JP4472841B2 - 包装用トレー及び乾物類の包装方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海産物を原料とする乾燥珍味や蓄肉加工食品、乾燥椎茸などの農産加工品、乳製品、菓子その他の食品(以下、乾物類という)の包装に用いられ、乾物類とともに包装フィルム内に収納されるプラスチックシート製のトレー及びこれを用いた乾物類の包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
乾物類をフィルムで包装する場合、乾物類が包装フィルム内部で偏っていると、その部分が膨んで多段に積み重ねができなくなり、また、偏った部分が固まりとなって品質が低下するなどの不具合が生じる。
【0003】
そのため、包装フィルム内にほぼ一杯に収まる大きさを有し、図5に示された如く、底面101に適宜にリブ102を突出し、周囲に側面103を立ち上げてなるトレー100を、乾物類とともに包装フィルム内に収納し、乾物類の移動を前記リブ102で規制することにより、包装フィルム内で乾類類が偏らずに均等に収納されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
乾物類の包装は、先ず一側が開口した袋状の包装フィルム内にトレー100を収納し、その後、前記開口から乾物類を包装フィルム内に入れる手順により手作業で行っている。
【0005】
しかし、前述の通り、トレー100が包装フィルム内に一杯に入る寸法に形成してあるので、トレー自体を包装フィルムに収納し難く、また、トレー収納後は包装フィルムの開口が狭まって乾物類を中に入れ難くなる。そのため、包装に多大の手間を要し、作業を効率的に行うことができないという問題があった。
【0006】
本発明は従来のこのような問題点に鑑み、乾物類の包装にあたり、乾物類とともに包装フィルムに収納されるプラスチックシート製の包装用トレーを改良し、包装作業を手間をかけずに効率的に行えるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明の包装用トレーは、表面に複数のリブが適宜な間隔で突設された底面の周囲に側面を立ち上げ、側面の上部に外側へ鍔状に延びた上縁を連ねて平面視矩形の底浅皿状に形成された包装用トレーにおいて、前記複数のリブを各々先端が先細った凸部をトレーの短辺と平行に適宜な幅で連続させた形状に設けて底面内に所定の間隔を開けて列設するとともに、一側の短辺を二等分する位置の上縁から側面を通って底面の中心部よりも若干他側の短辺寄りに突設されたリブの根本部にわたり、トレー表面を裏面側へ凹溝状に連続的に凹ませてなる折れ筋を設けて形成されていることを特徴としてなるものである。
【0008】
これによれば、折れ筋を境にしてトレーを屈曲させることができるので、片手で包装フィルムを、片手で屈曲させたトレーをそれぞれ持って包装フィルム内にトレーを容易に収納することができる。
トレー収納後、内容物である乾物類を入れるときは、包装フィルムを片手で持ちつつその両側から力を加えれば、折れ筋の両側でトレーが屈曲するのに伴って包装フィルムの開口を押し広げることができ、そこから乾物類をまとめて挿入することができる。
【0009】
前記構成において、折れ筋は、包装する際にトレーの両側に適度の力を加えて折れ筋を境として適度に折り曲げることができ、力を加えない状態では元の皿状に復元し、維持することが可能な態様に形成される。
詳しくは、折れ筋をトレーの一側の縁部から対向他側の縁部にわたって形成すると、トレーは常時折れ曲がり、皿状には復元しない。従って、折れ筋は、トレーの一側の縁部から、対向他側の縁部までには至らない、トレーの底面内にわたって伸びた形態に形成することが好ましい。
折れ筋は、トレーの縁部から底面内にわたって伸びた形態であれば、直線的に設けても湾曲した筋状に設けてもよく、連続的、断続的何れにも設けることができ、また、トレーに形成する折れ筋の数、その深さ、断面形状なども適宜に設定することができる。溝状の折れ筋としても、底面を貫通するスリット状の折れ筋としても何れでもよい。要は、折れ筋の態様は、トレーが適度な折り曲げ性と元の形状への復元性を発揮し得る範囲で、トレーの材質やその厚みなどの成形条件に応じて適宜に設定される。
なお、折れ筋は、トレーを表面側に折り曲げることできるように形成される。
【0010】
前記構成において、折れ筋は、包装用トレーの一側辺の縁部であって当該辺を二等分する位置の縁部から底面中心付近にわたって形成してあることが好ましい。
これによれば、トレーの一側辺の中心位置から底面の中心付近にわたって折れ筋が設けてあるので、トレーに力を加えたときにトレーが折れ筋の両側で均一に屈曲し、包装作業がし易くなる。
さらに、矩形状に形成された包装用トレーの、一側の短辺の側面縁部から折れ筋が形成してあれば、折れ筋が形成された短辺側を片手で把持しながらトレーを屈曲させて包装フィルムに収納し、同様にフィルムに収納されたトレーの前記短辺側に力を加えて包装フィルムの開口を押し広げ、乾物類を効率良く収納することができる。
【0011】
なお、折れ筋は、トレーの周側辺の内、一側辺の縁部のみ形成することに限定されず、複数の側辺の縁部に形成してもよい。例えば、トレーが矩形状の場合に、対向二側短辺の縁部から底面内にそれぞれ伸びた折れ筋を設けてもよい。このようにすることで、包装フィルムにトレーを収納する際のトレーの方向性の考慮が不要となる。但し、この場合でも、包装する際はトレーに力を加えて折れ筋を適度に折り曲げることができ、力を加えない状態では元の皿状に復元できるようにすることが必要である。
トレーを矩形以外の形状に形成することは適宜に行われる。
【0012】
また、本発明の乾物類の包装方法は、前記構成のトレーを利用したものであり、少なくとも一側が開口した袋状の包装フィルムに、一側の短辺の縁部から底面中心付近にわたって折れ筋が形成されてなる底浅の包装用トレーを前記折れ筋が形成された側辺が包装フィルムの開口面内に位置するように向けて収納し、包装フィルムの外側から包装用トレーの長手辺の両側を押圧して包装用トレーを屈曲させ、当該屈曲に伴って広がった包装フィルムの開口から乾物類を挿入して包装することを特徴としている。所定量の乾物類が包装フィルム内に挿入されたならば、開口を密閉して包装作業が完了する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の包装用トレーの外観を示している。
【0014】
本形態のトレー1は、プラスチックシートを圧空乃至真空成形により、表面に複数のリブ21が適宜な間隔で突設された底面2の周囲に側面3を立ち上げ、側面3の上部に外側に延びた上縁4を連ねて平面視矩形の底浅皿状に形成され、さらに、その一側の短辺11の縁部から底面2内にわたって伸びた折れ筋5をトレー表面に設けて形成されている。
【0015】
詳しくは、図2及び図3に示されているように、リブ21は、先端が先細った凸部をトレーの短辺と平行に適宜な幅で連続させた形状に設け、底面2内に所定の間隔を開けて列設してある。折れ筋5は、前記短辺11を二等分する位置の上縁4から、側面3を通って、底面2の中心部付近、具体的には中心部よりも若干他側の短辺12寄りの位置にわたって連続的に、トレー表面を裏面側に凹溝状に凹ませた形状に設けてある。
【0016】
また、トレー1の四隅部15は、トレー1を包装フィルムにスムーズに収納できるよう、比較的大きな曲率半径の湾曲した円弧状に設けてある。
【0017】
このように形成されたトレー1は、前記短辺11を挟む両長辺13、14に手を添えてトレー中心方向に力を加えれば、当該短辺側の部分が折れ筋を境として均等に二つ折り状に屈曲させることができ、また、力を加えることを止めれば、自己のスプリングバック性によって元の皿状に復元する。
【0018】
従って、乾物類を包装するため、トレー1を包装フィルムに収納する際は、片手で袋状の包装フィルムを、片手で前記の如く屈曲させたトレー1をそれぞれ持ちながら、トレー1の屈曲していない短辺12側を包装フィルムの開口に差し入れ、トレー1の屈曲した短辺11側を包装フィルムに押し入れて容易に収納することができる。
【0019】
また、トレー1が収納された包装フィルムに乾物類を入れる際は、図4に示されているように、包装フィルム6の外側から、その開口部61内に位置したトレー1の短辺11の両側に力を加えれば、折れ筋5を境にトレー1が屈曲し、これに伴い包装フィルム6の開口61が押し広げられるので、この広く開いた開口61から乾物類をまとめて簡単にフィルム内部に挿入することができる。
【0020】
所定量の乾物類が収納されたならば、包装フィルム6から手を離せばトレー1が元の形状に復元し、これに伴い包装フィルム全体が平面状となり、開口部61を密閉することにより包装作業が完了する。
【0021】
なお、図示したトレー1の形態は一例であり、本発明の包装用トレーは適宜な大きさや形状に設けることができる。また、乾物類以外の包装にも利用することは任意である。本発明の包装用トレー及び包装方法は、手作業の包装、自動包装の何れに適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装用トレーの一実施形態の外観図である。
【図2】図1の包装用トレーの平面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿った拡大断面図である。
【図4】図1の包装用トレーを用いて乾物類を包装する状態を示した図である。
【図5】従来例の包装用トレーの外観図である。
【符号の説明】
1 トレー
2 底面
3 側面
4 上縁
5 折れ筋
6 包装フィルム

Claims (2)

  1. 表面に複数のリブ(21)が適宜な間隔で突設された底面(2)の周囲に側面(3)を立ち上げ、側面(3)の上部に外側へ鍔状に延びた上縁(4)を連ねて平面視矩形の底浅皿状に形成された包装用トレーにおいて、
    前記複数のリブ(21)を各々先端が先細った凸部をトレーの短辺(11、12)と平行に適宜な幅で連続させた形状に設けて底面(2)内に所定の間隔を開けて列設するとともに、
    一側の短辺(11)を二等分する位置の上縁(4)から側面(3)を通って底面(2)の中心部よりも若干他側の短辺(12)寄りに突設されたリブ(21)の根本部にわたり、トレー表面を裏面側へ凹溝状に連続的に凹ませてなる折れ筋(5)を設けて形成されたことを特徴とする包装用トレー。
  2. 少なくとも一側が開口した袋状の包装フィルムに、請求項1に記載の包装用トレーを折れ筋(5)が形成された一側の短辺(11)が前記包装フィルムの開口面内に位置するように向けて収納し、包装フィルムの外側から包装用トレーの長手辺(13、14)の両側を押圧して包装用トレーを屈曲させ、当該屈曲に伴って広がった包装フィルムの開口から乾物類を挿入して包装することを特徴とする乾物類の包装方法。
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