JP4480611B2 - 遠隔保守システム - Google Patents

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Description

本発明は、電子計算機を遠隔操作及び遠隔保守する遠隔保守システムに関する。詳しくは、クライアントの電子計算機に制御器を接続して、制御器は遠隔から送信されて来る命令に従って電子計算機を操作して遠隔保守する遠隔保守システムに関する。
従来から、電子計算機の保守はそれを利用しているユーザが行うか、その電子計算機を納入した業者、もしくは、契約した保守専門の業者が行うことがほとんどである。電子計算機についての基礎知識を持っているユーザは、電子計算機やオペレーションソフトウェアのマニュアルを参照しながら電子計算機の保守を行っている。しかし、高度な保守作業になると電子計算機のメーカ、販売代理店又は保守専門の業者に電話を掛けて電子計算機の不具合を伝え、それに対応する方法を教えてもらい、その指示に従って電子計算機を操作して保守を行うことが良くある。
保守専門の業者は、顧客からの電話に対応しその質問に口頭で返答したり、顧客のところまでに出掛けて保守作業を行うことがある。また、顧客の電子計算機に保守専用のソフトウェアをインストールして、遠隔で保守することもある。しかしながら、顧客の電子計算機が作動不能になった場合は、顧客の電子計算機にインストールされた保守専用のソフトウェアが動作しない。更に、顧客の電子計算機に保守専用の機器を接続して、遠隔でこの保守専用の機器を操作して保守作業を行うこともある。この場合は、顧客のディスプレイ画像をそのまま転送してもらいそれを見ながら作業を行うことがある。
特許文献1には、被保守側のパソコンにホストモジュールを接続して、ホストモジュールを外部回線で遠隔操作手段と接続して、被保守側のパソコンの遠隔保守を行う発明が開示されている。これは、被保守側のパソコンのモニタ表示信号を外部回線で遠隔操作手段に転送して、遠隔操作手段に接続されているモニタに表示しながら、遠隔操作手段に接続されているマウスやキーボードから被保守側のパソコンを操作している。
特許公開平11−85561号公報
本発明は上述のような技術背景のもとになされたものであり、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、顧客の電子計算機と通信回線によって接続され、その保守を行う遠隔保守システムを提供することである。
本発明の他の目的は、ユーザの電子計算機のBIOSやオペレーティングシステムが起動する前、電源を入れた直後からユーザの電子計算機を制御して、保守するための遠隔保守システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、ユーザの電子計算機にリモートコントロール用のソフトウェアをインストールしないで遠隔から保守するための遠隔保守システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、ユーザの電子計算機を保守するために必要なバッチファイル、ソフトウェア、及びユーザデータを格納した記憶装置を有する制御器からなる遠隔保守システムを提供することである。
本発明は、前記目的を達成するため、次の手段を採る。
本発明の遠隔保守システムは、データ及び命令を入力するためのクライアント入力装置(13)、前記入力及び動作状態を表示するためのクライアントディスプレイ(10)、及び前記クライアント入力装置(13)と前記クライアントディスプレイ(10)が接続されたクライアント本体(20)からなる電子計算機(2)を遠隔から操作し、その保守を行うためのものである。
本発明の遠隔保守システムは、
前記電子計算機(2)を制御命令に従って制御する機能を有する制御器(8)、及び、通信網(7)と接続されて前記制御器(8)から送信データを通信網(7)に送信し、かつ、前記制御器(8)への前記制御命令の受信を行うユーザ側通信装置(5)を備えた保守ユニット(3)と、
データ及び命令を入力するためのサーバ入力装置(18)、動作状況を表示するためのサーバディスプレイ(15)、及び前記サーバ入力装置(18)と前記サーバディスプレイ(15)が接続された保守サーバ本体(19)を備えた保守サーバ(14)と、前記通信網(7)から前記送信データを受信する機能、及び前記制御命令を前記通信網(7)を介して前記保守ユニット(3)に送信する機能を有するサーバ側通信装置(6)とからなる保守サーバシステム(4)とからなる。
本発明の遠隔保守システムの前記制御器(8)は、
前記クライアントディスプレイに表示させるために前記クライアント本体から出力されるディスプレイ信号を取得する機能、
前記ディスプレイ信号を信号処理して前記通信網(7)で伝送可能な形式に変換する機能、
前記変換されたディスプレイ信号を用いて前記送信データを作成する機能、及び
前記制御命令に従って前記電子計算機(2)を制御する機能を有し、
前記制御器(8)は、前記制御器(8)のデバイスドライバの間の共通のインターフェースを提供し、制御するためのドライバウェアを用いて必要な処理を、前記制御器(8)を制御して動作させているオペレーティングシステムのカーネルモードで行い、
更に、前記制御器(8)は、前記電子計算機(2)を保守するために必要なバッチファイル、ソフトウェア、及びユーザデータの中から選択される1以上を格納し、及び前記電子計算機(2)から前記制御器(8)を介してアクセスすることが可能な記憶装置(9,40)を備え、
前記制御器(8)は、前記記憶装置(9,40)を前記電子計算機(2)の外部記憶装置として動作させるか、前記制御器(8)の内蔵又は外部記憶装置として動作させるかの切り替えを行う機能を有する
ことを特徴とする。
本発明の遠隔保守システムの前記保守サーバ(14)は、
前記送信データから前記ディスプレイ信号を復元する機能、
復元された前記ディスプレイ信号を前記サーバディスプレイ(15)に表示する機能、
前記送信データを解析して、前記電子計算機(2)の動作状況を把握する機能、及び
前記サーバ入力装置(18)から入力された入力データを含む前記制御命令を前記サーバ側通信装置(6)を介して前記保守ユニット(3)に送信する機能を有する
ことを特徴とする。
本発明の遠隔保守システムの前記制御器(8)は、次の特徴を更に有することが好ましい。
前記制御器(8)は、前記電子計算機(2)の動作状態を示すデータを出力するためのクライアント通信端子(38)から、前記電子計算機(2)の動作状態を示す動作状態データを受信する機能、及び前記動作状態データを用いて前記送信データを作成する機能を有すると良い。
更にまた、前記制御器(8)は、前記クライアント本体(20)に設けられ、前記クライアント入力装置(13)が接続される有線/無線の接続端子(22、23)に接続され、かつ、前記記憶装置(9,40)と接続されている制御部(29)を有し、
前記制御部(29)は、前記制御命令を前記接続端子(22、23)を介して前記電子計算機(2)に送信する機能と、前記電子計算機(2)から前記記憶装置(9、40)へのアクセスを提供する機能とを有すると良い。
更にまた、前記制御器(8)は、前記保守サーバ(14)から送信されてくる電子データを受信して前記記憶装置(9,40)に格納する機能と、前記記憶装置(9,40)に格納されている電子データを取得して前記保守サーバ(14)に送信する機能とを有すると良い。
更にまた、前記制御器(8)は、前記ディスプレイ信号、前記送信データ、前記電子計算機(2)とのデータ通信の履歴、前記保守サーバ(14)とのデータ通信の履歴、及び前記動作状態データの中から選択される1以上を前記記憶装置(9,40)に格納する機能を有すると良い。
本発明によると、次の効果が奏される。
本発明の遠隔保守システムは、ユーザの電子計算機に接続された保守ユニットがユーザの電子計算機の入出力装置の信号を取得して、保守センターに送信することによって、保守センターでユーザの電子計算機の動作状況を把握することが可能になり、更に、それに対応した保守命令を保守ユニットに送信して、ユーザの電子計算機を遠隔から保守することが可能になった。
本発明の遠隔保守システムは、ユーザの電子計算機に接続された保守ユニットに遠隔から制御命令を送信し、保守ユニットはこの制御命令に従ってユーザの電子計算機を操作することによって、ユーザの電子計算機に特別のリモートコントロール用のソフトウェアをインストールする必要なく遠隔から保守することが可能になった。
本発明の遠隔保守システムは、ユーザの電子計算機に接続された保守ユニットは遠隔からの制御命令に従ってユーザの電子計算機を操作することによって、ユーザの電子計算機をそのBIOSやオペレーティングシステムが起動する前から制御して遠隔保守することが可能になった。
本発明の遠隔保守システムは、ユーザの電子計算機に接続された保守ユニットの記憶装置に保守に必要なソフトウェア、バッチファイルやユーザデータ等の電子データを格納して置き、遠隔から保守ユニットを制御することによって、これらの電子データをユーザの電子計算機に迅速に取り込むことが可能になった。
(第1の実施の形態)
本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の遠隔保守システム1の概要を図示したものである。本発明の第1の実施の形態の遠隔保守システム1は、ユーザの電子計算機2を遠隔から操作し、その保守を行うためのシステムである。遠隔保守システム1は、通常はユーザの電子計算機2の保守を行う業務を請け負うっている業者が提供する。また、この遠隔制御システムはユーザの電子計算機2にリモートコントロール用のソフトウェアをインストールすることがなく、遠隔保守を行うためのシステムでもある。
遠隔保守システム1は、ユーザの電子計算機2を制御するための保守ユニット3、保守ユニット3に制御命令を送信するための保守サーバシステム4、及び通信網7からなる。保守ユニット3は、ユーザ側に設置され、ユーザの電子計算機2に接続されて動作する。保守ユニット3は、保守サーバシステム4からの指示や制御命令に従って動作してユーザの電子計算機2を制御するので、電子計算機2には、特別のリモートコントロールソフトウェアをインストールする必要がなく、電子計算機2の電源を入れた直後のBIOSやOSが起動する前から制御可能である。保守サーバシステム4は、ユーザの電子計算機2の保守を請け負っているサービスセンターや保守センター等の業者側に設置されている。
保守ユニット3は、ユーザの電子計算機2の動作状況を保守サーバシステム4に送信する機能を有する。保守ユニット3は、保守サーバシステム4から送信されてくる制御命令に従って、ユーザの電子計算機2を制御する機能も有する。また、保守ユニット3に格納されているプログラムによって、ユーザの電子計算機2の診断、及び動作状況を自動的に確認する機能も有する。また、インターネット21や保守サーバシステム4から必要なソフトウェアや電子データをダウンロードして格納することもできる。
保守サーバシステム4は、ユーザの電子計算機2を制御して保守するための制御命令を保守ユニット3に送信する機能を有する。保守サーバシステム4は、保守ユニット3から送信されてくるユーザの電子計算機2の動作状況を受信して、その解析をする機能を有する。また、保守サーバシステム4は、ユーザの電子計算機2を保守するために必要なソフトウェア、デバイスドライバやそのための電子データを保守ユニット3に送信する機能を有する。
保守ユニット3は、通信網7に接続してデータ通信を行うためのユーザ側通信装置5を有する。保守サーバシステム4は、通信網7に接続してデータ通信を行うためのサーバ側通信装置6を有する。保守ユニット3と保守サーバシステム4は、それぞれユーザ側通信装置5とサーバ側通信装置6によって通信網7と接続されて互いにデータ通信を行うことができる。
保守ユニット3は、制御器8、ストレージデバイス9、ユーザ側通信装置5等から構成される。制御器8は、ユーザの電子計算機2に接続されて動作する中央制御手段(CPU)を含む制御装置である。制御器8は、ユーザの電子計算機2のディスプレイ10に表示されているディスプレイ信号を、ユーザ側通信装置5を介して保守サーバ14に送信する機能を有する。また、制御器8は、電子計算機2のキーボード11やマウス12等の入力装置13からの入力データを保守サーバ14に送信する機能を有する。以下は、このディスプレイ信号と入力データを合わせてユーザデータとして説明を行う。また、制御器8は、保守サーバ14からの制御指示に従ってユーザの電子計算機2を操作する機能を有する。
ストレージデバイス9は、ユーザの電子計算機2を保守するために必要なバッチファイルやアプリケーションソフトウェア等のソフトウェア資源を格納するための外部記憶装置である。また、ストレージデバイス9には、ユーザの電子計算機2を制御したログ、ユーザの電子計算機2の動作ログが保存される。ユーザ側通信装置5は、制御器8に接続されて動作し、制御器8と保守サーバ14との通信を提供する機能を有する通信装置である。
保守サーバ14は、サーバ側通信装置6に接続されて、通信網7を介して、保守ユニット3と通信を行う。保守サーバ14は、少なくともディスプレイ15、キーボード16やマウス17等の入出力装置、保守サーバ本体19からなる電子計算機である。保守サーバ14は、保守ユニット3から送信されてくるユーザデータを解析して、ユーザの電子計算機2を診断し、改めて決められた手順や保守サーバ14を操作する作業者の指示に従って、その保守作業の制御命令を保守ユニット3に送信する機能を有する。
また、保守サーバ14は、ユーザの電子計算機2のディスプレイ10に表示されているディスプレイ信号が転送されてくると、それを保守サーバ14のディスプレイ15に表示して、ディスプレイ10を再現する機能を有する。このようにディスプレイ10の画面を再現すると、作業者は、ディスプレイ10の画面を見ながら、ユーザの電子計算機2を遠隔操作することが可能になる。
作業者は、保守サーバ14からユーザの電子計算機2を保守するための制御命令を保守ユニット3へ送信し、保守ユニット3がその制御命令に従ってユーザの電子計算機2を操作することによって遠隔操作が行われる。通信網7、ユーザ側通信装置5、サーバ側通信装置6は、ユーザの電子計算機2と保守サーバ14との通信を提供する機能を有するものであればどのような形態の通信網と、それに接続するための通信装置あっても良い。
例えば、通信網7は、無線通信網である場合は、ユーザ側通信装置5とサーバ側通信装置6は無線通信装置であると良い。公衆無線通信網の場合は、携帯端末機又はPHS端末機等の無線通信機器であると良い。インターネットの場合は、LANやWANに接続するための通信装置であると良い。一般加入者有線通信網の場合は、ISDNルータやモデムであると良い。
ユーザの電子計算機2は、キーボード11、マウス12、ディスプレイ10等の入出力装置を備えている。ユーザの電子計算機2の入出力装置は、電子計算機本体20とは接続ケーブルによって接続されることが一般的である。制御器8は、これらの入出力装置と電子計算機本体20と接続される。この接続は、入出力装置と電子計算機本体20とを接続するための接続ケーブルが制御器8を経由するように接続される。入力装置は、ブルートゥース(Blue Tooth)等の無線通信によって接続されている場合は、保守ユニット3のユーザ側通信装置5が入れ替わる。IrDA、RS−232C、USBのシリアル接続も同じ位置にインターフェースが入れ替わる。
ユーザの電子計算機2には、オペレーティングシステムと、ユーザ用の各種のアプリケーションプログラムがインストールされており、ユーザはこれらのアプリケーションプログラムを利用して作業できる環境になっている。また、ユーザの電子計算機2は、インターネット21等のネットワークに接続されてデータ通信を行う機能を有する。
ユーザの電子計算機2の電子計算機本体20は、中央処理装置(図示せず)、RAM(Random Access Memory)(図示せず)、ROM(Read Only Memory)(図示せず)、ディスプレイ10、入力装置13の他に、CD、DVD等の記録媒体用の再生/記録装置(図示せず)、USBポートやRS−232C等のシリアルポート(図示せず)、IEEE1284やSCSI等のパレルポート(図示せず)、プリンタ接続ポート(図示せず)、や内蔵ハードディスク(図示せず)等を備えている一般的な電子計算機である。
図2は、ユーザの電子計算機2と保守ユニット3との間の接続関係と、制御器8の内部構造を図示した概要図である。キーボード11とマウス12は、ユーザの電子計算機2本体のUSBポート22、23に接続されるものであり、USB規格に準拠したデバイスである。本実施の形態では、キーボード11とマウス12は制御器8を介してUSBポート22,23に接続されている。つまり、キーボード11とマウス12が制御器8に接続され、制御器8が電子計算機本体20のUSBポート22,23に接続される。
このように接続すると、ユーザがキーボード11とマウス12を操作して入力された入力データが、制御器8を介して電子計算機本体20に入力される。制御器8は、この入力データを取得し、その分析を行うことが可能になる。また、制御器8からUSBポート22、23にデータを送信することが可能になる。制御器8からUSBポート22、23にデータが送信されると、電子計算機本体20はマウス12やキーボード11から入力されたデータとして認識する。電子計算機本体20から見ると、制御器8から送信されてくるこのデータはマウス12やキーボード11から入力されているかの如く認識される。
電子計算機2のディスプレイ接続ポート24は、ディスプレイ10を接続するためのものである。電子計算機2のディスプレイ接続ポート24を制御器8のディスプレイ入力ポート25に接続し、制御器8のディスプレイ接続ポート26にディスプレイ10を接続する。制御器8のディスプレイ入力ポート25は、ディスプレイ接続ポート26とビデオ信号変換部27とに接続されている。
このように接続をすると、電子計算機2のディスプレイ10に表示されるディスプレイ信号を制御器8に取り込むことができる。制御器8に取り込まれたディスプレイ信号は、制御器8の中で信号処理されて通信網7で伝送可能な形式に変換されて、保守サーバ14に送信される。
制御器8は、中央処理装置(図示せず)、RAM(図示せず)、ROM(図示せず)、内蔵ハードディスク(図示せず)、ビデオ信号変換部27、ビデオキャプチャ部37、ディジタルストリーム生成部28、ディスプレイ入力ポート25、ディスプレイ接続ポート26、制御部29、入力ポート30(キーボード11用)、出力ポート31(キーボード11用)、入力ポート32(マウス12用)、出力ポート33(マウス12用)、ストレージデバイス接続ポート34、通信装置接続ポート35等を備えている。
前記ROM又は内蔵ハードディスクには、制御器8を動作させるためのオペレーティングシステムと、ユーザの電子計算機2を操作し、保守するための制御アプリケーションプログラムが格納されている。中央処理装置は、オペレーティングシステムと制御アプリケーションプログラムによって制御器8全体の動作を制御し、制御器8を動作させるためのものである。オペレーティングシステムは、Windows embedded NT(登録商標)、Windows embedded XP(登録商標)、Windows CE(登録商標)、Linux等の組み込み型のオペレーティングシステムである。
RAM(図示せず)とROM(図示せず)は、オペレーティングシステムが動作しているときにそのデータを格納するためのメモリである。ビデオ信号変換部27は、ユーザの電子計算機2の本体からディスプレイ10へ表示するディスプレイ信号を取得し、ビデオ信号に変換する機能を有する信号処理用のチップである。ビデオキャプチャ部37は、ビデオ信号をディジタルデータに変換する機能を有する信号処理用のチップである。ディジタルストリーム生成部28は、ビデオキャプチャ部37から出力されるディジタルデータをネットワークに配信可能な形式に変換し、ストリームデータを生成する機能を有するための信号処理用のチップである。
ディスプレイ入力ポート25は、電子計算機本体20から出力されるディスプレイ10用の信号を制御器8に取得するための入力ポートである。ディスプレイ接続ポート26は、ディスプレイ10を接続するためのポートである。制御部29は、入力ポート30(キーボード11用)、出力ポート31(キーボード11用)、入力ポート32(マウス12用)、出力ポート33(マウス12用)、ストレージデバイス接続ポート34等の入出力ポートの制御を行うためのものである。制御部29は、この制御を実現するために電子回路で制御を行うLSIチップ、又は機械的に制御を行うスイッチでも良い。
入力ポート30(キーボード11用)は、電子計算機2のキーボード11を接続するための入力ポートである。出力ポート31(キーボード11用)は、電子計算機2の(キーボード11用の)USBポート22に接続するためのポートである。入力ポート32(マウス12用)は、電子計算機2のマウス12を接続するための入力ポートである。出力ポート33(マウス12用)は、電子計算機2の(マウス12用の)USBポート23に接続するためのポートである。
通信装置接続ポート25は、ユーザ側通信装置5を接続するための接続ポートである。ストレージデバイス接続ポート34は、ストレージデバイス9を接続するためのポートである。ストレージデバイス接続ポート34は、制御部29と接続されており、ストレージデバイス9と制御部29との間のデータ通信を行う。また、ストレージデバイス接続ポート34は、通信アプリケーション36とデバイスドライバ51を介して接続されており、ストレージデバイス9と通信アプリケーション36との間のデータ通信を行う。
通信アプリケーション36は、保守サーバ14と、制御器8との間のデータ通信を制御するためのアプリケーションプログラムである。また、通信アプリケーション36は、制御器8から保守サーバ14へ送信するためのデータの作成、保守サーバ14から送信されてきた制御命令の分析と、その実行等を行うものである。
オペレーティングシステムには、制御器8のディジタルストリーム生成部28,制御部29、ストレージデバイス接続ポート34等のハードウェア部分を直接制御し、データの受信を行うデバイスドライバ50、51、52が組み込まれている。これらのデバイスドライバ50、51、52は、デバイスメーカ等から提供され、オペレーティングシステムの入出力用のサービスを連携をしながら動作することもあるが、以下は、オペレーティングシステムの一部として説明をする。
また、このオペレーティングシステムが提供するデバイスドライバと、既に組み込まれたデバイスドライバ50、51、52等の間の共通のインターフェースを提供し、制御するためのドライバウェアを、通信アプリケーション36として、用いて必要な処理をカーネルモード行うこともできる。例えば、共通のインターフェースについては、特許文献2に開示されている。
特許公開2002−328878号公報
(保守作業の手順)
ユーザの電子計算機2の保守の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。ユーザが電子計算機2を利用しているとき、ユーザの誤った操作、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムのバグ、ハッキングやクラッキングなどの外部からの攻撃、コンピュータウイルスによる攻撃等の原因により電子計算機2は不安定に動作したり、場合によっては、電子計算機2が止まり動作不能になったりすることがある(ステップ1)。
このとき、ユーザは保守ユニット3をセットアップする(ステップ2)。セットアップのときは、ユーザは図2に示すように保守ユニット3を電子計算機2に接続し、電子計算機2の入力装置13、及びディスプレイ10を保守ユニット3に接続する。そして、保守ユニット3の電源を入れ、制御器8が起動し、ユーザ側通信装置5が通信網7に接続されて、保守センターの保守サーバ14に接続される(ステップ3)。又は、ユーザは、保守センターに電話を掛けたりして作業者に連絡することもできる。又は、保守センターには電子メールによる連絡も可能である。
保守ユニット3は、ユーザの電子計算機2に常時接続されていて、ユーザの電子計算機2をオンラインで監視していても良い。又は、保守ユニット3は、ユーザの電子計算機2に常時接続されていて、ユーザ又は保守センターからの制御命令によってユーザの電子計算機2のディスプレイ信号を保守センターにリアルタイムで転送して、その監視と保守を行っていても良い。保守ユニット3からは、電子計算機2が電源を入れた直後のBIOSやオペレーティングシステムが起動する前から制御することが可能である。
保守センターでは、ユーザからの連絡を受けて、保守サーバ14から制御器8に接続して、ユーザの電子計算機2から送信されてくるユーザデータを解析してユーザの電子計算機2の状態を確認する(ステップ4)。保守センターの作業者が、ユーザの電子計算機2の状態を確認してから、最適な指示又は制御命令をユーザ又は保守ユニット3に出す。作業者は、ユーザの電子計算機2の保守を行うとき、ユーザに指示してユーザの電子計算機2を保守するか(ステップ6)、制御器8に制御命令を出してユーザの電子計算機2を制御して保守する(ステップ7)。
ユーザは、保守センターからのこの指示に従って電子計算機2を操作してその不具合を直す(ステップ6)。保守ユニット3は、保守サーバ14からの制御命令に従って動作して電子計算機2を制御してその不具合を直す(ステップ7)。本発明は、この制御器8からユーザの電子計算機2を操作してその保守を行うものである。そのため、以下に、保守センターの作業者が保守サーバ14を操作する手順、及び、制御器8から電子計算機2を操作する手順等を詳しく説明する。
(保守サーバ14での動作)
保守センターでは、保守作業専用のアプリケーションプログラムである保守プログラムを起動させてユーザの電子計算機2の保守作業を行う。保守プログラムは、保守サーバ14のハードディスク(図示せず)に格納されている。保守プログラムが起動すると、図4に図示した遠隔制御用画面100が表示される。遠隔制御用画面100には、ユーザの電子計算機2のディスプレイ信号を表示するためのユーザディスプレイ信号領域101、制御器8の動作状態を表示する制御器状態領域102、制御器8との接続状態を示す接続状態領域103等がある。
作業者は、接続状態領域の「接続設定」ボタン104でユーザの電子計算機2に接続されている制御器8の設定や、制御器8とするための通信設定を行ってから「接続」ボタン105をクリックして制御器8との接続を行う。この接続を切断するときは、「切断」ボタン106をクリックして行う。保守プログラムは、保守ユニット3から送信されてくるユーザデータを分析して、送信データにユーザの電子計算機2のディスプレイ信号があればユーザディスプレイ信号領域101に表示する。
図5は、保守センターの作業者が保守サーバ14を操作して、電子計算機2の保守を行う手順の概要を示すフローチャートである。保守センターでは、保守プログラムを起動させる(ステップ10)。保守プログラムが起動すると、上述の保守作業を行うための遠隔制御用画面100が表示される(ステップ11)。作業者は、接続状態領域の「接続設定」ボタン104でユーザの電子計算機2に接続されている制御器8の設定や、通信設定を行ってから「接続」ボタン105をクリックして制御器8との接続を行う(ステップ12)。
制御器8は、保守サーバ14と接続されるとユーザの電子計算機2のディスプレイ信号等のユーザデータを保守サーバ14に送信する。保守サーバ14は、制御器8からのこのユーザデータを受信する。保守プログラムはこのユーザデータを解析して(ステップ14)、ユーザデータにユーザの電子計算機2のディスプレイ信号があればユーザディスプレイ信号領域101に表示する(ステップ15,16)。
作業者は、ユーザディスプレイ信号領域101に表示されている画面を見ながらユーザの電子計算機2の状態を把握する。作業者は、制御器状態領域102に表示されている情報を見て制御器8の状態を把握する。また、この接続状態領域103から保守サーバ14の入力装置18を操作する操作データを電子計算機2に送信する設定を行う。この設定を行うと、保守サーバ14のマウス17又はキーボード16を操作すると、その操作データが制御器8を介してユーザの電子計算機2に送信される。
ユーザの電子計算機2はこの操作データを受信すると、ユーザの電子計算機2のマウス12又はキーボード11から入力された操作データとして扱われる。よって、作業者がマウス17又はキーボード16等の入力装置18を操作したとき、保守プログラムはその操作データを制御器8に送信する(ステップ17、18)。その後、所定時間の間に待機し(ステップ19)、ステップ13からの動作をするか、作業者の指示に従って保守プログラムが終了する(ステップ20,21)。
このように、作業者はユーザの電子計算機2を遠隔からその画面を確認しながら操作することができる。この遠隔操作で、作業者は、ユーザの電子計算機2にバッチファイルをインストールする場合や、新しくソフトウェアをインストールするときは、制御器8に接続されているストレージデバイス9に格納されているものから読み込んでユーザの電子計算機2にインストールする。
このストレージデバイス9には、保守作業のときに必要と想定されたバッチファイルやソフトウェアが予め格納されているので、インストール時に通信網7又はインターネット21(図1を参照)を経由して転送することがなく容易にインストール作業を行うことができる。また保守サーバ14よりストレージデバイス9に必要なファイルを転送することも可能である。また、ユーザの電子計算機2がインターネット21等のネットワークに接続されて、電子計算機2のオペレーティングシステムのネットワーク機能が使えるときはネットワークからファイルをダウンロードしてインストールすることも可能である。
また、ストレージデバイス9は、ユーザの電子計算機2の外部記憶装置として動作することと、制御器8の記憶装置として動作することができる。制御器8の制御部29は、その切り替え制御を行う。ストレージデバイス9が制御器8の記憶装置として動作しているときは、保守サーバ14から電子データを送信してそれに保存することができる。また、ストレージデバイス9に保存されているデータやファイルを保守サーバ14にダウンロードすることができる。
(制御器8での動作)
次に、制御器8は、次の主な機能を提供する装置である。制御器8は、電子計算機2のディスプレイ信号を保守サーバ14に転送する機能、電子計算機2の入力装置13を操作した操作データを電子計算機2又は保守サーバ14に送信する機能と、保守サーバ14からの送信されてきた入力装置18の操作データを電子計算機2に送信する機能を提供する。また、制御器8は、それに接続されているストレージデバイス9へアクセスして、電子計算機2の外部記憶装置として動作させる機能を提供する。無論、ストレージデバイス9は制御器8の記憶装置として動作することができる。
ディスプレイ信号の転送
図2に図示したように、制御器8のディスプレイ入力ポート25には、ユーザの電子計算機2のディスプレイ接続ポート24が接続されている。また、ディスプレイ入力ポート25は、ビデオ信号変換部27に接続されている。制御器8のディスプレイ接続ポート26には、ディスプレイ10が接続されている。また、ディスプレイ入力ポート25とディスプレイ接続ポート26は直接接続されている。
ユーザの電子計算機2が動作し、電子計算機2の動作状態がディスプレイ10に表示される。このように、このディスプレイ10に表示されるディスプレイ信号は、ディスプレイ入力ポート25とビデオ信号変換部27を介して制御器8に取り込み可能な接続になっている。
図6は、制御器8が電子計算機2のディスプレイ信号を保守サーバ14に転送する手順の概要を示すフローチャートである。電子計算機2が動作し、アナログRGB形式のディスプレイ信号を出力する。ビデオ信号変換部27はこのディスプレイ信号を受信する(ステップ100、101)。
ビデオ信号変換部27は、受信したディスプレイ信号をビデオ信号に変換して出力する(ステップ102、103)。ビデオ信号変換部27から出力されるビデオ信号は、NTSC方式のコンポジットビデオ信号(Sビデオ端子用の出力ビデオ信号)である。ビデオ信号変換部27は、RGB形式のディスプレイ信号をNTSC方式のコンポジットビデオ信号に変換するスキャンコンバートボードからなることが好ましい。
このスキャンコンバートボードは、RGB形式のディスプレイ信号をNTSC方式の水平周波数、垂直周波数にスキャンコンバートして、NTSC方式のRGB信号に変換し、その輝度(Y)信号と色(C)信号をまとめて一つの信号にしてNTSC方式のコンポジットビデオ信号を出力する。ビデオキャプチャ部37は、ビデオ信号変換部27から出力されたビデオ信号を受信し(ステップ104)、これを信号処理してディジタルデータに変換する(ステップ105)。このディジタルデータは、ビットマップ形式のものである。
ビデオキャプチャ部37は、ディジタルデータをディジタルストリーム生成部28へ出力する(ステップ106)。ディジタルストリーム生成部28は、ビデオキャプチャ部37からのディジタルデータを受信して(ステップ107)、通信網7で送信可能な映像データであるディジタルストリームを生成する(ステップ108)。ディジタルストリームは、Motion JPEG(登録商標)又はMPEG(登録商標)形式のものが好ましい。
ビデオキャプチャ部37から出力されるビットマップ形式のデータは圧縮をしていない生データであるので、データ量が非常に大きくネットワークでそのまま転送するには適さない。そのためには、ディジタルストリーム生成部28でコンパクトで、通信網7で送信可能な形式に変換している。ディジタルストリーム生成部28は、生成されたディジタルストリームを通信アプリケーション36へ出力する(ステップ109)。通信アプリケーション36は、ディジタルストリームを受信し(ステップ110)、通信網7で送信可能な送信パケットデータを作成する(ステップ111)。
作成された送信パケットデータは、ユーザ側通信装置5に送信される(ステップ112)。ユーザ側通信装置5は、これを通信網7と、サーバ側通信装置6を介して保守サーバ14に送信する。ビデオ信号変換部27、ビデオキャプチャ部37、ディジタルストリーム生成部28は、それぞれ単独で動作できる信号処理専用の集積回路である。
しかし、ビデオ信号変換部27、ビデオキャプチャ部37、及びディジタルストリーム生成部28は、本例ではそれぞれ単独で動作できる信号処理専用の集積回路であるが、これらの機能を全部又はその一部をまとめた信号処理専用の集積回路で実現することも可能である。ディジタルストリーム生成部28から通信アプリケーション36へのデータ渡しは、デバイスドライバ52を介して行われる。
電子計算機2がDVI形式等のディジタル形式のディスプレイ信号を出力する場合は、このディスプレイ信号を直接ディジタルストリーム生成部28に取り込み、ディジタルストリームを生成することができる。
制御部29の動作
制御器8の制御部29は、ユーザの電子計算機2を操作する入力操作データの切り替えをする機能を有するものである。この制御部29は、ユーザの電子計算機2のキーボード11又はマウス12を操作した操作データと、保守サーバ14のキーボード16、マウス17を操作した操作データをユーザの電子計算機2に入力するときその切り替えをする。また、ストレージデバイス9へのアクセスするときの切り替えをする。
詳しくは、制御部29は、ストレージデバイス9がユーザの電子計算機2に接続された外部記憶装置として動作するか、制御器8の記憶装置として動作するかの切り替えを行う。制御器8に接続されているキーボード11、マウス12、ストレージデバイス9は、USB規格に準拠されたものである。制御部29は、これらのUSB規格に準拠したデバイス間のデータ転送の切り替えを行う。
図7は、制御器8の制御部29の動作状態の例を示す図である。制御部29は、電子計算機にキーボードとマウスの操作データを入力するために、ユーザの電子計算機2のキーボード11とマウス12と保守サーバ14のキーボード16とマウス17に切り替えする。そして、ストレージデバイス9にユーザの電子計算機2と制御器8からのアクセスできるように切り替えする。このために、制御部29は、第1〜第4動作状態の4つの動作状態を有する。
第1動作状態と第3動作状態のとき、制御部29は、ユーザの電子計算機2のキーボード11とマウス12を操作した操作データをユーザの電子計算機2に送信する。第3動作状態のときは、ストレージデバイス9がユーザの電子計算機2の外部記憶装置として動作する。ユーザの電子計算機2からストレージデバイス9にアクセスして、ストレージデバイス9に格納されているファイル等の電子データを読み出したり、データを書き込んだりすることができる。
このとき、制御部29とユーザの電子計算機2はUSBポート介して接続されているので、ストレージデバイス9は電子計算機に接続されているUSBデバイスとして動作する。第2動作状態と第4動作状態のとき、制御部29は、保守サーバ14のキーボード16とマウス12を操作した操作データをユーザの電子計算機2に送信する。第2動作状態のときは、ストレージデバイス9が制御器8の記憶装置として動作する。
このとき、制御器8のオペレーティングシステムからストレージデバイス9にアクセスして、ストレージデバイス9に格納されているファイル等の電子データを読み出したり、データを書き込んだりすることができる。保守サーバ14から送信されてきたデータやファイルをストレージデバイス9に格納した後第3動作状態で電子計算機からこれにアクセスしてこれらのデータやファイルを電子計算機にコピー、実行可能なファイルのときはユーザの電子計算機2で実行させることができる。
通信アプリケーション36の動作
通信アプリケーション36は、制御器8の中でのデータの送受信、保守サーバ14との通信の管理などの主な機能を実現するためのアプリケーションプログラムである。保守サーバ14からの制御命令を受信し、制御部29へ送信する機能を有する。図8は、通信アプリケーション36の動作の概要を示したフローチャートである。
通信アプリケーション36が起動する(ステップ150)と、制御器8の各入出力デバイス13,10の動作状態をチェックする。これらの動作が通常でるときは、ユーザ側通信装置5と接続し、保守サーバ14との接続を確立する(ステップ151〜153)。ディジタルストリーム生成部28から渡されたディジタルストリームを受信し、保守サーバ14へ送信する送信パケットデータの作成をする(ステップ154、155)。
送信パケットデータをユーザ側通信装置5に送信して、保守サーバ14からデータが送信されてきたかを確認する(ステップ156、157)。データが送信されてきていないときは、所定時間の間に待機して、ステップ154からの作業を繰り返すか、通信アプリケーション36を終了する(ステップ158〜160)。保守サーバ14からデータが送信されてきているときは、それを受信し、受信された受信データを分析する(ステップ161)。
保守サーバ14からの受信データには、制御部29の動作状態を変更する命令、ストレージデバイス9への電子データ、ストレージデバイス9からデータ受信要求、入力装置13又は入力装置18の操作データをユーザの電子計算機2に送信する命令等が含まれる。分析の結果、これらのデータをそれぞれに分離して実行する(ステップ162〜165)。ステップ162は、制御部29の動作状態を変更する指示を通信アプリケーション36から制御部29に送信するものである。
制御部29は、この命令を受けてその動作状態を指示通りに変更する。この動作状態については、図7に詳しく説明している。ステップ163は、ストレージデバイス9に書き込みするための電子データをストレージデバイス9に書き込む。この書き込みは、ストレージデバイス9のデバイスドライバ51を介して直接ストレージデバイス9に書き込みして行われる。ステップ164は、ストレージデバイス9からデータ受信要求をストレージデバイス9のデバイスドライバ51に送信するものである。
ストレージデバイス9のデバイスドライバ51は、この要求を受けて指定された電子データをストレージデバイス9から読み取って、通信アプリケーション36に渡す。通信アプリケーション36はステップ155の送信パケットデータを生成するときに、この電子データを用いる。よって、保守サーバ14への電子データの送信が行われる。
ステップ165は、保守サーバ14の入力装置18を操作した操作データを制御部29に送信し、制御部29はこれをユーザの電子計算機2に送信する。このとき、制御部29の動作状態が要求した命令を実行可能な動作状態に切り替わる。例えば、第2動作状態又は第4動作状態になり、操作データを電子計算機2に送信する。ステップ162〜165は、それぞれ同時処理されても、又は、任意の順番で処理されても良い。
(第2の実施の形態)
発明を実施するための第2の実施の形態を図面を用いて説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態の電子計算機2と制御器8の概要を図示している。本発明の第2の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と基本的に同一であり、電子計算機2の通信ポート38から出力される通信データは、制御器8を介して保守サーバ14に送信する機能が追加されている点で異なる。以下は、発明の第2の実施の形態が本発明の第1の実施の形態と異なる部分の説明をし、同一のものについてはその説明を省略する。
図9の通信ポート38は、電子計算機2の電子計算機本体20に設けられているもので、電子計算機2の動作状況を示す動作状態データを出力している通信ポートである。通信ポート38は、電子計算機2に設けられているパラレルコネクタ、シリアルコネクタ等のコネクタである。特に、RS−232C方式のシリアルコネクタであることが好ましい。
通信ポート38から出力される動作状態データは、電子計算機2上に動作しているオペレーティングシステムによる。この動作状態データを別の電子計算機で受信し、分析することで電子計算機2の動作状況を把握することができる。
図10は、通信ポート38から受信した動作状態データを保守サーバへ送信する手順の概要を示すフローチャートである。電子計算機2が動作し、通信ポート38からその動作状況を示す動作状態データを出力する。制御器8の通信ポート39は、通信ポート38と接続されている。制御器8は、通信ポート39から動作状態データを受信し、通信アプリケーション36は、動作状態データを受信し(ステップ200,201)、通信網7で送信可能な送信パケットデータを作成する(ステップ202)。
作成された送信パケットデータは、ユーザ側通信装置5に送信される(ステップ203)。ユーザ側通信装置5は、これを通信網7と、サーバ側通信装置6を介して保守サーバ14に送信する。
図11は、動作状態データを受信して処理する保守サーバ14の手順を示すフローチャートである。保守サーバ14は、図5に示すのと同様の手順に従って動作状態データを処理する。ここで、この異なっている部分だけを説明する。制御器8から送信されてくる動作状態データを保守プログラムが受信し(ステップ220)、その内容を解析する(ステップ221)。そして、電子計算機2の動作状況をディスプレイ15に表示する(ステップ222)。
電子計算機2の動作状況は、遠隔制御用画面100に表示され、保守サーバ14を操作している作業者が確認することができる。そして、ステップ17からステップ21の手順に示されている通り、保守サーバ14から制御器8へ制御命令が送信される。ステップ220〜222の手順は、図5に図示されているステップ13〜16の手順と並列に、又はその前後に処理されることができる。
図12は、通信アプリケーション36の動作の概要を示したフローチャートである。通信アプリケーション36が起動する(ステップ250)と、制御器8の各入出力デバイス13,10の動作状態、通信ポート38をチェックする。これらの動作が正常であるときは、ユーザ側通信装置5と接続し、保守サーバ14との接続を確立する(ステップ251〜253)。
ディジタルストリーム生成部28から渡されたディジタルストリームと、通信ポート38からデバイスドライバ53を介して渡された動作状態データを受信して、保守サーバ14へ送信する送信パケットデータの作成をする(ステップ254、255)。
送信パケットデータをユーザ側通信装置5に送信して、保守サーバ14からデータが送信されてきたか否かを確認する(ステップ256、257)。データが送信されてきていないときは、所定時間の間に待機して、ステップ254からの作業を繰り返すか、通信アプリケーション36を終了する(ステップ258〜260)。保守サーバ14からデータが送信されてきているときは、それを受信し、受信された受信データを分析する(ステップ261)。
保守サーバ14からの受信データには、制御部29の動作状態を変更する命令、ストレージデバイス9への電子データ、ストレージデバイス9からデータ受信要求、入力装置13又は入力装置18の操作データ、通信ポート38の制御命令等のユーザの電子計算機2に送信する命令等が含まれる。分析の結果、これらのデータをそれぞれに分離して実行する(ステップ262〜166)。ステップ262は、制御部29の動作状態を変更する指示を通信アプリケーション36から制御部29に送信するものである。
制御部29は、この命令を受けてその動作状態を指示通りに変更する。この動作状態については、第1の実施の形態の図7に詳しく説明している。ステップ263は、ストレージデバイス9に書き込みするための電子データをストレージデバイス9に書き込む。この書き込みは、ストレージデバイス9のデバイスドライバ51を介して直接ストレージデバイス9に書き込みして行われる。ステップ264は、ストレージデバイス9からデータ受信要求をストレージデバイス9のデバイスドライバ51に送信するものである。
ストレージデバイス9のデバイスドライバ51は、この要求を受けて指定された電子データをストレージデバイス9から読み取って、通信アプリケーション36に渡す。通信アプリケーション36はステップ255の送信パケットデータを生成するときに、この電子データを用いる。よって、保守サーバ14への電子データの送信が行われる。
ステップ265は、保守サーバ14の入力装置18を操作した操作データを制御部29に送信し、制御部29はこれをユーザの電子計算機2に送信する。このとき、制御部29の動作状態が要求した命令を実行可能な動作状態に切り替わる。例えば、第2動作状態又は第4動作状態になり、操作データを電子計算機2に送信する。
ステップ266は、通信ポート38への制御命令があるときは、これをユーザの電子計算機2の通信ポート38に、デバイスドライバ53と通信ポート39を介して、送信する。ステップ262〜166は、それぞれ同時処理されても、又は、任意の順番で処理されても良い。
(第3の実施の形態)
発明を実施するための第3の実施の形態を図面を用いて説明する。図13は、本発明の第3の実施の形態の電子計算機2と制御器8の概要を図示している。本発明の第3の実施の形態は、本発明の第1又は第2の実施の形態と基本的に同一であり、制御器8はハードディスク40を内蔵している点が異なる。以下は、発明の第3の実施の形態が本発明の第1又は第2の実施の形態と異なる部分の説明をし、同一のものについてはその説明を省略する。
制御器8は、記憶装置としてハードディスク40を内蔵している。ストレージデバイス9は、発明の第1又は第2の実施の形態においては外部記憶装置として動作している。ハードディスク40は、ストレージデバイス9と同様に、ユーザの電子計算機2を保守するために必要なバッチファイルやアプリケーションソフトウェア等のソフトウェア資源を格納するための記憶装置である。
また、ハードディスク40には、ユーザの電子計算機2を制御したログ、ユーザの電子計算機2の動作ログが保存される。このとき、ディジタルストリーム生成部28によって保守サーバへ送信するために生成されたディジタルストリームがハードディスク40に保存されることが好ましい。
また、図13には、図示していないが、本発明の第2の実施の形態に説明したように通信ポート38から出力された動作状態データが通信ポート39から制御器8が取り込み、その取り込んだ動作状態データをログとしてハードディスク40に保存することもできる。このログを保存するとき、通信ポート39と接続されているデバイスドライバ53から又は通信アプリケーション36からハードディスク40に送信して保存することが可能である。
(第4の実施の形態)
発明を実施するための第4の実施の形態を図面を用いて説明する。図14は、本発明の第4の実施の形態の電子計算機2と制御器8の概要を図示している。本発明の第4の実施の形態は、本発明の第1〜3のいずれかの実施の形態と基本的に同一であり、入力ポート30(キーボード11用)、入力ポート32(マウス12用)と制御部29との間に変換部41、42をそれぞれ設けている。変換部41、42は、PS/2規格に準拠したキーボード11やマウス12から入力されるPS/2規格の信号をUSB規格の信号に変換するためのものである。
本発明の第1〜3の実施の形態においては、入力装置13としてUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠したものを用いている。制御部29と電子計算機本体20との通信は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠して行われる。このときは、単純には、USB規格以外の入力装置13を使用できなくなる。このために、PS/2規格に準拠したキーボード11やマウス12を使用するときは、キーボード11やマウス12から入力されるPS/2規格の信号をUSB規格の信号に変換する変換部41、42を設けている。
本発明は、ユーザの電子計算機にリモートコントロールソフトウェアをインストールすることがなく、遠隔保守を行う遠隔保守業務に利用すると良い。
図1は、本発明の第1の実施の形態の遠隔保守システム1の概要を図示して図である。 図2は、ユーザの電子計算機2と保守ユニット3との接続様子と、制御器8の内部構造を図示した概要図である。 図3は、ユーザの電子計算機2の保守の手順の概要を図示したフローチャートである。 図4は、遠隔制御用画面100の例を示す図面である。 図5は、保守センターの作業者が保守サーバ14を操作して、電子計算機2の保守を行う手順の概要を示すフローチャートである。 図6は、制御器8が電子計算機のディスプレイ信号を保守サーバ14に転送する手順の概要を示すフローチャートである。 図7は、制御器8の制御部29の動作状態の例を示す図である。 図8は、通信アプリケーション36の動作の概要を示したフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施の形態の電子計算機2(通信ポート38から動作状態データを出力)と制御器8の概要を図示している。 図10は、本発明の第2の実施の形態において、通信ポート38から受信した動作状態データを保守サーバへ送信する手順の概要を示すフローチャートである。 図11は、本発明の第2の実施の形態において、保守サーバ14は動作状態データを受信して処理する手順を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第2の実施の形態において、通信アプリケーション36の動作の概要を示したフローチャートである。 図13は、本発明の第3の実施の形態の電子計算機2と、ハードディスク40を内蔵している制御器8の概要を図示している。 図14は、本発明の第4の実施の形態のPS/2規格の入力装置を有する電子計算機2と制御器8の概要を図示している。
符号の説明
1…遠隔保守システム
2…電子計算機
3…保守ユニット
4…保守サーバシステム
5…ユーザ側通信装置
6…サーバ側通信装置
7…通信網
8…制御器
9…ストレージデバイス
10、15…ディスプレイ
11、16…キーボード
12、17…マウス
13、18…入力装置
14…保守サーバ
19…保守サーバ本体
20…電子計算機本体
21…インターネット
22、23…USポート
24、26…ディスプレイ接続ポート
25…ディスプレイ入力ポート
25…通信装置接続ポート
27…ビデオ信号変換部
28…ディジタルストリーム生成部
29…制御部
30、32…入力ポート
31、33…出力ポート
34…ストレージデバイス接続ポート
35…通信装置接続ポート
36…通信アプリケーション
37…ビデオキャプチャ部
38、39…通信ポート
40…ハードディスク
41、42…変換部
100…遠隔制御用画面
101…ユーザディスプレイ信号領域
102…制御器状態領域
103…接続状態領域

Claims (5)

  1. データ及び命令を入力するためのクライアント入力装置(13)、前記入力及び動作状態を表示するためのクライアントディスプレイ(10)、及び前記クライアント入力装置(13)と前記クライアントディスプレイ(10)が接続されたクライアント本体(20)からなる電子計算機(2)を遠隔から操作し、その保守を行うための遠隔保守システムであって、
    前記遠隔保守システムは、
    前記電子計算機(2)を制御命令に従って制御する機能を有する制御器(8)、及び、通信網(7)と接続されて前記制御器(8)から送信データを通信網(7)に送信し、かつ、前記制御器(8)への前記制御命令の受信を行うユーザ側通信装置(5)を備えた保守ユニット(3)と、
    データ及び命令を入力するためのサーバ入力装置(18)、動作状況を表示するためのサーバディスプレイ(15)、及び前記サーバ入力装置(18)と前記サーバディスプレイ(15)が接続された保守サーバ本体(19)を備えた保守サーバ(14)と、前記通信網(7)から前記送信データを受信する機能、及び前記制御命令を前記通信網(7)を介して前記保守ユニット(3)に送信する機能を有するサーバ側通信装置(6)とからなる保守サーバシステム(4)とからなり、
    前記制御器(8)は、
    前記クライアントディスプレイに表示させるために前記クライアント本体から出力されるディスプレイ信号を取得する機能、
    前記ディスプレイ信号を信号処理して前記通信網(7)で伝送可能な形式に変換する機能、
    前記変換されたディスプレイ信号を用いて前記送信データを作成する機能、及び
    前記制御命令に従って前記電子計算機(2)を制御する機能
    を有し、
    前記制御器(8)は、前記制御器(8)のデバイスドライバの間の共通のインターフェースを提供し、制御するためのドライバウェアを用いて必要な処理を、前記制御器(8)を制御して動作させているオペレーティングシステムのカーネルモードで行い、
    前記制御器(8)は、前記電子計算機(2)を保守するために必要なバッチファイル、ソフトウェア、及びユーザデータの中から選択される1以上を格納し、及び前記電子計算機(2)から前記制御器(8)を介してアクセスすることが可能な記憶装置(9,40)を備え、
    前記制御器(8)は、前記記憶装置(9,40)を前記電子計算機(2)の外部記憶装置として動作させるか、前記制御器(8)の内蔵又は外部記憶装置として動作させるかの切り替えを行う機能を有し、
    前記保守サーバ(14)は、
    前記送信データから前記ディスプレイ信号を復元する機能、
    復元された前記ディスプレイ信号を前記サーバディスプレイ(15)に表示する機能、
    前記送信データを解析して、前記電子計算機(2)の動作状況を把握する機能、及び
    前記サーバ入力装置(18)から入力された入力データを含む前記制御命令を前記サーバ側通信装置(6)を介して前記保守ユニット(3)に送信する機能を有する
    ことを特徴とする遠隔保守システム。
  2. 前記制御器(8)は、
    前記電子計算機(2)の動作状態を示すデータを出力するためのクライアント通信端子(38)から、前記電子計算機(2)の動作状態を示す動作状態データを受信する機能、及び
    前記動作状態データを用いて前記送信データを作成する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔保守システム。
  3. 前記制御器(8)は、前記クライアント本体(20)に設けられ、前記クライアント入力装置(13)が接続される有線/無線の接続端子(22、23)に接続され、かつ、前記記憶装置(9,40)と接続されている制御部(29)を有し、
    前記制御部(29)は、前記制御命令を前記接続端子(22、23)を介して前記電子計算機(2)に送信する機能と、前記電子計算機(2)から前記記憶装置(9、40)へのアクセスを提供する機能とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔保守システム。
  4. 前記制御器(8)は、
    前記保守サーバ(14)から送信されてくる電子データを受信して前記記憶装置(9,40)に格納する機能と、
    前記記憶装置(9,40)に格納されている電子データを取得して前記保守サーバ(14)に送信する機能と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔保守システム。
  5. 前記制御器(8)は、前記ディスプレイ信号、前記送信データ、前記電子計算機(2)とのデータ通信の履歴、前記保守サーバ(14)とのデータ通信の履歴、及び前記動作状態データの中から選択される1以上を前記記憶装置(9,40)に格納する機能を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔保守システム。
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