JP4495532B2 - 周波数コンバータおよびこれを用いたrf受信装置 - Google Patents

周波数コンバータおよびこれを用いたrf受信装置 Download PDF

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この発明は、入力された信号の周波数を所定周波数のローカル信号を用いて、異なる周波数に変換する周波数コンバータ、特に、RF信号をローカル信号を用いてIF信号にダウンコンバートするダウンコンバータ、および、このコンバータを備えたRF受信装置に関するものである。
従来、RF受信装置として図4に示す構造のものが多く用いられている。
図4は従来のRF受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、RF受信装置は、電圧制御発振器101、ミキサ102、バッファ回路103、およびIFフィルタ104を含んで構成されている。電圧制御発振器101は所定周波数のローカル信号を生成してバッファ回路103に出力し、バッファ回路103はこのローカル信号をバッファリングした後、ミキサ102に供給する。ミキサ102にはRF信号が入力されており、このRF信号とローカル信号とをミキシングして出力する。このRF信号周波数成分と、RF信号周波数からローカル信号の周波数を減算したIF信号周波数成分とを含んだミキシング信号はIFフィルタ104に入力され、IF信号のみが出力される。
このようなRF受信装置の電圧制御発振器101には、通常、図5に示すようなLC型発振器で構成されている。
図5は従来の電圧制御発振器の概略構成を示す回路図である。
図5に示すように、従来の電圧制御発振器は、インダクタLt と可変容量ダイオードVDとを2対備えるLC共振回路201と、1対のMOSトランジスタMP ,MN が差動する差動回路202と、差動回路202に定電流を供給するMOSトランジスタMB からなる定電流回路203とを備える。この電圧制御発振器は、LC共振回路201の共振周波数で、LC共振回路201が所定の等価インピーダンスRp になるとともに、MOSトランジスタMP ,MN が定電流回路203により設定される定電流IBAISにより交互にスイッチングオン・オフすることにより、次に示す電圧信号Vout をローカル信号として出力する。
out ≒RP ・IBias・sin(ωLOt) −(1)
ωLOは前記共振周波数での角周波数である。
このような構成の電圧制御発振器を基本とした電圧制御発振器が非特許文献1にも開示されており、同様にローカル信号を生成する。
このように生成されたローカル信号を用いて、RF受信装置はRF信号をIF信号にダウンコンバートしている。
Ali Hajimiri and Thomas H. Lee,「Design Issues in CMOSDifferential LC Oscillators 」, IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.34,NO5,MAY 1999,p.717-724
近年、RF受信装置は、小型化、省電力化される傾向があり、これに伴い、RF受信装置を構成する各機能回路部の小型化、省電力化が要求されている。
しかしながら、従来のRF受信装置を構成する前述の電圧制御発振器やミキサ等の機能回路のそれぞれにおいて、小型化、省電力化し得る限界が存在するので、RF受信装置としては、これら各機能回路部が実現し得る最も小さい形状および最も低い消費電力を加えてなる大きさおよび消費電力を少なくとも必要とする。例えば、電圧制御発振器とバッファ回路とミキサとからなるダウンコンバート部であれば、電圧制御発振器、バッファ回路、ミキサの各大きさと加えた大きさを最小限必要とし、電圧制御発振器、バッファ回路、ミキサの消費電力を合計した消費電力を必要とする。このため、さらなる小型化および省電力化を実現するためには、各機能回路部を統合する必要がある。
したがって、この発明の目的は、所定の機能回路部を統合することで小型化、省電力化されたRF受信装置と、このRF受信装置を実現するために統合してなるダウンコンバータすなわち周波数コンバータとを提供することにある。
この発明は、入力された第1周波数信号を所定周波数のローカル信号を用いて所望の第2周波数信号に変換する周波数コンバータにおいて、ローカル信号の周波数を共振周波数とするLC回路と、LC回路に接続して互いに差動する第1、第2の能動素子と、第1,第2の能動素子を負性抵抗として機能させる電流を第1,第2の能動素子に供給する電流制御手段とを備え、該定電流手段の制御信号と第1周波数信号とを電流制御手段に入力することを特徴としている。
この構成では、LC回路の共振周波数で、電流制御手段から供給される電流により第1、第2の能動素子が連続に差動して、LC回路の等価インピーダンスと電流制御手段から供給される電流とに応じた振幅で互いに180°の位相差を有する電圧信号が出力される。すなわち、前記振幅に応じ、共振周波数に応じた周波数の発振信号(ローカル信号)を出力する電圧制御発振器として機能する。
ここで、LC回路の共振周波数をfL0、角周波数ωL0とし、電流制御手段から供給される電流をIBaisとし、LC回路のインピーダンスをZとすると、周波数コンバータの出力電圧Voutは、式(1)より、
Vout ≒IBias・ABS(Z)・sinωL0t となる。
ここで、電流制御手段から供給される電流IBiasは、制御信号である直流電流IDCと、第1周波数信号に基づく高周波電流Iwとから、
Bias=IDC+Iw −(2)
となり、第1周波数信号の周波数をf1、各周波数をω1とし、第1周波数信号を振幅A
の正弦波で表すと、
Bias=IDC+A・sinω1t −(3)
となる。
この式(3)を式(1)に代入し、変形すると、
out ≒ABS(Z)・IDC・sinωL0
+(1/2)・ABS(Z)・A・cos(ω1 −ωL0)t
−(1/2)・ABS(Z)・A・cos(ω1 +ωL0)t −(4)
となる。
これは、すなわち、式(4)の右辺の第1項がローカル信号であり、第2項が第1周波数とローカル信号の周波数との差分周波数の信号であり、第3項が第1周波数とローカル信号の周波数との加算周波数の信号であることを示している。
このため、第2項に相当する周波数の信号のみを抽出することにより、第1周波数信号をローカル信号でダウンコンバートした信号が第2周波数信号として出力される。また、第3項に相当する周波数の信号のみを抽出することにより、第1周波数信号をローカル信号でアップコンバートした信号が第2周波数信号として出力される。
また、この発明の周波数コンバータの電流制御手段は第3の能動素子を備え、制御信号に第1周波数信号を重畳した信号を該第3の能動素子へ入力することを特徴としている。
この構成では、第3の能動素子の制御信号入力部(ゲート)に入力する直流の制御信号によりドレイン−ソース間に流れる電流量を所定の定電流に調整する。この際、制御信号に第1周波数信号を重畳しておくことで、定電流に第3の能動素子の相互コンダクタンスgm に応じた高周波信号が重畳する。
この際、前述の式(4)に示した出力電圧Vout は、第1周波数信号の振幅をV1 とすると、
out =ABS(Z)・IDC・sinωL0
+(1/2)・ABS(Z)・gm ・V1 cos(ω1 −ωL0)t
−(1/2)・ABS(Z)・gm ・V1 cos(ω1 +ωL0)t −(5)
となる。このため、能動素子の相互コンダクタンスgm に応じて振幅のダウンコンバート信号およびアップコンバート信号が出力される。
また、この発明の周波数コンバータは、第3の能動素子の相互コンダクタンスを、第3の能動素子に制御信号のみを入力する定常の相互コンダクタンスよりも大きくしたことを特徴としている。
この構成では、相互コンダクタンスgm が定常状態よりも大きくなることで、式(5)より、ダウンコンバート信号およびアップコンバート信号の振幅が大きくなる。
また、この発明のRF受信装置は、第1周波数信号であるRF信号を第2周波数信号であるIF信号に変換する前述の周波数コンバータと、ローカル信号の周波数を設定するローカル周波数設定信号を生成して、周波数コンバータに供給するPLL回路とを備えたことを特徴としている。
この構成では、前述の周波数コンバータを用いることで、従来技術に示した電圧制御発振器とバッファ回路とミキサとからなる回路を備えずとも、RF信号がローカル信号によりIF信号にダウンコンバートされる。
この発明によれば、従来、電圧制御発振器とバッファ回路とミキサとから構成された周波数コンバータを、従来の電圧制御発振器と略同じ構成のみで実現することができる。これにより、周波数コンバータを小型化するとともに省電力化することができる。
また、この発明によれば、この周波数コンバータをダウンコンバータとして用いることにより、RF受信装置を小型化、省電力化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る周波数コンバータについて、図1、図2を参照して説明する。
図1は本実施形態の周波数コンバータの回路図である。
図1に示すように、駆動電圧VDDが入力される駆動電圧入力端子11には、インダクタL1 ,L2 が並列に接続されている。インダクタL1 にはCMOSトランジスタMP のドレインが接続されており、インダクタL2 にはCMOSトランジスタMN のドレインが接続されている。これらCMOSトランジスタMP ,MN のソースは互いに接続されており、CMOSトランジスタMP のゲートはCMOSトランジスタMN のドレインに接続され、CMOSトランジスタMN のゲートはCMOSトランジスタMP のドレインに接続されている。
また、インダクタL1 とCMOSトランジスタMP との接続点と、インダクタL2 とCMOSトランジスタMN との接続点との間には、可変容量ダイオードVD1 ,VD2 が直列接続されており、可変容量ダイオードVD1 ,VD2 の接続点が周波数制御電圧入力端子12に接続されている。ここで、可変容量ダイオードVD1 のカソードと、可変容量ダイオードVD2 のカソードとが周波数制御電圧入力端子12に接続するように直列接続されている。
ここで、インダクタL1 ,L2 は同じ特性のもの、すなわち、インダクタンスLr が同じものを用いる。同様に、可変容量ダイオードVD1 ,VD2 も同じ特性、すなわち、同じ印加電圧VCNTfで同じキャパシタンスCVDとなるものを用いる。そして、これらインダクタL1 ,L2 、可変容量ダイオードVD1 ,VD2 および周波数制御電圧入力端子12によりLC共振回路1が構成され、COMSトランジスタMP ,MN により差増回路2が構成される。そして、これらCMOSトランジスタMP ,MN のドレイン間から出力電圧Vout が出力される。
また、CMOSトランジスタMP ,MN のソースの接続点にはCMOSトランジスタMB のドレインが接続されており、COMSトランジスタMB のソースは接地されている。CMOSトランジスタMB のゲート(本発明の「制御信号入力部」に相当する。)は、コンデンサC0 を介してRF信号入力端子14に接続されるとともに、インダクタL0 を介してCMOSトランジスタMB 用制御電圧入力端子13に接続されている。そして、CMOSトランジスタMB 、コンデンサC0 、インダクタL0 、RF信号入力端子14、およびCMOSトランジスタMB 用制御電圧入力端子13により制御電流生成回路3が構成される。
ここで、CMOSトランジスタMP,MN,MBがそれぞれ本発明の「第1、第2、第3の能動素子」に相当し、LC共振回路1が本発明の「LC共振回路」に相当する

このような周波数コンバータは次に示すように動作する。
駆動電圧入力端子11には所定の直流駆動電圧VDDが入力されており、周波数制御電圧入力端子12には周波数制御電圧VCNTfが入力されており、CMOSトランジスタMB 用制御電圧入力端子13にはバイアス制御電圧Vb (本発明の「制御信号」に相当する。)が入力されている。
周波数制御電圧入力端子12に周波数制御電圧VCNTfが印加されると、可変容量ダイオードVD1 ,VD2 は同じキャパシンスCVDのコンデンサとして機能するので、LC共振回路1は共振周波数fL0=1/(2π・SQRT(Lr ・CVD))で共振する。
CMOSトランジスタMP ,MN には駆動電圧入力端子11から駆動電圧VDDが供給されているので、これらCMOSトランジスタMP ,MN は前記共振周波数fL0で交互にオン・オフ状態を繰り返す。また、CMOSトランジスタMB のゲートには、インダクタL0 を介して直流のバイアス制御電圧Vb が供給され、ドレインに駆動電圧VDDに応じた電圧が供給されているので、CMOSトランジスタMB は、所定の直流の定電流IBiasがドレイン−ソース間を流れる定電流素子として機能し、CMOSトランジスタMP ,MN に、定電流IBiasを供給する。ここで、バイアス制御電圧Vb を制御することで、CMOSトランジスタMP ,MN の負性抵抗が発振条件を満足するように定電流IBiasを調整している。これにより、CMOSトランジスタMP ,MN は共振周波数fL0でオン・オフを繰り返すスイッチング素子として機能する。
そして、インダクタL1 ,L2 、可変容量ダイオードVD1 ,VD2 からなるLC共振回路1の共振周波数fL0での等価インピーダンスをZL0とすると、COMSトランジスタMP ,MN が共振周波数fL0で交互にスイッチングすることにより、周波数コンバータの出力電圧Vout は、
out ≒IBias・ABS(Z(ωL0))・sinωL0t −(6)
(ωL0=2πfL0
と近似することができる。これにより、この共振周波数fL0を周波数制御電圧VCNTfで調整した周波数をローカル周波数とする電圧制御発振器として機能する。
次に、RF信号入力端子14から周波数fRF、振幅VRFのRF信号すなわち、
RF・sin(ωRFt)
(ωRF=2πfRF
が入力されると、RF信号はコンデンサC0 を通過して、制御電圧Vb に重畳してCMOSトランジスタMB に供給される。このような信号が入力されるとCMOSトランジスタMB から出力される電流IBiasは、
Bias=Ib +gm ・VRFsin(ωRFt) −(7)
となる。ここで、gm はCMOSトランジスタMB の相互コンダクタンスであり、Ib は制御電圧Vb によりドレイン−ソース側に発生する直流電流を示す。
これにより、出力電圧Vout は、
out =ABS(Z(ωL0))・Ib ・sinωL0
+(1/2)・ABS(Z(ωRF−ωL0))・gm ・VRFcos(ωRF−ωL0)t
−(1/2)・ABS(Z(ωRF+ωL0))・gm ・VRFcos(ωRF+ωL0)t
−(8)
となる。
すなわち、出力電圧Vout として、ローカル周波数に対応する共振周波数fL0の信号(右辺第1項に相当)と、共振周波数(ローカル周波数)fL0の信号で周波数fRFのRF信号をダウンコンバートした信号(右辺第2項に相当)と、共振周波数(ローカル周波数)fL0の信号で周波数fRFのRF信号をアップコンバートした信号(右辺第3項に相当)とからなる信号が出力される。
ここで、CMOSトランジスタMB の相互コンダクタンスgm を、直流の制御電圧を印加する定常状態よりも高く設定しておくことにより、ダウンコンバートした信号やアップコンバートした信号の出力を高くすることができる。
そして、出力端子にダウンコンバートした信号の周波数(fRF−fL0)のみを通過させるフィルタを接続することで、この回路はダウンコンバート回路として機能する。例えば、所望のIF信号をダウンコンバートした信号に設定することにより、RF信号をIF信号にダウンコンバートするダウンコンバータを構成することができる。
一方、出力端子にアップコンバートした信号の周波数(fRF+fL0)のみを通過させるフィルタを接続することで、この回路はアップコンバート回路として機能する。
図2は本実施形態の構造を用いた場合の出力電圧Vout の周波数スペクトルを示す図である。
図2に示すように、本実施形態を用いることにより、ローカル周波数に対応する共振周波数fL0と、ダウンコンバートした周波数fRF−fL0と、アップコンバートした周波数fRF+fL0とに所定の出力を得ることができる。
以上のような構造とすることにより、従来の電圧制御発振器にコンデンサC0 、RF信号入力端子14を追加するのみで周波数コンバータを構成することができる。すなわち、従来のように、電圧制御発振器とともにミキサやバッファ回路を設けることなく、自身でローカル信号を発生する電圧制御発振器を含むダウンコンバータ等の周波数コンバータを構成することができる。これにより、周波数コンバータを小型化、省電力化することができる。
次に、第2の実施形態に係るRF受信装置について、図3を参照して説明する。
図3は本実施形態のRF受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、RF受信装置は、アンテナ21、RF信号処理部22、ダウンコンバータ23、IFフィルタ24、ADC25、IF信号処理部26、PLL回路27、TCXO28、および、装置全体の制御を行う、図示しない制御部とを備える。
アンテナ21は外部からの電波信号を受信して、RF信号処理部22に出力する。RF信号処理部22は、入力された電波信号からRF信号を抽出して増幅し、ダウンコンバータ23に出力する。ダウンコンバータ23は、第1の実施形態に示した周波数コンバータにより形成され、入力されたRF信号にローカル信号を合成したミキシング信号を出力する。IFフィルタ24はダウンコンバータ23から出力されたミキシング信号のIF信号周波数帯域のみを通過してADC25に出力し、ADC25はIF信号をディジタル変換してIF信号処理部26に出力する。IF信号処理部26は入力されたIFディジタル信号に基づき所望とするデータを検出する。PLL回路27は、TCXO28から入力される基準周波数信号と、ダウンコンバータ23から出力されるミキシング信号のローカル信号とに基づいて、ダウンコンバータ23の電圧制御発振器部分での共振周波数、すなわち、ローカル周波数を制御する周波数制御電圧信号(本発明の「ローカル周波数設定信号」に相当する。)を出力する。これにより、ローカル信号と基準周波数信号との位相同期が行われる。このように、ローカル信号が基準周波数信号に応じて正確に生成されることで、RF信号からIF信号へのダウンコンバートが高精度に行われる。
ここで、前述のようにダウンコンバータ23には第1の実施形態、すなわち、図1に示した周波数コンバータを用いる。この際、図3のダウンコンバータ23のRF信号処理部側端子が図1のRF信号入力端子14に相当し、図3のダウンコンバータ23のIFフィルタ側端子が図1のVout出力端子、すなわち、CMOSトランジスタMP ,MN のドレイン側に相当し、図3のダウンコンバータ23のPLL回路側端子が図1の周波数制御電圧入力端子12に相当するように接続される。
このような構成とすることで、RF信号からIF信号を生成するダウンコンバート部が、従来の電圧制御発振器のみと略同じ大きさで形成することができるので、小型のRF受信装置を構成することができる。また、従来の電圧制御発振器とバッファ回路とミキサとからなる回路を、この電圧制御発振器と略同じ形状の回路のみで形成するので、構成回路数が少なくなり、RF受信装置を省電力化することができる。
第1の実施形態の周波数コンバータの回路図 第1の実施形態の構造を用いた場合の出力電圧Voutの周波数スペクトルを示す図 第2の実施形態のRF受信装置の概略構成を示すブロック図 従来のRF受信装置の概略構成を示すブロック図 従来の電圧制御発振器の概略構成を示す回路図
符号の説明
1−LC共振回路
2−差増回路
3−制御電流生成回路
11−駆動電圧入力端子
12−周波数制御電圧入力端子
13−CMOSトランジスタMB 用制御電圧入力端子
14−RF信号入力端子
21−アンテナ
22−RF信号処理部
23−ダウンコンバータ
24−IFフィルタ
25−ADC
26−IF信号処理部
27−PLL回路
28−TCXO
101−電圧制御発振器
102−ミキサ
103−バッファ回路
104−IFフィルタ
201−LC共振回路
202−差動回路
203−定電流回路

Claims (4)

  1. 入力された第1周波数信号を所定周波数のローカル信号を用いて所望の第2周波数信号に変換する周波数コンバータにおいて、
    前記ローカル信号の周波数を共振周波数とするLC回路と、該LC回路に接続して互いに差動する第1、第2の能動素子と、該第1,第2の能動素子を負性抵抗として機能させる電流を第1,第2の能動素子に供給する電流制御手段とを備え、
    電流制御手段の制御信号と前記第1周波数信号とを、前記電流制御手段に入力することを特徴とする周波数コンバータ。
  2. 前記電流制御手段は第3の能動素子を備え、前記制御信号に前記第1周波数信号を重畳した信号を前記第3の能動素子へ入力する請求項1に記載の周波数コンバータ。
  3. 前記第3の能動素子の相互コンダクタンスを、前記第3の能動素子に前記制御信号のみを入力する定常の相互コンダクタンスよりも大きくした請求項2に記載の周波数コンバータ。
  4. 前記第1周波数信号であるRF信号を前記第2周波数信号であるIF信号に変換する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の周波数コンバータと、
    前記ローカル信号の周波数を設定するローカル周波数設定信号を生成して、前記周波数コンバータに供給するPLL回路とを備えたRF受信装置。
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