JP4491684B2 - 設備保守リスク評価システムおよび設備保守リスク評価方法 - Google Patents

設備保守リスク評価システムおよび設備保守リスク評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、サービス事業におけるリスク評価システムおよびリスク評価方法に関する。
従来は、地域ごとに一つある電力会社からの電力を購入するしかなかった。しかし、近年、電力事業の規制緩和が進み、事業主の電力調達方法の選択肢が広がっている。現在は、他地域の電力会社、電力会社ではない発電業者、例えば発電設備を持つガス会社や鉄鋼会社からも、電力を購入できる。
電力会社ではない発電業者(以下、単に発電業者)は、自ら燃料を購入し、発電設備を建設して電力を販売する。既存の電力会社が発電設備をメンテナンスする人員を保有しているのに対して、発電業者には発電用機械設備をメンテナンスする人員の確保が難しい場合が多い。
そこで、設備納入業者(以下、メーカ)は、納入した設備のメンテナンスを所定期間、所定額で請け負う長期サービスを提案し、このサービスが普及しつつある。長期サービスでカバーする範囲は、条件ごとにまちまちである。
長期サービスでカバーする範囲には、例えば、
(1) メーカが所定期間(例えば10年間)に必要な交換部品を事前に決めた価格で供給する
(2) (1)に加えて、メーカがメンテナンスの実施計画も決定する
(3) (2)に加えて、メーカが稼働率や発電効率を保証する
(4) メーカが運転に関わる一切を請け負う。日常の点検から大規模なメンテナンスまでの全てを実施する
という4パターンがある。
このようなサービスを提供する事業を長期サービス事業という。この長期サービス事業では、顧客である発電業者にとって、新たにメンテナンス人員を確保する必要がなく、年毎に大きく変動するメンテナンス費用を長期間所定額に平準化できるなどのメリットがある。
しかし、発電業者ごとに所有する発電設備の規模その他の様々な事業上の環境や条件が異なるので、長期サービスの契約内容は、それぞれの発電業者の事業環境にマッチした条件および価格に定めることが望ましい。
一方、メーカにとっては、サービス対象の範囲を広げればリスクが増大する。したがって、長期サービス事業においては、発電業者とメーカとの双方が納得できる適正なリスク配分に基づく適正な価格および条件で契約が結ばれることが望ましい。
このような長期サービス事業におけるリスク計量/管理技術としては、離散事象駆動型モンテカルロ法を用いたシミュレーション技術がある(例えば、特許文献1参照)。
一方、金融事業のリスク評価/管理技術としては、オペレーショナルリスク評価技術がある(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1の離散事象駆動型モンテカルロシミュレーション技術の概要を説明する図である。
まず、機械設備の運転実績とメンテナンス履歴およびトラブル発生の履歴とから、機械設備の構成部品の寿命,劣化度,トラブル発生確率を時間に対する関数として数値化または関数化する。数値化または関数化したトラブル発生確率をトラブル発生確率モデルという。
このトラブル発生確率モデルを時間に対して離散化し、将来における所定期間、例えば1年ごとのトラブル発生確率値を数値列として求める。図5では、横軸に時間を取り縦軸をトラブル発生確率を取った棒グラフとして、トラブル発生確率値を最上段に示している。
時間区間ごとに乱数値を発生させる。図5では、トラブル発生確率値のすぐ下に「乱数」という項目名で発生した乱数の様子を示している。その乱数値と時間区間のトラブル発生確率値とを比較して、乱数値の方が小さければ、トラブルが発生したとして、トラブル発生フラグに1を立て、乱数値の方が大きければ、トラブルは発生しなかったとして、トラブル発生フラグを0とする。
図5では、「乱数」のすぐ下に「シナリオ」という項目名でフラグ発生の様子を示している。トラブル発生フラグが1となった場合、そのトラブルが発生した部品に関する情報をデータベースから取り込み、復旧に必要な費用やトラブルによる停止期間を求めて積算する。図5では、項目名「トラブル時費用」として、復旧に必要な費用をデータベースから取り込んだ結果の例を示している。
考慮すべきn個のリスク項目に対してこの「トラブル時費用」を計算し、発生する費用の合計値を求める。図5では、「集計」と書かれた矢印の下側に、全てのリスク項目に対して派生する費用をまとめた様子を示した。
乱数発生から費用の合計値算出までを一つのシナリオとして保存し、新たな乱数列を発生して二つめ,三つめ,…と、数千から数万ケースのシナリオを作成して繰り返し費用を計算し、シナリオごとに無数の発生費用を産出し、最終的にこの発生費用の分布を求める(図5下段)。
この分布から、例えば、損益分岐点Bを超過する損失発生確率は何%か、または、考慮すべきリスク項目を変更した場合、分布の形状と損失発生確率とはどのように変わるのかなどの情報が得られる。
この離散事象駆動型モンテカルロシミュレーションでは、部品ごとにトラブル発生確率モデルを定義し、その故障確率モデルごとに時間区間に分解して乱数列と照合し、その乱数列を無数に発生して計算するので、計算量が膨大であり、全てのトラブル発生確率モデルが定義されなければ全体を評価ができず、計算結果のデータ量も膨大なので、評価結果から収益悪化の主要因を推定することが難しかった。
図6は、特許文献2のオペレーショナルリスク評価におけるトラブル発生回数確率分布の使用方法を説明する図である。
まず、リスクとして取り扱うリスク項目によるトラブルが、評価期間中に発生しうる回数を確率分布として入力する(図6上段)。この確率分布は、実績に基づく値でもよいし、評価者が経験に基づいて設定してもよい。
各項目の発生回数の確率分布を積分して、発生回数の累積確率分布に置き換える(図6下段)。
特開2002−149868号公報 (第3〜5頁 図2〜図5) 特開2003−36346号公報 (第7〜10頁 図1〜図5)
本発明の課題は、劣化などの時間的にリスク量が変化するような事象を評価でき、全てのリスク項目に関するデータが厳密に定義されなくてもリスク評価が可能である設備保守リスク評価技術を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、時間的なリスクの変化を考慮して設備関連のリスク項目に起因するトラブル発生回数の確率分布を算定するステージと、リスク項目から契約条件に基づいて選択された選択結果を契約情報として出力するステージと、そのトラブル発生回数の確率分布と契約情報とを使ったリスク評価ステージとを有する設備保守リスク評価システムおよび設備保守リスク評価方法を提案する。
本発明の長期サービス事業向け設備保守リスク評価システムおよび設備保守リスク評価方法は、経時的に劣化する機器を含む機械設備に関するリスク評価時の計算量が少ない。
発明者らは、リスク評価/管理技術におけるオペレーショナルリスク評価技術に、時間に依存する事象を考慮する手法を付加すると、離散事象駆動型モンテカルロシミュレーション技術と比較して、リスク評価時の計算量が少なく、全てのリスク情報を厳密に定義する必要もなく、評価結果から原因の推定が容易な設備保守リスク評価技術を構築できることを発見した。
図7は、金融事業のリスク評価/管理技術におけるオペレーショナルリスク評価の概要を示す図である。
求めた累積確率分布を用いてモンテカルロシミュレーションを実行する。あるリスク項目に対して一つの乱数を発生させる。トラブル発生回数の累積確率分布と乱数とを比較し、累積確率が乱数と一致したときの発生回数を出力する。
この手順により、一つの乱数から一つのトラブルの発生回数が得られる。これを全てのリスク項目に対して実行すると、各リスク項目に起因するトラブルの発生回数のセットを作成できる(図7中段)。
次に、発生回数のセットに各リスク項目に基づくトラブル発生時の損失額を乗じて、損失費用の総額を計算する。この試行を無数に実行して損失費用の発生頻度分布を作成する(図7下段)。
金融事業におけるリスク評価技術は、リスクとして扱う事象が所定期間内にどの程度の頻度で発生するかを考えて評価する技術である。例えば、銀行員による横領は1億円ならば10年で1回だろうが、100万円なら10年に20回あるだろうといったデータを入力し、これらのリスク項目が銀行の経営にどの程度影響を及ぼすかを評価する。この評価方法は、対象とする事象が発生する時期を特定できないものであることを前提にしている。
この方法によれば、まず、時間を考慮しない分だけ、特許文献1に比べて計算量は少なくて済む。次に、入力値として評価者の経験に基づく推定値を入力することもできるので、全てのリスク項目が厳密に定義されていなくてもリスク評価が可能である。計算結果のデータ量は特許文献1よりも少ないので、特許文献1に比べて結果から要因を推定しやすい。
しかし、機械設備において、故障発生は、機械の劣化度合いに依存し、劣化度合いは、機械の使用時間に依存し、メンテナンスで部品を交換すれば、機械の劣化度合いがリセットされる。すなわち、長期サービス事業では、時間経過に対して故障リスクの大きさが変化する。
金融事業におけるリスク管理技術では、時間によるリスク量の変化の影響を考慮していないので、長期サービス事業のリスク管理にそのまま適用することは困難だった。
長期サービス事業向けの設備保守リスク評価システムおよび設備保守リスク評価方法は、まず、劣化などの時間的にリスク量が変化するような事象を評価できる必要がある。その上で、全てのリスク項目に関するデータが厳密に定義されなくてもリスク評価が可能であり、評価時の作業時間が可能な限り短く、評価結果に影響を及ぼすリスク項目を結果から容易に推定できることが望ましい。
次に、図1〜図16を参照して、本発明による設備保守リスク評価システムおよび設備保守リスク評価方法を説明する。
本発明では、長期サービス事業における収益に影響を及ぼす不確定な事象をリスクと定義し、リスクの概念を二つに分類する。
機械部品の場合、使用条件が同一であれば、劣化の進展速度は同一になるので、使用開始からの経過時間に沿ったトラブル発生確率の推移は一義的に決まる。
しかし、機械部品の交換時期が違えば、劣化の進展速度が同一でも、トラブルの発生確率は異なる。また、使用条件と交換時期が同一であっても、長期サービスの契約において保証期間が異なる場合、メーカにとってのリスク量は異なる。すなわち、根源的な事象は同一でも、使用方法やリスクの評価区間が異なれば、リスク量は異なる。
そこで根源的な事象をリスク要因と呼び、使用方法や保証期間などの契約条件を考慮したものをリスク項目と呼び区別する。このリスク項目に番号i(1≦i≦n)をつけ、リスク要因に番号j(1≦j≦m)をつける。n>mである。
図1は、本発明による設備保守リスク評価システムの系統構成を示すブロック図である。
本発明による設備保守リスク評価システムは、リスク情報計算手段1000と、契約条件入力手段950と、事業リスク評価手段200と、表示手段600とからなる。
リスク情報計算手段1000は、個別のリスク要因に関するトラブルの発生確率分布を算出し保存している。ここから出力される全リスク項目リスク情報fは、リスク項目ごとのトラブル発生回数の発生確率分布である。
契約条件入力手段950は、契約情報tを出力する。
事業リスク評価手段200は、全リスク項目リスク情報fと契約条件入力手段950から入力された契約情報tとを入力して、リスク評価結果情報gを出力する。
表示手段600は、リスク評価結果情報gを表示する。
図2は、リスク情報計算手段1000の内部構成を示すブロック図である。
リスク情報計算手段1000は、経験値入力手段400と、トラブル発生確率DB700と、メンテナンス計画DB800と、評価区間設定手段900と、リスク項目iトラブル発生確率算出手段100−1〜nと、リスク特性データベース(DB)500とからなる。
経験値入力手段400は、経験リスク値情報eを出力する。
トラブル発生確率DB700は、リスク項目iトラブル発生確率情報a−1〜nを出力する。
メンテナンス計画DB800は、リスク項目iメンテナンス計画情報b−1〜nを出力する。
評価区間設定手段900は、リスク項目i評価区間情報c−1〜nを出力する。
リスク項目iトラブル発生確率算出手段100−1〜nは、リスク項目iトラブル発生確率情報a−1〜nと、リスク項目iメンテナンス計画情報b−1〜nと、リスク項目i評価区間情報とを入力して、リスク項目i発生頻度分布情報d−1〜nを出力する。リスク特性DB500は、リスク項目i発生頻度分布情報d−1〜nと、経験リスク値情報eとを記録し、これらをまとめた全リスク項目リスク情報fを出力する。
システムのトラブル発生確率DB700は、m個のリスク要因のトラブル発生確率を保存する。リスク要因の種類によって、トラブルの発生確率のモデル化方法が異なるので、数値または数値配列または数式として保存する。例えば、リスク項目がコンピュータプログラムのエラーのように発生する時期を特定できない場合は、トラブル発生確率は、所定期間の平均的な値として定義する。また、例えばリスク要因が機器の劣化による故障のように、時間の経過にしたがってトラブルの発生確率が変化するような場合は、トラブル発生確率は、時間の経過に沿った数値の配列にしたり、時間関数の数式で表したりする。トラブル発生確率を数式で表す場合、機械部品の故障確率を数式1のワイブル分布で定義する方法が一般的である。数式1において、tは時間、αは形状母数、βは尺度母数である。
Figure 0004491684
例えば、時間の単位が年であるとして、その部品を使用開始してからT年目1年間の平均故障確率は、数式2のようになる。
Figure 0004491684
したがって、形状母数αと尺度母数βとを保存しておけば、その部品の特定時期におけるトラブル発生確率を計算できる。
トラブル発生確率DB700から出力されるリスク項目iトラブル発生確率情報a−1〜nは、このようにして記録された数値または数値配列または数式の情報をm個のリスク要因から適宜選択して出力したものである。
メンテナンス計画DB800は、対応するリスク項目に伴うトラブルが、劣化による機器の故障である場合に、その機器の交換周期または交換時期を保存する。リスク項目iメンテナンス計画情報b−1〜nは、リスク項目iに対応する機器または部品の交換周期または交換時期である。
評価区間設定手段900は、長期サービス事業におけるメーカと発電業者との契約条件で定義される機械部品の保証期間に基づくトラブル発生確率の評価区間を入力する。この入力された評価区間の情報がリスク項目i評価区間情報c−1〜nである。
図3は、リスク項目iトラブル発生確率算出手段100−iの内部構成を示すブロック図である。
リスク項目iトラブル発生確率算出手段100−iは、リスク項目iトラブル発生確率離散化手段105−iと、リスク項目i運転時トラブル発生確率生成手段110−iと、乱数発生手段130−iと、シナリオ生成手段140−iと、リスク項目iトラブル発生回数集計手段150−iと、リスク項目iトラブル発生回数確率分布算出手段160−iとからなる。
リスク項目iトラブル発生確率離散化手段105−iは、リスク項目iトラブル発生確率情報a−iとして入力されたトラブル発生確率の値または数値列または数式を所定時間間隔(例えば1年)で離散化処理し、離散化したトラブル発生確率の数値列を離散化トラブル発生確率情報h2−iとして出力する。
運転時トラブルi発生確率生成手段110−iは、離散化トラブル発生確率情報h2−iとリスク項目iメンテナンス計画情報b−iと、リスク項目i評価区間情報c−iを入力して、運転時リスク項目iトラブル発生確率情報h1−iを出力する。
乱数発生手段130−iは乱数情報h5−iを出力する。
シナリオ生成手段140−iは、運転時リスク項目iトラブル発生確率情報h1−iと、乱数情報h5−iを入力し、リスク項目iトラブル発生シナリオ情報h3−iを出力する。
リスク項目iトラブル発生回数集計手段150−iは、リスク項目iトラブル発生シナリオ情報h3−iを入力し、リスク項目iトラブル発生回数情報h4−iを出力する。
リスク項目iトラブル発生回数確率分布算出手段160−iは、リスク項目iトラブル発生回数情報h4−iを入力して、リスク項目i発生頻度分布情報d−iを出力する。
図8は、図3のリスク項目iトラブル発生確率算出手段110−iの動作を説明する図であり、図9は、図3のリスク項目iトラブル発生確率生成手段110−iの処理手順を示すフローチャートである。
ステップ50において、リスク項目iのトラブル発生確率を入力する。図8上段は、リスク項目iに対応した機械部品のトラブル発生確率分布である。
ステップ51において、トラブル項目iに対応した部品の交換周期を入力する。
ステップ52において、交換周期分のトラブル発生確率を切り出す。すなわち、図8上段における時刻0から時刻Dの間だけ切り出す。
ステップ53において、切り出したトラブル発生確率曲線を繰り返し接続する。図8下段のように、切り出したトラブル発生確率のデータを時間軸に対して繰り返し配置する。最後にリスク項目i評価区間情報c−iに基づく評価区間を越えるデータ、すなわち、評価区間E以降のデータを削除する。
図10は、図3のリスク項目iトラブル発生確率算出手段100−iにおける運転時リスク項目iトラブル発生確率生成手段110−iおよびリスク項目iトラブル発生確率離散化手段105−iを除く部分の動作を説明する図である。
処理後のトラブル発生確率を示す数値列が、運転時リスク項目iトラブル発生確率情報h1−iである。
乱数発生手段130−iは、リスク項目iトラブル発生確率離散化手段105−iで離散化され、運転時リスク項目iトラブル発生確率生成手段110−iで実際のプラントの運転状態に応じて再配置されたトラブル発生確率の数値列における数値一つ一つに対応した乱数列を発生し、乱数情報h5−iとして出力する。
シナリオ生成手段140−iは、離散化された時間区間ごとに運転時リスク項目iトラブル発生確率情報h1−iと乱数情報h5−iの値とを比較し、乱数値の方が小さければ、その時間区間にフラグ1を立て、乱数値の方が大きければ、その時間区間にフラグ0を立てる。リスク項目iトラブル発生シナリオ情報h3−iは、このようにして作られたフラグの数値列である。
リスク項目iトラブル発生回数集計手段150−iは、リスク項目iトラブル発生シナリオ情報h3−iのフラグ数値列を合計する。リスク項目iトラブル発生回数情報h4−iは、フラグ数値列の合計値であり、トラブルの発生回数そのものである。
リスク項目iトラブル発生回数確率分布算出手段160−iは、無数の乱数列に対して実行された乱数発生手段130−iと、シナリオ生成手段140−iと、リスク項目iトラブル発生回数集計手段150−iの動作結果として得られるリスク項目iトラブル発生回数情報h4−iとを集計し、リスク項目i発生頻度分布情報d−iとして出力する。
図10の最上段の棒グラフは、運転時リスク項目iトラブル発生確率情報h1−iである。その下の乱数値列は、乱数情報h5−iである。その下の数値列は、これら二つを比較して出力されるリスク項目iトラブル発生シナリオ情報h3−iである。その右端に表示されたトラブルの合計発生回数は、リスク項目iトラブル発生回数情報h4−iである。図10下段の棒グラフは、リスク項目i発生頻度分布情報d−iである。
図11は、図2のリスク特性DB500のデータ構成の一例を示す図である。
リスク特性DB500は、リスク項目iに対してユニークに設定された番号と、リスク項目iに対応した事象または対応した部品の情報と、トラブルの要因と、トラブル発生により想定される損失費用およびプラントが停止する期間の情報と、リスク項目iが対象とする期間の情報と、リスク項目iトラブル発生確率算出手段100−iで算出されたリスク項目i発生頻度分布情報d−iの情報とからなる。
リスク項目i発生頻度分布情報d−i以外の情報は、その長期サービス事業における計画値や過去の実績値に基づいて入力する。全リスク項目リスク情報fは、これら全ての情報である。
契約条件入力手段950は、リスク項目1〜nに対して、メーカと発電事業者との長期サービス契約に基づいて、メーカが保証しなければならないリスク項目を選択して入力する。契約情報tは、各リスク項目のうち、どの項目をリスク評価の対象とするかを示す情報である。
図2の経験値入力手段400は、リスク項目i発生頻度分布情報d−iをエンジニアの経験に基づいて修正したり、リスク項目iトラブル発生確率情報a−iに対応するデータがなく、リスク項目i発生頻度分布情報d−iの計算値が得られない場合にエンジニアの経験に基づくデータを入力するために使用する。経験リスク値情報eは、エンジニアにより修正されるか、または、手入力されたリスク項目i発生頻度分布情報d−iと同じ形態の情報である。
図4は、事業リスク評価手段200の内部構成を示すブロック図である。
事業リスク評価手段200は、リスク情報取り出し手段210と、乱数発生手段220と、組合せシナリオ発生手段230と、直接費用影響計算手段240と、期間影響計算手段250と、期間影響の費用化手段260と、直接費用影響度分布作成手段270と、期間影響度分布作成手段280と、総費用影響度分布作成手段290と、期間影響度分布作成手段300と、影響度評価結果DB310とからなる。
リスク情報取り出し手段210は、全リスク項目リスク情報fを入力し、費用影響度情報s1、トラブル発生確率分布情報s2、期間影響度情報s3を出力する。費用影響度情報s1は、図11における影響度のデータである。トラブル発生確率情報s2は図11の発生回数ごとの発生確率分布であるリスク項目i発生頻度分布情報d−iを図6の手順で累積確率分布に変換した情報である。期間影響度情報s3は、図11における停止期間のデータである。
乱数発生手段220は、全てのリスク項目に対応した乱数列を発生し、乱数列情報s4として出力する。
組合せシナリオ発生手段230は、リスク項目ごとに乱数列情報s4とトラブル発生確率情報s2を比較し、図7の手順でリスク項目ごとのトラブル発生回数を求める。組合せシナリオ情報s5は、リスク項目ごとに求められたトラブル発生回数の数値列である。
直接費用影響計算手段240は、リスク項目ごとに組合せシナリオ情報s5に含まれるトラブル発生回数と、費用影響度情報s1から解るトラブル発生時の費用損失とを乗じ、全てのリスク項目に関して積算し、トラブル発生による損失費用の総額を計算する。このとき直接費用影響計算手段240は、契約情報tを参照して、契約に基づいて保証しなくてもよいリスク項目に関わる費用を除外する。出力される費用影響度計算結果s6は、トラブル発生による損失費用の総額である。
期間影響計算手段250は、リスク項目ごとに組合せシナリオ情報s5に含まれるトラブル発生回数と、期間影響度情報s3から解るトラブル発生時の停止期間とを乗じ、全てのリスク項目に関して積算し、トラブル発生による運転停止期間の積算値を計算する。このとき期間影響計算手段250は、契約情報tを参照して、契約に基づいて保証しなくてもよいリスク項目に関わる停止期間を除外する。出力される期間影響度計算結果s8は、トラブル発生によるプラント停止期間の総和である。
期間影響の費用化手段260は、期間影響度計算結果s8と契約情報tとを照合し、メーカから顧客に支払う稼働率保証のペナルティ費用を算出する。ここでペナルティ費用の算出方法について説明する。長期サービス事業の稼働率保証において、例えば、対象とするプラントで計画された年間運転時間に対して90%の稼働率を保証する場合を考える。このとき、プラントが計画外に停止していた時間の総和が、計画された年間運転時間の10%以下であれば、ペナルティ費用は発生せず、停止時間が10%を超過した時間に比例したペナルティ費用が発生する。
図12は、稼働率保証費用(ペナルティ費用)と計画外のプラント停止時間との関係の一例を示す図である。
出力される保証費用影響度計算結果s7は、図12の関係に基づいて算出されたペナルティ費用額である。
直接費用影響度分布作成手段270は、乱数発生手段220から直接費用影響計算手段240までの処理を繰り返し、無数に実行した結果として得られる費用影響度計算結果s6の分布を求める。直接費用影響度分布情報s9は、ペナルティ支払いを除く損失費用の総額の発生確率分布である。
総費用影響度分布作成手段290は、乱数発生手段220から期間影響の費用化手段260までの処理を繰り返し、無数に実行した結果として得られる費用影響度計算結果s6と保証費用影響度計算結果s7との合計値の分布を求める。出力される契約費用影響度分布情報s10は、契約に基づく損失費用の総額の発生確率分布である。
期間影響度分布作成手段280は、乱数発生手段220から期間影響の費用化手段260までの処理を繰り返し、無数に実行した結果として得られる期間影響度計算結果s8の分布を求める。出力される期間影響度分布情報s11は、トラブル発生によるプラントの計画外停止時間の発生確率分布である。
期間影響度分布作成手段300は、直接費用影響度分布情報s9と契約費用影響度分布情報s10と期間影響度分布情報s11とを影響度評価結果情報s12として影響度評価結果DB310に保存したり、影響度評価結果DB310から過去の計算結果である過去影響度評価実績情報s13を呼び出したりして、評価者が必要な情報をリスク評価結果情報gとして出力する。
図13は、事業リスク評価手段200の評価動作の概要を示す図である。
事業リスク評価手段200の動作のうち、トラブル発生により予定外に生じるメンテナンス費用については、図7のオペレーショナルリスク評価と同様である。事業リスク評価手段200では、トラブル発生による計画外停止時間についても、図7と同じ手順で算出する。
しかし、本発明の事業リスク評価手段200は、求められた計画外停止時間と稼働率の保証値とを比較し、数式3に基づいて、稼働率ペナルティ費用を算出する。
Figure 0004491684
表示手段600は、図7の最下段にあるような横軸に発生費用を取り、縦軸にシミュレーションにおける計算結果の発生度数を取った分布図として、リスク評価結果情報gを表示する。
なお、縦軸は、計算結果の発生度数でもよいし、シミュレーションの試行数で除した発生確率分布としてもよい。
図14は、長期サービスにおけるある契約条件でのリスク評価のシミュレーション結果の一例を示す図である。
縦軸は、シミュレーション結果の発生確率分布であり、横軸は、トラブル発生による損失費用である。横軸の0点は、長期サービス事業において計画時に見積もられた基本コストであり、当初想定される計画的な点検および部品交換による費用の総和である。このケースでは、基本コスト+10k¥が顧客である発電業者との契約価格である。
したがって、図14中b点の10k¥が損益分岐点となる。図14中の斜線部分の面積が損益分岐点を越えて事業そのものが赤字になる確率であり、このケースでは約14%であった。
図15は、図14の契約条件から保証範囲を変更した場合のリスク評価のシミュレーション結果を示す図である。
図15中点線は、図14の結果を示し、実線が、契約条件変更後の評価結果である。契約条件を変更すると、トラブルによる損失が損益分岐点を越える確率が3%となった。このようにして契約条件の変更、調達する機械部品の変更、保証期間の変更によって変化するリスクの量を可視化すると、長期サービス事業収益性を判断することが可能となる。
また、分布の形状から契約価格を決定することもできる。例えば、95%の確率でメーカ側が赤字にならないための契約価格を求めると、図14のケースでは、基本コスト+13k¥となり、図15のケースでは、基本コスト+9k¥となる。
一方、長期サービスを受ける発電業者には、変更された保証範囲に対応した出費が発生する。発電業者は、図14と同様な手順で作成された発電業者に発生しうる出費の発生確率分布と、上記契約条件に応じた価格設定とを比較し、契約条件を決定できる。
図16は、図14のケースから図15のケースに契約範囲を縮小したときに発電業者に発生する費用の発生確率分布を示す図である。
図14のケースと図15のケースの契約価格の差は4k¥であり、図16より、発電業者の出費が4k¥以下になる確率は約83%である。したがって、発電業者がサービス範囲の狭い図15の契約を選択した場合、図14の条件で契約した場合に比べて17%の確率で損失をこうむることになる。
通常、リスク評価の指標としては、損失の発生確率が5%〜3%を目安とすることが多いので、この17%の損失発生確率は大きいといえる。したがって、この場合、発電業者は、図14のより広いサービス範囲の条件で契約した方がよいと判断できる。
本発明によれば、サービス提供者と利用者の双方が、契約条件によって変化する双方のリスク配分を見ながら議論すると、双方にとって最も利益の高い条件で長期サービスの契約を締結できる。
また、全てのリスク項目のリスク情報を厳密に定義できない場合でも、評価者の経験に基づく値を入力すると、全体のリスク評価が可能である。
さらに、リスクの評価結果である損失費用の確率分布から、確率分布の形状を決める主要因を容易に推定できる。
なお、上記実施例のリスク情報計算手段1000や事業リスク評価手段200に含まれるDB以外の手段は、CPUにより処理される。上記実施例と同等の機能を有するプログラムをCPUに読み込ませて実施することもできる。また、そのプログラムを記録媒体に記録し、記録媒体からそのプログラムを読み込ませて実施することも可能である。
本発明による設備保守リスク評価システムの系統構成を示すブロック図である。 リスク情報計算手段1000の内部構成を示すブロック図である。 リスク項目iトラブル発生確率算出手段100−iの内部構成を示すブロック図である。 事業リスク評価手段200の内部構成を示すブロック図である。 特許文献1の離散事象駆動型モンテカルロシミュレーション技術の概要を説明する図である。 特許文献2のオペレーショナルリスク評価におけるトラブル発生回数確率分布の使用方法を説明する図である。 金融事業のリスク評価/管理技術におけるオペレーショナルリスク評価の概要を示す図である。 図3のリスク項目iトラブル発生確率算出手段110−iの動作を説明する図である。 図3のリスク項目iトラブル発生確率算出手段110−iの処理手順を示すフローチャートである。 図3のリスク項目iトラブル発生確率算出手段100−iにおけるリスク項目iトラブル発生確率離散化手段105−iおよび運転時リスク項目iトラブル発生確率生成手段110−iを除く部分の動作を説明する図である。 図2のリスク特性DB500のデータ構成の一例を示す図である。 稼働率保証費用(ペナルティ費用)と計画外のプラント停止時間との関係の一例を示す図である。 事業リスク評価手段200の評価動作の概要を示す図である。 長期サービスにおけるある契約条件でのリスク評価のシミュレーション結果の一例を示す図である。 図14の契約条件から保証範囲を変更した場合のリスク評価のシミュレーション結果を示す図である。 図14のケースから図15のケースに契約範囲を縮小したときに発電業者に発生する費用の発生確率分布を示す図である。
符号の説明
100−i トラブル発生確率算出手段
105−i トラブル発生確率離散化手段
110−i 運転時トラブル発生確率生成手段
130−i 乱数発生手段
140−i シナリオ生成手段
150−i トラブル発生回数集計手段
160−i トラブル発生回数確率分布算出手段
200 事業リスク評価手段
210 リスク情報取り出し手段
220 乱数発生手段
230 組合せシナリオ発生手段
240 直接費用影響計算手段
250 期間影響計算手段
260 期間影響の費用化手段
270 直接費用影響度分布作成手段
280 期間影響度分布作成手段
290 総費用影響度分布作成手段
300 期間影響度分布作成手段
310 影響度評価結果DB
400 経験値入力手段
500 リスク特性DB
600 表示手段
700 トラブル発生確率DB
800 メンテナンス計画DB
900 評価区間設定手段
950 契約条件入力手段
1000 リスク情報計算手段

Claims (1)

  1. プログラムをCPUに読み込ませてそれぞれ実施されるリスク情報計算手段、契約条件入力手段および事業リスク評価手段を有し、前記リスク情報計算手段は少なくとも経時的に劣化する機器を含む機械設備の保守に係る事業収益を悪化させる要因として想定される一つ以上のリスク項目に起因するトラブルの発生回数の確率分布を算出してリスク情報として生成し、前記契約条件入力手段は前記リスク項目から契約条件に基づいて選択されたリスク評価の対象とする項目を示す契約情報を入力し、前記事業リスク評価手段は前記リスク情報計算手段により生成された前記リスク情報と前記契約条件入力手段から入力される前記契約情報とに基づき設備保守事業における損失の発生度合いを分布として算出してリスク評価結果情報として生成し、該リスク評価結果情報を表示する表示手段とを有する設備保守リスク評価システムであって、
    前記リスク情報計算手段は、前記リスク項目に対応するトラブル発生確率の時間的変化が保存されたトラブル発生確率データベースと、前記リスク項目に対応する前記機器のメンテナンス周期が保存されたメンテナンス計画データベースと、前記リスク項目のトラブル発生頻度を算出する時間的な評価区間を設定する評価区間設定手段と、トラブル発生確率データベースから読み出したトラブル発生確率の時間的変化と、前記メンテナンス計画データベースから読み出した前記メンテナンス周期と前記評価区間設定手段により設定された評価区間に基づいて前記リスク項目に起因するトラブルの発生回数の確率分布を求めるトラブル発生確率算出手段と、該トラブル発生確率算出手段により求められた前記トラブルの発生回数の確率分布とトラブル発生による直接費用に関する情報とトラブル発生による事業の停止期間に関する情報とがリスク項目リスク情報として保存するリスク特性データベースと、該リスク特性データベースに保存された前記トラブルの発生回数の確率分布を修正しまたは入力する経験値入力手段とを有し、
    前記トラブル発生確率算出手段は、前記トラブル発生確率の時間的変化を時間に対して離散化した離散化トラブル発生確率情報を出力するトラブル発生確率離散化手段と、前記離散化トラブル発生確率情報と前記メンテナンス周期と前記評価区間とに基づき運転時トラブル発生確率情報を出力する運転時トラブル発生確率生成手段と、第1の乱数値を発生する第1の乱数発生手段と、前記第1の乱数値と前記運転時トラブル発生確率情報とを比較し、ある離散化された時間区間において前記第1の乱数値が離散化されたトラブル発生確率よりも小ならば0,大ならば1となる数値列をトラブル発生シナリオ情報として出力するシナリオ生成手段と、前記トラブル発生シナリオ情報に含まれるトラブル発生回数を集計してトラブル発生回数情報を出力するトラブル発生回数集計手段と、前記第1の乱数発生手段と前記シナリオ生成手段と前記トラブル発生回数集計手段とを複数回繰り返し実行し、得られた前記トラブル発生回数情報の分布を計算処理の繰り返し回数で除してトラブル発生回数の確率分布を出力するトラブル発生回数確率分布算出手段とを有し、
    前記事業リスク評価手段は、前記リスク特性データベースから前記リスク項目リスク情報を読み出し、前記トラブル発生回数確率分布と前記トラブル発生による直接費用に関する情報と前記トラブル発生による事業の停止期間に関する情報とに分離するリスク情報取り出し手段と、第2の乱数列を出力する第2の乱数発生手段と、前記トラブル発生による直接費用に関する情報と前記第2の乱数列とを比較し、前記リスク項目ごとのトラブルの発生回数を求める組合せシナリオ発生手段と、前記リスク項目ごとのトラブル発生回数と前記トラブル発生による直接費用に関する情報とを乗算して積算し、前記契約情報と照合してトラブル発生に伴う直接的費用の総額を求める直接費用影響計算手段と、前記リスク項目ごとのトラブル発生回数と前記トラブル発生による事業の停止期間に関する情報とを乗算して積算し、トラブル発生に伴う事業停止期間の合計値を求める期間影響計算手段と、前記契約条件と前記トラブル発生に伴う事業停止期間の合計値とに基づき、事業停止期間に応じたペナルティ費用を算出する期間影響の費用化手段と、前記第2の乱数発生手段と前記組合せシナリオ発生手段と前記直接費用影響計算手段と前記期間影響計算手段と期間影響の費用化手段の処理を複数回繰り返し実行し、得られた前記直接的費用の総額の分布を計算処理の繰り返し回数で除して直接的費用の総額の確率分布を出力する直接費用影響度分布算出手段と、繰り返し実行結果から得られた事業停止期間の合計値の分布を計算処理の繰り返し回数で除して事業停止期間の合計値の確率分布を出力する期間影響度分布算出手段と、繰り返し実行結果から得られた前記直接的費用の総額と前記ペナルティ費用との合計値の分布を演算回数で除して確率分布を出力する契約費用影響度分布作成手段と、前記全ての計算結果を集計してリスク評価結果情報として保存する影響度評価結果データベースとを有してなる事業リスク評価システム。
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