JP4472509B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、CCD等の固体撮像素子を使用した撮像装置、特に伝送路でのノイズ付加や欠陥画素等の要因により発生した垂直方向のキズ(以下、Vキズ)を補正する撮像装置に関するものである。
従来のデジタルカメラ等の撮像装置では、固体撮像素子に含まれる欠陥画素のアドレスをROM等の不揮発性メモリに予め記憶しておき、撮影時にその欠陥位置情報に基づき信号を補正する方法が用いられている。
例えば、特許文献1に開示された画素欠陥補正装置では、固体撮像素子の欠陥画素のアドレスを欠陥画素アドレス用メモリに保持しておき、欠陥画素の部分のみを近傍の画素信号に基づいて、本来得られるべき画素値に近い画素値に補正を行っている。
また、例えば、特許文献2に開示された固体撮像装置の欠陥補正装置では、直線状の欠陥画素列について先頭座標のみをROMに記録しておき、画像上目立つキズであるか否かを判定し、欠陥画素の信号値を周辺の画素の信号値を用いて補正を行う一方、目立たないと判定した場合には、前記補正処理を省略するような処理を行っている。
特開7−336605号公報(段落0006) 特開2004−23683号公報(段落0009)
従来の撮像装置は以上のように構成されており、特許文献1の技術では、予め欠陥画素(キズ)の座標をROM等の不揮発性メモリに登録して補正を行っているので、欠陥画素が多くなると不揮発性メモリの容量が増大するという課題があった。
また、特許文献2の技術では、直線状の欠陥画素列について先頭座標のみをROMに記録することで、座標登録に使用するメモリ容量の軽減を行っているが、欠陥画素の信号値を周辺の画素の信号値を用いて補正を行うため、予めフレームメモリを保持する必要があり、画素数が多くなるとフレームメモリの容量が増大するという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、欠陥画素の座標情報を格納するROM等の不揮発性メモリの容量を軽減できると共に、フレームメモリを保持することなくVキズを補正することができる撮像装置を得ることを目的とする。
この発明に係る撮像装置は、撮像画像のフレームに発生する垂直方向のキズの開始座標から終了座標までの画素値の積算値を算出するライン積算処理部と、撮像画像のフレームに対して、全画面又は補正対象の垂直方向のキズを含む複数個に分割したウィンドウにおける画素値の平均値を算出する平均値算出処理部と、上記ライン積算処理部により算出された画素値の積算値と、上記平均値算出処理部により算出された画素値の平均値に基づき、垂直方向のキズの発生ライン上の補正領域における垂直方向のキズの補正演算処理を行うための補正係数を算出する係数算出処理部と、上記係数算出処理部により算出された補正係数と入出力関数を使用して、上記補正領域の対象画素に対して垂直方向のキズの補正演算処理を行う補正演算処理部とを備えたものである。
この発明により、ROM等の不揮発性メモリの容量を軽減できると共に、フレームメモリを保持することなくVキズを補正することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。この撮像装置は撮像レンズ11、光電変換素子であるCCD(Charge-Coupled Device)12、アナログ信号処理部(CDS/AGC;Correlated Double Sampling/Automatic Gain Control)13、ADコンバータ14、ライン積算処理部15、平均値算出処理部16、係数算出処理部17及び補正演算処理部18を備えている。
次に動作について説明する。
撮像レンズ11は撮影対象からの光をCCD12の受光面に結像させる。CCD12は赤(R)、緑(G)、青(B)の光にそれぞれ感応する3種の画素を交互にマトリクス状に数十万配列して成り、画素毎に受けた光を電荷に変換して蓄積し、蓄積電荷をアナログ信号として出力する。アナログ信号処理部13はCCD12の出力信号を2重相関サンプリングし自動ゲイン処理を行う。ADコンバータ14はアナログ信号処理部13から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
ライン積算処理部15はADコンバータ14からの出力信号である撮像画像のフレームに発生するVキズの開始座標から終了座標までの画素値の積算値を算出する。平均値算出処理部16はADコンバータ14からの出力信号である撮像画像のフレームに対して、全画面又は補正対象の垂直方向のVキズを含む複数個に分割したウィンドウにおける画素値の平均値を算出する。係数算出処理部17は、ライン積算処理部15により算出された画素値の積算値と、平均値算出処理部16により算出された画素値の平均値に基づき、Vキズの発生ライン上の補正領域におけるVキズの補正演算処理を行うための補正係数を算出する。補正演算処理部18はADコンバータ14からの出力信号を入力し、係数算出処理部17により算出された補正係数と入出力関数を使用して、補正領域の対象画素に対してVキズの補正演算処理を行う。
ここで、ライン積算処理部15、平均値算出処理部16、係数算出処理部17及び補正演算処理部18の詳細処理について説明する。ここでは、撮像画像のフレームに発生するVキズについて、事前に後述のVキズ指定座標、Vキズの開始座標及び終了座標が指定され、この撮像装置内のROM等の不揮発性メモリ(図示せず)に格納されているものとする。なお、伝送路でのノイズ付加等によるVキズについては、照度を変更してホワイトチャートを撮影することにより事前に測定が可能である。
まずライン積算処理部15による画素値の積算方法を以下に示す。
図2はライン積算処理部15による画素値の積算方法を説明する図である。ライン積算処理部15は、不揮発性メモリに格納されているVキズの開始座標及び終了座標に基づき、Vキズの発生ライン上に対して複数の積算範囲n(n=00,01,02,03)を確保し、各積算範囲(座標)内の開始座標VK_VnSから終了座標VK_VnEまでの画素値の積算を行って積算値SnVを算出する。このように、各積算範囲nはVキズの開始座標VK_VnSから終了座標VK_VnEまでを設定する。
次に平均値算出処理部16による画素値の積算方法を以下に示す。
1フレームを等間隔に垂直方向にNV 個に分割し、水平方向にNH 個に分割すると、合計NV ×NH 個のウィンドウに分割することができる。したがって、平均値算出処理部16は、ADコンバータ14からの出力信号のフレームについて、不揮発性メモリに格納されているVキズ指定座標に基づき、Vキズが発生している分割された縦i番目、横j番目の分割ウィンドウにおける画素値の平均値WinAve(i,j)を算出する。この画素値の平均値WinAveの算出については、複数のウィンドウに分割せずに、1フレームの全画面について行っても良い。
次に係数算出処理部17による係数算出方法を以下に示す。
係数算出処理部17は、ライン積算処理部15により算出された積算値SnV、及び平均値算出処理部16により算出された全画面又は補正対象のVキズを含む分割ウィンドウの平均値WinAveに基づき、補正演算処理部18で使用するVキズの補正演算処理を行うための補正係数(係数k、閾値Th1及びVキズ補正オフセット量LV)を、各補正領域毎に以下の式(1)及び式(2)により算出する。
k×SnV−LV≒WinAve (1)
Th1=SnV (2)
上記式(1)及び式(2)において、係数kは後述の補正演算処理部18が使用する入出力関数の傾きを示し、閾値Th1は入出力関数の傾きが変化する境界点を示し、Vキズ補正オフセット量LVは入出力関数の切片を示している。そして、閾値Th1については、式(2)に示すように、ライン積算処理部15により算出された積算値SnVが設定される。また、係数k及びVキズ補正オフセット量LVについては、式(1)を満足するように、Vキズの特性により比重を変化させ、平均値算出処理部16により算出された分割ウィンドウの平均値WinAveとほぼ等しくなるように設定する。
例えば、あるVキズが欠陥画素により発生したVキズであれば、CCD12からのRAWデータに重畳されるノイズのカメラDSP処理内のゲイン処理(かけ算処理)による増幅分を抑圧するために係数kの比重を大きくする。ここで、係数kはk=1がVキズが発生していない場合の基準であり、k=1からの差分を大きくすることにより係数kの比重を大きくする。一方、伝送路内でノイズが付加されることにより発生したVキズであれば、CCD12からのRAWデータに付加(足し算)されるノイズを抑圧するためにオフセット量LVの比重を大きくする。ここで、オフセット量LVはLV=0がVキズが発生していない場合の基準であり、LV=0からの差分を大きくすることにより、オフセット量LVの比重を大きくする。このように、上記式(1)を満たす範囲内で、係数k及びオフセット量LVの比重を適切に変化させる。また、Vキズの特性については、事前測定後にROM等の不揮発性メモリに格納されているものとする。
また、Vキズが複数ウィンドウにまたがって発生する場合がある。ここで、NW 個のウィンドウにまたがってVキズが発生している場合、平均値算出処理部16は、以下の式(3)に従い、対象となる複数のウィンドウにおける画素値の平均値の平均値をWinAveとして算出する。
WinAve
={WinAve(i,j)+WinAve(i’,j’)+・・・}/NW (3)
次に補正演算処理部18による補正演算処理方法について以下に示す。
図3は補正演算処理部18による補正演算処理方法を説明する図である。Vキズ発生ラインは、Vキズ発生ライン上の座標(Vキズ指定座標)を境界として、複数の補正領域に分割することができる。具体的に例示すると、1つのVキズ発生ラインに対して、図3の「×」点で示すように、Vキズ指定座標が予め1個指定されてROM等の不揮発性メモリに格納されているものとすると、Vキズ発生ラインは、Vキズが途中で終了している場合には、Vキズ指定座標を境界として、例えば上部補正領域と下部補正領域の2つの補正領域に分割することができる。
このVキズ指定座標は、Vキズ発生ライン上のVキズの開始座標及びVキズの終了座標、Vキズ内部の著しく状態が変化した部分等、Vキズの特性に従って、適宜、最良の座標が指定される。このように、Vキズ指定座標が指定されることにより、Vキズ発生ラインとその補正領域が指定される。また、図3において、Vキズ指定座標(水平成分)VK_HnはVキズ発生ラインを示し、Vキズ指定座標(垂直成分)VK_Vnは、例えば上部補正領域と下部補正領域の2つの補正領域に分割する境界点を示している。
補正演算処理部18は、分割された各補正領域における各画素対して、以下の式(4)及び式(5)に示す入出力関数と、係数算出処理部17により各補正領域に対して算出された補正係数である係数k、閾値Th1及びVキズ補正オフセット量LVを用いて補正演算処理を行う。ここで、Dは入力画素値、Qは出力画素値、InputMaxは入力画素値の最大値を示す。
D≦Th1又はk≧1のとき、
Q=D×k−LV (4)
Th1<D及びk<1のとき、
Q=D×{(1−k)×(D−Th1)/(InputMax−Th1)+k}−LV
(5)
上記式(4)及び式(5)において、k=1、LV=0のときには、Q=Dとなり補正をしないことになる。
図4は式(4)及び式(5)の入出力関数により表される補正演算処理部18の入力画素値Dに対する出力画素値Qの関係の例を示す図である。ここでは、Vキズ補正オフセット量LVを0としており、Vキズ補正オフセット量LVにより図4に示すグラフは上下に平行移動する。
ここで、図4を参照して、前述の補正係数(係数k、閾値Th1及びVキズ補正オフセット量LV)について説明する。係数kは、k≧1の場合、0≦Q≦出力MAXの範囲内の入出力関数の傾きを示し、k<1の場合、0≦D≦閾値Th1の範囲内の入出力関数の傾きを示している。閾値Th1は、k<1の場合の入出力関数の傾きが変化する境界点を示している。また、Vキズ補正オフセット量LV(図示せず)は入出力関数の切片を示すが、Q<0の場合はQ=0にクリップされ、Q>出力MAXの場合はQ=出力MAXにクリップされる。
この実施の形態1のように、ライン積算処理部15により算出された画素値の積算値及び平均値算出処理部16により算出された画素値の平均値に基づき、係数算出処理部17がVキズの補正演算処理を行うための最適な補正係数を算出することにより、補正演算処理部18はさまざまな特徴を持つVキズに対して補正演算処理をすることが可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、ライン積算処理部15がVキズの開始座標から終了座標までの画素値の積算値SnVを算出し、平均値算出処理部16が1フレームの全画面又は補正対象のVキズを含む分割ウィンドウにおける画素値の平均値WinAveを算出し、係数算出処理部17がライン積算処理部15により算出された画素値の積算値SnVと、平均値算出処理部16により算出された画素値の平均値WinAveに基づき、補正領域における対象画素に対してVキズの補正演算処理を行うための補正係数を算出し、補正演算処理部18が、係数算出処理部17により算出された補正係数と入出力関数を用いて、補正領域の対象画素に対して、Vキズの補正演算処理を行うことにより、Vキズについて、ROM等の不揮発性メモリにVキズの指定座標、開始座標及び終了座標並びにVキズの特性のみを格納するだけで良く、ROM等の不揮発性メモリの容量を軽減できると共に、フレームメモリを保持することなくVキズを補正することができるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、補正演算処理が簡単な係数算出処理を行うだけで実現できるため、Vキズの補正処理の高速化を図ることができるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、CCD12によるVキズを補正することにより、CCD12の歩留まりを向上することができ、コストを削減することができるという効果が得られる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による撮像装置の構成を示すブロック図は上記実施の形態1の図1と同じであり、撮像レンズ11、CCD12、アナログ信号処理部13、ADコンバータ14、ライン積算処理部15、平均値算出処理部16、係数算出処理部17及び補正演算処理部18を備えている。この実施の形態2では、補正演算処理部18の処理内容が上記実施の形態1とは異なる。
上記実施の形態1では、Vキズを補正するために、各補正領域に対して入出力関数を用いてVキズの補正を行っているが、Vキズの事前の検出段階での検出ミス等の要因により、補正領域に正常な画素を包含してしまった場合、正常な画素に対して過補正を行ってしまうという危険性が生じる可能性がある。特に、係数kがk=1から遠ざかるほど、Vキズ補正オフセット値LVがLV=0と遠ざかるほど、過補正の影響は増大する。この実施の形態2は、このような過補正を防止し、適切なVキズ補正を実現するものである。
次に動作について説明する。
ここでは、補正演算処理部18の動作について詳しく説明する。
補正演算処理部18は、上記実施の形態1と同様に、係数算出処理部17により算出された補正係数である係数k、閾値Th1及びVキズ補正オフセット量LVを用いて補正演算処理を行う。このとき、補正演算処理部18は,対象画素が正常な画素であるかVキズであるかを判断し、対象画素がVキズである場合には上記実施の形態1と同じ補正演算処理を行い、正常な画素である場合には係数k及びVキズ補正オフセット値LVに対して、以下の式(6)及び式(7)に示す入出力関数を使用して、抑圧係数m1,m2をかける処理を行う。
D≦Th1又はk≧1のとき、
Q=D×(1+(k−1)×m1)−(LV×m2) (6)
Th1<D及びk<1のとき、
Q=D×{1−(1−(1−k)×m1))×(D−Th1)
/(InputMax−Th1)+(1−(1−k)×m1)}−(LV×m2)(7)
ここで、上記式(6)及び式(7)は、抑圧係数m1,m2の設定値が1.0の場合には上記式(4)及び式(5)と同じとなり、抑圧係数の効果がない状態となる。
対象画素が正常な画素かVキズかの判定方法について説明する。
図5は対象画素が正常な画素かVキズかの判定方法を説明する図である。補正演算処理部18は、補正領域内の処理対象画素に対して、ライン積算処理部15により算出された積算値SnVと対象画素の画素値との差分の絶対値が、所定の闘値より大きい場合には正常な画素と判定し、所定の闘値未満の場合にはVキズと判定する。
ここで、上記差分の絶対値の大きさに従い、抑圧係数m1,m2を複数段階に設定しても良い。例えば、差分の絶対値が100以上の場合にはm1,m2を0.8とし、差分の絶対値が200以上の場合にはm1,m2を0.6とする等、抑圧係数m1,m2複数段階に設定することで、過補正を抑えた補正演算処理を実現することが可能である。
図6は式(6)及び式(7)の入出力関数により表される補正演算処理部18の入力画素値Dに対する出力画素値Qの関係の例を示す図である。図6ではVキズ補正オフセット値LVが0の場合を記載している。上記差分の絶対値の大きさによってエリア分けされた範囲A、範囲B、範囲Cによって抑圧係数m1,m2を変化させている。ここでは、範囲A→範囲B→範囲Cと移行するにしたがって、差分の絶対値は小→中→大となり、抑圧係数m1,m2は1から0に近づくように設定されている。図6では、3つの範囲にエリア分けしているが、これに限定されない複数範囲にエリア分けした場合にも本発明を適用することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、ライン積算処理部15がVキズの開始座標から終了座標までの画素値の積算値SnVを算出し、平均値算出処理部16が1フレームの全画面又は補正対象のVキズを含む分割ウィンドウにおける画素値の平均値WinAveを算出し、係数算出処理部17がライン積算処理部15により算出された画素値の積算値SnVと、平均値算出処理部16により算出された画素値の平均値WinAveに基づき、補正領域における対象画素に対してVキズの補正演算処理を行うための補正領域における補正係数である係数k、閾値Th1及びVキズ補正オフセット量LVを算出し、補正演算処理部18が、ライン積算処理部15により算出された積算値SnVと補正領域内の対象画素の画素値との差分の絶対値に基づき、係数k及びVキズ補正オフセット量LVを抑圧する抑圧係数m1,m2を設定し、補正領域に対して、係数算出処理部17により算出された補正係数と入出力関数と抑圧係数m1,m2を用いて、補正演算処理を行うことにより、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、過補正を防止して適切なVキズ補正を実現することができるという効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、補正演算処理部18が、ライン積算処理部15により算出された積算値SnVと補正領域内の対象画素の画素値との差分の絶対値に基づき、係数k及びVキズ補正オフセット量LVを抑圧する抑圧係数m1、m2を複数段階に設定することにより、きめ細かに過補正を防止して、より適切なVキズ補正を実現することができるという効果が得られる。
なお、上記実施の形態1及び上記実施の形態2では、補正演算処理部18によるVキズ補正処理は、RGB等の色成分を無視した処理となっているが、色成分毎に独立したVキズ補正処理を行うことも可能である。
この発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置におけるライン積算処理部の処理を説明する図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置における補正演算処理部の処理を説明する図である。 この発明の実施の形態1による撮像装置における補正演算処理部の入出力特性の例を示す図である。 この発明の実施の形態2による撮像装置における補正演算処理部の処理を説明する図である。 この発明の実施の形態2による撮像装置における補正演算処理部の入出力特性の例を示す図である。
符号の説明
11 撮像レンズ、12 CCD、13 アナログ信号処理部、14 ADコンバータ、15 ライン積算処理部、16 平均値算出処理部、17 係数算出処理部、18 補正演算処理部。

Claims (5)

  1. 撮像画像のフレームに発生する垂直方向のキズの開始座標から終了座標までの画素値の積算値を算出するライン積算処理部と、
    撮像画像のフレームに対して、全画面又は補正対象の垂直方向のキズを含む複数個に分割したウィンドウにおける画素値の平均値を算出する平均値算出処理部と、
    上記ライン積算処理部により算出された画素値の積算値と、上記平均値算出処理部により算出された画素値の平均値に基づき、垂直方向のキズの発生ライン上の補正領域における垂直方向のキズの補正演算処理を行うための補正係数を算出する係数算出処理部と、
    上記係数算出処理部により算出された補正係数と入出力関数を使用して、上記補正領域の対象画素に対して垂直方向のキズの補正演算処理を行う補正演算処理部とを備えた撮像装置。
  2. 上記平均値算出処理部は、補正対象の垂直方向のキズが複数のウィンドウにまたがっている場合には、各ウィンドウにおける画素値の平均値の平均値を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記係数算出処理部は、垂直方向のキズの補正演算処理を行うための補正係数として、上記補正演算処理部が使用する上記入出力関数の傾きを示す係数と、上記入出力関数の傾きが変化する境界点を示す閾値と、上記入出力関数の切片を示すVキズ補正オフセット量を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 上記補正演算処理部は、上記ライン積算処理部により算出された画素値の積算値と補正領域における対象画素の画素値との差分の絶対値に基づき、対象画素が正常な画素であるか垂直方向のキズであるかを判定し、対象画素が正常な画素である場合には、上記入出力関数の傾きを示す係数と上記入出力関数の切片を示すVキズ補正オフセット量を抑圧する抑圧係数を使用して、補正演算処理を行うことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 上記補正演算処理部は、上記ライン積算処理部により算出された画素値の積算値と補正領域における対象画素の画素値との差分の絶対値の大きさに基づき複数段階に設定された抑圧係数を使用して、補正演算処理を行うことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
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