JP4469041B2 - 熱レジストの露光方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、食刻又は析出により高解像度パターンを作成すべく使用される「レジスト」としても公知である耐食層の結像方法に関する。本発明は特に、集積回路、フラット・パネル・ディスプレイ及びプリント回路基板の製造に適用される。
【0002】
【従来の技術】
選択的な食刻又は析出により主に平面オブジェクト上に高解像度パターンを作成するプロセスは公知である。一般に、形状化もしくはパターン化されるべき層は「レジスト」として知られている保護層により被覆される。通常は光結像によりレジストを露光することにより、所望の形状が生成される。露光された(又は、レジストがポジティブもしくはネガティブに作用するかに依存して、未露光の)レジスト部分は、通常はレジストを選択的に除去する現像液を使用して除去され、下側の層が露出する。次にこの層が、レジスト層の開口を介して食刻され得る。レジストの残りの部分は、この層の被覆部分を食刻プロセスから保護する。
【0003】
食刻は、(半導体分野で広く使用されているプロセスである)ウェット・ケミカル又はドライ・プラズマによる食刻などの種々の手法で行われ得る。また、食刻の代わりに付加プロセス(addictive process)が使用され得る。この場合、該レジストの開口を介して析出された所定材料がレジストの下側の層に加えられる。この析出は、(プリント回路基板を製造する「付加」プロセスとして公知の)湿式処理、又は、エバポレーションもしくはスパッタリングによる真空蒸着などの乾式処理で行われ得る。レジストを使用する別の手法は、レジストにより被覆されていない領域のみにおいて酸化などの化学反応を起こすことである。一般に、パターン化レジストは、化学的もしくは物理的なプロセスを選択的に制御し、該プロセスが像パターンに追随するのを制限し得るイメージ・マスクである。本願開示内容及び請求の範囲を通し、「レジスト」という語句はこの広範囲な意味で解釈されねばならない。上記プロセスの終了時に、残存レジストは通常は除去され、又は、「剥取」される。
【0004】
歴史的に、ほとんどのレジストはフォトレジストであり、すなわち、光の光子作用により活性化されて結像化(image)されていた。また、高解像度を達成する為にほとんどのフォトレジストは、スペクトルのうち、光子エネルギの高いUV領域で作用する。但しレジストの中には、電子ビームなどの別のタイプの放射線による露光に適するものもある。
【0005】
現在におけるすべてのフォトレジスト及び電子ビーム用レジストは、ひとつの基本的特性を共有している。それは、これらのフォトレジストが、瞬間的な照射に反応するのではなく、露光全体に反応するということである。光学において露光とは、経時的な照度の積分として定義される。たとえばフォトレジストは100mW/cm2の輝度を有する光に対して1秒間露出されて100mJ/cm2(100mw×1秒)の露光を生成し、又は、フォトレジストは1000mWの輝度を有する光に対して0.1秒間露出されて同一の露光(1000mW×0.1秒=100mJ/cm2)を生成し、類似した結果となる。この法則は「相反則」として公知であり、フォトレジストの露光を支配する基本法則である。一定の露光に到達した場合、レジストには変化が生ずる。ほとんどの一般的レジストにおいては閾値露光に到達したとき、現像剤中でのレジストの溶解度が変化する。上記相反則に従うフォトレジストは、高コントラスト比を必要とする。フォトレジスト又は電子ビーム用レジストを露光すべく使用される光学システムにおいては、迷光は最低限に維持されねばならない。例えば、もし露光システムが1%の光漏出又は迷光を有するのであれば(例えば、露光が「オフ」とされたときに光レベルがゼロでは無く「オン」状態の1%へと降下したときなど)、そのフォトレジストが「オフ」状態に長時間にわたり露光されれば上記迷光の効果は主たる露光と同じ程度に(又はそれより大きく)なり得る。
【0006】
また、高解像度の所定形状(feature)を結像化せんとするときには更に大きな問題が引き起こされる:実際の光学システムのポイントスプレッドファンクションは、各所定形状から光の「分散」を引き起こす。これにより、第1所定形状を結像化すべく意図された光は、近傍の所定形状を露光すべく意図された光と重複される。結果として、全体の解像度が減少する。これは、図1に示されている。図1は、所定形状1及び3を形成するマスク11を示している。(不図示の)光源はマスク11を照射し、該マスク11において光強度Iを生成する。所定形状1は光分布1’を生成し、所定形状3は光分布3’を生成する。レンズ8は、光強度分布Iをレジスト9上に結像化する。レジスト9の表面における光強度曲線5は、レンズ8により結像される所定形状1によって生成された露光曲線2を、レンズ8により結像される所定形状3によって生成された曲線4に加算することにより求められる。曲線5はレジスト9上に上記所定形状1及び3の歪曲像6及び7を生成する。もしレジスト9が閾値10を有せば、該レジスト9の露光済領域6及び7は所定形状1及び3とサイズが異なり得る。この点、露光2及び4が同時に又は順次に適用されても差異はない、と言うのも、レジスト9は露光を加算即ち積分するからである。
【0007】
最近、印刷版及びプリント回路基板を製造する際に、熱レジスト(thermoresist)として知られた別種のレジストが使用されている。(サーマル・レジストもしくは熱モード・レジストとしても公知の)熱レジストは、露光が一定に累積されるのではなく、一定の温度に到達したときに溶解度が変化する。このような熱レジストは典型的には近赤外線光を使用して結像化されると共に、「IRレジスト」としても公知である。熱レジストの例は次の米国特許に開示されている:米国特許第第5,340,699号[ヘイリー(Haley)];第5,372,907号[ヘイリー(Haley)];第5,372,915号[ヘイリー(Haley)];第5,466,557号[ヘイリー(Haley)];第5,512,418号[マー(Ma)];第5,641,608号[グリュンヴァルト(Grunwalt)];第5,182,188号[コール(Cole)];第5,314,785号[ヴォーゲル(Vogel)];及び、第5,328,811号[ブレステル(Brestel)]。ヘイリーにより開示された熱レジストは珍しいものである。と言うのも、同一の組成物が(低出力密度にて)UV光に露光されたときには相反則に従うフォトレジストとして作用すると共に、高出力密度にてIRにより加熱されたときには温度のみに応答する熱レジストとして作用するからである。熱レジストはまた、クレオ社、イスラエル、ロッド・インダストリアル・パーク所在(Creo Ltd., Lod Industrial Park, Israel)から“Difine 4LF”の商標名で販売されているものも入手し得る。尚、上述した熱レジストはすべて温度に応答するものであり、相反則に従うものではない。
【0008】
実際、相反則に従う実際の熱レジストを保有することは不可能である、と言うのも、(ちょうど低レベルの周囲光に対して長期露光することによりフォトレジストが露光されるのと同様に)このような熱レジストは低い周囲温度に対して長期露出することでのみ露光されるからである。フォトレジストを周囲光から遮蔽することは可能であるが、熱レジストを周囲温度から遮蔽することは不可能であることから、実際の熱レジストは相反則に従い得ない。閾値温度より低い周囲温度に対して長期露出しても、影響はほとんどないようにしなければならない。明らかに、閾値温度は輸送及び貯蔵時の温度よりも相当に高いものであることが必要である。
【0009】
熱レジストにおける化学反応が明確な閾値温度を有さない場合、熱レジストの化学組成は、室温にて極めて低い反応速度を保持すべく調製されねばならない。これは困難ではない。と言うのも、ほとんどの化学反応速度は10℃毎に約2倍となることから、350℃にて露出されるべく調製された熱レジストの反応速度は25℃におけるより10億倍も速くなり得るからである。而して、レーザを使用すれば、熱レジストの温度を1,000℃以上に上昇させることは相当に容易である。このような熱レジストは、単に温度が降下するにつれて反応速度が指数的に低下するが故に、明確な閾値を有するものと思われる。
【0010】
マルチチャネル変調器もしくは空間光変調器としても公知の光弁は、単一の光ビームを、個別にアドレス可能なスポットの線状の又は2次元の配列へと細分する。米国特許第5,208,818号[ゲルバート(Gelbart)]及び第5,296,891号[ヴォークト(Vogt)]は、光弁を使用してフォトレジストを露光する例を与えるものである。当業界においては、マルチスポットとしても公知のマルチビーム走査も知られており、複数の所定形状を同時に露光することにより書き込み速度を増大すべく使用される。これらの技術の両者における制限要因は、光弁からの光の漏出である。光弁が理想的であったとしても、入手可能な結像レンズの光学的解像度が制限されているため、上述した迷光に相当する問題を生ずる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
故に、低コントラストの光学システム、特に低コントラストの光弁を使用してレジスト層を露光し得る方法に対する要望が存在する。また、光学リソグラフィにおいて達成し得る解像度を増大する要望も存在する。更に、集積回路、フラット・パネル・ディスプレイ及びプリント回路基板などの物品上に、高価なフォトツール(phototool)を必要とせずにフォトレジストを結像化する方法に対する要望が存在する。「フォトツール」は、接触もしくは光学的投射によりフォトレジストを結像化するマスタとして現在使用されているフィルムもしくはガラスマスクに対する一般的名称である。また、現在の高解像度露光機で可能なよりも更に大きな焦点深度を提供する結像方法に対する要望が存在する。
【0012】
この発明は、上述の事情をふまえてなされたものであって、その目的は、相反則に従わないレジストを使用して、レジスト上に複数の所定形状を別個に多段露光で結像化し、先の露光後に生じた漂遊熱を次の露光が行われる前に迅速に消散させ、解像度の高い像を形成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、予め定めた温度に到達したときに溶解度が変化する熱レジストを備える工程と、a)第1の焦点設定により上記熱レジストの所定領域を露光する工程及びb)上記第1所定形状の結像化工程後、上記熱レジストの熱時定数よりも長い遅延時間が経過した後に、上記第1の焦点設定とは異なる第2の焦点設定により上記レジストの上記所定領域を露光する工程により上記レジストを露光する工程と、を含むレジストの結像的露光方法をその要旨とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の方法において、前記第1所定形状を結像化する前記工程は、前記領域にわたり光ビームを走査する工程及び第1データセットに従い上記光ビームを変調する工程を含み、且つ、前記第2所定形状を結像化する前記工程は、上記領域にわたり光ビームを走査する工程及び第2データセットに従い上記光ビームを変調する工程を含む。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の方法において、前記領域にわたり光ビームを走査する前記工程は、光源により光弁を照射する工程と、上記光弁の像を前記レジスト上に形成する工程とを含む。
【0016】
熱レジストは相反則に背き、露光を積分せずに一切の漂遊熱は迅速に消散することから、低コントラストの(すなわち、高漏出光の)光弁を使用して熱レジストを結像化することが可能である。同一領域を複数回露光することにより、好適には各露光において高解像度パターンの異なる所定形状を露光することにより、熱レジスト上に高解像度パターンを生成すべく、低コントラストの線形光弁などの低コントラスト光学機器が使用され得る。熱レジストは温度に応答するが積分的露光には応答しないことから、結像化される個々の所定形状からの迷光は加算されない。また、漂遊熱は各露光の間に消散する。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の方法において、前記領域は、レジストにわたる連続的な2回の光ビームの走査の間で重複する領域を含む。請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の方法において、前記光ビームは赤外線レーザからのビームを含む。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか一項のいずれか一項に記載の方法において、前記光ビームはレーザからの可視光ビームを含む。請求項7に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の方法において、前記光ビームはレーザからの紫外光ビームを含む。
【0019】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の方法において、前記レーザは4倍周波数YAGレーザである。請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法において、前記第1所定形状を結像化する工程は、前記第2所定形状を結像化する工程とは異なる焦点設定にて実行される。
【0020】
請求項10に記載の発明は、請求項1記載の方法において、前記第1所定形状及び第2所定形状を結像化する工程は焦点合わせ可能な光学システムにより実行され、前記レジストは非平面であり、且つ、上記第1所定形状を結像化する上記工程は、a)上記光学システムを第1焦点設定にて焦点合わせすると共に上記レジスト表面に結像化することにより上記光学システムの第1焦点平面内で前記レジストに露光済領域を生成する工程と、b)上記光学システムを第2焦点設定にて焦点合わせすると共に上記レジスト表面に結像化することにより上記光学システムの第2焦点平面内で前記レジストに露光済領域を生成する工程とを含む。
【0022】
請求項11に記載の発明は、請求項1記載の方法において、各々がオン状態及びオフ状態を有するアドレス可能要素を有する線形光弁と、同光弁を照射するレーザ源と、熱レジスト上に光弁の像を形成する光学システムと、上記熱レジストに対する上記光弁の像を移動させる手段とを利用して熱レジストを結像的に露光する方法であって、上記光弁の上記アドレス可能要素を制御しながら上記熱レジストに対する上記光弁の上記像を移動させることにより上記熱レジストを選択的に露光する工程を含み、上記アドレス可能要素がオフ状態に在るとき、該アドレス可能要素からの光漏出は、上記熱レジストを該熱レジストの閾値温度を超える温度まで加熱するには不十分である熱レジストを結像的に露光する方法をその要旨としている。
【0023】
請求項12に記載の発明は、請求項9に記載の方法において、前記アドレス可能要素がオフ状態にあるときに同アドレス可能要素により生成される光強度に対する、上記アドレス可能要素がオン状態にあるときに同アドレス可能要素により生成される光強度の比率は、100:1より小さい。
【0024】
請求項13に記載の発明は、請求項12記載の方法において、前記比率は10:1より小さい。請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法において、集積回路の製造に使用される。
【0025】
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の方法において、プリント回路基板の製造に使用される。請求項16に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の方法において、フラット・パネル・ディスプレイの製造に使用される。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の更なる特徴及び利点が以下に記述される。
各図面は本発明の実施形態を示すものであって、発明を限定するものではない。
【0027】
図3には、本発明を実施する装置が示されている。好適にはレーザ13である光源は、線形光弁11を照射する。ただし、本発明の他の実施形態において、光弁の代わりに任意のマルチビーム走査技術を使用してもよい。光弁11はレンズ8により、熱レジスト9の薄層で被覆された基板12上に結像化される。当業界では公知の如く光弁11は、(不図示の)適切な制御器から供給されるデータにより各々がオン/オフされ得る、個別にアドレス可能な多数の要素から成っている。
【0028】
光弁11の像と基板12との間の相対運動は2次元で生成される。一例としてこのような運動は、基板12をX方向に移動するスライド14と基板12をY方向に移動するスライド15とを備えた2次元的機械載荷台17上に基板12を取付けることで生じる。このような装置の詳細が、本出願人所有の米国特許第5,208,818号において与えられる。
【0029】
もし基板12が撓曲可能であれば、それは円筒の外側に巻回可能であると共に、多くの円筒レーザ・プロッタが作動するのと同様にして走査され得る。これは、薄寸のプリント回路基板により可能である。光弁11からの光入射に対して適切に基板12を移動することにより、基板12の表面全体が結像化され得る。好適には、基板12の上記領域は連続的なもしくは重なり合う縞(しま)16により被覆される。重なり合う縞(すなわち各領域の多段露光)に対しては、上記米国特許第5,208,818号に開示された方法が好適である。当業界で公知の如く、高速走査方向の速度特性は正弦波的又は任意の他の適切な速度特性とされ得る。
【0030】
今日の熱レジストは可視放射もしくはIR放射を使用して露光されるが、上記好適な実施形態におけるレーザ13は、266nmにて作動する4倍周波数YAGレーザ[a frequency-quadrupled YAG laser]などのUVレーザである。これは、本発明により提供される高解像度に対してUV光の高解像度を組み合わせる為に望ましいものである。UV光に露光された熱レジストは依然として熱レジストとして作用し、即ち、相反則に従わない。上記UV光は、熱源として使用される。
【0031】
フラット・パネル・ディスプレイ及びプリント回路基板の製造に対して、レーザ13はIRレーザ又は可視光レーザのいずれでも良い。と言うのも、これらの用途において必要とされる解像度は低いのが通常だからである。例えば、830nmで作動するレーザ・ダイオード、1064nmで作動するYAGレーザ、又は、532nmで作動する2倍周波数YAGレーザ[a frequency doubled YAG laser]はすべて使用され得る。また、上記代替物に任意の適切な光弁が使用され得る。本発明に対して最も適切な光弁は、シリコン ライト マシン社、カリフォルニア州サニーヴェール所在(Silicon Light Machine Inc., SunnyvaleCA)から入手可能な線形ミクロ加工光弁である。
【0032】
次に図2を参照すると、光弁11はオンとされた所定形状1及び3を有している(各所定形状は、単一ピクセル又は複数ピクセルとされ得る)。上記光弁にてこれらの所定形状により生成される照射特性は、1’及び3’により示される。上記所定形状がオンとされたときに照射レベルはI1からI2へと変化するが、光弁の漏出光I1の故にゼロまでは降下しないことに留意されたい。比率I2/I1は、光弁の「オン/オフ比率」もしくは「コントラスト比率」と称されることもある。通常、この比率が100:1より小さいときにフォトレジストを光弁で適切に露光することは困難である。これは、フォトレジストが漏出光を積分するからである。然るに、熱レジストが使用されたときにこの漏出光の影響は排除される。それは、レジストをその閾値温度以上に加熱するのに不十分な光のレベルは、レジストに影響しないからである。本発明においては100:1より小さな比率が使用され得るが、10:1より小さな比率でさえも使用され得る。光がオフとされた後、光への露光により引き起こされた熱は迅速に消散する。
【0033】
上記熱レジストを多段行程(multiple pass)で露光することにより、相当に良好な成果が達成され得る。一例として、第1行程では所定形状1のみが有効化される。これは、2つの所定形状からの重複光が熱レジストを局所的に加熱してその閾値温度以上に至らせるのを防止するものである。所定形状1はレンズ8により熱レジスト9上に結像化されて、温度特性2を形成する。特性2の内で閾値温度10を超えるすべての点が、レジスト9を露光する。典型的に、レジスト9の露光は一定の溶媒におけるレジスト9の溶解度を変化させる(もしレジスト9がポジティブ・レジストであればその溶解性を更に大きくし、レジスト9がネガティブ・レジストであればその溶解性を更に小さくする)。第2露光が行われる前に熱が消散する限りにおいて、温度特性2の内で温度が閾値10より低いすべての点はレジストに対して永続的な影響を有さない。これにより特性2は、相当に急峻であると共に迷光I1の影響を示さない実効特性5へと変化する。
【0034】
ほとんどの熱レジスト層は1乃至2ミクロンの厚みを有することから、それらの熱的時定数は1マイクロ秒程度である。漂遊熱の消散を許容すべく、第2行程の前に時定数の数倍の遅延が使用される。第2行程時に、結像化される所定形状3が有効化されて、レジスト9上に温度特性4を生成する。特性2の一切の影響は既に消散している。実効特性5’は熱レジスト上に露光済領域7を形成する。領域7の形成は、先行露光で形成された痕跡6により影響を受けず且つ該痕跡6に影響を与えない。漂遊熱を引き起こし得るレンズ8の解像度の制限は影響を与えない、と言うのも、今や所定形状3のみが有効化されると共に、痕跡7の箇所に以前に到達した一切の漂遊熱は既に消散しているからである。これは、光弁11からの光の漏出に対して実質的に影響を受けない様にして高解像度の痕跡領域6及び7を許容すると共に、レンズ8の解像度制限を改良する。
【0035】
もし曲線2及び4が閾値10及び10’を超えなければ、露光を繰り返した後であっても痕跡は形成されない。閾値10’は閾値10と同一である、と言うのも、2つの行程は異なる時点で行われるが同一の領域上で行われるからである。
【0036】
各露出の空間的解像度(即ち、単位面積当たりの所定形状の個数)は減小し得るが、合計解像度は使用された解像度の合計であることは理解されよう。例えば、奇数番目の所定形状がある行程で露光されると共に次の行程で偶数番目の所定形状が露光され得る。と言うのも、順次的な各露光の間には何らの相互作用もないからである。
【0037】
後者の効果は、図4及び図5に示された如く、更なる利点に対して活用され得る。図4は、先行技術のレジスト露光方法が如何にして非平面基板の影響を受けるかを示している。非平面基板12はフォトレジスト9により被覆され、図3に示されたのと同様の装置にて結像化される。問題を引き起こす上では、平面性からの逸脱が大きいことは必要でない。レンズ8がある点にて基板12上に焦点を合わせたとしても、それより高い又はそれより低いすべての点は焦点から外れることにより解像度の損失を引き起こす。このような解像度の損失の結果として、狭幅線は広幅化されて結合され、且つ/又は、各所定形状間の狭幅間隙が消失することもある。同一の基板が別の焦点設定にて再び結像化されたとき、吸収されながらも閾値に到達しなかった露光のすべては新たな露光と合計されて像を破壊する。また、集積回路を作成する場合の焦点深度は典型的には、使用されるレンズ8の大きな開口数の故に1ミクロンより小さい。この点、1ミクロンという逸脱は、低位層の蓄積により引き起こされ得る。今日においてはシリコン・ウェハに平面性を回復させる為にCMPプロセス(化学−機械的研磨)が使用される。
【0038】
本発明はこの問題を、マスク用の熱レジストを使用すると共に、各々が異なる焦点設定により上記熱レジストを複数回にわたり結像化することで解決する。これは図5(A)乃至図5(C)に示されている。図5(A)においては、焦点が合ったライン6及び7のみが閾値温度と交差し、適切に結像化された。焦点外領域は閾値温度に到達せず、熱は消散した。図5(B)は、同一の基板を別の焦点設定で結像化した結果を示している。所定形状6及び7の内で、新たな焦点設定における焦点に在る部分のみが結像化された。図5(C)は、図5(B)の焦点設定により再結像化された図5(A)の結像化基板を示している。第1露光において焦点外であった所定形状のすべては第2露光の間に焦点内に在り、所定形状6、7の像を完成している。もし平面性からの逸脱が大きければ、2段階以上の露光が必要なこともある。重複露光の間における焦点の変化が露光の焦点深度より小さい限りにおいて、基板12の表面は完全に結像化され得る。
【0039】
異なる焦点設定にて多段露光を行うことは、交互的所定形状を交互的露光で照射するという前述の方法と組合せ可能である。例えば、図2の所定形状1及び3が非平面基板上で最大解像度にて結像化される必要があれば、次の様に4回もしくはそれ以上の露光が使用され得る:
第1露光:第1焦点設定により所定形状1、
第2露光:第1焦点設定により所定形状3、
第3露光:第2焦点設定により所定形状1、
第4露光:第2焦点設定により所定形状3。
【0040】
該方法は熱レジストに限定されるもので無く、相反則に従わない他のレジストにも使用され得る。重要な集積回路物品に対し、上記方法がUV光と組合せて使用される。プリント回路基板などの要求が厳しくない結像化に対しては、IR光を使用した単一回の行程で十分である。尚、本発明においてはUV光が使用されるが、UVにより活性化された熱レジストを通常のUVフォトレジストと混同してはならない。UVフォトレジストは光子の原理に基づいて作用する。フォトレジストの露光は相反則に従うのである。然るに、熱レジストを結像化すべく使用されるUV光は熱レジストに吸収されて熱へと変換され、露光は相反則に従わない。
【0041】
熱レジストは相反則に従わないことから、露光時間は一層重要である(長時間にわたり低露光を行っても効果がない)。短時間に対しては高露光が使用され得る。但し、露光が多すぎると、熱レジストは所望の如く単に閾値温度より大きい温度に加熱される代わりに融除(ablate)されてしまう。露光時間に対する下限は、熱レジストの融除である。これは典型的には約1,000kW/cm2の出力密度にて生ずる。(熱レジストが融除にて使用される如く設計されていなければ)融除は破片を生成することから、一般的に望ましくない。露光時間に対する上限は、基板内に熱が流入する速度により決定される。これは、熱レジストの熱的時定数により左右される。多くの熱レジストに対し、露光時間の上限は(1ミクロン層に対し)約100マイクロ秒であり、対応する出力密度は100kW/cm2より低い。
【0042】
既存の熱レジストはIRで最大吸収度を示す吸収染料(absorber dye)を有するがUVでの作用の為に新たな染料は必要とされない、と言うのも、これらの染料のほとんど及びレジストを作成する上で使用されるポリマはUVにても強力に吸収するからである。このことは特に、ほとんどの材料が強力に吸収する266nmにおける作用に対して当てはまる。故に、IRに使用されたのと同一の熱レジスト組成が266nm及び他のUV波長に使用され得る。
【0043】
実施例
プリント回路基板の銅被覆内層が、浸漬被覆によりDifine 4LF熱レジストで被覆された。2400dpiで作動するCreo(商標)Trendsetter(商標)上で、1ピクセル・オン/1ピクセル・オフのパターン及び2ピクセル・オン/2ピクセル・オフのパターンが結像化された。各ピクセルは約10.6ミクロン(1/2400インチ)であった。結像化の後、レジストはデータシートに従い、標準的現像剤を使用して現像された。Trendsetter(商標)はクレオ プロダクツ社、カナダ、バンクーバー所在(Creo Products Inc., Vancouver, Canada)から入手可能であり、Difine 4LF熱レジストはクレオ社、イスラエル、ロッド所在(Creo Ltd., Lod, Israel)から入手可能である。上記Trendsetter(登録商標)は光弁を使用する。光漏出は5%に設定された。この比較的に高い光漏出においてさえも、上記2ピクセル・オン/2ピクセル・オフのパターンは単一露光において明確に結像化され、フォトレジストにより達成された結果を遙かに越えた。1ピクセル・オン/1ピクセル・オフのパターンは細分された。1ピクセル・オン/1ピクセル・オフのパターンが2行程で結像化され、各行程は1ピクセル・オン/3ピクセル・オフから成り各行程は2ピクセルで交互配置された(即ち、第1行程では奇数番目ラインが結像化されると共に第2行程では偶数番目ラインが結像化された)とき、良好な1オン/1オフのパターンが達成された。
【0044】
当業者であれば明らかな如く、本発明を実施する上では、本発明の精神もしくは範囲から逸脱すること無く、上記開示に鑑みて多くの変更及び改変が可能である。従って、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲に定義された内容に従い解釈されるべきである。
【0045】
【発明の効果】
本発明により、レジスト上に漂遊熱が蓄積されず、高い解像度で像を形成することが可能となる。高価なフォトツールを必要としない。さらに、熱レジストの閾値温度を適宜なものとすることにより、漂遊熱の原因である光漏出が大きい低コントラストの光学システムも使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術の方法により露光されているフォトレジストであって、フォトレジストが相反則に従う場合に生ずる先行技術の結像化における解像度損失を示す略断面図。
【図2】本発明の方法により露光されているフォトレジストであって、本発明の好適な実施形態による熱レジストを使用した多段露光により実現可能な解像度が増加することを示す略断面図。
【図3】本発明に係る熱レジスト露光装置の斜視図。
【図4】先行技術の方法により露光されている基板上の非平面フォトレジストの斜視図。
【図5】(A)は、ひとつの焦点設定にて露光された後の非平面熱レジスト層の斜視図。(B)は、別の焦点設定にて露光された場合の非平面熱レジスト層の斜視図。(C)は、ひとつは(A)の焦点設定で且つ第2は(B)の焦点設定での2度の行程により露光されたときの非平面熱レジスト層の斜視図。
【符号の説明】
1…所定形状、3…所定形状、6、7…露光済領域、9…レジスト、10…閾値、10’…閾値、11…光弁(マスク)、13…レーザ。
Claims (16)
- 予め定めた温度に到達したときに溶解度が変化する熱レジストを備える工程と、
a)第1の焦点設定により上記熱レジストの所定領域を露光する工程
及び
b)上記第1所定形状の結像化工程後、上記熱レジストの熱時定数よりも長い遅延時間が経過した後に、上記第1の焦点設定とは異なる第2の焦点設定により上記レジストの上記所定領域を露光する工程
により上記レジストを露光する工程と、
を含むレジストの結像的露光方法。 - 前記第1所定形状を結像化する前記工程は、前記領域にわたり光ビームを走査する工程及び第1データセットに従い上記光ビームを変調する工程を含み、且つ、
前記第2所定形状を結像化する前記工程は、上記領域にわたり光ビームを走査する工程及び第2データセットに従い上記光ビームを変調する工程を含む請求項1記載の方法。 - 前記領域にわたり光ビームを走査する前記工程は、
光源により光弁を照射する工程と、
上記光弁の像を前記レジスト上に形成する工程と、
を含む請求項2記載の方法。 - 前記領域は、レジストにわたる連続的な2回の光ビームの走査の間で重複する領域を含む請求項1記載の方法。
- 前記光ビームは赤外線レーザからのビームを含む請求項2乃至4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記光ビームはレーザからの可視光ビームを含む請求項2乃至4のいずれか一項記載の方法。
- 前記光ビームはレーザからの紫外光ビームを含む請求項2乃至4のいずれか一項記載の方法。
- 前記レーザは4倍周波数YAGレーザである請求項7記載の方法。
- 前記第1所定形状を結像化する工程は、前記第2所定形状を結像化する工程とは異なる焦点設定にて実行される、請求項1乃至8のいずれか一項記載の方法。
- 前記第1所定形状及び第2所定形状を結像化する工程は焦点合わせ可能な光学システムにより実行され、
前記レジストは非平面であり、且つ、
上記第1所定形状を結像化する上記工程は、
a)上記光学システムを第1焦点設定にて焦点合わせすると共に上記レジスト表面に結像化することにより上記光学システムの第1焦点平面内で前記レジストに露光済領域を生成する工程と、
b)上記光学システムを第2焦点設定にて焦点合わせすると共に上記レジスト表面に結像化することにより上記光学システムの第2焦点平面内で前記レジストに露光済領域を生成する工程と
を含む請求項1記載の方法。 - 各々がオン状態及びオフ状態を有するアドレス可能要素を有する線形光弁と、同光弁を照射するレーザ源と、熱レジスト上に光弁の像を形成する光学システムと、上記熱レジストに対する上記光弁の像を移動させる手段とを利用して熱レジストを結像的に露光する方法であって、
上記光弁の上記アドレス可能要素を制御しながら上記熱レジストに対する上記光弁の上記像を移動させることにより上記熱レジストを選択的に露光する工程を含み、
上記アドレス可能要素がオフ状態に在るとき、該アドレス可能要素からの光漏出は、上記熱レジストを該熱レジストの閾値温度を超える温度まで加熱するには不十分である
熱レジストを結像的に露光する請求項1記載の方法。 - 前記アドレス可能要素がオフ状態にあるときに同アドレス可能要素により生成される光強度に対する、上記アドレス可能要素がオン状態にあるときに同アドレス可能要素により生成される光強度の比率は、100:1より小さい請求項9記載の方法。
- 前記比率は10:1より小さい請求項12記載の方法。
- 集積回路の製造に使用される請求項1乃至13のいずれか一項記載の方法。
- プリント回路基板の製造に使用される請求項1乃至14のいずれか一項記載の方法。
- フラット・パネル・ディスプレイの製造に使用される請求項1乃至15のいずれか一項記載の方法。
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