JP4496992B2 - 動物体アップフレーム検出方法及びプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体及び動物体アップショット検出方法及び動物体アップフレームあるいはショット検出方法及びプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
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Description
谷口、外村、浜田「映像ショット切換え検出方法とその映像アクセスインタフェースへの応用」電子情報通信学会論文誌、D-II Vol.J79-D-II No.4. pp.538-546 Apr. 1996
(a)テレビ番組等の映像では、カット点画像は一つの映像に対し、非常に多くなり、見難くなる。また、個人撮影映像などカット点のほとんどない映像に対しては有効でない。
(c)ユーザの指定した、あるいは、事前に記憶されている特定の物体しか検出することができない。
映像記憶手段から読み込まれた複数のフレーム画像を用いて動きベクトルを算出し、メモリに格納する動きベクトル算出手順(ステップ1)と、
メモリから動きベクトルを取得して、カメラワークパラメータを算出してパラメータ記憶手段に格納するカメラワークパラメータ算出手順(ステップ2)と、
パラメータ記憶手段からカメラワークパラメータを取得して、該カメラワークパラメータの時間変化量が閾値以上か否かにより、該カメラワークパラメータが異常か否かを判定するカメラワークパラメータ異常判定手順(ステップ3)と、
カメラワークパラメータ異常判定手順(ステップ3)において、カメラワークパラメータが異常でないと判定された場合に、
パラメータ記憶手段から前記カメラワークパラメータを取得し、動きベクトル算出手順(ステップ1)において動きベクトルを算出する際に用いたフレーム画像の単位のうち、その画像単位の動きベクトルとカメラワークパラメータとのずれが閾値以上のフレーム画像の単位の数を計算し、その画像単位の数の割合あるいは重み付き和の値に基づいて動物体アップフレームを検出し、該動物体アップフレームの映像時刻をアップフレーム記憶手段に格納する動物体アップフレーム判定手順(ステップ4)を行う。
また、カメラワークモデルに則するかどうかの判定を、カメラワークモデルを表すカメラワークパラメータを算出し、その異常を判定することでカメラワークモデルに則さないことを判定することにより、動物体アップフレームを検出できる。
また、カメラワークモデルに則しており、上記の手法によりカメラワークパラメータが算出できた場合には、動きベクトルを算出する画像単位の動きを検出し、算出されたカメラワークパラメータとのずれを算出し、そのずれが大きな画像単位の数の割合が大きいか判定することで動物体アップフレームを検出できる。なぜなら、ずれの大きな画像単位は動物体の一部となっている画像単位と考えられるから、その画面に占める割合でアップかどうか検出可能だからである。その画面に占める割合を各画像単位の重みとして付与し、その総和で量ってもよいし、その数で量ってもよい。
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、上記の請求項1または2記載の動物体アップフレーム検出方法を実現するための処理を実行させるプログラムである。
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、上記の請求項1または2記載の動物体アップフレーム検出方法を実現するための処理を実行させるプログラムを格納した記憶媒体である。
請求項1または2記載の動物体アップフレーム検出方法の手順に、さらに、検出された動物体アップフレームを時系列に記憶手段に蓄積し、時間的まとまりを算出する映像区間算出手順を追加する。
請求項1または2記載の動物体アップフレーム検出方法の手順、または、請求項5記載の動物体アップショット検出方法の手順に、動きベクトル算出手順に利用する複数フレーム選択を、その算出される動きを用いて行う映像入力更新手順を追加する。
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、請求項5または6記載の動物体アップショット検出方法を実現させるための処理を実行させるプログラムである。
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、請求項5または6記載の動物体アップショット検出方法を実現させるための処理を実行させるプログラムを格納した記憶媒体である。
図3は、本発明の第1の実施の形態における動作のフローチャートである。
本ステップは、映像入力部20において実行される手順であり、映像記憶部10に記憶されている処理対象の画像から当該映像から処理開始位置のフレーム画像(処理対象フレーム画像)と、その後の、動きを参照するためのフレーム画像(参照フレーム画像)とを読み込む。このとき、フレーム画像は時系列順に読み込むものとする。処理対象フレーム画像の初期位置は、映像初期フレームなど任意に決定可能である。また、参照フレーム画像の選び方は処理対象フレームから一定フレーム後のフレーム画像などとする。
本ステップは、動きベクトル算出部40において実行される手順であり、初期フレーム入力手順あるいは、後述する映像入力更新手順において、入力または更新された処理対象フレーム画像と参照フレーム画像を入力し、画像の局所的非類似度を用いて、その間の動きベクトルを算出してメモリに出力する。動きベクトルの参照方法としては、既存技術のブロックマッチングや、「Jianbo Shi, et al, “Good Features to Track”,IEEE CVPR94, pp.593-600, 1994」(以下、文献1と記す)に記載されている特徴点追跡技術など種々の技術を利用することができる。
当該カメラワークモデル適合判定手順は、カメラワークモデル適合判定部50において、ステップ102で算出され、メモリに格納されている動きベクトルを取得して、動きベクトルが所定のカメラワークモデルに則しているかを判定する手順である。例えば、カメラワークモデルを平行移動と定義したときは、ステップ102で算出された動きベクトルの分散値が大きな時をカメラワークに則さない場合であると判定することができる。
ステップ103−2) カメラワークパラメータ異常判定手順:
カメラワークパラメータ異常判定手順は、カメラワークパラメータ異常判定部53において実行される手順であり、上記で算出されたカメラワークパラメータを入力してその値を検証し、そのカメラワークパラメータが異常かどうかを判定することでカメラワークモデルに則している動きベクトルであるかどうかを判定する手順である。ここで、カメラワークモデルに則していないと判定される場合は、以下の2つの場合である。
当該映像入力更新手順は、映像入力部20によって行われる手順であり、現在の参照フレーム時刻を次の処理対象フレーム時刻として指定し、また次の参照フレームの時刻を映像入力部20へ出力し、それぞれの画像を入力することで、処理対象フレーム画像及び参照フレーム画像を更新する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における動作のフローチャートである。
当該カット点検出手順は、カット点検出部30において実行される手順であり、既存のカット点検出技術を用いて処理対象フレームと参照フレームの間のカット点(編集やカメラのオン・オフによる映像の不連続点)の有無を検出し、その真偽値をメモリ等の記憶手段に出力する。
図5は、本発明の第3の実施の形態における動作のフローチャートである。同図において、図3、図4と同一処理について同一のステップ番号を付し、その説明は省略する。
当該動物体アップフレーム判定手順は、動物体アップフレーム判定部53において実行される手順である。カメラワークパラメータ異常判定部52における判定結果を入力し、その入力がパラメータ値の異常を示している場合は、動物体アップフレームが検出されたと出力し、条件判定手順に移行する。入力が正常判定の場合には、動物体アップフレーム判定部53において以下の判定を行う。
図6は、本発明の第4の実施の形態における動作のフローチャートである。同図において、図3、図4、図5と同一処理について同一のステップ番号を付し、その説明は省略する。
当該映像区間算出手順は、映像区間差出部60において行われる手順であり、アップフレーム時刻記憶リスト80に記憶されている検出された動物体アップフレームの時刻を映像区間としてまとめるための処理である。この処理方法としては以下の2つの例を挙げる。
図7は、本発明の第5の実施の形態における動作のフローチャートである。
当該初期複数フレーム入力手順では、映像入力部20が、参照フレームを所定のフレーム間隔で一定の枚数(F枚)を取得する。
当該複数フレーム間カット点検出手順では、カット点検出部30において、複数の参照フレーム各々に対して、処理対象フレーム画像との間にカット点があるかどうかを前述と同様の方法で判定する。その判定の結果、F枚の参照フレーム画像の中にfa番目(fa:F以下の自然数の定数)の参照フレームで初めてカット点が検出された場合に、そのフレームを選択された参照フレームとして次の処理対象フレームとなるようにセットして、カットが検出されたと判定する方法がある。また、次処理する参照フレームとのフレーム間隔を初期の入力手段における間隔にリセットする。
当該複数フレーム間動きベクトル算出手順では、動きベクトル算出部40において、一つの処理フレームに対し、複数の参照フレームそれぞれについて2フレーム間の動きベクトル算出を行い、算出結果を用いて参照フレームを決定する。2フレーム間の動きベクトル算出手順は動きベクトル算出手順(ステップ102)と同様である。これをF枚の参照フレームに対して行うと、動きベクトルはF枚分算出される。これらF枚の動きベクトルを利用してそのうちの1枚のフレーム画像を選択し、採用する参照フレーム画像とする。選択方法は、例えば、動きの算出の際の非類似度が高い、あるいは、他の方法で算出不可能な画像単位(例えば、消失した特徴点)の数が最小(あるいは一定値以下)となっている参照フレームのうち、フレーム間隔が最大のフレーム画像とする方法などが例として考えられる。ここで採用されたフレーム間隔をfselとして映像入力部20へ出力し、映像入力複数フレーム更新手順(ステップ505)で利用する。
当該映像入力複数フレーム更新手順では、上記で算出された参照フレームを次回の処理フレームにセットする。また、フレーム間隔fselを用いて映像記憶部10から次回の参照フレームを最大F枚読み込む。
20 映像入力部
30 カット点検出部
40 動きベクトル算出部
50 カメラワークモデル適合判定部
51 カメラワークパラメータ算出部
52 カメラワークパラメータ異常判定部
53 動物体アップフレーム判定部
60 映像区間算出部
70 パラメータ記憶リスト
80 アップフレーム時刻記憶リスト
Claims (8)
- 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体が比較的大きく写っている映像フレーム画像(動物体アップフレーム画像)を検出する動物体アップフレーム検出装置における、動物体アップフレーム検出方法において、
前記映像記憶手段から読み込まれた複数のフレーム画像を用いて動きベクトルを算出し、メモリに格納する動きベクトル算出手順と、
前記メモリから前記動きベクトルを取得して、カメラワークパラメータを算出してパラメータ記憶手段に格納するカメラワークパラメータ算出手順と、
前記パラメータ記憶手段から前記カメラワークパラメータを取得して、該カメラワークパラメータの時間変化量が閾値以上か否かにより、該カメラワークパラメータが異常か否かを判定するカメラワークパラメータ異常判定手順と、
前記カメラワークパラメータ異常判定手順において、カメラワークパラメータが異常でないと判定された場合に、
前記パラメータ記憶手段から前記カメラワークパラメータを取得し、前記動きベクトル算出手順において動きベクトルを算出する際に用いたフレーム画像の単位のうち、その画像単位の動きベクトルと前記カメラワークパラメータとのずれが閾値以上のフレーム画像の単位の数を計算し、その画像単位の数の割合あるいは重み付き和の値に基づいて動物体アップフレームを検出し、該動物体アップフレームの映像時刻をアップフレーム記憶手段に格納する動物体アップフレーム判定手順を行う
ことを特徴とする動物体アップフレーム検出方法。 - 前記動きベクトル算出手順の前に、前記映像記憶手段から読み込まれたフレーム画像のカット点を検出する処理を行い、該カット点が検出されなかった場合には、該動きベクトル算出手順の処理に移行するカット点検出手順を更に行う請求項1記載の動物体アップフレーム検出方法。
- 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体が比較的大きく写っている映像フレーム画像(動物体アップフレーム画像)を検出する動物体アップフレーム検出プログラムであって、
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、
前記請求項1または2記載の動物体アップフレーム検出方法を実現するための処理を実行させることを特徴とする動物体アップフレーム検出プログラム。 - 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体が比較的大きく写っている映像フレーム画像(動物体アップフレーム画像)を検出する動物体アップフレーム検出プログラムを格納した記憶媒体であって、
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、
前記請求項1または2記載の動物体アップフレーム検出方法を実現するための処理を実行させるプログラムを格納したことを特徴とする動物体アップフレーム検出プログラムを格納した記憶媒体。 - 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体がアップで写っている映像区間(動物体アップショット)を検出する動物体アップショット検出装置における、動物体アップショット検出方法において、
前記請求項1または2記載の前記動物体アップフレーム検出方法の手順に、さらに、検出された動物体アップフレームを時系列に記憶手段に蓄積し、時間的まとまりを算出する映像区間算出手順を追加したことを特徴とする動物体アップショット検出方法。 - 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体がアップで写っているフレーム、あるいは、映像区間(動物体アップショット)を検出する動物体アップフレーム、あるいは、ショット検出装置における、動物体アップフレームあるいは、ショット検出方法において、
前記請求項1または2記載の前記動物体アップフレーム検出方法の手順、または、前記請求項5記載の動物体アップショット検出方法の手順に、前記動きベクトル算出手順に利用する複数フレーム選択を、その算出される動きを用いて行う映像入力更新手順を追加したことを特徴とする動物体アップフレームあるいはショット検出方法。 - 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体がアップで写っている映像区間(動物体アップショット)を検出する動物体アップショット検出プログラムであって、
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、
前記請求項5または6記載の動物体アップショット検出方法を実現させるための処理を実行させることを特徴とする動物体アップショット検出プログラム。 - 映像が記憶されている映像記憶手段から動物体がアップで写っている映像区間(動物体アップショット)を検出する動物体アップショット検出プログラムを格納した記憶媒体であって、
複数のメモリ、アップフレーム時刻記憶手段及びパラメータ記憶手段を有するコンピュータに、
前記請求項5または6記載の動物体アップショット検出方法を実現させるための処理を実行させるプログラムを格納したことを特徴とする動物体アップショット検出プログラムを格納した記憶媒体。
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