JP4497995B2 - 色合成素子、色合成系、投射表示装置、および、画像投射システム - Google Patents

色合成素子、色合成系、投射表示装置、および、画像投射システム Download PDF

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Description

本発明は、液晶プロジェクター等の投射表示装置(投写型画像表示装置)に用いられる色合成素子および色合成系に関するものである。
従来、液晶プロジェクター用の色合成光学系として、図16に示すようなクロスダイクロプリズムが知られている。
また、液晶プロジェクター用の色合成光学系として、ダイクロイックミラー層(ダイクロイック膜)を交差させない色合成プリズムが、特許文献1および特許文献2で開示されている。特に、特許文献2には、3つないしは4つの三角柱プリズムを接合して、プリズムの屈折率を高めることにより、クロスダイクロプリズムよりもバックフォーカスの増大を小さく抑え、投射光学系の小型を実現することが記載されている。
特開平11−337900号公報 特開2001−290010号公報
一般的に、複数のガラスレンズで構成される投射レンズ(投射手段)の色合成プリズム(色合成素子)を含んだ状態での球面収差は、色で形状が異なり、緑がフルコレクションの場合、青がオーバーコレクション、赤がアンダーコレクションとなるものが多い。
図18に、図17に示す従来例(体積の異なる3つの三角柱プリズムを接合した色合成プリズムを用いたもの)において、投射レンズを含めた色合成プリズムの光路長が青、緑、赤の3色とも同じ41.5mmである場合の球面収差を示す。実線は550nmの緑色光(G)、一点鎖線は620nmの赤色光(R)、2点鎖線は470nmの青色光(B)における球面収差を示す。
図19、20および21は、図17の従来例でのB470nm、G550nm、R620nmのみの球面収差をそれぞれ示したもので、図19のB470nmではオーバーコレクション、図20のG550nmでは略フルコレクション、図21のR620nmではアンダーコレクションとなっている。
図22、23および24は、図17の従来例でのB470nm、G550nm、R620nmの各像高におけるスポットダイヤグラムをそれぞれ示したものである。そして、図22、23、24では、5つの像高(上から順に、0mm、4.9mm、8.75mm、11.25mm、12.5mm)におけるスポットダイヤグラムをそれぞれ示している。
青色光では、球面収差がオーバーコレクションなため、解像感は良いが、淡いフレアが多い。一方、赤色光では、球面収差がアンダーコレクションなため、淡いフレアは少ないが、解像感のないややぼけた像となっている。このように色(波長)によって光学特性が異なってしまうため、色合成を行なったとき、青や赤の像が緑の像からはみだしてしまって、解像感のない投射画像となってしまう問題点があった。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、投射表示装置用の色合成素子または色合成系において、波長の異なる色光による光学特性の差を小さくし、より高画質な投射画像を得ることを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の投射表示装置は、青色光用画像変調素子と、緑色光用画像変調素子と、赤色光用画像変調素子と、この3つの画像変調素子で変調された青色光、緑色光、赤色光を投射する投射手段と、ダイクロイック膜を有しこの3つの色光を合成して投射手段に導く色合成素子と、を備える投射表示装置であって、色合成素子内での緑色光の光路長の空気換算値が、色合成素子内での前記青色光の光路長の空気換算値よりも大きく、かつ、色合成素子内での赤色光の光路長の空気換算値よりも小さくなるように、色合成素子が構成されていることを特徴とする。
緑色光に対する青色光の光路長の空気換算値の差の絶対値をΔBG、緑色光に対する赤色光の光路長の空気換算値の差の絶対値をΔRG、緑色光の光路長の空気換算値をLとするとき、
0.02<ΔBG/L<0.2
および
0.02<ΔRG/L<0.15
を満たすことを特徴とする。
さらに、本発明は、上記の投射表示装置や、その投射表示装置を利用した画像投射システムをも含むものである。
本発明によれば、投射表示装置用の色合成素子または色合成系において、波長の異なる色光による光学特性の差を小さくし、より高画質な投射画像を得ることできる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
なお、本発明は、次のことに基づいてなされたものである。
光路長の長い光合成プリズムを、投射レンズと原画像を形成する液晶パネル(画像変調素子)との間に配置した場合、その光合成プリズムは球面収差を補正する効果を有し、特には、光合成プリズム内での光路長が長いほどアンダーな球面収差を補正する効果を有することが分かった。そして、球面収差が色(波長)によって異なってしまう場合には、光合成プリズム内での光路長を各色で異ならせる、または、光合成プリズムと画像変調素子の間に配置された透明基板(平行平面板)の厚さを各色で異ならせることで、球面収差の色差を小さくできることに着目した。
図1は、実施例1の色合成系(画像変調素子と色合成素子を含む)および投射手段を示したものである。
不図示の青色光で照明された原画像5、不図示の緑色光で照明された原画像6、不図示の赤色光で照明された原画像7は、光合成プリズムで色合成される。光合成プリズムは、図中左側から、出射面2Aと全反射面2Aを兼ねる面を最も出射側に有する三角柱プリズム2、三角柱の一部が面取りされた三角柱プリズム3、三角柱プリズム4より構成され、三角柱プリズム2と三角柱プリズム3の間の接合面には、可視光のうち、青色光のみを反射するダイクロイックミラー層DM1が形成され、三角柱プリズム3と三角柱プリズム4の間の接合面には、可視光のうち、赤色光のみを反射するダイクロイックミラー層DM2が形成されている。3つの原画像5,6,7で変調され、体積の異なる3つの三角柱プリズム2,3,4で色合成された光は、複数のレンズで構成される投射レンズ1により不図示のスクリーン(被投射面)上に拡大投影されることによりカラー画像が得られる。
本実施例において、緑チャンネルのプリズム光路長(プリズム内における光路長)が41.5mm、青チャンネルのプリズム光路長が緑チャンネルのプリズム光路長より2mm短く39.5mm、赤チャンネルのプリズム光路長が緑チャンネルのプリズム光路長より2mm長く43.5mm、となるよう光合成プリズムの大きさ(体積)や形状を設計している。このように、プリズム光路長を赤緑青の各チャンネルで異ならせることにより、球面収差の色差を少なくすることができる。
このとき、各色チャンネルのプリズム光路長の空気換算値を以下に示す。
青チャンネル:24.338mm
緑チャンネル:25.570mm
赤チャンネル:26.802mm
さらに、緑チャンネルに対する青チャンネルのプリズム光路長の空気換算値の差の絶対値をΔBG、緑チャンネルに対するに対する赤チャンネルのプリズム光路長の空気換算値の差の絶対値をΔRG、緑チャンネルのプリズム光路長の空気換算値をLとすると、
ΔBG/L=0.048
ΔRG/L=0.048
となっている。
ここで、ΔBG/Lは、所定の下限値を超えない領域では、青チャンネルの球面収差を緑チャンネルの球面収差に近づける効果が少なく、所定の上限値を超える領域では、青チャンネルの球面収差の補正が過剰となってしまう。同様に、ΔRG/Lは、所定の下限値を超えない領域では、赤チャンネルの球面収差を緑チャンネルの球面収差に近づける効果が少なく、所定の上限値を超える領域では、赤チャンネルの球面収差の補正が過剰となってしまう。
したがって、ΔBG/LおよびΔRG/Lは、以下の2つの条件式を満たすのが好ましい。
0.02<ΔBG/L<0.2
0.02<ΔRG/L<0.15
図7、8および9は、本実施例でのB470nm、G550nm、R620nmの球面収差をそれぞれ示したものである。
図7では、従来例の図19と比較して、球面収差のオーバー量が0.12mから0.07mmに減少している。図8では、図20と同様に、0.02mmのオーバーとなっている。図9では、従来例の図21と比較して、球面収差のアンダー量が0.03mから0.01mmのオーバーに変化している。
図10、11および12は、本実施例でのB470nm、G550nm、R620nmの各像高におけるスポットダイヤグラムをそれぞれ示したものである。そして、図10、11、12では、5つの像高(上から順に、0mm、4.9mm、8.75mm、11.25mm、12.5mm)におけるスポットダイヤグラムをそれぞれ示している。
図10では、従来例の図22と比較して、すべての像高で淡いフレアが減少している。図12では、従来例の図24と比較して、像高4.9mm(上から2番目)における濃いフレアが減少している。
なお、本実施例の原画像5,6,7は、液晶パネルや、自ら発光するエレクトロルミネッセンス素子(EL素子)であってもよい。
図2は、実施例2の色合成系および投射手段を示したものである。
本実施例は、実施例1と比較して、2つのダイクロイックミラー層DM1,DM2の間でプリズムを2つに分割して、三角柱プリズム8と三角柱プリズム9で構成している。これにより、三角柱プリズム8の出射側(図中左側)の有効径を大きくとることができ、三角柱プリズム8による有効光束のケラレを少なくすることができる。他の構成は、実施例1と同様である。
図3は、実施例3の色合成系および投射手段を示したものである。
本実施例では、投射レンズ側(図中左側)の三角柱プリズム42および三角柱プリズム43のガラスの屈折率と、図中右側の三角柱プリズム44および三角柱プリズム45のガラスの屈折率が異なるように設計されている。これにより、青チャンネルのプリズム光路長の空気換算値を小さくして、色光間の球面収差の差を小さくすることが可能な構成となっている。
三角柱プリズム42,43の屈折率は1.69680で、アッベ数は55.53であり、三角柱プリズム44,45の屈折率は1.51633で、アッベ数は64.14である。このとき、青チャンネルのプリズム光路長の空気換算値は、実施例1よりも小さくしている。各色光のプリズム光路長は、青チャンネルでは屈折率1.69680のプリズム光路長が39.5mm、緑チャンネルでは屈折率1.69680のプリズム光路長が15.5mmおよび屈折率1.51633のプリズム光路長が26mm、赤チャンネルでは屈折率1.68980のプリズム光路長が15.5mmおよび屈折率1.51633のプリズム光路長が28mmとなっている。
このとき、各色チャンネルのプリズム光路長の空気換算値を以下に示す。
青チャンネル:23.279mm
緑チャンネル:26.282mm
赤チャンネル:27.600mm
さらに、
ΔBG/L=0.114
ΔRG/L=0.050
となっている。
なお、図13、14および15は、本実施例でのB470nm、G550nm、R620nmの球面収差をそれぞれ示したものである。
このように、複数のプリズム間で屈折率を異ならせることで、波長の短い色光ほどプリズム光路長の空気換算値を小さくすることができ、球面収差の色差を小さくできる。さらに、実施例1のように複数のプリズムの体積や形状を異ならせることより、球面収差の色差をさらに改善できる。特に、青色光のプリズム光路長を緑色光よりも短くするように設計すると、大きな効果が得られる。
図4は、実施例4の色合成系および投射手段を示したものである。本実施例は、光合成プリズムとして、クロスダイクロプリズムを用いている。
青色光で照明された液晶パネル20から発せられた青色光は、偏光板17を介し、プリズム14に入射され青色光を反射し、緑色光、赤色光を透過するダイクロイックミラー層DM4により反射され、投射レンズ12により不図示のスクリーンに投射される。赤色光で照明された液晶パネル22から発せられた赤色光は、偏光板19を介し、プリズム16に入射され赤色光を反射し、緑色光、青色光を透過するダイクロイックミラー層DM3により反射され、投射レンズ12により不図示のスクリーンに投射される。緑色光で照明された液晶パネル21から発せられた緑色光は、偏光板18を介し、プリズム15に入射されダイクロイックミラー層DM3,DM4を透過し、投射レンズ12により不図示のスクリーンに投射される。
プリズムの光路長は、青チャンネルが緑チャンネルより2mm短く、赤チャンネルが緑チャンネルより2mm長くなっており、球面収差の色差を小さくするよう構成されている。緑チャンネルは、プリズム光路長が26mmで、プリズムの屈折率が1.51633で、アッベ数が64.14である。青チャンネルでの屈折率は1.52313で、赤チャンネルの屈折率は1.51507である。
このとき、各色チャンネルのプリズム光路長の空気換算値を以下に示す。
青チャンネル:15.828mm
緑チャンネル:17.147mm
赤チャンネル:18.466mm
さらに、
ΔBG/L=0.077
ΔRG/L=0.077
となっている。
図5は、実施例5の色合成系および投射手段を示したものである。
本実施例は、各色チャンネルのプリズム光路長は同じだが、液晶パネル20,21,22と、4つの三角柱プリズム13,14,23,24で構成されるクロスダイクロプリズムと、の間にそれぞれ配置される透明基板25,26の厚みを各色チャンネルで異ならせることで、球面収差の色差を小さくするようにしている。なお、透明基板25,26には、偏光板(偏光フィルム)18,19がそれぞれ貼り付けられている。
青色光で照明された液晶パネル20から発せられた青色光は、偏光板(偏光フィルム)17を介し、プリズム14に入射され青色光を反射し、緑色光、赤色光を透過するダイクロイックミラー層DM4により反射され、投射レンズ12により不図示のスクリーンに投射される。青チャンネルにおいては、液晶パネル20と三角柱プリズム14に間に透明基板を配置せず、偏光板17がプリズム14に直接貼り付けられている。
赤色光で照明された液晶パネル22から発せられた赤色光は、透明基板26に貼り付けられた偏光板19を介し、三角柱プリズム24に入射され赤色光を反射し、緑色光、青色光を透過するダイクロイックミラー層DM3により反射され、投射レンズ12により不図示のスクリーンに投射される。
緑色光で照明された液晶パネル21から発せられた緑色光は、透明基板25に貼り付けられえた偏光板18を介し、三角柱プリズム23に入射されダイクロイックミラー層DM3、DM4を透過し、投射レンズ12により不図示のスクリーンに投射される。
投射レンズ12と各色の液晶パネル20,21,22の間の透明体の光路長(プリズムおよび透明基板内での光路長)は、青チャンネルが緑チャンネルより2mm短く、赤チャンネルが緑チャンネルより2mm長くなっており、球面収差の色差を小さくするよう構成されている。緑チャンネルは、プリズム光路長と透明体の厚さの総和が28mmで、プリズムおよび透明体の屈折率が1.51633で、アッベ数は64.14である。青チャンネルでの屈折率は1.52313で、赤チャンネルでの屈折率は1.51507である。
このとき、各色チャンネルのプリズム光路長と透明体の厚さの総和の空気換算値を以下に示す。
青チャンネル:17.070mm
緑チャンネル:18.466mm
赤チャンネル:19.801mm
さらに、
ΔBG/L=0.076
ΔRG/L=0.076
となっている。
なお、本実施例の透明基板25,26は、偏光板の冷却効果を高めるためのものであり、ガラス、さらには、ガラスよりも熱伝導率が高いサファイヤ、水晶、蛍石などの結晶体を用いてもよい。さらに、透明基板25,26の偏光板が貼られていない側の面を、レンズ曲面として、各色チャンネルの倍率色収差の補正を行なってもよい。
図6は、実施例6として、実施例1の色合成系を組み込んだ投写型画像表示装置(投射表示装置)を示したものである。
光源25から発せられた、白色光は、放物面鏡26により、略平行光に変換され、長方形のレンズ駒が複数個マトリックス状に形成された第1フライアイレンズ27により、第1フライアイレンズ27のマトリックスに対応する光源像を第2フライアイレンズ28上に形成し、第2フライアイレンズ28は、第1フライアイレンズ27のレンズ駒の像を液晶パネル側に投影するよう配置されている。
偏光変換素子29から出射された光は、凸レンズ30により集光され、ミラー31により反射され、第1ダイクロイックミラー32により、青色光、緑色光は透過され、赤色光は反射される。第1ダイクロミラー32で反射された赤色光は、反射ミラー33により反射され、凸レンズ34により略平行光に変換され、不図示の偏光板を介して、画像変調素子6の画像表示面上に照明される。
第1ダイクロミラー32を透過した、緑色光、青色光は、第2ダイクロイックミラー35で、緑色光が反射され、青色光が透過される。第2ダイクロイックミラー35で反射された緑色光は、凸レンズ36により略平行光に変換され、不図示の偏光板を介して、画像変調素子7の画像表示面上に照明される。
第2ダイクロイックミラー35を透過した赤色光は、凸レンズ37、反射ミラー38、凸レンズ39、反射ミラー40、正レンズ41を介して、略平行光に変換され、不図示の偏光板を介して、画像変調素子5の画像表示面上に照明される。凸レンズ37,39,41により、凸レンズ37付近に結像される長方形の赤色光像を、画像変調素子上5に、ほぼ等倍結像している。
画像変調素子5,6,7でそれぞれ変調された青色光、緑色光、赤色光は、2つの異なる波長域の光を反射するダイクロイックミラー層DM1,DM2をプリズム内部に有する、プリズム2,3,4により構成される色合成プリズムにより、3色合成され、投射レンズ1を介して、不図示のスクリーンに投影される。詳しく説明すると、画像変調素子5で変調された青色光は、三角柱プリズム2に入射され、三角柱プリズム2の2A面で全反射され、青色光を反射し、緑色光および赤色光を透過するダイクロイックミラー層DM1により反射され、投射レンズ1に入射される。画像変調素子7で変調された緑色光は、三角柱プリズム4に入射され、赤色光を反射し、緑色光を透過するダイクロイックミラー層DM2を透過し、青色光を反射し、赤色光および緑色光を透過するダイクロイックミラー層DM1を透過し、投射レンズ1に入射される。画像変調素子6で変調された赤色光は、画像変調素子7側が面取りされた三角柱プリズム3に入射され、青色光を反射し、赤色光を反射し、緑色光を透過するダイクロイックミラー層DM2により反射され、投射レンズ1に入射される。
なお、実施例1〜6で説明した投射表示装置用の色合成系は、色合成プリズムと赤緑青用の3枚のCCDを備えた三板式の撮像装置に応用してもよい。
さらに、実施例1〜6で説明した投射表示装置と、これに画像信号を供給する画像信号供給装置(例えば、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等)と、を組合せれば、会議や説明会や上映会等で好適な画像投射システムを提供することができる。このとき、反射型液晶表示装置と画像信号入力装置の間の通信は、通信ケーブルを介したものでも、無線LANシステムを利用したものでも構わない。
以下に、実施例1、実施例3および従来例の数値実施例を示しておく。Riは図中左側からi番目のレンズ面の曲率半径、Diは図中左側からi番目のレンズ面間隔、Niは図中左側からi番目のレンズのd線における屈折率、Viは図中左側からi番目のレンズのアッベ数を示す。
Figure 0004497995
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Figure 0004497995
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Figure 0004497995
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実施例1の構成図 実施例2の構成図 実施例3の構成図 実施例4の構成図 実施例5の構成図 実施例6における投射表示装置の概略図 実施例1における青色光の球面収差図 実施例1における緑色光の球面収差図 実施例1における赤色光の球面収差図 実施例1における青色光のスポットダイヤグラム 実施例1における緑色光のスポットダイヤグラム 実施例1における赤色光のスポットダイヤグラム 実施例3における青色光の球面収差図 実施例3における緑色光の球面収差図 実施例3における赤色光の球面収差図 クロスダイクロプリズムを用いた従来例の構成図 3つの三角柱プリズムを用いた従来例の構成図 図17の従来例における赤色光、緑色光および青色光の球面収差図 図17の従来例における青色光の球面収差図 図17の従来例における緑色光の球面収差図 図17の従来例における赤色光の球面収差図 図17の従来例における青色光のスポットダイヤグラム 図17の従来例における緑色光のスポットダイヤグラム 図17の従来例における赤色光のスポットダイヤグラム
符号の説明
1 投射レンズ(投射手段)
2,3,4 三角柱プリズム
5,6,7 画像変調素子
DM1,DM2 ダイクロイック膜
2A プリズム面

Claims (3)

  1. 青色光用画像変調素子と、緑色光用画像変調素子と、赤色光用画像変調素子と、
    前記3つの画像変調素子で変調された青色光、緑色光、赤色光を投射する投射手段と、
    ダイクロイック膜を含み、前記3つの画像変調素子で変調された青色光、緑色光、赤色光を合成して前記投射手段に導く色合成素子と、を備える投射表示装置であって、
    前記色合成素子内での前記緑色光の光路長の空気換算値が、前記色合成素子内での前記青色光の光路長の空気換算値よりも大きく、かつ、前記色合成素子内での前記赤色光の光路長の空気換算値よりも小さくなるように、前記色合成素子が構成されていることを特徴とする投射表示装置。
  2. 前記緑色光に対する前記青色光の光路長の空気換算値の差の絶対値をΔBG、前記緑色光に対する前記赤色光の光路長の空気換算値の差の絶対値をΔRG、前記緑色光の光路長の空気換算値をLとするとき、
    0.02<ΔBG/L<0.2
    および
    0.02<ΔRG/L<0.15
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の投射表示装置
  3. 請求項1又は2に記載の投射表示装置と、
    前記投射表示装置に画像信号を供給する画像信号供給装置と、を具備する画像投射システム。
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