JP4473853B2 - ロータリーエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸に沿って並設された二つの気筒内にそれぞれローターを嵌合し、一方の気筒内で吸入・圧縮行程を、他方の気筒内で燃焼・排気行程を行って上記ローターに連結された回転軸から出力を得るロータリーエンジンに関し、詳しくは、上記各気筒に対する各ローターの嵌合の気密度を高め、吸気と排気が混入するのを防止すると共に、出力側ローターが燃焼・排気行程における残留背圧を利用して強力な駆動力を得ることができるロータリーエンジンに係るものである。
従来のこの種のロータリーエンジンとしては、本出願人により提案され、既に特許を取得したものがある(特許第817783号)。このロータリーエンジンは、気密に仕切られた2個のシリンダを対称的に並設し、一方のシリンダ内で吸気と圧縮を、また他方のシリンダ内で燃焼と排気を行う構成とし、該各シリンダの内室に夫々円盤状ローターをいずれもシリンダ室の中心より偏心し、且つ回転自在に軸支し、該各ローターには、その側面に支点をもちローター外面を跨いで突出し又はローター内に嵌合される1個の翼を設置すると共に、各ローターの回転軸に穿設した連通孔の開口部と、該回転軸上にある軸承の各ローター側に形成した切欠とをローターの回転によって合致又は閉塞せしめ、排気管を備えたシリンダ内の適所に対する発火プラグを設けて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特公昭50−6887号公報
しかし、上記従来のロータリーエンジンにおいては、特許文献1の第2図及び第3図に示されるように、2個のシリンダ3,4の内部空間であるシリンダ室3’,4’の内周面形状が真円形とされ、この真円形のシリンダ室3’,4’に外接するようにそれぞれ吸気管5又は排気管6が接続されており、上記真円形のシリンダ室3’,4’の中心より偏心した位置にて該シリンダ室3’,4’に内接して回転自在にローター10,11が軸支されていたので、上記ローター10,11の回転により揺動する翼16で吸気管5又は排気管6の接続口を一時的に閉めることはできるが、それ以外のタイミングでは上記接続口は開いた状態となる。この場合、吸気と排気が混入する虞があった。また、エンジンが停止状態では、常時接続口は開いた状態となるものであった。これでは、吸気弁又は排気弁が無いのと同じになってしまう。したがって、エンジンが外気に対して開放状態となり、外気の温度や湿度等の影響を受けやすいこととなる。
また、燃焼・排気側のシリンダ室4’内に嵌合された出力側のローター11の外周面は円盤状の側面のままで特に工夫はされていないので、作動気体を無駄に放出してしまうことがあり、燃焼・排気行程における残留背圧を利用して駆動力を有効に得ることはできなかった。
さらに、上記シリンダ室3’,4’及びローター10,11を潤滑、冷却する潤滑構造については十分な説明がなく、潤滑・冷却が不要な材料を検討したり、潤滑構造を新たに工夫したりするなど、実施化のための提案をする必要性があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、回転軸に沿って並設された二つの気筒に対するそれぞれのローターの嵌合の気密度を高め、吸気と排気が混入するのを防止すると共に、出力側ローターが燃焼・排気行程における残留背圧を利用して強力な駆動力を得ることができるロータリーエンジンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるロータリーエンジンは、周囲をハウジングにて気密に囲まれ、内周面の縦断面形が大径円に対し小径円を半径方向にずらして重ねた形状に形成された内部空間を有し、大径円の中心軸上に所定間隔で並べられた第1の気筒及び第2の気筒と、上記第1の気筒内にて大径円の中心より偏心した小径円の中心に回転軸を有し該小径円の断面形内に嵌合して回転し、上記第1の気筒内に作動気体を吸入・圧縮するための円盤状の圧縮側ローターと、上記第2の気筒内にて大径円の中心より偏心した小径円の中心に回転軸を有し該小径円の断面形内に嵌合して回転し、上記第2の気筒内の作動気体を燃焼・排気させ、かつ外周面には所定間隔で複数のタービン・ブレードを備えた円盤状の出力側ローターと、上記圧縮側ローター及び出力側ローターの側面の1点にそれぞれ支点を有し、各ローターの外周面を跨いで上記支点を中心に揺動可能とされ、上記第1又は第2の気筒内の大径円の内周面に沿って回転する揺動ピストンと、上記第1及び第2の気筒の外部一側方に設けられ、且つ内側に気体供給管を備えて二重構造とされ、第1の気筒内に外部から作動気体を供給し、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体の温度で外部から上記気体供給管に供給された作動気体を加温すると共に、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体を上記気体供給管との熱交換により冷却して第2の気筒内に供給するエアチャンバーと、上記圧縮側ローター及び出力側ローターを軸支する回転軸の軸心部に形成された穴を利用して各ローター内にオイルを供給し、上記各ローター及び各気筒を潤滑、冷却する潤滑構造と、上記第2の気筒内の大径円の内周面の所定箇所に設けられた点火プラグ又は燃料噴射部と、を備えたものである。
このような構成により、周囲をハウジングにて気密に囲まれ、内周面の縦断面形が大径円に対し小径円を半径方向にずらして重ねた形状に形成された内部空間を有し、大径円の中心軸上に配置された第1の気筒内にて大径円の中心より偏心した小径円の中心に回転軸を有し該小径円の断面形内に嵌合して回転する円盤状の圧縮側ローターで、上記第1の気筒内に作動気体を吸入・圧縮し、上記第1の気筒と同様に構成された第2の気筒内にて大径円の中心より偏心した小径円の中心に回転軸を有し該小径円の断面形内に嵌合して回転し、かつ外周面には所定間隔で複数のタービン・ブレードを備えた円盤状の出力側ローターで、上記第2の気筒内の作動気体を燃焼・排気させ、上記圧縮側ローター及び出力側ローターの側面の1点にそれぞれ支点を有し、各ローターの外周面を跨いで上記支点を中心に揺動可能とされた揺動ピストンが、上記第1又は第2の気筒内の大径円の内周面に沿って回転し、上記第1及び第2の気筒の外部一側方に設けられ、且つ内側に気体供給管を備えて二重構造とされたエアチャンバーにより、第1の気筒内に外部から作動気体を供給し、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体の温度で外部から上記気体供給管に供給された作動気体を加温すると共に、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体を上記気体供給管との熱交換により冷却して第2の気筒内に供給し、上記圧縮側ローター及び出力側ローターを軸支する回転軸の軸心部に形成された穴を利用して設けられた潤滑構造で、各ローター内にオイルを供給し、上記各ローター及び各気筒を潤滑、冷却し、上記第2の気筒内の大径円の内周面の所定箇所に設けられた点火プラグ又は燃料噴射部で、第2の気筒内の作動気体を燃焼させる。
さらに、上記潤滑構造は、上記回転軸の軸心部に形成された穴の内部に細長状のオイルパイプを挿入し、このオイルパイプ内にオイルを圧送して該オイルパイプの側面にて上記第1及び第2の気筒に対応する位置に形成された孔から各ローター内にオイルを噴出するものである。これにより、上記回転軸の軸心部に形成された穴の内部に細長状のオイルパイプを挿入し、このオイルパイプ内にオイルを圧送して該オイルパイプの側面にて上記第1及び第2の気筒に対応する位置に形成された孔から各ローター内にオイルを噴出する潤滑構造で、上記各ローター及び各気筒を潤滑、冷却する。
請求項1に係る発明によれば、内周面の縦断面形が大径円に対し小径円を半径方向にずらして重ねた形状に形成された内部空間を有する第1の気筒及び第2の気筒に対してその小径円の断面形内にそれぞれ圧縮側ローター及び出力側ローターを嵌合することで、各気筒に対する圧縮側ローター及び出力側ローターの嵌合の気密度を高め、吸気と排気が混入するのを防止することができる。また、エンジンが外気に対して開放状態とならず、外気の温度や湿度等の影響を受けにくくすることができる。さらに、出力側ローターの外周面には所定間隔で複数のタービン・ブレードを備えたことにより、燃焼・排気行程における爆轟波及び残留背圧を利用して強力な駆動力を360度にわたり得ることができる。また、上記第1及び第2の気筒の外部一側方に設けられ、且つ内側に気体供給管を備えて二重構造とされたエアチャンバーにより、第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体の温度で外部から上記気体供給管に供給された作動気体を加温すると共に、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体を上記気体供給管との熱交換により冷却して第2の気筒内に供給することができる。これにより、第1の気筒内に供給される作動気体(吸入燃料)を暖めて燃料の気化を促進することができる。また、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体を冷却してその気体密度を上げて第2の気筒内に供給することができ、充填効率を向上することができる。さらにまた、圧縮側ローター及び出力側ローターを軸支する回転軸の軸心部に設けられた潤滑構造により、上記各ローター及び各気筒を潤滑、冷却することができる。
また、請求項に係る発明によれば、圧縮側ローター及び出力側ローターを軸支する回転軸の軸心部に形成された穴の内部に細長状のオイルパイプを挿入し、このオイルパイプ内にオイルを圧送して該オイルパイプの側面にて第1及び第2の気筒に対応する位置に形成された孔から各ローター内にオイルを噴出する潤滑構造で、上記各ローター及び各気筒を潤滑、冷却することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明によるロータリーエンジンの実施形態を示す断面図である。このロータリーエンジンは、回転軸に沿って並設された二つの気筒内にそれぞれローターを嵌合し、一方の気筒内で吸入・圧縮行程を、他方の気筒内で燃焼・排気行程を行って上記ローターに連結された回転軸から出力を得るもので、図1〜図3に示すように、第1の気筒21と、第2の気筒22と、圧縮側ローター23と、出力側ローター24と、揺動ピストン25,26と、エアチャンバー27と、潤滑構造と、点火プラグ28又は燃料噴射部とを備えて成る。
なお、図1において、符号29は第1及び第2の気筒21,22の間を仕切るセンターハウジングを示し、符号30aは第1の気筒21の外周を囲むアウターハウジングを示し、符号30bは第2の気筒22の外周を囲むアウターハウジングを示し、符号31aは第1の気筒21の左側面を囲むサイドハウジングを示し、符号31bは第2の気筒22の右側面を囲むサイドハウジングを示している。
上記第1の気筒21は、回転軸32に沿って並設された二つの気筒のうちの一つであって吸入・圧縮行程を行うもので、図2に示すように、外周をアウターハウジング30aに囲まれ、そのアウターハウジング30a内にて内周面の縦断面形が大径円C1に対し小径円C2を半径方向にて上下にずらして重ねた略ダルマ形の形状に形成された内部空間を有している。そして、図1に示すように、この第1の気筒21の右側面はセンターハウジング29で囲まれ、左側面はサイドハウジング31aで囲まれて、全周囲がハウジングにて気密に囲まれている。
また、第2の気筒22は、回転軸32に沿って並設された二つの気筒のうちの二つ目であって燃焼・排気行程を行うもので、図3に示すように、外周をアウターハウジング30bに囲まれ、そのアウターハウジング30b内にて内周面の縦断面形が大径円C1に対し小径円C2を半径方向にて上下にずらして重ねた略ダルマ形の形状に形成された内部空間を有している。そして、図1に示すように、この第2の気筒22の左側面はセンターハウジング29で囲まれ、右側面はサイドハウジング31bで囲まれて、全周囲がハウジングにて気密に囲まれている。
このような状態で、図1に示すように、第1の気筒21及び第2の気筒22は、図2及び図3に示す大径円C1の中心軸上に所定間隔で並べられている。
上記第1の気筒21内には、圧縮側ローター23が嵌合されている。この圧縮側ローター23は、第1の気筒21内に作動気体を吸入して圧縮するためのもので、所定の厚さの円盤状に形成され、図2に示すように、上記第1の気筒21内にて大径円C1の中心より上側に偏心した小径円C2の中心Oに回転軸32を有し該小径円C2の断面形内に嵌合して回転するようになっている。このとき、大径円C1の周上にて点Xから点Yまでの円弧部分にて小径円C2が上にずれて重なった略ダルマ形の部分に圧縮側ローター23が陥入している。これにより、後述のエアチャンバー27から第1の気筒21内に延びる吸入路33の先端部を上記圧縮側ローター23の外周面で塞いで、第1の気筒21に対する圧縮側ローター23の嵌合の気密度を高めることができる。
また、上記第2の気筒22内には、出力側ローター24が嵌合されている。この出力側ローター24は、第2の気筒22内の作動気体を燃焼して排気させるためのもので、所定の厚さの円盤状に形成され、図3に示すように、上記第2の気筒22内にて大径円C1の中心より上側に偏心した小径円C2の中心Oに回転軸32を有し該小径円C2の断面形内に嵌合して回転するようになっている。このとき、大径円C1の周上にて点Xから点Yまでの円弧部分にて小径円C2が上にずれて重なった略ダルマ形の部分に出力側ローター24が陥入している。これにより、第2の気筒22から外方に延びる排気路34の基端部を上記出力側ローター24の外周面で塞いで、第2の気筒22に対する出力側ローター24の嵌合の気密度を高めることができる。
さらに、上記出力側ローター24の外周面には、図4及び図5に示すように、所定間隔で複数のタービン・ブレード35が全周にわたって設けられている。このタービン・ブレード35は、上記第2の気筒22内における燃焼・排気行程における爆轟波及び残留背圧を利用して強力な駆動力を360度にわたり得るようにするもので、出力側ローター24の外周面に回転方向Rの前方側が深く削られて段部を有する凹溝状に形成されている。
上記圧縮側ローター23及び出力側ローター24には、それぞれ揺動ピストン25(図2参照)、揺動ピストン26(図3参照)が取り付けられている。これらの揺動ピストン25,26は、それぞれのローター23,24の側面の1点に支点を有して各ローターと共に回転しながら揺動するもので、互いに同様の構造とされている。ここでは、代表的に出力側ローター24に取り付けられる揺動ピストン26について、図4及び図6、図7を参照して説明する。
図4において、出力側ローター24の側面の1点にはピン孔36が形成され、その円盤状部材の一部には該部材内に食い込むようにほぼ円弧状断面の切欠き溝37が形成されている。そして、揺動ピストン26は、図6に示すように正面視でほぼ倒L字状に形成され、図7に示すように左側面視でほぼ倒コ字状に形成されており、このコ字状の腕部材38で出力側ローター24の外周面を跨いで組み合わされるようになっている。上記揺動ピストン26の腕部材38の基端部には上記ピン孔36と合致するピン孔39を有し、腕部材38の先端部には上記切欠き溝37に嵌り得るほぼ円弧状の嵌合片部40を有している。このような状態で、図4に示す出力側ローター24の円盤状部材の外周面に、図7に示す揺動ピストン26のコ字状の腕部材38を跨がせ、上記ピン孔36とピン孔39とを合致させて図3に示すピストンピン41を挿入し、出力側ローター24の切欠き溝37内に揺動ピストン26の嵌合片部40を嵌め合わせる。これにより、上記出力側ローター24の側面の1点(ピストンピン41)を支点とし、該支点を中心に揺動ピストン26が揺動可能とされる。
このような状態で、図3に示すように、第2の気筒22内にて大径円C1の中心より上側に偏心した小径円C2の断面形内に出力側ローター24が嵌合し、揺動ピストン26は上記ピストンピン41を結合点として上記出力側ローター24と共に回転する。このとき、図5に示すように、出力側ローター24の両側面の角部は適宜の角度(例えば45度程度)で面取りが施されて面取り部42が形成されており、この面取り部42が、図3において第2の気筒22内にて大径円C1に対し小径円C2が上にずれて重なった略ダルマ形の部分に陥入している。そして、上記大径円C1の内周面の角部も適宜の角度(例えば45度程度)で面取りが施されて面取り部43が形成されている。この状態で、図6に示す揺動ピストン26の倒L字状の角部44(この部分も45度程度で面取りが施されている)が上記大径円C1の内周面の面取り部43に嵌合して、該揺動ピストン26が第2の気筒22内の大径円C1の内周面に沿って回転するようになっている。したがって、上記揺動ピストン26は、上記略ダルマ形の小径円C2の部分には陥入せずに、真円軌道を回転して第2の気筒22内の気密を維持する。
以上は、出力側ローター24に取り付けられる揺動ピストン26について説明したが、図3と図2とを比較して分かるように、圧縮側ローター23の揺動ピストン25は、ピストンピン41と回転軸32の中心Oとを結ぶ直線を境にして左右対称に形成されている。したがって、圧縮側ローター23は図4に示す出力側ローター24と左右が入れ替わった状態に形成され、揺動ピストン25も図6に示す揺動ピストン26と左右が入れ替わった状態に形成されている。ただし、圧縮側ローター23には、その外周面に図4に示すタービン・ブレード35を形成する必要はない。
なお、図4に示すように、上記出力側ローター24の外周面上にて切欠き溝37の近傍には、燃焼室45となる凹所が形成されている。また、図6及び図7に示すように、上記揺動ピストン26及び揺動ピストン25の嵌合片部40の両側部には、サイド凹部46が形成されており、作動気体を次の行程に送る滑り弁を形成するようになっている。
上記第1及び第2の気筒21,22の一側方近傍には、エアチャンバー27が設けられている。このエアチャンバー27は、第1の気筒21内に外部から作動気体を供給し、この第1の気筒21内で圧縮された作動気体を第2の気筒22内へ送るもので、内側に気体供給管47を備え、外側に覆管48を備えた二重構造とされている。上記気体供給管47は、図示省略の気化器を経て外部から供給された作動気体を第1の気筒21内に供給するもので、その外周面には熱交換用のスパイラルフィン49が複数枚取り付けられている。また、覆管48は、上記気体供給管47をスパイラルフィン49ごと覆って上記第1の気筒21内で圧縮された作動気体を第2の気筒22内へ送るもので、その両端部が第1の気筒21及び第2の気筒22内に連通している。
そして、本発明のロータリーエンジンの運転中においては、上記第1の気筒21内で圧縮され昇温された作動気体を第2の気筒22内へ送る際にスパイラルフィン49との接触により熱交換が行われ、該作動気体の温度で外部から上記気体供給管47に供給された新しい作動気体を加温して、第1の気筒21内に供給される作動気体(吸入燃料)を暖めて燃料の気化を促進することができる。また、上記第1の気筒21内で圧縮され昇温された作動気体を上記気体供給管47のスパイラルフィン49との熱交換により冷却して、その気体密度を上げて第2の気筒22内に供給することができる。
上記圧縮側ローター23及び出力側ローター24を軸支する回転軸32の軸心部には、潤滑構造が設けられている。この潤滑構造は、上記回転軸32の軸心部に形成された穴50を利用して各ローター23,24内にオイルを供給し、上記各ローター23,24及び各気筒21,22を潤滑、冷却するものである。その潤滑構造は、図1に示すように、上記回転軸32の軸心部に形成された穴50の内部に細長状のオイルパイプ51を挿入し、このオイルパイプ51内にオイルを圧送して該オイルパイプ51の側面にて上記第1及び第2の気筒21,22に対応する位置に形成された孔52,53から各ローター23,24内にオイルを噴出するようになっている。
そして、上記第2の気筒22内の大径円C1の内周面の所定箇所には、図3に示すように、点火プラグ28が設けられている。なお、第2の気筒22内における作動気体の圧縮比が燃料噴射により爆発する程度に高い場合は、点火プラグ28の替わりに燃料噴射部を設けてもよい。
なお、図1〜図3において、第1及び第2の気筒21,22の周りには、エンジン冷却用のウォータージャケットが設けられており、ウォーターラジエーターにより熱の放散を行うようになっている。
次に、このように構成された本発明のロータリーエンジンの作動行程について、図1〜図3を参照して説明する。まず、図1において、外気(圧力ρ0)が図示省略の気化器を経てエアチャンバー27の気体供給管47に圧力ρ1の作動気体として供給される。このとき、エンジンが運転中においては、前記第1の気筒21内で圧縮され昇温された作動気体を第2の気筒22内へ送る際にスパイラルフィン49との接触により熱交換が行われ、該作動気体の温度で外部から上記気体供給管47に供給された新しい作動気体を加温して、第1の気筒21内に供給される作動気体(吸入燃料)を暖めて燃料の気化を促進する。
この熱交換が行われた作動気体は圧力ρ2となり、図2に示すように、上記気体供給管47から延びる吸入路33を通って第1の気筒21内に供給される。このとき、上記吸入路33に流入した作動気体は、該吸入路33の放物曲線状の外側壁に沿って第1の気筒21の内側に向けて曲げられ、遠心力の作用で加圧されて点Yの位置から第1の気筒21内へ吸入される。そして、圧縮側ローター23にピストンピン41で揺動可能に結合された揺動ピストン25の回転方向Rの背面空間に至り吸入脈動効果により、図2に示すように、圧力ρ3の作動気体となって圧縮側ローター23の回転と揺動ピストン25の揺動につれて吸入行程を行う。
これと同時に、既に吸入されて上記揺動ピストン25の回転方向Rの前面空間にある1回転前の作動気体は、図2に示すように、圧縮側ローター23の回転と揺動ピストン25の揺動につれて内部面積が縮小されて行き、圧縮行程を行う。
そして、1回転した後の圧縮最終段階では、第1の気筒21内で圧縮され昇温された未燃の作動気体(圧力ρ4)は、図2に示す圧縮側ローター23に形成された切欠き溝37内に上記揺動ピストン25の嵌合片部40が進入して行くことによって、該揺動ピストン25のサイド凹部46と、図1に示すように右側に位置するセンターハウジング29及び左側に位置するサイドハウジング31aのそれぞれ内側面に形成されたほぼ半円弧状の凹溝部54とが、会合連通して形成される滑り弁を介して導入路55に入り、この導入路55(上記センターハウジング29及びサイドハウジング31aの両方に形成)を経て図1に示すエアチャンバー27に至り、圧力ρ5の作動気体となる。
上記エアチャンバー27内において、上記圧縮され昇温された作動気体(圧力ρ5)は、前述の気体供給管47の外周面に取り付けられたスパイラルフィン49との接触により熱交換が行われ、外部から気体供給管47に供給された作動気体(圧力ρ1)との温度差により冷却される。これにより、第2の気筒22内に供給する作動気体(圧力ρ5)の気体密度を上げることができ、充填効率を向上する。なお、上記スパイラルフィン49には、図3に示すように、その板面の複数箇所に作動気体(圧力ρ5)を通過させるための孔が明けられている。
この状態で、上記圧力ρ5の作動気体は、図1に示す第2の気筒22の左側に位置するセンターハウジング29及び右側に位置するサイドハウジング31bに形成された導入路56に入り、この導入路56を経て第2の気筒22の両側面に至る。このとき、図3に示す出力側ローター24に形成された切欠き溝37内に進入した揺動ピストン26の嵌合片部40が移動することによって、該揺動ピストン26のサイド凹部46と、図1において左側に位置するセンターハウジング29及び右側に位置するサイドハウジング31bのそれぞれ内側面に形成されたほぼ半円弧状の凹溝部57とが、会合連通して形成される滑り弁を介して上記圧力ρ5の作動気体が上記第2の気筒22内に噴出される。
このとき、図4に示す出力側ローター24の外周面上に形成された燃焼室45が、上記揺動ピストン26のサイド凹部46とハウジング29,31bの内側面に形成された凹溝部57とが会合連通して形成された滑り弁の位置に移動してきており、該燃焼室45と揺動ピストン26の回転方向Rの前面空間と上記ハウジング29,31bの内側面とで囲まれた空間により実際の燃焼室が形成される。そして、この実際の燃焼室が図3において点Zで示す位置まで回転してきたところで、点火プラグ28で着火して燃焼させ爆轟状態の作動気体(圧力ρ6)となる。これが燃焼行程となる。
この燃焼行程と同時に、1回転前のエネルギーの高い爆轟状態の残留背圧が図4に示す出力側ローター24の外周面上に形成された複数のタービン・ブレード35に作用する。これにより、上記タービン・ブレード35は排気反動タービンを構成し、さらに、上記燃焼行程における爆轟状態の作動気体(圧力ρ6)のエネルギーを有効に回転力として引き出し、ほぼ全周にわたって効率よく駆動力を引き出すことができる。
その後、上記出力側ローター24及び揺動ピストン26が回転方向Rに回転して行き、該揺動ピストン26の背面空間で圧力ρ7の既燃ガスとなり、上記揺動ピストン26が爆轟圧力ρ6の作動気体で押されて図3に示す排気路34の基端部に至る間に出力側ローター24の全周にわたり強力に作用して排気反動タービンを回し、既燃ガスがそのまま上記排気路34から外部に排出され、ρ0の大気圧に戻る。この場合、上記爆轟状態の作動気体は高圧の超音速流であり、また従来の往復ピストンエンジンのような上死点がなく、かつ出力側ローター24の回転数に関わりなく、全周にわたって強力に排気反動タービンを駆動する。これが排気行程となる。このようにして4サイクルの作動行程が完了する。
このような作動行程によれば、吸気、排気の混入が確実に防止されて爆轟状態の既燃ガス(圧力ρ7)を十分に掃気し、燃焼効率が向上する。なお、外気圧の低い高高度では、上述の既燃ガスの圧力ρ7と外気の圧力ρ0(ρ7>ρ0)との差が大きく、より良くエンジン出力の低下を抑えることができる。したがって、航空原動機としての用途が開ける。
次に、本発明のロータリーエンジンの潤滑構造における各ローター23,24及び各気筒21,22の潤滑、冷却について、図1を参照して説明する。まず、潤滑に必要なオイルは、図1に示す回転軸32の軸心部に形成された穴50の内部に挿入されたオイルパイプ51内に外部から圧送される。この圧送されたオイルは、上記オイルパイプ51の側面にて前記第1及び第2の気筒21,22に対応する位置に形成された孔52,53から各ローター23,24の回転軸32内に噴出される。その後、上記回転軸32から直角外方に向けて穿設された油穴から、その回転軸32の回転により上記各ローター23,24の内側に向けて遠心力で放出されてオイルが供給される。
上記各ローター23,24の内部に放出されたオイルは、図4において、ローター24(23)内に形成された油道を満たしながら内側から外側に向けて対流して冷却し、比重差によって再び回転軸32の周りに集合する。ここで、回転軸32に対するローター23,24の結合は、該回転軸32の軸に平行に切られたキー溝及びローター23,24のボス部に切られた溝を利用してスプライン結合されて、遊嵌状態とされている。この状態で、上記回転軸32の周りに集合したオイルは、遊嵌状態にある回転軸32及びローター23,24のキー溝を利用して軸方向に流れ、センターハウジング29及び左右のサイドハウジング31a,31bの軸受け58を潤滑すると共に、その一部で揺動ピストン25,26のピストンピン41とローター23,24との間、及び上記センターハウジング29及び左右のサイドハウジング31a,31b内の潤滑をする。
その後、上記センターハウジング29及び左右のサイドハウジング31a,31bの軸受け58から下方に向かう排油路59を通って潤滑油集合路60に至り、図1において上記潤滑油集合路60から外部に排出される。これにより、圧縮側ローター23及び出力側ローター24並びに第1及び第2の気筒21,22がオイルで潤滑、冷却される。
なお、上記圧縮側ローター23及び出力側ローター24と、センターハウジング29及び左右のサイドハウジング31a,31bとの潤滑をするのに、図4に示す出力側ローター24(圧縮側ローター23)の側面に凹所面Eを形成し、この凹所面Eに図1に示すエアチャンバー27から高圧未燃ガス(ρ4)の一部を導入して、上記凹所面E内の高圧未燃ガス(ρ4)によるエアベアリングの効果によって気体潤滑をしてもよい。
さらに、図6に示す揺動ピストン26(揺動ピストン25)の側面に凹所面Fを形成し、この凹所面Fに図1に示すエアチャンバー27から高圧未燃ガス(ρ4)の一部を導入して、上記凹所面F内の高圧未燃ガス(ρ4)によって上記圧縮側ローター23及び出力側ローター24と、揺動ピストン25,26とを気体冷却してもよい。
また、本発明のロータリーエンジンの燃料は、軽油、ガソリン、メタノール又は水素のいずれであってもよい。
本発明によるロータリーエンジンの実施形態を示す断面図であり、図の左半分は図2のA−O−A線断面図、図の右半分は図3のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 出力側ローターの形状を示す正面図である。 上記出力側ローターの形状を示す左側面図である。 上記出力側ローターに組み合わされる揺動ピストンの形状を示す正面図である。 上記揺動ピストンの形状を示す左側面図である。
符号の説明
1…大径円
2…小径円
21…第1の気筒
22…第2の気筒
23…圧縮側ローター
24…出力側ローター
25,26…揺動ピストン
27…エアチャンバー
28…点火プラグ
29…センターハウジング
30a,30b…アウターハウジング
31a,31b…サイドハウジング
32…回転軸
35…タービン・ブレード
37…ローターの切欠き溝37
40…揺動ピストンの嵌合片部
41…ピストンピン(支点)
47…気体供給管
48…覆管
49…スパイラルフィン
50…回転軸の軸心部に形成された穴
51…オイルパイプ
52,53…オイルパイプの側面に形成された孔

Claims (2)

  1. 周囲をハウジングにて気密に囲まれ、内周面の縦断面形が大径円に対し小径円を半径方向にずらして重ねた形状に形成された内部空間を有し、大径円の中心軸上に所定間隔で並べられた第1の気筒及び第2の気筒と、
    上記第1の気筒内にて大径円の中心より偏心した小径円の中心に回転軸を有し該小径円の断面形内に嵌合して回転し、上記第1の気筒内に作動気体を吸入・圧縮するための円盤状の圧縮側ローターと、
    上記第2の気筒内にて大径円の中心より偏心した小径円の中心に回転軸を有し該小径円の断面形内に嵌合して回転し、上記第2の気筒内の作動気体を燃焼・排気させ、かつ外周面には所定間隔で複数のタービン・ブレードを備えた円盤状の出力側ローターと、
    上記圧縮側ローター及び出力側ローターの側面の1点にそれぞれ支点を有し、各ローターの外周面を跨いで上記支点を中心に揺動可能とされ、上記第1又は第2の気筒内の大径円の内周面に沿って回転する揺動ピストンと、
    上記第1及び第2の気筒の外部一側方に設けられ、且つ内側に気体供給管を備えて二重構造とされ、第1の気筒内に外部から作動気体を供給し、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体の温度で外部から上記気体供給管に供給された作動気体を加温すると共に、上記第1の気筒内で圧縮され昇温された作動気体を上記気体供給管との熱交換により冷却して第2の気筒内に供給するエアチャンバーと、
    上記圧縮側ローター及び出力側ローターを軸支する回転軸の軸心部に形成された穴を利用して各ローター内にオイルを供給し、上記各ローター及び各気筒を潤滑、冷却する潤滑構造と、
    上記第2の気筒内の大径円の内周面の所定箇所に設けられた点火プラグ又は燃料噴射部と、
    を備えたことを特徴とするロータリーエンジン。
  2. 上記潤滑構造は、上記回転軸の軸心部に形成された穴の内部に細長状のオイルパイプを挿入し、このオイルパイプ内にオイルを圧送して該オイルパイプの側面にて上記第1及び第2の気筒に対応する位置に形成された孔から各ローター内にオイルを噴出することを特徴とする請求項1記載のロータリーエンジン。
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