JP4469270B2 - オゾン発生装置およびその運転方法 - Google Patents

オゾン発生装置およびその運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4469270B2
JP4469270B2 JP2004372479A JP2004372479A JP4469270B2 JP 4469270 B2 JP4469270 B2 JP 4469270B2 JP 2004372479 A JP2004372479 A JP 2004372479A JP 2004372479 A JP2004372479 A JP 2004372479A JP 4469270 B2 JP4469270 B2 JP 4469270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone generator
output current
inverter
fuse
glass tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004372479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006176372A (ja
Inventor
慎吾 峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004372479A priority Critical patent/JP4469270B2/ja
Publication of JP2006176372A publication Critical patent/JP2006176372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4469270B2 publication Critical patent/JP4469270B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、水処理プラントや一般工業向化学プロセス、半導体装置の酸化膜形成等に応用されているオゾン発生装置に関するものであり、特にオゾン発生器内のガラス管が破損した際のヒューズ溶断を行うものに係るものである。
従来よりオゾンは、強力な酸化力を有しかつ無公害であるため、水処理プラントや一般工業向化学プロセス等に広く応用されている。このオゾンを生成するオゾン発生装置には、発生量が例えば1g/h〜100Kg/hと広範囲にわたる定格のものが市場に提供されている。
オゾン発生器には、前記定格に対応して複数のオゾン発生部にヒューズ、ガラス管、接地電極管が設けられ、これら主要構成品によってオゾンを生成しているが、電源につながるヒューズに直列接続されたガラス管が何らかの理由によって破損すると、このヒューズを溶断して破損したガラス管を切り離すまでにガラス管と対する接地電極管との間に電流が集中して流れ、接地電極管の一部が発熱により溶触し、穴が形成されるという現象が散見されるようになってきた。
このような事故は、特に最近の装置の大型化に伴い、ヒューズ1本当たりの定格電流が増大し、そのためヒューズ溶断電流も増加して、ヒューズ溶断特性を示すIt(電流の2乗と通電時間の積)が大きくなり、ヒューズが溶断して電源から破損したガラス管を切り離す前に、前記Itが規定値Nを越えてしまい、前述した如く接地電極管を損傷させるケースが多くなってきた。ここで前記規定値Nは、通電電流による発熱で接地電極管が損傷する限界値であり、約1.0(A Sec)である。
接地電極管に穴があくと、冷却水の漏洩に伴い他の健全なガラス管への波及事故の発生等大きなトラブルにつながり、装置の大規模な改修工事が必要となるという問題点があった。特に装置の大型化、大容量化に伴い上記課題の解消は焦眉の急となってきている。
上記のようなガラス管破損による接地電極管短絡事故が発生した場合に、ヒューズを溶断してインバータの再始動を容易に行う技術が示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−024709号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されたものは、ヒューズ溶断とインバータの再始動方法に係る技術が示されているにすぎず、短絡事故に伴う接地放電管の損傷解消に係る技術は何ら示されてない。
この発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであって、オゾン発生器のガラス管が何らかの理由によって破損したとき、接地電極管に損傷が生じることなくガラス管に直列接続されたヒューズを溶断することにより、ガラス管を電源から切り離し、オゾン発生器を保護することを目的としている。
この発明に係るオゾン発生装置は、オゾン発生器とインバータとが設けられ、オゾン発生器にはインバータにつながるヒューズ、ガラス管および接地電極管よりなるオゾン発生部が複数設けられているとともに、さらにオゾン発生器の異常を検知する異常検知器と、異常検知器に設けられたリレーと、インバータの定格運転を行うに必要な出力電流の調整を行う第1の出力電流調整器および、ヒューズを溶断するのに必要な出力電流の調整を行う第2の出力電流調整器とが備えられ、インバータの定格運転時にガラス管に異常が発生し、オゾン発生器に印加される電圧が規定値以下となったことを検知する異常検知器が出力する信号で、リレーが動作し第2の出力電流調整器側に切り替わるとともに、ヒューズが溶断して電圧が規定値に復帰したことを検知する異常検出器が出力する信号で、リレーが動作して第1の出力電流調整器側に切り替わるものである。
この発明のオゾン発生装置は、上記のような構成を備えているので、ガラス管破損による接地電極管との短絡事故が発生したとしても、ヒューズ溶断を適切な通電で行うので、この通電によって接地電極管に穴があくというような損傷を防ぐことができ、またインバータの停止を行うことなくヒューズを溶断することによる自動で破損したガラス管を切り離し、正常運転に復帰できるという効果がある。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1によるオゾン発生装置100を示すブロック構成図である。図1において、オゾン発生器1にはヒューズ1a、ガラス管1b、および接地電極管1cよりなるオゾン発生部50が複数設けられている。このオゾン発生器1には、トランス3を介してインバータ2が接続されている。オゾン発生部の異常検知器4はオゾン発生部50に設けられたガラス管1bが破損したとき、オゾン発生器1に印加される電圧Vozの低下を検知するものである。インバータ出力電流調整器5は、インバータ2の出力電流を任意の値に設定するものであり、この実施の形態1ではマニュアル操作される。
前記異常検知器4の出力にはリレー6が設けられ、そのa接点6a、b接点6bがインバータ2につながっている。スイッチ7は前記a接点6aに直列接続され、また正常運転スイッチ8は前記b接点6bに直列接続されている。電力計9は有効電力を指示する。
次に実施の形態1のオゾン発生装置100の動作について説明する。
図1に示すように、3φ200V、50Hzまたは、60Hzの電源をインバータ2に入力し、インバータ2で、1φ1kHzの電流を出力する。オゾン発生器1がコンデンサ負荷であるため、トランス3を介して、高電圧がオゾン発生器1に印加される。
オゾン発生器1に高電圧が印加されると、誘電体を介した電極間に交流電圧が印加され、無声放電が生じる。この放電空間の酸素に、電気エネルギーを与え、活性化させると、解離または励起された酸素の一部がオゾンに変化し、オゾン発生器1で酸素を原料として、オゾンを生成する。
万一、前記オゾン発生器1内のガラス管1bが破損すると接地電極管1cに集中電流が流れ、オゾン発生器1の電圧Voz(図1)が規定値以下となり異常検知器4が動作し、この異常検知器4の出力に接続されたリレー6のコイル部が励磁し、リレー6のコイルに連動したリレー6のb接点6bが開となりインバータ2は停止する。リレー6のコイルに連動したリレーのa接点6aが閉となり、a接点6aに直列接続したスイッチ7がONになり、インバータ2を再起動運転することが出来る。インバータ出力電流調整器5によって、正常運転時より低い設定値として、オゾン発生器1の電流を絞ってインバータ2を再起動運転するため、インバータ2の出力電流及びオゾン発生器1の電流は、正常運転時よりも小さい電流となる。
これにより、破損したガラス管1bと対になる接地電極管1cでの通電電流による発熱が少なくなり、接地電極管1cが溶けて損傷することがなく、この再起動運転時にヒューズlaの溶断によって破損したガラス管1bを切離す。ガラス管1bの破損時、ヒューズ1aが溶断するまでは、オゾン発生器1は短絡状態であり、電力計9の指示は、0である。ヒューズ1aの溶断により破損したガラス管1bを切離した後は、オゾン発生器1の電圧Voz(図1)が正常値に復帰するため、オゾン発生器1は、有効電力を発生する。図1におけるインバータ出力電流調整器5で設定する破損したガラス管1bに直列接続のヒューズ1aを溶断するための電流値Iとその通電時間tの関係は、Itが規定値Nを越えない値とし、Nは、約1.0(ASec)である。例えば、正常電流値が0.2〜0.3Aのオゾン発生器の場合、N=1.0(ASec)を越えないように電流2Aを0.2秒、または3Aを0.1秒間通電する。
図2に動作タイムチャートを示す。図2の(2−1)で、ガラス管1bが破損すると、オゾン発生器1に印加される電圧Vozが規定値以下(2−2)となり、異常検知器4が動作(異常検知)する(2−3)。次に、リレー6が励磁(2−4)し、リレー6のb接点6bが開(2−5)となり、一旦インバータ2が停止する(2−6)。また、リレー6のa接点6aは閉(2−7)となる。次に、図2の(2−8)で、インバータ出力電流調整器5によって、正常運転時より低い設定値として、オゾン発生器1の電流を絞ってインバータ2を再起動運転する(2−9)。このとき、インバータ2の出力電流及びオゾン発生器1の電流は、正常運転時よりも小さい電流となる(2−10)及び(2−11)。これにより、破損したガラス管1bと対になる接地電極管1cでの通電電流による発熱が少なくなり、接地電極1cが溶けて損傷することがなく、この再起動運転時にヒューズ1aの溶断(2−12)によって破損したガラス1b管を切離し、オゾン発生器1の電圧Voz(図1)が正常に復帰する(2−13)ため、オゾン発生器1が短絡状態から短絡解除(2−14)となり、電力計9の指示が、0から有効電力を指示する(2−15)。
これにより、破損したガラス管1bと対になる接地電極管1cでの前記通電電流による発熱は少なくなり、接地電極1cが溶けて損傷、穴が開くというような現象が発生することがない。そして再起動運転時にヒューズ1aの溶断によって破損したガラス1b管を切離す。ガラス管1b破損時、ヒューズ1aが溶断するまでは、オゾン発生器1は短絡状態であり、電力計9の指示は、0である。
ヒューズ1の溶断により破損したガラス管1bを切離した後は、オゾン発生器1の電圧Voz(図1)が正常値に復帰するため、オゾン発生器1は、有効電力を発生する。電力計9が、正常値を指示する(2−15)ため、ヒューズlが溶断したかどうかを判別出来る。
Vozが正常値を示すと異常検知器4は異常検知動作を停止し、つながるリレー6のコイル励磁がされなくなり、正常運転スイッチ8の投入によりインバータ2は定格運転を行う。
なお、前記ヒューズ1aを溶断するための通電はオゾン発生器1に設置されている複数のオゾン発生部50に設けられた10%以下のガラス管1bの破損に対して適用できる。
このように、この実施の形態1では、破損したガラス管に接続されるヒューズの溶断を、接地電極管を損なうことなく行うことができるという効果がある。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2によるオゾン発生装置100を示す。図において、インバータ2の第1の出力電流調整器5aと第2の出力電流調整器5bおよびリレー6のコイルと連動して動作するリレー6のc接点、6c以外の構成は、図1で示した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
ここで前記第1の出力電流調整器5aは、前記インバータ2の定格運転を行うに必要な出力電流をマニュアルで任意に調整するものであり、前記第2の出力電流調整器5bは、前記ヒューズ1aを溶断するために必要な出力電流をマニュアルで調整、出力するものである。
次に実施の形態2の動作について説明する。
万一、ガラス管1bが破損すると接地電極管1cに集中電流が流れ、オゾン発生器1の電圧Voz(図3)が規定値以下となり異常検知器4の出力に接続されたリレー6のコイル部が励磁し、このリレー6のコイル部に連動したリレー6のc接点6cによりインバータ出力電流調整信号が、第一のインバータ出力電流調整器5aの出力側から第二のインバータ出力電流調整器5bの出力側に切り替わり、インバータ2が運転した状態で、インバータ2の出力電流が正常運転時より小さい値となり、オゾン発生器1の電流も正常運転時よりも小さい電流となる。これにより、破損したガラス管1bと対になる接地電極管1cでの通電電流による発熱が少なくなり、該接地電極管1cが溶けて損傷することがなく、ヒューズ1aの溶断によって破損したガラス1b管を切離す。オゾン発生器1の電圧Voz(図3)は正常に復帰するため、該異常検知器4は、異常検知を解除し、リレー6が非励磁となる。
この動作により、上記リレー6のc接点6cが、第二のインバータ出力電流調整器5bの出力から第一のインバータ出力電流調整器5aの出力に戻る。インバータ2は、運転継続しながら正常運転に戻り、インバータ出力電流調整信号、インバータ2の出力電流、オゾン発生器電流も正常運転時の電流に戻る。ヒューズ1aの溶断によって、オゾン発生器1は、短絡状態から短絡解除となり、電力計9が0から有効電力を指示する。
図3における第二のインバータ出力電流調整器5bで設定する破損したガラス管1bに直列接続のヒューズ1aを溶断するための電流値Iとその通電時間tの関係は、Itが規定値Nを越えない値とし、Nは、約1.0(ASec)である。例えば、正常電流値が0.2〜0.3Aのオゾン発生器の場合、N=1.0(ASec)を越えないように電流2Aを0.2秒、または3Aを0.1秒間通電する。
図4に動作タイムチャートを示す。図4の(4−1)で、ガラス管1bが破損するとオゾン発生器1に印加される電圧Voz(図3)が規定値以下(4−2)となると異常検知器4が動作(異常検知)し(4−3)、リレー6が励磁し(4−4)、このリレー6のc接点6cが第一のインバータ出力電流調整器5aの出力側から第二のインバータ出力電流調整器5bの出力側に切り替わり(4−5)、インバータ2は運転を継続しながら(4−6)、インバータ出力電流調整信号が、インバータ出力正常運転時の設定値(第一のインバータ出力電流調整器5a)より低い設定値(第二のインバータ出力電流調整器5b)に切り替わる(4−7)。この動作によりインバータ2の出力電流が正常運転時より小さい値となり(4−8)、オゾン発生器1の電流も正常運転時より小さい値となる(4−9)。
以上により、破損したガラス管1bと対になる接地電極管1cでの通電電流による発熱が減少し、接地電極管1cが溶けて損傷することがない。このインバータ2の出力電流を下げた運転時にヒューズ1aの溶断(4−10)によって破損したガラス管1bを切離し、オゾン発生器1の電圧Voz(図3)が正常に復帰する(4−11)ため、異常検知器4は、異常検知を解除(4−12)し、リレー6aが非励磁(4−13)となる。この動作により、上記リレー6のc接点6cが、第二のインバータ出力電流調整器5bの出力から第一のインバータ出力電流調整器5aの出力に戻り(4−14)、インバータ2は、運転継続しながら正常運転に戻り(4−15)、インバータ出力電流調整信号、インバータ2の出力電流、オゾン発生器電流も正常運転時の電流に戻る(4−16)、(4−17)、(4−18)。ヒューズ1aの溶断によって、オゾン発生器1は、短絡状態から短絡解除(4−19)となり、電力計9が0から有効電力を指示する(4−20)。
このようにこの実施の形態2によるオゾン発生装置によれば、インバータの停止を行うことなく、自動で破損したガラス管を切離し、正常運転を行うことが出来る効果がある。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3によるオゾン発生装置100を示す。
図において、異常検知器4の出力にはタイマー11が設けられており、このタイマー11のコイルと連動して動作するタイマー11のa接点11a、このタイマー11のa接点11aと直列接続した表示灯12以外の構成は、前述した実施の形態2の図3と同様であるので、説明を省略する。
次に実施の形態3の動作について説明する。
万一、ガラス管1bが破損すると接地電極管1cに集中電流が流れ、オゾン発生器1の電圧Voz(図5)が規定値以下となり、異常検知器4の出力に接続されたリレー6のコイル部が励磁し、このリレー6に連動したリレー6のc接点6cによりインバータ出力電流調整信号が、第一のインバータ出力電流調整器5aの出力側から第二のインバータ出力電流調整器5bの出力側に切り替わり、インバータ2が運転した状態で、インバータ2の出力電流が正常運転時より小さい値となり、オゾン発生器1の電流も正常運転時よりも小さい電流となる。
一方、ガラス管1bが破損し、該異常検知器4の出力に接続されたタイマー11が励磁し、異常検知器4の異常検知動作が、タイマー11の設定時間T以上継続した時点で、タイマーのa接点11aがONとなり、表示灯12が点灯する。設定時間Tは、ヒューズの溶断特性より、5秒から10秒の間に設定される。
図6にガラス管1bの破損から表示灯12が点灯するまでの動作タイムチャートを示す。図6の(6−1)で、ガラス管1bが破損するとオゾン発生器1の電圧Voz(図5)が規定値以下となり(6−2)、異常検知器4が動作(異常検知)する(6−3)。タイマー11は設定時間T以上継続した時点(6−4)でタイムアップとなり、タイマーのa接点11aがON(6−5)となり、表示灯12が点灯する(6−6)。
このようにこの実施の形態3によるオゾン発生装置によれば、タイマーにより異常検知器の動作時間を監視し、ヒューズが溶断しなかった場合は、表示灯を点灯するので装置操作技術員は事故発生を容易に知ることができる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4によるオゾン発生装置100を示す。
図において、タイマー11のコイルと連動して動作するタイマー11のa接点11a、このタイマー11のa接点11aにより送出される「ヒューズ溶断不可」の信号13以外の構成は、前述した実施の形態3の図5と同様であるので説明を省略する。
次に実施の形態4の動作について説明する。
万一、ガラス管1bが破損すると接地電極管1cに集中電流が流れ、オゾン発生器1の電圧Voz(図7)が規定値以下となり該異常検知器4の出力に接続されたリレー6のコイル部が励磁し、リレー6に連動したリレー6のc接点6cによりインバータ出力電流調整信号が、第一のインバータ出力電流調整器5aの出力側から第二のインバータ出力電流調整器5bの出力側に切り替わり、インバータ2が運転した状態で、インバータ2の出力電流が正常運転時より小さい値となり、オゾン発生器1の電流も正常運転時よりも小さい電流となる。
一方、ガラス管1bが破損し、異常検知器4の出力に接続されたタイマー11が励磁し、異常検知器4の異常検知動作が、タイマーの設定時間T以上継続した時点で、タイマーのa接点11aがONとなり、外部へ「ヒューズ溶断不可」の信号13を送出する。設定時間Tは、ヒューズの溶断特性より、5秒から10秒の間に設定される。
図8にガラス管1bの破損から表示灯12が点灯するまでの動作タイムチャートを示す。図8の(8−1)で、ガラス管1bが破損するとオゾン発生器1の電圧Voz(図7)が規定値以下となり(8−2)、異常検知器4が動作(異常検知)する(8−3)。タイマー11は設定時間T以上継続した時点(8−4)でタイムアップとなり、タイマーのa接点11aがON(8−5)となり、外部へ「ヒューズ溶断不可」の信号13を送出する(8−6)。
このようにこの実施の形態4によるオゾン発生装置によれば、タイマーにより異常検知器の動作時間を監視し、ヒューズが溶断しなかった場合は、「ヒューズ溶断不可」の信号を外部のプラント監視盤に送出することができるので、オゾン発生装置のガラス管の破損した該ガラス管をオゾン発生装置から切り離し不可の情報伝達が速やかとなるという効果がある。
この発明の実施の形態1〜4は、オゾンを用いた水処理プラントや一般工業向化学プロセス、半導体装置の酸化膜形成等に利用できる。
この発明の実施の形態1によるオゾン発生装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1によるオゾン発生装置を示す動作タイムチャートである。 この発明の実施の形態2によるオゾン発生装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態2によるオゾン発生装置を示す動作タイムチャートである。 この発明の実施の形態3によるオゾン発生装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態3によるオゾン発生装置を示す動作タイムチャートである。 この発明の実施の形態4によるオゾン発生装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態4によるオゾン発生装置を示す動作タイムチャートである。
符号の説明
1 オゾン発生器、1a ヒューズ、1b ガラス管、1c 接地電極管、
2 インバータ、4 異常検知器、5 インバータ出力電流調整器、
5a 第1のインバータ出力電流調整器、5b 第2のインバータ出力電流調整器、
6 リレー、11 タイマー、12 表示灯、13 ヒューズ溶断不可の信号、
50 オゾン発生部、100 オゾン発生装置。

Claims (4)

  1. オゾン発生器とインバータとが設けられ、前記オゾン発生器には前記インバータにつながるヒューズ、ガラス管および接地電極管よりなるオゾン発生部が複数設けられているとともに、さらに前記オゾン発生器の異常を検知する異常検知器と、該異常検知器に設けられたリレーと、前記インバータの定格運転を行うに必要な出力電流の調整を行う第1の出力電流調整器および、前記ヒューズを溶断するのに必要な出力電流の調整を行う第2の出力電流調整器とが備えられたオゾン発生装置において、
    前記インバータの定格運転時に前記ガラス管に異常が発生し、前記オゾン発生器に印加される電圧が規定値以下となったことを検知する前記異常検知器が出力する信号で、前記リレーが動作し前記第2の出力電流調整器側に切り替わるとともに、前記ヒューズが溶断して前記電圧が規定値に復帰したことを検知する前記異常検出器が出力する信号で、前記リレーが動作して前記第1の出力電流調整器側に切り替わることを特徴とするオゾン発生装置。
  2. オゾン発生器とインバータとが設けられ、前記オゾン発生器には前記インバータにつながるヒューズ、ガラス管および接地電極管よりなるオゾン発生部が複数設けられているとともに、さらに前記オゾン発生器の異常を検知する異常検知器と、該異常検知器に設けられたリレーと、およびタイマならびに該タイマにつながる表示灯と、前記インバータの定格運転を行うに必要な出力電流の調整を行う第1の出力電流調整器および、前記ヒューズを溶断するのに必要な出力電流の調整を行う第2の出力電流調整器とが備えられたオゾン発生装置において、
    前記インバータの定格運転時に前記ガラス管に異常が発生し、前記オゾン発生器に印加される電圧が規定値以下となったことを検知する前記異常検知器が出力する信号で、前記リレーが動作し前記第2の出力電流調整器側に切り替わるとともに、前記ヒューズが溶断して前記電圧が規定値に復帰したことを検知する前記異常検出器が出力する信号で、前記リレーが動作して前記第1の出力電流調整器側に切り替わり、前記異常検知器の異常動作継続時間が、前記タイマに設定された所定の時間以上に達した場合、前記タイマは前記表示灯点灯の信号を出力することを特徴とするオゾン発生装置。
  3. 前記ヒューズが前記タイマーに設定された所定の時間に達しても溶断しないとき、前記タイマーは該オゾン発生装置の外部に設置されたプラント監視盤に信号を発することを特徴とする請求項2に記載のオゾン発生装置。
  4. 前記ガラス管の破損は、前記複数のオゾン発生部の10%以下のガラス管に破損が発生したものであることを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載のオゾン発生装置。
JP2004372479A 2004-12-24 2004-12-24 オゾン発生装置およびその運転方法 Expired - Fee Related JP4469270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004372479A JP4469270B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 オゾン発生装置およびその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004372479A JP4469270B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 オゾン発生装置およびその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006176372A JP2006176372A (ja) 2006-07-06
JP4469270B2 true JP4469270B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=36730836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004372479A Expired - Fee Related JP4469270B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 オゾン発生装置およびその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4469270B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5086282B2 (ja) * 2009-01-08 2012-11-28 三菱電機株式会社 オゾン発生装置
JP6068668B2 (ja) * 2013-10-04 2017-01-25 東芝三菱電機産業システム株式会社 電源装置
KR20160047575A (ko) * 2013-10-04 2016-05-02 도시바 미쓰비시덴키 산교시스템 가부시키가이샤 전원 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006176372A (ja) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8115339B2 (en) Isolation control high speed transfer switch for uninterruptible power supply, power supply system using the switch and isolation control high speed transfer switching method
JP6378900B2 (ja) 給電システム、給電システムにおける給電制御方法、及びプログラム
CA2240104C (en) Apparatus for controlling an ozone generator
JP4469270B2 (ja) オゾン発生装置およびその運転方法
JP5615470B1 (ja) 電力供給制御装置、及びプログラマブルロジックコントローラ
JP2013158236A (ja) ヒューズ保護システム内のアーク制御
JP5086282B2 (ja) オゾン発生装置
JP4845529B2 (ja) オゾン発生装置
JP4935679B2 (ja) 溶接装置
JP2009207331A (ja) 電源保護制御回路
JP2009065807A (ja) スイッチング電源装置
WO2023054511A1 (ja) レーザ加工装置
JP2002243787A (ja) 絶縁監視装置
JP2008160897A (ja) スイッチング電源装置
JP2005085706A (ja) 光源用電源の遠隔操作装置と遠隔操作方法
CN118043159A (en) Laser processing device
KR890000824Y1 (ko) 고전압 회로의 전원 차단 및 표시 안정 장치 회로
CN117405995A (zh) 变压器过载预警装置及半导体机台
JP2006269158A (ja) 高圧放電ランプ点灯装置および高圧放電ランプ点灯システム
KR100939889B1 (ko) 전기로 연소실용 펌프 구동 감지 장치 및 그 방법
JP2007059174A (ja) マグネトロン駆動用電源装置の保護回路
KR101415814B1 (ko) 중성선 복구 기능이 구비된 분배전반 및 그 제어방법
JPH0545991U (ja) 信号灯駆動装置
JP4564274B2 (ja) 無停電電源装置およびその制御方法
JP2010104153A (ja) 電源部と機器本体とを有した機器を複数有したシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees