JP4457431B2 - 受信装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、定期的に更新される暗号鍵を用いて暗号化されたデータを受信して復号する場合に用いて好適な受信装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、例えば、パーソナルコンピュータやデジタルビデオカメラ等、IEEE1394バスを介して相互にデータを通信することができる電子機器が開発されており、今後、そのような電子機器の種類が増加すると思われる。
【0003】
そのような電子機器間でデータを通信する場合、IEEE1394バス上で通信されているデータが、IEEE1394バスに接続されている送信先以外の電子機器によって不正に傍受されて利用されることを抑止する必要がある。そこで、送信側においては、送信するデータに、所定の時間間隔(数秒乃至数十秒)で1ずつインクリメントする値を暗号鍵として暗号化を施し、暗号化されたデータ(以下、暗号化データと記述する)に、暗号化の際に用いた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグ(ODD/EVENフラグ)を付加して送信し、さらに、暗号化データの通信とは非同期の任意のタイミングにおいて、暗号化に用いた暗号鍵としての数値を送信先である電子機器(受信側)だけに対して供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、暗号化データと、それを暗号化した暗号鍵を非同期で通信した場合、受信側において、受信した暗号化データと、受信した暗号鍵が対応しないことがあり、その結果として、受信した暗号化データを復号できない事態が発生してしまう課題があった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、受信した暗号鍵を所定のアルゴリズムに従って更新することにより、暗号化データと非同期で受信した暗号鍵を用いて暗号化データを復号できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信装置は、送信装置から時間変数を取得する取得手段と、取得された時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された時間変数に1を加算することにより、ODD鍵またはEVEN鍵の他方を生成する生成手段と、ODD鍵およびEVEN鍵を記憶する記憶手段と、送信装置から送信された暗号化データを受信する受信手段と、受信された暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取り手段と、受信された暗号化データに付加されているフラグの変化を検出するとともに、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知手段と、フラグの変化が検出されたことに応じ、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されているODD鍵の値の方が記憶されているEVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているODD鍵に2を加算することによってODD鍵を更新し、フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されているEVEN鍵の値の方が記憶されているODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているEVEN鍵に2を加算することによってEVEN鍵を更新する更新手段と、受信された暗号化データに付加されているフラグに対応し、記録されているODD鍵またはEVEN鍵を用いて、受信された暗号化データを復号する復号手段とを含む。
【0007】
前記取得手段は、送信装置から定期的に時間変数を取得し、前記生成手段は、さらに、定期的に取得された時間変数が、記録されているODD鍵およびEVEN鍵の何方とも一致しない場合、取得された時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された時間変数に1を加算することにより、ODD鍵またはEVEN鍵の他方を生成するようにすることができる。
【0008】
本発明の受信方法は、取得手段による、送信装置から時間変数を取得する取得ステップと、生成手段による、取得された時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された時間変数に1を加算することにより、ODD鍵またはEVEN鍵の他方を生成する生成ステップと、記憶手段による、ODD鍵およびEVEN鍵を記憶する記憶ステップと、受信手段による、送信装置から送信された暗号化データを受信する受信ステップと、前読み取り手段による、受信された暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取りステップと、検知手段による、受信された暗号化データに付加されているフラグの変化を検出するとともに、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知ステップと、更新手段による、フラグの変化が検出されたことに応じ、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されているODD鍵の値の方が記憶されているEVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているODD鍵に2を加算することによってODD鍵を更新し、フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されているEVEN鍵の値の方が記憶されているODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているEVEN鍵に2を加算することによってEVEN鍵を更新する更新ステップと、復号手段による、受信された暗号化データに付加されているフラグに対応し、記録されているODD鍵またはEVEN鍵を用いて、受信された暗号化データを復号する復号ステップとを含む。
【0009】
本発明の記録媒体は、送信装置から時間変数を取得する取得手段と、取得された時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された時間変数に1を加算することにより、ODD鍵またはEVEN鍵の他方を生成する生成手段と、ODD鍵およびEVEN鍵を記憶する記憶手段と、送信装置から送信された暗号化データを受信する受信手段と、受信された暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取り手段と、受信された暗号化データに付加されているフラグの変化を検出するとともに、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知手段と、フラグの変化が検出されたことに応じ、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されているODD鍵の値の方が記憶されているEVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているODD鍵に2を加算することによってODD鍵を更新し、フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されているEVEN鍵の値の方が記憶されているODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているEVEN鍵に2を加算することによってEVEN鍵を更新する更新手段と、受信された暗号化データに付加されているフラグに対応し、記録されているODD鍵またはEVEN鍵を用いて、受信された暗号化データを復号する復号手段として機能させるプログラムが記録されている。
【0010】
本発明においては、送信装置から時間変数が取得され、取得された時間変数がODD鍵またはEVEN鍵の一方とされるとともに、取得された時間変数に1を加算することにより、ODD鍵またはEVEN鍵の他方が生成され、ODD鍵およびEVEN鍵が記憶される。また、送信装置から送信された暗号化データが受信され、受信された暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグが読み取られ、受信された暗号化データに付加されているフラグの変化が検出されるとともに、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかが検知される。さらに、フラグの変化が検出されたことに応じ、フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されているODD鍵の値の方が記憶されているEVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているODD鍵に2を加算することによってODD鍵が更新され、反対に、フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されているEVEN鍵の値の方が記憶されているODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されているEVEN鍵に2を加算することによってEVEN鍵が更新される。またさらに、受信された暗号化データに付加されているフラグに対応し、記録されているODD鍵またはEVEN鍵を用いて、受信された暗号化データが復号される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した情報通信システムの構成例について、図1を参照して説明する。このシステムは、デジタル衛星放送信号を受信するIRD(integrated Reciever and Decoder)1、および、入力されるATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)データをMD(Mini Disc)(商標)に記録して再生するMDデッキ3がIEEE1394バス2を介して相互に接続されている。IEEE1394バス2には、他の電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ(PC)4)も接続されている。
なお、ATRACデータとは、MDにオーディオデータを記録する場合に採用されている方式で圧縮符号化されたデータのことである。
【0016】
このシステムにおいて、IRD1では、デジタル衛星放送信号に含まれるダウンロード(録音)可能なオーディオデータ(ATRACデータ)が受信され、暗号化されてIEEE1394バス2上に配信される。MDデッキ3では、IEEE1394バス2上に配信された、暗号化されたATRACデータが受信され、復号されてMDに記録される。
【0017】
図2は、データ送信側としてのIRD1、および、データ受信側としてのMDデッキ3のデータ通信に係わる部分の詳細な構成例を示している。IRD1の制御回路11は、内蔵するメモリに記録されているプログラムに従ってIRD1の全体を制御する。時間変数生成回路12は、制御回路11からの制御に基づいて、例えば、30秒毎に1ずつインクリメントする時間変数を発生し、暗号鍵として暗号化回路13に供給する。
【0018】
暗号化回路13は、IRD1のチューナ(不図示)から入力されるATRACデータを、時間変数生成回路12から供給される暗号鍵を用いて暗号化し、得られた暗号化データに、用いた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグ(ODD/EVENフラグ)を付加して、IEEE1394インタフェース(I/F)14に出力する。IEEE1394インタフェース14は、暗号化回路13から入力される暗号化データ(ODD/EVENフラグ付き)を、内蔵するFIFOバッファに記録し、順次パケット化してIEEE1394バス2に出力する。また、IEEE1394インタフェース14は、IEEE1394バス2に接続されている他の電子機器のIEEE1394インタフェース(例えば、MDデッキ3のIEEE1394インタフェース22)からの認証要求に対応して、その電子機器が正当な(著作権が保護されているATRACデータを不正に利用しない)電子機器であるかを判定し、判定結果に対応して現在用いている暗号鍵を初期値として、IEEE1394バス2の非同期通信で当該電子機器に供給する。
【0019】
MDデッキ3の制御回路21は、内蔵するメモリに記録されているプログラムに基づき、IEEE1394インタフェース22から入力される暗号化データのODD/EVENフラグに対応してMDデッキ3の全体を制御する。IEEE1394インタフェース22は、IEEE1394バス2上に配信されているATRACデータを受信して、制御回路21および復号回路24に出力する。鍵生成回路23は、制御回路21による制御に基づいて、初期値として入力された暗号鍵を1ずつインクリメントすることにより、奇数の暗号鍵(ODD鍵)または偶数の暗号鍵(EVEN鍵)を交互に生成して復号回路24に供給する。
【0020】
復号回路24は、鍵生成回路23から供給されるODD鍵とEVEN鍵のうちの、IEEE1394インタフェース22から入力される暗号化データのフラグに対応するものを用いて暗号化データを復号し、得られたATRACデータを後段に出力する。
【0021】
図3は、図2の復号回路24の詳細な構成例を示している。同図に示すように、復号回路24において、鍵生成回路23から供給されるODD鍵はODDレジスタ31に書き込まれ、EVEN鍵はEVEN鍵レジスタに書き込まれる。デコーダ34は、IEEE1394インタフェース22から入力される暗号化データのフラグを読み取り、そのフラグに対応してスイッチ33を切り換えて、フラグに対応する暗号鍵(ODD鍵またはEVEN鍵)を読み出し、当該暗号鍵を用いて暗号化データを復号する。
【0022】
ところで、IRD1でATRACデータが暗号化されるタイミングに対する、復号回路24に当該暗号化データが供給されるタイミングは、例えばIEEE1394インタフェース14,22における処理やIEEE1394バス2の通信帯域の混雑状況等に起因して遅延する。
【0023】
この遅延について、図4を参照して説明する。例えば図4(A)に示すようなタイミングで時間変数生成回路12が時間変数(暗号鍵)を更新した場合、暗号化回路13から出力される暗号化データに付加されているフラグは、同図(B)に示すように、時間変数と同じタイミングで変化する。これに対し、当該暗号化データがIEEE1394バス2を介してMDデッキ3のIEEE1394インタフェース22で受信され、復号回路24に供給されるタイミングは、同図(C)に示すように、時間Ddだけ遅延する。
【0024】
また、MDデッキ3のIEEE1394インタフェース22からの要求に対応して、IRD1から現在用いている暗号鍵が初期値として非同期通信で返信されるタイミングに対する、当該初期値に基づいて生成されたODD鍵およびEVEN鍵が復号回路24に供給されるタイミングは、例えばIEEE1394インタフェース14,22、および鍵生成回路23における処理やIEEE1394バス2の通信帯域の混雑状況等に起因して、図5(D)乃至(F)に示す3種類の状態のうちのいずれかに示すように遅延する。
【0025】
すなわち、図5(D)に示すように、タイミングts1において、IRD1のIEEE1394インタフェース14から、現在用いている暗号鍵が初期値として返信され、タイミングtr1において、当該初期値に基づいて生成されたODD鍵およびEVEN鍵が復号回路24に供給される場合(状態1)、図5(E)に示すように、タイミングts2において、IRD1のIEEE1394インタフェース14から、現在用いている暗号鍵が初期値として返信され、タイミングtr2において、当該初期値に基づいて生成されたODD鍵およびEVEN鍵が復号回路24に供給される場合(状態2)、図5(F)に示すように、タイミングts3において、IRD1のIEEE1394インタフェース14から、現在用いている暗号鍵が初期値として返信され、タイミングtr3において、当該初期値に基づいて生成されたODD鍵およびEVEN鍵が復号回路24に供給される場合(状態3)のうちのいずれかに示すように遅延する。なお、暗号鍵の初期値の通信は、上述したように非同期通信により行われるので、遅延時間Kd暗号化データの遅延時間Ddと等しいとは限らない。また、図5(A)乃至(C)は、図4(A)乃至(C)と同様であるので、その説明は省略する。
【0026】
図5(D)に示した状態1の場合、タイミングtr1において、復号回路24のODDレジスタ31には初期値である暗号鍵(ODD鍵)K1が書き込まれ、同時にEVENレジスタ32には暗号鍵(ODD鍵)K1を1だけインクリメントした暗号鍵(EVEN鍵)K2が書き込まれる。したがって、デコーダ34に入力された暗号化データ(暗号鍵K1で暗号化されているデータ(図5(c)))のフラグ(ODD)に対応してスイッチ33をODDレジスタ31側に切り換えれば、正常に復号できる。それ以降の暗号化データのフラグが切り換わるタイミングにおいては、スイッチ33を切り換えた後、読み出されていないレジスタの暗号鍵を更新するようにすれば、正常に復号が継続される。
【0027】
図5(E)に示した状態2の場合、タイミングtr2において、復号回路24のODDレジスタ31には初期値である暗号鍵(ODD鍵)K1が書き込まれ、同時にEVENレジスタ32には暗号鍵(ODD鍵)K1を1だけインクリメントした暗号鍵(EVEN鍵)K2が書き込まれる。したがって、デコーダ34に入力された暗号化データ(暗号鍵K1で暗号化されているデータ(図5(c)))のフラグ(EVEN)に対応してスイッチ33をEVENレジスタ31側に切り換えれば、正常に復号できる。直後の暗号化データのフラグが切り換わるタイミングにおいては、ODDレジスタ31の暗号鍵をK3に更新した後、スイッチ33をODDレジスタ31側に切り換えるようにし、それ以降の暗号化データのフラグが切り換わるタイミングにおいては、スイッチ33を切り換えた後、読み出されていないレジスタの暗号鍵を更新するようにすれば、正常に復号が継続される。
【0028】
図5(F)に示した状態3の場合、タイミングtr3において、復号回路24のODDレジスタ31には初期値である暗号鍵(ODD鍵)K1が書き込まれ、同時にEVENレジスタ32には暗号鍵(ODD鍵)K1を1だけインクリメントした暗号鍵(EVEN鍵)K2が書き込まれる。ただし、タイミングtr3にデコーダ34に入力された暗号化データ(暗号鍵K0で暗号化されているデータ(図5(c)))のフラグ(EVEN)に対応してスイッチ33をEVENレジスタ31側に切り換えても、EVENレジスタ31には暗号鍵K2が書き込まれているので、暗号鍵K0で暗号化されている暗号化データは復号不可能である。直後の暗号化データのフラグが切り換わるタイミングにおいては、スイッチ33をODDレジスタ31に切り換えるだけとして、レジスタ31,32の暗号鍵を更新しないようにし、それ以降の暗号化データのフラグが切り換わるタイミングにおいては、スイッチ33を切り換えた後、読み出されていないレジスタの暗号鍵を更新するようにすれば、正常に復号が継続される。
【0029】
上述した状態1乃至3に対応するMDデッキ3の受信処理について、図6乃至図8のフローチャートを参照して説明する。この受信処理は、既に、IRD1からIEEE1394バス2に暗号化データが配信されている状態において、ユーザからの所定の受信開始指令に対応して開始される。これにより、IEEE1394インタフェース22は、暗号化データ(ODD/EVENフラグ付き)を受信して、制御回路21および復号回路24に出力する。
【0030】
ステップS1において、MDデッキ3の制御回路21は、鍵生成回路23および復号回路24を制御して、鍵レジスタ書き込み処理(その詳細については、図7のフローチャートを参照して後述する)を開始させる。この鍵レジスタ書き込み処理により、復号回路24に内蔵されるODDレジスタ31およびEVENレジスタ32には、それぞれ、ODD鍵またはEVEN鍵が記述される。
【0031】
ステップS2において、生成回路23は、ユーザから受信終了指令がなされたか否かを判定し、受信終了指令がなされていないと判定した場合、ステップS3に進む。ステップS3において、復号回路24に内蔵されるデコーダ34は、暗号化データに付加されているODD/EVENフラグを読み取り、ステップS4において、当該フラグがODDフラグであるかEVENフラグであるかを判定する。
【0032】
当該フラグがODDフラグであると判定された場合、ステップS5に進む。ステップS5において、デコーダ34は、スイッチ33をODDレジスタ31側に切り換えて、ODDレジスタ31からODD鍵を読み出す。
【0033】
ステップS7において、デコーダ34は、読み出した暗号鍵(いまの場合、ODD鍵)を用いて、IEEE1394インタフェース22から入力された暗号化データを復号する。得られたATRACデータは、後段に出力されてMDに記録される。
【0034】
なお、ステップS4において、当該フラグがEVENフラグであると判定された場合、ステップS6に進む。ステップS6において、デコーダ34は、スイッチ33をEVENレジスタ32側に切り換えて、EVENレジスタ32からEVEN鍵を読み出す。
【0035】
また、ステップS2において、受信終了指令がなされたと判定された場合、この受信処理は終了される。
【0036】
次に、図6のステップS1の鍵レジスタ書き込み処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。この鍵レジスタ書き込み処理は、上述した受信処理のステップS1をトリガとして開始され、受信処理と並行して実行される。
【0037】
ステップS11において、IEEE1394インタフェース22は、制御回路21の制御によりIEEE1394の規定に基づく自己の認証要求を、IRD1のIEEE1394インタフェース14に、IEEE1394バス2を介して送信する。ステップS12において、IEEE1394インタフェース14は、IEEE1394インタフェース22からの認証要求を、IEEE1394バス2を介して受信し、それに対応して、IEEE1394インタフェース22の認証処理を開始する。ステップS13において、IEEE1394インタフェース14は、IEEE1394インタフェース22を認証するか否かを判定し、認証すると判定した場合、ステップS14に進む。
【0038】
ステップS14において、IEEE1394インタフェース14は、時間変数生成回路12から供給された、現時点において暗号化回路13で用いられている暗号鍵を暗号鍵の初期値(以下、初期鍵と記述する)Kxとして、IEEE1394バス2を介してIEEE1394インタフェース22に送信する。IEEE1394インタフェース22は、当該初期鍵Kxを受信して、制御回路21に出力する。ステップS15において、制御回路21は、入力された初期鍵Kxを鍵生成回路23に出力する。鍵生成回路23は、制御回路21から入力された初期鍵Kxの値を1だけインクリメントした値を次の鍵Kx+1として生成し、鍵Kx,Kx+1を復号回路24に出力する。復号回路24は、鍵生成回路23から入力された鍵Kx,Kx+1の偶奇を判定し、それぞれを対応するODDレジスタ31またはEVENレジスタ32に書き込む。
【0039】
ステップS16において、制御回路21は、IEEE1394インタフェース22から順次入力される暗号化データに付加されているODD/EVENフラグを監視する(読み出す)。ステップS17において、制御回路21は、ステップS16で読み出したフラグが変化したか(前回読み出したフラグと異なるか)否かを判定し、フラグが変化したと判定するまで、ステップS16に戻り、それ以降の処理を繰り返す。その後、フラグが変化したと判定された場合、ステップS18に進む。
【0040】
ステップS18において、制御回路21は、新たなフラグがODDであるか(フラグがEVENからODDに変化したのか)、EVENであるか(フラグがODDからEVENに変化したのか)を判定し、新たなフラグがODDであると判定した場合、ステップS19に進む。
【0041】
ステップS19において、制御回路21は、復号回路24のレジスタ31,32に記述されている2個の鍵のうちの小さい値のもの(鍵Kx)が、EVENレジスタ32に記述されているか否かを判定し、鍵KxがEVENレジスタ32に記述されていると判定した場合、ステップS20に進む。ステップS20において、制御回路21は、EVENレジスタ32に記述されているEVEN鍵を更新させる。すなわち、鍵生成回路23は、制御回路21の制御により、EVENレジスタ32に記述されているEVEN鍵の値に2だけインクリメントした値を発生して復号回路24に出力する。復号回路24において、その新たなEVEN鍵は、EVENレジスタ32に上書きされる。
【0042】
なお、ステップS19において、鍵KxがEVENレジスタ32に記述されていないと判定された場合、ステップS20はスキップされる。
【0043】
また、ステップS18において、新たなフラグがEVENであると判定された場合、ステップS21に進む。
【0044】
ステップS21において、制御回路21は、復号回路24のレジスタ31,32に存在する2個の鍵のうちの小さい値のもの(鍵Kx)が、ODDレジスタ31に記述されているか否かを判定し、鍵KxがODDレジスタ31に記述されていると判定した場合、ステップS22に進む。ステップS22において、制御回路21は、ODDレジスタ31に記述されているODD鍵を更新させる。すなわち、鍵生成回路23は、制御回路21の制御により、ODDレジスタ31に記述されているODD鍵の値に2だけインクリメントした値を発生して復号回路24に出力する。復号回路24において、その新たなODD鍵は、ODDレジスタ31に上書きされる。
【0045】
なお、ステップS21において、鍵KxがODDレジスタ31に記述されていないと判定された場合、ステップS22はスキップされる。
【0046】
以後、ステップS16に戻り、並行して実行されている受信処理が終了されるまで、それ以降の処理が繰り返される。
【0047】
なお、ステップS13において、IEEE1394インタフェース22を認証しないと判定した場合、IEEE1394インタフェース14は、その旨をIEEE1394インタフェース22に通知する。その後、ステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0048】
このように、鍵レジスタ書き込み処理(特にステップS18以降のフラグの変化の極性に対応して暗号鍵を更新する処理)を、受信処理と並行して実行することにより、初期鍵を受信する3種類の状態1乃至3(図5(D)乃至(F))に対応して、暗号化データを正常に復号することが可能となる。
【0049】
次に、上述した受信処理および鍵レジスタ書き込み処理と並行して実行する鍵確認処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。ステップS31において、IEEE1394インタフェース22は、制御回路21の制御により、IRD1のIEEE1394インタフェース14に対して、現在暗号化に使用されている鍵の送信を要求する。この要求に対応して、ステップS33において、IEEE1394インタフェース14は、暗号化回路13において使用されている暗号鍵を、IEEE1394バス2を介してIEEE1394インタフェース22に送信する。当該暗号鍵は、IEEE1394インタフェース22に受信されて、制御回路21に出力される。
【0050】
ステップS34において、制御回路21は、IEEE1394インタフェース22から入力された暗号鍵が、復号回路24のレジスタ31,32に記述されているODD鍵またはEVEN鍵と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、暗号化データの復号が正常に行われているものとしてパラメータn(後述)を0に初期化して、ステップS37に進む。
【0051】
ステップS37においては、所定の時間(例えば、IRD1の暗号化回路13において同一の暗号鍵が用いられる時間の1/10程度の時間)だけ待機され、所定の時間が経過した後、ステップS31に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0052】
なお、ステップS34において、IEEE1394インタフェース22から入力された暗号鍵が、復号回路24のレジスタ31,32に記述されているODD鍵およびEVEN鍵のいずれとも一致しないを判定された場合、ステップS35に進む。ステップS35において、制御回路21は、パラメータnを参照することにより、ステップS34での判定が所定の回数(例えば、2回)連続して一致しないと判定されたか(複数回数連続して不一致であるか)否かを判定し、複数回数連続して不一致であると判定した場合、パラメータnを0に初期化して、ステップS38に進む。
【0053】
ステップS38において、制御回路21は、ステップS32でIEEE1394インタフェース22から入力された暗号鍵を鍵生成回路23に出力する。鍵生成回路23は、制御回路21から入力された暗号鍵Kxの値を1だけインクリメントした値を次の鍵Kx+1として生成し、鍵Kx,Kx+1を復号回路24に出力する。復号回路24は、鍵生成回路23から入力された鍵Kx,Kx+1の偶奇を判定し、それぞれを対応するODDレジスタ31またはEVENレジスタ32に書き込む。
【0054】
なお、ステップS35において、複数回数連続して不一致ではないと判定した場合、制御回路21は、ステップS36において、ステップS34で不一致と連続して判定した回数を示すパラメータnを1だけインクリメントする。
【0055】
このように、定期的(ステップS37の待機時間毎)に、暗号化に用いられている暗号鍵と、復号に用いられている暗号鍵の一致を確認することにより、何らかの原因によって復号に用いる暗号鍵がずれてしまっても、正常な復号処理を再開することが可能となる。
【0056】
なお、図6の受信処理において、ステップS1をスキップして、すなわち、図7の鍵レジスタ書き込み処理を実行せずに、図8の鍵確認処理を実行するようにしても、正常な復号を行うことができる。
【0057】
また、本実施の形態においては、暗号化データの送信側をIRD1とし、受信側をMDデッキ3としたが、他の電子機器間のデータ通信にも本発明を適用することが可能である。したがって、暗号化されるデータの形式は、ATRACデータではなく、例えば、MPEG2方式のAVデータであってもよい。
【0058】
さらに、本発明は、IEEE1394バス2を介して接続される電子機器間だけでなく、例えば、インタネットやLAN(Local Area Network)を介して接続されるパーソナルコンピュータ等の間の通信にも適用することが可能である。
【0059】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアとしてのMDデッキ3に組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
【0060】
次に、図9を参照して、上述した一連の処理を実行するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられる媒体について説明する。
【0061】
プログラムは、図9(A)に示すように、コンピュータ101(図2の制御回路21の相当する)に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク102や半導体メモリ103に予めインストールした状態でユーザに提供することができる。
【0062】
あるいはまた、プログラムは、図9(B)に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)112、MO(Magneto Optical)ディスク113、DVD(Digital Versatile Disc)114、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0063】
さらに、プログラムは、図9(C)に示すように、ダウンロードサイト121から、無線で衛星122を介して、コンピュータ123に転送したり、ローカルエリアネットワーク、インターネットといったネットワーク131を介して、有線または無線でコンピュータ123に転送し、コンピュータ123において、内蔵するハードディスクなどに格納させることができる。
【0064】
本明細書における媒体とは、これら全ての媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0065】
また、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0066】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、暗号化データと非同期で通信される暗号鍵を用いて暗号化データを復号することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のIRD1およびMDデッキ3の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の復号回路24の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図4】暗号化データの通信遅延を説明するための図である。
【図5】暗号鍵の通信遅延を説明するための図である。
【図6】受信処理を説明するフローチャートである。
【図7】鍵レジスタ書き込み処理を説明するフローチャートである。
【図8】鍵確認処理を説明するフローチャートである。
【図9】プログラムをコンピュータにインストールし、実行可能な状態とするために用いられる媒体について説明するための図である。
【符号の説明】
1 IRD , 2 IEEE1394バス, 3 MDデッキ, 21 制御回路, 22 IEEE1394インタフェース, 23 鍵生成回路, 24 復号回路, 31 ODDレジスタ, 32 EVENレジスタ, 34 デコーダ
Claims (4)
- 定期的に1を加算することにより更新する時間変数を暗号鍵としてデータを暗号化する送信装置からの暗号化データを受信する受信装置において、
前記送信装置から前記時間変数を取得する取得手段と、
取得された前記時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された前記時間変数に1を加算することにより、前記ODD鍵または前記EVEN鍵の他方を生成する生成手段と、
前記ODD鍵および前記EVEN鍵を記憶する記憶手段と、
前記送信装置から送信された前記暗号化データを受信する受信手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取り手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグの変化を検出するとともに、前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知手段と、
前記フラグの変化が検出されたことに応じ、
前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されている前記ODD鍵の値の方が記憶されている前記EVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記ODD鍵に2を加算することによって前記ODD鍵を更新し、
前記フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されている前記EVEN鍵の値の方が記憶されている前記ODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記EVEN鍵に2を加算することによって前記EVEN鍵を更新する更新手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグに対応し、記録されている前記ODD鍵または前記EVEN鍵を用いて、受信された前記暗号化データを復号する復号手段と
を含む受信装置。 - 前記取得手段は、前記送信装置から定期的に前記時間変数を取得し、
前記生成手段は、さらに、定期的に取得された前記時間変数が、記録されている前記ODD鍵および前記EVEN鍵の何方とも一致しない場合、取得された前記時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された前記時間変数に1を加算することにより、前記ODD鍵または前記EVEN鍵の他方を生成する
請求項1に記載の受信装置。 - 定期的に1を加算することにより更新する時間変数を暗号鍵としてデータを暗号化する送信装置からの暗号化データを受信する受信装置であって、
前記送信装置から前記時間変数を取得する取得手段と、
取得された前記時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された前記時間変数に1を加算することにより、前記ODD鍵または前記EVEN鍵の他方を生成する生成手段と、
前記ODD鍵および前記EVEN鍵を記憶する記憶手段と、
前記送信装置から送信された前記暗号化データを受信する受信手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取り手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグの変化を検出するとともに、前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知手段と、
前記フラグの変化が検出されたことに応じ、
前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されている前記ODD鍵の値の方が記憶されている前記EVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記ODD鍵に2を加算することによって前記ODD鍵を更新し、
前記フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されている前記EVEN鍵の値の方が記憶されている前記ODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記EVEN鍵に2を加算することによって前記EVEN鍵を更新する更新手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグに対応し、記録されている前記ODD鍵または前記EVEN鍵を用いて、受信された前記暗号化データを復号する復号手段と
を備える受信装置の受信方法において、
前記取得手段による、前記送信装置から前記時間変数を取得する取得ステップと、
前記生成手段による、取得された前記時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された前記時間変数に1を加算することにより、前記ODD鍵または前記EVEN鍵の他方を生成する生成ステップと、
前記記憶手段による、前記ODD鍵および前記EVEN鍵を記憶する記憶ステップと、
前記受信手段による、前記送信装置から送信された前記暗号化データを受信する受信ステップと、
前読み取り手段による、受信された前記暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取りステップと、
前記検知手段による、受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグの変化を検出するとともに、前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知ステップと、
前記更新手段による、前記フラグの変化が検出されたことに応じ、
前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されている前記ODD鍵の値の方が記憶されている前記EVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記ODD鍵に2を加算することによって前記ODD鍵を更新し、
前記フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されている前記EVEN鍵の値の方が記憶されている前記ODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記EVEN鍵に2を加算することによって前記EVEN鍵を更新する更新ステップと、
前記復号手段による、受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグに対応し、記録されている前記ODD鍵または前記EVEN鍵を用いて、受信された前記暗号化データを復号する復号ステップと
を含む受信方法。 - 定期的に1を加算することにより更新する時間変数を暗号鍵としてデータを暗号化する送信装置からの暗号化データを受信するコンピュータを、
前記送信装置から前記時間変数を取得する取得手段と、
取得された前記時間変数をODD鍵またはEVEN鍵の一方とするとともに、取得された前記時間変数に1を加算することにより、前記ODD鍵または前記EVEN鍵の他方を生成する生成手段と、
前記ODD鍵および前記EVEN鍵を記憶する記憶手段と、
前記送信装置から送信された前記暗号化データを受信する受信手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている、暗号化に用いられた暗号鍵が奇数であるか偶数であるかを示すフラグを読み取る読み取り手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグの変化を検出するとともに、前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であるのか、または偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であるのかを検知する検知手段と、
前記フラグの変化が検出されたことに応じ、
前記フラグの変化が奇数を示すものから偶数を示すものへの変化であり、記憶されている前記ODD鍵の値の方が記憶されている前記EVEN鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記ODD鍵に2を加算することによって前記ODD鍵を更新し、
前記フラグの変化が偶数を示すものから奇数を示すものへの変化であり、記憶されている前記EVEN鍵の値の方が記憶されている前記ODD鍵の値よりも小さい場合にのみ、記憶されている前記EVEN鍵に2を加算することによって前記EVEN鍵を更新する更新手段と、
受信された前記暗号化データに付加されている前記フラグに対応し、記録されている前記ODD鍵または前記EVEN鍵を用いて、受信された前記暗号化データを復号する復号手段と
して機能させるプログラムが記録されている記録媒体。
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