JP4487384B2 - 情報提供システム並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば商取引等に用いられるICカード等の識別カード使用者を識別する個人情報等を含むデータを、決済センタ等の管理センタと交信して決済や情報の更新等を行う情報提供システム並びに記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、POS(Point of Sales)端末や自動販売機等の、サービスや物品との代金の授受(商取引)を行う機器が普及している。
しかし、これらの機器は、現金処理が前提に構成されていることから、業者等は、釣り銭の準備や現金合わせ、防犯等の日常の管理を行わなければならず、煩雑な手間を要している。
【0003】
そこで、これらの商取引の分野においては、たとえば使用者を識別する個人情報や取引のためのデータを記憶あるいは所定の処理を施すICモジュールを搭載し、決済機能やポイント、電子マネー等の機能を持つICカードが広く用いられるようになってきている。
【0004】
このICカードを用いた商取引では、電子データのやりとりだけで決済等を行え、上述した現金処理の煩雑な手間が省けるという利点がある。
【0005】
ICカード等では、たとえば送受信機能の備えた専用のリーダ/ライタを介してデータの書き込み、消去、更新等が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなICカードの使用者は、ICカードのデータ内容を確認するためには、特別なビューワ(POS等を含む)を利用する必要がある。そして、ビューワが手元にない場合には、ICカードのデータ内容を知りたくとも、内容を参照し、確認することができない。
電子マネーでは、専用ビューワも存在するが、その端末コストも事業者もしくはユーザが負担する必要がある。
また、ICカードの内容を知るだけのために、普段は必要もないものを持ち歩かなければならなず、煩雑である。
【0007】
また、ICカードを利用して店頭で決済を行う場合、ユーザの認証のため、POS等にPINを入力するためのテンキーが必要となる場合がある。
しかし、店頭のカウンター上等に置いてあるテンキーは、回りにいる他人から見られるおそれがある。
同様に、テンキーデバイスとレジスタ・PC等の間に何らかの装置を接続してユーザが入力した数値情報が盗まれるおそれがある。
【0008】
また、上述したように、店頭で決済を行うシステムでは、対応する決済箇所にPOS等の専用端末を設ける必要がある。
【0009】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、店頭に専用端末が不要で、設置コストを節約でき、また、不正使用を防止でき、安全性高く決済を行うことができる情報提供システム並びに記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の情報提供システムは、電子商取引における使用者識別および当該使用者の当該電子商取引に関する個人データを含むデータを保持するユーザ用ICカードと、上記電子商取引における商品の販売者識別および当該商品の販売者の上記電子商取引に関するデータを含むデータを保持する店用ICカードと、通信網と、上記ユーザ用ICカードおよび上記店用ICカード個別にデータ授受するリーダ/ライタを内蔵し、上記リーダ/ライタが取得した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第1の送信と、当該第1の送信後、上記リーダ/ライタが取得した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第2の送信とを行う、通話機能を有する携帯無線通話端末と、上記携帯無線通話端末と上記通信網を介して通信を行い、上記電子商取引に関する処理を行うセンタと、を有し、上記センタは、上記携帯無線通話端末が上記第1の送信にて送信した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを受信する第1の受信処理と、上記第1の受信処理にて受信した上記店用ICカードの識別IDを用いて、上記電子商取引を続行するための照合を行う第1の照合処理と、上記第1の照合処理にて肯定的な照合結果が得られた場合であっても、上記携帯無線通話端末の位置情報を確認し、あらかじめ登録された位置に上記携帯無線通話端末が位置すると判断した場合に、上記電子商取引が可能である旨を上記携帯無線通話端末の表示画面に表示させるための電子商取引続行信号を上記通信網を介して上記携帯無線通話端末に送信する電子商取引続行信号送信処理と、上記電子商取引続行信号送信処理後、上記携帯無線通話端末が上記第2の送信にて送信した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDを受信する第2の受信処理と、上記第2の受信処理にて受信した上記ユーザ用ICカードの識別IDの照合を行う第2の照合処理と、上記第2の照合処理にて肯定的な照合結果が得られた場合に上記店用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードのデータとを用いて決済行い、決済処理データを保持する決済処理と、を行う。
【0017】
発明の記録媒体は、電子商取引における使用者識別および当該使用者の当該電子商取引に関する個人データを含むデータを保持するユーザ用ICカードと、上記電子商取引における商品の販売者識別および当該商品の販売者の上記電子商取引に関するデータを含むデータを保持する店用ICカードと、通信網と、上記ユーザ用ICカードおよび上記店用ICカード個別にデータ授受するリーダ/ライタを内蔵し、上記リーダ/ライタが取得した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第1の送信と、当該第1の送信後、上記リーダ/ライタが取得した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第2の送信とを行う、通話機能を有する携帯無線通話端末と、上記携帯無線通話端末と上記通信網を介して通信を行い、上記電子商取引に関する処理をコンピュータを用いて行うセンタとを有する情報提供システムの上記センタのコンピュータが実行する処理プログラムを記録した記録媒体であって、上記携帯無線通話端末が上記第1の送信にて送信した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを受信する第1の受信処理プログラムと、上記第1の受信処理プログラムの実行により、受信した上記店用ICカードの識別IDを用いて、上記電子商取引を続行するための照合を行う第1の照合処理プログラムと、上記第1の照合処理プログラムの実行により、肯定的な照合結果が得られた場合であっても、上記携帯無線通話端末の位置情報を確認し、あらかじめ登録された位置に上記携帯無線通話端末が位置すると判断した場合に、上記電子商取引が可能である旨を上記携帯無線通話端末の表示画面に表示させるための電子商取引続行信号を上記通信網を介して上記携帯無線通話端末に送信する電子商取引続行信号送信処理プログラムと、上記電子商取引続行信号送信処理プログラムの実行後、上記携帯無線通話端末が上記第2の送信にて送信した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDを受信する第2の受信処理プログラムと、上記第2の受信処理プログラムの実行により、受信した上記ユーザ用ICカードの識別IDの照合を行う第2の照合処理プログラムと、上記第2の照合処理プログラムの実行により、肯定的な照合結果が得られた場合に上記店用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードのデータとを用いて決済行い、決済処理データを保持する決済処理プログラムと、を記録した記録媒体である。
【0019】
本発明によれば、たとえば携帯電話等の携帯無線通話端末から店用ICカードのデータが送信される。このデータは通信網を介してセンタで受信される。センタでは、店用ICカードのデータを受信して電子商取引を続行するための照合が行われ、肯定的な照合結果が得られると、電子商取引処理続行信号が携帯無線通話端末に送信される。電子商取引処理続行信号を受けた携帯無線通話端末からは、次に、ユーザ用ICカードのデータが送信され、これを受けたセンタでは、当該データに基づいて決済処理が行われ、決済処理データが保持される。
【0020】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
図1は、本発明に係る情報提供システムの第1の実施形態を示すシステム構成図である。
【0021】
本情報提供システム10は、ICカード11、POSやリーダ/ライタ、あるいは自動販売機等の専用端末12、携帯通信端末20、PC通信端末30、第2センタとしての情報提供センタ40、第1センタとしての決済センタ50、決済ネットワーク60、基地局70、携帯電話ネットワーク80、およびインターネット90により構成されている。
【0022】
ICカード11は、たとえば図2に示すように、主としてインターフェイス部(I/F)111、メモリ部112、および制御部113により構成されている。
インタフェース部111は、制御部113と外部装置である専用端末12とのデータの授受(通信処理)を接触あるいは非接触で行う。
【0023】
メモリ部112は、たとえば不揮発性メモリにより構成され、制御部113の制御の下、ICカード11の所持者の認証番号、その所持者が持つ口座や口座が存在する銀行に関する情報、さらにPOSやリーダ/ライタ、あるいは自動販売機等の専用端末12を介して物品の商取引を行った度毎に、物品の販売業者の口座番号に関する情報、購入品目、購入した物品の金額、購入日付け、時間等を含む未決済情報や取引完了情報を記憶する。
【0024】
制御部113は、たとえばCPU1131、ROM1132、RAM1133、および演算部1134を含み、ROM1132に格納されたアプリケーションプログラムや、メモリ部112、RAM1133に記憶されたデータを読み出して、認証処理や決済処理、あるいは暗号化復号化処理を行う。
【0025】
専用端末12は、上述したように、POSやリーダ/ライタ、あるいは自動販売機等により構成され、接触式あるいは非接触式により、ICカード11との間でたとえば暗号化されているデータの通信処理を行い、また、図示しない送受信回路により決済ネットワーク60を介して決済センタ50との間で決済データ等の送受信を、たとえば無線で行う。
【0026】
携帯通信端末20は、たとえば携帯電話により構成され、図3および図4に示すように、本体ケース201と、通信部202と、音声部203と、表示部204と、操作部205と、リクエストボタン206と、制御回路207とを有している。
【0027】
通信部202は、アンテナ2021、および送受信回路2022により構成されている。
送受信回路2022は、電波を利用した無線通信で行うために、制御回路207で暗号化された音声情報や端末ID等の各種情報を変調してアンテナ2021により基地局70に送信し、また、アンテナ2021を介して受信したICカード11の内容情報や音声情報等の各種情報を復調して制御回路207に出力する。
【0028】
音声部203は、音声処理回路2031、マイクロフォン2032、およびスピーカ2033により構成されている。
音声処理回路2031は、通話機能のための音声入力を行うマイクロフォン2032と音声出力を行うスピーカ2033が接続され、マイクロフォン2032により入力した音声に対して所定の処理を施して制御回路207に供給し、制御回路207により供給された音声情報に所定の処理を施してスピーカ2033から出力させる。
【0029】
表示部204は、液晶デバイス等により構成され、情報センタ40から送信されたICカード11の内容情報や通話機能のために入力された電話番号等を表示する。
【0030】
操作部205は、通話機能のために電話番号を入力したり、所定の動作指示を入力するためのキーボードにより構成されている。
【0031】
リクエストボタン206は、決済センタ50に登録されているICカード11の所持者(登録者)が現在のICカード11に記憶されている履歴情報や残高等の情報を、表示部204に表示させ、携帯通信端末(携帯電話)20をいわゆるビューワとして利用する場合に使用される。
【0032】
制御回路207は、通信端末20の全体の制御を行い、たとえば送受信回路2022で復調された各種情報に対して復号化処理を行い、また基地局70、ネットワーク80を介して情報センタ40に送信する各種情報を暗号化処理を行ったり、音声処理、表示処理等を行う。
なお、制御回路207は、リクエストボタン206が操作されると、内容情報リクエスト信号とともに携帯の識別情報(端末ID)を送信情報として暗号化して送受信回路2022に供給する。
【0033】
PC通信端末30は、携帯式あるいはオフィスや家庭等に設けられる通信機能を有するパーソナルコンピュータにより構成され、インターネット90を介して情報センタ40に接続される。
PC通信端末30は、周知のパーソナルコンピュータと同様に、表示部(たとえば液晶デバイス)、操作部(キーボード)等を有することはもとより、上述した携帯通信端末20と同様に、決済センタ50に登録されているICカード11の所持者(登録者)が現在のICカード11に記憶されている履歴情報や残高等の情報を、表示部204に表示させ、携帯通信端末(携帯電話)20をいわゆるビューワとして利用するリクエストボタンあるいはそれに相当する機能を有している。
PC通信端末30は、このリクエスト機能を他は周知のパーソナルコンピュータと同様であることから、ここではその詳細な構成、機能についての説明は省略する。
【0034】
情報センタ40は、携帯電話ネットワーク80、インターネット90、および決済センタ50に接続され、携帯電話ネットワーク80を介して携帯通信端末20によるICカードの内容情報リクエスト信号および端末ID、またはインターネット90を介してPC通信端末30によるICカードの内容情報リクエスト信号および端末IDを受けると、端末IDの照合を行い、肯定的な照合結果が得られると端末IDに対応してあらかじめ登録されているICカードのIDを得、当該IDに対応するICカードの内容情報を決済センタ50に要求し、決済センタ50から内容情報が得られると表示情報として暗号化して、要求のあった携帯通信端末20またはPC通信端末30に携帯電話ネットワーク80またはインターネット90を介して送信する。
【0035】
情報センタ40は、たとえば図5に示すように、情報アクセス要求処理部401、表示情報生成部402を含み、さらに、情報アクセス要求処理部401には内部に設けられた、あるいは外部に設けられたカードデータベース(カードDB)403が接続されている。
【0036】
情報アクセス要求処理部401は、携帯通信端末20またはPC通信端末30によるICカードの内容情報リクエスト信号および端末IDを受けると、復号化してカードデータベース403をアクセスして端末IDの照合を行い、肯定的な照合結果が得られると端末IDに対応してあらかじめ登録されているICカードのIDを得、当該IDに対応するICカードの内容情報を決済センタ50に要求し、決済センタ50から内容情報が得られるとこの情報を表示情報生成部402に供給する。
【0037】
表示情報生成部402は、情報アクセス要求処理部401により得られたICカードの内容情報を表示情報として暗号化して、要求のあった携帯通信端末20またはPC通信端末30に携帯電話ネットワーク80またはインターネット90を介して送信する。
【0038】
カードデータベース403は、たとえば図6に示すように、端末IDと対応するカードIDが登録されている。
【0039】
決済センタ50は、決済ネットワーク60および情報センタ40に接続され、専用端末12、決済ネットワーク60を介して送信されたICカード11の決済データを受けて、所定の決済処理を行い、そのICカード11の履歴や決済により生じた残高情報等とを更新し、更新情報等を決済ネットワーク60を介して専用端末12に送信する。
また、決済センタ50は、情報センタ40によりIDで指定されたICカードの履歴や残高情報等からなる内容情報のアクセス要求を受けると、該当するICカードの内容情報を取得して情報センタ40に供給する。
【0040】
決済センタ50は、図5に示すように、決済ネットワーク60によるICカード11の決済データに対する所定の決済処理を行い、そのICカード11の履歴や決済により生じた残高情報等とを更新し、更新情報等を決済ネットワーク60を介して専用端末12に送信し、また、情報センタ40の情報アクセス要求処理部401による内容情報のアクセス要求を受けると、該当するICカードの内容情報を取得して情報センタ40に供給する決済情報処理部501を有している。また、決済情報処理部501は、内部に設けられた、あるいは外部に設けられたカード別履歴データベース502およびカード別残高情報(内容情報)データベース503が接続されており、こらのデータベース502、503の内容の更新する。
【0041】
次に、上記構成におけるICカードの内容情報の表示動作について、図7のフローチャートに関連付けて説明する。
なお、ここでは携帯通信端末(携帯電話)で内容情報を表示させる場合を例に説明する。
【0042】
まず、携帯通信端末20を使用している使用者が、自分が所持し各店頭で使用しているICカード11の内容情報を確認したい場合には、携帯通信端末20に設けられているリクエストボタン206を操作する(ST1)。
これにより、携帯通信端末20の制御回路207により内容情報リクエスト信号とともに携帯の端末IDが送信情報として生成され、生成情報が暗号化されて送受信回路2022に供給される。
そして、送受信回路2022からアンテナ2021を介して内容情報リクエスト信号および携帯の端末ID情報を含む情報が無線で基地局70に送信される(ST2)。
この送信情報は、携帯電話ネットワーク80を介して情報センタ40の情報アクセス要求処理部401で受信される(ST3)。
【0043】
情報アクセス要求処理部401では、携帯通信端末20によるICカードの内容情報リクエスト信号および端末IDを受けると、復号化処理が行われた後、カードデータベース403がアクセスされ端末IDの照合が行われる(ST4)。
そして、ステップST4で肯定的な照合結果が得られると端末IDに対応してあらかじめ登録されているICカードのIDが得られ、当該IDに対応するICカードの内容情報が決済センタ50に対して要求が出される。
【0044】
決済センタ50では、決済情報処理部501において、情報センタ40の情報アクセス要求処理部401による内容情報のアクセス要求を受けると、データベース502,503がアクセスされて該当するICカードの内容情報が取得されて情報センタ40に供給される(ST5)
【0045】
情報センタ40においては、決済センタ50から内容情報が得られると情報アクセス要求処理部401を介して表示情報生成部402に供給される。
表示情報生成部402では、情報アクセス要求処理部401により得られたICカードの内容情報が表示情報として暗号化されて、要求のあった携帯通信端末20に携帯電話ネットワーク80を介して送信される(ST6)。
【0046】
携帯通信端末20では、アンテナ2021を介して表示情報が受信され、送受信回路2022で復調処理が行われて制御回路207に供給される。
制御回路207では、復調された表示情報が復号化されて、表示部204に表示される(ST7)。
使用者は、この携帯通信端末20の表示部204に表示された情報により現在のICカード11の残高や履歴等を確認する。
【0047】
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、リクエストボタン206が操作されると、内容情報リクエスト信号とともに携帯の識別情報(端末ID)を送信情報として暗号化して送信し、また、受信した表示情報を表示部204に表示する通信端末20,30と、携帯電話ネットワーク80を介して携帯通信端末20によるICカードの内容情報リクエスト信号および端末ID、またはインターネット90を介してPC通信端末30によるICカードの内容情報リクエスト信号および端末IDを受けると、端末IDの照合を行い、肯定的な照合結果が得られると端末IDに対応してあらかじめ登録されているICカードのIDを得、当該IDに対応するICカードの内容情報を決済センタ50に要求し、決済センタ50から内容情報が得られると表示情報として暗号化して、要求のあった携帯通信端末20またはPC通信端末30に携帯電話ネットワーク80またはインターネット90を介して送信する情報センタ40と、専用端末12、決済ネットワーク60を介して送信されたICカード11の決済データを受けて、所定の決済処理を行い、そのICカード11の履歴や決済により生じた残高情報等とを更新し、更新情報等を決済ネットワーク60を介して専用端末12に送信し、また、情報センタ40によりIDで指定されたICカードの履歴や残高情報等からなる内容情報のアクセス要求を受けると、該当するICカードの内容情報を取得して情報センタ40に供給する決済センタ50とを設けたので、特別なビューワ等の専用装置を用いることなく、また普段は必要もない専用装置を持ち歩かなくとも、容易にICカード等のデータ保持体のデータの内容を確認することができる路利点がある。
【0048】
第2実施形態
図8は、本発明に係る情報提供システムの第2の実施形態を示すシステム構成図である。
【0049】
本第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、ICカード11を利用して店頭で決済を行う場合、ユーザの認証のため、店頭のカウンター上等に置いてあるテンキーを用いずに、ユーザ自身が携帯している携帯通信端末20Aを呼び出して確認応答を行い、確認応答に応じて決済センタ50A側で認証を行い、肯定的な結果が得られた場合に通常の決済処理を行うようにしたことにある。
以下、第1の実施形態と異なる機能部分について説明する。
【0050】
本第2の実施形態では、携帯通信端末20Aに、図9に示すように、図4に示す構成に加えて応答ボタン208を設けている。
携帯通信端末20Aは、認証のための呼び出しを受けて使用者が応答ボタン208を操作すると、制御回路207Aは応答信号と端末IDを暗号化して送受信回路2022に送信させる。
【0051】
また、情報センタ40Aは、決済センタ50から使用されるICカード11のIDとともに、認証応答確認要求を受けると、データベース503に登録されているカードIDに対応した端末IDを確認して、当該端末に対して自動ダイヤルし、携帯通信端末20Aからの応答信号および端末IDを受けると復号化して、端末IDの照合を行い、肯定的な照合結果が得られると応答信号を決済センタ50Aに供給する。
【0052】
決済センタ50Aは、専用端末12、決済ネットワーク60を介して店頭からの、カードID、取引開始情報や売り上げデータ等の取引開始情報を受けると、カードIDの照合を行って、肯定的な照合結果が得られると、情報センタ40AにICカード11のIDとともに、認証応答確認要求を出し、情報センタ40Aから応答信号を受けると、所定の決済処理やデータベースの更新処理を行い、かつ処理後の情報を暗号化して決済ネットワークを介して、専用端末12、さらにはICカード11に送信する。
【0053】
次に、上記構成においてICカード11を利用して店頭で決済を行う場合の動作について、図10に関連付けて説明する。
【0054】
まず、商品の購入を希望するICカード11の使用者は、ICカード11を店頭で提示する(ST11)。
ICカード11の提示を受けた店側は、ICカード11を専用端末12に接触式あるいは非接触式でアクセスさせて、売り上げデータ、カードID等の情報が決済ネットワーク60を介して決済センタ50Aに送信される(ST12)。
【0055】
決済ネットワーク50Aにおいては、専用端末12、決済ネットワーク60を介して店頭からの、カードID、取引開始情報や売り上げデータ等の取引開始情報を受けると、カードIDの照合が行われる(ST13,ST14)。
そして、肯定的な照合結果が得られる、情報センタ40AにICカード11のIDとともに、認証応答確認要求が出される(ST15)。
【0056】
情報センタ40Aでは、決済センタ50から使用されるICカード11のIDとともに、認証応答確認要求を受けると、データベース503に登録されているカードIDに対応した端末IDを確認して、携帯通信端末20Aの番号が取得され(ST16,ST17)、当該端末に対して自動ダイヤルにより応答要求が行われる(ST18)。
【0057】
携帯通信端末20Aでは、認証のための呼び出しを受けると、呼び出し音に応じて、使用者が応答ボタン208を操作する(ST19)。
これにより、制御回路207Aにより応答信号と端末IDが暗号化され、送受信回路2022、アンテナ2021を介して基地局70に送信される。
基地局70に到達した応答信号と端末IDはネットワーク80を介して情報センタ40Aで受信される(ST20)。
【0058】
応答信号と端末IDを受けた情報センタ40Aでは、応答信号および端末IDが復号化されて端末IDの照合が行われる。そして、肯定的な照合結果が得られると応答信号が決済センタ50Aに供給される(ST21)。
【0059】
応答信号を受けた決済センタ50Aでは、所定の決済処理やデータベースの更新処理が行され(ST22)、これらのERANO処理が終了すると(ST23)、処理号情報が完了信号として決済ネットワーク60介して専用端末12に送信される(ST24)。
専用端末12で受信された完了信号は復調されて、ICカード11に供給される。
そして、ICカード11においては制御部の制御の下、メモリ部へのカードデータ更新処理が行われる(ST25)。
【0060】
本第2の実施形態によれば、認証のための呼び出しを受けて使用者が応答ボタン208を操作すると、制御回路207Aは応答信号と端末IDを暗号化して送受信回路2022に送信させる携帯通信端末と、決済センタ50から使用されるICカード11のIDとともに、認証応答確認要求を受けると、データベース503に登録されているカードIDに対応した端末IDを確認して、当該端末に対して自動ダイヤルし、携帯通信端末20Aからの応答信号および端末IDを受けると復号化して、端末IDの照合を行い、肯定的な照合結果が得られると応答信号を決済センタ50Aに供給する情報センタ40Aと、専用端末12、決済ネットワーク60を介して店頭からの、カードID、取引開始情報や売り上げデータ等の取引開始情報を受けると、カードIDの照合を行って、肯定的な照合結果が得られると、情報センタ40AにICカード11のIDとともに、認証応答確認要求を出し、情報センタ40Aから応答信号を受けると、所定の決済処理やデータベースの更新処理を行い、かつ処理後の情報を暗号化して決済ネットワークを介して、専用端末12、さらにはICカード11に送信する決済センタ50Aとを設けたので、所定の決済箇所で、認証情報等を覗き見されたり盗まれたりすることを防止でき、不正使用を防止でき、安全性高く決済を行うことができる利点がある。
【0061】
また、本第2の実施形態では、第1の実施形態の内容情報確認機能を携帯通信端末20Aは有していることから、上述した第1の実施形態の効果をも得ることができる。
【0062】
なお、この第1の実施形態の内容情報確認機能を持たない携帯通信端末20Aを構成することも可能であることはいうまでもない。
【0063】
また、本第2の実施形態においては、認証確認を携帯通信端末からの応答信号および端末IDに基づいて行うようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば携帯電話に係る位置情報を確認情報として用いることも可能である。
この場合、その携帯通信端末の認証確認端末としての使用可能領域をあらかじめ特定して登録しておき、通話(応答)時に得られる位置情報により特定領域にあると判断した場合にのみ認証確認を行う等、種々の態様が可能となる。
【0064】
第3実施形態
図11は、本発明に係る情報提供システムの第3の実施形態を示すシステム構成図である。
【0065】
本第3の実施形態では、ICカード自体を店頭等に設置される専用端末を介して取引を行うのではなく、ユーザ(ICカードの所持者)側、たとえばその自宅等で決済を行うように構成している。
【0066】
そのため、本第3の実施形態では、ICカードをユーザのみならず、商品販売側(店側)もICカード(以下、店用ICカード)を所持し、商品販売者は、この店用ICカードをユーザの自宅等持参し、ユーザ側が所有する専用端末である、たとえば携帯型リーダ/ライタを用いて店認証を行うとともに、通常のユーザ用ICカードを用いて通常の取引を行うように構成している。
【0067】
本情報提供システム100は、ユーザ用ICカード101、店用ICカード102、携帯式専用端末(本発明のリーダ/ライタ)103、POSやリーダ/ライタ、あるいは自動販売機等の専用端末104、携帯通信端末(本発明の携帯無線通話端末)110、決済センタ120、決済ネットワーク140、基地局130、および携帯電話ネットワーク150により構成されている。
【0068】
ユーザ用ICカード101、および店用ICカード102は、基本的には同様の構成を有し、ユーザ用ICカード101は、たとえば図12に示すように、主としてインタフェイス部(I/F)111、メモリ部112、および制御部113により構成されている。
インタフェース部111は、制御部113と外部装置である専用端末103とのデータの授受(通信処理)を接触あるいは非接触で行う。
【0069】
メモリ部112は、たとえば不揮発性メモリにより構成され、ユーザ用ICカード101の場合、制御部113の制御の下、ICカード101の所持者の認証番号、その所持者が持つ口座や口座が存在する銀行に関する情報、さらに携帯式専用端末103や店頭に設置されるPOSやリーダ/ライタ、あるいは自動販売機等の専用端末104を介して物品の商取引を行った度毎に、物品の販売業者の口座番号に関する情報、購入品目、購入した物品の金額、購入日付け、時間等を含む未決済情報や取引完了情報を記憶する。
同様に、メモリ部112は、店用ICカード102の場合には、ICカード102の所持者の認証番号、店番号、その所持者が持つ口座や口座が存在する銀行に関する情報、さらに携帯式専用端末103や店頭に設置されるPOSやリーダ/ライタ、あるいは自動販売機等の専用端末104を介して物品の商取引を行った度毎に、物品の販売業者の口座番号に関する情報、購入品目、購入した物品の金額、購入日付け、時間等を含む未決済情報や取引完了情報を記憶する。
【0070】
制御部113は、たとえばCPU1131、ROM1132、RAM1133、および演算部1134を含み、ROM1132に格納されたアプリケーションプログラムや、メモリ部112、RAM1133に記憶されたデータを読み出して、認証処理や決済処理、あるいは暗号化復号化処理を行う。
【0071】
携帯用専用端末103は、接触式あるいは非接触式により、ICカード101,102との間でデータの通信処理を行うとともに、携帯通信端末110とのデータの通信処理を接触式あるいは非接触式により行う。
なお、本第3の実施形態では、携帯用専用端末103は、携帯通信端末110の外付けとして設ける場合を例に示しているが、たとえば携帯通信端末110自体に内蔵させるように構成することも可能である。
【0072】
携帯通信端末110は、たとえば携帯電話により構成され、図13および図14に示すように、本体ケース1101と、通信部1102と、音声部1103と、表示部1104と、操作部1105と、携帯用専用端末103とのインタフェース部(I/F)1106と、制御回路1107とを有している。
【0073】
通信部1102は、アンテナ11021、および送受信回路11022により構成されている。
送受信回路11022は、電波を利用した無線通信で行うために、制御回路1107で暗号化された音声情報や端末ID等、あるいは携帯用専用端末103からのユーザ用ICカード101や店用ICカード102のID等の各種情報を変調してアンテナ11021により基地局130に送信し、また、アンテナ11021を介して受信したICカード101,102の内容情報や音声情報等の各種情報を復調して制御回路1107に出力する。
【0074】
音声部1103は、音声処理回路11031、マイクロフォン11032、およびスピーカ11033により構成されている。
音声処理回路11031は、通話機能のための音声入力を行うマイクロフォン11032と音声出力を行うスピーカ11033が接続され、マイクロフォン11032により入力した音声に対して所定の処理を施して制御回路1107に供給し、制御回路1107により供給された音声情報に所定の処理を施してスピーカ11033から出力させる。
【0075】
表示部1104は、液晶デバイス等により構成され、決済センタ120から送信されたICカード11の内容情報や通話機能のために入力された電話番号等を表示する。
【0076】
操作部1105は、通話機能のために電話番号を入力したり、所定の動作指示を入力するためのキーボードにより構成されている。
【0077】
インタフェース部1106は、制御回路1107と外部装置である専用端末103とのデータの授受(通信処理)を接触あるいは非接触で行う。
【0078】
制御回路1107は、通信端末110の全体の制御を行い、たとえば送受信回路11022で復調された各種情報に対して復号化処理を行い、また基地局130、ネットワーク150を介して情報センタ40に送信する各種情報を暗号化処理を行ったり、音声処理、表示処理等を行う。
【0079】
決済センタ120は、携帯通信端末110、基地局130、および携帯電話ネットワーク150を介して店頭と異なるたとえば携帯通信端末110からの、あるいは専用端末104、決済ネットワーク140を介して店頭からの、カードID、取引開始情報や売り上げデータ等の取引開始情報を受けると、店用ICカード102、ユーザ用ICカード10のカードIDの照合を行って、肯定的な照合結果が得られると、所定の決済処理やデータベースの更新処理を行い、かつ処理後の情報を暗号化して携帯電話ネットワーク150または決済ネットワーク140に送信する。
具体的には、決済センタ120は、家庭での決済が行われる場合には、まず店用ICカード102のID照合を行い、肯定的な照合結果が得られると、取引処理続行信号(本発明の電子商取引続行信号)を暗号化して携帯電話ネットワーク150を介して店頭と異なるたとえば携帯通信端末110送信する。
そして、次に、ユーザ用ICカード101のIDを受けるとカードIDの照合を行って、肯定的な照合結果が得られると、所定の決済処理やデータベースの更新処理を行い、かつ処理後の情報を暗号化して携帯電話ネットワーク150に送信する。
【0080】
次に、上記構成において店用ICカード102およびユーザ用ICカード101を利用し個人の家庭で決済を行う場合の動作について、図15のフローチャートに関連付けて説明する。
【0081】
商品の購入を希望するユーザ用ICカード101の使用者宅を、商品販売側の販売者が店用ICカード102を持参して訪問する(ST101)。
販売者は、使用者に対して携帯通信端末110および専用端末103の提供を要求する(ST102)。
【0082】
携帯通信端末110および専用端末103の提供を受けた販売者は、まず、店用ICカード102を専用端末103に接触式あるいは非接触式でアクセスさせる。
これにより、店用ICカード102のカードIDを含む各種情報が携帯通信端末110のインタフェース部1106を介して制御回路1107に入力される。制御回路1107では、店用ICカード102のカードIDを含む各種情報が暗号化されて送受信回路11022に供給される。
そして、送受信回路11022からアンテナ11021を介してカードIDを含む各種情報が無線で基地局130に送信される(ST103)。
この送信情報は、携帯電話ネットワーク150を介して決済センタ120で受信される(ST104)。
【0083】
決済センタ120では、店用ICカード102のID照合が行われ(ST105)、肯定的な照合結果が得られると、取引処理続行信号が暗号化され携帯電話ネットワーク150を介して店頭と異なるたとえば携帯通信端末110の送信される(ST106)。
【0084】
携帯通信端末110では、アンテナ11021を介して取引処理続行信号が受信され、送受信回路11022で復調処理が行われて制御回路1107に供給される。
制御回路1107では、復調された情報が復号化されて、取引を続行可能である旨が表示部1104に表示される(ST107)。
また、取引処理続行信号はインタフェース部1106を介して専用端末103に送信される。
専用端末103で受信された完了信号は復調されて、ICカード102に供給される。
そして、ICカード102においては制御部の制御の下、メモリ部へのカードデータの更新処理が行われる。
【0085】
販売者は、この携帯通信端末110の表示部1104に表示された情報により取引が続行可能である旨を確認して、次に、ユーザ用ICカード101を専用端末103に接触式あるいは非接触式でアクセスさせる。
これにより、ユーザ用ICカード101のカードIDや売り上げデータ等の取引情報を含む各種情報が携帯通信端末110のインタフェース部1106を介して制御回路1107に入力される。制御回路1107では、店用ICカード102のカードIDを含む各種情報が暗号化されて送受信回路11022に供給される。
そして、送受信回路11022からアンテナ11021を介してカードIDを含む各種情報が無線で基地局130に送信される(ST108)。
この送信情報は、携帯電話ネットワーク150を介して決済センタ120で受信される(ST109)。
【0086】
決済センタ120では、ユーザ用ICカード101のID照合が行われ(ST110)、肯定的な照合結果が得られると、所定の決済処理やデータベースの更新処理が行され(ST111)、これらの処理が終了すると、処理号情報が完了信号として暗号化され携帯電話ネットワーク150を介して店頭と異なるたとえば携帯通信端末110の送信される(ST112)。
携帯通信端末110では、アンテナ11021を介して完了信号が受信され、送受信回路11022で復調処理が行われて制御回路1107に供給される。
制御回路1107では、復調された情報が復号化されて、取引が完了した旨が表示部1104に表示される。
また、完了信号はインタフェース部1106を介して専用端末103に送信される。
専用端末103で受信された完了信号は復調されて、ICカード101に供給される。
そして、ICカード101においては制御部の制御の下、メモリ部へのカードデータ更新処理が行われる。
【0087】
以上説明したように、本第3の実施形態によれば、ICカードをユーザのみならず、商品販売側(店側)も店用ICカード102を所持し、商品販売者は、この店用ICカード102をユーザの自宅等持参し、ユーザ側が所有する専用端末である、たとえば携帯型リーダ/ライタを用いて店認証を行うとともに、通常のユーザ用ICカード101を用いて通常の取引を行うように構成したので、店頭に専用端末が不要で、設置コストを節約でき、また、不正使用を防止でき、安全性高く決済を行うことができる利点がある。
【0088】
なお、本第3の実施形態においては、認証確認を携帯通信端末からのIDに基づいて行うようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば携帯電話に係る位置情報を確認情報として用いることも可能である。
この場合、その携帯通信端末の認証確認端末としての使用可能領域をあらかじめ特定して登録しておき、通話(応答)時に得られる位置情報により特定領域にあると判断した場合にのみ認証確認を行う等、種々の態様が可能となる。
【0089】
なお、上述した第1〜第3の実施形態における情報センタや決済センタで処理するステップを実行するためのプログラム等は、コンピュータで読み出し可能な記録媒体、たとえばハードディスクや光ディスク、半導体記憶装置等に記憶され、センタに設置されるコンピュータにより読み出されて実行される。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、店頭に専用端末が不要で、設置コストを節約でき、また、不正使用を防止でき、安全性高く決済を行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報提供システムの第1の実施形態を示すシステム構成図である。
【図2】ICカードの機能ブロックを示す図である。
【図3】第1の実施形態に係る携帯通信端末(携帯電話)の外観を示す図である。
【図4】第1の実施形態に係る携帯通信端末(携帯電話)の機能ブロックを示す図である。
【図5】本発明に係る情報センタおよび決済センタの要部構成を示すブロック図である。
【図6】カードデータベースの登録データ例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係る情報提供システムの第2の実施形態を示すシステム構成図である。
【図9】第2の実施形態に係る携帯通信端末(携帯電話)の機能ブロックを示す図である。
【図10】第2の実施形態の動作を説明するための図である。
【図11】本発明に係る情報提供システムの第3の実施形態を示すシステム構成図である。
【図12】第3の実施形態に係るICカードの機能ブロックを示す図である。
【図13】第3の実施形態に係る携帯通信端末(携帯電話)の外観を示す図である。
【図14】第3の実施形態に係る携帯通信端末(携帯電話)の機能ブロックを示す図である。
【図15】第3の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10,10A…情報提供システム、11…ICカード、12…専用端末、20,20A…携帯通信端末、30…PC通信端末、40,40A…決済センタ、50,50A…情報提供センタ、60…決済ネットワーク、70…基地局、80…携帯電話ネットワーク、90…インターネット、100…情報提供システム、101…ユーザ用ICカード、102…店用ICカード、103…携帯式専用端末103、104…専用端末、110…携帯通信端末、120…決済センタ、130…決済ネットワーク、140…基地局、150…携帯電話ネットワーク。

Claims (2)

  1. 電子商取引における使用者識別および当該使用者の当該電子商取引に関する個人データを含むデータを保持するユーザ用ICカードと、
    上記電子商取引における商品の販売者識別および当該商品の販売者の上記電子商取引に関するデータを含むデータを保持する店用ICカードと、
    通信網と、
    上記ユーザ用ICカードおよび上記店用ICカード個別にデータ授受するリーダ/ライタを内蔵し、上記リーダ/ライタが取得した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第1の送信と、当該第1の送信後、上記リーダ/ライタが取得した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第2の送信とを行う、通話機能を有する携帯無線通話端末と、
    上記携帯無線通話端末と上記通信網を介して通信を行い、上記電子商取引に関する処理を行うセンタと、
    を有し、
    上記センタは、
    上記携帯無線通話端末が上記第1の送信にて送信した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを受信する第1の受信処理と、
    上記第1の受信処理にて受信した上記店用ICカードの識別IDを用いて、上記電子商取引を続行するための照合を行う第1の照合処理と、
    上記第1の照合処理にて肯定的な照合結果が得られた場合であっても、上記携帯無線通話端末の位置情報を確認し、あらかじめ登録された位置に上記携帯無線通話端末が位置すると判断した場合に、上記電子商取引が可能である旨を上記携帯無線通話端末の表示画面に表示させるための電子商取引続行信号を上記通信網を介して上記携帯無線通話端末に送信する電子商取引続行信号送信処理と、
    上記電子商取引続行信号送信処理後、上記携帯無線通話端末が上記第2の送信にて送信した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDを受信する第2の受信処理と、
    上記第2の受信処理にて受信した上記ユーザ用ICカードの識別IDの照合を行う第2の照合処理と、
    上記第2の照合処理にて肯定的な照合結果が得られた場合に上記店用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードのデータとを用いて決済行い、決済処理データを保持する決済処理と、
    を行う
    情報提供システム。
  2. 電子商取引における使用者識別および当該使用者の当該電子商取引に関する個人データを含むデータを保持するユーザ用ICカードと、
    上記電子商取引における商品の販売者識別および当該商品の販売者の上記電子商取引に関するデータを含むデータを保持する店用ICカードと、
    通信網と、
    上記ユーザ用ICカードおよび上記店用ICカード個別にデータ授受するリーダ/ライタを内蔵し、上記リーダ/ライタが取得した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第1の送信と、当該第1の送信後、上記リーダ/ライタが取得した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDとを上記通信網を介して送信する第2の送信とを行う、通話機能を有する携帯無線通話端末と、
    上記携帯無線通話端末と上記通信網を介して通信を行い、上記電子商取引に関する処理をコンピュータを用いて行うセンタと
    を有する情報提供システムの上記センタのコンピュータが実行する処理プログラムを記録した記録媒体であって、
    上記携帯無線通話端末が上記第1の送信にて送信した上記店用ICカードのデータと上記店用ICカードの識別IDとを受信する第1の受信処理プログラムと、
    上記第1の受信処理プログラムの実行により、受信した上記店用ICカードの識別IDを用いて、上記電子商取引を続行するための照合を行う第1の照合処理プログラムと、
    上記第1の照合処理プログラムの実行により、肯定的な照合結果が得られた場合であっても、上記携帯無線通話端末の位置情報を確認し、あらかじめ登録された位置に上記携帯無線通話端末が位置すると判断した場合に、上記電子商取引が可能である旨を上記携帯無線通話端末の表示画面に表示させるための電子商取引続行信号を上記通信網を介して上記携帯無線通話端末に送信する電子商取引続行信号送信処理プログラムと、
    上記電子商取引続行信号送信処理プログラムの実行後、上記携帯無線通話端末が上記第2の送信にて送信した上記ユーザ用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードの識別IDを受信する第2の受信処理プログラムと、
    上記第2の受信処理プログラムの実行により、受信した上記ユーザ用ICカードの識別IDの照合を行う第2の照合処理プログラムと、
    上記第2の照合処理プログラムの実行により、肯定的な照合結果が得られた場合に上記店用ICカードのデータと上記ユーザ用ICカードのデータとを用いて決済行い、決済処理データを保持する決済処理プログラムと、
    を記録した記録媒体。
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