JP4462658B2 - 音声合成装置および記憶媒体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる機能を有する音声合成装置、およびその音声合成装置を動作させるためのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、電子メールの構成の一例を示す説明図である。電子メール30は、送信日時30a、タイトル30b、宛名30c、差出人名30d、送信目的30eおよびカーボンコピー30fから構成されるヘッダ31と、本文32と、差出人の署名を表す領域であるシグネチャ部33とから構成される。シグネチャ部33は、会社名33c、部課名33d、差出人名33e、差出人の電話番号33f、差出人のファクシミリ番号33gおよび差出人のメールアドレス33hから構成される。また、シグネチャ部33の前後には、シグネチャ記号「−」が連続して構成されるシグネチャ開始行33aおよびシグネチャ終了行33bが記載されており、それらシグネチャ開始行33aおよびシグネチャ終了行33bで挟まれた領域がシグネチャ部33であることを表している。
そして、上記従来の音声合成装置は、本文32の先頭からシグネチャ部33の末尾までを合成音声にて読み上げて行く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の音声合成装置は、電子メール30の本文32の先頭からシグネチャ部33の末尾までを同じ調子で読み上げるため、本文32とシグネチャ部33とを聴感上区別し難いという問題がある。
また、本来、読み上げる必要のないシグネチャ開始行33aおよびシグネチャ終了行33bをたとえば、「マイナス、マイナス・・」とか「ひく、ひく・・」というように読み上げてしまうという問題もある。
さらに、シグネチャ部33は、定型となっているため、差出人名などの一部の情報だけを読み上げれば十分な場合であっても、毎回シグネチャ部33の総てを読み上げてしまうという問題もある。
【0004】
そこで、本発明は、電子メールの本文とシグネチャ部とを聴感上区別できるように読み上げることができる音声合成装置および記憶媒体を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる機能を有する音声合成装置において、電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶手段と、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、前記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識する記号認識手段と、この記号認識手段が前記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げる読上手段と、が備えられたという技術的手段を採用する。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の音声合成装置において、前記記号認識手段は、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、前記記号記憶手段に記憶された記号が所定数連続していることを検出した場合に、前記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識するように構成されているという技術的手段を採用する。
【0011】
【0012】
請求項に記載の発明では、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる機能を有する音声合成装置を制御するためのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体において、電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶領域と、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、前記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識し、前記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げるように制御する制御プログラムが記憶されたことを特徴とする記憶媒体という技術的手段を採用する。
【0013】
【作用】
請求項1ないし請求項に記載の発明では、記号認識手段は、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶手段に記憶された記号であることを認識し、読上手段は、上記記号認識手段が前記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げる。
つまり、シグネチャ部をシグネチャ部以前のテキスト、つまり本文とは異なる読み上げ方で読み上げることができるため、本文とシグネチャ部とを聴感上容易に区別することができる。
【0014】
特に、シグネチャ部を示すための記号以降のテキストを、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げる。
従って、音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させることにより、読み上げ方が変化したと聴感上分かることができるため、本文とシグネチャ部とを容易に区別することができる。
【0015】
また、上記記号認識手段が上記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げないように構成されているため、本来、読み上げる必要のない記号を読み上げてしまうという事態をなくすことができる。
また、上記読上手段は、シグネチャ部を解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を抽出し、その抽出した所定の情報を読み上げるように構成されているため、定型ではない部分、つまり毎回変化することの多い部分を読み上げるようにすることができ、毎回シグネチャ部の定型の部分までを読み上げてしまうという事態をなくすことができる。
【0016】
特に、上記記号認識手段は、請求項に記載の発明のように、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、上記記号記憶手段に記憶された記号が所定数連続していることを検出した場合に、上記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識するように構成されていることが望ましい。
つまり、シグネチャ部は、その前後にある種の記号を連続して記載することにより、表されることが多く、逆に、上記ある種の記号は、本文においては連続して記載されることは少ないからである。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
そして、請求項に記載の発明では、電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶領域と、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、上記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識し、上記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げるように制御する制御プログラムが記憶された記憶媒体という構成であるため、その記憶媒体を用いることにより、本文とシグネチャ部とを聴感上容易に区別でき、かつ、本来、読み上げる必要のない記号を読み上げてしまうという事態をなくすことができ、かつ、定型ではない部分、つまり毎回変化することの多い部分を読み上げるようにすることができ、毎回シグネチャ部の定型の部分までを読み上げてしまうという事態をなくすことができる音声合成装置を実現できる。
つまり、上記音声合成装置は、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、音声合成装置に内蔵されたCPU、あるいは、音声合成装置に接続されたコンピュータによって制御されることから、上記記憶媒体としての記憶部を音声合成装置に設け、もしくは、上記記憶媒体に格納されているコンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることによって、上記音声合成装置を実現することができるからである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の音声合成装置の一実施形態について図を参照して説明する。
図1は、本実施形態の音声合成装置の主要構成をブロックで示す説明図である。なお、電子メールの構成については、前述の図2を用いて説明する。
音声合成装置10には、電子メール30のシグネチャ部33の領域を示す記号が記憶されたシグネチャ記号記憶部11と、このシグネチャ記号記憶部11に記憶されているシグネチャ記号を検出することにより、シグネチャ開始行33aまたはシグネチャ終了行33bであることを検出するシグネチャ行検出部12と、電子メール30のテキストを読み上げる読み上げ部13とが備えられている。
【0022】
読み上げ部13は、シグネチャ部33を構成する情報の中から差出人名などの読み上げるべき情報を抽出する読み上げ情報抽出部17と、入力されたテキストから音韻データ、合成音声のピッチおよび音韻継続時間などのパラメータを設定する音声パラメータ設定部14と、音韻データが記憶された音韻データベース16と、音声パラメータ設定部14で設定された音韻データを音韻データベース16から引き出し、その引き出した音韻データおよび音声パラメータ設定部14で設定されたパラメータに基づいて音声を合成する音声合成部15と、読み上げ方を変更する読み上げ方変更部20とから構成される。
また、音声合成装置10には、各種データの入出力制御、音声合成部15から出力される合成音声の音声信号への変換などを行う制御部18が備えられており、制御部18には、上記音声信号を出力するスピーカ19が接続されている。
【0023】
なお、シグネチャ行検出部12、読み上げ情報抽出部17、音声パラメータ設定部14、音声合成部15、読み上げ方変更部20および制御部18は、音声合成装置10に内蔵された図示しないCPUの有する機能を示す。また、シグネチャ記号記憶部11、音韻データベース16およびCPUが実行するコンピュータプログラムは、図示しないROM、HDDなどの記憶媒体に記憶される。この場合、それらROM、HDDが、請求項5に記載の記憶媒体に対応する。また、上記コンピュータプログラムが、CD−ROMやFDなどの記憶媒体に記憶されており、その記憶媒体に記憶されているコンピュータプログラムを音声合成装置10に備えられた図示しない読取装置によってインストールする場合は、上記CD−ROMやFDなどの記憶媒体が、請求項5に記載の記憶媒体に対応する。
【0024】
次に、音声合成装置10の一連の動作について、それを示す図3のフローチャートを参照して説明する。
なお、ここでは、図2に示す電子メール30のテキストを読み上げるものとし、シグネチャ記号記憶部11には、シグネチャ開始行33aおよびシグネチャ終了行33bを構成する「−」という記号が記憶されているものとする。
制御部18は、電子メール30のテキストの読上指示があると(ステップ(以下、Sと略す)10:Yes)、図示しない記憶部に記憶されている電子メール30のテキストを入力する(S12)。ここでは、電子メール30の本文32の先頭行の「伊藤様」を入力する。続いて、シグネチャ行検出部12は、シグネチャ記号記憶部11を参照し、制御部18によって入力されたテキストの中にシグネチャ記号「−」を連続してn個、たとえば2個検出したか否かを判定する(S14)。
【0025】
ここでは、「伊藤様」が入力されており、シグネチャ記号「−」は含まれていないため、否定判定され(S14:No)、音声パラメータ設定部14は、「伊藤様」に対する音韻データ、合成音声のピッチおよび音韻継続時間などのパラメータを設定し、音声合成部15は、音声パラメータ設定部14で設定された音韻データを音韻データベース16から引き出し、その引き出した音韻データおよび音声パラメータ設定部14で設定されたパラメータに基づいて音声を合成する(S16)。この合成音声は、制御部18によって音声信号に変換され、スピーカ19から「イトウサマ」と出力される。
以降、上記と同じ処理を単語、あるいは、行単位で繰り返し、本文31の残りの部分「明日5時から・・行います。」を合成音声にて読み上げる。
【0026】
そして、本文31の読み上げを終了し、シグネチャ開始行33aの行を入力すると(S12)、シグネチャ行検出部12は、シグネチャ記号「−」を連続してn個、たとえば2個検出したか否かを判定する(S14)。ここでは、図2に示すように、シグネチャ記号「−」は、2個以上連続しているため、シグネチャ行検出部12は、シグネチャ記号「−」を連続して2個検出したと判定し(S14:Yes)、読み上げ方変更部20が、読み上げ方の変更を行う(S20)。つまり、音声合成は、行わない。読み上げ方の変更は、本文32のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させて行う。ここでは、合成音声のピッチを短くして高い音声に変更するものとする。
【0027】
そして、制御部18は、シグネチャ部33のテキストを入力し(S22)、読み上げ情報抽出部17は、その入力されたテキストの解析を行い、読み上げる情報を抽出する(S24)。その読み上げる情報とは、たとえば、差出人名33e、差出人の属する組織名(会社名33cおよび部課名33d)、差出人の電話番号33f、差出人のファクシミリ番号33gおよび差出人のメールアドレス33hのうちの少なくとも1つ以上である。
ここでは、差出人名「鈴木」が抽出されたとすると、音声パラメータ設定部14は、「鈴木」に対する音韻データ、合成音声のピッチおよび音韻継続時間などのパラメータを設定する。なお、合成音声のピッチは、読み上げ方変更部20によって短いピッチに変更されている(S20)。また、音声合成部15は、音声パラメータ設定部14で設定された音韻データを音韻データベース16から引き出し、その引き出した音韻データおよび音声パラメータ設定部14で設定されたパラメータに基づいて音声を合成する(S26)。この合成音声は、制御部18によって音声信号に変換され、スピーカ19から「スズキ」と出力される。このとき、「スズキ」という音声は、高い音声で出力されるため、その音声を聞く者は、本文32との区別をすることができ、シグネチャ部33を読み上げていることが分かる。
【0028】
以上のように、本実施形態の音声合成装置10を使用すれば、本部32よりも高い音声で差出人名を読み上げることができるため、スピーカ19から出力される音声を聞く者は、本文32とシグネチャ部33とを聴感上容易に区別することができる。
しかも、シグネチャ開始行33aおよびシグネチャ終了行33bを読み上げないようにすることができる。また、シグネチャ部33の中の差出人名のみを抽出して読み上げるようにして、定型の部分を読み上げさせないようにすることができる。
【0029】
なお、上記実施形態では、差出人名を読み上げる音声を高い音声に変更する構成を説明したが、音量、音質および読み上げる速度の中のいずれか、あるいは、音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度の中の少なくとも1つ以上を変化させる構成でもよい。
また、読み上げ情報抽出部17が抽出する情報としては、差出人名33eの他に、差出人の属する組織名(会社名33cおよび部課名33d)、差出人の電話番号33f、差出人のファクシミリ番号33gおよび差出人のメールアドレス33hの中のいずれか、あるいは、差出人名33e、差出人の属する組織名(会社名33cおよび部課名33d)、差出人の電話番号33f、差出人のファクシミリ番号33gおよび差出人のメールアドレス33hの中の少なくとも1つ以上でもよい。
さらに、上記実施形態では、シグネチャ部33のテキストを読み上げる構成を説明したが、シグネチャ部33のテキストを読み上げないように構成することもできる。この場合、図3に示すS14において、シグネチャ記号が連続n個検出された場合は(S14:Yes)、処理を終了する構成にする。
【0030】
ところで、シグネチャ記号記憶部11が、請求項1に記載の記号記憶手段に対応しており、シグネチャ行検出部12が記号認識手段に対応しており、読み上げ部13が読上手段に対応する。また、シグネチャ記号記憶部11が、コンピュータプログラムと共に、ROM、HDD、CD−ROM、FDなどの記憶媒体に記憶されている場合は、その記憶領域が、請求項5に記載の記号記憶領域に対応する。
さらに、S14が、請求項1に記載の記号認識手段として機能し、S20〜S26が、読上手段として機能する。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、請求項1ないし請求項に記載の発明によれば、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶手段に記憶された記号であることを認識する記号認識手段と、この記号認識手段が上記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げる読上手段とを備えるため、シグネチャ部をシグネチャ部以前のテキスト、つまり本文とは異なる読み上げ方で読み上げることができる。
したがって、本文とシグネチャ部とを聴感上容易に区別することができる。
【0032】
特に、シグネチャ部を示すための記号以降のテキストを、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方をすることができるため、読み上げ方が変化したと聴感上分かることができる。
したがって、本文とシグネチャ部とを容易に区別することができる。
【0033】
また、上記記号認識手段が上記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げないように構成された読上手段を備えるため、本来、読み上げる必要のない記号を読み上げてしまうという事態をなくすことができる。
また、上記読上手段は、シグネチャ部を解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を抽出し、その抽出した所定の情報を読み上げるように構成されているため、定型ではない部分、つまり毎回変化することの多い部分を読み上げるようにすることができ、毎回シグネチャ部の定型の部分までを読み上げてしまうという事態をなくすことができる。
【0034】
特に、上記記号認識手段は、請求項に記載の発明のように、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、上記記号記憶手段に記憶された記号が所定数連続していることを検出した場合に、上記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識するように構成されていることが望ましい。
つまり、シグネチャ部は、その前後にある種の記号を連続して記載することにより、表されることが多く、逆に、上記ある種の記号は、本文においては連続して記載されることは少ないからである。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
そして、請求項に記載の発明によれば、電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶領域と、電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、上記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識し、上記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げるように制御する制御プログラムが記憶された記憶媒体という構成であるため、その記憶媒体を用いることにより、本文とシグネチャ部とを聴感上容易に区別でき、かつ、本来、読み上げる必要のない記号を読み上げてしまうという事態をなくすことができ、かつ、定型ではない部分、つまり毎回変化することの多い部分を読み上げるようにすることができ、毎回シグネチャ部の定型の部分までを読み上げてしまうという事態をなくすことができる音声合成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態の音声合成装置の主要構成をブロックで示す説明図である。
【図2】 電子メールの構成を示す説明図である。
【図3】 図1に示す音声合成装置の一連の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 音声合成装置
11 シグネチャ記号記憶部(記号記憶手段)
12 シグネチャ行検出部(記号認識手段)
13 読み上げ部(読上手段)
14 音声パラメータ設定部
15 音声合成部
16 音韻データベース
17 読み上げ情報抽出部
18 制御部
19 スピーカ
20 読み上げ方変更部
30 電子メール
32 本文
33 シグネチャ部
33a シグネチャ開始行

Claims (3)

  1. 電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる機能を有する音声合成装置において、
    電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶手段と、
    電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、前記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識する記号認識手段と、
    この記号認識手段が前記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げる読上手段と、
    が備えられたことを特徴とする音声合成装置。
  2. 前記記号認識手段は、
    電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、前記記号記憶手段に記憶された記号が所定数連続していることを検出した場合に、前記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の音声合成装置。
  3. 電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる機能を有する音声合成装置を制御するためのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体において、
    電子メールにおけるシグネチャ部を示すための記号が記憶された記号記憶領域と、
    電子メールのテキストを合成音声にて読み上げる際に、前記記号記憶手段に記憶された記号であることを認識し、前記記号であると認識した場合には、その記号を読み上げず、その記号以降のテキストを解析して読み上げるべき所定の情報として差出人名、差出人の属する組織名、電話番号、FAX番号およびメールアドレスのうちの少なくとも1つ以上を抽出し、その抽出した所定の情報を、その記号以前のテキストを読み上げる音声に対して音声の高さ、音量、音質および読み上げる速度のうちの少なくとも1つ以上を変化させた読み上げ方で読み上げるように制御する制御プログラムが記憶されたことを特徴とする記憶媒体。
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