JP4480684B2 - 光波長選択スイッチの光軸調整方法 - Google Patents

光波長選択スイッチの光軸調整方法 Download PDF

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本発明は光波長選択スイッチの光軸調整方法に関し、更に詳しくは、複数波長光を分光可能な分光素子と、前記分光された各波長光を集光レンズで集光して、複数のミラーが配列されたミラーアレイの各ミラーでそれぞれ反射し、各所望の出力ポートに導く光学系スイッチ手段とを備える光波長選択スイッチの光軸調整方法に関する。
第3世代の光ファイバ通信システム(マルチリング網等)では、波長分割多重方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing)の採用により通信容量が大幅に増大しており、このようなシステムの通信経路の変更を、従来のように局舎において手作業でファイバコードを差換えたり、あるいは波長設定を行うのでは、膨大な手間が掛かってしまう。このため、柔軟に経路変更ができ、かつ、遠隔操作が可能なデバイスである、光波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selecting Switch)や光マトリックススイッチ等の採用が進められている。
図7は従来技術を説明する図で、図7(A)に従来の光波長選択スイッチWSSの斜視図を示す。図において、10は複数の光ファイバ(ポート)11を配列・収容するファイバアレイ、16はマイクロレンズアレイ、20は分光素子である回折格子、25は集光レンズ、30は基板31の表面に複数のMEMS(Micro-Electro-Mechanical System)ミラーM1〜M8を配列・収容したミラーアレイ、23は集光レンズ25とミラーアレイ30の各中心間を結ぶ直線上に想定したWSSデバイスの光軸である。なお、図の各アレイ10,30は複数素子を1次元配列した場合を示しているが、本明細書を通して各素子が2次元配列されていても良いことは明らかである。
挿入図(a)にミラーアレイ30の部分拡大図を示す。一例のMEMSミラーM4は、そのミラー面が不図示のトーションバースプリング等により直交するx,y軸の回りに回動可能に支持されており、例えば背面の4分割電極に電位差を加えることで生じる静電力によって、x,y軸の回りで独立に回動可能となっている。他のミラーM1〜M3,M5〜M8についても同様である。
係る構成により、光ファイバ11からの入力光を回折格子20で各波長(チャネル)毎に分光し、かつレンズ25を介して各所定のミラーM2,M4の中心面上に集光すると共に、各ミラー角を変えることで、その反射光を各所望の出力ポート(ファイバ)p1,p2に出力できる。
図7(B)にWSS光学系の側面図を示す。この種のWSSデバイスの組立では、集光レンズ25とミラーアレイ30の各中心間を結ぶ想定上の直線がWSSデバイスとしての光軸23と一致する必要がある。即ち、ミラーアレイ30の中心が光軸23上に正しくセットされている場合は、光ァイバ11から入射し、かつ光分波素子20で分光された特定波長光27は、レンズ25を介してミラーM2の中心に入射すると共に、その反射光27bは各素子25,20を介して正しく出力ポートp2に導かれる。
しかし、もしミラーアレイ30が光軸23よりも下側にずれていると、入射光27の光路は延長されてミラーM2の上部で反射されることになるため、その反射光27cは図の点線で示の如く下側にオフセットしてしまい、ポートP2には正しく入射できない。逆に、ミラーアレイ30が光軸23よりも上側にずれている場合は、入射光27の光路は短くなるため、その反射光は上側にオフイセットされてしまい、同じくポートP2には正しく
入射できない。以上は、ミラーアレイ30のy軸方向へのずれを述べたが、x軸方向のずれについても同様である。従って、WSSデバイスの組立では、光軸合わせの容易かつ正確な方法の提供が望まれる。
この点、従来は、ファイバアレイ(1)と、ミラーアレイ(6)と、コーナキューブプリズム(15)又は中空リトロリフレクタ(23)からなる反射光学系とを備え、入力ファイバからの入射光をミラーアレイ(6)とコーナキューブプリズム(15)又は中空リトロリフレクタ(23)を介して所定の出力ファイバに導く初期状態において、出力ファイバの光強度がより高くなるようにミラー駆動電圧を調整することで、初期キャリブレーションを行う光スイッチング装置の調整方法が知られている(例えば特許文献1)。
特開2002−350748 US6549699
しかし、上記従来のように出力ポートの光強度を目安にミラー角を調整する方法であると、所要の出力光強度が得られない場合には、ミラーパッケージの位置が悪いのか、又はミラーの駆動角度が悪いのかを区別できないため、いきおい経験や試行錯誤による調整となってしまい、調整に多大な時間と労力を要する問題があった。しかも、一般にミラーアレイでは多数のミラーがマトリックス状に配列されているため、ミラーアレイ全体について所要の特性を得るためには、複数ポートの出力で所要以上の特性が得られるように、ミラーアレイの光軸(z軸)の回りの回転調整も行う必用がある。また、コーナキューブプリズムや中空リトロリフレクタからなる反射光学系を備える構成では、デバイス小型化の障害になると共に、反射光学系の調整も考慮に入れる必要がある。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的とする所は、ミラーアレイの光軸調整を容易かつ的確に行なえる光波長選択スイッチの光軸調整方法を提供することにある。
上記の課題は例えば図2の構成(但し、これに限定されない)により解決される。即ち、本発明(1)の光波長選択スイッチの光軸調整方法は、複数波長光を分光可能な分光素子20と、前記分光された各波長光を集光レンズ25で集光して、複数のミラーが配列されたミラーアレイ30の各ミラーMでそれぞれ反射し、各所望の出力ポートに導く光学系スイッチ手段とを備える光波長選択スイッチの光軸調整方法であって、前記ミラーアレイの所定のミラー面M5を観測すべく、集光レンズ25とミラーアレイ30の各中心間を結ぶ直線上に想定した光軸23に対して所定の角度βにカメラ42をセットするステップと、前記分光素子で分光した特定波長光27を前記カメラの視野内に反射すべく、該特定波長光の前記ミラー面(即ち、光軸23)への入射角αと、前記カメラのセット角βとから決定される角度θx1{=(α+β)/2}に該ミラー面を駆動するステップと、前記カメラの観測出力に基づき前記特定波長光の反射スポットが前記所定のミラー面M5の中心に位置するようにミラーアレイ30を光軸に垂直な(x,y)平面内で調整するステップとを備えるものであ
本発明(1)では、まず、光軸23に対して所定角度βにカメラ42(及び、好ましくはその対向角−βに光源41)をセットすることで、ミラー面M5の形状を良好なコントラストで観測可能とする。次に、特定波長光27を入力すると共に、ミラー面M5を既知の角度θx1{=(α+β)/2}に駆動することにより、前記ミラー面M5の形状に代
えて特定波長光の反射スポット光27aを観測可能となる。そこで、カメラ42の観測出力に基づき特定波長光のスポット27aがミラー面M5の中心に位置するようにミラーアレイ30を光軸23に垂直な平面(x,y平面)内で調整する。従って、ミラーアレイ30の中心を容易かつ正確に光軸23上に調整可能である。
本発明(2)の光波長選択スイッチの光軸調整方法は、例えば図5に示す如く、複数波長光を分光可能な分光素子20と、前記分光された各波長光を集光レンズ25で集光して、複数のミラーが配列されたミラーアレイ30の各ミラーMでそれぞれ反射し、各所望の出力ポートに導く光学系スイッチ手段とを備える光波長選択スイッチの光軸調整方法であって、前記ミラーアレイの所定のミラー面M5を観測すべく、集光レンズ25とミラーアレイ30の各中心間を結ぶ直線上に想定した光軸23に対して所定の角度βにカメラ42をセットするステップと、前記分光素子で分光した特定波長光27を前記カメラの視野内に反射すべく、該特定波長光の前記ミラー面(即ち、光軸23)への入射角αと、前記カメラのセット角βとから決定される角度θx1{=(α+β)/2}を中心にして該ミラー面を所定の振動パターンで駆動するステップと、前記カメラの観測出力に基づき前記特定波長光の反射スポットが前記所定のミラー面M5の中心に位置するようにミラーアレイ30を光軸に垂直な(x,y)平面内で調整するステップとを備えるものであ
本発明(2)によれば、特定波長光27の反射スポット27aが一定パターン(上下及び又は左右のパターン)で振動するため、少なくとも一部の反射スポット27aでもカメラ42で観測される確率が高くなる。従って、ミラーアレイ30の位置調整が一層容易になる。また、この場合でも、特定波長光スポット27aの各種振動パターン(縦/横の直線、十字、円、楕円など)の中心部がミラー面M5の中心に位置するように容易に調整できる。
本発明(3)では、上記本発明(1)又は(2)において、例えば図4に示す如く、複数の波長光を光軸23を挟んで相対向する位置の複数のミラー面M2,M7にそれぞれ入力するステップと、前記複数のミラー面で観測されるスポット28a,29aがカメラ観測視野の水平及び又は垂直方向と一致するようにミラーアレイ30を光軸の回りに回転調整するステップとを更に備える。従って、ミラーアレイ30の光軸23の回りの傾きの調整も容易かつ正確に行える。
本発明(4)では、上記本発明(1)又は(2)において、前記カメラは赤外線カメラである。従って、光通信で使用されるWSSデバイスの光軸調整を的確に行える。
本発明(5)では、上記本発明(1)又は(2)において、例えば図6に示す如く、ミラーアレイ30の各ミラー面を囲む周囲面33を蛍光材又は散乱体で構成したものである。従って、ミラー面から外れたスポットでも、それによる蛍光又は散乱光を容易に観測できる。
以上述べた如く本発明によれば、ミラーアレイの光軸調整を容易かつ的確に行なえるため、光波長選択スイッチの普及及び信頼性向上に寄与するところが極めて大きい。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
図1〜図3は第1の実施の形態による光波長選択スイッチ(WSS)の光軸調整方法を説明する図(1)〜(3)で、図1は光軸調整の第1段階であって、カメラ42によりミ
ラーアレイ30の所定のミラー面M5を高いコントラストで観測可能とするために、集光レンズ25とミラーアレイ30の各中心間を結ぶ直線上に想定したWSSデバイスの光軸23に対して所定の角度βとなるようにカメラ42(及び、好ましくは照明41)をセットする場合を示している。
図1(A)にWSSデバイスの側面図を示す。10はファイバアレイ、11は光ファイバ、16はファイバアレイの対応に複数のマイクロレンズを配列したマイクロレンズアレイ 20は一例の分光素子としての回折格子、25は集光レンズ、30はミラーアレイ、35はこれらの光学系デバイスを密閉・収容するための筐体(ケース)の基板フレーム、23は集光レンズ25とミラーアレイ30の各中心間を結ぶ直線上に想定したWSSデバイスの光軸、41は赤外線を含む照明、42はカメラとしての一例の赤外線カメラである。
筐体フレーム35に対して各素子10,20,25を各所定間隔で一列に配置・固定すると共に、該フレーム35を本調整系の規定位置にセットすることで、WSSデバイス上に想定された光軸23と本調整系の基準軸(光軸)とが一致することになる。この状態では、x,y平面内で移動可能なミラーアレイ30が光軸調整の対象となる。
カメラ42は、その視線(視野43の中心)の先が、ミラーアレイ30のz軸方向取付位置における該アレイ表面と光軸23とが交わる位置を見るように、光軸23と角度βをなす姿勢で配置される。一方、照明41は、非駆動状態の(基板31の面と平行な)ミラー面M5からの正反射光をカメラ42により高コントラストで観測できるように、好ましくは、光軸23と角度βをなす姿勢で配置される。ミラーアレイ30の調整時には、一部のケース壁面を取り外すことでケース内部を観測可能となっている。また、照明41とカメラ42はWSSデバイスの光学系を妨げない位置にセットされる。なお、予めカメラ42をセットした調整空間にWSSデバイスをセットしても良いし、逆に、予めWSSデバイスをセットした調整空間に対してカメラ43をセットしても良い。
図1(B)にミラーアレイの正面図を示す。基板31の表面には、例えば8つのMEMSミラーM1〜M8が横一列に配列されており、カメラ42のズーム(視野角)を調整することで、任意サイズの視野43内のミラー像を観測可能である。視野43内には、目盛十字線が重畳されており、その交点部と目標物(例えば、ミラーM5)との間の相対位置を精密に把握可能である。この例のミラーM5はミラーアレイ30の中心32に近いと言う意味で選択されている。なお、カメラ42の視線をミラー面M5に直接合わせても良い。図1(B)のミラーアレイ30は、たまたま本来よりも幾分高い位置にセットされているため、ミラーアレイの中心32がカメラ視野43の中心より高い位置に観測されている。なお、ミラーアレイの中心32は説明の便宜のための想定上のものであって、実際には見えなくても良い。
図2は光軸調整の第2段階であって、回折格子20で分光された特定波長光27をカメラ42の視野内に反射すべく、該特定波長光のミラー面(即ち、光軸23)への入射角αと、カメラ42のセット角βとから決定される角度θx1{=(α+β)/2}に該ミラー面M5を駆動すると共に、カメラ42の観測出力に基づき特定波長光の反射スポット27aがミラー面M5の中心に位置するようにミラーアレイ30を光軸に垂直な(x,y)平面内で調整する場合を示している。
即ち、入力ファイバ11から特定波長光27を入力する。特定波長光27の波長(例えば1550nm)と、回折格子20の分光特性とから、特定波長光27がミラーアレイ30の前面で光軸23と角度αで交差することになることは既知である。そこで、特定波長光27の反射光27aをカメラ42の視野中心に向けて反射させるべく、ミラーM5をx
軸の回りに角度θx1だけ回転させる。
この角度θx1は次の様にして求められる。即ち、特定波長光27と光軸23のなす角度αと、カメラ42の視線と光軸23とのなす角度βとにより、ミラーM5の反射光27aをカメラ42の視野中心に導くためのミラーM5の回転角θx1は、
θx1=α+γ β=α+2γ
の関係から、
θx1=α+(β−α)/2 =(α+β)/ 2
により求まる。
ミラーM5をx軸の回りに角度θx1だけ回転させると、照明41からの正反射光はカメラ視野43から外れるため、ミラーM5の映像は暗くなるが、その代わりに特定波長光27のミラーM5による反射光スポット27aは、カメラ視野の略中心(少なくとも、y軸方向の中心)に入射するため、そのスポット27aを明瞭に観測できる。
図2(B)にミラーアレイの正面図を示す。カメラ42の観測映像に基づき、特定波長光の反射スポット27aがミラーM5の中心にに位置するようにミラーアレイ30をx,y平面内で調整することにより、WSSデバイスの光軸調整を容易かつ適正に行える。なお、この時点で、視野43内の観測映像に基づき、他の複数ミラーの配列影像が縦及び又は横の目盛線45と平行になるように、ミラーアレイ30をz軸の回りに回転調整しても良い。
図3に光軸調整後のWSSデバイスにおける一例の光波長選択動作を示す。ミラーM5をx軸の回りに既知の所定角度θx2だけ回転させることにより、ファイバ11からの特定波長光27のミラーM5による反射光スポット27bを出力ファイバp2にスイッチすることが可能である。
図4は第2の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図で、複数の特定波長光28,29をWSSデバイスの光軸23を挟んで相対向する位置の複数のミラー面M2,M7にそれぞれ入力すると共に、該複数のミラー面M2,M7で反射され、カメラで観測される各スポット光28a,29aが観測視野の水平方向45(又は垂直方向)と一致するようにミラーアレイ30を光軸23(z軸)の回りに回転調整する場合を示している。
図4(A)において、この例のミラーアレイ30はy軸方向に高めに位置しているので、まずは、特定波長光27の反射スポット27aを観測しながら、基板31を矢印a方向に移動することで、図4(B)の状態になる。次に、左右の特定波長光28,29を入力すると共に、それらの反射スポット28a,29aを観測しながら視野内のメモリ線45が各反射スポット28a,29aの中心を横切るように矢印b方向に回転調整することで、図4(C)の状態になる。従って、ミラーアレイ30の光軸23の回りの回転調整も容易かつ正確に行える。なお、上記図4(A),(B)の調整を行わずに、いきなり図4(C)の調整を行っても良いことは明らかである。これでも、ミラーアレイ30の正確な位置調整を容易に行える。
図5は第3の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図で、光軸調整に際して、ミラー面M5を所定角度θx1{=(α+β)/2}の付近で振動させる場合を示している。図5(A)において、特定波長光27の反射光27aはβを中心として上下に振動している為、ミラーアレイ30が本来の位置から相当にずれていても、一部のスポット光27aを視野43の中心付近で観測することができる。そこで、この場合は、図5(B)に示す如く、反射スポット27Aの振動パターンを横着る目盛線45がミ
ラーM5の中心を横切るように基板31の位置を調整する。なお、反射光27aに加える振動パターンはx又はy方向の直線でも、x及びy方向の十字線でも、又はミラー面M5を囲む様な円形(又は楕円形)でも良い。
図6は第4の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図で、ミラーアレイ30の各ミラーを囲む周囲面33を蛍光材又は散乱体で構成した場合を示している。図6(B)にミラーアレイ30の正面図を示す。この例では、基板31の表面のカバーガラスにおける各ミラーM1〜M8の有効反射面を除いた周囲の領域33に対して、蛍光材を塗布し、又は散乱体となるように加工している。これにより、光軸調整に際して入力の特定波長光がミラー面から外れた場合であっても、入射スポットにより発生した蛍光、又は散乱光をカメラ42で的確に観測できる。本実施の形態によれば、スポット光がミラー面を外れた位置でもその蛍光や散乱光を明瞭にモニタできるので、外部の照明41を省略しても良い。
なお、上記各実施の形態では、本発明の一次元配列のミラーアレイ30への適用例を述べたが、これに限らない。本発明は2次元配列のミラーアレイの光軸調整にも適用可能であることは明らかである。
また、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
第1の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図(1)である。 第1の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図(2)である。 第1の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図(3)である。 第2の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図である。 第3の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図である。 第4の実施の形態による光波長選択スイッチの光軸調整方法を説明する図である。 従来技術を説明する図である。
符号の説明
10 ファイバアレイ
11 光ファイバ
16 マイクロレンズ
20 回折格子
23 光軸
25 集光レンズ
30 ミラーアレイ
31 基板
35 基板フレーム
41 照明
42 赤外線カメラ

Claims (5)

  1. 複数波長光を分光可能な分光素子と、前記分光された各波長光を集光レンズで集光して、複数のミラーが配列されたミラーアレイの各ミラーでそれぞれ反射し、各所望の出力ポートに導く光学系スイッチ手段とを備える光波長選択スイッチの光軸調整方法であって、
    前記ミラーアレイの所定のミラー面を観測すべく、前記集光レンズと前記ミラーアレイの各中心間を結ぶ直線上に想定した光軸に対して所定の角度βにカメラをセットするステップと、
    前記分光素子で分光した特定波長光を前記カメラの視野内に反射すべく、該特定波長光の前記ミラー面への入射角αと、前記カメラのセット角βとから決定される角度θx1{=(α+β)/2}に該ミラー面を駆動するステップと、
    前記カメラの観測出力に基づき前記特定波長光の反射スポットが前記所定のミラー面の中心に位置するように前記ミラーアレイを前記光軸に垂直な平面内で調整するステップとを備えることを特長とする光波長選択スイッチの光軸調整方法。
  2. 複数波長光を分光可能な分光素子と、前記分光された各波長光を集光レンズで集光して、複数のミラーが配列されたミラーアレイの各ミラーでそれぞれ反射し、各所望の出力ポートに導く光学系スイッチ手段とを備える光波長選択スイッチの光軸調整方法であって、
    前記ミラーアレイの所定のミラー面を観測すべく、前記集光レンズと前記ミラーアレイの各中心間を結ぶ直線上に想定した光軸に対して所定の角度βにカメラをセットするステップと、
    前記分光素子で分光した特定波長光を前記カメラの視野内に反射すべく、該特定波長光の前記ミラー面への入射角αと、前記カメラのセット角βとから決定される角度θx1{=(α+β)/2}を中心にして該ミラー面を所定の振動パターンで駆動するステップと、
    前記カメラの観測出力に基づき前記特定波長光の反射振動パターンが前記所定のミラー面の中心に位置するように前記ミラーアレイを前記光軸に垂直な平面内で調整するステップとを備えることを特長とする光波長選択スイッチの光軸調整方法。
  3. 複数の波長光を前記光軸を挟んで相対向する位置の複数のミラー面にそれぞれ入力するステップと、 前記複数のミラー面で観測されるスポットがカメラ観測視野の水平及び又は垂直方向と一致するように前記ミラーアレイを前記光軸の回りに回転
    調整するステップとを更に備えることを特長とする請求項1又は2記載の光波長選択スイッチの光軸調整方法。
  4. 前記カメラは赤外線カメラであることを特徴とする請求項1又は2記載の光波長選択スイッチの光軸調整方法。
  5. 前記ミラーアレイの各ミラー面を囲む周囲面を蛍光材又は散乱体で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の光波長選択スイッチの光軸調整方法。
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