JP4484657B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録方法に関し、詳細には、二液のインク組成物を用いたインクジェット記録方法に関するものである。
インクジェット記録方法は、インク組成物の小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。このインクジェット記録方法は、高解像度、高品位な画像を、高速で印刷することができるという特徴を有するものである。インクジェット記録方法に使用されるインク組成物は、水性溶媒を主成分とし、これに着色成分および目詰まりを防止する目的でグリセリン等の湿潤剤を含有したものが一般的である。
一方、水性インク組成物が浸透し難い紙、布類、または浸透しない金属、プラスチック等の素材、例えばフェノール、メラミン、塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートなどの樹脂から製造される板、フィルムなどの記録媒体に印字する場合、インク組成物には、色剤が安定して記録媒体に固着できる成分を含有することが要求される。
この様な要求に対しては、色剤、紫外線硬化剤(重合性化合物)、(光)重合開始剤等を含んでなる紫外線硬化インクジェットインクが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このインクによれば、記録媒体へのインクの滲みを防止し、画質を向上させることができるとされている。この特許文献1に記載の紫外線硬化型インクは1液型のものであった。
また、印刷物に含まれる色材が光(特に紫外線)や空気中の酸化性物質(例えば、オゾンやNO、SO、ホルムアルデヒド等)、腐食性物質(例えば、アンモニア等)、さらには、光重合開始剤から発生するラジカルの作用を受けて、分解されしまうことがある。これを防ぐために、インク組成物中に紫外線吸収剤や酸化防止剤を添加することも行なわれた。
米国特許第5623001号明細書
しかしながら、1液型の紫外線硬化型インク組成物に紫外線吸収剤や酸化防止剤を添加することは、インクの紫外線硬化作用自体を阻害してしまうという問題があった。
紫外線吸収剤はそれ自体が紫外線を吸収する事で光重合開始剤の効率を低下させ、酸化防止剤は光劣化の原因となる活性酸素の影響(それに伴うラジカルの発生)を抑制する。どちらも結果的には重合反応を阻害してしまう。
本発明は、上記従来の技術の欠点を克服し、インクの紫外線硬化反応が阻害されることなく、印刷物に含まれる色材が光や空気中の酸化性物質、腐食性物質、活性酸素由来のラジカルの作用を受けて分解されることがなく、得られる印刷物は、その機械的耐久性に優れ、また印刷物保存性がよく、退色の少ないインクジェット記録方法を提供しようとするものである。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を採用することによって、上記目的が
達成され、本発明を成すに至った。
即ち本発明は、以下の通りである。
(1) 記録媒体に、少なくとも色材と紫外線吸収剤と酸化防止剤とを含有するインク組成物Aと、少なくとも重合性官能基を有する微粒子と光重合開始剤と重合性化合物とを含有するインク組成物Bとを付着させてから、紫外線を照射して、印字を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
(2)前記色材が顔料である請求項1記載のインクジェット記録方法
本発明のインクジェット記録方法は、使用するインクを2液に分け、一方に色材と紫外線吸収剤と酸化防止剤とを含有させ(インク組成物A)、他方に光重合開始剤と重合性化合物と重合促進剤とを含有させ(インク組成物B)、インク組成物Aを記録媒体上に吐出した直後に、インク組成物Bを吐出し、その後に、紫外線を照射する。これにより、インク組成物Aが記録媒体上に色材層を形成し、インク組成物Bが該色材層上に保護層を形成する。色材層は紫外線吸収剤と酸化防止剤との効果で光や空気中の酸化性物質、腐食性物質の影響を受けることなく、また、保護層中には紫外線吸収剤と酸化防止剤とを含まないので紫外線硬化(光重合)が阻害されない。
よって、本発明のインクジェット記録方法によって得られる印刷物は、その機械的耐久性に優れ、また印刷物保存性がよく、退色が少ない。
以下、本発明のインクジェット記録方法について詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、少なくとも色材と紫外線吸収剤と酸化防止剤とを含有するインク組成物Aと、少なくとも光重合開始剤と重合性化合物と重合促進剤とを含有するインク組成物Bとの、2液を用いる。
なお、インク組成物Aは色材を含んでいることから単に「インク組成物」と称し、インク組成物Bは色材を含んでいないことから「透明インク組成物」と称することもある。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインク組成物Aに含まれる色材は、染料、顔料のいずれであってもよいが、印刷物の耐久性の点から顔料の方が有利である。
本発明で使用される染料としては、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応性染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分散染料、など通常インクジェット記録に使用される各種染料を使用することができる。
本発明で使用される顔料としては、特別な制限なしに無機顔料、有機顔料を使用することができる。
無機顔料としては、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。また有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用することができる。
本発明の好ましい態様によれば、これらの顔料は、分散剤または界面活性剤で水性媒体中に分散させて得られた顔料分散液としてインク組成物Aに添加されるのが好ましい。好ましい分散剤としては、顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を使用することができる。なお、この顔料分散液に含まれる分散剤および界面活性剤がインク組成物Aの分散剤および界面活性剤としても機能することは当業者に明らかであろう。
インク組成物Aにおける色材の添加量は、0.1〜25重量%程度の範囲が好ましく、より好ましくは0.5〜15重量%程度の範囲である。
次に、本発明のインクジェット記録方法に用いられるインク組成物Aに含まれる紫外線吸収剤及び酸化防止剤について説明する。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインク組成物Aに含まれる紫外線吸収剤及び酸化防止剤としては、特に限定されず、公知公用のものを用いることができる。
例えば、紫外線吸収剤としては、ケイ皮酸誘導体(メトキシケイ皮酸オクチル)、ジベンゾイルメタン誘導体(t−ブチルメトキシベンゾイル)、パラアミノ安息香酸誘導体(ジメチルパラアミノ安息香酸オクチル)、ベンゾフェノン系化合物等が挙げられる。ベンゾフェノン系化合物としては、市販品としてKEMISORB 10,11,11S,12,111,1001,1011(登録商標 ケミプロ化成(株)製)が挙げられる。
酸化防止剤としては、ヨウ化ジメチルアミノスチリルヘプチルメチルチアゾリウム、ビタミンC、ビタミンCジパルミテート、ビタミンCステアレート、ビタミンCテトラヘキシルデカノール、ビタミンCパルミテート、ビタミンCリン酸マグネシウム、ビタミンE、ビタミンEアセテート、ルチン、酵素処理イソクエルシトリン、ミリシトリン、ヒンダードフェノール系化合物等が挙げられる。ルチンとしては、市販品としてルチンK−2(登録商標 キリヤ化学(株)製)が挙げられる。ヒンダードフェノール系化合物としては、市販品としてIrganox 1076(登録商標 チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)が挙げられる。
また1剤で紫外線吸収剤と酸化防止剤としての機能を有するものも使用可能である。このような1剤で紫外線吸収剤と酸化防止剤としての機能を有するものとしては、市販品としてサンメリン(登録商標 三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)が挙げられる。
インク組成物Aにおける紫外線吸収剤と酸化防止剤の添加量は、特に限定されないが0.01〜5.0重量%程度の範囲が好ましく、より好ましくは0.05〜1.0重量%程度の範囲である。
本発明のインク組成物Aには、水性溶媒を含んでいてもよい。更に任意の成分として、樹脂エマルジョン、無機酸化物コロイド、湿潤剤、pH調製剤、防腐剤、防かび剤等を添加しても良い。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインク組成物Bに含まれる光重合開始剤とは、例えば、200nm〜450nm程度の領域の紫外線又は可視光を吸収しラジカルまたはイオンを生成して重合性化合物の重合を開始させるものである。
本発明のインク組成物Bに用いられる光重合開始剤は、代表的なものとして、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、イソプロピルベンゾインエーテル、イソブチルベンゾインエーテル、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、ベンジル、ジエトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン、クロロチオキサントン、2−クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、ポリ塩化ポリフェニル、ヘキサクロロベンゼン等が挙げられ、好ましくは、イソブチルベンゾインエーテル、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシムである。
また、Vicure10、30(Stauffer Chemical社製)、Irgacure184、651、2959、907、369、1700、1800、1850、819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、Darocure1173(EM Chemical社製)、QuantacureCTX、ITX(Aceto Chemical社製)、Lucirin TPO(BASF社製)の商品名で入手可能な光重合開始剤も使用することができる。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインク組成物Bに含まれる重合性化合物とは、光重合開始剤から生成するラジカルまたはイオンにより重合されるものであれば特に限定されず、オリゴマーまたはモノマー等がある。
本発明のインク組成物Bに含まれるオリゴマーとは、中程度の大きさの相対分子質量をもつ分子で、相対分子質量の小さい分子から実質的あるいは概念的に得られる単位の少数回の繰返しで構成された構造をもつものをいう。また本発明において用いられるオリゴマーは、光重合性プレポリマー、ベースレジンまたはアクリルオリゴマーと呼ばれるものでもある。
本発明において用いられるオリゴマーは、例えば骨格を構成する分子構造により、ポリエステルアクリレート、ポリウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレート、オリゴアクリレート、アルキドアクリレート、ポリオールアクリレート等が挙げられ、好ましくは、ポリエステルアクリレート、ポリウレタンアクリレートである。
本発明のインク組成物Bに含まれるモノマーとは、高分子の基本構造の構成単位となり得る分子をいう。また本発明において用いられるモノマーは光重合性モノマーとも呼ばれ、単官能アクリレート、多官能アクリレートが含まれる。
本発明において用いられるモノマーは、代表的なものとして、ジエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ヒドロキシピオペリン酸エステルネオペンチンルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリストールトリアクリレート、ジペンタエリストールヘキサアクリレート、アクロイルモルホリン、2−フェノキシエチルアクリレート、フタル酸水素−(2,2,2−トリアクロイルオキシメチル)エチル、ジペンタエリストールポリアクリレート、ジペンタエリストールポリアクリレート、N−ビニルフォルムアミド、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセリンEO付加物トリアクリレート等が挙がられ、好ましくは、アクロイルモルホリン、2−フェノキシエチルアクリレート、フタル酸水素−(2,2,2−トリアクロイルオキシメチル)エチル、ジペンタエリストールポリアクリレート、ジペンタエリストールポリアクリレート、N−ビニルフォルムアミド、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセリンEO付加物トリアクリレートである。
本発明に用いられるモノマーは、分子量が100〜3,000程度の範囲、好ましくは100〜2,000程度の範囲のものが使用される。
本発明のインク組成物Bにモノマーを含んでなる場合には、インク組成物Bにおけるモノマーの含有量は1〜70重量%程度の範囲、好ましくは3〜50重量%程度の範囲である。
なお、オリゴマーとモノマーは共重合して3次元化する性質を有する。従って、インク組成物Bにおける、オリゴマーまたはモノマーの含有量は、重合効率、重合速度、重合後の耐性収縮率、重合被膜強度等を考慮して定める必要がある。
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインク組成物Bに含まれる重合促進剤としては、特に限定されないが、Darocure EHA、EDB(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)等が挙げられる。
また、その他の重合促進剤としては、重合性官能基を有する微粒子等が挙げられる。
重合性官能基を有する微粒子の作用機構としては、明確ではないが、紫外線を吸収し開裂した光重合開始剤により生成したラジカルが、微粒子表面に吸着されて安定化し、微粒子表面に導入された重合性官能基及び表面に吸着されたモノマーと容易に反応を開始する事により重合反応を促進するものと推測される。
重合性官能基を有する微粒子とは、特に限定されないが、一般的に体質顔料と称されるもので、シリカ、アルミナ、チタニア、酸化カルシウム等の無機化合物が例示され、特に、シリカ、アルミナ等の透明なものも好適に使用できる。
また、該微粒子が有する重合性官能基としては、特に限定されず、アクリロイル基、メタクリロイル基等が例示され、さらに、1つ以上の二重結合を有する重合性官能基とすることも可能である。
該微粒子の大きさとしては、特に限定されないが、粒径が10〜100nmのものが好ましい。
該重合性官能基を有する微粒子の調製方法は、特に限定されないが、テトラエトキシシラン等のシラン化合物のゾルゲル反応によって、水酸基等を多数有するシリカ微粒子を作製し、該水酸基に重合性官能基を付与できるような化合物と反応させる方法が挙げられる。
本発明のインク組成物Bにおける、該重合性官能基を有する微粒子の含有量としては、特に限定されず、使用形態、条件、インク組成物の粘度と重合性の関係等に応じて適宜選択されるべきものであるが、インク組成物全量に対し10質量%以下であることが好ましい。
本発明のインク組成物Bには、水性溶媒を含んでいてもよい。更に任意の成分として、多価金属塩、またはポリアリルアミン若しくはその誘導体、湿潤剤、pH調製剤、防腐剤、防かび剤等を添加しても良い。
また、本発明のインク組成物AおよびBは、25℃での粘度の差が2mPa・s以下であることが、インクジェット記録における取り扱い性上好ましい。
また、本発明のインク組成物AおよびBは、双方とも有機溶剤を含まず、無溶剤型のインク組成物であることが好ましい。
本発明のインクジェット記録方法は、記録媒体上にインク組成物Aを吐き出し、その直後に、インク組成物Bを吐出し、その後に、紫外線を照射するものである。
紫外線の照射量は、10mJ/cm以上、10,000mJ/cm以下であり、また、好ましくは50mJ/cm以上、6,000mJ/cm以下の範囲で行う。かかる程度の範囲内における紫外線照射量であれば、十分硬化反応を行うことができる。
紫外線照射は、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等のランプが挙げられる。例えばFusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いて行うことができる。
また、紫外線発光ダイオード(紫外線LED)や紫外線発光半導体レーザ等の紫外線発光半導体素子により、紫外線照射を行うことができる。
また、本発明のインクジェック記録方法では、紫外線光照射の前、同時またはその後に加熱してもよい。加熱は、記録媒体に熱源を接触させて加熱する方法、赤外線やマイクロウェーブ(2,450Mhz程度に極大波長を持つ電磁波)などを照射し、または熱風を吹き付けるなど記録媒体に接触させずに加熱する方法などが挙げられる。
更に本発明によるインクジェット記録方法を実施する記録装置を説明する。
図1のインクジェット記録装置は、インク組成物Aとインク組成物Bとを記録媒体に付着させる手段と、それらを付着させる手段の駆動系と、記録媒体を移動させる手段と、記録媒体に紫外線照射と加熱する手段と、クリーニング手段と、から構成されている。
本発明の、インク組成物Aを有するインクタンク2aおよびインク組成物Bを有するインクタンク2bとチューブ3で連結された記録ヘッド1a(および1b)は、キャリッジ4に沿ってモータ5で駆動されるタイミングベルト6によって矢印A方向に移動する。その移動の間に、記録ヘッド1aのノズル面からインク組成物Aが吐出され、プラテン8およびガイド9によって記録ヘッド1aと対面する位置に置かれている記録媒体7に付着する。次に記録媒体7は、紙送り方向矢印Bに所定量移送される。その間、記録ヘッド1a(および1b)は図中で矢印Aと逆方向に移動し、記録媒体7の左端の位置に戻る。そして、すでにインク組成物Aが付着している記録媒体に記録ヘッド1bのノズル面からインク組成物Bが吐出されて、印字が行なわれる。印字された記録媒体7はさらに紙送り方向矢印Bに所定量移送されて、紫外線照射手段15による紫外線照射およびヒータ14による加熱処理を受ける。これらの処理を受けた記録媒体7の表面上では、インク組成物Aとインク組成物Bとが硬化反応を起こし色材が記録媒体7上で固着する。印字処理がされた記録媒体7は紙送り方向矢印Bにさらに移送される。なお、本装置には吸引ポンプ11が連結されたキャップ10を有しており、これらの機構によりクリーニング操作が行われる。吸引されたインク組成物等はチューブ12を介して廃インクタンク13に貯められる。
以下本発明を以下の実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
1.インク組成物A
(イエロー顔料インク組成物1(Y1))
C.I.ピグメントイエロー74(色材) 3.5wt%
スチレン−アクリル酸共重合体(分散剤) 1wt%
グリセリン 5wt%
トリエチレングリコール 3wt%
トリエタノールアミン 1wt%
サーフィノール465(界面活性剤、Air Product and Chemicals,Inc製) 1wt%
KEMISORB 11S(ケミプロ化成(株)製、水溶性紫外線吸収剤) 0.5wt%
ルチンK−2(キリヤ化学(株)製、水溶性酸化防止剤) 0.05wt%
イオン交換水 残量
(イエロー顔料インク組成物2(Y2)
C.I.ピグメントイエロー74(色材) 3.5wt%
スチレン−アクリル酸共重合体(分散剤) 1wt%
グリセリン 5wt%
トリエチレングリコール 3wt%
トリエタノールアミン 1wt%
サーフィノール465(界面活性剤、Air Product and Chemicals,Inc製) 1wt%
イオン交換水 残量
2.インク組成物の調製
上記の組成からなるインク組成物を調製した。調製は下記の要領で行った。
色材である顔料と分散剤とイオン交換水を混合して、サンドミル(安川製作所製)中で、ガラスビーズ(直径1.7mm、混合物の1.5倍量(重量))とともに2時間分散させた。その後、ガラスビーズを分解し、顔料分散液を調製した。
次いで、顔料、分散剤を除く溶剤を混合してインク溶媒として、上記の顔料分散液を攪拌しながらインク溶媒を徐々に液下して、常温で20分間攪拌した後に、5μm孔径のメンブランフィルターで濾過して、インクジェット記録用インク組成物Aとした。
3.透明インク組成物B
(透明インク組成物1(T1))
N−ビニルフォルムアミド(ビームセット770 荒川化学工業(株)製) 53wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(アロニックスM−220 東亜合成(株)製) 25wt%
グリセリンEO付加物トリアクリレート
(NKエステル A−Gly−3E 新中村化学(株)製) 10wt%
Irgacure819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.5wt%
Irgacure369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 3.5wt%
Darocur EHA(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
重合性微粒子1の製法
シリカゾルIPA−ST(日産化学工業(株)製、シリカ濃度30wt%のイソプロピルアルコール(以下IPAと略す)分散液)88.1重量部を200mL三角フラスコに加え、シランカップリング剤 サイラエースS710(チッソ(株)製)7.9重量部を添加した。マグネティックスターラーで攪拌しながら0.05mol/L濃度の塩酸を4重量部添加し、室温で24時間攪拌しながら反応を行った。その結果、重合性微粒子1を含むIPA分散液Aを得た。
透明インク組成物1の製法
300mL丸底フラスコにN−ビニルフォルムアミド(以下NVF) 70重量部、分散液A 100重量部を加え、ロータリーエバポレーターを用いてIPAを留去し、重合性微粒子1を30wt%含むモノマー溶液Bを得た。
続いて容量100mLの遮光性サンプル瓶に、このモノマー溶液Bを20重量部加え、NVF 39重量部、トリプロピレングリコールジアクリレート 25重量部、グリセリンEO付加物トリアクリレート 10重量部、Irgacure 819 1.5重量部、Irgacure 369 3.5重量部、Darocur EHA 1.0重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌して透明インク組成物1を調製した。
(透明インク組成物2(T2))
N−ビニルフォルムアミド(ビームセット770 荒川化学工業(株)製) 59wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(アロニックスM−220 東亜合成(株)製) 25wt%
グリセリンEO付加物トリアクリレート
(NKエステル A−Gly−3E 新中村化学(株)製) 10wt%
Irgacure819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.5wt%
Irgacure369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 3.5wt%
Darocur EHA(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.0wt%
透明インク組成物2の製法
容量100mLの遮光性サンプル瓶にNVF 59重量部、トリプロピレングリコールジアクリレート 25重量部、グリセリンEO付加物トリアクリレート 10重量部、Irgacure 819 1.5重量部、Irgacure 369 3.5重量部、Darocur EHA 1.0重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌して透明インク組成物2を調製した。
(透明インク組成物3(T3))
N−ビニルフォルムアミド
(ビームセット770 荒川化学工業(株)製) 52.5wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(アロニックスM−220 東亜合成(株)製) 25wt%
グリセリンEO付加物トリアクリレート
(NKエステル A−Gly−3E 新中村化学(株)製) 10wt%
Irgacure819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.5wt%
Irgacure369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 3.5wt%
Darocur EHA(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.0wt%
KEMISORB 1001(ケミプロ化成(株)製、紫外線吸収剤) 0.5wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
透明インク組成物3の製法
遮光性を有する容器にモノマー溶液Bを20重量部、ビームセット770 38.5重量部、アロニックスM−220 25重量部、NKエステル A−Gly−3E 10重量部、Irgacure 819 1.5重量部、Irgacure 369 3.5重量部、Darocur EHA 1重量部、KEMISORB 1001 0.5重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌、混合して透明インク組成物3を調製した。
(透明インク組成物4(T4))
N−ビニルフォルムアミド
(ビームセット770 荒川化学工業(株)製) 52.0wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(アロニックスM−220 東亜合成(株)製) 25wt%
グリセリンEO付加物トリアクリレート
(NKエステル A−Gly−3E 新中村化学(株)製) 10wt%
Irgacure819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.5wt%
Irgacure369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 3.5wt%
Darocur EHA(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.0wt%
KEMISORB 1001(ケミプロ化成(株)製、紫外線吸収剤) 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
透明インク組成物4の製法
遮光性を有する容器にモノマー溶液Bを20重量部、ビームセット770 38重量部、アロニックスM−220 25重量部、NKエステル A−Gly−3E 10重量部、Irgacure 819 1.5重量部、Irgacure 369 3.5重量部、Darocur EHA 1重量部、KEMISORB 1001 1.0重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌、混合して透明インク組成物4を調製した。
(透明インク組成物5(T5))
N−ビニルフォルムアミド
(ビームセット770 荒川化学工業(株)製) 52.0wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(アロニックスM−220 東亜合成(株)製) 25wt%
グリセリンEO付加物トリアクリレート
(NKエステル A−Gly−3E 新中村化学(株)製) 10wt%
Irgacure819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.5wt%
Irgacure369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 3.5wt%
Darocur EHA(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.0wt%
Irganox 1076
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、酸化防止剤) 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
透明インク組成物5の製法
遮光性を有する容器にOLE_LINK1モノマー溶液Bを20重量部、OLE_LINK1ビームセット770 38重量部、アロニックスM−220 25重量部、NKエステル A−Gly−3E 10重量部、Irgacure 819 1.5重量部、Irgacure 369 3.5重量部、Darocur EHA 1重量部、Irganox 1076 1.0重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌、混合して透明インク組成物5を調製した。
(透明インク組成物6(T6))
N−ビニルフォルムアミド
(ビームセット770 荒川化学工業(株)製) 51.0wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(アロニックスM−220 東亜合成(株)製) 25wt%
グリセリンEO付加物トリアクリレート
(NKエステル A−Gly−3E 新中村化学(株)製) 10wt%
Irgacure819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.5wt%
Irgacure369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 3.5wt%
Darocur EHA(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)) 1.0wt%
KEMISORB 1001(ケミプロ化成(株)製、紫外線吸収剤) 1.0wt%
Irganox 1076
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、酸化防止剤) 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
透明インク組成物6の製法
遮光性を有する容器にモノマー溶液Bを20重量部、ビームセット770 37重量部、アロニックスM−220 25重量部、NKエステル A−Gly−3E 10重量部、Irgacure 819 1.5重量部、Irgacure 369 3.5重量部、Darocur EHA 1重量部、KEMISORB 1001 1.0重量部、Irganox 1076 1.0重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌、混合して透明インク組成物6を調製した。
OLE_LINK2化合物の商品名について
・Irgacure 819(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキシド)
・Irgacure 369(2−ベンジル−2−ジメチルアミン−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1)
・Darocur EHA(2−エチルヘキシル−4−ジメチルアミノベンゾエート)
OLE_LINK2
4.評価方法
(1)透明インク組成物(インク組成物B)の硬化性試験
透明インク組成物1〜6をそれぞれガラス板状に滴下し、照射光源に紫外線LEDを用いた紫外線照射装置により、365nmにおける積算光量が110mJ/cmになるような硬化条件で印字および硬化処理を行った。この場合の硬化性を外観にて目視評価した。
なお紫外線照射装置としては、以下のものを用いた。
光源 紫外線LED UCCU033(日亜化学工業(株)製)、
出力100mW、ピーク波長365nm
照射条件22mW/cm、積算光量110mJ/cm
硬化性 評価指標は以下の通りである。
○:完全に硬化する。
△:表面又は内部に未硬化の部分がある。
×:一部だけが硬化する。
評価結果を下記表1に示す。
Figure 0004484657
(2)耐光性試験
セイコーエプソン株式会社製インクジェットプリンタPM−G900を利用し、下記表2のインク組成物AおよびBをそれぞれ別のノズル列に充填し、常温・常圧下にて吐出する条件でパターン印刷を実施した。記録媒体には写真用紙<絹目調>(セイコーエプソン(株)製、型番KA420MSH)を用いた。そして排紙口に設置した紫外線照射装置(上記硬化性試験に使用したもの)により、365nmにおける積算光量が110mJ/cmになるような硬化条件で印字及び硬化処理を行い、続いて耐光性評価を行った。
耐光性試験における光照射はキセノンウエザオメーターCi−5000(ATLAS社製)を使用して行い、照度105W/G(300〜400dyn/cm=約150,000Lux)、温度24℃、湿度60%RHの条件で、サンプル上に空気層と2mm厚のソーダライムガラスを設置した。
光照射前、光照射400時間後および600時間後のO.D.値(光学濃度)をそれぞれ分光光度計GRETAG SPM100(GRETAG社製)を用いて測定し、以下の数式で表わされる相対O.D.値を示した。
相対O.D.値=測定時のO.D.値/初期O.D.値
この相対O.D.値が高いほど(1に近いほど)、耐光性が高いことになる。
評価結果を下記表2に示す。
Figure 0004484657
本発明によるインクジェット記録方法の実施に好ましく用いられるインクジェット記録装置を示す図である。
符号の説明
1a 記録ヘッド、1b 記録ヘッド、2a インクタンク、2b インクタンク、3 チューブ、4 キャリッジ、5 モータ、6 タイミングベルト、7 記録媒体、8 プラテン、9 ガイド、10 キャップ、11 吸引ポンプ、12 チューブ、13 廃インクタンク、14 ヒータ、15 紫外線照射手段

Claims (2)

  1. 記録媒体に、少なくとも色材と紫外線吸収剤と酸化防止剤とを含有するインク組成物Aをインクジェット出力し、次いで重合性官能基を有し且つシリカ、アルミナ、チタニア又は酸化カルシウムからなる微粒子と光重合開始剤と重合性化合物とを少なくとも含有するインク組成物Bをインクジェット出力させてから、紫外線を照射して、印字を行うことと、上記インク組成物Aのインクジェット出力とインク組成物Bのインクジェット出力との間に、記録ヘッド主走査方向1往復分程度の時間差を設けることとを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記色材が顔料である請求項1記載のインクジェット記録方法。
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