JP4484450B2 - 統合的監視解析装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場における各種設備の統合的監視解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工場における各設備の稼働状況の監視や解析は、工場内において、例えば生産工程毎に個別に行う方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記方法のように、生産工程毎に、個別に、例えば各設備の稼働状況の監視や解析を行うのでは、当該各稼働状況の監視や解析を行う装置を、生産工程毎に個別に準備しなければならず、また、問題解決までに多くの準備時間や作業時間を必要とするという不具合が生ずる。
【0004】
そこで、本発明は、このようなことに対処するため、工場等における生産設備等各種設備の工程上の稼働状況の監視から当該各工程毎の正常稼働を妨げる要因の把握までの問題を統合的に監視して解析するようにした統合的監視解析装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0005】
本発明は、上記の目的を達成するため、工場内に設置した複数の生産設備及び(又は)ライン搬送設備の作動を制御して各設備の作動状態を表すデータを設備データとして出力する設備用PLCと、この設備用PLCから入力した前記設備データに基づき前記各設備の稼働状況(異常の有無)を監視して同稼働状況を表すデータを稼働データとして出力する監視用PLCと、前記設備用PLCから取り込んだ前記設備データを収集する第1収集手段(設備データ収集手段)と、前記監視用PLCから取り込んだ前記稼働データを収集する第2収集手段(稼働データ収集手段)と、前記第1収集手段(設備データ収集手段)が収集した前記設備データと前記第2収集手段(稼働データ収集手段)が収集した前記稼働データを格納する記憶媒体を備えた管理サーバと、この管理サーバの前記記憶媒体から前記稼働データと前記設備データを読み出して解析し、前記稼働データの解析結果により不具合のある設備を把握し、当該設備の不具合要因を前記設備データの解析結果から把握する解析把握手段とを備えた統合的監視解析装置を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した本発明による統合的監視解析装置においては、
収集した稼働データや設備データが、これら各データの解析の段階に適した態様で把握されるので、上記複数設備の稼働状況の監視から上記複数設備のうち不具合のある設備の不具合の要因の把握まで、解析把握手段において、統合的に行える。このため、上記複数設備での各工程毎に、監視用PLC、第2収集手段、サーバ及び解析把握手段を、別途、設ける必要がないのは勿論のこと、不具合要因のある設備のメインテナンス等の不具合要因の解決がタイミングよくかつ円滑に行える。
【0008】
本発明の実施にあたっては、前記解析把握手段として、前記不具合のある設備を把握したとき、前記稼働データの解析結果に基づき、当該不具合のある設備の稼働状態が正常か否かを判定する判定手段と、この判定手段が前記不具合のある設備の稼働状態が正常でないと判定したとき、前記不具合のある設備の不具合の要因を前記設備データの解析結果に基づき把握する把握手段を採用するのが望ましい。 この場合には、不具合のある設備であっても正常な稼働状態にある限り、不具合の要因をわざわざ余分に把握するという処理はしないで、所期の目的を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が工場内の生産設備やライン搬送設備等の各種設備に適用される例を示している。本実施形態では、便宜上、生産設備及びライン搬送設備を一つずつ例示して説明するが、当該生産設備やライン搬送設備以外にも各種の設備が上記工場内には配設されている。
【0015】
上記生産設備はアクチュエータ系統Aを備えている。このアクチュエータ系統Aは、例えば、複数のアクチュエータ及びこれら各アクチュエータの作動を検出する各センサを有し、設備用プログラマブルロジックコントローラ10による制御のもと、当該各センサの検出出力に基づき各対応アクチュエータを駆動するように作動する。これに伴い、上記生産設備は、アクチュエータ系統Aの作動に伴い、所定の生産工程上の対象物生産(例えば、自動車部品生産)をするように稼働する。なお、プログラマブルロジックコントローラを、以下、PLCという。
【0016】
また、上記ライン搬送設備はライン搬送系統Lを備えている。このライン搬送系統Lは、例えば、複数のアクチュエータ及びこれら各アクチュエータの作動を検出する各センサを有し、設備用PLC20による制御のもと、当該各センサの検出出力に基づき各対応アクチュエータを駆動するように作動する。これに伴い、上記ライン搬送設備は所定の搬送工程上の対象物搬送(例えば、自動車部品搬送)をするように稼働する。
【0017】
設備用PLC10は、生産設備用PLCプログラムを実行し、その実行中において、上記生産設備を稼働させるようにアクチュエータ系統Aの作動を制御する。また、当該PLC10は、上記PLCプログラムの実行中において、アクチュエータ系統Aのアクチュエータやセンサの動作に基づく上記生産設備の稼働状態をデータとして取り込む。
【0018】
設備用PLC20は、ライン搬送設備用PLCプログラムを実行し、その実行中において、上記ライン搬送設備を稼働させるようにライン搬送系統Lの作動を制御する。また、当該PLC20は、上記ライン搬送設備用PLCプログラムの実行中において、ライン搬送系統Lのアクチュエータやセンサの動作に基づく上記ライン搬送設備の稼働状態をデータとして取り込む。
【0019】
設備データ収集用パーソナルコンピュータ30は、操作部31、コンピュータ部32及び表示部33を備えている。コンピュータ部32は、生産設備用収集プログラムを図2にて示すフローチャートに従い実行し、この実行中において、操作部31の操作のもとに、設備用PLC10からのデータ収集処理(当該PLC10の動作状態のデータとしての収集処理をも含む)や表示部33の表示処理等の各種処理をする。なお、上記生産設備用収集プログラムは、コンピュータ部32に内蔵のハードディスクに格納されている。なお、パーソナルコンピュータは、以下、パソコンという。
【0020】
設備データ収集用パソコン40は、操作部41、コンピュータ部42及び表示部43を備えている。コンピュータ部42は、ライン搬送設備用収集プログラムを図3にて示すフローチャートに従い実行し、この実行中において、操作部41の操作のもとに、設備用PLC20からのデータ収集処理(当該PLC20の動作状態のデータとしての収集処理をも含む)や表示部43の表示処理等の各種処理をする。なお、上記ライン搬送設備用収集プログラムは、コンピュータ部42に内蔵のハードディスクに格納されている。
【0021】
監視用PLC50は、上記生産設備やライン搬送設備の稼働状況(例えば、工程時間のばらつきや異常)を監視するもので、監視用プログラムを実行し、この実行中において、設備用PLC10や設備用PLC20からのデータを、当該PLC10や20の動作状態をも含め、稼働データとして取り込む。
【0022】
稼働データ収集用パソコン60は、操作部61、コンピュータ部62及び表示部63を備えている。コンピュータ部62は、稼働データ収集プログラムを図4にて示すフローチャートに従い実行し、この実行中において、操作部61の操作のもとに、監視用PLC50からの稼働データの収集や表示部43の表示処理等の各種処理をする。なお、上記稼働データ収集プログラムは、コンピュータ部62に内蔵のハードディスクに格納されている。
【0023】
管理サーバ70は、管理プログラムを図5にて示すフローチャートに従い実行し、この実行中において、各パソコン30、40及びパソコン60からのデータ収集処理及びハードディスク70a(以下、HDD70aという)へのデータ格納読み出し処理等の各種処理を行う。上記管理プログラムは、HDD70aに予め格納されている。
【0024】
解析用パソコン80は、操作部81、コンピュータ部82及び表示部83を備えている。コンピュータ部82は、解析プログラムを図6〜図8にて示すフローチャートに従い実行し、この実行中において、管理サーバ70からのデータの解析処理やこの解析処理結果の表示部83での表示処理等の各種処理を行う。なお、上記解析プログラムはコンピュータ部82に内蔵のハードディスクに格納されている。また、本実施形態では、各PLC10、20及び50、各パソコン30、40及び60、管理サーバ70並びに解析用パソコン80は、当該工場内の集中管理室内に配設されて、アクチュエータ系統Aやライン搬送系統L等の各系統と共に、工場内のローカルエリアネットワークシステムを構成している。
【0025】
以上のように構成した本実施形態において、PLC10は、生産設備用PLCプログラムの実行により、アクチュエータ系統Aの各アクチュエータを各対応センサの検出に基づき制御して当該アクチュエータ系統Aを作動させる。これに伴い、上記生産設備は、当該アクチュエータ系統Aの作動に基づき、上記所定の生産工程上の対象物を生産するように稼働する。また、PLC20は、ライン搬送設備用PLCプログラムの実行により、ライン搬送系統Lの各アクチュエータをセンサの検出に基づき制御して、当該ライン搬送系統Lを作動させる。これに伴い、上記ライン搬送設備は、当該ライン搬送系統Lの作動に基づき、上記所定の搬送工程上の対象物を搬送するように稼働する。
【0026】
上述のような生産設備の稼働状態において、当該生産設備の稼働状態がデータとしてPLC10に取り込まれる。すると、PLC10は、自己の動作状態をも含めて、当該取り込みデータを、設備データとしてパソコン30に出力する。
【0027】
また、上述のようなライン搬送設備の稼働状態において、当該ライン搬送設備の稼働状態がデータとしてPLC20に取り込まれる。すると、PLC20は、自己の動作状態をも含めて、当該取り込みデータを、設備データとしてパソコン40に出力する。
【0028】
また、PLC50は、監視用プログラムの実行により、各PLC10、20からのデータを、当該各PLC10、20の動作状態を含め、稼働データとして取り込む。すると、当該PLC50は当該稼働データをパソコン60に出力する。
【0029】
以上のような状態においては、パソコン30では、コンピュータ部32は、生産設備用収集プログラムを図2のフローチャートに従い実行している。この実行中では、図2のステップ100において、操作部31による収集条件の設定指令操作がなされるまで、NOとの判定が繰り返されている。
【0030】
また、パソコン40では、コンピュータ部42は、ライン搬送設備用収集プログラムを図3のフローチャートに従い実行している。この実行中でも、図3のステップ200において、操作部41による収集条件の設定指令操作がなされるまで、NOとの判定が繰り返されている。
【0031】
また、パソコン60では、コンピュータ部63は、稼働データ収集プログラムを図4のフローチャートに従い実行している。ここでも、図4のステップ300において、操作部61による収集条件の設定指令操作がなされるまで、NOとの判定が繰り返されている。
【0032】
また、管理サーバ70は、図5のフローチャートに従い管理プログラムを実行している。ここで、パソコン60からの稼働データや両パソコン30、40のいずれかからの設備データが受信されていなければ、ステップ400及び420での判定がNOと繰り返されている。
【0033】
しかして、パソコン30において、操作部31の操作により収集条件の設定指令がなされると、ステップ100での判定がYESとなり、ステップ110において、収集条件の設定処理が操作部31の操作による設定入力に基づきなされる。これに伴い、収集開始となれば、ステップ120にてYESと判定され、ステップ130において、PLC10からの設備データの収集処理がなされる。このため、当該設備データが、コンピュータ部32により収集されてそのハードディスクに格納される。上述のようにステップ130での処理が終了すると、ステップ130での収集データがステップ140において管理サーバ70にコンピュータ部32により転送される。
【0034】
また、パソコン40において、操作部41の操作により収集条件の設定指令がなされると、ステップ200での判定がYESとなり、ステップ210において、収集条件の設定処理が操作部41の操作による設定入力に基づきなされる。これに伴い、収集開始となれば、ステップ220にてYESと判定され、ステップ230において、PLC20からの設備データの収集処理がなされる。このため、当該設備データが、コンピュータ部42により収集されてそのハードディスクに格納される。上述のようにステップ230での処理が終了すると、ステップ230での収集データがステップ240において管理サーバ70にコンピュータ部32により転送される。
【0035】
また、パソコン60においては、操作部61の操作により収集条件の設定指令がなされると、ステップ300での判定がYESとなり、ステップ310において、収集条件の設定処理が操作部61の操作による設定入力に基づきなされる。これに伴い、収集開始となれば、ステップ320にてYESと判定され、ステップ330において、PLC50からの稼働データの収集処理がなされる。このため、当該稼働データが、コンピュータ部62により収集されてそのハードディスクに格納される。上述のようにステップ330での処理が終了すると、ステップ330での収集データがステップ340において管理サーバ70にコンピュータ部42により転送される。
【0036】
また、パソコン60のコンピュータ部62から管理サーバ70に稼働データが入力されると、図5のステップ400にて当該稼働データの受信であるとしてYESと判定されて、ステップ410において、当該稼働データのHDD70aへの格納処理がなされる。これに伴い、当該稼働データが稼働データデータベース(以下、稼働データDBという)としてHDD70aに格納される。
【0037】
また、各パソコン30、40のいずれかから設備データが管理サーバ70に入力されると、ステップ420にて当該設備データの受信であるとしてYESと判定されて、ステップ430において、当該設備データのHDD70aへの格納処理がなされる。これに伴い、当該設備データが、設備データデータベース(以下、設備データDBという)としてHDD70aに格納される。
【0038】
ステップ420でのNOとの判定或いはステップ430での処理後、解析用パソコン80からのデータの読み出し要求がなければ、ステップ440において、NOとの判定がなされる。
【0039】
このような段階で、解析用パソコン80において、コンピュータ部82が操作部81の操作により解析プログラムの実行を図6のフローチャートに従い開始すれば、稼働状況把握ルーチン500(図7参照)の処理が次のようになされる。この稼働状況把握ルーチン500においては、図7のステップ510にて、稼働データDBの読み出し処理がなされる。
【0040】
これに伴い、コンピュータ部82が、管理サーバ70に対し稼働データDBの読み出しを要求する。このため、管理サーバ70は、上記ステップ440(図5参照)にてYESと判定し、ステップ450にて、HDD70a内の稼働データDBの読み出し処理及び出力処理を行う。これに伴い、管理サーバ70は、HDD70aから稼働データDBを読み出してコンピュータ部82に出力する。
【0041】
ステップ510での処理に伴い、ステップ520において、稼働データ解析グラフ表示処理がなされる。この処理では、稼働データDBのデータ内容が時系列の棒グラフ等の解析グラフからなる表示データとして作成される。すると、表示部83は、コンピュータ部82から当該表示データを入力されて稼働データを解析グラフとして時系列に表示する。
【0042】
ついで、ステップ530において、表示部83の表示内容に基づき設備のうち不具合のある設備の確認処理がなされる。この確認処理では、表示部83の表示内容に基づき、アクチュエータ系統A及びライン搬送系統Lの各アクチュエータや各センサの動作不良やタイミング不良の有無及び上記各PLCプログラムでのバグの発生の有無が視認により不具合の有無として確認される。そして、解析用パソコン80において、不具合のある設備(生産設備やライン搬送設備)が、不具合のあるPLC10や20をも含めて、操作部81の操作でもって、不具合設備データとしてセットされる。
【0043】
このようにして、稼働状況把握ルーチン500の処理が終了すると、次のステップ600(図6参照)において、上記不具合のある設備の稼働率は、不具合のあるPLC10や20の稼働率をも含めて、100%か否かが判定される。ここで、上記稼働データの解析グラフにおいて、上記不具合のある設備の稼働率が、不具合のあるPLC10や20の稼働率をも含めて、100%であることを表されていれば、ステップ600での判定はYESとなる。これは、上述のような不具合があっても、その稼働率が100%であることから、特に設備やPLC10或いは20の不具合の要因を把握する必要がないためである。
【0044】
一方、ステップ600においてNOと判定される場合には、設備不具合要因把握ルーチン700(図8参照)の処理が次のようになされる。この設備不具合要因把握ルーチン700では、図8のステップ710において、設備データDBの読み出し処理がなされる。これに伴い、コンピュータ部82が、管理サーバ70に対し設備データDBの読み出しを要求する。
【0045】
このため、管理サーバ70は、上記ステップ440(図5参照)にてYESと判定し、ステップ450にて、HDD70a内の設備データDBの読み出し処理及び出力処理を行う。これに伴い、管理サーバ70は、HDD70aから設備データDBを読み出してコンピュータ部82に出力する。
【0046】
ステップ710での処理に伴い、ステップ720において、設備データ解析グラフ表示処理がなされる。この処理では、設備データDBのデータ内容が棒グラフ等の解析グラフからなる表示データとして作成される。すると、表示部83は、コンピュータ部82から当該表示データを入力されて設備データを解析グラフとして表示する。
【0047】
ついで、ステップ730において、表示部83の表示内容に基づき不具合設備の不具合の要因の把握処理が、PLC10や20の不具合の要因の把握処理を含めて、視認によりなされる。これに伴い、解析用パソコン80において、不具合設備の不具合の要因が、PLC10や20の不具合の要因をも含めて、操作部81の操作でもって、不具合要因データとしてセットされる。このようにセットされた不具合要因データは、当該ステップ730において、コンピュータ部83による出力のもと、表示部83に表示される。
【0048】
以上のように、収集した稼働データや設備データを、これらデータの解析の段階に適した態様で把握して表示するので、上記生産設備及びライン搬送設備の稼働状況の監視から上記生産設備及びライン搬送設備のうち不具合のある設備の不具合の要因の把握まで、PLC10や20をも含め、解析用パソコン80の処理のもと、統合的に行える。
【0049】
従って、上記生産設備やライン搬送設備での各工程毎に、監視用PLC50、パソコン60、管理サーバ70及びパソコン80を、別途、設ける必要がないのは勿論のこと、不具合要因のある設備のメインテナンス等の不具合要因の解決がタイミングよくかつ円滑に行える。
【0050】
また、以上のような作用効果は、当該工場内にて配設されている上記生産設備やライン搬送設備以外の各設備をも含め、工場内の全設備の全工程において同様に確保され得る。
【0051】
なお、本発明の実施にあたり、図6のステップ600における判断基準「稼働率100%は、これに限ることなく、設備が正常に稼働できる率であればよい。
【0052】
また、本発明の実施にあたり、HDD70aに限ることなく、フロッピイ(登録商標)ディスク等の磁気ディスクその他の記憶媒体をHDD70aに代えて採用してもよい。
【0053】
また、本発明の実施にあたり、PLC10や20をも上記生産設備やライン搬送設備以外の各設備の一つに含めてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1のアクチュエータ系統を制御する設備用PLCに対応するパソコンのコンピュータ部の作用を示すフローチャートである。
【図3】図1のライン搬送系統を制御する設備用PLCに対応するパソコンのコンピュータ部の作用を示すフローチャートである。
【図4】図1の監視用PLCに対応するパソコンのコンピュータ部の作用を示すフローチャートである。
【図5】図1の管理サーバの作用を示すフローチャートである。
【図6】図1の解析用パソコンのコンピュータ部の作用を示すフローチャートである。
【図7】図6の稼働状況把握ルーチンの詳細フローチャートである。
【図8】図6の設備不具合要因把握ルーチンの詳細フローチャートである。
【符号の説明】
10、20…設備用PLC、30、40、60…パソコン、
50…監視用PLC、70…管理サーバ、80…解析用パソコン。
Claims (2)
- 工場内に設置した複数の生産設備及び(又は)ライン搬送設備の作動を制御して各設備の作動状態を表すデータを設備データとして出力する設備用PLCと、
この設備用PLCから入力した前記設備データに基づき前記各設備の稼働状況(異常の有無)を監視して同稼働状況を表すデータを稼働データとして出力する監視用PLCと、
前記設備用PLCから取り込んだ前記設備データを収集する第1収集手段(設備データ収集手段)と、
前記監視用PLCから取り込んだ前記稼働データを収集する第2収集手段(稼働データ収集手段)と、
前記第1収集手段(設備データ収集手段)が収集した前記設備データと前記第2収集手段(稼働データ収集手段)が収集した前記稼働データを格納する記憶媒体を備えた管理サーバと、
この管理サーバの前記記憶媒体から前記稼働データと前記設備データを読み出して解析し、前記稼働データの解析結果により不具合のある設備を把握し、当該設備の不具合要因を前記設備データの解析結果から把握する解析把握手段とを備えた統合的監視解析装置。 - 前記解析把握手段は、
前記不具合のある設備を把握したとき、前記稼働データの解析結果に基づき、当該不具合のある設備の稼働状態が正常か否かを判定する判定手段と、
この判定手段が前記不具合のある設備の稼働状態が正常でないと判定したとき、前記不具合のある設備の不具合の要因を前記設備データの解析結果に基づき把握する把握手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の統合的監視解析装置。
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