JP4477928B2 - メモリマッピング制御装置、情報記憶制御装置、データ移行方法及びデータ移行プログラム - Google Patents

メモリマッピング制御装置、情報記憶制御装置、データ移行方法及びデータ移行プログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話等のさまざまな情報記憶制御装置の間でデータを移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置、当該情報記憶制御装置、データ移行方法及びデータ移行プログラムに関する。
従来から携帯電話に保存されているユーザデータを外部のデータ保存用装置(例えばパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)等)へバックアップする手段や、他の携帯電話へコピーする手段が提供されている(以下、このようなデータのバックアップやコピー等の処理を「データ移行」と総称する)。このようなデータ移行に関する技術としては、従来からさまざまな技術が提案されている(下記の特許文献1参照)。
また、上記のようなデータ移行では、携帯電話が備えたカメラで撮影された静止画像や携帯電話所有者が作成したアドレス帳データ等のユーザデータについては、1件毎(即ち、内容的に見た場合の1件のデータ毎)に移行元から出力して移行先へ移行する手順が一般的である。
特開2004−13454号公報
しかしながら、上記のような一般的なデータ移行方法では、移行元の携帯電話又は移行先の機器(例えば、PCや他の携帯電話など)において、移行対象のデータを個別に選択する処理が必要となり、ユーザの処理負担が大きかった。
また、一般的な携帯電話では、アドレス帳に登録された発信者からの着信に対しては、特定の動作(例えば、特定の着信メロディの鳴動や特定の画像の表示出力など)を実行するユーザ設定が可能となっているが、このような任意的なユーザ設定情報は移行することが困難な場合もある。かかる場合は、アドレス帳データ、着信メロディデータ、静止画像データなどを移行先の携帯電話へ個別に移行した後に、ユーザは当該移行先の携帯電話にて上記のような特定の動作に関するユーザ設定処理を再度行う必要があり、ユーザの処理負担が大きかった。
以上のようなデータ移行に関する問題点は、携帯電話に限らず、携帯型のパーソナルコンピュータを初め、情報を記憶可能なさまざまな装置において生じうるものである。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、データ移行の際のユーザ負担を軽減し、ユーザ利便性を向上させることができるメモリマッピング制御装置、情報記憶制御装置、データ移行方法及びデータ移行プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るメモリマッピング制御装置は、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置であって、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得手段と、前記テーブル取得手段により作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るメモリマッピング制御装置は、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置であって、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブルを、サーバから受信することで又は当該メモリマッピング制御装置内のメモリから読み出すことで、当該メモリマッピング変換テーブルを取得するテーブル取得手段と、前記テーブル取得手段により取得されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
上記のメモリマッピング制御装置では、受信手段が、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する。そして、判断手段は、受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する。ここでの「移行元構造特定情報」は、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造そのものを記述したメモリマッピング構造情報であってもよいし、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定可能な情報(例えば、移行元の情報記憶制御装置のハードウェア(メモリ)のバージョン情報など)であってもよい。上記のバージョン情報としては、ハードウェア(メモリ)のバージョン情報以外に、OS(オペレーティングシステム)のバージョン情報やファームウェアのバージョン情報等を用いてもよい。なお、移行先構造特定情報も同様である。例えば、判断手段は、移行元の情報記憶制御装置のハードウェア(メモリ)のバージョン情報と、移行先の情報記憶制御装置のハードウェア(メモリ)のバージョン情報とから、移行元データを移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断してもよい。
ここで、メモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、テーブル取得手段は、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、メモリマッピング変換テーブル(移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル)を作成し、送信手段は、当該作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する。また、このとき、テーブル取得手段は、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブルを、サーバから受信することで又は当該メモリマッピング制御装置内のメモリから読み出すことで、当該メモリマッピング変換テーブルを取得してもよい。
このように、メモリマッピングが異なる情報記憶制御装置間のデータ移行の場合(メモリマッピング構造を変換する必要がある場合)であっても、移行元データ(ここでは、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データ)とともに、メモリマッピング変換テーブルを、移行先の情報記憶制御装置へ送信することができるため、移行先の情報記憶制御装置において、メモリマッピング変換テーブルに基づき、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データをメモリに書き込むことが可能となる。これにより、データの選択等の特別なユーザ操作を必要とすることなく移行元データを移行先の情報記憶制御装置へ移行することが可能となる。また、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ移行できるため、データ間のリンク関係を保持することができ、改めてユーザ設定を行う必要がなくなる。このようにして、データ移行の際のユーザ負担を軽減し、ユーザ利便性を向上させることができる。
また、本発明に係るメモリマッピング制御装置は、メモリマッピング変換テーブルに応じて移行元データを編集するデータ編集手段をさらに備え、送信手段が、移行元データとして、データ編集手段による編集後の移行元データを送信する構成とすることが望ましい。ここでの「編集」とは、メモリマッピング変換テーブルに応じて移行元データの中の配置を変更することで、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合った移行元データに変換することをいう。メモリマッピング制御装置に備えたデータ編集手段によって、メモリマッピング変換テーブルに応じて移行元データを編集し、編集後の移行元データを移行先の情報記憶制御装置へ送信することで、移行先の情報記憶制御装置がメモリマッピング変換テーブルに応じた移行元データの編集を行う必要がなくなり、移行先の情報記憶制御装置の処理負荷を軽減することができる。
本発明に係る情報記憶制御装置は、以下2つの態様(即ち、情報記憶制御装置がメモリマッピング構造の変換要否を判断しない第1の態様と、変換要否を判断する第2の態様)を採ることができる。
第1に、本発明に係る情報記憶制御装置は、データを記憶する内蔵メモリと、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された移行元構造特定情報と前記内蔵メモリメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、前記内蔵メモリメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得手段と、前記テーブル取得手段により作成されたメモリマッピング変換テーブルに基づいて、移行元データを前記内蔵メモリに書き込む書込制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記情報記憶制御装置では、受信手段が、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データ、及び移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信すると、テーブル取得手段が、受信された移行元構造特定情報と自装置の内蔵メモリメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、自装置の内蔵メモリメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブルを取得する。そして、書込制御手段が、取得されたメモリマッピング変換テーブルに基づいて、移行元データを自装置の内蔵メモリに書き込む。
第2に、本発明に係る情報記憶制御装置は、データを記憶する内蔵メモリと、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された移行元構造特定情報と前記内蔵メモリメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、移行元データを前記内蔵メモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び前記内蔵メモリのメモリ構造特定情報に基づいて、前記内蔵メモリのメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを前記内蔵メモリに書き込むとともに、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合、前記受信された移行元データをそのまま前記内蔵メモリに書き込む書込制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記情報記憶制御装置では、受信手段が、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データ、及び移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信すると、判断手段が、受信された移行元構造特定情報と自装置の内蔵メモリメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、移行元データを内蔵メモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する。
ここで、メモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、書込制御手段は、移行元構造特定情報及び内蔵メモリのメモリ構造特定情報に基づいて、内蔵メモリのメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを内蔵メモリに書き込む。一方、メモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合、書込制御手段は、受信された移行元データをそのまま自装置の内蔵メモリに書き込む。
上記2つの態様の情報記憶制御装置とも、たとえ、メモリマッピングが異なる情報記憶制御装置間のデータ移行の場合(メモリマッピング構造を変換する必要がある場合)であっても、自装置(移行先)の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて、移行元データ(ここでは、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データ)をメモリに書き込むことが可能となる。これにより、データの選択等の特別なユーザ操作を必要とすることなく移行元データを移行先の情報記憶制御装置へ移行することが可能となる。また、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ移行できるため、データ間のリンク関係を保持することができ、改めてユーザ設定を行う必要がなくなる。このようにして、データ移行の際のユーザ負担を軽減し、ユーザ利便性を向上させることができる。
本発明は、以下のような「データ移行方法」に係る発明及び「データ移行プログラム」に係る発明として捉えることもでき、同様の効果を得ることができる。
本発明に係るデータ移行方法は、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行するメモリマッピング制御装置におけるデータ移行方法であって、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信工程と、前記受信工程にて受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程にてメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得工程と、前記テーブル取得工程にて作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信工程とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るデータ移行方法は、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際の当該移行先の情報記憶制御装置におけるデータ移行方法であって、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信工程と、前記受信工程にて受信された移行元構造特定情報と、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報とに基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程にてメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合に、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込む第1の書込工程と、前記判断工程にてメモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合に、前記受信された移行元データをそのまま当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込む第2の書込工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るデータ移行プログラムは、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置を、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得手段と、前記テーブル取得手段により作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ移行プログラムは、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に、当該移行先の情報記憶制御装置を、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された移行元構造特定情報と当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリのメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込むとともに、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合、前記受信された移行元データをそのまま当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込む書込制御手段として機能させることを特徴とする。
以上説明したように、メモリマッピングが異なる情報記憶制御装置間のデータ移行の場合であっても、移行先の情報記憶制御装置が、移行元データ(移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データ)とともにメモリマッピング変換テーブルを取得することができるため、移行先の情報記憶制御装置において、メモリマッピング変換テーブルに基づき、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データをメモリに書き込むことが可能となる。これにより、データの選択等の特別なユーザ操作を必要とすることなく移行元データを移行先の情報記憶制御装置へ移行することが可能となる。また、移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された形式のままの移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ移行できるため、データ間のリンク関係を保持することができ、改めてユーザ設定を行う必要がなくなる。このようにして、データ移行の際のユーザ負担を軽減し、ユーザ利便性を向上させることができる。
以下、本発明に関する各種の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、本発明に係るメモリマッピング制御装置としてパーソナルコンピュータ(PC)を、情報記憶制御装置として移動機を、それぞれ用いた実施形態を説明する。
具体的には、以下6つの実施形態を順に説明する。第1実施形態は、データ移行に際しPCがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合はPCが、当該PC内又はサーバに保存された移動機A、Bのマッピング情報等を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルをデータ移行元の移動機(以下「移動機A」という)の内部データとともにデータ移行先の移動機(以下「移動機B」という)へ送信する実施形態である。第2実施形態は、データ移行に際しPCがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合はPCが当該PC内又はサーバに保存されたマッピング変換テーブルを取得し、取得したマッピング変換テーブルを移動機Aの内部データとともに移動機Bへ送信する実施形態である。
また、第3実施形態は、データ移行に際しPCがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合は移動機Bが、PC又はサーバから得られた移動機Aのマッピング情報及び自機(移動機B)のマッピング情報を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを基に移動機Aの内部データをメモリに書き込む実施形態である。第4実施形態は、データ移行に際しPCがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合は移動機Bが、移動機Aから得られた移動機Aのマッピング情報及び自機(移動機B)のマッピング情報を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを基に移動機Aの内部データをメモリに書き込む実施形態である。
更に、第5実施形態は、データ移行に際しPCがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合はPCが、移動機A、Bから得られた移動機A、Bのマッピング情報等を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを移動機Aの内部データとともに移動機Bへ送信する実施形態である。第6実施形態は、データ移行に際し移動機Bがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合は移動機Bが、移動機Aから得られた移動機Aのマッピング情報及び自機(移動機B)のマッピング情報等を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを基に移動機Aの内部データをメモリに書き込む実施形態である。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態の移動機やPC等から成る通信システムの構成図を示す。同図に示すように、通信システムは、データ移行元の移動機Aと、データ移行先の移動機Bと、メモリマッピング制御装置としてのPC20と、PC20とネットワーク40を介して接続可能なサーバ30とを含んで構成されている。ここでは、移動機A及び移動機Bを同時にPC20に接続している例を示すが、移動機A及び移動機Bを同時にPC20に接続することは必須ではない。例えば、移動機AからPC20へ移動機Aの内部データ等を送信し移動機AとPC20との接続を切断した後に、移動機BとPC20とを接続し移動機Bにて移動機Aの内部データ等を書き込む形態であってもよい。
また、各移動機は、ある時点でデータ移行元になることもあれば、別の時点でデータ移行先になることもあるが、以下では移動機Aから移動機Bへ移動機Aの内部データを移行する場合を説明する。
各移動機10は、図示しない移動体通信に関する構成のほか、本発明と関連する構成として、データを記憶するメモリ11と、移行元の移動機のメモリに記憶された形式のままの内部データ(以下「移行元データ」という)や、移行元の移動機のバージョン情報等を受信する受信部12と、移行先の移動機のメモリのメモリマッピング構造に合わせて上記移行元データを書き込むためのテーブル(以下「メモリマッピング変換テーブル」という)を取得する(第1実施形態では「PC20から受信することで取得する」)テーブル取得部13と、取得されたメモリマッピング変換テーブルに基づいて移行元データをメモリ11に書き込む書込制御部14と、移行元の移動機となった場合に自機のバージョン情報等をPC20へ送信する送信部15とを含んで構成されている。なお、各移動機10は、上記の構成を備えていればよいため、ハードウェアの機種として同じであっても、異なる機種であってもよい。
PC20は、本発明と関連する構成として、移行元の移動機のメモリに記憶された形式のままの移行元データや移行元の移動機のバージョン情報等を受信する受信部21と、移行元データを移行先の移動機のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断部22と、移行元データを移行先の移動機のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合にメモリマッピング変換テーブルを取得する(第1実施形態では「当該テーブルを作成することで取得する」)テーブル取得部23と、メモリマッピング変換テーブルに応じて移行元データを編集するデータ編集部24と、メモリマッピング変換テーブルや移行元データ等を移行先の移動機へ送信する送信部25とを含んで構成されている。
サーバ30は、移行元の移動機Aから移行先の移動機Bへ移行元データを移行する際に必要となる情報(第1実施形態では「移動機A、Bの各々のマッピング情報」)を保存したマッピングDB31を含んで構成される。なお、移行元データを移行する際に必要となる情報(第1実施形態では「移動機A、Bの各々のマッピング情報」)については、サーバ30ではなく、PC20内の図示しないメモリに保存してもよい。
図2には、移動機10が備えたメモリ11のデータ構成例を示す。データ構成は、例えば無線通信部、ドライバ、アプリケーション等の携帯電話機能に必要なプログラムやデータ等を記憶した基本部分11Aのほか、着信メロディや画像などのダウンロード等によって外部機器から送信されてきたダウンロードデータ11B、アドレス帳、ブックマーク、メール等の個人情報管理(PIM:Personal Information Manager)データ11C、及び、図示しない各種設定情報等で構成される。なお、メモリ配置については、図2に示す着信メロディの保存領域X、Yのように、連続しない複数のメモリ領域に分割して配置されることもある。
以下では、移行元の移動機Aのメモリ11に記憶された移行元データを、その記憶された形式のまま出力すること(換言すれば、メモリ領域内の移行元データを1つのファイルとして出力すること)を想定しており、当該出力にあたっては平文で出力しても暗号化して出力してもよい。但し、移動機Aにて暗号化して出力する場合は、移動機Bにて復号化した後、メモリに書き込む必要があることは言うまでもない。
図3には、メモリマッピング情報の例を示す。メモリマッピング情報とは、どの移動機の内部データがどこのメモリ領域に保存されているかを示す情報であり、図3のメモリマッピング情報の例はデータ種別、開始アドレス及び終了アドレスにて構成される。但し、メモリマッピング情報は、どの移動機内部データがどこのメモリ領域に保存されているかを明示すればよいため、PC20又は移動機Bが処理可能なメモリマッピング構造であれば、図3の構成例以外の構成を採用してもよい。
図4には、エリア情報の例を示す。エリア情報とは、移行対象のデータメモリ領域を指定するための情報であり、開始アドレス及び終了アドレスにて構成される。具体的なエリア情報の選択においては、メモリ領域に関する情報(例えば「移動機内部の全データ」、「携帯電話機の基本部分のみ」、「携帯電話機の基本部分の一部のみ」、「ダウンロードデータとPIMデータのみ」など)を用いることにより、移行対象のデータのメモリ領域を選択可能としている。
なお、図4には、連続しない4つのメモリ領域を1つのエリア情報で指定する例を示すが、1つのエリア情報で1つのメモリ領域を指定してもよい。また、エリア情報は、移行対象のデータが記憶されたメモリ領域の範囲を明示すればよいため、PC20又は移動機Bで処理可能なメモリマッピング構造であれば、図4の構成例以外の構成を採用してもよい。
図5には、メモリマッピング変換テーブルの例を示す。メモリマッピング変換テーブルとは、移行元の移動機Aのメモリアドレスに対応する移行先の移動機Bのメモリアドレスを指定するための情報であり、移動機Aのメモリアドレス及び、当該移動機Aのメモリアドレスに対応する移動機Bのメモリアドレスにて構成される。図5に示す無線通信部、ドライバA、ドライバB、アドレス帳、ブックマークのように移動機Aのメモリアドレスと移動機Bのメモリアドレスとが同一の場合、アプリケーションA、アプリケーションBのように移動機Aのメモリアドレスと移動機Bのメモリアドレスが異なる場合、着信メロディのように移動機Aでは分割されて管理されているが、移動機Bではある1つの領域で管理される場合、メールのように移動機Aではある1つの領域で管理されているが、移動機Bでは分割されて管理されている場合など、さまざまな場合がある。もちろん、移動機Aのメモリアドレスに対応する移動機Bのメモリアドレスを指定することにより、移行元データを移動機Bから移動機Aの正しいメモリ領域に復元することが可能となる。また、メモリマッピング変換テーブルは、移動機A、Bのメモリアドレス同士の対応関係を明示すればよいため、PC20又は移動機Bで処理可能なメモリマッピング構造であれば、図5の構成例以外の構成を採用してもよい。
次に、図6に基づき第1実施形態のデータ移行処理を説明する。図6には、図1の通信システムにおけるデータ移行処理の一連の流れを示す。
初めに移動機Aが、メモリマッピングを確認できる情報としてメモリマッピングを司るハードウェアのバージョン情報(以下単に「バージョン情報」という)、エリア情報及び移動機内部データ(移行元データ)をPC20へ送信する(S01)。
なお、バージョン情報としては例えば移動機Aの製造番号を用いても良いし、また、メモリマッピングが確認できる情報を新規に設定しても良い。また、バージョン情報、エリア情報、移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S01のように移動機Aから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとして移行対象のメモリ領域を予め設定している場合(例えばアドレス帳のみ送信することを許容するシステムなど)は、S01ではエリア情報を送信しなくてもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S01ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、移動機Bが移動機Bのバージョン情報をPC20へ送信する(S02)。移動機Aのバージョン情報と同様に、移動機Bのバージョン情報の送信開始(起動)処理も、S02のように移動機Bから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S02ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、PC20は、送信されてきた移動機Aのバージョン情報及び移動機Bのバージョン情報よりメモリマッピングの変換が必要か否かを判断する(S03)。この判断では、例えば、移動機A、Bのバージョンが同じ場合にのみメモリマッピングの変換が不要(必要でない)と判断してもよいし、予め定められたバージョン対応表(即ち、メモリマッピングの変換が不要となる移動機間のバージョン対応を示す表)に基づいて判断してもよい。
S03でメモリマッピングの変換が必要と判断された場合は、PC20は、移動機A及び移動機Bのバージョン情報を用いて、サーバ30のマッピングDB31に保存された移動機A及び移動機Bのメモリマッピング情報をサーバ30から取得し(S04)、取得した移動機A及び移動機Bのメモリマッピング情報、並びに移動機Aから取得したエリア情報より、メモリマッピング変換テーブルを作成する(S05)。
なお、S03でのメモリマッピングの変換要否の判断は移動機A及び移動機Bのバージョン情報により実施するため、移動機A、BからPC20へのエリア情報の送信はメモリマッピングの変換要否の判断の直後に実施してもよい。また、PC20が移動機Aから移動機内部データを取得するタイミングについても、メモリマッピングの変換要否の判断の直後でもよい。
次に、PC20は、PC20上で移動機内部データの編集(即ち、メモリマッピング変換テーブルに基づく移動機内部データ内での配置換え)が可能か否かを判断する(S06)。本実施形態では、移動機内部データの編集がPC20上で可能であれば、PC20上で実行する態様を採る。なぜなら、移動機内部データの編集処理は処理負荷が高いため、PC20より処理能力が低い移動機BよりもPC20において実行した方がシステム全体の処理効率がよいからである。
S06で、移動機内部データが暗号化されている等の理由によりPC20上で移動機内部データの編集ができないと判断された場合、PC20は、S05で作成したメモリマッピング変換テーブル及び移動機Aより取得した移動機内部データを移動機Bへ送信する(S07)。そして、移動機Bは、送信されてきたメモリマッピング変換テーブルを基に移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S08)。正常に書き込めたことを確認した後、図6の処理を終了する。
一方、S06でPC20上で移動機内部データの編集ができると判断された場合、PC20は、S05で作成したマッピング変換テーブルを基に、移動機Aより取得した移動機内部データを変換し(S09)、変換後の移動機内部データを移動機Bへ送信する(S10)。そして、移動機Bは、送信されてきた変換後の移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S11)。正常に書き込めたことを確認した後、図6の処理を終了する。
また、S03でメモリマッピングの変換が不要と判断された場合は、PC20は、移動機Aのエリア情報及び移動機内部データのみを移動機Bへ送信する(S12)。そして、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報に応じて移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S13)。正常に書き込めたことを確認した後、図6の処理を終了する。
なお、S06では、PC20は、PC20上で移動機内部データの編集が必要か否かを判断してもよい。即ち、移動機Bのバージョン情報及び移動機Bの処理負荷に基づき移動機Bでの移動機内部データの編集が困難か否かを判断することで、PC20上で移動機内部データの編集が必要か否かを判断してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態では、データ移行に際しPC20がメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合はPC20がサーバ30に保存されたマッピング変換テーブルを取得し、取得したマッピング変換テーブルを移動機Aの内部データとともに移動機Bへ送信する形態を説明する。
各移動機やPC20等の構成は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。但し、サーバ30のマッピングDB31には、移行元の移動機Aから移行先の移動機Bへ移行元データを移行する際に必要となる情報として、移動機Aから移動機Bへデータ移行する際に用いるメモリマッピング変換テーブルが予め保存されている。また、PC20のテーブル取得部23は、メモリマッピング変換テーブルをサーバ30から受信することで当該テーブルを取得する。
なお、移行元データを移行する際に必要となる情報(第2実施形態では「メモリマッピング変換テーブル」)については、サーバ30ではなく、PC20内の図示しないメモリに保存してもよい。また、図2〜図5の各種データの構成例は第1実施形態と同様である。
次に、図7に基づき第2実施形態のデータ移行処理を説明する。図7には、図1の通信システムにおけるデータ移行処理の一連の流れを示す。
初めに移動機Aが、メモリマッピングを確認できる情報としてのバージョン情報とともに、エリア情報及び移動機内部データ(移行元データ)をPC20へ送信する(S21)。
なお、バージョン情報としては例えば移動機Aの製造番号を用いても良いし、また、メモリマッピングが確認できる情報を新規に設定しても良い。また、バージョン情報、エリア情報、移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S21のように移動機Aから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとして移行対象のメモリ領域を予め設定している場合(例えばアドレス帳のみ送信することを許容するシステムなど)は、S21ではエリア情報を送信しなくてもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S21ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、移動機Bが移動機Bのバージョン情報をPC20へ送信する(S22)。移動機Aのバージョン情報と同様に、移動機Bのバージョン情報の送信開始(起動)処理も、S22のように移動機Bから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S22ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、PC20は、送信されてきた移動機Aのバージョン情報及び移動機Bのバージョン情報よりメモリマッピングの変換が必要か否かを判断する(S23)。この判断では、例えば、移動機A、Bのバージョンが同じ場合にのみメモリマッピングの変換が不要(必要でない)と判断してもよいし、予め定められたバージョン対応表(即ち、メモリマッピングの変換が不要となる移動機間のバージョン対応を示す表)に基づいて判断してもよい。
S23でメモリマッピングの変換が必要と判断された場合は、PC20は、移動機A及び移動機Bのバージョン情報を用いて、サーバ30のマッピングDB31に保存されたメモリマッピング変換テーブルをサーバ30から取得する(S24)。
なお、S23でのメモリマッピングの変換要否の判断は移動機A及び移動機Bのバージョン情報により実施するため、移動機A、BからPC20へのエリア情報の送信はメモリマッピングの変換要否の判断の直後に実施してもよい。また、PC20が移動機Aから移動機内部データを取得するタイミングについても、メモリマッピングの変換要否の判断の直後でもよい。
次に、PC20は、PC20上で移動機内部データの編集(即ち、メモリマッピング変換テーブルに基づく移動機内部データ内での配置換え)が可能か否かを判断する(S25)。本実施形態では、移動機内部データの編集がPC20上で可能であれば、PC20上で実行する態様を採る。なぜなら、移動機内部データの編集処理は処理負荷が高いため、PC20より処理能力が低い移動機BよりもPC20において実行した方がシステム全体の処理効率がよいからである。
S25で、移動機内部データが暗号化されている等の理由によりPC20上で移動機内部データの編集ができないと判断された場合、PC20は、S24で取得したメモリマッピング変換テーブル及び移動機Aより取得した移動機内部データを移動機Bへ送信する(S26)。そして、移動機Bは、送信されてきたメモリマッピング変換テーブルを基に移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S27)。正常に書き込めたことを確認した後、図7の処理を終了する。
一方、S25でPC20上で移動機内部データの編集ができると判断された場合、PC20は、S24で取得したマッピング変換テーブルを基に、移動機Aより取得した移動機内部データを変換し(S28)、変換後の移動機内部データを移動機Bへ送信する(S29)。そして、移動機Bは、送信されてきた変換後の移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S30)。正常に書き込めたことを確認した後、図7の処理を終了する。
また、S23でメモリマッピングの変換が不要と判断された場合は、PC20は、移動機Aのエリア情報及び移動機内部データのみを移動機Bへ送信する(S31)。そして、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報に応じて移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S32)。正常に書き込めたことを確認した後、図7の処理を終了する。
なお、S25では、PC20は、PC20上で移動機内部データの編集が必要か否かを判断してもよい。即ち、移動機Bのバージョン情報及び移動機Bの処理負荷に基づき移動機Bでの移動機内部データの編集が困難か否かを判断することで、PC20上で移動機内部データの編集が必要か否かを判断してもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態では、データ移行に際しPC20がメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合は移動機Bが、サーバ30から得られた移動機Aのマッピング情報及び自機(移動機B)のマッピング情報を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを基に移動機Aの内部データをメモリ11に書き込む形態を説明する。
各移動機やPC20等の構成は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。但し、サーバ30のマッピングDB31には、移行元の移動機Aから移行先の移動機Bへ移行元データを移行する際に必要となる情報として、移動機Aのマッピング情報が予め保存されている。また、PC20のテーブル取得部23は、移動機Aのバージョン情報を用いて移動機Aのマッピング情報をサーバ30から取得する。
なお、移行元データを移行する際に必要となる情報(第3実施形態では「移動機Aのマッピング情報」)については、サーバ30ではなく、PC20内の図示しないメモリに保存してもよい。また、図2〜図5の各種データの構成例は第1実施形態と同様である。
次に、図8に基づき第3実施形態のデータ移行処理を説明する。図8には、図1の通信システムにおけるデータ移行処理の一連の流れを示す。
初めに移動機Aが、メモリマッピングを確認できる情報としてのバージョン情報とともに、エリア情報及び移動機内部データ(移行元データ)をPC20へ送信する(S41)。
なお、バージョン情報としては例えば移動機Aの製造番号を用いても良いし、また、メモリマッピングが確認できる情報を新規に設定しても良い。また、バージョン情報、エリア情報、移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S41のように移動機Aから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとして移行対象のメモリ領域を予め設定している場合(例えばアドレス帳のみ送信することを許容するシステムなど)は、S41ではエリア情報を送信しなくてもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S41ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、移動機Bが移動機Bのバージョン情報をPC20へ送信する(S42)。移動機Aのバージョン情報と同様に、移動機Bのバージョン情報の送信開始(起動)処理も、S42のように移動機Bから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S42ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、PC20は、送信されてきた移動機Aのバージョン情報及び移動機Bのバージョン情報よりメモリマッピングの変換が必要か否かを判断する(S43)。この判断では、例えば、移動機A、Bのバージョンが同じ場合にのみメモリマッピングの変換が不要(必要でない)と判断してもよいし、予め定められたバージョン対応表(即ち、メモリマッピングの変換が不要となる移動機間のバージョン対応を示す表)に基づいて判断してもよい。
S43でメモリマッピングの変換が必要と判断された場合は、PC20は、移動機Aのバージョン情報を用いて、サーバ30のマッピングDB31に保存された移動機Aのマッピング情報をサーバ30から取得する(S44)。
なお、S43でのメモリマッピングの変換要否の判断は移動機A及び移動機Bのバージョン情報により実施するため、移動機A、BからPC20へのエリア情報の送信はメモリマッピングの変換要否の判断の直後に実施してもよい。また、PC20が移動機Aから移動機内部データを取得するタイミングについても、メモリマッピングの変換要否の判断の直後でもよい。
次に、PC20は、S44で取得した移動機Aのマッピング情報、並びに移動機Aより取得したエリア情報及び移動機内部データを移動機Bへ送信する(S45)。
移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報及びマッピング情報、並びに移動機B内に保存されている移動機Bのマッピング情報を基に、メモリマッピング変換テーブルを作成する(S46)。そして、移動機Bは、作成したメモリマッピング変換テーブルを基に、移動機Aの移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S47)。正常に書き込めたことを確認した後、図8の処理を終了する。
一方、S43でメモリマッピングの変換が不要と判断された場合は、PC20は、移動機Aのエリア情報及び移動機内部データのみを移動機Bへ送信する(S48)。そして、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報に応じて移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S49)。正常に書き込めたことを確認した後、図8の処理を終了する。
なお、本実施形態では、移動機Bにてメモリマッピング変換テーブルを作成した後に移動機Aの移動機内部データをメモリ11に書き込む処理としているが、移動機A、Bのメモリマッピング情報及び移動機Aのエリア情報を基に、移動機Aの移動機内部データをメモリ11に直接書き込むこととしても良い。また、移動機Bの性能等の制限により、移動機Bにてメモリマッピング変換テーブルの作成が困難である場合には、移動機BからPC20へ移動機Bのメモリマッピング情報を送信し、PC20上でメモリマッピング変換テーブルを作成して移動機Bへ返送することとしても良い。
[第4実施形態]
第4実施形態では、データ移行に際しPC20がメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合は移動機Bが、移動機Aから得られた移動機Aのマッピング情報及び自機(移動機B)のマッピング情報を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを基に移動機Aの内部データをメモリに書き込む形態を説明する。
各移動機やPC20等の構成は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。但し、本実施形態ではサーバ30から情報を取得することはないため、構成としてサーバ30は不要である。なお、図2〜図5の各種データの構成例は第1実施形態と同様である。
次に、図9に基づき第4実施形態のデータ移行処理を説明する。図9には、図1の通信システムにおけるデータ移行処理の一連の流れを示す。
初めに移動機Aが、メモリマッピングを確認できる情報としてバージョン情報及びマッピング情報、並びにエリア情報及び移動機内部データ(移行元データ)をPC20へ送信する(S51)。
なお、バージョン情報としては例えば移動機Aの製造番号を用いても良いし、また、メモリマッピングが確認できる情報を新規に設定しても良い。また、バージョン情報、エリア情報、移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S51のように移動機Aから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとして移行対象のメモリ領域を予め設定している場合(例えばアドレス帳のみ送信することを許容するシステムなど)は、S51ではエリア情報を送信しなくてもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S51ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、移動機Bが移動機Bのバージョン情報をPC20へ送信する(S52)。移動機Aのバージョン情報と同様に、移動機Bのバージョン情報の送信開始(起動)処理も、S52のように移動機Bから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S52ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、PC20は、送信されてきた移動機Aのバージョン情報及び移動機Bのバージョン情報よりメモリマッピングの変換が必要か否かを判断する(S53)。この判断では、例えば、移動機A、Bのバージョンが同じ場合にのみメモリマッピングの変換が不要(必要でない)と判断してもよいし、予め定められたバージョン対応表(即ち、メモリマッピングの変換が不要となる移動機間のバージョン対応を示す表)に基づいて判断してもよい。
なお、S53でのメモリマッピングの変換要否の判断は移動機A及び移動機Bのバージョン情報により実施するため、移動機AからPC20へのエリア情報の送信はメモリマッピングの変換要否の判断の直後に実施してもよい。また、PC20が移動機Aから移動機内部データを取得するタイミングについても、メモリマッピングの変換要否の判断の直後でもよい。
S53でメモリマッピングの変換が必要と判断された場合は、PC20は、移動機Aより取得した移動機Aのエリア情報、マッピング情報及び移動機内部データを移動機Bへ送信する(S54)。
移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報及びマッピング情報、並びに移動機B内に保存されている移動機Bのマッピング情報を基に、メモリマッピング変換テーブルを作成する(S55)。そして、移動機Bは、作成したメモリマッピング変換テーブルを基に、移動機Aの移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S56)。正常に書き込めたことを確認した後、図9の処理を終了する。
一方、S53でメモリマッピングの変換が不要と判断された場合は、PC20は、移動機Aのエリア情報及び移動機内部データのみを移動機Bへ送信する(S57)。そして、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報に応じて移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S58)。正常に書き込めたことを確認した後、図9の処理を終了する。
なお、本実施形態では、移動機Bにてメモリマッピング変換テーブルを作成した後に移動機Aの移動機内部データをメモリ11に書き込む処理としているが、移動機A、Bのメモリマッピング情報及び移動機Aのエリア情報を基に、移動機Aの移動機内部データをメモリ11に直接書き込むこととしても良い。また、移動機Bの性能等の制限により、移動機Bにてメモリマッピング変換テーブルの作成が困難である場合には、移動機BからPC20へ移動機Bのメモリマッピング情報を送信し、PC20上でメモリマッピング変換テーブルを作成して移動機Bへ返送することとしても良い。
[第5実施形態]
第5実施形態では、データ移行に際しPC20がメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合はPC20が、移動機A、Bから得られた移動機A、Bのマッピング情報等を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを移動機Aの内部データとともに移動機Bへ送信する形態を説明する。
各移動機やPC20等の構成は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。但し、本実施形態ではサーバ30から情報を取得することはないため、構成としてサーバ30は不要である。なお、図2〜図5の各種データの構成例は第1実施形態と同様である。
次に、図10に基づき第5実施形態のデータ移行処理を説明する。図10には、図1の通信システムにおけるデータ移行処理の一連の流れを示す。
初めに移動機Aが、メモリマッピングを確認できる情報としてバージョン情報及びマッピング情報、並びにエリア情報及び移動機内部データ(移行元データ)をPC20へ送信する(S61)。
なお、バージョン情報としては例えば移動機Aの製造番号を用いても良いし、また、メモリマッピングが確認できる情報を新規に設定しても良い。また、バージョン情報、エリア情報、移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S61のように移動機Aから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとして移行対象のメモリ領域を予め設定している場合(例えばアドレス帳のみ送信することを許容するシステムなど)は、S61ではエリア情報を送信しなくてもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S61ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、移動機Bが移動機Bのバージョン情報及びマッピング情報をPC20へ送信する(S62)。移動機Aのバージョン情報と同様に、移動機Bのバージョン情報の送信開始(起動)処理も、S62のように移動機Bから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S62ではバージョン情報は送信しなくてもよい。
次に、PC20は、送信されてきた移動機Aのバージョン情報及び移動機Bのバージョン情報よりメモリマッピングの変換が必要か否かを判断する(S63)。この判断では、例えば、移動機A、Bのバージョンが同じ場合にのみメモリマッピングの変換が不要(必要でない)と判断してもよいし、予め定められたバージョン対応表(即ち、メモリマッピングの変換が不要となる移動機間のバージョン対応を示す表)に基づいて判断してもよい。
S63でメモリマッピングの変換が必要と判断された場合は、PC20は、移動機Aより取得したエリア情報、並びに移動機A及び移動機Bのマッピング情報を基に、メモリマッピング変換テーブルを作成する(S64)。
なお、S63でのメモリマッピングの変換要否の判断は移動機A及び移動機Bのバージョン情報により実施するため、移動機AからPC20へのエリア情報の送信はメモリマッピングの変換要否の判断の直後に実施してもよい。また、PC20が移動機Aから移動機内部データを取得するタイミングについても、メモリマッピングの変換要否の判断の直後でもよい。また、PC20が移動機A及びBから移動機A及びBのマッピング情報を取得するタイミングについても、メモリマッピングの変換要否の判断の直後でもよい。
次に、PC20は、PC20上で移動機内部データの編集(即ち、メモリマッピング変換テーブルに基づく移動機内部データ内での配置換え)が可能か否かを判断する(S65)。本実施形態では、移動機内部データの編集がPC20上で可能であれば、PC20上で実行する態様を採る。なぜなら、移動機内部データの編集処理は処理負荷が高いため、PC20より処理能力が低い移動機BよりもPC20において実行した方がシステム全体の処理効率がよいからである。
S65で、移動機内部データが暗号化されている等の理由によりPC20上で移動機内部データの編集ができないと判断された場合、PC20は、S64で作成したメモリマッピング変換テーブル及び移動機Aより取得した移動機内部データを移動機Bへ送信する(S66)。そして、移動機Bは、送信されてきたメモリマッピング変換テーブルを基に移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S67)。正常に書き込めたことを確認した後、図10の処理を終了する。
一方、S65でPC20上で移動機内部データの編集ができると判断された場合、PC20は、S64で作成したマッピング変換テーブルを基に、移動機Aより取得した移動機内部データを変換し(S68)、変換後の移動機内部データを移動機Bへ送信する(S69)。そして、移動機Bは、送信されてきた変換後の移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S70)。正常に書き込めたことを確認した後、図10の処理を終了する。
また、S63でメモリマッピングの変換が不要と判断された場合は、PC20は、移動機Aのエリア情報及び移動機内部データのみを移動機Bへ送信する(S71)。そして、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報に応じて移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S72)。正常に書き込めたことを確認した後、図10の処理を終了する。
なお、S65では、PC20は、PC20上で移動機内部データの編集が必要か否かを判断してもよい。即ち、移動機Bのバージョン情報及び移動機Bの処理負荷に基づき移動機Bでの移動機内部データの編集が困難か否かを判断することで、PC20上で移動機内部データの編集が必要か否かを判断してもよい。
[第6実施形態]
第6実施形態では、データ移行に際し移動機Bがメモリマッピング変換の要否を判断し、変換を要する場合は移動機Bが、移動機Aから得られた移動機Aのマッピング情報及び自機(移動機B)のマッピング情報等を基にマッピング変換テーブルを作成し、作成したマッピング変換テーブルを基に移動機Aの内部データをメモリに書き込む形態を説明する。
図12には、第6実施形態における複数の移動機から成る通信システムの構成図を示す。同図に示すように、通信システムは、データ移行元の移動機Aとデータ移行先の移動機Bとを含んで構成されている。各移動機は、ある時点でデータ移行元になることもあれば、別の時点でデータ移行先になることもあるが、以下では移動機Aから移動機Bへ移動機Aの内部データを移行する場合を説明する。
各移動機10は、図示しない移動体通信に関する構成のほか、本発明と関連する構成として、データを記憶するメモリ11と、移行元の移動機のメモリに記憶された形式のままの内部データ(移行元データ)や移行元の移動機のバージョン情報等を受信する受信部12と、移行先となる自機のバージョン情報等と受信された移行元の移動機のバージョン情報等とに基づいて、移行元データを移行先の移動機のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断部16と、メモリ11への移行元データの書込み制御を行う書込制御部14と、移行元の移動機となった場合に自機のバージョン情報等を移行先の移動機へ送信する送信部15とを含んで構成されている。
このうち書込制御部14は、移行元データを移行先の移動機のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合に自機(移行先の移動機)のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブルを取得するテーブル取得部14Aと、取得されたメモリマッピング変換テーブルに基づく移行元データの書込み及び上記メモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合の移行元データそのままの書込みを行う書込部14Bとを含んで構成されている。
なお、各移動機10は、上記の構成を備えていればよいため、ハードウェアの機種として同じであっても、異なる機種であってもよい。また、図2〜図5の各種データの構成例は第1実施形態と同様である。
次に、図11に基づき第6実施形態のデータ移行処理を説明する。図11には、図12の通信システムにおけるデータ移行処理の一連の流れを示す。
初めに移動機Aが、メモリマッピングを確認できる情報としてバージョン情報をPC20へ送信する(S81)。なお、バージョン情報としては例えば移動機Aの製造番号を用いても良いし、また、メモリマッピングが確認できる情報を新規に設定しても良い。また、バージョン情報の送信開始(起動)処理は、S81のように移動機Aから実施してもよいが、PC20から実施してもよい。また、システムとしてバージョンを予め指定している場合又はメモリマッピング変換テーブルの作成が不要であることが保証される場合には、S81のバージョン情報の送信処理は省略してもよい。
次に、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのバージョン情報及び自機(移動機B)のバージョン情報よりメモリマッピングの変換が必要か否かを判断し(S82)、判断結果を移動機Aへ通知する(S83、S87)。なお、S82の判断では、例えば、移動機A、Bのバージョンが同じ場合にのみメモリマッピングの変換が不要(必要でない)と判断してもよいし、予め定められたバージョン対応表(即ち、メモリマッピングの変換が不要となる移動機間のバージョン対応を示す表)に基づいて判断してもよい。
メモリマッピングの変換が必要との判断結果を受信した移動機Aは、自機(移動機A)のエリア情報、マッピング情報及び移動機内部データ(移行元データ)を移動機Bへ送信する(S84)。なお、エリア情報、マッピング情報及び移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S84のように移動機Aから実施してもよいが、移動機Bから実施してもよい。また、システムとして移行対象のメモリ領域を予め設定している場合(例えばアドレス帳のみ送信することを許容するシステムなど)は、S84ではエリア情報を送信しなくてもよい。
なお、移動機Aから移動機Bへのエリア情報、マッピング情報及び移動機内部データの送信は、メモリマッピングの変換要否の判断の前(例えばS81の処理の中で)実施してもよい。
移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報及びマッピング情報、並びに移動機B内に保存されている移動機Bのマッピング情報を基に、メモリマッピング変換テーブルを作成する(S85)。そして、移動機Bは、作成したメモリマッピング変換テーブルを基に、移動機Aの移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S86)。正常に書き込めたことを確認した後、図11の処理を終了する。
一方、メモリマッピングの変換が不要との判断結果を受信した移動機Aは、自機(移動機A)のエリア情報及び移動機内部データのみを移動機Bへ送信する(S88)。なお、エリア情報及び移動機内部データの送信開始(起動)処理は、S88のように移動機Aから実施してもよいが、移動機Bから実施してもよい。
そして、移動機Bは、送信されてきた移動機Aのエリア情報に応じて移動機内部データをメモリ11へ書き込む(S89)。正常に書き込めたことを確認した後、図11の処理を終了する。
なお、第6実施形態では、移動機Bにてメモリマッピング変換テーブルを作成した後に移動機Aの移動機内部データをメモリ11に書き込む処理としているが、移動機A、Bのメモリマッピング情報及び移動機Aのエリア情報を基に、移動機Aの移動機内部データをメモリ11に直接書き込むこととしても良い。
[各実施形態の効果]
以上説明した第1〜第6実施形態の各々において、メモリマッピングが異なる移動機間のデータ移行であっても、マッピング変換テーブルを用いることで、移動機Bのメモリマッピングに合わせて移動機Aの内部データ(移行元データ)を移動機Bのメモリ11に書き込むことが可能となる。これにより、データの選択等の特別なユーザ操作を必要とすることなく移行元データを移動機Bへ移行することが可能となる。また、データ間のリンク関係を保持することができ、改めてユーザ設定を行う必要がなくなる。このようにして、データ移行の際のユーザ負担を軽減し、ユーザ利便性を向上させることができる。
なお、上記の各実施形態では、本発明に係るメモリマッピング制御装置としてPCを、情報記憶制御装置として移動機を、それぞれ用いた形態を説明したが、メモリマッピング制御装置はPCに限定されず、データ通信機能を備えたコンピュータであれば広く適用可能である。情報記憶制御装置も移動機に限定されず、ユーザデータ等を記憶するための記憶機能及びデータ通信機能を備えたコンピュータであれば広く適用可能である。
[データ移行プログラムの構成]
最後に、上述したデータ移行処理をメモリマッピング制御装置(一例としてPC20)に実行させるためのデータ移行プログラム、及び上述したデータ移行処理を移行先の移動機(移動機B)に実行させるためのデータ移行プログラムを順に説明する。
図13に示すようにPC20上のデータ移行プログラム27は、PC20内のプログラム記憶部26に格納されている。この図13に示すようにデータ移行プログラム27は、データ移行処理を統括的に制御するメインモジュール27Aと、移行元の移動機のメモリに記憶された形式のままの移行元データや移行元の移動機のバージョン情報等を受信する受信モジュール27Bと、移行元データを移行先の移動機のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断モジュール27Cと、上記メモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合にメモリマッピング変換テーブルを取得するテーブル取得モジュール27Dと、メモリマッピング変換テーブルや移行元データ等を移行先の移動機へ送信する送信モジュール27Eとを含んで構成される。
図14に示すように移行先の移動機(移動機B)上のデータ移行プログラム17は、移動機Bのメモリ11内のプログラム記憶部11Aに格納されている。この図14に示すようにデータ移行プログラム17は、データ移行処理を統括的に制御するメインモジュール17Aと、移行元の移動機のメモリに記憶された形式のままの移行元データや移行元の移動機のバージョン情報等を受信する受信モジュール17Bと、移行先となる自機のバージョン情報等と受信された移行元の移動機のバージョン情報等とに基づいて、移行元データを移行先の移動機のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断モジュール17Cと、メモリ11への移行元データの書込み制御を行う書込制御モジュール17Dとを含んで構成される。
なお、上記2つの態様のデータ移行プログラム27、17は、その一部若しくは全部が、有線若しくは無線の通信回線等の伝送媒体を介して他の機器に伝送され、又はメモリスティック等の記録媒体を介して他の機器に複写されて、当該他の機器において記録(インストールを含む)される構成としてもよい。
第1乃至第5実施形態におけるシステム構成を示す機能ブロック図である。 移動機内部データのデータ構成例を示す図である。 メモリマッピング情報の一例を示す図である。 エリア情報の一例を示す図である。 メモリマッピング変換テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ移行処理を示す流れ図である。 第2実施形態におけるデータ移行処理を示す流れ図である。 第3実施形態におけるデータ移行処理を示す流れ図である。 第4実施形態におけるデータ移行処理を示す流れ図である。 第5実施形態におけるデータ移行処理を示す流れ図である。 第6実施形態におけるデータ移行処理を示す流れ図である。 第6実施形態におけるシステム構成を示す機能ブロック図である。 メモリマッピング制御装置のデータ移行プログラムの構成図である。 移動機Bのデータ移行プログラムの構成図である。
10…移動機、11…メモリ、12…受信部、13…テーブル取得部、14…書込制御部、14A…テーブル取得部、14B…書込部、15…送信部、16…判断部、17…データ移行プログラム、20…PC、21…受信部、22…判断部、23…テーブル取得部、24…データ編集部、25…送信部、27…データ移行プログラム、30…サーバ、31…マッピングDB、40…ネットワーク。

Claims (9)

  1. 移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置であって、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得手段と、
    前記テーブル取得手段により作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信手段と、
    を備えたメモリマッピング制御装置。
  2. 移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置であって、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブルを、サーバから受信することで又は当該メモリマッピング制御装置内のメモリから読み出すことで、当該メモリマッピング変換テーブルを取得するテーブル取得手段と、
    前記テーブル取得手段により取得されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信手段と、
    を備えたメモリマッピング制御装置。
  3. 前記メモリマッピング変換テーブルに応じて移行元データを編集するデータ編集手段をさらに備え、
    前記送信手段は、移行元データとして、前記データ編集手段による編集後の移行元データを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメモリマッピング制御装置。
  4. データを記憶する内蔵メモリと、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された移行元構造特定情報と前記内蔵メモリメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、前記内蔵メモリメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得手段と、
    前記テーブル取得手段により作成されたメモリマッピング変換テーブルに基づいて、移行元データを前記内蔵メモリに書き込む書込制御手段と、
    を備えた情報記憶制御装置。
  5. データを記憶する内蔵メモリと、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された移行元構造特定情報と前記内蔵メモリメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、移行元データを前記内蔵メモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び前記内蔵メモリのメモリ構造特定情報に基づいて、前記内蔵メモリのメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを前記内蔵メモリに書き込むとともに、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合、前記受信された移行元データをそのまま前記内蔵メモリに書き込む書込制御手段と、
    を備えた情報記憶制御装置。
  6. 移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行するメモリマッピング制御装置におけるデータ移行方法であって、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程にてメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得工程と、
    前記テーブル取得工程にて作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信工程と、
    を有するデータ移行方法。
  7. 移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際の当該移行先の情報記憶制御装置におけるデータ移行方法であって、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信された移行元構造特定情報と、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報とに基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程にてメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合に、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込む第1の書込工程と、
    前記判断工程にてメモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合に、前記受信された移行元データをそのまま当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込む第2の書込工程と、
    を有するデータ移行方法。
  8. 移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを、移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に用いられるメモリマッピング制御装置を、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま当該移行元の情報記憶制御装置から受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を当該移行元の情報記憶制御装置から、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行先構造特定情報を当該移行先の情報記憶制御装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて移行元データを書き込むためのメモリマッピング変換テーブル作成するテーブル取得手段と、
    前記テーブル取得手段により作成されたメモリマッピング変換テーブル、及び移行元データを、移行先の情報記憶制御装置へ送信する送信手段
    として機能させるためのデータ移行プログラム。
  9. 移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶されたデータを移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際に、当該移行先の情報記憶制御装置を、
    移行元の情報記憶制御装置のメモリに記憶された移行元データを、記憶された形式のまま受信するとともに、移行元の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造を特定するための移行元構造特定情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された移行元構造特定情報と当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリのメモリマッピング構造を特定するためのメモリ構造特定情報とに基づいて、移行元データを前記移行先の情報記憶制御装置のメモリに移行する際のメモリマッピング構造を変換する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要があると判断された場合、移行元構造特定情報及び移行先構造特定情報に基づいて、移行先の情報記憶制御装置のメモリマッピング構造に合わせて前記移行元データを当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込むとともに、前記判断手段によりメモリマッピング構造を変換する必要がないと判断された場合、前記受信された移行元データをそのまま当該移行先の情報記憶制御装置の前記メモリに書き込む書込制御手段
    として機能させるためのデータ移行プログラム。
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