JP4497216B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像中の特徴点を検出する画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
画像中における角やコーナーなどを特徴点として検出することにより、画像中の特徴的部分の検出を可能にする。例えば、特許文献1によれば、画像中の特徴点として角やコーナーを検出することにより、移動体の形状を示す画像の濃淡変化部分や、移動体を形成する面の模様等を抽出することができる。また、特許文献2によれば、顔画像中の特徴点を検出することにより、目、鼻、口などの顔のパーツ検出を行うことができる。このように、画像中の特徴点を検出することは非常に重要である。
画像中の特徴点を検出するための手段としては、例えば非特許文献1〜3に示す手法がある。非特許文献1によれば、画像内の各画素に対してCorner/Edge Response Functionと呼ばれる関数によりエッジを計算することができる。また、非特許文献2によれば、各画素に対してエッジの線分を算出し、コーナーを検出することができる。非特許文献3によれば、注目画素に対してその近傍画素との輝度値の差を積算することにより特徴点を算出することができる。
特開平10−105712号公報 特開2007−286808号公報 C.Harris and M.Stephens, "A combined corner and edgedetector",Proc. IEEE Conf. Comput. Vision Patt. Recog., pp.30-37, Washington, DC,June 1983. S.M.Smith and J.M.Brady, "SUSAN-a new approach to low level imageprocessing ", Int. J. Compt. Vis., vol.23, no.1, pp.45-78, May 1997. H.P. Moravec, "Towards automatic visual obstacle avoidance",Int. JointConf. Art. Intell., Cambridge, MA , USA,P584, Aug 1977.
しかし、非特許文献1および非特許文献2に記載の手法では、特徴点をほぼ正確に検出できる反面、特徴点を検出するために非常に多くの演算量が必要であり、検出能率が低いという問題があった。一方、非特許文献3の手法では、演算量の少ない単純なフィルタ処理によって特徴点を検出することができるが、スパイク状のノイズに敏感に反応するため、ノイズの多い画像では誤検出が多くなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、少ない演算量で特徴点を正確に検出することが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、画像が入力される画像入力部と、入力された画像の特徴点を検出する特徴点検出部と、を備える画像処理装置が提供される。かかる画像処理装置の特徴点検出部は、画像における任意の一の画素である注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値を算出する1次微分値算出部と、1次微分値に対する2次微分値を算出する2次微分値算出部と、1次微分値および2次微分値に基づいて特徴点を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値を算出し、輝度変化を検出する。次いで、1次微分値に対する2次微分値を算出し、変化量の大きさを検出する。検出された1次微分値および2次微分値に基づいて、特徴点を検出することができる。このように、単純な1次微分値と2次微分値の演算処理の組み合わせにより、特徴点を検出することができるので、演算量を軽減することができ、かつ高性能に特徴点を検出することができる。
ここで、1次微分値算出部は、1次微分値の大きさおよび方向を算出する。そして、2次微分値算出部は、1次微分値に対して鋭角の方向、例えば直交する方向における2次微分値を算出するようにしてもよい。
また、検出部は、1次微分値の方向から特徴点の方向を決定するようにしてもよい。検出部は、1次微分値および2次微分値がともに大きくなる画素を特徴点として検出することもできる。このとき、検出部は、例えば画像に存在するコーナー部を特徴点として検出することができる。
さらに、検出部は、注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値および2次微分値の比に基づいて、特徴点の有無を判定してもよい。特徴点として検出する注目画素は、1次微分値および2次微分値がともに大きくなるという特徴を有する。そこで、1次微分値および2次微分値の比に基づいて、1次微分値および2次微分値の大きさを判定することにより、注目画素が特徴点であるか否かを判定することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像の特徴点を検出する画像処理方法が提供される。かかる画像処理方法は、画像における任意の一の画素である注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値を算出する1次微分値算出ステップと、1次微分値に対する2次微分値を算出する2次微分値算出ステップと、1次微分値および2次微分値に基づいて特徴点を検出する検出ステップと、を含むことを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータをして、画像の特徴点を検出可能な画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶装置に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記画像処理装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記憶された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供される。記録媒体は、例えば磁気ディスクや光ディスクなどである。
以上説明したように本発明によれば、少ない演算量で特徴点を正確に検出することが可能な画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1に基づいて、本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置100について説明する。なお、図1は、本実施形態にかかる画像処理装置100の構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかる画像処理装置100は、図1に示すように、画像入力部110と、特徴点検出部120と、出力部130とから構成される。
画像入力部110には、撮像装置200により撮像された画像が画像データとして入力される。画像入力部110に入力された画像データは、後述する特徴点検出部120へ出力される。
特徴点検出部120は、画像中の特徴点を検出する機能部であって、1次微分算出部122と、2次微分値算出部124と、検出部126とから構成される。
1次微分値算出部122は、画像中の任意の一の画素である注目画素に対して周辺領域の1次微分値を算出する機能部である。本実施形態の1次微分値算出部122は、算出された1次微分値に基づいて、注目画素の1次微分の大きさを示すパワーおよび1次微分値の方向を算出する。
2次微分値算出部124は、1次微分値算出部122にて算出された1次微分値に対する2次微分値を算出する機能部である。2次微分値算出部124は、算出された2次微分値に基づいて、注目画素の2次微分の大きさを示すパワーを算出する。
検出部126は、1次微分値の方向およびパワーと2次微分値のパワーとに基づいて、画像中の特徴点を検出する機能部である。検出部126は、検出した特徴点を出力部130へ出力する。
出力部130は、検出部126から入力された特徴点を外部の装置へ出力する機能部である。
以上、本実施形態にかかる画像処理装置100の構成について説明した。本実施形態にかかる画像形成装置100は、画像に存在するコーナー部を検出する。ここで、画像中には、図2(a)に示す平坦部と、図2(b)に示すエッジ部と、図2(c)に示すコーナー部との3つの状態が存在する。平坦部は、図2(a)に示すように、画像140中の注目画素142の周辺領域において輝度値に変化がない状態をいう。また、エッジ部144は、図2(b)に示すように、注目画素142の周辺領域にステップ状の輝度変化がある状態をいう。そして、コーナー部146は、図2(c)に示すように、注目画素142の周辺領域の2方向にステップ状の輝度変化がある状態をいう。
画像140から移動体を特徴点として抽出する場合、連続する2つの画像において輝度が変化する画素、すなわちコーナー部146を特徴点として抽出するのが望ましい。これは、輝度変化によって移動体の移動方向を、図2(a)に示す平坦部では検出することができず、また図2(b)に示すエッジ部(b)では輝度変化のない方向における移動が検出できないためである。そこで、本実施形態にかかる画像処理装置100では、画像140中の特徴点としてコーナー部146を検出する。
以下、図3〜図6に基づいて、本実施形態にかかる画像処理装置100における画像中の特徴点を検出する画像処理方法について説明する。なお、図3は、本実施形態にかかる画像処理方法を示すフローチャートである。図4は、1次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図であって、(a)は第1の方向に対するフィルタを、(b)は第2の方向におけるフィルタを示す。図5は、2次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図である。図6は、1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2と注目画素の状態との関係を示す説明図であって、(a)は平坦部、(b)はエッジ部、(c)はコーナー部を示す。
本実施形態にかかる画像処理方法は、図3に示すように、まず、画像中の注目画素に対して周辺領域の1次微分値を算出し、1次微分値の大きさであるパワーP1を算出する(ステップS110)。一の注目画素の周辺領域には、9つの画素が存在する。ステップS110では、画像入力部110から入力された画像中の注目画素から周辺領域への輝度変化の大きさが算出される。入力された画像Iの1次微分値のx成分gおよびy成分gは、例えば図4(a)に示すx方向(第1の方向)のフィルタGおよび図4(b)に示すy方向(第2の方向)のフィルタGを用いて、下記の数式1および数式2から算出することができる。
1次微分値の各成分が算出されると、下記数式3から1次微分値のパワーP1が算出される。
次いで、1次微分値の角度θを算出する(ステップS120)。ステップS120では、画像中の注目画素から周辺領域への輝度変化の大きい方向が算出される。1次微分値の角度θは、下記数式4から算出される。
さらに、2次微分値を算出する(ステップS130)。ステップS130では、ステップS110にて算出した1次微分値に対する変曲点を算出する。本実施形態では、1次微分値に対して略90°(2/π)だけずれた方向に対して値を算出する。このとき、2次微分値の大きさP2は、例えば図5に示すフィルタLを用いて下記数式5〜7から算出することができる。
その後、特徴点であるコーナー部146を検出する(ステップS140)。ここで、図6に基づいて、画像中に存在する平坦部、エッジ部、コーナー部と、1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2との関係について説明する。まず、図6(a)に示す平坦部の場合には、輝度変化がないため、1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2がともに小さくなる。次に、図6(b)に示すエッジ部144の場合には、例えば暗部から明部への輝度変化により1次微分のパワーP1は大きくなるが、1次微分の方向に対して垂直な方向における2次微分のパワーP2は小さくなる。そして、図6(c)に示すコーナー部146の場合には、1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2がともに大きくなる。すなわち、コーナー部146を特徴点として検出するには、1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2がともに大きい注目画素を抽出すればよい。
そこで、1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2から特徴点らしさを求める関数をf(P1、P2)とした場合、P1およびP2がともに大きくなったときに出力値が大きく(あるいは小さく)なるように関数f(P1、P2)を設計する。例えば、下記数式8または数式9のように関数f(P1、P2)を設計することができる。
なお、数式9においてm、nは定数であり、f(P1、P2)の出力値はP1およびP2の重み付けによって決定される。このような関数f(P1、P2)により特徴点らしさを検出することができる。さらに、関数f(P1、P2)の出力値に対して、例えば所定の値以上であれば特徴点であると判定する閾値処理や極大値処理を行うことにより、コーナー部146を検出することができる。
以上、本実施形態にかかる画像中の特徴点を検出する画像処理方法について説明した。かかる画像処理方法によれば、注目画素の周辺領域に対する1次微分と2次微分との演算結果を組み合わせることにより、特徴点らしさを検出することができる。このように、簡単な処理により特徴点らしさを検出できるので演算量が少なく、かつ高性能に検出することができる。
(第2の実施形態)
次に、図7〜図10に基づいて、本発明の第2の実施形態にかかる画像中の特徴点を検出する画像処理方法について説明する。本実施形態にかかる画像処理方法は、第1の実施形態の画像処理装置100により行うことができるが、第1の実施形態と比較して演算量をさらに軽減することが可能である。そこで、以下では、本実施形態にかかる画像処理方法について説明する。なお、図7は、本実施形態にかかる画像処理方法を示すフローチャートである。図8は、本実施形態にかかる1次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図である。図9は、2次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図である。図10は、2次微分値を算出するためのフィルタの別の例を示す説明図である。
本実施形態にかかる画像処理方法は、まず、図7に示すように、画像中の注目画素に対して周辺領域の1次微分値を算出し、1次微分値の大きさであるパワーP1および角度θを算出する(ステップS210)。ステップS210では、画像入力部110から入力された画像中の注目画素から周辺領域への輝度変化の大きさおよび方向が算出される。このとき、例えば図8(a)〜(d)に示すような4つの方向を有するフィルタを用いて、第1の実施形態と同様、1次微分値を算出し、1次微分のパワーP1を算出する。
本実施形態で用いるフィルタは、図8(a)に示すx方向(第1の方向)、図8(b)に示すy方向(第2の方向)、図8(c)に示す第3の方向(図8(a)を時計回りに約45°回転させた方向)、そして図8(d)に示す第4の方向(図8(b)を時計回りに約45°回転させた方向)についてのものである。これらは角度が45°ずつ異なるフィルタであり、注目画素142に対して周辺領域の一次微分値の大きさを45°ごとに算出することができる。このとき、各フィルタを用いて算出された4つの1次微分のパワーP1のうち、最も大きい値を持つフィルタの方向、すなわち輝度変化の最も大きい方向を1次微分の方向として決定する。このように、ステップS210では、1次微分のパワーおよび方向を同時に決定することができる。
次いで、2次微分のパワーP2を算出する(ステップS220)。ステップS220では、ステップS210にて算出した1次微分値に対する変曲点を算出する。本実施形態では、1次微分値に対して略90°(2/π)だけずれた方向に対して値を算出する。2次微分値の大きさP2は、例えば図9に示すフィルタを用いて、第1の実施形態と同様に算出することができる。図9には、図9(a)に示すx方向(第1の方向)のフィルタ、図9(b)に示すy方向(第2の方向)のフィルタ、図9(c)に示す第3の方向(図9(a)を時計回りに約45°回転させた方向)のフィルタ、そして図9(d)に示す第4の方向(図9(b)を時計回りに約45°回転させた方向)のフィルタが記載されている。ステップS220では、ステップS210にて算出された1次微分値の方向に対して垂直なフィルタを図9(a)〜(d)から選択し、2次微分値を算出することができる。
なお、ステップS220で用いるフィルタは、例えば図10のように設計することもできる。図10(a)〜(d)に示された第1〜第4の方向のフィルタから、1次微分値の方向に対して垂直なフィルタを選択肢、2次微分値を算出してもよい。
その後、特徴点であるコーナー部146を検出する(ステップS230)。特徴点の検出は、第1の実施形態のステップS140と同様、まず、例えば数式8または数式9を用いて1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2から特徴点らしさを求める。そして、その出力値に対して閾値処理や極大値処理を行うことにより、コーナー部146を検出することができる。
以上、本実施形態にかかる画像中の特徴点を検出する画像処理方法について説明した。かかる画像処理方法によれば、注目画素の周辺領域に対する1次微分と2次微分との演算結果を組み合わせることにより、特徴点らしさを検出することができる。このように、簡単な処理であることに加え、1次微分の大きさと角度を同時に算出できるので、演算量をより軽減することができ、かつ高性能に特徴点を検出することができる。
(第3の実施形態)
次に、図11に基づいて、本発明の第3の実施形態にかかる画像処理方法について説明する。本実施形態の画像処理方法は、第1の実施形態の画像処理装置100により行うことができ、第1の実施形態にかかる画像処理方法に加えて、特徴点がエッジ部144であるか、あるいはコーナー部146であるかの判定を行うことができる。以下では、本実施形態にかかる画像処理方法の特徴的部分について詳細に説明し、第1の実施形態と同一の処理については詳細な説明を省略する。なお、図11は、本実施形態にかかる画像処理方法を示すフローチャートである。
本実施形態にかかる画像処理方法は、図11に示すように、まず、画像中の注目画素に対して周辺領域の1次微分値を算出し、1次微分値の大きさであるパワーP1を算出する(ステップS310)。ステップS310では、画像入力部110から入力された画像中の注目画素から周辺領域への輝度変化の大きさが算出される。入力された画像Iの1次微分値のx成分gおよびy成分gを、例えば図4に示すフィルタを用いて、上記数式1および数式2から算出する。そして、算出された1次微分値の各成分から、上記数式3を用いて1次微分値のパワーP1を算出する。
次いで、1次微分値の角度θを算出する(ステップS320)。ステップS320では、画像中の注目画素から周辺領域への輝度変化の大きい方向が算出される。1次微分値の角度θは、上記数式4から算出される。
さらに、2次微分値を算出する(ステップS330)。ステップS330では、ステップS310にて算出した1次微分値に対する変曲点を算出する。本実施形態では、1次微分値に対して略90°(2/π)だけずれた方向に対して値を算出する。このとき、2次微分値の大きさP2は、例えば図5に示すフィルタLを用いて上記数式5〜7から算出することができる。
その後、特徴点であるコーナー部146の有無を判定する(ステップS340)。図6(b)および(c)に示すように、エッジ部144とコーナー部146との違いは2次微分のパワーP2の大きさにある。すなわち、2次微分のパワーP2が大きければコーナー部146であり、小さければエッジ部144と判定できる。例えば、下記数式10に示す関数z(P1、P2)からコーナー部の有無を判定することができる。
ここで、kは定数である。すなわち、関数z(P1、P2)は、2次微分のパワーP2の定数倍が1次微分のパワーP1よりも大きい場合にコーナー部146と判定し、値1を出力する。このように、定数kを用いてパワーP2がパワーP1と比較して大きいか否かの判定を行うことにより、エッジ部144であるかコーナー部146であるかを判定することができる。
そして、ステップS340の出力結果に基づいて、コーナー部146を検出する(ステップS350)。例えば、関数z(P1、P2)の出力値が0であった場合にはエッジ部144であると判定し、関数z(P1、P2)の出力値が1であった場合にはコーナー部146であると判定する。コーナー部146と判定された場合には、画像中にコーナー部146が存在するとして、その情報を出力部130から出力する。
以上、本実施形態にかかる画像中の特徴点を検出する画像処理方法について説明した。かかる画像処理方法によれば、注目画素の周辺領域に対する1次微分と2次微分との演算結果を組み合わせることにより、特徴点らしさを検出することができる。このように、簡単な処理により特徴点らしさを検出できるので演算量が少なく、かつ高性能に検出することができる。また、本実施形態の画像処理方法では、コーナー部146の有無を判定することにより、特徴点としてコーナー部146を検出することが可能となる。
なお、本実施形態のステップS310〜S330の処理は第1の実施形態のステップS110〜S130の処理と同一としたが、第2の実施形態の画像処理方法におけるステップS210およびS220を用いて1次微分のパワーP1および方向と2次微分のパワーP2を算出することもできる。この場合、1次微分の大きさと角度を同時に算出できるので、演算量をより軽減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、2次微分値は1次微分値の方向に対して垂直となるフィルタを用いて算出したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、1次微分値の方向に対して鋭角な方向のフィルタであってもよい。
また、上記第2の実施形態では、1次微分値を算出する際のフィルタを45°ずつ方向が異なるように設計したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、1次微分値の方向をより細かい間隔(例えば30°)で検出したい場合には、そのようなフィルタを設計すればよい。
本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 (a)は画像中の平坦部を、(b)は画像中のエッジ部を、(c)は画像中のコーナー部を示す説明図である。 同実施形態にかかる画像処理方法を示すフローチャートである。 1次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図であって、(a)は第1の方向に対するフィルタを、(b)は第2の方向におけるフィルタを示す。 2次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図である。 1次微分のパワーP1および2次微分のパワーP2と注目画素の状態との関係を示す説明図であって、(a)は平坦部、(b)はエッジ部、(c)はコーナー部を示す。 本発明の第2の実施形態にかかる画像処理方法を示すフローチャートである。 1次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図であって、(a)は第1の方向に対するフィルタを、(b)は第2の方向におけるフィルタを、(c)は第3の方向に対するフィルタを、(d)は第4の方向におけるフィルタを示す。 2次微分値を算出するためのフィルタの一例を示す説明図であって、(a)は第1の方向に対するフィルタを、(b)は第2の方向におけるフィルタを、(c)は第3の方向に対するフィルタを、(d)は第4の方向におけるフィルタを示す。 2次微分値を算出するためのフィルタの別の例を示す説明図であって、(a)は第1の方向に対するフィルタを、(b)は第2の方向におけるフィルタを、(c)は第3の方向に対するフィルタを、(d)は第4の方向におけるフィルタを示す。 本発明の第3の実施形態にかかる画像処理方法を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像処理装置
110 画像入力部
120 特徴点検出部
122 1次微分値算出部
124 2次微分値算出部
126 検出部
130 出力部
140 画像
142 注目画素
144 エッジ部
146 コーナー部
200 撮像装置

Claims (7)

  1. 画像が入力される画像入力部と、
    前記入力された画像の特徴点を検出する特徴点検出部と、
    を備え、
    前記特徴点検出部は、
    前記画像における任意の一の画素である注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値の大きさおよび方向を算出する1次微分値算出部と、
    前記1次微分値の方向に対して直交する方向における2次微分値を算出する2次微分値算出部と、
    前記1次微分値および前記2次微分値に基づいて前記特徴点を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記1次微分値算出部により算出された前記1次微分値の方向は、前記注目画素から周辺領域への輝度変化が大きくなる方向を表すことを特徴とする、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記検出部は、前記1次微分値および前記2次微分値がともに大きくなる画素を特徴点として検出することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記検出部は、前記画像に存在するコーナー部を前記特徴点として検出することを特徴とする、請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出部は、前記注目画素の周辺領域における輝度値の前記1次微分値および前記2次微分値の比に基づいて、前記特徴点の有無を判定することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 画像の特徴点を検出可能な画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
    前記画像における任意の一の画素である注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値の大きさおよび方向、1次微分値算出部により算出する1次微分値算出ステップと、
    前記1次微分値の方向に対して直交する方向における2次微分値を、2次微分値算出部により算出する2次微分値算出ステップと、
    前記1次微分値および前記2次微分値に基づいて、検出部により前記特徴点を検出する検出ステップと、
    を含むことを特徴とする、画像処理方法。
  7. コンピュータをして
    像における任意の一の画素である注目画素の周辺領域における輝度値の1次微分値の大きさおよび方向を算出する1次微分値算出手段と、
    前記1次微分値の方向に対して直交する方向における2次微分値を算出する2次微分値算出手段と、
    前記1次微分値および前記2次微分値に基づいて前記特徴点を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする画像の特徴点を検出可能な画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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