JP4478192B2 - 映像データ処理装置およびデータバス管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像データ処理装置のデータバス帯域制御に関する。
地上デジタル放送の進展、通信・放送の融合が進展する中、放送分野におけるデジタル化が益々進んでいる。従来素材映像の収録にはテープを媒体として用いてきたが、このデジタル化の進展、および半導体媒体による情報蓄積装置(フラッシュメモリ)の低価格化により、フラッシュメモリを録画媒体とする収録装置の検討が進んでいる。
これにより、これまでテープによるシステムでは行うことが出来なかった複数映像の収録・再生処理を同時に行うことが出来る可能性が高まっている。複数の処理を行うことで、例えば収録中の映像を収録が完了した部分から再生・編集を始めたり、収録中に既に収録が完了した映像を他の装置にネットワーク経由で転送したり、メディア間でコピーしたり、また、収録を行いながら別の映像の編集を行ったりと、高効率、時間短縮につながる操作が行えるようになる。
また、複数の映像データがデータバス上を伝送する際は、コピーなど優先度が低い伝送種別の映像データの伝送は、収録や再生など優先度が高い伝送種別の伝送に影響を与えてはならない。これらの優先度が高い伝送種別の映像データの伝送は、伝送速度が不定の場合にコマ落ちなどの放送事故が起きるため、伝送速度を一定に保つ必要がある。つまり、優先度が高い映像データがデータバスを伝送する間は、常に一定のデータバス帯域を確保しなくてはならない。
さらに、1つの映像データをコピーしているだけであれば、装置の性能をフルに活用し、短時間でコピーを完了させるなど、リソースの効率的な利用も求められる。このように、映像データ処理装置の機能を効率的に使用するために、映像データ処理装置に備えられた各々の映像データ処理機能の実行状態を考慮した複雑なデータバス帯域のタイムスロット割当や管理を行っている(特許文献1)。
特開2002−165115号公報
しかしながら、映像データをデータバスに伝送させる場合にタイムスロットを使用すると、空きタイムスロットを有効に使用する際に、伝送速度を一定に保つ必要がある映像データの伝送に影響を与えてしまう恐れがある。すなわち、空きになったタイムスロットに再度映像データを割当する際、タイムスロットの割当を変更する間に映像データの伝送が中断されてしまう恐れがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、伝送速度を一定に保つ必要がある映像データの伝送に影響を与えず、データバスの帯域を効率的に使用する映像データ処理装置およびデータバス管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による映像データ処理装置は、映像データの伝送路であるデータバスと、前記データバスに対して、前記映像データを伝送する帯域を示す一定のバーストサイクルによる複数のスロットをサイクリックに規定し、前記映像データを割当する前記スロットのバーストサイクルおよび個数を、前記映像データを等倍速で再生する伝送速度となるように定め、前記複数のスロットのうち少なくとも1つを、映像データを複数割当することが可能な複数割当スロットと定め、伝送要求に応じて前記映像データを前記複数のスロットの少なくとも何れか1つに割当し、許可を受けたスロットに割当されている映像データを前記データバスに伝送させる制御手段と、前記スロット毎に前記映像データが割当されたスロットとその映像データの伝送元、伝送先を示す管理情報とを関連付けたスロット管理情報、および、前記複数割当スロットに割当された前記映像データの管理情報を関連付けて複数割当スロット特有の管理情報、を作成し記憶更新するスロット管理手段と、前記スロット管理手段を参照して、前記スロットに割当され前記データバスを伝送する前記映像データの調停を行うものであって、前記スロット管理手段に記憶されている前記スロット管理情報を基に、前記映像データが割当されている前記スロットのみを順に指定して前記データバスへの前記映像データの伝送を許可し、許可したスロットのバーストサイクルが終了して次のスロットの伝送開始を許可する時間まで待機して次のスロットの伝送許可を前記制御手段に通知し、前記映像データが前記データバスを伝送していない期間に、前記複数割当スロットに割当された映像データを前記バーストサイクルクロック毎に順番に、伝送許可を前記制御手段に通知するバス調停手段とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明によるデータバス管理方法は、データバスにそれぞれ映像データを扱う複数のデバイスが接続され、前記データバスを用いて任意のデバイス間で映像データを送受信する際に、前記映像データの伝送を制御する制御手段と、前記データバスの調停を行うバス調停手段と、を備える映像データ処理装置のデータバス管理方法であって、前記制御手段は、前記データバスに対して前記映像データを伝送する帯域を示す一定のバーストサイクルによる複数のスロットをサイクリックに規定し、前記スロットのバーストサイクルおよび個数を、前記映像データを等倍速で再生する伝送速度となるように定め、前記複数のスロットのうち少なくとも1つを、映像データを複数割当することが可能な複数割当スロットと定め、伝送要求に応じて前記映像データを前記複数のスロットの少なくとも何れか1つに割当し、前記スロット毎に前記映像データが割当されたスロットとその映像データの伝送元、伝送先を示す管理情報とを関連付けたスロット管理情報、および、前記複数割当スロットに割当された前記映像データの管理情報を関連付けて複数割当スロット特有の管理情報を作成し記憶更新し、前記バス調停手段は、前記スロット管理情報を参照して、前記前記映像データが割当されている前記スロットのみを順に指定して前記映像データの前記データバスへの伝送許可を前記制御手段に通知し、前記許可を通知すると、許可したスロットのバーストサイクルが終了し次のスロットの伝送開始を許可する時間まで待機して次のスロットの伝送許可を前記制御手段に通知し、前記映像データが前記データバスを伝送していない期間に、前記複数割当スロットに割当された映像データを前記バーストサイクルクロック毎に順番に伝送を許可し、前記制御手段は、前記許可を受けたスロットに割当されている映像データを前記バーストサイクルの間だけ前記データバスに伝送させることを特徴とする。
本発明によれば、伝送速度を一定に保つ必要がある映像データの伝送に影響を与えずに、その映像データ以外の映像データを伝送するデータバスの帯域を効率的に使用することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、この発明に関わる映像データ処理装置を含む放送収録システムの一実施の形態を示す概略図である。映像データ処理装置100は、映像データ処理装置100は、ビデオカメラ300で撮影された映像データを収録する機能を備える。また、半導体メモリを記録媒体として映像データを記録するメモリパック200を着脱可能とし、装着されたメモリパック200との間で映像データを送受信する機能を備える。また、収録した映像データをネットワーク400を介して外部装置500へ伝送する機能も備える。
図2は、本発明に関わる映像データ処理装置の構成を示すブロック図である。映像データ処理装置100は、データバス101および制御バス102を備える。データバス101および制御バス102には、それぞれ、バスアービタ(バス調停手段)103、制御部(制御手段)104、エンコーダ106、デコーダ107、ネットワークインタフェース108、および内蔵メモリ109を備えている。
データバス101は映像データを伝送する伝送路であり、制御バス102はデータバス101を伝送する映像データを制御する信号の伝送路である。バスアービタ103は、データバス101を伝送する映像データの調停を行い、制御部104は、データバス101を伝送する映像データの各種制御を行うものである。また、エンコーダ106は、入力された映像データを符号化するもので、デコーダ107は出力する映像データを復号化するものである。ネットワークインタフェース108は、ネットワークと映像データの送受信を行うものであり、内蔵メモリ109は、映像データを記憶するものである。
また、映像データ処理装置100は、外部のメモリパック200との間で互いに映像データの送受信を行うために、メモリパック200をデータバス101および制御バス102に着脱可能に接続するための機構(図示せず)を備えている。
さらに、バスアービタ103および制御部104は、制御バス102とは別の伝送路である信号ライン110を介してレジスタ(スロット管理手段)105に接続されている。このレジスタ105は、制御部104が映像データの制御を行う際に必要な管理情報である、スロット管理テーブル(スロット管理情報)105a、リソース使用量テーブル(リソース使用量情報)105b、スロット0(複数割当スロット)管理テーブル105c、リソース残量管理テーブル105d、優先度テーブル105e、および伝送予約テーブル105fを記憶するようになっている。
また、メモリパック200、エンコーダ106、デコーダ107、ネットワークインタフェース108、内蔵メモリ109の何れかが互いに映像データの送受信を行う際、データバス101を通じてそれらの映像データを伝送することになる。その際、このデータバスに伝送させることができる映像データの容量には制限があるため、制御部104はデータバス101に伝送させる映像データを割当し制御を行う。
ここで、データバス101の帯域を有効に使用するためのデータバス101の帯域割当について説明する。
このデータバス101に伝送させる映像データの伝送速度は、映像データをコマ落ちなく再生できる伝送速度が必要である。そこで、映像データがデータバス101を伝送する際の伝送速度は、コマ落ちなく映像データを再生できる伝送速度を基準とし、その伝送速度を確保できる一定の時間毎に、データバス101上の映像データ伝送時間を区切ることとする。この一定の時間区切り(この一定の時間区切りは「バーストサイクル」と呼ばれる)に割当する映像データの帯域幅を1つの単位とし、その帯域幅をスロットと呼ぶ。このようにすることで、スロット一個当たりの帯域がある程度広くなり、映像データの割当がよりし易くなる。そして、このスロットの個数は、データバス101の帯域幅に1つのスロットの帯域幅が何個入ることができるかで決定されるものである。
この実施例では、スロットの個数はスロット0からスロット4までの5つであるものとした。制御部104はこれらの比較的広い帯域を持つ5つのスロットに映像データを割当てすることでデータバス101を伝送する映像データの帯域を制御する。
このように、制御部104は、個々の映像データを伝送する際に、各映像データの伝送に必要な帯域幅になるようにその都度計算してスロットに割当するのではなく、映像データがコマ落ちしないで再生できる伝送速度となるバーストサイクルのスロットを用意しておき、それらのスロットに映像データを割当するようにして、それらのスロットの使用状況を制御部104が管理するようになっている。
一方、バスアービタ103は、制御部104によってスロットに割当てされた映像データをデータバス101に伝送させてよいか否か(許可/不許可)の信号を信号ライン110を通じて制御部104に通知する。通知を受信した制御部104は、許可されたスロットのバーストサイクルの間だけそのスロットに割当てした映像データをデータバス101に伝送させる。以下、これを「ラウンドロビン」と記載する。このように、映像データを割当したスロットのみをラウンドロビンに使用してデータバス101に映像データを伝送させることで、空きスロットに再度映像データを割当しなくても、データバス101が伝送されていない時間を削減するようになっている。
また、映像データの再生など、一定の伝送速度で伝送する必要があるために、スロットとその次のスロットとの時間間隔を制御する必要がある。そのために、バスアービタ103は、許可されたスロットのバーストサイクルクロックが終了すると、次のスロットの伝送開始まで必要な時間だけ待機して次のスロットの伝送許可を制御部104に通知する。
このバスアービタ103によってデータバス101に映像データを伝送させる一例を説明する。
図3は、どのスロットにどの映像データを割当しているかを示すスロット管理テーブル105aの一例であり、レジスタ105に記憶されている情報のうちの1つである。この例では、データバス101の帯域を5つに分割し、スロットが5つある場合を示したものである。スロット1〜4は収録/再生等の一定の伝送速度が要求される映像データ割当用として用いられ、スロット0はコピー/転送等の任意の伝送速度でよい映像データ割当用として用いられるものとする。
いま、フレーム長が2スロット分の映像データaを再生用として一定の速度で伝送する場合を想定する。この場合、映像データaは連続するスロット1とスロット2に割当される。このとき、スロット1とスロット2に割当された映像データは間隔を開けずに順番に伝送されることになる。
ここで、上記映像データaを一定の速度で伝送するために、例えば図4(a)に示すように、スロット2の後にスロット3つ分の時間間隔を空けた後にスロット1及びスロット2に割当された映像データaを順に伝送する、というように繰り返す。このようにすることで、全てのスロットに映像データが割当されていない状態でも、従来技術のタイムスロットが5スロットで1フレーム(フレーム長が5スロット分)の場合と同様に、データバス101を伝送する映像データの伝送速度を調節することが可能となる。
上記の例では、1つのスロットの帯域を映像データがコマ落ちすることなく伝送できる幅にすることで、一回のバーストサイクル中の時間の余剰を少なくするようにした。さらに、バスアービタ103の調停により、伝送速度を一定にするために、映像データaを割当したスロット間にバーストサイクルの整数倍の時間間隔を空けるようにした。しかしながら、その空き時間には映像データの伝送が行われていないため、データバス101の帯域を有効に使用することができていない。そこで、以下の実施例では、その空き時間のスロットに伝送速度が一定でなくてもよい映像データを割当してデータバス101に伝送するようにした。
伝送速度が一定でなくてもよい映像データを、その空き時間にもデータバス101に伝送させるには、先の実施例で説明したようなバスアービタ103の伝送許可による調停方法が有効である。即ち、制御部104において、特定のスロットを予め空き時間が生じたときに伝送すればよい映像データを伝送するための帯域として決めておき、その特定スロットで伝送する映像データを登録しておく。そして、バスアービタ103から空き時間で特定スロットにデータバス101を伝送させることを許可されたとき、特定スロットで順次登録された映像データを伝送するようにした。
この構成によれば、空き時間に映像データを伝送させるために、制御部104がその空き時間に相当するスロットに映像データを改めて割当する必要がない。このように、制御部104がスロットへの再割当を行わずに、バスアービタ103が各々のスロットに対する調停のみ行うことで、一定の伝送速度で伝送する必要のある映像データの伝送に影響を与えずに、その空き時間にもデータバス101に映像データを伝送させることができる。
但し、一定の伝送速度が要求される映像データの伝送スロット間の空き時間にも伝送速度が一定でなくてもよい映像データをデータバス101に伝送させるためには、映像データの伝送種別毎に優先度を設けたり、その優先度が低い場合の処理など、処理全体を制御部104が制御したりする必要がある。そこで、この実施例では、制御部104がデータバス101を映像データが伝送していない時間を有効活用する制御を行う場合に、制御部104が映像データをスロットに割当する全体の処理について説明する。
図5は、伝送種別に応じて必要なリソース使用量の情報を示したリソース使用量情報テーブル105bの一例を示すものであり、レジスタ105に記憶されているものである。
例えば内蔵メモリ109に蓄積された映像データを再生する場合、必要なリソースとして、デコーダ1つ、データバス101のスロットを再生中は常に2つ、及び内蔵メモリアクセス109aのスロットを再生中は常に2つ使用する。ここで、等倍速再生では、データバス101のスロット及び内蔵メモリアクセス109aのスロットを、それぞれ1つずつ使用する。また、2倍速再生では、データバス101のスロット及び内蔵メモリアクセス109aのスロットを、それぞれ2つずつ使用する。
また、伝送種別が内蔵メモリ109からメモリパック200へコピーする場合では、データバス101のスロットをコピー中は常に1〜4個、内蔵メモリアクセス109aのスロットをコピー中は常に1〜4個割当することが可能である。また、後述するスロット0(空き時間割当スロット)を使用することも可能である。
ここで、図3(b)、図4(b)、図4(c)、及び図6を参照してスロット0について説明する。図3(b)は、スロット1とスロット2に映像データaが割当され、スロット0には空き時間割当スロットであることを示すフラグ(※印)が付される。スロット1とスロット2に割当される映像データaの伝送種別が一定の速度でデータバス101を伝送する必要がある場合は、図4(a)に示したように、データバス101に映像データが伝送されていない時間ができる。そこで、この時間を有効活用するために、図4(b)のように映像データが伝送されていない時間全てを別の伝送種別の映像データの伝送を行うようにスロット0を使用する。スロット0へ割当される映像データは、図3(b)に示すスロット管理テーブルとは別に、レジスタ105に記憶される図6のスロット0管理テーブル105cによって管理される。図6の例では、一定の速度で伝送する必要のない映像データである、映像データbと映像データcの複数の映像データがスロット0に割当され、それぞれスロット0の中での識別情報と共に管理されている。
これらの映像データは、図4(c)に示すように、スロット0に初めてデータバス101へ映像データを伝送させるバーストサイクルでは映像データbを伝送し、次にスロット0にデータバス101へ映像データを伝送させるバーストサイクルでは映像データcを伝送する。スロット0に割当されている全ての映像データが1回ずつ伝送されると、次にデータバス101へ映像データを伝送させるスロット0のバーストサイクルでは、2回目の映像データbを伝送し、その次のスロット0では映像データcを伝送するというように、スロット0のバーストサイクルの順番になる度に、データバス101をスロット0に割当した映像データが順番に伝送されるようになっている。
このスロット0によるデータバス伝送方式に代表されるように、データバス101を映像データが伝送されていない時間に別の伝送種別の映像データを伝送するためには、データバス101やその他のリソースの残量を管理する必要がある。そのリソースの残量を管理するテーブルを図7に示す。
図7は、映像データの伝送種別に応じて使用するデータバス101の帯域、映像データの処理種別に応じて使用する内蔵メモリ109、メモリパック200、ネットワークインタフェース108とデータバス101とを繋ぐデータの伝送路(それぞれ、内蔵メモリアクセス109a、メモリパックアクセス200a、ネットワークインタフェースアクセス108aと表記する)のスロット、エンコーダ106、及びデコーダ107のリソース総量と使用中リソース量とリソース残量を示したリソース使用量テーブル(リソース使用量情報)105bの一例を示すものであり、レジスタ105に記憶されるものである。
この例では、エンコーダ106及びデコーダ107は1式ずつ有り、データバス101と内蔵メモリアクセス109aとネットワークインタフェースアクセス108aのスロットは5つ、メモリパックアクセス200aのスロットは2つある。このリソース残量の情報は、使用中のリソース量をこの表に書き込むことで、リソース残量を管理することができるものである。
また、このデータバス101の帯域を有効利用するためには、伝送種別毎に優先度を設定しておくとよい。この優先度の設定について、図8を参照して説明する。
図8は、伝送種別と優先度を対応付けて管理する優先度テーブル105eの一例を示すものであり、レジスタ105に記憶されるものである。この例では、優先度の値が小さいほど優先度が高く、値が大きいほど優先度が低くものとする。例えば、ビデオカメラ300で撮影された映像データを内蔵メモリ108又はメモリパック200から再生する場合、その伝送種別は、その映像データを放送に使用する映像データ処理装置100では最も優先される必要がある。そのため、図8においてこの伝送種別は優先度を1と示してある。また、内蔵メモリ108とメモリパック200との間で映像データをコピーする場合は、他の伝送種別と比べて優先する必要性が低いので、図8の中では優先度が最も低い4と示してある。
また、データバス101の帯域を有効利用するために、伝送予約をできるようにするとよい。この伝送予約について図9を参照して説明する。
図9は、映像データの伝送を行う際にリソース残量が不足し、かつその優先度が伝送中の映像データの伝送種別より低い場合に、リソース残量が十分になってから伝送を開始するように予約した映像データを管理する伝送予約テーブル105fの一例を示すものであり、レジスタ105に記憶されるものである。
予約された映像データは、予約された順番を示す番号と伝送種別と共に管理されるようになっている。例えば、図9の1番最初の予約は映像データeであり、その伝送種別はメモリパック200から内蔵メモリ109へのコピーであることを示している。また、2番目の予約は映像データfであり、その伝送種別はネットワークインタフェース108から内蔵メモリ109への書き込みであり、3番目の予約は映像データgであり、その伝送種別は内蔵メモリ109からメモリパック200へのコピーであることを示している。
上記の実施例を実施するための具体的な処理の流れについて説明する。
まず、図10を参照して、データバス101に図4(c)に示すタイミングで映像データを伝送させるためのバスアービタ103と制御部104の処理の流れを説明する。
まず、制御部104は、映像データを伝送するために、スロットに指定の映像データを割当することの命令を受けると(S101)、スロットに指定された映像データの割当をする(S102)。この例の場合は、スロット1とスロット2に映像データaの割当を行い、バスアービタ103に割当されたスロットの伝送実行要求を出力する(S103)。
この要求を受けたバスアービタ103は、スロット1の伝送許可を制御部104に通知し(S104)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S105)。この通知を受けた制御部104は、スロット1に割当をした映像データaをバーストサイクルの間だけでバス101に伝送するようにデバイスへ伝送許可を送る(S106)。その後、バスアービタ103は、スロット2の伝送許可を制御部104に通知し(S107)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S108)。この通知を受けた制御部104は、スロット1の映像データの伝送を終了するようにデバイスに指示し、スロット2に割当された映像データaをバーストサイクルの間だけデータバス101に伝送するように、デバイスへ伝送許可を送る(S109)。
スロット2の映像データaの伝送が終了した時点で、バスアービタ103は、次に実行すべきスロット3が空きスロットとなっているため、スロット0を指定してその実行許可を制御部104に通知し(S110)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S111)。この通知を受けた制御部104は、スロット0に割当した映像データbを処理S109と同様に伝送する(S112)。
スロット0の映像データbの伝送が終了した時点で、バスアービタ103は、次に実行すべきスロット4が空きスロットとなっているため、スロット0を指定してその実行許可を制御部104に通知し(S113)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S114)。この通知を受けた制御部104は、スロット0に割当した映像データcを処理S109と同様に伝送する(S115)。
スロット0の映像データcの伝送が終了した時点で、バスアービタ103は、次がスロット0がとなっているため、スロット0を指定してその実行許可を制御部104に通知し(S116)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S117)。この通知を受けた制御部104は、スロット0に割当した映像データbを処理S109と同様に伝送する(S118)。このように、スロット1とスロット2の映像データ伝送に続いて、スロット0の処理が3回連続し、再びスロット1とスロット2の映像データaの伝送が繰り返し実行される。映像データaの最終伝送であるスロット2の実行許可をバスアービタ103が制御部104に通知し(S119)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S114)と、この通知を受けた制御部104はスロット2に割当した映像データaの最終伝送分を伝送する(S121)。
スロット1及びスロット2に割当した映像データaの伝送が全て終了すると、スロット1及びスロット2が空きスロットであるため、制御部104は、メモリやアプリケーションからデータ伝送終了を受信すると(S122)、スロット管理テーブル(図4C)のスロット1とスロット2の欄に記憶されている映像データaを消去して、新たに映像データを割当してスロット管理テーブル105aを更新する(S123)。
このような映像データaを割当したスロットを実行させたり実行間隔を制御したりというデータバス101の調停はバスアービタ103が行っている。そこで、本実施例ではバスアービタ103の調停の仕方に着目し、図11を参照してバスアービタ103の動作を説明する。
図11において、バスアービタ103は、まず、制御部104からスロット実行要求を受信すると、スロット番号のカウンタをi=0に初期化する(F101)。次に、スロット番号iがN(スロット数最大値)に達したか判断し(F102)、達していなければそのまま、達していた場合にはi=0に初期化する(F103)。続いて、スロットiに映像データが割当されているか判断し(F104)、割当されている場合にはスロットiに割当されている映像データを伝送するように、制御部104に伝送許可を通知する(F105)。割当られていない場合にはスロット0に割当されている映像データを伝送するように、制御部104に伝送許可を通知する(F106)。伝送許可の通知後、1バーストサイクル分待機し(F108)、スロット番号iをi+1に設定し、処理F102に戻って一連の処理を繰り返し実行する。
一方、制御部104は、バスアービタ103から映像データの伝送許可を受けるまで待機し(F111)、伝送許可を受けた場合には、前のスロットでデータ伝送を行ったか判断し(F112)、行った場合にはデータ伝送終了を該当するデバイスに指示する(F113)。続いて、スロット番号iが0か判断し(F114)、スロット0の場合には、スロット0管理テーブルを参照してスロット0での次の実行処理を選択し(F115)、スロット番号iが0でなかった場合には、指定されたスロット番号iの実行処理を選択する(F116)。このとき、受信側デバイスにデータ受信を指示し(F117)、送信側デバイスにデータ送信を指示して(F118)、データ伝送を実行し(F119)、スロット内の伝送データがなくなるまで繰り返す(F120)。
以上のように、1つのスロットの帯域を映像データのコマ落ちなく伝送できる比較的広い帯域にすることで、従来、帯域が狭くの数が多数であったスロット故に、映像データの伝送要求の度に必要な帯域を確保できるスロットの数を計算する必要がなくなり、スロットに映像データを割当する処理を少なくすることができる。
また、予め用意されている1つのスロットの帯域が映像データの伝送に必要な帯域であるため、安定した伝送速度を保ち、さらに一回のバーストサイクルの中での余剰を少なくすることができる。その結果、データバス101の帯域を安定且つ効率的に制御することができる。
次に、図12を参照して、制御部104が行う、映像データの割当命令が入力されてから映像データの割当が終わるまでの処理について説明する。
まず、映像データの伝送をするためにスロットに映像データを割当することの実行処理命令を受けると(F201)、その実行処理で指定された伝送種別を把握し(F202)、図5のリソース使用量情報を参照して、その伝送種別の伝送に必要なリソース使用量を把握する(F203)。次に、その伝送種別のリソース使用量と図7のリソース残量を比較して、リソース残量が十分であるか否かを判別する(F204)。リソースが十分でなければ、図8に示す伝送種別毎の優先度情報を参照して、伝送する伝送種別の優先度より伝送中の伝送種別の優先度の方が低いか否かを判別する(F205)。
伝送中の伝送種別の優先度の方が高い場合は、既に伝送中の伝送を中断し(F206)、スロット0以外のスロットに割当をする(F207)。伝送する伝送種別の優先度の方が高い場合は、今すぐ伝送する映像データか否かを判別する(F208)。今すぐ伝送する映像データであれば、スロット0を割当する(F209)。今すぐ伝送する映像データでなければ、伝送予約をする(F210)。
上記処理F204でリソース残量が十分であると判別されると、処理F207に移行してスロット0以外のスロットにその映像データを割当する。映像データをスロットに割当した後は、バスアービタ103に実行要求して一連の処理を終了する。バスアービタ103が映像データの実行要求を受信した後は、スロット毎にデータバス101に映像データを伝送させることを許可する。
次に、図13を参照して、制御部104が行う、データ伝送を終了してスロットを解放(スロット管理テーブルまたはスロット0管理テーブルから終了した処理を削除)する処理について説明する。
まず、終了処理命令を受けると(F401)、受信した処理命令に対応する実行中のスロットを特定し(F402)、そのスロットを解放する(F404)。続いて、伝送予約テーブル105fを参照して伝送予約があるか判断し(F404)、予約がある場合には予約順にスロット割当をしてスロット管理テーブル105aを更新し(F405)、予約がない場合にはスロットを解放してスロット管理テーブル105aを更新する(F406)。これにより、制御部104の一連の処理が終了する。
以上のように、映像データを割当するスロットの帯域を1つの映像データを伝送するために必要な帯域にしておくことで、映像データとスロットとの関係とそれらの管理がしやすくなる。また、伝送速度を一定にしなくてはならない伝送種別の場合にはスロット1乃至スロット4に映像データを割当し、伝送速度を変化させてもよく映像データが伝送されていない時間のデータバス101を有効利用する場合には、スロット0に割当することで、効率的にデータバス101の帯域を利用することができる。
尚、上記実施例は、バスアービタ103及び制御部104の処理をソフトウェアで実現した場合の構成であるが、図14に示すように、ハードウェア構成で実現することも可能である。この場合、制御部104に代わってバスアービタ103がデバイスへの伝送許可を行うものとする。また、バスアービタ103は、逐次スロットの割当内容を把握して、要求に応じて次のスロットの割当を通知するキューを発生するキュー処理部103aを備えるものとする。
図14において、まず、制御部104は、映像データを伝送するために、スロットに指定の映像データを割当することの命令を受けると(S201)、スロットに指定された映像データの割当をする(S202)。この割当はキュー処理部104aに通知される。キュー処理部104aは、その通知を受けてスロット割当を検出してデータ伝送内容(データ送信元デバイス、データ受信先デバイス)を決定する(S203)。
続いて、制御部104から割当されたスロットの伝送実行要求が出されると、バスアービタ103は、キュー処理部103aからスロット1のデータ伝送内容を取得し(S205)、該当デバイスに伝送許可を通知してスロット1に割当された映像データをバーストサイクルの間だけデータバス101に伝送するように指示し(S206)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S207)。待機終了後、バスアービタ103は、キュー処理部103aからスロット2のデータ伝送内容を取得し(S208)、スロット1の映像データの伝送を終了するようにデバイスに指示し、スロット2に割当された映像データをバーストサイクルの間だけデータバス101に伝送するように、該当デバイスへ伝送許可を送り(S209)、バーストサイクル1回分の時間だけ待機状態となる(S210)。
以下、同様にして、バスアービタ103は、スロット3のキュー取得(S211)、前スロット2の伝送終了及び次スロット3のデバイスへの伝送許可通知(S212)、1バーストサイクル待機(S213)、スロット4のキュー取得(S214)、前スロット3の伝送終了及び次スロット4のデバイスへの伝送許可通知(S215)、1バーストサイクル待機(S216)、スロット0のキュー取得(S217)、前スロット4の伝送終了及び次(スロット0)のデバイスへの伝送許可通知(S218)、1バーストサイクル待機(S219)を順に実行し、最終的にスロット2のキュー取得(S220)、前スロット4の伝送終了及び次スロット0のデバイスへの伝送許可通知(S221)、1バーストサイクル待機(S223)を実行する。
各スロットに割当した映像データの伝送が全て終了すると、スロットが空きとなる。このため、制御部104は、メモリやアプリケーションからデータ伝送終了を受信すると(S223)、スロット管理テーブルの各スロットの欄に記憶されている映像データを消去して(スロットの解放)、新たに映像データを割当してスロット管理テーブル105aを更新し(S224)、キュー処理部103aに通知する。キュー処理部103aは、その通知によりスロット割当の変更を検出してデータ伝送内容を更新する(S225)。
上記処理において、バスアービタ103自体は、図15に示すように、まずキューを参照して次の処理を把握し(F301)、把握した処理が指定されているスロットのデータ伝送を許可し(F302)、1バーストサイクル分待機した後(F303)、処理F301に戻って処理を繰り返す。
また、キュー処理部の処理について図16を参照して説明する。キュー処理部103aは、スロット管理テーブル105a、スロット0管理テーブル105cに変更があったことを契機として起動され、スロット番号のカウンタをi=0に初期化する(F501)。次に、スロット番号iが0か判断し(F502)、0でなければ、スロット管理テーブル105aに映像データの割当があるか判断する(F503)。続いて、処理F502でi=0のとき、または処理F503でスロット管理テーブル105aに映像データの割当がなかった場合には、スロット0に割当された映像データをキューに設定し(F504)、処理F503でスロット管理テーブル105aに映像データの割当があった場合には、そのスロットiに割当されている映像データをキューに設定する(F505)。
上記処理F504,F505それぞれの処理が終了したとき、スロット番号iがN(Nはスロット数最大値)を越えたか否かを判断し(F506)、越えていなければスロット番号iをi+1に設定し、処理F502に戻って一連の処理を繰り返し実行する。処理F506でスロット番号iがNを越えた場合には、一連の処理を終了する。
上記処理において、キュー処理部103aは、図17に示すように、スロット0(処理bとしてメモリパックからNW−IFへのデータ伝送処理)→スロット1(処理aとしてENCから内蔵メモリへのデータ伝送処理)→…→スロット4(処理cとして内蔵メモリからNW−IFへのデータ転送処理)→スロット0→…というように、キューに各スロットの処理内容をサイクリックに設定する処理であり、2回目以降のキューに設定する場合は、図16に示した処理が新たに起動される。
上記のようなハードウェア構成によれば、先に述べたソフトウェア処理と同様に、1つのスロットの帯域を映像データのコマ落ちなく伝送できる比較的広い帯域にすることができ、これによって映像データの伝送要求の度に必要な帯域を確保できるスロットの数を計算する必要がなくなり、スロットに映像データを割当する処理を少なくすることができる。
また、予め用意されている1つのスロットの帯域が映像データの伝送に必要な帯域であるため、安定した伝送速度を保ち、さらに一回のバーストサイクルの中での余剰を少なくすることができる。その結果、データバス101の帯域を安定且つ効率的に制御することができる。
本発明の一実施の形態に係る映像データ処理装置を含む放送収録システム示す概略図。 本発明の一実施の形態に係る映像データ処理装置の構成を示すブロック図。 本発明の一実施の形態に係る映像データ処理装置のデータバスのスロット毎の使用状況を示したスロット管理テーブル。 本発明の一実施の形態に係る映像データ処理装置のデータバスを使用するスロットを示す図。 本発明の一実施の形態に係る映像データ処理装置のリソース使用量情報テーブルの一例を示した図。 本発明の一実施の形態に係るスロット0に割当した映像データを管理するスロット0管理テーブルの一例を示した図。 本発明の一実施の形態に係る映像データ処理装置のリソース残量情報テーブルの一例を示した図。 本発明の一実施の形態に係る映像データの伝送種別毎の優先度を示す優先度テーブルの一例を示した図。 本発明の一実施の形態に係る予約した映像データを管理する伝送予約テーブルの一例を示した図。 本発明の一実施の形態に係るデータバスに映像データを伝送する際のバスアービタおよび制御部のシーケンス図。 本発明の一実施の形態に係るバスアービタのデータバスを調停する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係る制御部のスロットへ映像データを割当する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係る制御部がスロットを解放する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係るデータバスに映像データを伝送する際のバスアービタ、キューおよび制御部のシーケンス図。 本発明の一実施の形態に係るバスアービタの処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係るキュー処理部の処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係るキュー処理部のキューの設定の仕方を説明するための図。
符号の説明
100…映像データ処理装置、101…データバス、102…制御バス、103…バスアービタ、104…制御部、105…レジスタ、105a…スロット管理テーブル、105b…リソース使用量テーブル、105c…スロット0管理テーブル、105d…リソース残量テーブル、105e…優先度テーブル、105f…伝送予約テーブル、106…エンコーダ、107…デコーダ、108…ネットワークインタフェース、108a…ネットワークインタフェースアクセス、109…内蔵メモリ、109a…内蔵メモリアクセス、110…信号ライン、200…メモリパック、200a…メモリパックアクセス、300…ビデオカメラ、400…ネットワーク、500…外部装置

Claims (6)

  1. 映像データの伝送路であるデータバスと
    前記データバスに対して、前記映像データを伝送する帯域を示す一定のバーストサイクルによる複数のスロットをサイクリックに規定し、前記映像データを割当する前記スロットのバーストサイクルおよび個数を、前記映像データを等倍速で再生する伝送速度となるように定め、前記複数のスロットのうち少なくとも1つを、映像データを複数割当することが可能な複数割当スロットと定め、伝送要求に応じて前記映像データを前記複数のスロットの少なくとも何れか1つに割当し、許可を受けたスロットに割当されている映像データを前記データバスに伝送させる制御手段と、
    前記スロット毎に前記映像データが割当されたスロットとその映像データの伝送元、伝送先を示す管理情報とを関連付けたスロット管理情報、および、前記複数割当スロットに割当された前記映像データの管理情報を関連付けて複数割当スロット特有の管理情報、を作成し記憶更新するスロット管理手段と、
    前記スロット管理手段を参照して、前記スロットに割当され前記データバスを伝送する前記映像データの調停を行うものであって、前記スロット管理手段に記憶されている前記スロット管理情報を基に、前記映像データが割当されている前記スロットのみを順に指定して前記データバスへの前記映像データの伝送を許可し、許可したスロットのバーストサイクルが終了して次のスロットの伝送開始を許可する時間まで待機して次のスロットの伝送許可を前記制御手段に通知し、前記映像データが前記データバスを伝送していない期間に、前記複数割当スロットに割当された映像データを前記バーストサイクルクロック毎に順番に、伝送許可を前記制御手段に通知するバス調停手段と
    を備えることを特徴とする映像データ処理装置。
  2. 映像データの伝送路であるデータバスと、
    前記データバスに対して、前記映像データを伝送する帯域を示す一定のバーストサイクルによる複数のスロットをサイクリックに規定し、前記映像データを割当する前記スロットのバーストサイクルおよび個数を、前記映像データを等倍速で再生する伝送速度となるように定め、前記複数のスロットのうち少なくとも1つを、映像データを複数割当することが可能な複数割当スロットと定め、伝送要求に応じて前記映像データを前記複数のスロットの少なくとも何れか1つに割当する制御手段と、
    前記スロット毎に前記映像データが割当されたスロットとその映像データの伝送元、伝送先を示す管理情報とを関連付けたスロット管理情報、および、前記複数割当スロットに割当された前記映像データの管理情報を関連付けて複数割当スロット特有の管理情報、を作成し記憶更新するスロット管理手段と、
    前記スロット管理手段を参照して、前記スロットに割当され前記データバスを伝送する前記映像データの調停を行うものであって、前記スロット管理手段に記憶されている前記スロット管理情報を基に、前記映像データが割当されている前記スロットのみを順に指定して前記データバスへの前記映像データの伝送を許可し、許可したスロットのバーストサイクルが終了して次のスロットの伝送開始を許可する時間まで待機して次のスロットの伝送許可を前記映像データの伝送元および伝送先に通知し、前記映像データが前記データバスを伝送していない期間に、前記複数割当スロットに割当された映像データを前記バーストサイクルクロック毎に順番に、伝送許可を前記映像データの伝送元および伝送先に通知するバス調停手段と
    を備えることを特徴とする映像データ処理装置。
  3. 前記スロット管理手段は、少なくとも前記映像データの伝送種別毎に使用するリソースの数とリソース使用量を示すリソース使用量情報をさらに記憶し、
    前記制御手段は、前記使用リソース情報を基に、前記伝送速度が一定である伝送種別の映像データの場合は前記複数割当スロット以外の前記スロットに割当し、前記伝送速度が一定である必要のない伝送種別の映像データの場合は前記映像データを前記複数割当スロットに割当することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の映像データ処理装置。
  4. データバスにそれぞれ映像データを扱う複数のデバイスが接続され、前記データバスを用いて任意のデバイス間で映像データを送受信する際に、前記映像データの伝送を制御する制御手段と、前記データバスの調停を行うバス調停手段と、を備える映像データ処理装置のデータバス管理方法であって、
    前記制御手段は、前記データバスに対して前記映像データを伝送する帯域を示す一定のバーストサイクルによる複数のスロットをサイクリックに規定し、前記スロットのバーストサイクルおよび個数を、前記映像データを等倍速で再生する伝送速度となるように定め、前記複数のスロットのうち少なくとも1つを、映像データを複数割当することが可能な複数割当スロットと定め、伝送要求に応じて前記映像データを前記複数のスロットの少なくとも何れか1つに割当し、前記スロット毎に前記映像データが割当されたスロットとその映像データの伝送元、伝送先を示す管理情報とを関連付けたスロット管理情報、および、前記複数割当スロットに割当された前記映像データの管理情報を関連付けて複数割当スロット特有の管理情報を作成し記憶更新し、
    前記バス調停手段は、
    前記スロット管理情報を参照して、前記前記映像データが割当されている前記スロットのみを順に指定して前記映像データの前記データバスへの送許可を前記制御手段に通知し、
    前記許可を通知すると、許可したスロットのバーストサイクルが終了し次のスロットの伝送開始を許可する時間まで待機して次のスロットの伝送許可を前記制御手段に通知し、
    前記映像データが前記データバスを伝送していない期間に、前記複数割当スロットに割当された映像データを前記バーストサイクルクロック毎に順番に伝送を許可し、
    前記制御手段は、前記許可を受けたスロットに割当されている映像データを前記バーストサイクルの間だけ前記データバスに伝送させることを特徴とするデータバス管理方法。
  5. データバスにそれぞれ映像データを扱う複数のデバイスが接続され、前記データバスを用いて任意のデバイス間で映像データを送受信する際に、前記映像データの伝送を制御する制御手段と、前記データバスの調停を行うバス調停手段と、を備える映像データ処理装置のデータバス管理方法であって、
    前記制御手段は、前記データバスに対して前記映像データを伝送する帯域を示す一定のバーストサイクルによる複数のスロットをサイクリックに規定し、前記スロットのバーストサイクルおよび個数を、前記映像データを等倍速で再生する伝送速度となるように定め、前記複数のスロットのうち少なくとも1つを、映像データを複数割当することが可能な複数割当スロットと定め、伝送要求に応じて前記映像データを前記複数のスロットの少なくとも何れか1つに割当し、前記スロット毎に前記映像データが割当されたスロットとその映像データの伝送元、伝送先を示す管理情報とを関連付けたスロット管理情報および前記複数割当スロットに割当された前記映像データの管理情報を関連付けて複数割当スロット特有の管理情報を作成し記憶更新し、
    前記バス調停手段は、
    前記スロット管理情報を参照して、前記前記映像データが割当されている前記スロットのみを順に指定して前記映像データの前記データバスへの送許可を前記映像データの伝送元および伝送先に通知し、
    前記許可を通知すると、許可したスロットのバーストサイクルが終了し次のスロットの伝送開始を許可する時間まで待機して次のスロットの伝送許可を前記映像データの伝送元および伝送先に通知し、
    前記映像データが前記データバスを伝送していない期間に、前記複数割当スロットを用いて前記複数割当スロットに割当された映像データを前記バーストサイクルクロック毎に順番に、その映像データの伝送元および伝送先に伝送許可を通知し、
    前記映像データの伝送元は、前記許可を受けたスロットに割当されている映像データを前記バーストサイクルの間だけ前記データバスに伝送させて、前記伝送先へ送信することを特徴とするデータバス管理方法。
  6. 前記スロット管理手段は、少なくとも前記映像データの伝送種別毎に使用するリソースの数とリソース使用量を示すリソース使用量情報をさらに記憶し、
    前記制御手段は、前記リソース使用量情報を基に、前記伝送速度が一定である伝送種別の映像データの場合は、前記映像データを前記複数割当スロット以外のスロットに割当し、前記伝送速度が一定である必要のない伝送種別の映像データの場合は、前記映像データを前記複数割当スロットに割当することを特徴とする請求項または請求項に記載のデータバス管理方法。
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