JP4458763B2

JP4458763B2 - Mobile phone

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Publication number: JP4458763B2
Application number: JP2003098182A
Authority: JP
Inventors: 泰祐原
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2003-04-01
Filing date: 2003-04-01
Publication date: 2010-04-28
Anticipated expiration: 2023-04-01
Also published as: JP2004304725A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に係り、さらに詳しくは、２以上のアプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機におけるアプリケーションプログラムの実行制御に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１７は、従来の携帯電話機１’の外観の一例を示した図であり、（ａ）は折畳み可能な形状からなる携帯電話機１’を開いた状態の操作面側が示され、（ｂ）は、折り畳んだ状態が示されている。図中の１０はメイン表示部、１１はサブ表示部、１２は機能キー、１３は発話（オフフック）キー、１４は終話（オンフック）キー、１５はテンキー、１６はスピーカ、１７はマイクロフォンである。サブ表示部１１は、折畳み時に使用される補助的な表示手段であり、ユーザ操作時における主たる表示手段は、メイン表示部１０である。
【０００３】
図１８は、メイン表示部１０の画面表示の概略構成例を示した図である。図中の２０はアプリケーション表示領域、２１はピクト表示領域、２２はキー表示領域である。ピクト表示領域２１は、携帯電話機１’の動作状態が表示される領域である。携帯電話機１’は、電波受信状態、電池残容量などの動作状態を常時表示しておく必要があるため、これらの動作状態がピクト（pictograph：絵文字）により表示されるピクト表示領域２１が設けられている。
【０００４】
キー表示領域２２は、３つの機能キー１２にそれぞれ割り当てられた機能が表示される領域である。機能キー１２に割り当てられる機能は使用状況により変化するため、現在の機能を機能キー１２ごとに表示するためのキー表示領域２２が設けられている。
【０００５】
アプリケーション表示領域２０は、アプリケーションプログラムによって使用される表示領域であり、メイン表示部１０におけるピクト表示領域２１及びキー表示領域２２以外の表示領域が使用される。メイン表示部１０には、通常、２インチ程度の小さな液晶表示装置が使用されることから、他の情報処理装置の場合に比べ、狭い表示領域しか確保することができない。このため、アプリケーション表示領域２０は分割されることなく、実行中の１つのアプリケーションプログラムにより占有される場合が多い。
【０００６】
また、携帯電話機１’は、通話プログラム、メールプログラム、電話帳プログラム、メモ帳プログラム、スケジュールプログラム、ＴｏＤｏプログラム、ウェブブラウザなどの様々なアプリケーションプログラムを実行することができる。ただし、携帯電話機１’において同時に実行できるアプリケーションプログラムは１つのみであり、いわゆるシングルタスク処理が行われている。
【０００７】
このため、ユーザは、実行中のアプリケーションプログラムを終了させなければ、新たなアプリケーションプログラムを起動することはできない。携帯電話機１’においてマルチタスク処理を行うことも技術的には可能であるが、マルチタスク化するには、高速なプロセッサや大容量のメモリが必要となり、コストアップにつながる。
【０００８】
携帯電話機１’のユーザは、あるアプリケーションプログラムを実行している時に、他のアプリケーションプログラムのデータを参照したいという場合がある。例えば、電話帳プログラムを起動し、電話帳データを編集している状態で、受信メールの本文を参照したいような場合である。
【０００９】
図１９のステップＳ６０１〜Ｓ６０６は、従来の携帯電話機１’における操作の一例を示したフローチャートであり、電話帳データの編集中にメール本文を参照する際の操作手順が示されている。また、図２０の（ａ）〜（ｄ）は、このときのメイン表示部１０における主な画面表示を順に示した図である。
【００１０】
電子メールの本文を参照するためには、メールプログラムを起動する必要がある。ところが、電話帳データの編集中は、電話帳プログラムの実行中であるため、まず電話帳プログラムを終了させて待受け画面に戻る必要がある（ステップＳ６０１）。このとき、編集中の電話帳データを一旦保存しておく必要がある。その後にメールプログラムを起動させ、参照したいメール本文を表示させる（ステップＳ６０２）。そして、当該メール本文中の目的とする文字列を選択して、コピー操作を行って当該文字列を一時記憶メモリに記憶させる（ステップＳ６０３）。
【００１１】
次に、メールプログラムを終了させて待受け画面に戻り、再び電話帳プログラムを起動させる（ステップＳ６０４，Ｓ６０５）。更に、先に保存を行った編集中の電話帳データを選択し、表示させることにより最初の編集状態にまで戻ることができる。この状態で所定の位置にカーソルを移動させてペースト操作を行うことにより、一時記憶メモリに記憶させた文字列を電話帳データとして入力することができる（ステップＳ６０６）。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
従来の携帯電話機１’は、シングルタスク処理を行っており、１つのアプリケーションプログラムの実行中に、他のアプリケーションプログラムを実行させることができなかった。このため、例えば、他のアプリケーションプログラムのデータを参照しようとすれば、上述した様な煩雑な操作を行う必要があった。
【００１３】
一方、マルチタスク処理を行おうとすれば、複雑な処理手順からなるＯＳ（Operation System）が必要となり、高速な実行処理を行うことができるプロセッサが必要になる。また、大容量のメモリが必要となり、コストアップにつながる。
【００１４】
また、シングルタスク処理の場合であっても、２以上のアプリケーションプログラム用のメモリ領域を同時に確保することができれば、擬似的なマルチタスク処理を実現することができる。すなわち、アプリケーションプログラムをユーザが切り替えることにより、アプリケーションプログラムの実行中に他のアプリケーションプログラムのデータを参照することが可能となる。しかしながら、複数のアプリケーションプログラムのためのメモリ領域を同時に確保しようとすれば、大容量のメモリが必要になるという問題があった。
【００１５】
また、携帯電話機１’は、アプリケーション表示領域２０が狭く、１つのアプリケーションプログラムがアプリケーション表示領域２０を占有していることから操作性が悪く、混乱したユーザは何を操作しているのかがわからなくなるおそれもある。
【００１６】
特に、携帯電話機１’の場合、常時着信可能であることが求められるが、複雑な操作を行っている時に着信があった場合、着信時にメモリ容量が不足するおそれがある。また、終話後のユーザが、着信前に何の操作をしていたのかがわからなくなるというおそれがある。
【００１７】
また、携帯電話機１’は、メールセンターからメール受信通知を受け取ると直ちにメール受信を開始することが求められているが、メール受信時にもメモリ容量が不足するおそれがある。また、受信メールを閲覧したユーザは、電子メール受信前に何の操作をしていたのかがわからなくなるというおそれがある。
【００１８】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、アプリケーションプログラムの実行中に、他のアプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機を安価に提供することを目的とする。特に、アプリケーションプログラムの実行中に、他のアプリケーションプログラムのデータを参照可能な携帯電話機を安価に提供することを目的とする。また、携帯電話機による通話中やメール本文の閲覧中にメモリ不足となるのを防止することを目的とする。また、２以上のアプリケーションプログラムを使用可能な携帯電話機の操作性を向上させることを目的とする。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯電話機は、２以上のアプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、ユーザの指定した第１アプリケーションプログラムを実行するプログラム実行手段と、第１アプリケーションプログラムの実行中に、第２アプリケーションプログラムをユーザに選択させるアプリケーション選択手段とを備えて構成される。上記プログラム実行手段は、アプリケーション選択手段により第２アプリケーションプログラムが選択された場合に、第１アプリケーションプログラムを休止させ、一部の機能が制限された第２アプリケーションプログラムを起動する。また、第２アプリケーションプログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させる。
【００２０】
この様にして、第１アプリケーションプログラムの実行中に第２アプリケーションプログラムを起動する際、一部の機能を制限して起動させることにより、新たに確保すべきメモリ領域を減少させることができる。このため、必要とされるメモリ容量が少ない場合であっても、第１アプリケーションプログラムに割り当てられたメモリ領域を解放することなく、第２アプリケーションプログラムを起動させることが可能となる。従って、第２アプリケーションプログラムの終了後には、第１アプリケーションプログラムを休止前の状態で再開させることができる。
【００２１】
また、本発明による携帯電話機は、一部の機能が制限された第２アプリケーションプログラムの実行中、第２アプリケーションプログラムのデータに対する変更操作が制限され、参照操作が許容される。つまり、データの参照操作を可能とする一方、比較的大きなメモリ容量を必要とするデータの変更操作を制限することによって、第２アプリケーションプログラムの起動時に新たに必要とされるメモリ容量を効果的に低減することができる。
【００２２】
また、本発明による携帯電話機は、上記プログラム実行手段が、第２アプリケーションプログラムの実行中に着信があった場合に通話プログラムを起動し、通話プログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させる。通話プログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させることによって、第２アプリケーションプログラムの使用するメモリ領域を解放し、通話アプリケーションの実行中にメモリ不足となるのを防止することができる。また、着信前の操作過程を通話中に忘れてしまったユーザが、終話後に混乱するのを防止することができる。
【００２３】
また、本発明による携帯電話機は、上記プログラム実行手段が、第２アプリケーションプログラムの実行中にメール受信通知があった場合に、第２アプリケーションプログラムを休止させてメールプログラムを起動し、電子メールの受信後に、休止中の第２アプリケーションプログラムの実行を再開させる。従って、電子メールの受信後に、第２アプリケーションプログラムを引き続き実行させることができる。
【００２４】
また、本発明による携帯電話機は、第２アプリケーションプログラムの休止中にユーザがメール本文を閲覧した場合に、休止中の第２アプリケーションプログラムを終了させ、その後のメールプログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させる。メール本文を閲覧後のメールプログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させることによって、第２アプリケーションプログラムの使用するメモリ領域を解放し、メールアプリケーションの実行中にメモリ不足となるのを防止することができる。また、メモリ領域の解放を行わない場合でも、着信前の操作過程をメール閲覧中に忘れてしまったユーザが、メールプログラム終了後に混乱するのを防止することができる。
【００２５】
また、本発明による携帯電話機は、アプリケーションプログラムによって占有されるアプリケーション表示領域を有する表示手段と、アプリケーション表示領域を使用する第１アプリケーションプログラムを実行するプログラム実行手段と、第１アプリケーションプログラムの実行中に、アプリケーション表示領域を使用する第２アプリケーションプログラムをユーザに選択させるアプリケーション選択手段とを備えて構成される。上記プログラム実行手段は、アプリケーション選択手段により第２アプリケーションプログラムが選択された場合に、第１アプリケーションプログラムを再開可能な状態で休止させ、一部の機能が制限された第２アプリケーションプログラムを起動する。この様な構成により、メモリ容量が少ない場合であっても、第１アプリケーションプログラムの実行中に第２アプリケーションプログラムを起動させることが可能となる。
【００２６】
また、本発明による携帯電話機は、上記表示手段が、動作状態を表示する状態表示領域を有し、上記プログラム実行手段が、第２アプリケーションプログラムの実行中に、第１アプリケーションプログラムが休止中であることを状態表示領域に表示する。この様な構成により、狭い表示領域しか有しない携帯電話機において、第１アプリケーションプログラムが休止中であることをユーザは容易に認識することができ、操作性を向上させることができる。
【００２７】
また、本発明による携帯電話機は、上記アプリケーション選択手段が、第２アプリケーションプログラムとして、第１アプリケーションプログラムと同じアプリケーションプログラムを選択させないように構成される。同一のアプリケーションプログラムを２つ同時に動作させることを禁止することにより、複雑な処理を行うことなく、第２アプリケーションプログラムを起動させることができる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
図１は、本発明の実施の形態１による携帯電話機１の外観の一例を示した図である。この携帯電話機１を図１７（従来の技術）の場合と比較すれば、Ｖｉｅｗキー１８を備えている点で相違する。
【００２９】
Ｖｉｅｗキー１８は、実行中のアプリケーションプログラムを終了させることなく、他のアプリケーションプログラムを起動させるためのキーである。このＶｉｅｗキー１８が押下操作されると、新たに起動させるアプリケーションプログラムを選択するためのランチャー（Launcher）画面が表示される。
【００３０】
ユーザがこのランチャー画面上でアプリケーションプログラムを選択すれば、実行中であったプログラムは一旦休止させられ、再開可能な状態でメモリ上に維持される。また、選択されたアプリケーションプログラムが新たに起動され、アプリケーション表示領域２０を使用する。
【００３１】
アプリケーション選択手段としての上記ランチャー画面をアシスタントビュアーと呼び、アシスタントビュアーで選択されたアプリケーションプログラムが実行されている状態をビュアーモードと呼ぶことにする。また、ビュアーモードで実行中のアプリケーションプログラムをビュアーモードプログラムと呼び、通常モードで実行中のアプリケーションプログラムを通常モードプログラムと呼ぶことにする。
【００３２】
ビュアーモードプログラム上では、データの参照操作を行うことができるが、ビュアーモード以外の通常モードにおいて当該アプリケーションプログラムが起動された場合に可能な操作、例えば、データの変更操作や送信操作などを行うことができない。つまり、ビューアモードでは、一部の機能が制限された状態でアプリケーションプログラムが起動される。
【００３３】
ビュアーモードにおいて、ユーザが再びＶｉｅｗキー１８を押下操作し、あるいは、終話キー１４を押下操作すれば、ビュアーモードが終了する。すなわち、ビュアーモードプログラムが終了し、休止中であった通常モードプログラムの実行が再開される。
【００３４】
図２のステップＳ１０１〜Ｓ１０５は、本発明の実施の形態１による携帯電話機１における操作手順の一例を示したフローチャートであり、電話帳データの編集中に受信メールを参照する場合の操作が順に示されている。また、図３の（ａ）〜（ｃ）は、このときのメイン表示部１０における主な画面表示の一例について順に示した図である。
【００３５】
まず、通常モードプログラムとして電話帳プログラムを起動させ、目的とする電話帳データを選択して表示させ、当該電話帳データが編集可能な状態になっているものとする（図３の（ａ））。この状態から、電子メールの本文を参照したい場合、Ｖｉｅｗキー１８を押下すると、アシスタントビュアーが表示される（ステップＳ１０１、図３の（ｂ））。
【００３６】
アシスタントビュアー内には、アプリケーションプログラムが一覧表示される。ただし、実行中の通常モードプログラムに応じて、ビュアーモードでの起動が禁止されているアプリケーションプログラムがある場合、当該アプリケーションプログラムがグレーアウト表示され、ユーザは選択することできない。例えば、実行中の通常モードプログラムと同一のアプリケーションプログラムをビュアーモードプログラムとして起動することはできない。
【００３７】
アシスタントビュアー内において、ユーザがビュアーモードで起動したいアプリケーションプログラムを選択すれば、当該アプリケーションプログラムが起動される（ステップＳ１０２）。このため、ユーザは、アシスタントビュアー内でメールプログラムを選択し、ビュアーモードプログラムとしてメールプログラムを起動する。そして、起動されたメールプログラム上で参照したいメール本文を表示させ、目的とする文字列を選択してコピー操作を行えば、当該文字列を一時記憶メモリに記憶させることができる（ステップＳ１０３）。
【００３８】
ビュアーモード中は、ピクト表示領域２１にビュアーモードであることを示すアイコンが表示される。ここでは、電話帳プログラムが休止中であることを表示するとともに、ビュアーモードであることをユーザに意識させるように電話帳アイコンを点滅表示させている（図３の（ｃ））。
【００３９】
次に、ユーザがＶｉｅｗキー１８を再び押下操作すると、先にＶｉｅｗキー１８を押下操作した時の状態に戻る（ステップＳ１０４）。すなわち、休止中の電話帳プログラムの実行が再開され、電話帳データが先の編集中の状態で表示される。この状態で、ペースト操作を行うことにより、一時記憶メモリに記憶させた文字列を電話帳データとして入力することができる（ステップＳ１０５）。
【００４０】
この様にして、電話帳データを編集中のユーザは、編集中のデータを保存することなく、受信メール本文を参照することができる。また、参照後にＶｉｅｗキー１８を押下操作するだけで、電話帳データの編集状態に戻ることができる。つまり、従来の携帯電話機のように、メールプログラムを終了させ、電話帳プログラムを起動し、更に目的とする電話帳データを選択して、編集可能な状態にまで戻すという一連の煩雑な作業を行う必要がない。
【００４１】
図４は、携帯電話機１内の要部に関する一構成例を示したブロック図である。図中の３０はプログラム実行処理部、３１はプログラム記憶部、３２はメモリ、３３は表示制御部、３４はキー操作検出部、３５は音声Ｉ／Ｆ部、３６は無線部である。
【００４２】
プログラム実行処理部３０は、マイクロプロセッサからなるプログラム実行手段である。プログラム記憶部３１は、アプリケーションプログラムを記憶保持するＲＯＭである。メモリ３２は、プログラム実行処理部３０が作業領域として使用するＲＡＭである。
【００４３】
表示制御部３３は、プログラム実行処理部３０からの制御信号に基づいてメイン表示部１０及びサブ表示部１１の表示制御を行っている。キー操作検出部３４は、ユーザによるキー１２〜１５及び１８の操作を検出し、プログラム実行処理部３０へ出力している。音声Ｉ／Ｆ部３５は、スピーカ１６及びマイクロフォン１７による音声の入出力制御を行っている。無線部３６は、無線基地局（不図示）との間で無線信号の送受信を行っており、着信があった場合や、メール受信通知を受け取った場合には、プログラム実行処理部３０へ通知する。
【００４４】
プログラム実行処理部３０は、ユーザがキー操作により指定したアプリケーションプログラムを実行する。プログラムの実行処理は、プログラム記憶部３１から読み出されたプログラムコードに従って行われる。その結果、メモリ３２内の作業領域に対するデータ書き込み、データ読み出し、あるいは、表示制御部３３への信号出力等が行われる。
【００４５】
図５のステップＳ２０１〜Ｓ２０７は、プログラム実行処理部３０の動作の一例を示したフローチャートであり、Ｖｉｅｗキー１８の操作時の動作が示されている。ユーザがＶｉｅｗキー１８を操作した場合、キー操作検出部３４からプログラム実行処理部３０へその検出信号が出力される。
【００４６】
プログラム実行処理部３０は、まず、アプリケーションプログラムが実行中であるか否かを判別する（ステップＳ２０１）。アプリケーションプログラムの実行中でない場合には、この処理プロセスを終了し、Ｖｉｅｗキー１８の操作は無視される。
【００４７】
アプリケーションプログラムの実行中であれば、ビュアーモード中であるか否かを判別する（ステップＳ２０２）。ビュアーモードではない場合、プログラム実行処理部３０がアシスタントビュアーを表示させ、ビュアーモードで起動させるアプリケーションプログラムをユーザに選択させる（ステップＳ２０３）。ユーザが選択を行うと、通常モードプログラムＡＰ１を休止させ（ステップＳ２０４）、選択されたアプリケーションプログラムをビュアーモードプログラムＡＰ２として起動する（ステップＳ２０５）。
【００４８】
一方、ステップＳ２０２において、ビュアーモード中であった場合、ビュアーモードを終了させる。すなわち、実行中のビュアーモードプログラムＡＰ２を終了させ（ステップＳ２０６）、休止中の通常モードプログラムＡＰ１の実行を再開させる（ステップＳ２０７）。
【００４９】
図６は、メモリ３２内の作業領域の割り当ての一例を示した図であり、（ａ）は通常モードの場合、（ｂ）がビュアーモードの場合である。通常モードプログラムＡＰ１が実行されている通常モードの場合、通常モードプログラムＡＰ１の実行に必要な作業領域がメモリ上に確保されている（図中の（ａ））。
【００５０】
次に、ビュアーモードでアプリケーションプログラム起動させた場合、通常モードプログラムＡＰ１の作業領域を維持したままで、ビュアーモードプログラムＡＰ２の作業領域が新たに確保される。ビュアーモードで起動されたアプリケーションプログラムは、一部の機能が制限されているため、通常モードで起動された場合に比べて、確保すべき作業領域を小さくすることができる（図中の（ｂ））。
【００５１】
このため、アプリケーションプログラムに割り当て可能なメモリ３２の記憶容量が、２つのアプリケーションプログラムがそれぞれ通常モードプログラムとして起動された場合に必要となるメモリ容量の合計よりも少ない場合であっても、第１アプリケーションプログラムに割り当てられたメモリ領域を解放することなく、第２アプリケーションプログラムを起動させることが可能となる。
【００５２】
例えば、ユーザに対しデータ参照操作のみを許容する場合であれば、データの表示処理や、これに直接関連する処理、例えばソート処理などが実行可能であればよい。従って、比較的大きな作業領域が必要となるデータ変更操作（データ削除、新規作成も含む）をビュアーモードにおいて禁止するように機能制限すれば、必要とされるメモリ３２の記憶容量を効果的に低減させることができる。
【００５３】
メモリ３２上での作業領域の広さは、アプリケーションプログラムごとに異なるが、同じアプリケーションプログラムで比較すれば、ビュアーモードの場合には、通常モードに比べて、３／４程度の作業領域になると考えられる。なお、メモリ使用量の小さいアプリケーションプログラムについては、ビュアーモードにおいて機能制限することなく起動してもよい。例えば、電卓プログラムの場合であれば、全機能をビュアーモードで使用可能としてもよい。
【００５４】
図７及び図８の（ａ）〜（ｋ）は、本発明の実施の形態１による携帯電話機１の他の動作例を示した図であり、電子メールの本文の編集中に、電話帳データを参照する場合におけるメイン表示部１０の様子が時系列順に詳細に示されている。
【００５５】
図中の（ａ）では、メールプログラムを起動させ、新規メールを作成するためにメール本文を編集している場合の表示画面が示されている。この状態において電話帳データを参照したい場合、ユーザはＶｉｅｗキー１８を押下操作してアシスタントビュアーを表示させる（図中の（ｂ））。
【００５６】
このアシスタントビュアー内で電話帳プログラムを選択すれば、ビュアーモードプログラムとして電話帳プログラムが起動し、電話帳のデータグループをリスト表示するグループ選択画面が表示される（図中の（ｃ））。グループ選択画面において目的とするグループを選択すれば、当該グループ内の登録者がリスト表示され（図中の（ｄ））、目的とする登録者を選択すれば、当該登録者の電話帳データ、例えば電話番号やメールアドレスが表示される（図中の（ｅ））。
【００５７】
この電話番号を電子メールの本文に入力したい場合であれば、サブメニューに対応する機能キー１２を押下操作して、サブメニューを表示させて項目コピーを選択する（図中の（ｆ））。このとき、ビュアーモードにおいて使用できない編集、削除などの選択肢は、サブメニュー内にグレーアウト表示され、選択することができない。
【００５８】
サブメニューにおいてコピーを選択すれば、コピー操作完了のメッセージが一定時間表示された後（図中の（ｇ））、電話帳データの表示画面に戻る（図中の（ｈ））。その後、再びＶｉｅｗキー１８を押下操作すれば、ビュアーモードを終了させ、ビュアーモードの開始直前のメール編集画面に戻ることができる（図中の（ｉ））。
【００５９】
図中の（ｃ）〜（ｈ）は、ビュアーモード中であり、休止中の通常モードプログラム（ここではメールプログラム）を示すメールアイコンがピクト表示領域２１に点滅表示される。また、ビュアーモード中は、Ｖｉｅｗキー１８又は終話キー１４を操作することにより、いつでも元のメール編集画面に戻ることができる。なお、図中の（ｃ）〜（ｈ）において、ユーザが電話帳データを参照するために行う操作は、電話帳プログラムが通常モードで起動された場合と全く同様である。
【００６０】
ビュアーモード終了後のメール編集画面で、サブメニューに対応する機能キー１２を押下操作してサブメニューを表示させ、ペーストを選択する（図中の（ｊ））。以上の操作により、電話帳データをメール本文に入力することができる（図中の（ｋ））。
【００６１】
本実施の形態によれば、アプリケーションプログラムの実行中に他のアプリケーションプログラムを起動する際、一部の機能を制限したビュアーモードプログラムとして起動させていることから、新たに確保すべきメモリ領域を減少させることができる。従って、メモリ３２の容量が小さい場合であっても、実行中のアプリケーションプログラムに割り当てられたメモリ領域を解放することなく、他のアプリケーションプログラムを起動させることが可能となる。
【００６２】
つまり、マルチタスク処理化することなく、また、メモリ容量を顕著に増大させることなく、アプリケーションプログラムを起動させ、その終了後には第１アプリケーションプログラムを休止前の状態で再開させることができるので、操作性に優れた携帯電話機を安価に提供することができる。
【００６３】
特に、データ変更操作を禁止し、データ参照操作を可能とするビュアーモードとして、新たなアプリケーションプログラムを起動させることにより、効果的にメモリ容量を削減しつつ、操作性を向上させることができる。
【００６４】
また、本実施の形態によれば、ビュアーモード中は、ピクト表示領域に休止中のアプリケーションプログラムを表示するアイコンを点滅表示させている。このため、狭い表示領域しか備えていない携帯電話機において、ユーザは、ビュアーモード中であることと、休止中のアプリケーションプログラムが何であるのかを容易に認識することができ、操作性を向上させることができる。
【００６５】
実施の形態２．
実施の形態１では、アプリケーションプログラムの実行中に、他のアプリケーションプログラムをビュアーモードプログラムとして起動する携帯電話機について説明した。本実施の形態では、ビュアーモードプログラムの実行中に着信があった場合について説明する。
【００６６】
図９のステップＳ３０１〜Ｓ３０３は、本発明の実施の形態２による携帯電話機の動作の一例を示したフローチャートであり、着信があった場合におけるプログラム実行処理部３０の動作の一例が示されている。携帯電話機１が無線基地局から着信信号を受信した場合、無線部３６からプログラム実行処理部３０へ着信のあったことが通知される。
【００６７】
着信時のプログラム実行処理部３０は、ビュアーモード中であるか否かを判別する（ステップＳ３０１）。ビュアーモード中であった場合には、実行中のビュアーモードプログラムＡＰ２を終了させ、そのメモリ領域を解放する（ステップＳ３０２）。その後に、通話プログラムを起動させ、ユーザは通話を行うことができる。
【００６８】
携帯電話機１は、電波状態が良好である限り、常に無線基地局から着信信号を受け取る可能性がある。ビュアーモードにおいて着信呼び出しがあった場合、ビュアーモードで実行中のビュアーモードプログラムＡＰ２を終了させることにより、通話プログラムの実行中にメモリ不足となるのを防止することができる。
【００６９】
図１０のステップＳ４０１〜Ｓ４０３は、着信後の終話時におけるプログラム実行処理部３０の動作の一例を示したフローチャートである。通話終了時のプログラム実行処理部３０は、まず通話プログラムを終了させる（ステップＳ４０１）。その後、ビュアーモード中であるか否かを判別する（ステップＳ４０２）。ビュアーモード中であった場合には、休止中の通常モードプログラムＡＰ１の実行を再開させる。
【００７０】
着信呼び出しを受けて通話を行った場合、特に長時間にわたって通話した場合には、ユーザは着信前の操作過程を忘れてしまう場合がある。ビュアーモードで操作中であったということを忘れてしまった場合、終話後のユーザは混乱してしまうおそれがある。このため、ビュアーモードにおいて着信があった場合には、ビュアーモードプログラムＡＰ２に戻るよりも、休止中の通常モードプログラムＡＰ１に戻る方が操作性に優れている。
【００７１】
図１１は、ビュアーモード中に着信があった場合におけるメモリ３２内の作業領域の割り当ての一例を示した図である。図中の（ａ）には、着信前のビュアーモードにおける様子が示されており、休止中の通常モードプログラムＡＰ１と、実行中のビュアーモードプログラムＡＰ２のそれぞれにメモリ領域が割り当てられている。
【００７２】
図中の（ｂ）には、着信後から終話時まで、つまり、通話中における様子が示されている。着信時にビュアーモードプログラムＡＰ２を終了させ、ビュアーモードプログラムＡＰ２に割り当てられていたメモリ領域を解放させた後、新たに通話プログラムにメモリ領域が割り当てられている。図中の（ｃ）には、終話後の様子が示されている。通話プログラムの終了により、通話プログラムに割り当てられたメモリ領域が解放され、通常モードプログラムＡＰ１にのみメモリ領域が割り当てられている。
【００７３】
本実施の形態によれば、ビュアーモードプログラムＡＰ２の実行中に着信があった場合に、プログラム実行処理部３０が、通話プログラムを起動し、通話プログラムの終了時に、休止中の通常モードプログラムＡＰ１の実行を再開させる。このため、通話中に、より望ましくは着信時にアプリケーションプログラムの使用するメモリ領域を解放することができ、通話中にメモリ不足となるのを防止することができる。
【００７４】
また、通話プログラムの終了時に、休止中の通常モードプログラムＡＰ１の実行を再開させることにより、着信前の操作状況を通話中に忘れてしまったユーザが、終話後に混乱するのを防止することができる。
【００７５】
実施の形態３．
実施の形態２では、ビュアーモード中に着信があった場合の動作について説明した。これに対し、本実施の形態では、ビュアーモード中にメール受信通知があった場合の動作について説明する。
【００７６】
図１２のステップＳ５０１〜Ｓ５１０は、本発明の実施の形態３による携帯電話機の動作の一例を示したフローチャートであり、ビュアーモード中にメール受信通知があった場合におけるプログラム実行処理部３０の動作が示されている。
【００７７】
携帯電話機１は、通常、無線基地局からメール受信通知を受け取った場合、電波状態が良好であれば、直ちにメール受信を開始する。このメール受信通知は、メールセンターのサーバが、携帯電話機１に予め割り当てられたメールアドレス宛の電子メールを受信した場合に送信される。
【００７８】
ビュアーモードにおいてメール受信通知を受け取った場合、実行中のビュアーモードプログラムＡＰ２を休止させる（ステップＳ５０１）。つまり、メモリ領域を解放することなく、再開可能な状態に維持しておく。次に、メールプログラムを起動させ、メール受信を開始する（ステップＳ５０２，Ｓ５０３）。
【００７９】
メール受信完了後に、ユーザがメールプログラムを終了させた場合（ステップＳ５０４）、休止中のビュアーモードプログラムＡＰ２の実行が再開される（ステップＳ５０５）。メール受信完了前に、ユーザがメール受信を中断させてメールプログラムを終了させた場合や、メール受信完了後のタイムアウトによって自動的にメールプログラムが終了した場合も同様である。
【００８０】
一方、ユーザが受信メールの本文の閲覧を開始した場合には、休止中のビュアーモードプログラムＡＰ２を終了させ、そのメモリ領域を解放し、メール本文の閲覧処理を実行する（ステップＳ５０６〜Ｓ５０８）。メール本文を閲覧した後は、更に必要に応じて、返信メールなどのメール作成、編集操作を行うこともできる。
【００８１】
メール本文の閲覧、編集などの操作時には、メール受信処理時に比べ、メールプログラムがメモリ３２内においてより広い作業領域を必要とする。このため、ビュアーモードプログラムＡＰ２のメモリ領域を解放することによって、メール本文の閲覧中や編集中にメモリ不足となるのを防止することができる。
【００８２】
メール本文の閲覧後に、ユーザがメールプログラムを終了させた場合、休止中の通常モードプログラムＡＰ１の実行が再開される（ステップＳ５０９，Ｓ５１０）。メール受信処理を行った場合、ユーザはメール受信だけでなく、受信メールを閲覧し、あるいは、更に返信メールを作成する場合が少なくない。このような場合、ユーザはメール受信前の操作過程を忘れてしまう場合がある。ビュアーモードで操作中であったことを忘れてしまった場合、終話後のユーザは混乱してしまうと考えられる。
【００８３】
このため、ビュアーモード中にメール受信が行われ、ユーザが受信メールの本文を閲覧した場合には、メールプログラムの終了時にビュアーモードプログラムＡＰ２に戻るよりも、休止中の通常モードプログラムＡＰ１に戻る方が操作性に優れている。
【００８４】
図１３は、ビュアーモード中にメール受信通知があり、ユーザがメール本文の閲覧を行わない場合におけるメモリ３２内における作業領域の割り当ての一例を示した図である。図中の（ａ）は、メール受信前のビュアーモードにおける様子が示されており、休止中の通常モードプログラムＡＰ１と、実行中のビュアーモードプログラムＡＰ２にメモリ領域がそれぞれ割り当てられている。
【００８５】
図中の（ｂ）は、メール受信中における様子が示されている。休止中の通常モードプログラムＡＰ１及びビュアーモードプログラムＡＰ２と、実行中のメールプログラムにメモリ領域がそれぞれ割り当てられている。
【００８６】
図中の（ｃ）は、ユーザがメール本文を閲覧することなく、メールプログラムが終了された場合の状態が示されている。ビュアーモードプログラムＡＰ２の実行が再開され、メモリ領域の割り当ては図中の（ａ）と同様である。
【００８７】
図１４は、ビュアーモード中にメール受信通知があり、ユーザがメール本文の閲覧を行う場合におけるメモリ３２内における作業領域の割り当ての一例を示した図である。図１４の（ａ）はメール受信前、（ｂ）はメール受信中の様子を示した図であり、図１３の（ａ）及び（ｂ）と全く同様である。
【００８８】
図１４の（ｃ）は、ユーザがメール本文を閲覧している場合の様子が示されている。メール閲覧の開始時に、ビュアーモードプログラムＡＰ２が終了させられ、そのメモリ領域が解放される。このため、メールプログラムに対して、より広いメモリ領域を割り当てることができる。
【００８９】
図１４の（ｄ）は、ユーザがメール本文を閲覧した後、メールプログラムを終了した場合の状態が示されている。この場合、通常モードプログラムＡＰ１の実行が再開される。つまり、通常モードに戻り、メモリ領域を使用するアプリケーションプログラムは、通常モードプログラムＡＰ１のみとなる。
【００９０】
図１５の（ａ）〜（ｆ）は、本発明の実施の形態３による動作の一例を示した図である。この図は、スケジュールプログラムを休止させ、電卓プログラムを実行しているビュアーモードにおいて、メール受信が行われた際、メール本文を閲覧することなくメールプログラムを終了させる場合の表示画面が時系列順に示されている。
【００９１】
図中の（ａ）には、通常モードプログラムとしてスケジュールプログラムを実行中の表示画面が示されている。この状態において、ユーザがＶｉｅｗキー１８を押下操作し、アシスタントビュアーから電卓プログラムを選択した場合の表示画面が、図中の（ｂ）に示されている。このとき、スケジュールプログラムを示すアイコンが、ピクト表示領域２１に点滅表示され、ビュアーモードであることが示されている。
【００９２】
図中の（ｃ）は、メール受信中の表示画面である。図中の（ｄ）は、メール受信完了後の表示画面であり、新着メールがあることをユーザに知らせるメッセージが表示される。この状態で、ユーザが未読メールを選択せずに、メールプログラムが終了した場合、休止中の電卓プログラムの実行が再開され、電卓の画面が表示される（図中の（ｅ））。この画面は、メール受信が開始される直前の表示画面（図中の（ｂ））と全く同じ表示画面である。その後、ユーザがＶｉｅｗキー１８を押下操作すれば、ビュアーモードプログラムＡＰ２としての電卓プログラムを終了させ、スケジュールの表示画面に戻る（図中の（ｆ））。
【００９３】
図１６の（ｅ’）〜（ｇ’）は、スケジュールプログラムを休止させ、電卓プログラムを実行しているビュアーモードにおいて、メール受信が行われた際、ユーザがメール本文を閲覧した場合の表示画面が時系列順に示されている。
【００９４】
図中の（ｅ’）は、図１５の（ｄ）の状態、すなわち、メール受信完了後の表示画面において、ユーザが未読メールを選択した場合の表示画面が示されている。ここでは、未読メールとして１件のメールが表示されている。メール本文を閲覧したいユーザは、目的とするメールの表示を選択する。
【００９５】
図中の（ｆ’）には、このメール選択操作によって、選択されたメール本文が表示された画面が示されている。図中の（ｇ’）は、ユーザがメール本文の閲覧を終えてメールプログラムを終了させた場合の画面表示が示されており、電卓ではなく、図１５の（ａ）と同様のスケジュール画面に戻る（図１６の（ｇ’））。
【００９６】
本実施の形態によれば、ビュアーモードプログラムＡＰ２の実行中にメール受信通知があった場合、プログラム実行処理部３０が、ビュアーモードプログラムＡＰ２を休止させてメール受信プログラムを起動し、電子メールの受信後に、休止中のビュアーモードプログラムＡＰ２の実行を再開させる。従って、電子メールの受信後に、ビュアーモードプログラムＡＰ２を引き続き実行させることができる。
【００９７】
また、本実施の形態によれば、ビュアーモードプログラムＡＰ２の休止中にユーザがメール本文を閲覧した場合、休止中のビュアーモードプログラムＡＰ２を終了させ、その後のメールプログラムの終了時に、休止中の通常モードプログラムの実行を再開させる。従って、メール本文の閲覧中にメモリが不足するのを防止することができる。この場合、メモリ領域の解放は、メール本文の閲覧時に行われることが望ましい。また、メール閲覧中に着信前の操作過程を忘れてしまったユーザが、メールプログラム終了後に混乱するのを防止することができる。
【００９８】
【発明の効果】
本発明によれば、第１アプリケーションプログラムの実行中に第２アプリケーションプログラムを起動する際、一部の機能を制限して起動させることにより、新たに確保すべきメモリ領域を減少させている。このため、アプリケーションプログラムの実行中に、他のアプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機を安価に提供することができる。特に、アプリケーションプログラムの実行中に、他のアプリケーションプログラムのデータを参照可能な携帯電話機を安価に提供することができる。
【００９９】
また、本発明によれば、第２アプリケーションプログラムの実行中に着信があった場合に通話プログラムを起動し、通話プログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させている。従って、通話アプリケーションの実行中にメモリ不足となるのを防止することができる。また、終話後にユーザを混乱させることがなく、操作性を向上させることができる。
【０１００】
また、本発明によれば、第２アプリケーションプログラムの実行中にメール着信通知があった場合にメールプログラムを起動する。このメールプログラム上で、ユーザがメール本文を閲覧した場合、メールプログラムの終了時に、休止中の第１アプリケーションプログラムの実行を再開させている。従って、メール本文の閲覧中にメモリ不足となるのを防止することができる。また、メール閲覧後にユーザを混乱させることがなく、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１による携帯電話機１の外観の一例を示した図である。
【図２】本発明の実施の形態１による操作手順の一例を示したフローチャートであり、電話帳データの編集中に受信メールを参照する際の操作が順に示されている。
【図３】メイン表示部１０における主な画面表示の一例について順に示した図である。
【図４】携帯電話機１内の要部に関する一構成例を示したブロック図である。
【図５】プログラム実行処理部３０の動作の一例を示したフローチャートであり、Ｖｉｅｗキー１８の操作時の動作が示されている。
【図６】メモリ３２内の作業領域の割り当ての一例を示した図であり、（ａ）は通常モードの場合、（ｂ）がビュアーモードの場合である。
【図７】本発明の実施の形態１による他の動作例を示した図であり、メール本文の編集中に、電話帳を参照する場合におけるメイン表示部１０の様子が時系列順に詳細に示されている。
【図８】図７に引き続き、本発明の実施の形態１による携帯電話機１における他の動作例を示した図である。
【図９】本発明の実施の形態２による携帯電話機の動作の一例を示したフローチャートであり、着信呼び出しがあった場合におけるプログラム実行処理部３０の動作が示されている。
【図１０】着信後の終話時におけるプログラム実行処理部３０の動作が示されている。
【図１１】ビュアーモード中に着信があった場合におけるメモリ３２の作業領域の割り当ての一例を示した図である。
【図１２】本発明の実施の形態３による携帯電話機の動作の一例を示したフローチャートであり、ビュアーモード中にメール受信通知があった場合におけるプログラム実行処理部３０の動作が示されている。
【図１３】ビュアーモード中にメール受信通知があった場合におけるメモリ３２の作業領域の割り当ての一例を示した図であり、ユーザがメール本文の閲覧を行わない場合について示されている。
【図１４】ビュアーモード中にメール受信通知があった場合におけるメモリ３２の作業領域の割り当ての一例を示した図であり、メール本文の閲覧が行われる場合について示されている。
【図１５】本発明の実施の形態３による動作例を示した図であり、ビュアーモード中にメール受信が行われた際、ユーザがメール本文を閲覧しなかった場合の表示画面が順に示されている。
【図１６】ビュアーモード中にメール受信が行われた際、ユーザがメール本文を閲覧した場合の表示画面が順に示されている。
【図１７】従来の携帯電話機１’の外観の一例を示した図であり、（ａ）は折畳み可能な形状からなる携帯電話機１’を開いた状態の操作面側が示され、（ｂ）は、折り畳んだ状態が示されている。
【図１８】メイン表示部１０の表示例を示した図である
【図１９】従来の携帯電話機１’における操作の一例を示したフローチャートである。
【図２０】電話帳データの編集中にメール本文を参照する場合におけるメイン表示部１０の主な画面表示を順に示した図である。
【符号の説明】
１携帯電話機
１０メイン表示部
１１サブ表示部
１４終話キー
１８Ｖｉｅｗキー
２０アプリケーション表示領域
２１ピクト表示領域
２２キー表示領域
３０プログラム実行処理部
３１プログラム記憶部
３２メモリ
ＡＰアプリケーションプログラム
ＡＰ１通常モードプログラム
ＡＰ２ビュアーモードプログラム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile phone, and more particularly to execution control of an application program in a mobile phone capable of executing two or more application programs.
[0002]
[Prior art]
FIG. 17 is a diagram showing an example of the appearance of a conventional mobile phone 1 ′, where (a) shows the operation surface side in a state where the mobile phone 1 ′ having a foldable shape is opened, and (b) The folded state is shown. In the figure, 10 is a main display section, 11 is a sub display section, 12 is a function key, 13 is an utterance (off hook) key, 14 is an end call (on hook) key, 15 is a numeric keypad, 16 is a speaker, and 17 is a microphone. . The sub display unit 11 is auxiliary display means used at the time of folding, and the main display means at the time of user operation is the main display unit 10.
[0003]
FIG. 18 is a diagram illustrating a schematic configuration example of the screen display of the main display unit 10. In the figure, 20 is an application display area, 21 is a pictographic display area, and 22 is a key display area. The pictograph display area 21 is an area where the operating state of the mobile phone 1 ′ is displayed. Since the cellular phone 1 ′ needs to always display the operation state such as the radio wave reception state and the remaining battery capacity, a pictograph display area 21 is provided in which these operation states are displayed by pictographs. ing.
[0004]
The key display area 22 is an area in which functions assigned to the three function keys 12 are displayed. Since the function assigned to the function key 12 changes depending on the use situation, a key display area 22 for displaying the current function for each function key 12 is provided.
[0005]
The application display area 20 is a display area used by the application program, and a display area other than the pict display area 21 and the key display area 22 in the main display unit 10 is used. Since a small liquid crystal display device of about 2 inches is normally used for the main display unit 10, only a narrow display area can be ensured as compared with other information processing devices. For this reason, the application display area 20 is often divided by one application program being executed without being divided.
[0006]
In addition, the mobile phone 1 ′ can execute various application programs such as a call program, a mail program, a telephone book program, a memo pad program, a schedule program, a ToDo program, and a web browser. However, only one application program can be executed simultaneously on the mobile phone 1 ', and so-called single task processing is performed.
[0007]
For this reason, the user cannot start a new application program unless the application program being executed is terminated. Although it is technically possible to perform multitask processing in the mobile phone 1 ′, a high-speed processor and a large-capacity memory are required for multitasking, leading to an increase in cost.
[0008]
A user of the mobile phone 1 ′ may want to refer to data of another application program while executing a certain application program. For example, when the telephone book program is activated and the telephone book data is being edited, the user wants to refer to the text of the received mail.
[0009]
Steps S601 to S606 in FIG. 19 are flowcharts showing an example of operations in the conventional cellular phone 1 ′, and show an operation procedure when referring to the mail text while editing the phone book data. 20A to 20D are diagrams sequentially illustrating main screen displays on the main display unit 10 at this time.
[0010]
In order to refer to the text of the e-mail, it is necessary to start a mail program. However, since the phone book program is being executed while the phone book data is being edited, it is necessary to first end the phone book program and return to the standby screen (step S601). At this time, it is necessary to temporarily save the phone book data being edited. Thereafter, the mail program is activated to display the mail text to be referred to (step S602). Then, a target character string in the mail text is selected, a copy operation is performed, and the character string is stored in the temporary storage memory (step S603).
[0011]
Next, the mail program is terminated, the screen returns to the standby screen, and the telephone directory program is activated again (steps S604 and S605). Furthermore, it is possible to return to the initial editing state by selecting and displaying the telephone book data being edited previously stored. In this state, by moving the cursor to a predetermined position and performing a paste operation, the character string stored in the temporary storage memory can be input as telephone book data (step S606).
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional mobile phone 1 ′ performs single task processing, and cannot execute another application program while one application program is being executed. For this reason, for example, when referring to data of another application program, it is necessary to perform a complicated operation as described above.
[0013]
On the other hand, if multitask processing is to be performed, an OS (Operation System) having a complicated processing procedure is required, and a processor capable of performing high-speed execution processing is required. In addition, a large-capacity memory is required, leading to an increase in cost.
[0014]
Even in the case of single task processing, pseudo multitask processing can be realized if memory areas for two or more application programs can be secured simultaneously. In other words, when the application program is switched by the user, data of another application program can be referred to during the execution of the application program. However, if a memory area for a plurality of application programs is to be secured at the same time, there is a problem that a large-capacity memory is required.
[0015]
In addition, since the application display area 20 is narrow and one application program occupies the application display area 20, the mobile phone 1 ′ has poor operability, and a confused user cannot understand what is being operated. There is also a fear.
[0016]
In particular, in the case of the mobile phone 1 ′, it is required that the incoming call can be made at all times. However, if there is an incoming call during a complicated operation, the memory capacity may be insufficient at the time of the incoming call. In addition, there is a possibility that the user who has finished the call cannot know what operation the user was performing before the incoming call.
[0017]
Further, the mobile phone 1 ′ is required to start mail reception immediately after receiving a mail reception notification from the mail center, but there is a possibility that the memory capacity is insufficient even when mail is received. Further, there is a possibility that the user who has viewed the received mail will not know what operation was performed before receiving the e-mail.
[0018]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a mobile phone that can execute another application program at low cost while the application program is being executed. In particular, it is an object of the present invention to provide a mobile phone that can refer to data of another application program at low cost during execution of the application program. It is another object of the present invention to prevent a memory shortage during a call using a mobile phone or browsing a mail text. It is another object of the present invention to improve the operability of a mobile phone that can use two or more application programs.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
The mobile phone according to the present invention includes a program storage means for storing two or more application programs, a program execution means for executing a first application program designated by a user, and a second application program during execution of the first application program. And an application selection unit that allows the user to select. When the second application program is selected by the application selection unit, the program execution unit pauses the first application program and activates the second application program with some functions limited. In addition, when the second application program ends, execution of the suspended first application program is resumed.
[0020]
In this way, when starting the second application program during execution of the first application program, it is possible to reduce the memory area to be newly secured by limiting and starting some functions. Therefore, even when the required memory capacity is small, the second application program can be activated without releasing the memory area allocated to the first application program. Therefore, after the second application program ends, the first application program can be resumed in the state before the suspension.
[0021]
Further, in the mobile phone according to the present invention, during the execution of the second application program in which some functions are restricted, the change operation for the data of the second application program is restricted and the reference operation is allowed. In other words, the data reference operation can be performed while the data change operation that requires a relatively large memory capacity is restricted, thereby effectively reducing the memory capacity newly required when the second application program is started. Can be reduced.
[0022]
In the mobile phone according to the present invention, the program execution means activates the call program when an incoming call is received during the execution of the second application program, and executes the first application program that is suspended when the call program ends. To resume. By resuming the execution of the first application program that has been paused at the end of the calling program, the memory area used by the second application program is released, thereby preventing a memory shortage during the execution of the calling application. it can. In addition, it is possible to prevent a user who has forgotten the operation process before the incoming call during a call from being confused after the end of the call.
[0023]
Further, in the mobile phone according to the present invention, when the program execution means has received a mail reception notification during the execution of the second application program, the second application program is paused to start the mail program and receive an e-mail. Later, the execution of the suspended second application program is resumed. Therefore, the second application program can be continuously executed after receiving the electronic mail.
[0024]
In addition, the mobile phone according to the present invention terminates the suspended second application program when the user browses the mail text while the second application program is suspended, and then terminates the suspended second application program. 1 Restart execution of an application program. At the end of the mail program after viewing the mail text, the execution of the suspended first application program is resumed, so that the memory area used by the second application program is released, and the memory becomes insufficient during the execution of the mail application. Can be prevented. Even when the memory area is not released, it is possible to prevent a user who has forgotten the operation process before the incoming call while browsing the mail from being confused after the mail program ends.
[0025]
In addition, the mobile phone according to the present invention includes a display unit having an application display area occupied by an application program, a program execution unit that executes a first application program that uses the application display area, and the first application program being executed. And an application selection unit that allows the user to select a second application program that uses the application display area. When the second application program is selected by the application selection unit, the program execution unit pauses the first application program in a resumable state, and starts the second application program with some functions limited. With such a configuration, even when the memory capacity is small, the second application program can be activated during the execution of the first application program.
[0026]
In the mobile phone according to the present invention, the display means has a state display area for displaying an operation state, and the first application program is in a pause while the program execution means is executing the second application program. Is displayed in the status display area. With such a configuration, the user can easily recognize that the first application program is paused in the mobile phone having only a small display area, and the operability can be improved.
[0027]
The mobile phone according to the present invention is the above-mentioned application The selection unit is configured not to select the same application program as the first application program as the second application program. By prohibiting two identical application programs from operating simultaneously, the second application program can be started without performing complicated processing.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
FIG. 1 is a diagram showing an example of the appearance of a mobile phone 1 according to Embodiment 1 of the present invention. This mobile phone 1 is different from the case of FIG. 17 (conventional technology) in that a View key 18 is provided.
[0029]
The View key 18 is a key for starting another application program without ending the application program being executed. When the View key 18 is pressed, a launcher screen for selecting an application program to be newly activated is displayed.
[0030]
When the user selects an application program on the launcher screen, the program being executed is temporarily paused and maintained on the memory in a resumable state. Also, the selected application program is newly activated and uses the application display area 20.
[0031]
The launcher screen as the application selection means is called an assistant viewer, and the state in which the application program selected by the assistant viewer is being executed is called a viewer mode. An application program being executed in the viewer mode is referred to as a viewer mode program, and an application program being executed in the normal mode is referred to as a normal mode program.
[0032]
In the viewer mode program, you can perform data reference operations, but perform operations that can be performed when the application program is started in a normal mode other than the viewer mode, such as data change operations and transmission operations. I can't. That is, in the viewer mode, the application program is activated with some functions restricted.
[0033]
In the viewer mode, if the user presses the View key 18 again or presses the end key 14, the viewer mode ends. That is, the viewer mode program ends, and the execution of the normal mode program that has been paused is resumed.
[0034]
Steps S101 to S105 in FIG. 2 are flowcharts showing an example of an operation procedure in the mobile phone 1 according to the first embodiment of the present invention, and operations in the case of referring to received mail during editing of the phone book data are sequentially shown. Has been. 3A to 3C are diagrams sequentially illustrating examples of main screen displays on the main display unit 10 at this time.
[0035]
First, it is assumed that the phone book program is started as the normal mode program, the target phone book data is selected and displayed, and the phone book data is ready for editing ((a) in FIG. 3). . In this state, when the user wishes to refer to the text of the e-mail, when the View key 18 is pressed, an assistant viewer is displayed (step S101, (b) of FIG. 3).
[0036]
A list of application programs is displayed in the assistant viewer. However, if there is an application program that is prohibited from starting in the viewer mode according to the normal mode program being executed, the application program is grayed out and cannot be selected by the user. For example, the same application program as the normal mode program being executed cannot be started as the viewer mode program.
[0037]
If the user selects an application program to be started in the viewer mode in the assistant viewer, the application program is started (step S102). For this reason, the user selects a mail program in the assistant viewer and activates the mail program as a viewer mode program. Then, when the mail text to be referred to is displayed on the activated mail program, and the target character string is selected and a copy operation is performed, the character string can be stored in the temporary storage memory (step S103).
[0038]
During the viewer mode, an icon indicating the viewer mode is displayed in the pictogram display area 21. Here, it is displayed that the phone book program is inactive, and a phone book icon is blinked so as to make the user aware that it is in the viewer mode ((c) of FIG. 3).
[0039]
Next, when the user presses the View key 18 again, the state returns to the state when the View key 18 was previously pressed (step S104). That is, the execution of the suspended telephone directory program is resumed, and the telephone directory data is displayed in the previous editing state. By performing the paste operation in this state, the character string stored in the temporary storage memory can be input as the telephone book data (step S105).
[0040]
In this way, the user who is editing the phone book data can refer to the received mail text without saving the data being edited. In addition, it is possible to return to the editing state of the phone book data simply by depressing the View key 18 after reference. In other words, like a conventional mobile phone, the mail program is terminated, the phone book program is started, the target phone book data is further selected, and a series of complicated operations such as returning to an editable state is performed. There is no need.
[0041]
FIG. 4 is a block diagram showing an example of a configuration related to a main part in the mobile phone 1. In the figure, 30 is a program execution processing unit, 31 is a program storage unit, 32 is a memory, 33 is a display control unit, 34 is a key operation detection unit, 35 is a voice I / F unit, and 36 is a radio unit.
[0042]
The program execution processing unit 30 is a program execution unit composed of a microprocessor. The program storage unit 31 is a ROM that stores and holds application programs. The memory 32 is a RAM used by the program execution processing unit 30 as a work area.
[0043]
The display control unit 33 performs display control of the main display unit 10 and the sub display unit 11 based on a control signal from the program execution processing unit 30. The key operation detection unit 34 detects the operation of the keys 12 to 15 and 18 by the user and outputs it to the program execution processing unit 30. The audio I / F unit 35 performs audio input / output control by the speaker 16 and the microphone 17. The radio unit 36 transmits and receives radio signals to and from a radio base station (not shown), and notifies the program execution processing unit 30 when there is an incoming call or when a mail reception notification is received. .
[0044]
The program execution processing unit 30 executes an application program designated by the user through a key operation. The program execution process is performed according to the program code read from the program storage unit 31. As a result, data is written to and read from the work area in the memory 32, or a signal is output to the display control unit 33.
[0045]
Steps S201 to S207 in FIG. 5 are flowcharts showing an example of the operation of the program execution processing unit 30, and show the operation when the View key 18 is operated. When the user operates the View key 18, a detection signal is output from the key operation detection unit 34 to the program execution processing unit 30.
[0046]
The program execution processing unit 30 first determines whether or not the application program is being executed (step S201). If the application program is not being executed, this processing process is terminated, and the operation of the View key 18 is ignored.
[0047]
If the application program is being executed, it is determined whether or not it is in the viewer mode (step S202). If it is not in the viewer mode, the program execution processing unit 30 displays the assistant viewer and causes the user to select an application program to be activated in the viewer mode (step S203). When the user makes a selection, the normal mode program AP1 is suspended (step S204), and the selected application program is activated as the viewer mode program AP2 (step S205).
[0048]
On the other hand, if it is in the viewer mode in step S202, the viewer mode is terminated. That is, the viewer mode program AP2 being executed is terminated (step S206), and the execution of the suspended normal mode program AP1 is resumed (step S207).
[0049]
6A and 6B are diagrams showing an example of assignment of work areas in the memory 32, where FIG. 6A shows the case of the normal mode and FIG. 6B shows the case of the viewer mode. In the normal mode in which the normal mode program AP1 is executed, a work area necessary for executing the normal mode program AP1 is secured on the memory ((a) in the figure).
[0050]
Next, when the application program is activated in the viewer mode, the work area of the viewer mode program AP2 is newly secured while maintaining the work area of the normal mode program AP1. Since the application program started in the viewer mode has some functions limited, the work area to be secured can be reduced as compared to the case where the application program is started in the normal mode ((b) in the figure). ).
[0051]
Therefore, even when the storage capacity of the memory 32 that can be allocated to the application program is smaller than the total memory capacity required when the two application programs are each started as the normal mode program, the first application The second application program can be started without releasing the memory area allocated to the program.
[0052]
For example, if only the data reference operation is allowed for the user, it is sufficient if data display processing and processing directly related thereto, such as sorting processing, can be executed. Therefore, if the function is restricted so that data change operations (including data deletion and new creation) that require a relatively large work area are prohibited in the viewer mode, the required storage capacity of the memory 32 is effectively reduced. Can be made.
[0053]
The size of the work area on the memory 32 differs for each application program. However, when compared with the same application program, the work mode is considered to be about 3/4 in the viewer mode compared to the normal mode. It is done. Note that an application program with a small amount of memory usage may be activated without limiting its function in the viewer mode. For example, in the case of a calculator program, all functions may be usable in the viewer mode.
[0054]
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing another example of the operation of the mobile phone 1 according to the first embodiment of the present invention. The state of the main display unit 10 when referring to is shown in detail in chronological order.
[0055]
(A) in the figure shows a display screen when the mail program is activated and the mail text is edited to create a new mail. When it is desired to refer to the phone book data in this state, the user presses the View key 18 to display the assistant viewer ((b) in the figure).
[0056]
If a phone book program is selected in the assistant viewer, the phone book program is activated as a viewer mode program, and a group selection screen for displaying a list of data groups of the phone book is displayed ((c) in the figure). If the target group is selected on the group selection screen, the registrants in the group are displayed in a list ((d) in the figure). If the target registrant is selected, the phone book data of the registrant, For example, a telephone number and a mail address are displayed ((e) in the figure).
[0057]
If it is desired to input this telephone number in the body of the e-mail, the function key 12 corresponding to the submenu is pressed to display the submenu and select item copy ((f) in the figure). At this time, options such as editing and deletion that cannot be used in the viewer mode are grayed out in the submenu and cannot be selected.
[0058]
If copy is selected in the submenu, after a copy operation completion message is displayed for a certain period of time ((g) in the figure), the display returns to the phonebook data display screen ((h) in the figure). After that, if the View key 18 is pressed again, the viewer mode is terminated and the mail editing screen immediately before the viewer mode is started can be returned ((i) in the figure).
[0059]
In the figure, (c) to (h) are in the viewer mode, and a mail icon indicating a normal mode program (in this case, a mail program) being suspended is flashed and displayed in the pictogram display area 21. In the viewer mode, the user can return to the original mail editing screen at any time by operating the View key 18 or the call closing key 14. Note that in (c) to (h) in the figure, the operation that the user performs to refer to the phone book data is exactly the same as when the phone book program is started in the normal mode.
[0060]
On the mail editing screen after the viewer mode is finished, the function key 12 corresponding to the submenu is pressed to display the submenu, and paste is selected ((j) in the figure). With the above operation, the phone book data can be entered in the mail text ((k) in the figure).
[0061]
According to the present embodiment, when another application program is started during the execution of the application program, it is started as a viewer mode program with some functions limited, so that a newly reserved memory area is reduced. Can be made. Accordingly, even when the capacity of the memory 32 is small, it is possible to start another application program without releasing the memory area allocated to the application program being executed.
[0062]
In other words, the application program can be started without multitasking and without significantly increasing the memory capacity, and after the end, the first application program can be resumed in the state before the suspension. A mobile phone with excellent performance can be provided at low cost.
[0063]
In particular, it is possible to improve the operability while effectively reducing the memory capacity by activating a new application program as a viewer mode that prohibits the data change operation and enables the data reference operation.
[0064]
Further, according to the present embodiment, during the viewer mode, an icon for displaying a paused application program is displayed in a blinking manner in the pictogram display area. For this reason, in a mobile phone having only a narrow display area, the user can easily recognize that the viewer mode is in effect and what the application program is paused, and the operability can be improved. it can.
[0065]
Embodiment 2. FIG.
In the first embodiment, the mobile phone that starts another application program as the viewer mode program during execution of the application program has been described. In the present embodiment, a case where an incoming call is received during execution of the viewer mode program will be described.
[0066]
Steps S301 to S303 in FIG. 9 are flowcharts showing an example of the operation of the mobile phone according to the second embodiment of the present invention, and show an example of the operation of the program execution processing unit 30 when there is an incoming call. . When the mobile phone 1 receives an incoming signal from the radio base station, the radio unit 36 notifies the program execution processing unit 30 that there has been an incoming call.
[0067]
The program execution processing unit 30 at the time of the incoming call determines whether or not the viewer mode is in effect (step S301). If it is in the viewer mode, the viewer mode program AP2 being executed is terminated and the memory area is released (step S302). Thereafter, the calling program is activated, and the user can make a call.
[0068]
As long as the radio wave condition is good, the mobile phone 1 may always receive an incoming signal from the radio base station. When there is an incoming call in the viewer mode, the viewer mode program AP2 being executed in the viewer mode is terminated, so that it is possible to prevent a memory shortage during the execution of the call program.
[0069]
Steps S401 to S403 in FIG. 10 are flowcharts showing an example of the operation of the program execution processing unit 30 at the end of a call after an incoming call. The program execution processing unit 30 at the end of the call first ends the call program (step S401). Thereafter, it is determined whether or not the viewer mode is in effect (step S402). If it is in the viewer mode, the execution of the suspended normal mode program AP1 is resumed.
[0070]
When a call is made after receiving an incoming call, especially when the call is made for a long time, the user may forget the operation process before the incoming call. If the user forgets that the user is operating in the viewer mode, the user after the end of the conversation may be confused. For this reason, when there is an incoming call in the viewer mode, it is better to return to the normal mode program AP1 in the pause mode than to return to the viewer mode program AP2.
[0071]
FIG. 11 is a diagram showing an example of work area allocation in the memory 32 when an incoming call is received during the viewer mode. (A) in the figure shows a state in the viewer mode before the incoming call, and a memory area is allocated to each of the normal mode program AP1 in suspension and the viewer mode program AP2 in execution.
[0072]
(B) in the figure shows a state from after the incoming call to the end of the call, that is, during a call. When the incoming call is received, the viewer mode program AP2 is terminated and the memory area allocated to the viewer mode program AP2 is released, and then a memory area is newly allocated to the calling program. (C) in the figure shows a state after the end of the talk. When the call program is terminated, the memory area allocated to the call program is released, and the memory area is allocated only to the normal mode program AP1.
[0073]
According to the present embodiment, when there is an incoming call while the viewer mode program AP2 is being executed, the program execution processing unit 30 activates the call program, and at the end of the call program, the paused normal mode program AP1. Resume execution. For this reason, it is possible to release the memory area used by the application program during an incoming call during a call, and it is possible to prevent a memory shortage during the call.
[0074]
Further, by resuming the execution of the normal mode program AP1 that is suspended when the call program ends, it is possible to prevent the user who has forgotten the operation status before the incoming call from being confused after the call ends. it can.
[0075]
Embodiment 3 FIG.
In the second embodiment, the operation when there is an incoming call during the viewer mode has been described. On the other hand, in this embodiment, an operation when there is a mail reception notification during the viewer mode will be described.
[0076]
Steps S501 to S510 in FIG. 12 are flowcharts illustrating an example of the operation of the mobile phone according to the third embodiment of the present invention. The operation of the program execution processing unit 30 when there is a mail reception notification during the viewer mode. It is shown.
[0077]
In general, when the mobile phone 1 receives a mail reception notification from the wireless base station, the mobile phone 1 starts mail reception immediately if the radio wave condition is good. This mail reception notification is transmitted when the mail center server receives an e-mail addressed to a mail address assigned to the mobile phone 1 in advance.
[0078]
When the mail reception notification is received in the viewer mode, the viewer mode program AP2 being executed is suspended (step S501). That is, the memory area is maintained in a resumable state without being released. Next, the mail program is activated and mail reception is started (steps S502 and S503).
[0079]
When the user ends the mail program after completion of mail reception (step S504), execution of the paused viewer mode program AP2 is resumed (step S505). The same applies when the user interrupts the mail reception before the mail reception is completed and terminates the mail program, or when the mail program is automatically terminated due to a timeout after the mail reception is completed.
[0080]
On the other hand, when the user starts browsing the text of the received mail, the paused viewer mode program AP2 is terminated, the memory area is released, and the mail text browsing process is executed (steps S506 to S508). After viewing the mail text, it is possible to further create and edit mail such as a reply mail if necessary.
[0081]
The mail program requires a wider work area in the memory 32 during operations such as browsing and editing of the mail text, compared to during mail reception processing. Therefore, by releasing the memory area of the viewer mode program AP2, it is possible to prevent a memory shortage during browsing or editing of the mail text.
[0082]
If the user terminates the mail program after viewing the mail text, execution of the suspended normal mode program AP1 is resumed (steps S509 and S510). When the mail reception process is performed, the user often browses the received mail or creates a reply mail in addition to receiving the mail. In such a case, the user may forget the operation process before receiving the mail. If the user forgets that he was operating in the viewer mode, the user after the end of the talk will be confused.
[0083]
For this reason, when the mail is received during the viewer mode and the user views the body of the received mail, the user returns to the normal mode program AP1 in the pause mode rather than returning to the viewer mode program AP2 when the mail program ends. Is excellent in operability.
[0084]
FIG. 13 is a diagram showing an example of work area allocation in the memory 32 when there is a mail reception notification during the viewer mode and the user does not view the mail text. (A) in the figure shows a state in the viewer mode before mail reception, and memory areas are allocated to the normal mode program AP1 being suspended and the viewer mode program AP2 being executed.
[0085]
(B) in the figure shows a state during mail reception. Memory areas are respectively allocated to the normal mode program AP1 and the viewer mode program AP2 that are suspended and the mail program that is being executed.
[0086]
(C) in the figure shows a state in which the mail program is terminated without the user browsing the mail text. The execution of the viewer mode program AP2 is resumed, and the allocation of the memory area is the same as (a) in the figure.
[0087]
FIG. 14 is a diagram showing an example of work area allocation in the memory 32 when there is a mail reception notification during the viewer mode and the user browses the mail text. FIG. 14A shows a state before mail reception, and FIG. 14B shows a state during mail reception, which is exactly the same as FIGS. 13A and 13B.
[0088]
FIG. 14C shows a state where the user is browsing the mail text. At the start of mail browsing, the viewer mode program AP2 is terminated and its memory area is released. For this reason, a wider memory area can be allocated to the mail program.
[0089]
FIG. 14D shows a state in which the user terminates the mail program after viewing the mail text. In this case, the execution of the normal mode program AP1 is resumed. That is, the normal mode program AP1 is the only application program that returns to the normal mode and uses the memory area.
[0090]
15 (a) to 15 (f) are diagrams showing an example of the operation according to the third embodiment of the present invention. This figure shows the display screens in chronological order when the schedule program is paused and the email program is terminated without browsing the email text when the email is received in the viewer mode in which the calculator program is running. Has been.
[0091]
(A) in the figure shows a display screen during execution of the schedule program as the normal mode program. In this state, a display screen when the user presses the View key 18 and selects a calculator program from the assistant viewer is shown in FIG. At this time, an icon indicating the schedule program is blinked and displayed in the pictogram display area 21 to indicate the viewer mode.
[0092]
(C) in the figure is a display screen during mail reception. (D) in the figure is a display screen after completion of mail reception, and displays a message notifying the user that there is a new mail. In this state, when the user terminates the mail program without selecting unread mail, the execution of the paused calculator program is resumed and the calculator screen is displayed ((e) in the figure). This screen is the same display screen as the display screen ((b) in the figure) immediately before mail reception is started. Thereafter, if the user presses the View key 18, the calculator program as the viewer mode program AP2 is terminated, and the screen returns to the schedule display screen ((f) in the figure).
[0093]
(E ') to (g') in FIG. 16 are display screens when the user views the mail text when the mail is received in the viewer mode in which the schedule program is suspended and the calculator program is executed. Are shown in chronological order.
[0094]
(E ') in the figure shows the display screen when the user selects unread mail in the state of (d) in FIG. 15, that is, the display screen after completion of mail reception. Here, one mail is displayed as an unread mail. The user who wants to browse the mail text selects the display of the target mail.
[0095]
(F ') in the figure shows a screen on which the text of the mail selected by this mail selection operation is displayed. (G ′) in the figure shows a screen display when the user finishes viewing the mail text and terminates the mail program, and is not a calculator but a schedule screen similar to FIG. 15 (a). Return ((g ′) in FIG. 16).
[0096]
According to the present embodiment, when there is a mail reception notification during the execution of the viewer mode program AP2, the program execution processing unit 30 suspends the viewer mode program AP2 and starts the mail reception program to receive an email. Later, the paused viewer mode program AP2 is resumed. Therefore, the viewer mode program AP2 can be continuously executed after receiving the e-mail.
[0097]
Further, according to the present embodiment, when the user browses the mail text while the viewer mode program AP2 is suspended, the suspended viewer mode program AP2 is terminated, and when the mail program is terminated thereafter, the suspended normal mode Resumes execution of the mode program. Therefore, it is possible to prevent a memory shortage during browsing of the mail text. In this case, it is preferable that the memory area is released when the mail text is viewed. In addition, it is possible to prevent a user who has forgotten the operation process before receiving an incoming call while viewing a mail from being confused after the mail program ends.
[0098]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the second application program is started during the execution of the first application program, a memory area to be newly secured is reduced by limiting and starting some functions. For this reason, it is possible to provide a mobile phone that can execute another application program at low cost while the application program is being executed. In particular, a mobile phone that can refer to data of another application program during execution of the application program can be provided at low cost.
[0099]
In addition, according to the present invention, when a call is received while the second application program is being executed, the call program is activated, and when the call program is terminated, the suspended first application program is resumed. Therefore, it is possible to prevent a memory shortage during execution of the call application. In addition, the operability can be improved without confusing the user after the end of the talk.
[0100]
According to the present invention, the mail program is activated when a mail arrival notification is received during the execution of the second application program. When the user views the mail text on the mail program, the suspension of the first application program is resumed when the mail program ends. Therefore, it is possible to prevent a memory shortage during browsing of the mail text. In addition, the operability can be improved without confusing the user after viewing the mail.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of the appearance of a mobile phone 1 according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing an example of an operation procedure according to the first embodiment of the present invention, in which operations when referring to an incoming mail during editing of phone book data are shown in order.
FIG. 3 is a diagram sequentially illustrating an example of a main screen display in the main display unit 10;
FIG. 4 is a block diagram showing an example of a configuration related to a main part in the mobile phone 1;
FIG. 5 is a flowchart showing an example of the operation of the program execution processing unit 30, showing the operation when the View key 18 is operated.
6A and 6B are diagrams showing an example of assignment of work areas in the memory 32, where FIG. 6A shows the case of the normal mode and FIG. 6B shows the case of the viewer mode.
FIG. 7 is a diagram showing another operation example according to the first embodiment of the present invention, and shows the state of the main display unit 10 in detail in chronological order when referring to the telephone book while editing the mail text. Has been.
FIG. 8 is a diagram illustrating another operation example of the mobile phone 1 according to the first embodiment of the present invention, following FIG.
FIG. 9 is a flowchart showing an example of the operation of the mobile phone according to the second embodiment of the present invention, and shows the operation of the program execution processing unit 30 when there is an incoming call.
FIG. 10 shows the operation of the program execution processing unit 30 at the time of the end of a call after an incoming call.
FIG. 11 is a diagram showing an example of work area allocation in the memory 32 when there is an incoming call in the viewer mode.
FIG. 12 is a flowchart showing an example of the operation of the mobile phone according to the third embodiment of the present invention, and shows the operation of the program execution processing unit 30 when there is a mail reception notification during the viewer mode.
FIG. 13 is a diagram showing an example of work area allocation in the memory 32 when there is a mail reception notification during the viewer mode, and shows a case where the user does not view the mail text.
FIG. 14 is a diagram showing an example of allocation of a work area in the memory 32 when a mail reception notification is received during the viewer mode, and shows a case where a mail text is viewed.
FIG. 15 is a diagram illustrating an operation example according to the third embodiment of the present invention, in which display screens are displayed in order when a user does not view a mail text when a mail is received during the viewer mode. ing.
FIGS. 16A and 16B sequentially show display screens when a user browses a mail text when a mail is received during the viewer mode.
17A and 17B are diagrams showing an example of the appearance of a conventional mobile phone 1 ′, in which FIG. 17A shows the operation surface side in a state in which the mobile phone 1 ′ having a foldable shape is opened, and FIG. The folded state is shown.
FIG. 18 is a diagram showing a display example of the main display unit 10
FIG. 19 is a flowchart showing an example of an operation in a conventional mobile phone 1 ′.
FIGS. 20A and 20B are diagrams sequentially illustrating main screen displays of the main display unit when referring to the mail text while editing the phone book data.
[Explanation of symbols]
1 Mobile phone
10 Main display
11 Sub display
14 Ending key
18 View key
20 Application display area
21 Pictograph display area
22 Key display area
30 Program execution processing part
31 Program storage
32 memory
AP application program
AP1 Normal mode program
AP2 Viewer mode program

Claims

Program storage means for storing two or more application programs;
Program execution means for executing the first application program designated by the user;
Application selection means for allowing the user to select the second application program during execution of the first application program,
The program execution means, when the second application program is selected by the application selection means, pauses the first application program and starts the second application program with some functions limited,
When the second application program ends, the execution of the suspended first application program is resumed,
Further, when the program execution means receives an incoming call while the second application program is being executed, the program execution means terminates the second application program and starts the calling program.
A cellular phone characterized by resuming execution of a suspended first application program at the end of a call program.

2. The mobile phone according to claim 1, wherein during the execution of the second application program in which a part of functions is restricted, a change operation on data of the second application program is restricted and a reference operation is allowed.

Program storage means for storing two or more application programs;
Program execution means for executing the first application program designated by the user;
Application selection means for allowing the user to select the second application program during execution of the first application program,
The program execution means, when the second application program is selected by the application selection means, pauses the first application program and starts the second application program with some functions limited,
When the second application program ends, the execution of the suspended first application program is resumed,
Further, when the program execution means receives a mail reception notification during the execution of the second application program, the program execution means pauses the second application program and starts the mail program.
After receiving the e-mail, resume execution of the second application program that has been suspended, and terminate the second application program that has been suspended when the user browses the mail text while the second application program is suspended.
A cellular phone characterized by resuming execution of a suspended first application program at the end of a subsequent mail program .

Display means having an application display area occupied by the application program;
Program execution means for executing a first application program that uses the application display area;
Application selection means for allowing the user to select a second application program that uses the application display area during execution of the first application program;
When the second application program is selected by the application selection unit, the program execution unit pauses the first application program in a resumable state, and starts the second application program with some functions limited,
Further, when the program execution means receives an incoming call while the second application program is being executed, the second application program is terminated and the calling program is started. A mobile phone characterized by resuming the execution of.

The display means has a state display area for displaying an operation state,
5. The mobile phone according to claim 4 , wherein the program execution means displays in the status display area that the first application program is being paused during execution of the second application program.

5. The mobile phone according to claim 4 , wherein the application selection means does not select the same application program as the first application program as the second application program.

Display means having an application display area occupied by the application program;
Program execution means for executing a first application program that uses the application display area;
Application selection means for allowing the user to select a second application program that uses the application display area during execution of the first application program;
When the second application program is selected by the application selection unit, the program execution unit pauses the first application program in a resumable state, and starts the second application program with some functions limited,
Further, when the program execution means receives a mail reception notification during the execution of the second application program, the program execution means pauses the second application program and starts a mail program for receiving and browsing an email.
A cellular phone characterized in that, when a user views a mail text while the second application program is suspended, the suspended second application program is terminated.