JP4502613B2 - 非準拠カード認識システムと非準拠カード認識方法 - Google Patents

非準拠カード認識システムと非準拠カード認識方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、PCMCIAの規格に準拠していないスマートカード等の非準拠カードを、PCMCIAに準拠している準拠カード(いわゆるPCカード)用コネクタを持つコンピュータにおいて使用可能にするためのカード認識システムに関し、特に、上記カード認識システムにおいて、カードアダプタ又はコンピュータ内に設けられ、上記非準拠カードを準拠カードとして使用可能にするためのコンバータ部分の改良に関する。
例えば、PCMCIAの規格に準拠していない、例えば、PCMCIAの規格以外の異形のコネクタを有するスマートカード等の非準拠カード(以下、必要に応じて、異形カード又は非PCカードという)を、PCMCIAに準拠している準拠カード(以下、必要に応じて標準カード又はPCカードという)用コネクタを有するコンピュータにおいて使用可能にするカード認識システムは、上記非PCカードをPCカード用コネクタに接続するためのアダプタと、上記アダプタに接続された非PCカードをコンピュータにPCカードとして認識するためのコンバータとで構成される。
上記アダプタには、アクティブアダプタとパッシブアダプタがある(例えば、以下の特許文献1を参照)。
特開2001−75746号公報
アクティブアダプタは、上記コンバータを内蔵するアダプタであり、当該アクティブアダプタを用いるカード認識システムでは、コンピュータは、スマートカード等の非PCカードを認識するための特別な回路を持つ必要が無い。
他方、パッシブアダプタは、内部においてスマートカードの信号ピンの配列をPCカード用に変換するだけのものであり、コンバータは備えていない。このため、当該パッシブアダプタを用いるカード認識システムでは、コンピュータの内部に、スマートカード用パッシブアダプタの接続を検知する検知部と、当該検知部によりスマートカード用パッシブアダプタの接続が検知された場合にアクティブに切り換えられ、スマートカードから出力されたデータをPCカード用のデータに変換するコンバータとを備えることが必要になる。
本発明は、上記コンバータの改良に関するものである。以下、アクティブアダプタを使用するカード認識システムを例にとって従来のコンバータの構成及び課題の説明を行う。
図9は、非PCカードであるスマートカード1と、当該スマートカード1の認識システムS3を構成するコンピュータ3及びアクティブアダプタ10を示す図である。
コンピュータ3は、PCIバスB1を備えるチップセット4に取付けられたCPU5、メモリ6、ハードディスク7、及び、PCMCIAに準拠するPCカードを認識するためのPCカード・コントローラ8、並びに、上記PCカード・コントローラ8に接続されるPCカード用コネクタ2を備える。
スマートカード用アクティブアダプタ10は、スマートカード1が備える接触端子面1aに対応する接触コネクタ16と、コンピュータ3が備えるPCカード用のオス型コネクタ2に対応するメス型コネクタ10bとの間に、非PCカードであるスマートカードから出力されたデータをPCカードのデータに変換してコンピュータ側に出力するコンバータC2を備える。
コンバータC2は、コネクタ2を介してPCカード・コントローラ8とデータのやり取りを行うPCカード・インターフェース11、当該インターフェース11とバスB2を介してデータのやり取りを行うCPU12、RAM13、ROM14、スマートカード制御部15で構成されている。
スマートカード用の接触コネクタ16にスマートカード1が挿し込まれると、スマートカード制御部15がこれを検知し、CPU12に伝える。CPU12は、PCカード・インターフェース11を介して、コンピュータ3のPCカード・コントローラ8に、スマートカード1からの情報を出力する。
スマートカード1からコンピュータ3へのデータの流れは、以下の通りである。スマートカード1からのデータは、一旦スマートカード制御部15が内蔵するFIFO15aに格納される。当該FIFO15aは、スマートカード1とPCカード間のデータ処理速度の違いを吸収する所謂バッファメモリとして機能する。CPU12は、FIFO15aにデータが格納されたことを検知すると、FIFO15aから格納されたデータを読み取り、作業用のRAM13に保存する。CPU12は、割り込み信号を用いてスマートカード1から受取ったデータがあることを、PCカード・インターフェース11及びコネクタ2を介して、コンピュータ3のPCカード・コントローラ8に伝えた後、同様の手順でRAM13に格納されているデータをPCカード・コントローラ8に出力する。
なお、上記RAM13に格納されているデータは、PCカード・インターフェース11に内蔵するレジスタ11aに一旦保持された後に、出力される。
一方、コンピュータ3からスマートカード1へのデータの流れは、以下の通りである。コンピュータ3内のホストCPU5は、メモリ6に記憶しているデータをチップセット4、PCIバスB1、及び、PCカード・コントローラ8を介してコネクタ2へと出力する。コネクタ2を介してデータを受け取ったPCカード・インターフェース11は、内蔵するレジスタ11aに送信データを一旦格納し、CPU12は、レジスタ11aに送信データが格納されたことを検知すると、当該送信データをデータバスB2を介して作業用のRAM13に書き込む。CPU12は、RAM13に書き込まれたデータをスマートカード制御部15が内蔵するFIFO15aに書き込む。スマートカード制御部15は、FIFO15aに書き込んだデータを接触コネクタ16を介してスマートカード1に出力する。なお、上記CPU12の実行するプログラムは、全てフラッシュROM14に内蔵されている。
従来のスマートカード用アクティブカード10が備えるコンバータC2では、PCカード・インターフェース11とスマートカード制御部15との間でデータのやり取りを行うためにCPU12、ワークRAM13、及び、フラッシュROM14を備えており、回路規模が大きいといった問題があった。
また、上述するように、スマートカードから出力されたデータは、コンバータC2内部で、スマートカード制御部15のFIFO15a、作業用のRAM13、PCカード・インターフェース11のレジスタ11aの各々に順に格納された後に、コンピュータ3へと出力される。このため、データの伝送効率が悪かった。
また、上記コンバータC2を構成するフラッシュROM14は、通常のCMOSと異なる工程により製造されるため、製造工程数が多くなりコスト高になるといった問題があった。これは、フラッシュROMの代わりにEEPROMを用いる場合であっても同様である。
本発明は、上記コンバータC2からCPU12、RAM13、及び、ROM14を不要にして、簡単な構成、例えば、1チップ化しやすい構成で、かつ、効率良くデータの伝送を行うことができる改良したコンバータを備えるカード認識システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の非準拠カード認識システムは、第1ビット数のデータ量のシリアルデータの読み書きを行うカードであって規格に準拠していない非準拠カードを、認識する非準拠カード認識システム(S1)であって、コンピュータ(3)と、アダプタ(50)と、を含んでおり、上記コンピュータが、第1コネクタ(2)と、カードコントローラ(8)と、を含んでおり、上記第1コネクタが、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータの読み書きを行うカードであって、上記規格に準拠している準拠カード用のものであり、上記カードコントローラが、第1コネクタに接続された準拠カードとの間で第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを送受するものであり、上記アダプタが、第1コネクタに接続するための第2コネクタ(10b)と、非準拠カードを接続するための第3コネクタ(16)と、インターフェース(51)と、該インターフェースに接続されている非準拠カード制御部(60)と、で構成されており、上記インターフェースが、第2コネクタに接続されており、アドレスデコーダ(53)と、信号変換部(54)と、を含んでおり、上記信号変換部が、クロック信号によらず動作する素子のみから成る論理回路で構成されており、上記アドレスデコーダが、入力される準拠カードのアドレスデータを、非準拠カードの制御信号に直接変換して直ちに非準拠カード制御部に出力する論理回路であり、上記信号変換部が、第1ビット数と第2ビット数との差の分だけ、上位ビットのデータを削除又は上位ビットに“0”を付加することによって、第2コネクタからの第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第1ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して非準拠カード制御部に直ちに出力すると共に、非準拠カード制御部からの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して第2コネクタに直ちに出力する論理回路であり、上記非準拠カード制御部が、バッファメモリ(61)と、TX・I/O制御部と、を含んでおり、上記バッファメモリが、第ビット数のデータ幅のパラレルデータを記憶するものであって、非準拠カードが一度に転送可能な最大量以上のデータ記憶容量を有しており、上記TX・I/O制御部が、カードコントローラからバッファメモリへの、上記最大量のデータの書き込み完了に応じて、データを第1ビット数のデータ量の単位でシリアルに読み出して第3コネクタに出力するものであ更に、上記TX・I/O制御部が、TX制御部(23)と、I/O制御部(25)と、を備えており、上記TX制御部は、上記バッファメモリからの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータをシリアル変換してからI/O制御部へと出力するものであり、上記I/O制御部は、第1ビット数のデータ量のシリアルデータを第3コネクタに出力するものである、ことを特徴とする。
請求項2に記載の非準拠カード認識システムは、第1ビット数のデータ量のシリアルデータの読み書きを行うカードであって規格に準拠していない非準拠カードを、認識する非準拠カード認識システム(S2)であって、コンピュータ(9)と、アダプタ(80)と、を含んでおり、上記コンピュータが、第1コネクタ(2)と、カードコントローラ(70)と、を含んでおり、上記第1コネクタが、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータの読み書きを行うカードであって、上記規格に準拠している準拠カード用のものであり、上記カードコントローラが、第1コネクタに接続された準拠カード又はアダプタを介して接続された非準拠カードとデータの送受を行うためのものであり、PCカード検出部(71)と、PCカード制御部(72)と、マルチプレクサ(74)と、コンバータ(C1)と、を含んでおり、上記PCカード制御部が、準拠カードの第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを送受するものであり、マルチプレクサとコンバータとに接続されており、上記PCカード検出部が、第1コネクタに接続されたカードが、準拠カード又は非準拠カードであるのかを調べ、検出結果信号をマルチプレクサに出力するものであり、上記マルチプレクサが、検出結果信号が準拠カードであることを表している場合には、第1コネクタとPCカード制御部とを接続し、非準拠カードであることを表している場合には、第1コネクタとコンバータとを接続するものであり、上記コンバータが、インターフェース(51)と、該インターフェースに接続されている非準拠カード制御部(60)と、で構成されており、上記インターフェースが、PCカード制御部に接続されており、アドレスデコーダ(53)と、信号変換部(54)と、を含んでおり、上記信号変換部が、クロック信号によらず動作する素子のみから成る論理回路で構成されており、上記アドレスデコーダが、入力される準拠カードのアドレスデータを、非準拠カードの制御信号に直接変換して直ちに非準拠カード制御部に出力する論理回路であり、上記信号変換部が、第1ビット数と第2ビット数との差の分だけ、上位ビットのデータを削除又は上位ビットに“0”を付加することによって、カードコントローラから出力される第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第1ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して非準拠カード制御部に直ちに出力すると共に、非準拠カード制御部からの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して第1コネクタに直ちに出力する論理回路であり、上記非準拠カード制御部が、バッファメモリ(61)と、TX・I/O制御部と、を含んでおり、上記バッファメモリが、信号変換部からの第ビット数のデータ幅のパラレルデータを記憶するものであって、非準拠カードが一度に転送可能な最大量以上のデータ記憶容量を有しており、上記TX・I/O制御部が、上記非準拠カードが一度に転送可能な最大の量のデータの上記バッファメモリへの書き込み完了に応じて、データを第1ビット数のデータ量の単位でシリアルに読み出してマルチプレクサに出力するものであり、更に、上記TX・I/O制御部が、TX制御部(23)と、I/O制御部(25)と、を備えており、上記TX制御部は、上記バッファメモリからの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータをシリアル変換してからI/O制御部へと出力するものであり、上記I/O制御部は、第1ビット数のデータ量のシリアルデータをマルチプレクサに出力するものであり、上記アダプタが、第1コネクタに接続するための第2コネクタ(80b)と、上記非準拠カードを接続するための第3コネクタ(80a)と、を含んでおり、且つ、上記第2コネクタと第3コネクタとの間に、非準拠カードの配線を準拠カードの配線に変換する回路を有している、ことを特徴とする。
請求項3に記載の非準拠カード認識システムは、請求項1又は2に記載の非準拠カード認識システムであって、上記アドレスデコーダが、予め割り当てられているアドレスを順に記憶している複数のレジスタ(53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53h)と、各レジスタと入力される準拠カードのアドレスデータとの排他的論理和を求める上記レジスタと同数のEXORゲート(53i、53j、53j、53k、53l、53m、53n、53o、53p)と、で構成されている回路であり、各EXORゲートからの出力を非準拠カードの制御信号として直ちに出力する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の非準拠カード認識システムは、請求項1乃至3の何れか1つに記載の非準拠カード認識システムであって、上記信号変換部が、第1ビット数と第2ビット数との内、少ないビット数分の双方向ゲート(57[0]、57[1]、57[2]、57[3]、57[4]、57[5]、57[6]、57[7])を、対応する最下位ビットデータから順に割り当て、且つ、第1ビット数と第2ビット数との差のビット数分の、各々が“0”を出力する一方向ゲート(57[8]、57[9]、57[10]、57[11]、57[12]、57[13]、57[14]、57[15])を、上記双方向ゲートの割り当てられたビットの1つ上のビットデータから順に割り当てた構成の回路と、ビット数の多いデータをビット数の少ないデータに変換する場合、上記双方向ゲートのみをアクティブに切り換え、ビット数の少ないデータをビット数の多いデータに変換する場合、上記双方向ゲートと、一方向ゲートと、をアクティブに切り換える論理ゲート(56)と、で構成されている論理回路である、ことを特徴とする。
請求項5に記載の非準拠カード認識システムは、請求項1乃至4の何れか1つに記載の非準拠カード認識システムであって、更に、上記非準拠カード制御部が、コンピュータからの要求に応じて、データの書き込み、読み出しに関するタイミング制御を行うためのリセット信号を、予め定めたタイミングで出力する、コンピュータに依存せずに独自動作するリセット制御部(66)を有する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の非準拠カード認識システムは、請求項5に記載の非準拠カード認識システムであって、上記リセット制御部が、カウンタ(67)と、レジスタ(68)と、比較器(69)と、を含んでいる回路であり、上記カウンタがコンピュータからの要求に応じて始動するものであり、上記比較器が、カウンタのカウント値がレジスタに記録されている値と一致した場合に、上記リセット信号を出力する回路である、ことを特徴とする。
請求項7に記載の非準拠カード認識システムは、請求項1乃至6の何れか1つに記載の非準拠カード認識システムであって、上記規格がPCMCIAであり、非準拠カードがスマートカードであることを特徴とする。
請求項8に記載の非準拠カード認識方法は、請求項1に記載の非準拠カード認識システムを用いて行う、上記アダプタの第3コネクタに接続された非準拠カードの認識方法であって、上記インターフェースのアドレスデコーダによって、カードコントローラからのアドレスデータを、非準拠カードの制御信号に直接変換して非準拠カード制御部に出力する工程と、上記インターフェースの信号変換部によって、カードコントローラからの第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第1ビット数のデータ幅のパラレルデータに直接変換して非準拠カード制御部に直ちに出力する工程と、カードコントローラからバッファメモリへの上記最大量のデータの書き込み完了に応じて、上記非準拠カード制御部のTX・I/O制御部によって、データを第1ビット数単位でシリアルに読み出して第3コネクタに出力する工程と、を含んでいることを特徴とする。
請求項1に記載の非準拠カード認識システム、又は、請求項8に記載の非準拠カードの認識方法は、ソフトウェア処理を要していたインターフェースを専用の論理回路で実現した場合に得られる非準拠カード認識の高速化と、上記ソフトウェア処理実行時に用いるCPU、ROM、RAM、複数のレジスタの類を排除したことによる小型化と、非準拠カードから単位時間当たりに出力されるデータの最大量以上のバッファメモリを有することで、コンピュータの処理速度や動作状態によらず、バッファオーバーフローなどのトラブル発生を防止し、更なる処理の高速化を図ることと、を行うことができる
請求項2に記載の非準拠カード認識システムは、ソフトウェア処理を要していたインターフェースを専用の論理回路で実現した場合に得られる高速化と、上記ソフトウェア処理実行時に用いていたCPU、ROM、RAM、複数のレジスタの類を排除したことによる小型化と、非準拠カードから単位時間当たりに出力されるデータの最大量以上のバッファメモリを有することで、コンピュータの処理速度や動作状態によらず、バッファオーバーフローなどのトラブル発生を防止し、更なる処理の高速化を図ることと、を行うことができる
請求項3に記載の非準拠カード認識システムは、上記請求項1又は2に記載の非準拠カード認識システムにおいて、アドレスデータの入力に応じて、レジスタを介することなく、直ちに変換後の制御信号を出力することができる。
請求項4に記載の非準拠カード認識システムは、上記請求項1乃至3の何れか1つに記載の非準拠カード認識システムにおいて、第1又は第2ビット数のパラレルデータの入力に応じて、直ちに変換後の第2又は第1ビット数のパラレルデータを出力することができる。
請求項5に記載の非準拠カード認識システムは、上記請求項1乃至4の何れか1つに記載の非準拠カード認識システムにおいて、独自に動作するリセット制御部を設けたことにより、コンピュータの処理速度や動作状態によらず、信号出力に関して常に正確なタイミング制御を行うことができる。
請求項6に記載の非準拠カード認識システムは、上記請求項5に記載の非準拠カード認識システムにおいて、独自に動作するリセット制御部を設けたことにより、コンピュータの処理速度や動作状態によらず、信号出力に関して常に正確なタイミング制御を行うことができる。
請求項7に記載の非準拠カード認識システムは、上記請求項1乃至6の何れか1つに記載の非準拠カード認識システムにおいて、PCMCIAに準拠していないスマートカードをPCMCIAに準拠しているPCカードと同様に使用することができる。
(1)実施の形態1
以下、添付の図面を参照しつつ本発明のカード認識システム及び非準拠カードの認識方法の実施の形態について説明する。図1において、実施の形態1のカード認識システムS1を構成するアクティブ型のアダプタ50は、PCMCIAに準拠していない、例えば、異なる形状のコネクタを有する非準拠カード(以下、必要に応じて異形カード又は非PCカードという)であるスマートカードを、PCMCIAの準拠している準拠カード(以下、必要に応じて標準カード又はPCカードという)として認識するためのコンバータとして、図9に示した従来のコンバータC2からインターフェース11、CPU12、RAM13、ROM14を除去し、代わりに、改良したPCカード・インターフェース51を有するコンバータC1を採用したことを特徴とする。
コンバータC1の構成物の内、図9を参照しながら説明した従来のコンバータC2の構成物と同じ物には同じ参照番号を付して表している。以下、カード認識システムS1の全体構成について説明した後、コンバータC1の構成及び動作について詳しく説明する。
コンピュータ3は、PCIバスB1を備えるチップセット4に取り付けられたCPU5、メモリ6、ハードディスク7、及び、PCMCIAに準拠するPCカード(標準カード)を認識するためのPCカード・コントローラ8、並びに、上記PCカード・コントローラ8に接続されているPCカード用コネクタ2を備える。
異形カードであるスマートカード用のアクティブアダプタ50は、スマートカード1が備える接触端子面1aに対応する接触コネクタ16と、コンピュータ3が備えるPCカード用のオス型コネクタ2に対応するメス型コネクタ10bとの間に、スマートカード1から出力されたデータをPCカード用のデータに変換してコンピュータ側に出力するコンバータC1を備える。
コンバータC1は、従来のコンバータC2にも設けられていたスマートカード制御部15と、当該スマートカード制御部15と専用の伝送路であるバスB2を介して接続されている改良したPCカード・インターフェース51とで構成される。
上記スマートカード制御部15には、スマートカード1とPCカード間のデータ処理速度の違いを吸収する所謂バッファメモリとして機能するFIFO15aが内蔵されている。
上記PCカード・インターフェース51は、スマートカード制御部15から出力された信号のデータの規格を、PCカードのものに変換して出力する。上記データの規格には、通常、シリアル/パラレルといったデータの形式、及び、データのビット数等が含まれるが、PCカード・インターフェース51では、後に詳述するように、専用の回路(信号変換部54)を用いてデータのビット数を調節する。
図2は、PCカード・インターフェース51の構成を示す図である。PCカード・インターフェース部51は、大きく分けて、割り込み信号変換用インバータ52と、アドレスデコーダ53と、信号変換部54とで構成される。上記アドレスデコーダ53は、スマートカード制御部15の用いる制御信号SCCREN[0]〜[7]を生成する。上記信号変換部54は、スマートカード制御部15においてPCカード用のデータに変換されたスマートカードのデータのビット数を、PCカード用のデータのビット数に変換する。
割り込み信号変換用インバータ52は、スマートカード1の接続時にスマートカード制御部15よりコンピュータ3のホストCPU5に向けて出力されるHighアクティブの割り込み信号SCCINTを、反転して、Lowアクティブの信号RDY/INT#として出力する。以下、最後に“#”が付されている信号は、Lowアクティブであることを意味する。
アドレスデコーダ53は、それぞれ所定のアドレスが割り当てられている8個のレジスタを備え、コンピュータ3から送られてくる26ビットのアドレスデータA[25:0]の値が、上記8個のレジスタに割り当てられているアドレスの内の1つに該当する場合には、PCカードバスのアドレスバスを指定するため、制御信号であるレジスタイネーブル信号SCCREN[0]〜[7]の内、上記アドレスデータA[25:0]の値が割り当てられていたレジスタの信号をHighレベルに切り換える。
図3は、アドレスデコーダ53の構成を示す図である。図示するように、アドレスデコーダ53は、予め設定してある8種類の各26ビットのデータを格納する8個のレジスタ53a〜53hと、レジスタ53a〜53hに格納してある26ビットデータとアドレスデータA[25:0]との排他的論理和(EXOR)を求め、結果をレジスタイネーブル信号SCCREN[0]〜[7]として出力する8個のEXORゲート53i〜53pとで構成される。
上記構成のアドレスデコーダ53は、8個のレジスタ53a〜53hに格納しているデータにアドレスデータA[25:0]と一致するものがある場合には、レジスタイネーブル信号SCCREN[0]〜[7]の内、該当する1つの信号をHighレベルに切り換えて出力する。
再び、図2を参照する。信号変換部54は、2つのORゲート55,56と、8個の双方向ゲート57[0]〜57[7]と、8個の1方向ゲート57[8]〜57[15]とで構成される。なお、8個の双方向ゲート57[n](但し、nは0〜7)は、Lowレベルの信号入力でスマートカード側のビットデータSCPUD[n]をコンピュータ側へ通すトライステートバッファ57[n]と、逆に、Highレベルの信号入力でコンピュータ側のビットデータD[n]をスマートカード側に通すトライステートバッファ57[n]とを並列に接続したものである。
また、8個の1方向ゲート57[m](但し、mは8〜15)は、Lowレベルの信号が入力された場合に16ビットのデータD[15:0]の内、上位8ビット分のデータとして“0”のデータをコンピュータ側へ出力するトライステートバッファである。
ORゲート55は、PCMCIAに準拠してコンピュータ3のPCカード・コントローラ8から出力されるライトイネーブル信号WE#及びチップイネーブル信号CE#の両方がLowレベルに切り換った場合にLowレベルの書き込みイネーブル信号SCPURW#を出力する。信号WE#又はCE#がHighレベルに切り換った場合には、ORゲート55は、Highレベルのデータ読み出しイネーブル信号SCPURW#を出力する。
ORゲート56は、チップイネーブル信号CE#及びアウトプットイネーブル信号OE#の何れもがLowレベルになったときに、8個の双方向ゲート57[0]〜57[7]及び8個の1方向ゲート57[8]〜57[15]にLowレベルの信号を出力する。これにより、スマートカード側の8ビットのデータSCPUD[7:0]が16ビットのデータD[15:0]に変換されてコンピュータ3側に出力される。
上記信号CE#又はOE#がHighレベルに切り換った場合には、ORゲート56は、Highレベルの信号を上記8個の双方向ゲート57[0]〜57[7]及び8個の1方向ゲート57[8]〜57[15]に出力する。この場合、コンピュータ3側からの16ビットのデータD[15:0]の内、上位8ビットのデータが削除され、8ビットのデータSCPUD[7:0]としてスマートカード1側に出力される。
このように改良したPCカード・インターフェース51では、信号変換部54の働きにより、レジスタの類を介在することなく、スマートカード1とコンピュータ3の間のデータの受け渡しを効率良く行うことができるようになる。
図4は、スマートカード制御部15の構成を示す図である。スマートカード制御部15は、SCB制御部20、FIFO15a、RX/ATR制御部22、TX制御部23、カード検出部24、及び、I/O制御部25で構成される。なお、スマートカード制御部15は、図9に示した従来のカード認識システムにおいて使用していたアクティブアダプタ10のコンバータC2が内蔵していたものと全く同じ構成であり、ここでは、上述したPCカード・インターフェース51から出力される信号が直接、スマートカード制御部15に入力され、処理されることを簡単に説明するに留める。
カード検出部24には、接触コネクタ16にスマートカード1が挿し込まれたか否かを表すSC_CD#信号が入力される。カード検出部24は、当該SC_CD#信号がLowレベルの時にSCB制御部20にスマートカードを検出した旨の通知を行う。また、カード検出部24は、図示しない電源にスマートカード1への給電を許可するSC_PWR信号を出力する。
I/O制御部25は、後に説明するように、SCB制御部20からの指示に従い、スマートカード1のリセット信号SC_RSTを出力する。また、I/O制御部25は、スマートカード1とI/O信号SC_I/Oやクロック信号SC_CLKのやり取りを行う。
RX/ATR制御部22は、I/O制御部25から1ビット単位でデータを受け取り、これを8ビットのデータにパラレル変換してからFIFO15aに出力する。また、RX/ATR制御部22は、初期接続時にスマートカード1から受け取るATR(初期応答情報)に応じて1ビットのデータを伝送するのに必要なクロック数を特定する初期ETU(ビット伝送時間)を決定する。
TX制御部23は、FIFO15aからの8ビットデータを1ビット単位のデータにシリアル変換してからI/O制御部25に出力する。なお、TX制御部23は、制御部20にも接続されている。
スマートカード1とPCカード間のデータ処理速度の違いを吸収する所謂バッファメモリとして機能するFIFO15aは、8ビットデータを格納できるFIFOを全部で8個(8ワード分)備えており、RX/ATR制御部22から入力された8ビットデータをSCBDBというデータバス(図示せず)に出力したり、上記SCBDBから入力されて8個の内の1つのFIFO内に蓄えられた8ビットデータをTX制御部23に出力する。なお、SCBDBは、SCB制御部20にも接続されている。
以上に説明したように、実施の形態1に係るカード認識システムでは、アクティブ型のアダプタ内に備えるコンバータの構成を大幅に簡略化し、データ処理の遅延を招くレジスタの類(図9に示す従来のコンバータC2が備えていた作業用のRAM13、及び、PCカード・インターフェース11のレジスタ11a)を完全に除去したため、単に図9に示す従来のコンバータC2においてCPU12がソフトウェアにより実現していた内容を専用の回路で実現した場合に得られる効果だけでなく、更なる処理の高速化、及び、レジスタの類を排除したことによる小型化を図ることができる。
また、図9に示す従来のコンバータC2からフラッシュROM(EEPROMの場合でも同じである)を除去したことにより、他の処理部と一緒に製造することが可能となり、製造効率を改善することもできる。
(2)実施の形態2
実施の形態1に係るカード認識システムS1では、アクティブ型のアダプタ50の内部に改良したコンバータC1を備えるが、本発明のカード認識システムは、上記アクティブ型のアダプタ50を用いる形態に限定されず、パッシブ型のアダプタを用いる形態を採用しても良い。この場合、コンピュータに内蔵するコンバータとして上記改良したコンバータC1を使用する。
図5は、パッシブ型アダプタ80を用いるカード識別システムS2の構成を示す図である。パッシブ型アダプタ80は、スマートカード1の接触端子面1aに対応した接触コネクタ80aと、PCカード用のメス型コネクタ80bを備え、内部でスマートカード1のピン配線を対応するPCカード用に変換する周知のものである。
コンピュータ9は、PCIバスB1を備えるチップセット4に取り付けられたCPU5、メモリ6、ハードディスク7、及び、PCMCIAに準拠するPCカードを認識するためのPCカード・コントローラ70と、上記PCカード・コントローラ70に接続される上記PCカード用のコネクタ2とを備える。
以下、PCカード・コントローラ70の構成について説明する。PCカード検出部71は、コネクタ2に挿し込まれたカードが、PCMCIAに準拠するPCカードであるのか、それともスマートカード用パッシブアダプタ80であるのかの判断を行う。
マルチプレクサ74は、PCカード検出部71の検出結果に基づいてバスの切り換えを行い、コネクタ2に接続されたカードがPCカードの場合には、PCカード制御部72とコネクタ2とを接続し、コネクタ2に接続されたカードがスマートカード用パッシブアダプタ80である場合には、コネクタ2とコンバータC1を接続する。
コンバータC1は、PCカード制御部72に接続されている。即ち、接続されたカードがスマートカード用パッシブアダプタ80の場合、コネクタ2とPCカード制御部72との間にコンバータC1が介在し、スマートカード1からのデータをPCMCIAに準拠したPCカード用に変換し、変換後のデータをPCカード制御部72に出力することになる。PCカード制御部72の出力は、PCIインターフェース73及び、PCIバスB1を介してチップセット4に伝えられる。
パワースイッチ76は、PCカード制御部72又はコンバータC1よりHighレベルのPWR信号又はSC_PWR信号が出力された場合に、コネクタ2を介して接続されたカードに電源電圧Vccを供給する。
上記パッシブアダプタ80を用いるカード認識システムにおいても、コンピュータ9内に改良したコンバータC1を用いることにより、回路規模の小型化及び当該コンバータにおけるデータ伝送効率の向上を図ることができる。
(3)改良例(実施の形態3)
上記改良したコンバータC1を備えることにより、図9に示したように従来コンバータC2を構成していたCPU、ROM、RAMを除去して回路規模の小型化を図ることができるが、この結果、信号出力に関するタイミング制御までコンピュータ3により行うことになる。ホストCPU5が複数の仕事を並列に処理するマルチタスクタイプの場合、高度な処理能力を必要とする(いわゆる重い)アプリケーションを実行している時、又は、多数のアプリケーションを同時に実行している時には、厳密なタイミング制御を行うことが難しくなってしまう。例えば、データの読み出し及び書き込み時に行うタイミング制御、及び、リセット期間等の厳密なタイミング制御が難しくなる。この結果、リセット期間は、周波数約4MHzのクロック信号が40000〜45000回サイクルする期間(約10ms〜11.25ms)でなければならないとするEMV規格を常に満たすことが難しなってしまう。
そこで、上記実施の形態1及び2のカード認識システムS1,S2で用いるコンバータC1の改良例(実施の形態3)として、図6に示すように、コンバータC1を構成するスマートカード制御部15の代わりに、バッファメモリとして大容量のFIFO61と、タイミング制御部として独立に動作するリセット制御部66を内蔵するI/O制御部62を備えるスマートカード制御部60を用意した。これにより、スマートカード1からのデータの確実な読み出し及び書き込みを可能にすると共に、リセット期間の厳密な制御、具体的には、EMV規格を満足するようなリセット期間の制御が可能になる。更には、ホストCPU5からリセット制御部66の設定(後に説明するレジスタ68の設定値)を変更することで様々なタイミング制御に対応することができる。
図6は、改良したスマートカード制御部60の構成を示す図である。スマートカード制御部15と同じ構成物には同じ参照番号を付して表す。上述したように、スマートカード制御部60では、スマートカード制御部15と比べて、多数のワード数(260個)を保持することができるFIFO61と、リセット制御部66を内蔵するI/O制御部62とを設けたことを特徴とする。
まず、260ワード記憶できるFIFO61について説明する。図4に示したスマートカード制御部15が備えるFIFIO15aでは、8ビットのデータを8ワード分しか保持できない。スマートカードのプロトコルでは、最大260バイトのデータが、ブロックデータとして連続して送受信される。例えば、スマートカード1からのデータ出力速度よりもホストCPU5のデータ受け取り速度が低い場合、FIFO15aがオーバーフロー(いわゆるバッファオーバーフロー)を起こして受信データを正確に読み取ることができなくなってしまう。他方、ホストCPU5からFIFO15aへのデータの書き込み速度よりも、スマートカード1のFIFO15aからのデータ受取り速度の方が速い場合、スマートカード1へのデータ伝送が途切れ途切れに行われることになり、スマートカード1がブロックデータの量を誤認識してしまう。
そこで、FIFO15aの代わりに、スマートカード1から一度に転送可能な最大のバイト数である260ワード分の8ビットデータを格納できる大容量のFIFO61を用意し、当該FIFO61へのデータの書き込みが完了してからスマートカード1又はコンピュータ9へのデータの読み出し又は書き込みを行うことを可能にして上記不都合を解決した。
引き続き、リセット制御部66を内蔵するI/O制御部62の説明を行う。図7は、I/O制御部62内の構成を示す図である。I/O制御部62は、図4に示した従来のI/O制御部25に、ANDゲート65及びリセット制御部66を追加したものである。なお、リセット制御に関係しない構成物については省略してある。
ラッチ回路63のデータ入力端子には、Highレベルの信号(例えば電源電圧Vcc)が入力されている。リセット出力イネーブル信号SCRSTOE#がLowに切り換ると、1方向ゲート(トライステートバッファ)64がオンしてラッチ回路63より出力されるHighレベルの信号がリセット信号SC_RSTとしてスマートカード1へと出力される。リセットクリア信号SCRSTCLR#は、フリップフロップ63のタイミング信号入力端子に入力されており、リセット後のフリップフロップ63の出力を再びHighレベルに切り換える。
リセット制御部66は、SCB制御部から出力されるアクティベーション処理の終了を意味するLowレベルの信号ACTEND#の入力に応じてカウントを開始する16ビットのカウンタ67と、16ビットのカウント値を保持するレジスタ68と、上記カウンタ67の出力するカウント値とレジスタ68の保持しているカウント値を比較し、一致した場合にLowレベルのリセットエンド信号RSTENDを出力する比較器69とで構成されている。
上記構成のリセット制御部66では、ホストCPU5から上記アクティベーション処理の終了を意味する信号ACTEND#が入力されると、予め設定したクロック数(例えば41000)をカウントした後にリセット期間を終了させるためLowレベルのリセットエンド信号RSTENDを出力する。
上記リセット制御部66の比較器69から出力されるリセットエンド信号RSTENDは、2入力ANDゲート65の一方の信号入力端子に入力されている。ANDゲート65の残りの信号入力端子には、従来よりI/O制御部に入力されていたリセットセット信号SCRSTSET#が入力されている。
上記構成において、ANDゲート65は、従来よりI/O制御部に入力されていたリセットセット信号SCRSTSET#と、上記リセットエンド信号RSTENDの何れか一方がLowとなった時に、リセット信号をLowレベルに保持していたラッチ回路63をリセットする。
なお、リセット制御部66の16ビットレジスタ68の設定値を、ホストCPU5から変更可能とすることで、EMV規格以外の規格、例えば、ISO7816に準拠した40000クロック以下のリセット期間を満たすように設定することができる。
図8は、スマートカード1の接続時に、スマートカード制御部60が最初に実行するアクティベーション処理及びリセット期間を示すタイムチャートである。カード検出部24は、タイミングT1以前に接触コネクタ16(パッシブ型アダプタ80の場合、接触コネクタ80a)にスマートカード1が挿入されたことをSC_DC#信号がLowレベルに切り換わったことにより検知し、これをSCB制御部20に通知する。SCB制御部20は、ホストCPU5に向けてHighレベルの割り込み信号SCCINTを出力する。割り込み信号SCCINTは、PCカード・インターフェース部51において反転された後、PCカード用の割り込み信号RDY/INT#としてPCカード・コントローラ8、チップセット4、そしてホストCPU5へと送られる。
Lowレベルの割り込み信号RDY/INT#を受けたホストCPU5は、スマートカード1と通信を開始するため、以下の手順でアクティベーション処理を実行する。まず、ホストCPU5は、タイミングT1で、PCカード・インターフェース51、及び、スマートカード制御部15内のSCB制御部20を経由してI/O制御部62を制御してSC_RST、SC_CLK、及び、SC_I/O端子をハイ・インピーダンスの状態からLowレベルに切り換える。
なお、スマートカード制御部15とスマートカード1との間に規格上必要なプルアップ抵抗が接続されているため、SC_I/Oは、ハイ・インピーダンス状態でもHighレベルになっている。
タイミングT2において、ホストCPU5は、PCカード・インターフェース51、及び、スマートカード制御部15内のSCB制御部20を経由してカード検出部24を制御し、SC_PWR端子をHighレベルに切り換えてカード用の電源スイッチ(図5のスイッチ76を参照)をオンに切り換え、SC_VCC端子に電源供給を開始する。
タイミングT3において、ホストCPU5は、PCカード・インターフェース51、及び、スマートカード制御部15内のSCB制御部20を経由してI/O制御部62を制御し、SC_I/O端子をハイ・インピーダンス状態にして受信モードにする。
タイミングT4において、ホストCPU5は、PCカード・インターフェース51、及び、スマートカード制御部15内のSCB制御部20を経由してI/O制御部62を制御し、SC_CLK端子からクロック信号を供給し始める。これにより、アクティベーション処理が完了する。SCB制御部20は、クロック信号の出力に伴い、アクティベーション終了信号ACTEND#をリセット制御部66に出力する。
Lowレベルのアクティベーション終了信号ACTEND#を受取ったリセット制御部66は、所定のリセット期間経過後のタイミングT5においてSC_RST端子をHighレベルに切り換えてリセット期間を終了する。ホストCPU5は、スマートカード1からI/O制御部62等を介してATR(初期応答信号)信号が送られてくるのを待機する。
上述したように、タイミング制御部として独立して動作するリセット制御部66を備えたI/O制御部62を採用することにより、改良したコンバータC1を用意したことにより信号出力の厳密なタイミング制御ができなくなるという問題を解決することができた。
実施の形態1に係るカード認識システムの構成を示す図である。 PCカード・インターフェースの構成を示す図である。 アドレスデコーダの構成を示す図である。 スマートカード制御部の構成を示す図である。 実施の形態2に係るカード認識システムの構成を示す図である。 改良例のカード認識システムで使用するスマートカード制御部の構成を示す図である。 I/O制御部の構成を示す図である。 スマートカード接続時のアクティベーション処理実行時のタイムチャートを示す図である。 従来のカード認識システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 スマートカード、4 チップセット、5 ホストCPU、6 メモリー、7 ハードディスク、8 PCカード・コントローラ、10,50 アクティブアダプタ、11,51 PCカード・インターフェース、15 スマートカード制御部、53 アドレスデコーダ。

Claims (8)

  1. 第1ビット数のデータ量のシリアルデータの読み書きを行うカードであって規格に準拠していない非準拠カードを、認識する非準拠カード認識システム(S1)であって、コンピュータ(3)と、アダプタ(50)と、を含んでおり、
    上記コンピュータが、第1コネクタ(2)と、カードコントローラ(8)と、を含んでおり、
    上記第1コネクタが、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータの読み書きを行うカードであって、上記規格に準拠している準拠カード用のものであり、
    上記カードコントローラが、第1コネクタに接続された準拠カードとの間で第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを送受するものであり、
    上記アダプタが、第1コネクタに接続するための第2コネクタ(10b)と、非準拠カードを接続するための第3コネクタ(16)と、インターフェース(51)と、該インターフェースに接続されている非準拠カード制御部(60)と、で構成されており、
    上記インターフェースが、第2コネクタに接続されており、アドレスデコーダ(53)と、信号変換部(54)と、を含んでおり、上記信号変換部が、クロック信号によらず動作する素子のみから成る論理回路で構成されており、
    上記アドレスデコーダが、入力される準拠カードのアドレスデータを、非準拠カードの制御信号に直接変換して直ちに非準拠カード制御部に出力する論理回路であり、
    上記信号変換部が、第1ビット数と第2ビット数との差の分だけ、上位ビットのデータを削除又は上位ビットに“0”を付加することによって、第2コネクタからの第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第1ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して非準拠カード制御部に直ちに出力すると共に、非準拠カード制御部からの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して第2コネクタに直ちに出力する論理回路であり、
    上記非準拠カード制御部が、バッファメモリ(61)と、TX・I/O制御部と、を含んでおり、
    上記バッファメモリが、第ビット数のデータ幅のパラレルデータを記憶するものであって、非準拠カードが一度に転送可能な最大量以上のデータ記憶容量を有しており、
    上記TX・I/O制御部が、カードコントローラからバッファメモリへの、上記最大量のデータの書き込み完了に応じて、データを第1ビット数のデータ量の単位でシリアルに読み出して第3コネクタに出力するものであ
    更に、上記TX・I/O制御部が、TX制御部(23)と、I/O制御部(25)と、を備えており、上記TX制御部は、上記バッファメモリからの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータをシリアル変換してからI/O制御部へと出力するものであり、上記I/O制御部は、第1ビット数のデータ量のシリアルデータを第3コネクタに出力するものである、
    ことを特徴とする非準拠カード認識システム。
  2. 第1ビット数のデータ量のシリアルデータの読み書きを行うカードであって規格に準拠していない非準拠カードを、認識する非準拠カード認識システム(S2)であって、コンピュータ(9)と、アダプタ(80)と、を含んでおり、
    上記コンピュータが、第1コネクタ(2)と、カードコントローラ(70)と、を含んでおり、
    上記第1コネクタが、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータの読み書きを行うカードであって、上記規格に準拠している準拠カード用のものであり、
    上記カードコントローラが、第1コネクタに接続された準拠カード又はアダプタを介して接続された非準拠カードとデータの送受を行うためのものであり、PCカード検出部(71)と、PCカード制御部(72)と、マルチプレクサ(74)と、コンバータ(C1)と、を含んでおり、
    上記PCカード制御部が、準拠カードの第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを送受するものであり、マルチプレクサとコンバータとに接続されており、
    上記PCカード検出部が、第1コネクタに接続されたカードが、準拠カード又は非準拠カードであるのかを調べ、検出結果信号をマルチプレクサに出力するものであり、
    上記マルチプレクサが、検出結果信号が準拠カードであることを表している場合には、第1コネクタとPCカード制御部とを接続し、非準拠カードであることを表している場合には、第1コネクタとコンバータとを接続するものであり、
    上記コンバータが、インターフェース(51)と、該インターフェースに接続されている非準拠カード制御部(60)と、で構成されており、
    上記インターフェースが、PCカード制御部に接続されており、アドレスデコーダ(53)と、信号変換部(54)と、を含んでおり、上記信号変換部が、クロック信号によらず動作する素子のみから成る論理回路で構成されており、
    上記アドレスデコーダが、入力される準拠カードのアドレスデータを、非準拠カードの制御信号に直接変換して直ちに非準拠カード制御部に出力する論理回路であり、
    上記信号変換部が、第1ビット数と第2ビット数との差の分だけ、上位ビットのデータを削除又は上位ビットに“0”を付加することによって、カードコントローラから出力される第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第1ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して非準拠カード制御部に直ちに出力すると共に、非準拠カード制御部からの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第2ビット数のデータ幅のパラレルデータに変換して第1コネクタに直ちに出力する論理回路であり、
    上記非準拠カード制御部が、バッファメモリ(61)と、TX・I/O制御部と、を含んでおり、
    上記バッファメモリが、信号変換部からの第ビット数のデータ幅のパラレルデータを記憶するものであって、非準拠カードが一度に転送可能な最大量以上のデータ記憶容量を有しており、
    上記TX・I/O制御部が、上記非準拠カードが一度に転送可能な最大の量のデータの上記バッファメモリへの書き込み完了に応じて、データを第1ビット数のデータ量の単位でシリアルに読み出してマルチプレクサに出力するものであり、
    更に、上記TX・I/O制御部が、TX制御部(23)と、I/O制御部(25)と、を備えており、上記TX制御部は、上記バッファメモリからの第1ビット数のデータ幅のパラレルデータをシリアル変換してからI/O制御部へと出力するものであり、上記I/O制御部は、第1ビット数のデータ量のシリアルデータをマルチプレクサに出力するものであり、
    上記アダプタが、第1コネクタに接続するための第2コネクタ(80b)と、上記非準拠カードを接続するための第3コネクタ(80a)と、を含んでおり、且つ、上記第2コネクタと第3コネクタとの間に、非準拠カードの配線を準拠カードの配線に変換する回路を有している、
    ことを特徴とする非準拠カード認識システム。
  3. 上記アドレスデコーダが、
    予め割り当てられているアドレスを順に記憶している複数のレジスタ(53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53h)と、
    各レジスタと入力される準拠カードのアドレスデータとの排他的論理和を求める上記レジスタと同数のEXORゲート(53i、53j、53j、53k、53l、53m、53n、53o、53p)と、
    で構成されている回路であり、各EXORゲートからの出力を非準拠カードの制御信号として直ちに出力する、請求項1又は2に記載の非準拠カード認識システム。
  4. 上記信号変換部が、第1ビット数と第2ビット数との内、少ないビット数分の双方向ゲート(57[0]、57[1]、57[2]、57[3]、57[4]、57[5]、57[6]、57[7])を、対応する最下位ビットデータから順に割り当て、且つ、第1ビット数と第2ビット数との差のビット数分の、各々が“0”を出力する一方向ゲート(57[8]、57[9]、57[10]、57[11]、57[12]、57[13]、57[14]、57[15])を、上記双方向ゲートの割り当てられたビットの1つ上のビットデータから順に割り当てた構成の回路と、
    ビット数の多いデータをビット数の少ないデータに変換する場合、上記双方向ゲートのみをアクティブに切り換え、ビット数の少ないデータをビット数の多いデータに変換する場合、上記双方向ゲートと、一方向ゲートと、をアクティブに切り換える論理ゲート(56)と、
    で構成されている論理回路である、請求項1乃至3の何れか1つに記載の非準拠カード認識システム。
  5. 更に、上記非準拠カード制御部が、コンピュータからの要求に応じて、データの書き込み、読み出しに関するタイミング制御を行うためのリセット信号を、予め定めたタイミングで出力する、コンピュータに依存せずに独自動作するリセット制御部(66)を有する、請求項1乃至4の何れか1つに記載の非準拠カード認識システム。
  6. 上記リセット制御部が、カウンタ(67)と、レジスタ(68)と、比較器(69)と、を含んでいる回路であり、
    上記カウンタがコンピュータからの要求に応じて始動するものであり、
    上記比較器が、カウンタのカウント値がレジスタに記録されている値と一致した場合に、上記リセット信号を出力する回路である、
    請求項5に記載の非準拠カード認識システム。
  7. 上記規格がPCMCIAであり、非準拠カードがスマートカードであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の非準拠カード認識システム。
  8. 請求項1に記載の非準拠カード認識システムを用いて行う、上記アダプタの第3コネクタに接続された非準拠カードの認識方法であって、
    上記インターフェースのアドレスデコーダによって、カードコントローラからのアドレスデータを、非準拠カードの制御信号に直接変換して非準拠カード制御部に出力する工程と、
    上記インターフェースの信号変換部によって、カードコントローラからの第2ビット数のデータ幅のパラレルデータを、第1ビット数のデータ量のパラレルデータに直接変換して非準拠カード制御部に直ちに出力する工程と、
    カードコントローラからバッファメモリへの上記最大量のデータの書き込み完了に応じて、上記非準拠カード制御部のTX・I/O制御部によって、データを第1ビット数単位でシリアルに読み出して第3コネクタに出力する工程と、
    を含んでいることを特徴とする非準拠カードの認識方法。
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