以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステムの構成を示す概略ブロック図である。本実施携帯のコンテンツ提供サービスシステム1は、利用者60が携行する携帯端末(携帯電話機100)と、複数の広告コンテンツを含む複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部10を含み、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ200と、携帯電話機100からの要求に応じてコンテンツ配信サーバ200から配信されたコンテンツを実行し、コンテンツを操作可能に携帯電話機100にネットワーク20を介して提供する制御装置300と、を備える。本発明の実施の形態において、携帯端末は携帯電話機100であるのが好ましい。コンテンツ提供サービスシステム1において、制御装置300はネットワーク20を介して接続される基地局22を介して携帯電話機100と無線通信する。以下の説明において、基地局22は省略し、携帯電話機100はネットワーク20を介して制御装置300と通信するものとして説明する。
図1に示すように、コンテンツ提供サービスシステム1は、コンテンツ記憶部10を備えたコンテンツ配信サーバ200と、制御装置300と、携帯電話機100と、を備える。
なお、コンテンツ記憶部10は、必ずしもコンテンツ提供サービスシステム1に含まれる必要はなく、他のシステムのコンテンツ記憶部とすることもできる。また、コンテンツ記憶部10は、コンテンツ配信サーバ200に他のネットワークを介して接続されてもよい。また、コンテンツ提供サービスシステム1は、複数のコンテンツ記憶部10を備えてもよい。
本発明のコンテンツ提供サービスシステム1における各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1において、制御装置300は、ASP(Application Service Provider)が提供するサービスを実行するコンピュータからなり、コンテンツ配信サーバ200から配信された任意のデジタルコンテンツを実行可能なアプリケーションプログラムを実行し、携帯電話機100にコンテンツ情報およびサービスを提供する。携帯電話機100は、ブラウザ機能を備え、コンテンツ配信サーバ200でアプリケーションプログラムが実行されている間、自機内でアプリケーションプログラムを実行しているかのようにブラウズすることができる。
任意のデジタルコンテンツとは、コンテンツ配信サーバ200が保有し、制御装置300がコンテンツ配信サーバ200からダウンロードして、実行し、携帯電話機100に提供される情報、アプリケーションプログラムおよびサービスであり、たとえば、ニュースや各種情報、イメージ、動画、音楽、ゲーム、ツール、地図、電子書籍やデータベース、ポータルサイト、検索サービス、およびこれらの組み合わせが含まれる。これらのコンテンツは、制御装置300上で閲覧、再生、および動作させ、ネットワーク20を介して携帯電話機100からブラウズすることが可能である。さらに、コンテンツは、Java(登録商標)アプリケーション、例として、NTTドコモのiモード(登録商標)のiアプリ(登録商標)、auのEZアプリ(BREW(登録商標))、ボーダフォンのVアプリ(登録商標)などを含むことができる。
Java(登録商標)アプリケーションプログラムによって、たとえば、携帯電話機100の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)上への画像再生と同時に、LED(Light Emitting Diode)の点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うことができ、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことが可能である。あるいは、ネットワーク20に必要に応じて接続し、リアルタイムに更新される情報の携帯電話機100への提供を行うことが可能である。たとえば、LED駆動制御やバイブレータ制御機能を有する音源LSIを備えることにより、簡単にこれらを実現することができる。
本実施形態において、制御装置300にて携帯電話機100から要求されたアプリケーションプログラムが実行されると、携帯電話機100の利用者の操作キーの操作のタイミングに応じて変化する画像、動画像、音声、楽曲などのコンテンツや、ゲームなどのアプリケーションプログラムなどを携帯電話機100に提供することができる。さらに、携帯電話機100における操作のタイミングに応じて決定されるインセンティブを携帯電話機100の利用者60に提供させることもできる。あるいは、操作のタイミングに応じて結果が導かれる占いなどの情報提供コンテンツを携帯電話機100に提供することもできる。
本実施形態において、各コンテンツは、ネットワーク上で端末に配信される情報、アプリケーションプログラムおよびサービスであり、たとえば、ニュースや各種情報、イメージ、動画、音楽、ゲーム、ツール、地図、電子書籍やデータベース、ポータルサイト、検索サービス、およびこれらの組み合わせが含まれる。
図2は、本実施形態の携帯電話機100のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯電話機100は、CPU(Central Processing Unit)102と、アンテナ104と、無線通信部106と、ROM(Read Only Memory)108と、RAM(Random Access Memory)110と、計時部112と、操作キー114と、操作受付部116と、LCD118と、LED120と、表示制御部122と、スピーカ124と、音声出力制御部126と、振動部128と、振動制御部130と、GPS受信部132と、を含む。CPU102に、無線通信部106、ROM108、RAM110、計時部112、操作受付部116、表示制御部122、音声出力制御部126、振動制御部130、およびGPS受信部132は、バス134を介して接続される。
CPU102は、ROM108に記憶されたプログラムを実行し、携帯電話機100の各種要素とともに装置全体を制御する。また、ROM108には、携帯電話機100に提供されたコンテンツ、およびコンテンツを動作させるのに必要なプログラムも記憶される。また、ROM108は、たとえば、SDメモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリスティック(登録商標)など携帯電話機100から脱着可能に装着されるカードタイプのメモリも含むことができる。
無線通信部106は、基地局22とアンテナ104を介して無線通信し、制御装置300と通信を行う。ROM108は、この携帯電話機100の全体の動作を制御するためのプログラムなどが記録される。
RAM110は、CPU102による制御に必要なデータおよび制御動作時に一時記憶が必要なデータなどを記憶する。ROM108に記憶されているプログラムは一旦RAM110にロードされ、RAM110上で実行される。
計時部112は、現在時刻を計時する。操作キー114は、携帯電話機100の操作面や側面などに設けられた複数のキー、ボタンを含む。操作受付部116は、利用者の操作キー114の操作を受け付ける。
LCD118は、表示制御部122により制御されて、各種画面を表示する。LED120は、表示制御部122により点灯点滅制御される。表示制御部122は、CPU102からの指示に従って、LCD118およびLED120の画面表示および点灯点滅制御を行う。
スピーカ124は、音声出力制御部126により制御され、音声出力を行う。音声出力制御部126は、CPU102からの指示に従って、スピーカ124に音声出力を行う。
振動部128は、振動制御部130により制御され、所定の振動パターンで振動する。振動制御部130は、CPU102からの指示に従って振動部128の振動を制御する。GPS受信部132は、GPS衛星からの電波を受信し、位置情報、たとえば、緯度、経度、高度などを取得する。
次に、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1において、携帯電話機100からの要求に応じて制御装置300により本実施形態のコンテンツ提供プログラム(以後、アプリケーションプログラムと呼ぶ)が実行された時、どのような動作をするか画面構成に基づいて、概略説明する。図3は、本実施形態のアプリケーションプログラムを制御装置300にて実行した時に、携帯電話機100のブラウザに表示される画面推移を示す図である。
図3に示すように、本実施形態のアプリケーションが制御装置300で実行されると携帯電話機100のブラウザ機能によりLCD118に第1コンテンツ画面80が表示される。第1コンテンツ画面80には、メインコンテンツ表示部82と、開始ボタン84とが含まれる。メインコンテンツ表示部82には、たとえば、コンテンツAが実行された結果が表示される。このとき、LED120の点灯点滅制御やスピーカ124から音声出力、振動部128の振動制御がなされてもよい。
第1コンテンツ画面80が表示されている状態で、利用者60が開始ボタン84を押下すると、第2コンテンツ画面88がLCD118に表示されることとなる。第2コンテンツ画面88には、メインコンテンツ表示部90と、終了ボタン94とが含まれる。第2コンテンツ画面88には、コンテンツBが実行された結果が表示される。メインコンテンツ表示部90は、その下部にPR画像表示部92を含むことができる。PR画像表示部92には、たとえば、宣伝や広告内容を含む広告コンテンツが実行された結果を表示することができる。各コンテンツの実行において、LCD118への表示だけでなく、LED120の点灯点滅制御やスピーカ124から音声出力、振動部128の振動制御がなされてもよい。これにより、臨場感溢れるコンテンツを利用者60に提供することが可能となる。
PR画像表示部92に表示されるPR画像は、複数のパターンで表示制御される。たとえば、パターンAでは、一PR画像aのみが終了ボタン94が押下されるまで表示される。パターンBでは、複数のPR画像a、PR画像b、・・・PR画像eが、所定時間間隔毎に繰り返し表示され、終了ボタン94の押下によって表示が終了する。パターンCでは、一PR画像aのみが所定時間表示される。パターンDでは、複数のPR画像a、PR画像b、およびPR画像cが、所定時間表示される。
第2コンテンツ画面88で終了ボタン94が押下されると、第3コンテンツ画面96に画面が移行する。第3コンテンツ画面96は、メインコンテンツ表示部98を含む。メインコンテンツ表示部98には、コンテンツCを実行した結果が表示される。
図4は、本実施形態のコンテンツ配信サーバ200の構成を示す機能ブロック図である。コンテンツ配信サーバ200は、インタフェース部(I/F)202と、アプリダウンロード要求受信部(アプリDL要求受信部)204と、コンテンツ抽出部210と、アプリ情報テーブル220と、アプリ配信部212と、を備えている。
インタフェース部202は、ネットワーク20を介して制御装置300と通信を行う。アプリダウンロード要求受信部204は、制御装置300からアプリケーションプログラムのダウンロード要求をネットワーク20を介して受信する。このとき、必要に応じて制御装置300の認証を行うこともできる。
コンテンツ抽出部210は、アプリ情報テーブル220にアクセスし、制御装置300から要求されたアプリケーションプログラムの格納場所とファイル名を取得する。さらに、そのアプリケーションプログラムを実行する際に必要となる各種コンテンツが格納されているフォルダを読み込む。図5に示すようにアプリ情報テーブル220は、アプリケーションプログラム毎に、アプリIDを有し、アプリID毎に、アプリ名称、格納場所、ファイル名、そして、アプリが使用するコンテンツを格納しているフォルダ名を対応付けて記憶する。
図4に戻り、アプリ配信部212は、コンテンツ抽出部210から受け取ったアプリケーションプログラムおよびコンテンツフォルダをインタフェース部202を介して制御装置300に配信する。配信時には、必要に応じて携帯電話機100に対して課金処理がなされる。コンテンツによって、1回のみダウンロード料金がかかったり、あるいは、コンテンツを利用毎に利用料金がかかったりする。
コンテンツ記憶部10は、アプリ格納部30と、コンテンツA格納部32と、コンテンツB格納部34と、コンテンツC格納部36と、広告コンテンツ格納部38と、配信テーブル格納部40と、を含むことができる。アプリ格納部30には、携帯電話機100に提供可能なアプリケーションプログラムが複数格納される。コンテンツA格納部32、コンテンツB格納部34、コンテンツC格納部36、および広告コンテンツ格納部38は、アプリケーションプログラムで使用する各種コンテンツが格納される。
一例として、各格納部内では、複数のサブディレクトリが作成され、アプリケーションプログラム毎に、個別に専用のフォルダ名を付すことができる。たとえば、図5のアプリIDが「0103」の「快適通勤」プログラムは、「server01\apl\」にプログラムがファイル名「kaiteki.class」で格納されている。また、コンテンツA格納部32、コンテンツB格納部34、コンテンツC格納部36、広告コンテンツ格納部38、配信テーブル格納部40の各格納部は、コンテンツフォルダ名に示されるサブディレクトリ「\\kaiteki\」を有する。アプリケーションプログラムが使用する各コンテンツは、コンテンツA格納部32、コンテンツB格納部34、コンテンツC格納部36、広告コンテンツ格納部38、配信テーブル格納部40のサブディレクトリ「\\kaiteki\」に格納されている。このようにして、アプリケーションプログラム毎に、必要なコンテンツを特定することができる。
また、配信テーブル格納部40は、アプリケーションプログラム毎に、条件に応じて配信すべきコンテンツが対応付けて記憶される。これにより、同じアプリケーションプログラムであっても、条件に応じて配信するコンテンツの変更が可能となる。
図6に配信テーブル41の構造の一例を示す。配信テーブル41では、時刻毎に配信するコンテンツIDが対応付けられている。これにより時間によって配信されるコンテンツを変化させることができる。
図7の例では、広告コンテンツ配信用の配信テーブル42を示す。配信テーブル42では、利用時間帯によって、コンテンツIDと、その配信パターンなどが対応付けられている。これにより、利用時間帯によって異なるコンテンツを異なる動作パターンで配信することができ、コンテンツによる様々な演出が可能となる。
図8は、本実施形態の携帯電話機100の構成を示す機能ブロック図である。携帯電話機100は、インタフェース部(I/F)140と、接続指示受付部142と、接続部144と、アプリ起動指示受付部146と、アプリ起動要求部148と、ユーザ情報記憶部(図中、「ユーザ情報」と示す)150と、ブラウザ部160と、を備える。
インタフェース部140は、ネットワーク20を介して制御装置300と通信を行う。接続指示受付部142は、利用者60が操作キー114を操作して指示した制御装置300への接続指示を操作受付部116を介して受け付ける。接続部144は、接続指示受付部142が接続指示を受け付けたとき、インタフェース部140を介して制御装置300に接続する。必要に応じて、ユーザIDおよびパスワードの入力を携帯電話機100に対して促す画面を制御装置300から携帯電話機100のLCD118に表示させ、利用者60が画面に従って入力したユーザIDおよびパスワードを用いてユーザ認証を行った後に接続を確立させることもできる。
アプリ起動指示受付部146は、操作受付部116が受け付けたアプリケーションプログラムの起動指示を受け付ける。具体的には、携帯電話機100のLCD118上にメニュー画面が表示され、メニュー画面に従って利用者60が操作キー114を操作して任意のアプリケーションプログラムの起動を指示することができる。
アプリ起動要求部148は、アプリ起動指示受付部146がアプリケーションプログラムの起動指示を受け付けたとき、アプリケーションプログラムの起動指示を制御装置300に対してインタフェース部140を介して送信する。ユーザ情報記憶部150は、図9に示す構造を有することができる。本図の例では、利用者ID、姓名、性別、生年月日、血液型が含まれる。
図8に戻り、ブラウザ部160は、第1操作受付部162と、第2操作受付部164と、操作通知部166と、コンテンツ出力部168と、情報送信部170と、を含む。
第1操作受付部162は、利用者60が所定の操作キー114を操作してたとえば、図3の第1コンテンツ画面80の開始ボタン84を押下したとき、操作受付部116を介して第1操作として受け付ける。
第2操作受付部164は、第1操作受付部162が第1操作を受け付けた後、第1操作に呼応してコンテンツが実行中に、利用者60の所定の操作キー114、図3の第2コンテンツ画面88の終了ボタン94を押下したとき、操作受付部116を介して第2操作として受け付ける。
操作通知部166は、第1操作受付部162および第2操作受付部164が第1操作および第2操作を受け付けたことをインタフェース部140を介して制御装置300に通知する。
コンテンツ出力部168は、インタフェース部140を介して制御装置300から受信したコンテンツの出力を行う。たとえば、コンテンツ出力部168は、表示制御部122に対してLCD118およびLED120への表示および点灯点滅制御指示を行ったり、音声出力制御部126に対してスピーカ124への音声出力制御指示を行ったり、振動制御部130に対して振動部128への振動制御指示を行ったりする。
情報送信部170は、利用者60が操作キー114を操作して入力した情報を操作受付部116から受け付け、インタフェース部140を介して制御装置300に送信する。あるいは、情報送信部170は、GPS受信部132から受信した位置情報を取得し、インタフェース部140を介して制御装置300に送信することができる。あるいは、情報送信部170は、ユーザ情報記憶部150に記憶されている情報を必要に応じてインタフェース部140を介して制御装置300に送信することができる。
このように、ブラウザ部160により、制御装置300上でアプリケーションプログラムが実行されているとき、あたかも携帯電話機100でプログラムが実行されているように、利用者60がコンテンツを参照したり、操作することができる。
次に、制御装置300の構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態に係る制御装置300の構成を示す機能ブロック図である。制御装置300は、インタフェース部(I/F)302と、接続確立部304と、利用情報データベース310と、アプリ一覧提示部316と、アプリ情報データベース320と、アプリ起動指示受信部330と、アプリDL要求部332と、アプリDL部334と、端末インタフェース部336と、計時部338と、格納部340と、アプリ実行部350と、を備える。
インタフェース部302は、ネットワーク20に接続し、携帯電話機100と図1の基地局22を経由して無線通信を行う。さらに、インタフェース部302は、ネットワーク20に接続し、コンテンツ配信サーバ200と通信を行う。接続確立部304は、携帯電話機100からの要求に応じてネットワーク20を介して携帯電話機100との接続を確立する。必要に応じて、携帯電話機100からネットワーク20上の制御装置300へのログイン認証用のユーザIDおよびパスワードを受信し、ユーザ認証を行う認証部を含むこともできる。ユーザ認証に必要な情報は後述する利用情報データベース310に記憶することができる。
利用情報データベース310は、制御装置300のアプリケーションプログラムを利用する利用者60の利用者情報およびコンテンツの利用状況などを記憶する。図11に利用情報データベース310に記憶される利用者情報312の構造の一例を示す。利用者情報312とは、本実施形態のコンテンツおよびアプリケーションプログラムを利用する利用者60の個人情報を含む。利用者情報312は、たとえば、利用者ID、姓名、性別、生年月日、血液型などを含む。また、コンテンツ毎に、利用者の情報として必要な情報はここに記録することができる。また、ユーザ認証を必要とするコンテンツの場合には、ユーザIDとパスワードを含むこともできる。
本実施形態において、利用者情報312は、利用者60がコンテンツの利用登録申し込み時に予め登録することもできるし、コンテンツを利用する都度制御装置300に携帯電話機100から情報を送信し、登録することもできる。
さらに図12は、利用情報データベース310の利用状況記録314の構造の一例を示す図である。利用状況記録314は、利用者IDをキーとして、各利用者60の携帯電話機100において利用されたコンテンツの利用状況をシリアル番号で採番して時系列で記憶する。コンテンツID、コンテンツを利用した時の携帯電話機100の地理的位置、コメントなどを記録可能な拡張エリア、利用年月日時などを記憶する。各利用者60のコンテンツの利用毎に記憶され、管理される。なお、ここで言う「コンテンツ」とは、java(登録商標)アプリケーションプログラムを含む。
なお、利用状況記録314に格納される情報は、利用者60の携帯電話機100から送信されるが、利用者60は情報を制御装置300に対して送信するか否かを選択することができる。利用状況記録314は、コンテンツ提供者が利用者60のニーズなどを知る上での貴重な情報となり、コンテンツ開発に生かされることとなるため、コンテンツ提供側では、なるべく利用者60がこれらの情報を制御装置300に対して送信するための工夫が必要となる。たとえば、図3の第3コンテンツ画面96のメインコンテンツ表示部98に占いコンテンツの簡易結果は利用状況記録の送信なしでも利用者60に提供されるが、より詳細な結果や著名人による占い結果などは利用状況記録を制御装置300に送信することにより得られるようにする。
図10に戻り、アプリ一覧提示部316は、携帯電話機100と接続が確立した後、携帯電話機100が制御装置300が提供する所定のコンテンツ提供サイト(たとえば、http://www.abc.com/contents/menu.html)にアクセスしたとき、制御装置300が提供可能なコンテンツ一覧を提供する。図15は、携帯電話機100のLCD118に表示されるコンテンツ選択メニュー画面50の一例を示す図である。
図10に戻り、アプリ情報データベース320は、アプリ情報322と、サーバ情報324と、を含む。コンテンツ配信サーバ200は、携帯電話機100に提供可能なコンテンツを複数保有している。制御装置300は、それらのコンテンツをコンテンツ配信サーバ200から取得して、携帯電話機100に提供する。そのために、制御装置300は、コンテンツ配信サーバ200の保有するコンテンツをアプリ情報データベース320にて管理する。
図13に示すように、アプリ情報322は、アプリケーションプログラム毎に、アプリIDを有し、アプリID毎に、アプリ名称、およびそのアプリケーションプログラムを保有しているコンテンツ配信サーバ200のサーバIDを対応付けて記憶する。図14に示すように、サーバ情報324は、制御装置300が管理しているコンテンツを保有しているコンテンツ配信サーバ200の情報を含む。サーバIDと、そのサーバのIPアドレスなどを含む。制御装置300がコンテンツ配信サーバ200にアクセスする際、認証処理が必要な場合は、ユーザIDやパスワードなども記憶することができる。あるいは、コンテンツ配信サーバ200からコンテンツをダウンロードする際に使用する通信プロトコルなどを含むこともできる。
図10に戻り、アプリ起動指示受信部330は、携帯電話機100が上記アプリ一覧提示部316によって携帯電話機100のLCD118に提供されたコンテンツ選択メニュー画面50から利用したいコンテンツを選択したとき、インタフェース部302を介してその指示を受信する。なお、アプリ起動指示受信部330は、利用されたコンテンツの状況を利用情報データベース310の利用状況記録314に記録する。
アプリDL要求部332は、アプリ起動指示受信部330が受信した起動指示に基づいて、アプリ情報データベース320にアクセスし、起動指示されたアプリケーションプログラムをコンテンツ配信サーバ200にインタフェース部302を介して要求する。アプリDL部334は、インタフェース部302を介してコンテンツ配信サーバ200から配信されたアプリケーションプログラムを含むコンテンツをダウンロードし、格納部340に格納する。
格納部340は、アプリDL部334がダウンロードしたアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納する。格納部340には、アプリ格納部341と、コンテンツA格納部342と、コンテンツB格納部343と、コンテンツC格納部344と、広告コンテンツ格納部345と、対応テーブル格納部346と、が含まれる。コンテンツA格納部342、コンテンツB格納部343、コンテンツC格納部344、および広告コンテンツ格納部345は、アプリ格納部341が条件に応じて選択的に使用するコンテンツがそれぞれ複数格納されている。
対応テーブル格納部346には、コンテンツA用、コンテンツB用、コンテンツC用、および広告コンテンツ用の対応テーブルがそれぞれ含まれる。各対応テーブルには、条件に応じて選択的に使用すべきコンテンツが対応付けられている。たとえば、第1時刻、第2時刻、経過時間、または継続時間、あるいは、位置情報を含む周辺情報、または利用者60のプロフィール情報(性別、年齢、職業など)にコンテンツIDを対応付けて記憶する。
図16に対応テーブル347の一例を示す。図16の対応テーブル347は、コンテンツBを決定する際に使用するテーブルである。たとえば、図3の第1コンテンツ画面80の開始ボタン84が押下された時間(第1時刻)を条件として実行するコンテンツIDが対応付けて記憶されている。
図17に示す対応テーブル348は、広告コンテンツを決定する際に使用するテーブルの一例である。たとえば、図3の第2コンテンツ画面88のPR画像表示部92に表示されるコンテンツは、コンテンツの利用日時に対応付けて記憶されている。さらに、動作パターンも対応付けて記憶されている。たとえば、2006年1月15日の10時にコンテンツを利用した場合、コンテンツID「021013」のコンテンツが動作パターンAで、PR画像表示部92に表示されることとなる。
端末インタフェース部336は、ネットワーク20上の携帯電話機100との操作インタフェース機能を備え、後述するアプリ実行部350がプログラムを実行する際の携帯電話機100の利用者60とのユーザインタフェース部として機能する。携帯電話機100では、ブラウザを用いて制御装置300にアクセスすることにより、制御装置300の端末インタフェース部336を介して提供するコンテンツを操作可能に再生出力することができる。計時部338は、現在時刻を計時する。
アプリ実行部350は、格納部340に記憶されているアプリケーションプログラムを実行し、携帯電話機100からの条件入力に従って、さらに格納部340に格納されているコンテンツの中から実行するコンテンツを決定し、携帯電話機100に提供する。アプリ実行部350は、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100上からの操作を受け付けることもでき、操作に応じて動作する。
図18は、図10のアプリ実行部350の構造の詳細を示す機能ブロック図である。本実施形態の制御装置300複数の広告コンテンツを含む複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部(図1のコンテンツ記憶部10)を有するコンテンツサーバ(図1のコンテンツ配信サーバ200)から配信されるコンテンツを実行し、ネットワーク20を介して携帯端末(図1の携帯電話機100)に提供する制御装置300であって、携帯端末(携帯電話機100)の利用者60の所定の第1操作をネットワーク20を介して受け付ける第1操作受付部352と、第1操作受付部352が第1操作を受け付けたことに呼応して、広告コンテンツを含む第1コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)にネットワーク20を介して提供する第1コンテンツ実行部(コンテンツ実行部360)と、第1コンテンツ実行部(コンテンツ実行部360および図10の端末インタフェース部336)が第1コンテンツを実行中に、携帯端末(携帯電話機100)の利用者60の所定の第2操作をネットワークを介して受け付ける第2操作受付部354と、第2操作受付部354が第2操作を受け付けたことに呼応して、第2コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)にネットワーク20を介して提供する第2コンテンツ実行部(コンテンツ実行部360および図10の端末インタフェース部336)と、を備える。
本発明の実施の形態において、制御装置300において、アプリケーションプログラムが実行されて機能を実現することができる。本実施形態のアプリケーションプログラムは、複数の広告コンテンツを含む複数のコンテンツを記憶可能なコンテンツ記憶部を備えたコンピュータ(制御装置300)を、携帯端末(携帯電話機100)からの要求に応じて、ネットワーク20を介して接続する手段(図10のインタフェース部302および接続確立部304)、携帯端末(携帯電話機100)の利用者60の所定の第1操作をネットワーク20を介して受け付ける手段(端末インタフェース部336、第1操作受付部352)、第1操作を受け付ける手段(端末インタフェース部336、第1操作受付部352)が第1操作を受け付けたことに呼応して、広告コンテンツを含む第1コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)にネットワーク20を介して提供する手段(コンテンツ実行部360、端末インタフェース部336)、第1コンテンツを実行する手段(コンテンツ実行部360)が第1コンテンツを実行中に、携帯端末(携帯電話機100)の利用者60の所定の第2操作をネットワーク20を介して受け付ける手段(端末インタフェース部336、第2操作受付部354)、第2操作を受け付ける手段(第2操作受付部354)が第2操作を受け付けたことに呼応して、第2コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)にネットワーク20を介して提供する手段(コンテンツ実行部360、端末インタフェース部336)、として機能させるためのコンテンツ提供プログラムである。
詳細には、図18に示すように、アプリ実行部350は、第1操作受付部352と、第2操作受付部354と、決定部356と、コンテンツ実行部360と、を含むことができる。
第1操作受付部352は、端末インタフェース部336を介して、携帯電話機100の第1操作受付部162が受け付けた第1操作を受け付け、決定部356に通知する。第2操作受付部354は、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100の第2操作受付部164が受け付けた第2操作を受け付け、決定部356に通知する。
第1操作受付部352および第2操作受付部354は、携帯電話機100からの第1操作および第2操作を受け付けたとき、計時部338から時刻を取得し、第1時刻および第2時刻としてそれぞれ決定部356に通知することもできる。
決定部356は、第1操作受付部352から受け渡された第1時刻に基づいて、対応テーブル格納部346にアクセスし、コンテンツB用の対応テーブル、ここでは、図16の対応テーブル347を参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する。ここで取得したコンテンツIDは、コンテンツ実行部360に受け渡される。
さらに、決定部356は、対応テーブル格納部346にアクセスし、第1操作受付部352から受け渡された第1時刻を利用日時として、広告コンテンツ用の対応テーブル、たとえば、図17の対応テーブル348を参照し、利用日時に対応するコンテンツIDを取得する。ここで取得したコンテンツIDは、コンテンツ実行部360に受け渡される。
さらに、決定部356は、第2操作受付部354から受け渡された第2時刻に基づいて、対応テーブル格納部346にアクセスし、コンテンツC用の対応テーブル(不図示)を参照し、第2時刻に対応するコンテンツIDを取得する。ここで取得したコンテンツIDは、コンテンツ実行部360に受け渡される。
コンテンツ実行部360は、決定部356から受け渡されたコンテンツIDに基づいて、格納部340にアクセスし、該当するコンテンツを読み出して実行し、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供する。
たとえば、コンテンツ実行部360は、決定部356が決定したコンテンツBのコンテンツIDに基づいて、格納部340のコンテンツB格納部343にアクセスし、対応するコンテンツBを取得して実行し、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供する。これにより、携帯電話機100のLCD118上に第2コンテンツ画面88を表示し、メインコンテンツ表示部90(図3)にコンテンツBを表示出力する。
また、コンテンツ実行部360は、決定部356が決定した広告コンテンツのコンテンツIDおよび動作パターンに基づいて、格納部340の広告コンテンツ格納部345にアクセスし、対応する広告コンテンツを取得して実行し、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供する。たとえば、ここでは、携帯電話機100のLCD118上に表示されている第2コンテンツ画面88のPR画像表示部92にPR画像aをパターンAで表示する。
このように構成されたコンテンツ提供サービスシステム1の動作について、以下に説明する。図19は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。
はじめに、利用者60は、制御装置300(ASP)への接続メニュー(不図示)を操作キー114を操作して選択する(ステップS11)。携帯電話機100において、接続指示受付部142が操作受付部116を介して操作を受け付け(ステップS101)、接続部144がインタフェース部140を介して制御装置300に接続を行う(ステップS103)。
制御装置300において、携帯電話機100からの接続要求を接続確立部304がインタフェース部302を介して受け付け、接続を確立する(ステップS301)。必要に応じて、認証処理などを行うこともできる。接続が確立した後、アプリ一覧提示部316がインタフェース部302を介して携帯電話機100にコンテンツ選択メニュー画面50(図15)を提供する(ステップS303)。携帯電話機100において、制御装置300から提供されたコンテンツ選択メニュー画面50がLCD118に表示される(ステップS105)。
利用者60は、コンテンツ選択メニュー画面50に表示されているコンテンツ一覧の中から利用するコンテンツ(アプリケーションプログラム)を選択する(ステップS13)。携帯電話機100において、操作受付部116を介して利用者60が選択したアプリケーションプログラムの起動指示をアプリ起動指示受付部146が受け付け(ステップS107)、アプリ起動要求部148が制御装置300に対して、起動指示をインタフェース部140を介して送信する(ステップS109)。
制御装置300では、インタフェース部302を介してアプリ起動指示受信部330が携帯電話機100からの起動指示を受信する(ステップS305)。アプリ起動指示受信部330は、携帯電話機100からの起動指示に基づいて、利用情報データベース310の利用状況記録314にコンテンツ利用状況を記録する(ステップS307)。
そして、アプリDL要求部332がアプリ情報データベース320にアクセスし、アプリ情報322およびサーバ情報324からサーバを特定し、コンテンツ配信サーバ200に対してコンテンツのダウンロード要求をインタフェース部302を介して行う(ステップS309)。
コンテンツ配信サーバ200において、アプリダウンロード要求受信部204がインタフェース部202を介して制御装置300からのコンテンツダウンロード要求を受信する(ステップS201)。必要に応じて、制御装置300の認証処理を行うこともできる。そして、コンテンツ抽出部210は、アプリ情報テーブル220にアクセスし、要求されたコンテンツに必要なアプリケーションプログラム、各コンテンツおよび対応テーブルなどを抽出する(ステップS203)。そして、アプリ配信部212がインタフェース部202を介して制御装置300にコンテンツ記憶部10から読み出したアプリケーションプログラム、各コンテンツおよび対応テーブルを配信する(ステップS205)。制御装置300では、アプリDL部334がインタフェース部302を介してアプリケーションプログラム、各コンテンツおよび対応テーブルをダウンロードし、格納部340にそれぞれ格納する(ステップS311)。
そして、アプリ実行部350がアプリケーションプログラムを起動する(ステップS313)。アプリケーションプログラムが起動されると、端末インタフェース部336が携帯電話機100に対して、コンテンツを提供し、携帯電話機100では、ブラウザ部160がコンテンツをブラウズする(ステップS110)。このようにして、利用者60は、制御装置300で動作しているコンテンツ(アプリケーションプログラム)を携帯電話機100にて利用することが可能な状態となる。
続いて、図20に示すように、必要に応じて、制御装置300が携帯電話機100に対してコンテンツの利用状況の確認を行い、利用情報データベース310の利用状況記録314に記録する(ステップS323)、携帯電話機100において、情報送信部170がGPS受信部132から取得した位置情報などをインタフェース部140を介して制御装置300に送信する(ステップS123)。本実施形態では、位置情報は必要ないので、ステップS323およびステップS123は省略することができる。
制御装置300において、アプリ実行部350がコンテンツAを実行する。実行されたコンテンツAが、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供される(ステップS325)。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300で実行されたコンテンツAを受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS125)。ここでは、図3の第1コンテンツ画面80が携帯電話機100のLCD118上に表示され、利用者60は、コンテンツAを視聴することができる(ステップS21)。
そして、図3の第1コンテンツ画面80の開始ボタン84を利用者60が操作キー114を操作して押下する(ステップS23)。携帯電話機100において、操作受付部116を介して第1操作受付部162が第1操作として受け付け、操作通知部166に通知する(ステップS127)。そして、操作通知部166がインタフェース部140を介して第1操作を制御装置300に通知すると、制御装置300では、端末インタフェース部336を介してアプリ実行部350の第1操作受付部352が第1操作を受け付け、計時部338から取得した時刻を第1時刻として決定部356に受け渡す(ステップS327)。
そして、決定部356が対応テーブル格納部346にアクセスし、コンテンツB用の対応テーブル347(図16)を参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得し、コンテンツBを決定する(ステップS329)。さらに、決定部356は、広告コンテンツ用の対応テーブル348(図17)を参照し、利用時間に対応するコンテンツIDおよび動作パターンを取得し、広告コンテンツを決定する(ステップS331)。
そして、コンテンツ実行部360がコンテンツBおよび広告コンテンツを実行する。実行されたコンテンツBおよび広告コンテンツは、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供される(ステップS333)。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300からの実行されたコンテンツBおよび広告コンテンツを受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS131)。ここでは、図3の第2コンテンツ画面88が携帯電話機100のLCD118上に表示され、利用者60は、コンテンツBおよび広告コンテンツを視聴することができる(ステップS25)。
そして、図3の第2コンテンツ画面88を視聴している時、終了ボタン94を利用者60が操作キー114を操作して押下する(ステップS27)。携帯電話機100において、操作受付部116を介して第2操作受付部164が第2操作として受け付け、操作通知部166に通知する(ステップS133)。そして、操作通知部166がインタフェース部140を介して第2操作を制御装置300に通知すると、制御装置300では、端末インタフェース部336を介してアプリ実行部350の第2操作受付部354が第2操作を受け付け、計時部338から取得した時刻を第2時刻として決定部356に受け渡す(ステップS335)。
そして、決定部356が対応テーブル格納部346にアクセスし、コンテンツC用の対応テーブル(不図示)を参照し、第2時刻に対応するコンテンツIDを取得し、コンテンツCを決定する(ステップS337)。そして、コンテンツ実行部360がコンテンツCを実行する。実行されたコンテンツCは、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供される(ステップS339)。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300からの実行されたコンテンツCを受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS137)。ここでは、図3の第3コンテンツ画面96が携帯電話機100のLCD118上に表示され、利用者60は、コンテンツCを視聴することができる(ステップS29)。
さらに、図20のステップS333において、広告コンテンツ実行時の詳細フローについて、図21を用いて説明する。図21に示すように、制御装置300において、決定部356が広告コンテンツ用の対応テーブル348(図17)を参照して取得した動作パターンに応じて処理を行う。たとえば、パターンAの場合(ステップS341のYES)、PR画像a(図17では、コンテンツID021013)を表示し(ステップS343)、ステップS333に戻る。パターンBの場合(ステップS341のNOかつステップS345のYES)、PR画像a(図17では、コンテンツID0210102から順に6画像ファイル)を順次所定時間間隔(図17では10秒間)ずつ表示を繰り返し(ステップS347)、ステップS333に戻る。
また、パターンCの場合(ステップS345のNOかつステップS349のYES)、PR画像a(図17では、コンテンツID0210201)を所定時間(図17では30秒間)表示し(ステップS351)、ステップS333に戻る。パターンDの場合(ステップS349のNOかつステップS353のYES)、PR画像a(図17では、コンテンツID0210309から3画像ファイル)を順次所定時間間隔(図17では10秒間)ずつ表示を繰り返し(ステップS355)、ステップS333に戻る。
このように本実施形態では、広告コンテンツを様々な動作パターンで画面表示させることができるので、斬新な表現を画像にて行うことも可能となり、顧客訴求力を向上させることができる。
また、図22に示すように、本実施形態の制御装置300において、アプリ実行部350は、さらにアクセス受付部370と、判断部372と、ウェブアクセス部374と、メール送信処理部376と、発呼処理部378と、を含むことができる。本実施形態において、図3の第2コンテンツ画面88のPR画像表示部92に表示されたイメージファイルには、ウェブアクセスタグ(Web to)や、メール送信タグ(Mail to)、並びに発呼タグ(Phone to)を割り付けることができる。
携帯電話機100において、利用者60が第2コンテンツ画面88のPR画像表示部92を選択したとき、操作受付部116を介して情報送信部170が選択を受け付ける。そして、情報送信部170は、インタフェース部140を介して制御装置300にPR画像表示部92が選択されたことを通知する。そして、制御装置300のアプリ実行部350において、アクセス受付部370は端末インタフェース部336を介してPR画像表示部92の選択を受け付け、判断部372に通知する。判断部372は、PR画像表示部92に割り付けられているタグを判断し、Web toタグであればウェブアクセス部374に通知し、Mail toタグであればメール送信処理部376に通知し、Phone toタグであれば発呼処理部378に通知する。
ウェブアクセス部374は、携帯電話機100に対してウェブブラウザの起動指示をインタフェース部302を介して行う。起動指示には、タグで指定されていたURLアドレスも含む。携帯電話機100では、指示に従って、フルブラウザを開き、PR画像表示部92に割り付けられていたURLアドレスにアクセスし、ウェブページをLCD118に表示するなどの処理を行う。
メール送信処理部376は、携帯電話機100に対してメーラーの起動指示をインタフェース部302を介して行う。起動指示には、タグで指定されていたアドレスを含む。携帯電話機100では、指示に従って、メーラーを起動し、PR画像表示部92に割り付けられていたメール送信タグで指定されていたアドレスを宛先として、メールを送信する処理を行う。メールの件名および本文も必要に応じて自動的に記載することもできる。メールの送信処理は、利用者60が送信ボタン(不図示)を操作することによって行われる。
発呼処理部378は、携帯電話機100に対して発呼指示をインタフェース部302を介して行う。発呼指示には、タグで指定されていた電話番号を含む。携帯電話機100では、指示に従って、PR画像表示部92に割り付けられていた発呼タグで指定されていた電話番号に発呼処理を行う。
このように構成された本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作について、以下に説明する。図23は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。
ここでは、利用者60は図20のステップS25、携帯電話機100はステップS131、および制御装置300はステップS333の状態である。すなわち、制御装置300でコンテンツBおよび広告コンテンツが実行されて、携帯電話機100に提供され、図3の第2コンテンツ画面88が携帯電話機100のLCD118に表示されている。
制御装置300において、コンテンツ実行部360がPR画像aを実行し、携帯電話機100に端末インタフェース部336を介して提供し(ステップS361)、携帯電話機100において、ブラウザ部160のコンテンツ出力部168がPR画像aを表示制御部122を介して出力し、第2コンテンツ画面88のPR画像表示部92にPR画像aを表示させる(ステップS141)。利用者60は、第2コンテンツ画面88のPR画像表示部92に表示されているPR画像aを視聴している(ステップS41)。ここで、PR画像aには、たとえば、店舗や商品の広告などの画像が表示されており、より詳細な情報を必要とする利用者は、ここをクリックするように促すメッセージなどが記載されている。
利用者60がPR画像表示部92のPR画像aを押下すると(ステップS43)、携帯電話機100において、ブラウザ部160の情報送信部170が操作受付部116を介して受け付け(ステップS143)、制御装置300にインタフェース部140を介して通知する。そして、制御装置300において、端末インタフェース部336を介してアクセス受付部370が受け付ける(ステップS363)。判断部372は、PR画像aに割り付けられている処理を判断し、予め指定されている処理を実行する。たとえば、ウェブアクセスタグが指定されていた場合(ステップS365のYES)、判断部372はウェブアクセス部374に通知する。ウェブアクセス部374は、携帯電話機100に対してブラウザの起動指示をインタフェース部302を介して行う(ステップS367)。そして、携帯電話機100では、指示に従って、フルブラウザを開き、タグで指定されているURLにアクセスし、ウェブページをLCD118に表示する(ステップS147)。利用者60は、ウェブページを視聴することができる(ステップS45)。
また、メール送信タグが指定されていた場合(ステップS365のNOかつステップS369のYES)、判断部372はメール送信処理部376に通知する。メール送信処理部376は、携帯電話機100に対してメーラーの起動指示を行う(ステップS371)。携帯電話機100において、指示に従って、メーラーが起動され、タグで指定されている宛先へのメールを作成し、件名および本文など必要に応じて自動的に記載する(ステップS149)。さらに、利用者60に必要に応じて、本文へ記載を促し、入力確認させた後(ステップS47)、送信指示させる(ステップS49)。あるいは、自動的に所定の宛先にメールを送信させてもよい。携帯電話機100は、利用者60からの指示を受け付け(ステップS151)、メールを送信する(ステップS153)。
また、発呼タグが指定されていた場合(ステップS369のNOかつステップS373のYES)、判断部372は、携帯電話機100に対して発呼指示を行う(ステップS379)。携帯電話機100において、指示に従って、タグで指定されている電話番号に発呼を開始する(ステップS155)。利用者60は発呼された相手先と通話することができる(ステップS51)。以上の処理が終了すると、図20のステップS25、ステップS131およびステップS333に戻る。
以上説明したように、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1によれば、モバイルデジタルコンテンツ提供時に顧客訴求力のある宣伝広告表示を効果的に行い、広告効果を向上させることができる。特に、コンテンツ決定および表示条件が時系列的判定であるとともに、コンテンツを実行時、時系列判定の時間的制約の中で、利用者が注視している画面上に広告表示などを画像で提供することができるので、効果的に宣伝広告を行うことが可能となる。この発明では、コンテンツを実行するアプリケーションプログラムは制御装置300にて実行されるので、携帯電話機100側のアプリケーション実行時の負荷が低減する。
(第二の実施の形態)
図24は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステム1の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1は、上記実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1とは、広告コンテンツの決定を制御装置300で行うのではなく、コンテンツ配信サーバ200で行い、コンテンツ配信サーバ200から制御装置300に配信する点で相違する。
本実施形態の制御装置300において、所定の条件に従ってコンテンツサーバ(コンテンツ配信サーバ200)が決定した第1コンテンツまたは第2コンテンツを受信するコンテンツ受信部(コンテンツダウンロード部384)を備え、第1コンテンツ実行部または第2コンテンツ実行部(アプリ実行部350)は、コンテンツ受信部(コンテンツダウンロード部384)がコンテンツサーバ(コンテンツ配信サーバ200)から受信した第1コンテンツまたは第2コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)に提供する。
この構成によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、広告コンテンツをコンテンツ配信サーバ200において常に更新することができ、最新の情報を制御装置300を介して携帯電話機100に提供することが可能となり、より広告効果を向上させることが可能となる。
図24に示すように、本実施形態のコンテンツ配信サーバ200は、上記実施形態の構成に加え、コンテンツ要求受信部230と、コンテンツ決定部232と、コンテンツ配信部234と、コンテンツ情報テーブル236と、をさらに備える。
コンテンツ要求受信部230は、インタフェース部202を介して、制御装置300からコンテンツ要求を受信する。ここでコンテンツ要求には、携帯電話機100のコンテンツ利用日時や、携帯電話機100の位置情報などを含むことができる。これらの情報は、コンテンツ決定の条件に使用することができる。
コンテンツ決定部232は、コンテンツ要求受信部230が受信したコンテンツ要求に従って配信テーブル42を参照し、コンテンツIDを取得する。図7に配信テーブル42の構造の一例を示す。配信テーブル42は、携帯電話機100に配信する広告コンテンツを条件に応じて決定するのに使用する。図7に示すように、配信テーブル42は、利用日時毎に、配信するコンテンツIDと、配信パターンが対応付けて記憶されている。ここで、「利用年月、利用日、および利用時間帯」とは、携帯電話機100において、第1操作を受け付けた第1時刻のことである。また、利用日は、バレンタインデーなど特定の日や期間と通常で区別したり、週末と平日で区別するなど、様々な組み合わせが考えられる。なお、図7の例では、コンテンツの利用日時毎にコンテンツIDが対応付けられているが、これに限定されない。たとえば、利用者60の属性情報(性別、年齢など)、携帯電話機100の位置情報に対応付けることもできる。さらに位置情報からエリアの交通情報、気象情報、イベント情報、セール情報などを取得し、これらの情報に予めコンテンツIDを対応付けておくこともできる。
図24に戻り、コンテンツ決定部232は、制御装置300から受信したコンテンツ要求に含まれる利用年月日時を取得し、配信テーブル42から対応するコンテンツIDを取得する。コンテンツ決定部232が取得したコンテンツIDは、コンテンツ配信部234に通知され、コンテンツ配信部234は、コンテンツ情報テーブル236にアクセスし、コンテンツの格納場所を取得し、広告コンテンツ格納部38から読み出す。さらにコンテンツ配信部234は、読み出したコンテンツをインタフェース部202を介して制御装置300に配信する。
図25にコンテンツ情報テーブル236の構造の一例を示す。コンテンツ情報テーブル236は、各コンテンツのコンテンツID、コンテンツ名称、ファイル名、格納場所が記憶されている。本実施形態では、格納場所がコンテンツ配信サーバ200が有するコンテンツ記憶部10に含まれる構成となっているが、これに限定されない。たとえば、コンテンツ配信サーバ200にネットワークを介して接続された他のサーバが管理するコンテンツ記憶部に含まれるコンテンツであってもよい。その場合、コンテンツを読み出すために必要な認証情報などもコンテンツ情報テーブル236に記憶することができる。
図24に戻り、本実施形態の制御装置300は、上記実施形態のアプリ実行部350に位置情報取得部380をさらに含むとともに、コンテンツ要求部382と、コンテンツダウンロード部384と、を含む。
位置情報取得部380は、携帯電話機100から端末インタフェース部336を介して受け付けた携帯電話機100の位置情報を取得し、決定部356に通知する。第1操作受付部352は、携帯電話機100から第1操作を受け付けたとき、計時部338から時刻を取得し、第1時刻として決定部356に通知する。第2操作受付部354は、携帯電話機100から第2操作を受け付けたとき、計時部338から時刻を取得し、第2時刻として決定部356に通知する。決定部356は、位置情報、第1時刻または第2時刻をコンテンツ要求部382に通知する。
コンテンツ要求部382は、位置情報と第1時刻または第2時刻を含むコンテンツ要求をインタフェース部302を介してコンテンツ配信サーバ200に送信する。
コンテンツダウンロード部384は、コンテンツ配信サーバ200からインタフェース部302を介してコンテンツをダウンロードし、コンテンツ実行部360に実行させる。なお、ダウンロードされた広告コンテンツは、一旦、格納部340に格納することもできる。
コンテンツ実行部360は、第1操作受付部352が第1操作を受け付けたことに呼応して、決定部356が決定したコンテンツBを実行するとともに、コンテンツダウンロード部306が受信した広告コンテンツを実行する。実行されたコンテンツBおよび広告コンテンツは端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供され、携帯電話機100において、ブラウザ部160のコンテンツ出力部168が出力する。
このように構成された本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作について、以下に説明する。図26は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、広告コンテンツの決定をコンテンツ配信サーバ200にて行う部分についてのみ、記載してある。本実施形態では、上記実施の形態の図20の制御装置300のステップS327からステップS333までの処理が図26の処理に替わる。
ステップS327で携帯電話機100から第1操作を受け付けた後、制御装置300は、コンテンツ配信サーバ200に対してコンテンツ要求を送信する(ステップS161)。このとき、アプリ実行部350の決定部356は、位置情報取得部380から携帯電話機100の位置情報を取得し、第1操作受付部352からは第1時刻を取得している。コンテンツ要求部382は、携帯電話機100の位置情報および第1時刻を含めてコンテンツ要求として送信する。
コンテンツ配信サーバ200において、コンテンツ要求受信部230が制御装置300からコンテンツ要求を受信する(ステップS211)。そして、コンテンツ決定部232が、コンテンツ要求受信部230が受信したコンテンツ要求に含まれる第1時刻に基づいて、配信テーブル42にアクセスし、対応するコンテンツIDを取得し、配信する広告コンテンツを決定する(ステップS213)。
そして、コンテンツ配信部234にコンテンツIDが通知され、コンテンツ配信部234はコンテンツ情報テーブル236にアクセスし、コンテンツの格納場所を取得して、広告コンテンツ格納部38からコンテンツを読み出し、インタフェース部202を介して制御装置300に配信する(ステップS215)。このとき、広告コンテンツの配信パターン情報もともに送信する。
この間、制御装置300では、第1時刻に基づいて、決定部356がコンテンツBを決定している(ステップS163)。そして、コンテンツ配信サーバ200から配信された広告コンテンツをコンテンツダウンロード部384がダウンロードする(ステップS165)。
このようにしてダウンロードされた広告コンテンツと、決定部356が決定したコンテンツBは、制御装置300のアプリ実行部350のコンテンツ実行部360によって実行され、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供される(ステップS333)。このとき、コンテンツ実行部360は、広告コンテンツをその動作パターンに従って動作させる。そして、携帯電話機100において、図3の第2コンテンツ画面88のメインコンテンツ表示部90にコンテンツBが表示され、PR画像表示部92に広告コンテンツが表示され、利用者60は、携帯電話機100のLCD118に表示されたコンテンツBおよび広告コンテンツを視聴することができる。
以上説明したように、本実施形態で表示される広告コンテンツは、コンテンツ配信サーバ200からダウンロードされるので、コンテンツ配信サーバ200にて常に最新の広告コンテンツを準備することにより、最新のコンテンツを制御装置300は利用者60に提供することが可能となる。
(第三の実施の形態)
図27は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステム1の構成を示すブロック図である。本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1は、上記実施の形態の構成に加え、ストリーミングサーバ400と、動画コンテンツ記憶部410と、を備えた点で相違する。動画コンテンツは、たとえば、制御装置300において、Windows Media(登録商標) Playerを立ち上げながらMPEG4によって圧縮されて配信された動画ファイルを再生し、携帯電話機100に提供することができる。予めデジタル録画されたファイルをWME(Windows Media(登録商標) Encoder)などを活用して、ASF(Advanced Streaming Format)形式に変換する。このファイルをストリーミングサーバ400に配備し、制御装置300に対してストリーミング配信させる。また、撮影した動画像の動きの少ない部分に圧縮をかけた撮影方式による表示方式も採用することができる。
制御装置300にて動画ファイルを再生させるためのプレーヤとしては、様々なものがあり、後述するように、何れのプレーヤで再生するかによって動画ファイルの符号化形式や配信プロトコルも異なるため、予め制御装置300とストリーミングサーバ400との間で、同期をとる必要がある。ここでは、発明の本質に関わらないので詳細な説明は省略する。本発明においては、ストリーミングサーバ400と携帯電話機100の間に制御装置300を介在させたことで、携帯電話機100において再生プレーヤを準備する必要がなくなり、利用者60は、ファイル形式やプロトコルを気にすることなく動画を視聴することが可能になることとなる。本実施形態において、ネットワーク20は、ブロードバンドによる高速通信が可能であることが前提となる。
図28に示すように、本実施形態のアプリケーションが制御装置300で実行されると携帯電話機100のLCD118に第1コンテンツ画面80が表示される。第1コンテンツ画面80は、上記実施形態の図3と同様である。
本実施形態では、第1コンテンツ画面80が表示されている状態で、利用者60が開始ボタン84を押下すると、動画コンテンツ記憶部410がLCD118に表示されることとなる。第2コンテンツ画面420は、イメージ動画表示部422およびPR画像表示部424を含むメインコンテンツ表示部90と、終了ボタン94と、が含まれる。第2コンテンツ画面420には、コンテンツBが実行された結果が表示される。イメージ動画表示部422には、図27のストリーミングサーバ400から配信された動画像が表示される。PR画像表示部424には、イメージ動画表示部422に表示された動画像に関連付けられた宣伝や広告内容を含む広告コンテンツが実行された結果を表示することができる。各コンテンツの実行において、LCD118への画面表示だけでなく、LED120の点灯点滅制御やスピーカ124から音声出力、振動部128の振動制御がなされてもよい。これにより、臨場感溢れるコンテンツを利用者60に提供することが可能となる。PR画像表示部424に表示されるPR画像については、上記実施の形態と同様なので、詳細な説明は省略する。
図29は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の構成を示す機能ブロック図である。図29に示すように、制御装置300は、図24に示す構成に加え、さらに動画要求部390と、動画コンテンツ受信部392と、バッファ394と、デコーダ396と、を含む。
本発明の実施の形態において、制御装置300においてアプリケーションプログラムを実行することによって本機能は実現される。本実施形態のアプリケーションプログラムは、複数の広告コンテンツを含む複数のコンテンツを記憶可能なコンテンツ記憶部(格納部340およびバッファ394)を備えたコンピュータ(制御装置300)を、携帯端末(携帯電話機100)からの要求に応じて、ネットワーク20を介して接続する手段(図10のインタフェース部302および接続確立部304)、ストリーミングサーバ400に、ネットワーク20を介して接続する手段(インタフェース部302)、携帯端末(携帯電話機100)の利用者60の所定の第1操作をネットワーク20を介して受け付ける手段(端末インタフェース部336、第1操作受付部352)、第1操作を受け付ける手段(端末インタフェース部336、第1操作受付部352)が第1操作を受け付けたことに呼応して、広告コンテンツを含む第1コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)にネットワーク20を介して提供する手段(コンテンツ実行部360、端末インタフェース部336)、第1コンテンツを実行する手段(コンテンツ実行部360)が第1コンテンツを実行したとき、ストリーミングサーバ400に動画像コンテンツを要求し、ストリーミング配信される動画像コンテンツをネットワーク20を介して受信する手段(動画要求部390および動画コンテンツ受信部392)、動画像コンテンツを受信する手段(動画コンテンツ受信部392)が受信している動画像コンテンツを再生出力し、携帯端末にネットワークを介して提供する手段(デコーダ396、バッファ394、コンテンツ実行部360、端末インタフェース部336)、第1コンテンツを実行する手段(コンテンツ実行部360)が第1コンテンツを実行中に、利用者60の所定の第2操作をネットワーク20を介して受け付ける手段(端末インタフェース部336、第2操作受付部354)、第2操作を受け付ける手段(第2操作受付部354)が第2操作を受け付けたことに呼応して、第2コンテンツを実行し、携帯端末(携帯電話機100)にネットワーク20を介して提供する手段(コンテンツ実行部360、端末インタフェース部336)、として機能させるためのコンテンツ提供プログラムである。
図29の制御装置300において、決定部356は、第1操作受付部352における第1操作受け付けに呼応して、図28の第2コンテンツ画面420に表示されるコンテンツBおよびイメージ動画を決定する。なお、PR画像については、コンテンツ配信サーバ200にコンテンツの決定を要求し、コンテンツ配信サーバ200にて決定されたPR画像を取得する。さらに、決定部356は、第2操作受付部354における第2操作受け付けに呼応して図28の第3コンテンツ画面96に表示されるコンテンツCを決定する。
具体的には、決定部356は、第1操作受付部352から受け渡された第1時刻に基づいて、格納部340の対応テーブル格納部346にアクセスし、コンテンツB用の対応テーブルを参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する。さらに、決定部356は、イメージ動画用の対応テーブルを参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する。なお、各コンテンツの決定条件としては、第1時刻の他、位置情報やプロフィール情報を含むこともできる。
コンテンツB用のコンテンツIDは、コンテンツ実行部360に受け渡される。また、図24および図26で説明したように、コンテンツ要求部382がコンテンツ配信サーバ200にPR画像コンテンツの要求を行い、コンテンツ配信サーバ200で決定されたPR画像およびその動作パターンをコンテンツダウンロード部384が受信する。以後のコンテンツの実行処理は、上記実施形態と同様であり、制御装置300から提供されたコンテンツBおよびPR画像が携帯電話機100の図28の第2コンテンツ画面420のメインコンテンツ表示部90およびPR画像表示部424にそれぞれ表示されることとなる。
さらにイメージ動画用のコンテンツIDは、動画要求部390に通知される。動画要求部390は、決定部356が決定したコンテンツを配信するように、ストリーミングサーバ400に要求する。動画要求部390は、このとき、配信データの形式などもともに通知することができる。
動画コンテンツ受信部392は、インタフェース部302を介してストリーミングサーバ400から配信されるストリーミング動画像を受信し、順次、バッファ394の受信データバッファ領域に一時的に格納する。デコーダ396は、バッファ394の受信データバッファ領域から順次動画像データを読み出し、デコードし、バッファ394の復号データバッファ領域に一時的に格納する。
コンテンツ実行部360は、バッファ394の復号データバッファ領域に格納された動画像データを順次読み出して再生し、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供する。携帯電話機100においては、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が再生された動画を出力し、図28のLCD118の第2コンテンツ画面420のイメージ動画表示部422に再生表示することができる。
ストリーミングサーバ400は、インタフェース部(I/F)430と、動画コンテンツ要求受信部432と、コンテンツ情報テーブル434と、動画コンテンツ読出部436と、バッファ438と、エンコーダ440と、ストリーミング配信部442と、を備える。インタフェース部430は、ネットワーク20を介して制御装置300と通信を行う。動画コンテンツ要求受信部432は、制御装置300から動画コンテンツの配信要求を受信する。配信要求には配信すべき動画コンテンツのコンテンツIDが含まれる。
コンテンツ情報テーブル434は、図30に示すように、コンテンツ毎にコンテンツID、コンテンツ名称、ファイル名、および格納場所を記憶する。動画コンテンツ読出部436は、コンテンツ情報テーブル434を参照し、動画コンテンツ要求受信部432が受信したコンテンツIDのファイル名と格納場所に基づいて、動画コンテンツ記憶部410からコンテンツを読み出す。動画コンテンツ読出部436が読み出したコンテンツは、バッファ438の送信データ格納領域に一時的に格納される。エンコーダ440は、バッファ438の送信データ格納領域から送信データを読み出し、所定単位毎に符号化し、バッファ438の符号化データ格納領域に順次格納する。ここで、エンコーダ440は、たとえば、WMEであり、ASF形式に変換することができる。あるいは、制御装置300から通知された形式でエンコード処理することもできる。あるいは、動画コンテンツを配信する際、動画コンテンツを再生するのに必要なプレーヤのプログラムもともに制御装置300に配信することもできる。あるいは、ストリーミングサーバ400において、制御装置300が所有している再生プレーヤや、そのバージョンをチェックし、自動的に更新したり、あるいは必要な再生プレーヤのダウンロードを促すメッセージを提示し、指示に従って再生プレーヤを配信することもできる。
再生プレーヤとしては、たとえば、Windows Media(登録商標) Playerや、Real Player(登録商標)、Quick Time(登録商標)などがある。
ストリーミング配信部442は、バッファ438の符号化データ格納領域に格納されている符号化データを順次読み出し、インタフェース部430を介して制御装置300に配信する。
このように構成された本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作について、以下に説明する。図31は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。図31に示すフローは、上記実施形態の図20のフローの利用者60のステップS21、携帯電話機100のステップS125、および制御装置300のステップS325の続きを示している。各ステップまでは、図20と同じであるので詳細な説明は省略する。
制御装置300では、ステップS325において、アプリ実行部350のコンテンツ実行部360がコンテンツAを実行している。携帯電話機100では、ステップS125において、制御装置300で実行されているコンテンツAがブラウザ部160のコンテンツ出力部168によって出力されている。利用者60は、ステップS21において、図28の第1コンテンツ画面80に表示されているコンテンツAを視聴している。
利用者60が図28の第1コンテンツ画面80の開始ボタン84を押下すると(ステップS23)、携帯電話機100において第1操作受付部162が第1操作として受け付け、操作通知部166に通知する(ステップS127)。そして、操作通知部166がインタフェース部140を介して第1操作を制御装置300に通知すると、制御装置300では、端末インタフェース部336を介してアプリ実行部350の第1操作受付部352が第1操作を受け付け、計時部338から取得した時刻を第1時刻として決定部356に受け渡す(ステップS327)。
そして、決定部356が対応テーブル格納部346にアクセスし、コンテンツB用の対応テーブルを参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する。さらに、決定部356は、イメージ動画用の対応テーブルを参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する。このようにして、コンテンツBおよびイメージ動画が決定される(ステップS381)。
そして、決定部356は、イメージ動画用のコンテンツIDを動画要求部390に通知する。動画要求部390は、ストリーミングサーバ400に対してインタフェース部302を介して動画の配信要求を行う(ステップS383)。また、決定部356は、PR画像コンテンツ要求をコンテンツ要求部382に指示する。そして、コンテンツ要求部382は、コンテンツ配信サーバ200に対してインタフェース部302を介してPR画像コンテンツの配信要求を行う(ステップS385)。
コンテンツ配信サーバ200では、コンテンツ要求受信部230がインタフェース部202を介してコンテンツ要求を受信する(ステップS221)。コンテンツ決定部232は、図7の配信テーブル42を参照し、第1時刻に基づいて、PR画像のコンテンツIDおよび配信パターンを取得する(ステップS223)。コンテンツ配信部234はコンテンツ情報テーブル236にアクセスし、コンテンツIDに対応するコンテンツを広告コンテンツ格納部38から読み出し、インタフェース部202を介して制御装置300にPR画像および動作パターンを配信する(ステップS225)。
そして、制御装置300では、コンテンツダウンロード部384がインタフェース部302を介してコンテンツ配信サーバ200からPR画像および動作パターンをダウンロードする(ステップS387)。そして、コンテンツ実行部360がステップS381で決定されたコンテンツBと、ステップS387で受信したPR画像を実行し、携帯電話機100に端末インタフェース部336を介して提供する(ステップS389)。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300で実行されたコンテンツBおよびPR画像を受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS171)。ここでは、携帯電話機100のLCD118上で、図28の第2コンテンツ画面420のメインコンテンツ表示部90およびPR画像表示部424にコンテンツBおよびPR画像がそれぞれ表示され、利用者60はコンテンツBおよびPR画像を視聴することができる(ステップS61)。
一方、ステップS383で制御装置300から動画の配信要求がなされたとき、ストリーミングサーバ400では、動画コンテンツ要求受信部432が配信要求を受信する(ステップS401)。動画コンテンツ要求受信部432が受信したコンテンツIDに基づいて、動画コンテンツ読出部436は、コンテンツ情報テーブル434にアクセスし、対応するコンテンツのファイル名と格納場所を取得する。そして、動画コンテンツ記憶部410から該当するイメージ動画を読み出し、バッファ438の送信データ格納領域に一時的に格納される(ステップS403)。
そして、エンコーダ440が、バッファ438の送信データ格納領域から送信データを読み出し、所定単位毎に符号化し、バッファ438の符号化データ格納領域に順次格納する(ステップS405)。そして、イメージ動画表示部422は、バッファ438の符号化データ格納領域に格納されている符号化データを順次読み出しながら、インタフェース部430を介して制御装置300にストリーミング配信する(ステップS407)。
制御装置300では、動画コンテンツ受信部392がインタフェース部302を介してストリーミングサーバ400から配信されるストリーミング動画像を受信し、順次、バッファ394の受信データバッファ領域に一時的に格納する(ステップS391)。そして、デコーダ396が、バッファ394の受信データバッファ領域から順次動画像データを読み出し、デコードし、コンテンツダウンロード部384の復号データバッファ領域に一時的に格納する。そして、コンテンツ実行部360は、バッファ394の復号データバッファ領域に格納された動画像データを順次読み出して再生し、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供する(ステップS393)。
携帯電話機100において、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が再生された動画を受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS173)。ここでは、携帯電話機100のLCD118上で、図28の第2コンテンツ画面420のイメージ動画表示部422にイメージ動画が表示され、利用者60は、コンテンツB、PR画像に加え、イメージ動画を視聴することができる(ステップS61)。
このようにして、携帯電話機100のLCD118には、図28の第2コンテンツ画面88が表示され、利用者60は、メインコンテンツ表示部90にてコンテンツB、イメージ動画表示部422にてイメージ動画、PR画像表示部424にてPR画像を視聴することができる(ステップS61)。
この状態で、利用者60が第2コンテンツ画面420の終了ボタン94を押下すると(ステップS27)、携帯電話機100において、第2操作受付部164が第2操作として受け付け、操作通知部166に通知する(ステップS133)。そして、操作通知部166がインタフェース部140を介して第2操作を制御装置300に通知すると、制御装置300では、端末インタフェース部336を介してアプリ実行部350の第2操作受付部354が第2操作を受け付け、計時部338から取得した時刻を第2時刻として決定部356に受け渡す(ステップS395)。以降、図20と同様であり、第2操作の受け付けに呼応して、制御装置300にてコンテンツCが実行され、携帯電話機100のLCD118に表示されることとなる。
以上説明したように、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1によれば、ストリーミングサーバ400を備えたことにより、携帯電話機100における利用者60の第1操作に呼応して提供されるコンテンツに、動画像コンテンツを含むことができ、配信することができるので、今までにない動きのある臨場感溢れる広告表示をすることが可能となり、顧客訴求力のある宣伝広告表示を効果的に行い、広告効果を向上させることができる。この発明では、コンテンツを実行するアプリケーションプログラムは制御装置300にて実行されるので、携帯電話機100側のアプリケーション実行時の負荷が低減する。また、ストリーミングサーバ400からストリーミング配信される動画データを再生するプレーヤやプロトコルに依存されることなく携帯電話機100で動画データを再生することが可能となる。
(第四の実施の形態)
図32は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステム1における、アプリケーションプログラムの一例を説明するための図である。本実施形態において、このアプリケーションプログラムは制御装置300で実行されて携帯電話機100に提供される。通勤または通学時などの朝夕の交通機関利用中の時間を活用して、楽しめる娯楽的要素を含むコンテンツを携帯電話機100の利用者60に提供する。たとえば、交通機関利用時に、経路などの条件を設定した後、乗車時にボタンを操作して計時を開始させ、降車時にボタンを操作して計時を終了し、乗車時間を算出し、標準乗車時間と比較を行い、合致した場合には、振動、光、効果音を伴って、利用者60に当選を通知するとともに、景品またはポイントなどのインセンティブが付与されるものとする。
図32に示すように、本アプリケーションプログラムが制御装置300において実行されると、携帯電話機100のLCD118に利用条件入力画面500が表示される。利用条件入力画面500は、利用交通機関選択欄502と、出発駅入力欄504と、到着駅入力欄506と、確定ボタン508と、を含む。利用者60は、操作キー114を操作して、利用交通機関選択欄502の利用交通機関を選択し、出発駅を出発駅入力欄504に入力し、到着予定駅を到着駅入力欄506に入力した後、確定ボタン508を押下する。利用交通機関選択欄502は、たとえば、電車やバス、飛行機など利用交通機関の種別が選択肢として含まれる。
確定ボタン508の押下により、経路確認画面510に画面が移行し、利用条件入力画面500で指定された条件に従って作成された経路が経路表示部512に表示され、OKボタン514が表示される。ここで、経路表示部512には、後述する経路情報データベースから取得した情報が表示される。経路が違っている場合は、修正も可能とするが、ここでは発明の本質に関わらないので、詳細な説明は省略する。
OKボタン514が押下されると、開始画面520に移行し、確定した経路が経路表示部522に表示される。乗車ボタン524を利用者60が押下すると、第2コンテンツ画面530に移行する。第2コンテンツ画面530は、イメージ動画表示部532と、PR画像表示部534と、下車ボタン536と、を含む。イメージ動画表示部532には、たとえば、乗車駅周辺の観光スポットやお勧めスポットなどのイメージ動画が表示される。PR画像表示部534には、たとえば、イメージ動画表示部532に表示されているスポット周辺の店舗の宣伝広告の画像が表示される。PR画像表示部534には、発呼指示タグ(Phone to)540、メール送信指示タグ(mail to)542、およびウェブアクセス指示タグ(web to)544などを割り付けることができ、PR画像表示部534を利用者60が押下することによって、それぞれ発呼処理541、メーラー起動処理543、およびウェブページ閲覧処理545を実行させることができる。
電車が到着駅に到着し、下車したとき、利用者60は、第2コンテンツ画面530の下車ボタン536を押下すると、第3コンテンツ画面550に移行する。第3コンテンツ画面550には、判定結果表示部552と、獲得ポイント表示部554と、累計ポイント表示部556と、が含まれる。判定結果表示部552には、乗車時間の結果と、標準時間が含まれる。そして、獲得ポイント表示部554には、結果に基づいて判定されたポイントが表示され、累計ポイント表示部556に今までの総獲得ポイントが表示される。
図33は、本実施形態の制御装置300の要部構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の制御装置300は、図29の制御装置300のアプリ実行部350に替えて、アプリ実行部560を備える。図33のアプリ実行部560は、図29のアプリ実行部350と同じ第1操作受付部352と、第2操作受付部354と、決定部356と、コンテンツ実行部360と、位置情報取得部380と、に加え、利用条件受付部562と、時間記録部564と、時間算出部566と、判定部568と、経路情報データベース570と、インセンティブ付与部572と、インセンティブテーブル574と、ポイント記憶部576と、を備える。
また、携帯電話機100は、図8の情報送信部170が利用条件の入力を操作受付部116を介して受け付け、インタフェース部140を介して制御装置300に送信する。すなわち、情報送信部170は、図32の利用条件入力画面500で指定された条件の入力を受け付け、制御装置300に送信する。
利用条件受付部562は、携帯電話機100から送信された利用条件を端末インタフェース部336を介して受け付ける。受け付けた利用条件は、利用情報データベース310の利用状況記録314に記録される。
第1操作受付部352、第2操作受付部354および位置情報取得部380は、上記実施形態と同様に、携帯電話機100から第1操作、第2操作、および位置情報を端末インタフェース部336を介して受け付ける。
時間記録部564は、第1操作受付部352から第1時刻を、第2操作受付部354から第2時刻を受け取り、それぞれ記録する。また、時間算出部566は、時間記録部564に記録された第1時刻および第2時刻に基づいて、第1時刻および第2時刻の間の経過時間を算出し、時間記録部564に記録する。図34に時間記録部564の構造の一例を示す。時間記録部564は、第1時刻を受け付けた順にレコードが生成され、シリアル番号が採番され、管理される。レコード毎に、第1時刻、第2時刻、および経過時間が記録される。なお、図34では、所定の利用者60に関する時間情報のみ示してある。制御装置300では、各利用者60について、時間記録部564を設け、管理することができる。
判定部568は、利用状況記録314を参照し、利用条件、たとえば、利用交通機関、出発駅、到着駅、利用時間などの条件を取得し、さらに、経路情報データベース570を参照し、標準乗車時間を取得する。そして、判定部568は、時間算出部566で算出された経過時間が、標準乗車時間と一致するか否かを判定する。経路情報データベース570には、交通機関毎の経路毎の標準乗車時間などの情報が記録されている。
インセンティブ付与部572は、判定部568の判定結果に応じて、利用者60に付与されるインセンティブを決定する。インセンティブテーブル574は、図35に示すように、実際の乗車時間と標準時間との時間差毎に、利用者60に付与されるポイントが規定されている。たとえば、実際の乗車時間と標準時間が合致し、時間差が0秒の場合は、100ポイント、プラスマイナス1秒の場合は90ポイントが利用者60に付与されることとなる。このようにして決定されたポイントは、ポイント記憶部576に記憶され、利用者60毎に累計される。図36にポイント記憶部576の構造の一例を示す。ポイント記憶部576は、利用者60のユーザID毎に累計ポイントと最終獲得ポイントなどが記憶される。
決定部356は、ポイント記憶部576を参照し、図32の第3コンテンツ画面550において、獲得ポイント表示部554および累計ポイント表示部556にポイントを表示するようにコンテンツCにポイント情報を含める。
このように構成された本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作について、以下に説明する。図37および図38は、本実施形態のアプリケーションプログラムを制御装置300にて実行したときのコンテンツ提供サービスシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。
なお、上記実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1のフローチャートにおける手順と同様なものについては、同じステップ番号を付し、適宜説明を省略する。図37に示すフローは、上記実施形態の図20のフローの利用者60のステップS15、携帯電話機100のステップS123、および制御装置300のステップS323の続きを示している。各ステップまでは、図20と同じであるので詳細な説明は省略する。
制御装置300では、ステップS501において、アプリ実行部560のコンテンツ実行部360がコンテンツAを実行している。携帯電話機100では、ステップS181において、制御装置300で実行されているコンテンツAがブラウザ部160の操作通知部166によって出力されている。利用者60は、ステップS41において、図32の利用条件入力画面500を視聴している。そして、利用者60は、利用条件入力画面500にて各条件を入力する(ステップS43)。
携帯電話機100にて、情報送信部170が操作受付部116を介して入力された条件を受け付け、インタフェース部140を介して制御装置300に送信する(ステップS183)。制御装置300では、利用条件受付部562が端末インタフェース部336を介して条件を受け付け、利用情報データベース310の利用状況記録314に記録する(ステップS503)。
そして、利用者60が図32の利用条件入力画面500の確定ボタン508を押下し、経路確認画面510で経路を確認し、OKボタン514を押下すると、開始画面520が表示される。この間、携帯電話機100と制御装置300の間では、ブラウザ部160および端末インタフェース部336およびアプリ実行部560を介して処理がなされるが、詳細な説明は省略する。利用者60が画面上で操作すると、制御装置300に通知され、制御装置300で利用条件入力画面500から経路確認画面510、開始画面520と画面を推移させる処理がなされる。そして、制御装置300は、第1操作待ち状態となる(ステップS505)。
そして、利用者60は電車に乗り込み、図32の開始画面520の乗車ボタン524を押下する(ステップS45)。携帯電話機100では、第1操作受付部162が操作受付部116を介して乗車ボタン524の押下を第1操作として受け付け、操作通知部166に通知し、インタフェース部140を介して制御装置300に通知される(ステップS127)。
制御装置300では、アプリ実行部560の第1操作受付部352が端末インタフェース部336を介して携帯電話機100から第1操作を受け付け(ステップS507)、第1操作を受け付けたときの時刻を計時部338から取得し、第1時刻として時間記録部564に記録する(ステップS509)。
制御装置300において、図31のステップS381〜ステップS393と同様に動作し、ストリーミングサーバ400において図31のステップS401〜ステップS407と同様に動作し、コンテンツ配信サーバ200において、図31のステップS221〜ステップS225と同様に動作し、携帯電話機100において図31のステップS171〜ステップS137と同様に動作する。
このようにして、利用者60は、図32に示す第2コンテンツ画面530を視聴することができる。たとえば、出発駅が新宿駅であるので、イメージ動画表示部532には、新宿副都心の観光名所である都庁や新宿御苑などの映像がストリーミングサーバ400からストリーミング配信されて表示される。また、PR画像表示部534には、新宿歌舞伎町の居酒屋などの宣伝画像が表示される。利用者60は、これらの情報を交通機関利用中に視聴することができる(ステップS47)。このようにして、利用者60は、通学や通勤などの交通期間利用時の退屈さを解消することができる。
本実施形態において、ステップS381やステップS223で決定されるコンテンツは、たとえば、利用時間に従って決定されてもよいが、利用条件として入力された出発駅や到着駅、あるいは、携帯電話機100の位置情報などからエリアを特定して、エリアに対応付けられたコンテンツを決定することもできる。すなわち他の例において、配信テーブルは、利用条件などの情報や、位置情報にコンテンツIDを対応付けて記憶することもできる。あるいは、利用者60の属性情報、たとえば性別、年齢、職業毎にコンテンツIDを対応付けて記憶することもできる。必要に応じて、携帯電話機100からこれらの情報を情報送信部170から制御装置300に送信し、制御装置300では端末インタフェース部336を介して位置情報取得部380などが受け付け、決定部356が条件として使用してもよい。
図38に進み、電車が目的地に到着したとき、利用者60は、第2コンテンツ画面530の下車ボタン536を押下する(ステップS49)。携帯電話機100において、第2操作受付部164が下車ボタン536の押下を第2操作として受け付け、操作通知部166に通知され、インタフェース部140を介して制御装置300に通知される(ステップS133)。制御装置300において、端末インタフェース部336を介して、第2操作受付部354が第2操作を受け付け(ステップS511)、第2操作を受け付けたときに計時部338から時刻を取得し第2時刻として時間記録部564に記録する(ステップS513)。
そして、時間算出部566が、時間記録部564に記録された第1時刻および第2時刻に基づいて、経過時間を算出し、時間記録部564に記録する(ステップS515)。
そして、判定部568は、利用状況記録314から利用条件を取得し、該当する経路の標準乗車時間を経路情報データベース570から取得する。判定部568は、時間算出部566が算出した経過時間と標準乗車時間を比較する。そして、インセンティブ付与部572が、判定部568の判定結果に基づいて、インセンティブテーブル574を参照し、該当するポイントを取得し、利用者60に付与するインセンティブを決定する(ステップS517)。
そして、インセンティブ付与部572は、ポイント記憶部576に利用者60のポイントを加算する(ステップS519)。決定部356は、コンテンツCに取得したポイント情報を含め、コンテンツ実行部360に実行させる(ステップS521)。コンテンツ実行部360で実行されたコンテンツCは、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供される。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300からの実行されたコンテンツCを受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS137)。ここでは、図34の第3コンテンツ画面550が携帯電話機100のLCD118に表示される。このとき、判定結果に応じて、たとえば、振動、光、効果音などをそれぞれ出力することもできる。利用者60は、結果を視聴し、獲得ポイントを確認することができる(ステップS51)。そして、利用者60がアプリケーションプログラムの終了を選択すると(ステップS53)、携帯電話機100が終了を受け付け(ステップS181)、制御装置300との接続を切断する処理を行う(ステップS183)。制御装置300は、携帯電話機100からの切断要求に応じて、携帯電話機100との接続の切断処理を行う(ステップS523)。
以上説明したように、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1によれば、利用者60の通勤、通学などの交通機関利用時の退屈さを解消し、その細切れ時間を活用しながらインセンティブを利用者60は期待できるので、一定時間、携帯電話機100を保持せざるをえない状況を作り出し、その一定時間を利用して、動的な動画配信と広告画像表示、すなわち、演出とキャッチアップを可能とする。これにより極めて有益なモバイルキャリアを用いた広告宣伝が期待できる。また、現実の路線通過中に本実施形態のアプリケーションプログラムは実行される蓋然性が高いため、広告の顧客訴求に期待するスポンサーの高いニーズを満たすことができる。
また、この発明では、コンテンツを実行するアプリケーションプログラムは制御装置300にて実行されるので、携帯電話機100側のアプリケーション実行時の負荷が低減する。また、ストリーミングサーバ400からストリーミング配信される動画データを再生するプレーヤやプロトコルに依存されることなく携帯電話機100で動画データを再生することが可能となる。
また、本実施形態のアプリケーションプログラムは、交通機関利用時に実行される必然性はなく、娯楽的に、利用者60の細切れ時間の活用時において、利用可能であり、遊技性を有する広告表示を展開することが可能となる。
あるいは、他の実施形態において、位置情報から利用者60が本当に移動中なのか否かを判定する判定部を設けることもできる。本当の移動中の場合、より高いインセンティブを付与することもできる。また、利用者60のプロファイル情報や利用時間帯から通勤または通学中であるか否かを判定する判定部に、当選合致時間(秒単位)の誤差を利用時間帯などに応じて広げるなどの加重判定条件を組み合わせる構成とすることもできる。
(第五の実施の形態)
図39は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステム1の構成を示すブロック図である。本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1は、図27の上記実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の構成に加え、ストリーミングサーバ400にネットワーク470を介して接続されたエンコーダ460およびカメラ462を備えた点で相違する。本実施形態では、カメラ462で撮影されたライブ映像をエンコーダ460にて符号化し、ストリーミングサーバ400から制御装置300に配信可能とする。制御装置300から携帯電話機100に対してカメラ462で撮影されたライブ映像を提供し、利用者60は配信されたライブ映像を視聴することができる。
図40に示すように、本実施形態の制御装置300でアプリケーションプログラムが実行されると携帯電話機100のLCD118に第1コンテンツ画面80が表示される。第1コンテンツ画面80は、上記実施形態の図3と同様である。
本実施形態では、第1コンテンツ画面80が表示されている状態で利用者60が開始ボタン84を押下すると、第2コンテンツ画面600がLCD118に表示されることとなる。第2コンテンツ画面600は、イメージ動画表示部602およびPR動画表示部604を含むメインコンテンツ表示部90と、終了ボタン94と、を含む。
第2コンテンツ画面600には、コンテンツBが実行された結果が表示される。イメージ動画表示部602およびPR動画表示部604には、たとえば、カメラ462で撮影されたライブ画像をストリーミングサーバ400から配信させて表示させることができる。PR動画表示部604には、イメージ動画表示部602に表示された動画像に関連付けられた宣伝や広告内容を含む広告コンテンツが実行された結果を表示することができる。各コンテンツの実行において、LCD118への画面表示だけでなく、LED120の点灯点滅制御やスピーカ124から音声出力、振動部128の振動制御がなされてもよい。これにより、臨場感溢れるコンテンツを利用者60に提供することが可能となる。
本実施形態において、イメージ動画表示部602に再生表示される動画像は、上記図28で説明したイメージ動画表示部422に再生表示される動画像と同様であるので、詳細な説明は省略する。PR動画表示部604に表示されるPR動画は、複数のパターンで再生表示制御される。たとえば、パターンAでは、一PR画像aのみが終了ボタン94が押下されるまで再生表示される。パターンBでは、複数のPR動画a、PR動画b、・・・PR動画eが、所定時間間隔毎に繰り返し再生表示され、終了ボタン94の押下によって再生表示が終了する。パターンCでは、一PR動画aのみが所定時間再生表示される。パターンDでは、複数のPR動画a、PR動画b、およびPR動画cが、所定時間再生表示される。
図41は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1において、あるアプリケーションプログラムを制御装置300にて実行した時の携帯電話機100の画面推移を示す図である。本実施形態の制御装置300が実行するアプリケーションプログラムは、たとえば、宴会や会食などを開催する際の店舗検索を行うプログラムを例として説明する。
本実施形態において、このアプリケーションプログラムは制御装置300にて実行され、設定された条件で店舗検索を行い情報を携帯電話機100に提供するとともに、店舗を探し始めてから、店舗に予約またはコンタクトを取るまでの所要時間に応じて、利用者60にポイント還元を行うものとする。
図41に示すように、はじめに検索条件入力画面610が表示され、各条件を入力する。検索条件入力画面610は、エリア選択欄612と、開催日入力欄614と、開始時刻入力欄616と、人数入力欄618と、ジャンル選択欄620と、予算選択欄622と、検索開始ボタン624と、を含む。エリア選択欄612で希望エリアを選択し、開催日入力欄614に開催予定日を入力する。開始時刻入力欄616に開始予定時刻を入力し、人数入力欄618に人数を入力する。ジャンル選択欄620で希望のお店のジャンルを選択し、予算選択欄622で予算を選択する。条件の設定が終了したら、検索開始ボタン624を押下し、第1検索結果店舗紹介画面630に画面が移行する。なお、この検索開始ボタン624の押下が第1操作として受け付けられ、第1検索結果店舗紹介画面630は、条件に合致した店舗が順に紹介される。ここでは、20件の店舗が条件に合致し、その1件目の店舗の情報が表示されているものとする。
第1検索結果店舗紹介画面630は、バナー広告部632と、イメージ動画表示部634と、PR動画表示部636と、決定ボタン638と、戻るボタン640と、次へボタン642と、を含む。バナー広告部632は、検索された店舗のバナー広告が表示される。イメージ動画表示部634は、店内や店外の状況などのライブ映像を表示することもできる。PR動画表示部636には、店舗の本日のお勧めメニューや特典などの情報や宣伝の動画像を表示することができる。決定ボタン638は、第1検索結果店舗紹介画面630に表示されている店舗に予約を入れる場合に押下するボタンである。戻るボタン640は、条件入力画面に戻る場合に押下する。次へボタン642は、次の店舗情報を参照するとき押下する。
次へボタン642が押下されると第1検索結果店舗紹介画面630から第2検索結果店舗紹介画面650に移行する。第2検索結果店舗紹介画面650でも同様に、バナー広告部632、イメージ動画表示部634、PR動画表示部636、決定ボタン638、戻るボタン640、および次へボタン642を含む。さらに第2検索結果店舗紹介画面650は前へボタン652を含み、これは、前の店舗情報を参照する場合に押下する。
第1検索結果店舗紹介画面630または第2検索結果店舗紹介画面650において、バナー広告部632または決定ボタン638を押下することにより、店舗の予約を行うことができる。
バナー広告部632および決定ボタン638には、発呼タグまたはメール送信タグが割り付けられており、発呼指示660またはメール指示670が実行される。発呼指示660の場合、店舗の電話番号に対して発呼処理662を行う。また、メール指示670の場合、メーラーを起動し、メール送信処理672が行われる。宛先674に店舗のメールアドレスが入力され、件名676には「予約申込」などの件名が入力され、本文678には、図41に示すように、申し込み条件が自動的に記載される。また、本文678には、利用者60が必要に応じてコメントを追加することもできる。そして、利用者60は、このメールの送信操作を手動で行い、店舗に予約を行うことができる。
なお、メール指示670で送信されたメールの処理については、店舗側の運用に従って処理されることなので、本発明の本質に関わらないので詳細な説明は省略する。たとえば、店舗側は、予約受注確認のメールを利用者60のメールアドレス宛に返信することができる。
本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1においては、実際に予約がなされたか否かには関係なく、予約申し込みの動作を利用者60が行い、コンテンツ提供サービスシステム1がその動作を受け付けた否かによって以後の動作が決まる。
携帯電話機100にて利用者60がバナー広告部632または決定ボタン638が押下されると、携帯電話機100にて発呼処理662またはメール送信処理672を行った後、第3コンテンツ画面680を表示する。なお、本実施形態において、バナー広告部632または決定ボタン638の押下を第2操作として受け付ける。第1操作から第2操作までの経過時間に応じて、コンテンツが決定され、第3コンテンツ画面680が表示される。第3コンテンツ画面680は、経過時間表示部682およびペイバック料金表示部684を含む。経過時間表示部682は、経過時間が表示され、ペイバック料金表示部684には、経過時間に応じて決定されるペイバック料金が表示される。
たとえば、ペイバック料金表示部684を押下すると、割引クーポン画面690が表示され、予約した店舗にて利用者60が提示することにより、指定されている金額の割引サービスを受けることが可能となる。本実施形態において、たとえば、第1操作から第2操作までの経過時間が短いほど、ペイバックされる金額は高額とすることができる。したがって、店舗紹介画面において、早い順位に表示される店舗ほど、受注される可能性が高いため、広告料を高額にすることができる。
図42は、本実施形態の制御装置300の要部構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の制御装置300は、図29の制御装置300のアプリ実行部350に替えて、アプリ実行部580を備える。図42のアプリ実行部580は、第1操作受付部352と、第2操作受付部354と、決定部356と、時間記録部564と、時間算出部566と、検索条件受付部582と、検索部584と、店舗情報データベース586と、ペイバック料金換算部588と、ペイバックテーブル590と、クーポン発行部592と、を備える。
また、携帯電話機100は、図8の情報送信部170が店舗検索条件の入力を操作受付部116を介して受け付け、インタフェース部140を介して制御装置300に送信する。すなわち、情報送信部170は、図41の検索条件入力画面610で指定された条件の入力を受け付け、制御装置300に送信する。なお、第1操作受付部352および第2操作受付部354は、上記実施形態と同様に、携帯電話機100から第1操作および第2操作を端末インタフェース部336を介して受け付ける。
検索条件受付部582は、携帯電話機100から送信された検索条件を端末インタフェース部336を介して受け付ける。検索部584は検索条件受付部582から検索条件を受け取り、店舗情報データベース586にアクセスし、条件に合致する店舗情報を取得する。店舗情報データベース586は、複数の店舗の情報が蓄積されている。たとえば、店舗の名称、連絡先(電話番号、メールアドレス、ホームページアドレス)、所在地、エリア、ジャンル、収容可能人数、座席形態(座敷、椅子など)など各種情報が店舗のコンテンツIDに関連付けて記憶されている。また、店舗情報データベース586には、各店舗の店舗画像情報587が格納されている。検索部584は、店舗情報データベース586から該当する店舗のコンテンツIDおよび対応する店舗画像情報587を取得し、決定部356に通知する。
図43に店舗画像情報587の構造の一例を示す。店舗毎に店舗IDと、PR画像コンテンツID、ライブ映像コンテンツID、およびイメージ画像コンテンツIDなどが記憶されている。
時間算出部566は、第2操作受付部354が第2時刻を受け付けたとき、時間記録部564にアクセスし、時間記録部564に記録されている第1時刻および第2時刻から経過時間を算出し、時間記録部564に記録するとともに、決定部356に通知する。
ペイバック料金換算部588は、時間算出部566が算出した経過時間に基づいて、ペイバック料金を換算する。ペイバックテーブル590は、図44に示すように経過時間毎にペイバック料金が対応付けられている。ペイバック料金換算部588は、ペイバックテーブル590を参照し、経過時間に対応するペイバック料金を取得する。クーポン発行部592は、ペイバック料金換算部588から通知されたペイバック料金に基づいて、クーポン券などの発行処理を行う。具体的には、決定部356がコンテンツCにペイバック料金を含むクーポン券の画像を含ませるなどの処理を行う。
このように構成された本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作について、以下に説明する。図45および図46は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。上記実施形態と同様な手順には同様のステップ番号を付して、適宜詳細な説明は省略する。
なお、上記実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1のフローチャートにおける手順と同様なものについては、同じステップ番号を付し、適宜説明を省略する。図45に示すフローは、上記実施形態の図20のフローの利用者60のステップS15、携帯電話機100のステップS123、および制御装置300のステップS323の続きを示している。各ステップまでは、図20と同じであるので詳細な説明は省略する。
制御装置300では、ステップS631において、アプリ実行部580のコンテンツ実行部360がコンテンツAを実行している。携帯電話機100では、ステップS601において、制御装置300で実行されているコンテンツAがブラウザ部160の操作通知部166によって出力されている。利用者60は、ステップS61において、図41の検索条件入力画面610を視聴している。そして、利用者60は、検索条件入力画面610にて各条件を入力する(ステップS63)。
携帯電話機100にて、情報送信部170が操作受付部116を介して入力された条件を受け付け、インタフェース部140を介して制御装置300に送信する(ステップS603)。制御装置300では、検索条件受付部582が端末インタフェース部336を介して条件を受け付ける(ステップS633)。そして、制御装置300は、第1操作待ち状態となる(ステップS635)。
そして、利用者60が図41の検索条件入力画面610の検索開始ボタン624を押下する(ステップS65)。携帯電話機100では、第1操作受付部162が操作受付部116を介して検索開始ボタン624の押下を第1操作として受け付け、操作通知部166に通知し、インタフェース部140を介して制御装置300に通知される(ステップS605)。
制御装置300では、アプリ実行部580の第1操作受付部352が端末インタフェース部336を介して携帯電話機100から第1操作を受け付け(ステップS637)、第1操作を受け付けたときの時刻を計時部338から取得し、第1時刻として時間記録部564に記録する(ステップS639)。
そして、制御装置300において、検索部584が検索条件受付部582が受け付けた検索条件に基づいて、店舗情報データベース586にアクセスし、該当する店舗IDおよび店舗画像情報を取得し、決定部356に通知する(ステップS641)。
一方、エンコーダ460では、カメラ462にて、制御装置300の店舗情報データベース586に登録されている店舗における店内のライブ映像などが撮影され(ステップS701)、エンコード処理され(ステップS703)、ネットワーク470を介してストリーミングサーバ400に配信されている(ステップS705)。ストリーミングサーバ400では、エンコーダ460から配信されたライブ映像を受信している(ステップS681)。エンコーダ460では、予め設定された終了時間になるまで、あるいは終了指示がなされるまで(ステップS707のNO)、撮影を続ける。
制御装置300では、決定部356が検索部584からコンテンツIDおよび店舗画像情報を取得し、指定されたコンテンツを特定する(ステップS643)。ここでは、たとえば、コンテンツには、図41に示すように、バナー広告部632と、イメージ動画表示部634と、PR動画表示部636と、を含むことができる。
そして決定部356は、図29の動画要求部390に動画配信要求を指示し、動画要求部390がストリーミングサーバ400に対して動画要求を行う(ステップS645)。そして、制御装置300では、アプリ実行部580のコンテンツ実行部360がステップS643で特定されたコンテンツBに含まれるバナー広告部分などの動画像以外のコンテンツを実行し、携帯電話機100に端末インタフェース部336を介して提供する(ステップS647)。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300で実行されたコンテンツBを受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS607)。ここでは、携帯電話機100のLCD118上で、図41の第1検索結果店舗紹介画面630のバナー広告部632、決定ボタン638などが表示され、利用者60はコンテンツBを視聴することができる(ステップS67)。
ステップS645で制御装置300からの動画配信要求がなされたとき、ストリーミングサーバ400では、動画コンテンツ要求受信部432が動画要求を受信し(ステップS683)、動画コンテンツ読出部436が指定された動画ファイルを動画コンテンツ記憶部410から読み出す(ステップS685)。このとき、エンコーダ460から配信されているライブ映像を含むことができる。
エンコーダ460が動画ファイルを符号化し(ステップS687)、ストリーミング配信部442がインタフェース部430を介して制御装置300に配信する(ステップS689)。制御装置300では、ストリーミングサーバ400から配信された動画ファイルを動画コンテンツ受信部392が受信し(ステップS649)、デコーダ396がデコードし、コンテンツ実行部360が端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供する(ステップS651)。携帯電話機100では、ブラウザ部160のコンテンツ出力部168がコンテンツBに、ライブ映像およびPR動画を含めてLCD118に表示する(ステップS609)。
このようにして、利用者60は、図41の第1検索結果店舗紹介画面630を視聴することができる(ステップS67)。第1検索結果店舗紹介画面630には、カメラ462で撮影されたライブ映像を含むイメージ動画表示部634と、予め動画コンテンツ記憶部410に記憶されていた動画像を含む店舗のPR動画表示部636と、コンテンツ記憶部10に予め記憶されていたバナー広告を含むバナー広告部632と、が表示されることとなる。
図46に進み、利用者60が図41の第1検索結果店舗紹介画面630で次へボタン642を選択すると(ステップS69)、上記と同様な手順により(ステップS611、ステップS653、ステップS655、ステップS613)、図41の第2検索結果店舗紹介画面650に示すように次の店舗の紹介画面が表示されることとなる(ステップS71)。このとき、必要に応じて、ストリーミングサーバ400に対して動画像ファイルのストリーミング配信を要求し(ステップS691)、LCD118に再生表示させることができる。
そして、利用者60が第1検索結果店舗紹介画面630にて店舗を決定し、決定ボタン638を押下すると(ステップS73)、携帯電話機100において、第2操作受付部164が第2操作として受け付け、操作通知部166に通知し、インタフェース部140を介して制御装置300に通知される(ステップS615)。制御装置300において、第2操作受付部354が端末インタフェース部336を介して第2操作を受け付け(ステップS657)、第2操作を受け付けたときの時刻を計時部338から取得し第2時刻として、時間記録部564に記録する(ステップS659)。時間算出部566が時間記録部564にアクセスし、第1時刻および第2時刻に基づいて、経過時間を算出し、記録する(ステップS661)。そして、ペイバック料金換算部588が、ペイバックテーブル590にアクセスし、経過時間に対応するペイバック料金を決定する(ステップS663)。クーポン発行部592にペイバック料金が通知される。
さらに、ステップS615での携帯電話機100における第2操作の受け付けに呼応して、決定ボタン638に対応付けられている発呼指示タグまたはメール送信指示タグによって処理を行う。発呼指示タグが割り付けられている場合(ステップS665のYES)、発呼処理部378は、携帯電話機100に対して発呼指示をインタフェース部302を介して行う(ステップS667)。携帯電話機100では、指示に従って、PR画像表示部92に割り付けられていた発呼タグで指定されていた電話番号に発呼処理を行う(ステップS617)。利用者60が発呼を許可すると(ステップS75のYES)、実際に店舗に電話をかけて、利用者60は店に予約をすることができる(ステップS77)。
あるいは、メール送信指示タグが割り付けられている場合(ステップS665のNOかつステップS669のYES)、メール送信処理部376は、携帯電話機100に対してメーラーの起動指示をインタフェース部302を介して行う(ステップS671)。起動指示には、タグで指定されていたアドレスを含む。携帯電話機100では、指示に従って、メーラーを起動する(ステップS619)。
必要に応じて、利用者60が本文にコメントを入力すると(ステップS79)、操作受付部116が受け付け、本文に記載する。利用者60が送信ボタン(不図示)を押下すると(ステップS81)、携帯電話機100にて、メール送信処理部がメールを送信し、店舗に予約申し込みを行うことができる(ステップS621)。その後は、図38の処理に進む。利用者60はステップS51、携帯電話機100はステップS137、制御装置300はステップS521に進む。
そして、ステップS521では、決定部356は、コンテンツCにステップS663で決定されたインセンティブ、ここでは、ペイバック料金の情報と、経過時間を含む情報を含め、コンテンツ実行部360に実行させる。コンテンツ実行部360で実行されたコンテンツCは、端末インタフェース部336を介して携帯電話機100に提供される。携帯電話機100では、インタフェース部140を介してブラウザ部160のコンテンツ出力部168が制御装置300からの実行されたコンテンツCを受信し、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130を介して出力を行う(ステップS137)。ここでは、図41の第3コンテンツ画面680が表示され、利用者60は、判定結果およびペイバック料金を確認することができる(ステップS51)。
以上説明したように、本発明の実施の形態のコンテンツ提供サービスシステム1によれば、利用者60の第1操作に呼応して提供されるコンテンツに、ライブ映像を配信可能な構成としたことで、より顧客訴求力のある宣伝広告表示を効果的に行い、広告効果を向上させることができる。
他の実施形態において、携帯電話機100の位置情報に対応する周辺情報(イベント情報、交通情報、天候情報など)を取得する周辺情報取得部と、周辺情報に応じて(たとえば、悪天候時、渋滞時、イベント開催時など)、ペイバック料金加算を行う加算部と、を設けることもできる。
(第六の実施の形態)
図47は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステム1において、制御装置300が実行し、携帯電話機100に提供するアプリケーションプログラムの一例として「待ち合わせ占い」について説明する。「待ち合わせ占い」とは、待ち合わせ時間を利用して、利用者が携帯電話機100の操作キーを押下して待ち時間の長さをストップウォッチ計測し、時刻や計測時間に応じて占いを行い、その結果を携帯電話機100に提供するものである。
この「待ち合わせ占い」において、利用者は待ち時間などの「細切れ時間」を利用することができ、携帯電話機100において操作キーの第1操作から第2操作の間の経過時間を測定し、経過時間に応じた占い結果を情報として利用者に提示することができる。
図48は、本実施形態の制御装置300の要部構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の制御装置300は、上記実施形態の構成に加え、利用状況記録部750を備える。利用状況記録部750は、図49に示すように、各利用者60の携帯電話機100から要求されて実行された制御装置300によるアプリケーションプログラムの利用状況が記録される。ここでは、利用したアプリケーションプログラムのコンテンツID、位置情報、拡張エリア、利用年月日時、および利用回数を含む。
また、本実施形態において、コンテンツCを決定する際使用するコンテンツC用対応テーブル766は、図50に示すような構造を有することができる。この例では、経過時間毎に待ち合わせの相手と予定とにコンテンツIDが関連付けられている。
図48に戻り、決定部356は、第1操作受付部352が第1操作を受け付けたことに呼応して、利用状況記録部750にアクセスし、位置情報を取得し、コンテンツB用対応テーブル764に基づいてコンテンツを決定することができる。コンテンツB用対応テーブル764は、第1時刻(利用時間)や、位置情報または利用者60のプロフィール情報(性別、年齢、職業など)に対応付けられたコンテンツIDを記憶することができる。
位置情報に対応付けられているコンテンツは、たとえば、お勧めスポット情報、店舗広告、周辺気象情報、渋滞情報、交通情報などを示す画像または動画像ファイルとすることができる。音声ファイルを含むこともできる。あるいは、振動部やLEDの動作を制御するプログラムを含むこともできる。
図47に戻り、待ち合わせ占いアプリが起動されると、待ち合わせ占い画面710が携帯電話機100のLCD118に表示される。そして、条件入力画面720に移行する。条件入力画面720は、待ち合わせ相手や今日の予定を選択する選択肢ラジオボタン722と、条件入力指示ボタン724と、含む。
条件入力指示ボタン724を利用者60が押下すると、第1コンテンツ表示画面730に移行する。この条件入力指示ボタン724の押下は第1操作受付部352により第1操作として受け付けられる。第1コンテンツ表示画面730は、広告バナー732と、イメージコンテンツ表示部734と、広告コンテンツ表示部736と、確定指示ボタン738と、を含む。広告バナー732、イメージコンテンツ表示部734および広告コンテンツ表示部736には、たとえば、第1時刻、あるいは、携帯電話機100の位置情報や利用者60のプロフィール情報に基づいて決定されたコンテンツが実行されて表示される。たとえば、携帯電話機100の位置情報に基づいて、近隣のお勧めスポットの紹介画像をイメージコンテンツ表示部734に表示させたり、近隣店舗の広告バナーを広告バナー732に表示させたりすることができる。
確定指示ボタン738を利用者60が押下すると、第2操作受付部354が第2操作として受け付け、第2コンテンツ表示画面740に移行する。第2コンテンツ表示画面740には、第2操作受付部354が第2操作を受け付けたことに呼応して、決定部356がコンテンツC用対応テーブル766にアクセスし、経過時間および待ち合わせ相手や予定から対応するコンテンツIDを取得する。コンテンツが実行されると結果コンテンツ表示部742に占い結果が表示されることとなる。
このように、利用者の日常の充たされていない生活シーンや行動シーンを総括する「細切れ時間」という行動空間をターゲットとしてモバイルデジタルコンテンツを提供しつつ、並行して宣伝広告内容を含むコンテンツを提供することにより、コンテンツ提供による宣伝広告効果を飛躍的に向上させることが可能となる。
携帯電話機100に配信される広告コンテンツに対して企業から支払われる広告料は、上記の例のように複数の動画像が順次表示されるような場合には、表示開始当初に表示されるコンテンツほど料金を高くすることができる。これは、表示開始時ほど利用者60が注目する確率が高いからである。
このように、利用者の日常の充たされていない生活シーンや行動シーンを総括する「細切れ時間」という行動空間をターゲットとしてモバイルデジタルコンテンツを提供し、利用者がコンテンツに注視している間に、並行して宣伝広告コンテンツを提供することにより、広告効果を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1によれば、コンテンツ決定および表示条件が時系列的判定であるとともに、コンテンツを実行時、時系列判定の時間的制約の中で、利用者が注視している画面上に広告表示などを動画像で提供することができるので、モバイルデジタルコンテンツ提供時に顧客訴求力のある宣伝広告表示を効果的に行い、広告効果を向上させることができる
(第七の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るコンテンツ提供サービスシステム1におけるアプリケーションプログラムの他の例として、「たばこ占い」について以下に説明する。図51は、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1における「たばこ占い」を説明するための図である。本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1は、上記実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1と同様な構成を有する。上記実施形態とは、制御装置300で実行されるコンテンツのアプリケーションプログラムが、「たばこ占い」である点が相違する。
図51に示すように、本実施形態のたばこ占いコンテンツとは、利用者60が喫煙する時間を計測し、計測された喫煙時間に基づいて占いを行い、診断結果を利用者60に提示するものである。利用者60は、一方の手にたばこ、他方の手に携帯電話機100を持ち、喫煙中に携帯電話機100上に提供される動画などのコンテンツを視聴することができる。さらには、喫煙後に、利用者60に喫煙時間に基づく占い結果を提供することができ、喫煙行為時の至福のひとときに、より一層の楽しみを演出することができる。
利用者60がたばこに火を付け、たばこ占いのたばこ占い開始画面810の開始ボタン812を操作すると、携帯電話機100で受け付けた第1操作が制御装置300に通知される。第1操作受付部352が第1操作を受け付けたことに呼応して、決定部356がコンテンツを決定し、携帯電話機100に提供し、携帯電話機100のLCD118にたばこ占い終了受付画面820が表示される。
たばこ占い終了受付画面820は、メインコンテンツ表示部822と、広告コンテンツ表示部824と、終了ボタン826と、を含む。利用者60は、喫煙時間中、たばこを一方の手で吸いながら、他方の手に携帯電話機100を持ちながら、携帯電話機100のLCD118上に表示されたたばこ占い終了受付画面820を視聴することができる。
メインコンテンツ表示部822および広告コンテンツ表示部824に表示されるコンテンツは、たとえば、利用者60のプロフィール情報に基づいて、決定することができる。
そして、利用者60がたばこを吸い終わったとき、終了ボタン826を操作し、第2操作として携帯電話機100から制御装置300に通知される。そして、制御装置300において、第2操作受付部354が第2操作を受け付けたことに呼応して、決定部356がコンテンツを決定し、コンテンツ実行部360により実行され、携帯電話機100に提供される。携帯電話機100では、たばこ占いの結果がLCD118上のたばこ占い結果画面830に表示される。
たばこ占い結果画面830は、本数表示部832と、経過時間表示部834と、診断結果表示部836と、動画表示部838と、を含む。ここでは、診断結果表示部836に占い結果のコンテンツが表示され、動画表示部838に広告コンテンツとしてPR画像が所定の動作パターンで表示される。このようにして、利用者60は、たばこ占いの結果と、広告動画像を視聴することができる。
以上説明したように、本実施形態のコンテンツ提供サービスシステム1におけるたばこ占いコンテンツによれば、たばこを吸っている手の他方の手に携帯電話機100を持ち、喫煙開始をトリガとして、3〜5分の喫煙時間に利用者にモバイルコンテンツを提供する際、利用者60が注視しているコンテンツ画像に並行して広告画像を提供することができるので、広告効果が向上する。さらに、喫煙終了をトリガとして、利用者に喫煙時間に基づく占い結果を提供するとともに、並行して広告動画像を提供することができるので、さらに広告効果が向上する。このように、利用者60に、喫煙行為時の至福のひとときに、より一層の楽しみを演出することができるだけでなく、利用者60が楽しんで視聴しているコンテンツ画像に加えて宣伝広告コンテンツ画像を表示させることができるので、広告コンテンツへの注目度も向上し、宣伝効果が向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
たとえば、制御装置300において、第2時刻から次の第1時刻の間の継続時間毎に複数の第1コンテンツを対応付けた第4条件テーブルと、第1時刻取得部が第1時刻を取得したとき、該第1時刻の直前の第2時刻および当該第1時刻の間の継続時間を算出する継続時間算出部と、第4条件テーブルを参照し、継続時間算出部が算出した継続時間に対応する第1コンテンツを決定する継続時間第1コンテンツ決定部と、を含むことができる。
また、上記手段は、コンテンツ配信サーバ200にて実施させることもできる。すなわち、携帯電話機100から制御装置300を介して第1時刻あるいは継続時間をコンテンツ配信サーバ200に送信し、コンテンツ配信サーバ200にて第4条件テーブルを参照して第1コンテンツを決定する構成とすることもできる。
この構成によれば、利用者60がアプリケーションプログラムを継続して利用している場合に、前回利用時から今回利用時までの間隔すなわち継続時間に応じてコンテンツを選択することが可能となる。
また、制御装置300において、第1コンテンツまたは第2コンテンツをランダムに抽選決定するための乱数抽選テーブルと、第1操作受付部または第2操作受付部が第1操作および第2操作を受け付けたとき、乱数抽選テーブルを参照し、ランダムに抽選決定されたコンテンツを第1コンテンツまたは第2コンテンツとして決定する乱数コンテンツ決定部と、を含むことができる。
また、上記手段は、コンテンツ配信サーバ200にて実施させることもできる。すなわち、携帯電話機100で第1操作または第2操作を受け付けたとき、制御装置300を介してその旨をコンテンツ配信サーバ200に通知し、コンテンツ配信サーバ200にて乱数抽選テーブルを参照し、乱数抽選決定されたコンテンツを第1コンテンツまたは第2コンテンツとして決定してもよい。
乱数抽選テーブルを設けることにより、各時刻および各時間に予め準備されている数のコンテンツをランダムに割り当てることができるので、コンテンツ総数が少なくても、利用者には多彩なコンテンツが提供されているように感じさせることができる。コンテンツ総数を少なく抑えることができるので、コンテンツ作成費のコストを削減することができる。
上記実施形態において、2回のキー操作の時刻、経過時間および継続時間に応じて各コンテンツを決定する構成としたが、これに限定されない。たとえば、複数回のキー操作の時刻および各時間を組み合わせた条件としてコンテンツを決定することもできる。