JP4494549B2 - 対面販売用ハカリ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対面販売で店員が使用する対面販売用ハカリ、特に、客側表示部および店員側表示部を搭載した対面販売用ハカリに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、生鮮食料品店(肉屋や魚屋など)だけではなく、スーパーマーケットや百貨店などにおける肉や魚、総菜等の生鮮食品の売場においても、店員がショーケースを挟んで客と対面しながら生鮮食品の販売を行う対面販売が多くなっている。この対面販売では、店員が、客が購入を希望する商品及びその購入重量(場合によっては数量)を聞き、計量を行って金額を算出する。この作業は、主に対面販売用ハカリによって行われている。
【0003】
対面販売用ハカリは、主として、商品の計量を行う計量部と、店員が操作する操作部と、店員に操作や計量等の情報を表示する店員側表示部と、客に商品の単価や計量値、売価等を表示する客側表示部と、各商品に関する商品情報を記憶しCPUによって商品の売価の計算等を行う制御部と、客が購入する対象商品の売価や計量値等を印字する印字部とを備えている。客が購入を希望する商品とその重量を店員に伝えると、店員は、操作部を操作して対象商品の商品情報を呼び出し、店員側表示部に表示される計量値を見ながら計量部によって対象商品の重量を客が希望する重量に合わせる。このときには、単価や計量値、その計量値に対象商品の単価を乗じた売価等が客側表示部にも表示され、客がそれらの情報を認識することができるようになっている。計量部の対象商品の重量が客の希望通りとなると、店員は、印字部により印字された印字物とともに対象商品を客に手渡す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような対面販売用ハカリには客側表示部が搭載されているため、従来これを利用してコマーシャルメッセージを客側表示部に表示させるようにした製品も開発されている。このコマーシャルメッセージは、週変わりで設定されたり、あるいはもっと細かく時間別に設定されたりしている。また、店舗における特売等のイベントの期間毎に設定が為されているものもある。
【0005】
しかしながら、これらの時間で区切って設定しているような内容のコマーシャルメッセージであれば、わざわざ対面販売用ハカリの客側表示部に表示させなくても、POP広告や別個の電光掲示板のような広告手段によって表示させることもできる。
【0006】
また、対面販売においては店員が客の購入する商品を見て適切なセールストークを行うことが多いが、商品の数が増え、時間を区切って特売等を行う現在の対面販売の売場においては、店員にとって適切で効果的なセールストークを行うことは容易ではない。
【0007】
本発明の課題は、対面販売用ハカリの客側表示部によるメッセージ表示の広告効果および/または店員によるセールストークの効果を向上させ、対面販売用ハカリを使っている店舗の商品販売の促進を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る対面販売用ハカリは、対面販売で店員が使用するハカリであって、計量部と、客側表示部および店員側表示部、又は、店員側表示部とを備えている。計量部は、客が購入する商品を計量する。客側表示部および店員側表示部、又は、店員側表示部は、少なくとも客が購入する商品(以下、対象商品という。)を計量しているときに、客が購入する商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを表示する。客が購入する商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージは、少なくとも店員側表示部に表示される。また、店員側表示部は、メッセージの種類に応じて表示色を変更してメッセージを表示する。
【0009】
この請求項1の対面販売用ハカリでは、客が購入する対象商品を対面販売するときに、少なくとも計量中は、対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを客側表示部および/または店員側表示部に表示させている。
【0010】
対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを客側表示部に表示させたときには、このメッセージはまさにその客が購入しようとしている対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すものであるから、その客に対して極めて有効であり広告効果も高いものとなる。すなわち、一般的なメッセージや時間別に設定されたメッセージ等の場合には対面販売用ハカリに表示させても別の表示装置に表示させても広告宣伝効果は変わらないが、このように客が購入する対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージは、対象商品を購入しようとしているまさにその客に対して対面販売用ハカリによって表示させることで、高い宣伝効果が期待できる。言い換えれば、この対面販売用ハカリは、対面販売であることを利用して、客の購入する商品に合わせて客ごとに個別に対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを表示させていることになる。
【0011】
具体的には、例えば、客がステーキ用の肉を購入する場合には特売中のステーキのたれを客に薦めるメッセージを表示させたり、客が刺身を購入する場合にはわさびが安くなっていることを伝えるメッセージを表示させたりすることが考えられる。
【0012】
また、対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを店員側表示部に表示させたときには、店員がそのメッセージを基にセールストークを行うことができ、このメッセージがその客が購入しようとしている対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すものであるため、セールストークが極めて効果的なものとなる。ここでは、表示色の変更により、店員側表示部にメッセージを表示させるため、店員が表示色を参考にしてメッセージの種類やメッセージの重要度等を判断してセールストークを行うことができる。
この場合、各商品に関連するような効果の高いセールストークを店員が記憶していなくても、店員側表示部に表示される対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを基に効果的なセールストークを行うことができる。
【0013】
このように、本請求項の対面販売用ハカリでは、客側表示部によるメッセージ表示の広告効果や店員によるセールストークの効果が従来よりも向上するため、この対面販売用ハカリを使っている店舗の商品販売の促進を図ることができる。
【0014】
なお、客側表示部における対象商品に関連するメッセージの表示形態については、単に表示させる他、さらに広告効果を高めるため、点滅、着色表示、メッセージのスクロール等の表示形態を利用することが望ましい。
【0015】
請求項2に係る対面販売用ハカリは、請求項1に記載のものであって、客側表示部および/または店員側表示部は、客が購入する商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージと、客が購入する商品に関連するメッセージとを、交互に、或いは、同時に表示する。
【0016】
請求項3に係る対面販売用ハカリは、請求項1又は2に記載のものであって、客側表示部および/または店員側表示部は、メッセージとともに、対象商品の計量値を含む対象商品の商品情報を表示する。
【0017】
ここでは、客側表示部および/または店員側表示部には、メッセージと、対象商品の商品情報とが表示される。対象商品の商品情報としては、対象商品の計量値の他、例えば、対象商品の単価、売価、品名等が考えられる。
【0018】
請求項4に係る対面販売用ハカリは、請求項1から3のいずれかに記載のものであって、客側表示部および/または店員側表示部は、メッセージに加え、商品に関連しないメッセージを表示することができる。
【0019】
請求項5に係る対面販売用ハカリは、対面販売で店員が使用する対面販売用ハカリであって、計量部と、客側表示部と、店員側表示部と、操作部と、制御部とを備えている。計量部は、客が購入する商品(以下、対象商品という。)を計量する。客側表示部は客側に配置されている。店員側表示部は、店員側に配置されている。操作部は、店員が対象商品の商品情報を呼び出すための操作を行うものである。制御部は、各商品の商品情報及び各商品毎に設定されたメッセージを有している。この制御部は、操作部による対象商品の商品情報の呼び出しにしたがって、客側表示部および/または店員側表示部に対象商品に設定されているメッセージを表示させる。そのメッセージは、各商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージで、少なくとも店員側表示部に表示される。また、店員側表示部は、メッセージの種類に応じて表示色を変更してメッセージを表示する。
【0020】
この請求項5の対面販売用ハカリでは、対面販売において店員が客の購入する商品を聞いて操作部を操作して対象商品の商品情報を呼び出すと、それにしたがって、制御部が、客側表示部および/または店員側表示部に、対象商品に対して設定されているメッセージを表示させる。このメッセージは、まさにその客が購入しようとしている対象商品に関連する他の商品に対して設定されているものである。したがって、このメッセージは、対象商品を購入するその客に対して最も有効になるものに設定することができる。
【0021】
例えば、客側表示部にメッセージを表示させる場合、一般的なメッセージや時間別に設定されたメッセージ等の場合には対面販売用ハカリに表示させても別の表示装置に表示させても効果は変わらない。しかし、このように対象商品毎に設定されたメッセージをその対象商品を購入する客に対して対面販売用ハカリの客側表示部によって表示させれば、高い宣伝効果が期待できる。言い換えれば、この対面販売用ハカリは、対面販売であることを利用して、客の購入する商品に合わせて個別に設定されたメッセージを表示させていることになる。
【0022】
具体的には、例えば、商品がステーキの場合には特売中のステーキのたれを客に薦めるメッセージを設定したり、商品が刺身である場合にはわさびが安くなっていることを伝えるメッセージを設定したりすることが考えられる。
【0023】
また、メッセージを店員側表示部に表示させたときには、表示色の変更により、店員側表示部にメッセージを表示させるため、店員が表示色を参考にしてメッセージの種類やメッセージの重要度等を判断してセールストークを行うことができる。このメッセージがその客が購入しようとしている対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すものであるため、セールストークが極めて効果的なものとなる。この場合、各商品に関連するような効果の高いセールストークを店員が記憶していなくても、店員側表示部に表示されるメッセージを基に効果的なセールストークを行うことができる。
【0024】
このように、本請求項の対面販売用ハカリでは、客側表示部によるメッセージ表示の広告効果や店員によるセールストークの効果が従来よりも向上するため、この対面販売用ハカリを使っている店舗の商品販売の促進を図ることができる。
【0025】
なお、客側表示部におけるメッセージの表示形態については、単に表示させる他、さらに広告効果を高めるため、点滅、着色表示、メッセージのスクロール等の表示形態を利用することが望ましい。
【0026】
請求項8に係る対面販売用ハカリは、請求項5から7のいずれかに記載のものであって、制御部は、計量部から対象商品の計量値を取り込み、その対象商品の計量値及び対象商品の商品情報を客側表示部および/または店員側表示部に表示させる。
【0027】
ここでは、客側表示部および/または店員側表示部には、対象商品に対して設定されたメッセージと、対象商品の商品情報とが表示される。対象商品の商品情報としては、例えば、対象商品の単価、売価、品名等が考えられる。
【0028】
請求項9に係る対面販売用ハカリは、請求項5から8のいずれかに記載のものであって、印字部をさらに備えている。印字部は、対象商品の計量値及び商品の商品情報を印字する。また、制御部は、対象商品の商品情報が操作部によって呼び出された後、少なくとも印字部による印字が完了するまでの間、客側表示部および/または店員側表示部に対象商品に対応するメッセージを表示させる。
【0029】
ここでは、客側表示部にメッセージを表示させる場合には、対面販売が始まって店員により操作が為された後、計量が終わり印字が完了するまでの間、その作業を対面販売用ハカリの前で待っている客に対して、客側表示部の表示によって対象商品に対して設定されているメッセージを送り続けることになる。この場合には、対象商品の他にこれに関連する商品を買いたいという客の購買欲がメッセージによって刺激され、店舗の商品販売の促進が図られる。
【0030】
また、店員側表示部にメッセージを表示させる場合には、計量や印字が終わるのを待っている客に対して、メッセージを基に店員が効果的なセールストークを行うことができる。この場合には、対象商品の他にこれに関連する商品を買いたいという客の購買欲が店員のセールストークによって刺激され、店舗の商品販売の促進が図られる。
【0031】
【発明の実施の形態】
<ハカリの全体構成>
本発明の一実施形態である対面販売用ハカリの外観斜視図を図1及び図2に示す。図1は対面販売用ハカリを店員側から見た斜視図であり、図2は対面販売用ハカリを客側から見た斜視図である。このハカリは、スーパーマーケットや百貨店などにおける肉や魚、総菜等の生鮮食品の売場、あるいは生鮮食料品店における対面販売で用いるものである。
【0032】
図1に示すように、このハカリはほぼ直方体状の本体部1を有している。本体部1の店員側の面には、店員が操作を行うための操作パネル(操作部)2やデータ表示のためのカラー液晶ディスプレイから成る店員側表示部3が設けられている。操作パネル2には、選択した商品に関する各種のデータ(商品情報)を呼び出すための呼出キー5、商品を選択するためのテンキー6、直接タッチすることによって商品名を指示し商品に関するデータを呼び出すためのプリセットキー7等が設けられている。
【0033】
本体部1の上部には、トレイ等の風袋に入れられた商品の重量を検出するための計量部10が設けられている。計量部10は、図1において示された計量台10a、及びこの計量台10aの下方に設けられたロードセル等(図示せず)から構成されている。
【0034】
本体部1の内部で側方側には、ラベル発行のためのラベル発行部12が設けられている。操作パネル2の右側にはラベル発行口13が形成されており、このラベル発行口13からラベルLが排出される。ラベル発行部12は、複数のラベルLが連続して貼付されたロール状のラベル台紙が収納されたラベル収納部14と、ラベル収納部14からラベルを取り出すとともにラベル発行口13までラベルを搬送する搬送機構15と、ラベルに対して印字を行う印字部16とを備えている。
【0035】
また、図2に示すように、本体部1の客側の面には、客側表示部8が設けられている。この客側表示部8は、視認性に優れた大型のカラー液晶ディスプレイからなり、商品名、単価、重量(重さ)、金額(値段)、後述する販売促進のメッセージ等を客に対して表示する。
【0036】
<ハカリの制御系の構成>
図3は、本実施形態のハカリの概略ブロック図である。このハカリは、制御部20を有している。この制御部20には、操作パネル2と、店員側表示部3と、客側表示部8と、計量部10と、ラベル発行部12とが接続されている。
【0037】
図4はハカリの機能ブロック図であり、CPU71、ROM72、RAM73、及びHDD(ハードディスク)74を備えた制御部20が、操作パネル2や計量部10からの信号を受け取り、各表示部3,8への表示指令やラベル発行部12への動作指令を出すことを示している。制御部20のHDD74には、商品情報ファイル74aと、メッセージファイル74bとが記憶されている。これらのファイル74a,74bは、通信線によって店舗システムの上位コンピュータ等からデータを受け取って作成するようにしてもよいし、記憶媒体を介してデータを受けるようにしてもよいし、操作パネルを使って打ち込むことにより作成してもよい。
【0038】
商品情報ファイル74aには、図5に示すように、各呼出番号に対応して、商品名(品名)、商品コード、単価、その商品が収納される風袋の重量、接客中に客側表示部8に表示させるためにその商品に対して設定されているメッセージの番号等が格納されている。また、メッセージファイル74bには、図6に示すように、メッセージ番号に対応してメッセージの内容が格納されている。
【0039】
ここで、商品毎に設定されているメッセージの内容は、その商品に関連する他の商品の販売を客に促す内容となっている。具体的には、例えば、商品情報ファイル74aにおいて、呼出番号「12345」の商品「国産牛ヒレステーキ」にはメッセージ番号「029」が入力されている。一方、メッセージファイル74bにおいては、メッセージ番号「029」に対応して、「今週の特売 イシダ和風ステーキたれ 168円」というメッセージのデータが格納されている。また、商品情報ファイル74aにおいて、呼出番号「12347」の商品「国産牛肩ロースすき焼き用」にはメッセージ番号「032」が入力されている。そして、メッセージファイル74bにおいては、メッセージ番号「032」に対応して、「本日の奉仕品 すき焼きの割り下 248円」というメッセージのデータが格納されている。なお、ある商品について特有のメッセージを設定しない場合には、メッセージ番号「000」が付されている。
【0040】
このように、メッセージの内容は、時間で区切って設定しているのではなく、商品毎にその商品に関連する他の商品の販売を客に促すものとなっている。
【0041】
なお、図5及び図6に示す商品情報ファイル74a及びメッセージファイル74bは精肉売場に置かれるハカリのものであるが、他の売場、例えば魚売場や総菜売場に置かれるハカリには、その売場に合った商品情報ファイル74aやメッセージファイル74bがHDD74内に作成される。例えば、刺身に関する商品群に対して「イシダの生わさび 特売中」というメッセージを設定したり、商品「カボチャコロッケ」に対して、客が揚げ物を購入していることから「本日、イカの天ぷらとエビフライのお得セットが通常価格より100円引き」というメッセージを設定したりすることが考えられる。
【0042】
また、図4に示す制御部20は、商品情報ファイル74aのデータとメッセージファイル74bのデータとを関連付けたり、商品情報ファイル74aに格納されている単価データと計量部10で得られた重量データとから価格を演算したりする機能を有している。
【0043】
<ハカリの制御概略>
次に、ハカリの制御処理の概略について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0044】
まずステップS1では登録モードか否かを判断し、ステップS2では商品の選択がなされたか否かを判断し、ステップS3では他の処理モードが選択されたか否かを判断する。登録モードは、商品情報ファイル74aやメッセージファイル74bにデータを登録するための処理モードである。このモードが選択された場合は、ステップS1からステップS4に移行し、ステップS4において登録処理を実行する。また、商品の選択がなされた場合は、ステップS2からステップS5に移行する。商品の選択が行われたか否かは、プリセットキー7が押されたか否か、あるいはテンキー6に続いて呼出キー5が押されたか否かによって判断する。ステップS5では、計量及びラベル発行のための処理を実行する。他のモードが選択された場合は、ステップS3からステップS6に移行して他の処理を実行する。
【0045】
なお、ステップS4における登録処理において、商品情報ファイル74aにおけるメッセージ番号を変更し、対象商品の接客中に客側表示部8に表示されるメッセージの内容を変更することも可能である。また、メッセージファイル74bにおけるメッセージの内容を変更することも可能である。
【0046】
<接客時のハカリの動作>
客が購入したい商品を選んで店員に重量を告げると、店員(オペレータ)は、操作パネル2のプリセットキー7によってその商品に関するデータを呼び出すか、あるいはその商品に応じた呼出番号をテンキー6から入力し、呼出キー5を押すことによってその商品に関するデータを呼び出す。これにより、対象商品のデータが商品情報ファイル74aから読み出されるとともに、メッセージ番号のデータが存在する(例えば「000」以外のデータ)場合には対応するメッセージがメッセージファイル74bから読み出される。これらのデータは、接客中、RAM73に一時的に格納される。
【0047】
読み出された対象商品の商品情報のデータは、店員側表示部3に表示されるとともに、商品名、風袋量、重さ、単価、値段のデータが客側表示部8に表示される(図8参照)。また、読み出されたメッセージは、重さや単価等の表示の上方に、商品名と交互に表示される。例えば、図8に示す「国産牛ヒレステーキ」の表示と図9に示す「今週の特売 イシダ和風ステーキたれ 168円」とが交互に表示される。
【0048】
次に店員は、対象商品をその風袋とともに計量台10aの上に載置する(図9参照)。これにより計量が行われるとともに、その商品の単価データ及び風袋重量データと計量結果である重量データとから計量台10aに載置されている対象商品の価格が演算される。この重量(風袋を除いた正味重量)及び価格は直ちに店員側表示部3及び客側表示部8に表示され、客側表示部8の表示が図8に示す表示状態から図9に示す表示状態に移る。そして、客の要望等に応じて商品の量の増減を行った後、操作パネル2に設けられた印字キーを押す。これにより、商品の情報とともに正味重量及び価格がラベルLに印字される。なお、これらの計量動作及び印字動作中においても、メッセージは客側表示部8に表示され続ける。
【0049】
印字されたラベルLがラベル発行口13から排出されると、店員は、このラベルを対象商品の風袋に貼付し、これを客に手渡す。
【0050】
<本ハカリの特徴>
このハカリでは、客が購入する対象商品を対面販売するとき、すなわち接客中に、対象商品に関連する商品の販売を促すメッセージを客側表示部8に表示させている。このメッセージは、店員の操作パネル2の操作により対象商品に関する商品情報のデータ及びメッセージが商品情報ファイル74a及びメッセージファイル74bから読み出されてから、ラベルLへの印字が終わってラベルLが発行されるまでの間、客側表示部8に表示される。すなわち、計量やラベル発行の作業をハカリの前で待っている客に対して、客側表示部8の表示によって対象商品に対して設定されているメッセージを送り続けている。
【0051】
そして、このメッセージは、まさにその客が購入しようとしている対象商品に関連する商品を宣伝するものである。それ故に、メッセージの内容は、その客にとって極めて有用なものであり広告効果が高いと言える。
【0052】
このように、このハカリでは、客側表示部8を持った対面販売用のハカリであることを活用して、客の購入する商品に合ったメッセージを表示させている。したがって、客が購入する商品に連動しないメッセージを表示させている従来のハカリに較べて、客側表示部8によるメッセージ表示の広告効果がはるかに向上しており、このハカリを使っている店舗の商品販売の促進が期待できる。
【0053】
[他の実施形態]
(a)
上記実施形態においては客側表示部8にメッセージ「今週の特売 イシダ和風ステーキたれ…」と対象商品の品名「国産牛ヒレステーキ」とを交互に表示させるようにしているが(図8及び図9参照)、図10に示すように、品名「国産牛ヒレステーキ」の後方にメッセージ(ここでは、「**和風ステーキたれ特売中**」)を表示させるようにしてもよい。
【0054】
この場合には、対象商品の品名とメッセージとが同時に表示されるため、両者が関連していることを客がより確実に認識することが期待され、メッセージによって宣伝している他の商品の販売促進が期待できる。
【0055】
なお、品名とメッセージとを両方同時に表示させることが客側表示部8の表示スペース上困難な場合や、表示させることができても文字の大きさが小さくなってしまう場合には、メッセージをスクロール表示させればよい。
【0056】
(b)
上記実施形態では商品情報ファイル74aとメッセージファイル74bとが別々に設けられているが(図4参照)、ファイル構成はどのような形であってもよく、単一のファイル内に各種の商品情報に加えてメッセージの内容を記憶させるようにしてもよい。
【0057】
(c)
客側表示部8におけるメッセージの表示形態については、単にカラー表示させる他、さらに広告効果を高めるため、点滅、複数色表示、メッセージのスクロール等の表示形態を利用することもできる。
【0058】
(d)
上記実施形態では接客中に客側表示部8に対象商品に関連するメッセージを表示させることによって店舗の商品販売の促進を図っているが、これに加えて、あるいはこれに代えて、接客中の店員側表示部3に対象商品に関連するメッセージを表示させるようにしてもよい。
【0059】
この場合には、図11に示すように、接客中にメッセージファイル74bから読み出されたメッセージを、対象商品の商品名、重量、単価、値段等とともに店員側表示部3に表示させる。すると、店員は、計量や印字等の作業を行いながら、店員側表示部3に表示されているメッセージを見て、そのメッセージを基にして客に対してセールストークを行うことができる。例えば、店員は図11に示すような画面を見ながら、「国産牛ヒレステーキ」を購入しようとしている客に対して、「今週は、イシダの和風ステーキたれがお安くなっていますよ。よかったら、ご覧になっていって下さい。」などとセールストークをすることができる。
【0060】
ここでは、店員側表示部3に客がまさに購入しようとしている対象商品に関連するメッセージが表示されるため、商品の情報や特売の情報などが店員の頭に入っていなくても、店員が対象商品に合った適切かつ効果的なセールストークを行うことができる。そして、このセールストークによって、本ハカリを使っている店舗の商品販売の促進が図られることになる。
【0061】
(e)
上記実施形態においては接客中に対象商品に関連するメッセージを客側表示部8に表示させているが、対象商品に関連する特別なメッセージが存在しない場合には、対象商品に関連しない一般的なメッセージ(例えば、図2に示す「いらっしゃいませ」といったメッセージ)を表示させておいてもよい。
【0062】
また、接客していないときには、図2に示すように一般的なメッセージを表示させておけばよい。
【0063】
なお、接客中の店員側表示部3に対象商品に関連するメッセージを表示させる場合にも、対象商品に関連する特別なメッセージが存在しない場合に対象商品に関連しない一般的なメッセージを表示させるようにすれば、店員が接客中の対象商品には特別なメッセージは存在しないということを認識することができる。
【0064】
(f)
表示させるメッセージの種類に応じて表示色を変えることも有効である。メッセージを客側表示部8に表示させるときには表示色の変更により広告効果を高めることが可能であり、メッセージを店員側表示部3に表示させるときには、表示色によって店員にメッセージの種類や重要度などを知らせることも可能となる。
【0065】
【発明の効果】
本発明に係る対面販売用ハカリでは、客が購入する対象商品を対面販売するときに、まさにその客が購入しようとしている対象商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを少なくとも店員側表示部に表示させる。また、店員側表示部は、メッセージの種類やメッセージの重要度等に応じて表示色を変更してメッセージを表示させる。このため、客側表示部によるメッセージ表示の広告効果や店員によるセールストークの効果が従来よりも向上する。これにより、この対面販売用ハカリを使っている店舗の商品販売の促進が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による対面販売用ハカリの外観斜視図(店員側)。
【図2】 本発明の一実施形態による対面販売用ハカリの外観斜視図(客側)。
【図3】 ハカリの概略ブロック図。
【図4】 ハカリの機能ブロック図。
【図5】 商品情報ファイルの内容を示す図。
【図6】 メッセージファイルの内容を示す図。
【図7】 制御フローチャート。
【図8】 客側表示部の一表示状態図。
【図9】 客側表示部の一表示状態図。
【図10】 他の実施形態の客側表示部の一表示状態図。
【図11】 他の実施形態の店員側表示部の一表示状態図。
【符号の説明】
2 操作パネル(操作部)
3 店員側表示部
8 客側表示部
10 計量部
16 印字部
20 制御部
74a 商品情報ファイル
74b メッセージファイル

Claims (10)

  1. 対面販売で店員が使用する対面販売用ハカリであって、
    客が購入する商品を計量する計量部と、
    少なくとも前記商品を計量しているときに、客が購入する前記商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージを表示する、客側表示部および店員側表示部、又は、店員側表示部と、
    を備え
    客が購入する前記商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージは、少なくとも前記店員側表示部に表示され、
    前記店員側表示部は、前記メッセージの種類に応じて表示色を変更して前記メッセージを表示する、
    対面販売用ハカリ。
  2. 前記客側表示部および/または店員側表示部は、客が購入する前記商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージと、客が購入する前記商品に関連するメッセージとを、交互に、或いは、同時に表示する、
    請求項1に記載の対面販売用ハカリ。
  3. 前記客側表示部および/または店員側表示部は、前記メッセージとともに、客が購入する前記商品の計量値を含む前記商品の商品情報を表示する、請求項1又は2に記載の対面販売用ハカリ。
  4. 前記客側表示部および/または店員側表示部は、前記メッセージに加え、前記商品に関連しないメッセージを表示することができる、請求項1から3のいずれかに記載の対面販売用ハカリ。
  5. 対面販売で店員が使用する対面販売用ハカリであって、
    客が購入する商品を計量する計量部と、
    客側に配置される客側表示部と、
    店員側に配置される店員側表示部と、
    前記商品の商品情報を呼び出すための操作部と、
    各商品の商品情報及び各商品毎に設定されたメッセージを有し、前記操作部による前記商品の商品情報の呼び出しにしたがって前記客側表示部および/または前記店員側表示部に前記商品に設定されたメッセージを表示させる制御部と、
    を備え、
    前記商品に設定されたメッセージは、各商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージであり、
    客が購入する前記商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージは、少なくとも前記店員側表示部に表示され、
    前記店員側表示部は、前記メッセージの種類に応じて表示色を変更して前記メッセージを表示する、
    対面販売用ハカリ。
  6. 前記制御部は、各商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージに加え、各商品に関連したメッセージも表示させる、
    請求項5に記載の対面販売用ハカリ。
  7. 前記制御部は、各商品に関連する他の商品の販売を客に促すメッセージと、各商品に関連したメッセージとを、交互に、或いは、同時に表示させる、
    請求項6に記載の対面販売用ハカリ。
  8. 前記制御部は、前記計量部から前記商品の計量値を取り込み、その前記商品の計量値及び前記商品の商品情報を前記客側表示部および/または前記店員側表示部に表示させる、請求項5から7のいずれかに記載の対面販売用ハカリ。
  9. 前記商品の計量値及び前記商品の商品情報を印字する印字部をさらに備え、
    前記制御部は、前記商品の商品情報が操作部によって呼び出された後、少なくとも前記印字部による印字が完了するまでの間、前記客側表示部および/または前記店員側表示部に前記商品に対応するメッセージを表示させる、
    請求項5から8のいずれかに記載の対面販売用ハカリ。
  10. 前記制御部は、前記客側表示部および/または前記店員側表示部に、前記メッセージに加え、前記メッセージ以外のメッセージを表示させることができる、
    請求項5から9のいずれかに記載の対面販売用ハカリ。
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