JP4475508B2 - ホットカーラーの加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホットカーラーを所定温度に加熱するための加熱装置に関する。
ホットカーラーには、その内部に発熱素子を備えている自己発熱型と、加熱装置からの伝導熱を受ける蓄熱型とがあるが、自己発熱型のホットカーラーは特許文献1に公知であり、この種のホットカーラー用の加熱装置は、例えば特許文献2に公知である。特許文献1のホットカーラーは、カーラー本体の内部に発熱素子と、熱伝導用の金属筒、および給電プラグを備えている。特許文献2の加熱装置においては、中空箱状の本体ケースの上面複数箇所に円柱状の接続突起を突設し、接続突起の内部に給電用のソケットを配置している。使用時には、ホットカーラーの給電プラグを給電用のソケットに接続して、ホットカーラーの内部に設けた発熱素子によってカーラー本体を加熱する。
特許第2919028号公報(第2頁、図1) 特開平9−23920号公報(段落番号0017、図2)
上記のようなプラグイン型のホットカーラーにおいては、給電プラグをソケットに対して差し込み装着することにより、ホットカーラーを発熱装置に接続するが、接続状態を確実なものとするために、給電プラグをソケットの弾性力によって強い力で挟持固定している。そのため、ホットカーラーの着脱にはある程度強い力を加える必要があり、とくにホットカーラーを取り外す場合には、例えば片手で加熱装置を押さえ保持し、他方の手でホットカーラーをつかんで抜き取る必要がある。給電プラグが上下に長く、給電プラグとソケットの嵌合長さが大きいことも、ホットカーラーの取り外し操作を困難化する一因になっている。蓄熱型のホットカーラーの場合にも、加熱ロッドにカーラー本体を密着係合させるため、同様の取り外しにくさがある。とくに、直径寸法が大きなホットカーラーの場合には、加熱装置から取り外しにくいうえ、細い給電プラグとソケットとの位置合わせに手間取ることがある。
本発明の目的は、本体ケースに接続装着したホットカーラーを、片手のみで簡便に取り外すことができて、操作しやすいホットカーラーの加熱装置を提供することにある。本発明の目的は、直径寸法が大きなホットカーラーであっても、給電プラグとソケットとの位置合わせが適確に行え、したがってホットカーラーを簡単に着脱操作できるホットカーラーの加熱装置を提供することにある。本発明の目的は、加熱装置とその付属品とをコンパクトにまとめて収納でき、したがって、商品発送時の占有スペースや、不使用状態における収納スペースを最小限化できるホットカーラーの加熱装置を提供することにある。
本発明に係るホットカーラーの加熱装置は、本体ケース1の上面に、ホットカーラーCを装着するための接続突起2が突設してある。接続突起2に隣接する本体ケース1の上面には、接続突起2に装着したホットカーラーCの抜き外し操作を補助する指受体3が設けられている。指受体3の上端の高さは、接続突起2に装着したホットカーラーCの上端の高さと同じか、これより高い位置に設ける。ホットカーラーCがプラグイン型である場合には、接続突起2の内部に給電用のソケット4を配置し、ホットカーラーCの内面に、ソケット4に差し込み接続される給電プラグ15を下向きに突設する。
図8および図9に示すように、指受体3は使用姿勢と収納姿勢とに姿勢変更可能に構成することができ、不使用時の指受体3は、本体ケース1の底面と、接続突起2の突端面を含む仮想平面との間の空間を利用して収納することができる。
図10に示すように、本体ケース1の上面には他の接続突起2より上方に突出する高位接続突起2Aを設け、高位接続突起2Aと、高位接続突起2Aに装着したホットカーラーCとが指受体3を兼ねるようにすることができる。
さらに、接続突起2の内部に給電用のソケット4を配置し、ホットカーラーCの内面にソケット4に差し込み接続される給電プラグ15を下向きに突設する。以て、高位接続突起2Aと、高位接続突起2Aに設けたソケット4に対して、給電プラグ15を介して電気的に装着されるホットカーラーCとが、指受体3を兼ねるようにすることができる。
図2に示すように指受体3の上端面には、指先を受け入れる掛止凹部25を形成する。指受体3には、ホットカーラーCと接続突起2との装着位置の目安となる位置表示が設けられており、この位置表示を目安としてホットカーラーCを接続突起2に装着すると、給電プラグ15とソケット4との中心位置の位置決めを図ることができるようにする。指受体3には、図11に示すごとく接続突起2に対するホットカーラーCの装着操作を補助する装着ガイド44形成されており、この装着ガイド44に沿わせてホットカーラーCを接続突起2に装着すると、給電プラグ15とソケット4との中心位置の位置決めを図ることができるようにする。図11に示すように、指受体3には、ホットカーラーCの周面を受け止め支持するカーラー受壁43を形成することができる。
図7に示すように、指受体3が、本体ケース1に対して着脱可能に装着されており、本体ケース1から取り外した指受体3は、本体ケース1の底面に形成した収納凹部35に対して、着脱自在に嵌め込み装着して収納することができる。本体ケース1から取り外した指受体3が、接続突起2の間に横臥姿勢で収容されるようにしてもよい。
図4および図5に示すように、本体ケース1に、指受体3の基端に設けた嵌合軸21を装着するための連結穴23を形成し、連結穴23に臨むケ−ス内部に、嵌合軸21に設けたロック溝28と係脱するロック片29を配置し、ロック片29は、ケース本体1で往復スライド自在に案内支持して、ばね30でロック溝28と係合する向きに移動付勢することができる。
指受体3の基端に設けた嵌合軸21は、他の部位より太く形成し、本体ケース1に設けた連結穴23に対して、指受体3を本体ケースの底面側から嵌め込み装着することができる。
本発明では、本体ケース1の上面にソケット4を備えた接続突起2を設けたうえで、ホットカーラーCの抜き外し操作を補助する指受体3を接続突起2に隣接して設けた。加熱されたホットカーラーCを接続突起2およびソケット4から取り外す場合には、図1に示すように、親指や中指などでカーラー本体11をつかみ、人差し指を指受体3の上端にあてがった状態、即ち、人差し指で本体ケース1を押さえ固定した状態でホットカーラーCを抜き外し操作する。これによりホットカーラーCの給電プラグ15と、接続突起2に設けたソケット4とを確実に分離できる。
したがって、本発明の加熱装置によれば、本体ケース1に接続装着したホットカーラーCを片手のみで簡便に取り外すことができ、操作しやすい加熱装置を提供できる。指受体3の高さを、ソケット4に装着したホットカーラーCの上端の高さと同じか、これより高い位置に設定するのは、より自然な姿勢で指受体3を押さえ保持して、ホットカーラーCを簡便に取り外しするためである。因みに、指受体3の高さが、ソケット4に装着したホットカーラーCの上端の高さより低い位置にあると、人差し指を不自然に折り曲げる必要があるので、力が入りにくくホットカーラーCを分離し難くなる。
指受体3を本体ケース1に対して着脱可能としたうえで、本体ケース1から取り外した指受体3が、本体ケース1の底面と、接続突起2の突端面を含む仮想平面との間の空間を利用して収納されるようにすると、指受体3と本体ケース1とをコンパクトにまとめて収納でき、したがって商品発送時の占有スペースを最小限化して、搬送コストや在庫コストを削減できる。不使用状態における加熱装置全体の収納スペースを最小限化できる利点もある。本体ケース1から取り外した指受体3は、例えば、接続突起2の間に横臥姿勢で収納し、あるいは図7に示すように本体ケース1に設けた収納凹部35に収納できる。このように、不使用時の指受体3を本体ケース1から取り外して収納すると、落下衝撃によって指受体3が折れることもない。
指受体3を使用姿勢と収納姿勢とに姿勢変更可能に構成し、不使用時の指受体3を本体ケース1の底面と、接続突起2の突端面を含む仮想平面との間の空間を利用して収納できるようにすると、指受体3を姿勢変更するだけで収納姿勢に切り換え、あるいは使用姿勢に切り換えることができるので、指受体3を本体ケース1に対して着脱する場合に比べて、指受体3の姿勢変更を少ない手間で簡便に行うことができる。指受体3が本体ケース1に常時組まれているので、指受体3を紛失することもない。
本体ケース1の上面に設けた高位接続突起2Aと、高位接続突起2Aに装着したホットカーラーCとが指受体3を兼ねる加熱装置によれば、ホットカーラーCこれ自体を利用する分だけ加熱装置の構造を簡素化し、ホットカーラーCを加熱装置とは別にしてひとまとめに収納保存することにより、加熱装置の収納スペースを少なくできる。高位接続突起2Aに装着されるホットカーラーCを余分に持ち歩くことができるうえ、高位接続突起2Aを複数個設ける場合には、その分だけより多くのホットカーラーCを携行できる。ホットカーラーCを高位接続突起2Aに装着するだけで、指受体3を容易に構成できる利点もある。
ホットカーラーCを利用して指受体3を構成する上記の加熱装置において、指受体3を兼ねるホットカーラーCを加熱できるようにすると、その分だけ加熱できるホットカーラーCの個数を増やして髪のくせ付けが短時間で行える。
指受体3の上端面に掛止凹部25が形成されていると、人差し指の指先を掛止凹部25にあてがってホットカーラーCを抜き出し操作する際に、指先がずれ動くのを確実に防止できるので、本体ケース1に接続装着したホットカーラーCを片手のみで更に確実に取り外すことができる。
指受体3に位置表示を設けると、位置表示を目安にしてホットカーラーCと接続突起2との装着位置を決めることができるので、ホットカーラーCの接続突起に対する装着を容易化できる。
指受体3に設けた装着ガイド44は、装着時におけるホットカーラーCを位置決め案内して、その装着操作を補助するので、ホットカーラーCを接続突起2およびソケット4に対して円滑に接続できる。とくに、直径寸法が大きなホットカーラーCであっても、給電プラグ15とソケット4との位置合わせを適確に行えるので、ホットカーラーCを簡単に着脱操作できる。
指受体3にホットカーラーの周面を受け止め支持するカーラー受壁43が形成されていると、装着ガイド44を設けた指受体3と同様に、装着する際のホットカーラーCをカーラー受壁43で案内できるうえ、給電プラグ15とソケット4とが完全に接続し終わるまで両者4・15を位置決めして、適正に接続することができる。接続突起2に装着したホットカーラーCをカーラー受壁43で受け止めることができるので、常に適正な接続姿勢を維持でき、ホットカーラーCが外力を受けて傾動することもない。
本体ケース1の底面に収納凹部35を形成しておき、本体ケース1から取り外した指受体3を収納凹部35に嵌め込んで収納すると、指受体3を本体ケース1と一体化したコンパクトな状態で収納保存できるので、不使用時における加熱装置の収納スペースを最小限化できるうえ、商品搬送時の占有スペースを小さくできる。収納時に指受体3が他物にまぎれたり、紛失するのをよく防止できる。
嵌合軸21に設けたロック溝28と、ロック溝28に係脱するロック片29と、ロック片29を係合付勢するばね30などでロック機構を構成し、本体ケース1に設けた連結穴23に指受体3の嵌合軸21を嵌係合した状態において、嵌合軸21をロック片29でロック保持できるようにした加熱装置によれば、ロック機構によって指受体3の装着状態を維持し続けることができるので、例えば、加熱装置が床面に落下するような場合でも、指受体3が本体ケース1から分離して飛び散るのを防止できる。
嵌合軸21を指受体3の他の部位より太く形成して、本体ケース1に設けた連結穴23に対して、指受体3を本体ケースの底面側から嵌め込み装着すると、指受体3を握って加熱装置を吊り下げ支持した状態において、指受体3が連結穴23から抜け出るのを確実に阻止できる。
(実施例) 図1ないし図7は本発明に係る加熱装置の実施例を示す。図2において加熱装置は、薄い角箱状の本体ケース1を有し、本体ケース1の上面4箇所にホットカーラーCを電気的に接続するための接続突起2を突設し、各接続突起2から均等距離だけ離れたケース中央に指受体3を設けてある。
図3において各接続突起2には、給電用のソケット4を設けてある。ソケット4は、一対の電極5・6と、両電極5・6を間に挟む内筒7および外筒8とで、1個のユニット部品として構成してあり、外筒8を接続突起2に対して上面側から差し込み装着することにより、一対の電極5・6が本体ケース1内に臨んでいる。本体ケース1内には、各ソケット4の電極5・6を続する給電リードやヒューズなどの電気部品が収容されている。符号9は給電線である。
図3においてホットカーラーCは、耐熱樹脂成形品からなるカーラー本体11と、カーラー本体11の断面H字状の肉壁に埋設される上下一対の伝熱筒12・13と、両伝熱筒12・13の対向面間に配置される発熱素子14と、発熱素子14に加熱電流を供給する給電プラグ15とを有する。カーラー本体11の周面には、髪のからみつきやすくするためのリブ群が多段状に形成してある。発熱素子14はPCTヒーター(正特性サーミスター)からなり、発熱温度が設定温度に達すると、供給電流を自己制御して設定温度を維持する。給電プラグ15は、カーラー本体11の中心下面側に設けたボスから下向きに突設してあり、絶縁体16の内外に中心電極17と周囲電極18とを配置してある。
図3の想像線で示すように、給電プラグ15をソケット4に接続した状態では、中心電極17と周囲電極18とのそれぞれが、各電極5・6に設けた接触片5a・6aで抱持状に保持されている。このときの各接触片5a・6aは、図6に示すように、それぞれ拡径方向に弾性変形して、中心電極17および周囲電極18に密着し、カーラー本体11がソケット4から分離するのを規制している。
上記のように、接続突起2およびソケット4に確りと装着されたホットカーラーCを、片手のみで簡単に取り外し操作できるようにするために、本体ケース1の上面中央に指受体3を有する。図4において指受体3は、本体ケース1で軸支される嵌合軸21と、嵌合軸21に連続して上方へ突出する支軸22とを一体に備えたプラスチック成形品からなり、嵌合軸21を本体ケース1の中央に設けた連結穴23に対して着脱自在に係合装着する。図1において支軸22は、その上端に膨出形成した指当24が、ソケット4に装着したホットカーラーCの上端の高さより充分に高い位置に来るよう突設されている。指当24の上端面には指先を受け入れる掛止凹部25が凹み形成されている。
嵌合軸21と連結穴23とは、それぞれ上すぼまりテーパー状に形成してあって、支軸22を持って本体ケース1を吊り下げ支持するような場合に、嵌合軸21が連結穴23から抜け出るのを確実に防止できる。この場合の指受体3は、本体ケース1の底面側から連結穴23に差し込んで組み付ける。嵌合軸21は支軸22に比べて大径に形成してあり、その下端に連結穴23の下端開口より大径のフランジ26が張り出し形成されている。符号27はフランジ26を受け止める係合段部であり、これら両者26・27によって、指受体3が連結穴23から抜け出るのをさらに確実に阻止できるうえ、嵌合軸21と連結穴23との嵌合位置を位置決めできる。嵌合軸21と連結穴23との間には、両者21・23の係合状態を維持するロック機構が設けられている。
図4および図5においてロック機構は、嵌合軸21の上部周面に周回状に形成したロック溝28と、嵌合軸21を間にして対向配置される一対のロック片29と、ロック片29をロック付勢する圧縮コイル形のばね30とで構成する。図5においてロック片29は、本体ケース1の内部に設けたガイド壁31で往復スライド自在に案内支持されており、その進出端にロック溝28と係合する部分円弧状の係合爪32を備えている。
嵌合軸21を連結穴23に係合した状態では、一対のロック片29の係合爪32が、嵌合軸21のロック溝28に係合するので、指受体3が本体ケース1から分離することはない。指受体3を分離操作するときは、支軸22を僅かに傾動して、ロック片29をばね30の付勢力に抗して退入させ、その状態のままで指受体3を押し込み操作することにより、ロック片29とロック溝28との係合状態を解除して指受体3を連結穴から取り外すことができる。
本体ケース1から取り外した指受体3は、図7に示すように、本体ケース1の底面に設けた収納凹部35に嵌め込み収納する。収納凹部35は、先の連結穴23を横切る状態で斜めに形成してあり、その両端内面に保持爪36・37を備えている。片方の保持爪36に嵌合軸21を係合装着し、さらに他方の保持爪37に指当24の近傍の軸部分を係合装着することにより、指受体3を収納凹部35に分離不能に収納できる。収納状態における指受体3は、本体ケース1の底壁表面よりケース内方に位置しており、商品発送時にも同様に収納されている。
ホットカーラーCを加熱するときは、各接続突起2にカーラー本体11を差し込んで、その給電プラグ15をソケット4に差し込み係合する。加熱されたホットカーラーCを接続突起2およびソケット4から取り外す場合には、図1に示すように、例えば親指と中指とでカーラー本体11の下半分をつかみ、指受体3の掛止凹部25に人差し指であてがって、本体ケース1を押さえ込んだ状態でカーラー本体11を抜き上げることにより、給電プラグ15をソケット4から分離できる。このとき、人差し指の先端を支点にして、梃子のように持ち上げると、カーラー本体11をさらに容易に取り外すことができる。
図8ないし図13は加熱装置の別実施例を示す。図8においては、指受体3を伸縮自在な4個の筒軸39でテレスコピック構造に構成して、不使用時における指受体3が、接続突起2の突端面を含む仮想平面と、本体ケース1の底面との間の空間を利用して収納できるようにした。指受体3は、使用時には実線で示す位置まで抜き出すが、不使用時には、想像線で示す位置まで縮めて収納することができる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様に扱う。
図9においては、折り畳み可能に連結された3個の短軸40で支軸22を構成して、不使用時の支軸22をピン41まわりに折り畳むことにより、接続突起2の突端面を含む仮想平面と、本体ケース1の上面との間の空間に指受体3を収納できるようにした。図8および図9の実施例から理解できるように、支軸22は本体ケース1に対して必ずしも着脱できる構造である必要はなく、使用姿勢と収納姿勢とに変向可能としたうえで、接続突起2の突出端面と、本体ケース1の底面との間の空間に収容できる構造であればよい。
図10に示す加熱装置は、本体ケース1の上面中央に他の接続突起2より上方に突出する高位接続突起2Aを設けて、高位接続突起2Aと、これに装着したホットカーラーCとで指受体3を構成するようにした。この場合には、高位接続突起2Aに設けたソケット4にホットカーラーCの給電プラグ15を接続して、指受体3を兼ねるホットカーラーCこれ自体を加熱して髪のくせ付けに使用することができる。なお、高位接続突起2Aに設けたソケット4へ加熱電流が供給されないようにする場合には、ソケット4はホットカーラーCを支えるためのダミーソケットとして機能しているに過ぎない。高位接続突起2Aに装着したホットカーラーCと、その周りの接続突起2に装着されるホットカーラーCとは、それぞれ等しい距離だけ離れている。
図11は、指受体3を筒柱状に形成し、各接続突起2と対向する指受体3の周面に、カーラー本体11の上下フランジの周面に沿う部分円弧面からなるカーラー受壁43を設けて、給電プラグ15をソケット4に接続した状態において、カーラー本体11の上下フランジをカーラー受壁43で受け止め支持して、加熱時にホットカーラーが外力を受けてぐらつくのを防止できるようにした。カーラー受壁43は、カーラー本体11の装着ガイド44としても機能しており、カーラー本体11の下フランジをカーラー受壁43に沿って差し込み装填するだけで、給電プラグ15とソケット4との中心位置を位置決めして、両者4・15を適切に接続できる。
図示省略したが、指受体3の上端に、ホットカーラーCと接続突起2との装着位置の目安となる位置表示を張り出し形成されていると、上記と同様に給電プラグ15とソケット4との中心位置を大まかに位置決めできる。
図12および図13は、指受体3で操作される取出し機構によって、接続突起2に装着したホットカーラーCを抜き出し操作できるようにした。指受体3の嵌合軸21は連結穴23で上下動可能に支持したうえで、ばね46で押し上げ付勢する。嵌合軸21の下端の周囲一箇所には、取出し機構を操作する突片47を突設する。取出し機構は、各接続突起2に対応して配置してあり、本体ケース1の内面のブラケットで軸支されて上下揺動できる揺動腕48と、揺動腕48を待機付勢するばね49と、揺動腕48の上下揺動に連動して本体ケース1の上面に出没する押出し軸50とで構成する。
支軸22の上端には、突片47の突出位置に対応する三角形の指標51を形成してある。この指標51を取り出し操作したいホットカーラーCに向けたうえで、支軸22を押し込み操作すると、突片47が揺動腕48の一端が押し下げ操作されるので、揺動腕48の他端側に設けた押出し軸50が本体ケース1から突出され、カーラー本体11の下フランジを強制的に押し上げる。その結果、本体ケース1を押さえ保持する必要もなく、ホットカーラーCを取り外すことができる。支軸22の押し込み力を開放したうえで、指標51を別のホットカーラーCに向けることにより、突片47を揺動腕48と対向させることができる。52は揺動腕48の揺動軸、53は揺動腕48と押出し軸50とを連結するピンである。支軸22は嵌合軸21に対して分離可能に、しかし相対回動は不能に係合装着してある。そのために、支軸22の下端に設けた係合軸55を、嵌合軸21に設けた連結穴56に圧嵌係合し、係合軸55の周面一部に回止め用の突起57を設けている。不使用時の支軸22は嵌合軸21から取り外して収納できる。
上記の実施例以外に、本発明の加熱装置は、ソケット4を備えた少なくとも1個の接続突起2と、指受体3とを備えていればよい。ホットカーラーCの内部構造は実施例で説明した構造である必要はなく、給電用のプラグを備えたプラグイン型のヘアカーラーであれば足りる。指受体3は軸状あるいは柱状である必要はなく、例えば左右横長の壁状に形成して、その前後および左右に接続突起2を配置することができる。もちろん、複数個の軸状、あるいは柱状の指受体3を本体ケース1に設けることができる。本発明は、蓄熱型のホットカーラーを加熱対象とする加熱装置にも適用できる。その場合には、接続突起2に加熱ロッドを設けることができ、接続突起2自体が加熱ロッドを兼ねていてもよい。
指受体3の上端の高さは、ソケット4に装着したホットカーラーCの上端の高さより高い位置に設けることが好ましいが、少なくともソケット4に装着したホットカーラーCの上端の高さと同じ位置にあれば足りる。加熱装置に設ける接続突起2の配置個数は、複数個であることが好ましいが、いずれの場合でも各接続突起2から均等な距離だけ離れた位置に指受体3を設ける。本体ケース1から取り外した指受体3は、接続突起2の間に横臥姿勢で収納することができる。その場合の指受体3は、接続突起2の突端面を含む仮想平面と本体ケース1の上面との間の空間に収めることが好ましいが、指受体3が太い場合には、その一部が接続突起2の突端面を含む仮想平面から突出していてもよい。指受体3は支軸22の中途部で分割することができるが、その場合の分割面は、接続突起2の突端面を含む仮想平面の上か、これより下方に位置させる。
ホットカーラー用加熱装置の使用状態を示す正面図である。 ホットカーラー用加熱装置の斜視図である。 給電プラグとソケットの構造を示す分解断面図である。 指受体の装着構造を示す縦断正面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 指受体の収納構造を示す加熱装置の底面図である。 指受体の別の実施例を示す加熱装置の正面図である。 指受体のさらに別の実施例を示す加熱装置の正面図である。 指受体のさらに別の実施例を示す加熱装置の斜視図である。 指受体のさらに別の実施例を示す加熱装置の斜視図である。 ホットカーラーの取出し構造の別の実施例を示す断面図である。 図13における取出し構造の平面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 接続突起
3 指受体
4 ソケット
11 カーラー本体
14 発熱素子
15 給電プラグ
C ホットカーラー

Claims (12)

  1. 本体ケース(1)の上面に、ホットカーラー(C)を装着するための接続突起(2)が突設してある加熱装置であって、
    接続突起(2)に隣接する本体ケース(1)の上面に、接続突起(2)に装着したホットカーラー(C)の抜き外し操作を補助する指受体(3)が設けてあり、
    指受体(3)の上端の高さが、接続突起(2)に装着したホットカーラー(C)の上端の高さと同じか、これより高い位置に設けてあることを特徴とするホットカーラーの加熱装置。
  2. 指受体(3)が、使用姿勢と収納姿勢とに姿勢変更可能に構成されており、
    不使用時の指受体(3)が、本体ケース(1)の底面と、接続突起(2)の突端面を含む仮想平面との間の空間を利用して収納されている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  3. 本体ケース(1)の上面に、他の接続突起(2)より上方に突出する高位接続突起(2A)が設けられており、
    高位接続突起(2A)と、高位接続突起(2A)に装着したホットカーラー(C)とが、指受体(3)を兼ねている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  4. 接続突起(2)の内部に給電用のソケット(4)が配置され、ホットカーラー(C)の内面にソケット(4)に差し込み接続される給電プラグ(15)が下向きに突設されており、
    高位接続突起(2A)と、高位接続突起(2A)に設けたソケット(4)に対して、給電プラグ(15)を介して電気的に装着されるホットカーラー(C)とが、指受体(3)を兼ねている請求項3記載のホットカーラーの加熱装置。
  5. 指受体(3)の上端面に、指先を受け入れる掛止凹部(25)が形成されている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  6. 接続突起(2)の内部に給電用のソケット(4)が配置され、ホットカーラー(C)の内面にソケット(4)に差し込み接続される給電プラグ(15)が下向きに突設されており、
    指受体(3)に、ホットカーラー(C)の接続突起(2)に対する装着位置の目安となる位置表示が設けられており、
    この位置表示を目安としてホットカーラー(C)を接続突起(2)に装着すると、給電プラグ(15)とソケット(4)との中心位置の位置決めを図ることができるようになっている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  7. 接続突起(2)の内部に給電用のソケット(4)が配置され、ホットカーラー(C)の内面にソケット(4)に差し込み接続される給電プラグ(15)が下向きに突設されており、
    指受体(3)に、接続突起(2)に対するホットカーラー(C)の装着操作を補助する装着ガイド(44)が形成されており、
    装着ガイド(44)に沿わせてホットカーラー(C)を接続突起(2)に装着すると、給電プラグ(15)とソケット(4)との中心位置の位置決めを図ることができるようになっている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  8. 指受体(3)に、ホットカーラー(C)の周面を受け止め支持するカーラー受壁(43)が形成されている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  9. 指受体(3)が、本体ケース(1)に対して着脱可能に装着されており、
    本体ケース(1)から取り外した指受体(3)が、本体ケース(1)の底面に形成した収納凹部(35)に対して、着脱自在に嵌め込み装着されている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  10. 指受体(3)が、本体ケース(1)に対して着脱可能に装着されており、
    本体ケース(1)から取り外した指受体(3)が、接続突起(2)の間に横臥姿勢で収容されている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  11. 本体ケース(1)に、指受体(3)の基端に設けた嵌合軸(21)を装着するための連結穴(23)が形成されており、
    連結穴(23)に臨むケース内部に、嵌合軸(21)に設けたロック溝(28)と係脱するロック片(29)が配置されており、
    ロック片(29)は、ケース本体(1)で往復スライド自在に案内支持されて、ばね(30)でロック溝(28)と係合する向きに移動付勢されている請求項1記載のホットカーラーの加熱装置。
  12. 指受体(3)の基端に設けた嵌合軸(21)が、他の部位より太く形成されており、
    本体ケース(1)に設けた連結穴(23)に対して、指受体(3)が本体ケースの底面側から嵌め込み装着されている請求項11記載のホットカーラーの加熱装置。
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