、配列番号7の核酸配列の機能的等価物、
を含む核酸を過剰発現するステップを含む。
a)除草剤の標的として作用するタンパク質を顕著に過剰産生することにより、また、除草剤の標的として作用するタンパク質の過剰量のために、該細胞においてこのタンパク質が果たす機能が除草剤の適用後さえも維持されることによる、突然変異方法又は組換え方法を用いた、植物における耐性の発生
b)除草剤の標的として作用するタンパク質の改変型を導入し、新しく導入した改変型タンパク質の機能が、除草剤の悪影響を受けないような、植物の改変
c)新規なタンパク質/新規なRNAを導入するが、その際、低分子量物質の除草作用に応答する、該タンパク質又は核酸(RNA又はDNAなど)の化学的構造を改変し、これにより、改変された構造が除草作用の発生を阻止する、すなわち、除草剤が標的ともはや相互作用できないようにする、植物の改変
d)植物に導入される新規な遺伝子で、標的の機能を置換し、これによって、代替経路として知られるものを形成する
e)標的の機能を、植物に存在する別の遺伝子、若しくはその遺伝子産物によって引き継がせる。
例えば、制限切断、アガロースゲル電気泳動、DNA断片の精製、核酸のニトロセルロース及びナイロン膜への転写、DNA断片の連結、大腸菌細胞の形質転換、細菌培養、並びに、組換えDNAの配列分析などのクローニング方法は、Sambrook et al., (1989)(Cold Spring Harbor Laboratory Press;ISBN 0-87969-309-6)、及びAusubel, F.M. et al., Current Protocols in Molecular Biology, Greene Publishing Assoc. and Wiley-Interscience (1994); ISBN 0-87969-309-6に記載されているように、実施した。
植物の形質転換に直接使用することができるベクターにおいてcDNAライブラリー(以下、「バイナリ−cDNAライブラリー」と称する)を作製するため、種々の植物組織からmRNAを単離し、cDNA Synthese Kit(Amersham Pharmacia Biotech, Freiburg)を用いて二本鎖cDNAに転写した。cDNAの第一鎖の合成は、T12−18オリゴヌクレオチドを製造業者の説明書に従って用いて行った。サイズ分画を行った後、EcoRI−NotIアダプターを製造業者の説明書に従って連結し、Pfu DNAポリメラーゼ(Stratagene)で突出部分を平滑末端化し、cDNA集団を平均化した。Kohci et al., 1995, Plant Journal 8, 771-776の方法に従って、表1に示す条件下でオリゴヌクレオチドN1を用いたPCRによりcDNAを増幅した。
バイナリーcDNAライブラリーの選択クローンをアグロバクテリウム・ツメファシエンスC58C1:pGV2260(Deblaere et al., Nucl. Acids. Res. 13(1984), 4777-4788)に形質転換し、ストレプトマイシン/スペクチノマイシン選択においてインキュベートした。バイナリークローンnt002001035r及びnt002001036rでのタバコ植物(Nicotiana tabacum cv. Samsun NN)の形質転換に用いた材料は、YEB培地でOD600が0.8〜1.6となるよう希釈した陽性形質転換アグロバクテリウムコロニーの一晩培養物とした。滅菌植物のリーフディスク(それぞれ約1cm2)をペトリ皿において1:50アグロバクテリウム希釈液と共に5〜10分間インキュベートした。この後、2%スクロース(2MS培地)及び0.8%バクトアガーを添加したムラシゲ−スクージ培地(Physiol. Plant. 15(1962), 473)において25℃にて2日間暗室でインキュベートした。この培養を、16時間明反応/8時間暗反応の光周期で2日後まで継続し、500mg/lクラホラン(セフォタキシムナトリウム)、50mg/lカナマイシン、1mg/lベンジルアミノプリン(BAP)、0.2mg/lナフチル酢酸及び1.6g/lグルコースを添加したMS培地で週周期において継続した。再生させたシュートをカナマイシン及びクラホランを添加したMS培地に移した。トランスジェニック植物系統P_0000000315をこのようにして作出した。
cDNA(ヌクレオチド506〜652)のクローンnt002001035rのキメラcDNAの一部(配列番号1)は、植物SHMTと高度の同一性を有するペプチド断片(配列番号2)をコードする。タバコESTデータベースを用いたBLASTアルゴリズム(Altschul et al., 1990, J. Mol. Biol. 215, pp. 403-410)による配列アライメントによって、配列番号1の一部領域に対して99%以上の同一性を有し、ミトコンドリアSHMTと高度の同一性を有する別のクローンが明らかとなった。これらのクローンの1つ(クローンnt006100023、配列番号3)を配列決定したところこれはキメラであった。180アミノ酸のミトコンドリアSHMTペプチド(配列番号2)をコードする配列番号3の一部領域は、ミトコンドリアSHMTペプチド断片をコードする配列番号1の378bpの領域を含む。ヌクレオチド11位、262位及び333位を除いて配列番号1のSHMTをコードする一部領域と同一性を有する別の非キメラクローン(nt006043063、配列番号5)もまたタバコ植物に形質転換した。得られたトランスジェニック植物の表現型は系統P_0000000315の植物と同一であった。
ミトコンドリアSHMTをコードするアラビドプシスcDNA(SHM1、Genbankアクセッション番号AJ271726)を大腸菌で過剰発現させ、植物SHMT活性を有する活性タンパク質を作製した。
記載のようにして植物ミトコンドリアからSHMTを単離し、本発明に従って放射活性法により測定した(Bourguignon et al., Biochem. J. 255, pp. 169-178, 1988)。実施例4において組換え発現させたSHMTタンパク質の活性は、必要であれば精製して、本発明の方法を用いて測定した。
Claims (10)
- 除草剤活性を有する化合物の同定方法における、
(i)以下の核酸配列の1つを有する核酸分子:
(a)配列番号7に示される核酸配列、若しくは
(b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導される核酸配列、若しくは
(c)配列番号7に対して少なくとも90%の同一性を有し、かつセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼをコードする核酸配列、又は
(ii)上記核酸配列の1つによりコードされるポリペプチド
の使用。 - 除草剤活性を有する物質の同定方法であって、以下のステップ:
i)以下の核酸配列の1つを有する核酸分子:
(a)配列番号7に示される核酸配列、若しくは
(b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導される核酸配列、若しくは
(c)配列番号7に対して少なくとも90%の同一性を有し、かつセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼをコードする核酸配列、又は
上記核酸配列の1つをコードするポリペプチド
を、1以上の試験化合物と、該試験化合物が該核酸分子又は該核酸によりコードされるポリペプチドと結合するような条件下で接触させるステップ;並びに
ii)試験化合物が、i)のポリペプチドと結合するか否かを検出するステップ;あるいは
iii)試験化合物が、i)のポリペプチドの活性を低減又は阻止するか否かを検出するステップ;あるいは
iv)試験化合物が、i)の核酸の転写、翻訳又は発現を低減又は阻止するか否かを検出するステップ、
を含む、上記方法。 - 以下のステップ:
a)トランスジェニック生物において、以下の核酸配列の1つ:
(a)配列番号7に示される核酸配列、若しくは
(b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導される核酸配列、若しくは
(c)配列番号7に対して少なくとも90%の同一性を有し、かつセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼをコードする核酸配列
によりコードされる植物セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼを発現させるか、あるいは上記核酸配列の1つによりコードされる植物セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼを天然にコードする生物を培養するステップ;
b)トランスジェニック生物又は非トランスジェニック生物の細胞消化物中のステップa)のセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼを、部分的に又は均質に精製した形態で、試験化合物と接触させるステップ;並びに
c)ステップa)のセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの活性を低減又は阻止する試験化合物を選択するステップであって、ここで試験化合物と共にインキュベートしたセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの活性を、試験化合物と共にインキュベートしていないセリンヒドロキシメチルトランスフェラーぜの活性と比較するものである、上記ステップ、
を含む、請求項2記載の方法。 - ステップc)において、セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの活性を、クロマトグラフィーの単離、並びにテトラヒドロ葉酸塩及びC1−テトラヒドロ葉酸塩の定量により測定する、請求項3記載の方法。
- 以下のステップ:
a)以下の核酸配列:
(a)配列番号7に示される核酸配列、若しくは
(b)遺伝暗号の縮重に基づいて、配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導される核酸配列、若しくは
(c)配列番号7に対して少なくとも90%の同一性を有し、かつセリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼをコードする核酸配列
の少なくとも1つを含有し、細菌、酵母、真菌、動物若しくは植物又はそれらの細胞から選択される非ヒトトランスジェニック生物又は細胞を作出するステップ;
b)試験物質を、a)のトランスジェニック生物又は細胞及び同種の非トランスジェニック生物又は細胞に適用するステップ;
c)試験物質の適用後にトランスジェニック生物又は細胞及び非トランスジェニック生物又は細胞の成長又は生存を判定するステップ;
d)トランスジェニック生物又は細胞の成長と比較して非トランスジェニック生物又は細胞の成長の低減又は生存の低減をもたらす試験物質を選択するステップ、
を含む、請求項2記載の方法。 - 植物又は酵母において行う、請求項5記載の方法。
- 成長調節活性を有する物質の同定方法であって、以下のステップ:
a)配列番号7に示される核酸配列、又は遺伝暗号の縮重に基づいて配列番号8に示されるアミノ酸配列から逆翻訳により誘導される核酸配列、又は配列番号7に対して少なくとも90%の同一性を有し、セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼをコードする核酸配列を含有するトランスジェニック植物を作出するステップ;
b)試験物質を、a)のトランスジェニック植物及び同種の非トランスジェニック植物に適用するステップ;
c)試験物質の適用後のトランスジェニック植物及び非トランスジェニック植物の成長又は生存を判定するステップ;並びに
d)トランスジェニック植物の成長と比較して非トランスジェニック植物の成長の変化をもたらす試験物質を選択するステップ、
を含む、上記方法。 - 物質がハイスループットスクリーニングにおいて同定される、請求項2〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 配列番号7の核酸配列の変異体によりコードされる改変型遺伝子産物を作製する方法であって、以下のステップ:
a)異種系又は無細胞系において配列番号7によりコードされるタンパク質を発現するステップ;
b)核酸の改変によりタンパク質のランダム突然変異誘発又は部位特異的突然変異誘発を行うステップ;
c)改変型遺伝子産物と除草剤との相互作用を測定するステップ;
d)相互作用を非改変型遺伝子産物よりも示さないタンパク質の誘導体を同定するステップ;
e)除草剤の適用後にタンパク質の生物学的活性をアッセイするステップ;並びに
f)除草剤に対する生物学的活性が改変された核酸配列を選択するステップ、
を含む、上記方法。 - 請求項9のステップf)に従って選択された配列を生物に導入する、請求項9記載の方法。
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