JP4483732B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、所定領域内に設けられた機器の消費電力量を制御する制御装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、空調機器、ショーケース、照明機器、換気扇など消費電力量が比較的大きな機器が複数設けられている。このような店舗では、契約電力量を比較的余裕のある量に設定するとともに店舗内に設ける機器の種類や数量を制限する必要があった。従来、たとえば真夏の消費電力量をもとに設定された基準電力量を超えないように各機器の消費電力量を低減制御する制御装置が提案されている(特許文献1参照)。このような制御装置では、各機器の消費電力量を低減することによって、店舗全体における省電力化および契約電力量の削減を図っていた。
特開2000−205628号公報
ところで、従来の制御装置では、消費電力量が大きくなる真夏時の消費電力量をもとに基準電力量を設定していた。しかしながら、真夏時と比べて消費電力量が小さい真冬時などの時期においては、店舗全体で消費される電力量は、基準電力量を下回る場合が多かった。このため、従来の制御装置は、真夏時と比べて消費電力量が小さい時期においては、各機器の消費電力量を低減することがなく、店舗全体における省電力化を円滑に行うことができなかった。また、従来の制御装置は、基準電力量を一度設定すると変更できない場合があった。このため、従来の制御装置は、店舗内に設けられた機器が変更された場合、機器の変更による店舗全体の消費電力量の変化に基準電力量が適合せず、電力量の低減制御を円滑に行うことができなかった。また、従来では、基準電力量が変更可能である場合であっても、制御装置の操作者による基準電力量の再設定処理などの煩雑な処理を必要としていた。
この発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、適切な基準電力量を随時設定して操作者による基準電力量設定処理の負担を軽減し、被制御装置の消費電力量を適切に低減することを可能とする制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる制御装置は、所定領域内に設けられた機器の消費電力量を制御する制御装置において、単位時間あたりに前記機器によって消費される電力量の合計である合計電力量に対して基準となる基準電力量を、所定期間ごとに設定する設定手段と、各所定期間に応じて設定された電力量低減方法を用いて前記機器によって消費される電力量を低減して前記合計電力量を前記基準電力量以内に制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置は、上記の発明において、各所定期間ごとに、前記設定手段によって設定された前記基準電力量および前記合計電力量の最大量である最大電力量を記憶する記憶手段を備え、前記設定手段は、前記記憶手段によって記憶された前年以前の同所定期間における前記基準電力量および前記最大電力量をもとに現所定期間における前記基準電力量を設定することを特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置は、上記の発明において、前記記憶手段は、各所定期間ごとに、前記制御手段による前記合計電力量に対する制御の有無および前記制御手段によって用いられた前記電力量低減方法を記憶し、前記設定手段は、前記記憶手段によって記憶された前年以前の同所定期間における前記基準電力量および前記最大電力量とともに前記制御手段による前記合計電力量に対する制御の有無および前記制御手段によって用いられた前記電力量低減方法をもとに、現所定期間における前記基準電力量を設定することを特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置は、上記の発明において、前記記憶手段は、前記電力量低減方法を用いる各機器毎の優先順位を定めておき、前記設定手段は、前記最大電力量が前記基準電力量を超えていない場合に前記最大電力量の所定値倍に低減した基準電力量に再設定し、前記最大電力量が前記基準電力量を超え、かつ所定の優先順位を超えた電力量低減を行っていた場合に、前記基準電力量の所定値倍に増大した基準電力量に再設定することを特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置は、上記の発明において、過去の前記合計電力量の推移をもとに所定時間経過後の前記合計電力量を予測する予測手段を備え、前記設定手段は、前記予測手段によって予測された前記合計電力量をもとに前記基準電力量を設定することを特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置は、上記の発明において、前記合計電力量を入力する入力手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置は、上記の発明において、前記所定期間は、1か月であることを特徴とする。
本発明によれば、所定期間ごとに基準電力量を設定し、各所定期間に応じて設定された電力量低減方法を用いて各機器によって消費される消費電力量の合計である合計電力量を基準電力量以内に制御するため、どの所定期間であっても適切に消費電力量を低減することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である制御装置について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。また、本実施の形態にかかる制御装置として、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設けられた空調機器、照明機器などの各機器の消費電力量を制御する制御装置を例として説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかる制御装置について説明する。実施の形態1にかかる制御装置は、各機器によって消費される消費電力量の合計である合計電力量に対する基準となる基準電力量を1か月ごとに設定し、設定された基準電力量以内に合計電力量を制御することによって、各機器によって消費される電力量を適切に低減している。
図1は、本実施の形態1における電力量制御システムの全体構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態における電力量制御システム1は、電力量計測部10と、制御装置20と、店舗内に設けられた空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dとを有する被制御装置34とを備える。
電力量計測部10は、店舗内に設けられた被制御装置34によって単位時間当たりに消費される電力量の合計である合計電力量を計測し、制御装置20に出力する。電力量計測部10は、電力量計測部10と制御装置20との間の有線接続を介して合計電力量を示すパルスを出力してもよい。また、電力量計測部10は、ネットワーク回線を介して合計電力量を含む情報を制御装置20に出力してもよい。
制御装置20は、被制御装置34を構成する空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dを制御する。制御装置20は、合計電力量に対して基準となる基準電力量を1か月ごとに設定する。制御装置20は、各月に応じて設定された電力量低減方法を用いて、被制御装置34を構成する空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dによって消費される電力量を低減して合計電力量を基準電力量以内に制御している。
被制御装置34を構成する空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dは、制御装置20によって動作が制御されている。たとえば、空調機器34aは、制御装置20の制御のもと、冷房、暖房などの運転モード、設定温度の変更、風量、風向きなどを変更する。照明機器34bは、制御装置20の制御のもと、調光を行う。ショーケース34cは、制御装置20の制御のもと、温度設定の変更、除霜ヒータおよび防露ヒータの稼動や停止、ケース内照明の調光などを行う。換気扇34dは、制御装置20の制御のもと、換気扇の稼動および停止、風量の切り替え、方向の切り替え、換気の強弱の変更を行う。さらに、空調機器34a、ショーケース34cに冷媒供給する冷凍機も同様に、制御装置20の制御のもと、運転率や圧力設定などの変更を行う。
つぎに、図1に示す制御装置20について説明する。図1に示すように、制御装置20は、制御装置20の動作指示および制御装置20が行う処理の指示情報を制御部23に入力する入力部21、制御部23から出力された情報を出力する出力部22、制御装置20の各構成部位を制御する制御部23、被制御装置34を制御する装置制御部24、基準電力量を設定する設定部25、各種情報を記憶する記憶部27を備える。
入力部21は、制御装置20の動作指示および制御装置20が行う処理の指示情報を制御部23に入力する。入力部21は、電力量計測部10から出力された合計電力量を含む情報を制御部23に入力する。入力部21は、外部通信用インターフェース等を用いて実現され、電力量計測部10や外部装置(図示せず)等から出力された情報を入力してもよい。入力部21は、たとえば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどによって実現されてもよい。また、入力部21は、DI/DO,AI/AOによる制御装置20の電源のONおよびOFFや情報の取得も可能である。また、入力部21は、マイクロフォンを用いて実現され、制御部23の制御のもと、外部からの音声情報を制御部23に入力してもよい。
出力部22は、制御部23の制御のもと、制御部23から出力された情報を出力する。出力部22は、ディスプレイやプリンタなどの可視表示出力できるものによって実現されてもよい。出力部22は、スピーカーを用いて実現されてもよい。出力部22は、電力量計測部10から入力された合計電力量が基準電力量を超えていた場合には、これを報知する所定の警告表示、警告音声を出力してもよい。また、制御装置20の各構成部の処理動作にエラーが発生した場合、これを報知する所定のエラー表示、エラー音声を出力してもよい。また、出力部22は、外部通信用インターフェース等を用いて実現され、外部装置(図示せず)等に対する情報通信を行ってもよい。
制御部23は、入力部21、出力部22、装置制御部24、設定部25、記憶部27の各処理または動作を制御する。制御部23は、各月に応じて設定された電力量低減方法を用いて各被制御装置34によって消費される電力量の低減を装置制御部24に指示し、合計電力量を基準電力量以内に制御する。
装置制御部24は、制御部23の制御のもと、被制御装置34の各機器の運転を制御し、各被制御装置34の消費電力量を制御する。装置制御部24は、空調機器34aを制御する空調制御部24a、照明機器34bを制御する照明制御部24b、ショーケース34cを制御するショーケース制御部24c、換気扇34dを制御する換気扇制御部24dを有する。なお、制御部23および装置制御部24は、特許請求の範囲における制御手段として機能する。
設定部25は、月ごとに基準電力量を設定する基準電力量設定部26を備え、基準電力量設定部26が設定した基準電力量を制御部23に出力する。基準電力量設定部26は、記憶部27によって記憶された前年以前の同月の基準電力量および合計電力量の最大量である最大電力量をもとに、当月の基準電力量を設定する。基準電力量設定部26は、前年以前の同月の基準電力量および最大電力量とともに、前年以前の同月において制御部23、装置制御部24における合計電力量に対する制御の有無および制御部23、装置制御部24によって用いられた電力量低減方法をもとに、基準電力量を設定する。
記憶部27は、たとえばハードディスク装置などによって実現される。記憶部27には、電力量計測部10から出力された合計電力量を含む各種情報が記憶される。記憶部27には、たとえば図2に示すように、各月と、基準電力量の初期値である初期基準電力量とを対応させたテーブルTaが格納される。この初期基準電力量は、月ごとの合計電力量の予測量に所定の余裕量を加えて設定される。また、記憶部27は、各年の各月における基準電力量、最大電力量、制御装置20による合計電力量に対する制御の有無、電力量低減方法に対応する制御順位を記憶する。これらの基準電力量、最大電力量、最大制御装置20による合計電力量に対する制御の有無および制御順位は、テーブルTaに記載される。また、記憶部27には、各月に応じて設定された電力量低減方法が示されたテーブルが格納される。このテーブルは、適切な省電力化を図るために、たとえば図3に示すテーブルTbのように、7〜9月を含む夏期、1〜3月を含む冬期、4〜6月および10〜12月を含む中間期によってそれぞれ異なる電力量低減方法が設定されている。制御部23は、このテーブルTbを参照し、各時期に応じて、制御順位の1位から順に記載された電力量低減方法を用いて、被制御装置34の消費電力量を低減する。
つぎに、図4を参照して、制御装置20の被制御装置に対する制御手順について説明する。図4は、制御装置20における制御処理の処理手順を示すフローチャートである。図4において、制御部23は、本日が基準電力量の設定日か否かを判断する(ステップS102)。本実施の形態1では、1か月ごとに基準電力量を設定しており、たとえば、毎月1日に基準電力量を設定する。制御部23は、本日が基準電力量の設定日であると判断した場合(ステップS102:Yes)、設定部25に対して、基準電力量の設定処理を指示する。設定部25は、制御部23からの指示を受け、当月の基準電力量を設定する設定処理を行い(ステップS104)、設定した基準電力量を制御部23に出力する。制御部23は、本日が基準電力量の設定日でないと判断した場合(ステップS102:No)および設定処理(ステップS104)が終了した場合、制御部23、装置制御部24は、合計電力量を設定部25によって設定された当月の基準電力量以内に制御する制御処理を行う(ステップS106)。
つぎに、図4に示す設定処理について説明する。図5は、図4に示す設定処理の処理手順を示すフローチャートである。図5において、基準電力量設定部26は、制御部23を介して、図2に示すテーブルTaを参照し、記憶部27に前年同月の情報があるか否かを判断する(ステップS122)。前年同月の情報としては、前年同月の基準電力量、最大電力量、合計電力量に対する制御の有無および制御順位がある。なお、制御装置20による被制御装置34への電力量低減制御が行われている場合、基準電力量設定部26は、テーブルTaの制御順位および図3に示すテーブルTbの電力量低減方法をもとに、最大電力量を換算し、算出する。
基準電力量設定部26は、テーブルTaに前年同月の情報がないと判断した場合(ステップS122:No)、テーブルTaを参照し、テーブルTaに記載された当月の初期基準電力量を取得し、取得した初期基準電力量B0を当月の基準電力量Bmとして設定する(ステップS124)。そして、設定部25は、基準電力量設定部26が設定した当月の基準電力量Bmを制御部23に出力し、設定処理を終了する。なお、制御部23は、設定部25から出力された基準電力量を当年当月の基準電力量BmとしてテーブルTaに記載する。
また、基準電力量設定部26は、前年同月の情報があると判断した場合(ステップS122:Yes)、テーブルTaを参照し、テーブルTaに記載された前年同月の情報を取得する(ステップS126)。ここで、基準電力量設定部26は、前年同月の基準電力量、最大電力量、合計電力量に対する制御の有無および制御順位を取得する。そして、基準電力量設定部26は、取得した前年同月の最大電力量Mが基準電力量Bを超えているか否かを判断する(ステップS128)。
基準電力量設定部26が、最大電力量Mが基準電力量Bを超えていないと判断した場合(ステップS128:No)は、前年同月に制御装置20による被制御装置34への電力量低減制御が行われていない場合である。この場合、基準電力量Bは、最大電力量Mに対し大きな余裕を含んだ状態で設定されているものと考えられる。そこで、基準電力量設定部26は、前年同月よりも合計電力量を低減するため、前年同月の最大電力量Mの値よりも小さい値で当月の基準電力量Bmを設定する。たとえば、前年同月の最大電力量Mを10%低減したい場合には、基準電力量設定部26は、当月の基準電力量Bmを前年同月の最大電力量値M×0.9の値に設定する(ステップS130)。そして、設定部25は、基準電力量設定部26が設定した当月の基準電力量Bmを制御部23に出力し、設定処理を終了する。
一方、基準電力量設定部26が最大電力量Mは基準電力量Bを超えていると判断した場合(ステップS128:Yes)は、前年同月に制御装置20による被制御装置34への電力量低減制御が行われている場合である。そこで、基準電力量設定部26は、前年同月に制御装置20による被制御装置34への電力量低減制御の内容、具体的には、前年同月に行われた合計電力量に対する制御の制御順位をもとに前年同月の基準電力量Bは適切な値に設定されているか否かを判断する。この場合、いずれの制御順位をもとに判断するかは、店舗内に設けられた各機器の消費電力量や契約電力量を考慮し決定する。このため、基準電力量設定部26は、図5に示すように、制御装置20が被制御装置34に対して行った電力量低減制御の制御順位のうち、制御順位はm位を超えているか否かを判断する(ステップS132)。図3のテーブルTbに示すように、たとえば基準電力量が220[kW/h]に設定された冬期に制御順位8位までの電力量低減方法を用いて制御を行った場合、制御装置20は、20[kW/h]の電力量を低減している。この場合、基準電力量220[kW/h]に対して10%以内の電力量が低減されており、制御装置20は、最適な電力量低減制御を行っていたものと判断できる。これに対して、制御順位が9位以上である場合、制御装置20は、基準電力量220[kW/h]に対して10%以上の電力である22.5[kW/h]の電力量を低減している。この場合には、各被制御装置34の消費電力量に対して基準電力量が小さく、制御装置20は、過度に制御を行っている場合も含むものと考えられる。このため、テーブルTa,Tbを例にした場合には、ステップS132では、制御順位がテーブルTbに示す8位を超えているか否かを判断する。なお、ステップS132で判断する制御順位は、月ごと、あるいは、夏期、冬期、中間期に応じて異なる順位としてもよい。
基準電力量設定部26は、合計電力量に対する制御順位はm位を超えていないと判断した場合(ステップS132:No)、当月の基準電力量Bmを前年同月の基準電力量Bと同じ値に設定する(ステップS134)。制御装置20は、各被制御装置34に対して適切に電力量を制御していたものと考えられ、基準電力量Bを変更する必要がないためである。そして、設定部25は、基準電力量設定部26が設定した当月の基準電力量Bmを制御部23に出力し、設定処理を終了する。
これに対し、基準電力量設定部26は、合計電力量に対する制御順位がm位を超えていていると判断した場合(ステップS132:Yes)、たとえば、当月の基準電力量Bmを前年同月の基準電力量B×1.1の値に設定する(ステップS136)。制御装置20は、各被制御装置34の消費電力量に対して基準電力量が小さく、制御装置20は、過度に制御を行っている場合も含むものと考えられ、基準電力量Bに対して余裕量を加える必要があると考えられるためである。なお、前年同月の最大電力量Mを10%低減したい場合には、ステップS136において、基準電力量設定部26は、当月の基準電力量Bmを前年同月の最大電力量M×0.9の値に設定してもよい。また、出力部22は、基準電力量Bmが実際の契約電力量を超える場合には、その旨を報知する警告音声、警告表示を出力してもよい。制御装置20の操作者は、この警告音声、警告表示によって、基準電力量Bmが実際の契約電力量を超えることを認識し、契約電力量の再検討や店舗内における各機器の設置状態の再考を迅速に行うことができる。
つぎに、図5に示す設定処理について、図2に示すテーブルTaを参照して具体的に説明する。まず、当月が2005年1月である場合を例に説明する。基準電力量設定部26は、テーブルTaを参照し、テーブルTaに記載された前年同月の情報を取得する(ステップS126)。この場合、基準電力量設定部26は、テーブルTaの2004年の基準電力量を示す欄Cb4,最大電力量M4を示す欄Cm4,電力制御の有無を示す欄Cg4、制御装置20が行った制御順位を示す欄Cn4から、2004年1月の基準電力量B41、最大電力量M41、合計電力量に対する制御の有無および制御順位を取得する。この場合、2004年1月の最大電力量M41は基準電力量B41を超えていないため(ステップS128:No)、基準電力量設定部26は、2005年1月の基準電力量B51を2004年1月の最大電力量値M41×0.9の値である198[kW/h]に設定する(ステップS130)。
また、当月が2005年2月である場合、基準電力量設定部26は、2004年2月の基準電力量B42、最大電力量M42、合計電力量に対する制御の有無および制御順位を取得する。この場合、図2のテーブルTaに示すように、2004年2月の最大電力量M42は基準電力量B42を超えている(ステップS128:Yes)。このため、基準電力量設定部26は、2004年2月における制御順位が8位を超えているか否かを判断する(ステップS132)。図2に示すように、2004年2月の制御順位は3位であり、制御順位が8位を超えていないため(ステップS132:No)、2005年2月の基準電力量B52を2004年2月の基準電力量B42と同じ値である220[kW/h]に設定する(ステップS134)。
また、当月が2005年3月である場合、基準電力量設定部26は、2004年3月の基準電力量B43、最大電力量M43、合計電力量に対する制御の有無および制御順位を取得する。この場合、図2のテーブルTaに示すように、2004年3月の最大電力量M43は基準電力量B43を超えており(ステップS128:Yes)、制御順位が9位であるため(ステップS132:Yes)、2005年5月の基準電力量B55を2004年3月の基準電力量B43×1.1の値である253[kW/h]に設定する(ステップS136)。このように、基準電力量設定部26は、前年同月の基準電力量、最大電力量、電力制御の有無および制御順位をもとに、各月ごとに基準電力量を設定している。
つぎに、図4に示す制御処理について説明する。図6は、図4に示す制御処理の処理手順を示すフローチャートである。図6において、まず、制御部23は、電力量計測部10から出力された単位時間あたりの合計電力量Sを取得する(ステップS142)。そして、制御部23は、当月の基準電力量Bmと取得した合計電力量Sとを比較し、合計電力量Sが基準電力量Bmを超えているか否かを判断する(ステップS144)。
制御部23は、合計電力量Sが基準電力量Bmを超えていないと判断した場合(ステップS144:No)、各被制御装置34の消費電力量を低減する必要がないため、制御処理を終了する。
これに対し、制御部23は、合計電力量Sが基準電力量Bmを超えていると判断した場合(ステップS144:Yes)、各被制御装置34の消費電力量を低減するため、たとえば図3に示すテーブルTbのような制御テーブルを参照する(ステップS148)。
つぎに、制御部23は、各被制御装置34に対して用いる電力量低減方法の制御順位nの値を初期化し(ステップS150)、制御順位nを1にする。そして、制御部23は、制御順位n位までの電力量低減方法を用いた場合の合計電力量Scを算出する(ステップS152)。制御部23は、算出した合計電力量Scが基準電力量Bm以内であるか否かを判断する(ステップS154)。制御部23は、算出した合計電力量Scが基準電力量Bm以内でないと判断した場合(ステップS154:No)、制御順位n=n+1とする(ステップS156)。そして、制御部23は、ステップS152に進み、再度制御順位n位までの電力量低減方法を用いた場合の合計電力量Scを算出し、算出した合計電力量Scが基準電力量Bm以内であるか否かを判断する(ステップS154)。制御部23は、算出した合計電力量Scが基準電力量Bm以内になるまで、ステップS152〜ステップS156を繰り返す。
そして、制御部23は、算出した合計電力量Scが基準電力量Bm以内であると判断した場合(ステップS154:Yes)、制御順位n位までの電力量低減方法を装置制御部24に指示する(ステップS158)。装置制御部23を構成する空調制御部24a、照明制御部24b、ショーケース制御部24c、換気扇制御部24dは、空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dの各被制御装置34に対して、指示された電力量低減方法を用いて消費電力量を低減するよう制御する。そして、制御部23は、各被制御装置34に対して行った制御内容の記憶を記憶部27に指示し、記憶部27は、当月の欄に制御内容を記憶する(ステップS160)。たとえば、記憶部27は、図2に示すテーブルTaの当月の欄において、合計電力量SがテーブルTaに記憶されていた最大電力量Mを超えていた場合には、最大電力量Mを合計電力量Sの値に更新する。また、記憶部27が、制御順位の値がテーブルTaに記憶されていた制御順位を超えていた場合には、制御順位の値を更新する。
図6に示す制御処理について、図3のテーブルTbを参照して具体的に説明する。まず、制御部23は、電力量計測部10から出力された1時間あたりの合計電力量Sを取得する(ステップS142)。たとえば、当月が8月である場合、合計電力量Sが当月の基準電力量Bmを超えていると判断した場合には(ステップS144:Yes)、制御部23は、テーブルTbの夏期の欄に示された電力量低減方法を制御順位1位から順に参照する(ステップS148)。そして、制御部23は、制御順位nを初期化した後(ステップS150)、制御順位1位の電力量低減方法を用いた場合の合計電力量Scを算出する(ステップS152)。具体的には、制御部23は、テーブルTbの夏期欄に示された制御順位1位の効果欄の電力量1.0[kW/h]を合計電力量Sから減算し、この値を合計電力量Scとする。制御部23は、合計電力量Scが基準電力量Bm以内でないと判断した場合には(ステップS154:No)、制御順位nに1を加算し、制御順位2位とする(ステップS156)。そして、制御部23は、制御順位1位の効果欄の電力量1.0[kW/h]と制御順位2位の効果欄の電力量3.0[kW/h]とを合計電力量Sから減算することによって、制御順位1位から2位までの電力量低減方法を用いた場合の合計電力量Scを算出する(ステップS152)。このように、制御部23は、合計電力量Scが基準電力量Bm以内になるまで、テーブルTbに示された制御順位にしたがって合計電力量Scを算出する。そして、制御部23は、合計電力量Scが基準電力量Bm以内になった場合の制御順位n位までの電力量低減方法を装置制御部24に指示することによって、各被制御装置34の消費電力量を低減する。
図7は、7月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図である。なお、図7では、10時から20時まで店舗が開店する場合を例示しており、従来の制御装置による電力量低減制御が行われた場合を示す。従来の制御装置では、たとえば、真夏の最大電力量に所定の余裕量を加算して設定された500[kW/h]の値の基準電力量Bpをもとに消費電力量を低減していた。しかしながら、図7に示すように、合計電力量が実際に基準電力量Bpを超えない場合も多く、従来の制御装置は、適切に被制御装置の消費電力量を低減することができなかった。
これに対し、本実施の形態1にかかる制御装置20は、前年同月の基準電力量Bmと最大電力量Sとの比較、電力量の低減制御の有無、制御順位をもとに、各月ごとに基準電力量を設定している。たとえば、制御装置20は、図7に示すように、7月の基準電力量B7を450[kW/h]に設定する。この場合、制御装置20は、図7に示すように電力量の低減制御を行っていない場合に合計電力量が基準電力量B7を超える11時から16時までの間、図3のテーブルTbにおける夏期欄の制御方法を参照し、制御順位1位から順に示された制御方法を用いて各機器の消費電力量を低減する。図8は、7月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図であり、制御装置20による電力量の低減制御が行われた場合を示す。制御装置20は、基準電力量B7をもとに被制御装置34の消費電力量を低減するため、図8に示すように、合計電力量を基準電力量B7以内に低減することができる。
また、夏期と比較し消費電力量が小さい冬期について説明する。図9は、1月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図であり、従来の制御装置による電力量低減制御が行われた場合を示す。従来の制御装置では、図9に示すように、冬期も、夏期と同様の基準電力量Bpを設定していた。このため、従来の制御装置は、夏期と比較し消費電力量が小さい冬期には、被制御装置に対して消費電力量を低減しない場合が多く、適切な省電力化を図ることができなかった。
これに対し、制御装置20は、1月の基準電力量B1として、前年同月の情報をもとに基準電力量B7の値450[kW/h]よりも小さい220[kW/h]の値を設定している。制御装置20は、合計電力量が基準電力量B1を超える12時から17時までの間、図3に示すテーブルTbの冬期欄の電力量制御方法を参照し、制御順位1位から順に示された制御方法を用いて各機器の消費電力量を低減する。この結果、図10に示すように、制御装置20は、合計電力量を基準電力量B1以内に低減しており、冬期の消費電力量に応じた適切な省電力化を図ることができる。
このように、制御装置20は、前年同月の情報をもとに各月ごとに適切な基準電力量を設定している。このため、制御装置20は、操作者による基準電力量の再設定処理などの煩雑な処理を必要としない。また、制御装置20は、各月ごとに設定した基準電力量を超えないように合計電力量を低減している。このため、制御装置20は、どのような時期においても適切に合計電力量を低減することができ、店舗全体の省電力化を円滑に図ることができる。
また、制御装置20は、各月ごとに設定された電力量低減方法を用いて各被制御装置34に対して消費電力量の低減を行っている。図3のテーブルTbを例に具体的に説明する。一般に、7〜9月の夏期においては日が長い。このため、テーブルTbにおける夏期欄の制御順位1位に示すように、制御装置20は、夏期の日の長さを利用して照明機器34bの調光を中心に消費電力量を低減するよう制御している。しかし、夏期は高温度である。このため、制御装置20は、店舗内温度の最適化を維持するため、ショーケース34cの除霜制御や空調機器34a、換気扇34bの運転制御については制御順位2位以上として低い制御対象としている。この結果、制御装置20が各被制御装置34の消費電力量を低減した場合であっても、店舗内の商品の状態維持および顧客の快適度低下の防止を図ることが可能である。また、1〜3月の冬期は、低温・低湿度である。このため、制御装置20は、冬期には、低湿度であることを利用し、ショーケース34cの除霜ヒータの運転制御を中心に各被制御装置34の消費電力量を低減するよう制御している。しかし、冬期は低温度である。このため、制御装置20は、店舗内温度の低下を防止するため、空調機器34aの運転制御については制御順位3位以上として低い制御対象としている。この結果、制御装置20が各被制御装置34に対して消費電力の低減制御を行った場合であっても、店舗内温度の低下を防止することができる。さらに、制御装置20は、4月〜6月および10月〜12月の中間期では、店舗内温度と外気温との気温差が小さいことを利用して、空調機器34a、換気扇34bの外気導入運転などの制御を行い、各被制御装置34の消費電力量を低減している。
このように、制御装置20は、各月ごとに対応した電力量低減方法を用いて、店舗内の商品の状態や顧客の快適度を維持しながら、店舗全体で消費される電力量を円滑に低減している。
なお、実施の形態1として、制御装置20は、月ごとに基準電力量を設定した場合について説明したが、これに限らず、冬期、夏期、中間期ごとに基準電力量を設定してもよい。また、制御装置20は、冬期、夏期、中間期ごとに限らず、たとえば、外気温が25度以上になった場合に、前年夏期の情報をもとに基準電力量を設定してもよい。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、過去の合計電力量の推移をもとにその日の合計電力量を予測して基準電力量を設定することによって、猛暑や冷夏である場合など前年同月の電力情報から基準電力量を適切に設定できない場合であっても、予測した合計電力量をもとに適切な基準電力量を設定している。
図11は、実施の形態2にかかる電力量制御システムの概略構成を示すブロック図である。図11に示すように、実施の形態2における電力量制御システム201において、実施の形態2にかかる制御装置220は、実施の形態1における設定部25に代えて、基準電力量設定部226と電力量予測部228とを有する設定部225を備える。電力量予測部228は、店舗閉店時などの過去の合計電力量の推移をもとに、店舗開店時などの所定時間経過後の合計電力量を予測する。基準電力量設定部226は、図1における基準電力量設定部26と同様の機能を有するとともに、電力量予測部228が予測した所定時間経過後の合計電力量をもとに基準電力量を設定する。また、入力部21は、店舗開店後などの所定時間経過後の合計電力量を予測し基準電力量を設定する予測モードであることを示す指示情報を制御部23に入力する。制御部23は、入力部21から予測モードであることを示す指示情報が入力された場合、電力量予測部228に対して合計電力量を予測する予測処理を指示する。
つぎに、図12を参照して、制御装置220の被制御装置34に対する制御手順について説明する。図12は、制御装置220における制御処理の処理手順を示すフローチャートである。図12において、制御装置220は、図4に示すステップS102およびステップS104と同様に、制御部23における基準電力量の設定日か否かの判断処理(ステップS202)、設定部225における設定処理を行う(ステップS204)。なお、設定部225は、図5に示す処理手順と同様の処理手順を行うことによってステップS204の設定処理を行う。つぎに、制御部23は、入力部21からの指示情報をもとに、予測モードを指示されているか否かを判断する(ステップS206)。制御部23は、予測モードが指示されていると判断した場合(ステップS206:Yes)、設定部225に、過去の合計電力量の推移をもとに所定時間経過後の合計電力量を予測する予測処理を指示し、設定部225は予測処理を行う(ステップS208)。制御部23が予測モードが指示されていないと判断した場合(ステップS206:Yes)または設定部225による予測処理(ステップS208)が終了した後、制御装置220は、図4に示すステップS106と同様に制御処理を行う(ステップS210)。なお、制御装置220は、図6に示す処理手順と同様の処理手順を行うことによってステップS210の制御処理を行う。
つぎに、図12に示す予測処理について説明する。図13は、図12に示す予測処理の処理手順を示すフローチャートである。図13において、まず、電力量予測部228は、過去の合計電力量の推移を取得する(ステップS222)。たとえば、電力量予測部228は、店舗が閉店した後であって外気温が上昇する間の合計電力量の推移を取得する。つぎに、電力量予測部228は、取得した過去の合計電力量の推移をもとに、所定時間経過後の合計電力量を予測し(ステップS224)、予測した合計電力量を基準電力量設定部226に出力する。たとえば、電力量予測部228は、ステップS222において取得した店舗閉店時であって外気温が上昇する間の合計電力量の推移から、店舗内の電力量が大きく上昇する店舗開店後の合計電力量を予測する。そして、基準電力量設定部226は、電力量予測部228が予測した合計電力量をもとに基準電力量を設定し(ステップS226)、制御部23に出力する。
つぎに、図13に示す予測処理について、店舗が20時から10まで閉店する場合を例として説明する。実施の形態1における図7に示すように、店舗閉店時と店舗開店時とを比較すると、合計電力量に大きな差が生じているものの、店舗が閉店している夜間では合計電力量は大きく増加しない。また、合計電力量は、店舗が開店後約1時間でほぼ飽和している。また、外気温が上昇する6時から9時までの間、外気温の上昇に応じて合計電力量が大きく上昇している。この外気温が上昇する6時から9時までの間の合計電力量の推移を用いて、電力量予測部228は、その日の店舗開店後の合計電力量を予測する。
たとえば、図14を用いて、冷夏である年の7月における任意の一日の基準電力量を設定する場合について説明する。図14は、冷夏である年の7月における任意の一日の6時から13までの合計電力量を示す図である。冷夏では、外気温は低いが日が長いので、6時から合計電力量の上昇が開始する。予測処理では、まず、電力量予測部228は、合計電力量の上昇が開始する6時から開店前9時までの間の合計電力量の推移を取得する(ステップS222)。ここで、電力量予測部228は、図14に示すように、6時の合計電力量を示す点Pc6および9時の合計電力量を示す点Pc9を通る直線l1を求める。つぎに、電力量予測部228は、開店時であって合計電力量が大きく上昇する10時の合計電力量と、合計電力量がほぼ飽和する11時の合計電力量を予測する。具体的には、電力量予測部228は、10時における直線l1上の値Pc10と11時における直線l1上の値Pc11を求め、Pc10の値を10時の合計電力量として予測し、Pc11の値を11時の合計電力量として予測する(ステップS224)。そして、基準電力量設定部226は、電力量予測部228が予測したPc10の値およびPc11の値の平均値を算出し、この平均値をその日の基準電力量として設定する(ステップS226)。この結果、図14に示すように、前年同月の情報をもとに設定された7月の基準電力量B7の値450[kW/h]よりも低い330[kW/h]が基準電力量Bc7として設定される。制御装置220は、合計電力量が大きく上昇する10時の合計電力量と、合計電力量がほぼ飽和する11時の合計電力量をもとに設定された基準電力量Bc7を用いて被制御装置34の消費電力量を低減する。
図15は、制御装置220が基準電力量Bc7を用いて被制御装置34の消費電力量を制御した場合であって、冷夏である年の7月における任意の一日の合計電力量の推移を示す図である。図15に示すように、前年同月の情報をもとに設定された基準電力量B7は、合計出力量が例年よりも小さい冷夏においては、実際の合計電力量よりも100[kW/h]以上も大きい。このため、制御装置は、基準電力量B7を用いた場合、被制御装置34に対して電力量の低減を行うことがなく、適切に電力量を制御することができなかった。これに対し、基準電力量Bc7は、合計電力量が大きく上昇する10時の合計電力量の予測値と、合計電力量がほぼ飽和する11時の合計電力量の予測値をもとに設定されている。このため、図15に示すように、制御装置220は、実際の合計電力量に応じた基準電力量を設定することができ、この基準電力量Bc7を用いて被制御装置34の消費電力量を低減するため、冷夏であっても適切な省電力化を行うことができる。
また、猛暑である場合についても冷夏である場合と同様に基準電力量を設定することができる。図16は、猛暑である年の7月における任意の一日の6時から13までの合計電力量を示す図である。猛暑では、日が長く外気温も高いため、6時の合計電力量は100[kW/h]と高い値を示し、また、6時以降の合計電力量は大きく上昇している。電力量予測部228は、合計電力量が大きく上昇する6時から9時までの合計電力量の推移を用いて、開店後の合計電力量を予測する。電力量予測部228は、冷夏である場合と同様に、図16に示すように、6時の合計電力量を示す点Ph6および9時の合計電力量を示す点Ph9を通る直線l2を求め、この直線l2をもとに開店時である10時の合計電力量の値Ph10と、合計電力量がほぼ飽和する11時の合計電力量の値Ph11を予測する(ステップS224)。基準電力量設定部226は、電力量予測部228が予測したPh10の値430[kW/h]およびPh11の値510[kW/h]の平均値470[kW/h]を算出し、この平均値をその日の基準電力量として設定する(ステップS226)。この結果、図16に示すように、前年同月の情報をもとに設定された7月の基準電力量B7の値450[kW/h]よりも高い470[kW/h]の値が基準電力量Bh7として設定される。制御装置220は、この基準電力量Bh7を用いて被制御装置34の消費電力量を制御する。
図17は、制御装置220が基準電力量Bc7を用いて被制御装置34の消費電力量を制御した場合であって、猛暑である年の7月における任意の一日の合計電力量推移を示す図である。図17に示すように、基準電力量B7の値450[kW/h]は、合計電力量がほぼ飽和する11時の合計電力量の予測値510[kW/h]よりも10%以上小さく、制御装置は、この基準電力量B7を用いた場合、過度に被制御装置34の消費電力量を低減しているものと思われる。これに対し、基準電力量Bh7の値470[kW/h]は、11時の合計電力量の予測値510[kW/h]の10%以内の値である。このため、制御装置220は、この基準電力量Bh7を用いた場合、店舗内の商品の状態および顧客の快適度を維持しながら適切に被制御装置34の消費電力量を低減することができる。
このように、特に冷夏、猛暑では、前年と比較し合計電力量が異なるため、前年同月の基準電力量などの情報を用いて適切な基準電力量を想定することは困難である。しかし、本実施の形態2にかかる制御装置220は、当日の外気温の上昇時における合計電力量をもとに当日の開店後の合計電力量を予測して基準電力量を設定する。このため、本実施の形態2にかかる制御装置220は、前年同月と比較し異なる合計電力量であると想定できる場合であっても、実際の合計電力量に応じた適切な基準電力量を設定することができ、各被制御装置34の消費電力量を適切に低減することができる。また、本実施の形態2にかかる制御装置220は、店舗内に設けられた機器が変更され合計電力量が前年同月と異なる場合であって、前年同月の情報を用いて設定された基準電力量が適合しない場合であっても、当日の外気温の上昇時における合計電力量をもとに当日の開店後の合計電力量を予測して基準電力量を設定する。したがって、制御装置220は、制御装置の操作者による基準電力量再設定処理などの煩雑な処理を必要とせず、操作者の負担を軽減することができる。
なお、直線l1,l2を求めた場合について説明したが、これに限らず、6時から9時までの間の各合計電力量を通る所定関数を求めて10時および11時の合計電力量を予測してもよい。また、電力量予測部228が店舗閉店時である6時から9時の合計電力量の推移を用いて予測した場合について説明したが、これに限らず、店舗の開店時間、外気温の上昇状態、店舗内に設けられた機器の運転状態などに応じた過去の合計電力量の推移を用いればよい。また、電力量予測部228は、1日のみならず、数日分の過去の合計電力量の推移を用いてもよい。また、電力量予測部228が店舗開店時の10時および11時の合計電力量を予測した場合について説明したが、電力量予測部228は、店舗の開店時間、外気温の上昇状態、店舗内に設けられた機器の運転状態などに応じて、所定時間経過後の合計電力量を予測すればよい。また、基準電力量設定部226は、電力量予測部228が予測した10時の合計電力量および11時の合計電力量の平均値を算出し、この平均値をその日の基準電力量として設定する場合について説明したが、これに限らず、店舗の開店時間、外気温の上昇状態、店舗内に設けられた機器の運転状態などに応じた所定関数を用いて算出した値を基準電力量として設定してもよい。また、本実施の形態2にかかる制御装置220において、冷夏および猛暑の場合を例に予測処理を説明したが、前年同月と外気温が大きく異なり前年と比較し合計電力量が異なる暖冬である場合にも適応することができ、もちろん中間期においても適応することができる。
また、本実施の形態1,2では、被制御装置34を構成する機器が空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dである場合について説明したが、もちろん、空調機器34a、照明機器34b、ショーケース34c、換気扇34dは一例にすぎない。また、本実施の形態1,2として、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗における制御装置を例として説明したが、もちろんこれに限らない。
また、上記実施の形態1,2で説明した制御装置20,220は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。以下、上記実施の形態で説明した制御装置と同様の機能を有する制御プログラムを実行するコンピュータシステムについて説明する。
図18は、上述した実施の形態を用いたコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図であり、図19は、このコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。図18に示すように、本実施の形態1,2にかかるコンピュータシステム100は、本体部101と、本体部101からの指示によって表示画面102aに画像などの情報を表示するためのディスプレイ102と、このコンピュータシステム100に種々の情報を入力するためのキーボード103と、ディスプレイ102の表示画面102a上の任意の位置を指定するためのマウス104とを備える。
また、このコンピュータシステム100における本体部101は、図19に示すように、CPU121と、RAM122と、ROM123と、ハードディスクドライブ(HDD)124と、CD−ROM109を受け入れるCD−ROMドライブ125と、フレキシブルディスク(FD)108を受け入れるFDドライブ126と、ディスプレイ102、キーボード103並びにマウス104を接続するI/Oインターフェース127と、ローカルエリアネットワークまたは広域エリアネットワーク(LAN/WAN)106に接続するLANインターフェース128とを備える。
さらに、このコンピュータシステム100には、インターネットなどの公衆回線107に接続するためのモデム105が接続されるとともに、LANインターフェース128およびLAN/WAN106を介して、他のコンピュータシステム(PC)111、サーバ112、プリンタ113などが接続される。
そして、このコンピュータシステム100は、所定の記録媒体に記録された制御プログラムを読み出して実行することで制御装置を実現する。ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク(FD)108、CD−ROM109、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム100の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)124や、RAM122、ROM123などの「固定用の物理媒体」、さらに、モデム105を介して接続される公衆回線107や、他のコンピュータシステム111並びにサーバ112が接続されるLAN/WAN106などのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステム100によって読み取り可能な制御プログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。
すなわち、制御プログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものであり、コンピュータシステム100は、このような記録媒体から制御プログラムを読み出して実行することで制御装置および制御方法を実現する。なお、制御プログラムは、コンピュータシステム100によって実行されることに限定されるものではなく、他のコンピュータシステム111またはサーバ112が制御プログラムを実行する場合や、これらが協働して制御プログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
実施の形態1における電力量制御システムの全体構成を示す模式図である。 図1に示す記憶部に記憶されるテーブルを例示した図である。 図1に示す記憶部に記憶されるテーブルを例示した図である。 図1に示す制御装置における制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 図4に示す設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図4に示す制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 7月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図である。 7月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図である。 1月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図である。 1月の任意の一日における合計電力量の推移を示す図である。 実施の形態2における電力量制御システムの概略構成を示すブロック図である。 制御装置における制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12に示す予測処理の処理手順を示すフローチャートである。 冷夏である年の7月における任意の一日の6時から13までの合計電力量を示す図である。 冷夏である年の7月における任意の一日の合計電力量の推移を示す図である。 猛暑である年の7月における任意の一日の6時から13までの合計電力量を示す図である。 猛暑である年の7月における任意の一日の合計電力量の推移を示す図である。 実施の形態1,2を用いたコンピュータシステムの構成を示す構成図である。 図18に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、201 電力量制御システム
10 電力量計測部
20、220 制御装置
21 入力部
22 出力部
23 制御部
24 装置制御部
24a 空調制御部
24b 照明制御部
24c ショーケース制御部
24d 換気扇制御部
25、225 設定部
26、226 基準電力量設定部
27 記憶部
34 被制御装置
34a 空調機器
34b 照明機器
34c ショーケース
34d 換気扇
228 電力量予測部
100 コンピュータシステム
101 本体部
102 ディスプレイ
102a 表示画面
103 キーボード
104 マウス
105 モデム
106 ローカルエリアネットワークまたは広域エリアネットワーク(LAN/WAN)
107 公衆回線
108 フレキシブルディスク(FD)
109 CD−ROM
111 他のコンピュータシステム(PC)
112 サーバ
113 プリンタ
121 CPU
122 RAM
123 ROM
124 ハードディスクドライブ(HDD)
125 CD−ROMドライブ
126 FDドライブ
127 I/Oインターフェース
128 LANインターフェース

Claims (7)

  1. 所定領域内に設けられた機器の消費電力量を制御する制御装置において、
    単位時間あたりに複数の前記機器によって消費される電力量の合計である合計電力量に対して基準となる基準電力量を、所定期間ごとに設定する設定手段と、
    前記所定期間ごとに前記所定期間の特性に応じて設定され、前記各機器に対する重複を含む電力制御動作の制御優先順位に従って、前記複数の機器によって消費される電力量を低減して前記合計電力量を前記基準電力量以内に制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記所定期間ごとに、前記設定手段によって設定された前記基準電力量および前記合計電力量の最大量である最大電力量を記憶する記憶手段を備え、
    前記設定手段は、前記記憶手段によって記憶された前年以前の同所定期間における前記基準電力量および前記最大電力量をもとに現所定期間における前記基準電力量を設定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記記憶手段は、前記所定期間ごとに、前記制御手段による前記合計電力量に対する制御の有無および前記制御手段によって用いられた前記電力量低減方法を記憶し、
    前記設定手段は、前記記憶手段によって記憶された前年以前の同所定期間における前記基準電力量および前記最大電力量とともに前記制御手段による前記合計電力量に対する制御の有無および前記制御手段によって用いられた前記電力量低減方法をもとに、現所定期間における前記基準電力量を設定することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記記憶手段は、前記制御優先順位を記憶し
    前記設定手段は、前記最大電力量が前記基準電力量を超えていない場合に、基準電力量を当該基準電力量の所定倍に低減した値に再設定し、前記最大電力量が前記基準電力量を超え、かつ所定の前記制御優先順位を超えた電力量低減を行っていた場合に、基準電力量を当該基準電力量の所定倍に増大した値に再設定し、前記最大電力量が前記基準電力量を超え、かつ所定の前記制御優先順位内で電力量低減を行っていた場合に、基準電力量を当該基準電力量に維持することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 過去の前記合計電力量の推移をもとに所定時間経過後の前記合計電力量を予測する予測手段を備え、
    前記設定手段は、前記予測手段によって予測された前記合計電力量をもとに前記基準電力量を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の制御装置。
  6. 前記合計電力量を入力する入力手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の制御装置。
  7. 前記所定期間は、1か月であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の制御装置。
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