JP4469327B2 - 振動制御ユニット - Google Patents

振動制御ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4469327B2
JP4469327B2 JP2005336238A JP2005336238A JP4469327B2 JP 4469327 B2 JP4469327 B2 JP 4469327B2 JP 2005336238 A JP2005336238 A JP 2005336238A JP 2005336238 A JP2005336238 A JP 2005336238A JP 4469327 B2 JP4469327 B2 JP 4469327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curved surface
vibration control
vibration
control body
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005336238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006064184A (ja
Inventor
正志 安田
庄平 民部
公宇 潘
正隆 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokkyokiki Corp
Original Assignee
Tokkyokiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokkyokiki Corp filed Critical Tokkyokiki Corp
Priority to JP2005336238A priority Critical patent/JP4469327B2/ja
Publication of JP2006064184A publication Critical patent/JP2006064184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4469327B2 publication Critical patent/JP4469327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

本発明は、除振、防振、免震又は制振の分野に用いられる振動制御体及びこれを含む振動制御ユニットに関する。
露光装置などの半導体製造装置や電子顕微鏡、三次元測定器などの精密機器は、各装置の性能を十分に発揮させるために設置床からの微振動が絶縁された状態で用いられる必要がある。そのため、精密機器等の装置は空気ばねを用いた除振装置で支持されるのが一般的である。除振装置の性能を向上させるには、その固有振動数を低下させる必要がある。空気ばねの鉛直方向(荷重支持方向)の固有振動数を低下させるには、空気ばねの補助空気室を大きくすればよいが、同じ手段によって水平方向の固有振動数を低下させることはできない。そこで、除振装置の水平方向の固有振動数を低下させるために、空気ばねの上又は下に水平方向の剛性が低い積層ゴムを配置することが行われている。また、積層ゴムは、地震時に建造物の揺れを抑えるための免震装置や、建造物などの揺れを吸収するための制振装置や機械振動を遮断する防振装置にも用いられている。
しかしながら、積層ゴムはその載置荷重が変化すると固有振動数が変化してしまうという欠点と共に、剪断変形によって支持面積が減少してしまうために載置された物体の支持が不安定になるという欠点を有している。
そこで、本発明の目的は、水平方向の固有振動数が小さいにも拘わらず、載置荷重が変化しても固有振動数が実質的に変化することがなく、しかも載置物体の支持が不安定になることのない振動制御体を含む振動制御ユニットを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するために、第1の発明に係る振動制御ユニットは、全高Hを有していると共に、互いに対向する凸面である第1の曲面及び第2の曲面がR1+R2>H>hを満たすように形成された、一つの又は直列に配置された複数の振動制御体と、少なくとも2つの板状部材とが、前記板状部材を両端としてかつ各振動制御体が前記第1の曲面及び前記第2の曲面において各板状部材で支持されるように交互にかつ直列に配置されており、前記振動制御体が、中心軸に対して対称に形成されており、前記第1の曲面及び前記第2の曲面が、前記中心軸の両端に形成された球面であり、前記中心軸が鉛直軸から傾いたときに、前記中心軸を鉛直方向に戻すように、前記第1の曲面又は前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する補助部材が配置されており、前記板状部材の一つとして、凹部を有する第1ハウジングが含まれ、前記凹部には、前記第1の曲面が収容され、前記補助部材は、前記凹部に収容され、且つ、前記振動制御体と前記板状部材との間に配置されていることを特徴としている。また、別の観点から、第2の発明に係る振動制御ユニットは、全高Hを有していると共に、互いに対向する凸面である第1の曲面及び第2の曲面がR1+R2>H>hを満たすように形成された、一つの又は直列に配置された複数の振動制御体と、少なくとも2つの板状部材とが、前記板状部材を両端としてかつ各振動制御体が前記第1の曲面及び前記第2の曲面において各板状部材で支持されるように交互にかつ直列に配置されており、前記振動制御体が、中心軸に対して対称に形成されており、前記第1の曲面及び前記第2の曲面が、前記中心軸の両端に形成された球面であり、前記中心軸が鉛直軸から傾いたときに、前記中心軸を鉛直方向に戻すように、前記第1の曲面又は前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する補助部材が配置されており、前記板状部材として、第1凹部を有する第1ハウジングと、第2凹部を有する第2ハウジングと、が含まれ、前記第1凹部には、前記第1の曲面が接触し、前記第2凹部には、前記第2の曲面が接触し、前記第1の曲面、及び、前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する、二つの前記補助部材が、前記第1凹部及び前記第2凹部に配置されていることを特徴としている。ここで、各符号は以下のように対応している。R1:第1の曲面の平均曲率半径R2:第2の曲面の平均曲率半径H:振動制御体の全高h:第1及び第2の曲面の曲面中心間の距離。
第1及び第2の発明に係る振動制御ユニットは、上記のように形成されているために、第2の曲面を下面として配置されたときに、第1の曲面又は第2の曲面と相対運動可能に接する部材から受ける軸力及び剪断力に起因して、剪断力の作用に伴うトルクの方向と反対方向の復元力(トルク)が発生して所定の固有振動数で振動する。この固有振動数は、第1及び第2の曲面の形状を含む振動制御体の形状だけによって決定される。従って、振動制御体の形状を調整することだけで水平方向の固有振動数を所望の値にまで小さくすることができると共に、上に載置される物体の質量が変化しても固有振動数が実質的に変化することがなくなる。そのため、上に載置される物体の質量に依存せずに、常に同等の振動制御効果を得ることができるようになる。
また、第1及び第2の発明によると、振動制御体の傾き角度が大きくなったときに大きな復元力が生じるようにすることができるので、ストッパーを用いてストロークを小さいものに制限する場合と比較すると、振動制御体の性能の劣化が少なくなる。また、積層ゴムのような弾性体ではなく高い剛性を有する材料だけで振動制御体を構成することができる。従って、振動制御体が実質的に剪断変形することがなく、上に載置される物体が安定して支持されるようになる。またその上、振動制御体を板状部材と共に1つのユニットとして簡易に所望の場所に配置することができるようになる。さらに、第1及び第2の曲面の形状が球面であるので、設計及び製造が比較的容易となる。
なお、板状部材の第1及び第2の曲面と接触する部分は、平面であってもよいし、凹型曲面であってもよい。第1の発明の振動制御ユニットにおいて、振動制御体は板状部材に対して水平面内の互いに交差する2方向に振動可能であってもよいし、水平面内のいずれか1方向だけに振動可能であってもよい。
の発明に係るの振動制御ユニットは、前記第1の曲面、及び、前記第2の曲面は、それぞれ、下端面、及び、上端面であり、R1<R2の関係が満たされていることを特徴とすることを特徴としている。
の発明に係るの振動制御ユニットは、前記第1の曲面及び前記第2の曲面の少なくともいずれか一方は、曲率半径が前記中心軸から離れるに連れて連続的に増加する領域を有していることを特徴としている。
の発明によると、振動制御体の傾き角度が大きくなったときに大きな復元力が生じるようにすることができるので、ストッパーを用いてストロークを小さいものに制限する場合と比較すると、振動制御体の性能の劣化が少なくなる。
の発明に係る振動制御ユニットは、前記補助部材として、前記振動制御体と前記板状部材との間にOリングが配置されていることを特徴としている。
の発明に係る振動制御ユニットによると、振動制御体に剪断力が加えられてその中心軸が鉛直軸から傾いたときに、中心軸を鉛直方向に戻すように剪断力と反対方向の復元力を発生させることができるようになる。
の発明に係る振動制御ユニットは、前記板状部材の一つとして、凹部を有する第1ハウジングが含まれ、前記凹部には、前記第1の曲面が収容され、前記振動制御体と前記凹部との間には、シリコンオイルが充填されていることを特徴としている。
の発明によると、振動の減衰効果を高めることができるようになる。
の発明に係る振動制御ユニットは、前記板状部材の一つとして、凹部を有する第1ハウジングが含まれ、前記凹部には、前記第1の曲面が収容され、前記凹部の内面から、前記振動制御体をその側面から支える複数の支持バーが突出していることを特徴としている。
の発明によると、振動制御体が凹部の内部において水平方向に微小振動できるようになる。
の発明に係る振動制御ユニットは、前記板状部材として、前記第1の曲面に接触する第1の部材と、前記第2の曲面に接触する第2の部材と、が含まれ、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙を粘性体が塞いでいることを特徴としている。
の発明によると、振動の減衰効果を高め、かつ凹部の内部への粉塵の侵入を防止することが可能になる。
の発明に係る振動制御ユニットは、2つの前記板状部材の間に、3以上の同じ高さの前記振動制御体が並列に配置されていることを特徴とする。
の発明によると、3以上の同じ高さの振動制御体が並列に配置されることで、載置される物体が形成する平面と平行な平面をもった安定した支持面を構成することが可能になる。
10の発明に係る振動制御ユニットは、最端部に配置された前記板状部材のさらに外側に、前記振動制御体の軸方向の振動伝達を弱めるための振動制御機構が配置されていることを特徴としている。
10の発明によると、水平方向に加えて鉛直方向の固有振動数も低下させることが可能となる。すなわち、本来、振動制御体は軸方向には剛体の特性を示すように設計されるが、板状部材を介して振動制御機構(例えば軸方向の弾性体)を配置することで、鉛直方向にも遮断特性をもたせることが可能となる。
また、通常の弾性体は上下のみならず回転方向にも変形してしまうが、特に第の発明のように安定した支持面が構成される場合には、第10の発明に基づいて空気ばねやコイルスプリングなどの通常の弾性体を振動制御体と直列に配置することが可能になり、安定した三次元の支持機構を実現することができる。さらに、別の観点から、第11の発明に係る振動制御ユニットは、全高Hを有していると共に、互いに対向する凸面である第1の曲面及び第2の曲面がR1+R2>H>hを満たすように形成された、同じ高さの複数の振動制御体と、同心状に配置された3枚の円板と、を有し、前記3枚の円板は、第1の円板、第2の円板、及び、前記第1の円板及び前記第2の円板の間に配置された第3の円板、であり、前記複数の振動制御体と、前記3枚の円板とは、前記第1の円板及び前記第2の円板を両端として、交互にかつ直列に配置されており、前記複数の振動制御体には、複数の第1の制御体と、複数の第2の制御体と、が含まれ、前記複数の第1の制御体は、前記第1の円板及び前記第3の円板に挟まれて並列に配置され、それぞれの前記第1の制御体は、前記第1の曲面において、前記第1の円板で支持され、且つ、記第2の曲面において、前記第3の円板で支持され、前記複数の第2の制御体は、前記第2の円板及び前記第3の円板に挟まれて並列に配置され、それぞれの前記第2の制御体は、前記第1の曲面において、前記第3の円板で支持され、且つ、前記第2の曲面において、前記第2の円板で支持され、前記複数の振動制御体は、前記3つの円板の中心から等距離の円周上に、等角度間隔で配置されており、且つ、当該円周上では、前記第1の制御体と前記第2の制御体とが交互に配置されており、それぞれの前記振動制御体が、中心軸に対して対称に形成されており、それぞれの前記振動制御体において、前記第1の曲面及び前記第2の曲面は、前記中心軸の両端に形成された球面であり、それぞれの前記振動制御体には、前記中心軸が鉛直軸から傾いたときに、前記中心軸を鉛直方向に戻すように、前記第1の曲面又は前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する補助部材が配置されていることを特徴としている。
上述した振動制御ユニットは、除振装置、振動発生機器の防振構造、免震装置又は制振装置のいずれとしても用いることができる(第1〜1の発明)ことは勿論、アクティブ制御を含むこれらの装置の支持機構としても用いることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の参考例による振動制御体の斜視図である。図2は、図1に示す振動制御体の縦断面図である。図1及び図2に示す振動制御体1は、円柱の2つの端面2、3がともに外方に飛び出して凸型球面となったような形状を有している。振動制御体1は、使用に当たっては、半径が小さい方の端面(以下、「下端面」という)3を下方にし、半径が大きい方の端面(以下、「上端面」という)2を上方にして配置される。振動制御体1は、後で説明するように、除振装置、免震装置若しくは制振装置又はこれらの一部として用いられる。
振動制御体1は、全高Hを有するように、上端面2及び下端面3を両端に有する中心軸8に対して軸対称に形成されている。そのため、上端面2を構成する球面の中心C2及び下端面3を構成する球面の中心C1は、共に中心軸8上にある。また、振動制御体1の全高Hは、上端面2の半径R2と下端面3の半径R1との和よりも小さくなるように形成されている(R1+R2>H)。従って、上端面2を構成する球面の中心C2は下端面3を構成する球面の中心C1よりも下方にあって両者の間は距離h=R1+R2−Hだけオフセットしている。これらの間には、R1+R2>H>hの関係がある。なお、R1=R2であってもよい。
図2に示すように、振動制御体1の上端面2には水平に配置された上面板6が接触しており、下端面3には水平に配置された下面板7が接触していると共に、上面板6上に質量Mの物体が載置され且つ下面板7が床に固定されているとする。このとき、転動体である振動制御体1は、下端面3において下面板7に対して転動すると共に、上端面2において上面板6に対して転動する。上面板6上の質量Mの物体が水平方向に移動したとすると、その移動量xは振動制御体1の傾き角度をθとして以下の式(1)により表される。このとき、質量Mの物体が同じ高さHをもった複数の振動制御体で支持されているとすると、質量Mの物体は外乱力によって並進運動を行うのみであるから、質量Mの物体の回転は生じず、振動制御体1の運動に影響を与えない。
Figure 0004469327
上面板6上の質量Mの物体が水平方向に移動すると、上端面2と上面板6との接触点(荷重作用点)が下端面3と下面板7との接触点から水平方向にずれるために振動制御体1にはその傾きを小さくするような復元モーメントが働く。振動制御体1の傾き角度がθのときに振動制御体1に働く復元モーメントの大きさはMghsinθとなるので、質量Mの物体に作用する水平方向の力の大きさは、Mghsinθ/(R1+R2−hcosθ)となる。従って、上面板6上に載置された質量Mの物体の力の釣り合いは、以下の式(2)のようになる。
Figure 0004469327
以下、式(2)から振動制御体1の水平方向の固有振動数を求める。まず、式(1)を利用してxのtによる2階微分を以下の式(3)〜(6)の手順で求める。
Figure 0004469327
Figure 0004469327
Figure 0004469327
Figure 0004469327
なお、式(5)を式(6)に変形する際に、式(7)の関係を用いた。
Figure 0004469327
式(6)を式(2)に代入すると、
Figure 0004469327
が得られる。ここで、振動制御体1の傾き角度θが非常に小さい微振動の場合を考え、sinθ=θ、cosθ=1と近似する。すると、式(8)は、
Figure 0004469327
のように表すことができる。式(9)の運動方程式から求まる一般解は自由振動を示すものであり、その水平方向の固有振動数fは以下の式(10)又は(11)で表すことができる。
Figure 0004469327
Figure 0004469327
式(10)又は(11)から分かるように、質量Mの物体の水平方向の固有振動数fは、上端面2及び下端面3の半径R2、R1と全高Hとで決まり、質量Mに依存しない。従って、振動制御体1の形状を適宜定めることにより、振動制御体1の固有振動数fを小さい値に設定することができる。これにより、振動制御体1は良好な振動遮断効果を有するようになり、下面板7が振動したときの上面板6の揺れを小さなものとすることができる。
特に、本実施の形態の振動制御体1の場合は、固有振動数fを表す式(10)を参照すると明らかなように、hを小さくすることで、振動制御体1自体をあまり大きくすることなくその固有振動数fを低下させることができる。従って、振動制御体1が必要とするスペースを比較的小さなものとすることができる。そして、このようにして設定された固有振動数fは、上に載置される物体の質量が変わったとしても変化することがない。そのため、振動制御体1を除振装置や免震装置、制振装置に用いることにより、上に載置される物体の質量に依存せずに、常に同等の振動制御効果を期待することができるようになる。
また、振動制御体1は積層ゴムとは異なりステンレスなどの高い剛性を有する材料だけで構成することができるので、実質的に剪断変形することがなく、上に載置される物体を安定して支持することができる。
さらに、本参考例によると、凸面と凹面とが組み合わされたものではなく上端面2と下端面3との両方が凸面になっているために、転動体である振動制御体1だけで振動制御ユニットを構成することができるという利点がある。
なお、本参考例の変形例として、上端面2及び下端面3の少なくともいずれか一方は、球面ではなく、その曲率半径が中心軸8から離れるに連れて連続的に増加する領域を有しているものであってよい。このようにすることで、振動制御体1の傾き角度が大きくなったときに大きな復元力が生じるようにすることができるので、例えばストッパーを用いてストロークを小さいものに制限する場合と比較すると、振動制御体21の性能の劣化が少なくなる。また、振動制御体21は、水平面内の任意の2以上の方向に振動可能であるが、水平面内の1方向だけに振動するように形成してもよい。振動制御体21が水平面内の1方向だけに振動可能とした場合には、それを複数組み合わせることで水平面内の任意の2以上の方向に振動させることが可能である。
なお、振動制御体1は、それ単体として用いることができるほか、上面板6及び下面板7を含む1つの振動制御ユニットとして構成されていてもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態について、図3に基づいて説明する。本実施の形態は、図1で説明したような振動制御体1と類似の振動制御体を含む振動制御ユニットに係るものである。図3に示す振動制御ユニット20は、上端面22及び下端面23が共に外方に飛び出した凸型球面となった振動制御体21を含んでいる。振動制御体21は、比較的直径が大きい円柱形状を有しており下端面23に連なる基部21aと、基部21aよりも小さな直径を有するように基部21aから同軸状に突出しており上端面22に連なる突出部21bとから構成されている。
振動制御体21の形状は、第1の参考例に係る振動制御体1と同様の関係を満たしている。つまり、上端面22の半径は下端面23の半径よりも大きく、振動制御体21の全高は、上端面22の半径と下端面23の半径との和よりも小さくなっている。そのため、振動制御体21についても式(1)〜(11)が成り立ち、第1の参考例の振動制御体1と同等の利益が得られる。
図3に示すように、本実施の形態による振動制御ユニット20では、振動制御体21の基部21aと突出部21bの下側部分とがハウジング24内に収納されており、ハウジング24の上面に設けられた孔27aからは突出部21bの上側部分が飛び出している。ハウジング24の内周面と振動制御体21との間には若干の間隙が設けられており、ハウジング24内部において振動制御体21が水平方向に微小振動できるようになっている。
ハウジング24は、振動制御体21の基部21aが収容される凹部を有する下ハウジング26と、その上に配置される孔27aを有する上ハウジング27とから構成されている。下ハウジング26の凹部底面には、振動制御体21の下端面23と接触する高剛性材料から成る板状部材28が配置されている。また、板状部材28の周縁部と下端面23との間にはOリング29が配置されている。Oリング29は、振動制御体21に剪断力が加えられてその中心軸33が鉛直軸から傾いたときに、中心軸33を鉛直方向に戻すように剪断力と反対方向の復元力を発生させる。
上ハウジング27の下面と振動制御体21の基部21aの上面との間には、止め板30が配置されている。止め板30の上下方向位置は、上ハウジング27と螺合したボルト32a、32bによって調整することができる。止め板30の上下方向位置を調整することにより、基部21a上側の遊び量が調整される。
図3に示す振動制御ユニット20は、使用に際して、下ハウジング26が床や土台に固定され、突出部21bの上端面22上に機器や建造物、制振質量体が配置される。このとき、振動制御ユニット20は振動制御体21がハウジング24に収容されているために簡易に所望の場所に配置することができる。また、ハウジング24内にはOリング29が配置されているために、振動制御体21の傾き角度が大きくなったときに大きな復元力が生じるようにすることができるので、例えばストッパーを用いてストロークを小さいものに制限する場合と比較すると、振動制御体21の性能の劣化が少なくなる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図4に基づいて説明する。本実施の形態は、図1で説明したような振動制御体1と類似の振動制御体を含む振動制御ユニットに係るものである。図4に示す振動制御ユニット40は、上端面42及び下端面43が共に外方に飛び出した凸型球面となったほぼ円柱状の振動制御体41を含んでいる。
振動制御体41の形状は、第1の参考例に係る振動制御体1と同様の関係を満たしている。つまり、上端面42の半径は下端面43の半径よりも大きく、振動制御体41の全高は、上端面42の半径と下端面43の半径との和よりも小さくなっている。そのため、振動制御体41についても式(1)〜(11)が成り立ち、第1の参考例の振動制御体1と同等の利益が得られる。
図4に示すように、本実施の形態による振動制御ユニット40では、振動制御体41の全体がハウジング44内に収納されている。ハウジング44の内周面と振動制御体41との間には比較的広い間隙が設けられているが、2本の支持バー48a、48bのために振動制御体41は側面から支えられている。そのため、振動制御体41はハウジング44内部において水平方向に微小振動できるようになっている。
ハウジング24は、振動制御体41の頂部近傍を除く大部分が収容される凹部を有する下ハウジング46と、その上に配置される凹部を有する上ハウジング47とから構成されている。下ハウジング46の凹部底面及び上ハウジング47の凹部上面は、それぞれ振動制御体41の下端面43及び上端面42に接触している。そして、振動制御体41の下端面43の周縁部と下ハウジング46の凹部底面との間にはOリング49aが配置されていると共に、上端面42の周縁部と上ハウジング47の凹部上面との間にはOリング49bが配置されている。これらのOリング49a、49bは、振動制御体41に剪断力が加えられてその中心軸(図示せず)が鉛直軸から傾いたときに、中心軸を鉛直方向に戻すように剪断力と反対方向の復元力を発生させる。
図4に示す振動制御ユニット40は、使用に際して、下ハウジング46が床や土台に固定され、上ハウジング47上に機器や建造物、制振質量体が配置される。このとき、振動制御体41がハウジング44に収容されているために振動制御ユニット40を簡易に所望の場所に配置することができる。また、Oリング49a、49bが配置されているために、振動制御体41の傾き角度が大きくなったときに大きな復元力が生じるようにすることができるので、例えばストッパーを用いてストロークを小さいものに制限する場合と比較すると、振動制御体41の性能の劣化が少なくなる。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図5に基づいて説明する。なお、図5において、図4と同様の部材には共通の符号を付して詳細な説明を省略する。図5に示すように、本実施の形態の振動制御ユニット50は、下ハウジング46の支持バー48a、48bよりも下の部分と振動制御体41との間隙にシリコンオイル52が充填されているという点においてのみ図4で説明した第2の実施の形態の振動制御ユニット40と相違している。そのため、振動制御ユニット50は、第2の実施の形態の振動制御ユニット40による利益を有すると共に、これと比較して振動の減衰効果が大きいという利益をも有している。
次に、本発明の第4の実施の形態について、図6に基づいて説明する。なお、図6において、図4と同様の部材には共通の符号を付して詳細な説明を省略する。図6に示すように、本実施の形態の振動制御ユニット60は、下ハウジング46と上ハウジング47との間隙を塞ぐようにゴム又はゲルなどの粘性体62が配置されているという点においてのみ図4で説明した第2の実施の形態の振動制御ユニット40と相違している。そのため、振動制御ユニット60は、第2の実施の形態の振動制御ユニット40による利益を有すると共に、これと比較して振動の減衰効果が大きくハウジング44内部への粉塵の侵入を防止することができるという利益をも有している。
次に、本発明の第5の実施の形態について、図7(a)、(b)に基づいて説明する。図7(a)は本実施の形態による振動制御ユニットの平面図であり、図7(b)は図7(a)のA−A線での断面図である。図7(a)、(b)に示す振動制御ユニット70は、上下の比較的薄い円板71、73及びこれらの間に配置された比較的厚い円板72と、これら同心状に配置された3枚の円板71〜73の間に挟まれた6つの振動制御体41a〜41fとを含んでいる。
6つの振動制御体41a〜41fのうち、振動制御体41a、41c、41eは下方側の2枚の円板72、73の間に挟まれて上端面及び下端面においてそれぞれ円板72、73で支持されており、振動制御体41b、41d、41fは上方側の2枚の円板71、72の間に挟まれて上端面及び下端面においてそれぞれ円板71、72で支持されている。2枚の円板72、73の間に挟まれた3つの振動制御体41a、41c、41eは、各々と円板72、73の中心Oとを結ぶ線どうしが互いに120°ずつ離れるように並列にかつ中心Oから等距離の位置に配置されている。一方、2枚の円板71、72の間に挟まれた3つの振動制御体41b、41d、41fは、各々と円板71、72の中心Oとを結ぶ線どうしが互いに120°ずつ離れるように並列にかつ中心Oから等距離の位置に配置されている。3つの振動制御体41a、41c、41e及び3つの振動制御体41b、41d、41fは、互いに重なり合うことなく、これら6つの振動制御体41a〜41fの各々と中心Oとを結ぶ線どうしが互いに60°ずつ離れるように配置されている。なお、6つの振動制御体41a〜41fのそれぞれの上下端面には、上述した第2〜第4の実施の形態と同様に、Oリング49a、49bが配置されている。
図7(a)、(b)に示す振動制御ユニット70は、使用に際して、円板73が床や土台に固定され、円板71上に機器や建造物、制振質量体が配置される。このとき、振動制御体41a〜41fが円板71、72、73に支持されているために振動制御ユニット70を簡易に所望の場所に配置することができる。また、Oリング49a、49bが配置されているために、振動制御体41の傾き角度が大きくなったときに大きな復元力が生じるようにすることができるので、例えばストッパーを用いてストロークを小さいものに制限する場合と比較すると、振動制御体41の性能の劣化が少なくなる。
また、本実施の形態の振動制御ユニット70では、直列2段に配列されているので、より振動制御効果を高めることができる。さらに、各段において3以上の振動制御体が並列に配置されることで、載置される物体からの力を分散させて安定した支持を実現することが可能になる。
なお、本実施の形態では、振動制御体を直列に2段配置したが、直列に3段以上配置することも可能である。また、振動制御体の1段当たりの並列数も任意に変更可能である。
また、本実施の形態の振動制御ユニット70において、円板71の上方又は円板73の下方に空気ばね、コイルスプリング、ゴムユニットなどの鉛直方向の振動伝達を弱めるための機構を配置してもよい。これにより、鉛直方向の固有振動数が低下し、水平及び鉛直の両方向において優れた振動制御効果が得られる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、転動体又は振動制御体の形状は図示された特定の形状に限られるものではなく、様々な形状に変更することが可能である。具体的には、上述の実施の形態の振動制御体は中心軸に対して対称であるが、本発明の振動制御体は必ずしも中心軸に対して対称に形成されている必要はない。また、上述の実施の形態の振動制御体では、上端面及び下端面(凹面及び凸面)が共に球面であるが、これらの面は球面でなくてもよい。例えば第1〜第5の実施の形態の場合、R1及びR2をそれぞれ上端面及び下端面の平均曲率半径、hを上端面及び下端面の曲面中心間の距離として、R1+R2>H>hを満たすように形成されていればよい。
図3に示した振動制御ユニット20による振動遮蔽効果を確認するための実験を行った。図8はその結果を描いたグラフであって、横軸は振動数(Hz)、縦軸は振動伝達率(dB)、つまり入力振動に対する出力振動の比率を示している。なお、ここでは、振動制御体21の下端面23の半径R1が50mm、上端面22の半径R2が50mm、全高Hが93mmのものについて実験を行った。
図8から明らかなように、実験に用いられた振動制御ユニット20は、0.5Hzの比較的小さい固有周波数を有しており、約0.7Hzよりも大きい周波数において振動伝達率を低下させることができるものであることが分かった。
本発明の第1の参考例による振動制御体の斜視図である。 図1に示す振動制御体の縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態による振動制御ユニットの縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態による振動制御ユニットの縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態による振動制御ユニットの縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態による振動制御ユニットの縦断面図である。 本発明の第5の実施の形態による振動制御ユニットの平面図及び縦断面図である。 第1の実施の形態による振動制御ユニットの振動遮蔽効果を確認するための実験結果を描いたグラフである。
符号の説明
1 振動制御体
2 上端面
3 下端面
6 上面板
7 下面板
8 中心軸

Claims (15)

  1. 全高Hを有していると共に、互いに対向する凸面である第1の曲面及び第2の曲面がR1+R2>H>hを満たすように形成された、一つの又は直列に配置された複数の振動制御体と、少なくとも2つの板状部材とが、前記板状部材を両端としてかつ各振動制御体が前記第1の曲面及び前記第2の曲面において各板状部材で支持されるように交互にかつ直列に配置されており、
    前記振動制御体が、中心軸に対して対称に形成されており、
    前記第1の曲面及び前記第2の曲面が、前記中心軸の両端に形成された球面であり、
    前記中心軸が鉛直軸から傾いたときに、前記中心軸を鉛直方向に戻すように、前記第1の曲面又は前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する補助部材が配置されており、
    前記板状部材の一つとして、凹部を有する第1ハウジング(26、46、73)が含まれ、
    前記凹部には、前記第1の曲面が収容され、
    前記補助部材は、前記凹部に収容され、且つ、前記振動制御体と前記板状部材との間に配置されていることを特徴とする振動制御ユニット。
    R1:第1の曲面の平均曲率半径
    R2:第2の曲面の平均曲率半径
    H:振動制御体の全高
    h:第1及び第2の曲面の曲面中心間の距離
  2. 全高Hを有していると共に、互いに対向する凸面である第1の曲面及び第2の曲面がR1+R2>H>hを満たすように形成された、一つの又は直列に配置された複数の振動制御体と、少なくとも2つの板状部材とが、前記板状部材を両端としてかつ各振動制御体が前記第1の曲面及び前記第2の曲面において各板状部材で支持されるように交互にかつ直列に配置されており、
    前記振動制御体が、中心軸に対して対称に形成されており、
    前記第1の曲面及び前記第2の曲面が、前記中心軸の両端に形成された球面であり、
    前記中心軸が鉛直軸から傾いたときに、前記中心軸を鉛直方向に戻すように、前記第1の曲面又は前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する補助部材が配置されており、
    前記板状部材として、第1凹部を有する第1ハウジング(46)と、第2凹部を有する第2ハウジング(47)と、が含まれ、
    前記第1凹部には、前記第1の曲面が接触し、
    前記第2凹部には、前記第2の曲面が接触し、
    前記第1の曲面、及び、前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する、二つの前記補助部材(49a、49b)が、前記第1凹部及び前記第2凹部に配置されていることを特徴とする振動制御ユニット。
    R1:第1の曲面の平均曲率半径
    R2:第2の曲面の平均曲率半径
    H:振動制御体の全高
    h:第1及び第2の曲面の曲面中心間の距離
  3. 前記第1の曲面、及び、前記第2の曲面は、それぞれ、下端面(23、43)、及び、上端面(22、42)であり、
    R1<R2の関係が満たされていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の振動制御ユニット。
  4. 前記第1の曲面及び前記第2の曲面の少なくともいずれか一方は、曲率半径が前記中心軸から離れるに連れて連続的に増加する領域を有していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動制御ユニット。
  5. 前記補助部材として、前記振動制御体と前記板状部材との間にOリングが配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動制御ユニット。
  6. 前記板状部材の一つとして、凹部を有する第1ハウジング(46)が含まれ、
    前記凹部には、前記第1の曲面が収容され、
    前記振動制御体と前記凹部との間には、シリコンオイル(52)が充填されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動制御ユニット。
  7. 前記板状部材の一つとして、凹部を有する第1ハウジング(46)が含まれ、
    前記凹部には、前記第1の曲面が収容され、
    前記凹部の内面から、前記振動制御体をその側面から支える支持バー(48a、48b)が突出していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動制御ユニット。
  8. 前記板状部材として、前記第1の曲面に接触する第1の部材(46)と、前記第2の曲面に接触する第2の部材(47)と、が含まれ、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間隙を粘性体が塞いでいることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動制御ユニット。
  9. 2つの前記板状部材の間に、3つ以上の同じ高さの前記振動制御体が並列に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の振動制御ユニット。
  10. 最端部に配置された前記板状部材のさらに外側に、前記振動制御体の軸方向の振動伝達を弱めるための振動制御機構が配置されていることを特徴とする請求項に記載の振動制御ユニット。
  11. 全高Hを有していると共に、互いに対向する凸面である第1の曲面及び第2の曲面がR1+R2>H>hを満たすように形成された、同じ高さの複数の振動制御体(41a、41b、41c、41d、41e、41f)と、
    同心状に配置された3枚の円板(71、72、73)と、を有し、
    前記3枚の円板は、第1の円板(73)、第2の円板(71)、及び、前記第1の円板及び前記第2の円板の間に配置された第3の円板(72)、であり、
    前記複数の振動制御体と、前記3枚の円板とは、前記第1の円板及び前記第2の円板を両端として、交互にかつ直列に配置されており、
    前記複数の振動制御体には、複数の第1の制御体(41a、41c、41e)と、複数の第2の制御体(41b、41d、41f)と、が含まれ、
    前記複数の第1の制御体は、前記第1の円板及び前記第3の円板に挟まれて並列に配置され、
    それぞれの前記第1の制御体は、前記第1の曲面において、前記第1の円板で支持され、且つ、記第2の曲面において、前記第3の円板で支持され、
    前記複数の第2の制御体は、前記第2の円板及び前記第3の円板に挟まれて並列に配置され、
    それぞれの前記第2の制御体は、前記第1の曲面において、前記第3の円板で支持され、且つ、前記第2の曲面において、前記第2の円板で支持され、
    前記複数の振動制御体は、前記3つの円板の中心から等距離の円周上に、等角度間隔で配置されており、且つ、当該円周上では、前記第1の制御体と前記第2の制御体とが交互に配置されており、
    それぞれの前記振動制御体が、中心軸に対して対称に形成されており、
    それぞれの前記振動制御体において、前記第1の曲面及び前記第2の曲面は、前記中心軸の両端に形成された球面であり、
    それぞれの前記振動制御体には、前記中心軸が鉛直軸から傾いたときに、前記中心軸を鉛直方向に戻すように、前記第1の曲面又は前記第2の曲面に作用した剪断力の作用方向と反対方向の復元力を発生する補助部材が配置されていることを特徴とする振動制御ユニット。
    R1:第1の曲面の平均曲率半径
    R2:第2の曲面の平均曲率半径
    H:振動制御体の全高
    h:第1及び第2の曲面の曲面中心間の距離
  12. 請求項1乃至1のいずれか一項に記載の振動制御ユニットを用いることで床振動を遮断可能とされていることを特徴とする精密機器の除振構造。
  13. 請求項1乃至1のいずれか一項に記載の振動制御ユニットを用いることでユニット上に搭載した機器の振動を床に伝達しないように遮断可能とされていることを特徴とする振動発生機器の防振構造。
  14. 請求項1乃至1のいずれか一項に記載の振動制御ユニットを用いて地震動の伝達を遮断可能とされていることを特徴とする免震構造物。
  15. 請求項1乃至1のいずれか一項に記載の振動制御ユニットを用いて制振装置の付加質量を支持することによって固有周期の同調を可能とされていることを特徴とする制振構造物。
JP2005336238A 2001-08-03 2005-11-21 振動制御ユニット Expired - Lifetime JP4469327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005336238A JP4469327B2 (ja) 2001-08-03 2005-11-21 振動制御ユニット

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235860 2001-08-03
JP2005336238A JP4469327B2 (ja) 2001-08-03 2005-11-21 振動制御ユニット

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002192576A Division JP3754663B2 (ja) 2001-08-03 2002-07-01 振動制御ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006064184A JP2006064184A (ja) 2006-03-09
JP4469327B2 true JP4469327B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=36110828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005336238A Expired - Lifetime JP4469327B2 (ja) 2001-08-03 2005-11-21 振動制御ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4469327B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5062566B2 (ja) * 2008-01-10 2012-10-31 清水建設株式会社 振動低減機構
JP5088617B2 (ja) * 2008-01-22 2012-12-05 清水建設株式会社 振動低減機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006064184A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5052529A (en) Active control of vibration
EP2821668A1 (en) Vibration-insulating device and system
JP2019531449A (ja) 水平運動振動アイソレータ
EP0583868B1 (en) Vibration damping device
JP4469327B2 (ja) 振動制御ユニット
JP7376698B2 (ja) 二重摩擦振り子の三次元防振サポート
KR100884136B1 (ko) 진동 제어 유닛 및 진동 제어체
JP3754663B2 (ja) 振動制御ユニット
CN112984044B (zh) 精密设备搭载用除振装置
EP0148456B1 (en) Vibration damper
JP4822132B2 (ja) 上下免震機構
JPH04113046A (ja) 防振装置
JP2015187459A (ja) 免震テーブル装置
KR20020004164A (ko) 방향성 마찰진자 지진격리장치
JP3851654B2 (ja) 防振装置
JP2005003088A (ja) 気体ばね式除振装置
JP3131271B2 (ja) 防振支承
JPH01125442A (ja) 免震・除振装置
JP2007071348A (ja) 防振装置
JP6420679B2 (ja) 免震装置
JPH1089412A (ja) 振動絶縁装置
JPS61252928A (ja) 防振ゴム併用空気ばねシステム
JPS63203941A (ja) 防振装置
JP2003269007A (ja) 免震装置
JP6762203B2 (ja) 揺れ減衰装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4469327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term