JP4476233B2 - バッチ系のシステムリソース管理方式 - Google Patents

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本発明はバッチ系のシステムリソース管理方式に関する。
本明細書で用いるバッチ系とは、例えば製品の設計情報、製造情報及び売買情報の管理、在庫管理や人事、会計、財務等の情報の管理を行うバッチシステム全般を意味し、特定のシステムに限定されない。またシステムリソースとは、ジョブ、プログラム、入出力ファイル等のバッチ系を構成する資源を総称するものとする。
また本明細書で用いるシステム設計図とはジョブの処理順序を示すジョブネット図、プログラムと入出力ファイルとの関係を示すジョブフロー図、ジョブと入出力ファイルの関係を示すジョブ関連図などバッチ系を設計する際の設計成果物を総称するものとする。
以下、本発明の理解を容易にするため有価証券の管理システムを例にとって説明する。
株式会社は、株主からの出資金を基に、会社を運営し、株主には株式会社から株券が発行される。株価は株券を発行している株式会社の業績や、株券自体の需要度に従って変動するのでその売買を通じて利益(キャピタルゲイン)を得ることができる。
配当やキャピタルゲインを目的として、多くの投資家は、証券会社など、特定の機関を通じて、次のような手順で株券の売買を行う。まず、投資家は、有価証券の時価情報、業績予想情報などを基にして、売買したい株券の銘柄、株数、注文の種類等の取引に必要な各種情報を証券会社に伝える。証券会社は、投資家からの要求に沿った売買注文を証券取引所に出し、注文の条件を満たす相手と取引をする。
有価証券の売買が成立(以下「約定」と記す)した場合、証券会社は約定情報を管理するために、コンピュータに約定データ(銘柄、数量、単価、取引店など)を入力すると共に、必要に応じて顧客ごとの預かり資産等のデータを作成する。
例えば上記のような証券業務における証券情報管理システムを新規に開発する場合を考えると、まずシステムの機能を抽象化して上流のレベルから設計を開始し、次に各機能を詳細化した具体的な下流レベルの設計を進めていく。この際、上流レベル設計から下流レベル設計までの過程においていくつかの段階レベルを設定し、各々の段階においてジョブフロー図などのシステム設計図を作成する。
図1−2は上述の証券情報管理システムの開発において、ある設計レベルで作成されるジョブ関連図の一例を示すものである。図は有価証券の売買が成立した場合の約定データを格納したファイルF100を基にして証券管理に関するジョブJ100を実行し、その結果、出力ファイルとして証券預り資産のデータを格納したファイルF200を生成する。そして証券預り資産データファイルF200を基にして顧客管理に関するジョブJ200を実行して顧客別の預り資産のデータを作成し、そのデータを格納した顧客別預り資産ファイルF300を生成するというジョブの流れと入出力ファイルの関係を示している。
図1−3は、更に下流の設計レベルで作成されるジョブ関連図の一例を示す。図において、約定データファイルF100は、株式の約定データファイルF110と、債券の約定データファイルF120に詳細化されている。また、証券預り資産ファイルF200は、株式預り資産情報ファイルF210と、債券預り資産情報ファイルF220に詳細化されている。また証券管理ジョブJ100は、預り残を更新するジョブJ110、J120と、預り資産を計算するジョブJ130、J140に詳細化されている。一例として、株式預り資産情報を作成するまでのジョブフローを説明すると、前日までの株式の預り残を示すデータのファイルF410と、当日の株式約定データファイルF110を入力して預り残更新ジョブJ110を実行し、当日の株式預り残情報ファイルF520を作成する。この株式預り残情報と、時価情報マスターファイルF510に格納された株式の時価情報を入力して株式預り資産を計算するジョブJ130を実行し、出力ファイルとして株式預り資産情報ファイルF210を作成する。
同様のフローにより債券預り資産情報ファイルF220を作成し、両ファイルF210、F220を基にして顧客別に預り資産を計算するジョブJ200を実行し、最終的に顧客別預り資産テーブルF300を作成する。
以上の説明は、有価証券の情報管理システムを新規開発する場合を例示したが、この他のバッチシステムの開発においても同様の手順で設計が行われる。しかしながら、このような従来の設計手法では次のような問題を生じる。
(1)下流レベル設計において手戻りが発生した場合、つまり下流レベル設計の結果が上流レベル設計に影響を及ぼす場合、上流レベルの設計に立ち戻って上流レベルジョブ関連図を再作成する必要を生じる。再作成を行う範囲は、影響を及ぼしている上流設計レベルまでに位置している全ての各段階レベルのジョブ関連図が対象となる。
上記の説明では、ある設計レベルで作成されるジョブ関連図を例にとって説明したが、設計の成果物としては後で詳述するように、この他にジョブネット図、ジョブ関連図などいろいろな種類の図面があり、これらの全てを影響のある上流レベルまで遡って再作成しなければならない。
このように従来の設計方法では、下流レベルの設計において手戻りが発生した場合に、上流設計レベルにおける設計の成果物まで再作成する作業が膨大となり、システム開発の大きな経済負担になるという問題がある。
(2)開発したバッチシステムの保守を行う場合にも同様の問題を生じる。システムの保守開発設計を行う場合は、まず作業として全設計レベルのジョブ関連図が入力物となる。これらのジョブ関連図は、当然のことながら全てにおいて正確であることが求められる。従って保守設計開発においては、全てのジョブ関連図の正確性についてチェックし、もし正しくない部分が見つかった場合は、影響のあるジョブ関連図を全て再作成する必要がある。
従って、従来の設計手法では、システムの保守においても膨大な作業負担を発生し、経済的負担もそれだけ大きくなるという問題を生じる。
(3)更に、システム設計の成果物は、前述のようにジョブ関連図だけでなく、ジョブフロー図、ジョブネット図などいろいろな図面、情報が含まれ、システムの保守を行う場合は、これらを相互に参照しながら設計を行う場合がある。例えば下流レベルにおけるジョブ関連図の修正に伴い、上流レベルのジョブ関連図の再作成を行う場合、ジョブ関連図よりも広範囲にジョブを把握することができるジョブネット図を参照したい場合がある。しかしながら従来の方式では、参照したい時点ではジョブネット図自体の正確性も保証されていないために、これらを参照することができない。従って、上流設計レベルの設計の成果物の再作成をする作業が益々大変になる。
特開2003−67575号公報 特開2003−16264号公報 神崎正英著「セマンティック・ウェブのためのRDF/OWL入門」
本発明は上記のような従来の問題を解決したシステムリソース管理方式を提供することを目的とする。
具体的に述べると、本発明の目的は、バッチシステムの新規開発設計において、下流レベル設計の段階でジョブ関連図等の再作成、修正等の作業が生じたとき、それに伴う上流レベルのジョブ関連図等の再作成の作業負担を生じないようにしたシステムリソース管理方式を提供することである。
本発明の他の目的は、システムの保守開発設計において、ある設計レベルのジョブ関連図等を再作成したとき、その都度上流レベルの再設計を行うという作業負担を生じないようにしたシステムリソース管理方式を提供することである。
本発明の目的は、システムの保守設計開発において、ジョブフロー図を修正したときに、その修正が上流レベルのジョブ関連図に自動的に反映させることができるシステムリソース管理方式を提供することにある。
本発明の他の目的は、システムの保守開発設計において、ある設計レベルのジョブ関連図を修正したときに、その修正が上流レベルのジョブ関連図に自動的に反映されるだけでなく、他の設計成果物、例えばジョブネット図等にも自動的に反映させることができるシステムリソース管理方式を提供することである。
上記の目的を達成するために本発明は、バッチ系の設計において上流レベル設計から下流レベル設計の間に複数の段階レベルを設定し、各段階の設計成果物であるバッチ系を構成するジョブ、プログラム、及び各プログラムの入出力ファイル等のシステムリソースの設計情報を管理する方式であって、バッチ系のジョブのIDを示すジョブ情報と、前記ジョブの先行ジョブのIDを示す先行ジョブ情報と、後続ジョブのIDを示す後続ジョブ情報と、前記ジョブを構成するプログラムのIDを示すプログラム情報と、前記プログラムの入力ファイル及び出力ファイルのIDを示すファイル情報と、前記ジョブが前記プログラムを有することを表す関連付け情報と、前記先行ジョブが前記ジョブに先行して実行され、前記後続ジョブが前記ジョブに後続して実行されることを示す関連付け情報と、前記入力ファイルが前記プログラムの実行に用いられることを示す関連付け情報と、前記出力ファイルが前記プログラムの実行の結果得られたことを示す関連付け情報と、を備えたデータベースを有する管理方式において、前記データベースは更に、前記ジョブを分類するための複数階層よりなる分類情報と、前記ジョブが前記複数階層の最下層の分類に属することをRDF(Resource Description Framework)の規定方法により表す関連付け情報と、各分類情報が一階層上位の分類情報に属することをRDFの規定方法により表す関連付け情報と、前記入出力ファイルを分類するための複数階層よりなるファイル分類情報と、前記入出力ファイルが前記複数階層の最下層の分類に属することをRDFの規定方法により表す関連付け情報と、各ファイル分類情報が一階層上位の分類情報に属することをRDFの規定方法により表す関連付け情報と、を前記設計情報として備えたことに一つの特徴を有する。
本発明の他の特徴は、バッチ系を構成するジョブ、各ジョブを構成するプログラム、及び各プログラムの入力ファイル及び出力ファイル等のシステムリソースの設計情報を管理する方式であって、ファイル部と、データベース部と、ファイル部の情報をデータベース部に取り込む情報取り込み部とよりなり、前記ファイル部は、バッチ系を構成するジョブのIDと、該ジョブの属性を表す情報を含むファイル(F3)と、前記ジョブを構成するプログラムのIDと、該プログラムの属性を表す情報を含むファイル(F2)と、前記ジョブのIDと、該ジョブを大分類から小分類に亘って複数階層に分類するジョブ分類を表す情報を含むファイル(F1)と、前記入出力ファイルのIDと、該ファイルを大分類から小分類に亘って複数階層に分類するファイル分類を表す情報を含むファイル(F4)と、前記ジョブのIDと、該ジョブの先行ジョブ及び後続ジョブのIDの情報を含むファイル(F5)と、前記ジョブのIDと、該ジョブを構成するプログラムのIDと、該プログラムの実行に用いられる入力ファイルのID及び該プログラムの実行により得られる出力ファイルのIDの情報を含むファイル(F6)とを前記設計情報として備え、前記情報取り込み部は、前記ファイル(F1〜F6)から各情報を読み込み、前記データベースに格納するプログラムであって、前記ファイル(F1)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと、前記ジョブの分類とを関連付ける関連付け情報(st11,st12)をRDFの規定方法により生成し、ジョブIDとジョブ分類とを関連付けてデータベースに格納する第1のプログラム(P11)と、前記ファイル(F2)から情報を読み込み、前記プログラムのIDと該プログラムの属性情報とを関連付ける関連付け情報(st511)を生成し、前記プログラムIDとプログラムの属性情報とを関連付けてデータベースに格納する第2のプログラム(P12)と、前記ファイル(F3)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと該ジョブの属性情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、前記ジョブIDとジョブの属性情報とを関連付けてデータベースに格納する第3のプログラム(P13)と、前記ファイル(F4)から情報を読み込み、前記ファイルのIDと前記ファイルの分類とを関連付ける関連付け情報をRDFの規定方法により生成し、ファイルIDとファイル分類とを関連付けてデータベースに格納する第4のプログラム(P14)と、前記ファイル(F5)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと先行ジョブID及び後続ジョブIDとを関連付ける関連付け情報を生成し、前記ジョブIDと先行ジョブID及び後続ジョブIDとを関連付けてデータベースに格納する第5のプログラム(P15)と、前記ファイル(F6)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと、前記プログラムのIDと、前記ファイルのIDとを関連付ける関連付け情報を生成し、前記ジョブID、プログラムID、及びファイルIDを関連付けてデータベースに格納する第6のプログラム(P16)とを備え、読み込まれたジョブのID情報、プログラムのID情報及び入出力ファイルのID情報が、既に読み込まれた情報として存在するか否か判断し、既に読み込まれていると判定された場合には、前記ジョブ、プログラム及びファイル情報の属性を表す属性情報を取り込むようにして、バッチ系を構成するジョブ、各ジョブを構成するプログラム及び各プログラムの入力ファイル及び出力ファイル情報と、前記ジョブの分類情報及び前記ファイルの分類情報を前記関連付け情報により関連付けて格納することにより、全ての情報を重複せずに一元的に管理するようにしたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込み部が、前記第2のファイルからデータを読み込むステップと、読み込んだジョブ情報と、該ジョブの分類情報を前記データベース部に格納するステップと、ジョブ情報と、分類情報とを関連付ける情報を生成するステップとよりなる情報取り込みプログラムを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込み部が、前記第1のファイルからプログラム情報を読み込むステップと、読み込んだプログラム情報を前記データベース部に格納するステップとよりなる情報取り込みプログラムを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込み部が、前記第3のファイルからファイル情報を読み込むステップと、読み込んだファイル情報を前記データベース部に格納するステップとよりなる情報取り込みプログラムを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込み部が、前記第1のファイルからジョブ情報及びジョブ属性情報を読み込むステップと、読み込んだジョブ情報が、既に読み込まれているジョブ情報として存在するか否か判定するステップと、判定の結果存在する場合は、そのジョブのジョブ属性情報を格納するステップとよりなる情報取り込みプログラムを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込みプログラムが、判定の結果、既に読み込まれているジョブ情報が存在しない場合は、エラー情報を出力するステップを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込み部が、前記第4のファイルからジョブ情報及び先行及び/又は後続ジョブ情報を読み込むステップと、読み込んだジョブ情報が、既に読み込まれたジョブ情報として存在するか否か判定するステップと、判定の結果存在する場合は、当該ジョブ情報と関連付けられた先行及び/又は後続ジョブ情報を格納するステップとよりなる情報取り込みプログラムを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、前記情報取り込み部が、前記第5のファイルからジョブ情報、プログラム情報、ファイル情報を読み込むステップと、読み込んだジョブ情報が、既に読み込まれているジョブ情報として存在するか判定する第1の判定ステップと、読み込んだプログラム情報が、既に読み込まれているプログラム情報として存在するか判定する第2の判定ステップと、読み込んだファイル情報が、既に読み込まれているファイル情報として存在するか判定する第3の判定ステップとを有する情報取り込みプログラムを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、上記プログラムは、前記ジョブ情報と、前記プログラム情報と、前記ファイル情報とを関連付ける情報を生成するステップを備えたことにある。
本発明の他の特徴は以下の説明から一層明瞭に理解される。
本発明のシステムリソース管理方式によれば、次のような効果が得られる。
(1)バッチ系の資源であるジョブ、プログラム、ファイル情報及び分類、属性情報が一元的に管理されているデータベースを有する。つまりデータベース内では同一のデータは1箇所に格納され、2箇所以上に分散して格納されていない。従って、下流レベル設計でデータを修正すれば、自動的に上流のレベル設計で投入したデータも修正されることになり、それらのデータを基にして作成されるジョブフロー図やジョブネット図も自動的に修正されるため、ある設計レベルにおいてジョブ関連図を再作成したときは、それが他の設計レベルのジョブ関連図や他の設計成果物に自動的に反映される。このため、システムの新規開発や保守における作業負担が格段に少なくなり、経済的負担を著しく軽減できる。
(2)データベースに情報を取り込むためのプログラムを有するので、ジョブ、プログラム、ファイル情報及びそれらの関連付け情報を有するデータベースを自動的に構築することができる。
(3)データベース内ではジョブ、プログラム、ファイル情報がジョブ単位に管理され、データベースに対するジョブの追加、修正、削除を極めて容易に行うことができる。
(4)データベースに情報を登録するとき、以前に同じ情報が格納されている場合は、その情報と比較して一致したときは新しい情報に置換する。つまりデータベース内の情報は時系列的にも一元化されており、常に最新の情報のみを保持する。従って上位設計レベルから下位設計レベルに設計作業を進め、各段階で作図を行う場合、常に最新情報を取り出して図面を作成することができる。
本発明方式は、バッチ系のジョブ、プログラム、入出力ファイル等のシステムリソースを格納するデータベースの構造、及び該データベースに情報を取り込んで管理する方式に特徴を有するものであり、以下次の順序で本発明方式の実施形態を説明する。
(1)発明の概念
(2)ファイルの作成
(3)データベースの構造
(4)RDF−DBの構築
(5)リソース情報の取り込み
(6)データベースからの情報の抽出及び表示
(7)システム構成
なお、以下の説明において用いる用語の定義を図15に示す。
(1)発明の概念
本発明に係るシステムリソース管理方式は、ジョブ、プログラム、ファイル等のバッチ系の資源を管理するために、RDF技術を用いてデータベースを構築し、この構築されたデータベースから所望の情報を抽出できるようにしたものである。ここでRDFとは、物と物との関係を、主語−プロパティ(述語)−値(目的語)の3者関係で表現する方法を規定する技術であり、その詳細は後述する。以下データベースをDBと略し、RDF技術を用いて構築されたDBをRDF−DBと略す。構築されたRDF−DBは、全てのデータを一元的に管理しているので、上位設計レベルの成果物と下位設計レベルの成果物の整合性が維持され、前述の問題点を解決することができる。
本発明システムの全体の構成を機能的に表現すると、図2のように表すことができる。図において100はバッチシステムの資源であるジョブ、プログラム、ファイル情報及びジョブや、ファイルの分類情報やジョブの順序関係などの情報が格納されるファイルである。102はDB部で、複数個のスキーマと呼ばれる構造体に基づいて構成される。スキーマとは、後で詳しく述べるように、ジョブ、プログラム、ファイル情報及びジョブ、ファイルの分類情報等のようにRDF技術で規定する主語や目的語になる情報(以下、第1の情報という)と、第1の情報同士の関連性を表す情報であり、RDF技術で規定する述語になる情報(以下、第2の情報という)とから構成される。本明細書では発明の理解を容易にするため、上記の第1の情報が格納されるものをセルと呼び、セル間の関連付けを表す第2の情報が格納されるもの、或いは情報自体をストリングと称して以下説明する。
図2の101は情報取り込み部であり、ファイル1〜Mから情報を、DB部102に取り込み、これによりRDF−DBを構築する。情報抽出部103は、上記のようにして構築されたRDF−DBから必要な情報を抽出し、ジョブフロー図やジョブ関連図等のシステム設計図形を作成し、表示部104に出力するものである。以下それぞれの機能ブロックを詳細に述べる。
(2)ファイルの作成
本発明に係るシステムリソース管理方式の一実施形態では、図3−1に示すように6種類のファイルF1〜F6を有する。
F1は機能分類ファイルと称し、ジョブの分類情報を格納する。具体的なファイルの構造を図3−2に示す。本実施形態では、機能分類ファイルF1に8種類の情報F11〜F18が格納される。F18はジョブIDを表す情報であり、F11〜F17は、そのジョブIDで特定されたジョブの分類情報である。本実施形態ではジョブを7段階に分類しており、最も大きな分類をシステム分類と称し、最も小さい分類を小分類と称している。この分類の階層は、開発するシステムの規模により任意に選択することができる。
図3−2に示す例では、ジョブIDがJKAB74096で表されるジョブは、最も大きな分類ではSTAGEという分類に属し、最も小さい分類ではJKAB74という分類に属していることを表している。
F2はプログラム一覧ファイルと称し、ジョブを構成するプログラムの一覧情報を格納する。プログラム一覧ファイルF2には、図3−3に示すように3種類の情報F21〜F23が格納される。F21はプログラムのIDを表す情報であり、F22はプログラムの呼称を表し、F23はそのプログラムの属性を表す情報である。この例では、プログラムのIDがKAB74COB098で表されるプログラムは、国内株式入出庫移動テーブル(当月)作成処理という名称のプログラムであり、DBを直接更新するプログラムに属することを示している。
なお本実施形態では、プログラムの属性を表す項目として1つの項目のみを例示したが、この項目の個数は格納したい属性情報に応じて任意に設定することができる。これは後述するジョブの属性や、ファイルの属性についても同様である。
F3はジョブ一覧ファイルと称し、バッチシステムにおけるジョブの一覧情報を格納する。このファイルF3には、図3−4に示すように3種類の情報F31〜F33が格納される。F31はジョブのIDを表す情報であり、F32はジョブの名称、F33はジョブの属性を表す情報である。この例では、ジョブIDがJKAB74096で示されるジョブは、あるジョブ属性(図示せず)を有し、国内株式入出庫移動テーブル(当月)作成処理(翌日データ)という名称を有することを示している。
F4はファイル分類ファイルと称し、バッチシステムで用いられるファイルの分類情報を格納する。このファイルは、図3−5に示すように8種類の情報F41〜F48を格納する。この中のF47はファイルのIDを表す情報であり、F46はそのIDで特定されたファイルの名称を示す情報、F48はファイルの属性を示す情報、F41〜F45はファイルの分類を表す情報である。例えばIDがKABWLTNSIDOHOZONで特定されるファイルは、ある分類(図示せず)を有し、国内株式入出庫移動保存テーブルという名称のファイルであることを示している。本実施形態では、ファイルを大項目から小分類までの5階層に分類している例を示したが、開発するシステムの規模に応じて階層数は任意に選択できる。好ましい例としては、ジョブの分類の階層と同じ階層、例えばここでは7階層にすることが望ましい。
F5はジョブスケジュールファイルと称し、ジョブの実行順序の関連を特定する情報を格納する。このファイルF5は、図3−6に示すように3種類の情報F51〜F53を格納する。F51はジョブのIDを示す情報、F52はIDで特定されたジョブの前に実行される先行ジョブ、及びIDで特定されたジョブの後に実行される後続ジョブの有無を表すフラグ情報、F53は先行ジョブ及び/又は後続ジョブのIDを示す情報である。この例では、JKAB74096というIDで示されるジョブは、2つの先行ジョブがあり、それはJKAB74098というIDと、JKAB75916というIDで表されるジョブであることを示す情報が格納されている。また、1つの後続ジョブがあり、それはJKAB74097というIDで表されるジョブであることを示す情報が格納されている。本実施形態では先行ジョブと後続ジョブの両方の存在の有無情報と、有の場合のID情報を格納する例を示したが、その一方だけでもよい。
F6はジョブフローファイルと称し、ジョブを構成するプログラムと、そのプログラムの実行に必要な入力ファイル、プログラムの実行の結果得られる出力ファイルの関係をジョブ単位で表す情報を格納する。図3−7はジョブフローファイルF6の具体的な構造を示すもので、F61はジョブIDを示す情報、F62はF63で示されるプログラムの実行順序を示す番号情報、F63はジョブIDで特定されたジョブが実行するプログラムのID情報、F65はプログラムの実行に用いる入力ファイル及び実行の結果得られる出力ファイルのIDを示す情報、F64は入力ファイル及び出力ファイルの区分を示す情報を表している。この例では、JKAB74096というIDで示されるジョブは、KAB74COB098というIDで表されるプログラムを有し、そのプログラムの実行には3つの入力ファイルが用いられ、実行の結果、KABWLTNSIDOHOZONというIDのファイルが作成されるという情報が格納されている。
以上説明したように、ファイルF1〜F6には、同一の情報が重複して異なるファイルに格納されている。例えばジョブID(例えばJKAB74096)は、機能分類ファイルF1、ジョブ一覧ファイルF3、ジョブスケジュールファイルF5、ジョブフローファイルF6に格納されている。しかしながら、次に説明するRDF−DBに格納される際には、全てのデータは一元的に管理される。
(3)DBの構造
次に、本発明システムリソース管理方式におけるRDF−DBの構造について説明する。本発明におけるRDF−DBは、情報を格納する多数のセルと、セル同士を一定のルールにより関連付ける情報であるストリングからなる構造体として表現することができる。DB内ではジョブ単位に情報を格納する構造になっており、図4−2は、ある1つのジョブに関する構造体を例示したものである。
例示されたDBの構造体において、C1は、あるジョブのIDを示す情報が格納されるセルを示し、そのジョブに先行するジョブが存在するという情報を示すストリングst1によりセルC2に関連付けられている。このセルC2には先行ジョブのIDが格納される。
また、セルC1のジョブに後続するジョブが存在するという情報を示すストリングst2によりセルC3に関連付けられている。このセルC3には後続ジョブのIDが格納される。
更にセルC1のジョブIDで示されたジョブは、ジョブ分類に属することを示す情報のストリングst3によりセルC4に関連付けられている。セルC4にはジョブの小分類情報が格納される。またセルC1のジョブIDで示されたジョブは、属性を有することを示す情報のストリングst4によりセルC5に関連付けられている。このセルC5にはジョブの属性を示す情報が格納される。またセルC1のジョブIDで示されたジョブは、そのジョブを構成するプログラムを有するという情報を示すストリングst5によりセルC6に関連付けられている。セルC6にはプログラムIDの情報が格納される。更にセルC1のジョブIDで示されたジョブは、名称を有するという情報を示すストリングst6によりセルC7に関連付けられている。このセルC7にはジョブ名称を示す情報が格納される。
このようにRDF−DBは多数の種類のセルと、セル間を関連付ける情報であるストリングにより結ばれた構造体からなる。これらのセル及びストリングは、図4−1に示すような種類のスキーマS1〜S7に分類される。
次に、RDF−DBを構成するスキーマS1〜S7について説明する。なお、ここの例示したスキーマS1〜S7は本発明の実施形態を理解するために記載されたものであり、発明はこれらのスキーマに限定されない。
図4−1に示した分類スキーマS1は、図4−3に示すように、ジョブの分類情報が格納される7種類のセルC11〜C17を規定する。例えばセルC11は、ジョブの分類情報の最上階層であるシステム分類の情報を格納するセルであることを示す。また、このセルC11を本明細書ではSystemと表記している。
なお、本実施形態では詳しい説明を省いているが、ファイルFを階層的に分類するための分類情報を格納するセルも用意されている。
オブジェクト共通スキーマS2は、図4−4に示すように、分類情報を格納するセルC12〜C17が上位の分類情報を格納するセルC11〜C16に属するという関連付けを表すストリングst11と、ジョブ情報を格納するセルC31(図4−8)が小分類情報を格納するセルC17に属するという関連付けを表すストリングst12を規定している。
プログラム属性スキーマS5は、ストリングst51〜st54等を規定する。ストリングst51は、図4−5に示すように、プログラムIDを格納したセルC32(図4−8)が、プログラム名を格納したセル(図示せず)に格納した名称を有するという関連付けを規定する。またst53はプログラムIDを格納したセルがソースプログラムの保存場所へのリンク情報に対する関連付けを規定する。同様にストリングst54は、プログラムIDを格納したセルが機能設計書ファイルの保存場所へのリンク情報に対する関連付けを規定する。このようにしてプログラムの属性情報とプログラムIDとが関連付けられる。
プログラム実行属性スキーマS6は、図4−6に示すように、プログラムを実行する際に用いられる入力ファイルの情報を格納するセルC61と、プログラムを実行した結果得られる出力ファイルの情報を格納するセルC62を規定する。
ファイル属性スキーマS7は、図4−7に示すように、ストリングst71〜st77を規定する。ストリングst71はファイルのID情報が格納されたセルC33(図4−8)と、ファイルの名前情報が格納されたセル(図示せず)との関連付けを表す。また、ストリングst73〜st77はファイルのID情報が格納されたセルC33と、ファイルの分類情報が格納されたセル(図示せず)との関連付けを表す。
オブジェクト関連スキーマS3は、図4−8に示すようにジョブID、プログラムID及びファイルID情報が格納されるセルC31、C32、C33をそれぞれ規定する。
オブジェクト属性スキーマS4は、図4−9に示すように、ストリングst41〜st46を規定する。ストリングst41は、ジョブID情報が格納されたセルC31と、ジョブ名称の情報が格納されたセル(図示せず)との関連付けを表す。また、ストリングst44、st45はジョブIDの情報が格納された複数のセル間の先・後関係を規定する。
RDF−DBはこれらのスキーマS1〜S7に分類されたセルとストリングにより構築される。本実施形態では、代表的なセルやストリングを分類するスキーマについて述べたが、この他のスキーマを追加することは容易である。以下、本発明方式に用いられるRDF−DBの構築方法について述べる。
(4)RDF−DBの構築
RDF−DBに格納する情報は述語理論に基づいて、「文」単位に分割し管理する。文は「項目」、その項目と直接関連している「他の項目」、及びその「関連方法」の三つの要素から構成されている。それぞれを述語理論では「主語」、「目的語」、「述語」と呼んでいる。そして、元々の目的語を主語とみなし、述語を受動的な用言に置き換えると、元々の主語を目的語とみなすことが同時に可能となる。
例えば、「AがBを実行する」という情報を管理する場合、主語=「A」、述語=「実行する」、目的語=「B」と設定し、AとBをセルで規定し、「実行する」をストリングで規定する。そして「BはAによって実行される」という文もDB内部では同時に成立している状態である。
RDF−DBにおいては扱う情報の形式を幾つかの雛形「文」に分類し、雛形「文」それぞれの「主語」、「述語」、「目的語」を情報管理ルールとして定義する。そして具体的な情報を登録する場合に、あらかじめ定義したルールに則って具体的な主語、述語、目的を登録し管理する。
図5−1は、本実施例で用いられる情報管理ルールの例を示す。例えば、あるジョブIDで示されるジョブの名称情報を登録する場合は、ルールR1により主語(S)としてジョブIDを入力し、述語(V)として名前を持つを入力し、目的語(O)として登録するジョブ名称を入力する。
図5−2は、このようなルールに則って情報をRDF−DBに登録する場合の投入する情報を例示したものである。例えばジョブについての情報を登録する場合は、ID、名称、属性、先行ジョブID、実行プログラムIDのデータが投入される。また、プログラムに関する情報を登録する場合は、ID、名称、属性、入力ファイル、出力ファイル、実行順序のデータが投入される。もちろん、図5−2に示した例は一例であり、本発明はこのデータの投入方法に限定されるものではない。
図4−10を参照して一例を示すと、例えばルールR2により主語としてAのIDを持つジョブを入力し、述語として先行ジョブを持つを入力し、目的語としてBのIDを持つジョブを入力すると、セルC100とC200との関係情報であるストリングst100が作られる。このようにしてルールR1〜R15を用いてデータを投入することにより、セルとストリングよりなるRDF−DFを構築することができる。
(5)リソース情報の取り込み
次に、RDF−DBへのリソース情報の取り込み方法について説明する。ジョブ、プログラム、ファイルなどのリソース情報は、リソース情報取り込みプログラムP1によって取り込まれる。このプログラムは、図6−1に示すように機能分類情報取り込みプログラムP11〜ジョブフロー情報取り込みプログラムP16からなり、図6−2に示すように、P11、P12・・・P16の順に実行される。すなわち、ステップS10ではプログラムP11が実行され、ステップS20ではプログラムP12が実行され、以下同様にしてステップS60まで実行される。
次に、各プログラムP11〜P16の詳細について説明する。
(5.1)機能分類情報取り込みプログラムP11
図6−3は機能分類ファイルF1の取り込みのフローを示す。まずステップS101及びS102において、機能分類ファイルF1から1行目のデータを読み込む。このファイルF1には図3−2に示すように、システム分類F11から小分類F17に至るまでの分類情報とジョブIDの情報F18が格納されている。図3−2に示す例で説明すると、STAGEというデータを図5−1に示したルールに従って取り込み、次にKABというデータを同様のルールに従って取り込む。
ステップS103においては図7−1に示すように分類スキーマS1のセルC11〜C17と、オブジェクト共通スキーマS2のストリングst11を生成する。これを図5−1のルールR13に従って、主語(S)として「ある階層」を、述語(V)として「属する」という関係情報を、目的語(O)として「一つ上位の階層」を入力することにより形成される。
例えば商品分類のセルC12とシステム分類のセルC11の関係を表すストリングst11を作成するためには、主語(S)として「商品」、述語(V)として「属する」、目的語(O)として「システム」を入力する。同様の手順によりシステムのセルC12〜小分類のセルC17と、それらの関連を示すストリングst111〜st116が図7−1のように構成される。
次に、ステップS104により読み込んだデータF11〜F17を各セルC11〜C17に登録する。図3−2の機能分類ファイルF1の1行目の「STAGE」というデータは、図7−2に示すようにセルC11に登録され、「KAB」というデータはセルC12に登録される。この結果、下位の分類情報(例えばKAB)が上位の分類情報(例えばSTAGE)に属するという関係情報が生成されたことになる。
次にステップS105において、スキーマS3のジョブを表すセルC311を生成し、ルールR12を用いてこのセルC311が小分類のセルC17に属することを入力してスキーマS2のストリングst12を作成することにより、図7−3に示す構造体が構成される。
次にステップS106において、データF18の「JKAB74096」を登録する。これによって図7−4に示すように、セルC311にこのデータが格納される。なお、ジョブIDのある階層の分類情報を格納するときに、その下位の階層の分類がその時点では分からない場合、例えば商品分類の情報はKABであるが、大項目、中項目・・・の分類は未だ定まっていない場合は、これらの下位の階層の分類情報もKABとして登録しておく。
ステップS107及びS108により機能分類ファイルF1の全ての行のレコードが終了するまで実行することにより全てのジョブについて、図7−4に示すような構造体が構築される。なお、ファイルの分類情報については詳しく述べないが、ファイルIDを格納したセルと分類情報を格納したセル及びこれらセル間の関連付けの方法も同様に行われる。
(5.2)プログラム一覧情報取り込みプログラムP12
次に、図3−3に示すプログラム一覧ファイルF2を取り込むプログラムP12のフローを図6−4を参照して説明する。
ステップS201及びS202において、図3−3に示したプログラム一覧ファイルF2の1行目のデータを読み込む。次にステップS203において、オブジェクト関連スキーマS3のプロセス情報のセルC321及びプログラム名称の情報のセルC322を形成し、スキーマS5のストリングst511を作成する。この結果、図8−1に示すような構造体が形成される。
次にステップS204において、読み込んだデータF21〜F22を各セルの中に格納する。従って、例えば図3−3の1行目のデータを読み込んだ場合、図8−2に示すような構造体が構築される。
ステップS205においては、プログラム属性のセルを作成し、図5−1のルールR7を用いてプログラム属性スキーマS7のストリングst52、st53を作成する。この結果、図8−3に示すような構造体が構築される。更にステップS206において、読み込んだL行目のデータF23を該当するプログラム属性のセルに登録する。この結果、図8−4に示す構造体が作成されることになる。ここでは図示しないが、例えば属性の関係を示す情報として「設計書へのリンク」というストリングst54を作成し、そのストリングにより結ばれたセルに「設計書ファイル保存場所へのリンク情報」を登録することにより、プログラムと設計書との関係も登録されることになる。このように、プログラムP12によりプログラムのIDと、そのプログラム名称及びプログラムの属性とを関連付けた構造体が生成されたことになる。
(5.3)ファイル分類情報取り込みプログラムP13
次に、図3−5に示すファイル分類情報F4を取り込むプログラムP13のフローを図6−5を参照して説明する。
ステップS301及びS302において、図3−5に示したファイル分類F4の1行目のデータを読み込む。次にステップS303において、ファイル名とファイルIDのセルを形成する。この結果、図9−1の構造体が作られる。
ステップS304において、1行目のデータF46及びF47を登録する。次にステップ305において、分類情報のセル及び属性情報のセルと、ファイル属性スキーマS7のストリングを生成する。更にステップS306において1行目のデータF41〜F45を登録する。この結果図9−2に示すような構造体が構築される。
なお、図9−2では、ファイルを5階層に分類した例を示したが、この階層数は任意に選択することができる。またファイルの属性情報は、ジョブの属性情報と同様に任意の内容及び数とすることができる。
(5.4)ジョブ一覧ファイル取り込みプログラムP14
次に、図3−4に示すジョブ一覧ファイルF3を取り込むプログラムP14のフローを図6−6を参照して説明する。
ステップS401、S402において、図3−4に示したジョブ一覧ファイルF3の1行目のデータを読み込む。次にステップS403において、オブジェクト関連スキーマS3のジョブ情報のセルC31に格納されたジョブIDのデータに、今回読み込んだジョブIDと同じものがあるか否か判定する。プログラムP11において既に同じジョブIDが登録されているから、上記ステップS403の判定はYESとなるはずであるが、仮にこの判定がNOの場合は、何らかのエラーが発生していることが分かる。
従ってステップS405において、エラーが発生したことをソフト開発者に報知するためにエラー情報をログファイルへ出力する。開発者はこのエラー情報を見て不一致を解消する修正を行うことができる。エラーがあった場合は、ステップS406においてスキーマS3の新たなジョブ情報セルC31を作成し、一応このセルC31にデータF31のジョブIDを登録しておく。
一方、ステップS403の判定がYESの場合、つまり過去に読み込んだジョブIDのデータの中に、今回読み込んだデータと一致するものがある場合は、そのジョブ情報のセルに今回のデータF31を登録する。更にステップS408でスキーマS4の属性情報のスキーマを生成し、ステップS409で読み込んだデータF32,F33を登録する。この結果、図10−3に示すような構造体が構築される。このプログラムP14により、ジョブIDと、そのジョブの属性情報とが関連付けられた構造体が生成されたことになる。
また、上記のフローから分かるように本発明においては、異なるファイルに重複して格納されていた情報が、DBに取り込まれるときには同一のセルに格納され、一元的に管理される。同一の情報が分散して格納されている場合は、その一つを修正すると他の情報も全て同じように修正しないと不一致が生ずるが、本発明方式では一元的に管理されているので、一つのセルの情報を修正するだけで済む。また、DBに対して直接、情報の追加、修正、削除を行うことができるので、その作業負担も少ない。
更に、DBで情報を一元的に管理する際、常に最新の情報を保持するので、時系列的にもDBに格納する情報は一元化されることになる。また、先に登録されている情報と同一の情報を格納する場合、情報が一致しているか否かを判断し、一致しない場合はエラー情報を報知するので、修正作業の負担が少ない。
(5.5)ジョブスケジュールファイル取り込みプログラムP15
次に、図3−6に示すジョブスケジュールファイルF5を取り込むプログラムP15のフローを、図6−7を参照して説明する。
ステップS501、S502において、図3−6に示したジョブスケジュールファイルF5の1行目のデータを読み込む。次にステップS503において、オブジェクト関連スキーマS3のジョブ情報のセルC31に格納されたジョブIDのデータに、読み込んだジョブIDと同じものがあるか否か判定する。プログラムP11及びP14において、既にジョブIDが登録されているから、上記ステップS503の判定はYESとなる筈であるが、仮にこの判定がNOの場合は何らかのエラーが発生したことが分かる。
従ってステップS505において、エラーが発生したことをデータ登録者又はシステム設計者に報知するためにエラー情報をログファイルへ出力する。開発者はこのエラー情報をみて、不一致を解消する修正を行うことができる。エラーがあった場合は、ステップS506においてスキーマS3の新たなジョブ情報セルC31を作成し、一応このセルC31にデータF51のジョブIDを登録しておく。
一方、ステップS503の判定がYESの場合、つまり過去に読み込んだジョブIDのデータの中に、今回読み込んだデータと一致するものがある場合は、そのジョブIDのセルに今回のデータF51を登録する。
更にステップS508において、スキーマS4の先行ジョブ情報及び後続ジョブ情報のセル及びストリングを生成し、ステップS509では生成したセルにデータF52、F53を登録する。このプログラムP15により、あるジョブIDと、そのジョブに先行して実行される先行ジョブ、及びその後に実行される後続ジョブとが関連付けられた構造体が生成されたことになる。
(5.6)ジョブフロー情報取り込みプログラムP16
次に、図3−7に示したジョブフローファイルF6を取り込むプログラムP16のフローを、図6−8を参照して説明する。
ステップS601、S602において、ジョブフローファイルF6の1行目のデータを読み込む。次にステップS603において、オブジェクト関連スキーマS3のジョブ情報のセルC31に既に格納されているジョブIDのデータの中に、今回読み込んだジョブIDと同じものがあるか否か判定される。プログラムP11、P14、P15において、既に同じジョブIDが登録されているから、上記ステップS603の判定はYESとなる筈であるが、仮にこの判定がNOの場合は何らかのエラーが発生していることが分かる。
従ってステップS605において、エラーが発生したことを知らせるエラー情報をログファイルへ出力する。エラーがあった場合は、ステップS606においてスキーマS3の新たなジョブ情報セルC31を作成し、一応このセルC31にデータF61を登録しておく。
一方、ステップS603の判定がYESの場合は、過去に読み込んだジョブ情報のセルC31に、今回読み込んだデータF61を登録する。
次にステップS608において、オブジェクト関連スキーマS3のプログラム情報のセルC32に格納されているプログラムIDのデータの中に、今回読み込んだプログラムIDと同じものがあるか否か判定される。プログラムP12において、既に同じプログラムIDが登録されているから、上記ステップS608の判定はYESとなる筈であるが、仮にこの判定がNOの場合は何らかのエラーが発生していることが分かる。
従ってステップS610において、エラーが発生したことを知らせるエラー情報をログファイルへ出力する。エラーがあった場合は、ステップS611においてスキーマS3の新たなプログラム情報セルC32を作成し、一応このセルC32にデータF63を登録しておく。
一方、ステップS608の判定がYESの場合は、過去に読み込んだプログラム情報のセルC32を、ジョブ情報セルC31に関連付けると共に、セルC32に今回読み込んだデータF63を登録する。この結果、例えば図10−1に示す構造体が生成される。
次にステップS613において、オブジェクト関連スキーマS3のファイル情報のセルC33に格納されているファイルIDのデータの中に、今回読み込んだファイルIDと同じものがあるか否か判定される。プログラムP13において、既に同じファイルIDが登録されているから、上記ステップS613の判定はYESとなる筈であるが、仮にこの判定がNOの場合は何らかのエラーが発生していることが分かる。
従ってステップS615において、エラーが発生したことを知らせるエラー情報をログファイルへ出力する。エラーがあった場合は、ステップS616においてスキーマS3の新たなプログラム情報セルC33を作成し、一応このセルC33にデータF65を登録しておく。
一方、ステップS613の判定がYESの場合は、過去に読み込んだファイル情報のセルC33を、プログラム情報セルC32に関連付けると共に、セルC33に今回読み込んだデータF65を登録する。この結果、図10−2に示す構造体が生成される。またステップS623において、プログラム実行スキーマS6の入力ファイル情報及び出力ファイル情報を生成する。
ステップS618において、スキーマS7のファイル属性情報のセルを生成し、ステップS619において生成したセルに属性データを登録する。更にステップS620で全てのレコードが終了したか否かが判定され、終了していない場合はステップS602に戻り、レコードが終了するまで同じ動作が繰り返される。このプログラムP16によって、あるジョブIDと、そのジョブに属する全てのプログラムID、及びそのプログラムの実行に用いられる全ての入力ファイル、及びそのプログラムの実行の結果作成される全ての出力ファイルを関連付けた情報が生成されたことになる。
本発明においては、上述のようにジョブ及びファイルが階層的な分類情報と関連付けられてDBに格納されているので、ジョブとファイルとの関連を示す情報を、いろいろな階層レベルで取り出すことも可能になる。また、ジョブ、プログラム及びファイルには属性情報が関連付けられているので、ジョブフロー図やジョブ関連図だけでなく、ジョブやプログラムの属性情報を容易に取り出すことができる。
(6)DBからの情報の抽出及び表示
次に、本発明に係るDBから情報を抽出し、自動的にジョブフロー図などのシステム設計図形を生成する方式について述べる。
図2に示す情報抽出部103及び表示部104には、RDF−DB部102から所望の情報を抽出し、表示するためのプログラムP2が格納されている。図12−1はそのプログラムP2を例示したものであり、以下各プログラムP21〜P26のフローを説明する。
(6.1)ジョブネット図作成P21
図12−2は、ジョブネット図を作成するためのプログラムのフローを示す。ジョブネット図とは、図15に示したようにジョブの処理順序及び先行、後続の関係を示す図である。
図12−2のステップS701において、端末10(図14−1)の入力装置103から図示するジョブ分類を指定する。ジョブは図3−2に示したように、システム分類F11〜小分類F17まで7段階の分類により分類されているので、例えば「大項目」の分類としてJKABを指定する。この分類を指定することにより、DB部102からJKABの分類を有する全てのジョブ情報が得られる。ジョブネット図は、この分類を有するジョブの処理順序を表す図面となる(S702)。
次にステップS703からS708のループにおいて、取得したジョブ情報1件ごとに次の処理を行う。
まず、ステップS704において、当該ジョブ情報の先行ジョブ情報及び後続ジョブ情報を取得する。ステップS705では、ステップS704で取り出した先行及び後続ジョブが当該ジョブに含まれるか否か判定する。ここで含まれるとは、ジョブ群が1つのジョブにまとめられるか否かを意味する。この判定の結果がYESの場合は、ステップS704で取り出した先行ジョブを同分類のジョブとしてメモリに格納する。一方、S705の判定がNOの場合は、先行ジョブ情報を他分類のジョブとしてメモリに格納し、同分類のジョブとは別の作図対象とする。
すなわち、ステップS703〜S708の処理は、例えば大項目の分類がJKABである全てのジョブをDBから取り出し、そのジョブの中で先行ジョブ及び後続ジョブとして図11のように関係付けられているもの同士はジョブ群として1つのジョブで表示し、関係付けられないジョブは別のジョブとして表示する準備を行う処理である。
ステップS709では、それぞれ関連付けられたジョブ群を1つのジョブとして作図対象として、各ジョブの前後関係を基に、それぞれ画面に表示するための座標を計算する。また、ステップS701で指定されたグループ以外のジョブは描画位置と図形(例えば楕円形)を変更して、例えば図の端に位置させる(S710)。更にステップS711において、ジョブ間の関連線の情報を計算し、ステップS712において、座標及び関連線の情報を基に2次元図を生成し、画面に表示する。
図13−1は、このようにして表示されたジョブネット図D1を例示したもので、JOB1〜4の後にJOB5が実行され、その後にJOB6が実行されることを示している。なお、ここでJOB3、JOB4の欄に表示された疑問符は、プログラムP14、P15でエラー情報があると判定された場合に、そのエラー情報を表示したものである。
上記のように本発明方式によれば、各ジョブが分類情報を有するので、まず分類を指定して同一の分類を有するジョブのみを取り出すことができる。また各ジョブは、先行ジョブ及び後続ジョブの関連付け情報を有するので、関係性のあるジョブ同士を1つの単位のジョブとしてまとめて表示することができる。従って、同一分類を有する多数のジョブの流れを分かり易く表示することが可能となる。しかも本発明においては、ジョブの分類情報は階層的なレベルを有するので、詳細なプログラムのフローからおおまかなプログラムのフローまで必要に応じて任意のレベルで表示できる。
(6.2)ジョブフロー図作成P22
図12−3は、ジョブフロー図を作成するためのプログラムのフローを示す。ジョブフロー図とは、図15に示したように、プログラムの実行に必要なファイルと、実行に必要なプログラムと、プログラムの実行の結果得られるファイルの関係をジョブ単位に示す図である。
図12−3のステップS801において、端末10(図14−1)の入力装置103から図示するジョブを指定する。ステップS802では、指定したジョブに含まれるジョブ情報をRDF−DB部102から取り出す。ステップS803では、ジョブ情報に関連付けられたプログラム情報と、プログラム情報に関連付けられた入出力ファイル情報に基づいて、取り出したジョブ情報に関連付けられた入出力ファイル情報をRDF−DB部102から取り出す。
更にステップS804においては、S802、S803で取り出したプログラム情報と入出力ファイル情報を基に、画面に表示するための座標を計算する。ステップS805では、プログラム及び入出力ファイル間の関連線の情報を計算し、ステップS806では、2次元図を生成して画面に表示する。
図13−2は、このようにして表示されたジョブフロー図を例示するもので、入力ファイルFILE1〜5を用いてプログラムPRO5が実行され、その結果出力FILE6が作成されることを示している。
本発明方式によれば、データベースが各ジョブと、ジョブに属する全てのプログラムを関連付ける情報を有し、更に各プログラムに属する全ての入出力ファイルを関連付ける情報を有するので、画面からジョブを指定するだけで自動的にジョブフロー図を作成し、表示することができる。
(6.3)ジョブ関連図作成P23
図12−4,12−5は、ジョブ関連図を作成するためのプログラムP23のフローを示す。ジョブ関連図とは、図15に示したように、ジョブと入出力ファイルとの関係により、ジョブの先行、後続の関係を示す図である。
図12−4のステップS901において、端末10(図14−1)の入力装置103からジョブ分類を指定して、指定したジョブ分類の1階層低いレベルのジョブ分類情報と、この分類情報を有する全てのジョブ情報をRDF−DB部102から取り出す。
ステップS902では、取得したジョブが実行するプログラムの全入力ファイル情報をRDF−DB部102から取得する。次にステップS903では、取得した入力ファイルの中から当該ジョブの分類情報と同じ分類情報を持つファイルのみを抽出する。本実施例ではジョブの分類の階層と、ファイルの分類の階層が同じであると仮定しており、例えば取得したジョブの分類名称が大項目であった場合、取得した全入力ファイルの中から大項目の分類名称が同じファイルのみを抽出する。これはジョブ関連図で表示する入力ファイルをジョブと同じ階層レベルとすることにより、ジョブの関連を分かり易く表示するためである。
ステップS904からS908はループ処理であり、取得した入力ファイル情報を1件毎処理する。ステップS905では、上記のステップS903において取得した入力ファイルを出力ファイルとして登録しているジョブ情報を、RDF−DB102から取得する。そしてステップS905で取得したジョブ情報のジョブ分類情報をみて、これがステップS901で取得済みのジョブ分類と同じか否か判定し、YESの場合は、この入力ファイルを出力ファイルとして登録しているジョブを、共通のジョブ群として1つのジョブで表示する。一方、ステップS906でNOと判定された場合は、別のジョブとして表示する。
ステップS909では、前記ステップS901で取得したジョブが実行するプログラムの全出力ファイル情報をRDF−DB102から取得する。更にステップS910では、取得した全出力ファイルの中からステップS901のジョブ分類名称と同一の分類名称を持つ出力ファイルのみを抽出する。これは前述のように、ジョブ関連図で表示する出力ファイルをジョブと同じ階層レベルとすることにより、ジョブの関連性を分かり易く表示するためである。
次に、図12−5のステップS911からS915までのループ処理を行う。これはステップS904〜S908と同様の処理である。ステップS912では、上記ステップS909において取得した出力ファイルを入力ファイルとして登録しているジョブ情報を、RDF−DB102から取得する。そしてステップS912で取得したジョブ情報のジョブ分類情報をみて、これがステップS901で取得済みのジョブ分類と同じか否かを判定する(S913)。YESの場合は、この出力ファイルを入力ファイルとして登録しているジョブを共通ジョブ群として1つのジョブで表示する。一方、ステップS913の判定がNOの場合は、別のジョブとして表示する。
次にステップS916では、作図対象ジョブ分類及び作図対象ファイル分類の前後関係を基にして、それぞれを画面に表示するための座標を計算する。更にステップS917において、指定グループ外のジョブ分類は図の端に位置させ、ステップS918においては関連線の情報を計算し、ステップS919では座標及び関連線の情報を基に2次元図形を生成して画面に表示する。
上記のように本発明方式によれば、各ジョブ及びファイルが分類情報を有するので、同一の階層レベルの分類情報を有するジョブ及びファイルを取り出すことができる。また、全てのジョブはそれに属するプログラムと関連付けられており、全てのプログラムはそれに属する入出力ファイルと関連付けられているので、あるジョブの入力ファイルを出力ファイルとしているジョブ、及びあるジョブの出力ファイルを入力ファイルとしているジョブを抽出することができる。そして抽出したジョブと共通のジョブ群を、1つの単位のジョブとしてまとめて表示することができる。従って、ファイルを共通にするジョブの表示をまとめることにより、全体のジョブとファイルとの関係をより分かり易く表示することができる。しかも本発明においては、ジョブ及びファイルが階層的なレベルの分類情報を有するので、例えば図1−3に示した詳細なジョブとファイルとの関係から図1−2に示した大まかな関係図まで、必要に応じて任意のレベルの図面を自動的に作成することができる。
(6.4)詳細画面作成
本発明はジョブ情報、ファイル情報及びプログラム情報の詳細を表示することもできる。図12−6、12−7、12−8は、これらのプログラムP24,P25、P26のフローを示す。例えば図12−7において、ステップS1201において画面から表示するファイルを指定し、ステップS1202において指定したファイル情報をRDF−DB部102より抽出してステップS1203で表示すると、画面には、例えば図13−3に示す詳細情報が表示される。同様に、図12−8のフローに従って、図13−4に示すようなプログラム情報の詳細を表示することができる。
すなわち本発明方式によれば、ジョブ情報、プログラム情報、ファイル情報、分類情報、属性情報を互いに関連付ける情報をRDF−DB102が保有しているので、必要に応じてジョブ、プログラム、ファイルの詳細情報を自動的に作成表示することができる。
(7)システム構成
次に図14−1、14−2、14−3を参照して本発明システム構成について説明する。
本発明システムは、図14−1に示すようにネットワーク20に接続された複数の端末装置10A、10B、10C、ウェブサーバ30及び該サーバ30を介してネットワーク20に接続されるデータベースサーバ40及び文書サーバ50から構成される。
データベースサーバ40は、図14−2に示すようにCPU410、記憶装置420及び通信インターフェース430を備える。記憶装置420は、図4−2に例示したような構造を有するRDF−DBを記憶するRDF−DB部421を有する。
文書サーバ50は、例えば機能設計書などの文書を管理するサーバであり、RDF−DB421のプログラム属性スキーマS5で所定の文書ファイルやソースコードファイルにリンクされている。
記憶装置420は、また、図3−1に示した機能分類ファイルF1〜ジョブファイルF6を格納するファイル記憶部422を有する。また、図6−1に示した機能分類情報取り込みプログラムP11〜ジョブフロー情報取り込みプログラムP16を格納するプログラム記憶部423を有する。
ウェブサーバ30は、図14−3に示すようにCPU310、記憶装置320及び通信インターフェース330を備えている。
記憶装置320は、図12−1に示したジョブネット図作成プログラムP21〜詳細機能表示プログラムP27の情報抽出・表示プログラムP2を格納するプログラム記憶部321を有する。
一方、ネットワーク20に接続される端末10A、10B、10Cは通常のパソコンであり、図14−4に示すように、CPU100と、バス107で接続された記憶装置101、入出力インターフェース102、104、入力装置103、表示装置105及び通信インターフェース106から構成される。
本システムの動作を説明すると、まずジョブの実行順序を規定したデータやファイル分類のデータなどのリソース情報をバッチでデータベースサーバ40に取り込み、ファイルF1〜F6を生成する。
次に、記憶部423に格納されたリソース情報取り込みプログラムP1を起動して、取り込んだリソース情報からRDFデータを作成し、RDF−DB部421に格納する。
ユーザは、記憶部321に格納された情報抽出表示プログラムP2を起動して必要な情報を端末10の表示装置105に表示する。例えばツリー構造をしている業務体系の一覧を表示し、表示した業務体系から特性の業務またはジョブを選択することにより関連図を表示する。プログラムP21を起動すれば、RDF−DB部421より必要なデータを抽出してジョブネット図を作成、表示できる。また、プログラムP22、P23を起動すれば、ジョブフロー図やジョブ関連図を作成して表示することもできる。更にジョブ、プログラムまたはファイルに対し、名称またはIDを端末10の入力装置103から入力し、記憶部323のプログラムP25、P26、P27を起動することにより、ファイル部に登録されているジョブ、プログラムまたはファイルを検索し、RDF−DB部421より必要な情報を抽出して詳細情報を表示することもできる。詳細情報にはジョブ、プログラムまたはファイルの概要と、属性及び文書サーバに保存されているドキュメントへのリンク・情報を含む。
以上、本発明システムについて説明したが、本発明の基本的な考え方を変更しない範囲内で種々の変更をすることは可能であり、それらの変更も本発明に含まれる。例えば図14−1〜図14−4の実施例では、情報抽出表示プログラムP2をウェブサーバ30の記憶装置320に格納したが、データベースサーバ40に格納してもよい。
従来のシステム開発の手順を示す説明図。 ジョブ関連図を示す説明図。 詳細なジョブ関連図を示す説明図。 本発明システムの概念を説明するための機能ブロック図。 本発明システムにおけるファイルの説明図。 本発明システムにおける機能分類ファイルの説明図。 本発明システムにおけるプログラム一覧ファイルの説明図。 本発明システムにおけるジョブ一覧ファイルの説明図。 本発明システムにおけるファイル分類ファイルの説明図。 本発明システムにおけるジョブスケジュールファイルの説明図。 本発明システムにおけるジョブフローファイルの説明図。 本発明システムのDBスキーマの説明図。 本発明システムのDBスキーマのセルとストリングの説明図。 本発明システムの分類スキーマの説明図。 本発明システムのオブジェクト共通スキーマの説明図。 本発明システムのプログラム属性スキーマの説明図。 本発明システムのプログラム実行属性スキーマの説明図。 本発明システムのファイル属性スキーマの説明図。 本発明システムのオブジェクト関連スキーマの説明図。 本発明システムのジョブ属性スキーマの説明図。 本発明システムにおけるスキーマ生成の手順を例示する説明図。 本発明システムで用いられる情報管理ルールの説明図。 投入する情報を例示する説明図。 本発明システムにおけるリソース情報取り込みプログラムの種類を示す説明図。 本発明システムにおけるリソース情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおける機能分類情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるプログラム一覧情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるファイル分類情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブ一覧情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブスケジュール情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブフロー情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブフロー情報取り込みプログラムを示すフローチャート。 機能分類情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 機能分類情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 機能分類情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 機能分類情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 プログラム一覧情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 プログラム一覧情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 プログラム一覧情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 プログラム一覧情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 ファイル分類情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 ファイル分類情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 ジョブフロー情報取り込みプログラムにより生成されるスキーマの説明図。 ジョブフロー情報取り込みプログラムにより生成されるスキーマの説明図。 ジョブ一覧情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 ジョブスケジュール情報取り込みにより生成されるスキーマの説明図。 本発明システムにおける情報抽出・表示プログラムの種類を示す説明図。 本発明システムにおけるジョブネット図作成プログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブフロー図作成プログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブ関連図作成プログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブ関連図作成プログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるジョブ情報詳細画面作成プログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるファイル情報詳細画面作成プログラムを示すフローチャート。 本発明システムにおけるプログラム情報詳細画面作成プログラムを示すフローチャート。 ジョブネット図の一例を示す説明図。 ジョブフロー図の一例を示す説明図。 ファイル情報詳細表示画面の一例を示す説明図。 プログラム情報詳細表示画面の一例を示す説明図。 本発明システムの全体構成を示すブロック図。 本発明システムのデータベースサーバの構成を示すブロック図。 本発明システムにおけるウェブサーバの構成を示すブロック図。 本発明システムにおける端末装置の構成を示すブロック図。 用語の定義を示す説明図。
符号の説明
10A,10B,10C:端末装置
20:ネットワーク
30:ウェブサーバ
40:データベースサーバ
50:文書サーバ
100:CPU
101:記憶装置
102,104:I/Oインターフェース
103:入力装置
105:表示装置
106:通信インターフェース
310:CPU
320:記憶装置
321:情報抽出表示プログラム記憶部
330:通信インターフェース
410:CPU
420:記憶装置
421:RDF−DB部
422:ファイル記憶部
423:リソース情報取り込みプログラム記憶部
430:通信インターフェース

Claims (5)

  1. バッチ系の設計において上流レベル設計から下流レベル設計の間に複数の段階レベルを設定し、各段階の設計成果物であるバッチ系を構成するジョブ、プログラム、及び各プログラムの入出力ファイル等のシステムリソースの設計情報を管理する方式であって、
    バッチ系のジョブのIDを示すジョブ情報と、
    前記ジョブの先行ジョブのIDを示す先行ジョブ情報と、後続ジョブのIDを示す後続ジョブ情報と、
    前記ジョブを構成するプログラムのIDを示すプログラム情報と、
    前記プログラムの入力ファイル及び出力ファイルのIDを示すファイル情報と、
    前記ジョブが前記プログラムを有することを表す関連付け情報と、
    前記先行ジョブが前記ジョブに先行して実行され、前記後続ジョブが前記ジョブに後続して実行されることを示す関連付け情報と、
    前記入力ファイルが前記プログラムの実行に用いられることを示す関連付け情報と、前記出力ファイルが前記プログラムの実行の結果得られたことを示す関連付け情報と、を備えたデータベースを有する管理方式において、
    前記データベースは更に、
    前記ジョブを分類するための複数階層よりなる分類情報と、前記ジョブが前記複数階層の最下層の分類に属することをRDF(Resource Description Framework)の規定方法により表す関連付け情報と、各分類情報が一階層上位の分類情報に属することをRDFの規定方法により表す関連付け情報と、
    前記入出力ファイルを分類するための複数階層よりなるファイル分類情報と、前記入出力ファイルが前記複数階層の最下層の分類に属することをRDFの規定方法により表す関連付け情報と、各ファイル分類情報が一階層上位の分類情報に属することをRDFの規定方法により表す関連付け情報と、
    前記設計情報として備えたことを特徴とするシステムリソース管理方式。
  2. バッチ系を構成するジョブ、各ジョブを構成するプログラム、及び各プログラムの入力ファイル及び出力ファイル等のシステムリソースの設計情報を管理する方式であって、
    ファイル部と、データベース部と、ファイル部の情報をデータベース部に取り込む情報取り込み部とよりなり、
    前記ファイル部は、バッチ系を構成するジョブのIDと、該ジョブの属性を表す情報を含むファイル(F3)と、
    前記ジョブを構成するプログラムのIDと、該プログラムの属性を表す情報を含むファイル(F2)と、
    前記ジョブのIDと、該ジョブを大分類から小分類に亘って複数階層に分類するジョブ分類を表す情報を含むファイル(F1)と、
    前記入出力ファイルのIDと、該ファイルを大分類から小分類に亘って複数階層に分類するファイル分類を表す情報を含むファイル(F4)と、
    前記ジョブのIDと、該ジョブの先行ジョブ及び後続ジョブのIDの情報を含むファイル(F5)と、
    前記ジョブのIDと、該ジョブを構成するプログラムのIDと、該プログラムの実行に用いられる入力ファイルのID及び該プログラムの実行により得られる出力ファイルのIDの情報を含むファイル(F6)とを前記設計情報として備え、
    前記情報取り込み部は、前記ファイル(F1〜F6)から各情報を読み込み、前記データベースに格納するプログラムであって、
    前記ファイル(F1)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと、前記ジョブの分類とを関連付ける関連付け情報(st11,st12)をRDFの規定方法により生成し、ジョブIDとジョブ分類とを関連付けてデータベースに格納する第1のプログラム(P11)と、
    前記ファイル(F2)から情報を読み込み、前記プログラムのIDと該プログラムの属性情報とを関連付ける関連付け情報(st511)を生成し、前記プログラムIDとプログラムの属性情報とを関連付けてデータベースに格納する第2のプログラム(P12)と、
    前記ファイル(F3)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと該ジョブの属性情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、前記ジョブIDとジョブの属性情報とを関連付けてデータベースに格納する第3のプログラム(P13)と、
    前記ファイル(F4)から情報を読み込み、前記ファイルのIDと前記ファイルの分類とを関連付ける関連付け情報をRDFの規定方法により生成し、ファイルIDとファイル分類とを関連付けてデータベースに格納する第4のプログラム(P14)と、
    前記ファイル(F5)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと先行ジョブID及び後続ジョブIDとを関連付ける関連付け情報を生成し、前記ジョブIDと先行ジョブID及び後続ジョブIDとを関連付けてデータベースに格納する第5のプログラム(P15)と、
    前記ファイル(F6)から情報を読み込み、前記ジョブのIDと、前記プログラムのIDと、前記ファイルのIDとを関連付ける関連付け情報を生成し、前記ジョブID、プログラムID、及びファイルIDを関連付けてデータベースに格納する第6のプログラム(P16)とを備え、
    読み込まれたジョブのID情報、プログラムのID情報及び入出力ファイルのID情報が、既に読み込まれた情報として存在するか否か判断し、既に読み込まれていると判定された場合には、前記ジョブ、プログラム及びファイル情報の属性を表す属性情報を取り込むようにして、バッチ系を構成するジョブ、各ジョブを構成するプログラム及び各プログラムの入力ファイル及び出力ファイル情報と、前記ジョブの分類情報及び前記ファイルの分類情報を前記関連付け情報により関連付けて格納することにより、全ての情報を重複せずに一元的に管理するようにしたことを特徴とするシステムリソース管理方式。
  3. 請求項2において、前記第4のプログラムは、前記ファイル(F3)からジョブIDの情報及びジョブ属性情報を読み込むステップと、読み込んだジョブID情報が、既に読み込まれているジョブID情報として存在するか否か判定するステップと、判定の結果存在する場合は、ジョブ属性情報をジョブIDとを関連付けてデータベースに格納するステップと、判定の結果、既に読み込まれているジョブ情報が存在しない場合は、新たなジョブIDとしてデータベースに格納するステップを備えたことを特徴とするシステムリソース管理方式。
  4. 請求項2において、前記第5のプログラム(P15)は、前記ファイル(F5)からジョブIDの情報及び先行及び/又は後続ジョブIDの情報を読み込むステップと、読み込んだジョブID情報が、既に読み込まれたジョブID情報として存在するか否か判定するステップと、判定の結果存在する場合は、先行及び/又は後続ジョブID情報を前記ジョブID情報と関連付けて前記データベースに取り込むステップと、判定の結果、既に読み込まれているジョブID情報が存在しない場合は、新たなジョブIDとしてデータベースに格納するステップを備えたことを特徴とするシステムリソース管理方式。
  5. 請求項2において、前記第6のプログラムは、前記ファイル(F6)からジョブIDの情報、プログラムIDの情報、ファイルIDの情報を読み込むステップと、読み込んだジョブID情報が、既に取り込まれたジョブID情報として存在するか否か判定する第1の判定ステップと、読み込んだプログラムID情報が、既に取り込まれているプログラムID情報として存在するか否か判定する第2の判定ステップと、読み込んだファイルID情報が、既に取り込まれているファイルID情報として存在するか否か判定する第3の判定ステップと、前記第1、第2及び第3の判定の結果、既に取り込まれている場合には、他プログラム及びファイルIDと関連付けてデータベースに格納し、取り込まれていない場合には、新たなジョブID、プログラムID及びファイルIDとして格納するステップを備えたことを特徴とするシステムリソース管理方式。
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