JP4463071B2 - 再生装置および再生方法 - Google Patents

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Description

この発明は、圧縮された映像や音楽などの情報を再生する再生装置および再生方法に関し、特に指定された再生開始時刻から情報を再生することが可能な再生装置および再生方法に関する。
近年、動画や音楽など種々な情報の記録が可能な光ディスクとしてDVD(Digital Versatile Disc)が普及しつつある。
より長時間の映像や音声が再生できるよう、DVD等の記録媒体には映像や音声などの情報が符号化(圧縮)された符号化データ(以下、圧縮データと称する)が記録される。圧縮データはパケットと称されるデータの塊に分割され、パケットには再生する(復号する)場合の時間合わせ情報が付されている。この時間合わせ情報はタイムスタンプと称される。
ユーザは記録媒体に記録された音楽や映像などを再生する場合、自分の好みの個所から再生することが多い。よって、多くの再生装置はユーザが指定した開始時刻に対応して再生すべき情報の開始位置を求める処理(タイムサーチ処理)を実行する機能を有する。
タイムサーチ処理に関する装置および方法が従来から提案される。たとえば、特開2004−213728号公報(特許文献1)には、プログラムチェイン情報に含まれるセルの再生時間を用いて指定時間に対応する再生位置を検索することが可能なDVD再生装置および方法が開示される。
また、特開2000−173248号公報(特許文献2)には、デジタルオーディオデータのパックから再生すべき時刻を管理しているPTS(プレゼンテーションタイムスタンプ)を取得するとともに、管理情報からトラックの再生開始時刻とトラックの総再生時間とを取得して、現在の再生時刻および残再生時間を算出する時間取得方法が開示される。
また、特開2003−228964号公報(特許文献3)には、サーチポインタファイルの各セクタ内にそれまでの全サーチポインタの積算値を格納しておき、検索時にセクタ内の目的サーチポインタまでの積算値を算出して圧縮オーディオファイルのアドレスを求める検索方法が開示される。
特開2004−213728号公報 特開2000−173248号公報 特開2003−228964号公報
圧縮データの場合、圧縮データのサイズが同じであっても再生されたときに各々の圧縮データの再生時間が異なることが多い。これは圧縮前の情報の情報量に応じて圧縮率が変動する(ビットレートが変動する)ためである。
たとえばDVDに音声情報を記録するための仕様(DVDオーディオ仕様)では圧縮データの形式としてパックドPCM(Pulse Code Modulation)がサポートされる。パックドPCMとは、音声を一定時間ごとに数値化(サンプリング)して記録するリニアPCMと同じ品質を保つことが可能な圧縮データの形式である。
このような圧縮データを再生する場合、各パケットの再生時間が同一であるとして再生開始時に再生されるパケットを決定すると、ユーザが望む再生個所と実際に再生される個所とにずれ(誤差)が生じる可能性がある。この誤差は再生される圧縮データによって様々であるが、たとえば5秒程度である。誤差が生じることにより、ユーザは指定した個所から音楽や映像を再生することができず、再生装置を利用する際に不便や不満を感じる。
上述の課題について具体例を示して説明する。再生装置にはABリピート機能を有するものがある。「ABリピート機能」とは、情報の再生開始時刻(A点)と再生終了時刻(B点)が指定されることにより、A点とB点との間の情報が繰り返し再生される機能である。
たとえばユーザは英会話の練習のため、ABリピート機能を利用してある会話文を繰り返し再生する場合がある。ユーザは繰り返し再生したい部分に相当する開始時刻と終了時刻とを把握してA点とB点とを指定する。
ABリピート機能が実行されると再生装置はA点から情報の再生を開始し、B点まで再生されると再生個所はA点に戻る。再生装置はA点として指定された再生開始時刻に対応する圧縮データを検索してデータを再生するが、タイムスタンプに記録された再生時刻とユーザが指定した再生時刻とが異なることがある。この場合、ユーザが指定した再生開始位置と異なる個所から再生が開始される。
特にABリピート機能では、装置が決定した再生開始個所がユーザによる指定個所とずれていると再生ごとにずれた個所から情報が再生される。よって、ユーザは再度A点を指定するなどの対応を行なう必要があるので再生装置の機能に不便や不満を感じることになる。
一方、タイムスタンプ(PTS)が含まれるパケットからタイムスタンプを読出して指定時刻に最も近い時刻に再生されるパケットを決定すれば、指定時刻とタイムスタンプとの誤差を小さくすることができる。しかし、たとえば再生順序に従ってタイムスタンプを含むパケットからタイムスタンプを読出すような処理が行なわれると、処理に時間を要するため、情報の再生が開始されるまでユーザは待たされることになる。
この発明は上述の課題を解決するものであって、その目的は、指定された再生時間に対し、より正確な位置から音楽や映像などの情報を再生することが可能な再生装置および再生方法を提供することである。
この発明は要約すれば、再生時間が互いに異なり得る複数のパケットを含む再生情報を再生する再生装置であって、DVD(Digital Versatile Disc)に記録されたオーディオ情報を再生情報として受信する受信部と、ユーザによって指定時刻が入力される入力部と、受信部から受ける再生情報と、入力部から受ける指定時刻とに基づいて複数のパケットの中から開始パケットを決定し、開始パケットを起点として再生情報を再生する再生部とを備える。
再生部は、仮決定部と、算出部とを含む。
仮決定部は、再生情報と指定時刻とを受け、複数のパケットの各々の再生時間の平均値を算出し、複数のパケットの各々が再生順序に従って平均値で再生されると仮定した場合に、指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットを仮の開始パケットに決定する。
算出部は、仮の開始パケットがタイムスタンプを含む場合には、読み出したタイムスタンプに基づいて仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻を決定し、仮の開始パケットがタイムスタンプを含まない場合には、仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうちタイムスタンプを含むパケットから読み出したタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定して、再生時刻と指定時刻との誤差を算出する。
仮の開始パケットは、再生時刻から所定の単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置を指定するポインタを含むパケットである。
再生部は、実決定部と、パケット再生部とをさらに含む。
実決定部は、誤差が所定の範囲内にある場合には、仮の再生開始位置をそのまま実際の再生開始位置に決定し、誤差が所定の範囲を超える場合には、ポインタを用いて仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうち、指定時刻との誤差が所定の範囲内になる時刻に再生されるパケットを検索し、検索後のパケットを示すように仮の再生開始位置を補正して実際の再生開始位置を決定する。
パケット再生部は、実際の開始パケットを起点として再生情報の再生を開始する。
この発明の他の局面に従うと、再生時間が互いに異なり得る複数のパケットを含む再生情報を再生する再生装置であって、再生情報を受信する受信部と、ユーザによって指定時刻が入力される入力部と、受信部から受ける再生情報と、入力部から受ける指定時刻とに基づいて複数のパケットの中から開始パケットを決定し、開始パケットを起点として再生情報を再生する再生部とを備え、再生部は、再生情報と指定時刻とを受けて算出した仮の再生開始位置に応じた仮の開始パケットを複数のパケットの中から決定する仮決定部と、仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻と指定時刻との誤差を算出する算出部と、誤差に応じて仮の再生開始位置を補正した実際の再生開始位置を決定し、実際の再生開始位置に応じた実際の開始パケットを複数のパケットの中から決定する実決定部と、実際の開始パケットを起点として再生情報の再生を開始するパケット再生部とを備える。
好ましくは、実決定部は、誤差が所定の範囲内にある場合には、仮の再生開始位置をそのまま実際の再生開始位置に決定し、誤差が所定の範囲を超える場合には、仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットを検索し、指定時刻との誤差が所定の範囲内になる時刻に再生されるパケットを実際の再生開始位置が示すように仮の再生開始位置を補正して実際の再生開始位置を決定する。
好ましくは、算出部は、仮の開始パケットがタイムスタンプを含む場合には、読み出したタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定し、仮の開始パケットがタイムスタンプを含まない場合には、仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうちタイムスタンプを含むパケットから読み出したタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定し、仮の開始パケットは、再生時刻から所定の単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置を指定するポインタを含み、実決定部は、誤差が所定の範囲を超える場合には、ポインタを用いて仮の再生開始位置を補正する。
好ましくは、仮決定部は、複数のパケットの各々の再生時間の平均値を算出し、複数のパケットの各々が再生順序に従って平均値で再生されると仮定した場合に、指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットを仮の開始パケットに決定する。
より好ましくは、受信部は、DVDに記録されたオーディオ情報を再生情報として受信する。
この発明のさらに他の局面に従うと、再生時間が互いに異なる複数のパケットを含む再生情報を再生する再生方法であって、DVDに記録されたオーディオ情報を再生情報として受信するステップと、ユーザによって指定時刻が入力されるステップと、受信部から受ける再生情報と、入力部から受ける指定時刻とに基づいて複数のパケットの中から開始パケットを決定し、開始パケットを起点として再生情報を再生するステップとを備える。
再生するステップは、仮の開始パケットを決定するステップと、誤差を算出するステップとを含む。
仮の開始パケットを決定するステップは、再生情報と指定時刻とを受け、複数のパケットの各々の再生時間の平均値を算出し、複数のパケットの各々が再生順序に従って平均値で再生されると仮定した場合に、指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットを仮の開始パケットに決定するステップである。
誤差を算出するステップは、仮の開始パケットがタイムスタンプを含む場合には、読み出したタイムスタンプに基づいて仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻を決定し、仮の開始パケットがタイムスタンプを含まない場合には、仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうちタイムスタンプを含むパケットから読み出したタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定して、再生時刻と指定時刻との誤差を算出するステップである。
仮の開始パケットは、再生時刻から所定の単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置を指定するポインタを含むパケットである。
再生するステップは、実際の再生開始位置を決定するステップと、再生を開始するステップとをさらに含む。
実際の再生開始位置を決定するステップは、誤差が所定の範囲内にある場合には、仮の再生開始位置をそのまま実際の再生開始位置に決定し、誤差が所定の範囲を超える場合には、ポインタを用いて仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうち、指定時刻との誤差が所定の範囲内になる時刻に再生されるパケットを検索し、検索後のパケットを示すように仮の再生開始位置を補正して実際の再生開始位置を決定するステップである。
再生を開始するステップは、実際の開始パケットを起点として再生情報の再生を開始するステップである。
この発明のさらに他の局面に従うと、再生時間が互いに異なり得る複数のパケットを含む再生情報を再生する再生方法であって、再生情報を受信するステップと、ユーザによって指定時刻が入力されるステップと、受信部から受ける再生情報と、入力部から受ける指定時刻とに基づいて複数のパケットの中から開始パケットを決定し、開始パケットを起点として再生情報を再生するステップとを備え、再生するステップは、再生情報と指定時刻とを受けて算出した仮の再生開始位置に応じた仮の開始パケットを複数のパケットの中から決定するステップと、仮の開始パケットが実際に再生されるときの再生時刻と指定時刻との誤差を算出するステップと、誤差に応じて仮の再生開始位置を補正した実際の再生開始位置を決定し、実際の再生開始位置に応じた実際の開始パケットを複数のパケットの中から決定するステップと、実際の開始パケットを起点として再生情報の再生を開始するステップとを含む。
好ましくは、実際の開始パケットを決定するステップは、誤差が所定の範囲内にある場合には、仮の再生開始位置をそのまま実際の再生開始位置に決定し、誤差が所定の範囲を超える場合には、仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットを検索し、指定時刻との誤差が所定の範囲内になる時刻に再生されるパケットを実際の再生開始位置が示すように仮の再生開始位置を補正して実際の再生開始位置を決定する。
好ましくは、算出するステップは、仮の開始パケットがタイムスタンプを含む場合には、読み出したタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定し、仮の開始パケットがタイムスタンプを含まない場合には、仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうち、タイムスタンプを含むパケットから読み出したタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定し、仮の開始パケットは、再生時刻から所定の単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置を指定するポインタを含み、実際の開始パケットを決定するステップは、誤差が所定の範囲を超える場合には、ポインタを用いて仮の再生開始位置を補正する。
好ましくは、仮の開始パケットを決定するステップは、複数のパケットの各々の再生時間の平均値を算出し、複数のパケットの各々が再生順序に従って平均値で再生されると仮定した場合に、指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットを仮の開始パケットに決定する。
より好ましくは、受信するステップは、DVDに記録されたオーディオ情報を再生情報として受信するステップである。
この発明の再生装置および再生方法によれば、各パケットの再生時間の平均値で各パケットが再生されると仮定した場合の開始パケットである仮の開始パケットから取得したタイムスタンプと指定時刻との誤差を算出し、誤差が所定の範囲内の場合には仮の開始パケットからそのまま情報の再生を開始し、誤差が所定の範囲を越える場合にはデータに含まれるポインタを用いて開始パケットを決定して情報を再生するので、指定された再生位置に対して正確な位置から情報を再生することが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、この発明の再生装置の構成例を示すブロック図である。
図1を参照して、再生装置1は、ディスクD1から再生時間が互いに異なり得る複数のパケットを含む再生情報を受信する受信部2と、ユーザによって指定時刻が入力される操作部3と、受信部から受ける再生情報と、入力部から受ける指定時刻とに基づいて複数のパケットの中から開始パケットを決定し、開始パケットを起点として再生情報の再生を開始する再生部4とを備える。
受信部2は、モータドライバ5と、ピックアップ6とを含む。モータドライバ5は再生部4から送られる信号に応じてピックアップ6を駆動させるための信号を出力する。ピックアップ6はモータドライバ5から送られる信号に応じて動作してディスクD1から再生情報を受信する。
操作部3は、指定時刻以外に、たとえばディスクの再生や停止や取出などの指示をユーザから受ける。
再生部4は、制御部7、RAM(Random Access Memory)8、フラッシュROM(Read Only Memory)9、ビデオドライバ10、およびオーディオDAC(Digital Analog Converter)12を含む。
なお、図1に図示されないが、制御部7は、再生情報と指定時刻とを受けて算出した仮の再生開始位置に応じた仮の開始パケットを複数のパケットの中から決定する仮決定部と、仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻と指定時刻との誤差を算出する算出部と、誤差に応じて仮の再生開始位置を補正した実際の再生開始位置を決定し、実際の再生開始位置に応じた実際の開始パケットを複数のパケットの中から決定する実決定部と、実際の開始パケットから再生情報を再生するパケット再生部(デコーダ)とを含む。
パケット再生部は、ビデオデコーダ部、オーディオデコーダ部、および副映像デコーダ(SP(Sub Picture)デコーダ)部を有する。たとえばディスクD1がDVDオーディオディスクであれば、受信部2から送られるパケット(オーディオパック)はオーディオデコーダ部で処理される。また、たとえばディスクD1がDVDビデオディスクであれば、受信部2から送られたパケットは制御部7でデータの内容に応じてビデオパック、オーディオパック、副映像パックに分離される。ビデオパック、オーディオパック、副映像パックはそれぞれビデオデコーダ部、オーディオデコーダ部、SPデコーダ部で処理される。
RAM8は、ディスクD1から受信部2が受信した再生情報や、操作部3から入力される指示や指定時刻などを一時的に記憶する。また、RAM8は、制御部7が所定の演算を行なうときのワークエリアとして用いられる。
たとえばRAM8は制御部7がタイムサーチ処理や再生処理等の各種処理を行なうために必要なパケットのヘッダを一時的に保存する。制御部7に内蔵される各デコーダ部に送られたパックは、ヘッダに含まれるPTSの値に同期して再生処理を行なう。これにより、再生装置1はスピーカ13に音声を出力したり、表示装置11の画面上に日本語字幕付きの映画を出力したりすることができる。
フラッシュROM9は、再生装置1の制御に必要な各種の制御プログラムを格納する。
ビデオドライバ10およびオーディオDAC12は制御部7によって再生された映像信号と音声信号とをそれぞれ受ける。ビデオドライバ10は映像信号に従って表示装置11を駆動するための駆動信号を出力する。表示装置11は駆動信号に応じて映像を表示する。また、オーディオDAC12はデジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換してスピーカ13に送る。スピーカ13はアナログ音声信号に応じて音声を出力する。
制御部7におけるタイムサーチ処理を要約して説明する。制御部7は、操作部3から指定時刻が入力されると、各パケットの再生時間の平均値で各パケットが再生されると仮定した場合の開始パケットである仮の開始パケットの再生時刻と指定時刻との誤差を算出する。制御部7は誤差が所定の範囲内であるときには仮の開始パケットを実際の開始パケットに決定し、誤差が所定の範囲を越えるときには、仮の開始パケットに含まれるポインタに従って実際の開始パケットを決定する。これにより再生装置1は指定された開始位置との誤差が少なくなる再生開始位置を決定することが可能になる。
図2は、DVDオーディオの物理フォーマットを示す図である。
図2を参照して、DVDに形成された記録エリアA1は、リードインエリアLI、ボリュームスペースVS、およびリードアウトエリアLOを含む。ボリュームスペースVSは、ボリューム/ファイル構造領域20、DVDオーディオゾーン21、およびアザーゾーン22を含む。
ボリューム/ファイル構造領域20はISO9660およびUDFブリッジに定められる管理領域に相当する。ボリューム/ファイル構造領域20はオーディオ情報のファイル構造を管理するための情報を含む。たとえば、ある再生情報について再生時間やパケットの数等の情報はボリューム/ファイル構造領域20に記録される。
DVDオーディオゾーン21は、シンプルオーディオマネージャ(SAMG)210、オーディオマネージャ(AMG)211、オーディオスチルビデオセット(ASVS)212、およびm個(mは1以上99以下の整数)のオーディオタイトルセット(ATS)213を含む。なお、ASVS213はオプションデータであり、DVDオーディオゾーン21に記録されない場合もある。
アザーゾーン22は、オーディオ情報以外の情報が記録される領域であり、たとえばDVDビデオゾーンのビデオタイトルセット(VTS)で利用可能な情報が記録される。
DVDオーディオゾーン21に含まれる各領域について説明する。
SAMG210は、リニアPCMデータあるいはロスレスパックされたPCMデータ(パックドPCMデータ)を2チャンネルで再生するために必要な情報を含む。
AMG211はDVDオーディオゾーン21を総合的に管理する情報を含む。AMG211に含まれる情報は、たとえば視聴者に対して項目選択を促すためのメニューに関する情報や違法コピーを防止するための情報などである。
ATS213は、オーディオタイトルセット情報(ATSI)220と、複数のオーディオオブジェクトセット(AOBS)221と、オーディオタイトルセット情報バックアップ(ATSI_BUP)222とを含む。
ATSI220には複数のセルを組み合わせた論理的区分であるプログラムチェインに関する種々の情報であるATSPGCI(Audio Title Set Program Chain Information)等の情報が記録される。セルとは論理上の処理を行なう最小単位である。
AOBS221は1以上のオーディオオブジェクト(AOB)230を含む。各AOBは1以上のオーディオセル(ATS_C)250を含む。なお、1以上のオーディオセル250の集まりによってプログラム240が構成され、1以上のプログラムによってプログラムチェイン(図示せず)が構成される。
各オーディオセルは、固定サイズ(2048バイト)のオーディオパック(A_PCK)260の集合で構成される。オーディオパック260はデータ転送処理を行なう際の最小単位である。
図3は、図2のオーディオパック260の構成を示す図である。
図3を参照して、オーディオパック260は、パックヘッダ260Aと、パケットヘッダ260Bとを含む。パケットヘッダ260BはPTS261を含む。
オーディオパック260は、さらに、記録されている情報が圧縮データであることを示すサブストリームID260Cと、使用量パラメータ制御(Used Parameter Control;UPC)の国際標準記録コード(International Standard Recording Code;ISRC)の情報が格納されるUPC_EAN_ISRC260Dと、プライベートヘッダのバイト数が格納されるプライベートヘッダ長情報260Eとを含む。「プライベートヘッダ」とは、オーディオパック260からパックヘッダ260Aと、パケットヘッダ260Bと、後述するオーディオデータ260Iとを除いた残りの部分である。
オーディオパック260は、さらに、DVD上においてオーディオデータ260Iの先頭バイトが記録されている位置(アドレス)を示す第1アクセスユニットポインタ情報260Fと、オーディオデータ情報260Gとを含む。
オーディオデータ情報260Gは単位時間に再生されるパケットの数を示すポインタを含む。図3に示されるようにポインタには前方サーチポインタ(forward_au_search_pointer)262と後方サーチポインタ(backward_au_search_pointer)263とがある。前方サーチポインタ262はオーディオパック260よりも単位時間だけ前の時間に再生されたオーディオパックの数を示し、後方サーチポインタ263はオーディオパック260よりも単位時間だけ後の時間に再生されたオーディオパックの数を示す。
オーディオパック260は、さらに、パック長を固定長に調整するためのスタッフィングバイト260Hと、再生されるオーディオ情報であるオーディオデータ(パックドPCMデータ)260Iとを含む。
図4は、再生部4におけるタイムサーチ処理を示すフローチャートである。
図4を参照して、ステップS1ではユーザから開始時刻として指定された指定時刻が操作部3に入力され、この指定時刻が操作部3から制御部7に送られる。また、受信部2はディスクD1から処理の対象となる再生情報を受信する。
以下のステップS2〜S10での処理は、制御部7に含まれる仮決定部、算出部および実決定部によって行なわれる。
ステップS2では、算出部は指定時刻をタイムスタンプの値に変換する。以後、この変換されたタイムスタンプを「目標PTS」と称する。算出部は再生情報の再生開始時刻から指定時刻まで経過した時間(秒数)を90,000倍して目標PTSを得る。たとえば再生開始時刻を基準とした場合の指定時刻が10秒である場合、目標PTSの値は10×90,000=900,000になる。
ステップS3では、仮決定部はパケットの再生時間の平均値を算出するため、たとえば受信部2に指示を送る。受信部2は仮決定部からの指示を受け、ディスクD1の管理情報領域(図2のボリューム/ファイル構造領域20)から、この再生情報のオーディオパケットの総数および総再生時間に関する情報を取得する。
ステップS4では、仮決定部は仮の開始パケットを決定するため、ディスクD1に記録された仮の開始パケットの位置である参考アドレス値を算出する。参考アドレス値はこの発明における仮の再生開始位置に相当する。参考アドレス値は以下の式(1)に従って算出される。
(参考アドレス値)=(オーディオパケットの総数)/(総再生時間を示すタイムスタンプ値)×(目標PTS) …(1)
式(1)におけるオーディオパケットの総数および総再生時間はステップS2において管理情報から取得された値である。また、式(1)における(オーディオパケットの総数)/(総再生時間を示すタイムスタンプ値)とは、各オーディオパケットの再生時間の平均値の逆数である。
つまり参考アドレス値とは、複数のパケットの各々が再生順序に従って、パケットの再生時間の平均値で再生されると仮定した場合に、指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットの記録位置を示すアドレスの値である。
たとえば、ある再生情報のオーディオパケットの総数が136,936であり、総再生時間が27,920,400(タイムスタンプ値)である場合、これらの値とステップS2で求められた目標PTSの値とを式(1)に代入することによって、参考アドレス値は4,414と算出される。
ステップS5では、算出部では仮の開始パケットからタイムスタンプを取得する。仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻は、この取得されたタイムスタンプに基づいて決定される。以下、このタイムスタンプを「対象PTS」と称することにする。
なお、仮の開始パケットにタイムスタンプが記録されていない場合(たとえばオーディオデータ260Iのデータサイズが復号再生単位以下のサイズであるため、オーディオデータ260Iの先頭バイトが記録されていない場合)であれば、算出部は、たとえば仮の開始パケットの前後に再生されるパケットのうち、タイムスタンプが記録されたパケットのタイムスタンプに基づいて再生時刻を決定してもよい。以下では説明の便宜上、各パケットにタイムスタンプが含まれるものとする。
ステップS6では、実決定部は再生時刻(対象PTS)と目標PTSとの誤差を算出し、誤差が所定の範囲内か所定の範囲を越えているかのいずれであるかを判定する。所定の範囲は、たとえば±100ミリ秒(タイムスタンプ値では±9,000)に設定される。
誤差が所定の範囲内であると判定された場合(ステップS6においてYESの場合)、処理はステップS7に進む。ステップS7において実決定部は参考アドレス値を実際の再生開始位置に決定する。つまり仮の開始パケットがそのまま実際に再生を開始するパケット(実際の開始パケット)に決定される。
一方、誤差が所定の範囲を越えると判定された場合(ステップS6においてNOの場合)、処理はステップS8に進む。
たとえば、上述の参考アドレス(4,414)に従って仮の開始パケットから取得された対象PTSの値が1,720,785である場合、ステップS6で算出された誤差は(1,720,785−900,000)=820,785となり、9,000よりも大きい。よって、この場合には処理はステップS6からステップS8に進む。
ステップS8では、実決定部は仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットを検索し、指定時刻との誤差が所定の範囲内になる時刻に再生されるパケットを実際の再生開始位置が示すように仮の再生開始位置を補正して実際の再生開始位置を決定する。
仮の開始パケットは再生時刻から所定の単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置(相対アドレス値)を指定するポインタを含む。このポインタは図2の前方サーチポインタ262あるいは後方サーチポインタ263である。実決定部はこれらのポインタを用いて仮の再生開始位置を補正して実際の開始パケットを決定する。
まず、ステップS8では、実決定部は目標PTSと対象PTSとの大小を判定する。ステップS8において目標PTSのほうが対象PTSよりも大きいと判定される場合(ステップSにおいてYESの場合)、処理はステップS9に進む。
ステップS9では、実決定部は前方サーチポインタ262を参照し、以下の式(2)に従って、次にPTSを取得するオーディオパケットの相対アドレス値を算出する。
(相対アドレス値)=(前方サーチポインタの値)×4/90,000×(目標PTS−対象PTS) …(2)
ここで、4/90,000という値は再生時間の最小単位(0.25秒)をタイムスタンプに変換した値の逆数を示す。つまり、PTSの誤差と最小再生時間との比から仮の開始パケットを基準にした相対アドレス値が算出される。
一方、ステップS8の判定において、目標PTSが対象PTSよりも小さい場合(ステップSにおいてNOの場合)、処理はステップS10に進む。ステップS10では、パケット決定部はオーディオパケットに含まれる後方サーチポインタ263を参照し、以下の式(3)に従って相対アドレス値を算出する。
(相対アドレス値)=(後方サーチポインタの値)×4/90,000×(対象PTS−目標PTS)…(3)
上述の例では目標PTSが対象PTSよりも小さい場合であるので、ステップS10において後方サーチポインタ263の値が取得される。後方サーチポインタ263の値がたとえば56である場合、式(3)に従うと、相対アドレス値は2042になる。
ステップS9またはステップS10から処理は再びステップS5に戻り、次アドレス値で指定されたパケットからPTSが取得され、目標PTSとの誤差が算出される。
たとえば相対アドレス値で指定されたパケットのPTSが905,296である場合、ステップS6においてPTSの差は5,296になる。よって誤差が所定の範囲内にある場合に該当するので、実決定部はステップS7においてこのパケットを実際の開始パケットに決定する。
なお、以上の説明ではDVDオーディオフォーマットに従う再生情報を例として示したが、再生情報はDVDビデオフォーマットに従う情報であってもよい。
DVDビデオフォーマットの構成は図2に示されるDVDオーディオフォーマットの構成とほぼ同様であるが、再生情報に含まれるパケットとしてナビゲーションパック、オーディオパック、ビデオパックおよび副映像パックが含まれる点でオーディオパックのみが含まれるDVDオーディオフォーマットと異なる。
DVDビデオフォーマットの場合、図2のオーディオセル250に代えてビデオオブジェクトユニット(VOBU)と称される論理上の単位が構成され、各VOBUの先頭にナビゲーションパックが配置される。ナビゲーションパックにはVOBUの再生開始時刻をタイムスタンプの値で表記したビデオオブジェクトユニットプレゼンテーションスタートタイム(VOBU_S_PTM)が記録される。よってVOBU_S_PTMの値を図4のフローチャートにおける対象PTSとしてもよい。
また、ナビゲーションパックにはVOBUに対するディスク探索情報(DSI;Data Search Information)が含まれる。DSIには、あるVOBUよりも過去に再生されるVOBUを参照するためのBWDI(バックワードインフォメーション)および未来に再生されるVOBUを参照するためのFWDI(フォーワードインフォメーション)が含まれる。つまり、FWDIとBWDIとは図3における前方サーチポインタ262と後方サーチポインタ263とにそれぞれ相当する。
以上のように本実施の形態によれば、指定された再生開始時刻に対して仮に決定した開始パケットのPTSの誤差が大きい場合には、サーチポインタを用いて指定時刻とPTSとの誤差を小さくすることにより、従来よりも正確に再生開始時刻に対応させて情報を再生することができる。
また、本実施の形態によれば、各パケットの再生時間が同じであるとして仮の開始パケットを予め決定するので、パケットからタイムスタンプを順次読み出して指定時刻に対応する開始パケットを決定するよりもタイムサーチ処理に要する時間を短くすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の再生装置の構成例を示すブロック図である。 DVDオーディオの物理フォーマットを示す図である。 図2のオーディオパック260の構成を示す図である。 再生部4におけるタイムサーチ処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 再生装置、2 受信部、3 操作部、4 再生部、5 モータドライバ、6 ピックアップ、7 制御部、8 RAM、9 フラッシュROM、10 ビデオドライバ、11 表示装置、12 オーディオDAC、13 スピーカ、20 ボリューム/ファイル構造領域、21 DVDオーディオゾーン、22 アザーゾーン、210 SAMG、211 AMG、212 ASVS、213 ATS、220 ATSI、221 AOBS、222 ATSI_BUP、230 AOB、240 プログラム、250 オーディオセル、260 オーディオパック、260A パックヘッダ、260B パケットヘッダ、260C サブストリームID、260D UPC_EAN_ISRC、260E プライベートヘッダ長情報、260F 第1アクセスユニットポインタ情報、260G オーディオデータ情報、260H スタッフィングバイト、260I オーディオデータ、261 PTS、262 前方サーチポインタ、263 後方サーチポインタ、A1 記録エリア、D1 ディスク、LI リードインエリア、LO リードアウトエリア、S1〜S10 ステップ、VS ボリュームスペース。

Claims (4)

  1. 再生時間が互いに異なり得る複数のパケットを含む再生情報を再生する再生装置であって、
    DVD(Digital Versatile Disc)に記録されたオーディオ情報を前記再生情報として受信する受信部と、
    ユーザによって指定時刻が入力される入力部と、
    前記受信部から受ける前記再生情報と、前記入力部から受ける前記指定時刻とに基づいて前記複数のパケットの中から開始パケットを決定し、前記開始パケットを起点として前記再生情報を再生する再生部とを備え、
    前記再生部は、
    前記再生情報と前記指定時刻とを受け、前記複数のパケットの各々の再生時間の平均値を算出し、前記複数のパケットの各々が再生順序に従って前記平均値で再生されると仮定した場合に、前記指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットを前記仮の開始パケットに決定する仮決定部と、
    前記仮の開始パケットがタイムスタンプを含む場合には、読み出したタイムスタンプに基づいて前記仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻を決定し、前記仮の開始パケットがタイムスタンプを含まない場合には、前記仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうちタイムスタンプを含むパケットから読み出したタイムスタンプに基づいて前記再生時刻を決定して、前記再生時刻と前記指定時刻との誤差を算出する算出部とを含み、
    前記仮の開始パケットは、前記再生時刻から最小再生単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置を指定するポインタを含むパケットであり、
    前記再生部は、
    前記誤差が100ミリ秒以下である場合には、前記仮の再生開始位置をそのまま実際の再生開始位置に決定し、前記誤差が100ミリ秒を超える場合には、前記ポインタを用いて、前記仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうち、前記指定時刻との誤差が100ミリ秒以下になる時刻に再生されるパケットを検索し、検索後のパケットを示すように前記仮の再生開始位置を補正して、前記実際の再生開始位置を決定する実決定部と、
    前記実際の再生開始位置を起点として前記再生情報の再生を開始するパケット再生部とをさらに含む、再生装置。
  2. 前記実決定部は、前記指定時刻を示す目標タイムスタンプ値と、前記再生時刻を示す対象タイムスタンプ値と、前記最小再生単位時間を示す再生単位タイムスタンプ値と、前記ポインタの値とを以下の式(1)に代入して、前記仮の再生開始位置からの相対的な位置を示す相対アドレス値を算出し、前記仮の再生開始位置および前記相対アドレス値に基づいて、前記実際の再生開始位置を決定する、請求項1に記載の再生装置;
    (相対アドレス値)=(ポインタの値)×(1/再生単位タイムスタンプ値)×|目標タイムスタンプ値−対象タイムスタンプ値|…(1)
    ただし、|目標タイムスタンプ値−対象タイムスタンプ値|は、前記目標タイムスタンプ値と、前記対象タイムスタンプ値との差の絶対値を示す。
  3. 再生時間が互いに異なり得る複数のパケットを含む再生情報を再生する再生方法であって、
    DVD(Digital Versatile Disc)に記録されたオーディオ情報を前記再生情報として受信するステップと、
    ユーザによって指定時刻が入力されるステップと、
    前記再生情報と、前記指定時刻とに基づいて前記複数のパケットの中から開始パケットを決定し、前記開始パケットを起点として前記再生情報を再生するステップとを備え、
    前記再生するステップは、
    前記再生情報と前記指定時刻とを受け、前記複数のパケットの各々の再生時間の平均値を算出し、前記複数のパケットの各々が再生順序に従って前記平均値で再生されると仮定した場合に、前記指定時刻に最も近い時刻に再生が開始されるパケットを前記仮の開始パケットに決定するステップと、
    前記仮の開始パケットがタイムスタンプを含む場合には、読み出したタイムスタンプに基づいて前記仮の開始パケットが実際に再生される場合の再生時刻を決定し、前記仮の開始パケットがタイムスタンプを含まない場合には、前記仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうちタイムスタンプを含むパケットから読み出したタイムスタンプに基づいて前記再生時刻を決定して、前記再生時刻と前記指定時刻との誤差を算出するステップとを含み、
    前記仮の開始パケットは、前記再生時刻から最小再生単位時間だけ前または後の時刻に再生されるべきパケットの相対的な位置を指定するポインタを含むパケットであり、
    前記再生するステップは、
    前記誤差が100ミリ秒以下である場合には、前記仮の再生開始位置をそのまま実際の再生開始位置に決定し、前記誤差が100ミリ秒を超える場合には、前記ポインタを用いて、前記仮の開始パケットの前または後に再生されるべきパケットのうち、前記指定時刻との誤差が100ミリ秒以下になる時刻に再生されるパケットを検索し、検索後のパケットを示すように前記仮の再生開始位置を補正して、前記実際の再生開始位置を決定するステップと、
    前記実際の再生開始位置を起点として前記再生情報の再生を開始するステップとをさらに含む、再生方法。
  4. 前記実際の再生開始位置を決定するステップにおいて、前記指定時刻を示す目標タイムスタンプ値と、前記再生時刻を示す対象タイムスタンプ値と、前記最小再生単位時間を示す再生単位タイムスタンプ値と、前記ポインタの値とを以下の式(1)に代入して、前記仮の再生開始位置からの相対的な位置を示す相対アドレス値を算出し、前記仮の再生開始位置および前記相対アドレス値に基づいて、前記実際の再生開始位置を決定する、請求項3に記載の再生方法;
    (相対アドレス値)=(ポインタの値)×(1/再生単位タイムスタンプ値)×|目標タイムスタンプ値−対象タイムスタンプ値|…(1)
    ただし、|目標タイムスタンプ値−対象タイムスタンプ値|は、前記目標タイムスタンプ値と、前記対象タイムスタンプ値との差の絶対値を示す。
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