JP4473641B2 - Eyelash curler - Google Patents
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Description
本発明は、主に一般女性が使用するまつ毛カール器に関する。 The present invention relates to an eyelash curler mainly used by general women.
まつ毛を上方から押圧する上押圧部が設けられた把持部と、まつ毛を下方から押圧する下押圧部を有する基台部とを含み、それぞれの押圧部に挟圧部が設けられ、基台部は上下に一定範囲摺動可能となるように把持部に取り付けられ、まつ毛カール器の背面側に取り付けたレバーの操作により基台部が摺動してまつ毛カール器の正面側でまつ毛の挟圧が行われるまつ毛カール器は存在している(例えば、特許文献1参照。)。
前記特許文献1のまつ毛カール器は全体が薄めに形成され、レバーも折畳み式であったから全体的にコンパクトであり、ハンドバッグに収納するのに便利であって評判が良い。しかし、全体が薄めであるために使用時にやや不安定であり、外出先などで短時間に作業を行う必要があるときの取り扱いをさらに便利にすることが望まれている。そこで、本発明は、使用時に安定的に使用することができて取り扱いの便利なまつ毛カール器を提供することを目的とする。
The eyelash curl device of
本発明の請求項1は、まつ毛を上方から押圧する上押圧部と、まつ毛を下方から押圧する下押圧部を有し、それぞれの押圧部に挟圧部が設けられ、使用時に瞼に接する上押圧部の正面の少なくとも一部に上押圧部よりも摩擦係数の大きな瞼当て部が設けられているまつ毛カール器であって、上押圧部には前記瞼当て部が巻き付くブリッジ部が上押圧部の横方向に延びるように形成されており、瞼当て部の材料の射出によりブリッジ部の周囲の全周に亘って巻き付くように形成された巻き付き部が、前記瞼当て部の少なくとも一部を構成している。
請求項2は、瞼当て部が上押圧部の横方向に亘って一連に延びている要素が請求項1に付加された構成である。 According to a second aspect of the present invention, an element in which the butting portion extends in a series over the lateral direction of the upper pressing portion is added to the first aspect.
請求項3は、巻き付き部が上押圧部の横方向に延びる瞼当て部の横方向における両端部及び中央部に存在する要素が請求項2に付加された構成である。 A third aspect of the present invention is a configuration in which elements existing at both end portions and a central portion in the lateral direction of the abutting portion in which the winding portion extends in the lateral direction of the upper pressing portion are added to the second aspect.
請求項4は、瞼当て部が設けられる上押圧部に、まつ毛カール器の長さ方向に貫通する垂直孔を設け、且つまつ毛カール器の厚み方向に貫通する水平孔を設けることによりブリッジ部が形成されている要素が請求項1乃至請求項3のいずれか一項に付加された構成である。
According to a fourth aspect of the present invention, the bridge portion is formed by providing a vertical hole penetrating in the length direction of the eyelash curl device and a horizontal hole penetrating in the thickness direction of the eyelash curl device in the upper pressing portion provided with the hook contact portion. The formed element is the structure added to any one of
請求項1は、使用時に瞼に接する上押圧部の正面の少なくとも一部に上押圧部よりも摩擦係数の大きな瞼当て部が設けられ、上押圧部には前記瞼当て部が巻き付くブリッジ部がまつ毛カール器の横方向に延びるように形成されており、瞼当て部の材料の射出によりブリッジ部の周囲の全周に亘って巻き付くように形成された巻き付き部が、前記瞼当て部の少なくとも一部を構成している。したがって、まつ毛をカールする際に上押圧部の正面を瞼に宛がったときに、瞼当て部は摩擦係数が大きいので瞼当て部と瞼との間に大きな摩擦力が生じる。この結果、瞼に対して瞼当て部は相対的に固定されるのでまつ毛を所定の位置に確実に取付けることができる。また、瞼当て部と瞼との間に大きな摩擦力が生じるので、瞼当て部を単に瞼に宛がうだけでなく、瞼に宛がってから瞼当て部で瞼を上方に押し上げたり、最初から瞼を押し上げるように瞼当て部を宛がうことができる。このように、瞼を押し上げて使用するとまつ毛を根元からカールすることができる。特に、奥二重や瞼の重たい人が使用するときに効果的である。また、巻き付き部が上押圧部のブリッジ部に巻き付いているので、瞼当て部の一部又は全部が上押圧部の所定の位置から外れることを防止できる。
請求項2は、瞼当て部が上押圧部の横方向に亘って一連に延びている。したがって、瞼当て部と瞼の間にはほぼ全長に亘って大きな摩擦力が生じ、瞼当て部を瞼に対して相対的にしっかり固定できる。 According to a second aspect of the present invention, the flange contact portion extends in a series over the lateral direction of the upper pressing portion. Therefore, a large frictional force is generated substantially over the entire length between the padding part and the paddle, and the padding part can be fixed relatively securely to the paddle.
請求項3は、巻き付き部が上押圧部の横方向に延びる瞼当て部の横方向における両端部及び中央部に存在する。したがって、瞼当て部が上押圧部の所定の位置に確実に保持される。 According to a third aspect of the present invention, the wrapping portion is present at both ends and the central portion in the lateral direction of the flange portion extending in the lateral direction of the upper pressing portion. Therefore, the padding portion is securely held at a predetermined position of the upper pressing portion.
請求項4は、瞼当て部が設けられる上押圧部に、まつ毛カール器の長さ方向に貫通する垂直孔を設け、且つまつ毛カール器の厚み方向に貫通する水平孔を設けることによりブリッジ部が形成されている。したがって、巻き付き部が垂直孔及び水平孔を通って上押圧部に巻き付いているので、瞼当て部の一部又は全部が上押圧部の所定の位置から外れることを防止できる。 According to a fourth aspect of the present invention, the bridge portion is formed by providing a vertical hole penetrating in the length direction of the eyelash curl device and a horizontal hole penetrating in the thickness direction of the eyelash curl device in the upper pressing portion provided with the hook contact portion. Is formed. Therefore, since the winding part is wound around the upper pressing part through the vertical hole and the horizontal hole, it is possible to prevent a part or all of the padding part from being removed from a predetermined position of the upper pressing part.
次に本発明を実施するための最良の形態について説明する。まつ毛カール器は図2に示すようにアクリル樹脂、ABS樹脂あるいはポリカーボネート樹脂のように比較的硬質なプラスチックで全体が比較的薄く形成され、レバー1が回動可能に取り付けられ通常は畳まれている。基台部3は上下に摺動可能となるように把持部2に取り付けられており、上端に設けられた溝12にゴム製の下押圧部5が嵌合されている。基台部3はアクリル樹脂などの硬質のプラスチックで形成されるが、プラスチックに限定されるものでない。下押圧部5の材料はゴムに限定されないことは勿論であり弾力性のある材料、例えばエラストマーのようにゴムのような弾性を有する材料であればよい。下押圧部5は図5に示すように胴部13の上に頭部14が一体に形成され、それらの境には段差15が形成されて頭部14の下端が胴部13よりも張り出している。また、下押圧部4は弧状をなして長さ方向に延びている。これは、下押圧部4を溝12に装着するときに容易に行えるようにするためである。下押圧部4の装着状態は図2に示すように胴部13が溝12に嵌合され、頭部14は溝12の上方に露出している。把持部2の底部弧状周面に沿って上押圧部4のスペア32を収納するためのスペア溝27が形成されており、スペア32の挟圧部及び底部がスペア溝の両内側面に圧接するように、即ち横に寝かせるように嵌合して収納される。図5に示すようにスペア32は弧状をなして延び、スペア溝27も弧状周面に沿って形成されているので共に弧状をなし、スペア32の端部がスペア溝27から外れて溝の外に突出する虞がない。また、図1の点線で示すようにスペア溝27は膨出部29寄りに偏倚している。まつ毛カール器の縦の長さは約60mmであり厚さは16mmであって、上押圧部6の横方向の幅は約35mmである。また、膨出部29を含めた把持部2の左右方向の幅は約40mmである。ただし、本発明のまつ毛カール器がこの数値に限定されないことは勿論である。
Next, the best mode for carrying out the present invention will be described. As shown in FIG. 2, the eyelash curler is made of a relatively hard plastic such as acrylic resin, ABS resin, or polycarbonate resin, and is relatively thin as a whole. The
まつ毛カール器を使用するときは、図3に示すようにレバー1を反転させ、このレバー1と把持部2に指を宛がい、レバー1を把持部2方向に押すことにより基台部3が上方に摺動する。基台部3が上方に摺動すると基台部の上端に取り付けられたゴム製の下押圧部4の挟圧部5と、上押圧部6の挟圧部7が圧接してまつ毛をカールさせる。レバー1を把持部2方向に押すことにより基台部3が上方に摺動する構成は特開2001−204535に記載されたとおりである。この構成について簡単に説明すると、基台部3は下押圧部4を取り付けた上端部から底部8まで延びており、コイルバネ9が内装されている。コイルバネ9の下端は底部8の内面に当接し、コイルバネ9の上端は把持部2と一体に形成された上壁10に当接している。基台部3の両側には張り出し部(図示せず。)が側方に突出し、それらの張り出し部の下方に爪11が宛がわれている。爪11は把持部2に対し回動可能に取り付けられており、レバー1を反転させ把持部2方向に押すことによりレバー1は回動し、レバーの基部17が爪11を押すことにより爪11は図2において時計回りに回動し、爪11の先端部が前記基台部3の張り出し部を下方から押し上げる。この操作によって基台部3はコイルバネ9を縮ませながらその弾性力に抗して上方に摺動するのである。
When using the eyelash curler, as shown in FIG. 3, the
上押圧部6の正面に瞼当て部16が設けられている。瞼当て部16には摩擦係数の比較的大きな材料、例えばエラストマーやシリコーンゴムなどゴム弾性も有する材料が使用される。瞼当て部16は上押圧部6の挟圧部7から間隔を置いた上方部分から上押圧部6の上面にかけて設けられている。瞼当て部16の表面は上押圧部6の表面と面一に形成されているが、これに限定されるものでなく瞼当て部16の表面が上押圧部6の表面よりもやや高くてもよく、あるいはやや低くてもよい。
A
次に、瞼当て部16を上押圧部6に設ける方法について説明する。図6に示すように上押圧部6の正面側に瞼当て部16を設けるために、上押圧部6の挟圧部7から間隔を置いた上方部分から上押圧部6の上面にかけて所定の厚みで削り取ったような凹部18が形成されている。また、凹部の底面20は挟圧部7よりも上方になるように形成されている。凹部18の両端部及び中央部には、凹部の壁面19に沿い下方に貫通する垂直孔21,21,22が設けられ、凹部の底面20に沿い上押圧部6の厚み方向に貫通する水平孔23,23,24が設けられている。図7に示すようにこれらの垂直孔と水平孔を設けることによりブリッジ部25,26が形成され、垂直孔と水平孔が交差するのでブリッジ部25,26の背面と底面は直角をなす。また図2に示すようにブリッジ部26の直角の角部を取り去ることによりその分だけブリッジ部26は薄く形成することもできる。このように形成された凹部18内にエラストマーなどの材料を射出することにより瞼当て部16が形成される。射出されたエラストマーは一対の垂直孔21(22)と水平孔23(24)を通って一体に連結して巻き付き部28が形成され、その巻き付き部28がブリッジ部25、26に巻き付くので、瞼当て部16が上押圧部6から外れる虞がない。図8に示すようにブリッジ部25,26が形成されていない他の部分は瞼当て部16が上押圧部6に張り付いた状態をなす。図6に示すように凹部18は上押圧部の横方向に延びているから、瞼当て部16も横方向に一連に延びている。
Next, a method for providing the
本発明の瞼当て部16はこのような構成に限定されるものでなく、複数の瞼当て部が横方向に並ぶものでもよい。
The hitting
図1に示すように把持部2にその一方の側部から外側に膨出する膨出部29が形成されている。把持部に膨出部29が存在しない従来のまつ毛カール器を使用するときは、親指を把持部2に宛がい、人差し指をレバー1に宛がって2本の指でまつ毛カール器を操作する。このときは、手に持ったまつ毛カール器がやや不安定となる。本発明のように膨出部29が存在する場合は、図4に示すように親指30と人差し指31で膨出部29を持ち、中指でレバー1を回動する。このときは、膨出部29を2本の指でしっかり持つのでまつ毛カール器を安定した状態で使用することができる。また、膨出部29の部分に人差し指31が宛がわれるので、レバー1を押すときにレバー1が人差し指31に当たらず邪魔にならないのである。このほかの把持部2の持ち方としては、図2に示すように把持部2の背面に凹所33が形成されているので、この部分に人差し指を宛がって使用することができる。
As shown in FIG. 1, a bulging
1 レバー
2 把持部
3 基台部
4 下押圧部
5 挟圧部
6 上押圧部
7 挟圧部
8 底部
9 コイルバネ
10 上壁
11 爪
12 溝
13 胴部
14 頭部
15 段差
16 瞼当て部
17 基部
18 凹部
19 壁面
20 底面
21 垂直孔
22 垂直孔
23 水平孔
24 水平孔
25 ブリッジ部
26 ブリッジ部
27 スペア溝
28 巻き付き部
29 膨出部
30 親指
31 人差し指
32 スペア
33 凹所
DESCRIPTION OF
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