JP4494393B2 - 複式圧縮及び複式膨張内燃エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、内燃エンジンに関する。より詳細には、本発明は、複数の協働的に作動するピストン組立体を有するピストン式内燃エンジンに関する。
内燃エンジンは、自動車および車両の用途、産業用機械、および静止型動力源の用途のような様々な用途において、主要なムーバとして用いるのに好ましい特性と特徴を有するものとしてよく知られている。内燃エンジンのいくつかの一般的な構造では、例えば、一般的なジェット飛行機に見られるようなタービンエンジン、回転式ピストンを有し、時には自動車の用途に見られるようなバンケル式エンジン、および往復動形ピストン式エンジンを含む。
この往復動形ピストン内燃エンジンは、自動車およびトラック、産業用および建設用機械における使用および静止動力源としての使用を含む、最も一般的な用途に適合でき、適していることがわかった。
本発明のこれらの目的および別の目的は以下の詳細な説明および請求の範囲から明らかになる。
本発明は、往復可能に配置された円筒形第1ピストンを中に備えた第1圧縮室と、燃焼室を形成するように、振動するバルブスリーブ内に配置された2つの往復可能な対向するピストンを備えた燃焼室組立体と、を有し、バルブスリーブが第1圧縮室と選択的に流体連通するようになっており、さらに燃焼室と選択的に流体連通している、往復可能に配置された円筒形の第2ピストンを備えた第2膨張室を有する複式圧縮および複式膨張エンジンを提供する。
本発明に関する複式圧縮および複式膨張内燃エンジンが図1に示されており、番号10を付してある。この発明の説明および請求の範囲のために、本発明は図1を“側図”とし、“作動の水平軸線”、“上部”上に“上向きに配置された”吸気部、および“底部”上に“下向きに配置された”排気部を有するものとして記載されている。本分野の当業者であれば明白なように、これらは、本発明に関するエンジン10を理解を助けるためにのみ付与された、エンジン10内部の方向を示す一例にすぎない。これらの内部の方向的な例は、エンジン10の外部配向には言及しておらず、エンジン10を作動に関する特定の外部配向に限定しようとするものでもないし、限定するものでもない。
さらに、一般的に内燃エンジンに利用可能で、吸気システム、清浄および濾過システム、排気システム、潤滑および冷却システム、ターボおよびスーパチャージャシステム、トランスミッションおよびファイナルドライブシステム等のように一般的に公知であるサブシステムについては本発明に記載されていない。本分野の当業者であれば、個々の設計および作動パラメータに関するこれらの様々なシステムの適用性が理解できる。
エンジン10は、好ましくは、上方ハウジングセクション14と下方ハウジングセクション16とを有する外部ハウジング12を含む。上方ハウジングセクション14上には上向きの第1ピストンスリーブ20が配置されており、下方ハウジングセクション16上には下向きの第2ピストンスリーブ22が配置されている。第1のピストンスリーブ20と第2のピストンスリーブ22は、垂直軸線を有する円筒形であるのが好ましく、好ましい実施例においては同軸である。さらに、第1のピストンスリーブ20と第2のピストンスリーブ22には、それぞれ各外部表面に沿って離れた、環状の間隔のあいた冷却フィン26が設けられているが、別の実施例においては、適切に冷却を行なうために液体冷却ジャケットと置き換えてもよい。外部ハウジング12の構造は典型的なものであり、エンジン10の用途によって必要とされるときに、第1のピストンスリーブ20と第2のピストンスリーブ22の双方が外部ハウジング12内部に部分的にまたは完全に配置されるように外部ハウジング12を拡大してもよい。
位相ギアハウジング30が外部ハウジング12の前部に配置されている。第1駆動シャフト40がこの位相ギアハウジング30を水平方向に通って延びており第1のタイミングプーリ32が第1クランクシャフト40に固定されている。このタイミングプーリ32からタイミングベルト42が、回転可能に取り付けられたカムシャフト46に固定されている第2タイミングプーリ44と係合する。カムシャフト46は、第1クランクシャフト40に水平で平行である。第1タイミングプーリ32、タイミングベルト42、第2タイミングプーリ44、およびクランクシャフト46は共に排気バルブタイミング手段48を構成する。
図2、3、4、および5を参照すると、本発明がより詳細に示されている。図2には、図1の断面線2―2に沿った、本発明の断面図が示されている。以下に内部ハウジング120が図3に分解されて示されており、外部ハウジング12が図4において分解されて示されている。
第2クランクシャフト50がエンジン10内に第1クランクシャフト40に平行にかつ水平に離れて配置されている。また、別の個々のクランクシャフトにそれぞれ平行にかつ水平方向に離れた状態で、第1クランクシャフト40は第1のオフセットクランク40Aを有しており、第2のクランクシャフト50は、第2のオフセットクランク50Aを有する。第1オフセットクランク40Aは、回転軸から計測値Aだけ第1クランクシャフト40の回転軸からオフセットしており、同様に第2のオフセットクランク50Aは計測Aだけ第2のクランクシャフト50の回転軸からオフセットしている。
第3のピストン部材60は、第1のオフセットクランク40Aと作動的に係合しており、内部ハウジング120の作動室内で往復作動するように配置されている。この第3のピストン部材60は、遠い方の端部に第1燃焼面64を有する第3のピストンヘッド62、複数のピストンリング68、あるいは流体制御のために円周方向に配置された少なくとも一つのピストンリング68を備えた円筒形第3のピストンヘッドランド66とを含む。第3のピストン接続ロッド70が、第3のピストンクランクベアリング組立体72に第3のピストンヘッド62を接続しており、第3のピストンクランクベアリング組立体72は、第1のオフセットクランク40Aを係合し、第1のオフセットクランク40Aが第3のピストン60に対して負荷を伴う回転ができるようになっている第3のピストンベアリング74と、第3のピストンベアリング74を固定用ボルト78によって第3ピストンクランクベアリング組立体72に固定するための第1ベアリングキャップ76を含む。
第2のオフセットクランク50A上に、第4のピストン部材80が作動的に設けられており、内部ハウジング120の作動室内において往復作動するように配置されている。この第4のピストン部材80は、遠い方の端部に第2の燃焼面84を備えた第4のピストンヘッド82と、流体制御のために円周方向に配置されて平行にかつ間隔をもった、一つかそれ以上のピストンリング88を備えた円筒形第4のピストンヘッドランド86とを含む。第4のピストン接続ロッド90は、第4のピストンヘッド82を第4のピストンクランクベアリング組立体92に接続する。第4のピストンクランクベアリン組立体92は、負荷を伴う回転ができるように第2のオフセットクランク50Aを係合するための第2のオフセットクランク50Aのまわりに第4のピストンベアリング94と、第4のピストンベアリング94を固定し、ボルト98を固定するための第2のベアリングキャプ96とを含む。
この第3のピストン組立体60と第4のピストン組立体80は、作動室を形成する内部ハウジング120内に作動的に配置されており、第1燃焼面64と第2燃焼面84がそれぞれ相互の方向に向くように作動室内に配置されている。第3のピストンクランクベアリング組立体72と第4のピストンクランクベアリング組立体92は、さらに第1および第2キャリヤベアリング面124と126をそれぞれ含む。各キャリヤベアリング面124と126は、ほぼ平面で水平に配置された上側ベアリング面と下側ベアリング面を含む。第1キャリヤベアリング124は、第1内部ハウジングベアリング130を摺動可能に係合し、第2キャリヤベアリング126は、第2内部ハウジングベアリング132を摺動可能に係合する。一般的に、内部ハウジングベアリング130と132のそれぞれの長さは少なくとも、キャリヤベアリング124または126の長さに、オフセットクランク部分40Aまたは50Aの変位Aの2倍を加算した長さである。内部ハウジング120の遠い方の端部は、さらに内部ハンジング側壁134を含んでおり、側壁134内では、第1のオフセットクランク部分40Aが自由に通る第1の卵型のスロット136と、第2のオフセットクランク部分50Aが自由に通る第2の卵型スロット138とが形成されている。第1および第2の卵型スロット136と138は、第1および第2キャリアベアリング124、126にそれぞれ近接しており、内部ハウジング120を貫通して延びる、第1および第2のオフセットクランク部分40Aおよび50Aが水平方向に往復運動ができ、横方向の運動ができるようになっている。
第1および第2内部ハウジングベアリング130、132は、図2および図3に示されているように、内部ハウジング120内に形成された作動室の両端部に配置されている。内部ハウジング120は、さらに、作動室の中心に形成された内径Lを有する、ほぼ円筒形の中央セクション140を含む。内部ハウジング120の中央セクション140内には、第1および第2オフセットクランク部分40Aと50Aの軸に垂直に交わる水平軸を有する、シリンダスリーブバルブ150が配置されている。シリンダスリーブバルブ150は、作動室の内径Lとほぼ同じ外径L1を有しているが、シリンダスリーブバルブ150がその軸のまわりを自由に回転できるように、一般的に機械加工用の間隙を有する。同様にシリンダスリーブバルブ150は、第3および第4ピストン部材60と80が自由に往復運動できるように、一般的に機械加工のための間隙を備えた内径を有する。燃焼室は、シリンダスリーブバルブ150内において第1燃焼面64と第2燃焼面84の間で作動室内に形成されている。
内部ハウジング中央セクション140の上側外部面140A上には、上向きの第1のピストン部材170が配置されている。第1のピストン部材170は、シリンダスリーブバルブ150の軸線のまわりに半円筒形であるベース部分172と、截頭円錐形の第1ピストン壁174と、ピストン壁174の遠い方の上側端部における円筒形第1ピストン外部スリーブ壁176を有する。第1ピストン壁174の円錐形状の角度aは、第1ピストン壁174の直径が遠い方の端部に向かって大きくなるようになっており、円筒形第1のピストン外部スリーブ壁176は第1のピストンベース部分172の直径よりも比較的大きい。従来の設計による複数のピストンリング178は、ピストン外部スリーブ壁176のまわりの収容環状溝内に配置されており第1ピストンスリーブ20と摺動可能に係合するようになっている。第1ピストンベース部分172は、さらにシリンダスリーブバルブ150と連通する一つかそれ以上のバルブウィンドー180を形成する。好ましい実施例において、6個の第1のピストンバルブウィンドー180が含まれている。
同様に、内部ハウジング中央センクション140の下側外面140Bには、下方に向いた第2ピストン部材190が配置されている。第2ピストン部材190は、シリンダスリーブバルブ150の軸のまわりの半円筒形第2ピストンベース部分192と、截頭円錐形の第2ピストン壁194を有し、さらにピストン壁194の遠い方の下側端部には、円筒形第2ピストン外部スリーブ壁196を有する。第2ピストン壁194の円錐形状の角度βは、第2のピストン壁194の直径が遠い方の端部に向かって増大するようになっている。従来の設計によって複数のピストンリング198は、ピストン下側スリーブ壁196のまわりの収納環状溝内に配置されており、第2ピストンスリーブ22と摺動可能に係合するようになっている。第2ピストンベース部分192は、さらにシリンダスリーブバルブ150と連通する1つかそれ以上のバルブウィンドー200を形成する。好ましい実施例において、6個の第2ピストンバルブウィンドー200が用いられている。
図2と図4は、外部ハウジングの構造をより詳細に開示する。上向きの第1ピストンスリーブ20は、上部の遠い方の端部に固定されている第1ピストンシリンダヘッド220を含む。この第1ピストンシリンダヘッド220は、第1シリンダーヘッド220を第1ピストンスリーブ20に固定するための環状端部リング222、第1シリンダヘッド壁224、第1シリンダヘッドベース部分226とからなる。第1シリンダヘッド壁224と第1シリンダヘッドベース部分226は、第1ピストン部材170と実質的に一致している。第1シリンダヘッド壁224は截頭円錐形状であり、環状端部リング222から角度a1で下方に向かって垂れている状態である。角度a1は、第1ピストン壁174の角度aと同じであるがわずかに大きく、角度aと一致しかつ第1ピストン壁174と第1シリンダヘッド壁224との間にいくらかの逃げを形成するようになっている。同様に、第1シリンダヘッドベース226は、第1および第2クランクシャフト軸40、50の軸線に垂直な水平軸のまわりで半円筒形であり、第1ピストンベース部分172と一致する、クランクシャフト40、50の軸線上に距離Aだけ取り除かれる。言い換えると、図2の断面線3―3で示されている第1および第2のクランクシャフト40、50の軸線を通って垂直に切られた中心線Cに関して、第1ピストンのベース部分172はCとAをたした軸線のまりに形成され、第2ピストンのベース部分192は、CからAをひいた軸線のまわりに作られる。
吸気バルブ手段230が第1シリンダヘッド220内に設けられている。図示したように、この吸気バルブ手段230は、一つかそれ以上の従来の差圧作動式ポペット式のバルブからなる。吸気バルブ手段230は、また従来のリード式バルブの形状で設けられてもよく、また所望であれば従来のカム駆動式、すなわち電気的作動式バルブを用いてもよい。吸気バルブ手段230は、チェック式バルブとして作用するのが好ましく、選択的に空気の流れが第1シリンダヘッド220を通って外部ハウジング12に流れ、外部ハウジング12からの流れを防ぐようになっている。
下方に向いた第2のピストンスリーブ22は、底部の遠い方の端部に固定された第2のピストンシリンダヘッド240を含む。第2のピストンシリンダヘッド240は、第2のシリンダヘッド240を第2のピストンスリーブ22に固定するための環状端部リングと、第2のシリンダヘッド壁244と、第2のシリンダヘッドベース部分246と、からなる。第2シリンダヘッド壁244と第2シリンダヘッドベース部分246は、第2ピストン部材190と実質的に一致する。第2シリンダヘッド壁244は形状が截頭円錐形状であり、環状端部リング242から角度β1で上方に延びる。角度β1は、第2ピストン壁194の角度βと実質的に一致しており、第2ピストン壁194と第2シリンダヘッド壁244との間にいくらかの逃げを形成するようになっている。同様に、第2のシリンダヘッドベース246は、クランクシャフト40、50の軸線に垂直な水平軸のまわりに半円筒形であり、第2ピストンベース部分192と一致する、第1および第2クランクシャフト40、50の軸線の下、距離Aだけ取り除かれる。
排気バルブ手段250が、第2のシリンダヘッド240内に設けられている。この排気バルブ手段250は排気流体を排気通路252の方に向け、排気バルブ254、バルブリフター組立体256、排気バルブカム258、およびカムシャフト46によって例にされているような従来の一つかそれ以上のカム作動式バルブからなる。排気バルブカム258は、カムシャフト46に固定されているか、一体構造になっており、カムシャフト46の回転に応答してバルブリフター組立体256と排気バルブ254を作動する。排気バルブタイミング手段48は、適切な時間で、かつ燃焼ガスをエンジン10から排気するのに適切な長さの間、排気バルブ254を作動させるのに必要とされる角速度でカムシャフト46を回転させる。
このようなバルブの種類は関連分野において公知であると考えられるので、吸気バルブ手段230と排気バルブ手段250の双方は、例示的な形態で開示されており、本分野の当業者であれば、適当なバルブの種類を容易に選択できる。さらに、本分野の当業者であれば、用いられるべきバルブの数、大きさおよび種類は、所望の流体流量、エンジン10からの所望の動力出力、エンジン10が選択された用途において作動されるときの速度のようなパラメータに従って変わることがわかる。
図5は、第1および第2クランクシャフト40、50それぞれの軸を通って切断される、エンジン10の断面図を開示している。この断面図において、第1のクランクシャフト40が、第1オフセットクランク部分40Aの各端部に近接したクランクシャフトベアリング部分40Bを含むように示されている。各第1クランクシャフトベアリング部分40Bは、外部ハウジング12内に固定されている、ジャーナルベアリング(図示)またはロールタイプ、または別の種類のベアリングのような従来のベアリング手段において回転可能に支持されている。同様に、第2クランクシャフト50は、第2オフセットクランク部分50Aの各端部に近接してクランクシャフトベアリング部分50Bを含む。各第2クランクベアリング部分50Bは、ジャーナルベアリング(図示)または外部ハウジング12内に固定されている別のベアリングのような従来のベアリング手段において回転可能に支持されている。
図1と図5に示されているように、第1クランクシャフト40は、第2のクランクシャフト50と同じように、位相ギアハウジング30を通って延びている。位相ギアハウジング30内には、クランクシャフト位相手段260が含まれている。このクランクシャフト位相手段260は、第1クランクシャフト40と第2クランクシャフト50が同時に回転するが、回転方向が逆であるようにする。好ましい実施例において、このクランクシャフト位相手段260は、位相ギアハウジング30内で第1クランクシャフト40に固定されている第1位相ギア264と、位相ギアハウジング30内において第2クランクシャフト50に固定されている第2位相ギア268とを含む。第1のアイドラギア274と第2のアイドラギア276が位相ギアハウジング30内に配置されており、クランクシャフト位相手段260の一部を備える。第1アイドラギア274は第1アイドラシャフト284に固定されており、第2アイドラギア276は第2アイドラシャフト286に固定されており、これらのシャフトの双方ともが位相ギアハウジング30内に回転可能に取り付けられている。これらのギアのそれぞれの周囲には従来のギア歯が設けられている。第1のアイドラシャフト284が第1クランクシャフト40に平行にかつ間隔があけられており、第1位相ギア264が第1アイドラギア274と接触するようになっている。第2アイドラシャフト286は、第1アイドラシャフト284と第2クランクシャフト50に平行で間隔があけられており、第1アイドラギア274が第2アイドラギア276と接触し、第2アイドラギアが第2位相ギア268と接触し、ギアトレーンを形成するようになっている。当業者であればわかるように、これらの各ギアは、ピッチ円で接触し、同期に回転させ、第1および第2クランクシャフト40、50が反対方向に回転する。あるいは、もちろん、より大きい第1および第2位相ギア264と268が第1および第2アイドラギア274と276の仲介を必要とすることなく、用いられてもよい。
シリンダスリーブバルブ150を図5、6、および9においてより詳細に見ることができる。燃料噴射手段290は、中心位置においてシリンダスリーブバルブ150上に配置されており、シリンダスリーブバルブ150の内部の燃焼室に燃料噴射を行なえるようになる。燃料噴射手段290は、シリンダスリーブバルブ150の外側に取り付けられており、バルブ150の軸線から垂直方向に延びている。燃料噴射手段290を詳細には示していないが、燃料噴射手段290に燃料を供給するための管ではない。これらは、本分野の当業者に自明であると考えられる。
シリンダスリーブバルブ150は、一体形の構造であるが、円筒形外部スリーブ要素152と、これに対応する円筒形内部スリーブ要素154から構成されるのが好ましい。好ましい実施例において、空隙が外部スリーブ要素152と内部スリーブ要素154との間に形成されて、この中に冷却流体の流れが向けられ、作動中のシリンダスリーブ150の温度を下げることになる。さらに、異なる材料を外部スリーブ要素152と内部スリーブ要素154に用いてもよい。外部スリーブ要素152は、構造的な強度を高める鋼であるのが好ましく、内部スリーブ要素154は、作動室に対して摩耗性および熱特性を高めるように鋳鉄またはセラミックであればよい。
好ましい実施例において、シリンダスリーブバルブ150は、一つか、それ以上の好ましくは6個のスリーブ吸気ウィンドー300と、一つかそれ以上の好ましくは6個のスリーブ排気ウィンドー310とを含む。図2、3、6、および8に見られるように、これらのウィンドー300と310は、シリンダスリーブバルブ150の軸に沿ってかつこの軸のまわりを角度を持って、位置的に間隔をもって配置されている。スリーブ吸気ウィンドー300は各第1ピストンバルブウィンドー180と協働し、作動室との流体連通を選択的に行なったり、防いだりし、スリーブ排気ウィンドー310は、各第2ピストンバルブウィンドー180と協働して、作動室からの流体連通を行なったり防いだりする。
図5と6に詳細に示されているが、スリーブ振動手段330が、シリンダスリーブバルブ150を回転可能に振動させて、内部ハウジング12内の内部ハウジング120の位置の変化に応答して、シリンダスリーブバルブ150の時間的間隔が決められて選択された回転可能な位置決めが行なわれる。このスリーブ振動手段330は、外部ハウジング12の内壁に固定された少なくとも一つのラックギア332を含んでおり、従来のギア歯は内部ハウジング120の方向に内側に延びている。シリンダスリーブバルブ150と一体構造になっているギアセクタ334は、ラックギア332に向かって内部ハウジング120内の適当な開口を通って延びており、従来のギア歯は、外部ハウジング12の方向に延びており、ラックギア332の歯と係合する。
エンジン10は、一般的なエンジンの用途に適していると知られている材料から構成されている。本分野の当業者であれば、選択される材料は様々な要因に依存することがわかる。例えば、エンジン10が産業上の用途に用いられる場合には、好ましい材料は主に鋼であり、鋳鉄は、第1および第2ピストンスリーブ20、22に用いられ、さらにシリンダスリーブバルブ150内に用いられる。一方、重量が主要な要素であって耐久性が主要な要素ではない、限られた寿命の用途には、複合材料およびプラスチック材料を用いればよい。
次いで図8を参照すると図に示すように第1クランクシャフト40の回転の度合い(半時計周り)が進むにつれて、エンジン10の作動が進行し、1サイクルが終了する。作動のディーゼルサイクルがエンジン10に関して記載されているが、本分野の当業者であれば、吸気は混合気でああればよく、燃料噴射手段290を火花点火式装置と置き換えることができることが容易にわかるであろう。選択された回転の度合いは、記載の目的のための例である。135°と225°でそれぞれ生じるように記載されている事象は、それぞれエンジン10の適当な作動に必要とされ、回転がこの特定の地点で発生する必要はない。135°で発生するのが好ましい事象は、0から180°の間で発生すればよく、225°で発生するのが好ましい事象は180°から360°の間で発生すればよい。
クランクシャフトの回転が0°において、第3のピストン部材60と第4のピストン部材80は、シリンダスリーブバルブ150内において相互の方向に動かされ、燃焼室を最小容積にする。このサイクルにおけるこの地点において、燃焼は燃焼室内で発生し、第3のピストン部材60と第4ピストン部材80に強制的に作用する。次いで、ピストン部材は各第1および第2クランクシャフト40、50に作用し、これらを回転させ、使用できる動力が引き出される。クランクシャフト軸40、50が0°から回転すると、内部ハウジングが下方に支持され、第1ピストン部材170と第1シリンダヘッド220の間の第1ピストンスリーブ20に形成された第1圧縮室内の圧力を降下させ、吸気バルブ手段230を開き、空気を低圧吸気室に導入できる。同時に、排気バルブ手段250は、排気バルブカム258によって開位置に維持され、第2ピストン部材190と第2シリンダヘッド240との間で第2ピストンスリーブ22内に形成された第2膨張室から排気ガスが流れ出るようになる。クランクシャフト40と50が内部ハウジングを下方に支持するように回転すると、第2膨張室の容積が減少して、排気ガスが第2膨張室から出される。内部ハウジングの往復運動は、第1および第2クランクシャフト40、50の水平軸線に垂直な垂直軸線に伝達され、クランクシャフト40、50のまわりには第1ピストンスリーブ20と第2ピストンスリーブ22が発生する。
クランクシャフトの位置が90°のとき、第1圧縮室の容積は、最大となり、第1圧縮室へ導入されなくなる。この点において、第1圧縮室内の圧力は、周囲空気圧と等しくなり、吸気バルブ手段230が閉じる。燃焼室内の燃焼ガスの膨張が続く。第2膨張室の容積は、最小に達すると、排気バルブ手段250を閉鎖することができる。
クランクシャフトの位置が135°のとき、ピストン手段60、80はシリンダスリーブバルブ150内を移動し、シリンダスリーブバルブ150内の6個のスリーブ排気ウィンドー310が剥き出しになる。この地点において、スリーブ振動手段330は選択的に時間的間隔が決められ、スリーブ排気ウィンドー310が、協働する第2ピストンバルブウィンドー200と整列するようにシリンダスリーブバルブ150を回転させ、燃焼ガスを燃焼室から第2膨張室に流れるようにし、スリーブの吸気ウィンドー300が第1ピストンバルブウィンドー180と整列しないときガスが第1の圧縮室に流れないようにする。第2膨張室の容積は、内部ハウジング120が上方に動くにつれて大きくなり、それに続いて燃焼ガスの膨張がこの膨張室で発生し、第2ピストン部材190に力をかけ、内部ハウジングベアリング130、132とキャリアベアリング124、126それぞれによってクランクシャフト40、50に伝達される。このとき、第1圧縮室の容積が減少するので、この内部の空気が圧縮されるようになる。
180°のクランクシャフトの位置では、スリーブ振動手段330が、シリンダスリーブバルブ150をさらに回転させ、スリーブ排気ウィンドー310が協働する第2ピストンバルブ200と整列しないようにし、燃焼ガスの流れが第2膨張室に流れることを防ぐ。燃焼ガスの膨張は、第2膨張室内で継続して行なわれ、吸気の圧縮は第1圧縮室内で継続して行なわれる。第1および第2ピストン部材60、80は最大移動位置にあり、燃焼室は最大容積となっている。
225°のクランクシャフトの位置では、燃焼ガスの膨張が第2膨張室内で継続して行なわれており、スリーブ振動手段330は選択的に間隔が決められ、シリンダスリーブバルブ150を回転させ、スリーブ吸気ウィンドー300が協働する第1ピストンバルブウィンドー180と整列させ、圧縮された吸気の流れが第1圧縮室から燃焼室に流れることができ、スリーブ排気ウィンドー310が第2ピストンバルブと整列しないとき、第2膨張室と連通しないようにする。
270°の回転のときには、第2膨張室の燃焼ガスの膨張が終了し、第2膨張室は最大容積となる。スリーブ振動手段330は、シリンダスリーブバルブ150を回転させ、スリーブ吸気ウィンドー300が、協働する第1ピストンバルブウィンドー180と整列せず、燃焼室からの吸気のいかなる流れをも防ぐようになる。燃焼室は第2圧縮室として作用し、0°の回転まで回転が続けられると、さらに吸気を圧縮する。またこの位置において、排気バルブ手段250は、排気バルブカム258によって開位置まで作動され、第2膨張室の容積が減少しはじめると、第2膨張室から排気ガスが流れるようにできる。同様に、第1圧縮室の容積は、この位置において最低であり、この地点を過ぎて回転が90°に回転し続けると、吸気の導入が開始する。
スリーブ振動手段330の別の実施例が、図7のエンジン10―1に示されている。2以上の実施例に同じ項目または特徴が有る場合には、対応する参照番号と末尾番号で区別し、本発明を理解しやすいようにする。スリーブ振動手段330(330―1)は、外部ハウジング12―1に固定された第1ボス340―1と、シリンダスリーブバルブ150―1、好ましくは燃焼噴射手段290―1に固定された第2ボス342―1とを含んでおり、内部ハウジング120を貫通する開口の数を最小にする。スリーブリンク344―1は、第1ボス340―1と第2ボス342―1との間に延びている。第1リンクピン346―1は、スリーブリンク344―1を第1ボス340―1にピボット運動可能に固定しており、第2リンクピン348―1は、スリーブリンク344―1を第2ボス342―1にピボット運動可能に固定する。
作動時において、別の実施例では、上述の好ましい実施例によって行なわれたように、シリンダスリーブバルブ内において同じ振動作動が発生する。第2のボス342―1は、クランクの手段においてシリンダスリーブバルブの軸線のまわりに回転させられ、スリーブリンク344―1はリンクとして作用し、第1ボス340―1に対して回転の度合いを抑制するようになっている。
好ましくは、スリーブリンク344―1は、少なくとも一つの内部空隙、すなわち第1ボス340―1から第2ボス342―1までの流体通路を形成する。この空隙、すなわち流体通路は、スリーブ振動手段330―1の別の実施例の部分断面図である図10により詳細にみられる。この方法において、燃料または冷媒のような流体が、第1ボス340―1から第2ボス342―1に供給されればよい。第1リンクピン346―1における第1流れ通路352―1によって流体が流体通路350―1に流れることができ、第2リンクピン348―1内の第2流れ通路354―1によって流体通路350―1に流体が流れることができる。
従来の技術を上回るいくつかの実質的な利点がエンジン10に見えられる。クランクシャフト40、50の各回転に対して、吸気の導入が180°の回転までの間行なわれるので、実質的な空気の補充を行なうことができる。第2に、バルブタイミングに従って0°から270°の回転までパワーストロークが長い。また、円形ピストンを使用することによって、通常知られている機械加工用ツールおよびエンジン10の製造を達成するための方法を用いることができ、さらに例えば環状ピストンリングのような容易に入手できる部品、および標準的な燃料噴射装置を最大限利用できる。シリンダスリーブバルブ150は、第3および第4のピストン部材60、80が作動し、スリーブ振動手段に応答して回転可能に振動して、燃焼室に入って出る流体の搬送タイミングを制御するためのバルブとして作用するシリンダスリーブの機能を充たし、別のバルブ機構を付け加える必要性がなくなる。別のバルブ制御およびタイミング機構を加える必要性もなくなる。さらに、エンジン10は、本明細書において、第1および第2クランクシャフト40、50を水平方向に有するものが便宜がよいものとして記載されているが、エンジン10をいかなる配向にも作動できるように設計できる。さらに、一般的な往復動形ピストン式エンジンに比較して、機械的な負荷が実質的に減少される。例えば、燃焼のための負荷が、2つのクランクシャフト40、50にさらに分けられ、また第2の膨張室の部品にも分けられる。
本分野の当業者であれば、本発明の別の実施例および変更例を発明の記載と請求の範囲の範囲と精神において導き出すことができる。
本発明に関するエンジンの外部等角投影図である。 図1の線2―2に沿って切断された本発明の断面図である。 図1の線2―2に沿って切断された本発明の内部ハウジングの断面図である。 図1の線2―2に沿って切断された本発明の外部ハウジングの部分断面図である。 図2の線3―3に沿って切断された本発明の断面図である。 図2の線4―4に沿って切断された本発明の断面図である。 別のスリーブ振動手段が用いられた状態で、図2の線4―4に沿って切断された本発明の別の実施例の断面図である。 本発明の作動サイクルを表す概略図である。 本発明に関するシリンダスリーブバルブの等角投影図である。 図7に示したような、別のスリーブ振動手段の部分断面図である。
符号の説明
10 内燃エンジン
12 外部ハウジング
14 上方ハウジングセクション
16 下方ハウジングセクション
20 第1ピストンスリーブ
22 第2ピストンスリーブ
30 位相ギアハウジング
40 第1クランクシャフト
42 タイミングベルト
46 カムシャフト
50 第2クランクシャフト
60 第3ピストン部材
80 第4ピストン部材
120 内部ハウジング
150 シリンダスリーブバルブ
171 ピストンベース部分
180 第1ピストンバルブウィンドー
200 第2ピストンバルブウィンドー
230 吸気バルブ手段
250 排気バルブ手段
260 クランクシャフト位相手段
290 燃料噴射手段
300 スリーブ吸気ウィンドー
310 スリーブ排気ウィンドー
330 スリーブ振動手段

Claims (5)

  1. 上方に配置された円筒形の第1ピストンスリーブと、下方に配置された円筒形の第2ピストンスリーブとを有する外部ハウジングと、
    該外部ハウジング内に配置された内部ハウジングと、
    を備え、
    前記内部ハウジングは、作動室を形成する中央セクションを有し、前記内部ハウジングは、さらに、前記第1ピストンスリーブと往復運動可能に係合している上方に配置された第1ピストン部材と、前記第2ピストンスリーブと往復運動可能に係合している下方に配置された第2ピストン部材と、
    を有し、
    前記第1ピストン部材は、第1ピストンバルブウィンドーを有する第1ピストンベース部分を含み、
    前記内部ハウジングは、前記作動室内に往復運動可能に配置された第3ピストン部材と第4ピストン部材を有し、前記第3ピストン部材と前記第4ピストン部材との間に燃焼室が形成され、
    前記内部ハウジング内には、前記中央セクション内に、少なくとも一つのスリーブ吸気ウィンドーと少なくとも一つのスリーブ排気ウィンドーを含むシリンダスリーブバルブが配置され、
    前記シリンダスリーブバルブを回転可能に振動させるためのスリーブ振動手段が設けられ、
    前記第ピストン部材に係合する第1クランクシャフトが水平に配置され、
    前記第ピストン部材に係合する第2クランクシャフトが、前記第1クランクシャフトに平行に、かつ、該第1クランクシャフトから離れて配置され、前記第1及び第2クランクシャフトは同相で回転して前記内部ハウジングと前記第1及び第2ピストン部材の変位を生じさせるようになっ
    ことを特徴とする内燃エンジン。
  2. 前記第1ピストン部材は、截頭円錐形の第1ピストン壁と、遠い方の端部において円筒形の第1ピストンスリーブ壁と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の内燃エンジン。
  3. 前記第2ピストン部材は、截頭円錐形の第1ピストン壁と、前記遠い方の端部において円筒形第1ピストンスリーブ壁を含むことを特徴とする請求項2に記載の内燃エンジン。
  4. 前記内部ハウジングは、前記第1および第2ピストンが配置されている中央セクションを含み、前記シリンダスリーブバルブが該中央セクションの内部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内燃エンジン。
  5. 前記シリンダスリーブバルブは、回転することによって、前記スリーブ吸気ウィンドー及び前記排気ウィンドーが、吸気を前記燃焼室に選択的に流し、燃焼ガスを該燃焼室から選択的に流すことができる位置に整列するように、間隔が決められていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の内燃エンジン。
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